2024.03.17

『大阪ラプソディーvol.60』

日時
3月17日 日曜日
観衆
213人
場所
大阪176BOX
taisenn
1、OSAKA・スクランブルwave(20分1本勝負)
◯狐伯&青木いつ希(14分4秒 ラ・マヒストラル)柊くるみ●&夏実もち
taisenn
2、OSAKA・チャレンジwave(15分1本勝負)
◯倉垣翼(10分8秒 片エビ固め)田中きずな●
※ダイビング・ボディプレス
taisenn
3、OSAKA・Future wave(15分1本勝負)
◯花園桃花(10分19秒 デルフィンクラッチ)炎華●
taisenn
4、DUALSHOCK WAVE〜WAVE認定タッグ選手権試合 (時間無制限勝負)
《王者組》◯SAKI&世羅りさ(07秒 体固め)救世忍者・乱丸●&ハイビスカスみぃ
※ビッグブーツ。SAKI&世羅りさ組が第34代王者初防衛に成功となる。

▼再試合
DUALSHOCK WAVE〜WAVE認定タッグ選手権試合 (時間無制限勝負)
救世忍者・乱丸&◯ハイビスカスみぃ(09秒 スクールボーイ)SAKI&世羅りさ●
※ 救世忍者・乱丸&ハイビスカスみぃ が第35代王者となる。

▼再々試合
DUALSHOCK WAVE〜WAVE認定タッグ選手権試合 (時間無制限勝負)
《挑戦者組》◯救世忍者・乱丸&ハイビスカスみぃ(8分9秒 カサドーラ)SAKI&世羅りさ●《王者組》
※ 救世忍者・乱丸&ハイビスカスみぃ が第35代王者初防衛に成功となる。

※夜のカラミネンス大会では以下のカードに変更となる。
DUALSHOCK WAVE〜WAVE認定タッグ選手権試合 (30分1本勝負)
《王者組》救世忍者・乱丸&ハイビスカスみぃvsSAKI&世羅りさ《挑戦者組》
※ 救世忍者・乱丸&ハイビスカスみぃ が第35代王者の2度目の防衛戦となる。
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5、WWWD世界エリザベス選手権試合(60分1本勝負)
〈挑戦者〉◯米山香織(10分2秒 ダブルフォール)〈王者〉旧姓・広田エリザベスさくら●〈挑戦者〉チェリー●
※第12代王者の初防衛戦に失敗。米山香織が第13代王者となる。
taisenn
6、Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合 30分1本勝負
◯《王者》宮崎有妃(16分6秒 片エビ固め)櫻井裕子《挑戦者》●
※直伝デスバレーボム。第21代王者2度目の防衛戦に成功。
2024.03.02

『NAMI☆1~Mar.~’24』

1,ゴキゲンwave(20分1本勝負)
SAKI&〇櫻井裕子(11分49秒、エビ固め)米山香織&チェリー●
※春夜恋の回転中に抑え込む


COLOR‘S対ゴキゲンBBAによるタッグ対決でスタート。
SAKI&櫻井が「COLOR‘Sがんばるぞ、おー!」と手を合わせると、それに対して、「ゴキゲンBBA、がんばるぞ、おー!」と米山&チェリーも真っ向から対抗。握手を求める櫻井に、ゴキゲンBBAは、自分たち二人だけで握手。ゴング。
裕子コールと米山コールが交差。どちらが大きいか、レフェリーのジャッジを仰ぐと、この日は引き分けの判定。
バックの取り合いから米山がヘッドロック。その後、タックル合戦へ。櫻井がタックルで倒し、SAKIも入り、「COLOR’S、イロトリドリ」へ。最後のフィニッシュではすかされる。ここでチェリー割って入り、「すごいダブル見せてやる」とクロスラインから「行くぞ、ゴキゲンBBA!」のポーズ。ただ、それだけ。
チェリーは櫻井にヘア投げ。さらに耳をつかみ、続いて髪をつかんでむしっていく。米山がコーナーに押し込む。さらにモンゴリアンチョップから鼻つまみ。
櫻井がカウンターのランニングキックで流れを変えて、SAKIへタッチ。BBAがクロスラインを狙うも、これをかわしてのダブルのチョキパンチ。
米山を捕らえてカンパーナ。しかし、米山もSAKIの足を払うとセントーン。チェリーがSTFへ。SAKIはチョキパンチでチェリーの動きを止めるが、チェリーもグーパンチで対抗。しかも、堂々とグーのアピール。SAKIはキチンシンクからチェリーをコーナーへ乗せてヒザ打ち。コーナーニーは自爆すると、チェリーがコルバタ。SAKIがアトミックドロップからビッグブーツ。COLOR’Sがコーナートレインからダブルのカウンターキック。櫻井がリバースDDTもチェリーも切り返す。
櫻井がチェリーにタックル、米山にもタックルを決めて二人が倒れたところに、まとめてボディプレス。さらにファイナルカット。チェリーが回転式の腕ひしぎ。そしてアームバー。さらに羽根折り固めに取ると、米山もSAKIをコブラツイストにとらえる。チェリーがエクスプロイダー。
ゴキゲンBBAがダブルのどっこいしょから、両者がセカンドロープに上り、セントーンと
フットスタンプの連携攻撃「米ちゃん、持ってて」からの裏拳は同士討ち。
チェリーが丸め込むも2。ここから春夜恋狙いに行ったが、回転の途中で体を浴びせた櫻井がそのままチェリーをフォールし、カウント3が入った。
2,Future wave(20分1本勝負)
杏ちゃむ&〇YuuRI(15分48秒、片エビ固め)田中きずな●&炎華
※スワントーンボム


2・14新木場にて、きずな対杏ちゃむ、炎華対YuuRIが行われたが、今度はHarmonie対QUEEN VALKYRIEによるタッグの対決が実現した。
QUEEN VALKYRIEはタッグとしてはwave初登場となる。まずは、おそろいのQUEEN VALKYRIEコスチュームで登場し、リング上でQUEEN VALKYRIEのポーズ。Harmonieもリング上でポーズを決めた。
先発は炎華とYuuRI。まずは炎華がアームホイップからの低空ドロップキック。Harmonieがクロスラインから合体「せーの!」エルボー。これに対して、YuuRIが低空ドロップキックから杏ちゃむによるフェイスクラッシャーの連携で対抗。
そして、Harmonieをロープに張り付け、「Harmonie、はじめましてー!」と客席へアピール。さらに炎華を張り付けたまま、YuuRIが背後からのドロップキック。炎華はメリーゴーランドでピンチを脱すると、きずながドロップキックで続く。さらに杏ちゃむにエルボーを放ち、YuuRIにドロップキック。炎華にタッチし、杏ちゃむドロップキック2連発も、カウント2。
再びきずな登場も、杏ちゃむはきずなへカウンターキックを4連発。さらに腕固めからキャメルクラッチ。YuuRIもロープのリバウンド3往復からの低空ロップキック。
杏ちゃむが腕固め。きずながロープへ。杏ちゃむ自らロープに走るがきずながフライングネックブリーカー。炎華がドロップキック4連発。さらに正面からもう一発。しかし側転エルボーはすかされ、杏ちゃむがコーナーエルボー。
炎華もコーナードロップキックでやり返すと、今度は側転エルボーに成功。ドロップキックからフォールも2。杏ちゃむがSTFで返す。きずながカットに入る。Harmonieがダブルのドロップキック。きずなはエルボーを連打するも、杏ちゃむはフィッシャーマン。2カウント。トップロープからのフットスタンプは炎華が回避も、即座にハイキックを浴びる。2カウント。YuuRIが正面からのドロップキック。ランニングエルボーからのフライングネックブリーカー。
炎華もYuuRIへドロップキック。そしてブーメランアタック。きずながトップロープからミサイルキック。そしてワキ固め。ロープブレイク。YuuRIがエルボー。きずなが倍返し。YuuRIもリストロック式エルボー。きずなも重い一発を返す。もう一発YuuRIがぶちかますと、きずなはダウン。
立ち上がると、きずながエルボーを連打。YuuRIはフェイントからローキック。きずなはブルドッキングヘッドロック。炎華が鎌固めからのきずながドロップキックによる連携。杏ちゃむがホイップしてYuuRIがきずなに足の払うと、背面ドロップキックから619。さらに正面からサッカーボールキック2連発。きずなが首固め。回転エビ固め。
ここからエビ合戦。きずなはHEATクラッチも2。きずなはエルボー連打。YuuRIはトラースキックからバズソーキック。2カウント。ならば、ボディスラムでセットし、スワントーンボムで3カウントが入った。
3、スクランブルwave(60分3本勝負)
狐伯&青木いつ希&関口翔(2-1)柊くるみ&梅咲遥&香藤満月
1本目:梅咲(9分2秒、ラ・マヒストラル)狐伯
2本目:狐伯(2分9秒、ヨーロピアンクラッチ)梅咲
3本目:青木(11分15秒、体固め)香藤
※セカンドロープからのダイビングボディプレス。2対1により
狐伯組の勝利。


6人タッグによる3本勝負。先に香藤が「よろしくお願いします―」と大声で青木へ挨拶に行く。青木はさらにその上を行く挨拶シャウトで倍返し。1本目、先発は狐伯とくるみ。狐伯、関口がくるみとのロックアップのたびに投げ飛ばされる。
青木はロックアップになんとかこらえる。しかし、押し込まれると、狐伯、関口も助太刀で押し返す。ここに梅咲と香藤までもが押し込みに加勢し、力比べ状態になり、くるみ組が押しつぶす。
青木と香藤。香藤が叫びながらのエルボーに、青木は「やかましいわ、コラ」と叫んでボディスラムから逆エビへ。悲鳴を挙げる香藤。梅咲が正面からエルボーでカットも、青木の体が後ろに反り、逆に締め上げる結果に。
それでも香藤はなんとかロープに逃げる。関口がサーフボード。「おら、やってみろー」と梅咲へカットに入るよう挑発。梅咲は関口の正面からエルボーを打ち込むと、こちらは簡単に離すことに成功。
今度は関口が香藤の胴を締めにかかるが、足が回り切らず。関口はセントーン。狐伯がコーナードロップキックから低空ドロップキックもカウント2。香藤はドロップキックで対抗するも空振り。狐伯がエルボーを打ち込む。さらに走り込んだところを、香藤はベイダータックルで返す。梅咲とくるみがダブルのドロップキックから梅咲の低空ドロップキック。ここから梅咲と狐伯によるエルボー合戦。
狐伯が足払いで動きを止め、低空DDTからの低空ドロップキック。梅咲もブロックバスターホールド。カウント2。狐伯は回転エビ固めから丸め込みを連発。梅咲も切り返してのエビ合戦となるが、ともに決まらず。青木のカットが狐伯に誤爆すると、梅咲がマヒストラルが決まり、1本先取。
2本目、狐伯が梅咲にブーメラン式ミサイルキック。香藤がボディプレスを決めると、梅咲に誤爆。さらにくるみもその上に乗り、青木、関口がその上に乗り、最後に狐伯がプレス。梅咲は全員分の体重を浴びることに。
なんとかしのぎ切った梅咲だが、関口が619から狐伯がミサイルキック。狐伯がカサドーラ狙いも梅咲がキャッチして回転させず。
くるみのラリアットは梅咲に誤爆。この間に狐伯がヨーロピアンに決め、1対1のイーブンに。
3本目、関口が梅咲へ丸め込みを4連発するも、なんとかキックアウト。それでも丸め込むが香藤がカット。梅咲はフライングネックブリーカーを決めてピンチ脱出。
くるみが関口に串刺し式タックルから抱え上げてのフェースバスター
関口がコードブレーカーからドロップキック。ワキ固めでくるみを絞る。
関口&狐伯のダブルドロップキックに行くが、くるみも二人へのダブルラリアット。
関口はSTO。青木がフライングネックブリーカーからのボディプレス。青木とくるみがエルボー合戦。青木がラリアット、くるみもラリアット。
ダブルのラリアット合戦。青木が打ち勝つ。青木が突進すると、くるみはナッツドライバー。
さらにセカンドロープからのダイビングセントーン。くるみが次の技の体勢に入るも、香藤が「チェンジ!チェンジ!」とタッチを要求。香藤は代わりざまに、青木へフライングボディアタックからボディプレス3連発。そしてコーナートレインへ続く。
そこからコーナーでくるみがおんぶ状態で梅咲と香藤を背負い、3人がかりのボディプレスも2。関口がドロップキックでカット。青木が背中へのニーアタック。そしてスリーパーを決めたが、香藤がロープ。ここから、香藤と青木のエルボー合戦。狐伯がドロップキックでカットするも青木に誤爆。梅咲もミサイルキック。
くるみもくるくるくるみと青木を連続攻撃。香藤がボディプレスも2。ボディスラムも2。香藤は青木をボディスラムで持ち上げようとするが上がらず。青木は大外刈り。2カウント。
香藤がエルボーを連打から突進も、青木はラリアット一発でなぎ倒す。青木が「満月、つぶれろー!」と叫び、トップロープからのダイビングボディプレスで決着。
2対1で狐伯&青木&関口組の勝利となった。
・インフォメーション
二上会長がリングへ上がり、5・5後楽園から始まるCATCH THE WAVEの日程が固まったことが明かされた。
5・5後楽園(昼)に開幕、5・6北沢(昼)、5・12札幌イーワン(14時)、5・18アミスタ川崎(夜)、5・19千葉2AWスクエア(夜)、5・25岐阜じゅうろくプラザ(夜)、
5・26大阪176BOX(夜)、6・2岡山オレンジホール(昼)、6・7新宿FACE(夜)、
6・15千葉2AWスクエア、6・16アミスタ川崎(夜)、6・23ふじさんメッセ、7・3新宿FACE、7・14後楽園(決勝)へと続く。ほぼこの日程で公式戦が行われるが、
1、 2大会追加の可能性はあるとのこと。
また欠場中の世羅もリングへ登場して挨拶。
「めちゃめちゃ元気ですー。みなさん、本当に申し訳ありませんでした。3・17カラミネンス興行では、タッグの防衛戦をやりたいと思っております。大阪ならではの選手とやりたいと思ってまして、凡女美ーナス(乱丸&ハイビスカスみぃ)とやらせてもらいたいと思います」とアイデアを述べると、昼のwave興行でも同一カードを考えていたとのこと。話し合いの結果、「お昼にまったく同じカードの時間無制限場外カウントなし、その決着がついていたら夜の興行でタイトルマッチです」と(二上会長)と、昼は「時間無制限場外カウントなし」ルールが採用された。果たして、夜のカラミネンス興行までに決着するのか?
昼夜興行とも目が離せない。
さらに3・17wave大阪大会の追加カードとして、田中きずな対倉垣翼、狐伯&青木対くるみ&石川奈青が決まった。
さらに、昼夜大会とも欠場中の網倉理奈がリングアナを務める。
5,WWWD世界エリザベス選手権試合(60分1本勝負)
〈王者〉井上京子vs 〈挑戦者〉宮崎有妃 vs 〈挑戦者〉旧姓・広田さくら
◎広田(11分41秒、体固め)宮崎
※FFD。京子が2度目の防衛に失敗し、広田が第12代王者となる。
また、王座獲得により、今後、リングネームが『旧姓・広田エリザベスさくら』に改名される。



2・23アミスタ大会で決まった防衛戦。エリザベス王座は40歳以上が対象の3WAYマッチというルールによって争われる。
まずは試合開始と同時に、京子が広田に向かってくる。広田は「3WAY、3WAY!」と焦りながらアピール。「ちょっと待て、3WAYでしょ、こんな接近戦にならなくても。京子さん、宮崎さん、お二人の絆、それを考えると、私はちょっと邪魔なんじゃないかなと。
ここは二人で思う存分やっちゃってください」と二人で戦わせようとするも、2人に襲われる。広田は場外転落。ここで京子対宮崎へ。串刺しラリアットの宮崎に、京子も串刺しラリアット。
エルボー合戦。宮崎がロープに吹き飛ばされたところに広田が場外からボ・ラギノール。
広田がリングへ戻ってきたところへ「何じゃオマエ、タイトルマッチだぞ、なめんじゃねえ」と京子がヘアホイップ。さらにコーナーに押し込み、顔面ヒップ攻撃。
広田もボ・ラギノールからプロレスLOVEポーズ。そして禁断の高田純次を敢行するが、フィニッシュで足を伸ばされ、阻止される。「なんだこれ?」という京子に、「メインイベントのタイトルマッチなのに、まさかお前が代わりにやるっていうのかー!」と広田がリクエスト。
広田は寝転がるも、京子はニラミを利かし、「おい、来いよ」と闘いのアピール。まったく乗ってこない京子に、「今度はこっちだ、オラ―!」と腕を取り、ロープ渡りを誘い込むも、これも拒む。「ちょっと待ってくれよ、あれもいやだ、これもやだ。何しに来たんだよー!いいか、これはタイトルマッチでメインだろうが。それをやってこその井上京子だろ、その前に高田純次をやるのか、ロープ渡りを私がやるのか、どっちがいいんだよ、選べよ」と迫りよる。ここで京子も広田の熱意に観念し、「激しいの」と返す。「どっちも十分激しいだろうが、どっちやんの?」とさらに突っ込む広田。
京子はロープを指さす。すると、突然、京子は自ら腕をねじって「いててててて」と叫ぶ。ここで広田が腕を取ると、ロープ渡りからロープジャンプ。宮崎もまとめて、ダブルのヘッドシザースホイップ。さらにはプランチャも成功させる。「飛んだぞー!」と広田。
そして宮崎へミサイルキック。宮崎もラリアットからミサイルキック。広田は立ち上がりファイティングポーズも即、倒れ込む。宮崎が「効いてるんかーい」と起こそうとするが、広田はボ・ラギノールからへな拳、夜叉ロック。
京子が背後からこめかみへのぐりぐり攻撃(関西で言う『梅干し』)でカット。ここから広田&宮崎へダブルラリアット。そして「どいつもこいつもふざけやがって」と京子が宮崎へ、まさかのはずかし固め。「
「宮崎さんだけにはずかしい思いはさせない!」とその横で、広田がエアはずかし固め。これを脱出した宮崎が「のぼれー」と広田へ指示。合体シーソープレスもカウント1。京子はラリアット。2連発。
「カモン」と京子。宮崎が飛び込むも京子がラリアット。「起き上がれ、このブス!」と再度、ラリアット狙いも「誰がブスじゃー!」とラリアット返し。京子がトップロープから雪崩式ブレンバスター。フォールするも、広田がボ・ラギノールでカット。「痛い、ケツ」という京子にシャイニングウィザード。ここからへなーらサンセットを狙ったが押しつぶされる。2カウント。
京子はナイヤガラドライバー狙いも広田がウラカン。ならばとラリアットも広田は体を入れ替えて丸め込む。2カウント。
宮崎が飛び出し、ムーンサルトプレスに行ったが自爆。広田はローリング式ボ・ラギノールからの619で京子を場外へ落とす。宮崎がスライディングキックでダメ押し。
リング上は広田と宮崎に。広田はサクライトも、宮崎は途中で受け止め、そのままぶっこ抜きジャーマン。しかし、そのままFFDで覆いかぶさると、3カウントが入った。

「何で返さないの?乗っかっただけだよ」ときょとんとする京子。まさか3が入るとは思わず、カットに行かなかった模様。ともあれ、広田が第12代王者となった。
倒れ込みながら広田がマイク。
「認定証、ベルトの前に、ちょっと待ってください。私は勝ったら旧姓・広田エリザベスさくらに改名するって言ってたじゃないですか。私が勝って、ゴングがなった瞬間から始まってるんですよ。だからリングアナの美智子、やり直せー! (勝利者)曲も変えろー!」とアピール。
野中リングアナが「ウイナーからでいいすか。ウイナー、旧姓・広田エリザベスさくら」と言い直す。ディアナ株式会社から梅咲遥の代読により、認定書とトロフィーが渡されることに。梅咲はきちんと「旧姓・広田エリザベスさくら殿」と読み上げる。しかし認定証には「エリザベスが入ってないじゃないかー、後で足しとけー!」とクレーム。
広田「みなさん、待望のエリザベスチャンピオンになりました。このベルトは、ふさわしい人にまわってくるので。ザベスの時代が来たぞー。これを言ってみたかったんですよ。挑戦したい奴、上がってこいやー」
このマイクに「はいはいはいー!」とゴキゲンBBAが名乗りを上げる。
広田「そだよねー、今日の大会で挑戦権があるの、この二人くらいしかいないよね。決定じゃないの、熱が冷めないうちに、4月3日、新宿FACEでやりましょう!」
 ここで3人が握手。即決定かと思われたが…。
二上会長「あかん。あかんねん。4月3日、広田のカード決まってんねん。京子さんか宮崎が取ると思ってたから(館内爆笑)。お前のバナー作るのどんだけ(長くて)大変と思ってんねん。(エリザベスは)3・17大阪にしてください」
防衛戦さえできれば依存がない広田は「早まりましたね。いいですよ。じゃあ、大阪でエリザベスやりましょう!」
二上会長「広田さん、ついでに4・3のカード行ってもいいですか。どうしてもやりたかったカードがやっとスケジュール押さえられました。4・3新宿FACE、・旧姓広田対黒潮TOKYOジャパン(館内、『オーッ!』というどよめき)。あと札幌に(広田の)子供行く? (「ちょっとまだ…航空券代は出ますか?」と言う広田に)それは競技しましょう。札幌は北海道なので、現地の人に頼みました。対アンドレ・ザ・ジャイアントパンダ(館内、再び『オーッ!』というどよめき)。子供喜ぶやん。なかなかのカードやろ」
 2大サプライズカードにどよめく場内。「ほら、大殺界開けたって聞いたんで」と二上会長。「うわー、スゴイ!大殺界開けて、来てますね!」と広田。
ここで桜花もマイク。「全然、広田さんと関係ないですけど(「関係ないのかー!」と広田)、4・3新宿、私の誕生日の前の日、春の日と言えば私の好きな選手、その選手と炎華、ちょうどデビュー1周年なので、ボスこと、桃野美桜とのシングルマッチ。本当は私が試合したいけど、炎華に託します」
最後は、広田が「3年連続の大殺界が明けた後に幸先いいスタートが切れました。今までのGAMIさんのオファーの努力が実りました! これからもエリザベスさくら上がっていきます!」というマイクとともに、「これがwaveだー!」でエンディングとなった。
・バックステージ
「なぜ私がこのエリザベスを取ったら、エリザベスにしたか。レジーナの時も、私は旧姓広田レジーナさくらにしたんです。いまいろんなベルトがあって、いろんな団体に参戦する時に、団体に関係のないベルトを持っていたときに失礼になるかとか、私のポリシーとして、
ベルトは巻いていかないんですね。そうすると、自分がチャンピオンであっても、外して入場することがベルトにも失礼だという私の気持ちもあって、上がる団体にもベルトにも失礼じゃない状態で、私が王者である、こういうベルトがあると広めるために、私はベルトの名前を名前の間に入れる活動をしてまして。だから、GAMIさんも面倒くさがらずに協力してくれていると思うんですけど。それがファンの人も楽しんでくれてると思うんですけど。
(「エリザベス王座の獲得は4度目ですね?」)4度目です。私はエリザベスになったら、ガウンもあるんで、ガウンも引っ張り出してきます。次の大会は3日が大阪で(道頓堀プロレスの)レフェリーの秀美ちゃんの10周年興行に呼ばれているんですけど、エリザベスになって初めてがその大会です。
(「次は2TOPと対戦です」)ついに禁断のカードが開かれることになりました。こんな早く私の対戦カードが決まることがないので、どうしたらいいかわからなくて。ちょっと黒潮選手と、ジャイアントパンダ選手を毎日意識しちゃうかもです。
(「認定証に“エリザベス”の文字がなかったが」)あれだけ言ったのに。あれだけ。ここで書き直させてもらいます」
2024.02.23

「Detras de Lazona vol.16」

1,コミカルチャレンジWAVE 15分1本勝負
◯旧姓・広田さくら (13分18秒、体固め)Chi Chi●
※ふらふらど〜ん

 まずは戦うバービー人形・ChiChiが広田とシングル対決する異色のカードからスタート。
広田の入場時、Chi Chiが軽くけん制をすると、広田が「コミカルチャレンジなのに、私が入場して入ろうとした時、おまえはそんな浅いツッコミでいいのか。もう戦いは始まっているんだぞ」と先制。これに対して、「コミカルのパイオニアがそんな弱虫でいいんですか?」とChi Chiも返す。「そんなん言ったことねえわ」と広田はその言葉を否定。
握手の際に広田は「ようこそ、いらっしゃいませ」と手を広げて謎の挨拶。セコンドの狐伯が「むずいよ」とツッコむ。
試合開始。広田が前転、さらに受け身。そしてポーズを取る。
そして、まだ何もしていないのに、「水をくれ」とセコンドに指示。「もういいですか?」とChi Chiも付き合いきれない様子。その態度を見た広田は、「おまえチャレンジしている意思はあるのか?」と再びツッコミ。「あります」「見せてみろ」とやり取りが続き、Chi Chiは「よろしくお願いしまーす」とスタートの握手をしようとする。「そっから? そっからやるの?」と戸惑いながらも、「ようこそいらっしゃいませ」とまたもカン高い声に手を広げる謎のポーズ。これにChi Chiも同じポーズで対抗する。
ここでようやく試合が動き出し、バックの取り合いから広田が首投げ。グラウンドへ持っていく。手四つから力比べ。広田が押し込むと、ブリッジで耐えるChi Chi。広田は上に乗るがChi Chiのブリッジは崩れず。ならばとChi Chiと反対の方向へ飛び、なぜか広田もブリッジしての手四つ合戦と言う不思議な光景に。
広田はコーナーへ振るも、スローテンポなタックルはすかされる。Chi Chiはギロチンを投下。Chi Chiがヘッドロック。広田は待ってましたとばかりにひじ打ちからエアエルボーのポージング。再びヘッドロック合戦。しかし、Chi Chiはひじ打ちではなく、ロープへ振ろうとする。これに広田は決してヘッドロックを離さず。再度、広田がヘッドロック。Chi Chiはまたもロープへ振ろうとするが、広田は意地になってヘッドロックを離さず。
広田は「わざとか? 違うのか? わかってんのか。わかってんな、いいのか、できるのか?」と是非を問いかける。そして黙って右腕を差し出す。Chi Chiは吸い込まれるように、ヘッドロックに決められる。しかし、バックからフォールの体勢へ持っていき、またも、エアエルボーはならず。そして、ブレンバスター。
Chi Chiのコーナータックルをすかした広田はフェイスバスターからのプロレスLOVEポーズ。しかし、ロープ渡りは封じられる。これには広田も「さっきからこれもやんない、あれもやんないで、何にチャレンジしているんだ!」と憤慨。そう諭してChi Chiの右腕を取るが、ロープ渡りは阻止される。
「見せ場ばかりつぶしやがって! チャレンジっていうから、私のできる限りのことを…」と広田がクレームを入れると、急にChi Chiが泣き出す。
Chi Chiを泣かせてしまった広田にブーイングが飛ぶ。「わかった! わかったよ」と取りやすいように右腕を差し出すと、Chi Chiがロープ渡り。しかし、リング中央のあたりで足を滑らせて失敗。「私のすごさがわかったかー!」と広田は、Chi Chiをロープに張り付けてのボ・ラギノール。これを連打で決めていく。さらにトップロープにのぼり、綱渡り式のボ・ラギノールを狙うが、コーナーからわずか一歩で転落。
Chi Chiはノーザンライトスープレックスから、ミサイルキック。さらにバックドロップを狙う。必然的に広田がヘッドロックの姿勢となり、「ここでかー! チャンスー!」と歓喜の声。条件反射的にChi Chiがひじ打ちからついにエアエルボーポーズを完成させる。しかし、ポーズの最中に、広田は背後からボ・ラギノール。さらにシャイニングウイザード。
Chi Chiはカウンターキック。広田はハンドスプリング式に立ち上がろうとするも失敗。すると、Chi Chiが走り込んで逆ボ・ラギノールを決める。しかしこのダメージがたたり、次の攻撃に移ろうとしたChi Chiに広田がFFDに決めるとそのまま3カウントが入った。
2,ヤングWAVE 15分1本勝負
◯田中きずな
(7分25秒、コーナからの回転式腕ひしぎ十字固め)香藤満月●

 続いてはwave初登場の香藤が登場。きずなとは同期の間柄である。
まず、きずながドロップキックからエルボー。
しかしヘアホイップが封じられると逆にヘアホイップで投げられる。そして香藤が吠えまくると、そのスキにきずながスクールボーイ。
きずなはエルボーを連打。しかし、香藤も一発のエルボーで打ち返す。
きずなは「上げるぞー!」と叫んでボディスラム狙いも、香藤に切り返される。それでもワキ固めへ。
 きずなは腕をロープに絡めて絞るも、香藤は追走式タックルからもう一発タックル、さらにボディプレスを浴びせる。
して逆エビ固め。さらに、「投げるぞー!」と叫んでボディスラムを連発からダメ押しのボディプレス。もう一発、ボディプレスを狙うと、きずなはこれをすかしてネックブリーカーで反撃。さらにワキ固めを狙ったが、これが取れないとわかると腕固めに移行。
きずながストンピングを連打。ここからコーナーへ振ろうとするも香藤に阻止される。
きずなはエルボーを連打するも、タックルで返される。
香藤はコーナータックルを狙うも、これはすかされ、きずながミサイルキック。再度、コーナーに上がって腕を取ると、回転式の腕ひしぎ。これで完全に香藤の腕が伸び、ギブアップを奪った。
3.スクランブルルチャ WAVE 20分1本勝負 ◯TABATA&笹村あやめ (10分59秒、プルポゲレーロ) 宮崎有妃&炎華●

 CMLLから参戦のTABATAはこれが日本デビュー戦。来日直前に素顔を明かし、リングネームを一新しての日本遠征となった。
先発は宮崎と笹村。まずは宮崎がタックル。笹村もタックルに行くが吹っ飛ばされる。笹村はアームホイップで投げようとするが逆に投げられる。ここで笹村がTABATAにタッチ。
TABATAは炎華の腕を捕らえるも、1回転して炎華は脱出。そしてアームホイップで投げる。
炎華が突進すると、TABATAはトラースキックから三点式のアームホイップへ。続けて笹村もアームホイップからボディスラム。炎華がエルボー。笹村も打ち返す。
笹村はボディスラムからキャメルクラッチ。TABATAもドロップキックで加勢し合体攻撃。アシストに来た宮をもTABATAが捕らえて卍固めに持っていった。
炎華はロープに手を伸ばすと、笹村はストンピングを連打。炎華もコルバタで投げ返す。さらに笹村のコーナーホイップにもブーメランアタック。宮崎がラリアットで笹村、TABATAをなぎ倒す。
笹村&TABATAはクロスラインに行こうとするが、これを中央突破した宮崎は、二人に向けてダブルラリアット。
しかし、宮崎の目つきを笹村が手刀で阻止。再びTABATA。宮崎へラリアットを連打するが通用せず。ならば、ドロップキックからコルバタ。
しかしコーナーホイップを狙ったが、これはラリアットで返される。宮崎はえびす落とし。炎華が側転エルボーからドロップキック。
STFへ。笹村がカット。TABATAはリバースゴリースペシャルで締め上げるも宮崎がカット。
炎華がジャパニーズレッグロ―ルクラッチを狙うが、背後から笹村が投げっぱなしジャーマン。このスキにTABATAがジャックナイフ固めからプルポゲレーロでつないでギブアップを奪った。TABATAが来日第1戦を白星で飾った。
ここで広田が登場し、「グラシアス、グラシアス」と勝利の手を挙げるTABATAを促すように、控室に帰らせると宮崎に対してマイクを持つ。
「宮崎さん、帰りそうだから呼び止めたんです。あなた、エリザベスの挑戦を視野に入れているとか聞いたんですけど、なんなんですか。Regina持っているからいいじゃないですか」と宮崎のエリザベス挑戦への発言に待ったをかける。
宮崎は「この間ディアナさんに出させていただいて、メインがエリザベス選手権だったんですよ。(Reginaの)ベルトは持ってるんだけど、私もエリザベスやろうって思った時は、ジャガーさん対神取さん(対宮崎)っていう恐ろしい試合だったんだけど、私たち頑張ってるよね。でも、waveで(エリザベスを)やりましょうって言ったの」とその真意を語る。
広田も「waveならそんな恐ろしくならなそうですね」と言えば、「それでメンバー探しとけって感じだったので。なので2本、ベルトを持てたらいいなって。あわよくば」と宮崎も返す。広田は「私0本。せめてエリザベスは私も欲しいんですよ。でもそこで勝手に話が進んでいるんであれば、やりましょうよ。私、1本もないから私にもチャンスを」と広田も一歩も引かない様子。宮崎もこれに呼応し、「そうだね、京子さん入れて3人で」とアイデアを出す。「勝手にこっちが盛り上がってたらGAMIさんが恐ろしいメンバー揃えちゃうんで、こっちで人数揃えたらいいんですよ。次だから3月…。ちょっと、桜花さーん」と桜花へ打診。桜花社長も、「じゃあ3月1日やりましょうよ。京子さんが開いていれば」と了承。「多分空いてるんでしょう」と広田はテキトーに言うものの、「勝手にスケジュールを決めてNGになったら困るんで聞いてみます」と桜花は即答を避けた。
4,スクランブルFUTURE WAVE 20分1本勝負
◯SAKI&柊くるみ(15分0秒、体固め)狐伯●&青木いつ希
※ランニング・ブレーンバスター

 この日出場する予定だった世羅が前日の試合で負傷したため、大事をとって欠場。代わりに同じプロミネンスのくるみが出場となった。
 「ずるいよー、世羅りさよー。世羅でよかったのに。」と試合前からブツブツ文句を言い続ける青木。そしていつもの挨拶シャウトをくるみ、SAKIに投げかける。
青木、狐伯は先発を巡ってじゃんけん。負けた青木が先発を勝って出ることに。まずは青木がくるみとのロックアップ。くるみが押し込む。ここからヘッドロック。青木がロープに飛ばすも、くるみがタックルで返す。狐伯は青木の肩をたたいて交代。
「よっしゃ行くぞー」と気合を込めてロックアップもくるみが弾き飛ばす。
ならばとエルボーを連打。くるみがタックルで打ち勝つ。「頼むからしっかりしろ―」と青木。狐伯は「あっ」と相手の気を反らしてのエルボー。しかしダブルの連携はくるみがタックルで返す。
SAKIにタッチ。SAKIが、「COLOR‘Sライン」と指示してクロスラインから今日は、SAKI&くるみによる色トリドリ。
SAKIはキャメルクラッチからカンパーナ。
くるみがコーナーへ押し込む。さらにボディスラムからフットスタンプ。ここでSAKIがフォールも2。そしてSAKIがチョキパンチ。グーパンチではなく、チョキでのアピールをするSAKIに、「そんなわけないだろ」と青木がツッコミ。
狐伯はドロップキックでやり返し、青木がニーを決める。くるみが飛び出してくると、SAKI&くるみを捕らえて、DDTとスタナーの一人合体攻撃。さらにコーナーエルボ―からのフェイスバスター。ボディプレスとつなげる。これに対して、SAKIはアトミックドロップからビッグブーツ。くるみが低空ドロップキックからサマーソルトドロップも2。
青木は大外刈りで流れを変えようとするが、くるみがこらえて後方へ投げ飛ばす。
青木がエルボー。くるみも返す。今度はタックルでぶちかますが互角。6回互角にぶつかったのち、7発目で青木が打ち勝った。そして今度こその大外刈り。続けて狐伯がミサイルキック。低空ドロップキックからのDDT。しかしブレンバスターはくるみに投げ返されると、そのままフットスタンプを浴びる。
タッチしたSAKIはそのままフォールに行くも2。SAKIはサソリ固め。狐伯がロープに逃れる。SAKIのビッグブーツを青木がをすかすとロープにもたれかけさせる。青木が背後からニー、さらに狐伯が低空ドロップキック。ノーザンサイトも決めた。
続いてダブルアームT狙いもSAKIがショルダースルーで返す。SAKIはコーナーへ振るが、狐伯はブーメラン式ミサイルキック。2カウント。SAKIがファルコンアローでお返しするも2。SAKI&くるみがトレイン式のラリアットからくるみのコーナーサマーソルトドロップ。SAKIがリバーススプラッシュも2。ランニングブレーンバスター狙いも狐伯がジャパニーズレッグロールへ切り返すが2。それでも再度、SAKIはランニング・ブレーンバスターに持っていき、3カウントを取った。
試合後、「世羅を殺せ」という狐伯に「世羅のせいやぞ」と青木。二上会長も「こんなはずやなかったのにね」と同調する。
そして二上会長からの報告。「先ほどのエリザベスの件ですが…」と切り出したときに、髪を上に束ねた広田が登場。
それを見て二上会長が即反応。「足立区あたりにこういうスナックのおばさん、いてるよ。
スナック『小路』とかいうとこでママが。あたりめ焼いてるおばちゃん。アンタ、お母さんそっくりになってきたで」と広田いじりをしたのち、「ちょっと大物のレスラーからの打診があったんですよ。とんでもないカードになりそうなので、先に言っておくね。なんとアジャ様が真剣にエリザベスに…」と話している最中に、広田が「今まで見向きもしなかったじゃないですか、なんで急に」と遮る。「じゃあ、宮崎さんとアジャさんと京子さんで…」「いや、広田で…」と広田、宮崎はそれぞれ譲り合い。ここで二上会長が状況を整理。「とりあえずそれは置いといて、一度、京子さん、広田、宮崎でやっていただいて、もし京子さんが防衛されたとしたら、次はアジャさん、京子さんになるので、(広田か宮崎の)どちらかが餌食になっていただいて」と二人にとっての驚愕プランを発表した。
そして、「3月1日(新宿FACE)は京子さん対宮崎対広田で、ディアナからオッケーもらいました(場内拍手)。そして、3月17日大阪大会、昼の部、世羅がもうその時は治っていると思うので、そこにすごい相手用意しました。カラミネンスの相手としてすっごい相手です。(SAKIに)覚悟しておいてください。もう一皮むけますよ」とすごい相手とのカードをにおわせた。
最後にSAKIがマイク。「世羅ポンが今日は大事を取って休みなんですけど、いつも困ったときに来てくれる、くるポンです(場内拍手)。家で考えていて、くるポンでも同じカラミネンスだなって。3月17日夜の部はカラミネンスの合同大会になっています。カラミネンスは昼のwave大会も全員出られ…」とまで言ったところで、「さあ」と二上会長。「えーっ!」と驚くSAKIだが、「カラミネンスもカードが決まっていますし、くるポンも入ると思いますし…」と気を取り直す。「(ファンに向かって)じゃあ、一緒に大阪でもひと皮向けましょう。みなさん来てくれますかー」と3月17日のwave、カラミネンス両大会のPRをして、最後は「これがwaveだー!」で締めくくった。
2024.02.14

『Real Valentine wave』

日時
2月14日 水曜日
観衆
125人
場所
新木場1StRING
1,Future wave(20分1本勝負)
○狐伯&青木いつ希(12分23秒、片エビ固め)高瀬みゆき&ななみ●
※直伝ダブルアームT。


 まずは高瀬がななみの背中をたたいて気合を入れる。青木も絶叫シャウトの洗礼をななみに浴びせる。
 先発は高瀬と青木。「あおきー!」「たかせー!」とそれぞれ叫びながらロックアップ。バックの取り合いからともに正面を向いて吠え合い。青木がタックル。高瀬もアームホイップで返す。
続いて狐伯とななみ。狐伯のドロップキックからエルボー合戦へ。ななみがタックル。高瀬&ななみが狐伯&青木をとらえてダブルのダイヤル固め。ななみは狐伯にボディスラム。さらに逆エビ固め。狐伯もブーメラン式のミサイルキックでお返し。続いて、青木がななみをコーナーに押し付ける。青木は狐伯をおんぶの形に乗せてダブルでボディプレス。
 5分経過。青木とななみがタックル合戦。青木、ななみとも1発、2発と打ち合うがともに倒れず。3発、4発、5発と互角に打ち合い、どちらも倒れずも、6発目で青木が打ち勝った。
青木がコーナーエルボーからフェースクラッシャー、ボディプレス。ななみもタックルで青木を倒す。高瀬がセカンドロープからのミサイルキック。青木が大外刈りを狙うも高瀬がこらえて阻止。エルボーを打ち込むと、青木もお返し。
 高瀬がエルボー&チョップのコンビネーション。打たれ続けたものの、青木は大外刈りで脱出。
狐伯が低空ドロップキックからコーナードロップキック、さらにブレンバスター。高瀬はスライディング式エルボー。青木が高瀬の足を払い、ロープにもたれさせると、背後からのニー。続けて、狐伯が背後への低空ドロップキックとコンビネーション。狐伯がトップロープからのミサイルキック。さらにブレンバスターを狙うが、これは踏ん張って高瀬が逆に投げつける。
狐伯&青木がダブルを狙うが、高瀬が二人へのラリアット。ななみも飛び出しタックル。
高瀬がファルコンアローも2。高瀬がコーナーに振り、ななみとラリアットのトレイン攻撃から高瀬がダイビングギロチン、ななみもダイビングボディプレス。青木がエルボーでカットすると、狐伯がブレンバスター。青木がボディプレスでアシスト。狐伯がダイビングボディプレスも2カウント。
ななみがタックル。ノーザンライトスープレックスも2。ここから狐伯とのエビ固め合戦。どちらも2でキックアウト。狐伯が正面からのランニング式ニーを当てると、最後は直伝ダブルアームTを決めて3カウントとなった。
2,スクランブルwave(20分1本勝負)
SAKI&○櫻井裕子(15分55秒、体固め)旧姓・広田さくら●&梅咲遥
※ビッグブーツ。

 ピンクエルボー入場時では、広田のテーマである「ひーろたー」の部分が「うめさきー」バージョンという特別テーマがかかる。もちろん曲の締めは二人でピンクダンス。「ピンクエルボー」の声が客席のあちこちからかかる。
梅咲の握手をチョキで拒むSAKI。ならば広田はSAKIに対して、グーのポーズ。
「行きます」と手を挙げ、SAKIに先発を買って出る櫻井。それを見て、広田は梅咲に対して「行くのか」と尋ねる。苦笑しながら梅咲は「行きます」と手を挙げる。
櫻井と梅咲による腕の取り合いからスタート。櫻井がヘッドロック。広田はエプロンから「大丈夫か、はるかー」とわざとらしく声を上げる。広田もカットで飛び込むと思われたが、なぜか梅咲とは反対側で櫻井のヘッドロックを食らう。櫻井は二人をヘッドロックで締め上げている状態に。
ここで、ピンクエルボーが櫻井に対して、まさにピンクエルボーで脱出すると、ダブルのエアエルボー・ポージング。コトが終わると、「OK、コーナーに戻ります」と広田。梅咲は櫻井をロープへ張り付けると背中へドロップキック。櫻井はボディスラムで反撃。
 SAKI&櫻井が連携に移り、梅咲の周りを回る「イロ、トリドリ」。そして決めのボディプレスの後、COLOR‘Sポーズを決める。
さらにSAKIは梅咲の腕と足を持つと、強引なジャイアントスイング。梅咲はエルボーで反撃するも、なぜか「ゴホッゴホッ」とむせる。
広田はSAKIの腕を取り「新木場、ハッピーバレンタイン」と叫んでのロープ渡り。今日は着地にも成功するが、「もう一回」コールで調子に乗り、二度目は失敗。
 広田はSAKIを張り付けると、ボ・ラギノール。「そのまま寝とけー」と高田純次へ移行。
しかし完成形を剣山で破られる。
こうなると、広田は「まさか、オマエが代わりにやるというのかー」にSAKIに高田純次をやらせようとする。SAKIは嫌がりながらも高田純次をはじめようとするが、広田がストンピングで阻止。「えーっ」という場内。
「上等だぜ、今日、高田純次をやるのはこいつじゃない、裕子。おまえは今度、宮崎さんと大事な試合が控えているよなー。今日は前哨戦でもなんでもない、ただの試合だけど、お前が高田純次をやって一皮向けていけー」とアピール。これには大・裕子コール。戸惑いながらも、高田純次狙いに行く櫻井。しかしフィニッシュのところで広田がすかして自爆。
「この出たがりがー、帰れ帰れ」と広田は、自分で催促したにも関わらず、櫻井を足蹴にする。ここでSAKIがカットに飛び込む。広田がコーナーに座り、SAKIを呼び込む。SAKIの頭を取ると、「よっしゃ、行くぞー!」の豊田真奈美ボイスからスイングDDT。
梅咲にタッチ。すぐさまSAKIはチョキパンチ。しかし、ビッグブーツをすかした梅咲がボ・ラギノールを決める。レフェリーがチェックすると、「チョキ」だとアピールし、「セーフ」のポーズを決める。ここからエルボー合戦へ。SAKIはビッグブーツからチョキパンチ。梅咲もフライングネックブリーカーで対抗する。
SAKIはアトミックドロップからビッグブーツ。続いて、櫻井がコーナーエルボーからタックル。梅咲がエルボーを打ち込むも櫻井はボディスラム。SAKIによるエルボーのアシストから櫻井がボディプレス。梅咲が2で返すと、ランニング式のエルボーを2連発。広田が回転式のボ・ラギノール。さらに超スローの619。シャイニングウィザードからプロレスLOVEポーズ。櫻井もタックルからコブラツイストを決める。SAKIもカットに入った梅咲へカンパーナ。コブラツイストとカンパーナの競演へ。
櫻井が広田へカウンターのランニングキック。さらにフェイスバスター。梅咲が背中をたたきカット。ピンクエルボーがダブルの連携を狙うが櫻井がバックに取り、同士討ちに。櫻井がランニングキック。櫻井がリバースDDTと畳みかける。
櫻井がブレンバスター狙い。広田が腰を落としてこらえるも強引にぶっこ抜く。これをFFDで返したが、カウント2。櫻井がカウンターキック。これも2。広田はへな拳を打ち返す。櫻井は再びカウンターキック狙い。広田は一度、よけたものの、二度目でアゴを捕らえ3カウントとなった。
3,UK wave(15分1本勝負)
杏ちゃむ(10分34秒、あの日見た技の名前を僕はまだ知らない)田中きずな
※ギブアップとKOのみのルール。


 まずは杏ちゃむがコーナーへ上がり、いつもの入場ポージング。いっぽう、きずなは四方へのお辞儀。この試合はギブアップ、KOのみのUKルール。「関節技の天使」という異名を持つ杏ちゃむを相手にきずなは自らの関節をどれだけ見せつけることができるか。
まずは挨拶代わりに杏ちゃむがローキックを連発。きずなもローで返すが、杏ちゃむが再度、ローを入れる。ロックアップからバック、そして腕の取り合い。杏ちゃむがヘッドロック。
ロープに飛ばそうとするも杏ちゃむがさらにヘッドロックで絞り上げる。きずなはロープへ。ロックアップから再びヘッドロックの杏ちゃむ。ロープに飛ばそうとするも、これも腰を落として絞り込む。きずなはまたもロープへ。
杏ちゃむは再三にわたり、ヘッドロック。「どうした、返せ返せ!」という杏ちゃむの檄にきずなは足を踏んでようやく脱出。ここから、きずなはドロップキック4連発。しかしカバーに行くも、UKルールのため、フォールカウントはなし。杏ちゃむはエルボー、きずなも打ち返す。「来い来い」という杏ちゃむに連打で打ち込むきずな。杏ちゃむはエルボー一発で倒すと、アキレス腱も同時に決めての足4の字。きずなは反転して、杏ちゃむに苦痛がゆがむが、また元に戻す。きずなは再び回転すると、杏ちゃむが苦しむ。またも杏ちゃむが開店したが、きずなはロープを手繰り寄せた。
杏ちゃむは低空ドロップキック。ここからきずな立たせようとすると、一瞬のスキでワキ固め。杏ちゃむは一回転で逃して、逆にワキ固め。
さらにヒザ十字。ここからきずなの上に覆いかぶさり、フェイスロック。きずなはもがき苦しむ。Tommyレフェリーが「止めるよ」と声をかけるも、懸命にロープに手を伸ばした。
杏ちゃむはヒザ打ちを連打するがきずなフライングネックブリーカーからフライングボディアタック。そして再度のワキ固め。ロープへ。
きずなが走り込むが杏ちゃむのハイキックを浴びる。ダウンカウント8でファイティングポーズ。コーナーへ誘い込むと一回転しての腕ひしぎで逆転を狙う。杏ちゃむが脱出を図るが、その都度、絞り上げる。杏ちゃむは体ごと脱出すると、首と足を決めにかかるあの技へ。このままギブアップとなり、杏ちゃむの勝利となった。
・バックステージ きずなコメント
「初めてのUKルールということで杏ちゃむさんとも初対戦と言うことで、不安もドキドキもあったんですけど、しっかり勝たなきゃいけないなって思っていたんですけど、全然攻めるというコツらできずに気づいたら終わっていたという感じでしたので、もし次またこういう機会をいただけることがありましたら、そのときまでに成長して、杏ちゃむさんとももう一度対戦させていただけるようにしたいなって思いました」
4,HONOKA  BIRTHDAY WAVE~ver.1.9~(30分1本勝負)
YuuRI(15分7秒、エビ固め)炎華
※スワントーンボム。


炎華のバースデーはwave初参戦のYuuRIが相手に選ばれた。
まずはロックアップ。炎華がエルボー。YuuRIはグラウンドへ持ち込むも炎華も付いていく。YuuRIのヘッドシザースを炎華はバネを効かせて脱出。炎華はブーメラン式アームホイップからエルボーで追い込む。YuuRIもロップキックからチンロックに固める。そして旋回式ボディプレスも2。続けて、コーナーに追い込み、ニーで全体重を乗せる。
炎華がエルボー。YuuRIも返す。
炎華のドロップキックは空を切ると、YuuRIが低空ドロップキック。スリーパー。一度は解けたものの、再度スリーパーが決まる。炎華がロープへ逃れる。「大丈夫かー」とYuuRI。炎華はエルボーでお返し。コーナーバックルにぶつけると、エルボーを連打。YuuRIも体を入れ替え逆にエルボーを打ち込む。YuuRIがコーナーへ振るも、炎華はブーメランアタック。
さらに側転エルボーからドロップキック。2カウント。続けて、ボディスラム狙いも、YuuRIもこらえる。ならばとエルボー合戦へ。「いーねいーね」とYuuRI。打たれても、吠えながら立ち上がる炎華。
YuuRIはトラースキック。これに炎華は倒れずにこらえてドロップキックで返す。ボディアタックはキャッチされるも、DDTでたたきつける。さらにSTFを決めると、YuuRIがロープ。炎華がミサイルキックも2。
炎華はコーナーに上るも、YuuRIがカットし、ブレンバスターで投げる。
YuuRIが619から、座り込む炎華に背後、正面からのPKを連打するが2。
炎華は連発で丸め込んでいくがいずれも2カウント。YuuRIはバズソーキックを打ち込むが、炎華は2カウントで返し、執念の粘りを見せる。
YuuRIはマスクをつかみ、強引に起こすともう一度、バズソーキック。これも2で返す。YuuRIは「3だろ」とアピール。2カウントとわかると信じられない表情を見せる。ブレンバスターから「終わり」と叫んでトップロープへ。スワントーンボムをさく裂させての3カウントとなった。
最後は健闘した炎華をやさしく肩を貸して起こす。そして、炎華をたたえる。炎華はYuuRIにお辞儀をしてリングを降りた。
・バックステージコメント 
炎華「YuuRIさんをリクエストさせていただいたきっかけはエヴォ女さんの新木場で試合をしてすごくスピードが速くて、そういうスピードの速いプロレスにあこがれているので、
リクエストさせていただいたんですけど、そう簡単に勝てる相手ではないと思っていたんですけど、すごく強くて、自分もスピード負けしていたし、技の威力もすごくて、いろいろ勉強になりました。負けたのはもちろん悔しかったですけど、でも、楽しかったです」
5,THE HADCORE~YUKI MIYAZAKI BIRTHDAY WAVE~ver.4.5(30分1本勝負)
世羅りさ&○宮本裕向(20分44秒、体固め)宮崎有妃●&伊東竜二
※ムーンサルトプレス。


宮崎のバースデーはハードコアルールによる、伊東竜二とのタッグで世羅りさ&宮本裕向と対戦。いきなり世羅&宮本が奇襲をかけて早くも場外戦へ。その後、リング上は宮崎と宮本となり、タックル合戦は互角。二度目では宮崎が打ち勝った。
宮本と伊東。両者のチョップ合戦。世羅が伊東への背中へのチョップ。伊東はチョップからコーナーに追い込み、ストンピング。続いて宮崎が世羅の髪をつかんでのキャメルクラッチへ。「待って、ハゲる―」と世羅。宮崎はさらにわし掴みにする。
続けて、恥ずかし固めの体勢に行くが、「重要がねー」という世羅に「あるだろー」「ぜったいねーだろ」とやり取り。世羅が阻止すると、エルボー合戦。宮本が背後から宮崎へ「止まれ」標識で殴打。
ここから再び場外戦、宮本が宮崎へ再度「止まれ」標識で殴打。そして鉄柱攻撃。宮崎は早くも流血。
世羅は竹刀をつかむと、エプロン上の宮崎をロープに張り付け、チョーク竹刀スリーパー。世羅&宮本がラダーでダブルのクロスライン。世羅が「そろそろはげたかー」と宮崎の髪をつかむ。そしてサードロ-プに持っていき、流血している宮崎の額をこすりつける。
宮本が宮崎をコーナーに追い込んでストンピング。コーナーでチョップとパンチのコンビネーション。宮崎は体を入れ替えて串刺しラリアット。世羅がカット。世羅&宮本のクロスラインをかいくぐって宮崎がダブルラリアット。伊東がラダーを持ち出し、宮本へ押し込みにかかるも、宮本が耐える。ここで宮崎と世羅も加勢し、押し合いとなる。伊東&宮崎が力でコーナーへ押し込んだ。
伊東が宮本へエルボーの連打。宮本はラリアットから回転式のニー。世羅が竹刀を2本持つ。伊東も竹刀を1本持つが、2本の竹刀を持った世羅がうまく使って下半身を攻撃。伊東も竹刀で突きを決めるが、世羅は面を放つ。世羅が伊東をコーナーに追い込むと、面を連打。さらに「いいもんめっけ」とコーナーに置いてあったイスを積み上げる。
世羅は左右のエルボーを伊東に決めるも、走り込んだところをイスを投げつけられる。その間に宮崎がコーナーへ机をセット。しかし、世羅に体を入れ替えられ、宮崎が机に投げられる。それでも、世羅のボディアタックを回避すると、コーナー宙づりに。イスを世羅の顔面の前にセット。ラダーを持ち出し、世羅の顔面に置いたイスへ投げつける。
ここで宮本が首にラダーを巻き付けて世羅を救出。そして世羅と宮本がそれぞれ、対角線へホイップ。世羅が宮崎へ新幹線アタック、宮本が伊東へ低空ドロップキックを決める。世羅がトップロープへ上ろうとするが、宮崎がカット。宮崎が雪崩式ブレンバスターを敢行する。宮崎は碁盤をセット。世羅をデスバレーに持ち上げようとする。世羅が暴れて未遂に。逆に世羅が宮崎を捕まえ、碁盤の上に世羅リズムバスター。宮崎は背中から碁盤へ痛打される。
世羅がコーナーからのスプラッシュニーを狙うが、宮崎が捕らえ、碁盤の上へ投げつけようとする。宮本がカットし、そのまま宮崎を碁盤の上にたたきつけると、その上に世羅がニーを浴びせる。2カウント。
宮本が蹴りのコンビネーションからラダーをロープにもたれさせる。そのまま、宮崎をブレンバスターで投げて、ラダーに命中させる。ここから4人とも場外へ。宮本は場外に机をセットし、宮崎を固定。場外ダイブを狙うが、宮崎が蘇生し、エプロンからロープを揺らす。これで股間を痛打した宮本が場外転落。宮崎が宮本をセットすると、場外ダイブを敢行。机が真っ二つに割れた。
リングへ戻り、宮崎は机の破片で3発、殴打。伊東を呼び込むと、ダブルのブレンバスターをラダーの上に投げつける。カウント2で世羅が竹刀でカット。
世羅は伊東をブレンバスター。宮崎は直伝デスバレーを決めるが、宮崎へ宮本がセグウェイ。宮本は半戸スプリングキックからファイヤーサンダー。これを宮崎は2カウントで返す。ならばと、トップロープからのムーンサルトを決めて3カウントを奪った。
試合後宮本がマイクで口火を切る。
宮本「有妃姉(ねえ)、一回引退した時も後楽園行ってますからね、復帰してこうやって45歳になって誕生日おめでとうございました!」
宮崎「本日はバレンタインwaveご来場、誠にありがとうございます。こうやって、宮本君と、試合したいとか、伊東竜二さんと試合をしたいとか、炎華はYuuRIさんと、そうやって自分のやりたいカードを押さえてくれるGAMIさんとOKしてくれる団体、世羅とか、本当にうれしく思います。ありがとうございます。本当に…」
世羅「しんみりしてる場合じゃないですよ、宮崎さん。誕生日ですよ、waveと言ったらこれだろー。ミュージックスタート!」

曲がかかると二上会長がブルーシートをセット、狐伯ときずながバースデーケーキを持ってリングイン。

「オマエもじゃー!」と世羅がSAKIと梅咲もリングに挙げる。すると、青木と高瀬がさらにケーキを持ってリングへ。2g人も2月が誕生日月だった。

二上会長「出そろいましたね、炎華ちゃん、マスクこの辺まで上げて。SAKIさんと宮崎さんも。誕生日おめでとー!」という音頭で、4人がろうそくの火へ吹きかける。ここでろうそくを取り、いちごを取って顔面ケーキ儀式の完成。

「誕生日おめでとう、いってらっしゃい」という二上会長のかけ声で4人仲良く顔面ケーキの洗礼となった。
そしてそれぞれが誕生日の抱負を述べる。
SAKI「36歳です。まずは3月17日カラミネンス大会成功させまーす!」
宮崎「45歳でーす! 」私31で引退して35で復活したんですよ。もう10年ですよ、すごくないですか、辞めても10年やるっていう。去年ははるかちゃんと私だけだったんですよ。はるかちゃんがその時、『美を追求します『って言っててウケるかなって私も言ったんですけど、45と言えばグラフでこうなっていく(下降線)でしょ、これ(上昇)を保つように、ベルト持ってるから今。waveの顔見たくなってるじゃないですか。だから、今年も美を追求しつつ、ベルトの価値も落とさず、上り調子でいけるように頑張ります」
炎華「19歳です。ルチャ系の技をいっぱいできるようになりたいのときずなとタッグで強くなりたいです」
「今日の試合よかったよ」と二上会長からのありがたい言葉を受けた。
梅咲「23歳になりましたー。4月29日のディアナ後楽園ホールで1000人動員を目指したいです。あとは人間ドッグにいきたいです」
「大丈夫、私55歳で一回も行ったことないけど生きていけるで」と二上会長。
最後は宮崎がシメ。「忘れてました。2月たくさん誕生日がいてうれしいです。今日はバレンタインの日に新木場に来ていただき、誠にありがとうございます。新しい年になってみんなぐんぐん伸びていきますように頑張っていきますので、みんなこの4人覚えておいてください。(炎華に)がんばろうな!」
・バックステージコメント
宮崎「waveは年に一度、やりたい相手とできる限りGAMIさんが動いているんで、今回これをやりたいと、すぐ…なんなら、2月1日に興行あるならと前々から考えていて、この日はなかったので、このカードができて、うれしいです。ありがとうございます」
伊東「突然、waveさんから『こういうの来てる』って言われて、カード見て、『全然やりますよー』っていうところで、10年前…」
宮崎「はい、14年以上前、自分が引退前にやった初めてのデスマッチの時も隣はドラゴン、とお願いしたら快く引き受けてくれて。なんならいま、自分がハードコアやってるのも、この試合をやったからかもしれないし。あの試合をやって、これまでハードコアをやらなかった自分が…、なんで私はもっと早くハードコアとかデスマッチをやらなかったんだと後悔する試合だったんですけど、その時、横にいて、安心できる選手だったんで。去年、6人タッグで組んだんですけど、その時もドラゴンがいて。今日も隣はドラゴンがいいって希望してお願いしました」
伊東「10年前、(宮崎から)『復帰することになってすいません』っていう丁寧なメールをもらって。ちゃんとしている人間ですし、自分も隣にいて楽しいし、心強いし。今日は全然サポートできませんでしたけど。隣に立ったり、対角に立ったり、またいつでもできる相手だなって」
宮崎「宮本君は自分が辞めていたころによくとしまえんに言ってて、そのときよく遊んだんですよ。毎年、としまえんに行ってて、そのメンバーにいろんな人がいて。そこから宮本君のことはすごく面白くて好きになって。宮本君の試合が大好きだったけど、そういえば関わってなかったなと。今年は宮本君と試合がしたいと思っていたので、かなってうれしいです」
伊東「自分はミクストマッチは不慣れと言うところはあったんですけど、宮崎有妃のいいところは出せたんじゃないかな。次はこれがさらに勝利に結びつくことをやりつつ、最終的には自分が勝利をかっぱらうってことをやりたいなって思います」
2024.02.04

『Valentine wave 2024』

日時
2月4日 日曜日
観衆
432人
場所
後楽園ホール
◆第1試合 ジェネレーションWAVE 30分1本勝負
◯青木いつ希&関口翔&高瀬みゆき(11分59秒、体固め)ZONES&Chi Chi●&リアラ
※セカンドコーナーからのダイビングボディプレス。
チェリー


オープニングは2017年デビュー組と2023年デビュー組による「遺恨なき」世代闘争。青木の大声シャウトにZONESも奇声を挙げて対抗。
まずは2017年組が連携を見せる。関口がリアラに低空ドロップキックからボディスラム。青木が「2017年ボディスラム―!」と叫んでからボディスラム。高瀬、関口もこれに続く。青木が「2017年スラム、バージョン2!」とリングを回ってから投げつける。高瀬も同様にタメを作る。ずっと技を食らい続けていたリアラはエルボーを連発して反撃。高瀬がチョップでやり返すも、リアラはフェースバスター。ZONESにタッチ。ZONESがフライングタックル。セカンドロープからのダイビングエルボー。ZONESがチョップ、高瀬も逆水平。見ごたえあるチョップ合戦に移行。ともに一歩も引かず打ち合いに。
高瀬がラリアット。ZONESがふらつくと、エプロンの関口がスタナーで加勢。高瀬が再びラリアット。高瀬が「集合―」と高瀬が声をかけ、3人が横並びになると、「2017年アタック!」と声をそろえてのボディプレス。
Chi Chiがカットに入る。青木がChi Chi&ZONESの二人をとらえ、かわず落とし&コンプリートショットでたたきつける。ZONESが突き上げ式エルボーからブロックバスター。
そしてラリアット。カウント2。
Chi Chiがキックからエルボーを連発。青木がエルボーで反撃。コーナーに上るも、ZONESがデッドリードライブ。Chi Chiがランニングキックから卍固め。
青木もエルボーで返す。さらに大外刈り、ラリアットとラッシュをかけるも2カウント。6人が入り乱れる。
2017年組がコーナートレイン。トレインの最後に青木が串刺しラリアット。そしてセカンドロープからのフライングボディプレスで3カウントが入った。
青木を中央に関口&高瀬が握りこぶしを作る。そして最後に3人で右手を突き上げた。
◆第2試合 ゴキゲンWAVE 30分1本勝負
桜花由美&◯櫻井裕子(11分59秒、ブレーンバスター•ホールド)米山香織●&チェリー

桜花のテーマが鳴り響くも、その後、旧テーマ「美衝撃~ビューティフルショック~」に切り替わる。桜花はその当時を思い起こすかのごとく、手を振りながらの登場。
先発は米山と櫻井。両者のコール合戦となり、Tommyレフェリーが櫻井の手を挙げる。「恥かかせやがってー」と米山がチェリーを呼び込み、クロスラインからのBBAポーズ。
さらに米山が鼻をつかんで振り回す。
櫻井がタックルでやり返し、桜花にタッチ。桜花がコーナーのランニングブーツ。米山がぐるぐるパンチやクロスチョップに行こうとするが、桜花がすべて防ぎアンクルホールド。
ならばとキック合戦となるが、リーチの差で桜花のキックのほうが命中する。今度は櫻井ともキック合戦。こちらもリーチ差で櫻井のほうが命中。桜花&櫻井がダブルのキックの連携。
米山は二人の手首を掴むと、ダブルのアームホイップでピンチ脱出。チェリーにタッチ。チェリーはトップロープからコルバタ。そして変形の足四の字。さらにフライングネックブリーカー。
しかし、突っ込んだところを桜花がスタンガン。ビッグブーツからのバックドロップ。ランニング式のビッグブーツも2。王かはネックハンギングボムを狙うが、チェリーが回転エビで返す。さらにコルバタ。桜花はクロスアーム式DDTからかかと落とし。そしてランニング式のビッグブーツ。
櫻井がコーナータックルからもう一発、タックル。コブラツイストに取るも、米山がカット。チェリーが回転式から入る腕ひしぎ、そしてワキ固めに移行。櫻井が必死にロープに逃れる。
チェリーはボディへのパンチ。米山も飛び出しダブルのネックブリーカー。そしてダブルのどっこいしょ。ここからチェリーのフットスタンプ、米山のセントーンの連携。米山がチョップも桜花がカットし、櫻井がボディスラムからのドラゴンスリーパー。ファイナルカット。
米山が丸め込みを連発。さらに羽交い絞めにする。チェリーが「絶対持っとけよ!」からの熟女でドーン!は誤爆。桜花のビッグブーツのアシストから櫻井のブレンバスターホールドで3カウント。
◆第3試合 シークレットWAVE 15分1本勝負
◯X=DASH・チサコ (8分30秒 片エビ固め)狐伯
※ホルモン・スプラッシュ 。

狐伯の相手はエックスと発表されるのみ。前回はその正体は松本都だったが、今日は果たして…。
まずは狐伯が入場。続いてはXの入場となり、聞き覚えのある曲が響き渡る。姿を見せたのはDASH・チサコ。まさかの大物Xに場内は湧き上がる。いつものようにイスを片手に登場し、リング中央に設置すると座ってのポージング。「イスなしですよね?」と二上会長に確認する狐伯。
まずは狐伯がブーメラン式アームホイップから低空ドロップキック。チサコもドロップキックでやり返す。
チサコがストンピングからヘアホイップ。コーナーでニーを狐伯の顔面へ当てる。
チサコが反対側のコーナーに振るが狐伯がブーメラン式ミサイルキックで返す。
さらにバッククラッカー。低空ドロップキックで場外へ落とす。
狐伯が客席へ放り投げようとするが、チサコが逆転。狐伯が客席へ突っ込まされる。そして場外マット上でボディスラム。エプロンからの場外フットスタンプ。
チサコが先にリングに戻りトップロープで待つ。狐伯が戻るとミサイルキック。
再度、別コーナーに上るも、狐伯が駆け上がり、雪崩式アームホイップ。今度は狐伯がトップロープ。チサコが迎撃にコーナーへ上がり、エルボー合戦。狐伯が打ち勝ち、ミサイルキック。そして串刺しドロップキックからブレンバスター。
チサコもスタンディングからのエルボー。狐伯も打ち返す。チサコはキックへ移行。狐伯は飛びつきのカサドーラ。さらに丸め込みに行くがカウント2。
チサコはロケットキックからフィッシャーマン。トップロープへ上り、ホルモンプラッシュで3カウントを奪った。
第4試合 エリザベストライアングルWAVE 20分1本勝負
◯渡辺智子(12分54秒、体固め)旧姓・広田さくら●
※もう1人は伊藤薫。伊藤のセカンドコーナーからのダイビング・フットスタンプ 。


エリザベスに執念を燃やす広田。この試合は、3人の選手が同時に試合を行い、初めにフォール、ギブアップを奪った選手が勝利となるルール。まずは広田が入場。続いて「渡辺智子選手の入場です」とコールされるも、伊藤がともに入場。渡辺も花道で後ろを振り返り、戸惑いを見せる。伊藤は渡辺とともに青コーナー側へ立つ。
広田は「違いますって、今出てきたらダメなんですよ」とダメ出し。「私の後に入場する予定だったんだよ」と渡辺も諭すも、「知らねえよ」と伊藤。
広田「コーナーは私が赤」渡辺「だから1対1対1なの」広田「ハンディキャップじゃないんですよ。1対2じゃないんですよ」と二人での説明が入るも、「もういいじゃん!」と伊藤が突っかかる。ストンピングからいきなりのフットスタンプ。渡辺がボディプレス。2カウント。さらに渡辺がブレンバスターも2。
気がつくと、伊藤が青コーナーでタッチロープを手に待機。「違うのよ」と渡辺。「いーじゃんこれで」と伊藤。ここで再びルール説明。広田「どんどんきてもらったほうが。チェンジとかじゃないんですよ。とりあえすタッチロープを置いて、リングの中に…」渡辺「何年やってんだよお前は」広田「みんなが敵なんですよ。だからチェンジとかじゃないんでしょ」伊藤「だっていとなべだから組んでいいのでは?」広田「最初から1対2じゃなくて、1対1対1で」
説明が続くも、伊藤は「余った人はどうしたらいいの?」と理解できない様子。「だからあなたたちは戦ってもいいですよ。お二人でぞうど」と広田がいとなべ対決を煽るが渡辺が広田を攻撃。いとなべのトレイン攻撃からのラリアットは同士討ちに。広田はダブルのフェースバスターからプロレスLOVEポーズ。
広田は伊藤に「わからずやめー、寝とけー」と高田純次に持ち込もうとするが、ジャンプする際、伊藤の腹に足がかかって飛べない。「いつもと何かが違うんだよなー」とお腹の厚みを確認。
「そうか! オマエにはもうジャンプしない」と、広田がコーナーへジャンプで飛び乗ろうとするも失敗。そして前方にこける。そしてトップロープへ自らたたきつけられると、場外転落。
「大丈夫wave? だから好きなのよ」と渡辺。気を取り直して広田はリングへ上がると、いとなべのクロスラインをかいくぐり、ダブルのネックハンギングを狙う。しかし、広田が飛んだだけ。いとなべがダブルのブレンバスター。広田は再び場外へ。ここでリング上は伊藤とわたなべの二人に。ついにいとなべ対決へ。
渡辺がラリアット。伊藤がこらえて、ラリアット返し。渡辺もこらえる。両者ラリアットは互角の相打ち。伊藤が裏投げの体勢も渡辺がエルボーで回避。渡辺が向かってきたところを裏投げ成功。フォールに行くと広田がカット。「なんで出てくるの」と伊藤。「みんな敵だからね、気を付けて」とTommyレフェリー。広田がボ・ラギノールを渡辺、伊藤に決める。
「やっと3WAYぽくなってきたぜー」と広田は腕をつかんでロ-プを渡ろうとするが渡辺が阻止。ブーイングが飛ぶ。
館内から「やらせてあげて」の声。「高田純次もロープ渡りもやらせないってオマエら、何しに来たんじゃー」と広田はエルボーを決めるが、威力がなく、渡辺のエルボーで返される。広田は大げさにリング中央に倒れこむ。館内から煽られると、渡辺が躊躇しながらも、とうとう高田純次へ。これを成功させると館内からは大拍手。
渡辺のバックドロップを広田が着地してボ・ラギノールを決めたが、伊藤が場外から足を引っ張る。さらに渡辺の足も引っ張り、二人とも場外へ。伊藤がリングへ入ると、場外めがけてスライディングキックを敢行。
リングへ戻ると伊藤がフットスタンプからのセントーン。渡辺がカット。
伊藤がセカンドロープからのフットスタンプ狙い。広田が反対側へ転げ逃げると、渡辺がセカンドロープでスタンバイ。広田はどちらのコーナー側にも行けず、中央へ立ち上がると、いとなべがサンドイッチラリアット。
さらに伊藤のフットスタンプ、渡辺がボディプレス。そして、伊藤がパワーボム。渡辺がセカンドからのダイビングボディプレス。渡辺がフォールに行くも伊藤がエルボーでカット。ここで伊藤が二人まとめてのダイビングフットスタンプ。
二人まとめてフォールして3カウント。…だが、ここで、「ウイナー渡辺智子」のコールが入る。広田に直接、覆いかぶさっていたのは渡辺だったため、渡辺の勝利が宣告された。
「直接勝敗にかかわっていたのは伊藤選手のフットスタンプですが押さえ込んでいたのは渡辺選手なので、渡辺選手の勝利となります」とリングアナからの説明が入った。
広田は大の字となり、セコンド陣が広田の体を持って引き上げた。
・インフォメーション
二上会長がリングへ上がり、2・14バレンタインデーの新木場大会詳細を発表。2月は宮崎と炎華が誕生日。誕生日の希望カードとして、炎華対YuuRi、宮崎有妃&伊藤竜二対世羅りさ&宮本裕向が発表された。
二上会長は「こちらは100パー、ハードコアですね、血が出ると思います。血が出るのを見るのが嫌な方、見に来てください」とPRした。
◆第5試合 DUALSHOCK WAVE〜WAVE認定タッグ選手権試合 30分1本勝負
《王者組》SAKI&︎世羅りさ(5分49秒、片エビ固め)田中きずな︎&炎華
※羅紗鋏 。第33代王者組が初防衛に失敗。SAKI&世羅りさ組が第34代王者となる。


カラミネンスが一騎打ちを経て、再結成となり、王者である田中きずな&炎華の前に再び立った。新王者にとって初防衛戦で強敵すぎる前王者組とのリターンマッチとなった。
かと思えば、いきなり、松本都のテーマ曲が流れ、まずは松本都が登場。場内を一周する間に、二上会長が足蹴にするも、関係なしとばかりにコーナーに立つ。そんな喧騒の中、次にSAKI&世羅が登場。ポージングを決めるも、間を割って松本都が中央に。カラミネンスとともに、「セコンド松本都」とコールされた。
一方、WAVEタッグ王者ベルトを腰に巻き、田中きずな&炎華が入場。12・24川崎の戴冠から1か月半、王者としての成長を見せられるか。
きずな&炎華は南側中央でお辞儀をしてからリングイン。そして「セコンドGAMI」とコールされた。
「気に入らんな、なんでコスチューム来てるんや?」と二上会長が松本都を挑発。「アルモニーがんばれ」という場内の声援に、二上会長も「アルモニーがんばれ」とかぶせる。
「交互に入場曲使おうよって言ってたのに、なぜこの入場曲になるの? なんでこんなやつ連れてきたかわからない」とSAKIが世羅ともめている間に、きずな&炎華が奇襲をかける。SAKIをとらえると、クロスラインから「せーのー!」エルボー。
きずなはワキ固め。炎華がボディアタック。SAKIがコーナーに振るもこれをかいくぐり、炎華がドロップキックから側転エルボー。SAKIもアトミックドロップ。世羅が入ると、誰のかわからないキャリーを持ち出し殴打を狙う。しかし背後から都が「私の!」とキャリーを奪う。世羅がコーナーへ振るが炎華がコルバタで返す。
きずながドロップキック4連発。さらにコーナーから回転式の腕ひしぎ。SAKIがカット。二上会長がキャリーをリングに入れて「世羅。壊せ!」とアピール。
。世羅は、まずキャリーで殴打してから、きずなの体の上にセット。コーナーからのスプラッシュニーを狙うが、きずながキャリーとともに逃げる。
ならばと、世羅がキャリーを破壊しようとするが、都が乱入し世羅にスタナー。SAKIにもスタナーを決めて、キャリーを奪還。炎華がミサイルキック。きずなも続く。
きずながHEATクラッチを狙うが2カウント。SAKIがきずなを羽交い絞め。「絶対に持っとけよ」とラリアット狙い。かいくぐられるも、同士討ちにならずSAKI&世羅は「セーフ」のポーズ。
カラミネンスはサンドイッチ式のエルボー&キックできずな、炎華をそれぞれ倒す。
そしてきずなへダブルのランニング式ブレンバスターも2。世羅が羅紗挟を決めて3カウントを奪った。
試合後、阿部由美子社長がリングに上がり認定証を授与。ベルトを手渡した。世羅が「世維になってる」と勝利者の箇所が「世維りさ」となっていることを指摘。苦笑する阿部由美子社長。
世羅がマイク。「どうも、世維りさです。ベルト取り返したぞー。カラミネンスで掲げていたやつね、3月17日、waveと昼夜で大阪でカラミネンス興行ございます。ここでベルトの防衛戦をやりたいんじゃー。大阪ですけど、すでに最前列完売、指定席残りわずかとなってます。完売を目指しているので、ここにいるみなさんお越しください」と大会をPRした。
・バックステージ
SAKI「なんかセコンドのくだりとか聞いていないんだけど…」
世羅「ごめん、言い忘れてたわ。昨日、思い出しちゃったのよ。GAMIさんがユーチューブでめちゃくちゃすごいセコンド用意するからなってって言ってたんだけど、忘れてたんだー。それで、あんなヤツしかいなかったんだけど、キャリーくらいは使い道あるかなって」
SAKI「使っちゃダメなんだけどね…」
とコメントの最中に都がキャリーを持って乱入。
都「私が来てくれて嬉しかったでしょ!」
世羅「キャリーが来たくらいにしか思わなかった。私は正々堂々とやろうと約束したけど、GAMIさんがこれをOKしますって。世羅の試合はキャリーを使っていいと、むしろ使えとOK言われたから。そこはわかってほしい」
SAKI「それでてめえのキャリー使わないのずるくない?」
世羅「それは終わっちゃうから、キャリー論争が。誰のキャリーも犠牲になっていないでしょ。松本都のキャリーだったら誰だっていいから。それでベルトを奪還したから。COLOR’Sとプロミネンスの合同興行で防衛戦やりましょう。176BOXのどこかに松本都をどこかにしばりつけた状態で防衛戦やるのでみなさん来てください!」
◆第6試合 Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合 30分1本勝負
《王者組》△宮崎有妃(30分時間切れ引き分け)梅咲遥△《挑戦者/ZAN1 優勝者》
※第21代王者が初防衛に成功。

12・24川崎
でReginaを獲得した宮崎。その初防衛戦に立ちはだかったのがZAN1クイーンの梅咲。現在、ディアナ王者でもある梅咲だが二冠となるか、または宮崎の初防衛となるか。
まずは梅咲が宮崎の握手に警戒しながらも握手を返すが、はずかし固めの体勢へ。これを梅咲は回避。
手四つ合戦から宮崎がアームホイップ。コーナーでニーを顔面に当てる。リング中央でキャメルクラッチの体勢から梅咲のリボンを外し、自らの頭に取り付ける。セコンド・青木の「かわいい」の声に反応する宮崎。キャメルクラッチから逆片エビに移行して絞り上げる。ロープに逃れた梅咲へ、宮崎が全体重を浴びせて踏み潰し。そして腕へ体重を乗せての攻撃。「リボン返しなさいよ」とセコンドの高瀬がクレーム。
宮崎は腕固めからギロチンを落とす。
そして、再度、はずかし固めの体勢に行くが、これを梅咲が回避してエルボーを連打。宮崎はコーナーに押し込んでの串刺しラリアット。
3度目のはずかし固めも一回転して回避した梅咲はミサイルキック。丸め込みの応酬から、梅咲は場外へエスケープ。宮崎が追いかけるが宮崎は逃げ惑う。
「わかった、今日は辞めます、はずかし固め」と言い、リングに上がる。梅咲は「やらない? 本当?」と戸惑いながらもリングへ。「ごめんね、仲直りの握手をしよう」と宮崎。「リボン返そうか」とリボンを返却。ここで梅咲も信用したのか、握手を握り返そうとすると、やはりフェイント。はずかし固めを決めようとするが、これを梅咲は張り手で脱出すると、ドロップキック。
その後、エプロン上での攻防となり、エルボー合戦。梅咲は場外へ向けてのジャーマンの体勢へ。宮崎がロープをつかんで阻止。逆に宮崎がブレンバスターを狙うが、体を入れ替えて、梅咲がコルバタを決めると、そのまま宮崎は場外へ。
梅咲は宮崎をイスに座らせてのカウンターキック。宮崎もボディスラムからイスに座らせてのキックでお返し。
リングへ戻り、宮崎がミサイルキック。宮崎がコーナーにセットしようとするも、梅咲が立ち上がり、気が付けば、宮崎が宙づりの状態に。低空ドロップキック。そしてランニングネックブリーカー。さらにコルバタを狙うが宮崎は持ち上げるとライガ―ボム。トップロープからムーンサルトを狙うもこれは自爆。
梅咲は下半身への低空ドロップキックから足4の字へ。意表を突いた攻撃に宮崎の動きが止まる。長時間、足4の字が決まったが宮崎もなんとかロープへ。梅咲はロープに足を絡ませてのドロップキックからミサイルキック。さらに足へのフットスタンプを放つ。そして再度、足4の字を決めにかかる。自ら技を解くと、鉄柱に宮崎を持っていき、足を絡めにかかる。
再びリングへ戻り、宮崎はエルボー。梅咲もエルボーで返す。
20分経過。エルボー合戦から、宮崎は目つきで流れを変え、コーナーに押し込んでの串刺しラリアットを連打。場外へ落とす。
自らも場外へ降りると、梅咲をエプロンへ立たせて助走つきのラリアット。さらに2発目を狙ったが、梅咲がフロントスープレックスで回避。トップロープに上ると、プランチャを敢行。
かろうじて場外カウントギリギリに宮崎がリングへ生還すると、梅咲がトップロープに上がり、旋回式ボディプレス。続いて、ジャーマン狙いに行くが宮崎も腰を落とす。両者、エルボー合戦から梅咲がローリングエルボー。宮崎もラリアット。
両者ダウン。カウント9で両者立ち上がる。25分経過。梅咲がローリングエルボーからランニングエルボー。そしてジャーマンで投げるも2。
宮崎も投げっぱなしジャーマン。トップロープからのムーンサルトプレスも2。
そしてベンゾボム。これも梅咲は2で返す。残り時間3分。
梅咲がマックも2。マヒストラルに行くがこれも2。
宮崎が持ち上げ、直伝デスバレーを決める。これで防衛かとも思われたが、フォールに行かず、「カメラの準備をしろー!」と宣言。残り1分。はずかし固めがこのタイミングでついに成功。残り時間は30秒。
再度、宮崎は直伝デスバレーで切って落とす。トドメになるかと思われたが、梅咲はこれもカウント2で返す。ここでドロー。タイムアップのゴングとなった。
宮崎がマイクを持つ。
「わかるか、おまえのアブノーマルの試合っていうのは私にとってはノーマルで、普通の試合のほうがアブノーマルなんだよ! 梅咲ともう試合自体はこの子の二十歳のお祝いに、ワンマッチ興行をやったあの頃がもう3年前で、なんならその前から細々と恥ずかし固めの抗争、勝手にやってて。まさか後楽園のメインでベルトを賭けて闘うことができるってめちゃめちゃ良くないですか。いまの時代、3年も4年もかけてやり続け…、私たちの中ではストーリーがあったんだよ。私たちはそうやってともに成長してきて、2024年2月4日、これがゴールじゃないよ。だってなぜ、山に登るんですか。そこに山があるから、なぜ、はずかし固めをするんですか。…そこに梅咲遥がいるからだー。オマエがどんどん上り続けようが後ろを振り返れよ。私がいるからなー。次はCATCH THE WAVE2024、優勝してまた戦おうよ」
こうして両者が握手。梅咲がリングを降りた。
「次期挑戦者なんですけど、私は別に勝ち続けようとか、そのほうが私のベルトを持つのが長いとか関係なく、若い子にチャンスを挙げてメインのシングル、チャンピオンシップ、どれだけの重みかわかってほしくて決めてきました。どうにかしたいと思ってました。櫻井裕子、リング上がってこい! 網倉ケガして、清水もケガして、私の目にはSAKIちゃんしかCOLOR‘Sを背負ってないんじゃないかと思っています。(櫻井に)もっとやんなきゃいけないんじゃないのか。もっと頑張っていけないんじゃないのか。どう思いますか。
いつまでも、前座の試合でニコニコやってる裕子、それでいいんですか」
ここで本部席の二上会長にタイトル戦の了承を確認。
「ラスト1分ではずかし固めをしなければOKです」
と、二上会長は条件付きで了承。
「私はきれいな試合なんて臨んでないよ。キャリアとか強さとか、そんなの無駄なんだよ。裕子が頑張って、考えて、このベルトを腰に巻かなきゃいけない。COLOR’Sは4人でCOLOR’Sなんだから。わかるよね。3月大阪どうですか」
再び二上会長、「ラスト1分ではずかし固めをしなければ3・17大阪OKですよ」。
「普通そうですよね、このベルト、価値をあげるの、あなたの頑張りにかかっています。よろしくおねがいします」
「よろしくお願いします」と櫻井もコメントし、両者が握手。
「勝って防衛したかったけど、対戦相手は梅咲遥だからこうなってしまいました。本日は後楽園ホールご来場ありがとうございます。次の後楽園は5月5日、またみなさんの顔をしっかり見せてください。覚えておきますよー。3月17日、裕子とのチャンピオンシップもご来場ください」
こうして最後は宮崎の「これがwaveだー!」でエンディングとなった。
・バックステージ
宮崎「気が付いたら20分くらい経ってて、夢中になり過ぎて。本当は序盤ではずかし固めをやろうと思っていたんですけど、あんなギリギリでやっていなかったことを思いつくなんて思わなかったけど。でも梅咲遥ちゃんは18歳くらいの時からwaveに参戦してくれてて。昔はみなさん見てた通り、女の子だったんですよ、高い声だけが売りの。それがプロフェッショナルレスラーにしっかりなってて、言うなればたった3年じゃないですか。責任とか一杯背負ってきたんだなってすごく思います。だからこそ、ZAN1で一番人気にもなるし、やっぱりすごいなって思いました。でも本当に、同じ30分でも24歳の30分と45歳の30分は体のこたえ具合が違うんであの子のほうがぴんぴんしているんじゃないですか。勝てなかったけど、ベルトは防衛したんで、次は櫻井裕子、楽しみです」
2024.01.13

「Detras de Lazona vol.15」

1、チャレンジwave(15分1本勝負)
○青木いつ希(1分58秒、片エビ固め)炎華●
※エルボー。


二度目となるシングル戦であるが、今回は炎華がWAVEタッグチャンピオンという立場。
「お願いします」と握手を求める炎華に、いつものように会場全体に響き渡る「よろしくお願いします!」で答える青木。
炎華はゴングと同時にドロップキックを3連発。4発目を空振りさせた青木は重いエルボーを胸板にヒットさせる。炎華はコルバタで流れを変えるも2カウント。
果敢に挑む炎華はボディスラムを狙うが、逆に青木に持ち上げられ、軽々投げられる。さらにボディプレス。炎華は2カウントで必死に返す。
。再び青木はボディスラムの体勢に入るが、炎華は丸め込みを連発し回避。首固め、スクールボーイ、さらにはジャックナイフ固めまで決めるが3カウント目は奪えず。
ここで青木が強烈なエルボーを胸板に打ち込みフォールに行くと、そのまま3カウントが入る。なんと1分58秒という短時間決着となった。
2、チャレンジwave(15分1本勝負)
○チェリー(3分38秒、地獄へようこそ)田中きずな●

こちらも二度目となるシングルマッチ。炎華対青木戦同様、きずながチャンピオンであることに大きな違いがある。果たしてどれだけの成長を見せられるか。
まずは両者の握手からスタート。「きずな」「チェリー」コールが交差するなか、ロックアップ。きずなが押し込むがチェリーが体を入れ替えチョーク攻撃。
レフェリーが制止する。チェリーが突進すると、きずなはネックブリーカーで返す。さらに、ボディスラムで投げてからの腕ひしぎでたたみかける。チェリーは体を上に起こして、逆にきずなの腕を取りに行く。腕ひしぎが決まったものの、きずなは足をエプロンに出してロープブレイク。チェリーがストンピング。さらにボディへのパンチ。そして、足できずなの左腕を固めての逆片エビ固めという複合技。きずながロープへ余っているほうの足を伸ばす。
チェリーがロープに振ると、きずなはドロップキックでお返し。そして、エルボーを連打しチェリーをコーナーへ追い込む。チェリーもきずなをコーナーへ振ってのお返しを狙う。きずなはコーナーに座るとチェリーを誘い込み、一回転しての腕ひしぎ。
これをなんとかロープで逃れたチェリーは、きずなの突進に腰をかがめる。ここから地獄へようこそへ持っていき、腕を絞ってのギブアップとなった。勝負タイムは3分38秒。炎華、きずなとともに短時間決着に、広田も控室から飛び出して「早くない?」と思わず驚きの表情。Tommyレフェリーが「早く着替えろ」と控室へ帰るように促した。
3、シークレットwave(15分1本勝負)
○狐伯(07秒、首固め)松本都●

対戦相手の詳報が全くない、狐伯対正真正銘Xとの対決。狐伯は先に入場。そして、「Xはこの選手です」のコールとともに登場したのは松本都!
「みなさん、こんばんわー! waveのファンのために歌います―!」と都はオリジナル曲である「カルトピア」を熱唱。「みなさん、こんばんわー! waveのファンのために歌います―!」と都はオリジナル曲である「カルトピア」を熱唱。
アミスタがさながらライブ会場へと変貌する。
しかし、歌っている最中に狐伯が奇襲をかけ試合開始。そのままカサドーラで丸め込むとなんとカウント3! 勝負タイムなんと7秒!
「終わったの?」と広田が再び控室から飛び出す。
ここでついにシビレを切らした二上会長がマイク。「ちょっと待って、X! お前7秒ってなんやねん、X! まだ3試合終わって、6時17分や(館内爆笑=この日の試合開始は6時)。1本目から3本目まで全員出て来い。全員、説教やる。汗かけ汗! 早よあがれー(第1試合、第2試合の選手がリングの周りへ)。青木、まさか着替えてないやろな―(青木「着替えてないです」)。全員リングに上がれ!(6人がリングへ、横一列に並ぶ) 今日は私は機嫌が悪いねん、昨日の夜から(青木「何があったんですか?」)。言ってええんかー、実は昨日の夜な…」と言いかけたところで周りが慌てて止めに入る。
気を取り直した二上会長、「いいですか、イベントには尺ってものがあるんです」
青木「肩がついて3カウント取られたら負けは負けだ。そう教わってきました」
二上会長「そういうのは総合格闘技、ハイブリッド団体でやってくれ(場内・笑)。チェリーさん、そんなすっとんきょうな顔して。コスチュームはかわいいけどな。もう一回やれ、もう一回や。(次の試合の)広田、まだ着替え終わってないでしょ?(控室の広田「まだでーす」)倉ちゃん、まだ準備できてないでしょ?(控室の倉垣「まだですー!」)えーと、まずはリングの除菌から。今日、機械が壊れたんで手で吹いてください。宮崎の試合終わった後、6人タッグ!」都「やだやだ」二上会長「やだやだってオマエ7秒しかやってないやんけ!(場内爆笑。青木「そうだそうだ!」)
二上会長「お前の入場、誰の試合よりも長かったわ! じゃあ、勝ち組と負け組による6人タッグね。6人タッグで」
野中リングアナ「時間はどうしますか?」
二上会長「無制限」
都「2試合分ギャラをくれるっていうのは?」
二上会長「何を言ってんの? Xは7秒やで。なんで7秒に2試合分のギャラ渡さなあかんねん。さ、それでは除菌作業お願いします。それから次の試合ね」
青木「お前のせいだ。オマエが負けたからだ」都「オマエだよ!」とやり取りが続く中、除菌作業が行われた。
4、スクランブルwave(20分1本勝負)
○宮崎有妃&倉垣翼(1分28秒、首固め)旧姓・広田さくら●&梅咲遥

▽再試合(時間無制限1本勝負)
宮崎有妃&○倉垣翼(17分24秒、エビ固め)旧姓・広田さくら●&梅咲遥
※ハヤブサ直伝ファルコンアロー。


除菌作業が終わり、本来のメインへ突入。
この試合は、宮崎と梅咲による2・3後楽園Regina戦、2度目の前哨戦。そして梅咲&広田組の“ピンクエルボー”が久々の結成となる。いっぽうの宮崎&倉垣組と言えば知る人ぞ知る“平成6年組”。デビュー時の団体では同期の間柄でもあった。ある意味、両チームとも、お互いをよく知る者同士のタッグとなるが、果たして結末は?
まずは入場時、広田&梅咲でダブルエルボーポーズ。広田が「大丈夫だから、見とけよ」と梅崎に伝え、先発を買って出る。いっぽう平成6年組は宮崎。奇跡対決からスタート。
両者がロックアップ合戦で一瞬は組み合うが、すぐにロックを外す。そして何度も繰り返されると、観客が手拍子で後押し。
20回ほど繰り広げられ、「ええ加減にせー」と宮崎がストンピング。宮崎がコーナーに振ると、広田がフェースクラッシャーで返す。
そしてプロレスLOVEポーズを取る。このポーズ中に宮崎がすかさず首固めで丸め込む。するとカウント3! またもや短時間決着となってしまった。
困り果てた二上会長、再びマイク。「今日は何や、秒殺祭りか? 野中、時間何分?」
野中「1分28秒」
二上会長「おい、松本都の入場のほうが長いやないか」(場内爆笑)
広田「…つ、強かったっす」
宮崎「自分、チャンピオンなんで」
二上会長「オマエらロックアップしかしとらんやろ!」
広田「(客席に礼をして)ありがとうございましたー!」
二上会長「ちがーう! やり直し。やり直してください。再試合で」

ということで再試合。再び宮崎と広田によるロックアップ。すぐにロックを外し、また組み合う動作を何度も繰り返す。先ほどの試合とまったく同じ展開にたまらず二上会長、「おい、ええってもう。チェンジ」
広田「なんでですか」
二上会長「ロックアップ、もうそんなせんでええ」
宮崎「自分、チャンピオンなんで」
二上会長「それももうええ。倉ちゃんとちょちょたん、チェンジ」
ということで、二上会長の機転により、倉垣と梅咲にチェンジで試合再開。二人もロックアップからスタート。一瞬、場内がザワッとしたが、倉垣がバックに回ると「オーッ」という安堵の声が上がる。そして腕の取り合いへ。
倉垣のヘッドロックに梅咲はヒジを脇腹に打ち込むが、技は解けず。ならばとロープに飛ばしてドロップキックからフットスタンプの波状攻撃。さらには広田を呼び込むと、シーソー式ボ・ラギノールでまずは広田が発射。さらに梅咲もシーソー式ボ・ラギノールで連続発射する。
倉垣は片腕一本で梅咲をコーナーに振るとラリアット。さらに宮崎もコーナーらラリアットで続く。倉垣はもう一度、コーナーラリアット連発からのファイヤーポーズ。
これに対して、梅咲もコルバタで反撃。倉垣はバックブリーカーで持ち上げるが、梅咲が着地。フライングネックブリーカーからフットスタンプと続けるもカウント2。広田へタッチ。ピンクエルボーによる連携を狙ったが、倉垣はそのまま二人を持ち上げ、一人でダブルバックドロップ。宮崎にタッチ。
宮崎は広田の腕を取る。Tommyレフェリーの「回れ」に広田は宮崎の周囲を回る。今度は前転するもすぐさま後転してしまい、結果は同じ腕を取ったままに。
ここで広田、「なんですかー、宮崎さん。さっきから梅咲を意識して。さっきからチラチラして。いまは私集中でしょう。いいでしょ、そんなに梅咲とやりたいんだったら、こうやってやったらさあ、梅咲でしょうよ」と言うと広田は自ら髪の毛を後ろに束ねだす。そして、
強引に結んで梅咲もどきに。しかし場内は大ブーイング。「なんでブーイングなんだよー」と言いながらも、広田は「へええーーん!」と梅咲の即席物まねをしながらエルボーを連打。
しかし本物と違って、威力は全くなし。ならばと、「梅咲! ご所望だよ、出てこーい!」と梅咲を呼び込むと、ダブルの高田純次。しかし、完成形のところで、宮崎は足で二人ともカット。
「まさか、この技が破られるということは…、おまえが代わりにやろうって言うのかー」とおなじみのセリフが飛び出したことろで、背後から倉垣がカット。宮崎と倉垣はそれぞれホイップして、梅咲と広田を鉢合わせ。しかし二度目は逆に、梅咲と広田が宮崎と倉垣を鉢合わせにさせると、ダブルのボ・ラギノール。
ここで、宮崎が梅咲を恥ずかし固めに捕らえようとするも、1回転して潜り抜けて阻止。背中へのドロップキックを打ち込んだが、コーナーへ上ったところで、宮崎が捕まえ、コーナー上での股裂きへ
梅咲が「助けて―、広田さん」と助けを求めるも、広田はコーナーで仕込み中。宮崎が再度、恥ずかし固めの体勢へ持っていったところで、広田が宮崎の顔面へ水吹き。宮崎の目が見えなくなったところで広田が恥ずかし固めに自らかかりに行く。
リングの隅から「辞めて」「やだやだ」と、声だけ発する梅咲。「ちょっと待っておかしいな。こんな枝みたいな腕だっけ」と宮崎は広田の腕を触り、疑問を感じる。さらに顔を触り、「すごいシワ。梅咲ってこんなシワあったっけ? (ここで気づき)…オマエ広田だなー。やるかボケー」と自ら技を解く。
ここから宮崎と梅咲が向かい合い、ともにスイッチ入る。梅咲がエルボー。宮崎もエルボー返し。梅咲はリストロックからものすごい衝撃エルボー4連発。宮崎は袈裟斬りチョップ。
梅咲はドロップキック。宮崎は追走式エルボー。梅咲は丸め込みで宮崎の動きを止めると、フットスタンプ。さらに低空ドロップキック。そしてミサイルキック。宮崎もなんとか立ち上がるが、梅咲がバックに回る。ジャーマン狙いに行くも、宮崎はロープへにじり寄りブレイクに。梅咲はブレンバスター。しかし宮崎もすぐさまラリアットで返す。衝撃な展開の連続で、ついにダブルノックダウン。それでも両者立ち上がり、それぞれ広田と倉垣へタッチ。広田がエルボーを連打も倉垣の追走式ラリアットに返される。
倉垣はバックドロップで投げようとするが、広田は前方回転エビで切り返そうとする。これをぶっこ抜かれ、バックドロップに投げられる。
倉垣はブレンバスターを狙うが、広田は丸め込みで返すと、自らロープに走る。宮崎がエプロンで広田を捕まえ、スタナーで助太刀。宮崎&倉垣が対角線のコーナーから走ってサンドイッチラリアット。
倉垣はムーンサルト狙いでトップロープへ上がる。しかし、天井に気を取られているスキに広田が背後からボ・ラギノールスープレックス。さらにシャイニングウイザード。バックを取ると、ヘナ―らを狙うが倉垣が押しつぶす。カウント2。倉垣はカットに来た梅咲に前蹴り、宮崎も広田に追走ラリアット。さらに宮崎はセカンドロープからミサイルキック。倉垣も反対側のコーナーからミサイルキックと連続攻撃。広田はかろうじて2で返す。
倉垣は、広田へ前後からのラリアットを放つもFFDで逆転フォールを食らうが、2カウントでなんとか返す。宮崎が梅咲、倉垣が広田を抱え上げ、宮崎がえびす落とし、倉垣はメタルウイングを決めたがカウント2。ここでトドメとして、ハヤブサ直伝ファルコンアローを決めて3カウントとなった。
5、延長戦(時間無制限1本勝負)
<負け組>○松本都&田中きずな&炎華(9分46秒、リングアウト勝ち)狐伯●&チェリー&青木いつ希<勝ち組>
※第1試合から第3試合まで短時間決着だったため、勝った選手と負けた選手がそれぞれトリオを組んでメイン後に再試合。


負け組は松本都の「カルトピア」に合わせて入場。きずなと炎華の声が小さいと「なにやってんの? ちゃんと歌ってよ」とマイクを手渡す。きずな&炎華はマイクを持ち、二人で「カルトピア」をなんとか熱唱。いっぽう勝ち組チームは狐伯のテーマに乗り3選手が入場。
まずは負け組の都&きずな&炎華が奇襲。これに対して、青木がきずな&炎華を捕まえると、スタナー&DDTを一人で二人へのダブル攻撃。さらに都へラリアット。
辛うじて都が2.9で返す。ストンピングの連打に「痛い痛い」と悲鳴を挙げる都。「こいつうるせえ、マジで」と攻めあぐねている青木へ、都は三日月蹴りで足をすくうと「ハッピー・ニューイヤー!」と叫びながらのかかと落とし
さらにシャイニングウイザードから、きずな&炎華がクロスライン。そして「せーの!」からのエルボー。青木は2で返すと、炎華はコルバタ。青木は場外へ。リングへ上がろうとすると、都の妨害に合って上がれず。
別の場所からリングへ上がろうとするが、今度はきずなが阻止しようとするも、なんとか潜り抜け、強引にリングインに成功。きずなはネックブリーカー。
二発目を狙ったが、これは都が担ぎ上げてのブロックバスター。チェリーへタッチ。
第2試合と同じように、地獄へようこそを繰り出すが、炎華、都がカットに入る。きずながチェリーへエルボー連打。チェリーが反撃に転じると、きずなはワキ固めで返す。チェリーがロープへ逃れる。
今度は炎華がチェリーへドロップキック。コーナーに追い込むとスペースローリングエルボーからのドロップキック。2カウント。チェリーは青木を呼び込むと、クロスライン。そのまま、チェリーは青木を前に倒してその上にニー。
2カウント。ならばと、炎華の上にきずな、さらにその上に都を乗せ、千枚漬け状態に。そして、キャメルクラッチと逆エビを3人に決める。
さらに狐伯が炎華へドロップキックから低空ドロップキック。2カウント。ブレンバスター。ここで都が飛び出し、狐伯の足を引っかける。狐伯が転倒すると、炎華の鎌固めからきずなのドロップキックの合体技を決める。
さらに、きずながミサイルキックから炎華のウルトラコルバタ。狐伯が場外へ転落すると、炎華がプランチャ。そのまま場外での攻防が繰り広げられる。
都はY字プランチャをエプロンから狐伯に決める。そして、都が先にリングへ戻ると、戻ってこようとする青木をガムテープでロープとぐるぐる巻きに固定。炎華も狐伯をへきずなもチェリーへしがみつく。
このままカウントが進み、ついに場外20カウント。都だけがリングに残ったままとなり、リングアウト勝利が宣告された。
最後、リングインを邪魔された青木と狐伯は都へパンチでお仕置きするも後の祭り。リングアウトで殊勲の勝利を収めた都が締めのマイクをつかむ。
「今日はX(都)がいいとこ見せて勝ちましたよー。(きずな、炎華へ)大丈夫、こういうのもプロレスだから、今日は勉強になったね。そういうことで、今年3回目の試合でずっと負け続けていたんですけど、今日は舎弟二人の力も合って勝てました。(きずな、炎華へ)今度、世羅とSAKIとやるんでしょう?(青木「まだ決まってないよ」とツッコミ)めっちゃいい所見せて勝つところ期待しているからね」
そして最後はきずな&炎華による「これがwaveだ!」で大会のエンディングとなった。
2024.01.08

『NAGOYA WAVE~キン☆シャチ~vol.25』

2024.01.01

『NAMI☆1〜Jan〜2024年新春・波始め〜GO WAVE~』

・オープニング
 waveのお正月恒例、所属6選手が書き初めを書いた色紙を手に入場。宮崎はReginaベルトを持参し、入場と同時に掲げる。
炎華「あけましておめでとうございます。今年の漢字は跳躍の『跳』です。跳ね上がるという意味があるんですけど、去年より今年はもっともっと成長できる年にしたいのと、技も飛び跳ねる系を目指したいのでこの漢字にしました」
きずな「今年の漢字は『芽』です。この字を選んだ理由は去年、プロレスラーになりたいという夢がかなって、炎華とタッグのベルトを巻きたいという願いがかなったので、芽には新しいものを何か…という意味があるんですよ。新しい夢に向かうためにこの漢字にしました」
狐伯「じゃじゃん。狐伯の『狐』、きつねです。字うまくないですか? 今年の4月で復帰して2年になるんですけど、初心を忘れずに、狐伯と言う名前を付けたときの気持ちを忘れずに2024年頑張っていきたいと思います!」
広田「信じるの『信』、これです。私の好きな『ブラックジャック』の手塚治虫先生の言葉で『人を信じよ、それ以上に自分を信じよ』というものがありまして。信じた人に裏切られることがあるかもしれないけど、自らを信じることでそれが上回れると。裏切る裏切らないとは世の常であるけど、もっと人を信じて、自分を信じて、もっと人から信じられたいと思ってこの漢字を書きました」
宮崎「『炎』です。2023年の最後のカルッツ川崎でReginaチャンピオンになりました。イエー! 2024年は私、ハードコアのコスチュームも、このコスチュームもファイヤーが入ってて、ファイヤーが好きなんです。その心の炎を燃やして、もっと熱い一年にしていきたいです。まずは2月4日、梅咲とのチャンピオンシップ、私の心を燃やして勝ちたいと思います」
桜花「『授』かるです。2023年は妊活したのに全くできておりません。だからこそ、今年こそは授かれるよう頑張りたいと思います。今日の対戦カードは広田さんとくいしんぼう仮面さんの1本しか発表しておりません。というより発表しません。今日はカードを発表せずに、曲が流れた時点でわかるようにしますので、Xが誰か、全4試合を楽しんでいただけたらなと思います。選手一同頑張っていきますので、よろしくお願いします」
 最後は横一列に全員が並び、2024年最初の大会の幕が開けた。
1,新春・プレミアムwave(15分1本勝負)
〇宮崎有妃&入江茂弘(15分27秒、片エビ固め)米山香織●&新納刃
※ムーンサルトプレス。


 というわけでカードがわからない状態でのスタートとなった今大会、まずはおなじみの宮崎の曲が鳴り響き、観客は手拍子で迎える。宮崎は赤コーナーへと陣取る。続いては米山の曲がかかり、客席の四方をタオルで鼓舞する。米山は宮崎と反対の青コーナーへ。
さらに今度は新納の曲がなり、米山の隣に立つ。「よねやまどか」が揃った。そして、最後の曲と同時にカーテンが開くと、Xである入江が登場。観客から「オーッ!」という歓声が上がる。まずはミックスとタッグマッチでのwave2023年スタートとなった。
先陣は宮崎と米山。宮崎がタックルから両者のヘッドシザース合戦。ともに入江、新納にタッチ。タックルは互角となったが、二発目で入江が打ち勝つ。新納はコルバタで投げると、米山を呼び込み、サンドイッチの低空ドロップキックから「よねやまどか」ポーズ。
入江が米山にボディスラム。そしてロープのリバウンドを利用してのボディプレス。宮崎へタッチ。ダブルのタックル。宮崎はボディスラムからのギロチン。さらにキャメルクラッチの体勢でヘアをつかむ。
再度、背中へのギロチンドロップ。新納へ手を差し伸べる米山の手を踏みつける。再び入江にタッチ。ブレンバスターから再び宮崎へ。高速ブレンバスター。入江にタッチ。
「もうヤダ、帰りたい」と米山は泣き言。入江は串刺しラリアットからゴリラクラッチ。長時間つかまっていた米山だが、新納のアシストから、ダブルのアームホイップで逆転し交代成功。新納はランニングキックを連発。スワンダイブのドロップキック。
さらにスパインバスター。カウント2。入江はブラックホールスラムを返すと、宮崎をおんぶしてのダブルボディプレスに持っていくが自爆。
新納は米山を抱え上げて合体ヒップドロップ。ならばと宮崎はBIG HIP。米山の豚トン♪は新納へ誤爆、宮崎は味方の入江も重ねて押しつぶして千枚漬け状態に。その上から宮崎がフォールしたが2カウント。
新納が延髄蹴りから米山にタッチ。「食らえ、恥ずかし固め~」と言いながら、自ら技をかけられに行く。「やんねーよ。新年早々、見たくないでしょ」と拒否。「みっともないからやめな」と新納も辞めさせようとする。ここで、宮崎は「わかった、この二人どちらかにかけます。米ちゃんがいいと思う人」と観客に問うと、誰からも拍手が起きず。
今度は、「新納鋼がいいと思う人」で大拍手。「しょうがねーなー」と恥ずかし固めを敢行。米山は自分が選ばれなかった悔しさで号泣。新納は観客席に「おまえら性格悪いぞー」。
宮崎の突進を新納はカット。入江の突進もカットして、新納のライオンサルトと米山の豚トン♪の合体プレー。米山は宮崎へ回転エビから低空ドロップキック。セカンドロープからジャンプするがキャッチされてえびす落としを食う。
新納がカウント2でカット。入江も入りビーストボンバー。その間に米山がジャパニーズレッグロール、これをかわして宮崎が外道クラッチ。カウント2。入江はパイルドライバーで米山を新納に突き刺してダブル攻撃。米山にキャノンボールから宮崎がラリアット。そしてムーンサルト弾を叩き込んで3カウント。宮崎&入江が堂々の連携で制した。
2.新春・スクランブルwave(20分1本勝負)
田中きずな&〇炎華(18分13秒、ジャパニーズレッグロールクラッチホールド)桜花由美&YAKO●


 続いてもテーマ曲でどのカードか分かる仕組み。まずはYAKOに続き、桜花のテーマが鳴ると、観客席から「オーッ」の声が上がる。リングインすると、桜花がYAKOを呼び込んでダブルでポーズを取る。
一方、『アルモニー』に乗り、きずな&炎華が入場。もちろん両者ともにWAVEタッグベルトを巻いて入場。川崎大会同様、セコンドに二上会長が就きアドバイスを送る。
試合前、握手に対して、YAKOが炎華の手を張ると「なんでそんな悪いことするの?」と桜花がツッコむ。ならばと、きずなとはクリーンに握手。
まずはきずな&炎華が奇襲のドロップキック。それぞれ対角線に走ってのドロップキックと続く。さらに「せーの!」からの合体エルボー。
クロスラインを桜花がかいくぐると、「クソガキ!」とダブルのフェースクラッシャー。
炎華へ串刺しのビッグブーツから顔面を踏みつける。観客は大ブーイング。
さらにエプロンのきずなにもランニングブーツで場外へ落とす。再び観客から大ブーイング。
YAKOがヒップアタックからフットスタンプ。弓矢固めに固めると、桜花がドロップキックと連携を見せる。
再び桜花登場。炎華のヘアを2重にもねじってからのヘアホイップ。コーナーでの顔面踏みつけにYAKOも加勢すると大ブーイング。セコンドの広田が「顔はやめろ、ババア」。桜花が振り向くと、広田は「いや、後ろの人たちが」と、とぼける。桜花はニードロップを連発で落とし、ニーリフトをあえて顔に連打する。二上会長は「失格でいいよ、失格」とアピール。
続いてYAKOがボディスラムからエルボー、逆片エビ固め。コーナーへ振ると、炎華はブーメランアタックで返す。形勢逆転に、きずなが炎華をコーナーホイップして串刺しドロップキック。
きずなも続く。1回で終わらず、これを連打で放つ。きずなはさらにドロップキックからワキ固め。ロックが外れないとなると、腕ひしぎを狙うもYAKOはロープへ。
今度はきずながYAKOの腕をロープに絡める。YAKOが足をすくうと桜花がエプロンからキックでアシスト。YAKOがサイドバスターも2。桜花にタッチ。バックドロップキックを狙うが、きずなは後頭部にエルボーを落として決まらず。するとブラティーEXへ。さらに背後からキック、正面からのランニングキックも2。
エルボー合戦から桜花が追いかけ式エルボー。桜花はコーナーへ振るが、きずなはコーナーを使っての回転式腕ひしぎ。桜花は上になり、フォールの体勢で返すも、きずなはネックブリーカーから炎華がドロップキックの4連発。さらにエルボーを連打。
側転エルボーは蹴りでカットされたが、コルバタは成功。今度は側転エルボーを成功させてドロップキック。さらにボディスラムで投げると大きな歓声に包まれる。桜花が再び顔面へニーリフトを連発して反撃。さらにDDTへ。そして垂直落下ブレンバスターを決める。桜花のネックハンギングを炎華は前方回転エビ固めで切り返すも2。
桜花はビッグブーツからYAKOへ。YAKOがランニング式のヒップアタック。炎華はエルボーを連打しやり返す。YAKOもヘッドバッドからダブルリストアームサルトも2。
 さらに逆エビ固めへ。残り時間5分。思い切り体を反らすが、きずなが必死にカット。
炎華がフライングメーヤーからきずなのフェースクラッシャー、さらにジャックナイフ固め&低空ドロップキックの連携へ。炎華はSTFに決めるが桜花がカット。
桜花のサンマドロップはYAKOに誤爆。炎華がミサイルキック、きずなも続く。炎華がフライングボディアタックは桜花がエルボーを落としてカット。YAKOはブロックバスターホールドで返す。再度、ブロックバスターホールドもきずながカット。
桜花のビッグブーツがYAKOへ誤爆となると、炎華がこのスキにジャパニーズレッグロールラッチで丸め込み3カウント。
WAVEタッグ王者らしいチームワークで2024年幸先の良い1勝をゲットした。
・バックステージ
きずな「この間の川崎で念願のタッグのベルトを炎華と二人で巻くことができて、これから今年はタッグ王者として防衛を重ねていきたいし、世羅さん、SAKIさんと戦わせていただいた時に、いつまでもあこがれているだけじゃなくて、世羅さんやSAKIさんのような、強くてキラキラなチャンピオンにならなきゃいけないなって思いが芽生えました。今日、新年一発目はなんとしても炎華と勝たなきゃいけないなって思っていたので、炎華が勝ってくれました」
炎華「今日はベルトは賭けていないですけど、二人で組んだからには勝ちたいと思っていたので勝ててうれしかったですし、防衛戦はいつになるかわかりませんが、2人で試合で勝って勢いをつけていきたいと思います」
3,新春・レギュラーバトルロイヤル(9人参加=時間無制限勝負)
SAKI(18分7秒、エビ固め)櫻井裕子
※狐伯と櫻井のエビ固め合戦にSAKIが両者を固めてフォール。退場順①チェリー②松本都③高瀬みゆき④梅咲遥⑤笹村あやめ⑥青木いつ希⑦狐伯。1分おきに出てくる時間差バトルロイヤル。通常ルールに加え、オーバー・ザ・トップロープ、スローモーションルールを採用。優勝者は二上会長より景品の贈呈=2・4後楽園にてDUALSHOCKWAVEへの挑戦権をSAKIが獲得。パートナーに関しては保留。
1分おきに選手が出てくるロイヤルランブル形式で、オーバー・ザ・トップロープを採用。優勝者には二上会長から商品が進呈されるという新春バトルロイヤル。どこかでスローモーションが発令されるという気の抜けないルールも加わった。
まずはチェリーとX=松本都からスタート。早くもチェリーがオーバー・ザ・トップロープで落としにかかるも、都は必死に阻止。都はソバットから三日月蹴り、カカト落としも2。チェリーはグーパンチから変形の足4の字。
苦痛にゆがみながらも、客席に「応援して」とアピール。チェリー「足がいてえか?」都「いてえ」と言う会話からチェリーはさらに足攻め。これを都が卍固めで返すと、カウントダウンから3人目の笹村が登場。チェリーは笹村を奇襲すると、都ごとニードロップからダブルフォール。
これに怒った笹村と都はチェリーにストンピング。
この間に次の曲が鳴り、4人目の青木が登場。「誰が一番悪かったですか」という青木にチェリーが「こいつ」と笹村を指す。青木が笹村にお仕置きしようとすると、チェリーがニードロップで青木ごとフォールに持っていく。
続いて5人目の入場は高瀬。なぜか、首を氷嚢で押さえていて、四つん這い。「どうした」とセコンド。青木が「あいつ、昼の試合で京子さんのパワーボムとジャガーさんのかかと落とし食らったダメージがまだ直ってない!」と絶叫。リングインしたものの、ダメージ大ですぐに場外へ
6人目、梅咲の出番となるが、強引に高瀬をリングに挙げる。ここで全員がかわるがわる高瀬をフォールに行くが、いずれも2でキックアウトし、だれもフォールできず。しかし、ここで梅咲&高瀬が急に連携へ走り、ダブルのドロップキックからルミナスポーズ。急に動きが速くなった高瀬。フラフラの状態は演技だった。
続いて7人目、櫻井の登場。梅咲をタックル、高瀬をドロップキックのあと、二人の周りを一人ピヨピヨポーズ。続いて8人目はSAKI。チェリー、笹村、青木、都、梅咲、高瀬にチョキパンチ。レフェリーもチョキだからOKと認める。9人目、狐伯の登場。リングへ入ると、全員をドロップキックで打ち込んでいく。チェリーが狐伯の足を決める。さらに笹村、高瀬と腕を固め、青木、梅咲の足をとらえ、SAKIの腕をとらえ、一人でほとんどの選手の関節を決めるという展開となったが、捕獲されていなかった都がカット。すると、今度は決められていた選手が逆にチェリーの関節を次々と決めていく。ここでチェリーはギブアップし退場。
都が4人へのボディアタック。4人は受け止めたが、「空気を読め―」と絶叫したため、なんとか技を成功させる。しかしトップロープでY字ポーズを決めたところで青木が場外に落として都が失格。
高瀬は狐伯にDDTから低空ドロップキック。しかし。狐伯が高瀬の足をかけると、狐伯、笹村、青木が連続で背中へニー。
青木&笹村が高瀬をコーナーへ振ったが、ブーメラン式ミサイルキックを浴びる。高瀬はSAKI&櫻井にもダブルのミサイルキック決める。しかし、狐伯&梅咲には空振りすると、そのまま押さえ込まれ高瀬が失格。ここで残った選手たちに青木が「出とけー」とそれぞれを場外へ蹴散らすと笹村とのエルボー合戦。やはりこの二人が顔を合わせるとこれがないと収まらない。しかし、このタイミングでカウントダウンかかり、ここでスローモーションが発令。
残った6選手でエルボーを打ち合うが、どれもスローとなり有効打とはならず。1分間が終了すると、SAKI&櫻井が梅咲をロープに飛ばすが、ネックブリーカーでお返し。場外へ落ちたSAKI、櫻井を目掛けて梅咲がトップロープへ。
青木が「オーバー・ザ・トップロープで失格になるぞ!」と言っても「うるせー、今年は飛躍するぞー!」とプランチャ。オーバー・ザ・トップロープにも納得の失格となった。
青木と笹村が再びエルボー合戦で打ち合う。ここから笹村のブロックバスターホールドもカウント2。青木がラリアットで返すと、そのまま全員が覆いかぶさり、笹村、青木が交互にフォールされて退場。
残りはSAKI、櫻井、狐伯。櫻井がボディスラム。SAKIがエルボーと狐伯を追い込む。しかし、櫻井がフォールに乗ると、SAKIがカット。抗議する櫻井にSAKIはチョキパンチ。狐伯の背後から丸め込みを狙うSAKIに背後から櫻井がとらえ、二人をコブラツイスト。ロープに逃れた狐伯がDDTからカウンターのキック。フォールに行くと、SAKIがカット。SAKIがコーナーへ振ると、狐伯がブーメラン式ミサイルキック。SAKIがダウンしているスキに、狐伯と櫻井がエビ固め合戦。これをSAKIがそれぞれにフォールをアシストし、まずは狐伯、続いて櫻井を連続で3カウント。SAKIがバトルロイヤルを制した。
SAKIには優勝商品の贈呈。二上会長から「2月4日空いてます? タッグの挑戦権を差し上げます。パートナーは自由に選んでくいださい」と、2月4日後楽園でのDUAL SHOCK WAVEの挑戦権が与えられた。
狐伯が「私空いています」と手を挙げると、「あなたウチの所属選手ですから空いているでしょう」と二上会長からダメ出し。「私COLOR’Sなので」と櫻井も手を挙げるも、二上会長は「それはCOLOR’Sで調整してください」と返答される。櫻井、狐伯ともにSAKIへ頼み込んだが、SAKIは「保留にさせてください―」とこの場では保留にした。「後日、LINEにて報告してください」と二上会長。果たしてSAKIの選ぶパートナーは狐伯か、櫻井か、それとも違う選手なのか?
4、新春・コミカルwave(時間無制限1本勝負)
旧姓・広田さくら(17分46秒、へなーラ・サンセット)くいしんぼう仮面
※15分1本勝負を試合中に広田が時間無制限へ変更要求。承認されて時間無制限に。


 広田は「このカードがメインだってよ、ふざけてるよなー、びっくりするよー」。まずはくいしんぼうコール、広田コールでそれぞれポージング。Tommyコールが起きると、膝が痛いと指差し、軽めのポージング。
広田はヘッドロック。タックル合戦は互角のぶつかり合い。再度、タックル合戦へ行くかと思えば、くいしんぼうはゲンコツを見舞う。もう一発ゲンコツからヤンキー座り。ブーイングが飛ぶ。くいしんぼうのフライングヘッドバットは空を切ると、広田はフェースバスターからプロレスLOVEポーズ。
広田は「くいしんぼう、今日は楽しみにしていたよ。なぜなら3年前から大殺界が始まってて、ネタにならないくらい壮絶な大殺界でした。しかし、昨日12月31日を持って、3年間の大殺界が明けましたー! 乗り切ったんだよー。だから、今年からはいいことしか起こらない。もはや私は今、厄除け大師だよー。オマエも厄にビビってるなら私を倒してからいけー!」とアピール。そして、腕を取ると「厄はすごいからちゃんと覚えておけよ。狐伯、オマエも厄除けしたかったら私を倒してから来い!」とセコンドの狐伯を挑発。すると、狐伯がリング上に。広田は狐伯の腕を取る。すると、厄払いをしたいかのように、YAKO、桜花、宮崎、笹村、青木、櫻井。高瀬、梅咲、SAKI、米山、チェリー、炎華、都と次々リングに上がり、その都度、広田が腕を取る。そして、全員の腕を取った状態でロープ渡り。「ついて来いよ、厄除けしたいなら」と言いながらロープを渡る。さらにロープジャンピングも成功。「もう一回」コールを受けて、二度目もまさかの成功となり、全員をアームホイップ。
場外へ落ちたくいしんぼうにトペ・スイシーダを狙うが、宮崎をタテにする。そのまま宮崎に命中。
リングへ戻ると、広田は首4の字固め。「何、休んでるんだよ、そんなんじゃ厄が落ちないぞ」とセコンドを呼び込み、首4の字の数珠つなぎ状態となる。リングでは高さが足りず、場外にまでトレインは続く。
しかし、いつの間にか、広田とくいしんぼうがリングを抜け出し先頭へ入ったため、レフェリーがカウントを数える。仕方なく、二人は技を解いてリングイン。
「今何分だよー?」と広田が残り時間を確認。「9分半」とリングアナが伝えると、残り時間を計算し、「だったら場外カウントなし、時間無制限だよー」とアピール。二上会長が手を横に振る。
「じゃあ、時間無制限にするなら場外カウントありでもいいよ」と広田が妥協すると、二上会長が「普通に試合しろよ、まだロープ渡りと首4の字しかしてないだろ」とツッコミ。そして「桜花さんどうする?」と桜花社長へ相談。その結果、「時間無制限で場外カウントはきっちりあり」となった。「じゃあ、試合時間もリセットしよ」という広田に「いや、このままでええやん。今迄のなかったことになるよ」と二上会長が正論を放ったことで、そのまま試合は続行。
ここでくいしんぼうがヘッドロックを「シャキーン」で外す。こうなると、広田も「シャキーン」でヘッドロックを外す。広田は「時間無制限になったからな、梅咲!」と梅咲を呼び込む。客席からは「厄落とし」コール。梅咲がシャキーンの4連打。
「聞こえるぞ、みんなの心の声が。炎華あがれー!」。炎華もぎごちなくシャキーンの4連打。そして次はまさかのYAKO。
シャキーン4連打の後、恐縮しながらリングを降りる。続いてきずなを指名
見事に「シャキーン」を完成させると「かわいい」の声があちこちから飛ぶ。「もうええわ、GAMIさんに怒られる」とくいしんぼうは串刺しラリアットから追走式ラリアットも途中で広田を追い抜く。
広田は「みんなさっきは悪態ついてごめんね。みんな上がれー」と再びセコンドをリングに挙げるとくいしんぼうに向けて、トレインのスタート。桜花は高速のエルボー、宮崎はラリアットを4連打。
そして、広田の拘束によるウラカンラナはカウント2。
くいしんぼうもマヒストラルからエビ合戦に移行。ともに2カウント。くいしんぼうのシットダウンボムも2。ここで広田へなーラサンセットを見事に決め、カウント3。広田の勝利で幸先の良い2024年スタートとなった。
「スタートの大会を勝利で終わらせることができました。みんな今日は、…うっ!」と、マイク中に広田が倒れる。
くいしんぼう「広田さん、広田さくらさん! 大変だ、広田さんが余命いくばくもない状態に…。こと切れる前に何か一言お願いします」
広田「今年もよろしくね…ガクッ」
くいしんぼう「広田さーん。新春早々なんと縁起の悪い。こんなんじゃ終われんよ、気分転換に音楽でも聞こう。ポチッ」
広田は「時には昔の話を」をアカペラで歌いながら立ち上がると、ここからは軽快なパラパラダンスへ早変わり。そしてダンス終了後、再びマイク。
広田「はい! ということで無事メイン終了しましたー! GAMIさん、メイン終わりましたよ。すごいでしょー。くいしんぼう仮面と旧姓・広田さくらがメインに立つとこういうことになるって覚えとけよー! せっかくみんな私のオンステージとともにリングに残ってくれたので、このまま締めたいんですけど、私エリザベス挑戦したいってずっと言ってたんですけど、梅咲、ディアナさん、ビッグマッチあるよね? それ私スケジュール空いているから。ジャガーさんとやる気満々だから」
梅咲「SNS見ていないんですか? もう頭下げました自分が会社に。広田さんがパワハラだと。もうカードが組まれてて、発表されてます」
広田「マジで?」梅咲「確認してくださいよ」広田「みんな知ってた? 会社としてそういうの私にちょっと『そうなった』とか言ってくださいよー。聞いてないですし、子供の看病していたんで(携帯を見ていない)」
二上会長「よかったやん、決まって」広田「教えろよー! …よかったです。ありがとうございます。みなさん、笑顔が素敵です。みんな笑ってる。選手が幸せならみんなも幸せ、みんなが幸せなら選手も幸せです。これからもリングから幸せを届けます。これがwaveだー!」で2024年最初の大会は締めくくりとなった。
2023.12.24

『CARNIVAL WAVE~CHRISTMAS DELUXE~』

日時
12月24日 日曜日
観衆
428人
場所
カルッツかわさき
入場式

 まずは試合に先立ち、選手入場式。出場全選手がリングへ集った。
 あいさつは今大会と元日大会の2大会で限定復帰する桜花。
「みなさんこんにちは。本日はwave年内最終戦におこしいただきありがとうございます。
私は今年妊活で欠場しておりましたが、私のわかままで今大会と元日限定復帰することになりました。今年のストレスは今年のうちにということで、今日は対戦相手が5人いるので、5人の顔を蹴っていきたいと思っております。本日全6試合、笑いあり、涙あり、感動あり、waveがいっぱい詰まった大会になっておりますので、応援よろしくお願いします」
 こうしてwave2023ラスト大会の幕が開けた。
1.CHRISTMAS・プレミアムwave(30分1本勝負)
スターライト・キッド(13分25秒、黒虎脚殺)狐伯


 まずはwave初参戦のスターライトキッドが登場。迎え撃つは狐伯。まさにハイスピードな遭遇が見られるか。注目の試合はオープニングマッチとしてラインアップ。
ロックアップからスタート。狐伯がアームホイップに行くと、スターライトキッドもアームホイップでお返しと互角な流れ。狐伯がキッドを蹴り上げると、串刺しドロップキック。
突進する狐伯に、キッドはコーナーを抜け出し、場外に降りると、狐伯の足を引きずって鉄柱攻撃。
「はじめましてwave―!」とキッドは場外で狐伯を引きずり回しながら観客へあいさつ。さらに「盛り上げていくぞー!」とアピールし、リングへ戻す。
キッドはボディスラムからレッグブリーカー。「やり返してみろ、wave、応援が足りないんじゃないのか?」と煽りながらストンピング。狐伯もエルボーで打ち返すものの、キッドはダブルハンマーからコーナーに持っていき、顔面踏みつけ。
狐伯は反転してのニーアタックからドロップキック。
キッドはブーメランアタックからドロップキックを連発。手拍子を要求すると、ライオンサルト。2カウント。エルボーの打ち合いとなり、狐伯のエルボーにキッドも「なかなかやるねえ」と手ごたえ。
さらにエルボー合戦が続き、キッドが6連発続けて打ち放す。狐伯は倒れず。お返しの強烈な一発をぶっぱなすと、キッドもクロスチョップで返す。
狐伯はドロップキックからコーナーへ上がるも、キッドが雪崩式アームホイップ。ブレンバスター合戦では狐伯が投げ勝つ。両者ダウンとなり、観客が手拍子で後押し。
ともにフラフラの状態からエルボーを放ち打つ。キッドのカウンターエルボーに狐伯も連打で返す。キッドは低空ドロップキックから、ストレッチマフラーへ。10分経過。キッドはロコモーション式のフィッシャーマンズスープレックス。カウント2。
キッドは旋回式ボディプレスを狙うが、かわした狐伯がオクラホマロールから前方回転エビ固め。ここからエビ固めの応酬となったが、どちらも2カウント。
狐伯がカサドーラから、ノーザンライトスープレックスも2。キッドは背後からニーをぶち当てると、トップロープから旋回式ボディプレスも2。
ここから必殺の黒虎脚殺でギブアップを奪った。キッドは狐伯をたたえ拍手してリングを去った。
・バックステージ
キッド「正直さあ、waveのビッグマッチに呼んでくれるのはうれしいけど、私のお目当ての相手がいなくなっちゃったのは正直なところあるけどさあ、狐伯? NEWBLOODでも参戦してもらって、前回ひめかのwaveでやった時は組んだんだけど、今回初シングルマッチで、デビューしてから年齢不詳の新生児プラス2ではあるんだけど同い年の子とシングルで試合するのが初めてですごく新鮮だったっていうのと、他団体かつ同い年というのはメラメラくるのはあるよねー。今日はかなり足攻めが効いちゃったようで、もっと耐久力つけてからSLKとシングルマッチしようよねえー。狐伯ちゃん。waveまた呼んでよね、エライ人!」

狐伯「最悪でした。別に緊張していないんですけど、なめていたわけでもなくて、体が全然ついていかなかったです。悔しいです、最悪だ―。しかもタップアウト。次やる頃には100倍強くなっておきます。(キッドの印象は)前にいると思ったら後ろにいたり、後ろにいると思えば横にいたりと動きが全然読めなくて、試合中、何回もイライラしました。でもまたすぐ当たりたいです。圧倒的に体力もスピードもパワーも…自分はパワーはキッドさんよりあると思っていたんですけど、圧倒的に何もかもが足りなかったです」
2.CHRISTMAS ・ジェネレーションwave(30分間勝負)
青木いつ希&関口翔&高瀬みゆき&梅咲遥&ななみ(8ー7)
桜花由美&旧姓・広田さくら&藪下めぐみ&米山香織&チェリー
※ポイント勝負。8対7で平成JUMP軍の勝利。


 この試合は昭和枯れすすき軍と平成JUMP軍に分かれての対抗戦。言わゆる昭和世代と平成世代が5対5に分かれての対抗戦。時間差による入場で、ともに30分戦い抜き、総ポイントによって勝敗が決められる。スローモーションルールや、ジェネレーションクイズ、戦隊モノまで詰め込まれたまさに「これがwaveだ!」的な一戦。妊活中の桜花がこの試合と元日に限り復帰。入場式で「5人の顔を蹴る」と宣言していたが果たして…。
先発は米山とななみ。手四つに持ち込もうと両者手を挙げるが、米山はリーチの差で届かず。米山は足を踏みつけるが、ななみがタックルからヘアホイップ。首投げからダイヤル固め。カウント2。米山はモンゴリアンを連発し、キャメルクラッチ。ここでカウントダウンとなり、桜花と梅咲が入場。梅咲は米山を弓矢固め。桜花がストンピングでカット。梅咲が「ババア!」と挑発すると、「誰がババアだクソガキ!」と梅咲&ななみのクロスラインをかいくぐり、二人へダブルフェースバスター。さらに桜花&米山でダブルカウンターキック。
桜花は梅咲をコーナーに立たせて串刺しブーツ。
ここで青木が登場。桜花がバックドロップからフォールに行くと、青木が慌ててリングインしてストンピングでカット。ここで改めて「川崎、よろしくおねがいしますー!」と絶叫シャウト。
続いて昭和軍は広田が入場。青木は広田をとらえ、梅咲とともにダブルでのブレンバスター狙い。広田はダブルブレンバスター返しからダブルフェースバスター。
プロレスLOVEポーズも決める。そのスキに、すかさず青木がラリアットでフォールしあっさり平成軍が1ポイント。梅咲がドロップキックを打ち込むと、またも広田がフォールされ、2ポイント。
ななみがタックルで3ポイント目を狙ったが、かろうじて2カウントで返す。このままポイントを重ねられるのは御免だとばかりに、桜花が広田を自軍に戻してタッチ。ななみに顔面ブーツを2発。今年のストレスを解消していく。
続いての入場はチェリーと関口。桜花がななみをワキ固めにとらえるも、関口がカット。ななみとダブルのドロップキックを決めるも、桜花もブーツで関口にお返し。3カウントを取り、昭和軍がようやく1ポイント。チェリーもこの流れに乗じて関口へ春夜恋。これも決まって1ポイント。
2ポイント取られた関口は「おかしいぞ!」とチェリーへコードブリーカーからワキ固め。ドロップキック。カウント2。チェリーが平成軍を呼び込むと、関口、ななみ、梅咲を積み重ねて逆エビ。青木が「平成」コールを扇動する。ここで全員がリングへ入り、それぞれお固め技の決め合い。その間に、藪下と高瀬が入場。高瀬はコーナーへ上がると、2本のベルトを誇示。薮下は黒帯攻撃でそれぞれにカット。高瀬がチェリーにDDTからカミカゼを決める。チェリーもダブルリストアームサルトでお返し。藪下がカットで黒帯をふるうと高瀬がこれを捕まえて引っ張る。ここで両軍が入り乱れ、黒帯の引っ張り合いに。
すると、スローモーションが発動され、ここから1分間のスローモーションが発令。ここで各選手の動きがスローとなる。それぞれがゆっくりと技を出し合う。藪下がスローで黒帯を高瀬の背後からをふるうも、ここでスローモーションが終了し、通常スピードに戻る。その瞬間、薮下がフルスイングに戻って黒帯で叩き、高瀬をフォール。これで昭和枯れすすき軍3ポイントで、平成JUMP軍2ポイントとなり逆転。
広田はロープ渡りを決めるもななみがカット。ななみがすかさずショルダータックルもカウント2。広田が関口をボディスラム。ここで高田純次の動きに入ったところで、ジェネレーションクイズの時間に突入。「やらせろよー!」と広田。
 まずは昭和軍から平成軍へクイズ。
「『スシ食いねエ!』などの曲でおなじみのシブがき隊の名前を全員フルネームで答えよ」
「フックン…福沢諭吉!」と青木。フックンは答えられても、フルネームは間違いで不正解。
(正解は府川敏和、本木雅弘、薬丸裕英)
 続いて平成軍から昭和軍へ。
「キンプリの脱退してないほうの二人の名前は?」
「絶対、わかんねええ」と得意がる青木。「青木、わかるのかよ」のヤジに「めちゃめちゃわかるよ」とドヤ顔。
ここで意外にも藪下が「多分、大丈夫」と手を挙げる。「高橋海人君と、長瀬廉君」と正解を出し、昭和軍が1ポイントをゲット。
続いては二上会長の出題によるイントロクイズに突入。
 早押しで正解はなんと5ポイント。二上会長「いまから流れる曲を1番最初に歌っていたグループを答えよ」。
 ここで流れてきたのは「ブルドッグ」。
 広田が「海援隊」と回答。「海援隊ってなに? 曲全部聞いてからのほうがいんじゃないですかね」と二上会長。チェリー「わかりました。たのきんトリオ」、二上会長「ではないです」(二上会長)。関口「美少年」が二上会長「だれそれ?」桜花「光GENJI」広田「初期のV6」吉野リングアナ「初期も何もないと思いますが…」。
ここで高瀬が「フォーリーブス」と回答して正解。5ポイントをゲット。これで昭和軍3ポイントに対して、平成軍が7ポイントと大差をつける。

 続いては戦隊モノルールへ突入。技を出す際にその技名を叫ばなければフォールが認められない。
そんななか、「きらめきのジャックナイフ」で米山が関口から1ポイントゲット。
その後も、関口が「未来のブーメラン」、ななみ「これが本当のJKタックル」など、それぞれが技名を叫ぶ中、桜花が「脳天を突き刺す垂直落下式ブレンバスター」「顔面をつぶす顔面蹴り」と畳みかけ、ななみを破り1ポイント。チェリーは「ヤングネックブリーカー」と叫んでのフォールレに行ったが、レフェリーが「ヤング」を認めずノーカウント。ならばと「49歳、年季の入った熟女でドーン」を決める。
 広田は「天才・武藤敬司公認、スペースローリングエルボーの後のフェースクラッシャー」
「天を高らかに舞う高田純次公認・高田純次」と続けたが、青木がカットし、逆に広田へトレイン攻撃。しかし、青木が「超ド級のラリアット」を狙うも、桜花が5人を次々とビッグブーツ。そして広田にも誤爆。しかし、結果的にこれがFFDとなって、昭和軍が1ポイントを獲得。6対7へと追い上げる。
 さらにチェリーが「昭和かれすすきクラスター」でフォールしついに同点。
残り2分。広田が場外の平成軍へプランチャ。リングに戻り梅咲へシャイニングウイザード。バックの取り合いとなるも、藪下が黒帯でカット。広田がボ・ラギノールから丸め込む。梅咲もマヒストラルも2。キューティースペシャルで投げると、高瀬がボ・ラギノールでアシストし、梅咲がマヒストラルで3カウント。ついに平成軍が逆転。そのまま、30分が経過し、試合終了。平成軍8ポイント対昭和軍7ポイントで平成JUMP軍チームの勝利となった。
納得のいかないのは昭和枯れすすき軍。広田「クイズの5ポイントがなかったらこっち勝ってたもんね。(高瀬の「フォーリーブス」に)たまたま、おじいちゃんが知ってたからって、家庭の問題だろそれは。若い若いとか言ってて、オマエいずれこっち側になるんだ。若いとか追いとかは永遠の戦いだから、これで終わったと思うなよ。それからな、私はババアの戦いに敏感だな。なあ、梅咲! 私のいま照準合わしてるジャガーさん。いつ連れてきてくれるのって。言っといてよ、伝わってんの?」梅咲「だって、LINEで連絡してって言ってたじゃん」広田「友達にもなってなかったから。言いようがないじゃん。ちゃんと言っといてよ。GAMIさん、全然言うこと聞いてくれない」
二上会長「今の若い子たちそんなもんやで。広田、一回エリザベスを頭から消そう。原点に返ろう。1月1日のカードを発表します。ビジョンを…ごらんにならないでください(笑)。
1月1日、原点回帰でくいしんぼう仮面とシングルマッチです。新年早々、はらわたがよじれるくらいの試合をお願いします」広田「わかりました。新年早々、縁起のいいものをお見せしましょう!」
3.CHRISTMAS ・Future wave(15分1本勝負)
櫻井裕子(8分48秒、片エビ固め)ChiChi
※ブレンバスター。


 まずは櫻井がショルダータックルからヘアホイップ。さらにはコーナーでの踏みつけ攻撃。Chi Chiもエルボーで反撃に入る。バックの取り合いからChi Chiがドロップキック。櫻井がエルボー。Chi Chiもエルボーで返すと、卍固め。ロープブレイク。
Chi Chiは櫻井の突進をかわしてセカンドロープからのミサイルキック。さらにはランニングキック。ブレンバスター。櫻井も勢いを止めるべく、ドラゴンスリーパー。
そしてカウンターキック。これに対してChi Chiが首固めからスクールボーイ。さらに回転エビと丸め込みを続けたがカウント2。
櫻井がカウンターキックからドラゴンスリーパー。そのまま全体重を浴びせるも2カウント。
最後は空中でひねりを加えてのブレンバスターから3カウントを奪った。
4.CHRISTMAS ・パワーwave(15分1本勝負)
伊藤薫(13分3秒、体固め)ZONES
※ダイビングフットスタンプ。


パワーで誇る両者らしく、まずはロックアップから開始。ロープにまで寄りかかると、再び中央でロックアップ。伊藤がロープに振ってのタックルはどちらも倒れず互角。
伊藤がコーナーに振ってタックルから逆片エビに持っていく。ZONESがロープに逃れても、再びリング中央で逆片エビにとらえる。全体重を乗せた逆エビにZONESが苦しむ。
 なんとか逃れたZONESはエルボーを打ち込む。再び伊藤が逆エビに固める。ロープに行きそうで行かず、ZONESコールが起こる。再びロープに逃れると、伊藤はZONESの足にフットスタンプ。
伊藤はコーナーにZONESをぶつける。二発目はZONESが体を入れ替えての串刺しラリアット。そしてもう一発、ショートレンジのラリアット。正面からもう一発と、3連発で決めても伊藤は倒れない。伊藤が串刺しラリアット。ZONESも串刺しラリアットで返す。すかさずセカンドロープからのダイビングエルボー。2カウント。
ZONESはエルボーを打ち込むが、ブレンバスターは逆に投げ返される。場外転落。戻ってきたところを伊藤はスライディングキック。10分経過。伊藤はZONESをリングに戻すと、セントーンからのフォールも2。
 
伊藤はセカンドロープに上るがZONESがこれを掴んでの投げを狙うも、持ち上げられず。伊藤がショートレンジのラリアット。ZONESは逆水平からチンクラッシャー。さらにブロックバスター。2カウント。
そしてトップロープからフライングラリアット。2カウント。ZONESは突進するも伊藤はラリアットで返す。そこから一気に投げっぱなしパワーボムからダイビングフットスタンプを決めて3カウント。
5.DUALSHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<挑戦者組>○田中きずな&炎華(21分34秒、HEATクラッチ)SAKI&世羅りさ●<王者組>
※第32代王者組が初防衛に失敗。田中きずな&炎華組が第33代王者となる。

 
第32代王者となった“カラミネンス”(世羅りさ&SAKI)の前にウサギポーズで現れたのがきずな&炎華。WAVEタッグへの挑戦表明に対して、きずながCOLOR‘Sジャージを着ていたことから保留扱いとなっていたが、その後、無事に挑戦が認められこの日を迎えた。
正式にチーム名も「Harmonie(アルモニー)」に決定。ライバルとしてだけでなく、タッグパートナーとしても、二人の歴史が積み重ねられることとなった。
まずはタイトルマッチの記念撮影。きずな&炎華のセコンドには二上会長。試合が始まると、きずな&炎華が先制のドロップキック。
世羅にクロスラインから「せーの」とダブルのエルボーを落とすがかわされる。「『せーの』と言ったらわかるだろ!」と世羅。続いてSAKIには「かわさないでください」と伝えてから、クロスラインから「せーの」のエルボー。SAKIはわざとやられる。「アホー」と世羅が二人の頭をぶつと、場外へ落とす。
それぞれ別方向に出ると、世羅がきずなにジャイアントスイング
SAKIが炎華に変形ジャイアントスイング。二上会長があわててきずな、炎華の様子を見に行く。
カラミネンスは先にリングへ戻ると、中央で正座して、レフェリーと一緒に場外カウントを数える。必死にきずな&炎華がリング内へ。
SAKIが炎華をとらえるもブーメランアタックで返される。きずなにタッチ。SAKIがアトミックドロップ。
さらにダイヤル固め。世羅に交代すると、ジャイアントスイング。世羅がきずなを、SAKIも炎華をとらえ、ダブルのカンパーナ&ブルズアンヘリート。
世羅がニーを打ち込んでからフォールもカウント2。ロープに振ると、きずなはネックブリーカーでピンチを脱し、炎華にタッチ。
炎華はエルボーを連打。側転エルボーを狙うが世羅が蹴り飛ばしてカット。世羅がコーナーへ振ると、ウルトラコルバタで切り返し、側転エルボーを成功させる。ドロップキック
を打ち込みカウント2。
世羅もセラリズムバスターでやり返し、SAKIもカウンター・ブーツからリバースジャイアントスイング。そのままフォールに持ち込むが、きずながカット。
SAKIが変形のサソリ固めもきずながカット。きずながフェースクラッシャーから、炎華のジャックナイフ固めから低空ドロップキックの連携に。
炎華はSTFからさらにボディスラム。SAKIもブロックバスターで返す。ケンタッキーを狙うが、炎華がジャパニーズレッグロールクラッチに切り返す。これは形が崩れる。それでもSAKIをウルトラコルバタで投げるときずなにタッチ。
きずなはドロップキック4連発。そしてロープに絡めて腕を絞り上げる。SAKIもカウンターキック、正面からのカウンター・ブーツ。きずなは正面からエルボー、これに対してSAKIもボディパンチを決めるがチョキのピール。きずながドロップキック。SAKIもカウンター・ブーツ。
世羅にスイッチ。世羅がきずなをとらえてコの字固め。炎華がカット。世羅とSAKIが対角線コーナー攻撃。これを二人がすかすと、きずなはぶら下がり腕ひしぎ、炎華はクロスボディ。
きずなはセカンドロープからミサイルキックのあと、別コーナーからミサイルキック。さらに次のコーナーへ。そして、4つ目のコーナーへ上ろうとしたところを世羅が捕獲。エプロンからの羅紗鉄を狙うが、きずなは丸め込んで回避。しかしそのまま世羅はニーを落とす。リングへ戻ったきずなが低空ドロッキックで世羅を場外に落とす。世羅はきずなを場外から抱え上げると、そのまま持ち上げて鉄柱にたたきつける。
世羅がイスを持ち、殴打しようとするも背後からSAKIが阻止。「ダメダメダメ、タイトルマッチ」と説得する。それでもイスを投げようとするが、SAKIが防御。その間に炎華がエプロンからのプランチャ。カウントが進むなか、世羅が先にリングへ生還。きずなも続く。

 世羅がワンツーエルボー。数発打ったところできずながワキ固め。さらに腕ひしぎに移行しようとする。セコンドの二上会長も檄を飛ばす。しかし、世羅が片腕一本できずなを持ち上げてマットに叩き落す。

 きずなはコーナーに上がり、回転式の腕ひしぎ。SAKIがカットに入る。20分経過。世羅がコーナーにきずなをセット。SAKIがニーを突き上げると、世羅は新幹線アタック。さらにコーナースプラッシュニー。2カウント。
世羅とSAKIがそれぞれブレンバスター狙いも、きずな、炎華がカサドーラで切り返す。
 きずなが世羅をワキ固めに取ろうとするとSAKIがビッグブーツ。これをきずなは世羅をタテにして誤爆させると、そのスキにHEATクラッチで丸め込んでなんと、3カウントが入った。これにより、きずな&炎華が第33代WAVEタッグ王者に輝いた。
ここで前回大会と同じく、二上会長がマイクを握り、きずな&炎華を代弁。
「オマエラらベルトを防衛した後に、合同興行するとか言ってなかったっけ。それもなくなったねえ。カラミネンス強いと思ったけど、そうでもなかったね、またいつでも挑戦受けてやるよ(館内笑)、以上。きずなと炎華でした」
・バックステージ
きずな「小学生の頃にWAVEのタッグ選手権を見て、WAVEのプロレスラーになりたいと思って、やっと今年夢がかなって、私の中で本当に最高峰のベルトだったから、夢がかなって炎華と巻くことができてすごくうれしいです」
炎華「カラミネンスはすごく強敵だと思っていたので、きずなが一番獲りたいと思っていたベルトの隣に自分がいるのがすごくうれしいです」
きずな「全員がきっと私たちが負けると思っていたでしょうし、SAKIさんも世羅さんも強くて最強で、どうやったら勝てるんだって、自分たちもみなさんも思っていたと思うんですけど、やっぱりwaveが大好きで、waveにあこがれている気持ちはだれにも負けていたので、その気持ちにすべてをかけて頑張りました」
「(waveには過去、名タッグチームがいましたが目標や憧れにしているチームは?)自分はプラスマイナスさん(大畠美咲&MIO)がこのベルトを獲った試合を見て、プロレスラーになりたいと思ったので。自分が見た試合が大畠さん&MIOさん対浜田さん&山縣さんの試合を見たんですけど、最強の浜田さんと山縣さんに立ち向かっている大畠さん、MIOさんがカッコよかったです」
炎華「自分はHIRO‘eさんが好きだったので高瀬さんとのエスペランサが好きだったんですけど、ウチら目標とはしているんですけど、ほかにはない唯一無二のタッグチームになりたいと思います」
6.Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
<挑戦者>宮崎有妃(22分11秒、体固め)VENY<王者>
※直伝デスバレーボム。第20代王者が初防衛に失敗。宮崎有妃が第22代王者となる。

 志田光を破り、第20代王者に君臨したVENYの初防衛戦。両者はCATCH THE WAVE
準決勝で一度対戦しているが、その時はVENYが勝利している。宮崎はその後、NEXTトーナメントに優勝し、満を持しての挑戦となる。wave2023年の集大成となるこの一戦、
果たして防衛か、新王者誕生か?
VENYは白一色のコスチュームで登場。記念撮影が終わると、宮崎がベルトを強奪していきなりの奇襲。「カメラの準備をしろ」と恥ずかし固めを狙うが、VENYが逃げる。
コーナーのVENYの足をつかむと、コーナー上で股を広げる作戦に。ここで精神的なダメージを負わせることに成功すると、今度は恥ずかし固めを成功させる。
VENYも「メリークリスマス!」と言いながらお返しで両足を開脚。アキレス腱固めに移行するがロープへ。
VENYはコーナーを上がるも、宮崎がデッドリードライブで投げる。VENYも雪崩式フランケンを狙うが、宮崎がコーナー上でこらえて持ち上げる。VENYはバランスを崩して場外へ。
ここから場外乱闘へと突入。場外でのエルボー合戦から宮崎がイスで殴打。さらに「持ってきちゃったー」とリング下に隠していた机をセット。VENYは寝かされそうになるも、これを逃れ、入場ゲートのほうまで乱闘は続く。そのまま二人は入場ゲートから姿を消したが、しばらくすると、台車に乗った状態で宮崎が恥ずかし固めをかけたまま再登場。セコンドが台車を押してリングサイドまで運ぶ。
宮崎は場外マット上でのブレンバスターを狙うがこれは逆に返される。さらにVENYが場外ケブラーダ。そして宮崎の顔面目掛けてイス攻撃。イスの座る部分が外れると、今度はその外れた部分でさらに宮崎の顔面へ一撃。このイス殴打の連続により、宮崎は流血に追い込まれる。
宮崎がエプロンまで上がると、VENYはラ・カチョーラで巻き付ける。そのまま顔面かきむしり。流血部分へ噛みついていく。そして宮崎の右足をロープに固定してコーナーからのミサイルキック。
さらにジャーマン狙いでバックに回ったものの、宮崎はコーナーで押しつぶそうとする。しかし、ここにレフェリーが巻き込まれてしまい、レフェリーが不在に。そのスキに宮崎はラリアットを放つと、場外にセットしたままのテーブルの上にVENYを寝かせつける。
そのままボディプレス狙いに行くが、VENYは「残念でした」と、トップロープの宮崎めがけてイスで投げつける。
逆にVENYが机に宮崎をセットすると、トップロープから場外へのダイビングセントーン。宮崎はこれをまともに食らって悶絶する。
リングへ戻ると、VENYはミサイルキック2連発。宮崎がドロップキックに行くところをVENYはドロップキックで捕獲。そして足を捕らえてのアキレス腱固め。宮崎は顔面を染めながらもなんとかロープへ。
VENYはその後も足攻めを繰り返し、ムーンサルトを狙ったが、これは剣山で自爆。ついにダブルダウン。ダウンカウントが数えられる中、両者がエルボーを打ちながら起き上がる。宮崎がエルボー連打。VENYも打ち返す。宮崎が強引にえびす落とし。
VENYが立ち上がりトラースキック。VENYがトップロープ。宮崎も迎撃にすぐさま追いかけ、雪崩式ブレンバスター。カウント2。今度は宮崎がムーンサルトを狙ったが失敗。VENYがバズソーキック3連発にも、宮崎はラリアットで対抗。
VENYはフライングニールキックから今度はムーンサルトを成功。カウント2で宮崎がはねのけると、起死回生で目突きからの首固め。これもカウント2で返すVENY。ならばと、外道クラッチから直伝デスバレー。
宮崎はこれまでのダメージからなかなかフォールに行けなかったが、それでも自力で駆け寄り、ついにはカバーするものの、3カウントは入らない。
VENYは再びフライングニールキックも宮崎はラリアットから再度、外道クラッチ。これも2で返すVENY。フライングニールキックが空振りになると、宮崎はベンゾ・ボム。2度目の直伝デスバレーもカウント2。

 宮崎は人差し指を突き上げ、3発目となる直伝デスバレーでフィニッシュとなった。
ついに決着となったリング上。宮崎はダメージが深く、なかなか起き上がれなかったが
それでもあんとか立ち上がると、まずは阿部由美子社長からベルトと認定証の授与。そしてようやくマイクをつかんだ。
宮崎「勝ったぞー! でもこれ、Xとかでみんな挙げてくれても私が敗者みたいに映るよね。一回りも二回りもVENYのほうが上だって悔しいけど、感じました。この間笹村に勝った時も思ったけど、30年近くプロレス界にいるけど、みんなどんどんすごくなっていって取り残されないように、私なりに頑張って進化を遂げてきたと思います。人生まだまだ勉強中なんで、(VENYに向かって)またよろしくお願いします。こんな私にも挑戦したいってやつがいたらどんどん上がってきてください」
この後、恒例のZAN1の結果発表に移り、二上会長がリングイン。
11月1日から投票開始したZAN1は、数年ぶりの開催となった。「1~3位は紙1枚くらいでひっくり返るくらいの僅差です」(二上会長)
10位 世羅りさ 120点
9位 宮崎有妃 127点
8位 桜花由美 148点
7位 櫻井裕子 155点
6位 SAKI 158点
5位 炎華 215点
4位 狐伯 224点
3位 田中きずな 268点
2位 清水ひかり 271点
1位 梅咲遥 278点
1位に輝いた梅咲は二上会長の呼び込みに慌ててリングへ上がる。
梅咲「高校のジャージ履いてきました。すいません(笑)。ZAN1、1位でした。投票してくださったみなさんのおかげなので、たくさん感謝したいと思います。これ(Reginaの)ベルト挑戦できる? やったー! ZAN1を取ったからにはベルトも取りたいと思います」
二上会長「いつやる? いつがいい? 一番近くて、1月1日、または2月4日の後楽園…これはチャンピオンに決めてもらいましょう」
ここで宮崎が2・4後楽園を選択。正式に両者の対戦が決定した。
二上会長「せっかくやから11位以下発表していい? 11位が青木でした。12位がチェリーさんでした。13位…広田やわ。(広田喜ぶ)14位が笹村なんやけど、1ポイント差でした」
最後は出場全選手がリングへ上がり、新Regina王者となった宮崎がマイク。
「2023年いろいろありましたが本当にありがとうございました。
大変なこと、いろいろありました。山あり谷あり谷ありでしたが、来年こそは山を登っていきましょう。入場前にカラミネンスの曲が流れると思ったらびっくりしました。(きずな&炎華に)おめでとう。
梅咲、次はReginaのチャンピオンシップ、よろしくお願いします。
(観客に)2024年、また来てくれますよね。2月4日の後楽園ホール着てくれますよね。今年1年ありがとうございました」
・バックステージ
宮崎「今の気持ちは…うれしいです。いま頭がボーッとしていて。でもすごくうれしいです。
VENYからとれたこともうれしいし、今年最後の大会でチャンピオンになれたこともすごくうれしいです。ありがとうございました。(VENYの強さは?)一瞬でも勝ちを逃さないあの目とか、私のほうが一瞬、血が出ると、目の前が真っ赤じゃなくて真っ白になるんですよ。一瞬、あきらめかけました。でも、ことごとく、本当はダメなんですけど、ハードコアのものを持っていってもVENYに使われて、情けないとかカッコ悪いなとかすごく思ってて。でもここで勝たないとカッコ悪いなと思って…あきらめずに。勝ててよかった。
(ZAN1の結果、梅咲戦も決まったが)GAMIさんしかZAN1の結果って知らなくて、教えてもくれないし、人気がある人を自分も想像してもし勝ったら次誰か想像してて、梅咲も1位になると想像していたんで2月4日、2日が私誕生日なんですよ、45歳の。そんな45歳の始まりの大会に負けるわけにはいきません。必ず勝ちます。ベルトってきずなとかもわかってくると思うんですけど、巻いたらゴールではなくつらいのはそれからだと思うんで、
これからも私らしく戦っていきたいと思います。(きずな&炎華の戴冠については)それは本当に考えてなくて(笑)、裏でセミの試合を音だけというか、自分も試合に集中してたんですけど、びっくりして、えーってちょっと笑ったりして。申し訳ないけど、100パーセントないと思っていたんで。どっちが勝ったんですか?(記者「きずな選手がが世羅選手に勝ちました」)えーっ! まさかのきずな。この間の初勝利したばかりですごくない? HEATクラッチ? うわー、すご。どっちかが勝つならほのかだと思っていました。それもきずなに対して失礼ですけど。本当に申し訳ないけど、変わるとは思ってなかったんで。waveの選手がなったんで、ずっと外にあったベルトが一気に集まることになったんで。私が勝ってハッピーエンドになると思っていたのに、その前にハッピーエンドが起きたので…私も負けられないと思いました。でも、奇跡が起きたんですね。これは奇跡です」
2023.12.17

『CHIBA WAVE Vol.14~2023FINAL~』

・入場式
 入場式の挨拶は炎華。「みなさんこんばんわ。今日は千葉大会お越しいただきありがとうございます。今日は1年間、月イチでやらせていただいていた千葉大会が年内最後になります。今日はカルッツ川崎の前のとても大事な試合で、SAKIさんと世羅さんのベルトに挑戦したいという気持ちを青木さん、関口さんにぶつけたいと思います。応援よろしくお願いします」と挨拶しての幕開けとなった。
1,CHIBA・Future wave(15分1本勝負)
〇梅咲遥(7分5秒、ラ・マヒストラル) 櫻井裕子●

 握手と見せかけ、まずは梅咲が首固めからマヒストラル。カウント2で返すと、続いてエビ固め合戦。いきなりの2カウントの攻防が繰り広げられる。
そこから、梅咲がフットスタンプ。櫻井はボディスラム。スタンディングのエルボー合戦から梅咲がドロップキック、弓矢固めへ。櫻井がロープへ手を掴む。
今度は、梅咲が客席へ向け、ロープに櫻井を張り付けると、「お客さんおはよー」と挨拶して、背後へのドロップキック。コーナーに櫻井を振ろうとするが、これは切り返され、コーナータックルを浴びる。櫻井はさらにもう一発タックルを打ってからコブラツイストへ。
これを梅咲がロープエスケープ。立ち上がると、フライングネックブリーカーで反撃開始、さらに低空ドロップキック。2カウント。続けて、ミサイルキックを打ち込むが、櫻井が追走式エルボーでお返し。タメのあるブレンバスターを決めるも2。
さらにドラゴンスリーパーで締め上げ、胴締め式に移行したが、梅咲も耐え抜きロープブレイク。
櫻井がランニング式のブーツからフェイスバスター。2カウント。梅咲のマヒストラルをつぶしてカウント2。そして再びドラゴンスリーパーを狙うも梅咲が体を1回転させ、フォールの体勢へ。これを櫻井は2で返したが、梅咲は即座にマヒストラルに固めて3カウントを奪った。
2,チャレンジwave(20分1本勝負)
△田中きずな&炎華(時間切れ引き分け)青木いつ希&関口翔△

 きずな&炎華がチーム・ホカクドウへ挑むチャレンジマッチ。なんといっても、12・24カルッツ川崎でのタイトル挑戦が保留となっているきずな&炎華だけに、ここで何かしらのアピールがほしいところ。きずなは入場すると、手首の飾りを忘れて青木からツッコまれる。
きずな&炎華には二上会長自らがセコンドに付き、何やら作戦会議。試合前、握手の時にさっそく「気をつけろよ」と二上会長がアドバイス。青木が大声シャウトの洗礼をきずな&炎華に浴びせる。セコンドの狐伯が喉をいやすために、水を渡そうとすると、二上会長は「水をかけろ」とツッコミ。「やめろー」と青木が返す。
試合開始。先発は青木と炎華。腕の取り合いからヘッドロック。炎華はヘッドシザースで切り抜ける。
続いてきずなと関口。きずながドロップキック。これに対して関口がセントーン。ここで炎華がアシストに入ると、ダブルのクロスライン。炎華がドロップキックを3連発。きずなは自らロープの反動を利用する際、青木にぶつかって外に落とし、関口だけの状態にしてからのドロップキック。さらに関口をロープに飛ばす際も青木にぶつける。再び青木は場外へ。
きずなはドロップキックを連発で浴びせると、関口も場外へ転落。戦場は場外へ。きずなは関口を客席のイスになだれ込ませる。「花道行け」と言う二上会長のアドバイス通り、きずなは花道へ関口を持っていくが、顔面をぶつけられて返り討ちに遭う。さらに、関口と青木がきずなと炎華を飛ばしてぶつけ合う。その間にリングアウトのカウントが続く。
しかし、リングアウト勝ちを狙えるはずが、関口がきずなをリングへ挙げてしまう。「めっちゃええヤツやん」という二上会長に「人の良さが出てしまった~」と反省する関口。
 気を取り直して、関口はコーナーで顔面踏みつけ攻撃。「顔はやめて」と連呼する二上会長。ここからサーフボードへ移行。「レフェリー、青木青木」と二上会長が気をそらしている間に炎華がカット。関口がきずなをコーナーへ持っていき、青木とダブルの顔面踏みつけ。
 青木に交代。青木がボディスラム。2カウント。逆エビへ移行すると炎華がカット。関口にタッチ。ボディスラムを放つが、きずなはエルボーでやり返す。関口もエルボーに行くが、これをすかさずワキ固め。青木がカット。続いてきずながエルボーに来たところを今度は関口がワキ固め。炎華がカット。ボディスラムからフォールも2。
関口が逆エビも炎華が背後からカット。きずなから炎華へカット。炎華は、関口&青木に向けてボディアタックを敢行。しかし、関口&青木がキャッチ。きずなが背中へのドロップキックで後押しして倒してからのフォール。カウント2で返されると、炎華はドロップキックを連発。さらにコルバタから低空ドロップキック。カウント2で返されると、今度は関口がボディスラムから逆エビへ。炎華がロープブレイクで脱出。
 関口が青木へタッチ。ヘアホイップ。コーナーエルボーからボディプレス。カウント2。青木が抱え上げるも、炎華がエビ固めに丸め込んで2。炎華はコーナーに追い込みエルボー。きずなも飛び出し、トレイン攻撃による連続ドロップキック。さらに青木をロープに振り、ダブルのドロップキック。炎華はSTFに固めたが青木はロープに。
青木は炎華の突進をエルボーで返すと大外刈り。トップロープへ上るがきずながカット。炎華も起き上がり、ダブルのデッドリードライブ。きずながミサイルキックを放つと、炎華もミサイルキック。カウント2。
青木がカウンターエルボーからのニードロップでピンチを脱出すると、関口へタッチ。セントーン。2カウント。炎華をロープに張り付けると、背後からドロップキック。2カウント。
 青木にタッチ。残り時間が少なくなるにつれ、「焦ってきたぞ、こいつら」と二上会長。青木はコーナーへ振るも、炎華はブーメランアタックからきずなにタッチ。きずながドロップキック3連発。15分経過。きずなはトップロープへ上がり、雪崩式の腕ひしぎ。関口が必死にカットに入る。
炎華も入り、青木にダブルのドロップキック。きずなが腕ひしぎで腕を取りに行くが、青木がクラッチを外さず。技を逃れると今度は青木が変形の逆エビ固め。炎華がカット。
 残り時間3分。カットに来た炎華を青木はエプロンへ追いやろうとしたが、ウルトラコルバタを食らう。場外へ出た青木に炎華はエプロンからプランチャでさらに攻撃。リングへ戻ろうとする青木を炎華が足を引っ張って阻止。エプロンまで青木が上がると、きずながドロップキックを決める。リングアウト勝ちも見えてきたが、カウント17でなんとか青木が生還。きずなはドロップキックからフォールに行くも2。炎華に交代。炎華がトップロープからのボディアタックもカウント2。残り1分。
炎華の突進を青木はエルボー。関口へタッチ。関口もエルボー。2カウント。炎華のエルボーを関口はワキ固めで返す。残り30秒。炎華がスクールボーイ、逆さ押さえ込みと丸め込んでいくも2。残り時間10秒を切り、関口が低空ドロップキックから強引にフォールも、ここで20分ドローとなった。
「いい人過ぎた―!」と関口。狂犬のごとく「ウ~、ワン!ワン!」と吠えて炎華を場外へ落とす青木。フラフラになりながらも、炎華はきずなの肩を借りて引き挙げる。きずな&炎華にとっては、価値のあるドローと言えた。
3.笹村あやめ推薦・CHIBA・メンズwave(15分1本勝負)
若松大樹(時間切れ引き分け)花見達也
※2AW提供試合。

 笹村あやめが推薦する男子の提供試合。まずは花見が客席へ「おっしゃー、千葉大会盛り上がっていくぞー!」と景気づけ。ロックアップからバックの取り合い。グラウンドへ移行する。花見がスクールボーイも2カウント。
花見がタックル。若松はエルボーからボディスラム。そして首筋へエルボー。首投げからギロチンドロップキックも2。
若松は再度、ボディスラム。サマーソルトドロップは不発となり、低空ドロップキックを浴びる。花見はローリングエルボー。コーナーに押し付けて「もっと熱くなろうぜ千葉!」とアピールして顔面ウォッシュ。そして対角線からの低空ドロップキック。チンロックからキャメルクラッチ。5分経過。サードロープからボディプレス、背後からドロップキック。さらにローリングエルボーに行くが2。
そしてコーナーでのエルボー合戦から花見が逆水平。若松がエルボーからドロップキック。抱え投げから背中へのドロップキック。さらにサマーソルトドロップ。2カウント。フライングエルボーからフェイスバスターも2。ここで花見を場外へ誘い出す。
若松は場外マットをどけて、パイルドライバー狙いも、花見がショルダースルーで返す。セコンドの青木が「場外(カウント)気をつけろ!」とアドバイス。カウントギリギリで、両者リング内へ。花見はミサイルキック。ここからフェースロックに捕らえる。若松がロープエスケープ。
残り3分。若松がフライングニールキックからミサイルキック。バックを狙うもこれは花見が回避。エルボーを打ち込むが花見は「聞かねえぞ」と手を広げる。さらに若松はエルボーを打ち込むが、花見はあえて首筋で受け止める。若松は「ゴツン」と鈍い音が響き渡るヘッドバットからジャーマン。これも2カウント。
残り1分。若松がトップロープへ上るが花見が雪崩式ブレンバスター。花見がスライディングDを決めるが2カウント。最後は炎天火を決めたところでドローとなった。
・インフォメーション
 二上会長がリング上へ。「的確なアドバイスでおなじみのGAMIでございます。(関口へ)人の良さが出て、ありがとうございます。関口の人の良さで今回、ドローになったと思います。(青木を見て)これから青木のセコンド付く人、水隠そうよ。そしたら『よろしくお願いします(絶叫シャウト)』なくなると思うよ」と青木に尋ねると、「みんな待ってると思いますよ。(館内拍手)これが民意です」と言い返す。「そしたら『よろしくお願いしますコントラよろしくお願いします』やろうよ、VENYと。負けたら1年間、『よろしくお願いします』禁止で(笑)」という提案に青木は「絶対やりません」と頑なに断った。
 そして、12・24カルッツ川崎の情報へ。「1列目の記念品は、おそらく他所の団体よりはかなり豪華なものが入っていると思います」とまずは、耳寄りな情報から。「『これとこれとこれを特典に入れようと思うねん』って言ったら、『そんなにいれるんですか』って桜花さんにイラッとされるという(笑)。カルッツ川崎は全部で22か24人の選手が出ます。暇な人を見つけて、誘って来てください」とPRした。
 さらに久々にカルッツ川崎よりDVDがリリース。今回は2023年のCATCH THE WAVE
を公式戦から決勝まで完全収録したもの。「収録は、10時間しゃべりっぱなしでした。2枚組でゲストが狐伯、きずな、炎華、SAKI、梅咲、櫻井です。みなさま楽しみにしていてください。一番しゃべったのは梅咲遥です」と、収録状況を明かすと、「みんな買ってください―」と梅咲もPRした。実況は泉井弘之介、解説は二上会長が務める。
 さらに、「いま新人、事務所スタッフ、リングアナ、レフェリー、バスの運転手とか募集しています。あとちゃんすの従業員も募集しています。誰か興味ある人いましたら、HPの新人募集から応募してください」と告知。そして、年末にベントについて。「12月30日、忘年会を開催します。撮影会もあります。1時間で、コスチュームとか…桜花さん、ビキニ撮影はないよね?」「二上さん、着てください」「マジで? 行くよ」と桜花社長とのやり取りも。果たして当日はどんな衣装での撮影となるか? なお、同イベントはFC会員は料金が割引となり、新規会員は3月31日までは入会金無料となっている。そして、新人募集にも言及。「新人募集は若い子が欲しい。かわいくなくてもいいです。募集は15歳から29歳までになっていますが、できれば10代が欲しいです。もう一回言います。10代が欲しいです。今日、メンズの見てていいなーって思っていたんですけど、あんな感じで、男子の団体のイキのいい子を1試合やるのもいいのかなーって思っています」と付け加えた。
4,CHIBA・スクランブルwave(20分1本勝負)
世羅りさ&〇SAKI(9分52秒、チョロイルド)米山香織&チェリー●

 12・1新宿大会では、まさかのきずな&炎華からの挑戦アピールを受けたSAKI&世羅。ベルトを持って入場してきたカラミネンスに、米山は「今日、ベルトかけないのー?」とツッコむ。「やるわけないだろ」という世羅だが、ここでゴキゲンBBAが奇襲をかける。SAKIを捕らえると、クロスラインからのゴキゲンBBAポーズ。そして、米山は「くらえ、デコピーン!」と今はやり(?)のデコピン攻撃。これにSAKIもチョキパンチでやり返す。
 SAKIは米山をコーナーに追い詰め、お返しのデコピン連発。「よくもデコピンをしてくれたな」と世羅もデコピンでお返し。
さらに世羅&SAKIによるデコピン攻撃は何度も続き、「100回くらいやられた」と米山がぼやく。米山はモンゴリアンチョップで巻き返しを狙うが、世羅はこれを防ぐと、モンゴリアンの腕をつかんだまま、アームホイップ。世羅からSAKIへ交代。SAKIがサーフボード。ダイヤル固めで回して行く。再び、SAKIから世羅へ。米山が匍匐前進状態で自軍のコーナーへ向かうが、世羅はあえて泳がせておいて、チェリーとタッチ寸前のところで髪をつかんで阻止。そして世羅&SAKIでカンパーナの競演を決めた。
続けて、カラミネンスはクロスラインを狙ったが、米山はこれをすかすと、ダブルのグルグルパンチからダブルのアームホイップを決めて危機を脱出。そしてチェリーへジャンピングタッチ。チェリーが二人めがけて、ダブルのフライングネックブリーカーから世羅へ変形足四の字。SAKIがカット。そのSAKIの両手をチェリーがつかむと、世羅をロープに飛ばしてクロスラインを強引に完成させる。SAKIを強引にフォールさせてその上にニーを落とすも2カウント。
今度は、チェリーが世羅へチョーク攻撃から足を踏みつける。世羅はセラリズムバスターで投げて流れを変えSAKIに交代。SAKIはカウンターキック。チョキパンチを繰り出したが、チェリーはグーパンチで対抗。Tommyレフェリーに注意を受ける前に自ら「アウトー!」のポーズ。SAKIがチェリーへランニング式のビッグブーツを決める。世羅も飛び出し、米山をコーナーへセットすると、それぞれが対角線に走り新幹線アタックと水平ニーを放つ。さらに同時にニースプラッシュを落とす。
チェリーは回転してSAKIの関節を捕らえに行くが、世羅がカット。ならばと、ダブルのどっこいしょ。続けて、米山によるコーナーセントーンからチェリーがチェリトーンボムを投下。カウント2。
 このチャンスにチェリーは米山へ「しっかり持ってろよ」とアピールしてからの熟女でドーン!は誤爆。その間に、SAKIがチェリーの腕を引っ張りそのまま、チョロイルドへ移行して3カウント。カラミネンスがWAVEタッグ王者としての貫禄を見せつけた。
すると、ここで館内に炎華のテーマが鳴り響く。
きずな&炎華が、12・1新宿大会と同様、エプロンでのウサギポーズ。そして今回は二人とも、COLOR’Sのジャージ(上)を着ている。
二上会長がマイクを握る。「二人がマイクアピールしても、『船場吉兆』の女将っぽくなるので、私が代弁します。オイ世羅、ベルトに挑戦させろ」。
 これに対して世羅は「プロミネンス興行に出てもらった時に、ここ千葉で勝ってからと言ったはずだよな、それ覚えているか?」
再び二上会長。「おい世羅、勝てとは言われたけど、今日は負けてないからな。それにCOLOR‘Sのジャージ着てきたらすぐに挑戦させるとSAKIのXに書いてあったぞ」
二人がジャージを着ているのを見たSAKIは何の迷いもなく、「いいよ」と即、快諾。こうして12・24カルッツ川崎は正式にタイトル戦となった。「言っとくけど、セコンド付くからね」と二上会長。「せっかくかわいいから、4人で写真撮ろう」とSAKIが提案。記者会見時の記念撮影のようなポーズで、最後を締めくくった。
5,CHIBA・wave of 3wave(時間無制限1本勝負=場外カウントなしルール)
〇宮崎有妃(8分、体固め)旧姓・広田さくら●
※FFD。もう一人は狐伯。


 広田は入場時にクマのポシェットを掲げて入場。中には車の免許証と鍵が入っているのか? 早くもただならぬ予感が…。広田は3選手がリングへそろうと、客席へ向かって「みなさん、やはり2023年ラストの千葉で純粋なwaveの試合で、30分じゃ足りませんよねー! 今日は無制限1本勝負しましょうよー。もう、準備万端なんですよ」と提案。あわてて二上会長が、「おい、やらんでええ、30分(1本勝負)!」と発表通りのルールで行こうとするが、宮崎も「場外カウントなし」とアピール。
広田は「いつでも行ける準備はしてます!」と頑なに要求。「あかんあかん」とエプロンに上がる二上会長。しかし、広田がもう待てないとばかり、ダッシュで扉のほうに向かう。セコンドや二上会長があわてて止めに行く間に、宮崎が「この試合は場外カウントなし、無制限で行ないます!」と本部席のマイクを持って宣言。さらにゴングを打ち鳴らし、強引にルール変更してしまった。広田はセコンド総出でリングへ戻され、ポシェットは没収される。
まずは、広田が宮崎と狐伯へダブルDDTからダブルボ・ラギノール。すると、コスチュームの中から、もう一つのポシェットが飛び出し、免許証を見せつけ、「行くぜー」とアピールする。
宮崎も後押し。桜花社長が割って入り、ビッグブーツを宮崎に命中させる。
その間に、外へ出ようとする広田にはセコンドが阻止して、リングへと連れ戻す。まるで、ランバージャックデスマッチのような様相に。
その間に、外へ出ようとする広田にはセコンドが阻止して、リングへと連れ戻す。まるで、ランバージャックデスマッチのような様相に。
再び試合続行。宮崎と狐伯エビ合戦に広田がジャックナイフ固めで二人を固めるも2。
広田は「ラスト千葉行くぞー!」と腕を取り、ロープ渡り。しかし今回は、揺らされてもロープ上でバランスを取り「セーフ」のアピール。
宮崎が広田を外へ落とそうとするが、ロープを尺取り虫のように横へ渡り歩く。ならばと、正面から狐伯がドロップキックで場外へ落とす。リング内は宮崎と狐伯、宮崎は抱え上げるが狐伯が回転してエビ固め。2カウント。低空ドロップキックからDDT。
しかし、宮崎はドロップキックをすかすと、再び抱え上げる。すると、狐伯は抱え上げられたまま、宮崎の腕を十字に取り、ギブアップ狙い。ここで蘇生してきた広田が、狐伯にボ・ラギノール。狐伯は悶絶しながら崩れ落ちる。
宮崎は広田を捕らえて、シーソープレスの姿勢へ。そして、わざと標的のいないところに飛んでいかせる。そして、狐伯を捕らえて広田めがけて、シーソープレスを狙うが、これは広田がかわして自爆。ここで倒れ込む二人に、広田が二段式のボ・ラギノール。
狐伯は宮崎へジャパニーズレッグロールに行くも2。広田も割って入り、3人によるエビ固めの応酬となるが、どれもカウントはすべて2。宮崎は二人へダブルのラリアット。続けて、狐伯へムーンサルトを狙ったがすかされて失敗。宮崎は狐伯を抱え上げるが、足をバタつかせ、バランスを崩れさせる。
狐伯はエプロンへ避難。広田は宮崎へボ・ラギノールを狙ったがかわされ、エプロンの狐伯へ命中。狐伯は場外転落。宮崎と広田は壮絶なエルボー合戦。ともにフラフラの状態に。しかし、ともにFFDへ行きそうで行かず。
体が触れ合いそうになるが寸前のところで両者が回避する。これがしばらく続いたが、ついに両者の体が触れ合い、宮崎が広田に乗っかりFFD。これで3カウントが入った。
試合タイムを知り、「おい、8分やぞ。30分でよかったじゃないか」と二人にクレームを入れる狐伯。試合時間は8分ジャストだった。
 最後のマイクは勝者の宮崎。「本日はwave千葉大会ご来場、ありがとうございました。千葉大会はいったん、今年は最後なので、出場してくれたメンバー、上がってください」と全選手をリング上へ招集する。
「2023年、今年1年月イチで千葉大会をやっていきましたが、いったんラストになります。そのメインで狐伯と広田と死闘と繰り広げ、私が勝利しました。とてもとても厳しい試合でした。勝てて本当に良かったと思います。私が好きなプロレスは明るく楽しく激しい試合です。24日のカルッツは私とVENYのチャンピオンシップが行われます。私の信念である、明るく楽しく激しい試合で最後に勝って、手を挙げて終わりたいと思います。来てくれて本当にありがとうございます。2AWの笹村の推薦してくれた試合どうでしたか。ちゃんと見れなかったので、あとで配信で見て笹村にお礼を言いたいと思います。おい、きずな、来い、でこぴんしたるわ。こいつ、コスチュームすぐ忘れるんですよ。それで、ツイッターで次忘れたら、デコピンと言ったので(笑)。行くよ、もうコスチューム忘れるなよ」と手首の飾りを忘れたきずなへデコピン。
強烈な一撃を食らったきずなは笑顔。最後はみんなの笑顔で締めくくりとなった。次はいよいよ12・24川崎大会へ。