WeekdayWAVE vol.105


★1月18日(水)東京・新木場1stRING
観衆=139人

◎入場式
2017年はじめの新木場大会ということで、ZABUNグループによる入場式がおこなわれ、5代目Reginaの水波綾が選手を代表して挨拶をおこなった。
水波「今日は寒い中ご来場ありがとうございます。今日はですね、自分と大畠が持っているタッグへの次期挑戦者決定戦がありますし、1・22後楽園で引退する木村(響子)さんの最後のWAVE参戦、五人掛け! きっと激しい試合になると思いますが、明るく激しく、そして楽しいWAVEの興行になると思いますので、みなさん最後まで楽しんでいってください!」

1、ヤングWAVE(15分1本勝負)
○朱崇花(8分8秒、片エビ固め)長浜浩江●
※ムーンサルトプレス

 オープニングマッチは長浜浩江 対 朱崇花によるWAVE同士のシングルマッチ。
デビューは長浜のほうが先だが、身体能力の高い朱崇花にやや遅れを取っている状況だ。
試合の主導権を握ったのも朱崇花だった。
串刺しドロップキックを決めて試合リード。
だが、長浜も同じ技でやり返していく。
さらに朱崇花がドロップキックを放てば、長浜もドロップキックでお返し。
両者の意地がぶつかり合う。
ならばと朱崇花が串刺しエルボー、顔面ドロップキックで抜け出そうとするが、長浜も焼豚で攻勢に転じると、ブレーンバスターへ。
そしてロングビーチで絞り上げる。
サクラ落としはカウント2止まり。
朱崇花が顔面へのスーパーキックを放てば、長浜もカサドーラなどで丸め込むが、キックアウトした朱崇花がジャーマン、サイドスープレックスで追い込んで行き、最後はムーンサルトプレスで仕留めた。

2、チャレンジWAVE(20分1本勝負)
水波綾&○大畠美咲(8分24秒、スカイブルー・スープレックス・ホールド)夏すみれ●&藤ヶ崎矢子

 昨年から抗争を繰り広げてきた夏すみれと藤ヶ崎矢子がタッグを結成。

WAVE認定タッグ王者組でありインターナショナルリボンタッグ王者組のAvidRival(水波綾&大畠美咲)にチャレンジすることとなった。
入もみ合いながら入場した夏と矢子。

 

 

 

 

 

 

小競り合いを制した矢子が先発し、ビジュアルハンターらしく大畠を指名する。
だが、試合では大畠がドロップキックで先制。
大畠がロープに走るも、夏が羽交い締め。
すると矢子は躊躇しながらも、大畠を「37点」と採点する。
これが大畠の逆鱗に触れ、強烈ビンタを食らってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらには水波が串刺しラリアットで追撃。
劣勢を強いられる矢子だったが、ヒップアタックでやり返すと、ダブルリストアームサルトでカウント2。
続く夏がブロンコバスター、ダイビング・ボディーアタックで挽回。
ネックブリーカードロップを放っていく。
水波もギロチンドロップでやり返すと、アビリバでリレー式ラリアット。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く大畠がダイビング・クロスボディーで追い打ちをかける。
夏もミサキスペシャルβ版からロープに走るも、大畠がカウンターのバックブロー。
リング上が混沌とするなか、大畠が旋回式ダイビング・ボディープレスを投下。
なんとか矢子がカットに入るが、スカイブルー・スープレックス・ホールドが完璧に決まり3カウントが入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎試合後のマイク
夏「おい矢子! ちょっと待て。浩江ちゃん、おいで(と長浜をリングに上げる)。おい矢子、お前、聞いたら、20日のJWP、ウチの浩江ちゃんと対戦するんだってな。舐めてもらっちゃ困るんだよ! ウチの浩江ちゃんはレヴェルがちげーんだよ。いいか、ウチの浩江ちゃんは、8月にファーストグラビアDVDも出して、お前とはレヴェルがちげーんだよ、レヴェルがよー(と長浜のIカップの胸を見せつける)! ウチの浩江ちゃんがお前が巻いてるベルト狙ってるみたいだから、覚悟しとけよっ! あと、こないだの1月8日、新宿FACE大会で発表させていただいた通り、このたび私、夏すみれは8月12日、10周年記念大会、大田区総合体育館にてYシャツマッチ、プロデューサーに任命していただきました。これから8月12日に向けて、どんどん×2可愛い子にいっぱい公開オファーしていこうと思いますんで、みなさん楽しみにしていてください。ところで矢子、お前さ、8月12日、あいてる?」
矢子「あいてるけど……」
夏「私、Yシャツマッチのプロデューサーだからさ、8月12日、これ(とYシャツを差し出すが、矢子が受け取ろうとすると)お前に着せるわけねーだろ、ブスこら!」
と、乱闘へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もみあいながら夏&矢子が退場すると、今度は水波と大畠がマイクを握る。
同時にしゃべりだすアビリバ。
どこまでも息が合っている。
大畠「私の主張から言わせてもらいます。次のホールで、Reginaのベルト挑戦させろ。水波はなんて言った?」
水波「自分は、最初の防衛戦、大畠としか考えてなかったから、逆に逆指名するよ。挑戦してこいよ!」
大畠「ちょっと待って。GAMIさん、これは……」
二上社長「はじめてのことで、わからん」
大畠「逆指名の場合は、ZAN1で挑戦できる権利は……」
二上社長「えーっと、初症例なのでわからないので、後日にしてもらっていいですか」
大畠「とりあえず、次のホールでのタイトルマッチは決定?」
二上社長「決定!」

 3、DUAL SHOCK WAVEタッグ次期挑戦者決定戦(30分1本勝負)
桜花由美&○宮崎有妃(17分20秒、タイガー・スープレックス・ホールド)飯田美花●&米山香織
 1・8新宿大会で桜花由美がタッグ王座獲りを宣言したことによりWAVEのタッグ戦線が騒がしくなってきた。

タッグ王座獲りに動いた桜花は宮崎有妃とのタッグを結成。
そこに待ったをかけたのが、パートナーの宮崎を横取りされた飯田美花だった。
米山香織を味方につけた飯田は、米米クラブ(こめこめくらぶ)を急きょ結成し、次期挑戦者決定戦に持ち込むことに成功。
一方の桜花は、宮崎とのタッグをOVER SUN(オーバー・サン)と命名し、タイトル獲得に本腰を入れたようだ。
試合は、桜花 対 飯田、宮崎 対 米山で進むなか、まずは米米クラブがダブルのドロップキック! 
試合をリードしようとするが、オーバー・サンもネックブリーカードロップで応戦する。
そして早速、場外戦へ。
リングに戻ると、米米クラブが宮崎に集中攻撃。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

腕攻めで追い込んで行く。
宮崎がなんとか自コーナーに逃げ帰ると、交代した桜花が飯田にビッグブーツ。
飯田も大外刈りからグラウンドに持ち込んでいく。
これを投げっぱなしジャーマンで脱出した桜花はビッグブーツで追撃。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宮崎が助走付きキックで追い打ちをかける。

飯田もブレーンバスターでやり返すと、米山がセントーンで続き、モンゴリアンチョップ、グルグルパンチを繰り出していく。
そしてジャンピングニーを放ったが、キャッチした桜花がアンクルホールド。
ブラディーEXで絞り上げる。
桜花はコーナー上でのブラ下がりブラディーEXを狙うが、そのまま米山は場外へ。
宮崎vs米山の場面に移り、宮崎がコーナーポストへのジャーマン。
だが、米山は飯田の力を借りて、攻勢に転じるとセカンドロープからの千豚♪ 
キックアウトされると飯田がエルボースマッシュで続く。
さらにカウンターのワキ固めへ。
これを回避した宮崎だったが、飯田の低空ドロップキック、米米クラブのダブルのミサイル弾が決まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ならばとオーバー・サンも負けてはいない。
宮崎は仰向けとなる飯田のうえに米山をリバース・アラバマスラムで投下! 
桜花もリバース・アラバマスラムで投げつけていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

混戦となるなか飯田が無道で宮崎を捕獲。
ヨーロピアンクラッチでカウント2。
一方、宮崎も起死回生(?)のリップロック。
桜花のビッグブーツを挟んでラリアットを放つがカウント2止まり。
すぐさま宮崎はムーンサルトプレスを投下するが、これは米山にカットされる。
だが、最後はタイガー・スープレックス・ホールドに繋げてトドメを刺した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎試合後のマイク
宮崎「チーム名はOVER SUNだ。勝ちました! 次期挑戦者決定戦なので一番早い、次、28日。私たちも1日も若いうちに」
桜花「狙っていきたい」
宮崎「みなさん1日1日、年を取ってるんですよ。だからこそ頂点も早く、若いうちに……28日」
二上社長「いいですよ」
桜花「チャンピオンに聞くよ。おい、ちょっとだけ若いアビリバ」
大畠「私たちより10歳も年上のオバサンたちなので、1日でも若い28日にやりましょう。10歳も年上なんで」
桜花「じゃあ28日、新木場! ここで!! 私たちまだ37歳のOVER SUNがベルトを取る姿を見に来いよ」
宮崎「(入場曲の)『チャンピオン』は1979年に作られた歌です。あの歌とともに私たちは生きてきました」
桜花「あの歌とともに『チャンピオン』になりましょう」

◎OVER SUNコメント
桜花「結構やっぱりしんどいですね」
宮崎「しんどかったね」
桜花「飯田なんて24歳なんで私たちと13歳…一ひとまわり以上違いますけど」
宮崎「米ちゃんは2つくらい?」
桜花「なんか若い世代がいま勢いに乗ってるじゃないですか。おばさん達を排除しようみたいな、そんな運動的な感じだったので、オバサンたちは……」
宮崎「ここでね、もう一度たちはだかろうと」
桜花「やっぱり若い世代に任せちゃいけないんですよ。やっぱりベテランの凄さを、若いだけの勢いある子たちにみせてやろうかなと思います」
——OVER SUNから見てチャンピオンはどう?
桜花「勢いはありますよね。やっぱり若さと自信だと思います。その勢いに飲まれないようにOVER SUNはがんばります」
——かなり息が切れているようだが?
宮崎「ぜんぜん大丈夫!」
4、メモリアルWAVE〜木村響子引退ロード〜シングル5人掛け(各10分1本勝負)
①○木村響子(8分57秒、片エビ固め)門倉凛●
※ビッグブーツ
②△木村響子(時間切れ引き分け)山下りな△
③○春日萌花(6分35秒、エビ固め)木村響子●
※木村のカバーを切り返して
④○坂口征夫(7分27秒、体固め)木村響子●
※神の右膝
⑤○花月(9分58秒、片エビ固め)木村響子●
※えびす落とし

 ①○木村響子(8分57秒、片エビ固め)門倉凛●
※ビッグブーツ
WAVE旗揚げ興行のオープニングマッチを務めた木村響子。
その後も、WAVEにはたびたび参戦してきたが、2017年1月22日の後楽園ホール大会でついに引退。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

WAVEでのラストマッチは、恒例のシングル五人掛けとなった。

最初の相手はMarvelousの門倉凛。
慎重な立ち上がりからグラウンドとなると木村が主導権を握る。
なんとかブレイクした門倉はエルボー連打。
ドロップキックも放っていったが、木村がビッグブーツでお返しする。
だが門倉もDDTから串刺しドロップキックを連発。
ミサイル弾からボディースラムを狙うが、木村がワキ固めで切り返し、チキンウイング・アームロックへ。
関節地獄を脱出した門倉。だが、木村がビッグブーツ、ブレーンバスターで追撃。
最後はカウンターのビッグブーツで3カウントを奪った。

 ②△木村響子(時間切れ引き分け)山下りな△
続く相手は、山下りな。山下は木村の前まで行って握手を求める。
そしてゴングと同時にショルダータックル。
何度か衝突を繰り返すも山下が打ち勝つと、木村が場外に一時避難する。
その木村を山下が追って行き場外戦へ。
山下は鉄柱ラリアットを狙うが、木村がかわして山下、ピンチ! 
今度は木村が腕攻めで攻勢に出る。
山下は力尽くで脱出すると、串刺しラリアットで反撃。
串刺しボディーアタックでカウント2。
山下がバックドロップからスリーパーへ。
木村が取り返したところで残り3分のコール。
なんとか山下が脱出すると、山下のラリアット、木村のビッグブーツがぶつかり合う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山下のカウンターのラリアットはカウント2。
引き込み式ラリアットでも決まらない。
一方、木村も腕十字に入ったが、ここでドローとなった。

③○春日萌花(6分35秒、エビ固め)木村響子●
※木村のカバーを切り返して
三番手は、春日萌花。
戦前、木村から「かわい子ぶってないで、グッチャグチャでいいから、やりましょう」と言われている春日は、握手とみせかけて逆さ押さえ込み! 
キックアウトされるとフットスタンプを連発する。
場外戦を挑んだ春日はここでもフットスタンプ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木村に大きなダメージを与えていく。
そしてダイビング・フットスタンプを投下。
キックアウトした木村はショルダーバスターからドラゴンスリーパーへ。
攻勢に転じた木村はお返しのダイビング・フット! 
失速する春日に対して、木村は「起きてこい!」と叫ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてビッグブーツ、ヘッドバットを叩き込んでいく。
さらにはネックハンギングボムを放ったが……
切り返した春日がヘッドバットで逆襲。
木村もビッグブーツで突っ込むが、カバーの瞬間、春日が切り返して3カウント!

④○坂口征夫(7分27秒、体固め)木村響子●
※神の右膝
四番手は、木村が所属している坂口道場の代表であり、DDT所属の坂口征夫。
まずは木村が軽くローキックを放つと、坂口は素早くバックにまわり、グラウンドに持ち込む。
木村がアキレス腱固めに取ると、坂口が脱出してローキック。
これを木村もかわしてチョップを放つ。
そしてエルボーで向かっていくも、坂口は「効かねーよ」と受けて立つ。
ヒートアップした木村は張り手! 
坂口のハイキックをかわして、ビッグブーツ、バックドロップでカウント2。
さらに木村は串刺し攻撃を狙うが、坂口がキックで迎撃。
そしてランニングPK! 
すぐにスリーパーで捕獲する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんとか木村がエスケープしたところで残り時間3分。
ならばと坂口は、神の右膝で木村を葬った。

⑤○花月(9分58秒、片エビ固め)木村響子●
※えびす落とし
五人掛け最後の相手は、現在タッグを組んでいる花月。
グロッギー状態の木村だったが、「来いよオラ!」と挑発していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その言葉の通り花月が突進。
ミドルキックを連発する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

串刺し攻撃をお見舞いした花月はそのままコーナーへ。
ミサイル弾を4コーナーから発射した花月は、スワンダイブキックでカウント2。
花月が木村をロープに張り付けると、セコンドの花も加わり決めポーズ。

 

 

 

 

 

 

さらに花月は張り付けドロップキックをお見舞いして、フロントネックロックに捕らえたが……。
木村は強引にブレーンバスターで脱出。
そしてスリーパーへ。
花月が脱出するとエルボーのラリーとなり、相打ちで両者ダウン。
残り1分で木村がヘッドバット。
これをキックアウトした花月がハイキック。
木村もヘッドバットで応戦していくが、最後は花月がえびす落としの連発でトドメを刺した。

 

 

 

 

 

 

 

試合後、2人は抱擁。
そして、正座で一礼した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎試合後のマイク
木村「メッチャしんどいです。メッチャしんどい……メッチャしんどいけど、GAMIさんがいつも引退する前に絶対五人掛けやってほうがいいっていつも言ってて。その意味が本当、本当によくわかりました。最後の最後で気づいたんですけど、プロレスラーとして強くなれるかどうかっていうのは、どれだけしんどいこと、ヤなこと、怖いことから逃げずに闘えるかってそこだと思います。やっといま気づきました。えっ、遅い? でも本当に凄くしんどいんですけど、清々しい気持ちです。今日闘ってくれたみなさん、デビューしてからずっと闘ってくれた、対戦相手のみなさん、パートナーのみなさん、お客さん、スタッフ、団体のみなさん。本当、月並みですけどありがとうございました!」
木村のトータルタイムが42分57秒と告げられると、ファンから大きな拍手が贈られた。そして、木村が最後にWAVEでやり残したこととして「これがWAVEだ!」で大会を締めた。

◎木村コメント
——いかがでしたか、五人掛け。
木村「しんどかったです。でも、なんかしんどさを通り越して清々しいような。なんか本当に悔いが残らない感じの、やめどきだっていうへばり具合で。ボコボコにされて、よかったです。すっきりしました」
——引退まであと4日。
木村「そうですね。もう気持ち的にはスッキリできているのであとは成仏するだけです」