大阪ラプソディー vol.44~ZEN~


◎10・14(日)@大阪・港区民センター
※観衆189人

◆オープニング

出場全選手が参加しての入場式。
トーナメント準決勝進出者はチームとして紹介され、最後にタッグ王者である桜花由美がリングに上がった。


挨拶に指名されたのは朱崇花。
 「大阪の皆さん、こんにちは」との第一声が元気がなかったことから、隣に並んでいた桜花から「テンション上げて」注意を受け、やり直し。
 大きな声で「こんにちは!」と挨拶した朱崇花は、「ご来場ありがとうございます。今日もゴキゲンなパートナー、米山さんと組んで、前年度の優勝のNEW-TRADITIONAL……ですね? NEW-TRAと対戦なんですけど、ゴキゲンな連係でブチ倒していきたいと思います。全5試合、たくさんの応援、よろしくお願いします」と続けてのオープニングとなった。

1、OSAKA・ヤングWAVE(15分1本勝負)
○長浜浩江(8分11秒、バックドロップホールド)有田ひめか●

ヤング対決とはいえ、キャリアでは長浜浩江の方が上。
有田ゆめかに胸を貸す形での一戦となった。
 序盤はロックアップから腕の取り合いというオーソドックスな展開となったが、有田の動きはスムーズとは言い難い。
それでもタックルの打ち合いでは対角に勝る有田が優位に。


しかし長浜はドロップキックの連発ですぐにペースを引き寄せると、フライング・フォアアームからブレ―ンバスター。


 ショルダータックル連発で反撃に転じた有田は、ボディースラムからの逆エビで長浜の腰にダメージを与える。


長浜にミサイルキックを浴びながらも、バックドロップを防いでエルボーの打ち合いに持ち込み、ロープに走った長浜を追いかけてのボディースクワッシュからランニング・二ー。
さらに長浜に丸め込みを跳ね返して、ジャンピングニーを決めた。
 一気に攻めてる有田だが、長浜はカウンターでのノーザンライトスープレックスを決め、スピア、バックドロップホールドにつないでカウント3。


最後まで長浜は余裕を持っての試合ぶりだった。

2、OSAKA・スクランブルWAVE(20分1本勝負)
○山下りな、高瀬みゆき(14分46秒、片エビ固め)チェリー●、青木いつ希
※ラリアット

高瀬みゆきと青木樹の先発で試合スタート。
手四つでの力比べから高瀬がドロップキック、青木がショルダータックルを決めたところで、青木がチェリーにタッチ。
チェリーは高瀬にボディースラムを連発。
サラに馬乗りになって殴りつけ、青木を呼び込んでダブルブレーンバスター。
山下りなが飛び込んでくると、ダウンしている高瀬の上にかぶさるようにスライディング・レッグシザースで倒し、さらにその上に味方の青木まで叩きつけ、自分はボディープレスで3人まとめて圧殺し、高瀬にダブルリストアームサルトを決める。


 若い高瀬を翻弄する動きで山下に同士打ちさせたチェリーは、高瀬をキャメルクラッチに捕らえると、青木に顔を張るように指示。しかし青木が張ったのはチェリーの横っ面。


これに怒ったチェリーが青木と言い争っているところへ、高瀬が両腕でのラリアットを放った。
そしてチェリーをダイヤル固めで回転させ、ボディースラム、ギロチンドロップ。
攻め込んだものの、青木とのタッチを許してしまう。
 青木はショルダータックル連発からブレ―ンバスターで反撃するが、高瀬は青木の足の甲を踏みつけて動きを止めると、串刺しラリアット、ラリアット、パワースラムと一気に攻め込んでいった。

そしてようやく山下にタッチ。
 ようやく出番が来た山下は、青木にニーリフト、ラリアットと攻め込んでいったものの、ショルダータックルを浴びてダウン。
そこにタッチ受けたチェリーのチェリートーンボムを浴びた。


山下の強烈なエルボーを浴びたチェリーは、正面から山下の首をつかんでロープに追い込んだが、ショルダータックルを浴びてダウン。
さらにブレーンバスターで叩きつけられてが、山下がラリアットを狙ってロープに走ったところ、Tommyレフェリーの腕をつかんでクロスラインで迎撃する頭脳プレー。


そして青木とのダブルブレーンバスターを決めた。
 それでも山下はバックドロップ、スライディング・ラリアットですぐに反撃に転じ、飛び込んできた青木を高瀬とのダブルショルダータックルで吹っ飛ばすと、チェリーの丸め込みの連続をすべてカウント2で返して、ラリアット1発でカウント3を奪った。

3、OSAKA・艶女WAVE(15分1本勝負)
▲桜花由美(11分54秒、両者リングアウト)宮崎有妃▲

ロックアップ、手四つといった力比べからスタートした一戦。
いきなり恥ずかし固めを狙った宮崎有妃だったが、「もうすぐ40になるヤツのなんか、見たくない!」と言って技を解く。
それに怒った桜花由美が逆に恥ずかし固めを決めようとするが、宮崎の体重が重すぎて押し潰されてしまった。
ならばとコーナーに詰めて、「それでも私は需要があるんだ」と叫びながらビッグブーツを叩き込んでいき、ロープ際で仰向けにダウンさせた宮崎の腰を踏みつけていく。


 ラリアット、ブレーンバスターで反撃に転じた宮崎は、ダブルレッグロックで桜花の動きを止めると、そのまま仰向けに体を倒し、全体重を浴びせかけていく。
スタンドに戻ると串刺しラリアットを決めた宮崎だったが、桜花もDDT、バックドロップで反撃。


しかしコーナーに上がったところをリップロックからの雪崩式ブレーンバスターで返された。
続いて宮座が放ったムーンサルトプレスはかわされて自爆。
 桜花のビッグブーツをかわした宮崎は、リップロップ、BIG HIP。


これに怒った桜花は口に水を含んで、宮崎をコーナーに追い詰めていき、噴射したもののかわされてしまった。
ならばとビッグブーツを決めてから、またもや口に水を噴くんだが、リップロックで阻止された。


それだけでなく、桜花の口から水を吸い取って、逆に桜花の顔面に噴射。
このあたりから乱戦模様となり、桜花の投げ捨てタイガースープレックスを浴びた宮崎は、桜花のビッグブーツをかわしてトップロープ越しにリング下に転落させると、ステージ上で乱闘に。


恥ずかし固めは不発に終わったが、BIG HIPを決めたところですでに場外カウントは18まで数えられていた。


慌ててリングに戻ろうとしたがカウント20以内に滑り込むことができず、両者リングアウトとなった。
 リングに戻ってマイクをつかんだ桜花は、「宮崎さん、私たち初めてのシングルだったんです。決着ついてないですよね? じゃあ、夜のタッグ(マッチ)で、絶対勝ってやるからな」と第2ラウンドをアピール。
これに宮崎も、「望むところだ。絶対、負けねえからな」と応戦した。

4、DUAL SHOCK WAVE 2018トーナメント準決勝(20分1本勝負)
△朱崇花、米山香織(時間切れ引き分け)彩羽匠△、門倉凛
◎延長戦(2フォールカウントルール=時間無制限1本勝負)
○彩羽匠、門倉凛(1分42秒、エビ固め)朱崇花、米山香織●
※NEW-TRAが決勝進出

タッグトーナメント準決勝第1試合に、1回戦シードされていたNEW-TRAが登場。
対するはレジーナ王者と米山香織が組んだゴキゲンレジーナ。
先発で飛び出したのは、米山と門倉凛。
オーソドックスな展開だったが、互いにタッチして朱崇花vs彩羽匠の顔合わせになると、一転してロープワークを駆使した速い動きの展開に。ビッグブーツを決めた朱崇花が米山を呼び込んで、ツープラントのフロントハイキックを放ったが、どうやら米山は脚が短いため彩羽にヒットしていなかった模様。
対するNEW-TRAは、彩羽が朱崇花に、門倉が米山に同時にドロップキックを放って反撃に転じる。
小根山にダブルではインターのエルボーバットを決めたあたりから、米山がつかまる展開に。


コーナーで踏みつけてきた門倉のつま先に噛みついて反抗するものの、あとが続かず。
門倉、彩羽に交互にボディースラムで叩きつけられ、ボディーアタックを放っても彩羽に受け止められてしまう。
業を煮やして朱崇花が飛び込んでくるも、ビッグブーツをかわされる。
それでも米山がNEW-TRA2人のリストをつかんで、朱崇花のアシストを得てホイップ。
ここで朱崇花がドロップキックでNEW-TRAの2人をリング下に落とし、コーナーからの場外ケブラーダを決めて反撃。


リングに押し上げた門倉に米山がミサイルキックを決め、ようやく朱崇花へのタッチを成功させた。


朱崇花は門倉の腕に噛みつき、米山のセントーンを呼び込む。
門倉も米山の顔面に低空ドロップキックを突き刺すが、朱崇花のボディースラムにつかまってしまう。
エルボーの打ち合いから、門倉がロープに走ったところで、コーナーに控えていた彩羽が強引にタッチ。
飛び込みざま、米山のカウンターのミドルキックを決める。
米山もモンゴリアンチョップからボディーへのパンチを返すが、NEW-TRAはダブルの低空ドロップキック。


さらに門倉はミサイルキックをぶち込むが、米山もDDTを返していくなど一進一退の攻防が続く。
米山がベテランの味を発揮し、NEW-TRAの2人を翻弄する動きを見せて朱崇花にタッチ。
朱崇花のドロップキック、ビッグブーツに対し、門倉がドロップキックの連発で応戦。


さらにフライング・ネックブリーカードロップ、ミサイルキック。丸め込みの連続で朱崇花を翻弄し、タッチを受けた彩羽はトラースキック、投げ捨てジャーマンで追い込んでいく。
しかし朱崇花も、米山を使っての攻撃で簡単には引き下がらない。


朱崇花が放ったライオンサルトをヒザを立てて防御した彩羽は、スタンドに戻ってエルボーをキックの打ち合いに持ち込む。


互いに強烈な張り手をぶち込み、彩羽がシットダウン式ラストライド。
直後のカバーを米山にカットされると投げ捨てジャーマンを放ったが、朱崇花はバック宙で着地してトラースキック、ジャーマン。さらにチョークスラムで叩きつけたところで20分時間切れのゴングが打ち鳴らされた。

ルールにより、すぐさま2フォールカウントルールでの延長戦に突入。
しかし終盤、ローンバトルを強いられた彩羽は息が上がっていた。
それでも待ったなしで延長戦のゴングが鳴らされた。
いきなりビッグブーツをヒットさせた朱崇花はすぐさまカバー。
彩羽もカウント1で必死に返していく。
彩羽もデュードバスターを決めるが、朱崇花もカウント1で返す。
タッチを受けた米山は、丸め込みの連続。
一瞬でも気を抜くとカウント2が数えられるとあって、返していく彩羽も必死。


朱崇花の低空ドロップキックのアシストを得た米山は、彩羽のハイキックを浴びながらもバックに回り、ロールスルジャーマンを狙った。
しかし、腰を落とす感じで押し潰した彩羽。
そのまま全体重を浴びせかけると、米山のカバーを返すのが少し遅れ、カウント2が数えられた。


この結果、NEW-TRAが決勝進出を決めた。

5、DUAL SHOCK WAVE 2018トーナメント準決勝(20分1本勝負)
○水波綾、大畠美咲(17分17秒、片エビ固め)野崎渚●、中森華子
※ホットリミット。アビリバが決勝進出

トーナメント決勝、残る一つのイスをかけて闘うのは、アビリバと残酷ビーチ。
ゴング前にアビリバが突っかかっていく形で戦闘開始。


大畠美咲が中森華子にドロップキック、水波綾が野崎渚にショルダータックルを見舞った。


アビリバは中森を捕まえ、集中攻撃を浴びせていく。
先手を取ったびり場だが、残酷ビーチは自軍近くのロープ際で大畠を捕まえて2人がかりで反撃。
野崎は大畠をニュートラルコーナーに追い込むと、ブレイジング・チョップの雨を降らせる。


中森は大畠の体をロープに絡めてのストレッチ技、野崎はリング中央でのコブラツイスト、ビッグブーツで追い込む。


大畠は、何とかピンチを脱して水波にタッチを成功させた。


水波はパワー全開。
ショルダータックルで残酷ビーチの2人を吹っ飛ばし、2人を相手にチョップを打ち込んでいく。
さらにスピアを2人同時に見舞い、踏ん張る中森を強引にジャーマンで放り投げる。


中森のキックにはエルボーで応戦。
パワースラムを決めたところで大畠と交代する。
中森にコーナー最上段からのボディーアタックを決めた大畠は、中森のキックを浴びるシーンもあったが、躍動感あふれる攻撃で一気に攻め立てる。


しかし、野崎のアシストを得てシャイニング・ウィザードを決めた中森は、デスティニーハンマー。


水波のカットに救われた大畠は、中森に投げ捨てジャーマンを決めると、バックハンドブロー、ブルーダリアで追い込んで水波にタッチ。


一方の中森も野崎にタッチする。
野崎のビッグブーツを受け止めた水波だったが、野崎はドルミルに捕らえる。


水波は必死でロープに逃れた。
ここで大畠が飛び込んで来て野崎にDDT。
中森には水波とのコンビネーションで3Dを決める。水波が野崎にラリアット2連発を決めると、大畠が野崎にバックに回る。
そして合図を送ると、水波がラリアット。ヒットすると同時に大畠はジャーマンで投げ捨てた。


水波が飛び込んで来た中森が放ったハイキックを野崎に同士打ちさせると、大畠が野崎に花マルどっかん。


そして水波がタワーハッカーボム。
しかしカウント3は奪えず。
野崎がドルミルで水波をとらえると、中森がハイキックを叩き込み、野崎はビッグブーツの追い打ち。


ここで大畠が飛び込んで来て、野崎にバックハンドブロー。
中森が大畠を排除しようとハイキックを放ったが、これが野崎に誤爆。
その中森にブルーダリアを決めた大畠。
そのまま勝負を水波に預ける。
野崎にラリアットを叩いこんだ水波は、カウント2で返されると肩口に担ぎ上げてホットリミット。


そのままガッチリ押さえ込んでカウント3。
激闘を制したアビリバが決勝進出を決めた。

試合後、マイクを手にしたのは、勝負を決めた水波。


「よし、勝ったぞ! しんどいけど、何回も言ってるけど、今日、この時間しか、Avid
Rival、タッグトーナメント出れないんです。だから、簡単に負けれない。今日、次、決勝にコマを進めましたよ、なあ、大畠。決勝、NEW-TRA、NEW-TRA……」と、決勝で対戦するNEW-TRAの2人をリングに呼び込む。
それにこたえてリングに上がって向かい合ったNEW-TRA。


「勝ったぞ。決勝はな、ウチは何回も言うよ。今日、今年、今、今春監視下タッグトーナメントの、アビリバ出れないんだ。大畠とのその熱い絆、われわれは超ウルトラスーパー今、勢いに乗ってるぜ。夜のタッグトーナメント決勝、待ってるぞ、NEW-TRA」と思いを伝えた。
NEW-TRAがリングを下りると、「そういうことで、とりあえず昼は、私が勝ったんで、私が締めます」と宣言し、「夜の興行も皆さん、来てくれますよね!? この勢いで大阪を熱くしましょう。それではいきます。これが、WAVEだ!」と拳を突き上げた。その後、朱崇花の自撮りで昼の部は幕を閉じた。

 
 
 
 
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