2020.02.01

「NAMI☆1~Feb.~’20」

1、成人の儀wave(10分1本勝負)
△川畑梨瑚(時間切れ引き分け)Maria△


昨年7月に二十歳になった川畑梨瑚と、今年3月に二十歳となるMaria。同学年で同期デビューの2人が第1試合で激突。

試合はMariaが握手を拒否してゴング。腕の取りあいでスタートとなる。そこからMariaがヘッドロック。これをロープに飛ばして脱出した川畑。アームホイップの掛け合いからカバー合戦に。続いてMariaがヘアホイップ。川畑もやり返していく。
意地の張りあいのなか、川畑が串刺しドロップキック、キャメルクラッチで捕獲。すると川畑が「みなさん、動画の準備はいいですか!」と10秒だけ動画OKのNAMI☆1特典を利用して鼻フック。さらに「今度はアップでいきます」と張り付け鼻フックでファンサービス。そして張り付けドロップキックでカウント2。
一方のMariaはケンカキックで反撃に転じると、川畑の顔を踏みつけていく。そして、張り付け返し。残り時間が少なくなるなか、エルボー合戦。そこになぜか「奇跡」のテーマ曲が!? すると花道から旧姓・広田さくら&宮崎有妃が登場し、「ただいまから成人の儀をおこないます」と野中リングアナ。
リングインした宮崎は迷うことなく川畑に恥ずかし固め、広田はMariaにボ・ラギノールを決める。さらに宮崎はMariaにも恥ずかし固めを決めて、成人の儀が終了!?

試合が何事もなく再開され、エルボー合戦。走るMariaに川畑が追走してドロップキック。Mariaもお返しする。キックアウトされるとワキ固めで捕獲するMaria。これを川畑が脱出して逆エビ固めへ。ニアロープとなると、ここで川畑は619、ノーザンライトSHでカウント2。ならばとMariaもカウンターの首固め。ここから丸め込みの応酬となり、そのままドローを迎えた。
2、から騒ぎwave(20分1本勝負)
朱里&○進垣リナ(12分27秒、SBTロック)桜花由美&林亜佑美●


前回の新木場大会に引き続き、桜花由美はアクトレスガールズの林亜佑美とタッグを結成。今大会ではレジーナを視野に入れている朱里と、2AWの若手・進垣リナとの対戦となった。また林と進垣は同期デビューとなり、2人の意地の張り合いにも注目だ。

試合前から「わっしょい!」を連呼する林に対して、朱里は「ヤバい奴いるぞ…」と警戒。その林が先発し、朱里の前で「わっしょい!」を連呼。桜花も「わっしょい!」に参加すると、つられて朱里も「わっしょい!」に合流。あまりにノリノリだったため、逆にお仕置きされるハメに。
反撃に転じた朱里は「イチイチ『わっしょい!』言ってんじゃねーよ!」と林にサッカーボールキック。続いて進垣が出ていき、林にリストロック。さらに朱里は腕十字を狙う。耐えられると、進垣も腕十字で捕獲する。いずれも耐える林に、朱里はブラ下がり腕十字。
劣勢の林だったが、なんとかクロスボディー放って桜花とタッチ。桜花は朱里&進垣にフェースクラッシャーを決めると、串刺しビッグブーツで逆襲。続いて朱里のミドルキック、桜花のビッグブーツがラリーとなる。
交代した進垣が桜花にドロップキック。カウント2。桜花もボディースラムでやり返す。2発目を狙うが、進垣が堪えてチキンウイングで捕獲する。

スタンド状態で桜花がロープに逃れてビッグブーツでお仕置き。タイガーSHの体勢。堪えられるとクロスアームDDT、カカト落としでカウント2。そして林と交代。

林はドロップキックで追撃。キックアウトされると水車落とし、クロスボディーへ。いずれもカウント2止まり。

一方、進垣も林の串刺し攻撃をかわして、腕蹴り。そしてフェースクラッシャーからのワキ固め。慌てて桜花がバックドロップでカットする。

攻勢に転じた林は丸め込みを連発。桜花のネックハンギングボムからのジャックナイフエビ固めもカウント2止まり。
進垣も串刺し攻撃で流れを変えると、朱里のハーフハッチを挟んで、ダイビング・ボディーアタックを投下。カウント2。桜花は進垣の上に林を投下したが、これは自滅。このチャンスに朱里のランニングニー、ダブルのアームブリーカーを挟んだ進垣がSBTロックで捕獲し、ギブアップを奪った。
3、スクランブルwave(20分1本勝負)
△野崎渚&笹村あやめ&有田ひめか(時間切れ引き分け)彩羽匠&優宇&響△


レジーナを戴冠し、追われる立場となった野崎渚。今大会では2AWの笹村あやめ、アクトレスガールズの有田ひめかと組んで、マーベラスの彩羽匠&響、EVEの優宇と対戦した。

前王者でもある彩羽と野崎のレジーナを巡る「その後」のストーリーに注目が集まるなか、試合は笹村VS彩羽でスタートとなる。観客の声援は笹村がじゃっかん上。喜ぶ笹村だったが、彩羽がソバットで黙らせる。串刺し攻撃を狙う彩羽だったが、笹村がアームブリーカー。しっかりやり返して両者タッチ。
野崎は響にブレイジングチョップを連発。ブレーンバスターでカウント2。リバース・インディアンデスロックで捕獲し、鎌固めへ。耐えられると、カーブストンプを放つ。
かわるがわる響をいたぶる野崎組。ローンバトルを強いられる響だったが、野崎にショルダータックルを放って反撃の糸口を作ると、野崎のビッグブーツをかわしてショルダータックル。そしてようやく彩羽とタッチ。
彩羽はキックで攻勢に転じ、野崎の上に優宇を投下。野崎もカニばさみで攻守を入れ替えビールマンキック→おしゃれキックと流れる攻撃。だが、ビッグブーツはカウント2。続く有田がランニングニー!

一方、彩羽もトラースキックから走るが、有田がラリアット。今度は有田がロープに走るも、彩羽がトラースキックで迎撃し、顔面ドロップキックにつなげる。
続く優宇が有田にセントーン。旋回式サイドバスターからセントーンを投下。これを寸前でかわした有田が笹村とダブルの攻撃(ショルダータックル&ドロップキック)で競演する。

流れを掴んだ有田が優宇に逆エビ固め。耐えられるとショルダータックルを放ち、笹村と交代。笹村のエルボーと優宇の逆水平チョップがラリーとなる。さらにエルボー合戦となり、笹村が背負い投げ。後頭部へのニー、低空ドロップキックでカウント2。串刺し攻撃を狙う笹村だったが、優宇が反撃の串刺し攻撃。キャノンボールはカウント2。
続いて響が出ていき、笹村にブレーンバスター。カウント2。走る響に笹村がバックエルボー。回転エビ固めで攻勢に転じると、ミサイルキック、大外刈りでカウント2。

代わった野崎がランニング・ダブル・ニーアタックで飛び込んで行く。カウント2。ノアールランサーを放つも、彩羽がカット。ならばと野崎はドルミルⅢへ。これも彩羽がカットに入る。

再三のカットに怒った野崎が「出てくるな!」と彩羽にビッグブーツ。だが彩羽も応戦! その間に復活した響が野崎にミサイル発射。
残り3分から、響が串刺しスピア3連発。カミカゼからダイビング・セントーンでカウント2。両軍入り乱れての混戦のなか、有田のラリアットが野崎に誤爆。このチャンスに響はヘッドバットから走るも野崎がカウンターのビッグブーツ。すかさず放ったノアールランサーは彩羽がカットに入る。

残り1分から響がスピア。押さえ込みを連発する。残り30秒となり、彩羽がハイキック。響がスピアで突っ込むも、野崎の足がロープにかかる。追い込まれた野崎だったがビッグブーツ2連発でお返し。これも彩羽がカットする。走る野崎だったが、響がスピアで飛び込んだところで時間切れを迎えた。
試合後、彩羽がマイクを握る。

彩羽「野崎さん、自分、レジーナをもちろんこれからも狙い続けますよ。でも、前回のwaveさん、そして今回の試合、響、行かせてもいいんじゃないですかね? お客さんどう思いますか? 見たい? いまなら行けるよね、響! ほら」

野崎「はい×6、確かに。今日も、こないだも、確かに響、勢いあったと思います。ただお前は顔じゃねーんだよ、まだ×4。そうだ明日、アタシとシングルだよね? 新潟でアタシとシングルマッチあるよね? アタシとアンタの差、5分で見せつけてやるよ」

彩羽「えええええええ! ちょっと待って5分かーーー。5分、いまレジーナ5分って言いました? ちょっと待てよ。自分、前レジーナですけども、3分半でアナタのこと仕留めましたよね? それなのに何、5分とか甘いことい言ってるんですか! 3分でしょ。3分で仕留めきれなきゃ……」

響「ちょっと待ってください! まず、なんでウチが負ける前提なんですか。頭おかしいでしょ? 逆、逆! ウチが3分でお前に勝ってやるよ。そしたら、ここで何か文句言わなくていいでしょ。はい、それで終わり。お願いします」

野崎「面白いこと言ってくれるじゃーん。いいよ、いいよ、3分で! 3分でお前のこと締め落としてやるよ。だから、もし1秒でも3分をオーバーした場合、タイトルマッチやろう。どうですか?」

響「やってみろよ」

野崎「お前も彩羽みたいにムカつくな! オーケー、オーケー。明日の結果次第でもしかしたら初防衛戦が決まるかもしれないので、みなさん、ちょっと遠いかもしれませんが、新潟、見に来てください。ありがとうございました」
4、メモリアルwave~COUNTDOWN LONG BEACH・196日~(15分1本勝負)
○高瀬みゆき(11分9秒、片エビ固め)HIRO’e●
※ラリアット


8・16後楽園で引退することが決まっているHIRO’eが、元パートナーの高瀬みゆきとシングルで対戦。2人はかつて「エスペランサ」という名前のタッグを結成しており、場合によってはこれが2人のラストシングルとなる可能性が高い。

ゴングと同時にHIRO’eがドロップキック。ショルダータックルで先制する。サーフボードストレッチで捕獲。耐えられるとロングビーチへ。高瀬が堪えると、張り付けドロップキックで追撃するHIRO’e。
4、メモリアルwave~COUNTDOWN LONG BEACH・196日~(15分1本勝負)
○高瀬みゆき(11分9秒、片エビ固め)HIRO’e●
※ラリアット

8・16後楽園で引退することが決まっているHIRO’eが、元パートナーの高瀬みゆきとシングルで対戦。2人はかつて「エスペランサ」という名前のタッグを結成しており、場合によってはこれが2人のラストシングルとなる可能性が高い。

ゴングと同時にHIRO’eがドロップキック。ショルダータックルで先制する。サーフボードストレッチで捕獲。耐えられるとロングビーチへ。高瀬が堪えると、張り付けドロップキックで追撃するHIRO’e。
高瀬はチョップとエルボーで押し込み、張り付けラリアット。ブレーンバスターでカウント2。トルネードえびすもカウント2。ならばとラリアットを放つが、カウント1で返すHIRO’e。

反撃に転じたHIRO’eがカウンターのスピア。さらにもう1発スピアを放つと、投げっぱなしジャーマンを連発。ぶっこ抜きジャーマンでカウント2。

高瀬はパワースラムで攻守逆転。コーナーに向かうとHIRO’eも追う。投げ落とした高瀬がセカンドからのギロチンドロップ。カウント2。
HIRO’eも粘り、カサドーラ、裏カサドーラでカウント2。ラリアットで流れを変えたい高瀬。トルネードえびすにつなげるも、HIRO’eが切り返しカウント2。だが走るHIRO’eに高瀬がラリアットを放って3カウント。

試合の内容に納得がいかなかったのか、高瀬は地声で「HIRO’e、もう1回本気でやれよ! 夏までにもう1回、HIRO’eから勝つ!」とアピール。HIRO’eは無言で退場。引退までに2人の再戦はーーー?
5、WWWD世界エリザベス選手権試合(60分1本勝負)
<挑戦者>○旧姓・広田さくら(13分37秒、ジャックナイフエビ固め)井上京子●<王者>
※京子が2度目の防衛に失敗。広田が第3代王者となる。もう1人は宮崎有妃


1・17新木場で、旧姓・広田さくらが井上京子の持つエリザベス王座に挑戦表明し実現した、今回のタイトルマッチ。

エリザベスとはディアナが管理するベルトで、40歳以上のレスラーのみが挑戦できるタイトルとなる。過去に広田は2度挑戦。今回、広田がベルトを戴冠すれば三度目の正直となる。またこのタイトルの面白い点は3WAYという形式のため、必ずしも王者の京子から取らなくても、とにかく勝った人が王座を獲得できるところ。作戦次第では広田にもチャンスがあるなか、そこに加わるのが宮崎有妃だった。もし宮崎が現在のパートナーである広田と手を組めば、京子にとっては圧倒的に不利な状況となり、NEO時代をともに過ごした京子と共闘すれば、広田に窮地が訪れる。宮崎がどちらに転ぶかが、この試合の焦点と言える。
京子は広田との握手を避けて、ゴング。まずは3人での力比べ。京子が圧倒的な強さを見せると、奇跡が共闘路線。しかし京子がダブルハンドのラリアット! かわした広田だったが、あまりの迫力に怯えた様子。

それを見た宮崎が「こんなに怯えてる広田。見たことない…」と、孤軍奮闘。京子に対しショルダータックルを連発するが、京子が競り勝つ。今度はそれを見た広田が「卑怯だぞ!」と言いがかりをつけるが、京子がブレーンバスターに切り返す。
ここで広田はいつものロープワーク。京子が立ち上がり「タイトルマッチでふざけてんじゃねーよ!」と不機嫌になるも、広田は「私はふざけたほうが真剣なんだよ!」と一歩も譲らず。すると京子はあっさり仰向けに。思う存分、広田が高田純次を敢行するも、京子がダブルフットで迎撃。

すると広田は「ということは、お前がやるということかーーーー!」と京子に振る。ベテランゆえに広田ワールドに足を踏み入れた京子が走るも、場外から宮崎が足をすくって妨害。ここで宮崎は京子に恥ずかし固めを狙う。しかし京子のカラダを支えられずに失敗。広田にアシストを求めるも、2度目の失敗。
珍しく揉める奇跡に、京子が「メインイベント!」と怒ると、宮崎が広田にコーナーに「登れ!」と指示を出す。だが、ここで広田は犬神家の体勢。思わず宮崎は「違うだろ!」と突っ込んだが、広田も負けずに言い返す。

再び口論となり、日頃の鬱憤をぶつけあう奇跡の2人。「殴るぞ!」とつかみ合ったままバックステージへと消えていく。

何もわからぬ京子がリングでポツン!?
するとセコンドの林がお得意の「わっしょい!」で会場を盛りあげる。そんななか奇跡の2人がグリーンミストの相打ちを経て、リングに生還。
京子は奇跡にラリアット。しかし、広田が京子にボ・ラギノール。そしてロープ渡りへ。カットに入る宮崎もまとめてホイップする。

ならばと京子&宮崎でダブルのブレーンバスター狙い。切り返した広田が2人にボ・ラギノール。場外に落ちると、トペ・スイシーダで追撃する。
さらに広田はミサイルキックを宮崎に発射。宮崎も片足ドロップキックで反撃にかかると、広田がサクラライトでカウント2。混戦となるなか、京子が宮崎にロメロスペシャルを狙うが、広田がときめきメモリアルで未遂に終わらせる。そこからコーナーに向かうが、今度は宮崎が広田にリップロック。ここに京子が加わり雪崩式ブレーンバスターを敢行する。
策士・宮崎は広田からフォールを奪って勝つ作戦に変更。ムーンサルトの体勢に入るが、京子がパワーボムで阻止。宮崎をカバーするも、そこに広田がジャックナイフで飛び込み京子をフォール。ここでまさかの3カウントが入ってしまった!?
◎エンディング
広田「ありがとー!×2 まず、みなさんに感謝と、対戦相手に感謝と、あと子ども達! あっ、控室にいるみたいで。まさか私が取れると思ってなかったみたいで。みなさん、ありがとうございました! ありがとうございます。こんなさ、もうさキャリアもさ、ベテランになってさ、年もさもう4月で42になりますよ。そうなの、見えないでしょ?よく言われるぅ。子供2人も産んでお母さんになって、育休とかやってそれでもチャンピオンになりました! みなさんの応援のおかげです。(子ども達がリングへ)ママチャンピオンになったよ(子供が『おめでとう』と言うと、会場からは拍手が沸き起こる)。子供からどんぐりもらいました。(会場がなごやかな雰囲気に)こんな風景のwave、そして私を温かい拍手でいつも見守って応援していただき本当にありがとうございます。こういう光景でリングに上がれるのも、新しい時代なんだなと思います。まだまだ若い勢いもありますけれども、こんな私たちも頑張っていますので、これからもお願いします。チャンピオンの私を応援してください。このベルトの挑戦には条件があります。40オーバーの選手、我こそはとこの母のパワーに勝てるぞという猛者、もしいたらジャンジャン私の前に立ちはだかってください! いつでもやってやりますとも、3人いないとダメなので、2人以上の希望者望む。よろしくお願いします」
桜花「おい広田、ここにいるよ。おいコラ! 広田! ここにいる。アタシ、4月4日で41になるんですけど。このベルト欲しいんだよねー」

広田「諦めないよねー」

桜花「諦めないよ!」

広田「諦めないのよ、この人。わかりました。やると言った以上は楽しくこのベルト、競って闘いましょう」

桜花「よろしくお願いします」

広田「でも、もう1人いりますからね」

桜花「ウチにはもう1人、いるじゃないですか(と宮崎を見る)」

広田「そんなの永遠に3人でやることになるじゃないですか! もっと表に向けていきましょうよ!」

桜花「そうですね(笑)」

広田「今日は名乗りをあげたということで、私ちゃんと覚えておきます」

桜花「お願いします」

広田「良きときが来たら、やりましょう」

桜花「よろしくお願いします」
広田「それではこのお祝いムードのなか、もう1つお祝いがあります。今日、私が対戦したパートナー・宮崎さん、明日、誕生日でございます」

すると恒例のバースデーケーキが登場。宮崎がロウソクの火を消すと、広田が顔面ケーキで祝福。

宮崎「ありがとうございます。明日で41になります。デビューから引退してなければ25周年なんですが、偉そうに25周年の大会をやろうと思ったんですが、さすがにちょっと気まずくて。永島とか加藤、里村みたいにやりませんが、気持ちは25周年。いままで楽しかったですし、これからももっともっとwaveを盛りあげていきたいと思います。応援よろしくお願いします!」

広田「それでは二冠のチャンピオンになりました私が、本日締めさせていただきます。野崎もさっき言ってましたけれども、私たちはこれから明日、新潟で大会があります。来れる人も来れない人も引き続き、近い人、遠い人、応援よろしくお願い致します。今日の波は最高だったかー!? 今日も広田は最高だったかー!? 今日の広田は凄い最強だったかー!? これからもwaveを見に来るかーー! ありがとー、これがー、waveだーーーーっ!」
◎広田バックステージ
——おめでとうございます。
広田「ありがとうございます」

——シングルのベルトというのははじめてに近いと思うのですが。
広田「そうですねシングル……といっても、まあそうですね。3WAYで取った……そうですね! シングルのベルト、はじめてですね。ああ……。はじめてです。もう本当に段ボールで作って。人生、何があるかわからないっていうことですよ。やり続けることですね。はじめてだ。嬉しい」

——そういうこともあってお子さんをリングに上げたのかと。
広田「いや。何も考えてなかったですね(苦笑)。ベルトが2本になる。双子だから持たせたい、みたいな」

——(シングル王座が取りたいという)欲のなさがよかった?
広田「そうなんですかね。あまり貪欲になりすぎずに、やったというところでしょうか」

——でも京子選手から取ったというのは意味がある。
広田「はい。価値があるし、意味があると思います。京子さんから取りましたからね。本当だったら宮崎さんからでもよかったですからね」

——試合が終わってからは桜花選手が早速、名乗りをあげてきたが?

広田「正直ね、桜花さんは絶対言ってくるだろうなと思いました。それは別に私が取らなくても、誰かが『誰でもかかってこい!』みたいなのを言ったら、『行きます(桜花のモノマネ)』って思ったんですけど、案の定、来ましたね」

——他団体にもアピールしていきたいような発言もあったが。
広田「そうですね。他団体というか、これは条件を満たす人が限られるので、そのなかで我こそは!はという人は誰でも。私が持ってるということで、広田にだったら挑戦できるかも?みたいな風に間口を広げるところではあるとは思うんです。やっぱりどうしてもジャガーさんだったり、京子さんだったりが持ってると、そこまでいかない40代くらいの年齢とかキャリアの方が、40越えてるけど、そこに直接挑戦表明するのはなって思う人たちが結構いると思うんですけど、まあ私が持つことで、ある意味、いい意味でハードルが下がったというか。だからこのベルトを私が持つ意味だと思うんですよ。私が持っている間に、いろんな40代と。50代と。60代と? 40代以上であれば何歳でもいいんで」

——どんなチャンピオンロードにしたいとか、どんなチャンピオン像を描いている?

広田「あのね、やっぱりね40過ぎのオバちゃんたちの闘いって、スピード感はそんなないだろうし、初々しさもないんですけど。コミカルでは私が持っているっていうのがあって、若い子には出せない、若い子の雰囲気は出せない。私たちの人間くさいというか、人生そのものの闘い方っていうのを見せていきたいと思います」

——いまの気持ちを誰に?
広田「やっぱり産んでくれたお母さん。ベルト取ったよ、ありがとー。お母さーん。セツコありがとー」