2025.12.26
『大師走・東'25〜宮崎有妃ファイナルwave〜』
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日時
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12月26日 金曜日
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観衆
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124人
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場所
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新宿FACE
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・入場式
試合に先立ち、waveメンバーのみによる入場式。宮崎にとってはこれが最後のwave
所属としての入場式となる。
挨拶は所属選手全員が行った。
炎華「みなさんこんばんわ。年内最終戦ご来場いただきありがとうございます。
今年1年は初めてのことだらけで、初めてのハードコア、初めての欠場、いろい
ろ充実していたなと思います。今日は宮崎さんのラストwave、最高の形で送り出
しましょう」
狐伯「こんばんわ。狐伯の今年はシングルベルトもタッグベルトも取って、
紆余曲折合って、最後はすべてなくなりましたが、なんといったって上谷
からベルト取ったんですからね(場内拍手)。今日は宮崎さんのラストwave、
泣きそうになるので楽しくキッズクラブで終わりたいと思います」
宮崎「こんばんわ。年内最終戦、ハッシュタグ=ガラガラ。素敵です。こんな
ガラガラだからこそ、みなさんの声援が熱くなるように私たちも盛り上げ
て素晴らしく終わりたいと思います。
私は引退までに山が二つあると思っています。一つが今日の5人掛け、もう
一つが大みそかのデスマッチトーナメント。今日迎えるまで頭の中は忙しく
なっていました。今日を超えたら頭が切りかわるのかなと思っています。
5試合全部勝って終わりたいと思います」
咲蘭「こんばんわ。今年は、(涙ぐむ)waveに入団して初めてのベルトを巻いて、
すごい1年だったんですけど、来年もすごい1年にします」
桜花「みなさん、こんばんわ。wave年内最終戦ご来場ありがとうございます。今日
は興行戦争でした。そんな中でwaveを選んでくれた皆様は神様です。その神様たちは
カード上では2試合しかないですけど、歴史的にすごい試合を見れると思います。
宮崎さんのやっばい、今まで見たことのない顔が見れると思います。私は5人掛けに
選んでいただいて、宮崎さんとは新人の頃から仲良くさせてもらって、プライベート
でも遊んでもらっていたんで、今日最後の対戦で、思いのたけをぶつけてやろうと思
います。なので、私の応援をしてください。宮崎さんのラストwave目に焼き付けてほ
しいので最後まで熱い応援よろしくお願いします」
1,メモリアルwave~ラストカラミネンス~(時間無制限勝負)
狐伯&花園桃花vs咲蘭&炎華vs世羅りさ&SAKIvs網倉理奈&櫻井裕子
①炎華(16分38秒、ジャックナイフ固め)櫻井
②世羅(17分38秒、オーバー・ザ・トップロープ)炎華
③SAKI(18分52秒、変形ジャイアントスイング)花園
④網倉(26分8秒、オーバー・ザ・トップロープ)SAKI
⑤咲蘭(27分43秒、ジャックナイフ固め)狐伯
⑥網倉(29分38秒、サムソンクラッチ)世羅
⑦網倉(32分15秒、体固め)咲蘭
※網倉が一人残りで勝利。ダブルアーミンバスター。
まずは咲蘭&炎華vs世羅りさ&SAKIで試合開始。世羅の入場時には二上会長がロープ上げ。
軽く会釈をして世羅がリングイン。二上会長が階段を片付ける。
試合形式は5分ごとに時間差入場のタッグによる4wayマッチとなる。またオーバー・ザ・トップルール、各チームを全滅させ、残ったチームの勝利となる。
「いきます!」と手を挙げた炎華と、カラミネンスは世羅が先発。いきなりSAKIが背後から飛び出し、連携を開始。これをかわした炎華と、咲蘭も飛び出すと、世羅に串刺しドロップキックトレイン。さらに中央でダブルドロップキック。
炎華から咲蘭へタッチ。咲蘭が世羅を起こす。世羅はあえて「来いよ!」と両腕を挙げる。エルボーを連発して放つも、一発のエルボーで倒される。
世羅は「本当の本当に最後だぞ」と言いながらコーナーへ追い詰める。咲蘭はすでに泣きじゃくり。SAKIが「泣いてるだろうが―」とツッコむと、会場は一斉にブーイング。
SAKI「どうす
んだよー」、世羅「私もどうしたらいいかわからないよー」、SAKI「本当に泣いてるじゃないかよー」と言い合う。しかし、SAKIは「これが泣き顔だー!」と磔にする。
さらに「咲蘭、ちょっと遊ぼうか」と腕と足を取る。「ヤダヤダ」と嫌がる咲蘭を無視して変形ジャイアントスイングで回す。
続いて世羅が咲蘭にニーを当て、全体重を乗せる。「センターでやれよ」とSAKI。世羅は「なんなんだよ」とタッチ。SAKIがアトミックドロップ。再び世羅にタッチ。世羅の背後に回った咲蘭がスクールボーイでフォール。さらに低空ドロップキック。炎華にタッチ。
炎華がドロップキック。SAKIがカットに入る。炎華は二人を分断。SAKIの腕をつかみ、コーナーからのアームホイップ。カラミネンスがロープに飛ばすと、ダブルのブーメランアタックで切り返す。
5分経過。ここで網倉&櫻井のAre You
Ready!が登場。ダブルのタックルを炎華に決める。さらにダブルのワー!プレス。そしてイロトリドリ。カラミネンスがカットに入る。世羅とSAKIがそれぞれ、対角線に分かれて、それぞれコーナーニーを狙うべく、上っていく。
そしてコーナーニーを決めようとすると、「ちょっと待ったー」の声。青木が姿を見せ「ヒザ警察だー。今何しようとした? SAKI、タッグパートナーだろ。こいつにダブルニーやらせるな」と問いかける。
「どうしてもやりたい?」と尋ねると、SAKIは「やりたい」と即答。青木は「こいつ(櫻井)をこっちに連れて来い。上れ、上れ」とコーナーに上ったままの世羅に加え、SAKIも上らせる。
マットには網倉と櫻井が横たわる。「そんなにダブルニーがやりたいなら二人まとめて私のヒザを使え!」と青木は世羅&SAKIをおんぶする。しかし二、三歩、歩いたところで重さに耐えられず、そのまま青木のニーがマットに痛打。場外へ転落。
ここから世羅&SAKIと網倉&櫻井によるエルボー合戦。世羅と網倉がそれぞれグーパンチ。両者がグーをアピールする。今度はSAKIが網倉を羽交い絞め。世羅が「絶対持っとけよ」と攻撃するも、網倉がかわして同士討ちに。今度は世羅が網倉を羽交い絞め。網倉はかわすが、SAKIは気にせず、そのまま世羅のボディへパンチ。チョキのアピールから「セーフ!」ポーズ。
ここで場外乱闘へ。客の傘で世羅は櫻井の足首を攻撃。リングへ戻ると、櫻井は世羅にコブラツイスト。
10分経過。ここで4チーム目のキッズクラブが登場。6人を蹴散らし、コーナーに寄せると、トレイン攻撃。花園が「狐伯、いつもの行くぞー!」と肩車する。上に乗った狐伯がポーズを取るが、SAKIのキックに轟沈。
簡単に崩れ落ちる。SAKI&世羅がキッズクラブへダブルのカンパーナ。
炎華、咲蘭がカット。
炎華が「さっきのこれ?」と騎馬戦のゼスチュア。咲蘭が「歌舞伎戦?」と言うと、花園に「違います、騎馬戦です」突っ込まれる。「これやりたいです」と咲蘭、炎華が口をそろえる。花園も
「歌舞伎戦やるか!」と、観客へ「歌舞伎戦」コールを扇動。
櫻井が網倉を持ち上げられず断念。しかし、網倉はコーナーから裕子ロケットを発射。中央に集まっていた3組それぞれを崩す。続けて、4方向でそれぞれヘッドロックに捕らえてぶつけ合いも全員ダウン。2カウントで8人全員が起き上がる。
花園「気を取り直してもう一回歌舞伎戦やるぞ」、世羅「何が歌舞伎戦だと。(狐伯に)おめーもだよ、タッグパートナーくらい、てめーが管理しろって話だろ」とツッコむと、花園、狐伯が泣き出す。世羅「てめえらが歌舞伎戦とかわけわからんこと言ってるからだろ」と言えば咲蘭、炎華が泣き出す。
世羅「Are You Ready!って何やねん。それが一番意味がわからんやろ」で網倉、櫻井が泣き出す。世羅「(SAKIに)そもそもおまえが教育しなきゃダメだろうが」と言うと、「私だってやってるのに」とSAKIまで泣く。世羅が「おめー、レフェリーのくせに歌舞伎戦とかやらせるんじゃねえ」とツッコむと、石黒レフェリーまで泣く。
世羅以外の全員が泣き出すシュールな光景に「謝れ」コールで世羅も泣き出す。すかさず、全員が世羅にストンピング。
しかし世羅は傘を持ってよみがえり、全員に乱れ打ち。花園がステッキで対抗。傘とステッキの相打ちとなるが、花園が崩れ落ちる。
世羅は櫻井のシューズを外して素足に持っていく。エルボー合戦。「最後なんだぞ」「最後だからだ」と打ち合いが続く。そして、櫻井が素足によるビッグブーツ。これをキャッチするとグーパンチを足首に落とす。そして、グーポーズ。
櫻井は素足で世羅の足を踏みつける。世羅は傘での攻撃。そのまま丸め込み。さらにその上から炎華が飛び乗って、ジャックナイフ固め。二人分の体重が乗ってしまった櫻井がカウントを返せず、まずは一人目の失格。
炎華が世羅にコルバタ、ドロップキック。さらにミサイルキック。世羅はエプロンへエスケープ。
エプロン越しにエルボーを放ちにいくも、世羅が捕まえる。エプロン越しに持ち上げると場外へ投げて、炎華が失格。
すかさず、花園が世羅の背後からクラッカー攻撃。狐伯を持ち上げて片車。前進し始めたところでSAKIがカット。SAKIが花園にカンパーナ。揺られているその先に、世羅が待ち構えて傘で殴打。続けて世羅がジャイアントスイング。花園はステッキからシャボン玉を飛ばしながらギブアップ。花園が失格。
狐伯が世羅にエルボー。さらにロケットニーからフォールに行くと、網倉がセントーンでカット。
網倉が世羅にセントーン。エルボー合戦に突入。世羅「あーみん、今までありがとー」とエルボー。
網倉は「グー!」とグーで打ち返す。世羅は「わしのグーや!」、網倉は「借りる、グー!」、世羅「借りるじゃなくてもうあげるわー!」、網倉が「もらったー!」と足首へグー。世羅も足首グーでお返し。その二人めがけて、咲蘭がダイビングボディアタック。続けて、世羅へカサドーラ式フットスタンプからのフォールを繰り返す。いずれも2で返す。
世羅がSAKIへ「絶対持っとけよー」からの同士討ち。「なんで最後までそうなの?」「最後だから…」「なんだよ」と小突き合いに発展。世羅「やめろって」SAKI「やーだー」世羅「やめろー」SAKI「やめないでー」と強めエルボー。世羅「やめるって言ってるだろ」SAKI「やめないでと言ってるんだ」とさらに強めのエルボー合戦。SAKI「みんな私の味方だから」世羅「どうしてもやめるって言ってるんだ」SAKI「そんなこといわないでよ」とエルボーを打ち合っていると、場外でやり取りを見ていた網倉が号泣。
SAKIが「いやだー!」とビッグブーツ。さらに「やめないで」とブレーンバスターの体勢も世羅が投げ返す。
世羅がコーナーニーの体勢もSAKIが止め、「ダメダメダメ」とアトミックドロップに取る。「世羅ぽ―ん、大好き―」とシャイニングウイザード。「味方だから」とレフェリーがツッコミを入れる。
SAKIは「どうしようか」と悩みながらも、コーナーに寄せると、「いやだなどうしよう」と悩み、結局、コーナーに上らず。「もう終わらせよう」と何もせずにフォールに乗るも、2カウントで自ら起こす。
何とか意を決してトップロープに上るも、狐伯がカット。そのままコーナーに座ったままのSAKIが「やっぱり終わりたくない」と悩んでいると、「SAKIさんー!」と網倉が突き飛ばして場外転落となり失格。
「世羅さん今までありがとうー!」と網倉はキャノンボール。フォールに行くと、狐伯がカット。
網倉が狐伯にローリングダブルチョップ。狐伯がロケットニー。網倉がラリアット。2カウント。
網倉がラリアット。これを連発で決める。2カウント。ここで咲蘭が狐伯の上に飛び乗り、ジャックナイフ固め。3カウントが入り、狐伯が失格。これにてキッズクラブ失格。
網倉が場外にいる世羅を指差し、「咲蘭チャンスだぞ、トップローププランチャ!」と指示。トップロープに上って場外に飛ぶと見せかけた咲蘭が「行くかボケー」と、リング内に向きを変え、網倉にミサイルキック。「もうちょっとだったのに…」とぼやく網倉に、咲蘭は「うぜーな」とエルボー。網倉は「痛くないぞー!」と打ち返す。
咲蘭がエルボー連打。世羅が飛び出して咲蘭を持ち抱える。網倉が咲蘭へチョップを連打。世羅にもダブルチョップ。ひるんだ世羅に咲蘭がすかさず回転エビも2カウント。世羅も網倉、咲蘭にダブルエルボーを放つも、タイミングがずれる。このスキに網倉が世羅を丸め込んで3カウント。世羅が失格。
咲蘭が網倉をスクールボーイ。2カウント。咲蘭はエルボーを連打。網倉はサイドスープレックスで返す。
網倉が突進すると、咲蘭がカニ挟みから619。その場飛びのフットスタンプは2カウント。
30分経過。咲蘭がセカンドロープに上ると、網倉がカット。網倉「行くぞー! オーバー・ザ・トップロープ」と、カナディアン式に持ち上げたが、咲蘭が着地。網倉がサイドバスターも2カウント。咲蘭がヨー
ロピアンクラッチに捕らえたが、カウント2。網倉がダブルチョップからサマーソルトドロップもカウント2。
網倉がダブルアームアーミンバスターを決めてついに3カウントでの決着となった。
網倉「私の人生の中で、こんなにたくさん尊敬しているメンバーの中で勝って生き残ったのは私! インイタで桜花さんから3カウント取ったのも私!そして、今日、パートナーの咲蘭、あなたから3取りました。ということは、あーみんのパートナーは私! 私たちAre You Ready!、あなたたち人生サンブンノイチに挑戦させてください!お願いします!」
咲蘭「めちゃめちゃ負けて悔しい。防衛戦1回しかやってないので、やりた
いです。GAMIさん、どうですか」
二上会長「その前に歌舞伎戦ってなんやったっけ?」
咲蘭「自分でもよくかわってないんですけど…」
二上会長「騎馬戦や(場内爆笑)。花園めちゃめちゃ気に入ってたぞ、(咲蘭に)座右の銘なんやったっけ?」
咲蘭「うお座です」
二上会長「そうやな」
咲蘭「胸張って言えます」
二上会長「座右の銘がうお座の咲蘭、やりましょう!」
網倉「すぐ!すごく開けてますので、いつでも!」
二上会長「1・2」
網倉「すごいすごいー!ありがとうございます。1月2日、新年のおせち食べてないで、新宿FACEに来い―! 私の座右の銘はみずがめ座です」
櫻井「私の座右の銘はおとめ座です」
こうして、網倉&櫻井が桜花&咲蘭へのWAVEタッグへの挑戦が決まった。
・インフォメーション
二上会長がリングイン。
「ハッシュタグガラガラの日こそwaveは盛り上がります!」とまずは挨拶。
「CoCoちゃんがシードリングさんから着いて、すぐには試合いけないので、
ちょっとだけお時間ください」とインフォメーションコーナーへ。
まずは1月2日、新宿FACE大会後の宮崎引退パーティーとwave新年会の告知。
続いて、1月2日のカードについて。世羅がラストwaveで広田とのモシャス戦。
先ほど決まったWAVEタッグ戦以外何も決まっていないとのこと。「宮崎の引
退とかいろんなこと追われているので、まだ決まってません。正月一発目で
楽しいんで。いつも楽しいですけど」と付け加えた。
また、2・21アミスタは土曜のお昼開催。炎華&咲蘭のリアルバースデー
waveとなる。炎華は21歳、咲蘭は17歳となるとのこと。
そして、宮崎の5人がけに言及。「私も経験しましたけど、5人掛け、め
っちゃしんどいです。なので、めっちゃ応援よろしくお願いします」と締め
くくり、後半戦へ突入となった。
2,メモリアルwave〜5人掛け(10分1本勝負)
宮崎有妃(3分12秒、体固め)CoCo
※ラリアット。
■メモリアルwave〜5人掛け(10分1本勝負)
〇救世忍者・乱丸&ハイビスカスみぃ(5秒、体固め)宮崎有妃&シン・広田・葛飾さくら●
※トラースキック
■延長戦(10分1本勝負)
宮崎有妃&〇シン・広田・葛飾さくら(5秒、スクールボーイ)救世忍者・乱丸●&ハイビスカスみぃ
■延長戦(10分1本勝負)
救世忍者・乱丸&〇ハイビスカスみぃ(5秒、片エビ固め)宮崎有妃&シン・広田・葛飾さくら●
※ラリアット
■延長戦(10分1本勝負)
宮崎有妃&〇シン・広田・葛飾さくら(5秒、スクールボーイ)救世忍者・乱丸&ハイビスカスみぃ●
■延長戦(10分1本勝負)
〇救世忍者・乱丸&ハイビスカスみぃ(7秒、片エビ固め)宮崎有妃●&シン・広田・葛飾さくら
※フライングキック
■延長戦(10分1本勝負)
〇救世忍者・乱丸&ハイビスカスみぃ(9分59秒、飛びつき式忍者固め)宮崎有妃●&シン・広田・葛飾さくら
■メモリアルwave〜5人掛け(10分1本勝負)
青木いつ希(6分26秒、片エビ固め)宮崎有妃
※布をかぶせてのラリアット。
■メモリアルwave〜5人掛け(10分1本勝負)
宮崎有妃(7分42秒、外道クラッチ)桜花由美
■メモリアルwave〜5人掛け(10分1本勝負)
髙木三四郎8分26秒、体固め)宮崎有妃
※スタナー。ハードコアルールを採用。
宮崎のラストwaveは引退前選手には恒例の5人掛け。
まずは、1本目いきなりCoCoが登場。セコンドには父のバンヴェール・ネグロ、さらに兄のバンヴェール・ジャックも付いた。
CoCoはいつものようにコーナー爆宙でリングイン。握手を求め、宮崎が返すと「ありがとうございます」と礼。さらにお互いハグをかわした。
再度、宮崎が握手を申し込む。CoCoが返すと、いきなり引き込み、はずかし固め。
セコンドの狐伯が「まだ15歳だから、絶対だめ」と拒む。
CoCoはエルボー連打から自ら二段目ロープを使ってのブーメランアタック。さらには三段式アームホイップと空中殺法を巧みに使い分ける。宮崎は場外転落。ここで、自らエプロンに降りると、ラ・ケブラーダ。
リングへ戻し、ミサイルキック。宮崎は倒れない。ラリアットを打ち返し、ロープに飛ばすも、フライングボディアタックを浴びる。
CoCoはライオンサルト。トラースキックと畳みかける。
宮崎がえびす落としで返すと、ラリアット2連発。CoCoはスクールボーイで丸めたがカウント2。
CoCoが突進すると、宮崎がラリアット。このまま体を乗せるとカウント3。まずは1勝を挙げた。宮崎はCoCoを起き上がらせると、再びハグを交わした。
インターバル。宮崎へ激励の拍手が起きる。
続いてはタッグマッチ形式。宮崎は奇跡とのコンビ。広田は入場と同時に二上会長へ矢印を指してポーズを取る。そしてリングへ上がると、宮崎とともに奇跡ポーズ。
「まかせてください、宮崎さん!」と広田が先発。一方の凡女ヴィーナスは乱丸が先陣を切る。ゴングと同時に乱丸がトラースキック。この一発でカウント3。
わずか5秒で決着となった。広田が「待ってくれー! 今日だけはこのままじゃ終われないんだ、もう一回やらせてくれー!」と嘆願すると、乱丸は「うーん!」と即答。再試合。乱丸がトラースキック。広田がかわしてスクールボーイで丸め込む。そのまま3カウント!
またも5秒での決着となった。すかさずみぃが「ちょっと待ってください。私まだ出てないですよ」とアピール。広田も「やってやるよ、望むところだ」と応戦。再々試合に。
今度はみぃがいきなりのラリアット。またも5秒で3カウント。
「待ってくれ。今日は今日だけはこのままじゃ終われないんだ。もう1回やらせてくれ」とまったく同じアピールをする広田。みぃも「やってやるよ」と言い返す。ゴング。みぃは同じようにラリアット。広田はこれをかわしてスクールボーイで3カウント。
またも5秒。「もう1回ですよね?」とみぃ。ここでようやく宮崎が割って入る。「おまえらさあ、何やってるの。(広田に)おまえもだよ。5人掛けでまだ2試合めなんだよ。おまえらさあ、ふざけんのは顔だけにしとけよ。なめてんじゃねーぞ」。3人とも「すいません」と平謝り。凡女ヴィに「コーナー帰れ。(広田に)おまえも控えろ」と指示。
宮崎と乱丸で5試合目に突入。宮崎はいきなりのラリアット。これをかわした乱丸がフライングキック。1発で3カウントとなった。タイムは7秒。
広田「混ぜてほしいんだったらいいなよ、ねえ」とツッコミ。さらに「宮崎さんはさっきもやってたしこれからも続くんだから9分50秒、休んでてください、私やりますから」と広田がローンバトルを買って出る。宮崎は「座ってるね」とコーナーで座りだす。
ついに6試合目に突入。いきなり、乱丸がトラースキック。またも終わるかと思われたが、広田はカウント2で返す。しかし、すぐ宮崎にタッチ。「休んでろと言ったじゃないか」「無理でした」。宮崎が乱丸にラリアット。2カウント。広田にタッチ。広田は「オケオケー。9分50秒、休んでてください」と勇んでリングイン。
乱丸がトラースキック。広田はかろうじてカウント2で肩を挙げる。再びタッチに行く。宮崎
は「早いー、なんで」とぼやきながらリングへ。宮崎がラリアット。これをかわした乱丸が金縛りをかけようとするが、宮崎が蹴りでかわす。これには場内ブーイング。これには乱丸も「あーあ、最後やのになー。だるー、やる気なくすわ」。
「もうやる気ないから見とけよ」と、ロープに振られてもゆっくり返ってくる。乱丸の「やれへんのやろ」には宮崎も「やるよ!」と金縛りをやられることを公言。
乱丸が「よしやり直し!」と仕切り直す。ところが、「忍法、金縛らない!」とまさかのフェイント。ここで宮崎とみぃが合体し、乱丸へダブルエルボーで倒す。さらにせっぷんからのダブルエルボードロップ。
ここで広田が飛び込む。「ふざけんじゃねーよ、宮崎さん、奇跡でしょ。宮崎さんは私だけのものだから」とクレーム。これに対してみぃは「1月1日、組むのは私だから。最後のパートナーはワ・タ・シ!」と得意げ。これにキレた広田は「このどろぼう猫がー!」とカンチョー。ここで奇跡による連携へ。広田は宮崎との合体シーソープレスを狙ったが自爆。宮崎が「なによけてんだー」と二発目を狙ったが、今度は剣山でカット。リターンで宮崎のヒザが広田へ命中する。「だいじょうぶかー」と気を配る宮崎だが、場外へ落とされ、凡女ヴィとの乱闘へ。一人リングへ残った広田が拍手に煽られる。すかさずトペを狙ったが、ロープに腰が引っかかり失敗。4者とも場外での攻防へ。宮崎は乱丸を壁にぶつける。そのままバックステージへ二人が消える。
5分経過。
その間に広田は通路側の鉄柵に上って乱丸にロープ渡りならぬ鉄柵渡り。いっぽう、宮崎はみぃを捕らえてはずかし固めイン台車。石黒レフェリーが押し役を務める。広田が「誰も見てねえからよけはずかしいだろ」と挑発。確かにこの時、客が周りにおらず誰も見ておらず。
リングへ戻り、宮崎がみぃへキャメルクラッチ。ロープに振るもなぜかロープに行かず急カーブしてコーナーに行き、乱丸にタッチ。「なんで返ってきたんじゃー」と渋々出てくると、宮崎が串刺しラリアット。「終わるぞー」とコーナーにセットし、トップロープへ。ムーンサルトの体勢に入るとここで「忍法金縛り!」、さらに「ハイビスカスみぃちゃんだけ解除!」。
乱丸「みぃちゃん、最後にやっときたいことなにかあるか?」、みぃ「最後にコーナーの上でみんなでお話したいです」、乱丸「みんなでコーナーの上でお話しする時の術、どーん!」。
ここで術にかかった宮崎、広田が吸い込まれるように、コーナーへ。4人がコーナーを挟んで、座りだす。そしておしゃべり開始。
みぃ「この4人で試合も最後なんですね。最後はこれでよかったんでしょうか。でも、組めてうれしいです」
宮崎「ありがとう、来てくれて」
みぃ「いま、どんな気持ちですか?」
宮崎「5人掛け、こんなんでいいのかな(館内・笑)」
乱丸「でも、組んでもらってありがたいですな」
広田「ねえ。こんなギリギリのところでみんなのスケジュールが合って」
みぃ「この試合だけで6戦くらいやってますよね」
リングアナ「残り30秒」
このコールと同時に全員慌てる。みぃが「落ちろ落ちろ」と全員を振り落とす。
しかし、3人は立ったままリング中央で再び戦い始める。みぃは「来てください」と嘆願。
リングアナ「残り10秒」。焦ったみぃはコーナーダイブ。誰もいないところに落下して自爆。ここで乱丸が宮崎に飛びつき式の忍者固め(普通の丸め込み)。これで3カウントが入り、なんと、9分59秒88、時間切れ寸前のところで勝利となった。
カオスな4人らしい幕切れとなり、続いてようやく3人目との対戦へ。
3人目の刺客はレジーナ王者・青木が登場。宮崎が握手を求めると、「3本目ですよね? あんまり疲れてないじゃねえか。もうちょっと疲れてるんだろ、普通は。もうちょっと弱ってるところをバーッとかやるもんじゃないのか」と鋭い指摘を放つと、「うるせー」と宮崎が攻撃し、試合開始。
まずは串刺しラリアット合戦。さらにはラリアット相打ちを4連発。続けて追走ラリアット合戦。
そして、またもラリアットの打ち合い。ついに宮崎が倒すことに成功。宮崎がムーンサルトへ行こうとコーナーに上がると、青木が「ちょっと待って、宮崎さん。私、宮崎さんと話したいことがある。いまここに座ってくれ」と要求。宮崎「本気で言ってるの? さっきもやったけど、マジで?」。
青木「宮崎さん、今日、この5人掛け選んでもらってうれしかったです。最後だからわがまま言わせてください。恥ずかし固めをかけられたーい!」
まさかのセリフに宮崎は「いま台車用意してて、台車でやるぞー!」と青木を連れてバックステージへ消える。
しばらくして、台車が出てくるが、なんと青木のほうがはずかし固めをかけている。
「オラー。ぶんぶんぶんぶん。どけどけどけ、うおー! おいおいおい」と通路を歩き、得意げな様子。
終了すると「完璧じゃねえか。やったぞ、この調子で行くぞー!」と宮崎を連れてリングイン。宮崎「話が違う。かけられたいんだよね?」、青木「裏行ったらテンション上がっちゃった」、宮崎「何でゴネた?」、青木「やったことなかったなと思ったらやりたくなって」、宮崎「かけられたいの?」、
青木「かけられたい。もう一回かけてください!」。
場内の「もう一回」コールとともに、今度こそはずかし固め。「ノーギブ、ノーギブアップだー。
よっしゃー!」と青木はご満悦。存分に味わった後、「ありがとー! 最高だー」とガッツポーズ。
「5分経過」のアナウンス。
宮崎「じゃあまじめにやろう」、青木「その前にもう一個お願いがある。イリュージョンをやられたいー!」、宮崎「やりましょー!」。青木は自ら受け身を取りマットへ寝そべる。
「わくわくする。マジやりたかったんだよ」という青木に宮崎は布をかける。
「ミュージックスタート」。ここで曲がかかるも、青木は途中で起き上がると、宮崎へ布をかぶせてラリアット。そのまま3カウントが入り、大ブーイングが起きる。まさかの結末となったが、最後はハグをして青木が「ありがとー!」と感謝の意気持ちを述べて無事、終了となった。
4人目は桜花。いつものようにリングインと同時に「オーッ!」を決めて登場。
「最後よろしく…」と手を出したところを宮崎が首固め。さらに丸め込みを連発。「宮崎さん」と焦る桜花を無視して、何度も丸め込んでいくがカウント2。
桜花「宮崎!まてー! ちょっと待って。わかるよ、わかる。5人掛け大変なのはよくわかる。最後…ということはジックリやるのが普通じゃない? 20年間分の思いを伝えさせて」、宮崎「わかった、ごめん」。しかし桜花はいきなり強烈な蹴り。「ジックリは?」という宮崎を無視して「オーッ!」からの串刺しブーツ。「ジックリは?」という宮崎にランニング式ブーツ。2カウント。
そして「宮崎、この後、髙木さんだと思う。引退試合ははずかし固めをかける相手ではない。ということははずかし固めを女にかけることは生涯ない。今日、私が受けよう。来い、私が最後の女だ」と自らはずかし固めの腕を差し伸べる。しかし、宮崎は「何が最後の女だー!」と拒否。宮崎「やりたくない私、見たくないお客さん」、桜花「オメーら、見たいよな」、宮崎「お客さんと意見がガッチリ合ったんだよ。やらないって言ってるんだよ、てめえは私のケツのにおいでもかいどけ!」と桜花にビッグヒップ。さらにラリアット。
2発目を狙ったが桜花がバックドロップで切り返す。ぶら下がり式ブラディーEX。続けてサンマドロップを降下させる。フェイスロックとガンガン攻め込む。
5分経過。
今度は「オーッ!」からのビッグブーツ。思わぬ桜花のラッシュに宮崎が目つぶしで押し込む。反則カウント4で離すが何度も決める。
「このクソ女くらえ」と突進すると、桜花はネックハンギングボムで返す。カカト落としも2カウント。
宮崎もラリアット。ここでムーンサルトを狙うべく、コーナーに上がると「待て! 話をしよう。コーナーでしよう」と、桜花も話を要求する。宮崎は「座ってするの…行くかボケー!」とムーンサルトを投下させるが自爆。
「なんでしねえんだよ」とビッグブーツも2カウント。宮崎は丸め込みを連発もカウント2。ならばと外道クラッチを決めて、キッチリと3カウント!
試合後は20年の交流を確かめ合うように、ハグをかわした。
そしていよいよ最後の5人目として髙木三四郎が登場。セコンド陣が透明のプラスチックケースをエプロンへ用意する。
髙木「宮崎、オマエとの試合は、ハードコアマッチだ。やれんのかおまえ」、宮崎「やれるよー」。この号令とともに、いきなりの場外戦でスタート。
髙木はまず、客席へ投げつける。宮崎もイスを投げつけ反撃。髙木もイス攻撃。さらに観客のペットボトルで一撃。壁にぶつけた後、テーブルに乗せると、缶で一撃。
宮崎も反撃のパンチ。髙木は客席へ転落。今度は髙木が本部席へ宮崎を持っていく。「GAMIさーんなんかやって」と羽交い絞めで、二上会長の目の前に。二上会長は「ワー!」と叫んだあと、目つきをぶち込む。「よっしゃーこいつを引いちゃうぞ!」とおなじみのドラマチックドリーム号を持ち出してくる。
狐伯が「待って待って」と宮崎の前に立って制止。さらに背後から炎華、咲蘭がカット。後輩3人が必死に防御する。狐伯、炎華、咲蘭が逆に髙木を捕らえる。宮崎が自転車に乗り、「引くぞー!」とアピール。見事命中し、髙木が客席になだれ込む。
宮崎は場外マットを外し、「ハードコアだったら」と机を用意。髙木にイスを投げつけ、机の上に乗せる。そしてコーナー最上段から場外へダイブし、ハードコアクラッシュ! 机が真っ二つに。「宮崎」コールが充満する。
リングへ戻ると、机の破片で殴打しようとしたが、逆に持たれてしまい頭に叩き込むと真っ二つに割れる。
さらにもう一発、机の破片での殴打を浴びる。
髙木が透明のプラスチックケースを持ち出すと、お返しとばかりに宮崎が持ち返して破裂させる。2カウント。
さらに髙木の上にプラスチックケース乗せると、ムーンサルトクラッシュ! プラスチックケースは粉々に砕け散る。
残り3分。
宮崎が「デスバレー!」と叫ぶ。しかし、髙木がスタナーで返すと、振りかぶりのケースクラッシュ。
今度はラリアット相打ちから髙木がラリアット。宮崎は2で返す。さらにプラスチックケースをクラッシュさせたが、それでも宮崎が耐える。大「宮崎」コールのなか、高木がスタナー。ついに力尽きて3カウントとなった。
これにて5人掛けが終了。場内は宮崎への惜しみない拍手に包まれた。
髙木「宮崎、2回も引退前に試合するとは思ってなかったよ。
本当はもっと前に知らせかったけど、俺ずっと、1年半休養してたから、おまえとなかなか戦うチャンスがなくて。でも今日ここに呼んでくれて本当にありがとう‼ おまえと久しぶりに試合できてうれしかったよ。
悔いなく元旦まで突っ走れよ。宮崎、俺以上におまえにメッセージを送りたいやつ今日、来てるんだよ。来いー!」。ここでバックステージから女性が登場。「紹介しましょう、宮崎の親友であり私の妻です。髙木加代子です。おまえにメッセージがあるんだって。お願いします」
ここで髙木加代子さんがメッセージを読み上げる。
「親友の宮崎有妃。有妃と初めて会ったのは25年前くらい。同じテンションでふざけてくれて、すぐ仲良くなれました。安心感のある優しい話し方の中には強い芯があって、私は何度も救われています。あり
がとう。プロレスラーの宮崎有妃、ついに引退の日が近づいてきました。有妃だからこそできたこと、プロレス界のの歴史に数えきれないほど、刻まれています。リングの上からたくさんの人に感動を届け続けたこと、心から尊敬しかありません。有妃がいなかったら、私がムーンサルトを飛ぶことはありませんでした。
髙木三四郎を倒す最強の武器として、これからも大切に使います。偉業を成し遂げた有妃が無事にリングを降りる姿を、感謝の気持ちでみんなと見届けるから、安心して引退までの道のりを完走してください。貴重
な時間をくださいましたGAMIさん、選手、スタッフ、関係者の皆様、ファンの皆様、ありがとうございました。
私はプロレスラーとして唯一無二の存在、宮崎を忘れない。DDTプロレス 有妃の親友、髙木加代子」
宮崎「(涙ぐみながら)ずるいよね。いなかったじゃん。どこにいたの。
髙木三四郎、私が引退決めたとき、試合に当たりたいってすぐ連絡したけど、『俺ちょっと欠場するんだよ』って。本当に私は、なんてタイミングの悪い、人間だろうって思いました。
1本目のCoCoちゃんだって、ずっと試合したいって言って、ずっとオファーしてたけど、タイミング合わなくてやっと今日試合ができて、私はなんてタイミングの悪い人間だと思ったら、最後、もうタイミングバッチリな
人間ですね、私。5人がけのなかで簡単にできない人間が二人もできるなんてついてる女だと思います。前の
時も引退前に試合してくれて、今回も、引退前にしてくれて、もう3度目はないんで本当にありがとうございました。加代子、本当にありがとう。私は良い親友を持ったなって思っています。私がピンチの時、いつでも駆け
つけてくれる、そんな加代子が大好きです。ありがとう。これからも私がピンチになって助けてって言ったら駆けつけてね。私も駆けつけるから。加代子、泣かしたら、ただじゃおかないから。ありがとうございました」
最後は全選手をリングへ呼び込む。
「wave2025年、思い返せばいろいろありました。でも、悲しい思いだけじゃない。楽しいことだって、いっぱいありました。私たちはプロレスラーだから、何があっても笑顔で前に進みます。2026年もまだまだ前に進むぞー。
今年1年ありがとうございました」
こうして宮崎が音頭を取るラスト「これがwaveだー!」で締めくくりとなった。
・バックステージ
ーー無事、5人がけ終了で今の気持ちは?
宮崎 もっとしんどいかと思ったけど、1本目CoCoちゃん、2本目は広田たちで、こんな言い方アレだけど、そんなに体力使わなかったから、しんどかったけど、大丈夫でした。やっぱり、60分、アイアンマッチとか、
時間無制限、場外カウントなしの試合とかいっぱいやっているんで、5人がけ、長くても50分。広田たちで時間は延びたけど…それくらい。大丈夫でしたね。
ーー最後はまさかのハードコアマッチでの試合になりました。
宮崎 プラケース、めっちゃ頭割れたかと思った。髙木三四郎の上にプラケース乗って、そこにムーンサルト行ったのも初めてだったので、むちゃくちゃ痛かった。あと、ハードコアになるなんて思っていなかったから、ハードコアってもう一個、ガンって気合入れないと、体がめちゃめちゃ痛いんで。本当に新宿FACEの机勝手に使っちゃったけど…あとで謝っておきます。
ーー今日でwaveとしての試合は最後になりました。どういう気持ちでしょうか。
宮崎 最後は自主興行として辞めるんですけど、2015年から11年。いろいろありましたけど、私が復帰したときはすごい人数がいたり、また少なくなったり、増えたり、いろいろありましたけど、愉快な団体ですね。ミーティングも笑いが絶えない。楽しかったです、本当に。こんなに復帰して長くやると思っていなかったので、いろいろあったなあ。waveってのびのびとやらしてもらえる。本当にwaveを選んでよかったと思います。
ーーwaveの後輩3人に伝えたいことは?
宮崎 髙木三四郎のドラマチックドリーム号をあの3人が体で止めてくれたからうれしかったですね。グッと来ちゃった。あの子たちも、もっと自分を出してのびのびと。泣いたっていいんですよ。前に進めばいい。
プロレスラーは心の中がどんなにしんどくても、這いつくばっても前に進めばいい。あの子たちならそれができると思います。
――最後となる1月1日についての意気込みをお願いします。
宮崎 まだもうひと山、12月31日のデスマッチトーナメントがあるので、1月1日のことを考えられるのはそれが
終わってからだと思うんですけど、でも今日、乱丸とみぃちゃん、広田来てくれて、こういう世界好きだなあって思って。最後はみんなでたくさん笑ってたくさん泣いて終わりたいと思います!
2025.12.06
『ITABASHI SURPRISE Dec.25』
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日時
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12月6日 土曜日
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観衆
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82人
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場所
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東京・TOKYO SQUARE In Itabashl
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1,同期のサクラwave(15分1本勝負)
花園桃花(9分33秒、エビ固め)櫻井裕子
※7分経過時、櫻井に宮崎、花園に狐伯が加勢する特別ルールを採用。一人裕子ロケット自爆から丸め込んでフォール。
「奇妙な冒険」と題したルールで行われることとなり、試合開始後、7分
経過の時点で、そこから1分半の最中は誰か選手が花園、櫻井に付き、タッグマッチで行われる。果たして櫻井、花園に付く選手とはだれか?
試合開始早々、いきなり櫻井がカウンターのビッグブーツで連続フォールするが、花園はいずれも2カウントで返す。今度は花園も丸め込むが2カウ
ント。続けて櫻井がブレーンバスターからフォール。
これを花園がひっくり返してフォールも2カウント。その後、エビ固めからのフォール合戦が続き、どれも2カウント。しばらくフォールのラリーが続き、吉野レフェリーに対して「吉野」コールが起こる。疲れ果てた吉野レフェリーが「決めろよー」とクレームを入れて、ようやくエビ合戦が終了。そして、両者ともにダウン。
その後、ヒザを付きながらエルボーの打ち合いが続く。二人ともヘロヘロになりながらも打ち合う。が、次第に力が入り出し、スタンドでのエルボー
合戦へ移行し、櫻井が打ち勝つ。花園は「あ!」と明後日の方向を指差し、フェイントから丸め込んでのフォールも2カウント。思わず吉野レフェリーが「7分持たせろよ」とツッコミを入れる。ここで、花園が張り手を打つとブーイングに包まれる。
タックル合戦のあと、櫻井がドラゴンスリーパー。ここでようやく5分が経過。今度は櫻井がランニング式のビッグブーツからミサイルキックを狙う。
しかし、これは空振りに。
花園がコーナーに上がり、「今日は当たる、今日は当たる」と祈ってからミサイルキックで飛んだがこちらも空振りに。かと思えば、いきなり泣き出し、「ちょっと痛い、たすけてー。あやまってー」と櫻井に言い寄る。
櫻井が「ごめん」と謝ると花園は即座に目つき。さらに羽根織り固めに捕らえる。ここでようやく7分が経過し、「奇妙な冒険タイム」となる。大音量の音楽が流れ、登場したのは宮崎と狐伯。
宮崎は櫻井、狐伯は花園に加勢することに。いきなり宮崎が花園をはずかし固めに捕らえるも、狐伯がカット。
宮崎&櫻井がロープに飛ばすも、狐伯がブーメランアタックで切り返す。さらに花園がコーナーから狐伯ロケットを飛ばしたが、宮崎に捕まりはずかし固めを決められる。その間に櫻井が狐伯へブレーンバスター。
ここで音楽が鳴りやみ、「奇妙な冒険タイム」が終了した。
しかし、宮崎がコーナーに上がり、裕子ロケットを狙おうとする。レフェリーが止めに入り、「奇妙な冒険タイム」の終了を告げる。
ならばと、宮崎は「一人で裕子ロケットやれ!」と指示。櫻井がトップロープへ。しかし“一人裕子ロケット”と称したミサイルキックは失敗。すかさず花園がエビ固めに捕らえてフォール勝ち。まさかの結末に、花園は「こいつあほやぞ」とツッコミを入れて喜んだ。
2,スクランブルwave(20分1本勝負)
〇世羅りさ&美蘭(15分15秒、体固め)青木いつ希&咲蘭●
※セラリズムバスター。
世羅りさ&美蘭のブルーオーキッドがwaveのリングに登場。世羅と咲蘭はともに全団体では同じ所属だった間柄。もしかすると、この日が最後の対決になる可能性もある。しかし、ブルーオーキッドがなかなか入場しない状況に、次に入場した青木が「オマエら入場ためすぎだろ。お客さんが出てこないかなって不思議がっていただろ」とイチャモンを入れる。
美蘭が「お願いします」と握手を求めると、青木は「よろしくお願いしまーす!!」と倍返し。美蘭は耳をふさぐ。青木が咲蘭へ「出るか?」と尋ねると、「はい!」と応える。こうして、咲蘭と美蘭によりスタート。まずは両者、ルチャの動きを見せる。
続いて、青木と世羅へ。リングに入ると、青木は「おはよー、いたばしー!」と挨拶。
ロックアップから腕の取り合い。世羅が美蘭を呼び込む。世羅が美蘭を持ち上げて合体式ドロップキック。続けて、世羅が持ち上げ、美蘭が何度も落下する餅つき式フットスタンプを連発する。
青木が世羅をタックルで返すと、「さっきとまったく同じことやるぞー」と咲蘭を呼び込む。
世羅&美蘭と同じように、合体式ドロップキックをチャレンジ。しかし、世羅に足を押されて、そのまま咲蘭が後方にひっくり返り、バックドロップ状態に。世羅が「おんなじことって言われたらわかるわー!」とストンピング。
青木は場外で「咲蘭になんてことするんだ」とイチャモン。世羅は咲蘭をコーナーに追い詰め、足で顔面を踏んづける。続けて逆エビへ。咲蘭がなんとかロープをつかむ。世羅から美蘭へ。
美蘭がヘアホイップを連発。すると、咲蘭もヘアホイップ返し。続けて、低空ドロップキック。咲蘭から青木へタッチ。青木が串刺しエルボーからフェースバスター。しかしボディプレスは自爆。5分経過。
それでも青木が美蘭をコーナーに振ると、世羅がカットに入る。これをうまくかわして一人DDT&かわず落とし。「まだまだ行くぞ、いたばしー」と気合を飛ばし、美蘭には「おら、初めましてだぞ、こら」とエルボーを放つ。美蘭がロープに飛ばし、クリストで返す。しばらく絞め続けたものの、青木がロープににじり寄りエスケープ。続けて美蘭は低空スピンキックを放つ。
世羅にタッチ。世羅がセラリズムバスター。続いて新幹線アタックを狙うも、青木がタックルで切り返す。世羅がブロックバスターを狙うべく抱え上げるも、青木が着地し、トラースキックから大外刈り。咲蘭へタッチ。
咲蘭がドロップキックを3連発も2カウント。エルボー合戦に突入。しばらくすると、世羅が「気が済むまで来いやー」と胸を突き出す。その意気に応えるべく、咲蘭がエルボーを連打で打ちこむと、カニばさみから619へ。
咲蘭がトップロープへ上がると、美蘭が回し蹴りでカット。世羅が咲蘭をサードロープへ足をかけさせ腰をかがめる。美蘭が跳び箱の要領で世羅を飛び越えてのヒップドロップ。続けて、セカンドロープを使ってのライオンサルト。世羅がえびす落としも2カウント。
続けてコーナーに上がろうとするが、青木が「オマエ何やろうとした」と問いかける。世羅「ダブルニー」青木「咲蘭、お前寝とけ。そんなにやりたければ、私のヒザを使えー!」と、おんぶすると見せかけ、「そんなわけだいだろ」とコーナーから落とす。
ここで咲蘭の串刺しドロップキックから青木が「新幹線!」と叫んで、世羅ばりの新幹線アタック。
咲蘭がダイビングフットスタンプを投下したがカウント2。
咲蘭が丸め込みを連発するが、いずれも2カウント。咲蘭がスクールボーイを狙うも、世羅は立ったまま動かず。青木がラリアットでアシストすると、スクールボーイに成功。2カウント。咲蘭がカサドーラ式フットスタンプを連発。カウント2で返すたびにフットスタンプを落とす。
続けて、ヨーロピアンクラッチを狙うが、世羅が技に入る途中で押さえ込む。2カウント。世羅は「咲蘭、今までありがとー」と叫びながらのセラリズムバスターを決めて3カウントが入った。
感極まって泣く咲蘭を見た世羅は「泣いてるよー。泣きたいのはこっちだよ、負けるかと思った―」と試合を振り返った。
3,Future wave(15分1本勝負)
YuuRI(12分23秒、スパイラルドラゴンスリーパー)炎華
ロックアップから腕の取り合いへ。YuuRIがヘッドロック。ここからルチャの動きへと変化。炎華が低空ドロップキック。続いて、YuuRIを磔にすると、背後へのドロップキック。2カウント。YuuRIはドロップキックからサマーソルトドロップ。
「あ!」と明後日の方向を指差し、レフェリーを反対へ向かせると、その間に炎華を磔に。同じように背後へのドロップキックを打ち返す。2カウント。YuuRIはボディスラムからドロップキック。さらにスリーパーに捕らえる。かなり絞り上げたが、炎華はロープへエスケープ。
再びYuuRIは背後からスリーパーに捕らえる。これもしばらく絞め続け、炎華が苦しんだが、なんとかロープをつかんだ。炎華がエルボーを連打して反撃に出る。YuuRIも打ち返すと、炎華がコーナーに追い詰め、エルボーを連打していく。
しかし、ドロップキックは空振り。すかさずYuuRIがニーを落とす。ロープに振ると、炎華がブーメランアタックで打ち返す。
しかし、側転エルボーはYuuRIが身をかわして空振り。YuuRIが串刺しエルボー。もう一発狙うと、炎華がロープをつかんで、ジャンプしてYuuRIの突進をかわす。そして、ドロップキック。今度は側転エルボーを成功させ、ドロップキックとつなぐ。
STFを狙ったが、YuuRIがエビ固めで切り返し、グラウンドのスリーパーへ。
今度もガッチリ決められたが、なんとか体をにじり寄せて、ロープブレイクに。
YuuRIは619を狙うが、炎華がキャッチすると、足へのエルボー。そして今度こそSTFを決める。YuuRIがロープに逃れると、セカンドロープからのミサイルキック。コーナーに上ると、YuuRIがデッドリードライブで投げ捨てる。それでも、炎華は足から頭を挟み込んでのティヘラ
YuuRIが場外転落すると、プランチャを決める。続いてミサイルキック。2カウント。YuuRIが体を入れ替えてスタンド式のドラゴンスリーパー。ここからグラウンド式のスリーパーへ移行する。再三にわたり、絞め上げたが、これもロープへ。
YuuRIがバックを取るが、炎華は回転エビで切り返す。ここからエビ合戦もともに2カウント。
ジャックナイフ固めもカウント2。YuuRIはトラースキックで流れを変えると、またもスリーパーを決める。そしてスパイラルドラゴンスリーパーでギブアップを奪った。
4,プライドwave(15分1本勝負)
網倉理奈(13分54秒、変形ローリングクラッチホールド)桜花由美
waveタッグベルトを持って入場した桜花はまず観客に向け、「オーッ!」を一発。これに対して網倉は握手とともに左腕を突き上げ、「オーッ!」で返す。
ロックアップから、網倉が押し込む。まずはチョップを一発。続けて網倉が走り込んでのタックルは互角のぶつかり合いに。3発とも互角でどちらも倒れず。今度は網倉から「オマエも走れよー」と挑発。桜花はひと言、「いやだ」。
網倉はタックルで桜花を倒すと、「オーッ!」を一発決める。さらに串刺しタックルからもう一発、「オーッ!」。
観客の反応に喜びを隠せず。そしてワー!プレスからキャメルクラッチ。
技を決めたまま、右腕を突き出し、「オーッ!オーッ!オーッ!オーッ!」と連呼する。
さらにストンピングも「オーッ!」と言いながら打ち込み、「オーッ!決めたるぞ」とロープに飛ばすも桜花が払い腰で返す。
さらにキャメルクラッチを決めたまま鼻フック。これにはブーイングが発生。今度は手への噛みつきからワキ固めに移行。
網倉がロープにまで逃れると、その上に仁王立ち。ニーを落とすと再度、ブーイングが起きる。網倉を立たせてコーナーに振ると、「オーッ!」からの串刺しビッグブーツ。
そしてランニング式ビッグブーツからの「オーッ!」。さらにぶら下がり式ブラディーEXで締め上げる。続いて、「オーッ!」からのビッグブーツは空振りとなり、網倉がエルボーを打ち込む。
ならばと、背後に回り腕をクロスさせるが、網倉は腕力を使ってアームホイップで投げつける。
ここで、桜花がビッグブーツ、網倉はチョップという打ち合いとなる。お互い「痛くない」と言い合い、我慢しながらの打ち合いが続く。桜花はチョップに顔をゆがめながらも耐えきると、「オーッ!」からのビッグブーツ。
網倉は吠えて耐え抜く。桜花の突進にはローリングチョップで切り返し、サマーソルトドロップを投下。
続いてタックルからカナディアンバックブリーカーでゆさぶる。そして、桜花をコーナー宙づりにすると、背中への串刺しタックルを打ち込んだ。
チャンスとばかりに飛び込んだ網倉に、桜花はビッグブーツでお返し。ランニング式のビッグブーツを打つと、「オーッ!」を挟んで2発目を狙ったが、網倉がパワースラムで返す。
網倉がミサイルキック。キャノンボールと畳みかけるも2カウント。さらにダイビングセントーンも2カウント。
「決めるぞー!」と叫ぶも、桜花がクロスアーム式DDTで流れを変える。カカト落としをぶち込んだが2カウント。
桜花が正面からのビッグブーツ。突き上げ式キック。ここで「オーッ!」をするが、その間に網倉が丸め込む。2カウント。桜花は至近距離からのビッグブーツもカウント2。再度、ビッグブーツ狙いで突進すると、網倉はエビ固めで丸め込んで、そのまま3カウントを奪い、逆転フォールを奪った。
堂々のカウント3にセコンドの櫻井も入ってベルトのポーズ。この勝利とアピールが実って、ベルト挑戦へと行きつくか?
5,デンジャラスwave(30分1本勝負)
狐伯&〇竹田誠志(22分5秒、エビ固め)宮崎有妃●&さくだとしゆき
※ハードコアルールを採用。リバースUクラッシュボム。
メインは宮崎にとってのインイタにおけるラスト・ハードコアマッチ。いつものように、宮崎はブリシスのコスチューム姿で登場。いっぽう、狐伯は有刺鉄線を巻いたイスを手に登場した。
宮崎のパートナーであるさくだは入場と同時に宮崎と握手。そして、竹田の入場と同時に宮崎組が襲い掛かる。竹田はイスを手に「行くぞ、いたばし!」と気合を入れる。いっぽうの宮崎もイスを手に。
まずはイス対イスの壮絶な打ち合いに。3発目で竹田が打ち勝つと、さらにイスで一撃を加える。
続いて、ロープに振ってのイス攻撃を狙ったものの、は宮崎がタックルで吹っ飛ばす。
続いて狐伯のイスとさくだの鉄製バケツによる打ち合いに。さくだが打ち勝つも、狐伯はこの後、機敏な動きで翻弄し、低空ドロップキック。さらにイス攻撃。竹田がイスを山のように立てていきセッティング。狐伯も同じようにイスを立てて山を築いていく。
頂点にバケツを置き、狐伯がさくだをホイップ。しかし、切り替えられて狐伯が投げつけられ、イスとバケツに突っ込んでいき、崩れ落ちて下敷きとなる。
ここから場外戦へ。さくだは狐伯にバケツをかぶせて、エプロンへたたきつける。宮崎は有刺鉄線イスを竹田の顔面に押し付け、流血に追い込む。さらに竹田、狐伯とそれぞれにイスを投げつける。流血に見舞われた竹田は「午前中なのに血がいっぱい出やがる」と真っ赤に染まった顔面をアピール。
リングへ戻ったさくだは狐伯をイスで顔と足首を捕らえての逆エビ固め。さくだが手を離しても狐伯はイスで固められたまま脱出できず。さくだが自らイスから狐伯の体を離す。
続いて宮崎が串刺しラリアット。イスを振りかぶり、狐伯の背中に一撃を見舞う。5分経過。2カウント。今度はさくだの串刺しエルボーから宮崎が串刺しラリアット。さくだが狐伯にボディスラム、2カウント。さらにイスで一打を浴びせ、「狐伯」コールを強要。「狐伯」コールが発生すると、さくだが「うるせー!」と言ってから、イスに覆いかぶさっていた狐伯にバケツを投げつける。
さくだから宮崎へ。宮崎がイスを竹田に投げつける。そして、狐伯にはイスを背中に重ねてのボディスラム。さらに狐伯をキャメルクラッチに捕らえる。そして立ち上がると、狐伯の手を踏みつける。
今度はさくだが「止まれ」の標識で殴打すると、長い板を持ち出す。その長い板をブレーンバスター気味に投げつけ、狐伯に命中させる。2カウントで竹田がカット。
狐伯がスタナーでやり返す。さくだが「効かねえぞ!」とストンピング。バケツを手に、狐伯をロープに飛ばす。狐伯がブーメランアタックで振り返り、バケツごと吹っ飛ばす。
狐伯は長い板をサードロープの上へ平行に横たわらせる。さくだをボディスラムで投げつけると、板が真っ二つに折れる。さらにイスで一撃を見舞う。
今度は竹田が長ばさみを持ち出し、宮崎の額をめった突き。さくだが板の破片でカットに入るも竹田が急所攻撃で難を逃れる。さらに竹田が串刺しニー。そして、コーナーへ宙づりにし、イスをさくだの前に2脚立てかけると、低空ドロップキックで打ち込む。その衝撃でさくだが驚きの表情を見せる。
竹田はボディスラムからイスを2脚、体の上に乗せる。竹田がコーナーに上ろうとするも、さくだが立ち上がり、リング中央にイスの山を作ると、コーナーの竹田に一撃。そのままさくだもコーナーにかけあがり、雪崩式フランケンシュタイナーを敢行。竹田をイスの山へ落とす。
宮崎が竹田にラリアット2連発。2カウント。竹田は宮崎に急所打ちも当然通じず。逆に宮崎が急所打ち、目つきで竹田をコーナーに追い詰める。さらにコーナーへ宙づりにすると、竹田の前にイスを立てかけ、ラダーを直撃! ガシャーンッ!! という金属音が響き渡る。
竹田も立ち上がり、スタンドでのエルボー合戦。竹田がかわず落としで宮崎とともにマットではなく、リングへ横たわるラダーの上に倒れ込む。両者ともに背中をラダーに直撃。竹田は「気持ちいいぜ!」と満足げ。狐伯にタッチ。狐伯が宮崎へ串刺しエルボーからコーナーに座り込ませる。さくだもコーナーに座らせると、二人まとめて低空ドロップキック。さらにラダーをさくだの股間に挟む形でにセット。
イスでラダーをフルスイング! 狐伯は「大丈夫かー?」と問いかけ、宮崎にブレーンバスター狙い。これを宮崎がこらえると、スタンガン式DDTで切り返す。
そして、場外に落ちた狐伯を机の上にセット。イスを体を上に置いて、コーナーにのぼったところで狐伯が起き上がりイスを投げつける。そして、リングへ戻るとミサイルキック。さらに「宮崎借りるぞー」と碁盤を持ち出して、その上へブレーンバスター狙い。宮崎が耐え、逆に投げようとする。狐伯がブレーンバスターをあきらめ、碁盤を踏み台にしてのコルバタで投げ飛ばす。竹田にタッチ。竹田がニーを当てる。
そしてフェイスロックで固めると、再び長ばさみを突き立てる。さくだがバケツでカット。狐伯がバケツを奪って、さくだにかぶせての低空ドロップキック。竹田はボディスラムから宮崎の体にイスをかぶせ、「お疲れ様でした!」と叫んで立てかけていたラダー上段に。さくだが背後からカットに入る。
宮崎が起き上がり、ラダーに上る。ラダー上にて宮崎と竹田が殴り合い。宮崎が殴り勝つと、雪崩式ブレーンバスターでイスの山に投げつける。さくだが竹田をボディスラムでアシスト。宮崎が竹田を持ち上げると、イスの上への直伝デスバレーボムを打ち込むも2カウント。
イスを竹田の体の上に置くと、コーナーに上がり、ムーンサルト狙い。これは狐伯がカット。宮崎をコーナーに釘付けにすると、竹田も起き上がり、「オケ、二人で行くぞ!」と協力してイスの上に投げつける。
狐伯が「行くぞー!」と気合を込める。20分経過。ここでムーンサルトを決めると、さらに竹田がニーを打ち込む。2カウント。続けて、宮崎の体にイスを置き、さらにイスを振りかぶって打ち込むが2カウント。
竹田はボディスラムから、宮崎の体へイスを積み上げる。ラダー上からのサマーソルトドロップで急降下したが、これも2カウントで返す。驚異の粘りを見せた宮崎だが、最後に竹田がリバースUクラッシュボムを決めて、ついに3カウント。激しすぎる熱戦に終止符が打たれた。
竹田「waveファンの皆さん、竹田誠志でーす。このオファー、2、3日前で本当に近々でね、オファーが来るってことは、この団体は狂ってるなとその時点で確認しましたけど、宮崎さんー! やっぱりあんた最高だね。
女子とやってあまりこういう気持ちにならないけど、こういうスタイルに愛のある人間って最高だね。ここから俺たちのストーリーが始まるんじゃないですか。と言っても、みなさんご存じの通り、1月1日にはリングを降りるそうですけど、そんなこと言ってるけど、大みそかに(大日本で)デスマッチやるじゃねえか。もしかしたら、もう一度、竹田誠志と対峙するかもしれません。そのときは今日以上の頭のねじを外し方であんたに華を添えてやりますよ。今日はご指名ありがとうありがとうございました」
狐伯「宮崎さんー! 全然全然、自分のこといじめ足りないかもしれませんけど、心強い竹田さんと組んで勝っちゃいました。狐伯全然やりたりないんですけど、そんなわがまま言ってもしょうがないと思うんで、今後は練習でハードコアを教えてください。宮崎さん、引退までもう当たれないかもしれないけど、自分たちのことをずっと見守ってくれると信じているので、waveを任せてください。ありがとうございました」
宮崎「本日はwave板橋大会ご来場、誠にありがとうございます。竹田君、今日は本当にありがとうございます。
竹田君と試合したのはこの間の琉球プロレス。あんなにハードコアを楽しんでやってる選手のこともめっちゃテンション上げて、どうしても辞める前にもう一回当たりたかった。だから本当に急なオファー、竹田君もさくだ君もありがとうございました。試合のことなんですが、1月1日の試合は、私の自主興行ということで、12月26日がwave、最後の大会になります。その時に、wave恒例の引退する人恒例の5人掛けをやりたいと思います。
ちょっと誰が出てくるのかまだわかんないけど、ぜひ、26日に、5人掛けでボロボロになって、12月31日に伊東ドラゴン竜二と組んでデスマッチトーナメント優勝して、1月1日、思い残すことなく、引退します。どの試合もみなさんぜひ生きざまを見に来てください」
最後に宮崎が「じゃあさあ、私踊れるのかな。最後に私の曲かけて一緒に踊りませんか? 行くぞ、ミュージックスタート」と呼び掛けて、4選手によるブリシスダンスで締めくくりとなった。
2025.11.20
『ITABASHI SURPRISE Now.25』
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日時
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11月20日 木曜日
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観衆
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102人
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場所
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東京・TOKYO SQUARE In Itabashl
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1,同期のサクラwave(20分1本勝負)
〇網倉理奈&櫻井裕子(16分、首固め)狐伯●&花園桃花
オープニングは同期のサクラということで、2018年デビュー組の“COLOR’S”網倉&櫻井組と“キッズクラブ”狐伯&花園組が対戦。
キッズクラブはおそろいの被り物で登場。
「網倉」コールと「桃花」コールが二分する中、試合開始。まずはロックアップも、網倉が振りほどき、自ら「あーみん」コールを扇動。
自然発生で起きた「桃花」コールで花園も立ち上がる。
再び網倉はロックアップを振りほどき、自らロープに走るが、狐伯が背中を蹴り飛ばしてカットに入る。
花園組はトレイン攻撃に行こうとするも、花園が狐伯のみをコーナーに振る。これを何度も繰り返すうちに、狐伯はフラフラになりながらも頑張って串刺しエルボーを連発する。
ここで早くも花園の指示で、肩車の体勢へ。数歩、歩いたところで櫻井が
カット。網倉が入場時に使用していた狐伯組の被り物を取り上げ、狐伯、花園を殴打する。さらに一人で二人に対してダブルタックル。
今度は「こっちも行くぞ」と櫻井に肩車を指示。しかし、櫻井は網倉の重さに耐えきれず、フラフラの状態。網倉も「無理無理無理」と慌てふためき、すぐに崩れ落ちる。網倉は「ごめん、裕子~」となだめる。
狐伯と網倉。狐伯がドロップキック。エルボー3連発から串刺しエルボー。低空ドロップキックとつなげる。
花園が飛び出し、再度、トレインを狙うも、またしても狐伯のみが串刺しエルボーを打ち続ける状態に。
さらに花園は「パワーボム!」と宣言して、持ち上げようとするが、網倉が微動だにせず。網倉が逆に「この貧弱がー!」と言いながらカナディアン式に持ち上げる。即座にブーイングが起き、思わず降ろしてしまう。
「でも、同期だし仲良くやりたいからごめんね」と網倉が謝ると、すかさず花園が目つき。さらに突進すると網倉はダブルチョップで返す。ここで花園が「待て! わかった。ロケット対決だー!」と提案する。
この提案により両軍、それぞれロケットをスタンバイ。そして裕子ロケット、狐伯ロケットが同時に発射する。この結果、櫻井と狐伯がリング中央でぶつかり合ってともにダウン。花園は「正解がわからん」、網倉も「何がしたかったんだ…」とやっている側も戸惑う。
花園は櫻井を捕らえて、「よっしゃ行きますよー」からのスイングDDTを狙うも、デッドリードライブで投げ飛ばされる。
花園が再びスタンバイ。「気を取り直してご唱和ください。よっしゃ行きますよー」と宣言するも、櫻井が今度はブレーンバスターで返す。花園はカウント2で返すも、狐伯がなぜか「返すなー!」とアピール。
ここで櫻井が網倉に裕子ロケットを指示。狐伯も飛び出し再び「ロケット対決だー!」と迫り、ダブルスタンバイ。裕子ロケット、狐伯ロケットが同時発射かと思われたが、狐伯は背後から来る花園のミサイルキックをかわすと、櫻井に向かってドロップキック。櫻井は網倉のミサイルキックとサンドイッチ式に決められる。
櫻井が立ち上がると、狐伯にタックル。網倉も飛び出して、ロープに飛ばしてダブルの攻撃を狙ったが、狐伯はブーメランアタックで返す。
座りこんだ網倉と櫻井に対して、狐伯と花園がダブルの低空ドロップキックに珍しく成功。さらに狐伯が櫻井へミサイルキック。2カウント。櫻井もファイナルカットで切り返す。2カウント。網倉にタッチ。網倉がカナディアンに持ち上げる。花園が正面から突っ込めず、回りまわって背後からカットに出る。
花園が狐伯へ「一緒に行こう」とダブルを指示。狐伯がロケットニーから花園がフットスタンプを落とす。狐伯がライオンサルトから押さえ込むが2カウント。
狐伯がノーザンライトスープレックス。2カウント。狐伯がリング内からトップロープに上がるも、花園が強引に背後から肩車に取る。なんとか歩き始めるも、櫻井がカットし、もろくも崩れ落ち得る。
網倉が狐伯を捕らえて、カナディアンバックブリーカーで持ちあげたところに櫻井がビッグブーツの合体技も2カウント。
「セントーン行くぞ!」と網倉がアピール。しかしダイビングセントーンは狐伯がかわして自爆。花園が網倉へミサイルミックを狙うも自爆。その後、狐伯のミサイルキック、櫻井のミサイルキックもすべてかわして自爆。
網倉が狐伯にブレーンバスター。「今度こそー!とアピールして、ダイビングセントーンを投下したが自爆。続いて、花園のミサイルキックも、狐伯のミサイルキックも、櫻井のミサイルキックもすべて自爆。1周して、もう一度、網倉がダイビングセントーンを放ったがやはり自爆。その後も花園、狐伯、櫻井とミサイルキックがすべて自爆となり、ついに4者がダウン。
「なんですかすんだよ」「あんたじゃん絶対」と網倉、狐伯が言い合ううちに花園、櫻井が泣き出す。
収拾のつかない状況にレフェリーが「あやまんなさい、みんなで謝れ!」とその場を収めようとする。これで二人づつが向かい合って、「せーの、ごめんなさい」と、網倉、櫻井が頭を下げた瞬間、狐伯、花園が首固めで丸め込む。
さらにそれぞれがブレーンバスター。網倉、櫻井もブレーンバスターで投げ返す。
花園が「終わりだー」と狐伯を立たせて狐伯ロケットをスタンバイ。
網倉も櫻井を立たせて裕子ロケットの体勢へ。同時にロケット発射となり、狐伯と櫻井が同時に突進する。ここで権利のある網倉が飛び出し、フラフラの狐伯へ首固めで丸め込んで3カウント。頭脳プレーで網倉組が勝利となった。
2,ゆるふわwave(20分1本勝負)
夏実もち&〇柊くるみ(13分12秒、片エビ固め)尾﨑妹加&香藤満月●
※ダイビングボディプレス。
プロミネンスのもち&くるみが参戦。妹加&香藤というパワーコンビが迎え撃つが、サブタイトルには「ゆるふわwave」と銘打たれている。果たしてどんな試合になるか?
まずは香藤が元気いっぱい、会場全体に響き渡る大声で「お願いします!」の挨拶に耳を押さえるプロミネンスの二人。先発でも妹加に「行きます!」と元気いっぱいのアピール。
まずはくるみと香藤でスタート。いきなり両者がぶちかまし、互角のタックル合戦を連発。ド迫力の攻防となる。ともにロープに走るが、味方であるはずの妹加が香藤の、もちがくるみの背中をそれぞれ蹴り飛ばす。
「ゆるふわって言われてるの」(もち)「パワーwaveだから、ゆるふわでやりましょう」(妹加)とそれぞれパートナーに注意する。どう見ても、最初の展開は「ゆるふわ」からかけ離れていたため、仕切り直し。
両チームがおんぶの状態に。上に乗ったくるみと香藤がタックルでぶつかり合う。香藤が「絶対ゆるうわじゃないですこれ」と疑問を呈すと、今度は上下を入れ替える。もちと妹加がぞれぞれ上に乗った状態でぶつかり合う。しかし、「重いー!」ともち、妹加ともに崩れ落ちる。
香藤は「かわいくいくんですよ」と妹加に注意。香藤は「行くぞー!」とロープに走るが反動で返ってきたところを、くるみが思い切りタックルでぶちかます。そして「何がゆるふわじゃー」とストンピングを打ち込む。今度はもちが「ゆるふわいくぞー!」とアピールして、全力でのロープワーク。
何往復もした後、香藤の目の前で立ち留まりヒップドロップを落とす。妹加が思わず、「これのどこがゆるふわなんだよ」とカットに入る。妹加がトレイン攻撃に出ようとする。香藤が「ゆるふわで行ってください」と嘆願すると、妹加がコーナーの直前までゆるく走って、最後は全力での串刺しラリアット。香藤も同じように続く。
もちが香藤の勢いを止めるべく鼻フック。続けて「くらえ、満月ー!」と突進するが、香藤がタックルで吹っ飛ばす。香藤も突進して、雷電ドロップ狙いに行くも、もちが両足を出してカットに出る。これがまさかの股間を痛打。「骨が…」と香藤は悶絶。股間を押さえながらも再度、突進からの雷電を狙うが、もちがその瞬間に起き上がると、顔が股間を直撃する。再度、悶絶する香藤…。
今度はもちのほうが突進。香藤が持ち上げようとする。もちが背後に回り、ロープへ押し込もうとしたが、香藤はその場にとどまり、ドロップキックで返す。続けて妹加がエルボードロップを連続投下。妹加はもちの額を広げてエルボーを打ちこみ、突進すると、もちがムチをフルスイング。さらにそのムチを使ってのグラウンドスリーパー気味の絞首刑に取る。レフェリーが「これはゆるくない、ハードだよ!」と反則カウントを取る。
妹加はブレーンバスター。ここで突進すると、もちが抱え上げてスパインバスターでやり返す。
くるみにタッチ。くるみが串刺しタックル。サマーソルトドロップも2カウント。妹加は技を食らいながらも「ゆるふわじゃないよ…」と抗議。
妹加がくるみの後頭部へラリアット。エルボー合戦から、くるみが串刺しタックル。
妹加も追走ラリアットで返す。セントーンは2カウント。
香藤にスイッチ。香藤がダイビングボディプレスを3連発、2カウント。くるみがエルボーで返し、パワーボムを狙いに行くが、妹加がカット。妹加&香藤がくるみにダブルタックル。香藤はもちを持ち上げ、くるみにボディスラムで乗せる。さらに妹加までもボディスラムも乗せていく。さらに「妹加さん、まだですよー」と強引におんぶして合体式ボディプレス。2カウント。
香藤が「ゆるふわですよー」と言いながらコーナーに上がるも、もちが背後からお尻ぺんぺんしてカット。くるみがデッドリードライブ。
くるみがパワーボムに捕らえようとするも、香藤がリバーススープレックス。
妹加がダイビングセントーンで追撃。香藤がボディプレス。2カウント。くるみがラリアットで反撃すると、続いてミサイルキックを投下。2カウント。
もちがセカンドロープからリバーススプラッシュでアシストした後、くるみがダイビングフットスタンプを投下する。2カウント。トドメとばかりにトップロープからダイビングボディプレス。これがダメ押しとなり、3カウントが入った。
3,スクランブルwave(20分1本勝負)
〇桜花由美&咲蘭(16分7秒、エビ固め)SAKI&しのせ愛梨紗●
※ビッグブーツ。
11・2後楽園で新waveタッグ王者となった桜花&咲蘭。改めて、王者としてのコンビネーションを確認し合いたいところ。対戦相手のしのせは咲蘭にとっては、つながりの深い後輩でもある。王者組は桜花の肩に咲蘭が乗る形で登場。すっかりこの姿もファンの間に浸透しているようだ。
咲蘭としのせ。手四つから、咲蘭がアームドラッグ。さらに腕を絞り上げ、トップロープからのアームドラッグ。ともに足を払い合い、フォールで乗り合い、互角の攻防を見せた。
桜花とSAKI。腕を取ると、「よっしゃ行くぞー」とまずは「オーッ!」を一発。トップロープへ移り、アームドラッグで投げようとするがSAKIが拒むと「なんでやらしてくれないんだよ」と抗議。
今度はSAKIが腕を取ると、トップからのアームドラッグに成功。すかさず足を払い合い、フォールで乗り合う。
これまた互角の攻防を見せた。
今度はSAKIがカンパーナ。桜花の顔面が地面スレスレだが、何とか振り回す。
しのせが飛び出し、SAKIとともにダブルのタックルを決める。さらに「あげるぞー!」とアピールからボディスラム狙い。桜花がこらえる。しのせが桜花の足を踏みつけ、フライングボディアタックに切り替えたが、2カウント。
しのせが突進すると、桜花は払い腰で切り返し、ワキ固めに取る。ロープブレイクとなると、桜花は体重を乗せて、さらにニーを落とす。「オーッ!」から再び全体重を乗せて、もう一度、ニーを落とした。
続いて、咲蘭を呼び込んでトレイン攻撃。さらに桜花が咲蘭を持ち上げて、補助付きのフットスタンプ。続けて、咲蘭がしのせの手を踏みつける。低空ドロップキックを打ち込むと、しのせはエプロンへ逃げる。咲蘭が追いかけると、エプロンで手を踏みつけ、ヒップドロップで尻もちを付く。
リングへしのせが戻ると、低空ドロップキックからワキ固めに捕らえる。ロープに逃れられると、今度はエルボー合戦へ移行。桜花がアシストに入り、咲蘭を抱え上げ、合体式ドロップキック。そして桜花が咲蘭をカナディアンバックブリーカー式に持ち上げてのボディプレス。2カウント。
しのせが咲蘭へDDTからフェースバスターで2カウント。何とかピンチを脱する。
SAKIにタッチ。SAKIがビッグブーツからチョキパンチ。しかし、セーフをアピールしよおうとした瞬間、咲蘭がドロップキックを叩き込んでポーズをさせない。
SAKIがコーナーに振るも、咲蘭がブーメラン式ボディアタックで切り返す。2カウント。
咲蘭はすかさず619を狙ったが、しのせがカット。エプロンに立った咲蘭をしのせが背後から羽交い絞め。ここでようやくSAKIがチョキパンチ。そしてセーフのポーズ。リングへ戻ると、咲蘭がSAKIへカサドーラ式フットスタンプもカウント2。桜花が「オーッ!」から串刺しブーツ。ランニングブーツからフォールも2。
桜花がぶら下がり式ブラディーEXから、バックドロップ。
しのせがエプロンから桜花を掴む。しかし、チョキパンチに来たSAKIには正面からブーツをお見舞い。SAKIはブレンバスター。しのせにタッチして、トレイン攻撃。
しのせがタックル、2カウント。
さらにフェースバスターから低空ボディアタックで追い込むが、桜花はカウント2でクリア。
しのせが突進すると、桜花はスタンガンで切り返す。桜花がランニング式ブーツでロープ際に追い込むと、すかさず咲蘭が619でアシスト。桜花は「オーッ!」からのビッグブーツはカウント2。かかと落としを決めてフォールもSAKIがカット。
今度はブレーンバスター狙いに行くが、SAKIがカット。しのせがドロップキックからSAKIのアトミックドロップキック。続けてしのせがネックブリーカードロップ。
さらにシャイニングウイザードを敢行したがカウント2。
今度はポーズを決めてからのシャイニングウイザードも桜花が両手でブロックしてカット。しのせが回転式の丸め込み。2カウント。すかさず、咲蘭がフライングボディアタックを決めてフォローに入る。息を吹き返した桜花が突き上げ式キック、カポエラキックと蹴りを2連発。
2カウント。15分経過。咲蘭が桜花の両肩に乗り、合体式フットスタンプ。最後は桜花がビッグブーツで粘るしのせに止めを刺した。
4、メモリアル・デンジャラスwave(30分1本勝負)
〇宮崎有妃&ハイビスカスみぃ&笹村あやめ(26分53秒、体固め)炎華●&世羅りさ&鈴季すず
※ハードコアルール採用。イスの上へのゴンゾボム。
炎華が自ら「宮崎さんとハードコアで戦いたい」と嘆願したことで、決定したハードコアマッチ。もちろん、炎華はこれが初ハードコア。両脇に控えるのは世羅りさ&鈴季すずという超一流のハードコアファイター。果たして宮崎はこの炎華に対してどんなハードコアで答えようというのか?
まずはブリシス軍として宮崎、みぃ、笹村が登場し、ブリシスダンスを披露。
続いて、炎華組の登場。いつものように、すずが大会チラシとホッチキスを手に登場。みぃが鎌を手に戦闘態勢に入ると、どよめきが起きる。
続く世羅が入場時にこれに気づき、「やべーの持ってんじゃねえかよ」と抗議。
そして最後に初めてのハードコアへ出陣する炎華が「行くゾー!」と気合を込める。Tシャツと半ズボンは黒で統一。両手にはGAMIを彷彿させるメガホンを持参。片方のメガホンには有刺鉄線がちりばめられてある。
いきなりブリシスが奇襲で試合開始。宮崎は炎華をイスの上にボディスラムで投げつける。さらに顔面を椅子に押し付ける。
残りの4選手は場外乱闘へ発展。宮崎も炎華を場外へ持ち込む。宮崎が炎華を客席へ放り投げる。早くも炎華はマスク越しに流血。「大丈夫かー」とすずが心配そうにのぞき込む。そのすずに宮崎はメガホンで一撃。さらに炎華にも一撃を加える。
宮崎がリングへ。炎華をロープに磔にして見せしめにする。そしてボディスラム。2カウント。
続いてみぃがリングイン。場外戦で流血に見舞われ、目が見えない状態となりながら、炎華へ空き缶を手にしての一撃。「世羅見とけよ」と挑発しながらもう一発打ち込む。
炎華が2カウントで返すと「炎華」コール。みぃがイスを積み上げると、その上にブレーンバスター。しかし、投げたみぃもイスにぶつかってダメ―ジを食らう。それでもフォールに行き、2カウント。
宮崎は「大丈夫か、みぃちゃん、誰にやられた?」と流血姿を見て尋ねると「世羅です」とみぃが答える。宮崎は世羅にエルボー一撃。
宮崎がリング中央へラダーを放り投げる。そこへ炎華をブレーンバスターでラダーに命中させる。何とか食らいつこうとする炎華だが、宮崎が足で踏みつける。
世羅がエプロンから竹刀を振り上げてカットに出ようとするが、宮崎は笑いながら距離を取る。今度は炎華をコーナーに持っていき、みぃとともに足で蹴り上げる。続いて笹村が炎華をボディスラム。今度はイスごと持ち上げてのボディスラム。炎華はもろに背中で衝撃を受ける。カウント2で世羅がカット。
炎華が笹村へ片ヒザをついたまま、反撃のエルボーで殴り掛かる。笹村もエルボーで打ち返す。笹村がイスを振り上げると、炎華がドロップキックで阻止。しかし、タッチに行こうとするが、笹村が足を引っ張っていかせず。それでもメガホンを笹村へ打ち、ついに凶器攻撃で一撃すると、ようやく自軍のコーナーへ。世羅とすずが登場。すずがダブルのスピアーでみぃ、笹村を蹴散らす。
すずは宮崎を羽交い絞めにすると世羅が「絶対持っとけよ」と竹刀攻撃。宮崎がかわすも、世羅はなんとか打ちこらえて、すずとお互い「セーフ」のポーズ。
すずが宮崎にエルボー、世羅が竹刀攻撃の連携を見せる。しかし、世羅が宮崎と間違えてすずにも竹刀で打ち込んで同士討ち。「ごめん、すず!」と謝る世羅。
今度は笹村がイスを持ち出すと、世羅は竹刀で防戦。イスの取り合いとなり、笹村が世羅に痛打。今度はみぃが鎌を持ち出すも世羅がなんとか防御。逆に鎌の向きを変えると、みいの額に押し込む。
「今日は青木いつ希がいないから私がやるぞー!」とコーナーへ上ろうとする。
すると、青木と同じユニットを組んでいるすずが「いつ希に『絶対、やらせるな』と言われてるから。私がお前のヒザになってやる。行くぞ、ダブルニー!」とすずが世羅をおんぶする。しかし、二歩ほど進んだところで、みぃがラリアットを打ち
込んで防ぐ。
みぃはすずをコーナーに振る。世羅がみぃをコーナーに振って押し込むと、竹刀を連打して殴打。
しかし、背後にすずが潜んでいたことに気づかず。「ごめん、いたんだ」と謝る。
みぃを持ち上げると、「よくもすずをー!」とセラリズムバスター。続けて、すずがみぃに串刺しの低空ニーを打ち込む。すずがみぃのバックを取る。みぃはすかさず
レフェリーの腕を取り、投げられるのを阻止。そのまま、レフェリーの腕を使ってクロスラインを決める。みぃはなぜかレフェリーとともに腕を挙げる。
今度はみぃが「もう一回!」とアピールし、スリッパを二つ持ち出す。「石黒ごと投げるぞー!」と、レフェリーにスリッパを持たせてコーナーへ投げる。そしてすずもコーナーに投げようとするが、すずは回転させて、みぃをコーナーへ突っ込ませる。
突進してきたみぃにレフェリーは反射的にスリッパで一撃を加える。みぃがスリッパを奪って、レフェリーに一発お見舞いしてお返し。みぃはすずにスリッパで一撃するが、これを奪われて、両者でしばき合う。すずがロープに振るも、そのままみぃは軌道を変えて宮崎にタッチ。宮崎&みぃの合体エルボーからダブルのエルボードロップを落とす。
そして「カメラの準備をしろー」をすずを捕まえて、はずかし固めの体勢に。すずがすかさず「待って、炎華来い!早く!」と、炎華を呼び込む。そして「今日、炎華はハードコア初めてなので、こいつに恥ずかし固めやってあげてください。私は一人
でも大丈夫です」と、炎華を差し出す。宮崎が炎華にはずかし固めを決めると、その横ですずも一人でエアはずかし固めを見せてまさかの競演に。
すずは「改めまして」とホッチキスを手にして、宮崎の額に閉じようとする。すかさず、宮崎はホッチキスを奪い、逆にすずの額に大会チラシを止める。ここで「2026年1月1日、私の引退興行があります。みなさん来てください」とアピールして、すずをコーナー上段へへ上げる。
雪崩式のブレーンバスターを狙うべく、自らもセカンドロープに上るも、すずがエルボーで耐える。すずが雪崩式回転エビで丸め込もうとするが、宮崎が「いやだー」とコーナーを持って拒否。ここで世羅がすずに自らの大会チラシとホッチキスを渡すと、宮崎のお尻にホッチキスで大会チラシを止める。世羅が「2026年1月12日引退興行、(対戦相手は)コイツとやります!」とアピール。すずはそのまま宮崎をマット上に投げて、カバーも2カウント。
炎華にタッチ。炎華が各コーナーからミサイルキック3連発。4発目を決めようとしたところ、みぃがコーナーに寄り添う。「飛びすぎじゃない? 次飛ぶ前にちょっとお話が。
お隣よろしいですか?」とコーナーを挟んで、ロープの上にみぃ、炎華が座る。
みぃ「あのさー、炎華さんとかおっしゃいましたね。デビュー何年め?」
炎華「2年半ちょっとになります」
みぃ「2年半なんですね。私、24年になります。24年もやっていると、あっちこっちボロボロでヒザもケガしているし、更年期障害でめまいもすごい。2年半だなんて、未来しかないです。老い先短い私に勝ちを譲ってもらえませんか?」
炎華「絶対に嫌です。降りてください」
みぃ「そんなこと言わずに。宮崎さん、いいですか」
宮崎がみぃの隣に座る。3人がコーナーを挟んで座った状態に。
みぃ「来年1月1日、(宮崎は)引退決まってるの、君は未来がある。私たちにはない。だから、勝ちを譲ってください」
炎華「絶対、嫌です。降りてください」
降りようとしない二人。炎華は強引に、宮崎へ雪崩式フランケンでリングに降ろす。
みぃはそのままコーナーに座り続ける。炎華はみぃを無視して、ダイビングボディアタックを狙ったが、これは宮崎にキャッチされて、コーナーへ逆さづりにされる。
宮崎はイスを炎華の顔に立てかけ、その上にラダーを投げようと構える。投げる姿勢を見せるもフェイント。しかしここで「やりすぎだよー」とすず、世羅がカットしラダー投げは未遂に。
今度は世羅がリング上にラダーを設置。炎華が上り始めると、宮崎が反対から上り始めて阻止に出ようとする。炎華がメガホンで一撃。これを宮崎が奪うと、逆にメガホンで殴打する。世羅が背後から宮崎を抱え上げると投げ捨て式のパワーボム。ここで炎華がラダー上からダイビングボディアタック。2カウント。今度はトップロープへ上る。
しかし、宮崎も迎撃で上がると、雪崩式ブレーンバスターで投げ捨てる。
みぃを除く5人が場外へ。宮崎は机の上に炎華をセット。メガホンで連打をしたのち、トップロープから場外ダイブし、机の上でのボディプレスを敢行! 机は真っ二つに。
机の破片をリングに投げると、炎華をリング内へ戻す。破片を手にしてすずに叩きつけようとするも、すずがキャッチ。ならばと、宮崎が机の破片を横にして角で打ち付ける。さらに机の破片を炎華へフルスイング。これが真っ二つに割れると、割れたもう一つの破片でもう一撃お見舞いする。
25分経過。さらに破片でもう一撃。カバーすると、世羅がカット。ここでみぃが満を持してがミサイルキックに行くが、まったく誰もいないところに落下して自爆。宮崎はすずにラリアット。炎華にもラリアットをねらったが、これを空振りさせる。すかさず、炎華がジャパニーズレッグロールに丸め込むも2。宮崎がラリアット。2カウント。
カットに来た世羅、すずを「じゃますんなー」と蹴散らし、再度、炎華へラリアット。2カウント。
そして最後は、ゴンゾボムをイスの上にたたきつけて3カウントとなった。
宮崎がマイク。
「炎華、自分でハードコアやりたいって勢いで言ったものの、めっちゃビビって、でも怖くてがさっきまで(の状態)だったんだろ。やってみてどうだよ。
私は狐伯、炎華、咲蘭、waveの若い子、財産だから。狐伯はハードコアできるくらいハート強いけど、私だって、リング上がる前、本当に炎華にできるかなと。炎華にハードコアの攻撃できるかって、私もちょっと不安だったよ。
だけどさあ、あそこで炎華が(ハードコアやりたいですと)来た時に、目がちゃんとプロレスラーの目をしていたから。私も、その気持ちを捨てて、しっかり向き合おうって思えたよ。よく頑張ったね。ありがとう。炎華が一般人から始まって、受け身教えたりして、ちょっとづつプロレスラーの顔になっていくのがうれしくて。でも、ハードコアはもう1個、2個、3個、気合を入れないとできないと思います。もう二度とやりたくないと思えるかもしれない。派手に見えるかもしれないけど、本当にめちゃくちゃ痛くて。でも、炎華どうでした?(場内拍手)その目、私は最高に心が震え立ったよ。今日はなんとなく炎華がいっぱい血出て頑張る人と思ったんですよ。みーちゃん。
(血がいっぱい出てるのを)誰?(世羅に)おまえかー。ハードコア、レフェリーが特に危険とみなしたものはダメなんだよ。まあでも面白かったけど。みぃちゃん。持ち込んだほうが悪い。炎華、大丈夫か。ハードコア、デスマッチは最後、売店に出る
までがハードコアなんだよ。お客さん心配しちゃうんだよ。では最後、踊って終わりますか」
こうして最後は全員によるブリシスダンスにてフィナーレ。炎華はバックステージでのコメントの後、売店でお客さんの前に立ち、初のハードコアを締めくくった。
・バックステージ
炎華「復帰して早々、宮崎さんと、ハードコアやりたいってリング上でお願いして、勢いよくいったはいいものの、本当にこの日が来るのがずっと怖くて、入場前も涙出そうで、怖かったんですけど、この怖い気持ち以上に宮崎さんのハードコアが大好きで、宮崎さんが引退ギリギリでお忙しくて、自分なんかがしゃしゃり出ないほうがいいかなって思っていたんですけど、絶対後悔するって思って、誰に何を言われてもいいと思って、今回、宮崎さんにハードコアお願いして今日試合をしました。
実際に試合をして、痛過ぎて、想像以上に痛くて、これをこなしている選手のみなさんを尊敬しましたし、その中で自分は今日、一番目立ってやろうとか、宮崎さんが引退するまでに私はここまでできるんだぞっていうことを伝えたかったので、強い気持ちを持って試合しました。
(試合後、宮崎さんのマイクを聞いて)始めてとか関係なしに、こんな血まみれになって全然動けなくて動けなかったんですけど、宮崎さんに言葉を言っていただいて、自分もちょっとはようやくプロレスラーになれてきたのかなってうれしかったです。
デビュー前から、ずっと宮崎さんに一番受け身とか、技を教え得ていただいて、宮崎さんがいたから、プロレスラーになれました。今日、ハードコアを終えて、自分がようやくプロレスラーになれたんだなって実感できました。宮崎さんが引退しても、自分がwaveを引っ張っていく気持ちでいるので、今日の覚悟を見ておいてください。ありがとうございました」
2025.11.02
『PRIME WAVE 25』
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日時
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11月2日 日曜日
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観衆
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435人
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場所
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後楽園ホール
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・オープニング
恒例の野中リングアナの前説中にフラフラとなった宮崎がリングイン。
ブリシスのラスト対決を前夜の8時からスタートしており、この時点で11
時間と20分ほどが経過。このまま試合が続行されていることが伝えられた。
果たしてこの大会中に決着がつくのか??
1,カオスwave〜ブリシス フォーエバー〜(時間無制限1本勝負)
宮崎有妃vs櫻井裕子vs網倉理奈
〇宮崎(17時間23分、ダブルフォール)櫻井裕子●&網倉理奈●
※場外リングアウトカウント無し。網倉が倒れていたところ、宮崎が櫻井に直伝デスバレーボムで直撃し、二人まとめて押さえ込む。
宮崎、櫻井、網倉のブリシスメンバーによる3WAYでの対決。時間無制限、場外リングアウトなしによるルールとなり、前夜から対戦中。すでに試合開始から14時間30分が経過する中、網倉と櫻井がぬ値を小突き合いながらリングイン。
すでにリングで倒れ込んでいる宮崎を引き起こし、3人でブリシスダンスを披露する。
いきなり、網倉&櫻井が宮崎に襲いかかり、再び3人での戦いが開始。
打撃合戦。櫻井がビッグブーツで一打するも、網倉が足を引っ張り、「師匠!」と叫びながらショルダータックルを連発。
今度は、宮崎が櫻井を呼び込んで「裕子ロケット」を点火したが、タックルの部分でかわされて失敗。網倉は宮崎にインディアンデスロックを決めた状態で、櫻井をカナディアンバックブリーカーで持ち上げ、一人で二人を攻め立てる。
さらにキャノンボールを狙うも、かわされて自爆。このチャンスに、宮崎が櫻井にはずかし固めを決めたが、「ゆうこりんばっかりいつもズルい!」とカット。
そのまま3人が揉み合いになりながらバックステージまで行ってしまい、しばらくリング上は誰もいない状態に。石黒レフェリーの「見失いました」という状況を聞いた野中リングアナは次の試合へ行くことを判断。かくして第2試合へ…。
2,チャレンジwave(15分1本勝負)
△米山香織(7分24秒、ダブルフォール)若菜きらり△
※きらりのジャパニーズレッグロールクラッチで両選手の両肩が着いてダブルフォール。
アイスリボンから若菜きらりが参戦。米山香織の胸を借りるシングルマッチ。
まずは、場内「きらり」コールがこだまする。米山は「人気じゃ勝てないからプロレスで勝負だ!」とロックアップから腕の取り合いと静かな立ち上がりを見せる。
きらりがアームホイップホイップからドロップキック。これに対して、米山はヘアホイップを仕掛けると、場内大ブーイング。
きらりがドロップキックも、米山が鼻をつまみ、再び場内ブーイングを浴びる。
「ブーブーうるせえんだよ!」と米山は客席に言い返し、アイスリボンのセコンドにも唾をかけるポーズ。そして磔から顔踏みつけ。これを脱したきらりはスタナーからドロップキック。
カウント2。ここから打撃の打ち合いとなり、米山がモンゴリアンチョップを連発。さらにぐるぐるパンチからセントーン。2カウント。
きらりはカサドーラからアームホイップ、低空ドロップキック、ミサイルキックと畳みかける。
さらにクリストをリング中央で決めると、そこに宮崎と櫻井が乱闘の状態で戻ってくると、リングに入り隣で宮崎がはずかし固め。まさかのクリストとはずかし固めの競演に。
きらりはクリストの技を解くと、エルボーの連打ではずかし固めをカット。
これに対して、宮崎はきらりにはずかし固め。なんとか回避したきらりは「19歳はまだ子供だろー!」と言い返すが、米山が「オマエ、はずかし固めをかけてもらえるのは光栄なことなんだよ!選ばれし者なんだから喜べ!」と自らはずかし固めを受けようと自らの身を差し出すが、宮崎が興味なしとばかりに蹴り飛ばす。
米山が丸め込みで勝負をかけ、ここから丸め込みの応酬に。
きらりがジャパニーズレッグロールクラッチ・ホールドを決めたが、自らの肩がついていたためダブルフォール。レフェリーが3カウントを数えたため、ドローとなった。
3.スクランブルwave(30分1本勝負)
SAKI&〇尾﨑妹加&真白優希(16分15秒、カナディアンバックブリーカー)夏すみれ&YuuRl&香藤満月●
先発はYuuRlと真白。真白がアームドラッグからルチャ仕込みの動きを見せる。これに呼応するように香藤が「いきます!いきまーーす!」と手を伸ばす。ここで気合を入れてリングイン。まずは香藤と尾崎がショルダータックル合戦で打ち合う。
その後、SAKIとYuuRlになり、SAKIがチョキパンチから「セーフ!」のポーズ。YuuRlはネックブリーカードロップでSAKIを場外へ落とすと、ウルトラタイガードロップ。さらに真白もプランチャで続く。
SAKIがYuuRIをカンパーナで捕らえると、その先に夏の股間が待ち構える。その間に、宮崎が真白を拉致。
各方面で、場外乱闘が繰り広げられる中、宮崎が真白にはずかし固めをかけたままの台車を、櫻井と網倉が押しながら入ってくる。
ガッチリ決められた状態の真白は、各場外を回って見せびらかされる羽目に…。
夏が「宮崎さん、真白じゃなくて私でしょ! はずかし固めをやるなら私にやれ!」と自ら立候補。ここ
で、宮崎が夏にはずかし固め。夏は「はずかしいよーーん、はずかしいよーーん、あーーん!」と喜びの様子の夏。思わず、ほかの5選手がまわりを囲み、ストンピング。
網倉は「師匠がやってくれないから…」とひとり、台車の上で開脚した状態に。櫻井が押しながら3人は再びどこかへ姿を消す。
SAKIがYuuRlにブルズアンへリートで固める。満月がカットに入る。SAKIがYuuRIにブレーンバスター。続いて真白がダイビング・クロスボディ、ドロップキック。YuuRlが飛びつきスリーパーで切り返す。さらにトラースキックも、真白がドロップキックで打ち返す。
香藤と妹加。香藤がボディプレス。「まだまだー!」と串刺しタックル。ここで夏を呼び込む。
夏がブロンコバスターを狙うが、かわされて自爆。しかし、一度では終わらず、香藤がYuuRIとのトレイン攻撃から再度、セッティング。
コーナーをリバウンドして気合を込める夏だが、またも自爆となり、コーナーに股間を痛打。ならばと、香藤とYuuRlが妹加をコーナー宙づりにしてさらにトレイン攻撃でダメージを蓄積させる。
夏は先ほどの自爆による精神的と肉体的のダメージにより「もうブロンコはできない…」と自信喪失。
それを見た香藤が夏を背後から抱っこ状態で開脚してコーナーに走り込む合体式ブロンコバスター。
さらに香藤が妹加に雷電ドロップ。ダイビング・ボディプレスもカウント2。妹加は背後からのラリアットで反撃。そして、エルボーを連打。さらにアルゼンチンバックブリーカーを狙ったが香藤の巨体は持ち上がらず。
香藤の突進にラリアット。そして今度はショートレンジラリアットもカウント2。ここで香藤の巨体をもう一度持ち上げようとチャレンジすると、見事にアルゼンチン・バックブリーカーで抱え上げて、ついにギブアップを奪った。
4,メモリアルwave 〜そんちかアゲイン〜(30分1本勝負)
〇加藤園子&永島千佳世(18分39秒、片エビ固め)炎華●&梅咲遥
※クーロンズゲート。
炎華がずっとあこがれを持っていた存在であった“そんちか”。本来ならば、8月に対戦が決定していたものの、炎華の胸骨骨折による欠場で流れる。11月23日に加藤の引退が決まる中、ギリギリのタイミングで対戦が実現した。
しかもこのカードがそんちかのラストマッチ。お膳立ては揃った。あとは炎華が自らの思いをそんちかにぶつけられるか。
まずは永島がアームホイップ。炎華も人工衛星ヘッドシザースで返す。ここで加藤が背後からキックを打ち込んでカット。加藤はミドルキック、フェースクラッシャー、ギロチンドロップと、炎華に刻み込むかのように、一つひとつ決めていく。
さらに永島とともに、磔にして2人で顔面を踏みつける。しかし、この瞬間、またも試合中で戻ってきた宮崎が背後から攻撃するわけでもなく、一緒にポーズに入り込む。ここは同期の絆か。永島が炎華へヘアホイップを連発。
さらに髪をかきむしって場内ブーイング。つづけて、加藤は「炎華ー!」と叫んで背中にサッカーボールキック。
その後も、永島が足で首をロックして顔面を攻撃。加藤も正面からの蹴り。さらに永島がヒザで全体重を乗せる。
炎華は反転式クロスボディでなんとか反撃して、ピンチを脱出すると梅咲にタッチ。
梅咲はそんちかへのドロップキック、フライングネックブリーカー、これに対して加藤が腕を取ってのミドルキックをボディへ3連発。梅咲はブレーンバスターで返し、あめきゅんがトレイン攻撃。
さらに炎華が梅咲を踏み台にしての串刺しドロップキック、続けて梅咲がドロップキック。これに対して、加藤がカミカゼでコーナーまで持っていくと、永島をファンタスティックフリップで投下する。永島が梅咲の手を踏みつけ、ジャンプして一撃。
炎華&梅咲が永島にダブルのドロップキック。梅咲が低空の顔面ドロップキックからミサイルキック。永島はワキ固めで切り返すが、梅咲がうまくすり抜けると、カウンターのエルボーからブロックバスターホールド。加藤がカット。10分経過。
炎華がダイビング・ボディアタック、スペースローリングエルボー、ドロップキックからSTFと自らの技を畳みかける。
さらにレッグロールクラッチホールド。これを回避した永島がぶっこ抜きでジャーマンで投げる。。梅咲がカット。
加藤は再び「炎華ー!!」と叫ぶと、胸板へのローキックを3連打。ダメージを受ける炎華の前に立ち、「終わっちゃうぞ、どうした! いいのかそれで!」と檄を飛ばす。これを聞いて立ち上がった炎華がエルボーの打ち合いへ。加藤がステップしてのキック。炎華はミサイルキック連発で反撃する。再びざわつく場内。よく見ると、ブリシスの3人がまたもエプロンサイドへ。
網倉が場外で、宮崎&櫻井にセントーンを打ち込むと、リング内に戻す。加藤は「何だオマエら!?」と驚きを隠せないが、それでも網倉とともに、別々のコーナーへ倒れ込む相手にキャノンボールを同時に決める。コーナーを変えてもう一度、投下。ここで網倉は宮崎&櫻井を引き連れ、再び場外へ。そしてそのまま行方をくらます。
永島&加藤がダブルブレーンバスターもカウント2。ここで、梅咲のアシストを受けて加藤の動きを止めた炎華が雪崩フランケンシュタイナー。見事に開店したが、永島がダブルフットスタンプでカット。
ここでついに加藤がダイビングギロチンドロップ。これを間一髪かわしたところで、梅咲が丸め込み。
続けて炎華も丸め込むがいずれもカウント2。
加藤が炎華の顔面蹴り上げると、ここから一気にクーロンズゲートを決めて3カウントを決めた。
試合が終わり、号泣する炎華。どういう思いがこみ上げるか。
これを見て、加藤がマイク。
加藤「炎華! そんちかはどうだ! 泣いてばっかりだな?オマエのせいで私も泣きそうになったよ。炎華、ケガばっかりだった私。若い頃もダメダメだった。そんなそんちかにあこがれてくれて、プロレスラーになってくれて一緒に闘えるなんて思えなくて、メチャクチャ嬉しいです。1回目はオマエがケガしちゃったけど、GAMIさんや先輩たちが一生懸命やったんだぞ。でも試合ができてよかったです。そして遥ちゃん、ありがとう。実はいろいろなご縁がありまして、私の引退ロードにも上がってもらって。アンタもケガばっかりだから気をつけなよ。今日は本当に本当に、最後のそんちかです。あんまり考えると泣いちゃうから、考えないようにしてたけど…。本当にさっきも言ったけど復帰してダメダメだった頃、あんたに支えられました。後半のプロレス人生、永島がいなかったら頑張って踏ん張ってやれなかったかもしれない。そんな大事な仲間です。これが本当に最後のそんちかです、本当にありがとうございました。この後も楽しんでくださいね!」
こうしてさわやかにリングを降りたそんちか。waveのリングがこの名タッグの見納めとなった。
▼バックステージ
炎華「(泣き声になりながら)今日がずっと自分が物心つく前からずっとずっとあこがれだったそんちかさんとの最後の対戦で、対戦できないと思ってたので、この機会をいただけてほんとにほんとに幸せだと思ったし、分厚くて高すぎる壁でしたけど、お二人みたいに強くなれるように頑張りたいと思いました」
加藤「自分は炎華とはシングルで絡んだりもあったけど、この子がどうしてもそんちかとやりたいと。ものすごい小さい頃にサインを書いたり、写真を撮ったのも覚えてる。そんな子がプロレスラーとして一人前になってデビューして闘うってのはこういうことなんだなって。そんちかにあこがれたからには、トップくらいになってくれよ!そうじゃなきゃ恥ずかしいからな!」
永島「私は2人と初対戦。あの炎華ちゃんだと思ってなくて、マスクも被っててわかんなくて。(炎華の)おじさんからコソッと言われて気付いたというか(苦笑)。今まで全然接点もなかったから『あのときの子!?』って」
梅咲「やっぱりそんちかは強いっていうイメージで、そういうタッグに炎華ちゃんとなっていければなって。こんなハッピーな雰囲気の中で試合ができたのが久しぶりで、楽しかったです」
加藤「アンタたちは今後の女子プロレス界を背負っていく大切な存在だから怪我しないで」
永島「私はまだ残ってるんだから、ぶっ倒しにきてよ(笑)」
――そんちかさんは今日が最後のタッグということですが。
加藤「何があるかはわからないけど、公式ではラストそんちか。OZには永島と天野がいて、復帰してもリングに上がれない時期があったりして情けなかったけど、それを徐々に戻していってくれたのはこの人のおかげだし、なんだかんだそばにいてくれたなって思うから。それは感謝してます」
永島「11月になって急にさびしくなった。離れてる期間もあったから隣りにいないのが当たり前になってたけど、最近になって絡むようになって急に」
5,DUALSHOCK WAVE~WAVE認定タッグ王者決定戦〜(30分1本勝負)
〇桜花由美&咲蘭(18分14秒、片エビ固め)世羅りさ●&雪妃真矢
※ ビッグブーツ。本間引退により10月12日にSPiCEAPが王座を返上したため、王者決定戦となる。桜花&咲蘭が第40代王者となる。
SPiCEAPこと、本間&妹加の保持していたWAVE認定タッグだが、本間引退により10・12板橋で返上となり現在空位に。
その王座決定戦に桜花&咲蘭の“人生サンブンノイチ”と世羅&雪妃の“アジュールレボリューション”による王座決定戦が行なわれ、勝利したチームが第40代王者組となる。
まずは桜花&咲蘭が奇襲を仕掛け、試合開始。トレイン攻撃から、桜花が咲蘭をかかえての合体式プレス、さらに合体ダブルフットスタンプと、連携技を次々と披露。そして、二人がかりによる雪妃に指踏みつけ攻撃から、「人生サンブンノイチ、いくぞ、オー!」でポーズを取る。
しかし雪妃が咲蘭をコーナーの串刺しニーで反撃に入ると、ダブルでの串刺しエルボーからダブルローキック。「アジュールレボリューション、オー!」でお返しのポーズを取る。その後、雪妃が磔から背中へのニー、世羅もコーナーに追い詰めてニーで顔面を捕らえるなど、アジュレボのペースに。桜花がダブルフェースクラッシャーでカットに入る。
咲蘭がドロップキック連発から世羅にワキ固め。世羅は「うるせーな、クソガキ!」とセラリズムバスターで切り返すと、雪妃もミドルキックから腕と足を同時に固める。
咲蘭は足への低空ドロップキック4連発で脱出。さらに雪妃の足を踏み台にしてのフェースクラッシャーもカウント2。続けて、ミサイルキックからダイビングフットスタンプ。
続いて桜花も「オー!」を挟んでからの串刺しビッグブーツを2連発。カウント2。10分経過。
さらにぶら下がり式ブラディーEXからビッグブーツを狙ったものの、かわした雪妃が足へのローキックを連発してエルボー。
桜花は串刺しビッグブーツ、咲蘭が619で連続攻撃。桜花がもう一発、ビッグブーツもカウント2。雪妃は低空のニーアタックを桜花&咲蘭に同時に打ち込むも、カウント2。
世羅が桜花に羅紗鋏。コーナーに上り、ニードロップを狙うも咲蘭がカット。
ここで雪妃&世羅が同時に羅紗鋏の競演。ここで背後から雪妃が桜花を持ち上げ、前から世羅が持ち上げてボム系に落とすが咲蘭がカット。咲蘭が二人へダイビングボディアタック。
ここから世羅と桜花のエルボー合戦へ突入。桜花がバックキックを放つとカカト落としと、蹴りを連続ヒットさせるもカウント2。今度は、桜花の肩に咲蘭が乗ると、ハイアングルダイビングフットスタンプを投下したが、雪妃がカット。
今度は雪妃が桜花にハーフネルソンスープレックス。さらにバズソーキック。咲蘭がカットに入るダイビングボディアタックが桜花に誤爆。しかし、雪妃のハイキックからスピンキックも世羅に誤爆。
このチャンスに桜花はネックハンギングボム。そして、ビッグブーツでダメ押しの一撃を放ち、3カウント。桜花は公約通り、勝利し、咲蘭のベルト姿を披露することになった。咲蘭は大泣きの表情。
人生サンブンノイチが祝福のマイク。
桜花「約束通り、咲蘭の人生初ベルトいただきました!」
咲蘭「(大泣き状態で)初ベルト…桜花さんと勝てて嬉しいです!」
桜花「アジュレボ、メッチャすごかったわ。またウチらがベルト持ってて防衛するときは、また世羅が引退する前にやりましょう。
でも次はやめておきたいから、とりあえず他に挑戦したいヤツはいるか!?」
この号令で、一気に多くの選手がなだれ込み、「ハイ!ハイ!ハイ!」と大混乱。桜花は慌てて指示を出す。
桜花「降りろ、パートナーがいるヤツだけだ! 次16日の札幌? じゃあ11月16日の札幌に出られるタッグチーム、名乗り出てこい!」
どうやらパートナーがいない選手も我先にと、リングへ上がっていた模様。ここで、札幌へのオファーがあり、タッグチームとして名乗りを上げていたのは夏&YuuRlと炎華&梅咲の2チームに絞られる。桜花は「咲蘭に選ばせてあげる」と選択をゆだねる。
咲蘭「自分が肩を叩きます!(炎華の肩を後ろから叩く)自分は炎華とやりたいです!」
桜花「じゃあ11月16日札幌、よろしくお願いします!」
夏は「なんでだよ!」とエキサイト。とYuuRlとともに、大荒れになりながらようやく、リングを後に…。
リングを後に…。こうして記念撮影ののち、桜花&咲蘭が引き揚げたのだが、この間に、ブリシスが戻ってきて、攻防を繰り広げる。
宮崎が2人にダブルでのラリアットを打ち込み、網倉の上に櫻井を直伝デスバレーボムで叩きつけ、ダブルフォールで2人まとめて3カウント。
17時間を超える攻防の中、ついに決着がついた。
宮崎がマイクを手にする。勝利の喜びかと思われたが、1・1の決定カードの発表だった。
宮崎「今日中に試合を終わらせて発表したいことがありました。引退興行のカード。1つは永島千佳世&倉垣翼vs夏すみれ&青木いつ希。
そして私の引退試合のカード。宮崎有妃vsシン・広田さくら(場内歓声)。そしてもう1つ。はずかし固めの後継者、本当に悩みました。
でも結果、この選手に決めました!(男色ディーノがモニターに)この選手なら、はずかし固めを世界に広めてくれると思います! 今日来てくれる予定だったんですが、体調不良によりお手紙が届いています」
ディーノ「(代読)この度ははずかし固めというプロレス史に残る最強の精神攻撃技を継承させていただくことになりました。継承したか
らには、一子相伝の殺人技として後世まで引き継いでいきたいと思います。そして私からお返しの贈り物として、引退試合はシン・広田さ
くら選手との試合と聞きましたので、『ウエポンランブル』にするというのはどうでしょうか? お互いの用意した公認凶器が運ばれてく
る、お互いの人生を表現し尽くすにはピッタリの試合ではないでしょうか。私は最後まで宮崎さんらしい試合を見たいです。見せ尽くして、
やり尽くすことを期待したいと思います。男色ディーノ」
宮崎「最高じゃねえか。ウエポンランブルは本当にスゴイ試合になるから。宮崎有妃vsシン・広田さくら、ウエポンランブルで決着をつけ
ます。よろしくお願いします!」
▼バックステージ
桜花「人生サンブンノイチ、咲蘭が初ベルトを腰に巻きました! 咲蘭は生まれたときから知ってるんで。歓喜のときですね」
咲蘭「嬉しかったです。桜花さんと初めてのベルトが巻けて」
桜花「これからはたくさん防衛戦をして。たぶんSAKIと清水が一番防衛してると思うので。それ以上10回、20回防衛していきたい!」
咲蘭「自分は炎華と前回挑戦して取れなかったですけど、対戦する方が楽しいと思ったので。炎華を選ばせていただきました」
宮崎「(引退の相手を広田に選んだが?)もう私はこの人しかないと思ってました。広田が選挙とかなって一回その話はやめたけど、やっ
ぱりどうしてもやりたくて。このカードを決めました。ディーノのウエポンランブル、ちょっと怖いですね。お互いのプロレス人生を懸け
て、今まで歩んできた道を。すごく難しい、壮大な試合だと思います。ですが最後は勝って終わりたいと思います。
(はずかし固めの継承相手に選んだ理由は?)私は大丈夫なんですけど、誹謗中傷の言葉が何百通、何千通も来たとしても、どこまで広め
られるか、いろいろ考えた結果、男色ディーノが一番相応しい人間だと判断しました。
(永島&倉垣vs夏&青木については?)同期の永島と倉垣には絶対出てほしいと思ってて。やりたいカードが増えていく中で厳選した選手
というか。そして夏すみれ。ちょっと夏が入ってどういう試合になるかわからないですけど、面白い試合にしてくれると思います」
6.Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
《挑戦者》(レジーナチャレンジ優勝者)青木いつ希(19分17秒、ジャパニーズオーシャン・バックドロップホールド)狐伯 《王者》
※第23代王者が3度目の防衛に失敗。青木が第24代王者となる。
第23代王者3度目の防衛戦。“狐伯世代”を掲げる狐伯が、網倉を下し、次なる世代として前に立ちはだかった青木との防衛戦に。
同世代の中のライバルともいえる青木との対戦に、果たして防衛を果たせるのか。
まずは握手をした状態で「よろしくお願いします」と絶叫シャウト。
試合開始。腕の取り合いから、狐伯がグラウンドのコルバタ。串刺しのエルボーから、串刺しドロップキック。トップロープ上に正座して
サマーソルトドロップキックから、その場跳びによるムーンサルトプレス。序盤は一気に畳みかける。
青木も串刺し低空ドロップキックをお返しし、フェースクラッシャーからランニング・ボディプレス、さらにはスリーパーでスタミナを奪いに行く。
これをなんとかロープに逃れた狐伯はスタナーからミサイルキック、さらにプランチャで反撃。そして、リングに戻りミサイルキック。
エルボーの打ち合いから青木がコンプリートショット。再びスリーパーで執ように締め上げる。ここから胴締めスリーパーで締め上げるも、
狐伯は筆致にロープへ。
青木は背中へのニードロップを決めると、ニードロップを落とし、さらに「狐伯潰れろ!」と叫んでのダイビングボディプレス。カウント2。
ここからエルボーの打ち合いとなり、狐伯がドロップキックも、青木がひるむかと思われたが、アイルビーバック式ラリアットで蘇生し、大外刈り。カウント2。
狐伯がアストロシザース。青木がジャーマンを着地して回避。背後からニーアタックをぶちこむもカウント2。変型コンプリートショットから、低空のダブルニー。カウント2。
狐伯は青木の両手を取った状態で、コーナー最上段から肩へのフットスタンプもカウント2。続けてフロッグスプラッシュで追撃を狙うが、青木が剣山でカットすると、起き上がりざまにラリアットを打ち込んでダブルダウン。
ここから両者がヒザをつきながらのエルボーの打ち合いとなり、狐伯が厳しいエルボーを4連打。青木もエルボーを乱打してお返ししていくが、狐伯が逆さ押さえ込みからのニーアタック。さらに突進するが、青木がラリアットを打ち込んで切り返す。
続けてジャンピングラリアットを打ち込むがカウント2。青木は大外刈りからダイビングボディプレスを決めたが、カウント2。
青木がラリアット。もう一発を狙ったが、突進をパケーテで丸め込む。カウント2。青木はロープの反動を使ってのジャーマンからジャン
ピングラリアット。
カウント2で返されると、もう一発、ジャンピングラリアットで追撃の一打を打ち込んだが、カウント2。
ここでジャパニーズ・オーシャン・バックドロップ・ホールドを決めて3カウント。ついに狐伯が力尽きる。青木がRegina王座を初
戴冠。デビュー時からレギュラー参戦を果たしていた青木がついに頂点に立った瞬間だった。
青木「(マイクを使わず)Regina、取ったぞ~~~! (泣き声になりながら)デビューして9年目、同期がベルトを取ったり先に進んだり、そんな姿が羨ましすぎたけど、私はどこかで諦めてました。自分はシングルのベルトは遠いって思ってたし、たぶんどこかで取るのに
ふさわしくないと思ってました。
でもそんな私が心から、大阪の誰も知らない、たぶんうるさくもなかった青木を『面白いヤツおるやん。大阪の大会あるときは絶対呼ぶからな』って言ってくれたのがWAVEでした。初めてタッグのベルトを巻いたのもWAVE、いろんな経験をさせてもらいました。同期でいっぱい組ませてもらって、同期っていいな、絶対負けたくねえな、そう思わせてくれたのもWAVEでした。私が今ここにいるのは、いっぱいいっぱい支えてくれて、青木おもろいやんって言ってくれた人がいたから、ここまでノビノビ育って、このシングルのベルトにたどり着きました。ただのうるさいだけじゃないヤツにしてくれて本当にありがとう。そして狐伯、オマエが、後輩のオマエが団体を背負ってシングルのベルトを巻いて、いっぱい最前線に立って突っ走ってくれたから。オマエ、私のことを指名しないなんてムカつくって感情をオマエが生み出してくれたんだよ。ここまで青木を引きずり出してくれてありがとう、狐伯」
狐伯「青木には絶対取られると思ったから絶対指名したくなかった。でもReginaトーナメントで実力で上がってきた。だから次は狐伯
が実力で上がっていくから、ずっと持っておけよ。ありがとう」
ここで両者が抱き合う。
青木「ありがとな。(鼻から大流血になった狐伯に)頭は下に向けとけよ。血が逆流するから。最近はそっちのほうが良いみたい。ありがとう
狐伯。そして何よりも、今日後楽園にきてくれたみんなありがとう! そして今日参戦してくれたみなさん、上がってください。今年、WAVE最
後の後楽園だから、みんな上がってください! お体に差し障りない方は、起立してください。だって年内最後の後楽園だから、みんなで締めたいよな? みんなでやるオーがあるよな? これがWAVEだもあるよな! よし、締めるぞ、わかったな! いくぞー、これがWAVEだ!」
終了後、湧き上がる「青木」コール。青木は四方に礼を尽くしようやくリングを降りた。
▼バックステージ
青木「なんか…ちょっとまだあんまり信じられてないかも…しれないですね。シングル。自分がつかむものだって、ホントに。8月くらいまでなかったな。Reginaチャレンジまでなかったんですよ。シングル巻くぞみたいな。たぶんどっかであきらめてたんだと思います。青木には巻く実力がないと思ってました。でも一個下の狐伯が、メッチャイヤなヤツですけど、Catch the waveを優勝して、あの上谷から3つ取って。でも偶然じゃなくて、狐伯は努力して努力して、才能もあるけどもっと努力して、このベルトに手が届いたんだと思います。
網倉と宮崎さんから防衛して、ずっとドローだったのに青木って言ってこねえなって。Reginaチャレンジを優勝したら、ベルトが青木を呼んでるんだって思って、今日ここにたどり着きました。みんながまだうるさくもない、個性もない青木を、なんかおもろいやつおるわって言ってくれて。そしたらいろんな団体さんが大阪で試合があるとき呼んでくれた。それは紛れもなくwaveさんが青木を見つけてくれたからです。
私はいろんな団体に育ててもらって、このReginaという名前を出していくことによって、waveを全世界に発信していきますよ。それが青木が
できる恩返しです。
あと2つ。青木がベルトにたどり着けたのは、まぎれもない島根出身という理由だけで拾ってくれた日高郁人がいるからです。青木のてっぺん
からつま先まで、日高郁人が育ててくれたDNAが詰まっている。島根をもっともっと凱旋して盛り上げたい! それから11月2日、今日は母親の
命日だ。青木が高校生になるのも、プロレスラーになるのも見ていないけど、いつも背中を押してくれたし、私が負けようものなら鬼の面で
般若の面で怒ってくると思うから。今の青木は超楽しいよって伝えたいと思います。みなさん、これからもよろしくお願いします!」
2025.10.12
『ITABASHI SURPRISE Oct.25』
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日時
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10月12日 日曜日
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観衆
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121人
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場所
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東京・TOKYO SQUARE In Itabashl
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・オープニング
まずは、出場全選手による入場式からスタート。選手を代表して、メインにてWAVE認定タッグ王座に挑戦する咲蘭が挨拶を務めたのだが…。
咲蘭「こんにちわ~、今日はご来場ありがとうございます。ひ~!(すでに泣き声)今日はSPiCEAPに、念願の炎華と対戦させていただいて、ラストwaveってことで本当にさびしいですけど…。(再び、泣き声になりながら)自分たちが取り返ように頑張ります…全5試合楽しんでいってください。(と言いながら)え~~~ん」
最後まで、泣きながらも健気に挨拶を終えた。
1,チャレンジwave(15分1本勝負)
桜花由美(13分32秒、体固め)光芽ミリア
※ビッグブーツ
シードリングの生え抜きである光芽ミリアがwaveに参戦。いきなり、桜花の胸を借りることとなった。桜花は入場と同時にまは挨拶代わりの「オーッ!」。
まずはロックアップから桜花がヘッドロックも、すぐさまミリアがヘッドシザースで切り返す。桜花は腕固め、ボディスラム、逆エビ固め。ここでミリアがロープをつかむも、桜花がまったく離す様子を見せることがなく、場内大ブーイング。
「オーッ!」からの串刺しビッグブーツ、さらにコーナー踏みつけでミリアの顔面を捕らえると、またも場内大ブーイング。桜花は観客をイジると、ぶら下がり式ブラディーEX。ミリアのエルボーには髪をつかんで押し倒す。
ミリアがドロップキックを4連発放って反撃開始。ミドルキック連打からフォールもカウント2。エルボーの打ち合いとなり、桜花はボディスラム。これに対して、ミリアも桜花をボディスラムで投げつける。すぐさまスリーパーへとらえるも、ロープブレイク。
続けて、串刺しローキックを連発し、スイングDDT。カウント2。桜花は串刺しブーツで切り返すと、「オーッ!」を挟んでのビッグブーツ。
カウント2。桜花は突き上げ式キックで、顔面を蹴り上げるも、ミリアが回転エビ固めで丸め込む。さらにバイシクルキック。カウント2。
残り時間3分。桜花はスタナーも、ミリアは、負けじとすぐさま立ち上がり、桜花の背中へサッカーボールキック。
桜花は腕を取ってのバックキックもカウント2。クロスアームDDTからカカト落としもカウント2。
大技ラッシュを続ける桜花はビッグブーツをミリアの顔面に叩き込んで3カウントを奪った。
試合後に桜花は握手を求めるも、ミリアが四つん這いのまま、エルボーをかます。
桜花はその心意気に、笑顔を見せてリングを降りた。
2,世羅・メモリアル狙い撃ちwave(12分21秒1本勝負)
世羅りさ&夏すみれ (12分21秒、耐え抜く)チェリー& 関口翔
※ルールに則り、狙い撃ち攻撃に耐えたことで世羅の勝利。
引退を前にして、ヒザを負傷しながらも毎回、出場を続ける世羅。そんな世羅を思いやってか(?)特別な試合が組まれた。
試合に先立ち、特別ルールが発表される。開始から10分までは通常ルールも、10分経過と同時に山本リンダの「狙い撃ち」がかかり、ここらはオンリーギブアップルールへ突入。チェリーと関口は世羅のヒザを関節技で狙うことのみ攻撃OKとする。世羅は逆に12分21秒まで、計2分21秒間、耐え抜いたら勝ちとなる。なお、10分経過後、夏に試合の権利はなくなり「世羅のヒザを守るかリングサイドで踊っていてください」とリングアナからの説明がなされた。
ゴングと同時に、いきなりチェリーが世羅へのヒザ攻めを見せる。すかさず夏がカット。チェリーはそれでも足攻めを続け、アキレス腱固め。夏がこれもカットに入る。
ならばと、関口も飛び出し、チェリーと二人がかりで世羅のヒザを踏みつけて、場内大ブーイングに包まれる。
関口は世羅の足への低空ドロップキック。チェリーはあえて世羅をロープを走らせる。なんとか、スローながらもロープワークを続ける世羅を丸め込んで首固め。カウント2。
関口はストンピングを連打するも、世羅がスクールボーイで丸めるとピンチを脱してなんとか夏にタッチする。
夏は「本日はインイタ、お越しくださいまして誠にありがとうございます。10月31日、自分の自主興行がここインイタにてございます…」と、宣伝してからのブレーンバスターを狙うが、関口が逆に投げ返す。さらにワキ固め。
5分経過。関口の突進をかわし、夏が稲妻レッグラリアット。珍しく一発で決まり、館内がどよめく。続いて再び世羅が登場。まずは同士討ちを誘ってから、関口にダブルニードロップを狙うべく、コーナーに上り始める。
夏が「世羅さん、ダメです! 今、ヒザを壊すわけにはいかないです。自分のヒザ、使ってください!」と嘆願して、おんぶしようとするが、ニーを落とすべく前進しようとするも、重さに耐えられず崩れしまう。
関口が世羅のヒザを蹴ろうとするが、夏が自らの身でカバーする。世羅はチェリーにボディへのナックルを連発し、関口にセラリズムバスターで大立ち回り。
ここでついに10分が経過し、「狙い撃ち」が流れ始める。この曲がなると、この先はオンリーギブアップルールに変更となる。関口は世羅のヒザへ低空ドロップキック、さらにアンクルホールドへ。
夏がカットに入ろうとするも、チェリーが夏へアンクルホールドを決めて制する。これを逃れた夏がなんとかカットし、チェリーとレフェリーを誤爆させてブロンコバスターを狙う。しかし、突進したところ、チェリーがかわして石黒レフェリーに誤爆。
しかし、この時、関口が裏十字固めで世羅がギブアップの意思表示をするも、レフェリーがブロンコバスターにより視界が遮られまったく見えておらず、そのまま試合続行。
ここで、関口と世羅が丸め込みの応酬となるが、ルール上、世羅だけのカウントが認められる中、12分21秒が経過。特別ルールにより最後まで耐え抜いた世羅の勝利となった。
3,Future wave(15分間勝負)
狐伯(2-1)YuuRI
①YuuRI(7分17秒、ラ・マヒストラル)狐伯
②狐伯(13分34秒、パケーテ)YuuRI
③狐伯(13分48秒、パケーテ)YuuRI
※時間内に多く勝利した選手の勝利となる。タイムはマラソンタイム。
この試合は15分間戦い抜き、時間内に多く勝利した選手の勝利となる特殊ルールとなる。
YuuRIがドロップキックで先制も、狐伯が跳ね起きすると、ドロップキックをお返し。YuuRIも感化されて、跳ね起きに挑戦するが連続で失敗し、「キャンバスが悪いんだよ!誰が張ったんだよ!」とクレーム。狐伯から「オマエだろ」とツッコミが飛ぶ。
再びYuuRIがドロップキックから跳ね起きしようとするも、3回連続で失敗。狐伯に「手伝って!」と手を差し伸べ、補助付きでの跳ね起きに成功。しかし、即座にアームホイップで投げ飛ばされる。
狐伯がドロップキックから、これが見本だとばかりに跳ね起きを決めると、場内歓声。狐伯はボディスラムからトップロープに正座のような形で一瞬止まってからのローリング・セントーン。
続いて、クロスフェースロックでギブアップ狙いも、それを読んでいたYuuRIが場外エスケープ。ここでYuuRIのコンタクトが外れたらしく、狐伯が「コンタクト付ける時間取ってよいですか?」と尋ねるも、試合はそのまま続行される。
狐伯は足払いから低空DDT、グラウンドのヘッドシザースから低空ドロップキック。YuuRIはエルボーを放つと、そのままラ・マヒストラルで3カウント。これで1本奪取となった。
試合続行。狐伯が場外へ飛び出すと、YuuRIはエプロンを走ってサッカーボールキック、続けてその場からのウルトラタイガードロップを狙うが、かわされて自爆。
狐伯は逆にエプロンに乗ると、ダブルフットスタンプを投下、さらにコーナーからの場外プランチャと畳みかける。
リングへ戻り、狐伯がミサイルキックもカウント2。続けてエルボー連打も、YuuRIがハイキックで蹴り上げると、ブレーンバスター。狐伯はミサイルキックをかわすも両者ダウン状態となる。10分経過。
ヒザ立ちでのエルボーの打ち合いとなり、狐伯が強烈なエルボー。これに対して、YuuRIが飛びつき胴締めスリーパー。
さらに背中を蹴り飛ばし、ロープへもたれさせて619を狙うが、これを回避したした狐伯がスタンガン。
続いて、ロケット式のジャンピングニーを叩き込むがカウント2。YuuRIが丸め込みを狙うも、狐伯が丸め込み返し、パケーテで固めて3カウント。
これで1ー1のイーブンとなり、試合が続行。狐伯が続けざまにパケーテを決めて3カウント。これで2-1で狐伯の優勢となる。YuuRIは背中にサッカーボールキックを連打も、狐伯がブレーンバスター。
ここで残り時間30秒。狐伯がフロッグスプラッシュを狙ったものの、YuuRIが剣山で迎撃する。
残り時間の少ない中、YuuRIがミサイルキックを放ったが、ここで時間切れ引き分けとなり、2-1で狐伯の勝利となった。
4,宮崎・メモリアルwave(15分1本勝負)
⚪︎宮崎有妃&櫻井裕子(17分25秒、体固め)優宇&花園桃花⚫︎
※優宇ロケットでグロッキーの花園を押さえ込む
宮崎のメモリアルにwave2年半ぶりの登場となる優宇が参戦。ともに引退まで2カ月を切った2人がタッグでの対決となった。
宮崎は櫻井との「キャプテンアームストロング」のテーマ曲に乗って登場。握手の場面でファンが花園に声援を送り、それに応え続けたために、なかなか試合が始まらず。
花園が優宇に「ダブル行こう!私についてきて!」と指示を出す。そしていきなり突進も、優宇は呆気に取られて見つめていたため、宮崎にキャッチされてはずかし固めをかけられる。
櫻井が花園の声援の方向へ向きを変えようとするも、優宇がここでカット。
宮崎がブレーンバスターで投げ飛ばす。花園がサードロープを飛び出すほどのダメージの与えよう。続けて、櫻井が逆エビ固め。さらに、宮崎が串刺しラリアットから踏みつけフォールもカウント2。
花園はまたしても、サードロープから飛び出す展開に。ここで櫻井が攻めようとしたところ、泣き出してしまうが、関係ないとばかりに蹴り飛ばす。
場内ブーイングが飛ぶ中、花園はなんとか優宇に交代。再び、「私に着いてきて!」と花園が優宇と一緒に突進しようとするも、また花園1人で突っ込み、宮崎からはずかし固めをかけられる展開となる。
優宇は「2年半ぶりのwaveなんだぞ!」と櫻井に串刺しラリアットから逆水平チョップ。櫻井もエルボー連打を返すが、優宇が逆水平で吹き飛ばす。これに対して、櫻井がコブラツイストからグラウンドコブラ。さらに低空ドロップキックでダメ押し。
宮崎と優宇へ。宮崎は「優宇ちゃん!」と串刺し攻撃を連発。優宇も串刺し攻撃からラリアットも、宮崎が受け止める。ここからラリアットの打ち合いに。相打ちを繰り返す中、宮崎が目突きからラリアットを狙うが、優宇が至近距離からのラリアット。
カットに来た櫻井をもラリアットで吹っ飛ばし、コーナーにもたれ込んだ二人をまとめて、キャノンボールを狙うが、花園が「優宇さん! ちょっとややこしいけど、優宇ロケットしましょう!わかりますよね?」とコーナーへ上る。
花園は優宇へミサイルキックを放つも、まったく微動だにせず。花園がそのまま落下。場外へ逃れた宮崎と櫻井に対して、優宇が花園を転がして、強制みたらし団子も、花園があっさり受け止められてその場に投げ捨てられる。
続いて、優宇がみたらし団子。これは二人とも倒れ込む。リングに戻った花園に宮崎が再びはずかし固め。その股間を櫻井が蹴り飛ばすまさかの連携がさく裂。思わず、花園が悶絶…。
続いて、宮崎が串刺し攻撃を狙うも、花園が反対側のコーナーからスイングDDTを狙う。しかし、阻止されて宮崎がデッドリードライブ。宮崎が直伝デスバレーボムを狙うべく持ち上げたが、花園が切り返してのエビ固めを狙う。
ここで宮崎は回転エビ、花園がそれを切り替えしてのエビ固め狙いと、シーソーの応酬となる中、花園だけ連続フォールされ続け、4度目の挑戦でようやくエビ固めに持ち込むことに成功。カウント2。
宮崎がエルボー狙い。これに、花園が「殴ろうとする~」と泣き出してしまったため、場内「あやまれ」コールがうずまく。宮崎は「本当にごめんね」と謝ろうとするが、花園が予想通り、裏切ってのエルボー。
これをキャッチした宮崎は手に噛みつくと「噛んじゃった~」と得意げにアピール。、続いて、重爆ムーンサルトプレス。花園がかわして自爆となり、「よっしゃいきますよー!」を狙うも、宮崎がこらえてブレーンバスターで投げつけられる。
ここで宮崎&櫻井が裕子ロケットを狙う。宮崎のミサイルキックに押される形で櫻井が突進したが、優宇が立ちはだかり、まったく、びくともせず。3度にわたってチャレンジしたが、ついには受け止められて櫻井が場外に投げ捨てれる。
優宇がコーナーに座ると、「よっしゃいきますよー!」から宮崎にスローながらも、スイングDDTを成功させる。すかさず花園がデルフィンクラッチもカウント2。優宇のアシストから花園がダイビングフットスタンプもカウント2。
ここで花園が「トドメだ! 花園ロケットー!」を狙うも、優宇がミサイルキックでまったく動かず、あえなく失敗となり、倒れ込んだ花園をそのまま宮崎がフォールして3カウントが入った。
宮崎と優宇はともに握手をかわす。二人が顔を合わせるのはこれが最後か、それとも…。
5,DUALSHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<王者組>尾﨑妹加&⚪︎本間多恵(19分40秒、体固め)咲蘭&炎華⚫︎<挑戦者組>
※第39代王者5度目の防衛に成功。試合後、王座を返上。アクセサリーとして明日の引退試合には持参。
第39代王者組である本間&妹加が5度目の防衛戦。本間は10・13新宿での「乱丸フェスタ」で引退となるため、これが最後の防衛戦となる。「引退までこのベルトを持ち続けて返上する」と宣言している本間にとって、ここで防衛を果たせば、その念願は可能こととなる。その前に立ちはだかるのは、waveの未来である、炎華&咲蘭。ここで二人が王座を奪取すれば、waveの未来は一気に開けるが、果たしてどうなる?
試合前、咲蘭はすでに泣き出しており、本間は「綺麗な涙! でも、闘いだからね」と諭して、4者が握手を交わす。かと思えば、炎華&咲蘭がダブルドロップキックで奇襲。本間を捕らえて、ダブルドロップキック2連発。さらに交互での串刺しドロップキックを連発。もう一回、ダブルドロップキック。カウント2。
カバーを返されると、上に乗っていた炎華が4連続フォールで追い込む。本間は「ナメんな、クソガキ!」とコードブレーカーを繰り広げると、妹加とトレイン攻撃。
続けて、妹加がキャメルクラッチにとらえ、本間がロープ往復式の低空ドロップキックで合わせる。妹加の逆エビ固めを辛うじてロープへと逃れた炎華はコーナーでのラナからスペースローリング・エルボーで切り返す。
咲蘭と妹加。咲蘭がドロップキック3連発から一度、足踏みつけに移行するが、再び、ドロップキックを3発。続いて、前方回転エビ固めを狙うが、妹加が回転途中で押しつぶしてセントーン。カウント2。咲蘭はトップロープからのスワンダイブ式によるクロスボディーを決めると、フェースクラッシャー。カウント2。
さらにダイビングフットスタンプを投下するが、かわした妹加がアルゼンチンバックブリーカー。炎華がカット。
本間にタッチとともに、ミサイルキック。アームバーから「まだまだ!」と絞り上げていく。咲蘭がこれを逃れると、その場飛びのフットスタンプ。飛びつき式のキーロック。本間はなんとかロープに足を伸ばして逃れる。
咲蘭がミサイルキックからでんでんむしを狙うが、本間が逃れると、妹加がスパインバスター。本間がジャックナイフ固めで続いたが、これをキックアウトした咲蘭がドロップキック。
炎華がタッチとともに、ダイビングボディアタックからSTF。本間がカットに飛び出すと、炎華は2人相手のアームホイップで場外に落とし、場外プランチャ。
リングへ戻ると、ミサイルキック2連発、カウント2。これに対して、本間はDDTからフォールに入り、返されると同時にワキ固め。さらに反対の腕も取って羽根折り固めに持ち込み、続けてタエ☆ロックにまで持ち込もうとするが、なんとかロープに逃れる。
本間が低空ドロップキックからミサイルキックを敢行するもカウント2。15分経過。
炎華にダメージが残り、片ヒザを付いた状態となるが、あえて本間は「最後だぞ、炎華!こいよ!」と気合を込める。炎華が立ち上がってエルボーも、本間が強烈なエルボーを返す。炎華も負けじと再び立ち上がり、強烈なエルボーを連発も、本間は「もっと!」と両腕を挙げて、胸を突き出す。
炎華が吠えながらエルボーを打ち込む。さらに突進したが、本間がワキ固めで切り返す。すかさず咲蘭がカット。本間&妹加が合体攻撃を狙うも、咲蘭が丸め込みで分断する。ここで妹加のカットが本間に誤爆、炎華がジャパニーズレッグロールクラッチホールドで丸め込んだが、カウント2。
炎華は低空ドロップキック。続いて、咲蘭、炎華が二人でコーナー最上段へ上がると、ダイビングフットスタンプを2人がかりで投下する。
このピンチに、妹加がダブルラリアットを打ち込むと、本間と尾﨑が2人まとめての合体619。カウント2。
本間が「ありがとう、wave!」と叫んで特攻バスターを決め、ついに炎華が力尽き、3カウンが入る。炎華、咲蘭の大善戦により、最後の最後までどうなるかわからない熱戦だったが、最後は本間&妹加が執念の防衛を果たした。
そして、阿部由美子社長がリングへ。本間が翌13日引退のため、ここでベルトが返上となり、その儀式へ。まずは二人がベルトを返還する。
本間「4月1日にwaveさんの新宿で第39代の王者になって、同時に引退することを発表しまして。引退ロードと防衛ロードが一緒になりました。妹加にワガママを言って、第39代のまま引退したいと。最後まで闘って返上したいとお願いして、ホントにしんどかったけど、でも今日その2人で決めた、2人の約束を果たすことができて、本当に嬉しいです。ありがとうございます(場内拍手)」
妹加「(泣き声で)ついにこの日が来てしまいました…。本当はこのまま防衛し続けたいけど、明日が引退って決まってるから。返上という形にもっていけただけでも、私は嬉しいです。今までSPiCEAPでたくさんのベルトを巻いてきたけど、waveさんのタッグベルトは2回、多恵とだから巻けたと思ってるし、最後まで多恵らしく引退して下さい」
こうして二人は丸腰のまま、よく13日の引退試合へと突入すると思われたのだが、ここで二上会長がマイクを手にすると、思わぬサプライズが。
二上会長「明日、うちの試合は発表されてませんし、何もやりませんけど、引退試合、ベルトはアクセサリーとして持っていってもいいよ。アクセサリーとして」
妹加「コールは…?」
GAMI「コールは第39代でコールしていただいてもいいですよ、別に。アクセサリーやで。明日(二上会長か阿部由美子社長が)取りに行きましょう、それでいいですか?」
妹加「ご足労おかけしてすいません…それではお借りします!」
二人が二上会長に向かい、深々とお辞儀。続いて本間が感謝のマイクへ。
本間「今日でwaveさんラストです。私はアクトレスガールズでの桜花さんとの試合で前歯を折ってます。でもフリーになってからの方が深く関わらせていただいて、引退ロードもGAMIさんが全部かなえてくれました。ありがとうございます。今日の試合も本当はなかったんですけど、自分が最後のwaveさんに出れないのがホントにイヤで、ムリヤリ今日のスケジュールを入れていただいて、wave所属のみなさんもスケジュールを合わせていただいて、引退前日に最後のwaveさんに出ることができました。本当にありがとうございます。最後なのでSPiCEAP、締めたいですが、よかったらみなさん上がってきていただいてもよろしいですか?」
この呼びかけにより、選手たちがリングへ。
本間「ちびっこ2人、最後に闘ってくれてありがとう。すごく楽しかったです。私は明日引退してしまうけど、2人の未来がwaveの未来につながっていくと思います。応援してるので、あと口の悪さは直したほうがいいと思います。本当にウチらだったからよかったかもしれないけど、顔面ボコボコにされたりするかもしれないので、口はよくしておきましょう。あと咲蘭は関節をよくやってるので、自分の関節も教えて、咲蘭の今後の未来につながっていけばいいと思ってるので。練習あるときとか呼んでね。(練習を)見ます」
妹加「あなた達が最後にSPiCEAPと闘った2人。自信持って、これから個々でもいいし、2人タッグでもいい。私はまだできるので、成長して試合ができることを楽しみにしています」
本間「では締めます! 4人で一緒に言おう! せーの」
本間&妹加&炎華&咲蘭「これが、waveだー!」
▼バックステージ
本間「粋ですね、GAMIさん。危なかった、びっくりした…」
妹加「スゴかった、2人が」
本間「最初から最後まで取りたいという気持ちが伝わって。でもその気持ちが強ければ強いほど。4月から防衛して、その間にもいっぱい試合あったし、防衛戦やりながらトーナメントもあって。SPiCEAPのチャンピオンとしての価値を自分たちも上げあれて、周りの人たちもそれを見てくれて。クソババアって言われましたけど、最後にあの2人と闘えて、メチャクチャ痛かったけど、
スゴく楽しかった」
妹加「咲蘭が試合前からボロ泣きしてたけど、試合始まったらさっきの涙なんだったんだ…ってくらい。2人とも軽いんだけど、すごい勢いがあったし、私はいつも咲蘭と闘ってるんですけど、今日はすごかったし、先輩たちは受け止めてくれるので。いつもこの勢いで」
本間「関節技もメッチャ痛かったけど、自分の技を進化させようとしてて、助けにこようとしてる姿を見て、自分ができることがあれば伝えたいと思ったし、炎華の負けん気も強くて。今日の炎華が一番良かった」
妹加「日々成長してる」
本間「楽しみだよ、waveの未来が。私は明日引退しますけど…尾﨑妹加をよろしくお願いします。(waveの思い出は?)メチャクチャあるんですけど、前歯が飛んだことはもちろんですけど、妹加と約25時間試合したこともあるし、引退を控えてる宮崎さんとタイトル戦もメチャクチャやってるんじゃないかな。チャンピオンなんだけどイリュージョンをやったり、違った形でお客さんを惹きつけるのがwaveだっていうのを宮崎さんに教わったと言うか。ウチのオカンとGAMIさんが仲がいいんですけど、家族ともどもありがたく思ってます(笑)。いろんなところにいかせてもらって、39代のまま返上したんですけど、アクセサリーとして明日も貸していただけるということなので。最後まで39代王者のSPiCEAPとしてリングに立ち続けたいと思います。ホントにホントにありがとうございます!」
妹加「SPiCEAPはリング上では見れなくても永遠にSPiCEAPなので。仲良くSNSとかでちょこっと上がったりするかもよ?」
本間「引き続き、waveも妹加も応援してあげて下さい。waveさんありがとー!」