大師走・東’18


★12月15日(土)東京・新木場1stRING
観衆217人

1、メモリアルWAVE(15分1本勝負)
○大畠美咲(10分23秒、片エビ固め)高瀬みゆき●
※エアレイドクラッシュ

引退まで残り2週間となった大畠美咲。限られた時間のなかで組まれた高瀬みゆきとの最初で最後のシングルマッチとなった。

奇襲を仕掛けたのは高瀬。マシンガンチョップから串刺しドロップキックを狙っていく。これをかわした大畠が低空ドロップキックを連発。続けざまに顔からバン!(カーブストンプ)、キャメルクラッチで捕獲する。

高瀬もブーメラン式のドロップキックでチェンジ・ザ・ペース。ジャンピングエルボーやギロチンドロップにつなげる。

キックアウトした大畠は低空ボディーアタックを見舞って、コーナーへ。高瀬が追いかけるとパワーボムに切り返す。そして逆片エビ固め→旋回式ダイビング・ボディープレスを投下。だが、これは自滅に。

エルボーのラリーから走る大畠に、高瀬がラリアット。セカンドからのギロチンドロップ、トルネードえびすを繰り出し全力でぶつかっていく。

すべてを受け止めた大畠がカウンターのバックブローで流れを変え、波状攻撃。最後はジャーマン、エアレイドクラッシュと畳みかけ、快勝を収めた。

2、メンズWAVE(15分1本勝負)
○新井健一郎(11分54秒、片エビ固め)後藤恵介●
※パイルドライバー。Xは新井健一郎

年内最終戦となる12・29後楽園で新井健一郎とのリベンジマッチが決まっている後藤恵介。この日の相手はXと発表されていたが……。現れたのはなんとその新井だった!

序盤は新井がヘッドロックやアームロックなどでペースを握る。腕へのヒップドロップも狙うが、かわした後藤が小刻みエルボー。新井が場外に逃げ込むと、追いかける後藤。新井が慌ててリングに戻る。

新井のコブラツイストを耐えきった後藤はスリーパーで攻守逆転。

新井のドロップキックをブロックすると、逆エビ固めへ。脱出した新井が走ると、後藤も走る。ラリアットは同士討ちに。

ならばと串刺し攻撃を狙う新井。寸前でかわした後藤がダイビング・セントーンを投下するも自滅。すぐさま新井がDDTへ。そしてパイルドライバーの体勢。後藤が水車落としに切り返しカウント2。新井はもう一度パイルドライバー狙い。堪える後藤だったが、新井が粘り勝ち、3カウント!

◎試合後のマイク


新井「えー、私事ではございますが、このインディープロレス界で誰もまだ気付いていないので、自分で言わせてもらいますが、第2代あの、ちがさきプロレス認定無差別級王者になった新井健一郎でございます。あの、ちがさきプロレス、みんな知ってると思うけど、まあ何にせよ、お客さんも気付いてるぞ、お前。後藤とずっと抗争してるけど、後藤は何をやっても新井健一郎には勝てないって。みんな気付いているよな。まあ本来であれば、12月29日だったか。いったんリセットする前のWAVEの最後の後楽園でよ、オレとお前のシングル組まれてたけど、なんで前倒しになったか教えてやろうか。それはな、現社長のGAMI社長がよ、どうせ後藤に後楽園という大舞台やったところでコイツはのほほんとしてるからよ、後楽園で勝てないってわかってるからだよ。だいたいお客さん、今日Xでオレ、急きょ呼ばれたけど、リアルにコイツはX、現場にくるまで知らなかったよ。だけど、現場にオレがひょっこり現れて、会場入ったらたまたま準備してて、周りの女子レスラーが『おはようございます』って挨拶して、ぱっと振り返ったらオレと目と目が合ってよ。目と目が合った瞬間に、『来やがったらな、コノヤロー、新井健一郎』って顔するのかなとか思ったら、普通に鳩が豆鉄砲くらったような顔しててよ。っていうことは、どういうことかわかるか? お前はこれだけオレとな抗争してても、新井健一郎なんていつ対戦してもオレは絶対勝つってよ、毎日毎日イメージしてねーってことだろ、お前。そんなのみんなお前、お客さんにバレてるぞ。というわけで12月29日は、オレもスケジュール入ってるから行くけど、そこでシングルやったってな結果は見えてるんだ。とりあえずお客さん、オレの提案だ。12月29日、オレと後藤、タッグ組ませてくれや。今度はタッグでコイツにプロレス教えてやるって言いたいとこだけど、まあ急な話なんでごめんなさい、社長。対戦相手、これから急に探してください。ドインディーでもインディーでも、メジャーなヤツでもいいぞ。だけどな、パートナーとはいえ、オレは絶対、お前に花を持たせることなんかしねーぞ。最後のタッグマッチ、対戦相手誰になるかわからないけどな、必ずその試合でも勝つのはこのオレだ。『新井健一郎なんかに花を持たせる気はねーぞ。そのタッグマッチ、相手誰だか知らねーけど、オレが絶対勝つ』って言い切れるか? 新井健一郎押しのけて、勝利を奪えるって言い切れるか、いまここで! 言い切ってそれでお客さんに伝わったら組んでやってもいいぞ」

後藤「オレが! 自分の力で勝ってやるよ! やってやるよ!×2」

新井「もうちょっとお客さんに伝わるかなと思ったんだけどな、まあいいやこれは決定でよろしいですね」

二上社長「あの、ちがさきプロレスのチャンピオンの新井さんが言うことなら、タッグチーム用意しておきます」

新井「ありがとうございます」

二上社長「よろしくお願いします」

新井「というわけで、まだまだWAVE、このあと打ち上げとかあるんでしょ? みなさん、最高に楽しい夜をお過ごしください。ありがとうございました」

かくして12・29後楽園での新井&後藤のタッグが決定した。

3、Future WAVE(15分1本勝負)
○彩羽匠(11分33秒、TKO勝ち)山下りな●
※スリーパーホールド→レフェリーストップ

歩んで来た道は違えど、2013年デビューの同期であり、女子プロレス界を背負う逸材として期待される山下りなと彩羽匠がシングルで激突。

序盤から得意の蹴りで飛ばす彩羽に、山下はなぜか彩羽の土壌である蹴りで勝負に出る。すると彩羽はドラゴンスクリューからの足4の字固めへ。なんとかブレイクした山下はカウンターのショルダータックル。ようやく山下らしさを爆発させて串刺しラリアットを放つ。

ここからはシーソーゲームとなり、彩羽のキック、山下のパワーが衝突。5分経過を境に早くも彩羽はランニングスリーの体勢に。回避した山下がスリーパーで捕獲する。ロープに逃れた彩羽が投げっぱなしジャーマンを放つと両者ハーフダウン状態。

エルボー合戦から彩羽がミドルキックを放てば、山下はラリアットでお返しする。ここで彩羽はキックのコンビ。山下もショートレンジラリアットでお返し。すかさず走るも彩羽がキックで迎撃する。

なんとカウント1で返す山下。すぐさま山下もラリアットを放つと、彩羽もカウント1で返す。そしてスワントーンボムにつなげる。

キックアウトした山下がスリーパーで捕獲。

スライディングラリアット→正調ラリアットでカウント2。ここで山下はスプラッシュマウンテンの体勢。かわされると、すぐにスライディングラリアットをお見舞い。

彩羽もラリアットをかいくぐりスリーパーへ。必死に脱出した山下に、彩羽がカウンターのエルボー弾。すぐさまスリーパーに移行すると、山下が意識を失い、Tommyレフェリーが慌てて試合を止めた。

◎彩羽コメント


彩羽「久しぶりにきつい試合でしたね。震えがきましたよ、あまりのしんどさに。でもやっぱずっと言ってるように負けたくないヤツなので負け星もあったんですけど、何回しても自分が勝つんで。山下はただ暴走してるだけのレスラーなので、もっと頭良くなればいいのにって毎回思いますよ。何回やっても自分が勝つ。ありがとうございました」

◎インフォメーションコーナー
恒例のインフォメーションで二上美紀子社長が観衆を217人と発表。そして以下の追加カードを発表した。

〔追加カード〕
★GAMILIBRE1・5新宿
▼笹村あやめ&神童ミコトVS青木いつ希&星月芽依

★WAVE12・29後楽園
▼バトルロイヤル◎出場選手=高瀬みゆき、有田ひめか、門倉凛、チェリー、米山香織、志田光、沙紀、万喜なつみ
▼山下りなVS世志琥(2017年8月以来のシングル)

続いて山下りなが出演した映画「おっさんのケーフェイ」の谷口恒平監督がリングへ。山下とともに映画の宣伝をおこなった。公開は来年2月。

4、ハンディキャップWAVE(30分3本勝負)
桜花由美&宮崎有妃&野崎渚(2-1)長浜浩江&門倉凛&有田ひめか&星月芽衣
①○宮崎(4分20秒、奇跡)長浜●
②○長浜(0分48秒、ジャックナイフ式エビ固め)宮崎●
③○桜花(10分57秒、体固め)星月●
※ビッグブーツ

12・5新木場で桜花由美に「大畠が引退したら大畠のポジションにいかないといけないの。わかってる?」と叱咤激励された長浜浩江。若手対ベテランの4対3のハンディキャップマッチとはいえ、桜花と対峙する長浜に注目が集まる。

一方、桜花と組むのは、宮崎有妃&野崎渚のKUSO ONNA NIGHT。かつて桜花と宮崎はOVER SUNとして組んでいた時期もあるが、12・29後楽園では桜花&桃野美桜のWAVE認定タッグ王座に宮崎&旧姓・広田さくらの挑戦が決まっている。タイトル戦前ということもあり、チームワークが心配されるなかでのトリオ結成となった。

未定となっていたルールが二上社長から「ヤングチームのみ2カウントルール。3本勝負」と発表されると、ヤングチームが奇襲をしかけてゴング。早速、桜花を捕まえトレイン攻撃を仕掛けて行く。

桜花は長浜&星月にフェースクラッシャーを放って攻守逆転。長浜に串刺しビッグブーツを放って孤立させるとトレイン攻撃でお返し。だが長浜もラスト走者の宮崎にスクールボーイでカウント1。すぐに走るも宮崎がカウンターのラリアット。

コーナーに登る宮崎を門倉が足止め。すると宮崎はリップロックで排除する。有田、星月も長浜の救出にかかるが返り討ちに。宮崎の長浜へのハリケーンドライバーはカウント2。そしてリップロックから首固めへ。返されると外道クラッチを狙うが、長浜も切り返す。だが、宮崎が奇跡で丸めて1本目を先取した。

すぐに2本目のゴング。長浜が宮崎にスピアを敢行。桜花のビッグブーツを宮崎に誤爆させた長浜がジャックナイフで2本目を取り返した。

3本目がはじまり、長浜が間髪入れずにカサドーラ。キックアウトされると、有田のジャンピングニーから長浜がカバーする。カウント1。

宮崎が長浜を羽交い締めにすると再び、桜花がビッグブーツで飛び込む。これも長浜にかわされ誤爆しそうになったが、宮崎がキャッチしてなんとかセーフ。

続いて有田が出ていくと、宮崎がビッグヒップ。そして恥ずかし固めを披露する。

さらに野崎が串刺しビッグブーツで追い打ちをかける。

有田も串刺しラリアットで攻守を入れ替え、串刺しニー、ジャンピングニーで反撃。だが、野崎がドルミルで捕獲する。

なんとか脱出した有田はジャンピングニーでやり返して、門倉と交代。

門倉は野崎に回転エビ固め。低空ドロップキックからコーナーに登るも、宮崎&桜花が足止め。そして野崎&宮崎で合体雪崩式ブレーンバスターを放つ。宮崎&桜花のコンビでも合体DDTを敢行。連係に不安を残しながらも、桜花の門倉へのビッグブーツはカウント2。

門倉がウラカンラナ、DDTで攻勢に転じると、星月のドロップキック、有田のラリアット、長浜→門倉のミサイルキックが決まる。

続いて星月が出ていき桜花に若さ溢れるドロップキックを連発。

けれどもエルボー合戦では、桜花に軍配。桜花のケンカキック、野崎のおしゃれキック、宮崎の場外助走からの片足ドロップキックが決まる。

主導権を握った桜花はカカト落としへ。キックアウトした星月が首固め、スクールボーイ、逆さ押さえ込みで逆襲。思いのほか追い込まれた桜花だったが、ビッグブーツで流れを変えると、ダメ押しの一撃で試合を決めた。

試合後、12・29後楽園でWAVE認定タッグをかけて争う、桜花と宮崎はにらみ合ってリングを降りた。

◎バックステージ

桜花「後楽園でのタイトルマッチが決まる前にこのカードが決まったんで、チーム名を考えてコスチュームも変えてきたんですけど、やっぱり信頼の問題なのか今日は息が合わなかったですね。今は向こうがベルトを狙ってくる側ですから。パートナーのボスがヒザをケガしてピンチですけど、29日は私がボスのヒザになって、2人分がんばりますよ!」

5、Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
<挑戦者>○水波綾(18分19秒、片エビ固め)朱崇花●<王者>
※ホットリミット。朱崇花が3度目の防衛に失敗。水波が第12代王者となる

NEXTトーナメントに優勝し、挑戦権を獲得した水波綾。水波は2016年のNEXTも制しており、そのときレジーナを初戴冠。今回、勝てば2度目のタイトル奪取となる。一方、王者・朱崇花はこれが3度目の防衛戦。過去2回の防衛戦はいずれも後輩相手のものだっただけに、朱崇花にとってははじめて訪れた難関と言っていい。

スタートから力のこもった攻防が繰り広げられる。串刺し攻撃を狙う朱崇花。かわした水波に朱崇花が張り手。スワンダイブを狙うが、水波が突き落とす。

場外に転落した朱崇花だったが、場外戦で主導権を握ると、リグ上でパワーボムの体勢。これを水波が水車落としで切り返し、ギロチンドロップへ。

寸前でかわした朱崇花が低空ドロップキック→セカンドからのドロップキック→ミサイルキックでカウント2。「そんなもんか、水波!」と顔面を蹴り続ける。

劣勢の水波だったが、パワースラムで攻守逆転。串刺しラリアット、裏投げにつなげると、肩固めからイチジクに移行する。かろうじて朱崇花がロープエスケープ。

水波はドラゴンスープレックスを放つが、着地した朱崇花がケンカキック。キックアウトされると顔面ドロップキック。そしてトラースキック→俵返しでカウント2。続くムーンサルトプレスは自滅に。

それでも激しいエルボー合戦を制した朱崇花。走る朱崇花を水波がラリアットで迎撃。もう一発水波がラリアットを放つ。そしてホットリミットの体勢。切り返した朱崇花が旋回式バスターを2連発。そしてランニング・チョークスラムでカウント2。ムーンサルトプレスを投下するも水波がキックアウト。ならばとシューティングスタープレスを放ったが、水波がヒザでブロックする。

攻勢に転じた水波がホットリミットを繰り出しカウント2。15分経過。2人の激しく熱い闘いにファンもヒートアップ。「アニキ」「朱崇花」コールで真っ二つに!

ここで仕掛けた朱崇花が投げっぱなしジャーマン→エルボー弾→ジャーマンSHでカウント2。

水波も朱崇花のビッグブーツを払いのけてドラゴンSHへ。すぐにタワーハッカーボムにつなげる。

続くヘッドバットは相打ちに。走る水波を朱崇花が迎撃。コーナーに向かった朱崇花に、水波がヘッドバットを連発していく。そして雪崩式パワースラムでカウント2。続くダイビング・ギロチンドロップも返されると、最後はダメ押しのホットリミットで3カウント! 

熱戦に終止符を打った。

◎試合後のマイク


水波「ありがとうございましたーーー! 朱崇花、起きろ! 起きろよ、朱崇花。今日、このレジーナのベルトかけて朱崇花とシングルできて、私は朱崇花が、朱崇花しかできないプロレス、朱崇花しか出せない魅力、それをこのベルト巻いてからいろんなところで見せてきたのを、ずっと見てて10歳も違うのに、本当に立派だなと思うし、すげーなって思ってたの! いま言うけど…。だからこうやって闘えたこと、私の一つの財産になりました! 負けて悔しいかもしれないけど、今日勝ったのは水波。私はまたアナタとシングルやりたいよ。しかるべきとき、またお互い強くなったときに、もう1回シングルで対角線で会おう。今日はありがとうございました。そしてこのベルト取ったら一つ言おうと思ってたことがあります。12月29日! 大畠引退試合、このベルトかけて、やるぞ! レジーナのベルト!」

大畠「(二上社長に向かって)いいんですね? いいんですね、かけてやって」

二上社長「いいですよ」

大畠「30分しかない。でも私は最後だからって諦めないからね」

水波「そんなの言われなくたってしっとるわ」

大畠「知ってるでしょうね(苦笑)。取りに行きますから、よろしくお願いします」

水波「アビリバの最強伝説、最後まで。いい? 引退試合はレジーナのタイトルかけてやります! いいですね、社長! やるんですっ! だからみなさん! 見に来てね。大畠ラストだからね!(顔をくしゃくしゃにして泣き始める)あーーーーもう私、限界なのでとりあえず1回締めます。このあと30分後、打ち上げWAVEありますから、みなさん見に来てください」

そして今年最後の新木場大会を水波の音頭で「これがWAVEだ!」で締めくくった。

◎水波コメント


——ベルトを巻いた感触は?
水波「見てわかったと思いますけど、メチャクソ強いんですよ。本当にね、朱崇花は強いんだ。だから本当にこうやって朱崇花とシングルやって一個またベルトが自分の腰に戻ってきてくれたのは、凄い凄い嬉しいし、いま勢いにのってる、メチャメチャ強い朱崇花から取れたっていうことが本当にまた一つの自信となったし、自分が前にレジーナになってたときよりも、そのあといろんな人が巻いてここに戻ってきたわけで、ベルトの重みとか意味とか、そういったものがさらに重くなって私のもとに帰ってきたなと思っているので、だからもっと、もっと×2、上に行かないといけないなって改めて思いました」

——29日大畠戦決まったが。
水波「今日、取ったら言おうと思っていたことなんで、まあ取って、ああやってマイクで言ったんですけど、やっぱ大畠美咲って凄いんですよ。引退、もうあと2週間ないくらいになってまた凄みを増しているんで、そんな本当に最強っていう大畠であるわけでこのベルトをかけて私は取ったらやって、また私と大畠の最強伝説っていうものをまた作りたいと思っていたんでね。それは絶対やりたいと思っていたので、それを言葉に出して言ったときに言って大畠もやるって言ったときになんか自然とまた泣けてきてしまったというか、まだ安心はしてないんですけど、そうなれた自分? チャンピオンになって言えた自分というものに関してなんか言えてよかったなと思って。泣けてきちゃいました、はい」

◎朱崇花コメント


朱崇花「……自分の甘さがわかりました。(気迫の攻防だったが)全力出しただけなので、わからないですけど、ただただベルトを失ったことがいまは悔しいです」

——再戦をまた?
朱崇花「いまはよくわからない」

——水波選手が試合後のマイクで朱崇花の功績を称えていたが、それを聞いて。
朱崇花「自分なりにチャンピオンとしてWAVEで何ができるか。WAVEのお客さんに何を届けられるか、自分がやりたいようにやっていただけなので、それが伝わったっていうのは、一つ形には残せたかなとは思うんですけど、でも、満足いくものはできてないし、貢献できたかもわからないので……本当にただチャンピオンじゃなくなった自分が許せないです」

 
 
〜打ち上げWAVE〜
◎ファイナルブラックWAVE~BLACK DAHLIA Forever~(30分1本勝負)
○大畠美咲&チェリー&中森華子with桜花由美&バンビ&悲恋(13分49秒、片エビ固め)長浜浩江●&Leon&高瀬みゆき
※花マルどっかん

大畠美咲がリーダーを務めていたヒールユニット“ブラックダリア”が一夜限りの復活。かつてのメンバーが勢揃いし、大畠の引退ロードに華を添えた。

そのブラックダリアが奇襲をしかけてゴング。

大畠が高瀬を捕獲し、背中へボディーアタック。続く中森がチェーンでホイップしていく。キャメルクラッチに捕らえると、大畠が顔面ドロップキック。

続くチェリーがもう一度、キャメルクラッチを極めると、メンバー総出でキメポーズ。

さらには大畠がムチで殴打していき、絞首刑。ミサイルキックでカウント2を奪う。そしてチェリーは黒バットでフルスイング!

苦戦を強いられる高瀬だったが、2度目のフルスイングをかいくぐると、長浜がスピアで救出。高瀬がラリアットで飛び込みようやくLeonにタッチする。

挽回モードのLeonはまずはチェリーにバックブリーカーでお仕置き。大畠&中森にはスピアをお見舞い。そして、3人まとめて串刺しスピアでぶっ潰す。

大活躍のLeonにボディーブローを放って失速させたチェリーは仲間を呼び込みトレイン攻撃。続く中森はキックのコンビからランニング・ローキックをお見舞い。シャイニング・ウィザードでカウント2。デスティニーハンマーを狙うが、これはかわされる。

高瀬がミサイル弾でカットに入り、Leonも続く。そして中森にカウンターのスピア。長浜のドロップキック、ブレーンバスターでカウント2。コーナーに登る長浜だったが、中森がチェーン式のデッドリードライブで阻止。これはTommyレフェリーがカウントを取らない。ならばとスタンディングのシャイニング・ウィザードを敢行する。

大畠が出ていき長浜に低空ボディーアタック。ダイビング・ボディーアタックでカウント2。ムチ攻撃からコーナーに登るも、Leonがカット。逆に長浜がブレーンバスターでカウント2。大畠もDDTから走るも、長浜が追走してのスピア。サクラ落としでカウント2。高瀬のアシストからリバースカサドーラを狙うが、これはチェリーがバットでカットする。

大畠のバックブローに、長浜はチンクラッシャーでお返し。ロープに走るもバンビが足をすくう。このチャンスに大畠がムチビンタからジャーマンSHへ。

返されると花マルどっかんで仕留めた。

◎試合後のマイク


大畠「みなさん、ブラックダリアってご存じですか? (拍手が起こると)ありがとうございます。めでたくブラックダリアが勝ったんですけど、ちょっとLeonさん! Leonさんをここに呼んだってことは、きっとGAMIさんが私の希望を聞いて呼んでくれたと思うんですけど、ぜんぜん関わってなくないですか? (今日の試合で)ぜんぜん関わってないんですよ。みなさんも見たいですよね? 新木場の撤収時間とかもあるでしょうし、5分間だけ! (二上社長の顔に)なんすか、その顔。最後だから。だって呼んでくれたんでしょ!? じゃあいいじゃん、5分やらせてくださいよ」

二上社長「なんでも文句言われる。なんですか、その顔って。顔まで文句言われる」

大畠「よく人の口角、指摘するじゃないですか。なんすか、その眉間のしわは!」

二上社長「Leonさんいいんですか? ギャラを返してとっとと帰るか、もう5分やるか」

大畠「やるでしょ!」

二上社長「ギャラを返しますよ」

Leon「いや! このままだと絶対に後悔するのでぜひ最後のシングル、5分間だけお願いします」

この流れにより、急きょ、大畠VSLeonの5分1本勝負がおこなわれることに!

◎特別試合(5分1本勝負)
△大畠美咲(時間切れ引き分け)Leon△

獅子の穴→ラブドライトとして、Leonと行動をともにしていた大畠美咲。5分という短い時間ながら最後のシングルが実現した。

試合は大畠が奇襲を仕掛けて低空ボディーアタック。コーナーに登る。Leonが追いかけると、大畠がパワーボムに切り返す。ダイビング・ボディープレスを投下し、バックを取る。

これを嫌ったLeonは風車式バックブリーカーからミサイル発射。キックアウトされるとテキサスクローバー・ホールドへ。ロープに逃れた大畠にLeonが腰へのスピアで追撃する。

今度はエルボー合戦となり、Leonが旋回式ボディースラム、マッドスプラッシュでカウント2。大畠もバックブローでやり返すと、逆打ちでカウント2。

残り1分となり、Leonがカウンターのスピア。大畠もエアレイドクラッシュでやり返す。ならばとLeonがバックスピンキック3連発からキャプチュードバスターへ。決まったところで時間切れを迎えた。

◎エンディング


大畠「しんどーい、ふふ。そうですね、まだまだ足りないけど、最後にできてよかったです。Leonさんは本当に試合とか見てると、凄く華麗に闘っているように見えて凄い不器用じゃないですか、ははは。凄い不器用なんですよ、一緒に練習とか教えてもらってるときも、たぶん1回で出来る人じゃないんです。でも(苦笑)、それを本当に努力だけで補っていて、その姿勢に私も刺激されて頑張らなきゃなって思ってました。私に努力する姿勢を教えていただいてありがとうございました」

Leon「美咲は息吹のとき練習、一緒に。美咲、私のこと言えないからね! 私よりメッチャ鈍くさくて、本当にこの子、デビュー4戦目くらいで当たったんですけど、どうなると思ったんですけど、本当に見違えるほど逞しく、立派なプロレスラーになって、私も本当に嬉しいです。獅子の穴で一緒にやってこれた時期も私にとっては凄く刺激になったし、いい思い出です。引退まで残り少ないけど、最後まで美咲らしく、ファンのことを喜ばせる熱い試合をしてください。ありがとうございました!」

大畠「じゃあブラックダリア、上がりましょう。ついつい去年だか、一昨年だか、夏と長浜の周年のときもこうやって集まりましたけど、どうなるんですかね。私が引退したら次誰かのときとかに…」

桜花「もうやらないでしょ」

大畠「やらないんですか? じゃあこれが最後かもしれません」

桜花「だってリーダーがいなくなったら」

大畠「あっ、私リーダーだった。そうだ、これが本当に最後です。写真撮ってください、みなさん。(記念撮影会のあと)ありがとうございます。獅子の穴もこのブラックダリアもたぶん同じくらいの時期にやってたと思うんですけど、どちらも私には私のプロレス生活を語るうえで、外せない2つのユニットとなりました。東京は次が後楽園ですよね。東京のみなさんは次でラストになります。悔いを残さないようにしてください、ふふ。私はもう悔いはありません。最後、しっかり自分の足でリングに立っていたら悔いはないので。はい! ということで、ブラックダリアの締めって? 1・2・3・ダリアじゃないですか? A、B、C、ダリアでしたっけ。じゃあA、B、C、ダリアって言って下さいね。行きます、A、B、C、ダリアーーーー!」

◎大畠コメント
——最後のブラックダリアはどうだった?
大畠「楽しかったですね。みなさんも喜んでくれたし、なんか2011年、12年とか意外と1年、2年くらいしかやってなかったと思うんですよ。それなのにこんなに喜んでもらえてよかったなと思っています」

——フルメンバーで懐かしかった?
大畠「そうですね。呼んだら集まってくれて、私の引退に合わせて集まってくれるのは本当に嬉しいですね。リーダー冥利につきますね」

——1日3試合でハードだったが。
大畠「ね! ちょっと疲れました。疲れたっていうか、もう喉がヤバイです。引退に向けてちょっと調整しなきゃなと思っています」

——29日はタイトルマッチに決まったが。
大畠「ねー、ビックリしました。そんな水波もね、その場で決めたんでしょうけど、もし取ったらやるよって言ってくれてたらよかったのに、何も言われてなかったからちょっとビックリしましたけど、まあ30分は闘える。タイトルマッチになっちゃったら時間制限ができるからやだなって思ってたんですけど、30分フルに闘ってでも29分59秒ででも、私がベルトを取りたいなと思います。最高にハッピーじゃないですか?」

——リングサイドで今日のタイトルマッチを見たと思うが、王者の水波選手はどうだった?
大畠「試合としては挑戦者でしたけど、気合入ってるなと思いました。途中、何回か狂ってましたもんね。面白かったです」

——その狂った水波選手と闘うわけですが。
そうですね、水波以上に狂おうとは思わないんで。私はいつも通り、いままで通り、12年間やってきた通り冷静にまわりを見て、タイトルマッチに挑みたいと思います」

【各種当日割引のご案内】
■障害者割引
障害者手帳をお持ちのお客様、
身体障がい者(第1種)の方の介護者(1名)の方
各席種2000円引き※自由席のみ2000円
■学生割引
大・高・中・専門学生
自由席=2000円
■小学生以下は保護者1名につき1名自由席無料。
※障害者割引以外はその他席種の場合は通常料金。
各種割引に対する証明証をご提示願います。 


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