年末大感謝祭’17 THANKsGIVING WAVE


★12月29日(金)東京・後楽園ホール
観衆=783人

 1、スクランブルWAVE(時間無制限3本勝負)
フェアリー日本橋&米山香織&志田光&高瀬みゆき(2-1)春日萌花&旧姓・広田さくら&チェリー&桃野美桜
①○桃野(1分48秒、片エビ固め)フェアリー●
※ドロップキック
②○フェアリー(0分10秒、首固め)桃野●
③○高瀬(5分20秒、片エビ固め)広田●
※ダイビング・ギロチンドロップ

2017 年の年内最終興行は、春日萌花&旧姓・広田さくら&チェリー&桃野美桜vsフェアリー日本橋&米山香織&志田光&高瀬みゆきの時間無制限3本勝負でスタート。
リングに8選手が勢揃いするも、桃野だけがジャージ姿。
コスチュームを忘れたため、この格好で試合することがアナウンスされる。
早速、フェアリーが「年内最後のWAVEの大会でなんなの? やる気あるの?」と桃野に詰め寄る。
桃野が「本当に本当やる気あります!」と必死に返すと、フェアリーは「叩きつぶしてあげるわ」と志田に指示を出す。
いきなり振られて驚いた様子の志田だったが、そのまま先発。
ゴングが鳴らされた。志田vs桃野でファーストコンタクトを終えると、フェアリーが出ていく。
しかし、桃野が奇襲のドロップキック! 
そのまま押さえ込みなんと3カウントが入ってしまった。

すぐさま2本目のゴング。
フェアリーは「正々堂々と闘おう」と言って桃野を油断させたあと、ステッキ攻撃からの首固め! 
桃野を騙して戦況をイーブンに戻した。

3本目がはじまると、セコンドの田中ミキが「美桜さーん、コスチューム!」と届けに行く。
どうやら桃野のコスチュームが届いた様子。
桃野はチェリーとタッチして、一旦退場。
一人足りない状況となったが、奮闘する春日組。
チェリーが高瀬、春日が米山、広田が志田に同時関節。
あぶれたフェアリーは、石黒レフェリーに足を持つように指示を出し、まるで技をかけられているような素振りでファンを笑わせる。


続いて広田vs高瀬の場面。
広田がロープ渡りにいくも、高瀬がその手を振り払う。
すかさずフェアリーが魔法で投げ落とそうとする。
仕方なく広田が一人ロープ渡りにトライしたが、案の定、転落。
反撃に出た広田はボ・ラギノールを高瀬に決める。
そこに着替えた桃野がカムバック。
そのままダイビング・ボディーアタックを投下するも、高瀬にかわされ広田に誤爆。
このチャンスに高瀬がダイビング・ギロチンドロップを広田に投下させ勝利を収めた。

2、メモリアルWAVE~飯田美花引退ロード(15分1本勝負)
○飯田美花(5分12秒、直伝雁之助クラッチ)長浜浩江●

2018年の5・4後楽園で引退することを発表した飯田美花が、WAVE生え抜きの長浜浩江とシングル。
これが最後のシングルとなる可能性が高いだけに、どちらにとっても感慨深い試合となった。
開始から丸め込みを連発していき、勝利にこだわる長浜。


飯田はエルボースマッシュ、フィッシャーマン・バスター2連発でお返し。
3発目は長浜がブレーンバスターに切り返し、スピアを放つも、今度は飯田が切り返し腕固め。


ブレイクされると低空ドロップキック2連発で追撃。
さらにエルボースマッシュをお見舞いする。
すかさず走る飯田だったが、長浜がカウンターのサクラ落とし。
串刺しドロップキック2発、ミサイル2発を発射させる。
裏カサドーラを狙うも……。
切り返した飯田がヨーロピアンクラッチでカウント2。
フィッシャーマン・バスターでも決まらないと、最後は直伝雁之助クラッチで勝負あり。
試合後、長浜は「もう1回」をアピールしたが、引退までに実現なるか!?

【飯田コメント】
飯田「今回ホントにたまたまこうしてカードが組まれたんですけど、長浜の方からずっと『引退ロードをやるなら1発目は自分にしてください』と言われていて。
試合後には『もう1回』と言われ、そこまで思っていてくれたんだなって思うと嬉しいですね。
まだ実感もあまりないんですけど、入場のときに煽りVTRを見て、自分のマイクを聞いたりしながら少し感極まってしまったところもあって。
師匠の栗原(あゆみ)さんにも報告したんですけど、後を押してくれて。
あの人も人気絶頂で引退した人でしたから、『ケガしないように、やりたいことをやりな』って言っていただけました。あと半年間、精一杯頑張っていきたいと思います」
3、メンズWAVE(20分1本勝負)
○新井健一郎&三富政行(11分27秒、逆エビ固め)後藤惠介●&竹田光珠

浜田文子との初シングル(12・17新木場)で気合を注入された後藤恵介。
この日の相手は新井健一郎&三富政行組。
新井との対戦を希望していた後藤の要望を叶えた形となった。
パートナーは、12・5新木場大会でシングルをおこなった666の竹田光珠だ。
開始前、新井が「どうも、後楽園にお集まりのWAVEのファンの皆様、はじめまして新井健一郎でございます。アチラの粗大ゴミを片付けに参りました。それではみなさんよろしくお願いします」とマイク。


やる気満々の後藤から逃げるように、新井はなかなか組み合おうとしない。
必死に食らいついていった後藤がフロントネックロック。
コーナーまで追い詰めブレイクとなると、新井は張り手。
後藤が襲いかかると、そのまま場外に逃げ込む新井。
リングに戻り、竹田vs三富。
三富が逆水平チョップから走るが、竹田がリープフロッグからのドロップキック。
三富を連れ帰り、後藤と交代する。
三富→新井にいたぶられる後藤。
劣勢が続く後藤だったが、ブレーンバスターでやり返す。
チェンジを何度も阻まれながらもなんとか竹田と交代。
竹田が三富に串刺しエルボー、高速ブレーンバスターから低空ドロップキックで反撃にかかる。
新井のダイビング攻撃もドロップキックで墜落させた竹田はハリケーンドライバーへ。
流れを引き寄せ後藤に託すと、後藤はセントーン2連発からバックフリップ。
そしてセカンドロープからのセントーンを投下。
これは新井がかわす。
ならばと後藤はランニングエルボー! 
しかし新井は起き上がらず、ダウンカウントが数えられたが……
実は休んでいた新井。
カウント9ギリギリで立ち上がると、速攻のDDTから逆片エビ固めでギブアップ勝ちを収めた。

 4、Dangerous WAVE(時間無制限1本勝負)
水波綾&○山下りな(15分51秒、エビ固め)KAORU&沙紀●
※イスの上へのスプラッシュマウンテン

11・26後楽園大会でおこなわれたハードコアマッチがよほど楽しかったのか、山下りなが水波綾とのタッグを熱望。
再びハードコアマッチが組まれることに。
今回は、ハードコアに興味を示す沙紀と、元祖ハードコア女子レスラーのKAORUとの対戦となった。
山下&水波はラダー、ゴミ箱、机、タイヤを持参。
KAORUはキャンディーボールとハーフデスク、沙紀はイスを持っている。
タイヤを見たKAORUは「何に使うの?」と素朴な疑問。
水波が「KAORUさん! タイヤはまわして使うんですよ」とブンブンまわしたあと、KAORUの首へ。
しかし、KAORUのカラダがスリムだったため、タイヤはそのままストンと落ちる。計算が狂って動揺する水波。
場外戦となり、自転車に乗って再登場した水波だったが、KAORUがあっさりデスクで迎撃。


ステージ上の山下は、サーカス団のようにゴミ箱に乗って沙紀を轢こうとしたが、転倒。
まるでドリフのような光景が繰り広げられる。
さらに南側客席通路では水波が自転車でKAORUに突進! 
寸前で避けたKAORUがリングに戻ろうとすると、後ろから水波がタイヤの階段落ち。
これはKAORUに命中した。
水波vs沙紀のリング上。
水波は仰向けの沙紀のお腹にタイヤを投下。
助けに入ったKAORUを沙紀の上に座らせると、山下のトラースキックはKAORUに、水波のギロチンドロップが沙紀に決まる。


そして、水波は「2017年、今年もありがとうございましたー!」と空き缶ラリアット。
続く山下は串刺しゴミ箱。


さらにダイビング・ゴミ箱を投下するが、沙紀も回避。
攻守を入れ換えた沙紀は、山下にリバーススプラッシュwithチェアで反撃。
KAORUもラダー上からのデスク落としで続くが、水波も回避。


ならばと、水波&山下の上にラダーをセット。
沙紀がダイビング・フットスタンプを投下させる。
沙紀は持参したお酒を水波の口へ。
水波も沙紀に飲ませ返す。
さらに水波はKAORUに毒霧を吐いて排除。


一気に畳みかけようとするが、なんとか復活したKAORUがデスク攻撃で沙紀の助けに入る。
だが、沙紀に誤爆……。
このチャンスを見逃さなかった山下が勝負に出る。
そして、イスの上へのスプラッシュマウンテンで3カウント!


今回も自虐ファイト満載のハードコアマッチに、二上社長は「今日もおもしろかったです。1月7日、もっと刺激的なカード用意してみました。ドン!(スクリーンにカードが映し出される)水波綾&山下りなvs高橋奈七永&世志琥。これハードコアでやります。1月7日、12時から新宿FACE。売店で絶賛発売中です。以上」とマイク。
山下は飛び跳ねて喜んだが、水波は複雑な表情を浮かべていた。

山下「イタイ……イタイ。イタイの一言に限ります。でも楽しい。言葉があまりでないんですけど」
水波「人によってハードコアっていう闘い方が違うんだなって、今日、組んで2戦目なんですけど凄く感じました。前回の宮崎さん&文子さんと違い、KAORUさんはKAORUさんでまた違うラダーの使い方があって、なんかまた違うんだなって。すべて一緒だと思っていたので。でね、まだまだこのタッグは続くそうで、次の1月7日のカードが、自分たちと高橋奈七永さんと世志琥という。山下しか喜ばないカードが組まれまして、私はよくわからないけど、前回より今日って進歩していると思っているので、自分の中で。タッグとしてまだまだですけども、だからまた違う新しいものを見せていければと思うし、勝負という面でも、奈七永さん&世志琥組でも、はじめてハードコアというヤツで組んでやると思うし、そういうはじめてのレベルに関してはそんな変わらないと思うんで、そういうところはぜんぜんガツガツもっとやっていけたらなって思います」
山下「対戦相手が変われば、プロレスは100人いたら100通りのプロレスがあると思うんですけど、ハードコアもそうだなって」
水波「さっき私が言ったこと(苦笑)」
山下「水波さんが言ってることを復唱しました。すみません(笑)。いや、あのー、水波さんと組んでて、水波さん毎回、何かこう……。今日は自転車を持ってこられてて、なんでしょうね。隣にいて新しい発見があるといいますか、相手が変われば、新鮮とかじゃなくて、水波さんは常に新鮮だなって」
水波「トータルして私の鮮度の良さを言いたかったわけ?」
山下「鮮度(笑)。水波さんは見るたびに鮮度が凄いんです」
水波「鮮度がいいらしいです」
山下「だから今日もカッコよかったです」
水波「山下しか言ってくれません。カッコいいって」
山下「水波さんは今日もカッコよかったでしょ?(直後に後ろに貼ってあるポスターが剥がれて、山下の頭の上へ)」
水波「はははは、神がかってるわ! まだまだ楽しんで、楽しいということをハードコアという形式を通して、もっともっと再現というか、アピールといかカラダで表現していきたいと思います」

5、スクランブルWAVE(20分1本勝負)
○彩羽匠&門倉凛(18分0秒、エビ固め)宮崎有妃●&野崎渚
※ランニングスリー

12・23大阪大会で大畠美咲&水波綾(Avid Rival)に引き分け防衛を果たした彩羽匠&門倉凛(NEW−TRA)。
今回はノンタイトルながら、宮崎有妃&野崎渚(KUSO ONNA NIGHT)との対戦。
正統派のNEW−TRAにとって、宮崎&野崎のような変化球チームは苦手なタイプ。
9・28新宿大会での同一カードでも、宮崎の外道クラッチで門倉が敗れている。
戦前、宮崎は「唇のケア」と「むだ毛の処理」を忠告。
彩羽&門倉は宮崎の魔の手から逃れられるのか!?
NEW-TRAの入場パフォーマンスを横取りしたKUSO ONNA NIGHT。
宮崎が先発すると、彩羽&門倉はともに先発を拒否。
しぶしぶ後輩の門倉が出ていくと、早速、リップロックを狙う宮崎。


なんとか堪えたが、恥ずかし固めは決まってしまう。
いきなり精神的ダメージを負ってしまった門倉だったが、連係攻撃で立て直すと、ウラカンラナ2連発で反撃。
もう一度、宮崎はリップロックを狙うが、これは回避する門倉。
野崎の串刺しビッグブーツ。
ハーフハッチも堪えた門倉は、彩羽の力も借りて、流れを変える。
彩羽vs野崎となり、彩羽がキックで攻勢に転じる。
フロッグスプラッシュに繋げるが、かわした野崎がドルミルで捕獲。
しかし、これはニアロープ!
一気に畳みかけたいKUSO ONNA NIGHTは、宮崎が彩羽をコーナーにジャーマンで叩きつけると、ムーンサルトを投下。


彩羽が寸前でかわして、再び連係で立て直す。
すかさず彩羽が投げっぱなしジャーマン。
しかし、宮崎もリップロックで応戦。
もう一度、同じ攻防が繰り返され、彩羽がジャーマンでカウント2。
一方、KUSO ONNA NIGHTはリップロックで門倉を排除すると、合体雪崩式ブレーンバスターなどで彩羽を追い込む。
残り3分となり、門倉が宮崎の顔面に水噴射。
視界を奪われた宮崎は野崎を門倉と勘違いし、リップロックから首固めへ。


レフェリーにかわって彩羽が3カウントを入れたため、宮崎は勝ったと錯覚してしまう。
すっかり油断してしまった宮崎を彩羽が畳みかけ、ランニングスリーで本当の3カウントが入った。

試合後、宮崎は「私、勝ったよね? 勝ったよね!? お前らな、試合に勝ったかもしれないけど、勝負は私たちが勝ったぞ。今度、お前らの唇とともにベルトも奪ってやるよ。覚悟しとけよ」と言い残し、リングを降りた。

 6、プレミアムWAVE(30分1本勝負)
橋本千紘&○里村明衣子(15分6秒、TKO勝ち)浜田文子&朱崇花●
※裸締め→レフェリーストップ

3年前に一度、スパーリングで対戦したことがある朱崇花と橋本千紘。
橋本はそのときのことをまったく覚えていないが、ポイントを取られまくった朱崇花はしっかりと覚えていた。
11・26後楽園での初対決は、時間切れ引き分けに終わった両者。
今回はお互いの師匠を連れての再戦となった。
先発は橋本vs朱崇花。
スパーリングのような攻防から橋本がヘッドロック。
朱崇花が脱出して、瞬時に離れる。
文子vs里村も互角。
里村が橋本とチェンジすると、橋本が卍固め。


文子も取り返して、ローリングセントーン。
連係攻撃から攻勢に出る朱崇花だったが、橋本がサイドスープレックスでやり返して里村と交代。
里村は串刺しエルボーからグラウンドに入ると、橋本も文子を捕獲する。
文子vs橋本の場面。

橋本はスピアで突っ込むが、文子は倒れず。
文子のバックスピンキック、橋本のラリアットが炸裂。
ラリアットの応酬も互角に終わる。
文子はアヤコノクラズムから顔面蹴りでカウント2。


続く朱崇花がドロップキック→串刺しエルボー→顔面ドロップキック→ミサイル発射と猛攻。
橋本も串刺しスピアでやり返すと、正調スピアでカウント2。
続く里村がローキックで追い打ちをかける。
里村のニールキックに朱崇花はトラースキックで応戦。
そして、その場シューティングスターでカウント2。
助けに入った橋本が朱崇花にカミカゼ。
すかさず里村がコーナーに登るも、文子が足止め。
追いついた朱崇花が投げ落とし、ムーンサルトプレスを投下する。
剣山で迎撃した里村はバックドロップでカウント2。
里村は、橋本のセカンドロープからのサマーソルトドロップを挟んで、フロッグスプラッシュを投下。
キックアウトした朱崇花は文子とのトラースキックで里村を挟み撃ち。
チョークスラムでカウント2。
ここで橋本が朱崇花に投げっぱなしのオブライト。


文子がスピンキックで助けに入るも、朱崇花に誤爆。
勝負とみた里村がデスバレーからのスリーパーで朱崇花を締め落とした。

◎試合後のマイク
里村「ありがとうございました。仙女のトップ2、これで実力を見てもらえましたか? 文子、1月6日、新宿FACE、お前とのシングルマッチ、何がなんでも私が取らせてもらいますから!」
文子「WAVEの大会で、WAVEの所属選手が負けてたまんないですよ。だけど、チャンピオンには敵わないよ。敵わないってことは、もっともっと熱くさせてくれるってことでしょ。ありがとうございます。だから6日、よきライバル・里村選手、キミを倒す。それだけ! 以上」 

——今日は前哨戦でもあったが。
文子「なんか楽しかった。やっぱりね、なんだかんだ言ったって仙女ですよ。センダイガールズプロレスリング、私のいるよきライバルの団体ですよ。そりゃ面白いですよ。ぶっちゃけ自分が伊藤道場にいるときから団体と団体でぶつかったり、佐藤綾子がボコボコにされたり、向こうの選手も自分がボコボコにしたり、里村選手が立って、そこにいるアジャコングがいる。この3人の絵って凄くないですか? それが今日こうやってWAVEのリング、しかも年締めのセミファイナルで試合して当たった。凄く朱崇花も勉強になったと思うし、はじめて里村選手とあたって、まだまだ自分たちの熱い闘いはもっともっと見せれたと思う。朱崇花もわかったんじゃないですか。どんだけそこらへんのレベルになったら厳しいかっていうのが。やっぱり千紘も負けてないし、仙女のチャンピオンだし、そこは食われた部分あるでしょ。やっぱり朱崇花は2年、3年の選手だなっていうのがね(わかったはず)。それはそれでいいと思うし、逆にこれでウチらみたいな株になってきたら、もうウチら終わりだと思いますよ(笑)」
——若い世代のパワーは感じた?
文子「私はあえてジャーマン受けないようにしてたし、強烈だからね。でも、受けないようにしてたら、(朱崇花が)思い切り里村さんの、私が大好きなオーバーヘッド受けたし、いろいろ私のカット必要なく頑張って返してたし、それはそれで凄いと思うけど、まだまだ負けないぞ。あとは朱崇花みたいな世代の子と、こうやって目で会話するってなかなかないんです。(朱崇花は)安心してこっちもできる。自分の若いときを思い出すし、アジャ様はこんな感じだったんだろうな、とか。私を育ててくれた時間というか。だからこうやって里村さんであれ、凄くいいライバルだと思ってる選手たちにボコボコにしてもらったほうが朱崇花のためにもなると思う。凄くいい。昨日、BASARAでイサミ選手とやらせてもらって、負けてしまいましたが、ロープとかないルールだし。でもイサミ選手のおかげで今日(ウォーミング)アップになって、凄く楽しいし、激しい。ウチら、元日から試合だから、ON状態で年明け迎えるのはいいよね。来年20周年になるけど、こうやって仕事ありながら迎えるのは素晴らしいことだと思うし。朱崇花も年明けから試合できるということはいいことだと思うから、もっともっと来年は試合が多くあって欲しい年ですね。我々のためにもね。はははは。勉強のため、そして私がボケないため」
——里村とははじめてだったが。
朱崇花「声が出ないくらい」
文子「けばい化粧もできないくらい(笑)」
朱崇花「そうなんです。様子が……」
文子「凄く様子が変だから、『ああそうか、里村選手とやるのはじめてか!』と思って」
朱崇花「アジャ様から『オレより里村はきついぞ』っていうのを聞いてたので、いよいよ今日かって思ったらいろんなものが縮こまったというか」
文子「これがタッグだからいいのよ」
朱崇花「はい」
文子「シングルだったら泣くよ。ははは」
朱崇花「途中アバラに入った蹴りがあって、30秒くらい呼吸が止まりました。どうしようかなと思ったんですけど、文子さんのサポートもありつつ、終えることができました。負けてしまったんですけど(苦笑)」
文子「でも、こういう負けも気持ちいいよ。ねっ!」
朱崇花「スッキリはしてます」
文子「お前もうちょっと頑張れたんじゃないの?っていうのもないし、里村選手の強さを受けてみろっていうので、これは当然×3。これで勝てたらウソだから。これ勝ってたらとんでもないパートナーになっちゃうよ。ね! いまは勉強のうち、痛いのも当たり前。そこで頑張っていくのは自分自身。あー、アジャコングみたい!」
——言ってる意味わかります(笑)。
文子「ねー、本当に。言葉で言うより見てもらって、パートナーで組んでしか、自分は教えることはできないから。あんまり自分ってうるさくないから、ウチ(WAVE内)ではね。でも試合になるとギャップが激しいというか。今日、ずっと笑わせてもぜんぜん笑ってくれないし、でも試合になったら自分も変わると思うから、その自分を見て、どんどん(学んでほしい)。それはアジャ様が言ってくれた言葉っていうのもあるし、一番きついのは10発やられたら100倍返せとか。じゃなかったらオレがやってやるとか言われて、だったらやります、みたいな。そういうのを教えてもらったから本当感謝です。(アジャは)師匠です。私は師匠じゃないよ。ははは。向こうも同じパターンじゃないですか。橋本千紘の師匠は里村さんだし、向こうもこっちを見て、負けられないって感じてくれたなら、凄くそれはそこは嬉しいし、ガッツポーズしたいですね。ただウチら年越しがない! 1日は朝の5時入りの7時から試合だからね。まあ仕事だから。華だよ、仕事があるうちは、ありがとうございました!」
7、Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
<挑戦者>○桜花由美(18分7秒、エビ固め)大畠美咲●<王者>
※ビッグブーツ。大畠が6度目の防衛に失敗、桜花が第8代王者となる

レジーナ・大畠美咲の「オバサンは自分でチャンスを掴み取ってください」との言葉を受けて、動いた桜花由美。
自身が提案したOBASAN NEXTトーンメントで優勝し、レジーナ奪回に挑む。
一方の大畠は、これまで5度の防衛に成功しているが、自分より上の選手からの挑戦は今回が初となる。
これに勝利すれば、より大畠政権が確固たるものになるのは明らか。


「私が勝たなきゃWAVEの未来はない」とまで言い切る大畠は、このピンチをどう乗り越える?
序盤はグラウンドを中心とした攻防。
大畠が裏ヒザ十字で捕獲すれば、桜花はブラディーEX狙い。
大畠が極楽固めに切り返し、顔からバン!

そして、極楽固めへ。
脱出した桜花がクロスフェース。


ブレイクされると今度こそはのブラディーEX。
さらにビッグブーツで追い打ちをかけるも、大畠がかわして、コーナーからのドロップキック。
低空ボディーアタックに繋げる。
大畠のダイビング・クロスボディーはカウント2。
桜花も投げっぱなしジャーマンからビッグブーツ。
大畠がセカンドロープに「く」の字にもたれかかると、場外助走からのビッグブーツ。
リングに戻り、ダイビング・サンマドロップを投下。
攻勢に出る桜花はクロスアーム式DDTからカカト落とし。
垂直落下ブレーンバスターを放つが決まらない。
大畠も投げっぱなしジャーマン2連発からバックブロー。
そしてジャーマンSHでカウント2。
花マルどっかんもカウント2止まり。
ならばと桜花はネックハンギング・スープレックスで流れを変えると、ビッグブーツで飛び込む。
これをかわした大畠がコーナーへ。
追いついた桜花が雪崩式ネックハンギングボム! 
もう一度、コーナーに登る桜花に大畠がヘッドバット。
雪崩式カサドーラでカウント2。
大畠コール、桜花コールが交差するなか、両者ダウン。
ヒザ立ちエルボーから、エルボーのラリーに。


桜花のカウンターのビッグブーツはカウント2。
一方、大畠はバックブローを連発。桜花もビッグブーツでやり返す。
ブルーダリアもカウント2。
一進一退の攻防となったが、桜花が投げっぱなしタイガーから速攻のビッグブーツで3カウント! 
桜花が3年ぶり2度目の戴冠を果たした。

 

【桜花コメント】

——2度目のベルトはどうですか?

桜花「実感がないです。なんか、そういえば持ってたなぐらいで。やっと戻ってきた。戻ってきました。3年ぶりくらいかな? いまは本当に嬉しいです。

——最初といまとどちらが嬉しい?

いまのほうが嬉しいかも。だって年を取って、ちょっと一歩引いてて、若手の、ウチの次世代の選手、大畠、水波、山下とかが勢いがあって、絶対あそこに入れないなと思ってた時期もあって、自分には勢いないしとか思ってたんですけど、世代交代って言われるとオバサンには意地がある。私はただ単にプロレスをやってるわけじゃない。趣味でやってるわけでもないし、プロレス界の歴史に残りたくて、いまもやってて、まだ自分は歴史に残れてなくて、でもこうやってベルトを防衛するとかベルトを取るとか言うと、WAVEが残ってる限り、初代の桜花由美。桜花由美って誰なんだろっていう歴史には残っているはずなんで、これから防衛また重ねて取られたとしても、またベルトを取りに行きたい。オバサンの意地で頑張ります。

【大畠コメント】

大畠「予想外と言うか、ホントにこんなところで負けると思わなかったので。2カ月ちょいで、今回が6回目の防衛戦。初代王者だった桜花は1年半で7回。ベルトを巻いていた期間の密度では負けていないと思います。あるときから私はリング上で涙を流さないって決めてましたが、それがこらえきれないくらいでした。まだまだやりたかったですし、この期間はムダじゃなかったと思う。実力的に差はないと思うから負けた理由がまだわからない。桜花に勝たないと私は先に進めないです」

 ◎シンガーソングライターの小池啓仁さんミニライブ
ZAN1までの間に、シンガーソングライターの小池啓仁さんがミニライブ。
10周年を迎えるWAVEに小池さんが「おめでとうございます」と言えば、二上社長も「小池さんも10周年なんですってね。おめでとうございます」と返した。

 ◎ZAN1の発表/クイーンは飯田

該当される選手がステージに着席。
前年度クイーンの大畠美咲がチャンピオンベルトを返還し、順位の発表へ。


10位…彩羽匠(Marvelous)
9位…野崎渚
8位…長浜浩江
7位…水波綾(415ポイント)
6位…春日萌花(610ポイント)
5位…山下りな(655ポイント)
4位…フェアリー日本橋(805ポイント)
3位…桜花由美(850ポイント)※ファンクラブ投票1位
2位…大畠美咲(1025ポイント)
1位…飯田美花(1195ポイント)


リングに飯田が上がると、チャンピオンベルトが贈呈され、飯田がマイク。
飯田「なんか本当1位になる選手じゃなくてすみません。期間中に引退発表があったので、票が入らなくなると思ったら、引退があるとは思うんですけど、投票ありがとうございました! あのこれベルト挑戦できるじゃないですか。あの……自分、いま引退するころにはカラダがボロボロになると思うので、なるはやで挑戦したいです」

桜花「なるはやっていつ?」
飯田「次いつでしたっけ?(ファンが7日!と叫ぶと)じゃあそれで」
桜花「オバサンのこと休ませてくれないの? いいだろう。アンタに権限があるのよ。私には断る理由がない。飯田は地味じゃないし、みんなあんたに期待してる。1月7日やりましょう」
飯田「OBASAN NEXTやるって言った桜花さんカッコよかったです。優勝した桜花さん、カッコよかったです。Reginaになった桜花さん、もっともっとカッコよかったです。よろしくお願いします」
二上社長「アソコの2人(山下&水波)が泣きかけてる(笑)」
大畠「もういいですか、Reginaもとられて、ZAN1も取られて、私、誕生日が1月5日で、年始めはいつもカード聞いてもらえるじゃないですか。カード考えて来てます。浜田文子! シングルマッチお願いします。なんだかんだ言って私と試合するの楽しいですよね。やりましょう」
文子「オッケーです」
大畠「決定です」
飯田「みなさん、2017年WAVEの応援ありがとうごあいました。来年もよろしくお願いします。今年1年をしめくくる『これがWAVEだ!』でお願いします」
そして、最後は飯田が「これがWAVEだ!」で大会を締めた。

◎飯田コメント
飯田「本当にビックリしてます。私が一番ビックリしてます、たぶん。いままで大きな結果、残せたことがなくて、タッグのベルトを1回、さくらご飯で取ったくらいで、すぐ取られちゃったし、波女も準決勝止まりだったし、ZAN1も毎年、順位が上がってきてはいたんですけど、去年も2位で、去年2位で終わったので、私、もう引退するし、1位になることとか、結果残せることってないなと思ってたんですけど、うれしいもんですね。1位って」
——挑戦も決まったが。
飯田「いまのうちにやっとかないと、どんどん引退近くなるころにはもっとしんどくなってるだろうなと思って。まだ復帰したばかりで元気なうちに、なのであと桜花さんがベルト取ったの凄く感動したんで、桜花さんに勝ったことないし。私、勝ったことないですよね、シングル。たぶん勝ったことなくて、だから桜花さんがよかったです。ベルト挑戦するって思ったときに、大畠さんが防衛して、大畠さんでも1月にすぐやりましょうってなったとは思うんですけど、この桜花さんが奪取したこの勢いで、いきたいなと」

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