2025.11.02
『PRIME WAVE 25』
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日時
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11月2日 日曜日
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観衆
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435人
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場所
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後楽園ホール
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・オープニング
恒例の野中リングアナの前説中にフラフラとなった宮崎がリングイン。
ブリシスのラスト対決を前夜の8時からスタートしており、この時点で11
時間と20分ほどが経過。このまま試合が続行されていることが伝えられた。
果たしてこの大会中に決着がつくのか??
1,カオスwave〜ブリシス フォーエバー〜(時間無制限1本勝負)
宮崎有妃vs櫻井裕子vs網倉理奈
〇宮崎(17時間23分、ダブルフォール)櫻井裕子●&網倉理奈●
※場外リングアウトカウント無し。網倉が倒れていたところ、宮崎が櫻井に直伝デスバレーボムで直撃し、二人まとめて押さえ込む。
宮崎、櫻井、網倉のブリシスメンバーによる3WAYでの対決。時間無制限、場外リングアウトなしによるルールとなり、前夜から対戦中。すでに試合開始から14時間30分が経過する中、網倉と櫻井がぬ値を小突き合いながらリングイン。
すでにリングで倒れ込んでいる宮崎を引き起こし、3人でブリシスダンスを披露する。
いきなり、網倉&櫻井が宮崎に襲いかかり、再び3人での戦いが開始。
打撃合戦。櫻井がビッグブーツで一打するも、網倉が足を引っ張り、「師匠!」と叫びながらショルダータックルを連発。
今度は、宮崎が櫻井を呼び込んで「裕子ロケット」を点火したが、タックルの部分でかわされて失敗。網倉は宮崎にインディアンデスロックを決めた状態で、櫻井をカナディアンバックブリーカーで持ち上げ、一人で二人を攻め立てる。
さらにキャノンボールを狙うも、かわされて自爆。このチャンスに、宮崎が櫻井にはずかし固めを決めたが、「ゆうこりんばっかりいつもズルい!」とカット。
そのまま3人が揉み合いになりながらバックステージまで行ってしまい、しばらくリング上は誰もいない状態に。石黒レフェリーの「見失いました」という状況を聞いた野中リングアナは次の試合へ行くことを判断。かくして第2試合へ…。
2,チャレンジwave(15分1本勝負)
△米山香織(7分24秒、ダブルフォール)若菜きらり△
※きらりのジャパニーズレッグロールクラッチで両選手の両肩が着いてダブルフォール。
アイスリボンから若菜きらりが参戦。米山香織の胸を借りるシングルマッチ。
まずは、場内「きらり」コールがこだまする。米山は「人気じゃ勝てないからプロレスで勝負だ!」とロックアップから腕の取り合いと静かな立ち上がりを見せる。
きらりがアームホイップホイップからドロップキック。これに対して、米山はヘアホイップを仕掛けると、場内大ブーイング。
きらりがドロップキックも、米山が鼻をつまみ、再び場内ブーイングを浴びる。
「ブーブーうるせえんだよ!」と米山は客席に言い返し、アイスリボンのセコンドにも唾をかけるポーズ。そして磔から顔踏みつけ。これを脱したきらりはスタナーからドロップキック。
カウント2。ここから打撃の打ち合いとなり、米山がモンゴリアンチョップを連発。さらにぐるぐるパンチからセントーン。2カウント。
きらりはカサドーラからアームホイップ、低空ドロップキック、ミサイルキックと畳みかける。
さらにクリストをリング中央で決めると、そこに宮崎と櫻井が乱闘の状態で戻ってくると、リングに入り隣で宮崎がはずかし固め。まさかのクリストとはずかし固めの競演に。
きらりはクリストの技を解くと、エルボーの連打ではずかし固めをカット。
これに対して、宮崎はきらりにはずかし固め。なんとか回避したきらりは「19歳はまだ子供だろー!」と言い返すが、米山が「オマエ、はずかし固めをかけてもらえるのは光栄なことなんだよ!選ばれし者なんだから喜べ!」と自らはずかし固めを受けようと自らの身を差し出すが、宮崎が興味なしとばかりに蹴り飛ばす。
米山が丸め込みで勝負をかけ、ここから丸め込みの応酬に。
きらりがジャパニーズレッグロールクラッチ・ホールドを決めたが、自らの肩がついていたためダブルフォール。レフェリーが3カウントを数えたため、ドローとなった。
3.スクランブルwave(30分1本勝負)
SAKI&〇尾﨑妹加&真白優希(16分15秒、カナディアンバックブリーカー)夏すみれ&YuuRl&香藤満月●
先発はYuuRlと真白。真白がアームドラッグからルチャ仕込みの動きを見せる。これに呼応するように香藤が「いきます!いきまーーす!」と手を伸ばす。ここで気合を入れてリングイン。まずは香藤と尾崎がショルダータックル合戦で打ち合う。
その後、SAKIとYuuRlになり、SAKIがチョキパンチから「セーフ!」のポーズ。YuuRlはネックブリーカードロップでSAKIを場外へ落とすと、ウルトラタイガードロップ。さらに真白もプランチャで続く。
SAKIがYuuRIをカンパーナで捕らえると、その先に夏の股間が待ち構える。その間に、宮崎が真白を拉致。
各方面で、場外乱闘が繰り広げられる中、宮崎が真白にはずかし固めをかけたままの台車を、櫻井と網倉が押しながら入ってくる。
ガッチリ決められた状態の真白は、各場外を回って見せびらかされる羽目に…。
夏が「宮崎さん、真白じゃなくて私でしょ! はずかし固めをやるなら私にやれ!」と自ら立候補。ここ
で、宮崎が夏にはずかし固め。夏は「はずかしいよーーん、はずかしいよーーん、あーーん!」と喜びの様子の夏。思わず、ほかの5選手がまわりを囲み、ストンピング。
網倉は「師匠がやってくれないから…」とひとり、台車の上で開脚した状態に。櫻井が押しながら3人は再びどこかへ姿を消す。
SAKIがYuuRlにブルズアンへリートで固める。満月がカットに入る。SAKIがYuuRIにブレーンバスター。続いて真白がダイビング・クロスボディ、ドロップキック。YuuRlが飛びつきスリーパーで切り返す。さらにトラースキックも、真白がドロップキックで打ち返す。
香藤と妹加。香藤がボディプレス。「まだまだー!」と串刺しタックル。ここで夏を呼び込む。
夏がブロンコバスターを狙うが、かわされて自爆。しかし、一度では終わらず、香藤がYuuRIとのトレイン攻撃から再度、セッティング。
コーナーをリバウンドして気合を込める夏だが、またも自爆となり、コーナーに股間を痛打。ならばと、香藤とYuuRlが妹加をコーナー宙づりにしてさらにトレイン攻撃でダメージを蓄積させる。
夏は先ほどの自爆による精神的と肉体的のダメージにより「もうブロンコはできない…」と自信喪失。
それを見た香藤が夏を背後から抱っこ状態で開脚してコーナーに走り込む合体式ブロンコバスター。
さらに香藤が妹加に雷電ドロップ。ダイビング・ボディプレスもカウント2。妹加は背後からのラリアットで反撃。そして、エルボーを連打。さらにアルゼンチンバックブリーカーを狙ったが香藤の巨体は持ち上がらず。
香藤の突進にラリアット。そして今度はショートレンジラリアットもカウント2。ここで香藤の巨体をもう一度持ち上げようとチャレンジすると、見事にアルゼンチン・バックブリーカーで抱え上げて、ついにギブアップを奪った。
4,メモリアルwave 〜そんちかアゲイン〜(30分1本勝負)
〇加藤園子&永島千佳世(18分39秒、片エビ固め)炎華●&梅咲遥
※クーロンズゲート。
炎華がずっとあこがれを持っていた存在であった“そんちか”。本来ならば、8月に対戦が決定していたものの、炎華の胸骨骨折による欠場で流れる。11月23日に加藤の引退が決まる中、ギリギリのタイミングで対戦が実現した。
しかもこのカードがそんちかのラストマッチ。お膳立ては揃った。あとは炎華が自らの思いをそんちかにぶつけられるか。
まずは永島がアームホイップ。炎華も人工衛星ヘッドシザースで返す。ここで加藤が背後からキックを打ち込んでカット。加藤はミドルキック、フェースクラッシャー、ギロチンドロップと、炎華に刻み込むかのように、一つひとつ決めていく。
さらに永島とともに、磔にして2人で顔面を踏みつける。しかし、この瞬間、またも試合中で戻ってきた宮崎が背後から攻撃するわけでもなく、一緒にポーズに入り込む。ここは同期の絆か。永島が炎華へヘアホイップを連発。
さらに髪をかきむしって場内ブーイング。つづけて、加藤は「炎華ー!」と叫んで背中にサッカーボールキック。
その後も、永島が足で首をロックして顔面を攻撃。加藤も正面からの蹴り。さらに永島がヒザで全体重を乗せる。
炎華は反転式クロスボディでなんとか反撃して、ピンチを脱出すると梅咲にタッチ。
梅咲はそんちかへのドロップキック、フライングネックブリーカー、これに対して加藤が腕を取ってのミドルキックをボディへ3連発。梅咲はブレーンバスターで返し、あめきゅんがトレイン攻撃。
さらに炎華が梅咲を踏み台にしての串刺しドロップキック、続けて梅咲がドロップキック。これに対して、加藤がカミカゼでコーナーまで持っていくと、永島をファンタスティックフリップで投下する。永島が梅咲の手を踏みつけ、ジャンプして一撃。
炎華&梅咲が永島にダブルのドロップキック。梅咲が低空の顔面ドロップキックからミサイルキック。永島はワキ固めで切り返すが、梅咲がうまくすり抜けると、カウンターのエルボーからブロックバスターホールド。加藤がカット。10分経過。
炎華がダイビング・ボディアタック、スペースローリングエルボー、ドロップキックからSTFと自らの技を畳みかける。
さらにレッグロールクラッチホールド。これを回避した永島がぶっこ抜きでジャーマンで投げる。。梅咲がカット。
加藤は再び「炎華ー!!」と叫ぶと、胸板へのローキックを3連打。ダメージを受ける炎華の前に立ち、「終わっちゃうぞ、どうした! いいのかそれで!」と檄を飛ばす。これを聞いて立ち上がった炎華がエルボーの打ち合いへ。加藤がステップしてのキック。炎華はミサイルキック連発で反撃する。再びざわつく場内。よく見ると、ブリシスの3人がまたもエプロンサイドへ。
網倉が場外で、宮崎&櫻井にセントーンを打ち込むと、リング内に戻す。加藤は「何だオマエら!?」と驚きを隠せないが、それでも網倉とともに、別々のコーナーへ倒れ込む相手にキャノンボールを同時に決める。コーナーを変えてもう一度、投下。ここで網倉は宮崎&櫻井を引き連れ、再び場外へ。そしてそのまま行方をくらます。
永島&加藤がダブルブレーンバスターもカウント2。ここで、梅咲のアシストを受けて加藤の動きを止めた炎華が雪崩フランケンシュタイナー。見事に開店したが、永島がダブルフットスタンプでカット。
ここでついに加藤がダイビングギロチンドロップ。これを間一髪かわしたところで、梅咲が丸め込み。
続けて炎華も丸め込むがいずれもカウント2。
加藤が炎華の顔面蹴り上げると、ここから一気にクーロンズゲートを決めて3カウントを決めた。
試合が終わり、号泣する炎華。どういう思いがこみ上げるか。
これを見て、加藤がマイク。
加藤「炎華! そんちかはどうだ! 泣いてばっかりだな?オマエのせいで私も泣きそうになったよ。炎華、ケガばっかりだった私。若い頃もダメダメだった。そんなそんちかにあこがれてくれて、プロレスラーになってくれて一緒に闘えるなんて思えなくて、メチャクチャ嬉しいです。1回目はオマエがケガしちゃったけど、GAMIさんや先輩たちが一生懸命やったんだぞ。でも試合ができてよかったです。そして遥ちゃん、ありがとう。実はいろいろなご縁がありまして、私の引退ロードにも上がってもらって。アンタもケガばっかりだから気をつけなよ。今日は本当に本当に、最後のそんちかです。あんまり考えると泣いちゃうから、考えないようにしてたけど…。本当にさっきも言ったけど復帰してダメダメだった頃、あんたに支えられました。後半のプロレス人生、永島がいなかったら頑張って踏ん張ってやれなかったかもしれない。そんな大事な仲間です。これが本当に最後のそんちかです、本当にありがとうございました。この後も楽しんでくださいね!」
こうしてさわやかにリングを降りたそんちか。waveのリングがこの名タッグの見納めとなった。
▼バックステージ
炎華「(泣き声になりながら)今日がずっと自分が物心つく前からずっとずっとあこがれだったそんちかさんとの最後の対戦で、対戦できないと思ってたので、この機会をいただけてほんとにほんとに幸せだと思ったし、分厚くて高すぎる壁でしたけど、お二人みたいに強くなれるように頑張りたいと思いました」
加藤「自分は炎華とはシングルで絡んだりもあったけど、この子がどうしてもそんちかとやりたいと。ものすごい小さい頃にサインを書いたり、写真を撮ったのも覚えてる。そんな子がプロレスラーとして一人前になってデビューして闘うってのはこういうことなんだなって。そんちかにあこがれたからには、トップくらいになってくれよ!そうじゃなきゃ恥ずかしいからな!」
永島「私は2人と初対戦。あの炎華ちゃんだと思ってなくて、マスクも被っててわかんなくて。(炎華の)おじさんからコソッと言われて気付いたというか(苦笑)。今まで全然接点もなかったから『あのときの子!?』って」
梅咲「やっぱりそんちかは強いっていうイメージで、そういうタッグに炎華ちゃんとなっていければなって。こんなハッピーな雰囲気の中で試合ができたのが久しぶりで、楽しかったです」
加藤「アンタたちは今後の女子プロレス界を背負っていく大切な存在だから怪我しないで」
永島「私はまだ残ってるんだから、ぶっ倒しにきてよ(笑)」
――そんちかさんは今日が最後のタッグということですが。
加藤「何があるかはわからないけど、公式ではラストそんちか。OZには永島と天野がいて、復帰してもリングに上がれない時期があったりして情けなかったけど、それを徐々に戻していってくれたのはこの人のおかげだし、なんだかんだそばにいてくれたなって思うから。それは感謝してます」
永島「11月になって急にさびしくなった。離れてる期間もあったから隣りにいないのが当たり前になってたけど、最近になって絡むようになって急に」
5,DUALSHOCK WAVE~WAVE認定タッグ王者決定戦〜(30分1本勝負)
〇桜花由美&咲蘭(18分14秒、片エビ固め)世羅りさ●&雪妃真矢
※ ビッグブーツ。本間引退により10月12日にSPiCEAPが王座を返上したため、王者決定戦となる。桜花&咲蘭が第40代王者となる。
SPiCEAPこと、本間&妹加の保持していたWAVE認定タッグだが、本間引退により10・12板橋で返上となり現在空位に。
その王座決定戦に桜花&咲蘭の“人生サンブンノイチ”と世羅&雪妃の“アジュールレボリューション”による王座決定戦が行なわれ、勝利したチームが第40代王者組となる。
まずは桜花&咲蘭が奇襲を仕掛け、試合開始。トレイン攻撃から、桜花が咲蘭をかかえての合体式プレス、さらに合体ダブルフットスタンプと、連携技を次々と披露。そして、二人がかりによる雪妃に指踏みつけ攻撃から、「人生サンブンノイチ、いくぞ、オー!」でポーズを取る。
しかし雪妃が咲蘭をコーナーの串刺しニーで反撃に入ると、ダブルでの串刺しエルボーからダブルローキック。「アジュールレボリューション、オー!」でお返しのポーズを取る。その後、雪妃が磔から背中へのニー、世羅もコーナーに追い詰めてニーで顔面を捕らえるなど、アジュレボのペースに。桜花がダブルフェースクラッシャーでカットに入る。
咲蘭がドロップキック連発から世羅にワキ固め。世羅は「うるせーな、クソガキ!」とセラリズムバスターで切り返すと、雪妃もミドルキックから腕と足を同時に固める。
咲蘭は足への低空ドロップキック4連発で脱出。さらに雪妃の足を踏み台にしてのフェースクラッシャーもカウント2。続けて、ミサイルキックからダイビングフットスタンプ。
続いて桜花も「オー!」を挟んでからの串刺しビッグブーツを2連発。カウント2。10分経過。
さらにぶら下がり式ブラディーEXからビッグブーツを狙ったものの、かわした雪妃が足へのローキックを連発してエルボー。
桜花は串刺しビッグブーツ、咲蘭が619で連続攻撃。桜花がもう一発、ビッグブーツもカウント2。雪妃は低空のニーアタックを桜花&咲蘭に同時に打ち込むも、カウント2。
世羅が桜花に羅紗鋏。コーナーに上り、ニードロップを狙うも咲蘭がカット。
ここで雪妃&世羅が同時に羅紗鋏の競演。ここで背後から雪妃が桜花を持ち上げ、前から世羅が持ち上げてボム系に落とすが咲蘭がカット。咲蘭が二人へダイビングボディアタック。
ここから世羅と桜花のエルボー合戦へ突入。桜花がバックキックを放つとカカト落としと、蹴りを連続ヒットさせるもカウント2。今度は、桜花の肩に咲蘭が乗ると、ハイアングルダイビングフットスタンプを投下したが、雪妃がカット。
今度は雪妃が桜花にハーフネルソンスープレックス。さらにバズソーキック。咲蘭がカットに入るダイビングボディアタックが桜花に誤爆。しかし、雪妃のハイキックからスピンキックも世羅に誤爆。
このチャンスに桜花はネックハンギングボム。そして、ビッグブーツでダメ押しの一撃を放ち、3カウント。桜花は公約通り、勝利し、咲蘭のベルト姿を披露することになった。咲蘭は大泣きの表情。
人生サンブンノイチが祝福のマイク。
桜花「約束通り、咲蘭の人生初ベルトいただきました!」
咲蘭「(大泣き状態で)初ベルト…桜花さんと勝てて嬉しいです!」
桜花「アジュレボ、メッチャすごかったわ。またウチらがベルト持ってて防衛するときは、また世羅が引退する前にやりましょう。
でも次はやめておきたいから、とりあえず他に挑戦したいヤツはいるか!?」
この号令で、一気に多くの選手がなだれ込み、「ハイ!ハイ!ハイ!」と大混乱。桜花は慌てて指示を出す。
桜花「降りろ、パートナーがいるヤツだけだ! 次16日の札幌? じゃあ11月16日の札幌に出られるタッグチーム、名乗り出てこい!」
どうやらパートナーがいない選手も我先にと、リングへ上がっていた模様。ここで、札幌へのオファーがあり、タッグチームとして名乗りを上げていたのは夏&YuuRlと炎華&梅咲の2チームに絞られる。桜花は「咲蘭に選ばせてあげる」と選択をゆだねる。
咲蘭「自分が肩を叩きます!(炎華の肩を後ろから叩く)自分は炎華とやりたいです!」
桜花「じゃあ11月16日札幌、よろしくお願いします!」
夏は「なんでだよ!」とエキサイト。とYuuRlとともに、大荒れになりながらようやく、リングを後に…。
リングを後に…。こうして記念撮影ののち、桜花&咲蘭が引き揚げたのだが、この間に、ブリシスが戻ってきて、攻防を繰り広げる。
宮崎が2人にダブルでのラリアットを打ち込み、網倉の上に櫻井を直伝デスバレーボムで叩きつけ、ダブルフォールで2人まとめて3カウント。
17時間を超える攻防の中、ついに決着がついた。
宮崎がマイクを手にする。勝利の喜びかと思われたが、1・1の決定カードの発表だった。
宮崎「今日中に試合を終わらせて発表したいことがありました。引退興行のカード。1つは永島千佳世&倉垣翼vs夏すみれ&青木いつ希。
そして私の引退試合のカード。宮崎有妃vsシン・広田さくら(場内歓声)。そしてもう1つ。はずかし固めの後継者、本当に悩みました。
でも結果、この選手に決めました!(男色ディーノがモニターに)この選手なら、はずかし固めを世界に広めてくれると思います! 今日来てくれる予定だったんですが、体調不良によりお手紙が届いています」
ディーノ「(代読)この度ははずかし固めというプロレス史に残る最強の精神攻撃技を継承させていただくことになりました。継承したか
らには、一子相伝の殺人技として後世まで引き継いでいきたいと思います。そして私からお返しの贈り物として、引退試合はシン・広田さ
くら選手との試合と聞きましたので、『ウエポンランブル』にするというのはどうでしょうか? お互いの用意した公認凶器が運ばれてく
る、お互いの人生を表現し尽くすにはピッタリの試合ではないでしょうか。私は最後まで宮崎さんらしい試合を見たいです。見せ尽くして、
やり尽くすことを期待したいと思います。男色ディーノ」
宮崎「最高じゃねえか。ウエポンランブルは本当にスゴイ試合になるから。宮崎有妃vsシン・広田さくら、ウエポンランブルで決着をつけ
ます。よろしくお願いします!」
▼バックステージ
桜花「人生サンブンノイチ、咲蘭が初ベルトを腰に巻きました! 咲蘭は生まれたときから知ってるんで。歓喜のときですね」
咲蘭「嬉しかったです。桜花さんと初めてのベルトが巻けて」
桜花「これからはたくさん防衛戦をして。たぶんSAKIと清水が一番防衛してると思うので。それ以上10回、20回防衛していきたい!」
咲蘭「自分は炎華と前回挑戦して取れなかったですけど、対戦する方が楽しいと思ったので。炎華を選ばせていただきました」
宮崎「(引退の相手を広田に選んだが?)もう私はこの人しかないと思ってました。広田が選挙とかなって一回その話はやめたけど、やっ
ぱりどうしてもやりたくて。このカードを決めました。ディーノのウエポンランブル、ちょっと怖いですね。お互いのプロレス人生を懸け
て、今まで歩んできた道を。すごく難しい、壮大な試合だと思います。ですが最後は勝って終わりたいと思います。
(はずかし固めの継承相手に選んだ理由は?)私は大丈夫なんですけど、誹謗中傷の言葉が何百通、何千通も来たとしても、どこまで広め
られるか、いろいろ考えた結果、男色ディーノが一番相応しい人間だと判断しました。
(永島&倉垣vs夏&青木については?)同期の永島と倉垣には絶対出てほしいと思ってて。やりたいカードが増えていく中で厳選した選手
というか。そして夏すみれ。ちょっと夏が入ってどういう試合になるかわからないですけど、面白い試合にしてくれると思います」
6.Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
《挑戦者》(レジーナチャレンジ優勝者)青木いつ希(19分17秒、ジャパニーズオーシャン・バックドロップホールド)狐伯 《王者》
※第23代王者が3度目の防衛に失敗。青木が第24代王者となる。
第23代王者3度目の防衛戦。“狐伯世代”を掲げる狐伯が、網倉を下し、次なる世代として前に立ちはだかった青木との防衛戦に。
同世代の中のライバルともいえる青木との対戦に、果たして防衛を果たせるのか。
まずは握手をした状態で「よろしくお願いします」と絶叫シャウト。
試合開始。腕の取り合いから、狐伯がグラウンドのコルバタ。串刺しのエルボーから、串刺しドロップキック。トップロープ上に正座して
サマーソルトドロップキックから、その場跳びによるムーンサルトプレス。序盤は一気に畳みかける。
青木も串刺し低空ドロップキックをお返しし、フェースクラッシャーからランニング・ボディプレス、さらにはスリーパーでスタミナを奪いに行く。
これをなんとかロープに逃れた狐伯はスタナーからミサイルキック、さらにプランチャで反撃。そして、リングに戻りミサイルキック。
エルボーの打ち合いから青木がコンプリートショット。再びスリーパーで執ように締め上げる。ここから胴締めスリーパーで締め上げるも、
狐伯は筆致にロープへ。
青木は背中へのニードロップを決めると、ニードロップを落とし、さらに「狐伯潰れろ!」と叫んでのダイビングボディプレス。カウント2。
ここからエルボーの打ち合いとなり、狐伯がドロップキックも、青木がひるむかと思われたが、アイルビーバック式ラリアットで蘇生し、大外刈り。カウント2。
狐伯がアストロシザース。青木がジャーマンを着地して回避。背後からニーアタックをぶちこむもカウント2。変型コンプリートショットから、低空のダブルニー。カウント2。
狐伯は青木の両手を取った状態で、コーナー最上段から肩へのフットスタンプもカウント2。続けてフロッグスプラッシュで追撃を狙うが、青木が剣山でカットすると、起き上がりざまにラリアットを打ち込んでダブルダウン。
ここから両者がヒザをつきながらのエルボーの打ち合いとなり、狐伯が厳しいエルボーを4連打。青木もエルボーを乱打してお返ししていくが、狐伯が逆さ押さえ込みからのニーアタック。さらに突進するが、青木がラリアットを打ち込んで切り返す。
続けてジャンピングラリアットを打ち込むがカウント2。青木は大外刈りからダイビングボディプレスを決めたが、カウント2。
青木がラリアット。もう一発を狙ったが、突進をパケーテで丸め込む。カウント2。青木はロープの反動を使ってのジャーマンからジャン
ピングラリアット。
カウント2で返されると、もう一発、ジャンピングラリアットで追撃の一打を打ち込んだが、カウント2。
ここでジャパニーズ・オーシャン・バックドロップ・ホールドを決めて3カウント。ついに狐伯が力尽きる。青木がRegina王座を初
戴冠。デビュー時からレギュラー参戦を果たしていた青木がついに頂点に立った瞬間だった。
青木「(マイクを使わず)Regina、取ったぞ~~~! (泣き声になりながら)デビューして9年目、同期がベルトを取ったり先に進んだり、そんな姿が羨ましすぎたけど、私はどこかで諦めてました。自分はシングルのベルトは遠いって思ってたし、たぶんどこかで取るのに
ふさわしくないと思ってました。
でもそんな私が心から、大阪の誰も知らない、たぶんうるさくもなかった青木を『面白いヤツおるやん。大阪の大会あるときは絶対呼ぶからな』って言ってくれたのがWAVEでした。初めてタッグのベルトを巻いたのもWAVE、いろんな経験をさせてもらいました。同期でいっぱい組ませてもらって、同期っていいな、絶対負けたくねえな、そう思わせてくれたのもWAVEでした。私が今ここにいるのは、いっぱいいっぱい支えてくれて、青木おもろいやんって言ってくれた人がいたから、ここまでノビノビ育って、このシングルのベルトにたどり着きました。ただのうるさいだけじゃないヤツにしてくれて本当にありがとう。そして狐伯、オマエが、後輩のオマエが団体を背負ってシングルのベルトを巻いて、いっぱい最前線に立って突っ走ってくれたから。オマエ、私のことを指名しないなんてムカつくって感情をオマエが生み出してくれたんだよ。ここまで青木を引きずり出してくれてありがとう、狐伯」
狐伯「青木には絶対取られると思ったから絶対指名したくなかった。でもReginaトーナメントで実力で上がってきた。だから次は狐伯
が実力で上がっていくから、ずっと持っておけよ。ありがとう」
ここで両者が抱き合う。
青木「ありがとな。(鼻から大流血になった狐伯に)頭は下に向けとけよ。血が逆流するから。最近はそっちのほうが良いみたい。ありがとう
狐伯。そして何よりも、今日後楽園にきてくれたみんなありがとう! そして今日参戦してくれたみなさん、上がってください。今年、WAVE最
後の後楽園だから、みんな上がってください! お体に差し障りない方は、起立してください。だって年内最後の後楽園だから、みんなで締めたいよな? みんなでやるオーがあるよな? これがWAVEだもあるよな! よし、締めるぞ、わかったな! いくぞー、これがWAVEだ!」
終了後、湧き上がる「青木」コール。青木は四方に礼を尽くしようやくリングを降りた。
▼バックステージ
青木「なんか…ちょっとまだあんまり信じられてないかも…しれないですね。シングル。自分がつかむものだって、ホントに。8月くらいまでなかったな。Reginaチャレンジまでなかったんですよ。シングル巻くぞみたいな。たぶんどっかであきらめてたんだと思います。青木には巻く実力がないと思ってました。でも一個下の狐伯が、メッチャイヤなヤツですけど、Catch the waveを優勝して、あの上谷から3つ取って。でも偶然じゃなくて、狐伯は努力して努力して、才能もあるけどもっと努力して、このベルトに手が届いたんだと思います。
網倉と宮崎さんから防衛して、ずっとドローだったのに青木って言ってこねえなって。Reginaチャレンジを優勝したら、ベルトが青木を呼んでるんだって思って、今日ここにたどり着きました。みんながまだうるさくもない、個性もない青木を、なんかおもろいやつおるわって言ってくれて。そしたらいろんな団体さんが大阪で試合があるとき呼んでくれた。それは紛れもなくwaveさんが青木を見つけてくれたからです。
私はいろんな団体に育ててもらって、このReginaという名前を出していくことによって、waveを全世界に発信していきますよ。それが青木が
できる恩返しです。
あと2つ。青木がベルトにたどり着けたのは、まぎれもない島根出身という理由だけで拾ってくれた日高郁人がいるからです。青木のてっぺん
からつま先まで、日高郁人が育ててくれたDNAが詰まっている。島根をもっともっと凱旋して盛り上げたい! それから11月2日、今日は母親の
命日だ。青木が高校生になるのも、プロレスラーになるのも見ていないけど、いつも背中を押してくれたし、私が負けようものなら鬼の面で
般若の面で怒ってくると思うから。今の青木は超楽しいよって伝えたいと思います。みなさん、これからもよろしくお願いします!」
2025.10.12
『ITABASHI SURPRISE Oct.25』
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日時
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10月12日 日曜日
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観衆
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121人
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場所
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東京・TOKYO SQUARE In Itabashl
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・オープニング
まずは、出場全選手による入場式からスタート。選手を代表して、メインにてWAVE認定タッグ王座に挑戦する咲蘭が挨拶を務めたのだが…。
咲蘭「こんにちわ~、今日はご来場ありがとうございます。ひ~!(すでに泣き声)今日はSPiCEAPに、念願の炎華と対戦させていただいて、ラストwaveってことで本当にさびしいですけど…。(再び、泣き声になりながら)自分たちが取り返ように頑張ります…全5試合楽しんでいってください。(と言いながら)え~~~ん」
最後まで、泣きながらも健気に挨拶を終えた。
1,チャレンジwave(15分1本勝負)
桜花由美(13分32秒、体固め)光芽ミリア
※ビッグブーツ
シードリングの生え抜きである光芽ミリアがwaveに参戦。いきなり、桜花の胸を借りることとなった。桜花は入場と同時にまは挨拶代わりの「オーッ!」。
まずはロックアップから桜花がヘッドロックも、すぐさまミリアがヘッドシザースで切り返す。桜花は腕固め、ボディスラム、逆エビ固め。ここでミリアがロープをつかむも、桜花がまったく離す様子を見せることがなく、場内大ブーイング。
「オーッ!」からの串刺しビッグブーツ、さらにコーナー踏みつけでミリアの顔面を捕らえると、またも場内大ブーイング。桜花は観客をイジると、ぶら下がり式ブラディーEX。ミリアのエルボーには髪をつかんで押し倒す。
ミリアがドロップキックを4連発放って反撃開始。ミドルキック連打からフォールもカウント2。エルボーの打ち合いとなり、桜花はボディスラム。これに対して、ミリアも桜花をボディスラムで投げつける。すぐさまスリーパーへとらえるも、ロープブレイク。
続けて、串刺しローキックを連発し、スイングDDT。カウント2。桜花は串刺しブーツで切り返すと、「オーッ!」を挟んでのビッグブーツ。
カウント2。桜花は突き上げ式キックで、顔面を蹴り上げるも、ミリアが回転エビ固めで丸め込む。さらにバイシクルキック。カウント2。
残り時間3分。桜花はスタナーも、ミリアは、負けじとすぐさま立ち上がり、桜花の背中へサッカーボールキック。
桜花は腕を取ってのバックキックもカウント2。クロスアームDDTからカカト落としもカウント2。
大技ラッシュを続ける桜花はビッグブーツをミリアの顔面に叩き込んで3カウントを奪った。
試合後に桜花は握手を求めるも、ミリアが四つん這いのまま、エルボーをかます。
桜花はその心意気に、笑顔を見せてリングを降りた。
2,世羅・メモリアル狙い撃ちwave(12分21秒1本勝負)
世羅りさ&夏すみれ (12分21秒、耐え抜く)チェリー& 関口翔
※ルールに則り、狙い撃ち攻撃に耐えたことで世羅の勝利。
引退を前にして、ヒザを負傷しながらも毎回、出場を続ける世羅。そんな世羅を思いやってか(?)特別な試合が組まれた。
試合に先立ち、特別ルールが発表される。開始から10分までは通常ルールも、10分経過と同時に山本リンダの「狙い撃ち」がかかり、ここらはオンリーギブアップルールへ突入。チェリーと関口は世羅のヒザを関節技で狙うことのみ攻撃OKとする。世羅は逆に12分21秒まで、計2分21秒間、耐え抜いたら勝ちとなる。なお、10分経過後、夏に試合の権利はなくなり「世羅のヒザを守るかリングサイドで踊っていてください」とリングアナからの説明がなされた。
ゴングと同時に、いきなりチェリーが世羅へのヒザ攻めを見せる。すかさず夏がカット。チェリーはそれでも足攻めを続け、アキレス腱固め。夏がこれもカットに入る。
ならばと、関口も飛び出し、チェリーと二人がかりで世羅のヒザを踏みつけて、場内大ブーイングに包まれる。
関口は世羅の足への低空ドロップキック。チェリーはあえて世羅をロープを走らせる。なんとか、スローながらもロープワークを続ける世羅を丸め込んで首固め。カウント2。
関口はストンピングを連打するも、世羅がスクールボーイで丸めるとピンチを脱してなんとか夏にタッチする。
夏は「本日はインイタ、お越しくださいまして誠にありがとうございます。10月31日、自分の自主興行がここインイタにてございます…」と、宣伝してからのブレーンバスターを狙うが、関口が逆に投げ返す。さらにワキ固め。
5分経過。関口の突進をかわし、夏が稲妻レッグラリアット。珍しく一発で決まり、館内がどよめく。続いて再び世羅が登場。まずは同士討ちを誘ってから、関口にダブルニードロップを狙うべく、コーナーに上り始める。
夏が「世羅さん、ダメです! 今、ヒザを壊すわけにはいかないです。自分のヒザ、使ってください!」と嘆願して、おんぶしようとするが、ニーを落とすべく前進しようとするも、重さに耐えられず崩れしまう。
関口が世羅のヒザを蹴ろうとするが、夏が自らの身でカバーする。世羅はチェリーにボディへのナックルを連発し、関口にセラリズムバスターで大立ち回り。
ここでついに10分が経過し、「狙い撃ち」が流れ始める。この曲がなると、この先はオンリーギブアップルールに変更となる。関口は世羅のヒザへ低空ドロップキック、さらにアンクルホールドへ。
夏がカットに入ろうとするも、チェリーが夏へアンクルホールドを決めて制する。これを逃れた夏がなんとかカットし、チェリーとレフェリーを誤爆させてブロンコバスターを狙う。しかし、突進したところ、チェリーがかわして石黒レフェリーに誤爆。
しかし、この時、関口が裏十字固めで世羅がギブアップの意思表示をするも、レフェリーがブロンコバスターにより視界が遮られまったく見えておらず、そのまま試合続行。
ここで、関口と世羅が丸め込みの応酬となるが、ルール上、世羅だけのカウントが認められる中、12分21秒が経過。特別ルールにより最後まで耐え抜いた世羅の勝利となった。
3,Future wave(15分間勝負)
狐伯(2-1)YuuRI
①YuuRI(7分17秒、ラ・マヒストラル)狐伯
②狐伯(13分34秒、パケーテ)YuuRI
③狐伯(13分48秒、パケーテ)YuuRI
※時間内に多く勝利した選手の勝利となる。タイムはマラソンタイム。
この試合は15分間戦い抜き、時間内に多く勝利した選手の勝利となる特殊ルールとなる。
YuuRIがドロップキックで先制も、狐伯が跳ね起きすると、ドロップキックをお返し。YuuRIも感化されて、跳ね起きに挑戦するが連続で失敗し、「キャンバスが悪いんだよ!誰が張ったんだよ!」とクレーム。狐伯から「オマエだろ」とツッコミが飛ぶ。
再びYuuRIがドロップキックから跳ね起きしようとするも、3回連続で失敗。狐伯に「手伝って!」と手を差し伸べ、補助付きでの跳ね起きに成功。しかし、即座にアームホイップで投げ飛ばされる。
狐伯がドロップキックから、これが見本だとばかりに跳ね起きを決めると、場内歓声。狐伯はボディスラムからトップロープに正座のような形で一瞬止まってからのローリング・セントーン。
続いて、クロスフェースロックでギブアップ狙いも、それを読んでいたYuuRIが場外エスケープ。ここでYuuRIのコンタクトが外れたらしく、狐伯が「コンタクト付ける時間取ってよいですか?」と尋ねるも、試合はそのまま続行される。
狐伯は足払いから低空DDT、グラウンドのヘッドシザースから低空ドロップキック。YuuRIはエルボーを放つと、そのままラ・マヒストラルで3カウント。これで1本奪取となった。
試合続行。狐伯が場外へ飛び出すと、YuuRIはエプロンを走ってサッカーボールキック、続けてその場からのウルトラタイガードロップを狙うが、かわされて自爆。
狐伯は逆にエプロンに乗ると、ダブルフットスタンプを投下、さらにコーナーからの場外プランチャと畳みかける。
リングへ戻り、狐伯がミサイルキックもカウント2。続けてエルボー連打も、YuuRIがハイキックで蹴り上げると、ブレーンバスター。狐伯はミサイルキックをかわすも両者ダウン状態となる。10分経過。
ヒザ立ちでのエルボーの打ち合いとなり、狐伯が強烈なエルボー。これに対して、YuuRIが飛びつき胴締めスリーパー。
さらに背中を蹴り飛ばし、ロープへもたれさせて619を狙うが、これを回避したした狐伯がスタンガン。
続いて、ロケット式のジャンピングニーを叩き込むがカウント2。YuuRIが丸め込みを狙うも、狐伯が丸め込み返し、パケーテで固めて3カウント。
これで1ー1のイーブンとなり、試合が続行。狐伯が続けざまにパケーテを決めて3カウント。これで2-1で狐伯の優勢となる。YuuRIは背中にサッカーボールキックを連打も、狐伯がブレーンバスター。
ここで残り時間30秒。狐伯がフロッグスプラッシュを狙ったものの、YuuRIが剣山で迎撃する。
残り時間の少ない中、YuuRIがミサイルキックを放ったが、ここで時間切れ引き分けとなり、2-1で狐伯の勝利となった。
4,宮崎・メモリアルwave(15分1本勝負)
⚪︎宮崎有妃&櫻井裕子(17分25秒、体固め)優宇&花園桃花⚫︎
※優宇ロケットでグロッキーの花園を押さえ込む
宮崎のメモリアルにwave2年半ぶりの登場となる優宇が参戦。ともに引退まで2カ月を切った2人がタッグでの対決となった。
宮崎は櫻井との「キャプテンアームストロング」のテーマ曲に乗って登場。握手の場面でファンが花園に声援を送り、それに応え続けたために、なかなか試合が始まらず。
花園が優宇に「ダブル行こう!私についてきて!」と指示を出す。そしていきなり突進も、優宇は呆気に取られて見つめていたため、宮崎にキャッチされてはずかし固めをかけられる。
櫻井が花園の声援の方向へ向きを変えようとするも、優宇がここでカット。
宮崎がブレーンバスターで投げ飛ばす。花園がサードロープを飛び出すほどのダメージの与えよう。続けて、櫻井が逆エビ固め。さらに、宮崎が串刺しラリアットから踏みつけフォールもカウント2。
花園はまたしても、サードロープから飛び出す展開に。ここで櫻井が攻めようとしたところ、泣き出してしまうが、関係ないとばかりに蹴り飛ばす。
場内ブーイングが飛ぶ中、花園はなんとか優宇に交代。再び、「私に着いてきて!」と花園が優宇と一緒に突進しようとするも、また花園1人で突っ込み、宮崎からはずかし固めをかけられる展開となる。
優宇は「2年半ぶりのwaveなんだぞ!」と櫻井に串刺しラリアットから逆水平チョップ。櫻井もエルボー連打を返すが、優宇が逆水平で吹き飛ばす。これに対して、櫻井がコブラツイストからグラウンドコブラ。さらに低空ドロップキックでダメ押し。
宮崎と優宇へ。宮崎は「優宇ちゃん!」と串刺し攻撃を連発。優宇も串刺し攻撃からラリアットも、宮崎が受け止める。ここからラリアットの打ち合いに。相打ちを繰り返す中、宮崎が目突きからラリアットを狙うが、優宇が至近距離からのラリアット。
カットに来た櫻井をもラリアットで吹っ飛ばし、コーナーにもたれ込んだ二人をまとめて、キャノンボールを狙うが、花園が「優宇さん! ちょっとややこしいけど、優宇ロケットしましょう!わかりますよね?」とコーナーへ上る。
花園は優宇へミサイルキックを放つも、まったく微動だにせず。花園がそのまま落下。場外へ逃れた宮崎と櫻井に対して、優宇が花園を転がして、強制みたらし団子も、花園があっさり受け止められてその場に投げ捨てられる。
続いて、優宇がみたらし団子。これは二人とも倒れ込む。リングに戻った花園に宮崎が再びはずかし固め。その股間を櫻井が蹴り飛ばすまさかの連携がさく裂。思わず、花園が悶絶…。
続いて、宮崎が串刺し攻撃を狙うも、花園が反対側のコーナーからスイングDDTを狙う。しかし、阻止されて宮崎がデッドリードライブ。宮崎が直伝デスバレーボムを狙うべく持ち上げたが、花園が切り返してのエビ固めを狙う。
ここで宮崎は回転エビ、花園がそれを切り替えしてのエビ固め狙いと、シーソーの応酬となる中、花園だけ連続フォールされ続け、4度目の挑戦でようやくエビ固めに持ち込むことに成功。カウント2。
宮崎がエルボー狙い。これに、花園が「殴ろうとする~」と泣き出してしまったため、場内「あやまれ」コールがうずまく。宮崎は「本当にごめんね」と謝ろうとするが、花園が予想通り、裏切ってのエルボー。
これをキャッチした宮崎は手に噛みつくと「噛んじゃった~」と得意げにアピール。、続いて、重爆ムーンサルトプレス。花園がかわして自爆となり、「よっしゃいきますよー!」を狙うも、宮崎がこらえてブレーンバスターで投げつけられる。
ここで宮崎&櫻井が裕子ロケットを狙う。宮崎のミサイルキックに押される形で櫻井が突進したが、優宇が立ちはだかり、まったく、びくともせず。3度にわたってチャレンジしたが、ついには受け止められて櫻井が場外に投げ捨てれる。
優宇がコーナーに座ると、「よっしゃいきますよー!」から宮崎にスローながらも、スイングDDTを成功させる。すかさず花園がデルフィンクラッチもカウント2。優宇のアシストから花園がダイビングフットスタンプもカウント2。
ここで花園が「トドメだ! 花園ロケットー!」を狙うも、優宇がミサイルキックでまったく動かず、あえなく失敗となり、倒れ込んだ花園をそのまま宮崎がフォールして3カウントが入った。
宮崎と優宇はともに握手をかわす。二人が顔を合わせるのはこれが最後か、それとも…。
5,DUALSHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<王者組>尾﨑妹加&⚪︎本間多恵(19分40秒、体固め)咲蘭&炎華⚫︎<挑戦者組>
※第39代王者5度目の防衛に成功。試合後、王座を返上。アクセサリーとして明日の引退試合には持参。
第39代王者組である本間&妹加が5度目の防衛戦。本間は10・13新宿での「乱丸フェスタ」で引退となるため、これが最後の防衛戦となる。「引退までこのベルトを持ち続けて返上する」と宣言している本間にとって、ここで防衛を果たせば、その念願は可能こととなる。その前に立ちはだかるのは、waveの未来である、炎華&咲蘭。ここで二人が王座を奪取すれば、waveの未来は一気に開けるが、果たしてどうなる?
試合前、咲蘭はすでに泣き出しており、本間は「綺麗な涙! でも、闘いだからね」と諭して、4者が握手を交わす。かと思えば、炎華&咲蘭がダブルドロップキックで奇襲。本間を捕らえて、ダブルドロップキック2連発。さらに交互での串刺しドロップキックを連発。もう一回、ダブルドロップキック。カウント2。
カバーを返されると、上に乗っていた炎華が4連続フォールで追い込む。本間は「ナメんな、クソガキ!」とコードブレーカーを繰り広げると、妹加とトレイン攻撃。
続けて、妹加がキャメルクラッチにとらえ、本間がロープ往復式の低空ドロップキックで合わせる。妹加の逆エビ固めを辛うじてロープへと逃れた炎華はコーナーでのラナからスペースローリング・エルボーで切り返す。
咲蘭と妹加。咲蘭がドロップキック3連発から一度、足踏みつけに移行するが、再び、ドロップキックを3発。続いて、前方回転エビ固めを狙うが、妹加が回転途中で押しつぶしてセントーン。カウント2。咲蘭はトップロープからのスワンダイブ式によるクロスボディーを決めると、フェースクラッシャー。カウント2。
さらにダイビングフットスタンプを投下するが、かわした妹加がアルゼンチンバックブリーカー。炎華がカット。
本間にタッチとともに、ミサイルキック。アームバーから「まだまだ!」と絞り上げていく。咲蘭がこれを逃れると、その場飛びのフットスタンプ。飛びつき式のキーロック。本間はなんとかロープに足を伸ばして逃れる。
咲蘭がミサイルキックからでんでんむしを狙うが、本間が逃れると、妹加がスパインバスター。本間がジャックナイフ固めで続いたが、これをキックアウトした咲蘭がドロップキック。
炎華がタッチとともに、ダイビングボディアタックからSTF。本間がカットに飛び出すと、炎華は2人相手のアームホイップで場外に落とし、場外プランチャ。
リングへ戻ると、ミサイルキック2連発、カウント2。これに対して、本間はDDTからフォールに入り、返されると同時にワキ固め。さらに反対の腕も取って羽根折り固めに持ち込み、続けてタエ☆ロックにまで持ち込もうとするが、なんとかロープに逃れる。
本間が低空ドロップキックからミサイルキックを敢行するもカウント2。15分経過。
炎華にダメージが残り、片ヒザを付いた状態となるが、あえて本間は「最後だぞ、炎華!こいよ!」と気合を込める。炎華が立ち上がってエルボーも、本間が強烈なエルボーを返す。炎華も負けじと再び立ち上がり、強烈なエルボーを連発も、本間は「もっと!」と両腕を挙げて、胸を突き出す。
炎華が吠えながらエルボーを打ち込む。さらに突進したが、本間がワキ固めで切り返す。すかさず咲蘭がカット。本間&妹加が合体攻撃を狙うも、咲蘭が丸め込みで分断する。ここで妹加のカットが本間に誤爆、炎華がジャパニーズレッグロールクラッチホールドで丸め込んだが、カウント2。
炎華は低空ドロップキック。続いて、咲蘭、炎華が二人でコーナー最上段へ上がると、ダイビングフットスタンプを2人がかりで投下する。
このピンチに、妹加がダブルラリアットを打ち込むと、本間と尾﨑が2人まとめての合体619。カウント2。
本間が「ありがとう、wave!」と叫んで特攻バスターを決め、ついに炎華が力尽き、3カウンが入る。炎華、咲蘭の大善戦により、最後の最後までどうなるかわからない熱戦だったが、最後は本間&妹加が執念の防衛を果たした。
そして、阿部由美子社長がリングへ。本間が翌13日引退のため、ここでベルトが返上となり、その儀式へ。まずは二人がベルトを返還する。
本間「4月1日にwaveさんの新宿で第39代の王者になって、同時に引退することを発表しまして。引退ロードと防衛ロードが一緒になりました。妹加にワガママを言って、第39代のまま引退したいと。最後まで闘って返上したいとお願いして、ホントにしんどかったけど、でも今日その2人で決めた、2人の約束を果たすことができて、本当に嬉しいです。ありがとうございます(場内拍手)」
妹加「(泣き声で)ついにこの日が来てしまいました…。本当はこのまま防衛し続けたいけど、明日が引退って決まってるから。返上という形にもっていけただけでも、私は嬉しいです。今までSPiCEAPでたくさんのベルトを巻いてきたけど、waveさんのタッグベルトは2回、多恵とだから巻けたと思ってるし、最後まで多恵らしく引退して下さい」
こうして二人は丸腰のまま、よく13日の引退試合へと突入すると思われたのだが、ここで二上会長がマイクを手にすると、思わぬサプライズが。
二上会長「明日、うちの試合は発表されてませんし、何もやりませんけど、引退試合、ベルトはアクセサリーとして持っていってもいいよ。アクセサリーとして」
妹加「コールは…?」
GAMI「コールは第39代でコールしていただいてもいいですよ、別に。アクセサリーやで。明日(二上会長か阿部由美子社長が)取りに行きましょう、それでいいですか?」
妹加「ご足労おかけしてすいません…それではお借りします!」
二人が二上会長に向かい、深々とお辞儀。続いて本間が感謝のマイクへ。
本間「今日でwaveさんラストです。私はアクトレスガールズでの桜花さんとの試合で前歯を折ってます。でもフリーになってからの方が深く関わらせていただいて、引退ロードもGAMIさんが全部かなえてくれました。ありがとうございます。今日の試合も本当はなかったんですけど、自分が最後のwaveさんに出れないのがホントにイヤで、ムリヤリ今日のスケジュールを入れていただいて、wave所属のみなさんもスケジュールを合わせていただいて、引退前日に最後のwaveさんに出ることができました。本当にありがとうございます。最後なのでSPiCEAP、締めたいですが、よかったらみなさん上がってきていただいてもよろしいですか?」
この呼びかけにより、選手たちがリングへ。
本間「ちびっこ2人、最後に闘ってくれてありがとう。すごく楽しかったです。私は明日引退してしまうけど、2人の未来がwaveの未来につながっていくと思います。応援してるので、あと口の悪さは直したほうがいいと思います。本当にウチらだったからよかったかもしれないけど、顔面ボコボコにされたりするかもしれないので、口はよくしておきましょう。あと咲蘭は関節をよくやってるので、自分の関節も教えて、咲蘭の今後の未来につながっていけばいいと思ってるので。練習あるときとか呼んでね。(練習を)見ます」
妹加「あなた達が最後にSPiCEAPと闘った2人。自信持って、これから個々でもいいし、2人タッグでもいい。私はまだできるので、成長して試合ができることを楽しみにしています」
本間「では締めます! 4人で一緒に言おう! せーの」
本間&妹加&炎華&咲蘭「これが、waveだー!」
▼バックステージ
本間「粋ですね、GAMIさん。危なかった、びっくりした…」
妹加「スゴかった、2人が」
本間「最初から最後まで取りたいという気持ちが伝わって。でもその気持ちが強ければ強いほど。4月から防衛して、その間にもいっぱい試合あったし、防衛戦やりながらトーナメントもあって。SPiCEAPのチャンピオンとしての価値を自分たちも上げあれて、周りの人たちもそれを見てくれて。クソババアって言われましたけど、最後にあの2人と闘えて、メチャクチャ痛かったけど、
スゴく楽しかった」
妹加「咲蘭が試合前からボロ泣きしてたけど、試合始まったらさっきの涙なんだったんだ…ってくらい。2人とも軽いんだけど、すごい勢いがあったし、私はいつも咲蘭と闘ってるんですけど、今日はすごかったし、先輩たちは受け止めてくれるので。いつもこの勢いで」
本間「関節技もメッチャ痛かったけど、自分の技を進化させようとしてて、助けにこようとしてる姿を見て、自分ができることがあれば伝えたいと思ったし、炎華の負けん気も強くて。今日の炎華が一番良かった」
妹加「日々成長してる」
本間「楽しみだよ、waveの未来が。私は明日引退しますけど…尾﨑妹加をよろしくお願いします。(waveの思い出は?)メチャクチャあるんですけど、前歯が飛んだことはもちろんですけど、妹加と約25時間試合したこともあるし、引退を控えてる宮崎さんとタイトル戦もメチャクチャやってるんじゃないかな。チャンピオンなんだけどイリュージョンをやったり、違った形でお客さんを惹きつけるのがwaveだっていうのを宮崎さんに教わったと言うか。ウチのオカンとGAMIさんが仲がいいんですけど、家族ともどもありがたく思ってます(笑)。いろんなところにいかせてもらって、39代のまま返上したんですけど、アクセサリーとして明日も貸していただけるということなので。最後まで39代王者のSPiCEAPとしてリングに立ち続けたいと思います。ホントにホントにありがとうございます!」
妹加「SPiCEAPはリング上では見れなくても永遠にSPiCEAPなので。仲良くSNSとかでちょこっと上がったりするかもよ?」
本間「引き続き、waveも妹加も応援してあげて下さい。waveさんありがとー!」
2025.10.01
[PHASE2 Reboot 6th/NAMI☆1~~Oct.’25]
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日時
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10月1日 水曜日
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観衆
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122人
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場所
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新宿FACE
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■レジーナチャレンジ〜時間差バトルロイヤル〜(時間無制限勝負)
青木いつ希(1時間6分33秒、体固め)炎華
※ダイビングボディプレス。青木が11・2後楽園にて、狐伯のRegina王座への挑戦権を獲得。
オーバー・ザ・トップロープルールを採用。
退場順=①世羅(27分27秒、香藤のフライングボディシザースドロップで3カウント)
②チェリー(33分55秒、オーバー・ザ・トップロープ)
③香藤(34分40秒、オーバー・ザ・トップロープ)④網倉(36分37秒、オーバー・ザ・トップロープ)
⑤櫻井(36分40秒、オーバー・ザ・トップロープ)⑥関口(37分、オーバー・ザ・トップロープ)
⑦⑧柳川&神姫楽(41分28秒、オーバー・ザ・トップロープ)⑨YuuRI(44分43秒、オーバー・ザ・トップロープ)
⑩花園(44分45秒、オーバー・ザ・トップロープ)⑪米山(45分20秒、大勢によるエビ固め)
⑫桜花(45分24秒、大勢によるエビ固め)⑬咲蘭(45分52秒、オーバー・ザ・トップロープ)
⑭八神(48分8秒、夏のブロンコバスターでギブアップ)⑮宮崎(49分50秒、炎華のジャパニーズレッグロールクラッチで
3カウント)⑯笹村(55分22秒、梅咲のラ・マヒストラルで3カウント)
⑰SAKI(57分11秒、炎華のジャックナイフ固めで3カウント)
⑱梅咲(57分29秒、夏の首固めで3カウント)
⑲夏(57分45秒、青木のラリアットで3カウント)
⑳狐伯(1時間1分39秒、炎華のジャパニーズレッグロールクラッチで3カウント)
優勝者がRegina王者に挑戦できる、時間差バトルロイヤルである「レジーナチャレンジ」。ルールは通常のルールに加え、オーバー・ザ・トップロープを採用。最初の選手は2分間戦い、その後、1分経過ごとに次の選手が入場。7選手が出た後、5分間は出てこない。その後、再び5選手が出た後、また5分間、選手が出てこない時間が設けられる。
また、とある時間を超えたら、スローモーションルールが発動される。そして、最後の7人が残った時点で一度、試合は中断され、10分間の休憩が入る。最後に残った選手が優勝となり、11・2後楽園でReginaへの挑戦権が得られる。
まず最初にテーマ曲がかかったのはRegina王者の狐伯。続いては梅咲のテーマ曲がかかり、いきなり優勝候補の登場となる。
腕の取り合いから、狐伯がタックル。梅咲もアームホイップ。その後ルチャの攻防となる。
狐伯が梅咲の髪を掴んでねじると、2分が経過し、3人目の八神が入場。ドロップキックは空を切るも、二人を分断してコーナーに押し込んでハイキック。さらに狐伯、梅咲へ背中へのサッカーボールキックを連発する。
さらに二人を相手にミドルキックを連打しているうちに4人目の笹村がリングイン。いきなり八神をエルボーから場外へ落としにかかる。八神はなんとかエプロンで耐えると、梅咲が笹村へ低空ドロップキック。
ここで5人目となる花園が登場。八神をコーナーへ投げ、狐伯をコーナーホイップ。狐伯が八神にボディスラム。すかさず、花園が狐伯に肩車を指示。肩車で発車するも、そのまま梅咲が揺さぶって、上に乗る狐伯を場外へ落としにかかる。
なんとか狐伯がエプロンでOTTを回避すると、6人目となるYuuRIが登場。YuuRIは戦うこともせず、ひたすらロープワークを繰り広げる。
そんな中、1分が過ぎ、7人目となる青木が入場。この後、5分間は選手が出てこない時間となる。青木と笹村がYuuRIを捕らえてダブルのタックル。
八神、梅咲がYuuRIへダブルのドロップキック。続けて、狐伯、花園がダブルでの低空ドロップキックをYuuRIに決めにかかる。しかし、助走の際に、どちらかの軌道がゆがんでいるのか、ともにぶつかてしまい、放つことができず。
八神と梅咲がそれぞれ、YuuRIをスクールボーイで丸め込んだがカウント2。
花園が「みんなで騎馬戦しよう」と提案。花園&狐伯、青木&笹村、梅咲&八神と3グループに分かれ、それぞれが肩車状態となる。
一人余ったYuuRIがトップロープに上がると、ミサイルキックで上に乗る3人めがけて飛んだものの、よけられて空振りとなる。その後、騎馬戦はつぶし合いとなり、全員が崩れ落ちる。
花園は「再び、騎馬戦で勝負だー」と提案。
花園は狐伯ではなく、青木を持ち上げようとする。青木は「絶対無理」というなか、なんとか、持ち上げる。
3グループに分かれるも、またも、一人取り残されたYuuRIが「仲間に入れろー」とミサイルックで飛んだが自爆。
上に乗っている梅咲、八神、青木が手四つ合戦に行こうとするも、すべて崩れ落ちる。その勢いで笹村が梅咲をOTTで落としにかかるも、エプロンに回避。
続けて、笹村が梅咲を肩車。狐伯が花園、青木が八神をそれぞれ、肩車で持ち上げる。
梅咲、八神が花園を落としにかかるが、エプロンで辛うじて耐える。
ここで次の選手が登場しない時間の5分が経過。8人目となるチェリーが登場する。いきなり熟女拳を連打し、7人を蹴散らしていく。
その報復として、7選手全員にストンピングで踏み潰される。チェリーが捕まっている間に9人目の米山が登場。入場で使ったタオルで各選手を蹴散らしていき、チェリーを救出する。
米山&チェリーとダブルで梅咲へクロスラインからゴキゲンBBAポーズを取る。続いて10人目、サングラス姿の夏が入場。その間も米山&チェリーはひたすらとクロスラインを繰り返す。
笹村は梅咲、YuuRIは花園を持ち上げて、肩車合戦。リングインした夏がムチで肩車を蹴散らす。
11人目、SAKIが登場。まずは夏のムチを場外へ飛ばす。さらに夏へチョキパンチ。セーフのポーズからビッグブーツで畳みかける。
今度は5組に分かれて、ヘッドロックの取り合い。青木がタイミングを合わせてぶつけることを提案。「せーの」の合図でぶつけあっている間に12人目、世羅がリングイン。
10人が倒れて輪になっているところ、ひとり、ヘッドロック合戦からあまっていたチェリーが世羅に飛び乗り、エストレージャを完成させるも2カウント。花園が「もう一回騎馬戦だー!」とまたも提案する。
5組が肩車をしているなか、余っていたYuuRIがスワントーンボムで飛んだが、またも空を切って自爆。肩車の上に乗っていたなかでチェリーだけが勝ち残る。しかし肩車を組んでいた相手である、歓喜の青木にグーパンチ。すかさず世羅がチェリーにセラリズムバスター。
世羅はコーナー・ニースプラッシュの体勢へ。青木があわてて「1月までヒザを大事にしろ、そんなにダブルニーやりたいなら私のヒザを使え!」とおんぶする。
「ダブルダブルニー」と叫んで世羅をおんぶした青木がニードロップを落としにかかったが、チェリーがかわす。すかさず、世羅にアンクルホールド。カットに来た夏の腕をも捕らえる。
夏は「誰か来い」と、カットを要求。梅咲がカットに来たが、その腕を取る。さらには笹村の足も取り、4人の足と腕を取る状態に。青木がカット。
青木が「オマエ、ヒザ大丈夫かー」と世羅に問いかけると、「ワシのヒザになってくれー」と嘆願される。青木が笹村、狐伯をボディスラムでセッティング。青木が世羅をおんぶして、再び「ダブルダブルニー!」を敢行するもまたも自爆。
13人目、炎華が登場。炎華がそれぞれを「落ちとけー!」と場外へ落とす。パートナーである梅咲が「炎華ちゃんー」とハグしようとするが、やはり場外へ落とす。14人目は香藤。SAKIが花園にカンパーナに決めていたが、リングインと同時にカットする。
炎華は香藤にドロップキックから側転エルボー。続けてのダイビングボディアタックはキャッチされる。そのまま香藤が炎華をOTTで落としにかかる。15人目の咲蘭があわててリングへ走り、香藤に背からのドロップキックでカット。炎華はリングへ生還する。炎華&咲蘭が香藤へクロスラインも振り切られる。しかし、フライングボディアタックは炎華、咲蘭がよけて失敗。ここで、多くの選手が香藤へお転婆ダッシュ。16人目の柳川もちゃっかり、お転婆ダッシュの列に紛れ込む。
さらにお転婆ダッシュが続く間に、17人目の神姫楽がこの列をカット。「やめてよ、香藤大丈夫?」と気遣い、「一緒にやっていこう」と共闘を呼び掛ける。その言葉通り、神姫楽と香藤が咲蘭にダブルタクル。さらにはサンドイッチタックルで咲蘭を挟み込む。二人でポーズを決める瞬間、神姫楽が裏切り、香藤をスクールボーイで丸め込む。2カウント。
神姫は柳川を呼び込んで香藤へクロスライン狙い。これを香藤がかわしてダブルのフライングボディアタックで1111を吹っ飛ばす。この間に世羅がコーナーに上がるも、青木が「バカヤロー」と阻止してニーにいかせず。
青木は香藤に炎華、咲蘭、八神、夏らを次々と投げ込んでいく。香藤はそれぞれをタックルで弾き飛ばす。さらには狐伯&花園には二人まとめて吹っ飛ばす。しかし、さすがに香藤もスタミナ切れ。青木が強引に香藤を寝かせると、コーナーにとどまっていた世羅に「私を使えー」とおんぶする。
香藤がよけると、青木はそのままヒザから崩れ落ちてまたも自爆。そのスキに香藤がフライングボディシザースドロップで二人にのしかかり、下になっていた世羅の肩がついて3カウント。まずは世羅が失格。
神姫楽がコーナーの香藤めがけて「シュシュ」のランニングポーズ。全員に「シュシュ」をうながす。
一応はそれぞれが「シュシュ」のポーズをするも、最初だけで、あとは神姫楽だけにやらせる。周りは拍手でひたすら「シュシュ」をうながす。
十分すぎる助走を付けた神姫楽が香藤めがけて突進したが、もちろん自爆。今度は神姫楽が全員からのトレイン攻撃を食らう。
そして全員で持ち上げてトップロープから落としにかかるも、神姫楽もエプロンでなんとか踏ん張る。
SAKIが花園をカンパーナで捕らえると、振った場所に夏が待ち構えて、股間に痛打させる。何度も打ち付けている間に、夏も悶絶し始める。レフェリーは夏と花園の両者に「ギブアップ?」と尋ねるがどちらも「ノー」のアピール。
各選手による落とし合いが続く中、18人目、網倉がリングへ入るも、いきなり1111の奇襲を浴びる。
ここから青木、香藤、網倉、神姫でタックルでぶつかり合う。最終的に、このタックル合戦は網倉の勝利となり、それぞれを吹っ飛ばす。19人目、櫻井がいきなり柳川にビッグブーツ。網倉がコーナーで1111を押さえ込んでおり、ここに櫻井が串刺しビッグブーツ。
ミサイルキックが一番後ろの網倉にヒットするも、まったくびくともせず。コーナーの1111に届くどころか、1ミリも動かず不発に終わる。
20人目、関口が夏へ奇襲をかける。そして、網倉、青木と3人による低空ドロップキックを浴びせる。
3人でのチーム・ホカクドウポーズを決めた。
21人目、満を持して、桜花が花道に姿を見せると同時に「オーッ!」。
網倉が関口をバックブリーカーに捕らえていたが、桜花は強引に関口へビッグブーツを浴びせて合体プレーに変化させる。さらに関口へビッグブーツからの「オーッ!」。しかし、この「オーッ!」を1111が阻止。怒った桜花は1111にダブルフェースバスターから「オーッ!」を決めた。
今度は1111を捕らえて、コーナーでスタンバイしていた米山&チェリーと、ゴキゲンBBA☆DXでの連携攻撃を狙ったがYuuRIが3人に突っ込んでカット。この勢いでコーナーに上っていたチェリーが場外転落して失格。
22人目、この時間差バトルロイヤルのトリを務めたのは宮崎。リングへ入ると同時に香藤を摑まえると、パワーで場外へ落として転落させ失格させる。いきなりのインパクトを見せつけると、今度は「はずかし固め、まずはだれだー!」とアピールする。
青木がSAKIをホイップ。すかさずSAKIが犠牲に。「はい、つぎー! どんどん来い」とアピール。米山、桜花がそれぞれ立候補したが、かける価値がないと判断され、放り投げられる。今度は神姫楽をはずかし固め。続く咲蘭には「おまえ未成年だからダメ」と年齢制限で却下される。続いて炎華には「おめえはしょんべんくせえ」と放り投げられる。続く関口には「オマエはこの間やった」とかけられず。続いての梅咲には一発ではずかし固めが決まったものの、青木がカット。
青木、狐伯が宮崎をコーナーに振り、トレイン攻撃。串刺しエルボーに行った網倉、櫻井がそれぞれ宮崎に場外へ落とされて失格。関口は串刺しエルボーのあと、自らコーナーに出てアームブリーカー狙いにいったが、宮崎にそのまま落とされて失格。
宮崎は八神をボディスラム。そして「裕子、布持ってこいー!」と布を要求。布をかぶせて「ミュージックスタート」。しかし、手を当てて布を宙に浮かせようとするが、八神は全く動かず。ブーイングが飛
ぶ。「蘭ちゃん?」と布から顔だけ出させて様子を確認。
「そしたらオマエがやるっていうのかー!」とまさかのシン・広田さくらばりに八神に転嫁し、マジックショーをさせることに。
桜花が寝そべると、まずは宮崎が布をかける。そして、夏が入場で着用していたサングラスを手渡す。八神は「ミュージックスタート!」とアピールすると、Mr.マリックのテーマが鳴り響く。手をかざすと布は宙に浮き始める。大成功となり、マジック終了後、布をはがして桜花とともに、ポージング。
これを見ていた1111が「私たちもやってー」と嘆願し、二人とも寝そべる。二人へ布をかけると、再びマリックのテーマ。布をかけられたまま、ほかの選手全員が柳川、神姫楽を持ち上げ、空中浮遊状態にさせると、そのまま場外へ落とし1111が失格。
ここで「スローモーション発令まで30秒」のアナウンス。各選手が攻撃をし合う中、カウントダウンからスローモーションに突入。スローの状態で狐伯にシャボン玉をかける花園。
通路で蹴り合う桜花とSAKI。テーブル席でブレーンバスターをかけようとする青木と阻止する炎華。咲蘭は宮崎にウラカンラナ。夏は股間ダンスを八神に繰り広げた。
スローモーション、終了。夏が狐伯に股間ダンスも、花園が局部にクラッカーを浴びせて阻止。
花園がコーナーへ上がる。SAKIを捕らえて、「よっしゃ行きますよー!」のアピール。SAKIが花園をエプロンへ放り出す。
エプロンにいたYuuRIと花園が落とし合いとなる。YuuRIが「行くぞー!」と後ろら助走を付けようとしたが、勢いついてしまい、そのまま場外へ転落してしまって失格。花園も心配して降りてしまい、失格。
桜花と米山のブーツ合戦は桜花がリーチの差でぶつける。桜花は「オーッ!」。その瞬間、米山がエビに丸めるも、そのままほかの選手から丸め込まれて、桜花、米山ともに失格。
梅咲、咲蘭が宮崎、狐伯へダブルコルバタ。宮崎、狐伯は場外転落。そのままダブルでそれぞれプランチャ狙いも、咲蘭はダイブ。梅咲は飛ぶふりをして、そのままリングへ着地して戻ったため、咲蘭のみが失格に。
これを見ていた宮崎は「今のはムカついた。だから夏を投げる」となぜか、怒りを夏に転嫁。そして、エプロンでのブレーンバスターで場外へ投げる荒技を見せる。豪快に場外へ放り投げたが、ほかの選手が総出で夏をキャッチ。そのまま「わっしょい!わっしょい!」と胴上げ状態で場外を1周して生還させる。
八神が「おい夏、さっきはよくもやってくれたな」とローキックを連打。ここからコーナーへの振り合いとなるも、夏が振り勝つ。ほかの選手が拒否する八神を無理やりコーナーに固定させると、夏がコーナーでリバウンドしてブロンコバスターへの儀式を見せる。
そして、ブロンコバスターから思い切り股間を何度もぶつけると、たまらず八神がギブアップして失格。
現時点で8人がリング上。あと1人脱落すると休憩となり、その後、後半戦へ突入する。
宮崎は「狙うのは狐伯だー」と狙いを定め、低空ドロップキック。俵返しからコーナーへ上がるも狐伯がカット。ここで炎華が狐伯のホイップで宮崎へ飛び乗って、雪崩式フランケンシュタイナー。別のコーナーから梅咲がミサイルキック。
SAKIと青木がダブルを狙ったが、宮崎はダブルラリアットで切り返す。夏のムチ攻撃には、奪い取って逆に打ち込む。ムチを奪って吠えていた宮崎を背後から炎華がジャパニーズレッグロールに捕らえ、ほかの選手も抑え込んで3カウント。炎華は宮崎からの大金星を挙げた。
ここで残り7人となり、いったん中断となる。残ったメンバーは狐伯、炎華、青木、梅咲、笹村、夏、SAKI。本来なら10分間の休憩なのだが、青木は「15分」を主張。夏が「間を取って13分!」と申し入れるも二上会長に却下され、予定通り10分間の休憩となった。
・インフォメ
急遽、二上会長と立野記代さんがリング上へ、。「青木が15分とうるさいのでインフォメーションを入れます」と、大会の告知へ。
ここで「山崎五紀&立野記代還暦記念、JBエンジェルス結成40周年記念興行」が12月1日、午後7時から新宿FACEにて開催されることが発表された。同大会は立野からの依頼により、wave仕切りにて行われ、この日からチケットも発売開始された。
当日は、バトルロイヤルが行われることが明かされ、第一弾参加選手としてジャガー横田、ダンプ松本、クレーン・ユウ、堀田祐美子、アジャコング、井上貴子、井上京子、伊藤薫、渡辺智子が発表された。二上会長によると「バリバリの現役選手も何名か出る予定」とのこと。そのカードやメンバーは後日発表。また、バトルロイヤルにはJBエンジェルスも登場予定。「いま、ちょっと練習してるんですけど、すぐケガをします。ちょっと包帯しています。あと、2か月、間に合うかな?」(立野)とPRした。
10分なのか、15分なのかの休憩後、7人による後半戦へと突入。ここからはOTTは採用されず、7WAYマッチとして行われる。まずは勝ち残った7選手が次々と登場。ここでゴングが鳴り、試合再開される。まずは狐伯が集中攻撃に遭い、6人からトレイン攻撃を浴びる。
攻撃を受ける。ここから7人が入り乱れて、それぞれが攻撃する。次々と場外へ落ちていくなか、最後にリングに残った狐伯がプランチャ。さらに、梅咲もリングへ戻ると、「みんな起きろー!」と叫んでからのプランチャを敢行する。
リングへ戻った梅咲は笹村とエルボー合戦。
梅咲が連打で最後に強烈な一打を決める。突進すると、笹村はキューティースペシャルで投げる。今度は笹村が突進。これに梅咲がブレーンバスター。トップロープへ上る。笹村が迎撃でコーナーに上がり、ヘッドバット。青木も駆け上がり、笹村と2人でダブルでの雪崩式ブレーンバスターを決めた。
SAKIと夏がビッグブーツとイナヅマエルボー(エルボーの際、『イナヅマー』と叫ぶだけ)合戦。
夏が「イナヅマイナヅマイナヅマ」と連打する。SAKIはビッグブーツで蹴り返すと、夏がイナヅマレッグラリアットをヒットさせる。
狐伯が夏にミサイルキック。青木が狐伯へラリアット。笹村も狐伯へダイビングフットスタンプを見舞った。着地した瞬間を梅咲がマヒストラルで丸め込み、笹村が失格。
SAKIが梅咲をカンパーナの体勢に取る。再び、夏が自らの股間を持って行き、梅咲の顔面へ打ち付ける。
むせる梅咲。夏も股間を押さえ、ダメージが深そう。SAKIがコーナーへ投げるも、これを切り返した梅咲が串刺しドロップキック。炎華も続いて串刺しドロップキック。そしてあめきゅん連携である跳び箱式ドロップキックを決める。
梅咲がブレーンバスター狙い。夏がカット。SAKIがブレーンバスターで投げようとすると、梅咲が空中で切り返す。そのまま、炎華がジャックナイフ固めで丸め込んでSAKIが失格。続いて、夏のムチを狐伯が防ぐとブレーンバスター。
さらにはボディプレス。続けて青木もボディプレス。炎華がフットスタンプ。梅咲は炎華へドロップキックを放ちながら、夏の体に倒れ込み、そのままフォールもカウント2。梅咲が起こそうとした瞬間、夏が丸め込んで3カウントで梅咲が退場。すかさず、青木がラリアットで夏を3カウントで仕留め、夏も退場となる。
残りは青木、狐伯、炎華の3人に絞られた。青木が狐伯と炎華に一人かわず落とし&DDTでたたきつける。
青木が炎華の背後へニーを浴びせ、ブレーンバスターホールドも2カウント。
狐伯がすかさず、炎華の背後へ低空ジャンピングニーも2カウント。さらにそうまとうからフォールも青木がカット。
青木と狐伯がエルボー合戦。青木がリストロックエルボー。狐伯がエルボーから至近距離での低空ジャンピングニー。青木が投げっぱなしジャーマンからラリアット、2カウント。
トップロープに上ると、その背後から炎華が忍び寄り、狐伯をジャパニーズレッグロールクラッチで丸め込んで仕留める。ここでRegina王者の狐伯が失格。
最後に残ったのは炎華と青木。炎華がコルバタからの低空ドロップキック。ミサイルキック、STF。しかし、青木が体を入れ替えて強引に丸め込むもカウント2。ふたたび炎華がSTF。青木がロープに逃れる。
青木がDDTからトラースキックを放つと、ダブルダウン。
両者が立ち上がり、エルボー合戦。炎華が連打。これに対して、青木がエビ固め、2カウント炎華がジャパニーズレッグロールクラッチも2。
青木が体落とし、2カウント。ラリアットも2カウント。粘る炎華だが、ダイビングボディプレスでついに止めを刺した。
トータルタイムは1時間6分33秒となった。
青木「勝ったぞー! ありがとう、(場内の『青木』コールに)まだ『青木』コールは11月2日に取っておいてくれよー。Reginaチャレンジ、総勢何人もいて、勝ち上がったということは、知力、体力、プロレス脳、すべてにおいて、私が頂点と言うことだ、私がReginaに一番近いよな。最後から3番目にいなくなった狐伯よお」
狐伯「青木はReginaに一番近いだけだ」
青木「ありがとう、狐伯。ひひひ。狐伯のこと、ほんとうに、気が狂いそうなくらい、嫉妬する相手だから…その狐伯からRegina取ったら、一番気持ちいいだろうなー。ここにいる全員、全員、絶対来いよ、後楽園、友達5人でも、10人でも連れて来いよ。後楽園満員にするぞー!」
その後、二上会長からお知らせ。
「炎華さん、今日取るかと思ったよ。よく頑張りましたよ。ねえ、お客さん、すごかったよねえ(賞賛の拍手)。ちょっといろいろ複数日程を出した中の一つに後楽園とか10月、11月と、ブッキングした人がいまして、この間流れたそんちかはブッキングされているんです。今決まっているウチの日程でハロウィンに呼ぶのは嫌なんで、ホールでやりますか。Reginaあかんかったしな。ホールでやろうか。あなたのパートナーも見つけておいてください。ホンマにけがせんといてくださいね。以上です」
こうして、11・2後楽園で炎華組対そんちかが決定。そしてその日、青木が挑戦者として狐伯の目の前に立つ。最後は青木による「これがwaveだー!!」にてエンディングとなった。
・バックステージ
青木「狐伯がチャンピオンになって、挑戦者、防衛戦、狐伯世代とやるって言って、2018年組かー。と思ったら、狐伯の一個下、一個上も狐伯世代と言ってましたけど、言ってたにしては、青木の名前が全然出てこなくて、面白くないなーと思っていて、私はこれでも狐伯のこと、いいやつだと思っているんですよ。あいつ、努力して努力して努力して、いつ見ても身体能力、プロレス脳も素晴らしい。あいつがチャンピオンになるのには、ずっと納得している。けど! じゃあ、なんで青木のこと選ばないんだと思ったらムカつきましたから、レジーナチャレンジ取ったということは私が一番ふさわしい挑戦者ということでしょう。(1時間6分戦い抜いたことについて)ふざけんじゃねーよって感じですよね。休憩15分取れって言ったら絶対10分しかダメって言われるし(苦笑)。なんだと思ってるんだ。お客さんにもまだやれるだろうって。1時間6分戦えるかっていうの、ふざけんなって(笑)。(狐伯のことを『嫉妬するくらいの相手』と言われていましたけど、それだけ意識する?)しますね。狐伯のことを借りれば、狐伯世代のなかでも、ベルトも持って、勢いもあって、それが見える。けど、負ける気もしない。(11月2日挑戦への意気込みを)私、2017年デビュー、デビュー9年目、プロレスが楽しくて仕方ないです。毎日毎日、プロレスのことを考えてどうしたらもっといい試合ができるかな、どうやったらもっと青木のこと、わかるかなって考えて考えてそれを実践するのが本当に楽しいので、いまの青木なら絶対シングル巻けると思います。こんな髪の毛が取れちゃうくらい激しい試合をやりましたから。11月2日、見ておいてください。この青木がRegina巻く姿を。絶対シングル取ってやるよ、見とけ!」
2025.09.23
「itswave 〜Sep.」
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日時
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9月23日 火曜日・祝日
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観衆
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80人※満員
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場所
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アミスタ
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1,wave OF waves(15分1本勝負)
狐伯(10分26秒、片エビ固め) 咲蘭
※フロッグスプラッシュ。
waveのアミスタ大会はテーマ曲が鳴ると、誰と誰の試合かがわかる仕組み。
今大会もまた、それに沿って大会が進行される。また、テーマ曲が鳴ると、観客は「オオーッ!」とどよめきの声を挙げる。この光景もまた、アミスタではおなじみの光景である。
試合前の前説では、10・1新宿大会で行われる「Reginaチャレンジ」に本間、妹加の二人以外は、本日の出場選手はすべて参戦することが明かされた。
前説の後、テーマ曲が鳴って、第1試合が幕開け。まずは、咲蘭の曲がかかると、観客は「オオーッ!」というどよめきから、手拍子でお迎え。続いては狐伯が登場。オープニングマッチは「wave OF waves」と題され、所属選手によるシングル対決となった。
まずは、ロックアップから狐伯が強引に振り切る。咲蘭はマットを叩いて再度、力比べに挑む。これもまた振り切られる。狐伯がロープに押し込むと、咲蘭が体を入れ替え、エルボーを連打。狐伯の腕を摑まえると、コーナーを使ってのアームホイップからドロップキック。そして、両手を踏んづけると、フットスタンプを降下させる。これは狐伯が手を引いて空振りとなる。
狐伯がエルボー。「来いよー!」と両腕を広げて迎え入れると、エルボーの打ち合いに。咲蘭が吠えてから連打すると、狐伯は旋回しながらのボディスラムに切り返す。
キャメルクラッチに行くも、咲蘭が手に噛みつく。咄嗟に手を引いた狐伯が「痛すぎる、クソガキ」とボディスラム。エプロンからのサマーソルト、ライオンサルトへと続く。今度は逆エビへ。咲蘭が耐えながら、ロープへにじり寄る。
狐伯は「一発行くぞー!」のアピールから低空ドロップキック。再度、逆片エビに取る。咲蘭は耐えながら、必死にロープを掴んだ。
咲蘭はロープにもたれると、狐伯は低空ドロップキックが飛んだが自爆。咲蘭が逆にドロップキックを放つと、狐伯が場外転落。咲蘭はコーナーからプランチャで場外ダイブ!
リングに戻り、ミサイルキック。2カウント。咲蘭が「挙げるぞー!」とアピールするが、持ち上げられず。ならばと、狐伯の背後から飛びつきの腕ひしぎを狙ったが、決める前にロープへ逃れられる。
咲蘭がストンピングを連打。エルボーを放つと、狐伯もお返し。「なめんなー!」と負けずに打ち込むと、狐伯は左のエルボーで打ち返す。さらに打ち合いが続き、狐伯が突進すると咲蘭はドロップキック。再び、狐伯が突進するも、咲蘭はエプロ
ンへ回避。ここからスワンダイブのボディアタック。そして。ようやくボディスラムを成功させる。
続けて、飛びついての変形ギロチン。これに対して、狐伯はロケットニーを打ち込む。咲蘭は狐伯の肩に飛び乗ると、高角度の回転エビ固め。2カウント。さらにカサドーラ式フットスタンプから、その場飛びのフットスタンプ。
狐伯はパケーテで咲蘭の動きを止めると、低空ドロップキック。2カウント。旋回式ブレーンバスターも2カウント。咲蘭をリング中央にセットしてコーナーに上がると、フロッグスプラッシュでトドメを刺した。
2,BAN×wave(30分)
◯YuuRI vs 桜花由美 vs SAKIvs花園桃花 vs 網倉理奈 vs 櫻井裕子●
(16分28秒、レッドカード)
※1人残りでYuuRIの勝利。
【退場順】
①桜花●(11分25秒、レッドカード)
②網倉●(12分05秒、レッドカード)
③SAKI●(14分57秒、反則負け)
※レフェリー暴行
④花園●(16分20秒、レッドカード)
⑤櫻井●(16分28秒、レッドカード)
※6WAYマッチ、イリミネーションルール採用。通常のプロレスルールの決着に加え、各選手に1つずつ禁止事項が与えられ禁止事項1回でイエローカード、2回でレッドカードで失格となる特別ルール。
【禁止事項】
◎桜花由美⋯「オー!」禁止
◎SAKI⋯チョキ禁止
◎櫻井裕子⋯裕子ロケット禁止
◎網倉理奈⋯大声禁止
◎YuuRI⋯変な動き禁止
◎花園桃花⋯失敗禁止
各選手がテーマ曲とともに登場し、誰が試合をするか明らかになっていく。最後に入場の桜花はリングインと同時に、恒例の「オーッ!」。こうして全員が入場となり、ルール説明へ。6人の選手が同時に試合を行う6WAY形式。さらに各選手にそれぞれ禁止事項が言い渡され、1回破るとイエローカード、2回破るとレッドカードで失格となる。またイリミネーションルールにより、負け抜けとなり、最後に勝ち残った選手が勝者となる。禁止事項は次の通り。
桜花=「オーッ!」
櫻井=裕子ロケット
網倉=大声
SAKI=チョキ
花園=失敗
YuuRI=変な動き
試合に先立ち、網倉が「よろしくお願いしまーす!」といつもの調子で大声であいさつしたものの、いきなりイエローカード。レフェリーいわく「これはおっきい声だよ。これよりは小さく。目安にして」と注意を与える。
試合開始。いきなり、全員が桜花へ集中攻撃。5人がかりのストンピングからトレイン攻撃へ。各選手とも攻撃の後に「オーッ!」の雄たけびを入れる。トレイン攻撃の後、最後に5人が輪になって一斉に「オーッ!」。
怒った桜花は5人それぞれにエルボーを連打。しかし、ここで全員を蹴散らしたあとに何も言えず。観客が「オオオオオー」(⤴)と先導するも、拳を挙げたくなるのを必死にこらえる。桜花は「花園、私を騎馬戦しろ!」とYuuRIともども要求。
この要求に戸惑いながらも、花園、YuuRIが騎馬を作る。いっぽう、反対側は網倉がSAKI、櫻井の騎馬の上に乗る。
桜花、網倉が上に乗り騎馬戦が開始。桜花がエルボーを連打し、圧倒的な強さで網倉を落とすと、花園、YuuRIと3人で歓喜の「オーッ!」。思わず、桜花が拳を挙げてしまい、イエローカード。
今度は各選手が数珠つなぎの首4の字。最後に残った網倉が逆エビへ取る。全選手がひっくり返るも、先頭にいたYuuRIがロープへ。
網倉がYuuRIへサイレントでのワー!プレス。YuuRIが立ち上がると、エルボー。
そして網倉へ「来いー!」とアピール。「ア~」とかすれ声でチョップを返す。再びYuuRIがエルボーを放ち、「声出せ!」と挑発。しかし網倉は「オラ~」と小声でチョップ。それでもYuuRIが「来いよ、声出せ!」とエルボーを連打するこの挑発に網倉は「ワ~」と小声でチョップを連打。しかし、声が小さいため、いまいち迫力不足。
それでもカナディアンバックブリーカーで振り回す。YuuRIが暴れて着地する。網倉&櫻井がクロスラインを狙ったが、YuuRIはダブルのフライングネックブリーカーで切り返す。2カウント。
YuuRIがロープへ走ると、背後から櫻井が蹴りでカット。ここでCOLORSによるイロトリドリがスタート。決めゼリフの「ウイ・アー・カラーズ」では、網倉だけ声が小声に。
今度はCOLORSによるトレイン攻撃。YuuRIがよけ、SAKI、YuuRIと鉢合わせ状態になり、ここから4人によるエストレージャを組む。エストレージャはこの輪の中央に飛びつきの丸め込みが決まって完成形となるので、桜花が花園を呼び込む。花園は思い切って飛び込んだが、桜花の前で墜落して失敗し、イエローカード。桜花が花園へ串刺しブーツを放とうとするも他の選手に助走でカットされる。
コーナーの花園は桜花の首を掴むと、「よっしゃ、行きますよー!」とアピール。しかし、毎回失敗ばかりしているこの技、レッドカードが出るかと思われた。桜花は余裕でブレーンバスターに取るが、これをなんと首固めで切り返し、失敗ならず。
花園は「2018年組、あれやろう。これは裕子ロケットではない。2018年組ロケットだ」と、網倉が櫻井をバックに捕らえて、そこから花園がミサイルキックを放つ作戦に出る。
そう思わせたが、「なんちゃって、裕子ロケットー!」と、放つ瞬間、網倉がよけて裕子ロケットに。これで櫻井にイエローカード。
桜花とSAKIが櫻井へダブルでブレーンバスター狙い。こらえた櫻井がSAKIにビッグブーツ。
SAKIが桜花にビッグブーツ。桜花が櫻井にビッグブーツを放ち、ここからブーツ合戦が続く。
今度は櫻井がSAKIへチョキパンチから「セーフ!」のポーズ。桜花もSAKIへチョキパンチ。しかし、「セーフ!」のポーズへ移行しようとすると、SAKIがビッグブーツを浴びせて未遂に。SAKIは「グーだろ!」。
桜花はSAKIに串刺しブーツ。「オーッ!」はできず。さらにランニングブーツも「オーッ!」をこらえる。
網倉と花園は桜花にクロスライン狙い。これをかわした桜花がダブルのフェースバスター。
ついに耐えきれず「オーッ!」を発令し失格。桜花は思わず「気持ちいいー!」と感情を爆発させる。
網倉は残った選手に小声でチョップを放つ。しかし、残りの4人から腕と足をそれぞれ捕らえられ、関節技を食らうと、思わず「ギブしないー!」と絶叫。声の大きさがレッドカードとなり、失格。
残るは4人。3人がSAKIへ集中攻撃。トレイン攻撃を狙ったが、SAKIはそれぞれにボディスラムで切り返す
花園がSAKIへ「ちょっと待て、じゃんけんしよう。私が負けたらなんでも言うこと聞く。
SAKIが負けたらなんでも言うこと聞いて」と提案する。SAKIは「いいよ」と承諾すると、「じゃあ、負けたらおっぱいを出せ」と仰天要求。当然ながら、拒否するSAKIだが、花園は「おっぱい」コールを先導。さらに「おっぱい行くぞー!」と拳を挙げる。そして、「か
わいそうやから私パーを出す。チョキだしたら勝てるね」とSAKIにヒントを出す。
再び「おっぱい行くぞー!」とアピールし、じゃんけんの瞬間、SAKIがどてっ腹にグーパンチ。レフェリーがチェックしようとすると、グーのアピール。怒りに任せて、YuuRI、櫻井、そして、レフェリーにもグーパンチ。
さすがにレフェリーも黙っておらず、「SAKI、反則負けだから!」とレフェリー暴行で反則負けとなる。
残りはYuuRI、網倉、櫻井。「イエローカード1枚しか出てないぜ!」とYuuRIが突進も櫻井、花園がダブルのカウンターキックで返す。ロープへもたれたYuuRIに櫻井がランニング
ブーツ。花園が低空ドロップキック。
花園がコーナーに上がるが、YuuRIが振られても、スイングDDTへ行けず。櫻井が振られるも、失敗で負けとなるので、スイングにいけない。櫻井を振り払うと、「裕子ロケットだー」
とコーナーからミサイルキックで飛ぶも失敗。2度目の失敗となり、花園が失格。さらにこの間にYuuRIがコーナーから櫻井に、裕子ロケットを決めてYuuRIが優勝した。
試合後はYuuRIが歓喜の「オーッ!」を連発し、ご満悦の表情でリングを降りた。
3,スクランブルwave(20分1本勝負)
◯青木いつ希&関口翔 (15分53秒、エビ固め)梅咲遥&炎華●
※ラリアット。
まずはあめきゅんが恒例のキレッキレダンス。これに対して、青木、関口もダンスで対抗する。梅咲の握手に対して青木は「よろしくお願いしまーす」の絶叫ボイス。
先発は炎華と関口でスタート。
ロックアップから、炎華がロープを使っての1回転で切り返す。炎華がコルバタからドロップキック。梅咲も飛び出し、トレイン攻撃。さらに梅咲を踏み台にしてのドロップキック。炎華と梅咲が関口を磔にして「あめきゅん行くぞー!」とアピール。なぜかアピールの間、青木が真ん中に割って入る。「ばかたれ、コラー!」と青木は、手でハートを作り、あめきゅんポーズで炎華を殴打。
さらに関口もハートを作り、二人で殴打。ダブルの低空ドロップキックから二人が手にハートを作り、ポーズを取る。関口は「俺たちがあめきゅんだー!」とアピール。さらに炎華を磔すると、背後からドロップキックを放つ。2カウント。
青木が「あめきゅん、行くそー!」とストンピングを連打。ヘアホイップから、コーナーで踏みつけながら、手でハートを作ってのあめきゅんポーズ。まさかの逆「あめきゅん」コールが起きる。
さらに、「あめきゅんあたーっく」と手のハートマークを炎華にぶつける。「あめきゅん、いったれー」と関口にタッチ。関口が低空ドロップキックから「オーッ!」。
青木は炎華に「ニセモン、こら」とエプロンから檄を飛ばす。関口がロープに振ると、炎華はブーメランアタックで返す。タッチした梅咲がドロップキック。カバーも青木がカット。
青木が「かけきゅん、行くぞー!」と関口へ指示。ダブルでの手をハートにしてのあめきゅんアタック。二人でロープに振るも、梅咲がダブルのドロップキック。さらにダブルのフライングネックブリーカーで二人まとめて吹っ飛ばす。梅咲が「あめきゅんいくぞー!」とアピールも、関口がグーパンチの連打から鼻フックで流れを取り戻す。
関口は自らロープに走ると、梅咲は追走ドロップキック。さらに低空顔面ドロップキック、ブレーンバスター。2カウント。
梅咲がトップロープにのぼるも、青木がカット。関口がデッドリードライブ。低空ドロップキック。2カウント。さらにワキ固めもロープブレイク。ならばと、ミサイルキック。2カウント。
代わった青木がニードロップを落とす。エルボーを放ち、「連発来いよオラー」と挑発。梅咲は重い一発を決める。青木も重い一発でお返し。
今度はエルボー合戦。青木は「盛り上がっていきましょうー!」とメッセージを放ってからエルボーを打つ。もう一発打とうとすると、梅咲がかわしてドロップキック。
炎華も入って、トレイン攻撃を狙うも、青木が切り返し、一人で二人まとめてDDT&体落とし。
青木が梅咲を持ち上げようとするも阻止される。梅咲がエルボーからフィッシャーマンズスープレックス。2カウント。
炎華がタッチとともにミサイルキック。梅咲も反対側のコーナーからミサイルキック。炎華がさらにミサイルキック。2カウント。
炎華がSTF。関口がカット。エルボーを連打するも、青木がバックにまわり押し出すと、エプロンで待ち構えていた関口がスタナーを放つ。
洗濯機攻撃からダブルのロー&トラースキック。2カウント。青木がラリアット。2カウント。
今度は青木と炎華による丸め込み合戦。梅咲がマヒストラルでアシストしてから、炎華もマヒストラル。2カウント。
炎華と梅咲が青木と関口を鉢合わせ。このスキに炎華は青木へジャパニーズレッグロールクラッチで丸めたが、2カウント。
炎華がエルボーを連打も青木が大外刈りからトラースキック。2カウント。
青木は自ら対角線に走って、弾みを付けてのラリアットで止めを刺した。
4,DUALSHOCK WAVE2025トーナメントWAVE認定タッグ選手権
(30分1本勝負)
《第39代王者》尾﨑妹加&◯本間多恵(12分26秒、レフェリーストップ) 宮崎有妃●&世羅りさ《挑戦者》
※三角絞め。第39代王者組が3度目の防衛に成功。9.28大阪・176BOX大会にてDUALSHOCK WAVE2025トーナメント決勝戦/WAVE認定タッグ選手権
《王者》尾﨑妹加&本間多恵 vs SAKI&水森由菜《挑戦者》が決定。
本間&妹加の要求により、トーナメント戦はすべてタイトルをかけることとなったSPiCEAP。
トーナメント本線でありながら、タイトルマッチとして行われることとなった。また、この試合に勝利したチームが王者組として、トーナメント決勝に勝ちあがる。
まずは「Smoke On The Water」に乗って、挑戦者組・HDWが登場。続いて王者組のSPiCEAPが登場。妹加が本間を抱え上げるおなじみのポーズを披露。
いきなりHDWが奇襲攻撃で試合開始。場外では世羅が机を持ち出すと、リング下にセッティング。宮崎がコーナーに上り、机ダイブを狙うも妹加がカット。さらに場外戦が続き、本間が序盤からプランチャで飛ぶ。
そして宮崎、世羅を捕らえてリングに上がると、SPiCEAPによるダブルの磔から、「オーッ!」を3連発。さらにそれぞれ、背中へニーを当てる。妹加は宮崎へキャメルクラッチ。本間がロープを何往復もしてのドロップキックでアシスト。
妹加がラリアット。宮崎は倒れず。宮崎のラリアット、妹加のラリアットとともに打ち合うも、どちらも倒れず。今度は両者による打ち合いとなるも、5度に渡り互角。いったん、間合いを取り、もう一度、やり合う。4度に渡って打ち合ったが、やはり互角の勝負に。妹加がコーナーに振ると、宮崎がラリアットでついに倒すことに成功。
世羅にタッチ。世羅がエルボー。妹加もエルボーで返す。世羅が追走のヒザを打ち込むも、足を引きずる。やはりヒザが痛む。それでも妹加の突進にはエルボーを放つ。
妹加がショルダータックルからセントーン。2カウント。
本間が串刺しエルボーからドロップキックを狙う。世羅が顔をガードすると、フェイントし、「バーカ」と叫んでから時間差のドロップキック。そしてアキレス腱固めにとらえると、ブーイングが飛ぶ。世羅がロープに逃れるも、今度はヒザを踏みつけると大ブーイングへ。スタンディングのエルボー合戦。本間が低空ドロップキックをヒザに当てると大ブーイング。さらに裏アキレス腱固めを決める。このピンチに宮崎が竹刀を場外から放り投げる。世羅が竹刀でカット。
本間が串刺しエルボーを狙うも、世羅がかわして自爆。宮崎がラリアットで本間にダメージを与える。その間に、世羅がコーナーに上がる。妹加がカット。本間が世羅にコードブレーカー、妹加のセントーン。そして本間が丸め込んだが2カウント。
世羅はセラリズムバスターでピンチを脱出する。2カウント。ようやく宮崎にタッチ。
宮崎が串刺しラリアット、えびす落とし、2カウント。宮崎が抱えるも本間が着地。リストロックDDTからワキ固め。カットに来た世羅を妹加がアルゼンチンバックブリーカーで振り回す。宮崎がロープになんとか逃れる。
本間はタイガースープレックス狙いも宮崎は正面から目つき。妹加が追走ラリアットでカット。合体619からカバーも2カウント。
本間は「マイカー!」と指示すると、妹加がコーナーに。背後から世羅が竹刀でカット。ひるんだスキに宮崎が雪崩式ブレーンバスター、2カウント。
世羅に「絶対押さえとけよー!」と指示してのゴンゾボム。2カウント。宮崎が持ち上げるも、本間が丸め込む。世羅が竹刀でカット。
宮崎が外道クラッチへ。世羅の竹刀を奪った妹加が殴打してカット。宮崎が妹加にラリアットを放ち分断する。本間が飛びつき腕ひしぎを決めるも、宮崎が片腕で持ち上げる。妹加が背後からラリアット。
これで宮崎が崩れ落ちると、本間が腕ひしぎで絞り込み、宮崎の顔面から血の気が引いていく。そしてついに目をつぶりだし、レフェリーがストップをかけた。
これにより、王者組が見事、防衛を果たすと同時に、トーナメント次戦も勝ち上がり。決勝のカードは本間、妹加対水森、SAKI戦となった。
本間がマイクを持つ。
「妹加、勝ったよー!次、本間にとって最後のwave大阪です。最後です。そこで、妹加と一緒に、この大好きな、大大大好きなタッグベルトを巻いて試合ができること、そして、相手、SAKI、ゆなもん。お二人と大阪で戦えるんですね。とっっっても楽しみです」
SAKIがリング上へ。
本間「なにか一言いただけますか」
SAKI「ひとことでびびらせます。私そのベルトに挑戦して巻けなかったことあまりありません。私挑戦し
たら取るもん、そのベルト。私も大大大好きなそのベルト、くださいー」
本間「あげません-。今日も死ぬ気で防衛したんで、大阪も二人で死ぬ気で防衛して優勝します」
ここで握手をかわしている間に狐伯がリングイン。
狐伯「すいません、私からも。お取込み中。あ、みなさん(本間、妹加、SAKI)には関係ありません。
すいません。宮崎さん! 狐伯、この前の静岡でこのベルト駆けてタイトルマッチやりたいって言ったんですけど、10月1日に『Reginaチャレンジ』があります。私は宮崎さんが優勝するとは思えません。毎回、毎回、本当に毎回、大事なところで、最後の最後でふざけちゃう。そんな宮崎さんが優勝とは思えないので、『Reginaチャレンジ』の前、9月28日、大阪でReginaかけての最後になるかもしれないシングルマッチやりませんか?」
宮崎「あのねえ、今私ねえ、ちょっと状況がちゃんと呑み込めていないんだけど…今、私は落ちて負けたと。ビックリしてんのよ。起きたら試合が終わってて、熱いマイクやってて、私負けたの?って。そうか、最後になるかもしれないし、そうじゃないかもしれない。でも、そんなにベルトかけて戦うことができるとは思ってない。狐伯がチャンピオンで私が挑戦者、最初で最後のチャンピオンシップ、今日負けたけど、勝つ気でしかないから。引きずり下ろすつもりでいくからよろしくお願いします」
狐伯「ありがとうございます。お騒がせしました」
本間「いま、私もマイク聞いてて思ったんですけど、もしかしたら私、宮崎さんと戦えるのは今日が最後だったかもしれないんですね。最後に、めちゃくちゃお世話になった先輩から勝つことができて、めちゃめちゃうれしいです。私の中で宮崎有妃は最強なんです。なので、28日、私たちはタッグのベルトを防衛します。だから28日、宮崎さんのReginaの姿見せてください。本当にありがとうございます。世羅…
世羅はいないけど、たぶん、まだカード発表されていたのもあるんで、戦うんでね、ヒザお大事に。じゃあ、最後勝ったんで、ボロボロですけど、SPiCEAPしめていいですか」
こうして今大会はSPiCEAPの「これがwaveだー!」で締めくくりとなった。
2025.09.20
『YOKOHAMA WAVE〜JAN~25』
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日時
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9月20日 土曜日
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観衆
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180人※超満員札止め
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場所
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横浜ラジアント
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<b>1,YOKOHAMA・チャレンジwave(15分1本勝負)
◯笹村あやめ (9分53秒、ブロックバスターホールド) 咲蘭●
waveが久々の横浜大会。
そのオープニングを飾るのは咲蘭と笹村の一騎打ち。
まずはグラウンドの攻防から、咲蘭がカニ挟みでこかすと、両手へフットスタンプ。
笹村が「やめなさいー」と必死に抵抗する。
そして、方向を変えて再び、フットスタンプ。笹村がボディスラムで流れを変える。
「お返しじゃー」と同じように両手にフットスタンプを降下させると場内からブーイング。
気にせず、コーナーで足での顔面踏みつけから、ボディスラム。
さらにリング中央に持って行き、逆片エビ固めに取る。
リング中央で咲蘭がエルボーを放つと笹村は両腕を広げて、「来い来い来い」続けて、コーナーに振ると、咲蘭がブーメランアタックで切り返す。すかさず咲蘭がワキ固めに取る。
笹村がロープへ逃れると、今度は619。2カウント。
咲蘭がコーナーに上るも、笹村が抱え上げてのブレーンバスター。
咲蘭がエルボーを打ち込んでやり返すと、笹村は「泣いてんじゃねえ。来い来い来い」と挑発する。この言葉に呼応した咲蘭は、「舐めんじゃねー」とエルボーを連打する。
「もっともっともっと」と挑発する笹村。咲蘭がエルボーを連打すると、きっちり受け止めた後、重いエルボー一発で吹っ飛ばす。
笹村が突進すると、咲蘭は丸め込み式のフットスタンプ。さらにフットスタンプを連打で投下する。
この後、咲蘭が丸め込みを連発するが、カウント2。続けて、低空ドロップキックからその場飛びのフットスタンプ。
しかし、ダイビングフットスタンプは自爆。
笹村はエルボーを叩き込むも2カウント。最後はブロックバスターホールドで3カウントを奪った。
まずはあめきゅんがキッズクラブへ奇襲。狐伯を捕らえると、ダブルのドロップキックから磔に取り、「あめきゅん最高ー!」とポーズを取る。
しかし、場外の花園が炎華の足を引くと、狐伯が「てめえ、かわいいからって調子に乗ってるんじゃねえぞ」とボディスラムからエプロン越えのサマーソルトドロップ。そしてライオンサルト、ドロップキックを放つ。
花園が、コーナーから「ダブル行くぞダブル」と指示を送る。狐伯がタッチ。花園は狐伯に肩車。このまま突進するも、梅咲がカット。
もろくも崩れ落ちる。
花園は急にマウントパンチでラフプレー。「せっかくのアレ(肩車)がー」と荒れる。
ボディスラムを放つと、観客から「もう一回」コール。これに応えて二発、三発と投げつける。
さらに「もう一回」コールが飛ぶも、四発目を投げた時点で、さすがに疲れてそのままカバーするが2カウント。
今度は何度もカバーに乗るがいずれも2カウント。
花園は「終わりにしてもいいですか」とロープに振るが、炎華が方向を変えてのドロップキックでピンチを脱し、梅咲へタッチ。
梅咲がすかさず攻撃しようとすると花園は突然、泣き出す。
場内からの「あやまれ」コールに、梅咲は「ウソ泣きするなー」とストンピング。
今度は花園が目つき。すると、梅咲が泣きだすと、ガン無視してドロップキック。すると、花園に大ブーイング。
花園が狐伯に「ダブル行こうダブル」と指示。再び、肩車をセッティング。このまま突進するも、炎華がカット。大ブーイングが飛ぶ。
気にせず、あめきゅんが狐伯へトレイン攻撃。そして梅咲が四つん這いになり、炎華が踏み台にしてのドロップキック。
炎華がコーナーへ飛ばしたが、狐伯がブーメランアタックで切り返す。
ここで、狐伯が花園を呼び込む。二人が炎華、梅咲へそれぞれ走り込もうとするが、なぜかぶつかり合って攻撃できず。
逆にあめきゅんが花園、狐伯にそれぞれドロップキックを放つ。
炎華がダイビングボディアタック、2カウント。側転エルボー、ドロップキック。
これに対して、狐伯がエルボーで流れを変えて、ロケットニー。タッチすると、またも花園がダブルを指示。観客が「肩車」コールで扇動。肩車をセットすると、今度は梅咲がエプロンからコーナー上の狐伯をカット。
花園と分離してしまう。すかさず炎華が花園を回転エビ。カウント2。ここから花園、炎華の丸め込み合戦へと続き、梅咲、狐伯とも加勢に入り、長々とカウント2のラリーが続く。
あめきゅんが花園を捕らえ、梅咲のボディスラムから炎華が丸め込むが2カウント。ここで狐伯があめきゅんへ片足づつ当てるダブルのミサイルキックで花園をアシスト。
花園がジャックナイフ固めから、さらに狐伯がジャックナイフで固める連携も2カウント。
炎華が花園を逆さ押さえ込み。間違えて狐伯がからこの体勢からジャックナイフ固めを決めてしまい、花園はなんとか2カウントで返す。
言い争いの間に梅咲、炎華が割って入る。ダブルを狙うも切り返され、逆にダブルの低空ドロップキックを浴びる。狐伯が炎華にブレーンバスター。花園が上っているコーナーとは別方向に投げたため、「なんでそっちなんだよ」と近くのコーナーに移動してのダイビングフットスタンプ。狐伯もフロッグスプラッシュで続く。
狐伯がカバーに行こうとするが、花園が「私がやる。オマエは信じられない」とタッチを要求。
狐伯が「私もだよ」と言い返しながら、しぶしぶタッチすると、肩車をセッティング。狐伯は「今度は絶対だよ」と上に乗る。
リング中央あたりまで、突進したものの、炎華がバックにまわり、そこからタイムマシンにのってを決めて3カウントが入った。
3,YOKOHAMA・スクランブルwave(20分1本勝負)
◯桜花由美&櫻井裕子 (16分38秒、片エビ固め) 夏すみれ&香藤満月●
※ビックブーツ
桜花は入場すると、客席へ向けて「オーッ!」を決める。これを見た香藤も「オーッ!」。
夏も「オーッ!」を決め、「気持ちいい、なにこれー」と漏らす。桜花は「真似してんじゃねえよ」。
香藤は「お願いします。自分から行きまーす!」と夏に対しての大声シャウト。これに対して、桜花も「行くよ」と先発を買って出る。
ロックアップで香藤が押し込み、大声で「ブレーク!」と絶叫。桜花は体落とし。2カウント。
櫻井を呼び込むと、ツープラントのカウンターキックから各方向へダブルの「オーッ!」。続けてボディスラムを狙うも、逆に香藤がボディスラム。そして、桜花に全体重を乗せて踏みつける。
続けて、桜花を反対側に転がし、「夏さん、踏んでくださいー」とダブルでの踏みつけ。
そして、3方向目に持って行くと、またも全体重で踏みつけ。「ギブアップー?」と要求する。
香藤が「夏さんチェンジ、二人行きますよー」と指示すると、コーナーに振り、夏が串刺しエルボー。
香藤が突進して、夏ごと串刺しタックル。さらに夏をもう一度、コーナーに振り、串刺しエルボーから夏ごと串刺しタックル。夏は「お前が行けよ」と振り返そうとするも、これにはこらえて従わず。
再び夏を振り、またも夏ごとタックルを決める。
そして、夏をお姫様抱っこしてのボディプレスを桜花に投げつける。桜花は夏にエルボー。「オーッ!」からの串刺しブーツ。そしてコーナーからのランニングキックも2。
桜花はサンマドロップ狙い。エルボーに来た夏を捕らえて、ぶら下がり式ブラディーEX。ここからサンマドロップを投下する。2カウント。
櫻井へタッチ。櫻井がショルダータックルを連発。コブラツイストに捕らえる。夏は必死にロープをつかむ。夏は「イナヅマー!」と稲妻レッグラリアット狙いも自爆。ロープワークの攻防から、再び「イナヅマー!」を狙ったが自爆。
今度は「イナヅマー!」とエルボーを放つと、櫻井はブーツでお返し。それでも「イナヅマー!」とエルボーを打ち込んだが顔面ブーツで返される。
めげずに夏が、「イナヅマイナヅマ」と連打で打ち込む。ロープの反動は桜花に背中を蹴られると櫻井がブレーンバスター。しかし突進したところを夏がようやく「イナヅマー!」と稲妻レッグラリアットを決める。今度は香藤がボディプレスを連発。2カウント。
「挙げるぞー」のアピールから、持ちあげようとするも、切り返して櫻井がスクールボーイ。低空ドロップキック、2カウント。続けてドラゴンスリーパーに取ると、香藤がロープへ。
桜花が背後へのランニングブーツ。「オーッ!」からのランニング式ブーツは2カウント。香藤が串刺しタックルから持ち上げてカナディアンバックブリーカー。ここから桜花をコーナーへ宙づりに
して、背中からタックル。
香藤は強引にタッチすると、ドロップキック、さらにフライングボディアタック。セントーンと畳みかけるも、2カウント。
「なつー!」と呼び込むと、夏をボディスラムに取り、桜花へ投げ捨てる。再度、呼び込むと強引におんぶしての合体プレス。2カウント。
香藤が「夏さん、セットしてくださいー」と要求して、夏が指示通りに動いてのダイビングボディプレス。カウント2で櫻井がカット。
桜花を持ち上げようとするが、櫻井がブーツでカット。桜花はDDTからかかと落とし。香藤はボディスラム。ヒップドロップは自爆。桜花、櫻井がサンドイッチ式ビッグブーツ。桜花がビッグブーツからフォールに行くが、夏がムチでカット。
桜花が突進したが、香藤はベイダータックルで弾き飛ばす。2カウント。それでも桜花は冷静に対処し、突き上げ式蹴りから、ランニング式のビッグブーツで止めを刺した。
最後は桜花&櫻井が勝利の「オーッ!」で締めた。
ここで炎華がリングイン。香藤の前に立つ。
「今日はちょっと言いたいことがあってきました。7月26日のディアナさんでやったクリスタルをかけて戦った試合で自分がレフェリーストップというふがいない試合で終わってしまって、ごめんなさい。もうクリスタルをかけてタイトルマッチをすることはできない…けど、私にはこれ(POP)があるので、私とPOPをかけてタイトルマッチしてもらえませんか」
香藤はこれを受けて答える。
「まずは炎華、復帰おめでとうございます!私は炎華が欠場してから1か月、重圧とか、プレッシャーとか、一人で背負って、ここまでなんとか、走ってきました。炎華が復帰して一番うれしかったのは自分だし、炎華と一番戦いたかったのは自分だし、炎華の持っているもの、ぜーんぶほしいのは私なの。でも自分からそのチャンスをつかみに行くことはできなかったけど、こうやって炎華が来てくれたということは、私には断るすべはございません。どうか、よろしくお願いしまーす!」と快諾し握手を求める。両者のPOPによる対戦が決定した。
4,メモリアルwave(10分1本勝負)
◯本間多恵(9分08秒、多恵ロック) 月山和香●
5,メモリアルwave(10分1本勝負)
◯本間多恵(8分09秒、メジャモ☆タエ)向後桃●
6、メモリアルwave(10分1本勝負)
◯壮麗亜美 (7分47秒 エビ固め)本間多恵●
※雷の如く
本間にとってメモリアルなシングル3連戦。かつての団体では盟友としてしのぎを削った間柄である。
まずはシングル初戦として月山が登場。「タエさん、よろしくお願いしまーす」と手を差し伸べる。
大「タエ」場内をコールが支配する。
まずは腕の取り合いから、月山が足を踏みつける。背後へのチョップから、ヒップバットを連打する。
今度は本間が串刺しエルボー。お尻ぺんぺんから、「月山久しぶりだな。デビューして何年だ?」と尋ねる。
月山「5年です」、本間「私の10年と足して15回殴るぞー」とコーナーでのパンチ攻撃に出るが、15回以上、拳を突き上げる。「おいおい、約束と違うぞ」とレフェリーが止めに入る。
さらに本間はスリーパーから拳でこめかみをぐりぐりする。月山「おかしいだろ」、本間「これがwaveなんだよ」。
月山はボディアタックからスリーパーに取り、こめかみにぐりぐりのお返し。さらに背後へ回って、パロスペシャル。そして低空ドロップキック。すかさず、コーナーへ上ったが、本間がデッドリードライブで切り返す。
ドロップキック。2カウント。さらにワキ固め。ロープブレイク。
今度はエルボー合戦。月山が手刀で返すと、極楽ドン。2カウント。続いて、猫だましから首固めを連発。いずれも2カウント。
オースイスープレックスを狙いに行ったが、これを本間は1回転して切り返すとドロップキック。残り2分。
本間はリストロック式のDDT。2カウント。
ここでワキ固めに捕らえると、残り1分で多恵ロックに切り替えてギブアップを奪った。
続く二人目は向後桃。メキシコ遠征経験のある二人に、「ルチャー!」の声が飛ぶ。まずはルチャの動きからスタート。
向後はアームホイップからドロップキック。本間は向後の鼻をつまんで動きを止める。
本間「呼吸を整えなきゃ」、向後「鼻やば」。そして本間が「お待たせしました。コモモ、何年目だ」と尋ね、向後は「えーと…6年目」と答えると、「私の10年と足して16発行くぞー!」と言いつつ、またも17発目以降もパンチを連発する。
続けての串刺しエルボーを向後はエプロンに移動して阻止するも、すかさず、本間が目つきを決めて場外転落。
本間は向後を連れていき、「これはスターダムさんの売店じゃないか。終わってからサインするとのことなので、みなさんよろしくお願いします」と売店に叩きつける。
向後もエプロンへたたきつけ、スライディングキックを打ち込むと、今度は本間が場外転落。
向後はミスティコ仕込みのスワンダイブ式プランチャ。さらにリングへ戻ると、スワンダイブ式のドロップキック。2カウント。
エルボー合戦から、本間が「来いやー!」と腕を出す。向後も「タエさん」と絶叫しながら打ち込んでいく。
本間は向後の下半身へドロップキック。さらにアキレス腱固め。向後も回転してグラウンドの羽折り固め。
向後の619はかわされると、本間がアンクルホールドに捕らえる。今度は本間がコーナーへ上るも、向後がコーナーを使っての619でカット。
本間がDDT。これに対して、向後が回転式のDDT。2カウント。エルボー合戦から向後がドロップキック。
2カウント。向後のトラースキックを本間がキャッチすると、裏アキレス腱固め。残り時間2分となったところで、メジャモ☆タエに移行し、メキシコ仕込みの技でギブアップを奪った。
試合後はともに抱擁して互いに言葉をかわし合った。
ラストの相手として、登場したのは、壮麗亜美。登場と同時に奇襲をかけ、串刺しタックルからのタックル。
背後から磔にすると、チョップを連発。さらに背中へのタックルを決めるも2カウント。
壮麗の「まだまだ行くぞー」とのアピールに「タエ」コールが場内を支配する。本間はティヘラからドロップキック。「この時間がやってまいりました。亜美ちゃんはデビュー何年だ?」と問いかけるも、壮麗がストンピングで問いに応えず、大ブーイング。
本間はコーナーでぶら下がり式腕ひしぎに行くふりをして「チャンス!」と強引にパンチを連打。ここからぶら下がり式腕ひしぎに取り、ミサイルキック。2カウント。
壮麗がダブルチョップから「投げるぞー!」とアピールしたが、本間が飛びつきの腕ひしぎで切り返す。さらにミサイルキック、2カウント。
本間がリバースフルネルソンの体勢も、こらえられると、コードブレーカーで返す。壮麗がラリアットを叩き込んでダブルダウン。
両者、チョップ合戦。壮麗があえて、両腕を広げるとエルボーを打ち込む。
本間は「亜美、デビューしてくれてありがとね」とメッセージを伝えながらエルボー。壮麗も「こちらこそ指導、ありがとうございました」とチョップで返す。
本間は「最後だから叩け」と腕を組む。壮麗は遠慮なく連発でチョップを叩き込むと、最後の一発は思い切りぶち込む。
本間は丸め込み。壮麗も丸め込み返し。壮麗がラリアットからブルーサンダーボム。2カウント。最後は、雷の如くで3カウントを決めた。
3試合、完走を果たした本間を壮麗が抱え上げ、月山、向後と4人でポーズを決めた。
7,DUALSHOCK WAVE2025トーナメント〜次戦〜
(20分1本勝負)
◯宮崎有妃&世羅りさ (15分54秒、外道クラッチ)
青木いつ希●&関口翔
※9月23日、アミスタ大会にて宮崎有妃&世羅りさ vs 本間多恵&尾﨑妹加が決定。
トーナメント次戦は宮崎&世羅のHDW(ハードコア&デスマッチウーマン)と青木&関口のチームホカクドウが対戦。
いきなりHDWが奇襲をかけ場外戦へ。世羅が机を持ち込むと、青木を寝ころばす。「HDW」のコールとともに、宮崎がコーナーへ上るも、関口がカットし、机破壊は未遂に。逆に関口がプランチャ。
さらに場外戦は続くも、先に青木と世羅がリングへ戻る。今度は青木が「SGK」と逆にコールを促す。
コーナーでのストンピングから低空ドロップキック。世羅が「バカタレ、この腕が」と青木の右腕へパンチ。
さらに足首にもパンチを振り下ろす。
そしてヒザを叩いてのアピールからコーナーに乗るも、「今お前何しようとしたー」と青木がカット。
青木は痛めている世羅の右足首へパンチを連打。観客からブーイング。青木が串刺しエルボーからボディプレス。2カウント。
関口へタッチ。関口がセントーン。ドロップキックは世羅が振り払うと、「なにがSGKじゃー!」とストンピング。関口は世羅の足を踏んで脱出すると、低空ドロップキック。アンクルホールドを決めるもロープブレイク。今度は、世羅の足をロープに絡めてヒザを蹴る。
ブーイングの場内。青木が「5までOKだろうが」とアピールする。
世羅がエルボーを連打。関口がアンクルホールドで切り返すも宮崎がカット。
宮崎が「世羅、本物のヒザはどこ行った?」と尋ねると、世羅は「行けます!」と返答。コーナーに上るも、青木が「バカヤロー」とカットに出る。世羅はコーナーに座ったまま、エルボーを連打。そして、青木に飛び乗り、おんぶの形にする。
そして、青木を押しつぶし、ヒザを痛打させる。関口にはセラリズムバスター、2カウント。
宮崎と関口へ。宮崎がラリアット。関口が回転エビで切り返したが、2カウント。
宮崎ははずかし固め狙い。これを自ら回転して阻止する関口にブーイング。
「ちょっと待って。私、あと3か月だよ。もうはずかし固め、かけられないかもしれないんだよ、どうする?」と問いかけると、関口は「お願いします!」と自ら腕を出し、はずかし固めを遂行。青木はしばらく腕組みして見守ったがカットに入る。「何がもうかけられないじゃオマエ。翔、お前もだー。終わるぞ、上れー」と指示。
しかし、宮崎が青木を関口のほうへ押し込んで同士討ちにさせる。孤立した関口へ雪崩式ブレーンバスター。2カウント。
さらに「終わりー!」と叫んで、ムーンサルトプレスを狙ったが、これは自爆。
宮崎が突進すると、関口がエプロンへまわり、腕を捕らえてのアームブリーカーから青木とダブルのドロップキック。関口が「ちょっと待て」と言う宮崎を無視して、ミサイルキック。続けて、青木がラリアット。宮崎が倒れずに耐える。直後にDDT。
ロープに持たれる宮崎へ、青木が背後からニー、関口も619を決める。さらにダブルのサンドイッチ式トラースキック。
青木が「終わりだー!」と叫んで、トップロープへ。世羅が竹刀でカット。
ひるんだスキに、宮崎がコーナーに上ると、青木がエルボーから頭突きで振り落とす。そしてダイビングボディプレスを降下させる。カバーに行くも、世羅が竹刀でカット。
宮崎が「決めるぞ」と青木を持ち抱えるが、関口が正面からコードブレーカーでカット。青木が丸め込んだが世羅が竹刀でカット。青木と世羅がエルボーの打ち合い。青木の突進を世羅は竹刀で打ち込む。
宮崎が青木を抱え挙げようとするが、そうはさせじと、着地する。青木は背後、そして、正面からラリアット2連発。フォールに行くと、世羅が竹刀でカット。関口が竹刀を奪って世羅を乱打。
宮崎が青木、関口へダブルラリアット。これに対して、青木、関口はダブルの大外刈り。関口がミサイルキック。
青木がダイビングフットスタンプを狙ったが、宮崎は剣山で回避。外道クラッチは2カウント。宮崎はラリアット。
フォールに行こうとするが、関口が先に宮崎を丸め込み、その上から青木が覆いかぶさるが2カウント。
青木がトラースキック。さらに突進したが、宮崎はレフェリーを盾にして阻止。すかさず丸め込むが2カウント。
立て続けに外道クラッチで3カウントを決めた。
こうして次戦として、9・23アミスタでは宮崎&世羅対本間&関口が決定した。
宮崎がマイク。
「意地でも勝ったぞー。めちゃくちゃきつい。世羅が、後に来なかったらマジで。負けた気しかしないよ。本当にありがとう。こんな簡単に勝てる相手ではないと思ったけど、本当に、良かったと思っています。ありがとうございました。DUALとは関係ないですが、1つ言いたいことがあって。ブリーフシスターズに笹村、ぜひ入ってください。あなたのような天才がいないと、気が付いたら周りバカばっかりで、アレ?って(笑)。
ウナギ・サヤカとか、裕子も…。網倉も猪突猛進なので。あなたのような頭の良いレスラーを…前から思っていて、笹村のイベントにも行ったりしたんだけど、言えなかった。だからお願いします。(笹村「よろしく
お願いします」と握手を返す)
今回の試合は勝って良かった。世羅がヒザの調子が良いそうで…そいのいい報告に私のテンションは上がりました。今日はちょっと暑いですが、大きな声援ありがとうございました」
と笹村のブリシス入りと言うサプライズもあり、最後は「これがwaveだー!」での締めくくりとなった。
2025.09.10
『ITABASHI SURPRISE Sep.25』
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日時
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9月10日 水曜日
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観衆
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68人
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場所
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東京・TOKYO SQUARE In Itabashl
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■Future wave(20分1本勝負)
⚪狐伯&咲蘭(12分39秒、パケーテ)YuuRI⚫&香藤満月
9・7京都大会では歯が折れるというハプニングもあったYuuRIだが、後遺症なく元気に登場。
Regina王者の狐伯は、今大会はオープニングマッチへの出場となった。
wave側の先発は「出ます!」と咲蘭が登場。いっぽう、YuuRI組は香藤が出て、試合開始。
まずは、ロックアップから、香藤が押し込む。狐伯がエプロンから髪を掴み、クロスラインの連携に持ち込もうとするが、これは空振り。
香藤が二人めがけてボディアタックを狙ったが、これも空振りとなり、狐伯&咲蘭がダブルの低空ドロップキック。
続けて、トレイン攻撃。そこから咲蘭のフットスタンプは自爆。ならばと、フライングボディアタックへ行くが、香藤にキャッチされる。
咲蘭を前に落として、ヒップドロップを投下したがこれは自爆。咲蘭はクリストに固めて反撃に出る。続けて、巨漢の香藤へボディスラム狙いも、逆に持ち上げられて投げられる。2カウント。
咲蘭は足をすくうと、横入り式エビ固め。2カウント。香藤がタックル。
YuuRIへタッチ。
YuuRIが「お前いつもシュッポッポやってるだろ。今日は、私が本物のシュッポッポ見せてやる」と宣言し、「シュッポッポー!」と叫んでのロ
ープワーク。
加速を十分したのち、セカンドロープからミサイルキックを放ったが、見事に自爆。咲蘭がすかさずダイビングフットスタンプを投下する。次にカサドーラ式のフットスタンプを連続投下していく。
さらに619からカバーに入るが、2カウント。続いて、狐伯がトップロープ超えのサマーソルトドロップからライオンサルト。2カウント。
今度は、YuuRIへ放送禁止用語を浴びせてからの低空コルバタ。低空ドロップキックと畳みかける。
YuuRIは体を入れ替えると、背中、正面からのサッカーボールキック。さらに低空ドロップキックからコーナーを使って、三点飛びのドロップキック。
今度は、YuuRIへ放送禁止用語を浴びせてからの低空コルバタ。低空ドロップキックと畳みかける。
YuuRIは体を入れ替えると、背中、正面からのサッカーボールキック。さらに低空ドロップキックからコーナーを使って、三点飛びのドロップキック。
YuuRI&香藤はトレイン攻撃。狐伯がYuuRIと香藤が同士討ちに切り替えして形勢逆転。咲蘭が香藤にフライングボディアタック。そして狐伯が咲蘭を肩車して合体式フットスタンプ、2カウント。
狐伯が香藤へエルボー。YuuRIがカットに入り、香藤とのダブルを狙う。狐伯がブーメランアタックで切り返すと、香藤へ低空ドロップキック。さらにミサイルキックから、直伝ダブルアームT狙い。これを香藤が堪えて、エビ固め合戦となる。香藤がタックル。2カウント。
ここから狐伯、香藤による丸め込み合戦となったが、一瞬のスキを突いた狐伯がパケーテから3カウント。Regina王者である狐伯が凱歌を挙げた。
試合後、狐伯はYuuRIを引きずり、バックステージへと引き上げた。
■メモリアルwave(15分1本勝負)
岩田美香(10分55秒、片エビ固め)本間多恵
※雷音。
本間の引退メモリアルロード。今宵の相手は岩田美香というレアカードが実現。
まず本間が、にらみ合いから「バチバチ行くぞー!」と宣言。ロックアップからロープブレイクとなり、別れ際に本間が胸板にチョップ。これに対して岩田はローキックを挨拶代わりにぶち込む
エルボー合戦から、岩田がヒザ蹴り。これに対して、本間は「あ!」とあさっての方向を指さしてからのエルボー。さらに、コーナーに追い詰め、自らはセカンドロープに足をかけると、「10周年、10発殴るぞー!」とアピール。
予定通り、10発まで殴るも、そこからさらに連発で打ち込む。フォールに行くが2カウント。
この攻撃に岩田が蹴りで反撃、「10発以上だろー。逆に本間多恵に10発行くぞー!」とアピール。ミドルキックを3発打ち込んだところで、本間が「待て待て、蹴りとパンチは違うじゃん」とヘロヘロになりながら言い返すが、「ギブなんてするわけないだろー!」と10発目まできっちり受け止める。2カウント。
ここで岩田が強烈な回し蹴り。本間が場外へエスケープ。岩田はエプロンに立つと、その場からランニングしての蹴りを見舞う。
本間は場外で「いたいー!」と絶叫。「ギブか?」と問いかける岩田に「ギブなんかするかよ」と言い返して、闘争心は変わらず。
リングへ戻った本間へ、岩田が蹴りのコンビネーションで蹴り倒す。本間は蹴りをキャッチすると、ワキ固めで切り返す。岩田がロープへ逃れる。
本間は低空ドロップキック。さらにミサイルキック。「岩田起きろー!」と叫んで、エルボー。本間がロープへ走るも、岩田が追走ヒザ蹴り。岩田がロープへ走ると、本間が追走エルボー。両者が走り込んだ瞬間、岩田のジャンピングニーがヒット。ダブルダウン。
再びエルボーの打ち合い。岩田はミドルキック。本間はエルボー。岩田をリストロックして連打でエルボーを打ち込む。岩田がハイキックでお返し。この勢いでトップロープに上ろうとしたが、攻撃前に本間が振り下ろす。そしてDDT。2カウント。
本間がバックに回ってタイガー狙い。これを岩田が切り返し、ブレーンバスターで持ち挙げ、ヒザを打ち込む。
岩田が突進すると、本間は飛びつきの腕ひしぎで切り返す。これに対して、岩田がハイキック。さらにジャンピングニー。2カウント。再びハイキック、正面からのバズソーキック2連発。
キックを連打した後、「本間多恵―!」と叫んでの雷音で3カウント。
最後は岩田が本間をやさしく抱き起こし、肩を貸して一緒に引き上げた。
■ DUALSHOCK WAVE2025トーナメント〜初戦〜(20分1本勝負)
炎華&⚪梅咲遥(13分42秒、ラ・マヒストラル)柳川澄樺&神姫楽ミサ⚫
※炎華&梅咲がトーナメント次戦へ進出。
DUAL SHOCK WAVEトーナメント1回戦ではスケジュールの都合で不参加だった1111と9・7京都で復帰した炎華がそれぞれ1回戦で対決。
炎華&梅咲の「あめきゅん」が入場。炎華も梅咲と同じように、リボンを着用。入場で早くもあめきゅんの魅力が爆発する。
「なんか悔しいー」と神楽姫。柳川が「大丈夫大丈夫。かわいさでは負けてないよ、ミサが一番かわいい」とフォローする。
神楽姫が握手を求めると、梅咲は張り手で返す。これに怒った神楽姫は炎華の握手に張り手で返すと、場内がブーイングに包まれる。
まずは1111が奇襲攻撃。炎華を捕らえると、クロスラインから、ダブルのカウンターキック。そして1111ポーズ。
柳川がストンピング。さらに倒立式ニーから逆片エビ。防戦一方のスタートとなった炎華だが、なんとかロープへ。
炎華が低空ドロップキックで切り返して、ようやく梅咲へタッチ。梅咲がコーナーの神楽姫を場外へ落としてから、柳川をボディスラム。さらにインディアンデスロック式のキャメルクラッチで髪をつかむ。
ここから「行くぞー!」とアピールしての弓矢固め。続けて、ロープへの磔から背中へのドロップキック。2カウント。
柳川はソバットで切り返すと、ネックブリーカードロップ。2カウント。
1111は連続での串刺しドロップキック。さらに柳川を踏み台にして、神姫楽がドロップキック。2カウント。
梅咲が炎華にタッチ。炎華が柳川へコルバタからドロップキック。さらに側転エルボーを成功させると、再度、ドロップキック。続けてミサイルキックを投下する。
柳川がヒザ打ちで炎華の動きを止めると、背中へのニー。さらに低空ドロップキックを背中に当てる。
続けて神楽姫も低空ドロップキック。そして1111によるダブルのシュッシュの足踏みからランニング。タックル。2カウント。
続けてのセントーンは自爆。炎華がドロップキックからSTFで固めるも、ロープへ。
神楽姫がブレーンバスターからミサトンクラブ。梅咲がカット。神楽姫が背後からドロップキック。コーナーに振ると、炎華がブーメランアタックで切り返す。
梅咲にタッチ。梅咲がミサイルキック。さらに低空ドロップキック。2カウント。
エルボー合戦。梅咲がリストロックで打ちまくり、ここからドロップキック。神楽姫も鈍いエルボーでお返し。梅咲がカサドーラ。2カウント。神楽姫もタックルから、セントーン。2カウント。
1111がダブルのブレーンバスター。さらに馬飛びプレス。2カウント。
神楽姫はダイビングセントーンで勝負をかけるも、2カウント。
続けて1111が炎華にダブルで持ち上げてのボディスラム。互いに反対側のコーナーへ立つと、神楽姫がラリアット&柳川がスピンキックの連携技へ。ここで神楽姫が梅咲を抱え上げるも、炎華が足を引っ張る。このスキに梅咲が丸め込む。2カウント。梅咲がカウンターのエルボー、これに対して神楽姫もラリアットでひるまず。
1111が炎華を捕らえてクロスラインを狙いに行ったが、鉢合わせにされる。すかさず炎華がバックに回って、1111を押し込み、梅咲がエプロンでのスタナーからリングへ戻ってのマヒストラルで丸め込み、神楽姫から3カウントを奪った。
あめきゅんは無事、次戦へコマを進めた。
■広田ありがとうさよならwave(30分1本勝負)
宮崎有妃&桜花由美&シン・広田さくらvsSAKI&網倉理奈&櫻井裕子
◎SAKI(5秒、体固め)広田
※ビッグブーツ
▽再試合
◎櫻井(8秒、体固め)広田
※ビッグブーツ
▽再々試合
◎網倉(16分28秒、体固め)広田
※ダイビングセントーン
■広田が勝つまで帰れま10(時間無制限勝負)
広田(7分18秒、体固め)狐伯
※FFD。9敗ののち勝利。
waveで6年間、所属として活動を続けてきた広田がひとまず、フリーの道を歩みだしたことで区切りとしての「さようならマッチ」が行われることとなった。
まずはかき氷を販売に来ていた清水も含めたCOLOR’Sオリジナルメンバー4人が登場し、COLOR’Sダンスを披露。
続いて広田は選挙活動を思い起こすような、白手袋姿で登場。そして宮崎は額へのガーゼが気にかかる。桜花、宮崎も加わり。3人で広田ポーズ。広田がリングインとともに、早くも額のガーゼを突っ込む。
宮崎「これは3日前くらいから前からで…調べたら帯状疱疹だったの」
広田「あれ? それだけですか、症状は」
というう安定の奇跡によるやり取りがあったところで試合開始。先発は広田とSAKI…
と書く暇もなく、いきなりSAKIがビッグブーツ。まさかの3カウント、タイムは5秒!
試合終了ということでそそくさと引き挙げようとするCOLOR’S陣営、桜花もそれに続く。
「おい、帰るな、主役が5秒で終わっていいのか?(桜花に)帰りたい気持ちわかるけど、5秒でいいんですか、私がいた6年間。今のはなかったことにしてもいいんで」という必死の演説に、しぶしぶメンバーがリングへ戻る。
ということで、再試合。今度は広田と櫻井が先発。いきなり櫻井がビッグブーツ。これを広田がかわすもすかさず2発目が命中。またも、3カウント。今度のタイムは8秒!
「8秒、勝者・櫻井裕子!」という場内アナウンスに「3秒延びただけじゃん。頼むよ。おい、清水、(かき氷機を)片づける用意してるんじゃねえよ。私の6年間ぶつけるんだよ!」
となんとか嘆願。帰ろうとしていた選手たちも、しぶしぶリングへ戻って再々試合へ。
今度の先発は広田と網倉。いきなり網倉がラリアット。そのままカバーに入る。あわやカウント3かと思われたが、なんとかカウント2でキックアウト。場内大歓声。
「起きろ広田ー!」と網倉が待ち構える。
これに対して広田は、コーナーを振り向き、「おばさんたちさあ、ここまでやってきたんだから、次代わりますよ、とか言えば。できるでしょー、それくらい。(桜花、宮崎が反応しないのを見て)ああ、そうか。waveからもういなくなるからそういう感じか。わかった、一人でやってやるよー」
と広田が気合を込める。
今度は、桜花の合図で、「waveイロトリドリー!」を開始。かなりの低速ながらもイロトリドリを決めると、「ウイ・アー・wave!」の決めポーズ。
続けて、桜花が櫻井へヒザを連打。コーナーに振ると「オーッ!」から串刺しビッグブーツ。
さらにランニングブーツからの「オーッ!」アピール。そして、部皿がり式ブラディーEXで絞め上げる。
もう一度、「オーッ!」からビッグブーツを狙ったが、櫻井がかわしてコブラツイストに捕らえる。
続いてSAKIが桜花へチョキパンチ。しかし「セーフ」アピールの前にブーツで阻止され、場内はブーイング。
「せっかくの見せ場をー!」と網倉がカットに入るもSAKIと鉢合わせにさせる。続いてカットに入った櫻井も鉢合わせに。桜花は3人へそれぞれチョキパンチをぶち込むと、「セーフ」のポーズ。
網倉&櫻井がダブルのタックル。
今度はCOLOR’Sが桜花へ3人でのグーパンチ。チョキの手を見せて、「セーフ」をアピールする。
SAKIが突進も桜花はロープへのスタンガン。宮崎へタッチ。
宮崎がラリアット、桜花がブーツ。最後に広田がカンチョーと3人続けて攻撃し、最後のwave連携を見せる。
桜花が「オーッ!」からビッグブーツ。2カウント。
宮崎が串刺しラリアット。広田が背後からカンチョー。宮崎が倒立させてSAKIを固定すると、広田はカンチョーの乱れ打ち。
さらに宮崎&広田の合体シーソープレスを打ち込むが、SAKIが剣山でカット。SAKIがビッグブーツ。続く網倉がセントーン。さらにはラリアット。宮崎もラリアットで返す。再び、網倉は「師匠ー!」と叫んでラリアットを打ちに行ったが空振り。
宮崎はウソ泣きで油断させておいての低空ドロップキック。四つん這いとなった網倉へすかさず、広田が側転式カンチョー。ここで網倉が場外へ。広田はプランチャに成功させる。そして場外で「オーッ!」を連発。リングへ戻り、再び「オーッ!」を挟んでからシャイニングウイザード、カウント2でSAKIがカット。
SAKI&櫻井がブレーンバスターを狙うも、広田はダブルDDTからダブルのフェースバスター。そしてプロレスLOVEポーズ。
続けてへな拳。しかし、へなーラはそのまま崩れ落ち、フォールさせる形となったが2カウントで返す。
桜花がビッグブーツでカットに入ったが、広田へ誤爆。
宮崎がSAKI&櫻井にダブルラリアット。網倉が宮崎に目つきで動きを止めると、広田へサイドスープレックスで投げ捨てる。
網倉は、「広田さん、これでさよならありがとう」と惜別のメッセージからラリアット。
続いて櫻井も、「今までありがとうございました」と惜別メッセージからビッグブーツ。
SAKIも「広田さん、お世話になりました―!」と惜別メッセージからビッグブーツ。
今度は味方であるはずの桜花が飛び出し、「これまでwaveの所属でありがとうございました、さようならー!」と惜別メッセージからのビッグブーツ。
やはり味方であるはずの宮崎も飛び出し、「広田ーと、お前とのタッグチームの奇跡、めちゃくちゃ楽しかったぞー」と惜別メッセージからのラリアット。
最後は、網倉が「広田さん、ありがとうー!」とダイビングボディプレスを繰り出して、3カウント。
試合後、桜花が「本当に広田さん、今までありがとうございました。もう、思い残すことはないので、最後の締めお願いします」とマイクを手渡す。
広田「すごい事務的なじゃない? 余韻的なものとかないの? やだよー。まだ降りたくないよー。もうちょっと楽しいことやりたいよー。まだ咲蘭だって、炎華だって、全然やってないし。狐伯とは、もう何回もやってるけど、waveのメンバーとか今日のメンバーたちと、やってないからまだ帰りたくないんだけど」
桜花「『もう新幹線の時間です、お先に失礼します』って岩田は帰っちゃった」
広田「マジで?あのヤロー。なめやがって。今日、広田が主役ってみんなが来てくれたんじゃないの? もういいよ、じゃあ。久々に『広田が勝つまで帰れま10』やってやるよー!」といきなり、懐かしの「広田が勝つまで帰れま10」を要求する。
広田「2試合ゆあるわけだから、あとでGAMIさんにプラス5000円請求してよ、上がったもん勝ちだから。『広田帰れま10』というのは、広田が勝つまで今日は終わらないとこいうことだよー!」
これに本部席も根負けしたのか、「あれだけ強く要望されてるので、やりましょう」とリングアナがゴーサインを出す。
こうして、今大会出場メンバー(岩田除く)がリングイン。帰れま10が始まったかと思われたが、柳川や神楽姫、YuuRIが目の前にいるほかの選手と試合を始めてしまう。
広田「待て待て待て、その辺の3人。どうした? 違うって、聞け! バカブス3人。違うって。ルールちゃんと聞いてた?バトルじゃねえって。広田が誰から取られなきゃ終われないの。敵は私だけなの。(YuuRI「なーんだ」)じゃあ、帰れよ!!お前たちはwaveに出て、間もないかもしれないけど、こういう特殊なものにた対応できるようになりなさい」
となぜか広田が諭すという状況から改めて、試合開始となる。
しかし、広田は次々と代わる代わる選手からフォールを取られていき、まったく勝ち目はなし。どうにも行かなくなり、苦し紛れに、「清水、お願い…」と嘆願する。
ここで会場後方でかき氷を販売していた清水が、「今ならかき氷無料だよー」とまさかの大判振る舞い。この言葉にリングにいた選手が、かき氷に殺到する。
リングへ残っているのは、広田、宮崎、狐伯の3人のみ。
宮崎が狐伯へラリアット。狐伯が広田へロケットニーを叩き込む。狐伯が突進した際、広田がFFDで覆いかぶさり、3カウント。
ついに広田の勝利となり、「帰れま10」の決着となった。
勝者となった広田が改めてマイク。
広田「帰れま10。帰れるぞー! みんな、ここで重要なのは帰れま10のルールとはいえ、Reginaチャンピオンの狐伯から勝ったということですよ。そうだよね、あんたチャンピオンだよね。私勝ったよね。(腰に手を当てるポーズ)最近太りました。違うよ、挑戦させろよ、勝ったんだよ私」
二上会長「あのねえ、Reginaって、勝ったからって簡単に挑戦できるわけじゃないんよ」
広田「だって、6年間waveにいましたよ」
二上会長「いや、おったけど、狐伯は同世代とやりたいんやって」
広田「同世代ですよ」
二上会長「全然ちゃうよ。あなたお母さんレベルですよ。ダメですね。次やること決まっているんで。10月1日のフェイスで、Reginaチャレンジを久しぶりにやろうかなって。バトルロイヤルで勝ち残った人が次、挑戦できる」
宮崎「じゃあ、ふじさんメッセで、もし網倉が勝ったら網倉に挑戦する?」
二上会長「そうそうそう。その時のReginaに対して挑戦できます。そんな、みんな狐伯が負けるようなフラグ立てるの辞めとい
て。(広田に)もしよかったら10月1日出ればいいんじゃないですか?」
広田「あの10月1日、愛知県の老人ホームに慰問が…、選挙中に取ってきた仕事なので、行かせていただかないといけないので…。
おばあちゃんおじいちゃんを満足させたいということで…すいません」
二上会長「ではまたの機会ということで。あと、もう一個、言うことあるわ。炎華が先日、ハードコアやりたいと。宮崎さんと。
日程押さえました。11月20日木曜に、ここインイタで。組むの? あたるの?(炎華「対戦がいいです」)囲碁版の上にバーンって落とされるねんで。ラダーーとか振ってくるねんで。寝てる人に、ラダーの上にブレンバスターするんやで。(炎華「存じ上げております」)頑張ってね。11月20日にやりましょう。あともう一個、本間の要望が通りまして、9月20日ラジアントホールで本間がやりたいとい言っていたあの人たちブッキングできました。壮麗亜美と向後桃。どうせなんで、シングル一つづつ、1対1でやりましょう」
本間「やったー! ありがとうございます」
続々と、今後のカードが発表され、最後に広田がマイクを持つと、背後から「ちょっと待ったー!」の
声が飛ぶ。バックステージから姿を見せたのは、ゆづき、田村欣子、タニーマウスのhotシュシュ勢。
タニー「waveの皆さん、少しお時間いただきます。今日は宮崎有妃さんにお話があって来ました」
ゆづき「果たし状。宮崎有妃様。私はhotシュシュのゆづきです。宮崎選手は私のデビュー戦の相手をしてくださいました。宮崎選手の引退前にどうしても対戦していただきたいです。デビューから成長した姿を試合で見届けてください。11月3日のhotシュシュインイタ大会で私と対戦してください」
タニー「はい、ということで、宮とゆづきちゃんの試合をお願いしたいんだけど、私からも一つお願いがあります。宮が引退する前にもう一回だけNEOマシンガンズを組んでもらいたいです。なので、NEOマシンガンズ対ゆづきの試合、お願いしたいです」
宮崎「めっちゃうれしいです。最後に本当にすごいね、やりましょう」
田村「よーしわかった。NEOマシンガンズ相手ならタムラ様が出るしかねーよな。11月3日、インイタ大会、NEOマシンガンズ対タムラ様、ゆづき! スペシャルエキビジョンマッチだ! ここにいるピープルズ、全員来ること。これは正式決定だー! いま、タムラ様が決めた。ケッテー!」
なんと、NEOマシンガンズ再結成のサプライズもあり、ようやく今大会の主役である広田が挨拶。
広田「今日は広田のさようなら興行ということで、これだけのメンバーが私も、私もとという思いで私のもとに一堂に会してくれて、広田さんに熱い思いをぶつけたいって、宮崎さんも帯状疱疹のなか、本当はし試合休んでも良かったのに、それに私のデビュー戦の相手だった田村欣子さんがいてくれるという、これはサプライズでございます。本当に
ありがとうございました。そうなんですよ、私のキャリアの中でも、waveにいる6年という時期というのは、本当に濃く、今思えば短く、でもまだまだ長いなあというのは、これからもwaveは発展するし、広田さくらもまだこれからだー!! ということです。でもありがとう、さようならということでいったん、wave、区切りといううことで、ここに立たせていただきました。6年間、本当にありがとうございましたー! 行くぞ、これがwaveだー!」
広田のラスト「これがwaveだー!」により大会終了となった。