2020.01.17

「いきなりフライデーナイト 20 Jan.」

1、から騒ぎwave(20分1本勝負)
○宮崎有妃&優宇(15分27秒、体固め)桜花由美&林亜佑美●
※ムーンサルト・プレス


今年初のフライデーナイト興行は、宮崎有妃&優宇VS桜花由美&林亜佑美のタッグマッチでスタート。

まずは先発した林がゴングと同時に「ワッショイ!」を連呼。戸惑う優宇を見かねてか、桜花も加わり、林と一緒に「ワッショイ! ワッショイ!!」。優宇が仕方なく付き合うと、すかさず林&桜花がガットショット。すぐさま桜花が林を担いでドロップキック!

ハメられた優宇だったが、林のワッショイ首投げを堪えて、攻守を入れ替える。続く宮崎が首投げからのビッグヒップをお見舞い。さらにかわった優宇が腕十字。これは桜花がカット。ならばと優宇は腕へのボディープレスを放って宮崎と交代する
宮崎がキャメルクラッチで捕獲。林が噛みついて脱出を計るも、未然に気付いた宮崎が噛みつき返し。続く優宇は旋回式サイドバスターからのセントーン。カウント2。逆水平チョップを連発していく。

なんとか耐えた林はエルボー連打で反撃開始。ドロップキックを放つも、優宇は倒れない。逆にクロスボディーをキャッチした優宇がセントーンを投下。林も寸前でかわしていく。
かわった桜花が逆襲に出る。宮崎&優宇にフェースクラッシャーを決めると、優宇に串刺しビッグブーツ、ダイビング・サンマドロップで追い打ち。桜花のビッグブーツ、優宇の逆水平チョップがラリーとなる。ダメ押しのビッグブーツを狙う桜花だったが、今度は優宇が受け止めコーナーにパワーボムで叩き付ける。優宇のキャノンボールは豪快だったが、カウント2止まり。桜花も至近距離からのビッグブーツを放ち、ロープに走る。これを優宇がカウンターの払い腰。

かわった宮崎が桜花に張り付けラリアット。林の大声ワッショイで宮崎をひるませ、桜花が投げっぱなしジャーマン! ならばと宮崎は恥ずかし固めを狙うが、「こんなババアやりたくない」と拒否。桜花は「やりやがれ!」と串刺しビッグブーツ、宮崎も「やりたくねーわ!」と串刺しラリアット。お仕置きモードの桜花がDDT、カカト落としでカウント2。
ここで林が宮崎を羽交い締め。桜花が宮崎の目前で「ワッショイ!」を叫ぶが、残念ながら声が響かず……。逆に宮崎が目突き。ロープに走るが、桜花がカウンターのネックハンギングボムで叩き付ける。
戦況が宮崎VS林に移り、カサドーラ狙いの林。押しつぶした宮崎がカウント2。続くジャックナイフもカウント2止まり。コーナーに登る林に、追いかけた宮崎がリップロック。雪崩式ブレーンバスターにつなげて、トドメはムーンサルト・プレスだった。
2、モシャスwave(15分1本勝負)
○梅咲遥(0分6秒、片エビ固め)旧姓・梅咲遥●(=旧姓・広田さくら)
※ドロップキック
◎再試合
○梅咲遥(0分9秒、片エビ固め)旧姓・梅咲遥●
※ドロップキック
◎再々試合
○旧姓・梅咲遥(9分7秒、ラ・マヒストラル)梅咲遥●


第2試合は旧姓・広田さくらVS梅咲遥のシングルマッチ。まずは梅咲が入場するも、もう一度、梅咲のテーマ曲がかかる。そこに現れたのは梅咲遥を“モシャス”した旧姓・広田さくらだった。

野中リングアナが「旧姓・梅咲遥」とコールすると、観客から「遥、かわいいよ」の声。崩れ落ちるリアル梅咲……。すでに精神的ダメージを負っている模様。

一応、握手する2人。ゴングが鳴らされると、梅咲が怒りにまかせたドロップキックをサク裂させる。そのままカバーしまさかの3カウント!
旧姓「……。そんなの聞いてないし。そんな最初から固く来るって聞いてないし。もう1回よ!」

有無を言わせず再試合のゴング。と同時に今度は旧姓がドロップキック。かわした梅咲がドロップキックでやり返し、やはり3カウント!?
旧姓「……。唇噛んだんですけど。急にバーッとくるから。ちょっと待ってよ。これで終わりでいいっていうの? みんなのチケット代の100円分も頑張ってない! もっともっと頑張って、お釣りがくるくらい頑張るんだからぁ! そうでしょ、遥。そうでしょ? (旧姓に向かって『お前が頑張れ』の声が飛ぶと)そうだよ。『お前が頑張れ』って言われてるぞ。もう一本じゃなくていまからだ!」

再々試合となり、旧姓の誇張されたモシャスに、梅咲が「そんなんじゃねーよ!」とエルボー弾。ラリーとなる。そこから梅咲がドロップキック。今度はキックアウトする旧姓。馬乗りになる梅咲。旧姓も取り返す。
梅咲が動くたびに、同じような動きをする旧姓。梅咲が「マネするなよ!」と叫ぶと、旧姓も「マネってなに? 遥だけど!?」と負けてはいない。そしてアゴを突き出しながら組み合おうとする。さすがに梅咲が「そんな出てない!」とクレーム。お構いなしの旧姓はショルダータックルからドロップキック。これは相打ちに。
走る旧姓にドロップキックを放った梅咲。串刺しドロップキックをお見舞い。旧姓もフェースクラッシャーでやり返し、弓矢固め。耐えられると逆エビ固めへ。ボディースラムはカウント2。小刻みにニードロップを放った旧姓。ロープに振るも、梅咲は腰を押さえて崩れる。
すると旧姓も腰が痛くなり、ダブルダウン。カウント9から梅咲がネックブリーカードロップ、ミサイルキック、ボディースラムでカウント2。押さえ込みを連発する。
梅咲の逆さ押さえ込みをかわした旧姓も丸め込む。カウント2。梅咲の首固めはカウント2。そのままフェイントからのラ・マヒストラルを狙う梅咲だったが、最後の瞬間、切り返した旧姓が逆転勝利を収めた。あまりにも旧姓のモシャスが似ていたためか、梅咲の手をあげるTommyレフェリー。だが、よくよく見直して、旧姓の手をあげた。

試合後も梅咲になりきりまくった広田が「遥、頑張ったね、遥、でも私はね、アンタじゃ満足しないわよ。アンタのところのトップにその持ってるベルトそろそろかけない?って言っておきなさいよ」とマイク。

すっとぼけた梅咲が「佐藤綾子さんですか?」と返すと、広田は「そっちじゃなくて…」と否定。さらに梅咲がジャガー横田の名前を出すと、広田は「ジャガーの名前、出すんじゃないわよ! 代表よ。ベルト持ってるでしょ? わかってるなら早く言いなさいよ。そろそろコッチもベルトに挑戦する準備できたから、言っておきなさいよ。ブス!」と投げやりな挑戦表明をしてバックステージへ。
3、Future wave~COUNTDOWN LONG BEACH・212日(15分1本勝負)
○Sareee(11分52秒、片エビ固め)HIRO'e●
※裏投げ

引退まで212日となったHIRO’eのカウントダウンマッチ。今回、組まれたのはディアナのSareeeだった。業界では先輩にあたるSareeeだが、実は同じ年。Sareeeが2月いっぱいを持って、日本から離れることが決まっているため、これが最後のシングルマッチとなる。
スタートから飛ばすSareeeが低空ドロップキックにヘアホイップ。HIRO’eもやり返す。エルボーのラリーを挟んで、Sareeeがドロップキック、ボディースラム、リバースインディアン・デスロックへ。鎌固めで捕獲する。

HIRO’eもドロップキックで攻勢に転じる。逆エビ固めへ。なんとかSareeeがロープ。
5分経過。Sareeeが串刺しドロップキックを放てば、HIRO’eは串刺しスピアでお返し。すぐさまブレーンバスターでカウント2。チンクラッシャーから低空ドロップキックにつなげる。さらにサクラ落としを狙うが、かわしたSareeeがフィッシャーマンSH。カウント2。
今度はバックを取るSareee。HIRO’eが堪えると、Sareeeが引き込み式エルボー。すぐに走るSareeeだったが、HIRO’eがカウンターのスピアを放ってコーナーへ。ミサイルキックからサクラ落としにつなげる。
キックアウトしたSareeeが投げっぱなしジャーマンを放てば、HIRO’eもジャーマンSHでお返し。カウント2。バックドロップからコーナーに向かうも、Sareeeがバックドロップで引き離す。

エルボーの打ち合いに発展し、Sareeeがカウンターのドロップキック、低空ドロップキックにつなげる。そしてSTFへ。堪えられるとSareeeは裏投げ狙い。回転エビ固めに切り返すHIRO’e。
Sareeeもスクールボーイ、ヘッドバットからの首固めでカウント2。走るSareeeにHIRO’eがカサドーラ。キックアウトされるとヒロギョプサルへ。これもカウント2。スピアで突っ込んでいくHIRO'eだったが、これを返したSareeeがジャーマンSHへ。ダメ押しの裏投げで勝利を収めた。

◎バックステージ

——カウントダウンのなかのシングルマッチとなったが。
HIRO’e「なぜこのカードかってことですか? このカード、引退するまでにSareeeさんとは凄くやりたいと思ってて、でもSareeeさんがもうすぐ海外に行ってしまうという話を私も噂で聞いていたので、これは早めに予定をとりたいと思って、やりたいと思って。Sareeeさんと。今日、1月17日、誰とやりたいかと言われたときに「Sareeeさんとやりたいです」って会社に言わせてもらいました」

——実際当たってみて。

HIRO’e「強いですよ。遠慮がない。けど、その遠慮のなさがメチャメチャ気持ちいいし、なんですかね…。海外に行ってしまうっていうのは前からわかっていたことじゃなかったので最後までには越えてやりたいと思ったんですけど、おそらく今日がラストマッチ。越えることはできなかったけど、でもたぶん絶対Sareeeさんはいずれ海外でも活躍して、日本のプロレス知らない人とかにも、プロレスを広めて、Sareeeさんってものがどんどんこれから大きくなっていくと思うので、負けたけど今日やれたってことを凄く誇りに思うので引退までもそして引退してからも、試合ができたってことを誇らしく思って、これからも最後まで頑張っていきたいと思ってます」

——指名を受けての参戦、ほぼ同年代だが?
Sareee「引退しちゃうと聞いたときはビックリしたし、同じ年なんですよ、自分たち。同じ年ってことで、親近感が凄くあって。自分は中学卒業してプロレス界に入ったんですけど、HIRO’e選手は高校卒業してってことで。年も同じ年で、本当にいつも気になってた選手だったので、引退しちゃうっていうのは凄く寂しかったんですけど、まあでも引退するけど、次の夢に向かってということで、自分はアメリカに行って、別々の道に進むんですけども、こうやって一緒にプロレス界でやってきたってことは凄く嬉しかったし、引退ロードの相手に選んでもらえて自分も凄くうれしかったです」

HIRO’e「ありがとうございます」

——お互い一言ずつエールを。
HIRO’e「エールですか? メチャメチャでかい存在になって、私はいつかアメリカに遊びに行って、写真撮って友達に自慢してやると思っています」

Sareee「ハハハハ。自分も世界一有名な女子プロレスラーになれるように全力で頑張ります。HIRO’e選手も未知の世界に進むのでね」

HIRO’e「そうです。いつか資格取れば、Sareee選手の治療を私がやりましょう」

Sareee「頑張ろう、お互い」

HIRO’e「はい!」
4、スクランブルwave(30分1本勝負)
○野崎渚&彩羽匠&響(19分43秒、片エビ固め)朱里&高瀬みゆき&進垣リナ●
※ノアールランサー・ハイ

レジーナとなった野崎渚がメインイベントに登場。隣には前レジーナの彩羽匠と、笹村あやめの代わりに急きょブッキングされた響が並ぶ。対角線にはwave初の元旦興行でレジーナのベルトに興味を示した朱里。NEXT決勝戦後(昨年の12・1新木場)に野崎のほうから「今度、闘うときはお互いチャンピオン同士で闘いましょう」と指名した高瀬みゆき。そして2AW期待のホープ・進垣リナが立つ。さまざまの思いがスクランブルした注目の対戦となった。

試合前、6選手がクリーンな握手。まずはレジーナ・野崎とAWG王者の高瀬が対峙する。高瀬がドロップキックを放てば、すぐに野崎はケンカキック。ヘッドロックで捕獲する。高瀬が脱出し、響VS朱里へ。
先手を打つ朱里がヘッドロック。ショルダータックルを放つ。すぐに起き上がった響が小刻みエルボー。ショルダータックルをお見舞い。朱里はアームホイップ、ガットショット、首投げへ。そしてサッカーボールキックを放って進垣とタッチ。

進垣が響の腕をロープに絡ませ痛めつける。代わった高瀬が逆水平チョップを連発。カウント2。朱里もローキックで続き、進垣がアームブリーカーからワキ固めへ。なんとか響の足がロープに伸びる。

ローンバトルを強いられた響だったが、高速ロープワークからの豪快ショルダータックルでようやく彩羽との交代に成功する。
挽回モードの彩羽は進垣にミドルキック。ソバットから走るが、朱里がエプロンからキックを放って妨害。すかさず高瀬&進垣でクローズラインを狙うが、彩羽が回避。すると彩羽&野崎VS進垣&高瀬でブレーンバスターの掛け合いに。彩羽組が制していく。

しかし進垣もスタンディングのチキンウイングアームロックへ。串刺しドロップキックを放って高瀬とタッチする。高瀬がラリアットで追撃すると、彩羽もミドルキックで応戦。そしてサッカーボールキック、顔面ドロップキックでカウント2。高速ブレーンバスターもカウント2。
朱里が出ていき高瀬のアシスト。トレイン攻撃で攻守を入れ替えると、彩羽のラリアットをかいくぐった高瀬がお返しのラリアット。すぐに彩羽もトラースキックを放って響につなぐ。

響は高瀬にショルダータックル、セントーンを投下。カウント2。エルボー合戦となり、響が一本足頭突きからのスピアを炸裂させる。
一方、高瀬もブーメラン式ドロップキックで形勢逆転。串刺しエルボー、カウンターのパワースラムで追い打ちをかける。さらにかわった朱里が響にミドルキック。串刺しジャンピング・ニーアタック、串刺しランニング・ニーアタックでカバーする。キックアウトされると腕十字の体勢。これはカットに遭い未遂。

響もカウンターのスピアで反撃開始。串刺しスピア3連発につなげる。返されると、ミサイル発射。

朱里もガットショットから走るも、響がカウンターのスピア。すかさず野崎が串刺しビッグブーツ→おしゃれキックを狙うが、かわした朱里が場外の野崎にエプロンからダイブ。リングに戻ってハーフハッチでカウント2。エルボー合戦を挟んで、朱里が投げっぱなしジャーマン。野崎もビッグブーツで応戦する。続く朱里のカウンターのハイキックはカウント2止まり。かわった進垣がドロップキックで追い打ちをかける。
ならばと野崎はドルミルを狙うが、回避した進垣がワキ固めで捕獲する。コーナーに登る進垣に、野崎がブラ下がり式のフロントネックロック。雪崩式ブレーンバスターへ。キックアウトされるとドルミルでガッチリ捕獲。これを進垣が首投げで脱出してみせる。ならばと彩羽が投げっぱなしジャーマン。間髪入れずに彩羽は響を投げ落とすファンタスティックフリップを放つと、野崎がケンカキックで追撃。蒼魔刀もカウント2。さらに走る野崎に高瀬がカウンターのラリアット、朱里がランニングニー、進垣がジャックナイフで飛び込む。

ここで彩羽は野崎の救出にかかるも、助っ人のハイキックは野崎に誤爆。すかさず進垣がキドクラッチへ。なんとかキックアウトする野崎。朱里&高瀬は彩羽&響を排除しようと突っ込むが、逆に彩羽組がロープを下げて、2人を場外へと送り込む。

その結果、リング上は野崎と進垣だけに。ここで野崎がノアールランサーで飛び込むが、ニアロープ。ならばとダメ押しのノアールランサー・ハイを突き刺し、熱戦に終止符を打った。
◎エンディング
野崎「進垣、はじめましてだったけど、アンタ面白いじゃん。また当たることがあればお願いします(とベルトを掲げる)」

朱里「ウチもそのベルト、狙ってるんだよ。忘れてないよね?」

野崎「朱里ちゃん、1日の出来事だよ? 忘れるわけないじゃん。ちゃんと覚えてるよ」

朱里「よかった」
高瀬「野崎さん、お互いベルト巻いてるうちに闘おうねって言いましたよね。忘れてないですよね!?」

野崎「アレでしょ? NEXTの優勝戦で言ったときのでしょ? ちゃーんと覚えてるよ」

高瀬「いつでも準備はできてますんで」

野崎「オーケー×3、いつでもね。オーケー。(響が動いたため注目が集まる)まあまあまあ。今日は急きょ、かわりに参戦してくださった響選手ありがとうございました。そして、彩羽! まさか今日、彩羽が隣にいるなんて、ちょっとすごい最後の最後まで不思議な感じだったけど、今日は組んでくれてありがとう」
握手を求める野崎。応じかけて彩羽は蹴り。

彩羽「バカか、お前は! ベルト取られたのに、そうやってありがとうなんて言ってられないよ。いつかまたそのベルト取り返すんで、キレイに磨いておいてください(と退場)」
野崎の介抱に向かう宮崎だったが、そのままデスバレーボム!? ざわつく会場。

宮崎「野崎、私も狙ってるから、よろしく」
桜花がリングへ。観客から「桜花さんやめて!」の声。

桜花「ちょっとコレ見たらかわいそうだから、私は今日は言わない。大丈夫?×2(無反応な野崎を放置して)ちょっとダメみたいなので、私が締めてもいいですか? チャンピオンになるって大変なんですよ。こんなに狙われちゃって。頑張って! 野崎、頑張って! 頑張って、野崎。えー、本日はご来場、誠にありがとうございました! 宮崎さんまで野崎のベルトを狙っているなんて思わなかったんで、今日は3人だけでやろうかな。広田さん、いないもんね? 3人だけでやります。今日のwave大会は楽しかったですか?(歓声)ありがとうございます! またwave見に…(観客の声に詰まる)ん? なんだって?(『予想以上によかった!』の声)あーっ、ありがとうごじざいます! 今日のwave、予想以上によかったですか?(歓声)次もみなさんの予想を遥かに超える大会にしたいと思いますので、ぜひ見に来てください。あっ、来た、広田さん。あ、旧姓・梅咲遥さん(苦笑)。じゃあ、お子さんにこれがwaveだ! やってもらうかな? できる? できるってよ!? それでは行きますよ。これが……?」

娘「うぇ……」

桜花「できた、できた。(改めて)準備はできてますか! それではいきますよ、これがー、waveだーーー!」
◎野崎バックステージ
——試合後、いろんな選手から狙われたが?
野崎「そうですね。まあ朱里ちゃんは元旦のwaveでレジーナ狙っていくと言っていたし、高瀬は高瀬でレジーナ取り戻したら、お互いチャンピオン同士のうちにやろうと言っていたので、まあそこは忘れてないよっていう。ちゃんと。お互い認識しあえたので、そこまではよかったんですけど…。やっぱ彩羽ですね。やっぱムカつくな。ムカつく。凄いムカつくって思いました。ちょっとでも彩羽が隣にいることが、もしかしたらありえるかもって思った自分を悔やみたいです。で、宮崎さん…。そうですね、宮崎さんは…ちょっと本当に想像してなかったというのが正直です。ちょっといまよくわからないですね」

——野崎さん的には誰と一番やりたい?

野崎「うーん、朱里ちゃんともやりたい、すぐにでもやりたいと思うけど、やっぱ高瀬がね、ベルトを持ってるうちにというのであれば、お互いいつまで持ってるかっていうのがわからないんだったら、熱いうちにやりたいなと思います」

——対戦相手候補が出てくる気持ちは?
野崎「いやー、なんでしょうね。たぶんノーダメージだったらメッチャモテてるじゃん、アハハと笑えたんですけど、イチイチ蹴りとか、デスバレーとか、やりすぎでしょ!って(苦笑)。ちょっとみんなそれほどみんなが私に対して本気だっていうことかなと思うので、まあ嬉しいですね」