Catch the WAVE 2018~波女決勝戦~飯田美花引退「ごちそうさまでした!」


★5月4日(金)東京・後楽園ホール
観衆=1171人(満員)

◎入場式
大会に先立ちZABUNグループによる選手入場式。
その中には、現在欠場しているOSAKA女子プロレスの下野佐和子の姿も……。
そして、選手を代表し、引退する飯田美花が「こんにちは! 本日はゴールデンウイークの予定がたくさんあるなか、ここを選んでいただき本当にありがとうございます。自分の引退でこんなにたくさんの人が集まっていただけたのを見て、すでにちょっと感動……(笑)、感動しています。最後まで笑顔でたくさん笑って、たくさん泣いて、笑顔でリングを降りたいと思います。最後まで応援よろしくお願いします」と挨拶を行った。

1、メモリアルWAVE~飯田美花引退ロード~(15分1本勝負)
○長浜浩江(5分59秒、バックドロップ・ホールド)飯田美花●
※飯田の要望で時間変更

 昨年末の引退発表からメモリアルロードを突っ走ってきた飯田美花。
引退試合の日に急きょ組まれたシングルマッチは、直属の後輩・長浜浩江との一戦だった。
本来であれば4・22新木場での5人掛けで対戦が予定されていたが、飯田の右肩負傷により中止。
長浜の最後の願いを飯田が承諾し、5分間だけの試合を行うこととなった。
ところが、リングに上がった飯田は「長浜、5分だけって言われてたけど、シングルにしよう。私、大丈夫だから」と、あえて通常のシングルマッチに変更した。
その飯田の思いに応えるように、長浜がドロップキックで奇襲を仕掛けていく。
ブレーンバスターを放ったあとエルボーのラリーを挟んで、今度は飯田が低空ドロップキックでお返し。
さらにエルボースマッシュ3発から走るも、長浜がカウンターのサクラ落とし! 
思いをぶつけるかのようなスピアを放った長浜は、ミサイル弾を4連射。
低空ドロップキック2発からバックドロップホールドに繋げて、飯田から勝利を収めた。


試合後、2人は向き合い正座で一礼。

飯田はTommyレフェリーとも抱擁をかわし、リングを降りた。

2、20分1本勝負
朱崇花&旧姓・広田さくら&○高瀬みゆき(4分12秒、片エビ固め)春日萌花●&中島安里紗&チェリー
※ダイビング・ギロチンドロップ 

 第2試合は、春日萌花&中島安里紗&チェリーVS朱崇花&旧姓・広田さくら&高瀬みゆきの6人タッグマッチ。
試合前から広田は中島を敵対視。

何かあるような空気感を出していく。
そのまま広田が先発したが、早速、トレイン攻撃の餌食に。
防戦一方の広田だったがフェースクラッシャーをチェリーに放つと、ブレーンバスターの体勢。
これはチェリーが逆にやり返したが、広田もすぐに目突きからの首固め。
どうやら欠場中の志田光を意識した様子(志田は客席から観戦)。
朱崇花VS中島の場面へと移り、髪の毛をつかみ合う激しい攻防。

朱崇花が高瀬とかわると、中島相手にエルボー弾で挑発。
中島も受けて立ち、バックドロップでお返し。
キックアウトされると春日に繋ぐ。
春日は高瀬にミサイル発射。
ダブルリストアームサルトから79.5MHz(ワンハンドの極楽固め)へ。
かわるがわる6選手が出てくるリング上。
朱崇花が春日に俵返しを放つと、すかさず高瀬がセカンドからのギロチンドロップを投下させて春日から3カウントを奪った。


あまりに早い敗戦に、中島は春日を睨みつけて一人先に退場した。

3、20分1本勝負
○フェアリー日本橋&藤ヶ崎矢子(7分1秒、秘伝でんでんクラッチ零式)桜花由美●&桃野美桜
※もう1組は大畠美咲&水波綾

巴戦に敗れ、惜しくも今年のCatch the WAVEの決勝進出を逃した、現レジーナ・大畠美咲。
今大会は水波綾とのAvid Rival(以後、アビリバ)での出場となった。
対戦するのは、桜花由美&桃野美桜<BOSS to Mammy(以後、ボスマミ)>とフェアリー日本橋&藤ヶ崎矢子。
ここ最近のフェアリーは、桜花を相手に2連勝。
また“桜花をハンターしない”矢子vs桜花の絡みにも注目だ。
試合は大畠VS桜花VSフェアリーでスタート。
大畠を指名したフェアリーだったが、桜花ばかりを意識。
無視された大畠が「チャンピオンは私だー!」とドロップキックで飛び込むも、桜花&フェアリーがかわして合体ドロップキックをお見舞い。
しかし、そのまま桜花がフェアリーにバックドロップ!
アビリバが連係で抜け出そうとすれば、ボスマミも誤爆を交えながら必死の連係。
ならばとフェアリー&矢子は魔法攻撃で応戦する。


三者三様の闘い方を見せるなか、孤立したフェアリーが早々に降参。
自ら仰向けにとなり、桜花からカバーされる。

だが、矢子が助けに走り、桜花に対して「クソババア!」発言。
激怒した桜花は小刻みエルボー、ストンピングを浴びせていく。
あまりの激しさに敵である水波が止めに入るほど。
なんとか桜花を沈めたアビリバは、合体スタナーを桜花に決めて抜け出そうとする。


しかし、桃野がアビリバにダイビング・ボディーアタック! 
桜花を救った形ではあったが、その裏でフェアリーが桜花を秘伝でんでんクラッチ零式でクルリ。
横取りフォールでフェアリーは桜花から3連勝を収めた。

4、DUAL SHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<暫定王者組>宮崎有妃&○野崎渚(19分1秒、TKO勝ち)彩羽匠&門倉凛●<挑戦者組>
※ドラゴンスリーパー→レフェリーストップ。宮崎組が第21代王者組となる

現在、WAVE認定タッグ王座は、第20代王者組のNEW−TRA<彩羽匠&門倉凛>と、2・12後楽園で暫定王者組となった宮崎有妃&野崎渚<KUSO ONNA NIGHT>の2チームがいる、というややこしい状況。
ケガのため欠場中していた彩羽のために取られた措置だったが、Marvelous4・15新木場で彩羽が復帰。
ついに決定戦が組まれることとなった。


この試合にNEW−TRAが勝てば、4度目の防衛に成功。
クソ女が勝てば、正式な第21代王者組として認められる。
開始早々、宮崎は門倉の唇狙い。


未遂に終わると今度は恥ずかし固めで精神的ダメージを与えていく。
彩羽の頬にもキスをするなど、“クソ女”ぶりを遺憾なく発揮していく宮崎。
必死に抵抗するNEW−TRAだったが、腹をくくった彩羽がまさかにリップロック返し!


シーソーゲームに持ち込んだNEW-TRAはダブルのトラースキックで宮崎を失速させると、キャノンボールとダイビング・ボディープレスの競演。


しかし、ここで野崎が門倉にドルミル。
なんとか彩羽のカットが間に合うも、門倉はグロッギー状態。
すぐさまドラゴンスリーパーにいく野崎だったが、門倉も脱出して丸め込みを連発。
助けに入った宮崎が門倉をぶん投げカウント2に終わらせると、彩羽にはリップロック。
ところが彩羽にも免疫ができたようで、冷静に口をぬぐうとハイキック。
宮崎と彩羽が同時に場外へと転げ落ちる。
するとリング上は野崎と門倉だけに。
門倉は逆打ちを狙うが、切り返した野崎がドラゴンスリーパーへ。
これがガッチリ決まり、門倉の意識が遠のいていく。
危険とみなしたレフェリーが試合を止めた……。


そこに現れたのは、ボスマミ。
桃野が「クソ女、そのベルトに美桜とマミーに挑戦させて」と挑戦表明すると、フェアリーも「お待ちになって。私は由美から3連勝中よ。アナタたちにはタイトルマッチに挑戦する資格ないんじゃない? 私と矢子が挑戦してあげてもよろしくてよ」と名乗りをあげる。
広田までも「私が挑戦してやるよ!」とリングに上がったが……。
宮崎は「おい広田! タッグパートナー見つけてからこい」と却下。
フェアリーが「エントリーメンバーが多いので、チャンピオン、アナタ(野崎)が決めていいわ」とゆだねると、野崎はフェアリー&矢子を指名した。
「選ばれたのでお帰りはアチラ(とボスマミを誘導)。私たちが挑戦させていただきます。5月19日の大阪でタイトルマッチをおこないまーす。よろしく」とフェアリー。
すると野崎が「バカタレー!」とドルミルで捕獲。
フェアリーが失神したため、仕方なく矢子が担いで退場した。

5、Catch the WAVE 2018~波女決勝戦(時間無制限1本勝負)
○山下りな(20分48秒、エビ固め)浜田文子●
※スプラッシュマウンテン。山下が第10代波女となる 

 2018年の決勝戦は、2年連続の波女を目指す山下りなと、自身の20周年に向けて初の波女獲得に意欲を燃やす浜田文子による対決となった。
慎重な滑りだしから、バックドロップのラリーや雪崩式ブレーンバスターの掛け合いなど意地を張り合う攻防に。
山下はラリアット、スリーパーで試合を組み立てていく。
一方の文子は的確なキックをちりばめチャンスを伺う。
一進一退の攻防のなか、文子のムーンサルトプレスをキックアウトした山下が速攻のスリーパー! 


かろうじてブレイクした文子が山下の顔を蹴りあげる。
張り手、回し蹴りを放ったあとスピンキックを狙うも、山下がラリアットではたき落とす。


2発目もはたき落として今度はラリアットのラリーとなる。
両者ダウン。
なおも山下のラリアット、文子のラリアットが交互にサク裂。
文子の張り手に、山下はヘッドバットで応戦。
続くラリアットはカウント2。
山下の引き込み式ラリアットは文子がかいくぐる。
山下も諦めずに引き込み式ラリアット。
正調ラリアットに繋げて、ダメ押しの一発を狙う。


だが、文子がラリアットで迎撃。
攻守が入れ替わり、文子が速攻のAPクロスへ! 
しかしカバーの瞬間、体勢を入れ替えた山下がカウント2。
その勢いのままスプラッシュマウンテンの体勢に入るも、これは不完全。
もう一度、山下はスプラッシュマウンテンを敢行! 


今度は完璧に決まり、熱戦に終止符が打たれた。

◎Catch the WAVE 2018表彰式


このまま表彰式が行われ、二上美紀子社長が各賞を発表。
各賞と選考理由は以下の通り。
●敢闘賞…Marvelous・桃野美桜、アクトレスガールズ・高瀬みゆき(選考理由:強豪揃いのなかケガもなく、頑張ったことを評価)
●技能賞…朱崇花(選考理由:開幕戦で足首を骨折していたにもかかわらず、最後まで公式戦を終えたことを評価)
●殊勲賞…長浜浩江(選考理由:開幕戦でレジーナに勝ち、浜田文子と引き分けという結果を残したことを評価)
●ベストパフォーマンス賞…宮崎有妃&旧姓・広田さくら(選考理由:Catch the WAVEの激闘の裏側でつねにアブノーマルな勝負を繰り広げ盛りあげたことを評価)
●ベストバウト…大畠美咲VS志田光(3・23新木場、選考理由:二上社長「私の目線から見た試合で、プロレスをしはじめて30年くらい経ちますが、今までの私のベストバウトが少し古いんですけど、対抗戦時代のハーレー斉藤VSみなみ鈴香でした。プロレスの教科書みたいな試合でいまだに印象に残っています。ちょっとそれを越えました。3月23日、新木場大会でおこなわれました大畠美咲VS志田光!」)
私服で観戦していた志田が驚きながらも大畠と一緒に受賞。
試合が評価されたことに志田は涙……。
しかし、そこにベストパフォーマンス賞の2人が乱闘しながらリングへ。
2人には金一封のかわりに、広田にはオムツ1年分、宮崎には移動の際の新幹線のチケット(1回分)が贈呈された。
特別賞…大畠美咲(選考理由:10回連続出場の偉業を評価)
3位…野崎渚、大畠美咲、中島安里紗
なお、中島は今年もメダルをリングにおいて退場。


二上社長がかわりにメダルをかけて写真撮影した。


2位…浜田文子
1位(波女)…山下りな


2年連続の波女となった山下は「優勝しました! 波女、去年に引き続き2連覇です。文子さん、世界の浜田文子ではあるんですが、その前に文子さんはだれよりも純粋でおちゃめでViolenceで、自慢の先輩です。自分は波女としては、かなり不安定な存在ではあるんですけど、今日ここで文子さんとシングルできたことを誇りに思って、自信持ってまたこれからも一緒に試合がしたいです。かなり心配な後輩ではあるんですが、よろしくお願いします。ありがとうございます」とマイク。すると文子から歩み寄り、健闘を称え合った。


マイクを続けた山下は「大畠さん、レジーナの大畠美咲! 単刀直入に言います。そのベルト私が取ります!」と宣戦布告。
すると大畠は「泣き虫で、対戦相手にビビって目も合わせられないような山下にはまだまだベルトを渡せません。次の防衛戦、自信ついたかもしれないけど、その自信をボロボロにくだいてやることがアタシの役目。なるべく早いうちにやりましょう」と承諾。
二上社長も「なるはやで。6月3日の札幌。みなさん北海道旅行がてらに見に来てください」とレジーナ戦をアナウンスした。
最後は、この日、会場にいる出場全選手がリングに上がり記念撮影(中島を除く)。
2018年のCatch the WAVEを締めくくった。

◎文子コメント
文子「いやあ、よく覚えてない…。よく覚えてないけど、すごく満足しています。自分がいることをほかの選手たちがどう思ってるかわからないけど、きっと意味があるんだと最近思うようになって。好きなファイトだったし、気持ちよく負けました。(山下はどうだったか?)浜田文子を倒すってからには、すごく気持ちも入ってたし、負けは負け。気をつけなきゃいけないとは思ってたけど、2回もスプラッシュをやってきたし、私が必要な選手になれていたなら、意味のあるキャッチになったと思う。だからこそここまでこれたんだと思う」
——今後の目標は?
文子「勝てたらミサキとレジーナを懸けてやって、多団体と両方のベルトを取って20周年を迎えられたらって思ってたけど、まあまだ時間もあるしね。今年の私のテーマは『奪』だから、奪って20周年を迎えたいですね」
6、飯田美花引退試合~ごちそうさまでした!(時間無制限1本勝負)
○山下りな&小林香萌&夏すみれ(26分47秒、エビ固め)飯田美花●&桜花由美&長浜浩江
※ラリアット

WAVEの技巧派として確固たるポジションを築いた飯田美花の引退試合。
ラストマッチは飯田の希望により、飯田美花&桜花由美&長浜浩江VS山下りな&小林香萌&夏すみれに。


WAVEを巣立っていった夏と小林は、久しぶりのWAVE参戦。
飯田の引退がかつての仲間を勢揃いさせた格好となった。
入場した山下はすでに感極まった状態。試合前から泣きながら飯田と抱擁する。
しかし、試合は山下組が奇襲をしかけてゴング。
飯田を捕まえると、エルボースマッシュをリレーでお見舞い。
飯田も最後の夏をかわすと、エルボースマッシュ返し。
続いて場外戦。
すると、どさくさに紛れて宮崎と広田も乱入!? 
当たり前のようにエプロンに上がったが、ここは飯田が「おい、一番目立ってんじゃねーよ! 今日の主役、誰だと思ってんだよ」とお説教。


しかし、宮崎がリップロック、広田がボ・ラギノールを飯田に。
2人流のやり方で引退試合に華を添える。
リングに戻った飯田はタニバット、女子プロムーブと懐かしい技を披露する。


長浜VS夏の感慨深い対戦や、山下&夏の2013年同期の共闘など、さまざまなテーマが見え隠れするなか、やはり主役は飯田。
サヨナラトレインでは、所属選手以外にも志田や藤本が参加する。
ラスト走者は、二上社長となったが、ハンマースルーする山下がバックドロップ。
すかさず飯田が低空ドロップキックで飛び込んだ。


さらには飯田とのシングルが流れてしまった小波→高瀬→藤本が得意技を放っていく。


盛りだくさんの内容のなか、あっという間に20分が経過。
飯田VS山下となり、一進一退。桜花がビッグブーツ、長浜がスピアで飯田のアシスト。
すかさずヨーロピアンクラッチで丸めるが、カウント2。
山下もラリアットで反撃するとバックドロップを敢行。
ここで飯田コールが沸き起こる。
山下はラリアットを放つとスプラッシュマウンテンの体勢。
終わりを予感した観客からため息がもれるなか、宮崎が再び乱入し、リップロックでナイスカット。
さらに野崎がビッグブーツでアシストすると、飯田がヨーロピアンクラッチへ! 
キックアウトした山下がラリアットからスプラッシュマウンテンを決めたが、これはほとんどの選手がカットに入る。
再び起こる「飯田」コール。

だが、山下がラリアットを叩き込み、飯田から3カウントを奪った。

 ◎引退セレモニー
セレモニーには多くの関係者が参列。
飯田がデビューしたNEO女子プロレスのOG選手たちも“NEO最後の新人”である飯田の最後に駆けつけた。

さらにはWAVE・OGの渋谷シュウの姿も。
その他にもフリー選手、アイスリボン、PURE−J、SEAdLINNNG、Beginningなど各団体から大勢の選手が訪れ、飯田の労をねぎらった。
最後はZABUNグループがリングに上がり記念撮影。


そして、恒例のプロフィル紹介へ。
リング中央に飯田が立つと、宮崎と広田が乱入……。

最後までWAVEらしい光景に客席から笑いが漏れる。
マイクを握った飯田は「キリさん(リングアナウンサー)、続けてください」と一言。
何事もなかったかのようにセレモニーが続けられたが、リング中央では宮崎が広田に恥ずかし固め。
崩れると、ようやくリングの下にハケていった。
続いて飯田、最後の挨拶……。
飯田「本日はたくさんのご来場ありがとうございました。プロレス業界に飛び込んで8年。自分でもケガの多い選手だったと思います。最後の最後までケガに泣かされるとは思っていませんでした。大事なものも失ったし、辛いこともたくさんありました。でもこんなに先輩、後輩、スタッフのみなさんに支えていただき、家族、友達、たくさんのファンに応援していただいて、私はまわりに恵まれたなと思っています。辛いこと以上にまわりに幸せにしてもらいました。好きだったプロレスがもっともっと好きになりました。私は今日でプロレスをやめますが、イチプロレスファンに戻りたいと思います。いままで本当にありがとうございました」


10カウントゴングは、文子、春日、大畠、水波、フェアリー、朱崇花、後藤恵介、野崎、宮崎、下野が一つずつ叩いていく形式に。


最後のリングコールの際には、白と青の紙テープが飯田を包み込んだ。


飯田は朱崇花、山下、長浜の騎馬に乗ってリングを1周。
ファンに惜しまれながら約7年5カ月の現役生活にピリオドを打った。

◎飯田コメント


飯田「なんか引退した感じしなくて。ちゃんとプロレスやめられるのかなっていう気持ちですけど」
——第1試合から長浜と対戦したが。
飯田「大会始まる前からのゴタゴタで終わって、なんか感動もなくって言ったらあれですよね……長浜がこれから頑張ってくれたいいかなと」
——引退試合には夏らが集まったが。
飯田「なんて言ったらいいですかね。夏と握手したときになんかこれでよかったなっていうのは凄く思いました。メッチャブーイングされていましたけどね(苦笑)」
——今日、一番感動的だったのは?
飯田「あんま選べない。なんでしょう。なんていうか、お客さんがいっぱい入ってたことですかね。埋まっている後楽園ホール見て幸せでした」
——最後、宮崎選手と広田選手が乱入したが。
飯田「WAVEらしくていいんじゃないですかね。WAVEだなって思いました」
——ケガが多いレスラー人生だったが、後悔とかない?
飯田「ケガしたことにはあまりなくて、最後の最後に肩のケガで当たれなかった選手、何試合かあって、小波、高瀬、藤本は心残りだったなって思います」
——プロレスが好きになったと言っていたが。
飯田「プロレスっていう一つのことで伝わるんだなってやっぱりプロレスって素晴らしいものだなって思いました。こんな笑ったりいっぱい泣いたりいっぱい感動して、いろんなことがプロレス一つで幸せだなて思ったり、プロレスっていいなって。今日やっぱ改めて思いました」
——コスチュームはこの日だけ?
飯田「いえ、4・30青森から」
——青森大会はどうだった?
飯田「家族とか親戚とかいっぱい来てて、形も満員にできてWAVE、他団体参戦で試合はあったけどWAVEで凱旋大会っていうのはなかったので最後にできてよかったです」
——今後の予定は?
飯田「今後はしばらく治療に専念して、次の仕事に向けて頑張ろうかなと思います」

 ◎山下コメント


——波女2連覇の快挙となったが。
山下「へへへへ。ふふ……快挙なんですけど、でも悔しいところがたくさんあります」
——具体的に悔しかったのは?
山下「そうですね、やっぱりお客さんの期待値はコレなのかなとか、対戦相手をもっと引き出せたんじゃないかなとか。もっと何かできたんじゃないかって、自分のなかで反省点が凄く多く残ってしまったんですけど、でも、この結果は素直に喜んでます」
——大会を振り返って?
山下「キャッチは凄く密度が濃かったんで。2ブロックしかなかったんですけど、私はどの試合も凄く……今年は特に切磋琢磨という言葉が浮かぶようなそういう試合が多かったかなって思います。若手の子とかの推薦枠で出てて、成長の場になったんじゃないかと思いました。
——そんななかで浜田文子から勝っての波女は意味のあることだが。
山下「この結果に満足はできないですし、勝ったから越えたというのは違うかなって思うし。大畠さんにも突っ込まれたんですけど、ストレートに言うと自分の自信のなさというか、気の弱さが伝わってしまうのかなって」
——6・3札幌で大畠への挑戦が決まったが?
山下「6月3日ですね……。私を見て、大畠さんがリング上で色々と指摘してきたので、個々の大きな課題だなと思いました。この泣き虫を治さないとダメですね(笑)」
——今日の涙はどんな涙?
山下「悔し涙。悔しいです。結果は勝ったことかは嬉しいけど、やっぱりちょっとこのまま人の前に立ち続けるのはちょっと……(涙声になり)今の自分で人の前に立ち続けるのは、ちょっと自分が許せない。自分自身が許せないです」
——タイトルマッチまでに気持ちをリセットする必要がある?
山下「はい。気持ちをリセットというか、またイチからとか、そんなんじゃないですね。ここからまた今の状態の自分から持ち直しつつ、いい意味で今日は自分を壊すことができたんじゃないかと。良くも悪くも。再構築ですね、はい」
——飯田の引退試合の相手も務めたが?
山下「やっぱり、寂しさとか悲しさが凄くあるんですけど、それ以上にこんなに大事な人の引退試合にも、自分の未熟さとか弱さが伝わってしまったのかなっていう。自分は本当に大事な人の引退を送り届けるに値するレスラーだったのかなって、問われるところだったんですけど。飯田さんとの縁はまた続いていくので、これからプロレスファンのみなさんが山下りなという選手の成長を楽しみに見届けてもらえるような選手になっていこうと。それが私の努めだと思います。飯田さんが見ててくれる限り、飯田さんのプロレスは終わらないと思いますから。飯田さんには心からありがとうございましたと、飯田さん、ごちそうさまでした!」
——同期トリオも揃ったが。
山下「もしやと思ったんですけど、安定しない状態で安定しまっている。ぶれない不安定だったというか、フリーになっていって、どうなったのかなって思ったけど、心底悪い意味でこれだけは変わらないと(笑)。申し訳ない、これだけは! 涙も引っ込みます!同期トリオの名前聞いたら(苦笑)。同期トリオって言ってますけど、3バカでいいです。クソ三銃士と呼んでください。2013クソ三銃士という名前で」
——またいつか再結成も?
山下「本当にないです(笑)。今日で最後です! クソ三銃士ラストマッチです(笑)」

 

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