2025.08.10

wave 18th Anniversary 『CARNIVAL WAVE』

日時
8月10日 日曜日
観衆818人
開場17:00・開始18:00
場所
後楽園ホール
・入場式
 本日は、18周年記念大会とあり、二上会長を先頭に各選手が入場。
なぜか、選手がVの字の形に並ぶのを見て、「横位置やろ、三角になる必要なくない?」とツッコミののち、挨拶を開始。
二上会長「みなさん、本日はご来場誠にありがとうございます。18年経ちました。(ここで右手を突き上げ場内は「オーッ!」コール)。
 いいですねー、今日も。今17:59です。今日8試合あるんです。あと3時間くらいあるんでこのまんまのテンションで行ってください。
(再度、「オーッ!」コール)18周年、今日はアニバーサリーでカーニバルな大会です」
桜花「みなさーん、こんばんわ。本日はwave18周年記念大会にご来場、誠にありがとうございます。二人で立ち上げた団体が18年経ちました。1年持たないと言われてましたが、私たちの団体ができたあと、咲蘭が生まれました。
私の友達の子が生まれて、waveに入ってくれたことはうれしいく思ってます。
人数が増えたり、減ったりしていますが、これがwaveです。何人いようがwaveです。今日、郷田が体調不良のために会場には来れませんでしたが、郷田も心の中では応援してくれると思いますので、みなさんは郷田の分も合わせて応援してください。(「オーッ!」コール)」
二上会長「みなさん、準備はいいですね、騒ぐ用意はできてますよね。18周年、wave大会スタート!(「オーッ!」)
1,咲蘭Anniversary wave 4th(30分1本勝負) 
〇柳川澄樺&神姫楽ミサ(12分38秒、エビ固め)咲蘭●&しのせ愛梨紗
※glesin。


4周年を記念して、咲蘭のテーマ曲を歌う、アイドルグループ・れんてつが来場。れんてつの生歌により、咲蘭が入場することとなった。まずは咲蘭に先立ち、れんてつが入場。
して、本人たちが咲蘭のテーマ曲を歌いだすと、れんてつへのコールが飛ぶ。れんてつのファンも多数詰めかけている模様だ。
 曲に合わせて咲蘭の入場してくると、4人のセンターに立ち、シュッポッポダンスを披露。
 そして、「咲蘭選手、4周年おめでとうございまーす!とれんてつメンバーが祝福してリングを降りた。
試合が始まる前から、すでに感極まって泣きじゃくる咲蘭を狐伯、炎華がなぐさめる。続いて、パートナーは公私ともに仲が良いしのせが入場。
対戦相手は8月よりフリー活動を開始した1111(フォーワン)。デビュー時から対戦してきた間柄であり、咲蘭にとって欠かせないメンバーに囲まれての4周年試合となった。
咲蘭&しのせの「お願いします」の握手に1111も応える。 先発は咲蘭と神楽姫。まずは咲蘭と神楽姫が互いに足踏みに出るも、柳川が
カット。ダブルのキックから磔に出ると「咲蘭、4周年おめでとー」と手洗い祝福。しのせもすかさず咲蘭の正面に回って、祝福ポーズに加わる。
咲蘭と神楽姫が足の踏みあい。神楽姫がタメを聞かせたボディスラム。続くセントーンは自爆。咲蘭が低空ドロップキック。しのせがボディアタック。
神楽姫がエルボーからセントーン。柳川が正面からドロップキック。ロープに振るも、しのせが体をキャッチしてフォローすると、咲蘭が反撃のチンクラッシャー。ダブルのフェースバスター。しのせがかわず落とし。柳川がエルボーで返すと、1111がトレイン攻撃を決める。
柳川がカニはさみでしのせを倒すと、神楽姫がジャンプしての跳び箱エルボーを放つ。柳川がネックブリーカードロップ。2カウント。
 神楽姫がドロップキックから「パロスペシャル、行くぞー!」と予告してからのパロスペシャル。絞り切った後、スクールボーイ。2カウント。続けて低空ドロップキックを打ち込む。
今度はタックルに行くも互角のぶつかり合いに。2発、3発と続くもどちらも倒れず。7発目でようやくしのせが制すと、低空ボディアタック。さらにセカンドロープからのダイビングボディアタック。2カウント。神楽姫がタックル。
しのせがエルボー。神楽姫もショートレンジのラリアットを打ち込んでダブルダウン。
 咲蘭と柳川。柳川がローリングキックから倒立ニードロップ。さらにバッククラッカー。ロープにもたれた咲蘭に、柳川は背後からニー、背中へのドロップキックと叩き込む。
柳川がコーナーへ振ると、咲蘭がブーメランアタックからワキ固めで切り返す。
 さらにカサドーラ式フットスタンプへ。フットスタンプを投下するたびに観客から「オーッ!」のかけ声が飛ぶ。
柳川がコンテンポラリーキック。咲蘭がエルボーを連打し、再びワキ固めで絞るもロープに逃れられる。咲蘭が619からダイビングフットスタンプを狙った
が、これは自爆。
神楽姫がラリアット。1111がダブルのブレーンバスター。合体による跳び箱式ヒップドロップで神楽姫が飛んでから、柳川のジャックナイフは2カウント。
柳川がブレーンバスター。2カウント。1010を狙ったが、これは咲蘭が切り返してスクールボーイ。3連続で丸め込んだが、カウント2。
 柳川がglesinで丸め込んで3カウントが入り、オープニングマッチを飾った。
・バックステージ
咲蘭「素晴らしいれんてつのシュッポッポを生で見れて、waveのお客さんに見ていただけて、本当にうれしかったです。自分がアイドルの経験もないのに、わざわざセンターで踊らせていただいて、うれしかったです。このカードは自分の今までの思い出がたくさん入ってるのかなと思ってて(泣き出す)、こうして新しい団体に入って、またこういうカードを組んでくださってうれしかったです。でも勝ってもうちょっと成長を見せたかったです」
しのせ「咲蘭さんがお願いしてくださって、実現したカードだったと思うんですけど、本当にたくさん、お願いしてくださったと思ってて、こうやって4周年を私が隣で務めさせていただくことができて本当にうれしいです」
2,スクランブルCARNIVAL WAVE(20分1本勝負)
〇SAKI&真白優希&YuuRI(14分16秒、片エビ固め)ダーク・シルエタ&梅咲遥&香藤満月●
※スライディング式ビッグブーツ。

真白が気合十分に「3人まとめてかかってこいよ、おらー!」と挑発。「真白」コールが起きるも、本当に、3人がまとめてかかってきて、追い詰められる。
香藤が真白を持ち上げると、SAKIがカット。梅咲がボディスラムから髪をつかんでキャメルクラッチ、弓矢固めへと移行する。
 続いて、シルエタがストンピングからキャメルクラッチ。チョップで攻めるも、真白がトップロープからのコルバタ、さらにはティヘラと続け、メキシコ遠征の効果を一気に見せる。
YuuRIがシルエタへチョップ。香藤がカットに入ろうとリングイン。YuuRIは二人をぶつけると、ダブルのネックブリーカードロップを決める。
 YuuRIは同じくカットに来た梅咲もボディスラム。シルエタにラリアット。シルエタが三点飛び式ドロップキックで返す。
 5分経過。
YuuRIがソバット、シルエタはトラースキックを放つと、YuuRIもトラースキックを打ち返す。シルエタがニールキック。2カウント。
続けて、香藤がタックルに行けば、梅咲も飛び出してその場飛びフットスタンプ。さらにおんぶ式プレスは2カウント。
YuuRIがエルボーに行けば、梅咲も打ち返す。その後も打ち合いとなる。梅咲がリストロック式のエルボーを連打。
真白がドロップキックでカットに入り、流れを変えると、SAKIもキック、YuuRIが619と連続攻撃を見せる。正面からドロップキックを放つも2カウント。
SAKIと梅咲。SAKIのチョキパンチを梅咲がキャッチする。セーフのポーズができないでいると、真白が飛び出し、目つきを決めてセーフのポーズ。
梅咲がブロックバスターからマウントパンチ。続けて、香藤がボディプレスを2連発投下。さらに持ち上げると、カナディアン式に抱え上げる。宙づりトレインから、香藤がドロップキック。
香藤がセカンドロープに上ろうとするも、SAKIが蘇生すると、コーナーへ水平に起き、ランニングニーをぶち込む。
SAKIが香藤へブレーンバスター狙いも、持ち上がらず。仕方なく、カンパーナに捕らえ、香藤の巨体を浮かせると、大歓声が起きる。
 香藤がタックル。YuuRIのアシストから、さらに真白の目つきも加わって、SAKIが丸め込むも、カウント2。SAKIは3人の連携に出ようとするが、香藤が3人まとめてボディアタック。さらにSAKIへヒップドロップを投下、2カウント。
香藤のダイビング・ボディプレスは自爆。SAKIが低空ランニングニーも2。ここで各選手が入り乱れ、真白がDDT、シルエタがブレーンバスター、YuuRIが延髄蹴り、とそれぞれ技を打ち込む。
乱戦の中、SAKIとYuuRIがサンドイッチ式のハイキックを放つも2カウント。SAKIがスライディング式のビッグブーツで3カウントを決めた。
3,BIazing blue wave(20分1本勝負)
〇網倉理奈&櫻井裕子&ウナギ・サヤカ(10分42秒、エビ固め)世羅りさ&青木いつ希&関口翔●
※同士討ちから丸め込む。


 7・19後楽園で宮崎との共闘を継続することになったウナギ。さらには宮崎の呼びかけで網倉&櫻井も合流して4人によるユニットがいよいよ始動。
セコンドとして宮崎も登場。まずはブリブラコスチュームにブリブラダンスを4人で披露。
やりかたのわかっていないウナギは隣を見ながらなんとかともに踊る。「よろしくおねがいしまーす!」シャウトを見せる網倉に青木も当然のごとく、「よろしくおねがいしまーす!」の倍返し。
と、そこまでは良かったものの、青木は「よろしくう」と世羅に先発をゆだねる。いっぽう、網倉組は「行く!」と網倉が立候補。
 ということで世羅と網倉でスタート。世羅が顔面かきむしりを見せると、網倉がタックルで返す。
しかし、連発でも倒れない。ならばとゲンコツを放ってからのタックルでなぎ倒す。
 櫻井が世羅を磔にすると、ウナギと網倉が、場外でゴムパッチンをスタンディング。
背後から青木が櫻井を攻撃するとひるんでしまい、ウナギ、網倉にそれぞれゴムパッチンが命中する。さらに青木&関口の連携と続き、世羅も加わって3人でポーズを取る。
続いて、世羅がコーナーに上り、リバース・ニースプラッシュを狙うが、ヒザ負傷中により、「ヒザはダメだよ、でも私のヒザを使えー!」と青木がおんぶしてのニードロップを命中させる。
世羅が櫻井へ羅紗鉄も2。
 青木が飛び出し、背中へのタックル。フェースバスターからボディプレスも2。櫻井がコブラに捕らえ、グラウンドコブラに切りけ返すも2カウント。さらにビッグブーツからブレーンバスター。
ウナギが開脚式フェースバスターからギロチンドロップを投下。青木がエルボー。ウナギも打ち返す。エルボー合戦から、ウナギはカウンターのハイキック。
網倉&櫻井による合体おんぶ式プレス、ウナギがDDTもカウント2。青木がウナギの背後にニー、関口の619から、青木がブロックバスター。
青木のニー、関口がセントーンの連続攻撃を見せるが、ウナギがバッククラッカーで切り返してのスタナー。網倉がタックルからローリングダブルチョップ。拍手を扇動すると、串刺し攻撃を狙ったものの、青木が飛び出し、タックルを打ち込んでカット。
関口が羽交い絞めにし、世羅が「絶対持っとけよ!」エルボーを決めたがこれはなんと成功してしまい、観客がどよめく。青木がコードブレーカー。さらに「網倉つぶれろプレス」。関口が大外刈りを打ち込むがウナギがカットに入る。
櫻井がボディスラムからトレイン攻撃。網倉がカナディアンに抱え上げたところに櫻井がキックの合体攻撃。網倉がキャノンボールから、ダイビング・セントーン。
青木はニードロップでフォールのカットに入ろうとするも、かわされて関口に誤爆。関口はカケラホマ、櫻井がカット。ここで世羅のエルボーが関口に誤爆し、そのまま網倉が丸め込んで3カウント。メインの宮崎に向け、ブリシスが勝利で勢いをつけた。
4,モシャスCARNIVAL WAVE~方言彼女~(15分1本勝負)
〇シン・本間多恵(10分52秒、ダブルフォール勝ち)本間多恵〇
※ホンマサンド(仮)から。ダブルフォールによる引き分けの判定が下されたが、両者の希望により、ダブルフォール勝ちに変更。


 名古屋弁と郷土愛で、プチ抗争を繰り広げていた両者。本間の10月の引退を前に、広田の復帰が重なりおそらく最後になりそうなシングル対決が実現した。
まずは本間の入場後、同じように、本間のテーマが鳴り響く。特攻服に身を包んだ「シン・本間多恵」が登場した。特攻服には「トラブル前に報連相」ではなく、「トラブル前にカンチョー」と書かれていた。
「タエ」コールが響くなか、「必ず方言を使って試合する」ルールが読み上げられる。
 ロックアップで広田が押し込むと、「圧、圧! なんでそんな目になるん?」という本間に、「あんたそのもの、あんたのことだから」と返す。
その後、ルチャの攻防となるが一進一退というよりかはどことなくギクシャクした空間に。それでもお互いが見合うと、場内から歓声が起こる。
 広田がマイクを持つ。
「アンタ、何動揺しとんの。あんたの得意のルチャっぽいのやったのに、どうしたん? アンタ。引退する言うて舞い上がっとるんちゃうの?」
本間「ほんじゃ、もう言うとるけど、眼圧強すぎたのでびっくりしてもうた。ごめんねえーごめんねえー」
広田「こんなもんやわ。おんじなようなもんやわ。アンタ、本当に引退すんの」
本間「引退するてー。ありがとね、いままで」
広田「楽しかったわあ、今日が最後だわー。アンタとは、白黒つけないかなあかんおもとるから。うちの地元のほうが有名なんだわ。アンタ、うちのおばあちゃん、落合監督、落合信子夫人とマージャン仲間やったんやわ」
本間「それ越えられるわ。ウチはイチローとおなちゅー(同じ中学)。直属の先輩、こっちは世界やわ」
広田「ほんなん言うたら、うちのお母さん、舘ひろしの高校の先輩、これがすごくない?」
本間「舘さんはどえりゃー、すごい。うちのオカンもどえりゃーファンやの。今日、おかんリアル誕生日やわ。最後までケガせんと頑張るで。おかん、おめでとー」
 と二人で客席のほうに手を挙げると、広田が丸め込む。場内大ブーイング。
本間が広田の腕を取る。「折り紙! 折り紙!」と折り紙で作られたコスチュームに突っ込みながらも、ぶら下がり腕ひしぎからミサイルキックは2カウント。さらにワキ固め。これを抜け出した広田が腕ひしぎからアームバーへ移行。本間とまったく同じ動き、同じ技の入り方を見せる。
「タエ」コールが響くなか、本間が腕を取る。「回れ!」の指示に、広田は本間の周りを回るのみ。今度はロープに上るも、そのままトップロープから転落。「もう一回」コールに、今度はロープ回転に成功もロープジャンプに失敗。
続いて広田はぶら下がり腕ひしぎの姿勢を取り、本間は呼び込む。本間は「行けるの?」と確認するが、誘いに乗るとスローに決めていくが、重さに耐えきれず、ともに崩れ落ちる。
今度はブラックハーツばりの「わからないわからない」から、「どーっちだ」と二人が横並び。
 エルボー合戦から、広田が「偽物はどっちだー」と場外へ飛び出しアピールを続ける。
このチャンスに本間が広田ばりのトペを狙ったが腰をロープに残して失敗。広田が、場外から助走をつけて、ランニングしてのキックを狙ったが、転んで直前で失敗。本間がボ・ラギノールから丸め込んだがカウント2。
 広田がスクールボーイも2。本間がDDTを決めるも、FFDを食らう。広田がボ・ラギノールからホンマサンド(仮)で固めるも、両者の肩がマットについてしまい、ダブルフォール状態に。そのまま3カウントが入ってしまった。
広田「ちょっと待ちゃあ。あたしらシングル最後なにょ。あんだけがんばっとって、なんでどっちも勝ったらんの。

お母さん誕生日なんで生中継で見とるんで。そういうときは二人とも勝ってる」
 このアピールに本部席も「それでは勝者、二人、の本間多恵」ということに訂正。両者が勝者と認定された。
5,ゴキゲンCARNIVAL WAVE(20分1本勝負)
葉月&〇コグマ(9分13秒、エビ固め)米山香織&チェリー
※同士討ちから丸め込む。


 スターダムからFWCの葉月&コグマが参戦。ともにこれまでwaveへの参戦経験は豊富にあるもののタッグチーム&ユニットとしてようやく参戦することとなった。
コグマが手を挙げると、米山&チェリーも手を挙げて、それに応える。しかし、葉月は乗らずに場外へ降りる。
 大「葉月」コールが起きると、葉月もしぶしぶリングイン。そして、大「クマ」コール。4人で横並びとなり、そろって「クマー」ポーズの際、葉月は耳をふさぎしゃがみこんでブーイング。
「やれよー」と米山&チェリーがツッコミ。コグマまでも「クマやれよー」と葉月を叩いて、米山&チェリーとともにからトレイン攻撃。しかしコグマの一撃はすかす。
米山&チェリーはコグマにクロスラインからゴキゲンBBAポーズ。さらに合体キャメルクラッチで締め上げる。
 そして、米山がコーナーに追い詰め、鼻フック。チョップを叩き込む。
コグマがスタナーで脱すると、葉月がミサイルキックからフェースロック。チェリーがカット。葉月が挟んでこかすとセントーン。コグマも飛び出て、ダブルでの顔面ウォッシュ、さらにダブルのランニングキックと畳みかける。2カウント。
米山がモンゴリアンチョップからクロスチョップ。チェリーが足をこかせてから入るアンクルホ-ルド。コグマをも捕らえて、ワキ固めに取り、一人で二人を絞る。
チェリーがどてっぱらパンチ。アームホイップ。葉月がエルボー。チェリーも打ち返し、「来いよー」と手を挙げる。葉月が打ち込むと、「クソガキ、いい加減にしろ!」とチョーク攻撃。これに怒った葉月が立ち上がり、「このクソバ…」まで言ったところで、コグマが「それはダメ」と口を封じる。
FWCが「このクソお姉さん!」ときれいな言葉に言い直してのダブルDDT。そしてコグマは「このお姉さんー」と叫んでニーを落とす。
 コグマがクマポーズ。「お姉さんも一緒にせーの!」と呼びかけたが、スクールボーイで丸め込まれる。チェリーが逆エビの複合技を決めると、葉月がカット。
FWCは「お姉さんを倒しましょう」と、ダブルのエルボー。さらにコグマ、葉月がセントーン。ダブルの低空ドロップキック、2カウント。
 葉月が羽交い絞め。コグマは「お姉さんー!」とまさかの胸モミ攻撃。しかし、お姉さんには全く通用せず。
コグマは「このクソババア」と本性をあらわしてエルボーを打つが、葉月に誤爆。米山&チェリーはダブルのどっこいしょから、ゴキゲンBBA爆弾を投下。
「米ちゃんもっとけ、絶対離すなよ」でチェリーは「お姉さんでドーン!」を狙ったが、これはかわされて誤爆に。そのままコグマが丸めこ
んで、3カウントとなった。
6,メモリアルCARNIVAL WAVE (30分1本勝負)
〇加藤園子&永島千佳世(11分31秒、ラ・マヒストラル)桜花由美●&紫雷美央

 11月に引退を控える加藤に、炎華が自ら希望して挑むはずだったこの試合は欠場によりカード変更。
 炎華はセコンドとして、戦況を見守った。
桜花は入場とともに、まずは「オーッ!」を一発。
 加藤は対戦相手の二人を見て「懐かしい顔ですねー」とつぶやく。
 美央「加藤、出て来いやー。勝手に引退してんじゃねーよ 」
 加藤「なんでお前にいわれなきゃいけないんだ」美央「オマエの引退早めたるわー」とローキック合戦からスタート。
美央が蹴り負け、トドメの一発を打たれそうになると、「待って!」と命乞い。ここで普通に立ち上がり、構えると、「今日のところはこれくらいにしといたるわ」でコーナーへ戻り、大ブーイング。
仕方なしに「こんちくちょー」と殴りかかりに出る。桜花も出てきて、「炎華の気持ちで行くぞー」と加藤、永島をコーナーに振り、桜花、美央がそれぞれ、側転エルボー狙いで回転するも、まったくできてなくて、それぞれ崩れ落ちる。桜花は「やったことないし」と言いながら場外転落。
続いてそんちかが美央を捕らえ、加藤のローキックから永島のフェースバスター。ダブルで腕を取り、炎華を呼び込むと、3人でポーズを決める。
桜花が「炎華の気持ちー!」と「オーッ!」を入れてからのランニングビッグブーツ。
さらに「炎華の気持ちー!」からの串刺しブーツ。
美央とのダブルキックからサンドイッチキック。さらにビッグブーツも2。
 美央は「蹴り返してやるよ」とローを入れると、加藤も蹴り返す。
 永島がカウンターのハイキックからフライングボディアタック。2カウント。
今度は永島も「行くぞー」と「オーッ!」を取り入れる。
 5分経過。美央が永島を呼び込み、土蜘蛛で締め上げると、トップロープからのミサイルキック。桜花が「オーッ!」からのビッグブーツ。永島は突進すると、桜花はスタンガンで返し、ランニングブーツを放つ。さらにはバックドロップ。永島はDDTで切り返す。
美央が永島をはがいじめ。「絶対持っとけよ」攻撃を狙ったが加藤がカット。永島はエクスプロイダー。2カウント。
 加藤が正面と背後から蹴りを連発。加藤も「オーッ!」を入れる。「炎華の気持ちー!」と投げっぱなしジャーマンからハリケーンドライバー。続けてダイビングギロチンは失敗。加藤はエルボー、桜花は「炎華の気持ちー!」とロープに振るも、フライングニールキックで切り返される。桜花は負けじと、ネックハンギングボム。
加藤がドラゴンスクリューから永島がフットスタンプ。さらに加藤がダイビングギロチンを決めたが、2カウント。
 美央が桜花を踏み台にしてのかかと落としから、ペディグリー。桜花もカカト落としを投下したが、2カウント。
さらにチョークスラム。しかしビッグブーツは自爆となり、追い詰められると、美央が久しぶりに工事現場のコーンバーを取り出してカットに入る。しかし、かわされて桜花に誤爆。そのまま加藤がマヒストラルで桜花、永島も美央を丸め込んで3カウントが入った。
試合後はバーを使って永島が美央を締め上げるハプニングも。
加藤「久しぶりの後楽園、勝ったぞー! いくぞ、炎華の気持ち、オーッ! オマエら二人、このカード組んでくれてありがとうなー。そんで炎華、プロレスしてたらケガはいっぱいある。私も永島もケガだらけだ。でも這いつくばってまたリングに戻る。みんなが待ってるんだよ。オマエが治ったらもう一回やってやる」
炎華もリングへ。
永島「いつ治るの? だって時間ないよ」
炎華「(泣きながら)頑張って治します…」
永島「最後に締めますよ。炎華の気持ち、オーッ!」
 こうしてリングでの再会を約束した。
7,Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
<挑戦者>狐伯(18分29秒、パケーテ)上谷沙弥<王者>(第16代波女)
※第22代王者5度目の防衛に失敗。狐伯が第23代王者となる。


 狐伯にとって、波女獲得に次ぐ、大いなる目標は上谷の打破と、それに伴うReginaの奪回。
昨年のCATCH準決勝、そして今年1月のRegina戦では敗れており、そのリベンジと、いまだwaveのリングで敗れていない上谷のストッパー役を果たしたいところ。果たして世紀の大一番はどうなる…?
まずは大「狐伯」コールに包まれて試合開始。ロックアップから、グラウンドの展開。狐伯が上に乗るが、上谷も腕を取り返す。今度はヘッドロックの取り合い。ヘッドロックパンチから、狐伯がタックル。
上谷は立ち上がると、正面からのストンピング。狐伯はブーメラン式アームホイップから低空ドロップキック。
 上谷はフォールをブリッジで脱出すると、低空ドロップキック。場外へ落ちた狐伯にエプロンからのプランチャ。そして、上谷は客席へなだれ込むと、狐伯を南側客席中段まで連れていく。
先にリングへ戻ると、イスに座って待機。狐伯もリングへカムバック。座っていたイスにぶつけると、フライングニールキック。さらにストンピングを落とすと、スリーパーへ。狐伯が必死にロープへ体を持っていく。
狐伯がエルボー。上谷は「もっと来い!」と手を広げる。狐伯が連発すると、上谷も打ち返す。
壮絶なエルボーの打ち合いとあなるが、狐伯がスタナ―。上谷も正面からキックで返す。上谷がコーナーに振ると、狐伯はブーメラン式ミサイルキックで返す。さらに足を引っかけて動きを止めると低空DDT、続けて低空ランニングニーを決める。
ドロップキックは空を切ると、上谷がエルボー。狐伯はエプロンへ降り立つと、上谷をコーナーポストに当て、倒れ込んだところにロープブレイク越えのサマーソルトドロップ。2カウント。
狐伯が「上谷!」と叫んで、エルボーを何度も振り下ろすと、上谷もカウンターのドロップキック。狐伯はロケットニーで打ち返す。さらに低空ドロップキック、ミサイルキックと放つが2カウント。
上谷はニーをキャッチすると、後ろに投げ飛ばす。狐伯もブレーンバスターで投げ返してダブルダウン。狐伯がコーナーに上がると、上谷が迎撃で立ち上がり、雪崩式フランケンシュタイナー。
これを狐伯が前方回転エビ固めで切り返す。
上谷はトラースキック、ソバット、旋風脚の3連打。2カウントで狐伯が執念のキックアウト。
狐伯がエルボー。上谷も打ち返す。エルボー合戦から、狐伯が足を払いにスライディングするが、上谷が延髄蹴り。ダブルダウン。
 コーナー上の狐伯に上谷がコーナーで迎撃で、セカンドロープまで上る。狐伯が頭突きで動きを止め、アストロシザースから低空ジャンピングニー。2カウント。
ここでパケーテも2。さらに変形バックブリーカーも2。再度、低空ジャンピングニーからそうまとうとラッシュをかけるもそれでも上谷は3カウントの音を聞かない。 
 上谷は強引にスタークラッシャー。これを狐伯はエビで返す。パケーテを狙うがブリッジで返す。
ここで直伝ダブルアームTが決まるも2カウント。
 そしてパケーテでついに3カウント! ついに狐伯がReginaのベルトを腰に巻いた。
認定証からベルトの授与。マイクを持とうとしない狐伯に、二上会長が「なんかしゃべりなさいよ」とツッコむ。そして「ひと言だけいいですか? 沙弥様、デビュー6周年、おめでとうございました。今日、ウチは18周年なんですが、お花は1台も来てません。入口に飾ってあった1台は沙弥様のものです。アナタさすがです。いつでもまたアナタのwaveに戻ってきてください、ラヴィット!」とメッセージを送った。
 エプロンで聞いていた上谷は礼を示すと、控室へと引き上げた。
狐伯「上谷、オマエそんなダメージで来週のラヴィット出れるのか。代わりに出てやってもいいぞ。上谷、跪け。永遠にさようなら」
・バックステージ
「あぶねー。危なかった~。マジでこの試合、この前に上谷の試合、めっちゃ見たんですよ。見ても見ても軟体動物だし、何も読めなくて、でも自分の技は決めたいと思って、何回もパケーデ失敗したけど、何回もダブルアームTやろうとしたけど、阻止されて。それでもどっちもやり切ってよかったです。
この波女になって、Reginaになった人はいっぱいいた?(「過去いっぱいいました」)クソ―! 初めてじゃないってことは、これから次また初めてのこと成し遂げたいと思います。狐伯の願いはwaveの全試合、狐伯はタイトルマッチやりたいです。けど、炎華も郷田もやすんでいるから、まだまだ難しいかもしれないけど、waveの全員とこれを賭けてやりたいと思います。しんどかったー。(Reginaのベルトを巻いた気持ちは)狐伯になって、タッグのベルトを獲って、本当はタッグのベルトをwaveで取りたかった。タッグパートナーずっといなかったからそれをやりたかったんですけど、チャンスって巡ってくるもので、CATCH中、自分で言うのもなんですけど、今までのプロレスラー人生の中で一番努力してて…。今回、本当に度努力して結果残そうと思っていたから、波女取れて、このベルト取れてうれしい気持ちでいっぱいです。(ストップ上谷を果たしたことに)いまのwaveに上谷に勝てる人は自分しかいないって心の底から思っています。強さで言えば宮崎さんが勝てる強さは持たれていると思うんですけど、あの方はいいところでふざけちゃう。それが自分の中でしっかりしなきゃという気持ちを芽生えさせてくれたと思います。強さだけで戦っている人ばかりじゃないから。特にwaveは(笑)。これで自分がチャンピオンになって、咲蘭、炎華、郷田がもっともっと強くなって、waveという団体がコミカル
だけじゃなくて、強い団体と思ってもらえるように頑張ります」
8,デンジャラスCARNIVAL WAVE(30分1本勝負)
葛西純(20分44秒、体固め)宮崎有妃
※ラダー上からのパールハーバースプラッシュ。


 宮崎にとって、ついに念願の葛西純との蛍光灯デスマッチが実現。
宮崎にとって、待ち焦がれたカードであり、それが引退を前についに実現するまでに至った。まさにその夢のカードでどんな戦いを見せるのか?
 リングには、2面に蛍光灯が設置、さらにコーナーには束になった蛍光灯のほか、イスやラダーが設置された。
まずは宮崎と新たなブリーフシスターズ(ウナギ&網倉&櫻井)を引き連れて登場し、ブリブラダンスを披露。いっぽう、葛西は入場時、1周すると通路に引き下がっていたブリシスのセコンド陣に指を立てて挑発。
 試合前。握手と見せかけた葛西は、手をはたいて中指を立てる。
大「宮崎」コールが会場を支配する中スタート。まずはタックルでの打ち合いは、宮崎が制す。続けて、ラリアットから「行くぞー」と蛍光灯に突っ込ませようとするも、葛西は蛍光灯の間をつかんで回避。続けて、宮崎も押し込まれそうになるも、こちらも回避する。
それでも葛西は押し込むと、まずは背中から蛍光灯を直撃して破壊する。「そっちもかー」と葛西は反対側の蛍光灯にも持っていき、2度目の被弾。
続いて、葛西は蛍光灯を2本抜き取り、宮崎の額に突き立てる。さらにヒザでもう1本を割ると、額に突き立てる。宮崎の額からは早くも血が流れ出し、アッという間に顔面が血まみれとなる。
さらに蛍光灯の破片を持つと、またも額に突き当てる。宮崎はチョップで返す。葛西も打ち返す。葛西は再び1本を持ち、脳天を殴打。
 さらに横たわらせたラダーの上に蛍光灯3本を立てかけると、ブレーンバスター狙いに行くが、宮崎が逆転して、投げ返してたたきつける。
これに対して、葛西もラダーへのブレンバスターで投げ返してリベンジ成功。
 「宮崎」コールで観客も後押し。葛西は蛍光灯上に首投げからフォールも2。ラダーを立てかけると、蛍光灯を持って突進する。これに宮崎はラダーを投げつけて回避。
そして葛西をコーナーへ宙づりにすると、顔面の上にイスを立てかける。そしてラダーを命中させる。
 エプロン上でブレーンバスターを成功させると、場外戦へ突入。場外でもブレーンバスターで投げると、葛西をテーブル上にセッティング。
そして、場外へダイビング・テーブルクラッシュ!
 今度は碁盤を持ち出すと、その上に蛍光灯の束をセット。その上への囲碁バレーボムを狙ったが、これを逃れた葛西がラリアットを浴びせると、
宮崎が倒れ込み、碁盤の上の束が破壊される。
さらに蛍光灯セットから3本を抜き取ると、2本を宮崎の脳天、1本を自らの額に当てて真っ二つに割る。
 「DDT」と叫んでのDDT。宮崎への大声援に。「オマエ、応援されてるじゃねえか」と言いながら、串刺しラリアット。
続けて、蛍光灯を抱きながらの串刺しタックルを2連発。葛西と宮崎の狭間で蛍光灯が粉々に砕け散る。バックドロップでフォールは2カウント。
 葛西がコーナーへ上がると、宮崎も蘇生して迎撃に向かう。トップロープから雪崩式のブレーンバスターで投げぬく。
宮崎の頑張りに大「宮崎」コールが渦巻く。ラリアット合戦から宮崎が打ち勝つ。
 ボディスラムで蛍光灯セットした宮崎がトップからムーンサルトで破壊。
2カウント。
15分経過。
 直伝デスバレーで畳みかける。2カウント。
蛍光灯の束をマットに置くも、葛西が「デスペラード!」と叫んでのエルボー。そして、蛍光灯を頭突きで破壊すると、ロープを何往復してのラリアット。宮崎は気迫の1カウントで返す。
葛西はフォークボードを持ち出すと、宮崎の体へ設置。コーナーに上がるも宮崎が立ち上がり、迎撃する。
 葛西はヘッドバッド。体を入れ替え宮崎を持ち上げるとフォークボード上にパワーボム!
宮崎の体にフォークが突き刺さる。しかし、これも宮崎は2カウントで返す!
 葛西はボディスラムから蛍光灯を割り、自らの胸を切り裂いてのパールハーバースプラッシュを決める。これも気迫の2カウントで返す。場内は大歓声。宮崎の粘りに感動が沸き起こる。
 葛西は何発も自らの頭で蛍光灯を割り、気合を込めると、クロスアームに取る。これを宮崎は頭突きで回避。葛西も頭突きを叩き込み、互いに打ち合う。
今度は葛西が竹串を持つと、額へ突き刺して、串刺し状態に持っていく。宮崎の額には大輪の花が咲いた状態に。
 ここでブレーンバスターからフォールもそれでも2で返す。ならばと、葛西はキスをするという精神的なゆさぶりをかけてのボディスラム。蛍光灯の束を宮崎の体の上にセットして、ラダー上からパールハーバースプラッシュで3カウント。
ついに壮絶すぎる闘いに決着がついた。
「ストップ・ザ・ミュージック! まずは一言。プロレスリングwaveさん、18周年おめでとうございます。しかし、俺っちがそのことを言いに今日ここに来たわけじゃない。
 宮崎有妃、葛西純に勝つという奇跡は起こらなかったな。しかしな、ここにいるお客さんはもしかしたら今日、宮崎有妃が葛西に勝って奇跡を見せてくれたんじゃないかって少しでも思わせたなら、この拍手が聞こえるか(大「宮崎」コール)。
夢が何もない世の中だ、米不足で、上がるのは税金ばかり。働いている者の賃金が上がらないなかで、今日来てくれたお客んに夢を見させた。そんなオマエは立派だと思うよ。
 引退まで時間がないみたいだけど、俺っちが勝って、なかなかの上から目線でさせてもらったけど、最後にこれだけは言わせてくれ。宮崎先輩、今日はありがとうございました」
 葛西が座礼をすると、場内は「葛西」コールに包まれる。葛西は退場、宮崎は葛西に一礼してマイクに傾ける。
「本日はwave後楽園、お集まりいただき、ありがとうござました。まだ(串が)刺さってんの…。私は1月1日、引退します。自分がやりたいこととして、葛西純と蛍光灯デスマッチをやったけど、私はこわかろうが緊張してようが、でっかい壁に立ち向かう、その背中を置いていく後輩たちに見せたかった。葛西純って、みんなに惚れられている選手でしょう。ほんとうすごいよね。器が違うというか。私もあんな人になりたかった。勝てないって実は微塵もおもってなくて、今日私はここで最後勝って、右手を突き上げてるだけを思って毎日すごしてきました。負けたけど、本当に、みんなありがとう。waveの選手あがって」

 ここで前所属選手がリング上へ。
 二上会長「(「オーッ!」)今日実はリングマット変えたばかりなんですけど、古いほうなので、二枚あってよかった。リングマット変えるくらいの団体になれたということで、よしとしましょう。18周年、長い時間ありがとうございました。Reginaも戻ってきて、咲蘭のぎゃん泣きから始まった1試合目。20周年目指して、とりあえず、まだまだ頑張っていきたいと思いますのでもうちょっと付き合ってください。締めの最後
にもう一回「オーッ!」やっていいですか?あれ気持ちよくて。行くぞー、これがwaveだー! オーッ!」
 こうして18周年大会は大盛況で幕を閉じた。
・バックステージ
宮崎「もう…葛西純がすごすぎて。一切負けない気持ちで、勝つ気だけイメージしていったけど、本当に久しぶりで緊張して、昨日は寝れなくて。なんなら嗚咽も出て。いま、終わってからホッとしてやっぱり葛西純すげーなって思うけど、本当に入場してから帰るまでなんであんなに憎いんだろうって。本当に最後動けなくて、1ミリも動けなくて。終わったけど、立ち向かう姿勢、まだ咲蘭とか若くてちょっと動揺すると泣いちゃう。でも、自分が決めた相手とどんなに怖くても、逃げないっていう背中を、ブリーフシスターズのウナギにも網倉にも裕子にも後輩のみんなにも見せたくて。この一戦に挑みました。(試合後のマイクに対して)もう本当に感無量です。

デスマッチとか、ハードコアもそうだけど、もう終わった後、感情がすべてゼロになるんですよ。出しすぎて。でもその次に出てくる感情って本当にデスマッチって楽しくて。引退までに何回でもやりたいって、やっぱり思いましたね。
(狐伯のRegina戴冠について)終わってベルトを獲ったんだってベルトを見て思ったんだけど、次の試合だから見れなくて。緊張しすぎて(声も)聞こえなかったですね。今の勢いある上谷に土を付けられることはすごいし。それだけ今の狐伯が乗っているんだと思います」
2025.08.01

[PHASE2 Reboot 6th/NAMI☆1〜Aug.~25]

日時
8月1日 金曜日
観衆
135人
場所
新宿FACE
●大会挨拶
 8月1日は株式会社ZABUN創立記念日ということで、会長と桜花が挨拶。
二上会長「本日、ご来場ありがとうございます。本日、14周年です。
今日から(リングアナが)15年目突入と言ってましたけど、4月1日から15周年突入で、ややこしい感じで、8月1日から始めるけど、うちのパパは司法書士で、頭硬くて、期末は3月末と言うのを譲らない父で。設立記念日として、毎年8月1日は試合することを決めているんですが、見てください。今日、ガラガラです!
(場内拍手。二上会長がジャンボ鶴田さんばりの「オーッ!」をすると、場内から「オーッ!」の大合唱)こういう日、期待してていいですよ。人が少ない日はおもしろいんですよ」
桜花「みなさん、こんばんわ。株式会社ZABUNを立ち上げて、14周年、waveを立ち上げて18周年、たくさんのことがありました。こうやって継続できたのも、今日こんなに少ないですけど、応援してくださったみなさんがいたおかげです!」
二上会長「少ないじゃない。ガラガラ! マジびっくりした。昨日チケットの返券作業をしていて、明日、開催するのやめる?というくら
いのガラガラでしたけど、奇跡的に当日券が伸びました。 #waveproガラガラと書いてください」
桜花「今日、来たお客さん、ラッキーです。歴史的瞬間に立ち会えます」
二上会長「でも、よく見てください。いつものメンツですよ(笑)」
桜花「でも、今日は面白いと思いますよ。炎華の胸が痛む感じだと思います」
二上会長「笑うと胸が痛いらしいんですけど、我々いつも笑かしに行くので、ミーティングとかで、『やめてください』とか言われてます」
ここで胸骨骨折で欠場となった炎華が挨拶。
「みなさん、こんばんわ。この度はご心配と声迷惑をおかけして申し訳ありません。胸骨を骨折して、しばらくの間、欠場することになりました。私、強いので、早めに復帰する気持ちです。なので…(カメラに向かって拳を突き上げるが痛がる。『もう1回』コールに『オー!』を決める)こんな感じなので、しばらくお休みさせてください。すいません」
二上会長「すごいやろ、今日はお客さん、出来上がってるねん。こんな感じなので、しばらくお休みさせてください」

 また欠場中の郷田も手紙によるメッセージ。
「少し前から体調を崩してしまい、しばらく欠場させていただくことになりました。本当は会場に行ってご挨拶したいのですが、会場に行くことが難しくて文書の挨拶で申し訳ありません。少しの間だけ、お待ちいただければと思います」と読み上げられた。
 ということで最後は「それでは15年目、スタート!」という号令で幕を開けた。
■シークレットwave(15分1本勝負)
網倉理奈(8分43秒、カナディアンバックブリーカー)シン・広田さくら


 網倉の対戦相手はXと発表されていたが、出てきたのは何とシン・広田さくら! テーマ曲が流れた瞬間、どよめきと笑いに包まれる。
対戦相手の網倉も思わず笑顔と拍手で迎え入れる。
 広田はもちろん、生歌で客席を回って、リングイン。なぜか白の手袋姿での登場。
「本物だー。やばいめっちゃうれしい」と網倉も感動の様子。それに対して、広田は「ありがとう、先生になりそこねた女です。でも、
昨日ちょっと試合あって、2か月ぶりに試合あったけど、感覚戻ってないわ。あなたが私の感覚を取り戻してもらわらないと困るんで」と、網倉へ嘆願する。思わず、セコンドの狐伯が「圧がすごい」と感想を漏らす。これにはすぐに反応し、「あんなこと言う子じゃなかった。2か月の間に何があった?」と、ツッコミを入れる。
とにもかくにも、試合スタート。「広田」コールに手を振って答える。
 にらみ合いから、組み合い開始かと思えば、「無理無理無理、目つきもすごい、全然感覚戻ってないからダメ」と拒否。
 網倉は「来いよー!」と手を挙げる。「これかー。手四つみたいなの無理だわ。ただでさえ勝てる気しないのに」とこれにもイチャモン。
ロックアップに「も無理無理、技術いるー」とやはり拒否。そして、「待って、どうやって始めたらいいのわからない」と戸惑いを見せる。
 網倉がエルボー。「そうか、やられたらやり返すのか」と、エルボーを打ち返す。エルボー合戦に突入しそうになり、一度、姿勢を低くして防ごうとするも、立ったところにエルボーを食らう。その後、何度もエルボーを食らうも、広田が強引にフェースクラッシャーに捕らえる。
しかし、その次の動作が思い出せず、観客からはブーイングを浴びる。
「私に権力あったらオマエらどうなってると思うんだ」と逆切れ。それでも思い出せず、再びブーイング。「思い出せないな―」と悩む広田に網倉が寝そべる。「なに? なんだよオマエらー」と思い出せない広田は、「やってみろよじゃあ!」とレフェリーに指示。
レフェリーが高田純次を開始。一通りの見本を見せ、最後に剣山を食らうと、「オマエが代わりにやれっていうのかー」まで完コピを見せる。
ずっと見ていた広田に、網倉がスクールボーイ。カウント2で返して、我に返った広田は二発目となる、フェースクラッシャーからようやくプ
ロレスLOVEポーズを披露。
さらに、腕を取ってひねると、そのままコーナーからロープ渡り。やっといろいろ思い出しはじめた様子。ロープを渡る際に、手を振ると「先生!」の声が場内から飛ぶ。ロープジャンプにも成功すると、「もう一回」コールが起きる。二度目はやはり、失敗。網倉が場外へ落とそうとし、広田はエプロンへ。網倉の突進はロープを下げて、場外へ落とす。そして、プランチャにも成功。「広田」コールが起きる。
網倉が「何成功させちゃってるの。プロレスの感覚逆になくなってるわ」と疑問を投げかける。
 「私はこれを機にストロング広田になるわー」と言うも、コーナーから振り返りのボディアタックを狙うも足を踏み外してマットに転落。網倉が「やったー、これが広田さんだー。これで取り戻すぞー」とサイドスープレックスからのサマーソルトドロップは2。
網倉がスリーパー。広田がダウンしかけているのを見たレフェリーが、右腕を確かめると、そのまま挙げて意思表示。「選挙には落ちても試合には落ちないぞー!」と気合を込める。
網倉はダブルチョップ、2カウント。広田はカニはさみで網倉を倒すと、四つん這いの体勢となる。館内が騒ぐも、まだなにをやっていいのか思い出せず。仕方なく、レフェリーに「やれ!」と指示。「技でも何でもないよ。これ。これだよ、エイ!」とレフェリーが代理でカンチョーを打ち込む。
 さらに網倉も「広田さん、取り戻せー」とカンチョー。この後、網倉がカナディアンバックブリーカーで揺さぶりギブアップを奪った。広田のwave復帰戦は無事に(?)終了となった。
・バックステージ
広田 (リングの感触は)最高だよねえ。最高ですよね。でも、真剣にやったんですよ。戻ってきたら、真剣にふざけようと思って、いつも通りなんですけど、選挙をやったら選挙で、戻ってきたらおかえりと言われる素敵な世界もあるんですよねえ。(白い手袋は)これがないと落ち着かないので、効果を発揮しているというか、積極的使っていこうと思います。
(今度について)古巣というか、最近までともに戦ってきた同士というか、waveにご挨拶ということで出させていただきました。これからはフリーとしてやっていくんですが、waveとしてやってきた日々は消えませんので。いろんなつながりやご縁を大事にしていきたいと思っています。
(今後、政界について)次は頑張りましょうって本当にみんなに言われるんですけど、真剣にやったからこそ、真剣に悩みますよね。子どもも含めて。
プラスになったことはすごくあります。選挙に行く人っていうのは、愛知県は50%、二人に一人で。全国的にも政治に行かない、政治に興味ない。それは選挙に行っても、変わらないと思っている人がほとんどなので。そう思っている人たちの実態がわかって。広田に入れることで、日本を真剣に考えるというタイミングになればなっていうのが、サブタイトルが私の中にあって。今回、初めて選挙に行った人たちの声をたくさん聴いたので、私がやったことで、今回の参院選は落選しましたけど、私だけっていうことではなくて、特別な感じの参院選の風潮になりましたけど、私もその一端を担えたかなっていうのはうれしかったなって思います。
■スクランブルwave(20分1本勝負)
〇桜花由美&SAKI(14分47秒、エビ固め)紫雷美央●&YuuRI
※ビッグブーツ。


 美央がその妹と似ているという評判のYuuRIとタッグ結成。何やら、普通には終わりそうにない予感。
まずはその、美央とYuuRIが桜花を捕らえてトレイン攻撃。さらに美央が「行くぞ、ニセ姉妹ー!」とアピール。クロスラインを狙ったが、ダブルのフェースバスターで返される。桜花は試合前の挨拶時に盛り上がった、「オーッ!」のアピール。館内が一気に盛り上がりを見せる。
 何も知らない美央は「なに、今の一体感?」と驚く。続けて、桜花&SAKIによるトレイン攻撃から、桜花のランニングキック。さらに「オーッ!」をもう一発。
続いてSAKIも串刺しのヒザ打ちから「オーッ!」のアピール。桜花がボディスラム。
美央の体に全体重を乗せて踏んづけて「オーッ!」。「楽しい~」と感想をもらす。
続けて、サンマドロップ狙いは美央がカットに出る。これをぶら下がり式ブラディーEXに切り返し、今度はサンマドロップで急降下。
 そしてフェースロックで、顔面をかきむしる。さらに磔にすると、鼻フックに捕らえる。鼻フックのまま「オーッ!」。美央は「ひどすぎるよー」とぼやく。
桜花&SAKIがダブルのビッグブーツ。SAKIは美央の蹴りをキャッチすると、足首へのグーパンチから、「オーッ!」をかます。
 SAKIがカナディアン式に持ち上げると、そのまま美央が卍に捕らえる。さらに回転エビで丸め込んだが2カウント。SAKIが美央を転がすとカンパーナに捕らえる。YuuRIがカット。これで息を吹き返した美央が、YuuRIとダブルのだるま落としでSAKIを倒すと、サンドイッチ式のローキック。
ここでYuuRIにタッチ。コーナーに振って「オーッ!」からの串刺しエルボー。ランニングネックブリーカー。そしてもう一度、「オーッ!」ポーズ。「気持ちいいー」とご満悦のYuuRIはリングを1周する。
 続けて、ブレーンバスターを狙ったが、これはチョキパンチで返される。SAKIのアトミックドロップからビッグブーツは2。
 桜花がビッグブーツ。2カウント。スタンガンに決めると、さらにランニンブーツ。
YuuRIは串刺しブーツをかわすと、コーナーに桜花を追い詰め、顔面ウォッシュからの「オーッ!」。桜花もビッグブーツで切り返しての「オーッ!」。YuuRIが体を入れ替え正面のキックから「オーッ!」。
美央が串刺し式のビッグブーツから女郎蜘蛛。コーナーに上るもSAKIがカットに入り、デッドリードライブで投げる。
 美央と桜花によるエルボー合戦へ。桜花は「オーッ!」からのエルボー。美央も「オーッ!」からのエルボーで返す。桜花は「オーッ!」4連発からビッグブーツ。美央もドロップキック。
桜花は追走式ビッグブーツからチョークスラム。これに対して、美央がカニはさみで桜花の動きを止めると、YuuRIとダブルの619。さらに美央がランニングキックも2。
延髄蹴り、土蜘蛛も2カウント。しかし、美央とYuuRIの鉢合わせは同士討ち。桜花はダブルのフェースバスターからクロス式DDT、カカト落とし。
 SAKIも飛び出し、ダブルのブレーンバスターから、自ら走ってのビッグブーツも2でYuuRIがカットに出る。
美央のホイップからYuuRIがキックを狙う。しかし、これが美央に命中し、桜花はランニング式のビッグブーツ2連発から体重を乗せたエビ固めで勝負を決めた。
 終了後は、勝利の「オーッ!」ポーズで応えた。
■BAN×wave(30分勝負)
宮崎有妃vsチェリーvsコグマvs小橋マリカvs櫻井裕子vs梅咲遥
チェリー(11分43秒、レッドカード)コグマ
退場順=退場順①梅咲(レッドカード)、②櫻井(レッドカード)、③小橋(残り全員による体固め)④宮崎(コグマのスクールボーイをチェリーが加勢して3カウント)
※各選手に禁止事が1つ与えられる。1つ出すとイエローカード、2つ出すとレッドカードにより失格となる。



 おなじみ、それぞれの選手に禁止ごとルールが課せられる試合。一度目でイエロー、二度目でレッドカードが発せられて失格となる。梅咲はエルボー、櫻井は裕子ロケット、小橋はギャル、コグマはクマ、チェリーは若ぶる、宮崎はふざけるのがそれぞれ禁止された。
試合前、いきなり逆ピースによるギャルポーズを小橋は櫻井相手に決めるも早くもイエローカードが発せられる。レフェリーが「存在は認めてあげるから、こういうのはダメ」と注意勧告。小橋以外は、それぞれが逆ピーズポーズ。これには小橋が泣き始める。
試合開始。場内は「クマ」コールが起きるも、耳をふさぐコグマ。梅咲が「クマ―」ポーズで挑発するも「あー!」と苦しんで首を振る。
 櫻井も「クマ―」。じょじょに両腕を耳元へ持っていこうとするコグマだが、宮崎が必死に「手を下ろして!」とうながす。
だんだん、頭のほうに腕が向かうと、「手をパーに!」と宮崎が警告するも、ついに「クマ―!」をしてしまい、イエローカード。宮崎が「ダメって言ったじゃん」とコグマをコーナーに振り、トレイン攻撃。
最後に宮崎がコーナーへ走り込むが、転倒してしまい、コグマの胸元をわし掴み。レフェリーがふさけていないかチェックするが、マットを指さし、「ここが滑った」とごまかす。
再びコグマへのトレイン攻撃。最後に走った宮崎がまたも転倒したままコーナーに突っ込んでいき、コグマの胸元へ顔をうずめる。
レフェリーが払いのけようとすると、「邪魔しないで」と思わず本音が漏れる。レフェリーが確認しようとすると、またも「ここがー」とマットのせいにしてごまかす。
今度は櫻井がコーナーに振り、マットで足がこけそうになると、宮崎が身代わりにコーナーで受け止める。コグマがレフェリーの背後から股間にキック。
レフェリーがダウンしているスキに全員で横一列になって「クマー」ポーズ。その間に宮崎がコーナーに上る。
列の端にいた櫻井に、宮崎が裕子ロケットを決めて、気が付いたレフェリーがイエローカードが発令。
 梅咲が「裕子さんがかわいそうだろうがー」と宮崎にミサイルキック。「話せばわかる」と言うものの、聞く耳を持たず、再びミサイルキック。
 宮崎は梅咲をはずかし固めに捕らえようとするも、これを回転して防御した梅咲がエルボーを打ちかける。何とか、踏みとどまるも、再びはずかし固めを狙ったが、これを回転して逃れると、ついにエルボーを打ち込んでしまう。イエローカードが発令。
開き直って、低空ドロップキックを打ち込み、「てめえら見てんじゃねえぞ」とアピールして、さらに持ち上げようとする。これを切り返した宮崎が、「カメラの準備はできてるかー!」とみたび、恥ずかし固めを狙う。足のロックを必死に逃れようとして完成させないようにもがくも、コグマがロックをしてついに決まる。
 怒りの梅咲はそれぞれにエルボーで蹴散らす。これにはレッドカードが発令され、失格となった。
「落ち着いてください」とレフェリーがなだめる。
がカット。チェリーが「もっとけ」と櫻井に指示して、小橋へ「ヤングパ…」まだ言いかけたところで、「ババアパンチ」と言い直す。さらには「ババアキック」「ババアクラッシャー」と畳みかける。
 宮崎が「裕子、布持って来い!」と指示。しかし、レフェリーがイエローを見せつけると、「裕子がやれー」と、その座を譲る。櫻井は慣れない手つきで、布をかぶせてから「ミュージックスタート」の指示。
布に手をかざすと、小橋が脱出しようとする。この時、全員で小橋に覆いかぶさり、3カウント。小橋が失格。
 この間に宮崎が裕子ロケットの二発目を狙ったが、これは読まれて自爆となる。チェリーがコーナーに追い込み、「歳の数だけチョップ行くぞー」と3人がかりでチョップ。20数発でコグマが終了。チェリーも終わらせようとするも、「エーッ」の声。続いて30数発で櫻井も終了。ここでも終わらせようとするがもちろん、「エーッ」の声が蔓延する。一人で打ち続け、39発、45発で終わらせようとする。言うまでもなく、「エーッ」の声。結局、真実の51発を打ち込む。
コグマと櫻井がバックの取り合い。宮崎がコーナーで待ち構える。バックの取り合いとなり、二人めがけてミサイルキックを放つも、よけられて自爆。
 チェリーがコグマへのスリーパー。コグマもスリーパーで返す。宮崎が割って入り、櫻井へ抱き着くと、「コグマそのまま濃い―!」とミサイルキックを指示。コグマによる裕子ロケットがさく裂し、櫻井が失格。
コグマが宮崎のバックを取るが、その腕を取り、胸をもませる。ふざけているか、レフェリーがチェックに入るが「私は被害者です」「宮崎が持ってないか? 手を離しなさいよ」とやり取りがあり、宮崎は手を離したものの、コグマは胸を掴みまくり。そのまま、スクールボーイで丸め、チェリーもアシストして、3カウント。
宮崎が失格。
コグマはさらにチェリーの胸も掴みまくる。しかしチェリーは微動だにせず。レフェリーも「動じない、大人だ!」と感嘆の声を上げる。チェリーはコグマをレフェリーにぶつけると、その間に背後から「強制クマ―!」とクマポーズを成功させる。レフェリーが気が付き、レッドカードを発令。チェリーの老獪なテクニックが光り、6WAYの勝利をモノにした。
■anarchy wave(15分1本勝負)
夏すみれ(17分20秒、無効試合)花園桃花

 ゴングがなると二人とも動かない。まったく動かない。しばらくして足元を柔軟する夏。ここで動き出すかと思えば、ともにコーナーに控える。先に出た夏が手を挙げ手四つに行くかと思えば、花園も足を取りに行く。再びコーナーへ戻る両者。またも微動だにせず。
少し前傾姿勢でコーナーに控える花園。体を挙げるも再び戻す。リングアナが「うすぐ3分経ちます」「3分経過」とコールも、夏はコーナーで足をコンコンとさせるのみ。セコンドの網倉が花園に「なんかやればいいじゃん」と声掛けするが、「この試合がロックアップから始まると思ってる?」と返答する。「なんだと思う?」とセコンドに聞く。「ラリアット」「目つき」などの答えが飛ぶが、「惜しい。わかる人?」と今度は客席に問いかける。
「頭突き」「手を取り合うとか」の回答にも「惜しい」と言い返す。
 ここでついに二人が動く。「正解はでロックアップ!」という花園に場内から「ふつう」コールが起きる。ロープブレイクとなり、クリーンに別れる夏。
「次は何だと思う?」と花園が再び問う。「もういっぺん」「ウラカン」という回答にまたも「惜しい」とつぶやく。セコンドの宮崎が「顔面にエルボー!」と答えたがこれにも「惜しい!」と返答。
再び二人が動き出す。またも、ロックアップかと思われたが、これを蹴った夏が「ヘッドロックでしたー」と回答。
またも「ふつう」コールが渦巻く。そのコールの方向につばを吐きかける夏。花園が「オマエら、次何やると思う?」とまたも問題。「あーみん」と、セコンドの網倉に聞くと、「タックル」。
隣の櫻井は「投げる」という回答の中、いきなり夏が場外へ持っていく。「正解は場外でしたー」と回答を述べた夏がスライディングキック。両者場外へ。
花園がペットボトルの水を「行くぞー」と口に含むが、夏は最前列の観客をタテにする。「こいつがどうなってもいいのか」というとさすがに花園も吹くことができず。ペットボトルの取り合いとなり、水が観客に命中。さらに夏は水を含むとその観客に水を噴射。今度は、本部席側へ移動し、花園が二上会長をタテにする。「あかんて」という二上会長。
花園が「こいつに水かけられるか?」と言うが、夏は躊躇することなく、水を噴射。二上会長は「オーッ!」ポーズ。夏は「水なんていつでもかけてやるわー」と居直る。二上会長はさらに「オーッ!」を3連発。
リングに戻った夏は、体をこすりつけるように、全身で花園の顔面をこすりつけてから股間固めで息ができなくする。
夏は「ちゃんとやるぞー」とようやく、スタイル変更を示唆。「いい加減にしろー!」とコーナーに追い詰めてからリング中央でポーズを取り、ダンスを行なう。いつものブロンコバスターへの儀式から、突進すると、花園が夏の股間へクラッカー爆弾をヒットさせる。
夏がムチを持ち出すと、引っ張り合いとなる。この勢いでレフェリーに殴打。レフェリーがダウンしている間に花園がムチを取り上げ、夏へ何度も打ち込む。レフェリーが息を吹き返そうとしたときに打ち辞めると夏に手渡して「石黒さん、いたいー」と、レフェリーにアピール。場内の「あやまれ」コールに、「わたし、やってないもん~」と夏が泣き出す。これを見ていたレフェリーまでも「なんで僕がムチで打たれるんだ。ボクいたかったんだもん~」と泣き出すが、これを無視して二人はエルボー合戦。「オイ」と我に返る石黒レフェリー。エルボーの打ち合いから、両者が手を取り合い、腕相撲を始める。
残り時間3分。腕相撲は花園が勝つも、夏は強引に股間固め、2カウント。花園は夏の突進をかわすと、ロープをまたぐ形に。ロープを蹴ると、股間を痛打する状況となり、悶絶する夏。
花園は「おい、無秩序だから時間無制限にしろー」と本部席へアピール。
今度は花園が突進も、夏がよけ、やはりロープをまたぐことに。お互い、ロープをまたぐ状況となり、お互いにロープを挙げて股間をこすりあい。
 「やめなさい、女の子ー!」とレフェリーが注意をうながす。両者フラフラとなり、夏は悶絶したまま、前進すると、レフェリーの股間を蹴ってしまう。ダウンするレフェリーの股間へ花園もそのまま倒れ込む。なんと3人がダウン。
場内は「無秩序」コール。宮崎が「無秩序はこんなものか、私が花園の味方をするー。裕子―!」と櫻井を呼び込む。裕子ロケットは櫻井がヒット寸前で花園によけられる。今度は、YuuRIが背後から花園をカットし、「我々は夏の味方だー」と、美央が花園へ女郎蜘蛛。夏がさらにその上に乗り、「これが無秩序だー」とアピール。櫻井、宮崎がカット。
YuuRIもリングインし、3者がヘッドロックにとらえ、それぞれぶつけ合うと、全員が倒れる。意識を取り戻したレフェリーがカウントをたたくと、2カウントで6人が起き上がる。
「ありがとうございました、おかえりください」と夏がセコンド陣を外に出す。
 「無秩序だから、ダブル行くゾー」と夏が、石黒レフェリーをコーナーホイップ。これを花園がすかす。
夏がレフェリーをぶん投げると、花園はステッキでレフェリーを殴打。なんとステッキが粉々に砕け散る。
夏はレフェリーと、花園をともにコーナーに押し込み、「無秩序サイコー!」とブロンコバスターをヒットさせる。花園は回避すると、レフェリーだけが餌食に。花園はコーナー上から「無秩序サイコー!」とシャボン玉をあびせる。「幻想的ー!」の声が飛ぶも、ここでレフェリーが無効試合の判定を告げた。「延長」コールが飛ぶも、二上会長は「延長しません」と拒否。最後は両者が握手でクリーンに分かれたものの、こ無秩序な闘い、まだまだ続きそうな予感。
▼チャレンジwave(20分1本勝負)
尾崎妹加&〇本間多恵(17分26秒、タエロック)咲蘭●&香藤満月

 炎華の欠場により、代打として香藤が登場。タイトルマッチではなく、「チャレンジwave」としてのカードが組まれた。まず咲蘭のシュッポッポダンスに香藤は戸惑いの表情を見せる。いっぽうの王者組は本間引退まで王者のままでいると宣言。安定の強さを見せつけたいところだ。
先発は本間と咲蘭。「咲蘭」コールにイマイチ統一感がなく、本間も「すごいバラバラだけど、前の試合のなごりかな」と疑問を投げる。
 ロックアップ。咲蘭が切り返すと、本間はアームホイップ。咲蘭もアームホイップで返す。咲蘭は本間の手を踏みつけ、さらにエプロンに持っていくと、手の上に尻持ちをつく。
「起きろクソババア」の一言に本間がぶち切れる。髪をつかみ、コーナーに押し込む。
妹加がハンマーパンチ。「お姉さんって言ってみなさい」という妹加にも、「クソババア」と言い返す。これには妹加がコーナーで踏みつける。「お前だろ、こいつにこんなこと教えたのは」とかつてのコーチであった美央に口撃。美央も思わず謝る。
妹加はボディスラムで滞空時間長く持ち上げてから投げ下ろす。さらにもう一発、「くそババアじゃねえ」と投げ下ろす。「もう一回」コールが起きると、「最後のチャンスだ、お姉さんって言ってみろ」と投げを止めて問いかけるが「でも、くそババア」と言い直すことはなく、投げつけられる。咲蘭はレフェリーにも「ジジイ、どうにかしろ」と吐く。
妹加がキャメルクラッチに取り、本間がロープを往復しての低空ドロップキック。咲蘭が低空ドロップキックで反撃してから香藤へタッチ。ボディアタックからボディプレス。しかし、二発目は失敗。香藤が突進すると、本間がかわしてぶら下がり式腕ひしぎ。
さらにミサイルキック。続けて妹加がセントーンを2連発。妹加がタックルを放つも、香藤は倒れず互角の攻防に。
何度にも渡り、ぶつかり合う。6回にわたり、互角だったが、軌道を変えた妹加がタックルでぶっ倒すことに成功した。
続いて、妹加がラリアット。香藤がタックルで吹っ飛ばしてリベンジを果たす。続けてカナディアンバックブリーカーの体勢からコーナーへ宙づりにする。
香藤が背中への串刺しタックルを連発する。さらにブロンコバスターで畳みかける。
 続いて、咲蘭がドロップキック3連発。腕ひしぎを狙うも、妹加が右腕を持ち上げて前方に落とす。
さらにエルボーを落とすも2カウント。妹加がカナディアン式に持ち上げると、咲蘭が回転して背後に回ってスリーパー。
 10分経過。
咲蘭がボディアタック。2カウント。咲蘭が飛び付こうとするが、妹加がアルゼンチンバックブリーカーに切り返す。本間はカットに出てきた香藤へパロスペシャルを決める。
妹加のサイドスープレックスは2。続けて、本間が低空ドロップキックからワキ固め。ロープに逃れようとした足を取りに行ろうとたが、間に合わずロープに。本間が突進するも、香藤がタックルでカット。咲蘭がカサドーラ式フットスタンプ。さらに619。セカンドロープからのフットスタンプ。2カウント。
この勢いに乗って、トップロープからのフットスタンプを狙ったが失敗。本間が飛びつき腕ひしぎを決める。
香藤がボディプレスを本間の体に浴びせてカット。さらに香藤がセカンドロープからボディプレス。この間に咲蘭がトップロープからフットスタンプを決めたが2カウント。ダブルの連携を狙ったが、妹加のダブルラリアットでかわされる。本間&妹加が合体619。
15分経過。咲蘭が本間にエルボーを放つ。咲蘭に「もっと来いよ」と挑発。ここからエルボーの打ち合いとなる。「まだだー」と腕を広げる。咲蘭が吠えてエルボーを打つと、本間も連打で返す。さらに咲蘭が打ち込むと、本間も「なめんな―、クソガキー」と打ち返す。香藤が追走タックルで流れを変えると、咲蘭がヨーロピアンクラッチに決める。2カウント。
本間がDDT。2カウント。さらにワキ固めを決める。ここから足も取っての多恵ロックへと切り替えて、本間組の勝利となった。
本間が「泣いてんのかー」と問いかけると、咲蘭は「うるせ-くそババア」と返す。妹加は「咲蘭、今日はよかったじゃん。いつも、そんな感じで向かって来いよ、こっちは戦いなんだよー」と檄を飛ばす。
ここで、二上会長がマイク。本間に対して「もうすぐ引退ですよね。あと2月くらいですよね? waveで恒例行事がありまして。あの方、復活したことだし、広田先生と…」と言いかけたところで、「GAMIさん呼びましたか」と広田が登場。「先生」コールが起きる。すかさず、「いや、先生はなりそこなったらしいです」と二上会長。
続けて「8月11日、後楽園、広田とシングルマッチで。モシャスで。いいですか。製作日数間に合いますか?」と言えば広田は「ギリです」と返答。
 「あんたんおぼえときーよー」(広田)
  「モシャス、どえりゃ-、きれいに仕上げてきてよ」(本間)
 「でも、あんたんことやから、あんまりきれーにしあがらんな」(広田)
 このやり取りを見た二上会長が「面白いので、名古屋弁もプラスしていいですか?」と追加ルールを要求。
 「どえりゃー楽しみだわ」(本間)、「おぼえときゃーと言っとんだわ。あたし、ずっと愛知県におったでー。名古屋弁はしたっとったで。私のほうがでらうまいわ」(広田)「うちの家族応援しとったわなー」(本間)「ありがとねありがとねー」(広田)「ほなねー」(本間)
 ということで、本間対広田の名古屋弁によるモシャス戦が決定した。
・バックステージ
咲蘭 本当はベルト挑戦のはずだったんですけど、炎華がケガして、自分も悔しかったし、炎華のほうがもっともっとくやしいと思うけど、絶対自分が勝とうと思っていたのに、自分がまけて本当にくやしいです。もうちょっと成長を見せたかったです。
香藤 自分とのタイトルマッチで炎華がケガしてしまって急遽、このカードに入れていただいたんですけど、炎華の代わりになれることはないのですが、自分なりにこのカードに組まれた意味を考えて、このチームで勝ちを狙いに行くつもりで頑張りました。いつもとは違った一面を見せれたんじゃないかなと思います。
咲蘭 (妹加が「今日はよかった」と言われたことについて)うれしい気持ちです。正直、練習生の時から知っていただいているので、少しでも成長している姿を見せれたのかなとちょっとだけ思っています。(8・10後楽園で錬鉄がテーマ曲を歌うことについて)やっとwaveのファンの皆さんが全力でシュッポッポを言ってくれることが増えたので、生の錬鉄さんが来ていただいて、後楽園で歌っていただけることがうれしいです。自分もめちゃめちゃ楽しみにしています!
▼波女スクランブルwave(20分1本勝負)
〇狐伯&青木いつ希(19分51秒、エビ固め)関口翔&小林香萌
※直伝ダブルアームT。


 波女となった狐伯。名実ともにwaveの顔となった狐伯の第一戦がメイン登場となった。
先発は狐伯と小林。まずは、小林がヘッドロック。ロックをなかなか外さず。今度は狐伯がヘッドロックに取る。
 タックル合戦は小林が勝つ。今度はアームホイップ合戦。お互い互角の攻防を見せてルチャの風が吹く。
続けては、青木と関口。青木が腕を取ると、関口も取り返す。
 関口がエルボーを放つも、青木がタックルで返す。狐伯にタッチ。狐伯が突進するも、これを切り交わした関口はコーナーからサマーサルトドロップ。
青木が狐伯にダブルを指示。「ダブルといったら…アレ?」と、青木がタックル、狐伯がドロップキックで呼吸が合わず。青木が「ダブルといったらタックル。ドロップキック見たことないわ」と説明する青木。今度はコーナーに振るもトレインの連携も合わず。青木が「なんで、オマエが先に行くの? 後輩は後じゃん。先輩から行くのが先じゃん」と説明している間に、関口が二人へボディアタックからダブルのドロップキック。
続いて、小林がセントーンを連打しまくり。最後の一発には関口も飛び込む。小林と関口はダブルのフェースバスターからダブルのドロップキック。
 今度は、小林が狐伯を磔にする。さらに磔を四方向に向けて、披露する。
関口が狐伯をロープに絡める。狐伯はスタナーで脱出すると、関口はドロップキックで返す。コーナーに振ると、狐伯がブーメランドロップキックで打ち返す。
ここで青木が飛び出し、関口と狐伯を同士討ちにさせると、その上に関口を捕らえてフェースバスター、さらに二人の上にニーを投下する。
 10分経過。
青木は関口へ串刺しエルボーからフェースバスター。続けてのボディプレスは自爆。関口がエプロンに移動して、アームブリーカーからミサイルキック。
青木と関口のエルボー合戦。関口が連打を決める。青木が大外刈り狙いも関口がワキ固めに切り返す。狐伯がカット。
関口と小林がダブルの串刺しドロップキックから、サンドイッチ低空ドロップキック。青木が大外刈り。これに対して関口が延髄蹴りからフライングネックブリーカードロップ。続けて、小林がミサイルキック。狐伯が場外へ。トペ狙いは狐伯がかわして未遂に。
青木が小林をロープに振ると、そのまま小林が場外へ飛んでプランチャ。青木が関口をロープに振ると、エプロンに飛び出して、トペコンを決める。
狐伯もプランチャを決めると、小林もテーブルの上からプランチャを敢行する。
 リングへ戻った小林は青木にドロップキックからフィッシャーマン。カウント2。
15分経過。
 エルボー合戦から、青木がジャーマン。狐伯がドロップキック。
狐伯と小林に。小林がすねキック。足の踏みあいとなるが、小林が踏み勝つ。狐伯はパケーテに捕らえたが2カウント。
小林の丸め込みは2。狐伯がバックを取る。切り返した小林がラリアット。狐伯も正面からニーを放つ。ダブルダウン。
 小林が120%スクールボーイ狙い。これを切り替えしてのエビ固めは2カウント。
4者が入り乱れる中、狐伯が残り30秒で直伝ダブルアームTを決める。時間切れ寸前で決着となり、狐伯が波女となっての第1戦を白星で飾った。
締めのマイクは狐伯。
「改めまして2025年、CATCH THE WAVE2025、第17代波女狐伯でーす! 勝ったんですけど、次は8月10日、狐伯がRegina挑戦です。上谷沙弥、いま、女子プロレス界を盛り上げてくれるのに悪いんですが、狐伯が悪夢を見させてあげたいと思います。
しもべたちよ、跪つけ。永遠にさようなら」と最後は、上谷の決めセリフを言い放って、「これがwaveだー!」で大会はエンディングとなった。
2025.07.21

『CATCH THE WAVE 2025~決勝戦~』

日時
7月21日 月曜日祝日
観衆
548人
場所
後楽園ホール
・抽選会
 試合に先立ち、メインの波女決勝戦に出場する狐伯、梅咲、八神の3選手が登場。
先にシングルで2連勝した選手が勝利となる。チェーンによる抽選の結果、八神対梅咲戦が第1試合のカードとして組まれた。
1,ヤング・ライバル wave(15分1本勝負)
香藤満月(4分44秒、体固め)郷田明日香
※セカンドロープからのダイビングボディプレス。


 後楽園大会のオープニングは郷田と香藤によるシングルマッチ。まずは郷田が自ら突進してのタックル。
2度め、3度目とぶちかまし合いとなるが互角。
耐えた香藤がタックルを打ち込んで倒すと、ボディプレスを投下したが2カウント。
これに対して、郷田はショルダースルーから追走ラリアット。
タックルで今度は倒すことに成功すると、ボディプレスでお返しするが2。
 香藤がエルボー。郷田も打ち返す。エルボー合戦から、香藤が追走タックル、ヒップドロップを降下させたが2。
郷田はラリアットで流れを変えると、ブロックバスター。ロープに追い込んでエルボーを連打。串刺しラリアットはすかされると、香藤が串刺しタックルからドロップキック。2カウント。
さらにフライングボディアタックからセントーン。これも郷田は2カウントで返すが、香藤がセカンドロープからのフライングボディプレスで一気に勝負を決めた。
同期のサクラwave(30分1本勝負)
青木いつ希&関口翔&〇笹村あやめ(12分4秒、片エビ固め)網倉理奈●&櫻井裕子&マリ卍
※トップロープからのダイビングボディプレス。
 

 2017年デビュー組と2018年デビュー組によるタッグ対決。
 網倉は青木に意識しまくりで、「よろしくお願いしまーす!」と絶叫ボイスを効かせる。これに対して、青木は倍返しでお返しする。
その両者が先発となった。ゴングと同時に両者が「よっしゃ行くぞー!」と気合を込める。
ロックアップから、これを外すと、向き合って、絶叫で騒ぎ合う。しかしそれだけで、早くもタッチ交代。
青木組は網倉をとらえて代わる代わるトレイン攻撃。
そして「2017年組ー!」とポーズを取る。櫻井、マリ卍がカットで割って入り、3方向のコーナーに振って、串刺しラリアット。さらにそれぞれがワー!プレスを決める。
関口は網倉の腕を捕らえると、アームブリーカー。エプロンからアームブリーカーと続け、さらにセカンドロープからのミサイルキック。2カウント。
これに対して、網倉は、「ワー!」と叫んで関口の動きを委縮させてから回転してヒップドロップ。
マリ卍が串刺しラリアットから串刺しスタンディングのヒップアタックを3連発。ボディスラム。
しかし、エルボーは自爆。関口が腕を取りに行く。関節技を狙いに行くと、青木と笹村がリングインして、攻撃はせず、単に応援の檄を飛ばす。関口が低空ドロップキック。
続いて、青木がフェースバスター、ボディプレス。さらに「このデカブツ投げるぞー!」と宣言するも、マリ卍がこらえる。
青木がエルボーをぶちかますと、マリ卍も打ち返す。互いのエルボー合戦は続き、マリ卍がエルボーから逆水平チョップ。今度はタックル合戦へ移行して、青木が打ち勝つ。マリ卍もタックルで打ち勝ち、お返し。
セントーンを投下したが2カウント。
交代した櫻井がマリ卍にビッグブーツ。串刺しブーツからカウンターのビッグブーツと3連発。さらにコブラツイストで締め上げるもロープに。今度は網倉がカナディアンバックブリーカー気味に持ちあげて、櫻井がビッグブーツの連携を見せるも2カウント。
 
 青木がエルボー。櫻井がビッグブーツで返す。ここで笹村が入り、青木とダブルのタックル&体落としの
連携を見せる。
笹村がブレーンバスター狙いも櫻井が逆に投げる。続けて、網倉がセントーンからボディプレス。2カウント。
 網倉がチョップからサイドスープレックス。マリ卍もセントーンでアシストしてから、網倉&櫻井のおんぶプレスはカウント2。
笹村がエルボーを打ち込むが、網倉がパワースラム、2カウント。網倉がトップロープに上ると、笹村がデッドリードライブから背中への低空ドロップキック。さらに青木&関口も入り、3人でのドロップキック、2カウント。
 笹村がキャメルクラッチ。青木、関口も飛び出して、3人それぞれが固め技に捕らえるも、マリ卍、櫻井がそれぞれが振りはらってカット。
笹村が網倉にバックブロー。関口、青木も次々に飛び出す。関口がフライングラリアット、青木が「網倉、つぶれろー!」と叫んで、ボディプレス。さらに笹村がトップロープからのフライングボディプレスで3カウント。
同期対決は2017年組が勝利した。
3,サバイバル・タッグwave(60分勝負)
桜花由美&紫雷美央vs炎華&咲蘭vs米山香織&チェリーvs世羅りさ&SAKIvs小林香萌&羽多乃ナナミ
vs夏すみれ&YuuRIvs小橋マリカ&花園桃花
※オーバーザトップロープルール採用。タッグチームのどちらかが負けた時点でチーム失格。最後まで
残ったチームの勝利となる。
①ナナミ(6分28秒、体固め)世羅&SAKI
※ナナミの上に各選手が覆いかぶさり、世羅&SAKIをダブルフォール。世羅&SAKI組が失格。
②夏(9分43秒、ブロンコバスターからのギブアップ)小林
※小林&ナナミ組が失格
③夏(10分32秒、体固め)花園
※夏が花園の顔面に股間を当ててフォール。小橋&花園組が失格。
④桜花&チェリー(10分36秒、エビ固め)夏すみれ
※夏&YuuRI組が失格。
⑤咲蘭&炎華(12分24秒、オーバー・ザ・トップロープ)桜花由美&紫雷美央
※桜花&美央組が失格。
⑥咲蘭&〇炎華(13分56秒、ジャパニーズ・レッグロール・クラッチ)米山香織●&チェリー
※ぐるんちょを切り返す。炎華&咲蘭組が優勝。

この試合は、オーバーザトップロープルール採用。タッグチームのどちらかが負けた時点でチーム失格。
最後まで残ったチームの勝利となるというルールに加え、各チームわかりやすくするため、同じカラーのサポーターを腕に巻く。また、次のチームは1分ごとの入場となる。
まずは、咲蘭&炎華、小橋&花園組からスタート。
まずは炎華と小橋が先発。小橋はロックアップを拒み、「アゲ~」アピール。意表をついて丸め込んだがカウント2。
こで咲蘭が割って入り、炎華&咲蘭がクロスラインで小橋を倒すと、それぞれお転婆ダッシュを繰り広げる。こうしているうちに1分が経過。
3チーム目の登場は小林&ナナミ。しかし、小林が客席を割っていく入場パフォーマンス中に、1分が経過。
続い
て、4チーム目として、夏&YuuRIが登場。夏はリングインすると、即、全選手から押さえ込まれるもかろうじてカウント2。しかし、夏の入場時に時間がかかったため、5チーム目の入場となり、世羅&SAKIのカラミネンスが登場。
SAKIがいきなり咲蘭にチョキパンチでセーフのアピール。これにとどまらず、SAKI&世羅がYuuRIを捕まえて集中攻撃。
この間に1分が経ち、6チーム目は美央&桜花の登場。
リング上にいた各選手を蹴散らすと、世羅を捕らえて、ダブルのカウンターキック。続いて、サンドイッチキックで挟み撃ちしたが、カウント2。
ここで1分が経過。7チーム目は米山&チェリーが登場。米山がタオルで美央を襲撃。ゴキゲンBBAポーズを決めたが、背後から世羅&SAKIが攻撃。
世羅&SAKIは、各選手を捕らえてコーナーに振る。幾重にも重なったところで、SAKIが世羅をおんぶして突撃したが、重さのためか、スローすぎて先頭のナナミに蹴られ、そのままカバーに入られる。ほかの選手もナナミの上に覆いかぶさり、SAKI&世羅が押さえ込まれる。まずはカラミネンスが脱落。
小林が桜花にラリアット。桜花はビッグブーツでやり返す。さらに美央とのダブルビッグブーツ。さらに小林をコーナーに振ると、トレイン攻撃。続いて、美央のペディグリーから桜花のかかと落としとつないだがカウン
ト2。これに対して、小林が蘇生してTシャツ破り、桜花、美央にラリアット。そして、ロープを揺らす。
まるで、往年のアルティメット・ウォリアーばり。悦に入るものの、夏が背後からムチ攻撃。YuuRIも追走エルボー。
続いて、夏のビッグブーツからYuuRIの619と連携を見せる。さらにダブルの低空ドロップキックからフォールに行くが、花園がムチでカット。
YuuRIが花園、ナナミをコーナーに追い込むと、夏がリング中央でダンシングと、ブロンコバスターを打ち込む儀式。続いて、Tシャツを客席に投げ込み、串刺しブロンコバスターで突進する。先頭の小林の顔面に股間を押し込み、腰を振り続けると小林はたまらず悶絶。戦意喪失でギブアップし、小林&ナナミ組が失格。
さらに花園に股間を押し付ける形の体固め。これにはたまらず、花園も3カウントで押さえ込まれる。花園&小橋組が失格。その夏を桜花&美央が二人がかりで丸め込んで固める。これで3カウント。夏&YuuRIが失格。
 桜花組と咲蘭組が対峙。桜花組は、咲蘭組を捕らえると、コーナーに追い込んで、それぞれがランニングブーツから、ロープに絡めての磔攻撃。雑巾を持ち出し、咲蘭、さらには炎華のマスクの隙間からメイク落とし。咲蘭の悲鳴がこだまする。
米山&チェリーが「ババアやめろ!」と阻止する。桜花を捕らえると、サンドイッチ式にダブルの熟女にドーン!
これに、桜花、美央はコーナーに座って米山、チェリーをそれぞれ呼び込むと、桜花はぶら下がりブラディーEX、美央は土蜘蛛に捕らえる。
しかし、炎華と咲蘭が桜花と美央の顔に雑巾を押しつけ、そのまま場外へ落ちてしまい失格。残るは、咲蘭&炎華と米山&チェリーの戦いに。
 チェリーに対して、咲蘭がフライングボディアタック、炎華がミサイルキック。チェリーは咲蘭を利用して、炎華へのクロスラインに捕らえると、米山がセントーンを投下するも2。
米山&チェリーがダブルのどっこいしょ。さらにコーナーからチェリーのフットスタンプ、米山のセントーンを連続投下。
 米山が炎華を羽交い絞め。チェリーが「持ってろよー。しっかり持ってろよ-」とアピールして、熟女でドーン! がまさかの成功。このタイミングで、米山がぐるんちょで炎華を丸めるも、これをさらに回転させ、ジャパニーズレッグロールクラッチで切り返す。これで3カウントが入り、炎華組が優勝となった。
4,DUALSHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<王者組>〇尾﨑妹加&本間多恵(20分2秒、エビ固め)宮崎有妃●&ウナギ・サヤカ <挑戦者組>
※宮崎のフォールを切り返してフォール。第39代王者が初防衛に成功。

 X上でのやり取りから、チーム結成、さらにはWAVEタッグへの挑戦にまで発展した宮崎&ウナギ組。
チーム名は「アホ」と「バカ」。これはそのままの意味で捕らえるのではなく、スペイン語で言う「ニンニク」と「牛」。ウナギがアホ、宮崎がバカという位置づけである。
まずは挑戦者・宮崎&ウナギがなんと、ブリーフシスターズのテーマ曲&コスチュームで登場。ウナギは宮崎を見ながら、見様見真似でダンスの振り付け。
王者組はいつものように妹加が本間を肩口に乗せるポーズで登場。王者組はこれが初防衛戦。試合に先立ち記念撮影に入る。この瞬間、ベルトを奪った宮崎&ウナギが奇襲をかける。
ベルトで殴打した後、本間&妹加を場外へ落とすと、そのまま南側通路に連れていく。このエリアと言えば、もちろんゴムパッチン。ウナギが妹加に対して、ゴムパッチンを打ち込む。宮崎も本間に至近距離からの一発決めると、ウナギも妹加にさらにもう一発。
リングへ戻った宮崎は「おい、アホ、来い」と、妹加を持ち上げると、合体式ギロチン。しかしなれない合体技で、ウナギはお尻を売った模様。2カウント。
妹加がウナギを持ち上げ、アルゼンチンバックブリーカー。この体勢から後ろに放り投げる。続けて、セントーン、2カウント。
本間が低空ドロップキック。ここからエルボー合戦に突入。ウナギが蹴りで流れを変えると、宮崎がコーナーから「おい、チェンジ、言うこと聞け、任せ」とチェンジを要求。ウナギは「チェンジするかよ、バーカ」と言い返す。「代われ、言うこと聞いてろ」と手を差し伸べるが、本間が背後から攻撃。ウナギをコーナーに投げると、トレイン攻撃から合体式フェースバスター。
さらに本間がDDT。トップロープからミサイルキックを浴びせるが、宮崎が自らの身を犠牲にしてカット。いわゆるNEOマシンガンズの「友情パワー」状態に。この瞬間、ウナギと宮崎が見つめ合う。ウナギがなにかアクションしようとするときに本間が腕を捕らえて、グラウンドに持ち込み、腕ひしぎを決める。さらにもう片腕もロックする。ウナギはなんとかもがいてロープブレイクに。
本間が低空ドロップキック。妹加も飛び出し、合体技を狙うが、ウナギがダブルのコードブレーカーで切り返す。宮崎も飛び出し、ダブルラリアットを打ち込む。
ウナギがコードブレーカーからの拙者、蒲焼き者で候。は2。さらにスタナーも2。これに対して、妹加は持ちあげると、ライガーボムから本間のジャックナイフはカウント2。
ここで特攻バスター(マイカバスター&ミサイルキック)の連携が飛び出す。カウント2で宮崎がカット。
 10分経過。
ウナギがダウン状態に。本間が強引に起こそうとする。ウナギは蘇生すると、城門突破からスライディングTANAKAで反撃。本間も投げっぱなしジャーマンでやり返す。ウナギは正面からのビッグブーツを打ち込むと、ダブルダウン。なんとか、それぞれ宮崎、妹加にタッチ。
宮崎と妹加がここに来てようやく対峙。まずはというか、やはり、ラリアット合戦。5度に渡る打ち合いとなるが、ともにこらえて倒れず。ならばともう一度、打ち合いを開始。今度は、合計18度に渡る打ち合いが繰り広げられる。ここで二人は一度、間合いを置く。
15分経過。意地のラリアット合戦が繰り広げられ、5度目の打ち合いで館内から両者への拍手が起こる。
 さらにそこから2度打ち合ったところで、宮崎がエルボーの連打からラリアット。それでも妹加はこらえて倒れない。今度はともにロープの反動を利したラリアット合戦。5度目のキャッチボールでついに宮崎が打ち勝つと館内は拍手に包まれる。
ここで、トップロープからの重爆ムーンサルトプレスを決めたが、2で妹加がキックアウト。妹加は起き上がるとラリアット一発で宮崎を倒す。ダブルダウン。
本間がアシストでトップロープへ上る。宮崎は「やるならやれー。来い!」とウナギを盾にする。本間はそのままミサイルキック。これがウナギにヒット。妹加は宮崎へラリアット。2カウント。
 妹加&本間は合体式619。続けて妹加がダイビングセントーンを投下。本間がこの間にウナギを場外へ落とす。
宮崎が目つきから直伝デスバレーボムを決めたが、カウント2で本間がリングへ生還してカット。
 宮崎は「押さえろって言ったよな、オマエ絶対押さえろよ」と指示。ウナギが本間を場外へ落として、そのまま客席へなだれ込む。
 その間に、宮崎が直伝デスバレーボム。このままフォールで押さえ込むが、これをエビ固めに切り返した妹加が3カウントで勝負あり。スパイスアップが初防衛に成功した。二上社長からベルトの授与される。
妹加がマイク。
妹加「やっと勝ったああ。宮崎さん、全然倒れないし、引退するまでに、ラリアットで勝てないと終われないでしょー!
まだ引退するまでじゃんじゃん対戦お願いします。でも、最後に勝ったのは尾崎妹加だー!」
本間「妹加の粘りと、二人の絆で、スパイスアップ、勝ちましたー! 言ったでしょ、引退するその日までスパイスアップは第39代のまま、ベルトを巻くんですよ。CATCHも、メインありますけど、もう終わりましたよね。といううことは、このタッグの歴史が刻まれていく、そんな時間が戻ってきたと思ってもいいんでしょうか?」
二上「本間は、顔の圧が強い(館内・笑)。ね。CATCHが終わったんで、次はタッグです。タッグが始まりますが、もう一回防衛戦やりますか」
本間「私はめちゃくちゃやりたいです」
二上「8月10日は尾崎さんがスケジュールNGのため、弊社の設立記念日の8月1日、新宿フェイス大会で。今日ねえ、タッグのバトルロイヤルだったんですよ。そこでねえ、一番年の若い人たちが優勝したんですよ。あそこにひょっこりしている人と、変な髪の毛の色している人。いいですか、ちっちゃい二人。炎華は一度、巻いたことがあります。やりましょう、8月1日新宿FACEです」
本間「(エプロンで黙って立っている咲蘭&炎華に)おい、そんなんじゃ取れねえぞ、マジで。ちびっこ二人。まあ、記念すべき日と言うことでwaveの人、いいんじゃないですか。でも、防衛するのは、スパイスアップです。よろしくお願いします」
妹加「マイクで一言も言えないなんで、この人(宮崎&ウナギ)より…弱いんじゃない? 言っていいよ、どうぞ」
炎華「自分たちめっちゃいま、勢いあるんで。自分、若手の…、ベルトも2個持っているし、自分たちあの…クソババアたちには負けないです!」
 リングを降り、咲蘭が「ババア!」と絶叫して控室へ。
妹加「(宮崎に)おーーーい、どういう教育の仕方してるんだよ。あんなかっこわりいクソガキどもには負けないからな。みんな8月1日、新宿FACE来るよなー」
 ここで静観していた宮崎がマイクを持つ。
宮崎「スパイスアップ、今日はありがとうございました。勝ったかと思ってた。お前、Xで私と組めば、ベルト取れるとか、大口叩いて、自ら負けている。わははは、ごめん。あのねーちょっと待ってね。ブリーフシスターズ、増やそうと思っています。網倉、櫻井…(2人とも姿を見せず)。そういうところだ(館内・笑)。良かったらアホ、ブリーフシスターズに入らないか。(ウナギ「断る」)先輩にマイクを持たせながら、断る。いいでしょう、おもしろいでしょう。でもね、おまえが、断ろうが、もう私は、Xでも言ったけど、オマエが何枚チケット売るとか、拡散力あるとか、すごいことだよ。でも、私はそんな目でアンタのこと見てないから。昨日遅刻したの…最高! お願いします(と頭を下げて手を出すとウナギも手を握り返す)。だと思ったよ、ありがとう! でも私、オマエはアホだと思っているから、そのあだ名で呼ぶけど、返事してくれよ、ありがとうございました!」
・バックステージ
本間「いや、私ね、最後、ウナギにガーン!ドーン!されて、ウワー!って感じになってて全くリング見えてなくて、最後、尾崎妹加ってマイクで言われたときに、めっちゃびっくりしたの。え? 何が起きたの?って」
妹加「あきらめないでよ、最後まで~。いや、私もね、1回技食らって、動けなくて、もう終わりだなって思ったけど、もう一回食らったときに、負けたら終わりだと思って、ガッて頑張って逆にフォールして押さえ込んだ」
本間「素晴らしい! ありがとう、ちょっと生で私は見えていないので、映像とかでもう一回感極まると思うけど、見たいと思います。でも、これ、負けたらスパイスアップの目標としている私が引退するまで王者でいるってことが…また取り返すことができるかもしれないけど、39代のまんまってところで途絶えてしまうところを、すごい妹加が心の奥でずっと感じてくれているからこの逆フォールにつながったんだなって。今言ってて泣きそうになったけど、同じ気持ち、もしくは私以上の気持ちで巻いてくれているのが今日、改めてわかって、クソババアって言われたけど、クソババアなりに人生積んでいるんで、8月1日、ガキンチョ二人をけちょんけちょんにして、また防衛を刻んで39代のまんま、王者のまんま引退していきます」
妹加「私はその多恵を横からサポートするだけです。返上目指そう!」
本間「なのでこれからも私たちを見逃さないでください」
妹加「最後まで見届けてください!」
5,CATCH THE WAVE 2025 〜決勝三つ巴戦〜(時間無制限勝負)
狐伯vs梅咲遥vs八神蘭奈
①八神(6分12秒、パラディドル)梅咲

 今年のCATCHは三つ巴による決勝戦という争いに。三つ巴の決勝は2019年以来二度目。抽選会で決まった通り、まずは、梅咲対八神から開始。
ロックアップから梅咲がヘッドロック。八神がアームホイップ、ドロップキック。
梅咲もドロップキックでお返し。
梅咲はコーナーで、八神の右足をロープに固定してのドロップキック。さらにエルボーを連発、八神も打ち返す。
エルボー合戦から、八神がドロップキック。続けてミドルキックを連打。梅咲はこらえたが4発目で倒す。八神は串刺しエルボーから背中へのキック。ここから腕ひしぎ狙いに行くが、梅咲はクラッチを外さず。
なんとか外したところで梅咲はロープエスケープ。八神は再び腕ひしぎ狙いも、またもロックを外したところでロープに。八神の突進を梅咲は後ろへ放り投げ、低空ドロップキック。トップロープからミサイルキック。「オッケー、終わりー!」とトップロープから梅プレスを狙ったが、これは自爆。八神はローキックからヒザ打ちを連打。ドロップキック。これに対して、梅咲がリストロックエルボーの連発から首固め。
八神はエルボーからハイキック。そしてパラディドルで丸めて1勝。
②狐伯(4分52秒、体固め)八神
※フロッグスプラッシュ。

狐伯がドロップキックで奇襲。八神を休ませない作戦に出る。しかし、続く低空ドロップキックは自爆。それでもエプロンで体勢を取り戻すと、トップロープ越えのサマーソルトドロップ。
そのまま突進するもドロップキックを浴びる。八神はすかさず、ミドルキックを狙うがこれを二度に渡りかわしてのジャンピングニー。
八神は倒れた状態から腕ひしぎを狙いに行くも狐伯はクラッチを外さず。なんとか決めたところでロープへ。八神は腕へのキックからカバーに入る。2カウント。
さらに腕への蹴りを連打。狐伯はエルボー。八神も打ち返す。八神はミドルキック。
狐伯が足を引っかけてこかすと、クロコダイルからランニングニー。さらに低空ドロップキック。
狐伯がコーナーへ。八神が迎撃に出るも狐伯がコーナー上でヘッドバット。ここからミサイルキックを敢行したが2カウント。ブレーンバスターも2カウント。ならばと、フロッグスプラッシュを決めて大技を畳みかけて、3カウント。1勝をもぎ取った。
③梅咲(24秒、ラ・マヒストラル)狐伯

 狐伯はいきなりカサドーラで飛びつく。梅咲も切り返してエビ合戦となるもいずれも2カウント。梅咲がマヒストラルでスピンを効かせると、これがガッチリと決まって3カウント。梅咲が1勝を挙げた。
④八神(22秒、腕ひしぎ十字固め)梅咲

 八神はいきなりのハイキックで勝負に出る。2カウント。
すかさず腕ひしぎにとらえると、梅咲がギブアップ。短期勝負が功を奏し、八神が1勝。
⑤狐伯(5分35秒、パケーテ)八神

 狐伯がドロップキック。八神は場外転落。ここで場外プランチャで勝負をかけたが自爆となる。先にリングで待ち構えた八神が戻ってきた狐伯にローキック。
コーナーに追い込
んでローキックを連打。さらにヒザ打ち、ミドルキック。串刺しハイキックから腕ひしぎに取るが狐伯はロープへ逃げる。
八神はコーナーに振られると、振り返りざまにブーメランアタックも自爆。狐伯がスクールボーイ、横十字固め、首固めと丸め込みを続けたがいずれも2カウント。
 八神がヒザ打ちから、一回転しての羽織り固め。狐伯は苦しめられながらもロープへ。
 八神はハイキックからゼロ戦キックもカウント2。
狐伯はカサドーラ。これを八神が一回転して逆転フォールも2。バズソーキックを打ち込んだが、狐伯がパケーテで切り返し、3カウント。再び1勝を挙げた。
⑥狐伯(8分54秒、体固め)梅咲遥
※直伝ダブルアームT。狐伯がシングル2連勝で第16代波女となる。


 梅咲は狐伯が勝った瞬間、トップロープで待ち構えており、いきなりのミサイルキック。
ブレーンバスターと続けたが、2カウント。
狐伯がスタナー。梅咲がエルボー8連打。狐伯も重いエルボー一発でお返し。梅咲も打ち返すと、狐伯が足をすくい、ジャンピングニー。2カウント。
狐伯がクロコダイル。さらにマヒストラルは2。続けての突進は梅咲が後方へ投げる。狐
伯は追走ドロップキック。梅咲も追走ドロップキックで返す。
狐伯はジャンピングニー。トップロープに上ると、梅咲も迎撃。コーナー上で梅咲がエルボーを連打すると、雪崩式ブレーンバスター。
梅咲がトップロープに上ると、狐伯が立ち上がり、今度は逆に迎撃に出る。そしてエルボーを打ち込むと雪崩式アームホイップで梅咲を投げる。
ダブルダウン。「狐伯」コールと「梅咲」コールが交差する。
 梅咲のマヒストラルは回避される。狐伯が逆にマヒストラルも2。梅咲のエルボーからキューティースペシャルは2カウント。
梅プレスは2。梅咲はバックを取り、エルボーを打ち込んでからジャーマンで投げたが2カウント。狐伯はエルボーからヒザ打ちも2カウント。ロケットニーを叩き込む。梅咲は一瞬のスキを突いてのマヒストラルは2
狐伯は初披露となる変形のDDTを決めるも、2カウント。ここで直伝ダブルアームTを繰り出すと3カウント。ついに2連勝を飾り、狐伯が波女に輝いた。
表彰式へ移る前に二上会長がリングイン。インフォメーションコーナーとして、18周年記念大会となる、8・10後楽園大会の決定カードを発表。
「18年ということは、咲蘭が生まれる前からやっております」(「」内は以下、
二上会長)
 ・咲蘭デビュー4周年記念試合=咲蘭、しのせ愛梨紗対柳川澄樺&神楽姫ミサ。
また咲蘭のテーマ曲を歌う、れんてつのライブも行われ、生シュッポッポとなる。
・桜花由美&炎華対加藤園子&永島千佳世
 カードの理由は、「炎華ちゃんの夢の入り口がそんちかなのですーっと引退発表されてから、プレッシャーかけられてまして」。
 さらに、「みなさん、次はおーっという準備しておいてください」という前振りがあり次のカードを発表。
・宮崎有妃対葛西純
 「もちろんこのカード、普通のシングルマッチなわけありません。蛍光灯やりましょう!」
 リングに上がった宮崎に「コミカルはつかなくていいからね、ふざける相手ではないからね」と一言。
 ・上谷沙弥 対 CATCH THE WAVE2025優勝選手
「ラビットに出演中の上谷沙弥様がお忙しい中、駆け付けてくれます。(狐伯に)ちょっとだけほっとしたよ。これで上谷対梅咲だったら、スターダムかディアナでやればいいって話やん。よかったよかった。ぜひReginaを取り返してください」
ここで恒例の表彰式へ移り、プレゼンターは引き続き、二上会長が務める。

・殊勲賞 香藤満月
 「若手さんの中で、一番インパクトを残し、1勝1敗1分という成績でしたが、最後に狐伯をあわやまで追い詰めました。(賞金を渡して)お米、いっぱい食べてください」
・技能賞 葉月
 「今年はダブルギブアップが2回出たり、ダブルフォールが出たり、珍しい技がいっぱい出ました。が、今回私が選んだのは、派手さはなくとも、技の正確さとキレが抜群に飛び出てました」
 葉月は不在のため、八神が代理として受け取る。
・敢闘賞 紫雷美央
 「CATCHに参戦し、勝つのも負けるのも一瞬。とにかく試合のインパクトがすごかったです。お母さん復帰おめでとうございます。紫雷美央! あんたマジで勝つのも負けるのも一瞬やから面白かった。(客席を見て)ニラむなよ、こどもー(館内・笑)」
・ベストバウト賞 5・14世羅りさ対紫雷美央
 「今年何十試合あったかわからないけど、ベストバウトが少なかった珍しい年でした。
候補に選んだのが4試合あります。これが一番、エモーショナルでもあり、若手にはない
重厚な試合運び、フィニッシュのインパクト、5月14日の世羅りさ対紫雷美央」
 「もう一回や~!」と喜びまくりの美央に「焼肉食えるぞ、これで」。

・ベストバウト賞 7・5小林香萌対梅咲遥
 「どうしてももう一組に上げたくて、もう一試合あります。本当はドローには渡さないんですけど今回は特別です。あんたらの試合めっちゃおもろかった。それ以外の次点です。
本当、僅差です。次点、5月4日青木いつ希対関口翔。7月4日の青木いつ希対マリ卍。
(青木に)オマエ、二つも選ばれているのに、次点やねん、惜しかった」
 ・特別賞 世羅りさ、夏すみれ、チェリー
 「2カ月半に渡り、CATCHやりましたが、3月あたりからオファーするんですが、『全部空いてます』という人が3人いました。皆勤賞です、世羅りさ、夏すみれ、チェリーさん!(夏が封筒の中身を見て、「すくな」と言うと)ギャラ返せ! せっかくwaveめっちゃ出れるようになったのにまたパタッて出れなくなるで(笑)。皆勤賞でした!」
・第2位 梅咲遥、八神蘭奈

・第16代波女 狐伯
こうして、波女の狐伯に100万円が贈呈される。狐伯が封を開けると、100万円の札束が。ここで、リングアナから「トータル30分19秒での決着となりました。第16代波女、狐伯ー!」とコールを受けた。
波女となった狐伯がマイクを握る。
「このCATCH、100万円のためじゃなくて、Reginaのためにってずっとインタビューで言ってきたけど、やっぱり100万円はめちゃくちゃうれしいです。
でも、ここで勝って波女になって終わりでなくて、8月10日、今まで戦ってくれた選手、ずっと応援してくれたお客さんのため…でなくて、自分のためにReginaチャンピオンになります!!
waveに入って3度目のCATCH THE WAVE、今まで波女になってきた人の締めを見てきたんですけど、どうやって締めたらいいのかわかりません。(記念撮影がある、との指摘に)あああ! ちゃんとミーティング聞いてなかったです。すいません、戦うことでいっぱいいっぱいになってましたけど、みなさん上がってください」
こうしてCATCH THE WAVE2025出場選手がリングイン。最後は狐伯の音頭による「これがwaveだーー!!」で16回目のCATCHが閉幕となった。
・バックステージ
ーー波女、おめでとうございます。
狐伯 ありがとうございました! めっちゃ強かった、疲れた…。
ーー改めて波女になった感想をお願いします。
狐伯 なんか波女になるのってこんなにしんどかったんですね。毎年見てたけど、毎年自分に必死だったんで、波女の人たちがどういう戦いをやっているかって覚えていなかったんですけどやっぱり波女になるにはCATCHの映像をめちゃくちゃ見て、やってたんですけど、これを乗り越えてきたんだなって。まだ実感ないけど…でもめちゃくちゃうれしいです。
ーー三つ巴戦を振り返って。
狐伯 あー! しんどかった。八神が上がってくるとは思ってなかったか、あまり視野に入ってなかったんですけど、関節技が自分苦手で入られるのとか苦手で、二年目なのにあんなに強いって恐ろしいなって感じました。梅咲は何回も戦ってきたんですけど、梅咲に負けることめちゃくちゃ
ありましたけど、ここで勝てたのはめちゃくちゃうれしいけど、めちゃくちゃ強かったです。
ーー8月の後楽園での上谷戦への意気込みをお願いします。
狐伯 今まで応援してくれたファンの人、戦ってくれた人のためじゃなく、自分だけのために、Reginaになって、上谷がReginaの価値を挙げてくれていると思うけど、挙げているからと言って4月の
谷から防衛戦をやっていないので、自分がチャンピオンになって、防衛戦を何回もやることで価値を
挙げていきたいと思います。なので、必ずRegina取りたいと思います。
ーーそして100万円の使い道は?
狐伯 これはめちゃくちゃうれしいんですけど、8月の防衛戦終わってから、慰安旅行と言うんですか? 自分のために旅行に行って、一人で100万円使ってやろうと思います。なので、会社とかGAMIさんとか桜花さんとかにお礼とかじゃなくて一人で使い切るのでよろしくお願いします。
2025.07.13

「大阪ラプソディーVol.66~KOU~」

日時
7月13日 日曜日
観衆
235人
場所
大阪・176BOX
◎オープニング

 各ブロックを1位で通過した9選手がリング上へ。BOXには9本のチェーンが入っており、各3本ずつがつながっている。チェーンの中央に試合順が書かれてあり、短いチェーンを手にした2人から試合はスタートするといった趣向。
 結果、第1試合が八神vsYuuRIvs花園で八神vs花園からスタート。第2試合がSAKIvs青木vs梅咲でSAKIvs梅咲でスタート。第3試合が狐伯vs葉月vs笹村で狐伯vs葉月からスタートと決定した。
1.OSAKA・ごきげんwave(20分1本勝負)
○チェリー、米山香織(9分39秒、春夜恋)関口翔、郷田明日香●

 後藤明日香と米山香織の先発で試合開始のゴング。同時にわき起こった「郷田」コールにご機嫌ななめになる米山香織。次第に大きくなるコールにイラ立ちを隠せず。エプロンに控えるチェリーが「米山」コールを煽ったところで少し落ち着いた。
 手四つでの力比べに誘う米山だったが郷田が圧倒。しかし米山は、郷田の足の甲を踏みつけて脱出。ロープに走ってショルダータックルを打ち込むも郷田は倒れず。郷田のタックルをかわして丸め込むもカウント2で跳ね返され、ショルダータックルで大きくふっ飛ばされる。さらに関口&郷田の串刺し攻撃を浴びるが、チェリーがカットに飛び込んできて、郷田にカウンターのダブルチョップを叩き込んで、ごきげんBBAをアピールする。
 チェリーが熟女でドーンを郷田に見舞い、ヤングパンチ、ヤングキックを叩き込んでいく。郷田からタッチを受けた関口翔は、ショットガンドロップキックを米山に叩き込むと、飛び込んできたチェリーと2人同時にドロップキックで吹っ飛ばし、米山に低空ドロップキック。続いてブレーンバスターを狙うが、それを阻止した米山は、モンゴリアンチョップを叩き込む。関口が狙てきたワキ固めを前方に回転して回避すると、ボディーにパンチを叩き込み、クロスチョップを決めてチェリーにタッチする。チェリーは関口に足4の字を決めるが、郷田にカットされた。
 関口を攻め込むチェリーだが、フライング・クロスアタックを叩き込んだ関口はダブルレッグロックからコーナー2段目からのドロップキック。郷田も串刺しボディーアタック、ボディープレスから逆エビを決めると、関口はカットに飛び込んできた米山を捕らえて腕固めで制する。アルゼンチンバックブリーカーを狙った郷田だが、それを回避したチェリーは、石黒敦士レフェリーの腕を取ってクロスラインを見舞っていく。そのまま石黒レフェリーの腕を引くと、石黒レフェリーはその場でジャンプ。郷田にボディープレスを見舞う形となった。2人重なった上に正座する形で飛び乗ったチェリーだが、これはカウントされず。
 米山と2人で熟女でドーンを決めたチェリー。ダウンした郷田に米山がコーナー2段目からのセントーンを落とすと、チェリーもダブルフットスタンプで続く。
 関口にはダブルブレーンバスターを狙ったが、これを回避した関口は、そのまま2人同時にコードブレイカーを決め、反動で起き上がったところに郷田がショルダータックルをぶちかまして2人まとめてなぎ倒した。そしてチェリーをベアハッグで締め上げ、左右に大きく揺さぶってから正面に叩きつけ、ボディープレスの追撃。
 ここで米山が、チェリーをカバーしている郷田の背中にセントーンを落としてカット。
 乱戦の中、関口にバックに回られたチェリーだが、郷田放ってきたラリアットをかわして関口にヒットさせると、一瞬、動きが止まった郷田を春夜恋で固めてカウント3を奪った。
2.OSAKA・スクランブルwave(20分1本勝負)
○小林香萌、夏すみれ(12分51秒、片エビ固め)咲蘭●、炎華
※ラリアット


 ゴング前から「サイレントばばあ」呼ばわりされて起った小林香萌は咲蘭に襲い掛かる。笑ってみてた夏すみれだったが、一足遅れて間に入って落ち着かせようとしたものの、小林は夏にエルボーを打ち込んで険悪な雰囲気に。夏をコーナーに押しやった小林は、きびすを返して咲蘭に襲い掛かっていった。
 制止に入った炎華を突き飛ばして、咲蘭に襲い掛かる小林。咲蘭と炎華は串刺しドロップキック2発ずつとダブルドロップキックをきめたが、小林は咲蘭をロープに張りつけにして、背中にドロップキックを突き刺した。
 タッチを受けた夏は、咲蘭にボディープレスからキャメルクラッチ。さらにチンロックで締め上げる。小林は咲蘭を自分コーナーに追い込んで蹴りを連射で叩きこみ、リング中央では低空ドロップキック。さらにスリーパー式のキャメルクラッチで締め上げていった。
 余裕しゃくしゃくで咲蘭を攻める夏だが、咲蘭は「舐めんじゃねえ!」と叫んでエルボーを叩き込む。夏のビッグブーツに何度も倒されながらも、ブロンコバスターをかわしてドロップキックを叩き込み、炎華にタッチ。
 炎華は飛び込みざま夏にドロップキック。しかし側転してからの串刺しエルボーはかわされてしまった。ここで小林がとっび込んできて、夏とのクロスラインを決める。しかし炎華は夏と小林のリストをつかむと、トップロープの反動を利用して2人同時に投げ飛ばし、2人同時に低空ドロップキックをぶち込んでいった。
 そして夏にスペースローリングエルボーからカウンターのドロップキック。夏は対角線を走ってのスタンド式シャイニング・ウィザード気味に蹴りを叩き込んで小林にタッチした。
 小林は炎華にセントーンの連続攻撃。しかし5発目はかわされてしまう。それでもスタンドで炎華の足の甲を何度も踏みつけ、スネに軽く蹴りを入れていく。しかし炎華も小林の手の甲を踏みつけてグリグリ。
 炎華がコーナーを背にしたところで、夏を抱えて開脚させ押しつけていく。そのまま2人がかりで攻撃を仕掛けていくが、咲蘭がカットに飛び込んできて救出。ここで炎華がコーナー2段目からのドロップキックを小林に叩き込んでいった。さらに咲蘭がコーナートップからのフライング・ボディーアタック。
 小林の背中に飛び乗ってスリーパーを決めた咲蘭だったが、小林はそのまま前方に投げ落とす。さらに攻撃を狙って突進したが、咲蘭はうまくかわして小林をセカンドロープにもたれかかるように倒すと、619をヒットさせ、コーナー2段目からの急降下フットスタンプと攻め立てる。
 首固めをカウント2で返されると、サランラップで丸めんだ。ここで夏が鞭を手に飛び込んできてカットしたものの、炎華のドロップキックを浴びて排除される。
 咲蘭との一騎打ちになったところで小林は、ドロップキック、延髄斬り、レインメーカー式フォアアーム、走り込んでのラリアットと畳み込んでカウント3を奪った。
3.OSAKA・プレミアムwave(20分1本勝負)
○宮崎有妃、櫻井裕子、網倉理奈(20分36秒、外道クラッチ)桜花由美、ウナギ・サヤカ●、世羅りさ


 宮崎有妃は櫻井裕子、網倉理奈とともに昼同様、裾の部分に炎があしらわれ、袖を切り落としたシャツを身にまとい、金村キンタローばりのハードコアモードのコスチュームで登場すると、リング上で3人並んでブリブラダンスを披露。一方、昼の試合で右ヒザを負傷した世羅りさは竹刀を手に、台車に乗せられたパイプイスに座って入場してきた。桜花由美とウナギ・サヤカがリングインし、世羅はリング下で座ったままリングコールを受ける。ここで桜花とウナギが襲いかかる。そのまま戦場をリング下に移したところで試合開始のゴングが鳴らされた。
 乱戦からリングに戻り、櫻井にダブルブレーンバスターを決めた桜花とウナギ。世羅は踏ん張りがきかないのか、手にしている角材を振り回すも力が感じられない。櫻井に対し、ウナギがレッグロック、桜花が足4の字で攻め込んでいく。ここでタッチを受けた世羅。櫻井をアンクルホールドで捕らえると、ウナギは宮崎にスリーパー、桜花は網倉にコブラツイストを決めて見せ場を作る。しかしギブアップは奪えず。
 3人がかりで櫻井を痛めつけ、ロープ際で櫻井にゴムパッチン攻撃を決めたウナギと世羅。桜花は串刺しビッグブーツ、コーナー2段目からのボディーアタックで追撃してクロスフェースロックでギブアップを迫る。
 櫻井に正面からと左右からサンドイッチ式のダブルビッグブーツを決めた桜花とウナギ。櫻井はウナギとのエルボーの打ち合いを挑み、ブレーンバスターを決めて網倉にタッチを成功させた。
 網倉は桜花をショルダータックルで吹っ飛ばし、ダウンした上にウナギをボディースラムで叩きつけ、2人重なっているところにセントーンを投下。正面から飛びついてフロントネックロックを決めたウナギだったが、網倉はそこからブレーンバスターで叩きつけた。ウナギのすれ違いざまの旋回式Xファクターからのレッグドロップに対し、網倉はパワースラムで対抗する。
 タッチを受けた桜花は、走り込んでのビッグブーツからチョークスラム。網倉は宮崎の串刺しラリアットのアシストを受けて桜花をカナディアンバックブリーカーの体勢に担ぎ上げると、そこに櫻井がビッグブーツを合わせた。そして倒れ込んだ桜花を櫻井を背負って圧殺する。
 網倉にDDTを決めた桜花は、後頭部へカカト落とし。網倉がサイドスープレックを決めれば、桜花はビッグブーツ。さらに互いにバックドロップを1発ずつ放ち合う。
 ウナギのビッグブーツに宮崎はエルボーを返していき、ウナギがロープに走ったところでカウンターのラリアットを叩き込んだ。宮崎がえびす落としを狙ったところは桜花がカット。それでも飛び込んできた櫻井&網倉に2人まとめてのフェースクラッシャーを決めた。
 宮崎にコードブレイカーを決めたウナギはコーナーに上がるが、宮崎に雪崩式ブレーンバスターで叩きつけられた。そしてコーナーを背にするウナギに裕子ロケットを成功させ、網倉がキャノンボールで続く。そして宮崎がムーンサルトプレスを放ったが、それを自爆させたウナギはRKO。さらに桜花がネックハンギングボム。ウナギがスライディングTANAKAを叩き込むもカウント3は奪えない。
 宮崎のサミングは防御したものの、櫻井のビッグブーツを浴びたウナギ。櫻井と網倉は、続いて桜花にダブルショルダータックル。櫻井がウナギ、網倉が桜花を羽交い絞めにしたところへ宮崎が両腕でのラリアットを放っていくが、かわされて同士打ち。
 ウナギが宮崎のビッグブーツを叩き込むも、宮崎はラリアットをお返し。ここで丸め込みの応酬となり、サミングからの首固めはカウント2で返したウナギだったが、続く外道クラッチでカウント3を聞いた。
敗れたウナギだが、マイクをつかむと、「桜花、言いたいことがあるんだけど。マジでさ、CATCH(の決勝戦に)進む予定でさ、次の後楽園(21日)のスケジュール空けてんだけどさ。ウナギ・サヤカ集客あるし、たぶん呼んだ方がいいと思うのね。でもまあさ、上谷のベルトはCATCHで優勝した人がさ、挑戦しなきゃいけないとして、タッグのタイトルって誰が持ってるんだっけ?」とタッグ王座への挑戦をやんわりと表明。桜花が「SPiCEAPってわかる?」と答えると、「OK。じゃあ、SPiCEAPと闘わせてよ」と申し入れた。
 桜花が「試合したいの?」と尋ねたところ、ウナギは「試合したいじゃないの。試合するの」とやる気満々。桜花に「でもパートナーはいるの?」と言われると頭をかき、「パートナーは、今日の試合で決めたよ」と返した。そしてしばしの沈黙ののち出てきた名前は「宮崎有妃」。てっきり自分だと思い込んでいた桜花はウナギに詰め寄るも、ウナギは無視してコーナーに座り込んでいる宮崎に歩み寄って、「宮崎有妃、お前と組んで闘いたい。異論はあるか?」と開頭を求めた。
 宮崎は座ったままで「私とこのアホが、タッグ組みたいと? まあ私もね、もちろん波女の決定戦とか、そのために引退前に出て、ブロック優勝はできなかったけど、じゃあカードは空いてるよ。お前かあ……」と不満顔。それでも「面白くない?」と観客に問いかける。拍手が沸き起こった中で、「だけど、一つだけ条件がある。お前、これ着ろよ」と自身が来ている“金村キンタロー仕様”のシャツを指した。
 ウナギは「いいに決まってんだろ」と条件をのみ、「宮崎有妃、まずは横で、お前を査定してやるよ」と返し、握手を求めるべく右手を差し出した。宮崎が握り返そうとしたところでかわしたウナギは、「お前、他人(ひと)のことバカとか言ってるけど、お前の方がぶっちぎってバカだからな、バーカ!」と捨て台詞を吐いて引き揚げていった。
4.決勝三つ巴1回戦(時間無制限)
○花園桃花(2分55秒、横入り式エビ固め)八神蘭奈●
○YuuRI(0分19秒、首固め)花園桃花●
○八神蘭奈(5分0秒、片エビ固め)YuuRI●
※右ハイキック
○八神蘭奈(7分33秒、体固め)花園桃花●
※右ハイキック。八神が決勝に進出


 2連勝した時点で勝者が決定する巴戦。誰かが2連勝するまで闘いは続く。
 YuuRIがリング下で控える中、八神蘭奈vs花園桃花。握手を求める花園だが、八神が応じようとすると手を引いて、結局、握手はせず。
 ゴングと同時にドロップキックを放っていった八神。花園は八神に飛び乗る形でお姫さま抱っこされる流れに持ち込む。八神は一瞬、動きが止まったものの花園を叩き落として「上げるぞ!」とアピール。そしてボディースラムを狙ったが、逆に花園がボディースラムで叩きつけた。そしてキャメルクラッチに捕らえて、泡を顔面に噴きつけるシャボン玉攻撃を仕掛けていった。八神は足をすくう形でキャメルクラッチから逃れ、逆にキャメルクラッチを決めると花園のシャボン玉マシンを取り上げて、泡を顔面に噴きつけていった。
 花園が狙ったスイングDDTを阻止してブーレンバスターで叩きつけた八神は、ようやく自分のペースを取り戻したか、背中へのサッカーボールキックを3発。もう1発叩き込もうとしたところで花園が泣きだし、攻撃の手が止まる。観客からの「謝れ」コールに困惑しながらも頭を下げる。顔を挙げたところに目潰しを決めた花園が、そのまま丸め込んでカウント3。だまし討ちに遭った八神は驚きの表情。しかし、裁定は変わらない。
そしてYuuRIがリングイン。いきなりのトラースキックを浴びて倒れ込んだ花園。すぐさまカバーしたYuuRIだったが、花園はカウント2でクリア。しかしすぐさま首固めで丸め込んでカウント3を奪い、秒殺勝利を飾った。
 勝ち誇るYuuRIだが、試合はこれでは終わらない。逆に生き返ったのが八神。そして試合は3戦目、YuuRIvs八神へ。
 いきなりドロップキックを仕掛けた八神だったが、YuuRIに払い落とされる。YuuRIが狙ってきたブレーンバスターを阻止した八神はエルボーを叩き込み、串刺しのジャンピング・ハイキック、ドロップキックを決めた。カウント2で返されると腕十字でギブアップを迫る。
 パワーを生かして腕十字から脱出したYuuRI。カウント2で返されると、後ろ、前、横から蹴りを叩き込む。八神がカウンターでミドルキックを決めたのを機に、互いにミドルキックを蹴り合う展開に。八神の5連発にトラースキックを返したYuuRIだが、逆にジャンプしての片足蹴りを浴びた。
 八神の蹴りをかわしてバックドロップを決めたYuuRIは、滞空時間の長いブレーンバスターで叩きつけるもカウント2。ならばとコーナー最上段からスワントーンボムを放ったがかわされてしまう。バズソーキックを叩き込んで押さえ込む八神だが、YuuRIはカウント2で跳ねのけていった。
 YuuRIは足折り固めで押さえ込むもカウント2。2度目の足折り固め狙いを下から蹴り放した八神は、ロープに反動で帰ってくるところにカウンターで右ハイキックを叩き込む。そして強引に押さえ込んでカウント3を奪った。
そして花園を迎え撃つ。花園は「さっき勝った」と注文をつけるもルール上、受け入れられず。いきなり襲い掛かり、スイングDDT狙った花園だが、ブレーンバスターで切り返した八神はサッカーボールキック2発。泣きだした花園だが、二の舞いはゴメンとばかり、お構いなしに3発目のサッカーボールキックを叩き込んで腕十字へ。しかしロープブレイクに持ち込まれた。
 なにやら石黒敦士レフェリーに抗議する八神。レフェリーの背後ん回った花園は、レフェリーを突き飛ばして八神に激突させる。2人重なってサードロープにもたれかかるように腰を落としたところへ低空ドロップキックを放っていった花園。石黒がかわしたために八神の胸板を突き刺した。
 石黒レフェリーを利用して、コーナーを背にしたの八神への攻撃を狙った花園。石黒レフェリーをコーナーに飛ばしたが、八神はそれをかわす。コーナーに突進していった花園が踏みとどまったところへドロップキックを放っていった八神だが、花園がかわしたために石黒レフェリーに串刺しドロップキックを決める形となった。
 石黒レフェリーを気遣う八神。そこに攻撃を仕掛けた花園だが、それをかわして右ハイキックを叩き込んだ八神。すぐさまカバーするも、レフェリーがダウンしたままのためカウントは数えられず。
 レフェリーに抗議する八神。花園が下から丸め込むと、シーソーのような状態になり、互いにカウント2の応酬となる、ただ、3つ目は数えられず。延々と続き、2人の体が離れると、レフェリーを含めた3者ノックダウン状態に。
 腰を着いた状態からスタンドに移ってエルボーの打ち合い。カウンターでグーパンチを叩き込んだ花園に対し、八神はカウンターのジャンピング・ヒールキックを叩き込むも、花園は投げ捨てジャーマンから側頭部へのキック。そしてコーナーに上がったところで、今度は八神が泣き出した。観客からの「謝れ」コールにも、花園は「謝ったところを丸め込もうとしてるんだろ」と策を見抜いていた。
 泣き止まない八神。会場の「謝れ」コールが大きくなったところで渋々頭を下げた。目潰しから丸め込んだ八神だったが、花園はカウント2で返す。だまされなかったことでコーナー2段目に上って「今日は勝てるぞ!」とアピール。飛び降りたところに右ハイキックを叩き込まれてゆっくりと倒れ込む。八神がカバーすると、カウント3が数えられる。前のYuuRIに続いて連続勝利となり、決勝戦一番乗りを決めた。
5.決勝三つ巴1回戦(時間無制限)
○SAKI(2分31秒、体固め)梅咲遥●
※カワイルドバスター
○青木いつ希(4分0秒、片エビ固め)SAKI●
※ラリアット
○梅咲遥(7分33秒、ラ・マヒストラル)青木いつ希●
○梅咲遥(7分52秒、首固め)SAKI●
※カワイルドバスターを切り返して。梅咲が決勝に進出


 青木いつ希が控えに回る。梅咲遥とSAKIが握手を交わして試合開始のゴング。序盤は互いに相手の攻撃をかわす展開。SAKIのボディーへのパンチをキャッチした梅咲。レフェリーがグー(パンチ)ではないかと確認するも、SAKIは人差し指と中指を立ててチョキとアピール。すると梅咲はその指をつかんで指折りへ。さらに指を踏みつけ、トップロープに絡みつけて痛めつけていく。
 アトミックドロップを決めたSAKIはロープに走る。帰ってくるところにフライング・ネックブリーカードロップを決めた梅咲は、フットスタンプ。さらにボディーにパンチを見舞おうとするが、SAKIはそれらをかわしながら最後にキャッチ。レフェリーがパンチかどうか確認しようとしたところで、逆に梅咲のボディーにパンチを叩き込む。ロープに走ったSAKIのボディーにパンチを叩き込んだ梅咲。レフェリーのチェックに両手をチョキの形にして「カニさん」とアピール。そこに低空ドロップキックを叩き込んだSAKIは、カワイルドバスターでマットに叩きつけカウント3を奪うと、“してやったり”の表情を見せた。

 握手を求める青木に対し、SAKIは大声を出しながら渋々応じる。しかし青木は、それを上回る大声で返し、改めて試合開始のゴングが鳴らされた。
 青木の突進をかわしてカウンターのビッグブーツを叩き込んだSAKIに対して、青木はブレーンバスターを返していく。互いにボディーへのパンチを決め、チョキを示した指でで目潰しからラリアットを決めた青木は、SAKIのバックに回る。投げを放とうとするが阻止されるが、大外刈りで叩きつけていった。
 スライディング・レッグシザースを決めたSAKIは、前のめりにセカンドロープにもたれかかった青木を下から丸め込む。そのままカバーにはいかず、うつ伏せにして両足をロックして両腕をサーフボードに捕らえる、そのまま立ち上がってカンパーナへ。そしてコーナーに追い込み、串刺しのヒザ蹴りからトップロープに青木をうつ伏せに横たえ、走り込んでのニーリフトをボディーに突き刺した。
 リバーススプラッシュの体勢から反転してのエルボードロップを放ったSAKIだが、それをかわした青木はトラースキック。それに耐え抜いたSAKIは、パワーズラムからヒザを叩き込んでいく。そしてランニング・ブレーンバスターを狙ったが、それを押し潰した青木がロープに走ってのラリアットを叩き込んでSAKIをマットに沈めた。
そして梅咲がリングに上がり、素直に握手に応じた。試合開始のゴングが鳴るといきなりエルボーの打ち合い。互いに相手の右リストをつかんで逃げられないようにして正面から叩き込んでいく。打ち勝った青木が梅咲を肩に担いだが、梅咲は後方に滑り下りながら丸め込んでいった。
 梅咲が仕掛けてきたカサドーラをカウント2で返した青木は、続くラ・マヒストラル狙いを腕を引いて回避。梅咲が立ち上がってきたところにショルダータックルでぶち当たっていった。カウント2で返されると、スリーパーで絞め上げる。1度は切り返されたが、2度目のスリーパーではグラウンドに持ち込んでいった。それでも梅咲は、辛うじてロープブレイクに持ち込んだ。
 バックに回った青木は梅咲を後方に投げようとするが、足をフックして回避した梅咲はそこから前方回転エビで丸め込む。そのままフォールを狙わず、ボディーを踏みつけていった。そして腰を落としてサードロープを背にする青木に、低空ドロップキックを突き刺していった。
 DDTを決めた青木は、背後から後頭部にトラースキック。さらにセカンドロープに正面からもたれかかる梅咲の背中へ走り込んでのダブルニーアタックを決めたが、カウント2で返された。ここでコーナー最上段へ。しかし起き上がった梅咲のエルボーをコーナーで浴び、アメジストクロスで叩きつけられた。しかし投げた梅咲もダメージが大きく、すぐにカバーにいけない。
 上半身を起こした梅咲は両ヒザを着きながらもエルボーを連発で叩き込んでいく。ロープに走った梅咲にラリアットを狙った青木だがかわされる。それでも振り向きざまに左のラリアットを叩き込んでいった。そしてロープに走ったが、今度は梅咲がエルボーで迎撃。そしてロープに走った。
 帰ってきた梅咲をロープに押しやった青木は、反動で返ってくるところでバックを取って投げ捨てジャーマン。続いてトラースキック。しかしカウント2で返された。
 ロープに走った青木の足をすくってラ・マヒストラルを狙う梅咲だが、青木は前転して回避。そして立ち上がりざまにラリアットをつ。それをかわして背中合わせになった梅咲は、逆さ押さえ込みの要領で青木に体勢を崩してラ・マヒストラルを決め、カウント3を奪った。
執念で勝利をもぎ取った梅咲だが、ダメージが大きく残る。そこにSAKIが、ゴングが鳴る前から襲い掛かった。しかし秒殺は失敗。
 梅咲のエルボーに、ビッグブーツを返していく。そしてブレーンバスターからサソリ固め。リング中央でガッチリ腰を落とすが、梅咲はじりじりとロープににじり寄ってブレイクに持ち込もうとする。あと少しの所でリング中央に引き戻したSAKIは、ブルズアンヘリート。しかし梅咲はギブアップせず、SAKIも根負けして技を解いてしまう。
 ダメージが大きい梅咲はリング下にエスケープ。追いかけたSAKIはリング下でブレーンバスターを狙う。なんとか阻止した梅咲は、逆にブレーンバスターを狙うも持ち上がらず。ならばとボディースラムで叩きつけ、リングに滑り込む。そしてコーナートップに上がって捨て身の場外プランチャを放っていった。
 SAKIをリングに押し戻した梅咲。再びコーナーに上がって旋回プレスを放ったがかわされてしまう。SAKIは4点ポジション状態の梅咲の首筋にヒザを叩き込んでいく。カウント2で返した梅咲は、旋回してのエルボーを叩き込んでロープに走る。しかし待っていたのはパワーズラム。だが、梅咲はカウント3を許さない。
 梅咲が狙ってきた逆さ押さえ込みを阻止したSAKIは、強引に担ぎ上げてデスバレーボム。しかし少し体が流れてしまった。カウント2で返されたところででカワイルドバスターを狙ったSAKIだが、梅咲はうまく相手の体に絡みつき、首固めに丸め込む。ガッチリ固めるとカウント3が数えられた。
 6.決勝三つ巴1回戦(時間無制限)
○葉月(6分28秒、片エビ固め)狐伯●
※ダイビング・セントーン
○笹村(5分47秒、モダンゴタイムス)葉月●
○狐伯(2分23秒、パケーテ)笹村●
○葉月(0分13秒、葉・月ストラル)狐伯●
○笹村(1分19秒、片エビ固め)葉月●
※ラリアット
○狐伯(2分27秒、パケーテ)笹村●
○狐伯(8分57秒、パケーテ)葉月○
※狐伯が決勝進出


 WAVE所属で唯一、ブロック通過を果たした狐伯。CATCH THE WAVEを主催する団体所属として、決勝の舞台を外敵に占拠されないためにも負けられないところ。まずは笹村あやめがリング下に控え、狐伯vs葉月で試合開始のゴング。
 序盤からスピードあふれる展開。いきなり放ったドロップキックはかわされるも、狐伯はコーナーを利用した動きで先制。エプロンからトップロープ越しのトペ・アトミコを決めると、逆片エビに捕らえる。ロープに逃れた葉月は、走り込んでくる狐伯に飛びついてのコードブレイカーから顔面ウォッシュ。しかし狐伯はカウンターのドロップキックを決め、コーナーを背に腰を落とす葉月に低空ドロップキックを突き刺し、「もらった」とアピールしてからのブレーンバスターを決めた。
 エルボーの打ち合いからロープに走った葉月。狐伯は追いかける形でドロップキックを叩き込む。一方の葉月は、狐伯がロープに走ったところ、サードロープの下をくぐりながら足をすくってダウンさせると、エプロンを利用したDDTで狐伯の頭部を場外マットに叩きつけた。
 リングに戻った葉月は、狐伯をカナディアンバックブリーカーの体勢に担ぎ上げ、サイドに叩き落とす。そしてチキンウイングホールドでギブアップを迫るも狐伯は耐える。葉月は腕でダブルレッグロックに捕らえ、両脚でチキンウイングホールドに捕らえる複合技に移行したが、それでも狐伯はギブアップせず。体勢が崩れてしまい、葉月は技を解いた。
 コードブレイカーを決められながらも倒れない狐伯にフロントキックを叩き込み、コーナーに座らせた狐伯の両脚をセカンドロープに引っかける。貼りつけ状態の狐伯にコードプレイカーを決めた葉月は、ダイビング・セントーンを投下してカウント3を奪った。
ゴングと同時にショルダータックルを放っていった笹村。カウント2で返されるとブレーンバスターを狙ったが、阻止した葉月はカウンターのドロップキックを返し、顔面ウォッシュで自分のペースに引き込む。さらにセントーンを決めるが、笹村は蹴り足をキャッチしてドラゴンスクリューを決めると、自身の脚を葉月の右ヒザ裏に押し当てて支点にしてのニーロック(キウイロール)でダメージを与えていく。
 スタンドでのエルボーの打ち合いを経てDDTを決めた葉月に対し、笹村は走り込んでくる葉月を跳ね上げてのショルダータックルでなぎ倒し、さらに葉月の足に攻撃を集中させていく。
 バックスープレックスをこらえて前方回転エビの要領で笹村を丸め込んだ葉月は、そのまま押さえ込まずにダブルフットスタンプをボディーに突き刺し、串刺しバックエルボーからスイングDDTを決めたものの、少し脚を引きずっている。それでもコーナー最上段へ。しかしデッドリードライブで叩きつけられた。
 笹村が狙ってきたブレーンバスターを逆にブレーンバスターに切り返した葉月だが、フロントキックをかわされてラリアットを浴びてしまう。
 立ち上がった葉月と背中合わせになった笹村は逆さ押さえ込みへ。カウント2で返されるも、そのまま回転して連続しての逆さ押さえ込み(モダンゴタイムズ)でカウント3を奪った。
勝負が決まった瞬間にリングに飛び込んできた狐伯。正面からのスライディングキックで足を払って外道クラッチを決める。しかしカウント2で返された。その後もロープワークを駆使したスピーディーな攻撃で攻め立てるも、笹村はロープ際での低空ドロップキックをかわして後頭部にストンピングを見舞い、フロントネックロックに捕らえる。
 間にフットスタンプを挟みながら、執ようにフロントネックロックで締め上げていく笹村。しかし狐伯はサードロープに足を伸ばしてブレイクに持ち込んだ。
 スタナー、正面からのヒザ蹴りと攻め込む狐伯。続いて狙ったブレーンバスターを笹村は、ネックブリーカードロップで切り返していく。フットスタンプからのカバーはカウント2。そしてロープに走る。返ってくるところをサイドに回り込んで丸め込んだ狐伯は、そのまま仰向けに全体重を乗せて押さえ込むと、カウント3が数えられた。
葉月がリングに上がろうとするところにスライディングキックを合わせた狐伯。そのままリング下に転落した葉月。狐伯がコーナートップから場外プランチャを放ったところで、試合開始のゴングが鳴らされた。リングに戻ったところで葉月が、葉・月ストラルで丸め込んで電光石火のカウント3。
闘いは再び葉月vs笹村に。ほとんど休み間もなくリングに戻った笹村。なかなか起き上がれない葉月を強引に担ぎ上げてファルコンアロー。ノーザンライトスープレックス、ブロックバスターホールド、垂直落下式ブレーンバスターと大技を連発。しかし葉月はカウント3を許さない。起死回生の葉・月ストラルを押し潰した笹村は、走り込んでくる葉月を迎え撃つ形でラリアットを叩き込んでカウント3を奪った。
果てしなく続く巴戦。6試合目は2度目となる笹村vs狐伯。
 いきなりミサイルキックを叩き込んだ狐伯に対し、笹村はブロックバスターホールド。笹村のエルボーに倒されながらも立ち上がり、エルボーを叩き込んでくるタイミングにエルボーを合わせた狐伯は力強いブレーンバスター。カウント2で返されるとコーナートップへ。セカンドロープに足をかけた笹村をエルボーで撃ち落とし、両手をつかんで肩口に飛び乗る形でそのまま押して潰していった。
 狐伯に引き起こされた笹村は、サイドに回ってバックドロップ。ダウンした狐伯の上半身を引き起こしてヘッドバットを叩き込み、コーナー最上段へ。しかし、続いて放った急降下フットスタンプはかわされてしまった。
 着地した笹村が振り向いたところ、サイドに滑り込んで丸め込んでいった狐伯。またもや仰向けで全体を浴びせかけるパケーテでカウント3を奪った。
休み間を与えずリングに飛び込んでフロントキックを浴びせかける葉月。エプロンからセカンドロープにもたれかかる狐伯を首とつかむと、そのままリング下に飛び降りる形でDDTを決める。そしてすぐさまリングに上がり、反対側のロープに走るとトペを放っていった。
 狐伯をリングに押し上げた葉月はミサイルキック。カウント2で返されると、チキンウイングホールドでギブアップを迫るもロープに逃げられてしまった。
 コーナーに上がった葉月を追いかけた狐伯だが、ヘッドバットで堕ち落とされてしまう。ここで葉月はダイビング・セントーン。それをかわした狐伯は連続しての丸め込み。だがカウント3は数えられない。
 対角線を走ってのドロップキックを決めた孤伯は、コーナートップへ。追ってセカンドロープに足をかけた葉月の向きを反転させて雪崩式アストロシザースを決めると、片ヒザを着いた状態の葉月にヒザを叩き込んでいった。しかしカウント2。
 スタンドでエルボーの打ち合いとなるも、それまでのダメージから両ヒザを着いての打ち合いに。相手をロープに押し込んで返ってくるところへの投げ捨てジャーマンを決めた葉月は、狐伯をコーナー最上段に押し上げてトップロープに足をかけての雪崩式ブレーンバスター。カウント2で返されるとダイビング・セントーンを倒壊したが、これもまたカウント2で返された。
 ロープに走った葉月を追いかける形でヒザを叩き込んだ狐伯。その後も片ヒザを着いた状態の葉月に2発目、3発目とヒザを叩き込んでいった。そしてリバースフルネルソンからジャンプして開脚シットダウン式のフェースクラッシャー。だが葉月もカウント2で返す。
 互いに丸め込みを狙っていくがカウント3には至らない。ロープ間を走りまくる展開の中、すれ違いざまパケーテを決めた狐伯。片脚だけに体重が乗る形で不完全だったもののカウント3が数えられ、決勝戦の残る一つのイスをせしめた。
 この結果、7月21日、東京・後楽園ホールで行われる第16代波女を決める決勝戦のカードは、狐伯vs梅咲遥vs八神蘭奈に決定した。
マイクを渡された狐伯は、「勝った、勝った、勝った……」とうわごとのように繰り返すと、「この勝ちだけを求めて、今日(大阪に)来たけど、ちょっと信じられないぐらい、うれしい。でも、ここが終わりじゃないから。次、また、この永遠みたいなこと(巴戦)やって、勝って、上谷持つレジーナ、それだけを見ていきたいと思います」と続け、「勝った後のこと、何も考えてなかった……。頑張りました。葉月さんと笹村さんに勝てるなんて思ってなかったけど、これが自分の実力だと思って、次のメインイベント、上谷戦、闘うんで、自信をくれてありがとう」と波女、そしてWAVEのトップとしての意気込みを語った。
 「もうガミさん、なに言ったらいいのかわからない。細かいことはいいです……狐伯が(メインで)勝ったので、締めさせていただきます。狐伯の分まで皆さん、大きな声出してください」と前振りしてから、「いいか、これがWAVEだ!」の大合唱。狐伯はそのままチング中央に倒れ込み、大の字となった。
 引き揚げる際、締めの大合唱までリングサイドに残っていた葉月と握手を交わし、入場ゲート前に控えいていた笹村からはエールを送られた狐伯。さすがに約20分をほぼノンストップで闘い抜いたことで体力の消耗も大きく、後方に転がる形でゲートの向こうに姿を消した。その瞬間、激闘が続いた2025年のCATCH THE WAVE 準決勝の夜は幕を閉じた。
2025.07.13

『大阪ラプソディーvol.66~ZEN~』

◎エンディング

 リーグ戦突破を決めた花園はマイクを手にすると、「負け犬は早くと帰れ」と言ってリングサイドに残っていた桜花とウナギを追い払おうとするが、2人は赤コーナー下に居座る。
 花園は気を取り直して、「いやあ、ちょっとガラにもなく、真剣に試合してしまいました。こんな大事な試合の時は、真剣な花園も見れるんで。まあ、そんな私に負けて悔しいでしょうけど、これが……」とまで言ったところで、リングサイドに居座っていた桜花とウナギが引き揚げていく。
 その姿を見て花園は「オイ、聞けよ!」と注文をつけるが見送ると、気を取り直して、「まあ、勝てました。余裕でした。夜は三つ巴になって誰と当たるかわかんないけど、個人的に狐伯とやりたいよ! まあ、人生はそううまくいかないと思うんで、できるだけ勝てそうな相手に当たることを祈っときます。長々しゃべったら、もう止まらなくなりそうなんで、宴もたけなわですございますが、今回も、WAVEの興行を花園が締めさせていただいてもよろしいですうか? 皆さん、夜興行も来てくれますか? ここにいる人全員、顔を覚えてるんで、来ない人はどうなるか、楽しみにしといてください」と波女決勝第1ラウンドへ向けての意気込みを伝え、「これがWAVEだ!」の大合唱で昼の部は幕を閉じた。
日時
7月13日 日曜日
観衆
198人
場所
大阪・176BOX
◎オープニング

 出場全20選手がリング上に勢ぞろいしての入場式。対戦カード発表の後、挨拶に指名されたのは、すでにEarthブロック1位通過を決めている狐伯。
「皆さん、こんにちは! 今日はこの会場で、WAVE昼夜興行です。夜も皆さん(チケット)買ってますか? 前半、昼の大会で、CATCH全リーグの1位が決まります。そして夜には、決勝にいける選手が……決勝1回戦……あんまりよくわかってないけど、決勝1回戦にいける選手が決まります。だから皆さんぜひぜひ、ちゃんと昼も夜もしっかり声出して、推しの応援、よろしくお願いします」
1.OSAKA・Future wave(20分1本勝負)
咲蘭&○炎華(10分51秒、ぐるんちょ)郷田明日香●&八神蘭奈


 咲蘭&炎華は入場時、2人並んで咲蘭ダンスを披露。そして試合開始前、握手をかわして八神蘭案と郷田明日香が背を向けた際に先制攻撃を仕掛けて八神蘭奈を攻め込んだものの、すぐに反撃されて2人まとめて郷田明日香の串刺しラリアットを浴びてしまう。
 体格差のある郷田の攻撃に防戦を強いられた咲蘭だったが、郷田の手を踏みつけてペースを奪い返し、炎華とのコンビネーションで郷田を踏みつけていく。しかし郷田は、体格差を生かして一発で攻守を入れ替える。
 タッチを受けた八神は、ドロップキックからコーナーに押し込んでのミドルキック。さらに背中へのサッカーボールキックで優位に攻め立てていく。しかし咲蘭もすぐに反撃に転じ、タッチを受けた炎華は側転エルボーからドロップキック。だが八神は腕十字に捕らえるが、炎華は体を入れ替えて押し潰す形でフォールを狙っていった。
 コーナーを駆け上がってのリストロックホイップからドロップキックを決めた炎華に対し、八神はカウンターのミドルキックを叩き込み、PKにつなぐ。タッチを受けた郷田は、ショルダータックルからボディースラム。さらに逆エビでギブアップを迫ったが、炎華はなんとかロープブレイクに持ち込んだ。
 スタンドで正面からエルボー打ち合う炎華と郷田。郷田は逆水平で炎華をダウンさせるが、炎華はスライディング・レッグシザースからSTFを決めた。しかし八神にカットされてしまう。
 ご殴打のボディースラムを不発に終わらせた炎華。すかさず咲蘭がコーナーからボディーアタック。炎華もミサイルキックで続く。八神のサッカーボールキックのアシストからボディープレスを決めた郷田だがカウント2。続くバックフリップは、咲蘭のカットが間に合ってカウント3は数えられず。
 郷田に馬乗りになって上からエルボーを叩き込んだ炎華は、正面からの低空ドロップキック。郷田のカウンターのラリアットをカウント2で返しすと、郷田のバックに回ってロープに押し込む。そのまま後方回転エビ固め。さらにブリッジしてレッグロールクラッチで押さえ込んでカウント3を奪った。
2.OSAKA・スクランブル4wave(20分勝負)
○チェリー(11分34秒、失格)狐伯●、青木いつ希、関口翔
※狐伯の足4の字裏返し。退場順=関口、青木、狐伯


 4選手がリングに揃ったところでルール説明。4WAYイリミネーションルールに加え、青木いつ希には「大声禁止」、関口翔には「関節技禁止」、狐伯には「足での攻撃禁止」、チェリーには「若ぶること禁止」が、それぞれ言い渡される。1度目はイエローカード、2度目はレッドーカードで失格となる。
 試合前に握手を求める際、「よろしくお願いしま~す!」と大声を出した青木は、試合開始前にもかかわらずイエローカードとなった。試合開始のゴングが鳴ってからも、関口は青木に大声を出すよう仕向けるが、青木は口を固く結んで声を発せず。
 関口は腕を取っての攻撃を狙うも、関節技とみなされてしまう恐れがあるため技を解く。そこから関口がチェリーに、チェリーが青木に、青木が狐伯に順にリストロックをかけられる数珠繋ぎ状態となる。これを機に、まずは関口が集中攻撃を浴びる流れに。
 続いてチェリーがコーナーに押し込まれ、3人から連続攻撃を浴びる。3人から順にマシンがチョップを浴びる中、それをブロック反撃しようとするが、「ヤング……」と叫びかけてほかの3人に指摘される。仕方なく反撃をあきらめて、「どうぞ」と胸を出していった。
 ここで狐伯が串刺しドロップキックを出したためイエローカード。これでペースを乱され、青木&関口コンビネーションに追い込まれる。逆さ押さえ込みを仕掛ける攻防から、青木が自らハンマーロックに捕らえられる罠を仕掛けて、関口がイエローカードを提示された。
 チェリーが3人まとめで関節技で捕らえるが、狐伯がロープに逃げたためブレイクに。コーナーに飛ばされた狐伯がコーナー2段目に飛び乗ってのドロップキックを狙ったが、寸でのところで踏みとどまってセーフ。4人が入れ替わりで丸め込みの連続。とめどなくカウント2を叩き続けた石黒レフェリーも含めて5人がダウンするといった展開になるも、気力を振り絞って立ち上がって観客の拍手を集めた。
 青木がチェリーにラリアットを決めて叫びかけるが、我に返って無言のままジャーマン狙いをアピール。そしてチェリーのバックに回るが、そこに関口がラリアットを放っていく。しかしチェリーにかわされて青木にヒット。
 エルボーで関口が腰を落としたところにヒザ蹴りを叩き込もうとした狐伯だったが、寸前で気がついて回避。技をヒッププレスに変えて見舞っていった。
 関口が狐伯にラ・マヒストラルを狙う。ここで青木が関口を押し倒すと、狐伯の左腕を両脚で挟む形に。これが腕十字を決めていると判断され、レッドカードを提示されて失格となった。ただその際、青木も大声を出したため、こちらもレッドカードとなった。
 これで狐伯とチェリーの一騎打ちとなり、チェリーが足4の字を決める。狐伯が反転したところ、足での攻撃とみなされレッドカードが提示された。これで1人残りでチェリーの勝利が宣せされた。
3.OSAKA・プレミアムwave(20分1本勝負)
○宮崎有妃&櫻井裕子&網倉理奈(15分37秒、レフェリーストップ勝ち)SAKI&世羅りさ●&葉月

 宮崎有妃組はハードコアモード。袖を切り落として裾に炎が描かれた揃いのシャツを着て入場。リング上でブリブラダンスを披露。ゴング前には握手を求めていった。葉月は宮崎に迫られて恐る恐る握手を交わした。
 網倉理奈と世羅りさの先発で試合開始のゴング。連続してタックルを仕掛けていく網倉。ロープに走った網倉をSAKIがエプロンから羽交い絞め。突っ込んでいった世羅だったが、網倉がかわそうとしたため踏みとどまる。しかし背後からSAKIが突き飛ばしたため鉢合わせさせに。そして世羅にタックル。ようやくダウンを奪った。だが、続いて放ったボディープレスはかわされ、コーナーに追い込まれて踏みつけられた。
 タッチを受けたSAKIだが、コーナーに追い詰められて逆水平を浴び、交互にボディーを踏みつけられていく。SAKIのバックに回られた網倉はバックを取り返されるも、サムソンクラッチの要領でSAKIを丸め込み、そのままフォールにはいかずヒップドロップを落としていった。ここで宮崎、櫻井裕子もリングに入ってきて、順にSAKIを踏みつけていく。最後は苦しむSAKIの上に3人並んで座ってポーズを決めた。
 葉月、世羅がカットに飛び込んできて、SAKIが網倉に、世羅が櫻井にそれぞれカンパーナを決める間で、葉月が宮崎にスリーパーを決めて見せ場を作った。
 網倉がSAKIにカウンターのダブルチョップを見舞い、サマーソルトドロップ。続いて櫻井がコブラツイストに捕らえるも、ロープに逃げられた。ここで宮崎は裕子ロケットを狙ったが、世羅にカットさされて不発。
 タッチを受けた葉月は、串刺しジャンピング・エルボーアタックからコーナー2段目からのドロップキックを櫻井に決め、クロスフェースロックで締め上げる。ここは宮崎と網倉にカットされた。
 宮崎&網倉のクロスラインをかわして鉢合わせさせた葉月。ここでSAKIが飛び込んできて網倉にビッグブーツを見舞う。世羅も飛び込んできて宮崎を捕まえる。そしてロープ際に3人並べての顔面ウォッシュを放っていった。
 タッチを受けた宮崎は、カメラに合図を出してから葉月に恥ずかし固めを狙ったものの、葉月は体を入れ替えて脱出してエルボーを連発。しかし葉月をリバースフルネルソンに捕らえた宮崎は、後方に回転して恥ずかし固めの体勢へ。だが葉月は必死で足を開かせないように自身の足首をクロスして防御する。開脚させようと攻防が続くが、結局、恥ずかし固めは成功せず。葉月が逃げ切った。と同時に観客席から飛んだブーイングに、葉月は不満げな表情をあらわにした。
 コルバタで宮崎をリング下に吹っ飛ばした葉月は、コーナーに駆け上がって場外プランチャを放つ。そしてリングに戻ろうとエプロンに上がった宮崎をセカンドロープの上から引き寄せてDDTを見舞った。さらにダイビング・セントーン。カウント2で返されるとジャーマンを狙ってバックに回る。しかし宮崎は踏ん張る。そして腰に回されて腕のクラッチを切って自身の胸に葉月の両手を押し付け、乳を揉まれる体勢に持っていって「やめろ!」と叫ぶトリッププレーを繰り出した。
 葉月のペースを乱した宮崎はバックに回ってジャーマンを狙う。それをこらえた葉月は、強引に投げようとした反動を利用して、逆にフェースクラッシャーで切り返していった。そして世羅にタッチ。
 顔面にビッグブーツを叩き込まれて宮崎は場外へ。そしてリング下からパイプイスを取り出してリングに放り投げ、それを手に殴り合う。打ち勝った世羅は、宮崎の背中にイスを振り下ろしていった。
 網倉と櫻井が飛び込んできたものの返り討ちにした世羅組は、SAKIが網倉にリバーススプラッシュ、葉月が櫻井にセントーン、世羅が宮崎にリバーススプラッシュ式ダブルニードロップの競演。
 勝負どころと判断した世羅は、エルボーの打ち合いから宮崎を肩に担いだ。そしてデスバレーボムを放ったものの体勢が崩れ、宮崎の体が世羅の右ヒザに乗る形に。動きが止まった世羅の様子を見て秀美レフェリーが試合をストップ。宮崎の勝利を宣した。
 世羅は苦痛の表情でしばらく動けず。テーブルを担架代わりにして運ばれていった。
◎ルール抽選

 第3試合が終了したところでCATCH THE WAVE 2025の経過と1位決定セインのルールを説明。
 秀美(セミファイナル)が「時間無制限1本勝負」、石黒(メインが「3WAYイリミネーション」の封筒をそれぞれ引いたことで、ルールが決定された。
4.CATCH THE WAVE 2025~Venusブロック1位決定戦~3WAYマッチ(時間無制限1本勝負)
○梅咲遥(11分19秒、2人まとめてのラ・マヒストラル)小林香萌●、夏すみれ●
※梅咲がVenusブロック1位に

 5点で並んだ3選手による1位決定戦。3人のうち誰かが勝利した時点で終わるルールで争われた。
 まずは輪になってのフィンガーロックによる3人での力比べで試合はスタート。まずは梅咲遥が狙われた。小林香萌のドロップキック、夏すみれのビッグブーツを浴び、ダブルブレーンバスターで叩きつけられた。コーナーに追い込まれ、2人がかりの攻撃で攻め込まれた梅咲だったが、夏のランニング・ネックブリーカードロップに続いて小林がセントーンの連発からカバーにいったところで、夏すみれがカットして、逆にカバーする。これを小林がカットして、早くも共闘に亀裂。小林は夏を抱え上げてコーナーに運んだ。
 そして梅咲を攻撃するが、小林の攻撃をかわした梅咲は、コーナーを背にする夏にドロップキック。さらにロープ際で腰を落としているところに低空ドロップキックを叩き込み、ミサイルキックで夏を攻め立てた。
 さらにフルスイングのエルボーからブロックバスターホールド。カウント2で返されると、コーナー最上段へ、しかし小林の雪崩式フランケンシュタイナーでマットに叩きつけられた。
 小林が夏にスパインバスターを決めたが、梅咲がカバー。そこに小林はセントーンを放っていったが、梅咲がかわして夏にヒット。そのまま夏はリング下にエスケープ。リングに残った小林と梅咲はエルボーを打ち合う展開に。小林は、その流れの中で梅咲が狙ったランニング・フォアアームをワキ固めに切り返していった。
 しかしここで、夏が秀美レフェリーを押しのける。鞭を手にリングに生還し、それで2人をメッタ打ち。そして2人まとめてブロンコバスター。続いて放ったコーナー2段目からのボディーアタックは2人に受け止められてしまった。
 ここから3人めまぐるしく攻守が入れ替わる展開となる中で、小林、夏にフォアアームを叩き込んだ梅咲は、夏のバックに回る。ここで小林がラリアットを放っていったが、夏がかわしたため梅咲にヒットした。そこで夏が小林を丸め込んでいく。慌てて梅咲がカット。今度は梅咲が小林を丸め込んでいく。
 小林に決めたラ・マヒストラルは夏がカット。夏に仕掛けたラ・マヒストラルは押し潰されてしまったが、小林がカットしたことで命拾い。小林が夏に逆さ押さえ込みを決めたもののカウント2。
 梅咲が両腕で2人まとめてランニング・ネックブリーカードロップを決めると、1人ずつ丸め込んでいてはラチがあかないと、2人まとめてのラ・マヒストラルを決めると、秀美レフェリーがマットを3回叩いた。
 カウント3が入って技が解かれた瞬間、梅咲はしてやったりの表情。小林と夏が何やらののしり合う間を割って入って、Venusブロック1位通過をアピールした。
5.CATCH THE WAVE 2025~Marsブロック1位決定戦~3WAYイリミネーションマッチ(時間無制限)
○花園桃花(15分27秒、十字架固め)ウナギ・サヤカ●、桜花由美
※城門突破を切り返して。花園がMarsブロック1位に

 リーグ戦最後の最後で花園桃花に敗れて足踏みとなった桜花由美。ウナギ・サヤカを含めて6点で並んだことで、この日のMarsブロック1位決定戦に回ることになった。抽選の結果、最後まで勝ち残った選手が勝利となる3WAYイリミネーションルールで争われた。
 ウナギは花園に共闘を呼び掛けるも、自身は攻撃を仕掛けず。寝返って桜花に共闘を求めるも、今度は裏切って桜花を丸め込んでいく。
 ウナギと花園をフェースクラッシャーで叩きつけた桜花は、ウナギ、花園の順に串刺しビッグブーツを叩き込み、抱え上げた花園を利用してウナギに蹴りを見舞うと、そのまま花園をバックドロップ。そしてダウンしたウナギの上に、花園をブレーンバスターで叩きつけていった。そしてコーナー2段目からのボディーアタックを決める。カウント2で返されるとクロスフェースロックで締め上げたもののロープに逃げられてしまった。それでもビッグブーツを連続で叩き込み、エルボーを見舞っていく。
 ここでロープに走った桜花だったが、リング下から花園に足を引っ張られてダウン。エプロンに立った花園はロープ越しに桜花を羽交い絞め。そこにウナギがビッグブーツを放っていくも、桜花にかわされて花園にヒットした。
 ウナギとビッグブーツの打ち合いに持ち込んだ桜花だが、打ち勝ったのはウナギ。ここでウナギはロープに走った。しかし、リング下から花園に足を引っ張られてダウン。エプロンに上がった花園はウナギを羽交い絞めに捕らえる。そこに桜花がビッグブーツを放っていった。しかしウナギにかわされて花園にヒットした。
 桜花にコードブレイカーからRKOを決めたウナギは、桜花を対角線の振る。ここで花園がリング下からクラッカー攻撃。ここでウナギはゴムパッチン攻撃を狙ったが、花園が先にゴムを放したため、ウナギが自爆する形に。怒ったウナギは、桜花と2人がかりでのブレーンバスターを狙ったが、花園うまく切り返して2人を同時にDDTでマットに突き刺していった。
 2人重なってサードロープを背にして腰を落としたところに低空ドロップキックを放っていった花園。ウナギにはかわされたが、桜花にはヒットした。ここで桜花に向かって突進していったウナギ。しかし花園がスライディング・レッグシザースを合わせたため、頭から桜花の股間に突き刺さる形で突っ込んでいった。
 花園をゴリースペシャルに捕らえたウナギだがギブアップは奪えない。息を吹き返した桜花は、ウナギにネックハンギングボムを決めるも、花園に丸め込まれてしまう。
 桜花は花園にカウンターのビッグブーツから垂直落下式ブレーンバスターを決める。しかし、カバーしようと近づいてきた桜花をサムソンクラッチで丸め込んだ花園。さらにウナギものしかかって体重を浴びせると桜花は返せず、カウント3が数えられた。だが、これでは試合は終わらない。桜花が失格となり、リング上はウナギvs花園の展開に。
 ロープに走った花園を迎え撃つ形で旋回式Xファクターを決めたウナギだが、続いて狙ったレッグドロップはかわされて自爆。2度、3度と同じ展開が続き、4度目、5度目もレッグドロップをかわされたウナギ。ここでダブルノックダウンとなり、カウント8まで数えられる、
 上半身を起こし、両ヒザを着いてのエルボーの打ち合い。そして互いに相手に馬乗りになってエルボーを激しく振り下ろしていく。ダウンした花園に6度目のレッグドロップを放ったウナギだが、花園はまたもかわすと、顔面に蹴りを叩き込んでコーナー最上段へ。するとウナギは反対側のコーナーに転がって距離を取る。間を開けてから立ち上がったウナギは、コーナーに駆け上がって雪崩式ブレーンバスターからブレーンバスター。しかし花園は粘って、カウント3を数えさせない。
 「15分経過」がアナウンスされたところで城門突破を決めたウナギ。しかし花園は、カバーに来たウナギを丸め込む。ここでカウント3が入り、花園の1位通過が決定した。
2025.07.05

「Its wave Jul.」

日時
7月5日 土曜日
観衆
80人(満員札止め)
場所
アミスタ
1,8wave(30分勝負)
咲蘭(13分48秒、レッドカードにより失格)夏すみれ
退場順=①郷田②世羅③チェリー④櫻井⑤炎華⑥宮崎
※負け抜け勝ち残りルール。各選手に禁止ごとが設けられ、1度破るとイエローカード、2度破るとレッドカードで失格となる。禁止ごとは宮崎が「ふざけ
る」、炎華が「くるくる回る」、咲蘭が「泣く」、郷田が「タックル」、世羅が「ダブルニー」、櫻井が「裕子ロケット」、チェリーが「若ぶる」、夏が「腰ふる」。


 アミスタ大会は「Its wave」と題して、テーマ曲が鳴って初めて誰が出てきて、どんなカードになるかと言う仕組み。この日はリーグ戦があるため、この試合のみ「Its wave」形式となった。
8waveと題して、第1試合は郷田、炎華、咲蘭、夏、世羅、チェリー、宮崎の順で登場。残るは櫻井なのだが、ここでリングアナが「レフェリー・石黒敦士」と言ってしまったため、大ブーイング。気を取り直して、「最後はこの選手の入場です」と、仕切り直し。館内は大「裕子」コールが沸き起こる。
リングアナ、「改めて大変失礼いたしました」と謝罪。
試合は通常ルールに加え、各選手に禁止ごとを採用。一度破ると、イエローカード、2度破るとレッドカードで失格となる。8人同時に戦い、勝ち抜け負け残りルールとなる。
 各選手の禁止事項=宮崎は「ふざける」の禁止、炎華は「くるくる回る」のが禁止、咲蘭は「泣く」のが禁止、郷田は「タックル」禁止、世羅は「ダブルニー」禁止、櫻井は「裕ロケット」禁止、チェリーは「若ぶる」ことの禁止、夏は先に「ムーンサルトですか?」と聞くが、「腰振り」が禁止となった。
まずは8人がボディチェック。咲蘭が「クソババア出て来いよ」と挑発する。夏と宮崎がセコンドの桜花を指刺す。そこで咲蘭は「金髪クソババア」と言ったところで、夏が奇襲。咲蘭を捕まえ、郷田、炎華、櫻井をコーナーに振って、ベテラン選手たちによるトレイン攻撃。
宮崎は「ババアの意地見せたろわ」と突っ込めば、「誰がババアじゃー」と夏、世羅も続く。残ったチェリーも、「はいはい、わかりました。クソババアです」と突っ込むも、足を出されて防御される。逆に宮崎から順にコーナーへ投げられ、新世代側が突っ込んでいき、最後に郷田がタックルを決めてしまい、最初のイエローカード。
炎華がブレーンバスターで持ち上げようとしたのをきっかけに、新世代側と、ベテラン側に分かれてブレンバスター合戦へ。
 チェリーが若手側に入ろうとしたため、イエローカードが出かけるも、「クソババアチームです」とベテラン側に入り、ブレーンバスターで投げる。
世羅は「オマエそもそも同い年やろがー」と櫻井にストンピング。続いて、「やったことないけど、プレスやります」とチェリーをおんぶしてのプレスをしようとするが、ついつい、プレスではなく、ニーが出てしまう。ここで世羅にイエローカードが1枚。
咲蘭と炎華がルチャムーブ。これを見ていた櫻井に、宮崎が背後からミサイルキックをぶちかまし、裕子ロケットとなってしまう。櫻井にイエローカード。
 レフェリーが「油断しちゃだめだよ」と注意。続けて、宮崎が郷田を世羅に押し込み、結果的にタックルとなる。これで郷田にレッドカードが宣誓されて失格。
宮崎は「裕子、布持って来い!」と指示。すかさずレフェリーが「イエローですか?」とイエローカードをチラつかせる。我に返った宮崎は「戻せ、置いとけ」と布を使わず。
 世羅がチェリーに串刺しタックル。いつもなら、ここで新幹線アタックに行くものの、「ダブルニー」を禁止されているため、コーナーへ突っ込んだものの、ヒザを出すわけにはいかず、コーナーに駆け上る。宮崎がチェリーに低空ドロップキック。
そして、コーナーに上っていた世羅をマットへ落とすと、ニーでチェリーの上に落ちる形となり、レッドガードが発令されて失格。ここで宮崎が「私がみんなをアウトにするぞー!」と宣言。
 すると、炎華が「私にはずかし固めしてください」と腕を差し出す。咲蘭も「はずかし固めしてください」と同じように腕を出すも、「私はしないぞ」とそれぞれをどかす。
懲りずに咲蘭が「宮崎さん、お願いします」と自ら布をかぶって寝そべる。これも布をどかせて挑発には乗らず。
 炎華は「クマー」も「クマしない」と拒否。咲蘭も「クマー」と畳みかけるが、これも迷いながらもクマしない。すると、ダブルのクマには館内も「クマ」コールで後押し。我慢できなくなった宮崎はついつい、クマポーズをしてしまい、イエローカード。
続いて、チェリーも「宮崎さん、私にしてください」と、腕を差し出しはずかし固めをうながすも、「やらないー!」と首投げ。「これは遊んでないからな」と断ってからビッグヒップ。レフェリーも「これは技だ」と認める。
 チェリーが「ヤングパンチ」と宣言して、宮崎のボディに当てそうになるも、我に返り、寸止め。かわりに「熟女でドーン!」を繰り出して、ロープを震わせて「クソババアだー!」アピール。
そのスキに炎華がチェリーにジャパニーズレッグロールクラッチホールドを決めると、全員が上に乗り、3カウントでチェリー失格。炎華は櫻井にティヘラで両足で首を挟むが、回転する直前に止まる。宮崎が「裕子、その足を貸しなさい」と炎華の両足をつかむと、自ら回転し、技を完成させる。これで炎華にイエローカード。
宮崎は「裕子、行くぞ!」裕子ロケットの体勢も、櫻井が身をかわしてミサイルキックの自爆となる。すかさずフォールも2。櫻井が炎華をボディスラム。咲蘭をその上にボディスラムで乗せると、宮崎をカニ挟みで転がせてフォールするが2。宮崎は再び、櫻井の背後から裕子ロケットの体勢もすかされる。
このスキに炎華、咲蘭が櫻井を丸め込んで3カウントが入り、失格となった。
 炎華、咲蘭がダブルで宮崎へドロップキック。咲蘭はコルバタ。続けて、炎華のウルトラコルバタは宮崎がキャッチ。このまま、ライガーボムを決めて3カウント。炎華が失格。ここでずっと戦況を見守っていた夏がリングに入り、ブロンコバスターの要領で飛び乗ると、顔面騎乗固めを繰り出してフォール。窒息状態となり、3カウントで宮崎が失格。しかし、フォール後も、夏はその体勢のまま、ダンスを繰り出す。レフェリーが「夏、落ち着け」と注意を促すが、それでもダンスは辞めず。腰を振り続けたため、イエローカードが発令。それでも夏は踊り続ける。
この光景を見ていた咲蘭があまりの恐怖に泣きだしたため、イエローカード一枚。咲蘭はなんとか気を取り直し、夏にドロップキックを連打。
 夏は619をかわすと、「クソガキー!」と叫んでのランニングキック。「オラ、泣けよ!」とストンピングからツバ攻撃。
 さらに両ヒザをついた状態の咲蘭にエルボーを打つ。さらに「誰か控室から風持ってこい」と、磔にした状態で、顔面に風攻撃。レフェリーが「無理やり泣かさない」と注意する。
夏は「泣けよ、オラー」と挑発するも、咲蘭も「泣いてない!」と抵抗。
 咲蘭はエルボー連打。ドロップキックを放つも、夏がレフェリーを盾にしてヒット。レフェリーが不在となる間に、夏がムチを持ち出して殴打する。レフェリーが起き上がりそうなタイミングで咲蘭にムチを渡して「痛い痛い」とアピール。
「咲蘭、どうしてやるんだ!と反則を注意。夏は背後からレフェリーを咲蘭にぶつける。レフェリーはコーナーにダウン。さらに咲蘭もコーナーにホイップして重ねた状態にすると、二人まとめてブロンコバスターを決める。抜け出した咲蘭が背後から夏を押し込む。さらに、腰を押し込んで振る状態にする。これで夏もレッドカードで失格となり、咲蘭が優勝。
 レフェリーは後半のダメージで試合後、半失神状態となったが、なんとか立ち上がり、咲蘭が勝ち名乗りを挙げた。
2,CATCH THE WAVE 2025・Uranusブロック(15分1本勝負)
〈2勝1敗=6点〉青木いつ希(8分13秒、体固め)マリ卍〈1勝1敗1分=5点〉
※ダイビングボディプレス。青木がリーグ戦6点で終了&Uranusブロック1位
通過。マリ卍は5点でリーグ戦終了。


 マリ卍は現在のところ無敗の5点をキープ。青木は開幕戦の黒星スタートが尾を引いているが、なんとかこの試合で3点をゲットして逆転首位に立ちたい。果たして両者の最終戦の結果は?
青木の握手にマリ卍は張り手。改めて「よろしくお願いしますー!」と絶叫シャウトから握手を求めるもマリ卍が張り手。開始早々、ダブルのラリアット合戦が何度も続く。続いてはエルボー合戦。青木がフルスイングでぶちかまし、「ウラー!」と気合を込める。マリ卍はエルボーを連打で決めてお返し。
「てめえ、いてえな」と青木も連打でやり返す。続けてタックルで突進したが、マリ卍がタックルで返して弾き飛ばす。さらにタックル4連打。ボディスラムからエルボードロップを落としたが2カウント。今度は逆水平チョップを連打して胸板に打ち込んでいく。
青木はDDTで反撃すると、座り込んだマリ卍の背後から蹴りを見舞う。そして磔にすると背中へのダブルニーをヒットさせる。
 今度はスリーパーに固めると、マリ卍は立ち上がり、コーナーに背中からぶつけるも、青木は離さず。そのまま後ろにひっくり返るように倒れて脱出に成功。
青木はヒザ付きのエルボーも、マリ卍がストンピングで返す。バックドロップを狙うも、青木がヒジを頭に落として防御。マリ卍はキチンシンクで動きを止めて今度はバックドロップに成功。そしてセントーンを投下。
 両者立ち上がると、ラリアット合戦。続いて、マリ卍がラリアット。
5分経過。マリ卍はセカンドロープに上ってのダイビングセントーンを投下したが2カウント。館内は「青木」コールに包まれる。ラリアット合戦は青木が崩れ落ちる
も、すかさず投げっぱなしジャーマンでやり返す。さらにラリアットもカウント2。
青木はトラースキックから大外刈りで追い込むも2カウント。ここで一気にダイビングボディプレスで3カウントを決めた。
 この結果、青木が6点となり、黒星スタートからの大逆転でUranusブロック1位通過を決めた。
・バックステージ
青木「初戦で翔に2分ちょいで丸め込まれたときにはどうしようかと思いましたけどね。
無事、6点で決勝リーグに進出いたしましたので、このままポンポンポンって上がっていって、今年こそ波女、波女になるのは青木しかいません! おととしから3位、去年が3位と続きまして、今年こそつかむべき存在は私だと思いますので、今年は青木が波女になって夏を制したいと思います。そしてRegina、上谷、去年の準決勝、あのリベンジをしたいと思います。待っとけ、オマエ!」
3,CATCH THE WAVE 2025・Venusブロック(15分1本勝負)
〈1勝2分=5点〉小林香萌(時間切れ引き分け)梅咲遥〈1勝1敗1分=5点〉
※2013年デビューの小林が1点、2019年デビューの梅咲が2点を獲得。小林、梅咲ともに5点でリーグ戦を終了。夏も5点のため、7・13大阪で3者によるVenusブロック1位決定戦が行われる。

 小林、梅咲ともにこれが最終戦。実力者同士の戦いの行方は?
ロックアップからスタート。小林が押し込み、クリーンに分かれる。腕の取り合いから、ヘッドロックの取り合い。梅咲は腕への噛みつきで脱出し、ヘッドロックに取る。
小林も梅咲の腕を持つと嚙みつきでお返し。低空ドロップキック。カウント2。小林はセントーンを5連発。梅咲は低空ドロップキックで返す。
梅咲はヘアホイップ。さらに「ちぎれろー」と叫んで何度も髪の毛をねじってヘアホイップ。続いて、リバースインディアン式キャメルクラッチで髪を引っ張る。ここから弓矢固めに移行。ロープとなると、磔にしての背後からのドロップキック、カウント2。
梅咲がエルボーを放とうとすると、小林がつま先キックを連打。さらにコザックダンスキック。すべてスネに命中。スネを押さえる梅咲。
梅咲は再度、エルボーを打ちに行くが、もう一度、つま先キックを浴びる。今度は梅咲が足踏み。これを連続にて踏み込む。そして、エルボーで倒して突進するが、腕を取られる。
腕ひしぎを狙われるが、クラッチが外れないとわかると、小林はアームバーに移行。梅咲はロープまで逃れる。小林はすかさずワキ固めを狙ったが、梅咲はうまくローリングして、ドロップキックで脱出。
小林はラリアットを打ち込みに行ったが、梅咲は空振りさせると、フライングネックブリーカーで切り返してフットスタンプ。低空ドロップキック。立ち上がらせると、小林がエルボー、梅咲も打ち返す。
 小林は「どうした?」と問いかけると、梅咲は鈍い音のエルボーで返す。さらにエルボー合戦が続き、小林が連打。さらに突進するも、梅咲はキューティスペシャルで返すと、ドロップキック。2カウント。
梅咲はトップロープに上るが、小林が蹴りで落とすと、逆にトップロープへ。梅咲も迎撃にコーナーへ上ると、雪崩式ブレンバスター。
 ダブルダウン。残り時間は3分を切る。小林が丸め込みも2。今度はわき固めをガッチリと決める。ロープブレイク。
小林は低空ドロップキックからミサイルキックを狙ったがこれは自爆。梅咲がバックを取るが、小林は延髄蹴りで返す。マヒストラル合戦に突入したが、どちらも回転途中で阻止。エビ固め合戦と続いたが、ともに2カウントでクリア。
小林はエルボー連打。突進を梅咲がエルボーで阻止すると、ノーザンライトスープレックスも2。残り時間は1分。梅咲は梅プレスで勝負をかけたが、小林がひっくり返してフォールも2。梅咲はマヒストラルでスピンを開始したが、これを小林が途中で止めてフォールも2。
小林は首固め。梅咲も首固め。小林が再度、首固めに行ったところでドローとなった。
 この結果、2013年、2019年の梅咲が2点獲得。小林、梅咲は合計5点。夏も5点で、7・13大阪で3者による1位決定戦を行うこととなった。
・バックステージ
梅咲「このアミスタは自分のホームでもあるんで、ここで取れなかったのは悔しいのと、まさか3人が5点、想定外すぎて、ちょっと震えてきます。正直、あと13日の大阪の決定戦はディアナのアミスタにかぶっているという…(苦笑)。それを京子さんに言うのは怖いなあと(笑)。
(大阪では小林、夏との1位決定戦だが)今日、勝てなかった相手と、負けてしまった相手と3wayっていうのが自分の中ではどういう感じなんだろうって感じなんですけど、その悔しさをこの1位決定戦で出して、しっかりディアナの絶対センターとして勝てればいいなと思っています!」

小林「梅咲とのシングルって初めてで、私、ここで勝たないと後がなかったんで、結構気合入れて行ったつもりだったんですけど、勝ちきれないって一番悔しいですよね。負けるよりも何よりも勝ち切れないのが一番。でも、大阪で決定戦やるっていうのも、とりあえず決まったので、優勝はしたいですよね。7年ぶり? 8年ぶり? 久しぶりに出たCATCH。せっかく出たら勝つでしょう! 優勝しかないでしょう、という気持ちです。(かつては小波女も取りましたね)取りましたね。ただ、あの後は何も結果を所属の間は残せなかったので、あの時とは違うぞってことをGAMIさんにも見せつけなければいけないですから、ここは私が優勝して上谷のベルトに挑戦します」
4,CATCH THE WAVE 2025・Earthブロック(15分1本勝負)
〈2勝1敗=6点〉狐伯(14分25秒、片エビ固め)香藤満月〈1勝1敗1分=5点〉
※直伝ダブルアームT。狐伯が6点でリーグ戦終了&Earthブロック1位通過。
香藤は5点でリーグ戦終了。

 waveの所属選手が決勝リーグに残ることを命題にしている狐伯にとって、自ら勝ち残ることが必須。最終戦で香藤から3点をモノにできるか。
まずは入場での狐伯のコール時、コーナーに上ると、香藤が場外へ落とす。すかさず香藤がエプロンからプランチャを敢行。
 カウント8でリングインも、香藤がドロップキックで場外へ再び落とす。リングアウト狙いの作戦に出たが、狐伯はなんとかリングへ生還。
狐伯は重いエルボーを打つも、香藤も打ち返す。狐伯はアームホイップから片足での低空ドロップキック。さらに達磨落としからストンピングを連打。DDT。
もう一度、片足での低空キックから片エビ固めも2カウント。
低空ドロップキックをかわした香藤はエプロンの狐伯に攻撃を加えようとする。狐伯は香藤の足をこかすと、ロープ越えのサマーソルトドロップもカウント2。
 「よっしゃ挙げるぞー!」から巨漢の香藤をボディスラムで狙う。さすがに持ち上がらず。
串刺しエルボーから、顔面ウォッシュ。そして、串刺し低空ドロップキック。
「挙げるぞー!」と今度はブレンバスター狙いも持ち上がらず。胸板へチョップをかませると、ボディスラム気味に横へ持ち上げ、コーナーに水平に固定する。香藤を身動き取れなくすると、最上段から踏みつけに出る。
さらに香藤を磔にすると、背後からドロップキック。2カウント。
 5分経過。香藤もエルボー、狐伯も打ち返す。香藤はエルボー。狐伯はスリーパーに取る。
香藤が振りほどき、ベイダータックルから、カナディアンバックブリーカ-で持ち上げると、さんざん締め上げてから前に落とす。
さらに逆エビ固め。全体重を乗せて締め上げたが、狐伯がロープへなんとか逃れる。再度、持ち上げると、コーナーへ宙づり。そして、串刺し背面タックルを連発。セカンドロープからダイビングボディプレスは2。
 そして、エルボー合戦。残り時間5分。香藤が正面からエルボー。これに対して狐伯もロケットニー。2カウント。香藤がボディスラムからボディプレス3連発。2カウント。
続けて、セカンドロープからのダイビングボディプレスは狐伯が剣山でカット。しかし、香藤の全体重がのしかかり、狐伯も足を痛める。
 残り3分。狐伯はロケットニーを2連発も2カウント。さらにもう一発決め、ダメ押しでエルボーをぶちかます。2カウント。
香藤のショルダースルーを着地すると、ジャパニースレッグロールクラッチ。2カウント。続けて回転エビ固めに行くが、回転途中で香藤がこらえて逆にヒップドロップを食らう。香藤がフライングボディアタックも2。
 狐伯はブレーンバスターで投げるが、2カウント。
 残り1分。再度、ロケットニーを決めると、直伝ダブルアームTでついに3カウント。時間切れまで後のない中、何とか決着をつけ、3点を獲得。この結果、狐伯が1位通過となった。
・バックステージ
狐伯「勝ったぞー! 1位通過です。死ぬかと思ったー。いや本当に最初はどうなることかと思いました。でも、美央さんとの試合の時、ここで負けたらやばいって感じでハラハラドキドキしていたんですけど、満月だからと、ナメていたわけじゃないですけど、ちょっと安心していただけにめちゃくちゃ時間ギリギリでヒヤヒヤしていました。いやー、やばかったです。あそこまで粘られるとは思っていなかったです。大阪に向けて、3つ巴に向けて、あと1週間しかないですが、体力付けて臨みたいと思います!」
5,CATCH THE WAVE 2025・Marsブロック(15分1本勝負)
〈2勝1敗=6点〉花園桃花(13分58秒、エビ固め)桜花由美〈2勝1敗=6点〉
花園、桜花とも6点でリーグ戦終了。ウナギ・サヤカも6点のため、7・13大阪で3者によるMarsブロック1位決定戦が行われる。

 桜花は2戦6点を獲得と、数字の上では圧倒的に有利。しかし、花園という曲者が最後の相手として立ちはだかる。果たして、桜花は無事、1位通過をすることができるのか。
「桜花」「桃花」の声援が交差して、桜花は「まぎらわしいなー」と素直な感想をもらす。
 試合開始。桜花がいきなりビッグブーツは2カウント。
チョークスラムもかろうじて2。花園は首固め、スクールボーイ。いずれも2カウント。
 桜花はネックハンギングボムで持ち上げたが丸め込まれ2カウント。観客から「惜しいなー」の声が上がる。
桜花はストンピング。ロープに振ると、花園は逃げまどい、さらに自ら桜花に飛び乗ってお嬢様抱っこ状態に。これを振りほどくとブーイングが飛ぶ。
 桜花はコーナーに飛ばして、串刺しランニングブーツ。そして足で顔面を押し込む。さらに自らロープに走ってのランニングブーツ。ここで「もう一回」コールが起きる。桜花はアンコールに応え、ランニング式ブーツを決める。2カウント。
ここで「桃花」コールが爆発。桜花は気にせず、スリーパーを決める。さらにセカンドロープに上り、花園を誘い込むと、ぶら下がり式ブラディーEX。そしてトップロープからサンマドロップを降下させる。さらにフェースロックで絞り上げる。
 もう一度、ランニング式ブーツ。バックドロップ、2カウント。「桃花」コールが発生すると、桜花は手拍子で「桜花」コールを促し、声援は五分に。そしてランニング式ブーツも2。
エルボー合戦となると、「気持ち」コールが沸き起こる。これを聞いた花園に力がみなぎり、気合のエルボーを決める。
 今度は、桜花にも「気持ち」コールが発生。桜花にも力がみなぎり、強烈な一打に。「気持ちー!」という声援が飛ぶ中、花園は連打でエルボー。
その何発目かを桜花がキャッチ。そして桜花がビッグブーツに行くが、これを花園がキャッチ。花園がグラウンド状態で噛みつき。なんとブリッジしながらも噛みつく。
花園は「垂直ブレンバスター!」宣言をするが、全く持ち上がらず。合計8度に渡ってトライも「できるかー」と、あきらめる。
花園はセカンドからよっしゃいきますよー‼で回そうとするも、桜花がブレーンバスターで切り返す。串刺しブーツを狙いに行くが、花園が足をキャッチ。そして今度こそ、よっしゃ行きますよー‼で回しにいかかるが、これもブレーンバスターで未遂に。
花園は泣き始める。これに「あやまれコールが起きる、桜花は「なんでだよ」と観客に問いかける。続いて、顔面ストンピングにはブーイング。桜花は意に介さず、ランニング式ブーツへ行くが、花園はこれをかわし、ロープに足が絡まると、その右足へのドロップキック。
「さまあみろ、死ね」とスリーパーに捕らえる。
 桜花はおんぶした状態で前に振り落とす。
ここで突進するが、花園はレフェリーの腕をもってクロスラインで返す。花園は「ダブルー」と叫ぶも、レフェリーは「ダブルってなに?」と何していいかわからず。花園はレフェリーを抱え上げたが、何をしていないかわからず、攻撃できず。花園は重さに耐えきれずレフェリーだけをバックドロップ。
桜花はクロスアーム式DDTからカカト落とし。2カウント。さらにフェースロックに固める。10分経過。髪をつかんでの締め上げにレフェリーが注意を与える。
 桜花は技を解いて「甘やかしてんじゃねよ」と抗議したところ、背後から花園が桜花を押し込み、レフェリーと鉢合わせさせる。
二人並んで座り込んだところで、花園が低空ドロップキックも直前でレフェリーが身をひるがえし、桜花だけに命中。
花園はレフェリーの腕をつかんでグルグルと回転して桜花へホイップ。桜花もレフェリーの腕をつかむと交差させてグルグル回して、花園にホイップ。花園も再度、レフェリーの腕をグルグル回す。桜花にホイップしたが、ここでかわすとコーナーに激突。
桜花はネックハンギングボムで花園を投げ固めたが、レフェリー不在でカウントは入らず。桜花がレフェリーを起こそうとしているスキに背後から花園がスクールボーイで丸め込む。
今度は花園が桜花をロープに振り、戻ってきたらさらに違う方角へのロープに振る。技を仕掛けず、ロープワークだけをさせて、次第にフラフラになってきたところに首固めも2。
連発で決めるも惜しくも2。桜花はビッグブーツも花園がエルボーで返す。今度は桜花が泣きだすと花園に「あやまれ」コール。桜花が躊躇している花園をまるめこむも2カウント。ここで垂直落下ブレーンバスターを叩き込んだが、これも2カウント。
ならばと突進したが、花園はくるんと回ってのエビ固め、通称・死にかけサムソンを決めると3カウントで大逆転フォール。まさかの大金星を挙げた。
 この結果により花園、桜花、ウナギ・サヤカの3者が6点で並んだ大混戦状態に。7・13大阪にて1位決定戦が行われることとなった。
シメのマイクを握ったのは花園。
「勝ったぞー! まあまあまあ余裕だと思ってたんですけどねえ…ウソウソウソです。死ぬかと思った。でも、すごく楽しかったです。ありがとうございます。でも次シングルするときは7、8年後くらいにお願いします。だって勝ったけど、勝ったけど、勝ったけど、勝ててない!
私は3人同点、まあまあまあ、私が絶対勝つので見ていてください。(桜花に)何かしゃべりたいの? しゃべりたいの? しゃべらせへんけどなー! だって、今日勝ったのは私やからー。負け犬は早く降りろ!…ありがとうございました。お疲れさまでした。ということで、今日勝った余韻で浸りたいので、締めます。前回は葉月、今回はこのアップタウンの花園がwaveの興行を締めます。みなさん、今後のwaveはスターダムでも、上谷でも、所属でもなく、花園にご注目くださーい!」
 と、最後は「これがwaveだー!」で終了となった。
・バックステージ
桜花「(残念ながら敗れましたが…)本当に! 私が勝つかドローで1位通過が決まっていたのに、あいつにやられてしまってマジで最悪です。(改めて花園から敗れたことについては)絶対付き合わないと決めていたのに、自分の中で今日は最悪です。(7・13の1位決定戦は)それに勝たないと準決勝に行けないので、それで勝って、1位通過して、準決勝行って、決勝行って、Regina取ります! 波女とReginaはセットなので、今年こそ両方取ります!」

花園「1位ですか?私は?(今は桜花、ウナギ選手と3者が並んでいますが…)それ試合してきた意味ないじゃないですか。みんな一緒で、えーっ! でも今日、私、桜花さんに勝ったんですよ。でも、うれしかったと思ったら、勝ってないじゃないですか? また試合するってことですよね。大阪も私が勝つしかないですよね。前回、大阪でウナギの家族にやられているんで、ウナギの家族をやろうと思います。桜花は…しんどいので無視してなんやかんや私が勝てるような悪いことを考えておきます。でも、今日桜花さんに勝てて、waveの興行自分が締めることになって強くなったなって思いました!」
2025.07.03

『ReAL NAMI NO HI 25』

日時
7月3日 木曜日
観衆
198人
場所
新宿FACE
1,Future wave(20分1本勝負)
梅咲遥&〇香藤満月(14分6秒、体固め)咲蘭&炎華●
※ダイビングボディプレス。

 オープニングはFuture waveからスタート。咲蘭&炎華の新世代コンビが大会の先陣を切る。まずは咲蘭ダンスを炎華も完コピ。相手はディアナコンビ
という団体対抗戦の図式となった。
先発は咲蘭と香藤。ロックアップにびくともしない香藤に、背後から炎華も助太刀に入るが、二人とも押し込まれる。
 香藤は梅咲を呼び込み、ダブルのコーナー攻撃。咲蘭を捕らえると、磔に決める。
梅咲が背中へドロップキック。香藤がボディスラム。梅咲が咲蘭の髪を何重にも絞ってヘアホイップを連発。咲蘭がスクールボーイで切り返し、低空ドロップキック。
 炎華がエルボーを連発。コルバタとつないだが、側転エルボーはかわされ、香藤の串刺しベイダータックルから梅咲が串刺しドロップキック。2カウント。
梅咲が逆エビに捕らえると、咲蘭がカット。香藤を呼び込み、ダブルでの攻撃を狙ったが、うまく咲蘭と炎華が鉢合わせにして同士討ちにする。
 梅咲が倒れたところに、香藤の背後へダブルのドロップキックを浴びせる。これで香藤が梅咲にボディプレスを打った形にする。
炎華は自らコーナーに上ってのボディアタックも2カウント。咲蘭がドロップキック。これを3連発決める。さらに梅咲の背後に回ってスリーパー。梅咲がコーナーにぶつけて回避。コーナーに振ると、咲蘭がブーメラン式ボディアタックで切り返す。
咲蘭は正面からエルボー。これを連打で決める。梅咲がエルボーと見せかけての足ふみ攻撃。互いにロープを駆使するも、香藤が咲蘭の背中を叩いてカット。梅咲が低空ドロップキック。ブレーンバスター。2カウント。
香藤がドロップキック。ヒップドロップは2。続けてのボディプレスは自爆。咲蘭がカサドーラ式フットスタンプ。炎華が側転エルボー、ドロップキック。STFに固める。
梅咲がおでこにぺんぺんでカット。香藤がエルボー。炎華も返す。ここからエルボー合戦となり、炎華は連発、香藤は一発で倒す。
 起き上がった炎華がエルボーを連打。これを10連発。梅咲がドロップキックでカットに入る。香藤に飛び乗ってのおんぶ式ボディプレスは2。
炎華が香藤をコーナーに押し込む。咲蘭、炎華と串刺しドロップキック。さらに咲蘭がフライングボディアタック、炎華がミサイルキックと、トップロープ攻撃を連発したが2
カウント。
 咲蘭&炎華がクロスラインを狙うも梅咲がかいくぐり、ダブルドロップキックで二人を吹っ飛ばす。
 香藤がカナディアン式に持ち上げる。炎華が回転エビで丸めようとするも、香藤が尻餅をついてそのままフォール。2カウント。
香藤が逆エビに絞ると、観客から激励の拍手が鳴り響く。咲蘭がカット。梅咲が「落ちとけ、クソガキャ」と咲蘭を場外へ落とす。香藤がロープに磔してのタックル、セカンドロープからのボディプレスは自爆。
炎華がミサイルキック。2カウント。香藤が炎華を羽交い絞め。しかし梅咲のエルボーが同士討ち。このスキに炎華は丸め込むが2。ジャパニーズレッグロールも2。香藤がベイダータックル。2カウント。梅咲がミサイルキックでアシストしてから香藤はボディプレスを投下も2。最後はセカンドロープからのフライングボディプレスで止めを刺した。
2,スクランブル4wave(30分勝負)
郷田明日香(13分31秒、ダブルフォール)夏すみれ、花園桃花
退場順=①世羅②桜花③YuuRI④狐伯⑤チェリー
(チーム編成=桜花由美&チェリー、狐伯&花園桃花、郷田明日香&世羅りさ、夏すみれ&YuuRI)
※郷田が夏、花園を丸め込んでダブルフォール。郷田&世羅の「グリとせら」が優勝。負け抜け、
オーバー・ザ・トップロープルールを採用。最後の1人になったチームの勝利となる。
 

 タッグによる4WAYマッチと言うことで、各チームごとに入場。
 夏&YuuRIは「チーム・ナツバー」として最前列の観客にチラシを配り、お店をPR。
郷田&世羅は「グリとせら」とコールされる。続いて、狐伯&花園は「キッズクラブ」とネーミング。桜花&チェリーはおなじみ松坂慶子の「愛の水中花」に乗って登場。
チーム名はもちろん「熟女☆DX」だ。
夏がマイクを持つ。「良かったら今のうちボディチェックお願いします。ちょっとだけ時間を頂戴します」と「ナツバー」をPR。本日のwave新宿大会のチケット半券を今月中にお店に持参すると、1ドリンクサービスするという特典を話す。
アピールが終わると同意に夏が、YuuRIを除く全員からストンピング攻撃を浴びる。
「ごはんを食べていかなきゃいけないんですよ~」ともがく夏だが、今度は全員のトレイン攻撃を浴びる。さらに胴上げされて、オーバー・ザ・トップロープで落とされそうになるが、YuuRIが必死にカット。
夏はなんとかYuuRIにタッチ。YuuRIが「夏をいじめるなー」と桜花にマシンガンキック。チェリーが背後からカット。チェリー&桜花のクロスライン。
桜花を強引にフォールさせてさらにニーを投下。桜花をどかせてフォールも2。そして桜花との「熟女と熟女でドーン!」攻撃。カウント2で花園がカット。
今度は狐伯が登場。桜花をロープに振ると、狐伯、花園がマットに寝そべり、その都度、桜花は2人を超えなきゃいけない羽目に。何往復もしていると、だんだん足がふらつき、ついには花園の体でつまづく。ここで世羅が飛び出す。世羅が花園に串刺しエルボー、郷田が串刺しタックル。YuuRIがカット。YuuRIが郷田を、桜花が世羅を場外まで落とそうとするが、両者ともエプロンで何とか阻止。桜花はランニングブーツを叩き込んで、世羅が場外転落。まずは1人目の失格。
郷田と桜花がタックルとブーツ打ち合う。二発目は桜花がかわし、郷田はエプロンへ。桜花がブーツでYuuRIを打ち込みにいくが、身をひるがえされ、勢い余って場外へ転落して失格。
 ここで全選手場外へ。場外戦で入り乱れる。
YuuRIと狐伯がいち早くリング内へ。エルボー合戦も「新宿と言えばちゃんすだろー」「新宿はナツバーだー」と言い合いながら打ち合う。「ちゃんすでも働いてください-」と狐伯が打ち込めば、エプロンの夏は「引き抜きはやめろー」と罵声を浴びせる。YuuRIは「一生、夏さんについていくぞー」とさらに連打。狐伯は重い1発で返す。夏がカットし、「引き抜くなー!」とランニングキック。YuuRIも619と畳みかける。さらに夏&YuuRIによるダブルの低空ドロップキックからフォール。2カウント。「ナツバー、挙げるぞー!」とYuuRIはブレーンバスター狙いも、逆に狐伯が持ちあげ、エプロンで下ろす。
YuuRIはエプロンからスタナー、エプロンからの619と抵抗する。しかし、チェリーが場外から足を引っ張りそのまま転落。YuuRIが失格。チェリーがアングへ戻り、狐伯にアンクルホールド。カットに来た花園にはアームロックもロープに。チェリーは場外の夏に足を引っ張られる。夏がリングに入り、狐伯に「新宿はナツバーなんだよ!」とコーナーに追い込むと、自ら着ていたナツバーのTシャツを脱ぎ捨てる。コーナーに座り込む狐伯へブロンコバスターを狙いに走るが、場外から花園のクラッカーを浴びる。狐伯が串刺しフットスタンプを敢行。
そのまま回転エビで丸め込んだが、夏が腰を下ろして股間を顔面に覆った状態のままフォールして3カウント。狐伯は失神状態に。「狐伯おい!」とレフェリーが必死に止める。「息大丈夫?」とセコンドの網倉も見守る。
チェリーと花園が「こいつだな」と対夏に共闘の構え。夏は「堪忍してください」と懇願。
「絶対持ってろよ」はもちろん同士討ちとなるが、チェリーは夏に「大成功~」と二人で踊りだす。どうやら結託していた模様。
チェリー「夏、トドメだ!」夏「OK、チェリーさん!」と花園を羽交い絞め。「しっかり持ってますから」と言いつつも同士討ち。このスキに花園が突進すると、チェリーが春夜恋
に切り返す。その回転途中で夏が覆いかぶさってフォールに行き、3カウント。チェリーが失格。ここで夏がムチを持ち出す。これを花園が引っ張る。そして奪い取ると、ムチの殴打。
レフェリーは場外でセコンド陣のクレームを受けており、リング内での出来事は見ておらず。さらに何度も打ち付ける。そして「おい、持て!」とそのムチを夏に手渡す。そして、いきなりウソ泣き。ここでレフェリーがようやくリング内を見る。「夏、オマエ!ダメだ!」と、注意。
「使ってねえよ」と夏が抗議しているスキに花園が回転エビに丸め込む。これを夏が切り返し、ここからエビ合戦となる。何度もラリーが続き、その都度、石黒レフェリーがカウントを取り続ける。この状況に「あつし」コールが起きる。何度も何度もラリーが続いたのち、レフェリーを含めた3人がダウン。
起き上がった夏がカウンターキック。花園がエルボー。続いて両者がエルボーで腕を出し合うと、ともにキャッチし、なんとそのまま腕相撲に。しかし、決着がつかず、スタンディングとなった瞬間、ここでずっと場外で待機していた郷田が飛び込み、二人を押し込んでまとめて丸め込んでフォール。これで3カウントが入り、まさかの郷田の勝ちとなった。
3,CATCH THE WAVE 2025・Saturnブロック(15分1本勝負)
〈2勝1敗=6点〉八神蘭奈(11分32秒、片エビ固め)鈴木ユラ〈1敗2分=4点〉
※バズソーキック。八神が6点でリーグ戦終了&Saturnブロック1位通過決定。
ユラが4点でリーグ戦終了。


 ともに最終戦となった両者の対決。ユラは未勝利ながらもキャリアの若さから引き分け二つで4点をキープ。すでに1敗している八神が1位通過するにはぜひとも勝利したいところだ。
両者、握手からスタート。まずは八神がローキック。ユラもローで返す。ロックアップ。ユラが押し込むも、八神がひっくり返し、エルボーを連打。ユラはタックルで返す。八神が低空ドロップキック。首投げから背中へキック。ユラも首投げから背中へのキックで返す。
ユラは自らリング中央に座り込むと、八神が背中へキックを連打。さらに正面からもPKを決める。2カウント。今度は腕を取りに行くが、ユラはクラッチを離さずロープに逃げ切る。ユラはボディスラム。正面からキックを連打していく。串刺しエルボーから座った状態の八神へ、背中、そして正面からのキック。そしてアキレス腱固めに捕らえる。
八神はロープに逃れるも、ユラは足をロープに絡めての攻撃から蹴りを見舞う。八神は追走エルボーからドロップキック。再び腕ひしぎ狙いも、ユラはクラッチを放さず。腕へのローキックから、「挙げるぞー」と宣言。ユラが腰を落とす。
ユラがエルボー。八神もお返し。ここからエルボー合戦となる。ミドルキック合戦からユラがハイキックも2カウント。ユラはブレーンバスターから二段式蹴り。2カウント。今度は羽折り固めでさらに腕を締め上げる。ロープに逃れると、腕へのキックを連打。
ユラは裏投げ。バズソーキック。2カウント。さらに回転してフォール狙いも反転して八神がフォール、2カウント。
 ユラが側頭部への蹴りから二段式蹴り。八神がハイキックで切り返すと、ゼロ戦キック。バズソーキックで止めを刺した。
・バックステージ
八神「去年ヤングブロックだっんで決勝に行けたって思われるのが嫌で。今年はキャリアが低い中で
も絶対グループ突破したいと思った。今度後楽園で自分の師でもある朱里さんとシングルするんで大阪
までに一皮も二皮も剥ける。絶対に決勝に行きたいと思います!」
4,CATCH THE WAVE 2025・Uranusブロック(15分1本勝負)
〈1勝1敗=3点〉青木いつ希(11分32秒、片エビ固め)鉄アキラ〈2敗1分=2点〉
※ダイビングボディプレス。鉄アキラが2点でリーグ戦終了。


 スターダムでのユニット「Mi Vida Loca」の同門対決がリーグ戦で実現。
先にアキラが握手を求めると青木は「よろしくお願いしますー!」とシャウトの洗礼。セコンドに「水!」と指示。ひと口飲んで喉を潤すと、「よっしゃ行くぞ新宿ー!」と吠える。
ロックアップ。押し込んでロープとなると、青木がクリーンに離す。青木が腕を取る。アキラも取り返すと、青木はヘッドロックからタックル。しかし、ボディプレスは自爆。アキラがドロップキック。
アキラがボディスラムを狙うも、青木が逆に投げ勝つ。髪をつかむと、ヘアホイップ。さらに全体重を乗せていく。
アキラも必死に両ヒザをついたまま打ち返す。青木はボディスラムからニーを投下。2カウント。コーナーに押し込み、全体重を乗せる。串刺しエルボーから「行くぞ、新宿ー!」と叫んで串刺しエルボー。タックル、2カウント。アキラはドロップキック4連発。フェイスロックから青木がロープ。
アキラがボディスラムで投げ勝つ。2カウント。アキラがエルボーを連打。青木は一発でお返し。
アキラがエルボーを連打。青木はリストロック式エルボーを打ち返す。アキラはかわず落としからフェイスロック。ロープとなると、低空ドロップキック。「投げるぞー」と叫ぶも、ボディスラムは持ち上がらず。逆にDDTを浴びる。アキラはスクールボーイも2。さらに延髄蹴り。今度こそボディスラムで投げるも2カウント。
マウントパンチを叩き込む。
 10分経過。突進したところを、青木が剛腕ラリアット。ロープに持たれるアキラの背中へニーアタック。アキラも必死に両ヒザをついたままエルボーを打ち込む。
青木が何度も蹴りに行くも、その勢いにも負けず、立ち上がってのエルボーを連打。青木は大外刈りで切り返す。2カウント。続けてトップロープからのダイビングボディプレスで止めを刺した。同門対決らしさあふれる対決を制した青木が1位通過となった。
・バックステージ
青木「正直、CATCH THE WAVEでスターダムの同門対決、まあ、知ったこっちゃねえって方もいらっしゃるかもれないけど、私にとっては特別な後輩、だけど、勝つ気しかないし、カッコいいお姉さまとして、そんなつもりさらさらなかったけど、アキラ…ハハ、お前は最高だ! お前が「Mi Vida Loca」を選んでよかったって心から思う。私も「Mi Vida Loca」に入れてよかった。みんなもだ。これからもっと絶対、上を目指そう。そして私はCATCH THE WAVEこのまま頂点までぶっ飛ばしていくから見とけ。今年の波女は青木いつ希だ!」
5,CATCH THE WAVE 2025・Plutoブロック(15分1本勝負)
〈1勝2分=7点〉笹村あやめ(5分1秒、ダブルフォール)米山香織〈1勝2分=5点〉
※1999年デビューの米山が1点、2017年デビューの笹村が2点を獲得&Plutoブロック
1位通過が決定。

 「正々堂々とよろしくお願いしますー!」と米山から握手を求める。握手に来た笹村をスクールボーイで丸めるも2。
ここから連発で丸め込むもいずれも2。笹村も丸め込み返すが2。米山が鼻つまみチョップ。
笹村がタックルからボディスラム。キャメルクラッチ。ものすごい反り方となるも、米山が耐える。なんとかロープににじり寄ると、背中を蹴り飛ばす。米山はモンゴリアンチョップで反撃。ぐるぐるパンチを決めに行くも、エルボーで阻止。思わず観客がブーイング。何度も、ぐるぐるパンチを狙ったが、その都度、エルボーで返される。
米山はロープをつかみ、「あー!」と吠える。笹村があえて手を広げると、米山がエルボー連打。ここでぐるぐるパンチを成功させると、セントーン。続けて突進すると、笹村はキューティースペシャルで切り返す。トップロープからフットスタンプは自爆。それでもラリアットを叩き込んだが2カウント。
米山が丸め込むも2。笹村はえびす落としも2。ならばと、ブレーンバスターを3連発。ここでフォールに行くが、投げ終わった体勢で米山がフォールで丸め込む。両者の肩がマットについた状態で、そのままカウントが入り、まさかのダブルフォールとなる。2人ともなにがあったかわからない様子。
この結果、1999年デビューの米山が1点、2027年デビューの笹村が2点となり、笹村の1位通過が決まった。
・バックステージ
笹村「1位通過ってことはめちゃくちゃうれしいんですけど、今日の今の試合、誰の何が何かわからないからちょっともやもやするし、米山香織、ずるくてちっちゃくて腹立つやつだなって思いました。ま、1位通過は1位通過なんでね、決勝しっかり戦っていきたいと思います。誰と当たるか、わからないし、でもやるにはあまり戦ったことのないような団体、上がったことのないような人と戦って無事、笹村の名前を広めて千葉に大豪邸を建てたいと思います!」
6,CATCH THE WAVE 2025・Jupiterブロック(15分1本勝負)
〈3勝=9点〉 SAKI(14分23秒、体固め)尾﨑妹加〈2勝1敗=6点〉
※ランニングブレーンバスター。SAKIが9点でリーグ戦終了&Jupiterブロック
1位通過決定。妹加が6点でリーグ戦終了。


 

 SAKI、妹加ともに2戦を消化して2勝と言う状況。事実上、勝ったほうが1位通過となるが果たして…。
まずは、手四つ合戦から力比べ。両者、互角で離れる。至近距離でのタックルのぶつかり合いは互角。3度に渡りぶつかり合ったが、ともに倒れず。
 続いて、ロープを使ってのタックルとなり、妹加が打ち勝つ。すぐさまエルボードロップを投下。セントーンはかわされる。妹加は場外へ。ここで妹加がSAKIの足を引っ張り、場外戦へ。
エルボーの打ち合い。場外カウントが進むなか、両者9カウントギリギリでリング内へ。エルボー合戦から妹加が追走ラリアットを決めれば、SAKIも追走ビッグブーツ。またも追走ラリアット&ブーツ合戦が続く。ここから妹加がタックルでなぎ倒す。ここでカナディアンで持ち上げようとするも、SAKIが丸め込む。2カウント。
ニースプラッシュは自爆。妹加が串刺しラリアットから連打。セカンドロープへ上るも、SAKIがキックからコーナーへ水平に乗せて、ランニングニーをぶち込む。
 さらにリバーススプラッシュは2。5分経過。
カンパーナを決めると、続いて、エルボーを連打。続いて、チョキパンチからセーフのポーズ。妹加がブレーンバスターで返す。エルボー合戦から妹加が連打を決める。SAKIがビッグブーツでお返し。ここからまたも、妹加が追走ラリアット、SAKIも追走ビッグブーツ。妹加の追走ラリアットに対して、SAKIがブレーンバスター。ダブルダウ
ンとなる。先に立ち上がった妹加が起き上がりこぼしラリアットを連打。カナディアンバックブリーカー狙いはSAKIが腰を落とす。SAKIがロープに振ってのビッグブーツは2カウント。
SAKIがスクールボーイも2。エルボ-合戦から、SAKIがブーツ。妹加がエルボー。「負けるかー!」と互いに叫びながら打ち込む。またしても追走ラリアット&ブーツ合戦。ブーツを振りほどいた妹加がラリアット。
 10分経過。
 妹加はカナディアンバックブリーカーで持ち上げる。さんざん、絞った後、コーナー前に落とすと、ダイビングセントーン。2カウント。再度、持ち上げてハリケーンドライバーも2。
トップロープに上った妹加に対して、SAKIが迎撃に出る。妹加が滑り込み、SAKIの股の間をつかんで持ち上げると、そのまま前進して、雪崩式ライガーボム。2カウント。
 片ヒザを付き合いながらのエルボー合戦。SAKIがみちドラⅡからストンピングを連打。背後からランニングキックを打ち込むと、2カウント。シャイニングウイザードも2。残り時間1分。一気にラッシュをかけたSAKIがランニング式ブレーンバスターを決めると、なんとかタイムアップ寸前に勝利を決めた。この結果、SAKIが3戦3勝で文句なく1位通過となった。
・バックステージ
SAKI「しんどかったー!! なんかね、タイトルマッチだろうが普通の試合だろうが、私は準備ができてて。このチョキ、ビクトリーのVでしょ? Vを重ねたらwaveのWでしょ? とにかくJupiterブロックを駆け抜けて、準決勝を勝たなきゃ決勝にいけない。大切なパートナーが引退する前に私もタッグにまた挑戦したいと思ってるし、今日の勝ちはいろんなものにつながってると思ってる。まだ過程なので、気を引き締めて頑張ります」
7、CATCH THE WAVE 2025・Mercuryブロック(15分1本勝負)
〈2勝1分=8点〉葉月(時間切れ引き分け)宮崎有妃〈2勝1分=7点〉
※1995年デビューの宮崎が1点、2014年デビューの葉月が2点を獲得。
宮崎は7点、葉月は8点でリーグ戦終了。葉月がMercuryブロック1位通過決定。


 こちらもSAKI対妹加戦同様、2戦2勝同士の対決。もちろん、勝ったほうが1位通過の権利を得る。
宮崎は入場とともに、通路のセンターでクマポーズ。葉月のセコンドに付くコグマももちろん、クマポーズで呼応。
宮崎がリングインすると、コグマがロープ挙げ。
まずは握手を交わす。ロックアップから宮崎がクマポーズ。ここで大・クマコールに包まれる。「今日はまじめにやるんだった、ダメダメ、私」と自らに言い聞かせる。
 再び、ロックアップから、手四つ合戦に。ここで手の握りこぶしを葉月の頭に当て、「クマー!」としてしまう。またも、大・クマコール。
もう一回、手四つとなり、またもクマポーズに取る。「まじめにやるって言ってるんだろ」と自らに言い聞かせる。セコンドの狐伯も「遊ばないでください」と檄を飛ばす。
気を取り直して、バックの取り合い。宮崎がタックル。葉月のアームホイップを封じると、宮崎が逆にアームホイップで投げる。葉月はコルバタを狙うも、その回転途中で封じると、足にまさかのかみつき。そしてキャメルクラッチ。
「強制クマー」とセコンドのコグマが先導するも、宮崎はやらず。しかし、我慢できなくなり、「みんなでせーの、強制クマー!」とノリノリでやってしまう。葉月がかみつきで脱出すると、低空ドロップキック。顔面ウォッシュからフィニッシュのランニングキックに行くがこれは空振り。宮崎がランニングしての左でのラリアット。
セカンドロープからミサイルキックを狙ったが自爆。葉月はセントーン。コーナーに上った葉月を宮崎が捕らえると、まさかのはずかし固め的に股を開脚させる。さらにリング中央で「カメラの準備をしろー!」と、はずかし固め狙い。
しかし、葉月が即座に脱出すると、執拗にエルボーを打ち込む。「挙げるぞー」から投げようとするも、宮崎が逆にボディスラムで投げる。宮崎は「カメラの準備をしろー!」アピール。「これが終わったら…(まじめに)行くぞ」とはずかし固めに行くも、葉月は足をクロスする。宮崎は必死に足のクロスを放そうとするが、葉月が脱出するとブーイング一色に。
「お前だけだぞ、喜んでるのは」と、宮崎はまたもはずかし固めを狙ったが、これも脱出。背後からドロップキック。顔面ウォッシュに。宮崎は目つきを決めると、「まだあきらめてないんだよー!」と場外へ持って行く。そしてバックステージへ葉月を連れ込む。しばらくして、宮崎の股を開いた葉月が上に乗った状態のまま、台車で出てくる。
リングに戻った葉月はミサイルキック。串刺しエルボーから回転DDT。2カウント。
続けて、フェースロックを決める。ロープに逃れた宮崎が、「そんなもんか、私の何を知っている?」とラリアット。続いて、えびす落とし。宮崎はカバーに行くが、葉月は横入り式エビ固めで切り返してフェースロック。ここで「宮崎」コールに包まれる。ロープブレイク。
宮崎は思わず場外へ。即座に葉月はトップロープへ上って、プランチャ狙い。宮崎はコグマを盾にする。葉月はさすがに飛べず。リングに戻った宮崎は「持ちあげたるわー」とコーナーに上っていた葉月に突進もミサイルキックを放つ。さらにダイヤル固めからフォールも2カウント。
宮崎は場外転落。ここから場外戦へもつれ込む。テーブル席へ突入。宮崎はこの上でパイルドライバーを狙ったが、葉月がこらえる。この間にカウントが進み、葉月は先にリング内、カウント9ギリギリで宮崎も入る。
残り1分。宮崎はトップロープからのムーンサルトを狙ったが自爆。葉月がバックに取る。すると、宮崎は自らの胸に手を当てさせ、まさかの乳もみ状態に。
 葉月が動揺したスキにバックを取る。投げっぱなしジャーマンか? と思われたが、まさかの強制クマを決めたところでゴングが鳴る。時間切れ後に、投げっぱなしジャーマンを決めた。
狐伯が「何やってんだー」と頭を抱えると、宮崎は「これで終わりだー」と悔しがる。ルールにより、1995年デビューの宮崎が1点、2014年デビューの葉月が2点を獲得。
 この結果、葉月が1位通過となった。最後は両者が握手からの抱擁をかわす。
葉月「宮崎に勝ったぞー、勝ってはない…? 点数は勝ったぞー! 初シングルもしかしたら最後のシングルになるかもだけど、こんな終わり方私は嫌です。シングルもそうだけど、コグもいるし、FWC対宮崎さんと誰か、タッグマッチもやりたいと思っています」
宮崎「ダメだよ、試合中におっぱいもんだら」
葉月「やってない!やってない!」
宮崎「ダメだダメだ、怒っちゃうよー」
葉月「怒るならコブです」
宮崎「ずっとやりたかった選手、CATCHだけど、昨日寝る前から、『明日、遊んではいけない』と思ったけど、おもしろすぎて。葉月ちゃんがリアクションがいいからなんか乗せられちゃったよ-。それと、FWCのお客さんもノリが良くて、ちょっと両手をグーにして、ここに乗せただけでこれだけ盛り上がる、お客さん最高じゃないですか、またやろう」
 両者は握手をかわし、宮崎が退場。
葉月「今日は、ドローだったけど、私がキャリアの低い者として2点ゲットでのメインでしょう? 私がwaveの大会締めてもよいですかー? もう一回聞く。スターダムの葉月がwaveの大会をしめてもいいですかー?(観客大歓声)このCATCH、私は初めて出ましたけど、すごく楽しくて、ワクワクする選手がいっぱいです。そのなかで、私が誰よりも輝いて、100万円をゲットします。そして、上谷のレジーナのベルトはこの私の腰に巻かれることでしょう。その日が来るのはすぐなので、お楽しみにしておいてください。みんな立つの?立たないの、声出すの、出さないの? 一回練習していい?」
 と、一度練習したのち、完璧な「これがwaveだー!」を決めてのエンディングとなった。
・バックステージ
葉月「うちの中でのラスボス宮崎有妃選手と戦ってドローであるけど2ポイントゲット合計8点でリーグ抜けました! まだ準決勝決勝とあるんで気を引き締めてやりたいなと思うんですけど、今日は点数では勝ったんだけど負けた気分というか。次FWC対宮崎有妃&誰かやりたい。まだ引退までに時間あるでしょ?タッグもシングルも。次は決着を。コグは後で怒ります」
2025.06.29

『GIFU WAVE~おんさい~Vol.2』

日時
6月29日 日曜日
観衆
251人
場所
岐阜・じゅうろくプラザ
taisenn
1、GIFU・Future wave(30分1本勝負)
郷田明日香&◯マリ卍&香藤満月(17分59秒 片エビ固め)狐伯&炎華&咲蘭●
※スライディングラリアット
taisenn
2、CATCH THE WAVE 2025・Neptuneブロック(15分1本勝負)
△<1勝1敗1分=4点>櫻井裕子(時間切れドロー)YuuRI〈1勝2分=6点〉△
※ YuuRIが6点でNeptuneブロック1位通過。櫻井は4点でリーグ戦終了
taisenn
3、CATCH THE WAVE 2025・Saturnブロック(15分1本勝負)
〈1勝1敗1分=4点〉本間多恵(6分40秒 両者ギブアップ)鈴木ユラ〈2分=4点〉
※2人共にクロスヒールホールド。本間は4点でリーグ戦終了。
taisenn
4.、CATCH THE WAVE 2025・Venusブロック(15分1本勝負)
◯〈1勝1敗1分=4点〉夏すみれ(7分20秒 サヨナラ逆転スモールパッケージホールド)梅咲遥〈1勝=3点〉●
※夏は4点でリーグ戦終了
taisenn
5、GIFU・蒼き革命wave(15分1本勝負)
△世羅りさ(14分31秒 両者KO)小仲=ペールワン△
taisenn
GIFU・プレミアムwave(30分1本勝負)
◯桜花由美&沙恵&羽多乃ナナミ(21分36秒 片エビ固め)宮崎有妃&尾﨑妹加&チェリー●
※ビッグブーツ
2025.06.28

『NAGANO WAVE 〜ASAMA~』

日時
6月28日 土曜日
観衆
150人
場所
長野アークスホール
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1、NAGANO・Future wave(20分1本勝負)
◯咲蘭&YuuRI(12分17秒 鈴蘭)郷田明日香●&鈴木ユラ
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2、NAGANO・スクランブルwave(20分1本勝負)
◯桜花由美&夏すみれ(17分12秒 体固め)炎華&梅咲遥
※ビッグブーツ
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CATCH THE WAVE 2025・Neptuneブロック(15分1本勝負)
◯<1勝1敗=3点> 櫻井裕子(10分9秒 クレジェンテ)チェリー〈1勝2敗=3点〉●
※チェリーは3点でリーグ戦終了
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4、CATCH THE WAVE 2025・Earthブロック(15分1本勝負)
△〈1勝1敗1分=4点〉世羅りさ(10分43秒 両者リングアウト)香藤満月〈1勝1分=5点〉△
※世羅は4点でリーグ戦終了
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5、NAGANO・プレミアムwave(30分1本勝負)
◯狐伯&マリ卍&ウナギ・サヤカ(19分15秒 パケーテ)宮崎有妃&尾﨑妹加&羽多乃ナナミ●
2025.06.22

『OKAYAMA WAVE 〜うったて〜参』

日時
6月22日 日曜日
観衆
255人
場所
岡山・おかやま未来ホール
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1、OKAYAMA・ジャンヌダルクwave(30分1本勝負)
◯桜花由美&KAZUKI&救世忍者乱丸(07秒 片エビ固め)チェリー&柊くるみ&Chi Chi●

■再試合
桜花由美&◯KAZUKI&救世忍者乱丸( 107秒 片エビ固め)チェリー●&柊くるみ&Chi Chi
※春夜恋を切り返して

■再々試合
チェリー&◯柊くるみ&Chi Chi (14分36秒 エビ固め)桜花由美&KAZUKI&救世忍者乱丸●
※ミサイルキック
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2、CATCH THE WAVE 2025・Plutoブロック(15分1本勝負)
◯〈1勝2分=6点〉小橋マリカ(8分37秒 片エビ固め)郷田明日香〈3敗=0点〉●
※小橋は6点。郷田は0点でリーグ戦終了。
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3、CATCH THE WAVE 2025・Neptuneブロック(15分1本勝負)
◯〈1勝1敗1分=5点〉咲蘭(12分1秒 リングアウト勝ち)櫻井裕子〈1敗=0点〉●
※咲蘭は5点でリーグ戦終了
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4、CATCH THE WAVE 2025・Venusブロック(15分1本勝負)
△〈1勝1分=4点〉小林香萌vs夏すみれ〈1敗1分=2点〉△
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5、OKAYAMA・スクランブルwave〜うらじゃ〜(30分1本勝負)
◯狐伯&本間多恵&尾崎妹加(22分57秒 片エビ固め)宮崎有妃&炎華●&世羅りさ
※フロッグスプラッシュ
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