◎エキシビションマッチ(5分間) GO浅川(1-0)後藤恵介
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夏フェスタ9連戦で連日エキシビションマッチをおこなっているWAVE初の男子練習生・後藤恵介。 今回のGO浅川戦を含めての残り3試合となった。 ロックアップからロープ際に押し込んだ浅川がグラウンドに持ち込む。 ブレイクした後藤がエルボーでやり返すも、浅川は強烈なショルダータックル。 そして逆エビ固めでギブアップを迫る。 なんとか耐えきった後藤はドロップキック、逆エビ固めで反撃。

だがロープに走ったところを浅川が逆片エビ固めに捕らえていき、そのままリング中央で逆エビ固め。 後藤はギブアップするしかなかった。 残り1分からショルダータックルでぶつかり合う両者。 浅川がロープ越えエルボードロップ、腕十字に行こうとしたところで5分が終了した。
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◎選手入場式 今大会に出場する選手がリングに勢揃い。 ヤング・オー!オー!終身名誉顧問のチェリーが代表で挨拶を行った。 チェリー「ヤング・オー!オー!にお越しのみなさん、こにゃにゃちわ。このリング上を見て下さい。若い子しかいません。今日はここにいるヤングたちが熱くフレッシュな闘いで頑張りたいと思いますので、みなさん応援よろしくお願いします」 そしてお馴染みの「ヤング・オー!オー!」で大会をスタートさせた。

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1、TRY AGAIN for Regina・6(10分1本勝負) ○山縣優(7分48秒、片エビ固め)下野佐和子● ※L.A.
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練習生の後藤恵介同様に連日夏フェスタに参戦しているRegina山縣優。 この日は下野佐和子とのシングルマッチを行った。 下野との対戦は今年3月に行われたRegina di WAVE戦以来となる。

まずは山縣がスリーパー、サーフボードストレッチに捕らえるが、切り返した下野が攻勢に。 ロメロスペシャルを極めると串刺し攻撃につなげる。 しかし山縣もリバーススプラッシュ式ダブルニードロップで反撃。 下野を対角線にハンマースルーすると串刺しボディーアタック! 続けざまにミサイル弾を放つと、クロスフェースで絞り上げる。 これを耐えきった下野がバックフリップからの雷電ドロップを投下。 すかさず一本背負いを決めて腕十字を狙う。 ブレイクされると今度は山縣がドロップキックからの延髄斬り。 さらにハーフダウンの下野の顔面に蹴りを見舞うと、最後はL.A.でトドメを刺した。

試合後、山縣は「夏フェスタ恒例のマイクをしてもよろしいですか。佐和子、お前今日は今年の3月、Regina di WAVE以来だな。相変わらず悩んでいるようだけど、もっとリング上で喜怒哀楽、出してみろよ。もっと図々しさを出して見ろよ。そうしたら、もっと自分のプロレス観、変わるぞ。いまこうやって自信持って自分がそう言えるのは、私もそういう経験あるんだよ。リング上でピーピー泣いていたときもある。この試合を最後にやめようと思ったこともあったよ。でも、お客さんの声援が聞こえたから、もっとお客さんが声を出してくれたら、私たちもっと力出せるんですけど、ウチらは会場が小さい大きい関係ない。みなさんの声援が力になっております。だからもっともっと喜怒哀楽をこのリングで出していこうや。今日はありがとう!」とマイク。

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◎ヤング甲子園オー!オー!開会式 ヤング甲子園オー!オー!に先立ち、開会式が行われ、勝愛実、山下りな、ラビット美兎、小林香萌、スキンリッパー、夏すみれ、藤ヶ崎矢子、長浜浩江がリング上へ。 ここでルール説明。 まずはシングル4試合を行い、各試合の勝敗によりメインの8人タッグマッチのチーム分けが決められる。 勝った選手が赤コーナー。 負けた選手が青コーナーとなり、ドローの場合はシングルマッチと同一コーナーとなる。 いつものように開幕のサイレンが鳴らされ、選手達が一礼。 プレイボールとなった。

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2、ヤング甲子園オー!オー!(10分1本勝負) △山下りな(時間切れ引き分け)勝愛実△ |
甲子園1試合目は山下りなvs勝愛実。 手四つの力比べから意地を張り合う山下と勝。 そのあとショルダータックルで山下が倒してみせたが、勝もすぐにやり返し弓矢固めへ。 エルボーのラリーも激しくぶつかり合ったが、勝がバックブリーカーや逆エビ固めなどの腰攻めで主導権を握る。

山下もスリーパーで攻守を入れ換えると張り付けラリアット、バックドロップでカウント2。 さらに串刺しラリアットを放つと、胴締めスリーパーへ。 耐えられると山下がコーナーに登るが、勝が妨害。 ハーフダウンでエルボーを打ち合う両者。 残り1分から山下がラリアット。

勝もバックエルボーでカウント2。 さらに勝のジャーマンSH、山下の引き込み式ラリアットがそれぞれ決まったが、両者決め手を欠きドローとなった。

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3、ヤング甲子園オー!オー!(10分1本勝負) △小林香萌(時間切れ引き分け)ラビット美兎△
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2試合目は小林香萌vsラビット美兎の一戦。 小林の握手を美兎が拒否してゴングを迎える。

なお美兎は2011年8月7日デビューのため、この日がヤング卒業興行となる。 ヘッドロックの取り合いから小林はドロップキックを狙うが、かわす美兎。 美兎のガットショットが決まると、小林も串刺しドロップキック2発からセントーンでカウント2。

美兎はミサイル弾で反撃。 エルボーのラリーから美兎がぶっこ抜きジャーマンを放ったところで5分経過。 小林が反撃のドロップキックをお見舞いする 。続くミサイル弾はカウント2。 さらに小林の引き込み式ラリアット。 延髄斬り、フィッシャーマンSHが決まる。 残り3分から美兎が雪崩式ブレーンバスター、スライディングラリアットを放つがカウント2。 すぐさまラビストラルを狙うが、これもカウント2止まり。 美兎のぶっこ抜きジャーマンでも決まらない。 残り時間が少なくなると丸め込みの応酬となるが、美兎がジャーマンを放ったところでタイムアップ。
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4、ヤング甲子園オー!オー!(10分1本勝負) ○夏すみれ(4分2秒、カウンター式首固め)スキンリッパー●
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夏はメキシコ遠征時に使用したコスチュームで登場。 スキンリッパーとのシングルマッチをおこなった。 スキンリッパーは串刺し低空ドロップキックを放つと、夏もブロンコバスター、ブロックバスターでカウント2。

スキンリッパーも回し蹴りやフェースクラッシャーで攻勢。

夏もネックブリーカードロップでやり返すとブロックバスターホールドへ。 返されると、ダイビング・ボディーアタックを放つが、かわしたスキンリッパーがロープに走る。

そこを夏がカウンターの首固めで3カウント!
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5、ヤング甲子園オー!オー!(10分1本勝負) ○藤ヶ崎矢子(7分21秒、片エビ固め) 長浜浩江● ※旋回式ダイビング・ボディープレス
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ヤング甲子園オー!オー!の最終マッチは長浜浩江vs藤ヶ崎矢子の一戦に。 ゴングと同時に長浜がドロップキックで飛び込むと、藤ヶ崎も応戦。 エルボーのラリーから藤ヶ崎がフェースクラッシャー、鎌固めへ。

脱出した長浜がドロップキックで反撃。 藤ヶ崎にハンマースルーされると、焼豚を狙った長浜。 だが足を滑らせ、またもや失敗に終わった。 攻守を入れ換えた藤ヶ崎は逆片エビ固めへ。

長浜がブレイクするとエルボーの打ち合いに発展する。 串刺しドロップキックを放った長浜だったが、藤ヶ崎も低空ドロップキックで流れを変えるとコーナーへ。 長浜がデッドリードライブで投げ落とし、サクラ落としでカウント2。 藤ヶ崎もダイビング・ボディープレスで攻勢に転じると、旋回式ダイビング・ボディープレスにつなげて3カウントが入った。

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◎インフォメーション 二上美紀子社長が恒例のインフォメーション。 OSAKA女子プロレスの練習生となった梅澤明美(うめざわ・あけみ)をファンに披露した。 マイクを渡された梅澤は「頑張るんでよろしくお願いします」と挨拶。 |
6、フェアリンピック〜ガミコローマンスタイル(20分1本勝負) ○チェリー(7分37秒、81カウント目奪取)朱崇花●
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まずはフェアリー日本橋実行委員長が入場。 本日のフェアリンピック〜ガミコローマンスタイルの試合のルールを「ある数字のカウントを先に取ったほうが勝ちです。ある数字とは二上社長の本日の体重81キロ。というわけで81カウント目を先に取ったほうが勝ちです」と説明。 カウントにはフォール、場外カウント、反則カウントも含まれるが、たとえ3カウント入ったとしても勝敗は決まらず、81カウント目が入るまで続けられる(ギブアップも認められない)。

開始早々、丸め込みの応酬となりいきなり6カウント。 さらにチェリーが反則を取られてカウントを量産。 朱崇花が反撃のドロップキックを放つも、チェリーが場外へと朱崇花を落として場外カウントが数えられる。 朱崇花がカウント19で戻ったところでトータルカウント45。 馬乗りパンチを繰り返すチェリーと朱崇花。

チェリーの腕十字が極まるも肩がついていたためカウントが入る。 チェリーが腕十字を諦めると、今度は朱崇花がムーンサルトにつなげる。

だが、チェリーが寸前でかわして丸め込みの応酬へ。 残りカウント1となり、朱崇花が「くたばれ、クソババア」とチェリーをマットに叩きつける。

カウントを取らせないチェリーが熟女でドーンで応戦。 ならばと朱崇花はボディースラムを敢行。 これもチェリーはノーカウントで肩を上げる。 カウント1を奪うため二転三転と攻守が入れ替わるなか、最後はチェリーが春夜恋で81カウント目を奪い、勝利を収めた。

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7、ヤング甲子園オー!オー!(時間無制限1本勝負) ○山下りな&小林香萌&夏すみれ&藤ヶ崎矢子(12分21秒、片エビ固め)勝愛実&ラビット美兎&スキンリッパー&長浜浩江● ※ラリアット
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メインイベントは、山下りな&小林香萌&夏すみれ&藤ヶ崎矢子vs勝愛実&ラビット美兎&スキンリッパー&長浜浩江の8人タッグマッチに。 偶然にも山下、小林、夏、藤ヶ崎は2013年デビューの同期組となった。 青コーナー組の奇襲で試合がスタート。 リッパーvs夏となり、夏が首4の字固めで捕獲すると、続く藤ヶ崎がサーフボードストレッチへ。

山下も小刻みラリアットで追撃するも、リッパーが串刺し攻撃でお返し。 ようやく自コーナーにリッパーが逃げ帰ると、JWPの美兎&勝が連係で逆襲に出る。 しかし美兎が反撃に遭いトレイン攻撃の餌食に。

卒業を祝ってか、敵も味方も飛び込んで行く。 試合に戻り、山下vs勝の場面。さきほど引き分けに終わった勝は稲妻レッグラリアットで突っ込んでいく。 山下も追走式ラリアットからブレーンバスターを放って藤ヶ崎と交代へ。 藤ヶ崎がセカンドロープからのドロップキック、ダブルリストアームサルトで勝を追い込む。 勝も風車式バックブリーカー、逆エビ固めで攻勢に出ると、背中へのニーアタックを決める。 これはカウント2。 続いてスキンリッパーが変形テキサスクローバーホールドで藤ヶ崎を捕獲。 なんとか藤ヶ崎がブレイクし、夏とチェンジ。 戦況が美兎vs夏に移り、夏が追走式ネックブリーカードロップ、ブロックバスターホールドでカウント2。 続く小林がミサイル弾につなげる。 美兎もエルボーでやり返すと激しい打ち合いへと発展。 美兎がブレーンバスターを放ち、ダイビング・フットスタンプを投下。

2発目を狙ったが、小林がかわすと、すかさず山下が美兎にトラースキック! 小林がマヒストラルで丸めるがカウント2止まり。 美兎と小林がカウンターのドロップキックを打ち合い、美兎が投げっぱなしジャーマン。 続いて山下vs長浜となり、長浜がドロップキックを連発。 山下の顔面蹴りはカウント2。

すかさず山下がロープに走るも、美兎が妨害。 間髪入れずに長浜がサクラ落としにつなげる。 8選手が入り乱れるなか、長浜がカサドーラ。 返されるとロープに走るが、山下がカウンターのラリアットで試合を終わらせた。

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◎エンディング 試合後、飯田美花がリングに上がる。 飯田「ヤング・オー!オー!月一の開催は年内でいったん終了となります。理由はいろいろあるんですけど、来年はいっさいやらないというわけじゃなく、たまーにやろうと思います。その時はまたぜひヤング達の熱い闘いを見に来て下さい。では、このまま締めたいと思います。あっ、そうだ。美兎卒業だから一言」

美兎「今日でヤング・オー!オー!卒業となります。いままでたくさんオファーいただきありがとうございます。また機会があれば本戦でもよろしくお願いします。ありがとうございました!」 飯田「ヤング・オー!オー!」

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