2020.02.23

「Sunday WAVE vol.37」

◎オープニング
大会前に選手入場式がおこなわれ、選手を代表して旧姓・広田エリザベスさくらが挨拶をおこなった。

ザベス「こんばんはー! ありがとうございます。えー、2冠になりました。旧姓・広田エリザベスさくらでございます。よろしくお願いいたします。ありがとうござぁーます×2。(エリザベス仕様の口調を指摘されると)トーンがちょっとね、そうなりますよね(苦笑)。このエリザベスのベルト、WWWD世界エリザベス選手権のベルトの保持中は、私は旧姓・広田エリザベスさくらと改名して、活動することになりましたので、みなさんよろしくお願い致します。名前が長くなったんですけども、なんてみんなが呼ぶのが大事かなって思うんですけど、『ザベス』で統一でよろしくお願いします。ザベスって言ってみたいでしょ? ザベスって。(観客から『ザベス!』の声が飛ぶ)ありがとう×2、ありがとうございます。えっともう1つね、最近のwaveで新しい試みで、当日の対戦カードをお席に置いております。なぜかっていうと、裏側に今後の大会が載っているからです。それをちゃんとみなさん持って帰ってください。で、よく見て。4月12日の大会のチラシが、今日の当日のカードの裏に載っているわけですよ。ね! これ見てよ、これ。4月12日、私の誕生日なんですけど、めっちゃ小さいんですよ。社長権限で。(桜花が文句を言うと)そうやってナンクセつけてくるでしょ? エリザベスですけど、こういう扱いですよ、私は! もう闘いははじまっているんですよ。だから記念にみなさんちゃんと今日持って帰って、そしてザベスを今日は存分に応援してください。ではみなさん、ザベスって最後に一緒に……(笑)。本日、全5試合、選手一同、頑張りますので、応援よろしくお願いします! ザベスー!」
1、ヤングwave(20分1本勝負)
○Maria&松井珠紗(9分18秒、腕固め)林亜佑美●&久令愛

waveにとって欠かせないヤング部門。今大会にはマーベラスからMaria、アクトレスガールズから松井珠紗と林亜佑美、そしてPURE−Jから久令愛がそれぞれ参戦。

まずは松井VS久令愛、MariaVS林で手合わせ。試合を盛りあげたのはMaria。林に対して「うるさい!」と叫ぶと、腕を蹴り上げる。林も負けずにヘアホイップ、首投げ、クロスボディーでやり返す。

かわった久令愛はMariaにショルダータックル3連発。すぐにロープに走るも、Mariaが追走してドロップキック。久令愛も応戦。さらにMariaがその場ドロップキックを放っていく。

今度は松井が出ていき久令愛に小刻みエルボー。久令愛も「ナメるな!」とショルダータックルを食らわし腕十字へ。逃げる松井をしつこく捕らえていく。見かねたMariaがストンピングで松井を救出。
久令愛のかわりに林が出ていく。林は松井にドロップキック。水車落としを狙うが、松井が切り返してエビ固めの応酬となる。いずれもカウント2。そこから松井が卍固めで捕獲する。久令愛が林の救出に入り、松井を羽交い締め。林がエルボーで飛び込むも、松井がかわして同士討ちとなってしまう。

このチャンスに松井がジャパニーズ・レッグロールクラッチ、フィッシャーマンバスターを敢行。だが、いずれもカウント2。続いてMariaが出ていくと、反撃に転じた林がクロスボディー。スリーパーで捕獲する。Mariaがロープに逃れると、エルボー合戦となる。Mariaがワキ固めからの腕十字に捕らえるも、久令愛がカット。
そして林&久令愛でダブルの攻撃。林がダブルリストアームサルトにつなげる。カウント2。回転エビ固め、カサドーラ、ジャックナイフエビ固めの丸め込みはいずれもカウント2止まり。逆さ押さえ込みを狙うが、切り返したMariaが腕固めでギブアップを奪った。
2、ゴキゲンPower wave(20分1本勝負)
○宮崎有妃&優宇(14分20秒、片エビ固め)米山香織●&高瀬みゆき
※ムーンサルト・プレス

体型もスタイルも似ている宮崎有妃&優宇が12・1新木場、1・17新木場に引き続き、タッグを結成。ゴキゲンなフリーレスラー米山香織と、AWG王者の高瀬みゆきとタッグで対戦した。

開始早々、観客に「米山」コールを要求する米山。優宇推しの観客も「優宇」コールで応戦するが、五分状態。ハッキリさせたい米山は力比べを挑むも、優宇は「これは負けられない!」とやる気満々。だが、米山は、優宇の足を思い切り踏みつけ、ボディーアタックへ! これを優宇が強靱なボディーで弾き返す。
続いて宮崎VS高瀬。高瀬がヘッドロックで捕獲する。ラリアットを狙うが、宮崎も弾き飛ばす。すぐに高瀬は串刺しで追撃。かわす宮崎。

交代した米山が宮崎を持ち挙げようとするが、なかなか挙がらない。逆に宮崎がギロチンドロップでカウント2。かわった優宇は米山に手つなぎ式の水平チョップで追い打ち。再び宮崎が出ていき、ヒザ蹴りからのブレーンバスターでカウント2。
続いて優宇がキャメルクラッチで捕獲すると、宮崎がロープワークからの顔面ドロップキック。さらに優宇は串刺し攻撃、巴投げからの腕十字に移行する。ピンチの米山だったが、高瀬は助けに入らず「米山」コールで応援。

自力でロープブレイクした米山はモンゴリアンチョップ。これをキャッチした優宇がキャノンボールを狙うが、逃げる米山。自力で逃げ切ると、かわった高瀬が優宇にブーメラン式ドロップキック、ジャンピングエルボーで反撃にかかる。
優宇と高瀬が逆水平チョップ合戦。優宇が押し込み、旋回式サイドバスター。セントーンを放つも、寸前でかわす高瀬。すかさず米山がセントーンでアシストすると、高瀬がギロチンドロップにつなげる。

優宇も高瀬にキャノンボールで報復。かわった宮崎が高瀬を担ぐ。これを回避した高瀬が投げっぱなしジャーマンからのラリアット! しかし宮崎は倒れない。だが、高瀬も粘ってスライディング・ラリアットを放って、米山と交代。

米山は宮崎に「今度こそ挙げるぞ!」とバックを取る。宮崎が堪えると、フェイントを入れてお尻を叩く米山。そして高瀬と波状攻撃。ツープラトンのブレーンバスターでカウント2。
コーナーに登る米山を、優宇が足止め。逆に宮崎がえびす落としにつなげる。カウント2。GUSTを放った宮崎は、サンドイッチ攻撃を狙うが、かわす米山&高瀬。

ここで米山は宮崎に掟破りのリップロック。そして首固めでカウント2。奇策に出た米山だったが、逆にリング上で孤立。チャンスとばかりに宮崎&優宇がサンドイッチ攻撃。優宇のセカンドからのボディープレス、宮崎のムーンサルト・プレスと畳みかけて3カウントが入った。
3、メモリアルwave~COUNTDOWN LONG BEACH・175日~(15分1本勝負)
○彩羽匠(12分44秒、体固め)HIRO'e●
※ランニングスリー


引退まで残り175日となった(2月23日現在)HIRO’eが、マーベラスの若き大将、そして前レジーナの彩羽匠とメモリアルマッチ。彩羽とHIRO’eのシングルは19年の8・12後楽園でのレジーナ戦以来の対戦となる。

試合はロックアップから彩羽が押し込みクリーンブレイク。ボディースラム、サッカーボールキックと序盤から主導権を握る。
一方、HIRO’eもエルボー弾でチャンスを伺うも、彩羽がローキックで遮り逆エビ固めへ。HIRO’eもロープ。

彩羽は高速ブレーンバスターから串刺しバックエルボー。さらにもう一度、対角コーナーに走るも、HIRO’eがスピアで迎撃。

攻守が入れ替わり、HIRO’eがチャーシュー(コーナーからのブーメランアタック)から低空ドロップキックをお見舞いする。ブレーンバスターの掛け合いも制するHIRO’e。
エルボーのラリーから彩羽がキックのコンビネーション。HIRO’eもかわしてグーパンチ。Tommyレフェリーに注意されると、素直に謝るHIRO’eだったが、背後から彩羽がグーパンチ。寸前で気付いたHIRO’eが読みかわす。彩羽のパンチはTommyレフェリーに当たりそうになるが、寸止め。

慌てる彩羽に、HIRO’eがサクラ落とし。すぐにコーナーに向かうが、彩羽が追いかけ雪崩式ブレーンバスター、サッカーボールキックでカウント2。彩羽のニールキックをかわしたHIRO’eがスピアを敢行。ミサイルキック、バッククラッカー、ロングビーチを狙うが、切り返した彩羽が逆エビ固め。なんとかHIRO’eがロープ。
ハーフダウンのHIRO’eに彩羽がローキック。そしてランニングスリーの体勢。これを回転エビ固めに切り返すHIRO’e。カウント2。ロープに彩羽を飛ばすも、彩羽がニールキックで迎撃する。ならばとHIRO’eはジャーマン3連発で応戦。

残り5分となり、HIRO’eがヒロギョプサル、裏カサドーラで畳みかける。キックアウトされるとロープに走るも、彩羽がキックで迎撃。
流れを掴んだ彩羽はパワーボム、ライガーボムと波状攻撃。いずれもカウント2で返したHIRO’eがエルボー弾で必死の抵抗。これを受け止めた彩羽は強烈な一撃を食らわせ、最後はランニングスリーで3カウント!
試合後、彩羽が「HIRO’e、8月以来のシングルマッチ。あれが終わってHIRO’eはいろいろ自分なりに考えて引退を決めた。今日試合をして、もったいないなー。まだまだやりたかったよ。それがウチの本心。本当はHIRO’eの気持ちを尊重して、ありがとうとか、引退まで頑張ったとか言いたいけど、いい選手なのは変わりない。いい選手です。また……。またがないんだよね、そういえば……。これが最後のシングルかもしれない。明日もシングルあるかもしれないけど、HIRO’eというレスラーと出会えて本当によかったです。引退までケガなくHIRO’eらしく、大きな波に乗って、ビッグウエーブを起こして、次の人生でも大きい波に乗ってください。ありがとうございました」とマイク。HIRO’eの引退を惜しんだ。
4、SHINGEKI NO wave~Return~(20分1本勝負)
○桜花由美&赤井沙希(15分44秒、片エビ固め)旧姓・広田エリザベスさくら●&朱里
※ビッグブーツ


昨年(2019年)12月に初参戦を果たし、桜花由美との長身&美人コンビでインパクトを残した赤井沙希が、今年はじめてwaveに参戦。桜花との“シンゲキ”コンビを復活させた。対峙するのは、ガウンをエリザベス仕様に新調(手作り)した旧姓・広田エリザベスさくらと、売れっ子の朱里。
ザベスとの握手を拒否した桜花が「お前が出て来いよ!」と挑発。ザベスは「いやー、すっげぇー、ガツガツしてる40代。あんな40代になったらダメよー」と朱里に語り、朱里を送り出す。

試合は朱里VS赤井でスタートとなる。力比べを挑む朱里の手を赤井が蹴り落とし、お互い臨戦態勢。朱里のガットショットから高速の攻防が繰り広げられる。ひとまず朱里が首投げからのサッカーボールキックを放つと、赤井もガットショットからサッカーボールキックでお返しする。
朱里VS赤井のミドルキック合戦のあと、赤井が桜花と交代。朱里のミドルキックをかいくぐる桜花。背後から広田がボ・ラギノールを放つと、すかさず朱里がキックで追い打ちをかける。さらにダブルのボ・ラギノールで桜花を丸め込む。カウント2。
桜花&赤井も串刺しビッグブーツ競演で応戦。
続いてザベスが出ていき桜花にウラカンラナ、619、ボ・ラギノール3連発で場外へ。ザベスが2度目のトライでトペ・スイシーダを成功させる。リングに戻ったザベスは桜花&赤井にボ・ラギノール。走り込んでの一発も狙うが、これは未遂に。
攻守が入れ替わり、桜花がカカト落としからタイガー・スープレックスを狙うが、ザベスもかわしてへなーらサンセットの体勢。どちらがかけるか、体勢が二転三転するなか、競り勝ったのはザベス。赤井がキックでカットに入るも、ザベスがかわして赤井にボ・ラギノール。そして赤井にもへなーらサンセットを敢行。さらにザベスは桜花にシャイニング・ウィザードで追撃するも、カウント2。

今度はコーナーに向かうザベス。これを桜花が雪崩式ブレーンバスターに切り返すと、流れが変わる。桜花のビッグブーツはカウント2。もう一度走る桜花だったが、ザベスがふらふらドーン。キックアウトした桜花がビッグブーツで飛び込む。これをカバーの瞬間、切り返すザベス。カウント2。なおもロープに走るザベスだったが、桜花がカウンターのビッグブーツでトドメを刺した。
◎試合後のマイク/桜花が3・1新木場での挑戦を表明
桜花「おいザベス! お前にはエリザベスのベルト、似合わないんじゃないの? エリザベスのベルト、挑戦させろよ!」

ザベス「断る! だって凄い大変な思いして取ったし、いまエリザベスのポートレート売り始めたばっかだし、ガウンだって手作りがやっと完成したし、入場曲もせっかく編集してもらったばっかりだし、もうちょっとザベスでいたい!」

桜花「社長権限です。やってください」

ザベス「ブラック企業なんですけどぉーーー。すげーブラックなんですけど」

桜花「いいからやれよ! 今日負けてるだろーが!?」

ザベス「すんごい怖い。こんな社長、すごいヤだ…」

桜花「やれよ!」

ザベス「しょうがないんで、でも40代をもう1人集めないと、3WAYだから無理なんですぅ。んと、さしあたりこの会場で若い、若い、も引退したおばさん、若い、若い、アレ? 小さいオレンジの……(と米山を見つける。)あのオバサン……?」

米山「38です!」

桜花「なんだよ!」

ザベス「ぜんぜん40代で通用するよ! そっか、惜しいな。それじゃ、メンバー考えておくから、日程決めてよ、日程。社長なんだから」

桜花「すぐ欲しいから、来週の3月1日の新木場」

ザベス「はえーよ。そんな1週間後……」

桜花「オファーしろよ!」

ザベス「そんな空いてる選手なんて暇な選手しかいないじゃんか!」

桜花「暇な選手、探して来いよ。あと1週間で見つからなかったらな、お前、そのベルト、返上しろよ!」

ザベス「なんでそんな急にルールとか変えてるわけ? もうわかった。2、3人、私の味方になってくれそうな人いるんで、声かけておくから、お前、言ったからには3月1日、覚悟しとけよ。じゃあメンバーまだ決まってませんが、3月1日はエリザベス選手権、私の防衛戦やらせていただきますので、みなさん来てください。お楽しみに!」

桜花「3月1日、私ベルト取って、桜花“エリザベス”由美になるのでよろしく」
5、Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合~(30分1本勝負)
<王者>○野崎渚(18分19秒、レフェリーストップ)響●<挑戦者>
※ドルミルⅣ。第15代王者が初防衛に成功


2・2新潟でおこなわれた野崎渚VS響の一戦で、野崎は3分以内で決着を付けることを明言。もし決着を付けられなければ、レジーナをかけてもいい、とまで言い切る自信をみせていたが、結果はなんと3分2秒。たった2秒とはいえ、タイムオーバーしてしまった野崎は、公言通りに響とのタイトルマッチをおこなうことに。
試合はエルボー合戦でスタートとなる。響のショルダータックルを受け止める野崎。小刻みエルボーから走る響に、野崎が追走。すぐに響もショルダータックルを見舞っていく。
ヘッドロックの掛け合いから野崎がフロント・ネックロックへ。響がロープエスケープ。リング中央に戻した野崎がチンロック。キャメルクラッチで捕獲する。崩れると鎌固めへ。さらに野崎は顔面バン!、おしゃれキックにつなげる。そのまま場外戦へ。
野崎は場外でフロントハイキック。先に戻ろうとするが、響が場外ボディースラムでやり返しセントーン。響が先にリングに戻る。そしてリングアウト勝ちを狙うが、野崎がカウント19で生還。
すぐに響は逆片エビ固めへ。ブレイクされると変形卍固めに移行する。そしてドルミルの体勢。大外刈りから変形ネックロックへ。なんとか響がロープ。

攻勢に転じた響が串刺しスピア。10分経過。野崎もエルボースタンプ、ビッグブーツでお返しする。何度、蹴り飛ばされようとも、スピアで立ち向かっていく響。野崎のビッグブーツをかわしてラリアットをお見舞い。そしてショートレンジラリアットから串刺しラリアットを連発する。続いてコーナーに登る響。野崎が追うと、響はヘッドバットで落としてミサイル発射。カウント2。
なおも響が攻勢。ジャンピング・ヘッドバットからスピアでカウント2。カミカゼを放ってもう一度コーナーに登るも、野崎がブラ下がりフロント・ネックロックへ。そして雪崩式ブレーンバスターでカウント2。ザキゴエもカウント2止まり。ここで野崎はドルミルへ。ニアロープに助けられる響。
追い打ちをかける野崎はビールマンキック、ビッグブーツ、ドラゴンスリーパーへ。なんとか脱出した響が引き込み式ラリアット。その後もショートレンジラリアット2発でカウント2。

15分経過。響はスピアで追撃。押さえ込みを連発していく。カミカゼからのダイビング・セントーンを投下するも、寸前で野崎がかわす。
攻勢に転じた野崎がビッグブーツ、蒼魔刀、ノアールランサーと畳みかけるがカウント2。響もカウンターのスピア、引き込み式ラリアットで応戦する。もう一発、ラリアットを狙うが、かいくぐった野崎がノアールランサー・ハイからの胴締め式のコブラクラッチ(ドルミルⅣ)で締め落とした。
◎エンディング
野崎「無事、初防衛成功しました。響! 顔じゃない響。アンタやっぱり…いや、今日の響はすっごい、いい顔してたと思います。そう思いませんか? 私への対策、彩羽からいろいろ学んだんでしょ? でも、彩羽が知らない私もいるから。まだまだだよ、アンタも。ただ今日、今日、その顔。その顔で明日、マーベラス新木場でマーベラスVSwaveの団体対抗戦やるよね。その顔で、もしかしたらまた当たるかもしれないからさ。そのいいツラした響と、明日試合ができるの楽しみにしています。どうか当たれますように」
彩羽がリングへ。

野崎「なに、なんですか?」

彩羽「ウチの子がやられて、黙ってるはずないじゃないですか! 明日、団体かけて団体対抗戦。5人抜きでもなんでもしてやりますよ。そのベルト、いいですねー。うーん、でも、明日は団体対抗戦でマーベラス勝ちますんで、顔じゃない響が5人抜きしちゃうかも。

野崎「明日は前回同様、『これがwaveだ!』で締めさせていただきます。ということで、無事初防衛戦が終わり、次ですね。えー、桜花さん! 私、レジーナなので次の防衛戦アタシが決めていいんですよね?」

桜花「いいですよ」

野崎「ありがとうございます。じゃあ次……そうだな……」

朱里、高瀬、宮崎がリングへ。

野崎「近い、近い、近い。近いよー。ちょっとハイ×7、わかった×3。朱里ちゃん、朱里ちゃん! キミは最近忙しいみたいだから、また。ねっ。また今度ね。そうだな……。お互いベルトを持ってるうちにやろうと約束したらさ、高瀬! レジーナ、挑戦してこいよ」
高瀬「いえ! 野崎さん。アナタがアクトレスのベルトに挑戦して来てくださいよ」

野崎「えっ、レジーナでしょ? なんでなんで?」

高瀬「だって私はアクトレスガールズのシングルチャンピオンなんです。私はこのベルトをかけて、野崎渚とシングルマッチがやりたいです。どうですか! ねえ!?」

野崎「こっち(レジーナ)でしょ」

高瀬「いいえ。ちなみに3月15日に私が所属するアクトレスガールズ・ビギニングの興行があります。そこのメインで、どうですか?」

野崎「私、その日、大阪で試合なんだけど。でも何時?」

高瀬「(後輩に確認し)6時半です!」

野崎「オッケ、6時半ね。私、ちょっと大阪・昼だから」

高瀬「間に合いますか?」

野崎「行けるわ。やったるわ!」

高瀬「やりましょう! やりましょう!!」

野崎「そうしたら。3月21日、アンタの地元・大阪でコレ(レジーナ)かけてやろうよ。どうですか?」

高瀬「大変うれしゅうございます。やりましょう!」

野崎「オーケー、オーケー! 3月15日、ビギニングでそのベルト、3月21日、wave大阪大会でコッチのベルト、タイトルマッチよろしくお願いします」

高瀬「よろしくお願いします」
野崎「大変だな、3月。オーケー、でも次のタイトルマッチも決まったということで、みなさん! 東京じゃないんですけど、ベルト防衛してまたここ戻ってくるんで、応援よろしくお願いします! ということで、最後の締めをやりたいと思います。えー、選手あがりますか? じゃあいまいる選手、上がってください! ということで、久々の新木場大会だったのかな。2月1日以来の新木場大会、みなさん楽しかったですか? 次は3月1日、ナミイチ、ここ同じファーストリングであるので、みなさん来てください。いいですか?(締めの言葉を説明)それではいきまーす、これがー、waveだーーー! ありがとうございました!!」
◎バックステージ
野崎「無事初防衛いたしました。痛い、おでこが痛い。はじめてのシングルチャンピオンの、はじめての防衛戦だったので、正直ドキドキはしてたんですけど、まあなんでしょうね。試合していくうちに、なんかいままで感じたことないパワーが、これがチャンピオンということなんでしょうかね。いままで感じたことがないパワーがどんどん出て来て、なんか試合してて確かに追い込まれたんですけど、絶対負けない自信が試合中にどんどん芽生えてきました。」

——今日の響はどうだった?
野崎「顔じゃない、顔じゃないって、言ってきたんですけど、そうだな。今日の響は、リング上でも言った通り、凄いいい顔してたかな、と。ただ口だけじゃなく、なんかラリアットかな? 私ははじめて受けたんですけど、はじめて出したのかわからないけど、そうやっていろいろ、彩羽使ってでも対策考えてきたというのは、顔じゃないという言葉だけじゃなく、行動で表してきたかなって。凄い今日は素直にいい顔してたなと思いました」

——タイトルマッチが2つ決まったが。
野崎「3月15日、本当に大阪で昼間試合なんですよ。私あんまりそういう大阪、東京のダブルヘッダーとかやったことない。本当、未知の世界なので、そこにいくまで体力調整していって、その次の週になるのかな? 3月21日、今度はレジーナかけてやるので、ちょっとハードですが、どちらも勝って、ザベスさんに負けない二冠チャンピオンになりたいと思います」

——高瀬の印象は?
野崎「高瀬、そうだな。去年のNEXTで、決勝で当たって、実力もどんどん、どんどん上がって熱い選手なのは、本当に私は認めているので、そうですね。今日以上に、もっと強く、その間になれるように調整していきたいと思います」