8月2日WAVE会見


2日午後1時30分より、都内・上野のPTホールディングス事務所にてWAVEが会見。大畠美咲が12・29後楽園大会で引退することを発表し、フェアリー日本橋は8月をもってWAVEを退団へ。また、12・29後楽園を最後にWAVEは一旦の活動休止となり、来年4月より桜花由美を社長とした新体制でリニューアルを切ることを発表した。

まずは、年内での引退を発表した大畠美咲が二上美紀子社長とともにコメント。

大畠「わたし大畠美咲は、今年12月29日のWAVE後楽園ホール大会にて引退することになりました。引退はだいぶ前から考えていたことなんですが、2016年で私の10周年となったときに、自分の中で欠場なしで10周年を迎えられたということで少しだけ満足できた気持ちがありまして。翌2017年にZABUNと契約するときから『引退を考えています』という話をして、大田区大会を終えて後半の契約をする際にGAMIさんから『本当に引退するなら、2018年の12月に後楽園取るけどええの?』って言われまして。だから、去年の夏からは自分の中では引退を決めていました」

二上社長「誤解していただきたくないのは、引退の方が先に決まっていたことで、結婚ありきの引退ではないということです」

大畠「当然、妊娠もしていないです(苦笑)。(引退試合の相手は?)相手は自分の中ではもう決まってますし、WAVE恒例の引退前5人がけも、まだオファーはしていませんが相手はすでに考えています。みなさんの予想通りの相手かなと思いますし、今まで絡んだことがない人も入れたいと思ってます」

二上社長「昨日その人にオファーを出したら、OKもらえたんで大丈夫です。(大畠から引退の話を聞いてどう思ったか?)いずれ選手はみんな引退するわけで、遅かれ早かれという感じで。引退は全員に覚悟してることなので、いまさらビックリはなかったですね。ただ、ウチの看板選手なのに引退より前に結婚するっていうから、アホかと(苦笑)。ちゃんとWAVE流に送り出したいなと思います」

大畠「(パートナーの水波に話はしていたか?)水波にもだいぶ前から相談はしてました、今年WAVEの中でいろんなことが立て続けにあって、引退を先延ばしにした方がいいのかなという話ももらってましたけど、私は『続けたとしても29歳まで』というのは以前から言っていたことだったので。

(今後の引退ロードについては?)スキあらばまだまだベルトもドンドン狙っていきますし、男子相手にも狙っていく。だからそんなにしっかりした引退ロードをしたいとは考えてなくて。体のいろんなところに結構ガタが来てまして、12年間休みなくやってきて回復も遅くなっていって。これといって大きなケガはなかったんですけど、欠場せずムリヤリやってきた感があるので。今の大畠美咲のクオリティー
を保ちながら闘っていけるのは、あと半年くらいなのかなと。

(引退後については?)引退後についてはまだ何も考えていませんが、表舞台に立つということはないと思います。(12年間の活動を振り返ってみて?)楽しかったなって。全然思い通りになんてなったことはなくて、辛かったけど楽しかったことの方が多くて。みんなが言っててありきたりですけど、やっぱり青春だったなって」

二上社長「最後に妊娠だけはやめてもらいたいですね! 妊娠してもムリヤリやってもらいます(笑)。我々はメンテナンス(欠場)しない選手だったので、このままメンテナンスすることなく引退を迎えてもらいたいですね」

大畠「8・19後楽園ホール大会では引退ロード的な一戦として、水波綾とのシングルが決まっています。この試合は単に引退ロードに向けてと言うだけでなく、アイスリボンの文体でタッグベルトに挑戦することも決まっているので、それに対しての決起的な意味合いもあります。(引退に対して悔いはないか?)今の時点で悔いはない。なんだったら、今日の試合で引退になっても悔いはない。去年の夏からは誰と当たっても最後のつもりでやってきてるので、今の時点で悔いはないです」

続いて、フェアリー日本橋が会見場へ。8月をもってOSAKA女子プロレスを退団し、フリーランスになることが発表された。

フェアリー「わたくしフェアリー日本橋は、株式会社ZABUNとOSAKA女子プロレスを退団させていただくことになりました。ZABUNとしては8月いっぱいまでになります。理由は、森の妖精である私が東京にい続けると、大阪の森がガラ空きになって侵略されてしまうので。今後は9月から関西を拠点に活動させていただきたいと思います。(他団体への移籍は考えていない?)どこかの所属になることは考えておらず、フリーランスとなります。でも、大田区規模の大会をまたやるなら、ぜひ東京にも呼んでいただければ!」

二上社長「さっそく調子いいな(苦笑)。フェアリーとは他の選手のときの退団のように、揉めたりだとかもう出さないとかはなく、円満退社なので。ゆるやか~に、今後も東京や大阪の大会には出ていただくという形になります。一応、区切りとしての退団という発表をした方がいいのかなということです」

フェアリー「(退団はいつ頃から考えていたか?)以前から大阪の森が危機だということを会社とは相談しておりまして、今回の契約を持って退団させていただくこととなりました。(ZABUNで一番の思い出は?)すべてが思い出です。これからはフェアリー日本橋の第2の道として、唯一無二の存在でこれからもいたいと思います」

二上社長「(リングネームなどはそのままになるのか?)そうですね。ぜひメイ・ヤングクラシックにでも出て、魔法攻撃を決めてもらえれば私としてもしてやったりなので(笑)」

最後に、桜花由美が会見場へ。12・29後楽園大会をもってWAVEは一旦活動休止となり、来年4月から桜花由美を社長とした新体制でリニューアルを切ることを発表した。

二上社長「WAVEは12月29日の後楽園大会をもちまして、一旦休業となります。来年2019年にリニューアルして、また再スタートをしようと思います。特に何が変わるわけでもなく、団体名やジャージとかもそのままですが、私が社長を辞めまして、桜花さんが社長になり、私は会長として後ろからバックアップをする形となります。一応、来年3月までは私が社長を続ける形で、4月1日から桜花さんが新社長になります」

桜花「GAMIさん(二上社長)の方から『オマエが社長をやれ』と言われたときはやっぱり悩みまして。今までは社長についていくだけだった中で、自分が名実ともに団体を背負っていくという覚悟ができましたので、社長をやらせていただくことになりました。来年の4月1日から私が権限を持って、トップに立って団体を守っていきます。この会社を潰したくないし、潰れるときは私がこの業界を去るときだと思っていますので」

二上社長「(活動休止を考えたのは?)今年本当にいろんなことが重なったというのが一番大きなことで。我々は弱小企業ですらなく、零細企業として結構なダメージを食らってしまったというのが事実なんです。そんな状況の中で、ちょっと足並みを揃えたいということで。普通の団体では急に発表して社長を交代したりもしますけど、それは無理だなと思いまして、少し興行も休んでリニューアルしようと。7月30日に契約更改をしたんですが、残る人は残る、去る人は去ると。(リニューアルという形になる?)WAVEのメンテナンスであり、オーバーホールのようなものですね。私はまったく表舞台に出なくなるので、これからはネットでも叩かれない健全な団体になると思います(苦笑)」

桜花「新体制に伴って、新人も募集したいと思っています。4月からリニューアルしたときに新人をデビューさせたいと思っていまして、そこでデビューする新人を募集したいなと。事務員、レフェリー、営業のスタッフも募集します」

二上社長「新人が朱崇花、後藤あたりが最後になってて、そこから女子が入ってきていない。何人か入ってきても、すぐに辞めてしまったりで。ここはちょっと私が表にはもう出なくなる分、練習を教えたいなと。ちょっと思い切って間口を広げてみようかと思ってます。今までは新人オーディションとして体力テストでバッサリ落としてきましたが、やっていきたいという人はドンドン受け入れてみることにしました。希望者がいれば入れるのは入れますが、プロレスデビューのためのボーダーラインは私の中では非常に高いです。受け身が取れなくてケガをするような体で試合をされても仕方ないので。4月1日に何人かデビューさせることができたらいいなと。間口は広げますので、やりたいという人はどんどん来て下さい」

桜花「(どんな点が変わるのか?)私の中でGAMIさんのカラーを消したいというところがあって、『WAVE=GAMIの団体』というのを変えていきたいというのがありまして」

二上社長「私が全部悪いというように聞こえるんですけど(苦笑)。退いた方がいいと思うので、退きます。おそらくですけど、アホな部分は少しは減っていくのかな。コミカル&セクシーのセクシーな部分も減っていって、とりあえずワイシャツマッチは今年で最後になるのかもしれない」

桜花「(リニューアル後の展望としては?)新しいWAVEといいますか、そんなにスゴく変わるわけではないんですけど、今はちょっといろいろと悪いイメージがついてしまっているので。いいイメージで新しい波を起こしていきたいです」

二上社長「それと毎年恒例として、来年の1・5新宿FACEはすでに会場を押さえてしまったので、こちらは『GAMIリブレ』として、私の50歳の誕生日に好き勝手にやりたいと思います。(活動休止期間中の他団体参戦は?)選手たちの他団体参戦はしようと思ってますが、来年3月の間は全員1カ月間表舞台から姿を消して、いろんなリニューアルをしようかなという話をしています。

(興行形態については?)おそらくリニューアル後の1発目は新木場になると思います。そこからは『1がつく日』みたいな感じで、毎月1日を新木場なり、新宿FACEなり、後楽園なりで会場を問わずやっていきたいなと。あとは毎月大阪にも行きたいですね。

(11年前にここで旗揚げ会見をやったが?)今日もあえて、ここの場所で会見をやりたかったんですね。本当に前向きに考えたことなので。女子団体で背広組の交代はありましたけど、現役選手の社長交代というのは中々なかったなって。おそらくですけど、ウチらがやってそこそこ成功したら、後続もできると思います」

桜花「11年前も不安の中で旗揚げしたので。これは続けていくためのリニューアル。私は先駆者になりたいので、新しいプロレスをやっていきたい。今までは自分の上に社長がいたので社長が言うことが絶対だったんですが、もう少し自分の言いたいことも言っていこうかなと。これからは全責任が私が負う形になりますから」

二上社長「(社長交代を決断したきっかけは?)これはアホな話なんですけど、巨人の社長が変わったじゃないですか。それを見て『ああ、不祥事があったら社長は変わるんだな』と。女子プロレス界で最大の不祥事を起こしてしまったわけですけど、私は1ミリも悪くないから業界を去るということもさらさら考えてなくて。当然ヒラ社員に降格するということも考えていないので、会長になろうと。不穏な辞め方をされた選手もいたし、大田区大会があって『これから一丸になっていくのかな』と思ったところで坂道を転がっていくことになったので、ちょっと一度リセットしようと思いついいました。(団体のファンに対しては?)ファンの方たちには感謝しかないですね」

桜花「11年間WAVEという団体を見続けてくれたファンの方には感謝しかないですし、今後も『WAVEファンでよかった!』と思えるような団体作りをしたいと思うので、私たちも団体も変わっていかなければいけないなと思います」