Anivarsario WAVE


★8月19日(日)東京・後楽園ホール
観衆=776人

◎オープニング/選手入場式
WAVE11周年記念大会が後楽園ホールにて開催され、試合に先立ち、ZABUNグループ入場式がおこなわれた。
そして選手を代表し、桜花由美がマイクを握る。
桜花「みなさんこんにちはー。(かすれた声に会場から失笑がもれる)いま笑っただろ。うんうん、あああああ、みなさーん、こんにちはー。ありがとうございます。本日はご来場、誠にありがとうございます。本日の大会はプロレスリングWAVE11周年の大会になります。私ごとになりますが、リアル17周年です。ありがとうございます。プロレス界にもう17年もいます。それはオバサンになるわけで、私は本日、KUSO ONNA NIGHTからボスとベルトを取りたいんです。みなさんクソ女じゃなくて、私とボスを応援してください。そして、もしベルトを取った暁にはボスにハグしてもらえるようにみなさんそれも応援しくてください。よろしくお願いします。休憩のない7試合となっております。おトイレは行きたいときに行ってください(苦笑)。全7試合、選手一同張り切って参りますので、みなさん熱い応援よろしくお願い致します!」

1、ヤングWAVE(15分1本勝負)
長浜浩江&○高瀬みゆき(11分57秒、片エビ固め)青木いつ希●&神童ミコト
※ラリアット

Marvelous8・8後楽園でデビューしたばかりの神童ミコトがWAVEに初参戦。
パートナーはジャパンプロレス2000唯一の女子選手・青木いつ希が務める。
WAVEの大阪大会にはすでに参戦している青木だが、東京大会に出場するのははじめてとなる。
対峙するのは、このところタッグの機会が増えている長浜浩江&高瀬みゆき。
高瀬は8・2新木場でのYシャツトーナメントに優勝し、8・29新宿でレジーナへの挑戦が決まっているだけに、弾みを付ける意味でも負けられない試合となった。
試合前、「お願いします!」と声を張り上げる4選手。
長浜VS神童が対峙すると、Marvelousファンから「ミコト」コールが沸き起こる。
するとWAVEファンも負けじと「長浜」コールを送る。


注目の神童は序盤つかまるも、長浜にドロップキックでやり返し自力で交代。
続く青木がショルダータックルで逆襲。
ブレーンバスターホールドでカウント2。
ロープに走るも、エプロンから高瀬がキックで妨害。
長浜&高瀬でダブルのドロップキックを成功させる。
さらに長浜は串刺しドロップキック2連発につなげると、正調ドロップキック! 
ブレーンバスターでカウント2。
高瀬もカウンターのドロップキック、ギロチンドロップで追撃。
青木もキックアウトしチョップで応戦。
ラリーとなり、青木がいい音を響かせる。


髪を解いて気合を入れ直す高瀬。
青木がショルダータックルを放てば、高瀬もラリアットでやり返し、セカンドからのギロチンドロップ。
これは自滅となるもすぐに高瀬は長浜とのダブルの攻撃を選択。
けれども青木が両腕ラリアット。
さらに引き込み式ラリアットで追い打ちをかける。
ここで神童が出ていき高瀬にドロップキック。
ボディースラムからの押さえ込みであわやのシーンを連発する。
一方、高瀬もセカンドからのエルボーアタックで流れを変えると再びカミカゼの体勢。
これを神童が丸め込みで切り返し、何度も丸め込む。
諦めた神童がロープに走ったが、高瀬がパワースラムに切り返し、渾身のラリアットで3カウントを奪った。

2、メンズWAVE(15分1本勝負)
○新井健一郎(9分8秒、肩固め)後藤恵介●

後藤恵介と新井健一郎は昨年12・29後楽園以来の対戦。
その時はタッグマッチで、新井の逆エビ固めに後藤が破れている。
8カ月経ったいま、後藤は新井を相手にどこまで迫ることができるのか!?
ゴングと同時に後藤がショルダータックル。
序盤から飛ばす後藤だったが、新井が場外に逃げ込むと、形勢は逆転。
リングに戻った新井はワキ固めへ。
フィンガーロックで絞り上げる。
後藤もエルボーでなんとか脱出しようとするが、失敗。
執拗な腕攻めに失速する後藤だったが、新井のダイビング攻撃を迎撃し、ようやくチャンスを迎える。
まずはブレーンバスターを放った後藤。
セントーンにつなげると、串刺しボディーアタック2連発からバックフリップへ。
さらにコーナーに向かう後藤だったが、新井が足にしがみつく。
ふりほどいた後藤がセントーン。
そしてダイビング・セントーンを投下するも、豪快に自滅。
冷静な新井はすぐさまワキ固め! 
必死に抵抗する後藤だったが、新井が肩固めに移行しギブアップ勝ちを収めた。

3、マジカルWAVE(20分1本勝負)
旧姓・広田さくら&○有田ひめか(11分22秒、アルゼンチン・バックブリーカー)フェアリー日本橋●&チェリー

8月いっぱいでOSAKA女子プロレスを退団し、大阪の森に帰ることを発表したフェアリー日本橋。
今大会がZABUN所属としての最後の後楽園大会となる。
そのフェアリーが先発し、有田を相手に自己紹介。
「みなさん、本日ZABUN所属最後の後楽園ホールとなりました。私はOSAKA女子プロレス所属・フェアリー。ジャンボ、今までのことは水に流すわ。お友達になりましょう」と歩み寄る。
有田は「お願いします!」と、アルゼンチン・バックブリーカーへ。
敵味方の垣根を越えて、チェリーと広田が慌てて止めに入る。
自己紹介を頑なに拒否した有田に対し、フェアリーは「私を怒らせたわね。最後の後楽園での魔法を受けなさい」と魔法で有田を投げまくる。


ステッキポンでカウント2。
満足したフェアリーが自コーナーに戻ろうとするが、有田が連れ戻しボディースラム。
その上に広田を投下!
続いて広田がセコンドにいた高瀬、青木、長浜を呼び入れさよならトレイン。
ところがラスト走者の広田のみ迎撃されてしまう。
再度チャレンジしたが、同じく広田だけが迎撃される。
ファンからは「もう1回」コールが起こったが、フェアリーは「みなさん私は引退するわけではありません」と3回目は拒否した。
試合に戻り、広田がロープ渡りの体勢。
しかしフェアリーが手を振りほどいて、「エイ!」と魔法。
怯みながらも広田が一人ロープ渡りへ。
広田が転落すると、すかさずフェアリーがステッキでボ・ラギノール。
今度はチェリーが出ていき、ダブルの魔法を仕掛けると、チェリーに若さを吸い取られたのか、広田の足腰が急に悪くなってしまう。


チェリーは広田を対角線にハンマースルーするが、足をプルプルさせながら走る広田。
それでも犬神家にトライ。
吸い寄せられる選手達のなかには、療養中の石黒淳士レフェリーもいたが、術後もあってかヒザから崩れ落ちる。
次に吸い寄せられたフェアリーが冷静にステッキで股間を強打し、犬神家から脱出。
間髪入れずに有田がジャンピングニー! 
助けに入ったチェリーが有田を羽交い締めにすると、フェアリーがステッキで有田を強打。

持ち手がかわり、今度はチェリーが熟女でドーンで飛び込むが、有田にかわされフェアリーに誤爆してしまう。
お構いなしのチェリーは広田にも熟女でドーン! 
フラフラする広田がフェアリーにときめきメモリアル。
チェリーの誤爆の多さに怒り心頭のフェアリーはステッキで襲いかかるも、寸前でかわされロープを強打。


反動で自分の額にステッキが当たってしまう。
クラッとするフェアリー。
このチャンスを見逃さなかった有田がアルゼンチン・バックブリーカーでギブアップ勝ち!

4、パワーWAVE(15分1本勝負)
△山下りな(時間切れ引き分け)柊くるみ△

アイスリボンを代表するパワーファイター・柊くるみと山下りながシングル初対戦。
年齢ではくるみが若いが、キャリアは上。
山下VSくるみの真っ向勝負の行く末は?
試合は序盤から力のこもったショルダータックル合戦。
くるみが制すると、たまらず山下は場外へ。
くるみも追っていき場外ボディースラムをお見舞い。
反撃に転じた山下はくるみをパイプ椅子に座らせると、後楽園ホールの南側最上段から助走を付けていくが、あっさりくるみがラリアットで迎撃。


リングに戻り、くるみが豪快な串刺しボディーアタックやサマーソルトドロップで仕掛ければ、山下も串刺しラリアットや後頭部へのランニングニーなどで応戦。
バックドロップからスリーパーで捕獲するも、くるみが脱出。
今度はエルボーの打ち合い。
そこからくるみが走ってドロップキック。
ロープにもたれかかる山下にくるくるくるみを投下。
畳みかけようとするくるみだったが、山下が隙を突いた胴締めスリーパーへ。
ここで残り5分のコール。
くるみがブレイクすると、すぐさま山下はトラースキック。
そして引き込み式ラリアットを狙うが、かいくぐったくるみが投げっぱなしジャーマン。
もう一発、放って両者ダウン。
ラリアットの打ち合いでヒートアップしていく2人。
くるみがコーナーに登るが、山下が追いつき、雪崩式ブレーンバスターを敢行。
キックアウトされるとスライディング・ラリアットでカウント2。


くるみの人でなしドライバー(リバース・インプラント)に、山下はラリアットで応戦。
すかさずスプラッシュマウンテンの体勢に入るが、くるみが水車落としに切り返しラリアット! 


ラストチャンスの人でなしドライバーの体勢に入ったところでドローのゴングが鳴らされた。

▼バックステージ
——初対決はどうだった?
山下「いや、めっちゃ楽しかったです。めっちゃ楽しかったです! でも、もっと×2燃えさせてほしいです。私も火を点けたいし、そうですね。なんか力がある人の闘い方と相手への攻め方とかいろいろ改めて考えさせられる試合でした。組まれてよかったです。ただ最後時間切れのゴング聞いててアイツ、わざと人でなしドライバー…。絶対聞いてただろ、あれ。終わりかなみたいな雰囲気を一瞬感じ取ったけど、次の瞬間には真っ白になりましたよ。そういうところも含めて、いい対戦相手と試合ができたなと。またぜひやりたいです。とても清々しい気持ちです」
——次はどんなシチュエーションで決着つけたい?
山下「そうですね、とりあえずどこかでまた。(今回は)お互いの手のうちを知る機会になったので、知った上でタッグマッチとかでもちょっと当たって相手のいい部分を濃縮した状態で対戦するのもアリかなと、タッグマッチとかで。すごいシングル楽しかったので、ぜひ。近いうちに出し惜しみせずにどんどん組んでほしいです。たとえばどういうところか、次はアイスリボンだと思います、やるなら。久々に後楽園をフルに使って試合できたような気がします。まあやられましたけど。登ってる途中でやっちまったなって、これはもしかして前半だよなって息切れが後半に効くような気がしました。いいんです、あとさき考えずまっすぐにぶつかれる選手だなっていうのがわかっただけで、今日は儲けもんです。ドローという結果も悔しいけど、まず気持ちは充実してます。前向きにまっすぐな気持ちで次もぶつかれたら、へんな因縁なく。そっちのほうが会場をフルに使ってできるし、ぜひ再戦をお願いします、藤本さん!」
5、メモリアルWAVE~大畠美咲引退ロード(15分1本勝負)
○水波綾(14分32秒、片エビ固め)大畠美咲●
※ホットリミット

12・29後楽園で引退する大畠美咲の引退ロードが今大会よりスタート。


初戦の相手はよきライバルであり、よきパートナーである水波綾だった。
リストロックやヘッドロックの取り合いからスタート。
熱の入った攻防から水波がショルダータックル。
大畠もドロップキックでやり返す。
足踏み合戦のあと、水波がパワースラム。
マシンガンチョップからのパントマイムへ。
そして、串刺しラリアットで突っ込むも、大畠が迎撃。
そして、大畠がパントマイムからの串刺しバックエルボーをお見舞いする。
大畠が低空ボディーアタック、低空ドロップキック、ジャーマンSHを放てば、水波もカウンターのフロントスープレックスから張り付けラリアット、ぶっこ抜きジャーマンと応戦。
さらに水波が左右からのエルボー弾をお見舞いすると、大畠もバックブローでお返し。


すべてを受け止めた水波がラリアット! 
そしてドラゴンSHの体勢に。
これを切り返した大畠が逆打ちへ。
花マルどっかんもカウント2止まり。
逆に水波がタワーハッカーボムでカウント2。
四つ這いのヘッドバット、ヒザ立ちエルボーでぶつかる両者。


エルボーで活路を見いだした大畠がスカイブルーSHを狙うが、これは未遂。
すぐさまブルーダリアでカウント2。
改めてスカイブルーSHを敢行。
キックアウトした水波は裏投げからホットリミットの体勢。


回転エビ固めに切り返した大畠だったが、水波もラリアット、ドラゴンSHで追い打ちをかける。
そしてホットリミットへ。
これをカウント1で返す大畠。
もう一度、ホットリミットを放った水波。
あえてカバーには行かず、大畠を自力で立たせるとダメ押しのホットリミットで3カウントを奪った。

試合後、大畠がマイク。


大畠「負けたけど、私の引退ロードなんでしゃべらせてもらいます。まず最初にご報告がありまして、以前、婚約を発表していた大石真翔選手と先日入籍したことをご報告させていただきます。でも、そんなもんはどうだっていいんですよ! 私は、12月29日までプロレスが一番で、私が幸せを感じるためにはプロレスが必要です。そのためにも全盛期のままやめるっていうことを立証するために、私はベルトを巻いて引退したい。まず1本タイトルマッチ決まっています。アイスリボン、他団体ですけど、8月26日の文体で水波と組んでハム子ともちが持つベルトに挑戦します。私は、そこでベルトを巻いてそのベルトを防衛したまま引退したい。私の幸せは水波にかかっています。水波さん、私を幸せにしてください(と握手を求める)」
水波「待って、話がおかしい方向に向かっています。とりあえず、取りに行くぞ、大畠!」

◎大畠コメント
大畠「いやー悔しいです。本当に私に残された時間はあと4カ月ちょっとしかないなかで、やっぱり一番ライバル視してた選手に負けるのは凄く悔しいし、負けたまま終われないなと思います。いつまたどこでまた試合するチャンスがめぐってくるかわからないので。そのときは絶対にリベンジしたいと思います」
——お互いの気持ちが詰まった試合になったが。
大畠「そうですね。あとアイスリボンのタッグに向けての士気も高まったかなとは思います。パートナーとしてこんなに頼もしい人はいないなと再確認できたかなと思います」
——WAVEにもタッグのベルトがあるが。
大畠「そうですね。いろんなベルトを狙いたいっていうのはあるんですけど、やっぱり水波が不器用なんですね。一つのことしか目標にできないんですよ。あれもこれも狙うとなると、どっちかがおろそかになっちゃうタイプなので、自分でも言ってたんですけど、部活と勉強が両立できないタイプらしいので、まず一個クリアしてから次を見据えたいなと思います」
6、DUAL SHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<挑戦者組>○桜花由美&桃野美桜(19分22秒、片エビ固め)宮崎有妃&野崎渚●<王者組>
※ビッグブーツ。KUSO ONNA NIGHTが4度目の防衛に失敗、BOSS to Mammyが第22代王者組となる

DUAL SHOCK WAVE2017で結成された桜花由美&桃野美桜のBoss to Mammyが3度目のWAVE認定タッグ王座に挑戦。


王者・KUSO ONNA NIGHT(宮崎有妃&野崎渚)には6・4札幌以来、2カ月ぶり2度目の挑戦となる。
ボスマミは3度目の正直で念願のタイトル奪取なるか? 
勝てば桃野にとって初のタイトルとなる。
桃野が先発を買って出ると、宮崎が早速リップロック狙い。


堪えられると恥ずかし固めを狙う。
これは桜花が阻止してダブルの攻撃で先制に成功。
桃野VS野崎となり、野崎がボスマミに串刺しビッグブーツを狙う。
寸前で桃野がかわしたため、桜花だけに命中。
このあと桃野が野崎目がけて串刺しドロップキックを放つも、野崎がかわして、これも桜花に命中してしまう。
やはりこの日も踏んだり蹴ったりの桜花。
お構いなしの桃野は野崎にアンクルホールドで反撃。
宮崎にはJKボムを狙うが、宮崎はフェースクラッシャーに切り返す。
すぐさま桜花が助っ人に入り、ネックハンギングボム。桃
野がエビ固めで飛び込むがカウント2止まり。
桜花が出ていき宮崎に顔面蹴り、ビッグブーツでカウント2。
ロープに走るも野崎が足をすくって場外へ。
そこに広田が乱入。
宮崎と組み合うと、そのまま試合に巻き込まれる。


桃野が宮崎&野崎&広田にプランチャ・スイシーダを敢行!
勢いでリングに上がってしまった広田。
宮崎との連係で桃野にやり返すとガッチリ握手。
ついに和解か!?と思われたが、続く合体攻撃に失敗し、広田は戦線離脱。


試合が軌道修正されると、ボスマミの合体ファンタスティックフリップ、クソ女の合体技(宮崎のパワーボム+野崎の雪崩式ブレーンバスター)がそれぞれサク裂。


ヒートアップするなか、ついに宮崎のリップロックが桃野に! 
力が抜ける桃野に、恥ずかし固めで追い打ちをかける宮崎。
野崎が必死に桜花を押さえるも、振りきった桜花が助けに駆けつける。
ならばと野崎は桜花にドルミルで排除にかかる。
すると今度は桃野が桜花を救出。
パートナーの絆が垣間見えたが、宮崎がもう一度、桃野にリップロック。
しかも桜花のビッグブーツが桃野に誤爆してしまう。
一気にピンチを迎えたボスマミだったが、復活した桃野がJKボムで桜花のアシスト。
すかさず桜花がビッグブーツで飛び込むが、これは宮崎もカット。
ならばと桃野が宮崎を捕獲。
分断に成功すると桜花がビッグブーツで飛び込みついに3カウント! 


念願のタイトル奪取を果たした桃野は、桜花に猛ダッシュしてのハグ。


桜花も喜びを露わにした。

試合後、桃野がマイク。


桃野「はじめてのベルトを手に入れました。あの、結構うれしいんですね。3度目の正直で、ベルト取る前はベルト取ったら絶対誰とも防衛しないようにしようと思ってたんですけど、だってそうしたらずっとココにあるから。でも、なんか今日試合して誰でも勝てる気がしました! だから誰でもいいですよ。(クソ女に向かって)もう1回でもいいですし」
そこに大畠が現れる。


大畠「おい桃野、ちょっとどいて。宮崎! 私12月29日に引退するんですけど、その前にやっておきたいことあって、私、ハードコアでシングルやって負けてますよね。リベンジしたいです。水波とタッグでやりたいので、誰か連れて来てください」
すると広田が「ちょっと待った!」とリングへ。
広田「ハードコアでも、ベルトでも何でも挑戦してやるよ!」
大畠「呼んでません(と却下)」
宮崎「ハードコア、ハードコアだってよ。山下!」
山下がリングに上がる。
宮崎「ハードコア、一緒に組んでくれますか?」
山下「はい!」
大畠「で、じゃあすぐ。すぐでいいですね。次のWAVE新宿大会! ハードコアマッチ組んでください」
二上社長「あーら、残念。FACEね、もうカード決めてきた」
大畠「私、引退決まってるんで、そういう自由は……」
二上社長「ないです、すみません。もうカード決めてきました。ドン!」
スクリーンには桜花由美&桃野美桜&ナイラローズVS大畠&水波&志田光が映し出される。
二上社長「いやちょっとこないだの対抗戦が面白かったので、すみません。次のホールでやればいいんじゃない?」
大畠「ハードコアマッチ、次の後楽園ホールで?」
二上社長「9月16日。(山下に向かって)わかってるよな。バケツかぶるねんで。バケツをかぶって、そろそろ成功させてくれよ。私が社長のうちに成功させてくれよ。以上」
大畠「じゃあ9月16日よろしくお願いします」
桃野「(挑戦者は)ほかに誰もいないの? いないならずっとここに……」
長浜&高瀬が現れる。


高瀬「アビリバと宮崎さんがハードコア。ということは、もう私たちしかないでしょう!  そのベルト、挑戦してあげてもいいですよ!!」
桜花「私は、やだ」
高瀬「なんでですか!」
桃野「いや大丈夫だと思う。だって勝てそうだもん」
高瀬「今日も絶妙に息が合ってなかったですけど、そこはキッチリ改善してくるんで、やらせてください」
桃野「いいでしょ? 勝てると思うもん。なんでイヤなの? 社長になるんだから、もうちょっとしっかりしないといけないと思う」
桜花「お前、次のフェイスでレジーナだろ? レジーナ取ったらタイトル戦できないからな。それ見てから決めてやるよ」
高瀬「取ったらできないんですか?」
桜花「取ったら次、後楽園でレジーナやれよ」
高瀬「じゃあ両方やります」
二上社長がOKを出す。
高瀬「社長からOK出ました!」
桜花「見てからにするわ。それまでに本当に息合わせろよ。うちは息ピッタリだから(会場から笑いが漏れると)笑うんじゃねーよ」
高瀬「今日も美桜さんに蹴り入れられてたけど、大丈夫ですか?」
桜花「大丈夫だよ。もういい、帰れ帰れ!」
高瀬「じゃあ新宿FACEしっかり見ておいてください」
桜花「じゃあボス、ベルト取ったから締めて」
桃野「このあとも匠さんがしっかりベルトを防衛して、Marvelousフィーバーおこすので、みんさんお楽しみに。ありがとうございました」
試合後、桜花は客席にいた桃野のリアル・マミーにもハグ。喜びを爆発させた。

7、Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
<挑戦者>○朱崇花(19分43秒、片エビ固め)彩羽匠●<王者>
※シューティングスタープレス。彩羽が初防衛に失敗、朱崇花が第11代王者となる

大畠美咲を破り、第10代レジーナとなった彩羽匠の初防衛戦の相手は、日本初のジェンダーレス・レスラーである朱崇花。


彩羽と朱崇花は6・3札幌、8・1新木場とシングルで対戦。
ともにドローに終わっており、今回が3度目のシングルだ。
ゴングが鳴ると、会場は匠コールと朱崇花コールに真っ二つ。
慎重なスタートとなるなか、彩羽が串刺しランニングキック、串刺しドロップキックで試合を動かす。
そして朱崇花の右ヒザを集中攻撃。


蹴り合いは彩羽が優勢。
ロープに走る彩羽だったが、迎撃した朱崇花がドロップキック。
場外に転げ落ちた彩羽に豊田真奈美から譲り受けたという場外ミサイルキックをお見舞いする。


さらにリングに戻って2発ミサイル弾を発射させる朱崇花。
そして、その場シューティングスタープレスから、ライオンサルトを放つが、これは彩羽が剣山。
攻守が入れ替わり、彩羽がニールキック。
そして、再びヒザ攻めに転じる彩羽。


コーナーに登るも、投げ落とした朱崇花が俵返しへ。
続けてチョークスラムを狙うが、堪えた彩羽がキックのコンビネーション。
投げっぱなしジャーマンを放って再びコーナーへ。
やはり朱崇花が追いかける。
これを彩羽がランニング・ライガーボムに切り返す。
さらにフロッグスプラッシュ、スワントーンボムでカウント2。
「終わり!」と叫んだ彩羽はランニングスリーの体勢。
なんとか回避した朱崇花がジャーマンSHへ。
匠コールが起こるなか、朱崇花がチョークスラム。
コーナーに登るも、彩羽が追っていきヘッドバット、雪崩式ブレーンバスターを敢行。
15分経過。
ダメージの残るカラダをエルボーの打ち合いで奮い立たせる2人。
彩羽がカウンターのトラースキックからキックのコンビネーション。
ジャンピングハイキックをお見舞い。
そして、ライガーボムを敢行。
これをカウント1で返した朱崇花がチョークスラムへ。


彩羽もカウント1でキックアウト。
コーナーに登る朱崇花に食い下がる彩羽。
朱崇花が小刻みエルボーでふりほどき、ムーンサルトプレスを投下。
キックアウトされると、すぐさまシューティングスタープレスにつなげて3カウント! 


WAVEのベルトを取り戻すとともに、ジェンダーレスレスラーとして、初のタイトル奪取となった。

◎エンディング
認定証を読み上げた二上社長は「でかした!」と朱崇花の活躍を褒め称え、ベルトを授与。


朱崇花は彩羽に握手を求めるも、彩羽は拒否して肩を叩いてリングを降りる。
朱崇花「彩羽さん! 彩羽さん、ちょっと待って。朱崇花を指名してくれてありがとうございました。今度は朱崇花が王者として、アナタが挑戦者としてまた闘いましょう。これからもライバルでいてください。みなさんリングに上がってください。早く上がってください。なんか辛い……。生きててよかったなと思いました。WAVE、いま大変な状況ではあるとは思うんですけど、きっとみんな前しか見えてないと思うので、これからも11周年目のWAVEもたくさん応援してください。(二上社長に注意される)あっ、12年目のWAVEも応援してください。それではみなさんお足を拝借。(桜花らが一斉にツッこむ)あっ、ご起立だ。ご起立、お願いします。朱崇花がチャンピオンになったからにはまともに締められないと思うんですけど、覚悟しといてください。みなさんで締めましょう。これがWAVEだーーー!」

◎朱崇花コメント


——ベルトを巻いた感想は?
朱崇花「なんか試合前からもしベルト取ったらこう言おうって家で1000回くらい練習したんですけど、やっぱり疲れと緊張で何一つ思ったように言えなかったです。なんか女子プロに入門して3年経って、入門してからもなんですけど、入門する前もやっぱりジェンダーレスっていうものでいろいろ、自分で言うのもなんですけど苦労した部分もあって、ちょっとくじけそうになったときとかあったんですけど、やっぱり努力し続けると夢って叶うのかなって思います。生きててよかったって言っちゃいました」
——彩羽戦を振り返って。
朱崇花「一つ一つ技を出すたびにいつも以上に感情を込めてたというか、彩羽さんと闘うときは結構、意識してることで…。場外ミサイルキックも去年、豊田さんの引退のときに豊田さんからいただいて、まあシューティングもですけど、いつかベルト取るときに出してやろうと思ってたので、この技を出した相手が彩羽さんでよかったなって思います」
——すでに初防衛戦が決まっているが。
朱崇花「そうですね、高瀬さん。8月29日、高瀬さん。まあ、いまメキメキと実力上げてきて、自分自身も見習うべきところあるなと思うんですけど、正直、もう次も勝つなって思いしかなくて、あまり意識してないっていうか……。いまの朱崇花に勝つにはいまよりももっともっといろんな物を研究しなきゃいけないんじゃないかなって思います」
——リニューアル前のチャンピオン。これから4カ月をどうすごす?
朱崇花「そうですね、本当に日本初のジェンダーレス・レスラーとして、結構、前人未踏のことを。女子のシングルのベルトを巻いてるってことで、それにふさわしいいままでにないものをWAVEで見せていきたいなと思います」
——どんなチャンピオンを目指す?
朱崇花「やっぱり女子プロレスってゴツゴツした、その全女みたいなイメージがあるんですけど、華やかで軽やかでみたいな、ちょっといままでにない新しさを自分のなかで意識していきたいと思っていて、WAVEに女性ファンが少ないという印象があるので、取り入れていきたいなという目標はあります」

 

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