2020.06.28

『Sunday wave vol.38〜お待たせ〜』

日時
6月28日  日曜日
場所
新木場1stRING
観衆
125人
◎オープニング
コロナウイルス感染拡大防止のため、4月より大会を休止していたプロレスリングwaveが今大会より活動を再開。まずは出場全選手がリングサイドへ。5月23日に急逝された木村花さんへ追悼の10カウントゴング、そして1分間の黙祷を捧げた。
続いてwave所属選手たちの入場式がおこなわれ、桜花由美、野崎渚、宮崎有妃、旧姓・広田エリザベスさくら、HIRO’eがマスク着用で登場。対戦カードが発表されたあと、選手を代表し、桜花社長が挨拶をおこなった。
桜花「みなさん、こんにちは! ありがとうございます。足下の悪いなかご来場、誠にありがとうございます! コロナウイルス感染拡大防止のためwave大会を3カ月間休止していましたが、本日再開いたしました!(拍手が沸き起こる)ありがとうございます×2。しばらくはwithコロナの新生活方式になると思います。観戦のほうもソーシャルディスタンスを守っていただき、大きな声での声援は控えていただきますようよろしくお願い致します。だけど、拍手もしくは足踏み。そういう音を出していただけると、闘っている選手はみんな応援されてるっていう気になりますので、ぜひ拍手や足踏み、音を出していただければと思っています。(早速、拍手と足踏みの応援)ありがとうございます×3。本当にこんなにたくさん集まっていただき、今日は本当に嬉しいです。休憩なしの4試合ですが、みなさん、心のなかでは思い切り叫んで、楽しんでいってください。よろしくお願いします!!」
1、3wave(30分1本勝負)
○タンク永井、○柊くるみ(5分24秒、リストロック)旧姓・広田エリザベスさくら●
◎再試合(30分1本勝負)
○柊くるみ(3分27秒、片エビ固め)旧姓・広田エリザベスさくら●
※ナッツクラッカー。もう1人はタンク永井


3カ月ぶりとなるwave大会。第1試合は「無歓声」ルールとしておこなわれ、リングアナウンサー、レフェリー、リングで闘う選手を除き、セコンド&観客は無歓声でいなければいけない“withコロナ方式”の観戦スタイルに。そして、もし声を出してしまった場合は、ペナルティーとして×を書いたマスクを付けなければいけないことが試合前にアナウンスされた。
試合に先立ち、そのマスクを渡す係として、ZAPが登場。試合でもないのに、わざわざ呼んでしまうところがなんともwaveらしい力の入れようだ。
開始早々、ザベスが「お待たせー!」と観客に「ザベス」コールを要求。歓声がないかわりに手拍子がわきおこる。続いて、くるみが「くるみ」コールをあおると、セコンドの藤本つかさが思わず声を出してしまい、初のマスク着用。

試合が続行されるも、久しぶりの試合+静かな会場に選手たちはやりづらそう。そんな空気を察知してか、ザベスは「いい? シーンってなってるからって、スベってるわけじゃないから自信持って!」と対戦相手を鼓舞。そして、自らバンプを取りまくる。そんなザベスにくるみ、タンクも続く。2巡目に入り、ザベスがバンプを取ると、くるみがすかさずカバー!? カウント2。タンクもどさくさに紛れてカバーしたがカウント2。
今度は3選手が力比べ。だが、タンク&くるみの握力にザベスがたまらず「ギブアップ」宣言。Tommyレフェリーが野中リングアナにゴングを要請すると、あっけない終わり方に「えー!」と声を出してしまう観客もチラホラ。すかさずザベスは観客にマスクの着用を主張するが、リングアナが「確かに言ってたんですけど、あくまでこの無歓声ルールはゴングが鳴ってから、試合の決着が付いたあとのゴングが鳴るまでを無歓声としているわけですよ。なので、広田さんのまさかのギブアップに、みんなも声出てましたけど、私がゴングを鳴らしたあとに『えー!』って言ってたので、いまのはセーフです」と告げると、ザベスは不満を漏らしながらも「こういうこともあるかもしれないから、声出しちゃダメだよってこと!」と言い訳。強引に試合を再開させた。
ザベスはタンク&くるみに同時フェースクラッシャーを決めると、高田純次へ。だが、これは自滅に終わる。高田純次を振ろうとするが、無視したタンクがボディースラムでザベスを叩き付け、くるみがボディープレスを投下。

リング上はタンクvsくるみとなり、エルボー合戦。タンクがカバーするも、ザベスがボ・ラギノールでカット。続いてザベスはくるみにロープ渡り。ここからはザベスワールドに突入する。さらにタンク&くるみにボ・ラギノールを放ったザベス。場外に落ちるタンク&くるみにトペ・スイシーダを狙うが、これは失敗。
ザベスはタンク&くるみに同時フェースクラッシャーを決めると、高田純次へ。だが、これは自滅に終わる。高田純次を振ろうとするが、無視したタンクがボディースラムでザベスを叩き付け、くるみがボディープレスを投下。

リング上はタンクvsくるみとなり、エルボー合戦。タンクがカバーするも、ザベスがボ・ラギノールでカット。続いてザベスはくるみにロープ渡り。ここからはザベスワールドに突入する。さらにタンク&くるみにボ・ラギノールを放ったザベス。場外に落ちるタンク&くるみにトペ・スイシーダを狙うが、これは失敗。
2、チャレンジwave(15分1本勝負)
○桜花由美(11分50秒、片エビ固め)進垣リナ●
※ビッグブーツ


第2試合は桜花由美vs進垣リナの3度目のシングルマッチ。久しぶりの試合でやる気がみなぎる桜花は開始早々、ビッグブーツ。読みかわした進垣がドロップキックをお見舞いする。
リストロックの攻防では、桜花が進垣の手をガブリ! 強引にヘッドロックに持ち込むとグラウンドへ。しかし、グラウンドを得意とする進垣が多彩な関節技で主導権を握る。進垣のフットスリーパーを脱出した桜花は串刺しビッグブーツで反撃を試みるも、これも進垣がかいくぐりドロップキック。ビッグブーツ封じの足攻めに持ち込む。
続いてエルボー合戦。桜花は走ろうとする進垣を捕まえスリーパー。コーナーに叩き付けて進垣が脱出。すぐさま進垣は串刺しエルボーを狙うが、かわした桜花が久しぶりの串刺しビッグブーツを披露。観客に「拍手!」を要求すると、勢いに乗りもう一発。そして、ワキ固めからのクロスフェースへ。なんとか進垣がロープ。
進垣もグラウンドに持ちこもうとあの手この手。これをねじ伏せていく桜花。ケンカキックをお見舞いする。カカト落としもカウント2止まり。残り5分となるなか、桜花がバックを取る。なんとか回避した進垣がヒザ十字へ。
しのいだ桜花がロープに走るも、進垣がカウンターのヒザ十字。追い込まれる桜花。しかし、このピンチを耐えきると、カウンターのビッグブーツをズバリと決めて貫録勝ち!
桜花「しんがきー、マジ足痛てーよぉぉぉ。足も、肩も久しぶりの試合で体中が痛いけど、アンタ凄いわ…。私、進垣のさ、進垣の関節技のレパートリーの多さにとてもビックリしました。そして、見習いたいと思いました。私に関節技を教えてください(と土下座)。19年プロレスやってるけど、あんまり関節技を使ったことなかったので、ちょっと必殺技になりそうな関節技ほしいです。関節も取り込んでいきたいので、ぜひぜひよろしくお願い致します!」

進垣「今日、左肩を痛めてるっていうことで、腕を狙っていこうかと思ったんですが、まあTwitterにも戦線布告で『左腕、狙います』って書いていたんですけど、まあ左腕を狙われたくないということで、しっかり防いで来られたので、今回、足攻めをさせていただいたんですけども、途中、桜花さんが出したワキ固め。正直、関節技で来ると思ってなかったので、正直、ビックリしました。凄くいいワキ固めを持っているので、逆にワキ固めを教えてほしいです。お願いします!」

お互いに礼をしたあと握手でリングを降りた。
3、スクランブルwave(30分1本勝負)
○優宇&青木いつ希(18分37秒、エビ固め)野崎渚●&宮崎有妃
※ラストライド


7・7新宿でレジーナをかけて闘うことが正式にアナウンスされた王者・野崎渚と挑戦者・宮崎有妃。当初の予定では4・1新木場でタイトルマッチがおこなわれる予定だったが、コロナの影響で延期となっていた。9日後に迫ったレジーナ戦を意識しながらも、KUSO ONNA NIGHTを復活させた野崎と宮崎。試合の内容だけでなく、レジーナ前の心理戦も含め、見どころ満載のカードとなった。
先発は野崎vs優宇。手四つの力比べを挑むが、身長差を生かして挑発する野崎。そこに青木が加わり、野崎にダブルのショルダータックル。野崎をロープに張り付けるも、ここは宮崎が救出し、優宇&青木にフェースクラッシャーを叩き込む。そして久しぶりのインスタ映えで優宇&青木を捕獲する。

続いて宮崎vs優宇へ。宮崎が優宇の両手を踏みつけフットスタンプ。キャメルクラッチで絞り上げる。すかさず野崎がドロップキックで飛び込んで行く。串刺しを狙う宮崎だったが、かわした優宇がバックエルボーを放ち、青木と交代。
青木も串刺しエルボーで続いたが、宮崎が片足ドロップキックでやり返して、野崎とチェンジ。

戦況は野崎vs青木に移行。野崎が顔面バーン!を2連発。会場を盛りあげる。青木も串刺しバックエルボーで攻勢に転じると、ボディープレスでカウント2。セカンドロープからのフットスタンプを放つが、寸前でかわした野崎が串刺しビッグブーツをお見舞いする。そしておしゃれキックを放つと、間髪入れずに宮崎が場外助走からのキックで追撃。
リングに戻って野崎はビッグブーツを見舞うと、エルボー合戦を挟んで、もう一度、ビッグブーツ。

続いて宮崎が出ていき、青木にビッグヒップ。リップロックは宮崎も自粛。かわりに恥ずかし固めで捕獲する。10分経過。ショルダータックル合戦はほぼ互角となったが、青木が大外刈りを放って、優宇とタッチ。
宮崎vs優宇となると、両者が激しく衝突。仕掛けた優宇がラリアットからドロップキックを放ちコーナーへ。だが、これは野崎が足止め。逆に野崎&宮崎が合体技(宮崎のパワーボム+野崎の雪崩式ブレーンバスター)を狙うが、これは青木が妨害する。

ならばと野崎は宮崎に「(優宇を)持ってろよ!」と指示を出す。串刺しビッグブーツで飛び込むも、寸前でかわされ見事に宮崎に誤爆。不穏な空気が流れるが、試合は続行される。宮崎はムーンサルトプレスの体勢。しかし、これも自滅。なんとかラリアットを放って、野崎にタッチ。

替わった野崎は優宇にミサイル発射。ドラゴンスリーパーで捕獲する。かろうじて脱出した優宇がボディースラムで叩き付ける。すぐに野崎も蒼魔刀でやり返し、ロープに走る。これを優宇が受け止めコーナーにパワーボムで叩き付ける。

攻勢に出る優宇は逆水平チョップを放つが、耐えた野崎がノアールランサーでカウント2。すぐにドルミルⅢへ。これは青木が助けに入る。

ならばと串刺し攻撃を狙う野崎だったが、青木が交通事故タックルで妨害。ブレーンバスターを放ってコーナーへ。だが、これは宮崎が足止め。さきほど未遂に終わった合体技で青木を排除するも、野崎の優宇へのビッグブーツは再び宮崎に誤爆してしまう。

このチャンスに優宇がクソ女☆に両腕ラリアットを見舞う。そして優宇は野崎に旋回式サイドバスター、セントーンを投下。キックアウトされるとスリーパーへ。救出に入る宮崎だったが、そのラリアットは野崎に命中。

すかさず青木のフットスタンプ→優宇のボディープレスが野崎に決まり、優宇がトドメのラストライドへ。花道でこれを見ていた宮崎は助けに行かず。リングを振り返ることもなく退場してしまった。
試合後、マイクを握ったのは優宇だった。

優宇「お久しぶりです。いま私たち、レジーナに直接、勝ちましたよね!? もちろん、この勢いで野崎渚の持つレジーナ挑戦していこうと思ったんですけど、その前にこの青木いつ希とのタッグでwaveのタッグに挑戦させてくださいよ!」

青木「うれしーー! えっ、でも、いいんですか!? でも、いいタッグだと思いませんかー! じゃあ、優宇さんとのタッグ、ベルト挑戦してもいいですかー?  (桜花社長がうなずくと)ヤッター! よろしくお願いしまーーーーーす!!」
4、メモリアルwave〜COUNTDOWN LONG BEACH・49日〜(15分1本勝負)
○藤本つかさ(13分55秒、ジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックス・ホールド)HIRO’e●


8・16後楽園で引退することが決まっているHIRO’e。コロナの影響で、引退ロードも大幅にカットされることとなったが、今大会よりその引退ロードも再開された。今回の相手は、アイスリボンの藤本つかさ。限られた大会の中にあっても、HIRO’eがどうしても当たっておきたかったという相手である。

まずはHIRO’eがニューコスチュームで入場。続いて藤本が現れるが、つっかになりすました旧姓・広田エリザベスさくらも一緒に登場する。顔を見れば一目瞭然ではあるが、形態模写はそっくり。シンクロした動きに、HIRO’eは迷わずニセつっかと握手をかわす。
「私、こんなシワない!」と抗議する藤本に、HIRO’e&ニセつっかがダブルのドロップキック。本物を排除すると、なぜかHIRO’eとニセつっかのシングル対決で試合がはじまってしまう。何事もなかったようなニセつっかがフェースクラッシャーを決めてLOVEポーズを決めると、HIRO’e&藤本でニセつっかにダブルのドロップキック。ようやくニセモノが排除され、試合が軌道修正される。
リストロック→フルネルソン→ヘッドロックの取りあいとなり、藤本が制してサッカーボールキックをお見舞いする。カウント1。張り付けドロップキックもカウント1。そして逆エビ固めで捕獲する。
なんとか耐えるHIRO’e。藤本がフロントネックロックで捕獲すると、HIRO’eはブレーンバスターで脱出してみせる。そして低空ドロップキックをお見舞い。

今度は藤本がつっか式卍固めへ。耐えられると串刺しドロップキックをお見舞いする。そして、クラウチングスタート式の串刺しドロップキックの体勢。だが、これはHIRO’eが逆に敢行。そのままHIRO’eがミサイルキック、チンクラッシャー、サクラ落としにつなげる。
すべて返した藤本が本家のクラウチング式串刺しドロップキックでやり返すと、ミサイル発射。キックアウトされるとクロスフェース→極楽固めへ。耐えられるとインフィニティを狙うが、HIRO’eが回避しスピアを放つ。
残り5分となり、HIRO’eがバックドロップ。カウント2。2発目は藤本が着地。キックのコンビネーションからサッカーボールキックで追い打ちをかける。しかし、3発目はHIRO’eがかわし、カサドーラ。すぐに藤本も同じムーブメントでやり返す。
続いてエルボー合戦からHIRO’eがジャーマンSHでカウント2。コーナーに向かうが、藤本が追いつきJOサイクロンの体勢。なんとか回避したHIRO’eがスピアを敢行。

一方、藤本もビーナスクラッチ狙い。これは横に倒れてカウント2止まり。インフィニティもカウント2で返すHIRO’eだったが、藤本は「いままでありがとー!」とダメ押しのJOサイクロンSHで3カウントを奪った。
◎エンディング/HIRO’eの引退試合&引退ロードが続々決定
藤本「ヒヤヒヤさせて、そんなコスチューム着てるんじゃねーよ。ビックリしたっ! 6年前、ある女の子が『自分ははじめて他団体さんに参戦したのがアイスリボンなんです。凄くうれしいんです』って言ってくれた女の子がいました。それが当時の長浜浩江です。あのときは本当にアイスリボン道場に一緒にいて、練習だったり、ちゃんこを食べたり、ミーティングにも参加してくれたり、ちゃんこを食べたり、ちゃんこを食べ、食べ……。試合もないのにちゃんこを食べに来たりしてました。こうやって引退ロードが短くなってしまったなか、私を選んでくれてマジでうれしかった! ありがとう!! 試合数が減っちゃったから、提案というかお願いなんだけど、アイスリボンの大会にスケジュールが合う限り出ない?」

HIRO’e「メチャメチャ出たいです! お願いしまーす!」

藤本「試合に出たいんじゃなくて、本当はちゃんこ食べたいんじゃないの?」

HIRO’e「バレました? ちゃんこの用意もお願いします!」

藤本「ありがとね」

HIRO’e「ありがとうございます。私の1年目はアイスリボンさんがなかったら、ここまで……。本当に藤本さん、選手のみなさんに感謝してるんで、アイスリボンさん参戦よろしくお願いします!」
桜花社長がリングに上がる。

桜花「はい、HIRO’eちゃんの引退ロードがコロナのせいで短くなりました。回数は少なくなったのですが、HIRO’eちゃんの引退ロード、HIRO’eちゃんのご希望に添えるように、一応、選手をオファーしました。なので発表してもいいですか?(拍手が起こる)ちょっとね、引退ロードが減ってしまったので、増やしました。7月1日、次の新木場大会。HIRO’evs高瀬みゆき、シングルマッチ。もう1試合×2。7月1日もう1試合。HIRO’eちゃんの希望がいっぱいあったんで、増やしちゃいました。えー、HIRO’e&野崎渚vs宮崎有妃&旧姓・広田エリザベスさくらの奇跡。この2試合を7月1日やってください。1日、2試合。そして、もう1本、7月1日決まったカードがあるので、HIRO’eちゃんが奇跡とやりたいって言ったんですが、ぜひ奇跡にももう1試合してほしいというのが(苦笑)。すみませんね、HIRO’eちゃんの引退ロードが減っちゃったので。あと広田さんもエリザベスの試合ももう1回、復習。予習復習! 旧姓・広田エリザベスさくらvs優宇vs宮崎有妃。宮崎さん、お願いしますよ、予行練習。頑張って。そして、HIRO’eちゃんの引退ロード、7月7日新宿大会、HIRO’evs中島安里紗。そして、HIRO’eちゃんの出身地・新潟大会、7月19日の新潟大会、こちら頑張りましたよ、里村明衣子! 23日の新木場と、24日の大阪と、26日の静岡はちょっと交渉中なので、ちょっと発表できないんですけども、7月26日の静岡大会、HIRO’eちゃんが憧れて、入って来た選手いるよね。その子に憧れて入ってきたよね。エキシビションマッチ、5分だけ。こちらお願いした方がいます。その名前は植松寿絵。植松さんに憧れてwaveに入りました。植松さんが引退してから入ってきてくれたので、ちょっとwaveさんにムチャクチャお願いしました。すんごいお願いして、5分間だけお願いしますと言ったら、快く承諾してくれました」

HIRO’e「ありがとうございます」
桜花「そして、この日のレフェリーは、もう一人、憧れている人いたよね? MIO!」

HIRO’e「キャーーーー!」

桜花「この試合、MIOにお願いしました」

HIRO’e「めちゃめちゃスペシャル!」

桜花「そうスペシャルですよ、頑張りました」

HIRO’e「静岡!」

桜花「静岡です。植松さんが静岡なんで。新幹線でも1時間半くらいなんで、ぜひみなさん来てください。そして、そして、8月1日の新木場大会、wave名物5人掛け。こちらの5選手、宮崎有妃、旧姓・広田エリザベスさくら、野崎渚、桜花由美。もう一人、どうしてもやりたいとHIRO’eちゃんがお願いしたので、松本浩代! そして、広田さんの自主興行。8月9日のカード決まってるんですよね?」
ザベス「8月9日大阪・アゼリア大正ホールでやる私の自主興行。えー、HIRO’eちゃんのカードは決まりまして、私の興行でしかできないカードだと思っています。朱崇花とシングルマッチやってもらいます。あの朱崇花で、漢字の朱崇花で。試合数がね、減っちゃったからもう1試合、組んでます。それはのちのち発表するとして、それはたぶん引退前の最大の試合になると思う。試練の試合になると思う、もう1試合。プロレスラーとして壊れる、HIRO’eというレスラーが引退前に最大の壊れる試練の試合が1試合あるのでお楽しみにしておいてください。以上です」

桜花「広田さんのチケットは広田さんが売っておりますので、ぜひみなさん、お買い求めください。そして引退2日前の8月14日・名古屋大会、こちらもHIRO’eちゃんがどうしてもやりたというのでお願いしました。尾崎魔弓、シングルマッチ。もしかしたら、試合がもうちょっと増えるかもしれないんですが、引退前に決まっているのがこちらの対戦相手です。そして、引退試合はHIRO’eちゃんの口からお願いします」
HIRO’e「えっと引退試合のカード、いろいろ悩みました。えー、タッグ! タッグで引退試合をしようと思います。対戦相手は、米山香織選手と高瀬みゆき。そして一緒に組んでもらうのは、野崎さん、お願いします。で、引退試合をします! なので米山香織&高瀬みゆき組対HIRO’e&野崎渚で引退試合をします」

桜花「はい。その他の引退ロードのカードは決定し次第、リリース等で発表しますので、皆様チケットは販売しております。ぜひお買い求めください。それではHIRO’eちゃん、締めに入ってもらおうかな」
HIRO’e「waveの選手、上がってください。本日は3カ月ぶりのwaveの大会、みなさんご来場ありがとうございました。次回は7月5日。これからwaveの大会はじまっていきますので、たくさん見に来てください。そして引退まで私、今日で49日。えっ? あっ、7月1日です、次の大会。私が引退まで49日となっていますので、皆様たくさん会いに来てください。それでは皆様はそんなに声を出さずに、いつもの締めをやりたいと思います。皆様は心の中で、右手を突き上げてください。よろしいですか。では行きます。これが、waveだーーー! ありがとうございました!」
◎バックステージ(HIRO’e)
——藤本選手との試合はいかがでしたか。
HIRO’e「楽しいですね。やっぱ藤本さんがデビュー当時からいろいろ、何て言うんですか? やってきたり、いろいろ教わったり、思い出がたくさんあって、引退ロードをやるってことで藤本さんの名前は日程が削られたとしてもやっぱりやりたいという思いがあったので、日程がないからできないという選択肢が凄いイヤだったので、会社にお願いしてやったんですけど、本当にやってよかったなって思います」

——いままでの思い出とかは?
HIRO’e「やっぱり一緒にご飯に行ったり、舞台にも一緒に出たり、試合もたくさんしたり、いろいろあって、あとやっぱりアイスリボンさんにいっぱい参戦させていただいたのがあって、凄くなんて言うんですかね…藤本さん個人というか、アイスリボンさんに対してなんですけど、一時期『所属はどこだ?』みたいに言われたことがあって(笑)。waveですけど、なんかいるのが多くて、それだけ凄いアイスリボンの皆様が受け入れてくださり、失礼ながらも溶けこんだりして、そういう部分で凄く優しく迎えてくれて、いろいろ思い出が凄くあります」

——ちゃんこもよく食べた?

HIRO’e「そうですね。いつも千春さんのお手製ちゃんこ、いただいてました」

——このあとアイスリボンの大会でも引退ロード的な?
HIRO’e「そうですね、はい! オファーを。まだ日程は言われてないのでわからないんですけど、ああいう風に公開でいただけたんで、日程の可能な限り参戦させていただきたいと思います」

——このあとのwaveの大会も決まったが。いろんな選手が発表されたが。
HIRO’e「そうですね。いままでやったことない選手と短い期間の中でやるより、やっぱりいままでやってきた選手の中で自分の思い入れがある選手とやりたいと思ったので、私がお願いした人でまだ発表されてない選手がいるので、その日程が大丈夫だったら発表されると思います。そういう思い入れのある選手で選ばせてもらいました」

——なかでもMIOさんと憧れ続けた植松さんの2人がサプライズで発表されたが。
HIRO’e「あれは本当に。やっぱり植松さんに関しては私がデビューするときには引退されてて、しかも私は引退試合を見に行ってた身なんですけど、絶対できないって。何が起こってもできないと思っていたので、本当にwave名物の5分だけみたいな感じですけど、本当にサプライズでしたね」

——最後の引退試合のカードについて。
HIRO’e「米山さんは私の毎年の周年、何周年、何周年、何周年という節目で毎回、毎年シングルをさせていただいていて、そういう節目のときに米山さんっていうのがあるので。私がはじめてプロレスラーになって試合が楽しいと思えた試合が米山さんとのシングルマッチだったので、それで毎年、自分の中でやりたいと思って。シングルをやってたんですけど、最後も米山さんのあの元気さを私ももらって引退試合をしたいと思ったので、米山さんを選んで。で、高瀬は正式にしっかりなんか、まあ他にも組んだ人いますけど、タッグチーム名もあって、組んだ選手のなかで一番、思い入れはあるかなって。最近は組んでないですけど、やっぱり最後対角で当たりたいかなと思って選びました。で、隣にいてくださるのは野崎さん。野崎さんを選んだのは、ここ最近の私がwaveにいて、凄く一番お世話になってて、凄く一番私がワーってなってるときにいっぱい支えてもらって、いまこうやって楽しく過ごせているのは野崎さんのおかげかなって思うので、最後になかなかいままで組んでなかったので、組みたいなと思って。隣にいて、最後まで。私が後輩ですが、支えていただこうと思って野崎さんにしたのでよろしくお願いしますという感じです」

——最後にファンに向けて。
HIRO’e「今日で49日、結構、短くなってしまいましたけど、まだ49日あると切り替えて、1日1日を大事にして過ごしていきたいと思いますので、皆様、最後までHIRO’eから目を離さず、応援をよろしくお願いします」
◎バックステージ(野崎渚)
——今日は宮崎選手とのタッグでしたが。
野崎「そうですね、この自粛期間でタイトルマッチを忘れたことはなかったんですけど、なんか自粛期間に入ってタイトルマッチができなくなって、ただ宮崎さんを越したいという思いから、自分たちにしかできないことってあるなというのに気付いて、そういう思いを踏まえて、今日、久々の1年ぶりのクソ女っていうので、新たなものが見れるかなって自分の中で思ってたんですけど、向こうは違っていたみたいですね。なんか、最後とかあんな花道で、最後しっかりと目に焼き付けたんですけど、花道でただ私を見てるあの人の姿、絶対、忘れないと思いました。ムカつく」

——レジーナの試合は?
野崎「7月7日新宿FACEで宮崎さんと、タイトルマッチが決まっています。あと何日か、ですね」

——3カ月ぶりの興行再開になったが。
野崎「いやー、なんか。なんですかねー。もちろん、いつ試合が再開されてもいいように準備はしてきたんですけど、なんか独特な緊張感に包まれていましたね。お客さんもいままで通りとは違うプロレスの見方であったりするので、みんながみんな不思議な空間での試合だったなって思います」

——HIRO’eさんの引退試合のパートナーに選ばれたが。
野崎「はい。HIRO’eちゃんからは最初で最後なので1回だけでも組みたいんですというのを聞いてたのが、今回、発表された引退ロードのなかに2回も組めると思ってなかったので。それこそベルト防衛して、8月16日のHIRO’eちゃんの引退試合にはレジーナとして隣に立ちたい。立ってあげようかなと思います」

——会場に来れなかったファンには?
野崎「そうですね、3カ月ぶりですかね。waveの興行が再開されました! まだまだ気をつけなければいけないこと、たくさんありますが、みんなで気をつけながら全力でプロレス観戦を楽しんでいただけるよう、我々は頑張って行きますのでみなさん応援よろしくお願いします!」
◎バックステージ(宮崎有妃)
——3カ月ぶりの興行再開になったが。
宮崎「やっぱりwaveは無観客試合とかもやってないので、本当に今日があれからのはじめての試合なんですけど、ちょうど野崎とタイトルマッチの日から、その日の大会から自粛だったので、いろいろ普通に試合やるときよりも、自粛中はタイトルマッチを控えてると思うと、いてもたってもいられず、外で何かやってたり、家でトレーニングしてたりしてたので、3カ月、ダラダラはしてなかったと思います」

——タイトルマッチが決まって。
宮崎「今日の試合で別に…。タイトルマッチはタイトルマッチ。今回は久々のKUSO ONNA NIGHTのタッグだから楽しもうと思ったんですけど…。意識する気持ちもわかるけど、ちょっとムカつく。いろいろ腹立つことがいっぱいあったので、私はそういうつもりでこの試合に臨んではなかった。楽しく、ケガなく、この大会が終わればいいと思ってたけど、あんな感じだったら…。次の1日はHIRO’eちゃん絡みなんですが、ちょっとは意識していこうかと思って。7日は本当は私の作戦としては、場外とかでもやろうと思ったけど、こういう状況でできないので、私もいろいろ考えます。いま考えています。でも、なんかきれいな試合にはならないと思います。きれいな試合にするつもりはないし、そこにベルトがかかってる、かかってないじゃなくて、そんなことはどうでもいいです。野崎を倒そうと思っています」

——タッグへの挑戦アピールもありましたが。
宮崎「そう。あとで聞きました。控室に帰ったら優宇ちゃんと青木。ねー! 青木のあのテンションと大声は、自分のペースを崩されるので、気をつけないといけないな、と。今日もタックルとかラリアット合戦みたいなのがあって、あの2人は体格もあるので、ぶつかり合うだけでも、例えて言うなら交通事故みたいな感じなので、あれが2連続で来ると…さすがに私も頭がクラクラしてきて、こういうのでも脳しんとうって起こってくるんだろうなって久々に実感しました。あの2人には気をつけないとね。まあそのときは奇跡なので、たのもしいパートナー広田がいるので、あの人たちのペースにはならない!」


——最後にファンにメッセージを。
宮崎「7月7日は最後は私が締めると思い、いろいろマイクとか考えて。私はもともとベルトとかにこだわる人間じゃないので、ベルト取ってもそのときの気分でどうするかわからないけど、まあベルト取るというか、勝つことしか考えてないので、勝ったときの話しかいま出て来ないけど、勝つつもりなので、野崎は15から知ってて、アイツのことは隅から隅まで知ってると思っているので、余裕で勝てると思います。よろしくお願いします。応援してください、ありがとうございます」
◎バックステージ(優宇&青木いつ希)
——今日はシングル&タッグチャンピオン組から勝ったが。
青木「最高ですよー」

優宇「現にレジーナから今回、取ってますからね、スリーを。ちゃんと取ってますから、いつ希のアシストから。最後の流れ、完璧だったんじゃないですかね」

青木「私のフットスタンプ、優宇さんのバーン。1・2・3っていう」

優宇「最後、宮崎さんいなかったよね?」

青木「宮崎さんがいなくて、仲間割れしてるんですか?」

優宇「わからないけど」

青木「私、凄いマヌケな顔しちゃったんですよ」

優宇「何回もケンカしてるみたいな」

青木「私、メッチャ必死に押さえているのに、宮崎さんが帰っていかれたんで」

優宇「えっ、帰っちゃったんだ」

青木「こうやって待ってたんですよ(ガードするポーズを再現)。振り向いたらもういないし、私もこうやって待ってても、何も来ないので、えっ、なんで立ってるの?って」

優宇「でも、レジーナからしっかり取ったので。本当はこの勢いで、もちろん自分がレジーナ挑戦させろっていうのはあるんですけど、やっぱり今日は、このいつ希とのタッグの良さを改めて感じたので、この勢いでwaveのベルトに挑戦したいなと思っています」

青木「カッコいい〜」

優宇「7月1日にも私、広田さんと、宮崎さんと3WAYみたいですし。やっぱり自分はタッグ挑戦したいといった直後に、次の週に現タッグチャンピオンと当たることができるので、やっぱりこの奇跡をカラダ全部で感じて、感じた上で愛を持って潰したいと思います」

青木「愛を持って!」

優宇「愛を持って潰しますよ。ぺっしゃんこにします。我々がベルトを取ります。waveに新しい風をふかせたいと思います」