2020.07.07

「ベガとアルタイル」

日時
7月7日  火曜日
観衆
145人
場所
新宿FACE
1、YOUNG wave (15分1本勝負)
△神童ミコト&久令愛&梅咲遥(時間切れ引き分け)鈴季すず&林亜佑美&稲葉ともか△


オープニングマッチは、神童ミコト&久令愛&梅咲遥vs鈴季すず&林亜佑美&稲葉ともかのYOUNG世代による6人タッグマッチ。JUST TAP OUTの稲葉は、今大会がwave初参戦となる。

試合は、先発を買って出る林に神童組がドロップキックで奇襲を仕掛けてスタートとなる。林をロープに張り付け「わっしょい!」を横取り連呼。さらには、初参戦の稲葉も捕らえて張り付けていく。先手を取られた稲葉だったが、空手仕込みのローキックを放って神童に反撃。ハイキックは神童がかいくぐりドロップキックでやり返す。
すかさず梅咲が出ていき、ドロップキックで追い打ちをかける。エルボー合戦を挟んで、稲葉がキックで攻勢に出ると、ランニング・キック。これをかわした梅咲が丸め込む。カウント2。

再び稲葉が捕まる展開となるが、ハイキックでやり返し、ようやく林とタッチ。

林はボディースラム。首投げを放っていく。梅咲も逆さ押さえ込みに切り返す。キックアウトした林は水車落としを狙うが、これも梅咲がエビ固めに切り返す。カウント2。そこから梅咲がドロップキック3連発。
5分経過。梅咲は強烈エルボーを放って久令愛と交代。久令愛はショルダータックルで林を吹っ飛ばし、腕十字へ。耐えた林はクロスボディーで一矢報いて鈴季とタッチ。

鈴季は躍動感のある串刺しスピアで反撃開始。ロープに久令愛がもたれると、エプロンからのニーリフト→顔面ドロップキックを放つ。しかし久令愛も腕十字で攻勢に。これは林がストンピングでカット。ならばと久令愛はアームブリーカーからエルボー連打。鈴季もドロップキックでやり返す。
続いて神童が出ていき、鈴季にドロップキック。串刺しドロップキックを連発。ボディースラムで叩き付けるも、カウント2。エルボー合戦から鈴季が抜け出しドロップキック。キックアウトされると逆エビ固めの体勢。これも耐えられると串刺しスピアで追い打ち。

ここで鈴季は林&稲葉を呼び寄せる。そしてトレイン攻撃。その場ムーンサルト・プレスにつなげるも、カウント2止まり。すかさず関節技で絞り上げるが、堪える神童。今度はジャーマンの体勢の鈴季。これを神童がエビ固めに切り返すと、丸め込みの応酬へ。両者ともに決め手を欠き、時間切れとなった。
2、スクランブルwave(20分1本勝負)
○桜花由美&高瀬みゆき(16分11秒、片エビ固め)優宇&青木いつ希●
※ビッグブーツ


「タッグマッチをしたい」という桜花由美の希望で組まれた試合だが、あいにく桜花の正パートナー・桃野美桜(BOSS to Mammy)は欠場中。Black Widowで組む野崎渚は、今大会のメインイベントでレジーナ戦を控えている。パートナーを探していた桜花に、名乗りを挙げたのがアクトレスガールズの高瀬みゆきだった。高瀬も現在パートナーが不在状態。今回、はじめてタッグを組むという桜花&高瀬。息が合えば、今後もタッグを組むことが考えられるだけに、高瀬はやる気満々だ。
その対戦相手となったのは、wave認定タッグ王座に挑戦を表明している優宇&青木いつ希のキロデシベル。タイトル戦の日程はまだ決まっていないが、ナンバーワンコンテンダーとなった今、敗戦だけは避けたいところ。

試合前から高瀬は桜花の動きとシンクロさせて、息が合っているところを猛アピール。先発も買って出る。青木が対峙し、元気のよさで張り合う。そしてロックアップ。いったん離れると、再び大声を競い合う両者。高瀬がドロップキックにつなげるが、青木は倒れず。「いい加減にしろ!」と高瀬がエルボー弾。ボディースラムの体勢。だが、これは逆に青木が叩き付けていく。
続けざまに青木のショルダータックルが決まり、キロデシベルでダブルのワキ固め。これは桜花がカット。高瀬は「息が合うっていうことはこういうことだ!」と桜花とトレイン攻撃を成功させる。そしてボディースラムでお返しするとグラウンドへ。

タッチを受けた桜花が串刺しビッグブーツにつなげる。カウント2。劣勢の青木だったが、ショルダータックルでやり返し優宇とタッチ。

優宇が出ていくと、高瀬が桜花の助っ人に入るが、優宇は桜花&高瀬に両腕ラリアット! そして、桜花に旋回式サイドバスター、セントーンをお見舞いする。さらには逆水平チョップで追撃。
一方の桜花もケンカキックでやり返すと、高瀬がすかさずドロップキック。連係のよさをアピールする。

そのまま高瀬が続投し小刻みエルボー。ロープに走るも、優宇がカウンターのラリアット。逆水平チョップで高瀬をコーナーに押し込んでいく。高瀬も逆水平チョップでお返し。だが、優宇は前へ前へと出ていき、パンチのようなエルボー弾を食らわす。

吹っ飛ばされる高瀬だったが引かない。ラリアットを叩き込むと、優宇のラリアットを払い落とし、もう一発! さらにラリアットの体勢に入るが、優宇がカウンターの払い腰。
10分経過。続いて青木が出ていき、高瀬に串刺しバックエルボー2連発。フェースクラッシャーから「潰れろ!」とボディープレスを投下する。返されると、コーナーに向かう青木。高瀬が追いつきデッドリードライブ。すぐに青木もショルダータックルでやり返す。

そしてコーナーに高瀬をハンマースルーするが、高瀬がブーメラン式ドロップキックに切り返す。そして、セカンドからのジャンピング・エルボーアタックで追い打ち。そこからグラウンドに持ち込む。

優宇が助っ人として出てくるも、桜花&高瀬で撃退。高瀬のブレーンバスターはカウント2。桜花がケンカキックで追撃する。高瀬のえびす落としから桜花がビッグブーツで飛び込むも、これは優宇がカット。

青木もブレーンバスターでやり返す。そして串刺しラリアットを決めると、優宇がキャノンボール! 青木のダイビング・フットスタンプへとつなげるも、高瀬がカット。
残り5分となり、焦るキロデシベル。優宇が逆水平チョップを繰り出すも、寸前でかわされ青木に誤爆してしまう。その後のドロップキック、セントーンも青木に誤爆…。このチャンスに高瀬がミサイルキックで優宇を排除。リングに残る桜花が青木にビッグブーツで飛び込むがカウント2。ダメージを負いながらも青木がラリアットで応戦しロープに走るも、桜花がカウンターのビッグブーツで貫録勝ちを収めた。
◎試合後のマイク
高瀬「勝ったぞー! みなさん! 私と桜花さんのタッグ、どう思いましたか。知ってますか? あの2人はwaveのタッグベルトに挑戦しようとしてる2人なんですよ。その2人に今日ウチらが勝ちましたーーー!! 桜花さんのプロレスに対する思い、ビシバシッ感じましたっ! その真っ赤なコスチュームのように熱い心を持った選手がウチは大好きです! 桜花さん、今後も私のパートナーになってくれませんか!?」

桜花「高瀬! 熱い高瀬のことは大好きだ! 凄く、熱くて×4、会場中のお客さんの熱をヒートアップさせる高瀬の試合が大好きだ! パートナーとしても心強い!! だけどね…私、タッグパートナーいるんだ。えっとBOSS to Mammyという、組んでる桃野美桜っていうのがいて、ボスが帰ってくるまでアタシは待ちたい! 待ちたいの。ゴメンね。ゴメン。タッグは今後はたまーに。ベルトはね、ボスと取りたいから、人がいなかったとき? お互いタッグパートナーがいないときだけ組もうね」

高瀬「正式、正式には?」

桜花「(即答で)組まない。組まない! ごめん!! 私はボスが復帰するまで、待ってます。なのでBOSS to Mammyを応援よろしくお願いします。ごめん、ごめん。じゃ!(と退場)」

高瀬も「桜花さーーーん!」と追いかけ退場した。
3、メモリアルwave~COUNTDOWN LONG BEACH・40日(15分1本勝負)
○中島安里紗(13分4秒、レッグクラッチ式ジャーマン・スープレックス・ホールド)HIRO'e●

引退まで残り40日となったHIRO’eの今回の対戦相手は、SEAdLINNNGの中島安里紗。中島とは新生waveのスタートとなった19年4・1新木場大会で対戦しており、この試合後、本名(長浜浩江)から現在のHIRO’eに改名することを発表した。あれから1年3カ月。あの日、生まれ変わったHIRO’eは、最後の中島戦で成長した姿を見せられるのか。

スタートからグラウンドの攻防が繰り広げられる。いったん離れると、額を付け合わしての睨み合い。ヒートアップし髪の毛をつかみ合う。中島がロープに振るが、HIRO’eがドロップキックを放ち、低空ドロップキックの体勢。寸前で中島がかわして片足ドロップキックをお見舞い。そしてボディーシザースで絞り上げる。
中島は「長浜!」と対角コーナーにハンマースルー。HIRO’eは「だからHIRO’eだっつーの!」とチャーシュー、スピアで反撃開始。さらにブレーンバスター、低空ドロップキックにつなげる。続くミサイルキック3連発も決めてみせたが、カウント2。ならばとHIRO’eはコーナーに登るが、中島がバックドロップで投げ落とし攻守逆転。

ブラ下がりフットスタンプ、ダイビング・フットスタンプと畳みかける中島。だがHIRO’eも冷静に中島のケンカキックを受け止め、カサドーラを連発。中島が切り返してフットスタンプを見舞うと、HIRO’eもカサドーラからのフットスタンプでやり返す。そして、サクラ落とし、バックドロップを敢行。いずれもカウント2止まり。
すぐに走るHIRO’eに中島がカウンターのキューティースペシャル。張り手からDDTを放つ。さらにはジャーマン・スープレックス・ホールド、ダルマ式ジャーマンも放つが、すべて返すHIRO’e。ならばとドラゴンSHの体勢に入る中島だったが、これはHIRO’eがヒロギョプサルへ。返されるとジャーマンSHで逆にカウント2を奪う。

思わぬ反撃に遭った中島だったが、投げっぱなしドラゴンスープレックスで流れを変えると中島の代名詞とも言える強烈エルボーで猛ラッシュ。キックアウトされると、レッグクラッチ式ジャーマンSHでトドメを刺した。
◎試合後のマイク
中島「HIRO’e! これからずっと長く闘っていける相手だと思ってた。だから今日が最後になるとは思わなかったけど、このコロナで大会が減って、回数が引退ロードが減ってしまったなか、闘えて本当によかったと思う。ありがとう。あと、1カ月ちょっと、月並みですが、最後までケガなくきっちり走り抜けて、一生プロレスラーとして、夢をかなえ続けてください」
HIRO’e「メチャメチャ短くなった引退ロードで中島安里紗と闘うことができて、よかった……なんて言わねーよ! だいたい生ぬるいこと言ってんじゃねーよ!! ガンガンきてるお前がいいと思うぞ(中島がヒザ蹴りで襲いかかる)。お前いつまで経っても変わんねーな! 試合が終わったらコッチに来んじゃねーよ。お前は下がってろ。さっさと帰りやがれーーー!」
◎バックステージ
HIRO’e「厳しい闘いになるってことはわかってたし、私もそういう闘いをしたいと思ったから中島安里紗を選んだ。キャリアで言えばだいぶ上かもしれないけど、なんかスゲーアイツには負けたくないって思える相手なんですよ。今日で通算3回しかシングルはしたことないんですけど、やっぱりリブート(19年4・1新木場)での試合が一番かな。中島安里紗だったからこそ、リブートであれくらい試合の中で挑戦しようと思ったし、本人には絶対言いたくないけどスゲーなって思ってます」

——残り40日、内容も上がってきているように感じるが?
HIRO’e「短くなったからこそ、悔いを残したくないというのがすごくあるから。前よりも1試合1試合、試合がない日も大事に生きてかなきゃって思うようになった。遅いかもしれないけど、今からでも遅くないって思いながら、一日一日を生きてます」
4、WWWD世界エリザベス選手権試合(60分1本勝負)
<王者>○旧姓・広田エリザベスさくら(11分35秒、場外カウントアウト)伊藤薫●〈挑戦者〉、渡辺智子●〈挑戦者〉
※第3代王者が3度目の防衛に成功


今年の2月1日に井上京子を破り、WWWD世界エリザベス王者となった旧姓・広田エリザベスさくら。3度目の防衛戦となった今回は、ザベスよりさらにベテランの伊藤薫、渡辺智子の平成元年組が挑戦者に名を連ねる。同期であり、現WWWD世界タッグ王者組でもある伊藤&渡辺。3WAYとはいえ、広田はこの圧倒的に不利な状況を切り抜けることはできるのか?

挑戦者の2人はマスク着用でリングイン。マスクをしてないことを2人にとがめられた広田は「リング上はいいよってことになってるからだ」と反論。広田のみがノーマスク対応となった。

そして、広田がベルトとザベスの称号を一時返還。レフェリーチェックが終わると、早速、渡辺と伊藤は作戦会議へ。

広田「一個だけアドバイス。(マスク)取るならいまだよ。リング上だったらいいってなってるんだよ?」

渡辺「でも、みんながやってるのにさ…」

広田「じゃあマスク持ってきて! (私もマスクを)やらないと始まらないみたいな感じになってるから。すっごい息きれるよ? やめるならいまだよ?」

広田の再三の説得にも挑戦者の2人は首を縦に振らなかったため、仕方なく広田もマスクを着用しての試合となった。
開始早々、広田が渡辺にボ・ラギノール。伊藤にも狙うが肉厚すぎて効いていない様子。渡辺が広田をボディースラムで叩き付けると、伊藤が早々にダイビング・フットスタンプの体勢。

すると広田は「バカか!?(試合が)終わるだろ!」と急いで逃げる。そして渡辺にボ・ラギノール。コーナーに登ったままの伊藤にはロープ渡りを要求する。伊藤がしぶしぶロープ渡りを披露するも、途中で転落。すかさず伊藤&渡辺でクローズラインを狙うが、広田がフェースクラッシャーに切り返す。だが、仰向けの2人を飛び越えてのロープワークは、伊藤の厚みに足を取られて転倒。

逆に伊藤&渡辺のトレイン攻撃を食らった広田はリング中央で仰向けに…。すると観客が伊藤&渡辺の高田純次を手拍子であおる。ぎこちないながらも2人が成功させると、渡辺がボディープレス、伊藤がセントーンを投下!

リング上は伊藤vs渡辺となり、手四つの力比べ。ラリアット合戦は伊藤に軍配。そこに復活した広田が伊藤にマシンガン・ボ・ラギノール。伊藤が「やりすぎだから!」と抗議する。
今度はコーナーに登る広田だったが、伊藤が渡辺に突進。その衝撃で広田は転落してしまう。さらに伊藤は広田に雪崩式ブレーンバスター。広田の上に渡辺もブレーンバスターで投下する。コーナーに登る伊藤に、渡辺がボ・ラギノール。伊藤を排除すると、渡辺が広田にバックドロップ。着地した広田がボ・ラギノールでやり返す。続く広田のウラカンラナはカウント2。
シャイニング・ウィザードを放った広田は渡辺にへなーらサンセット。カウント2。伊藤にもへなーらを狙うが、押しつぶされて、逆に伊藤がカウント2。さらに伊藤のライガーボムが決まるも、これは渡辺が滑り込みの広田を救出。

ならばとコーナーに向かう伊藤を渡辺が投げ落とす。だが、仰向けの広田の上に落ちてしまい、大ダメージ。さらに渡辺はボディープレスを広田に投下。これは伊藤がカットする。今度は伊藤がセカンドロープからのフットスタンプを広田に投下。これも渡辺がカット。2人の圧殺攻撃に広田はたまらず場外へ。
再び伊藤vs渡辺となり、伊藤が裏投げ。渡辺も場外に落ちると、伊藤は渡辺&広田にスライディングキック。さらに広田に場外ブレーンバスターを敢行する。
そのまま場外戦となり、伊藤と渡辺が小競り合い。フラフラになりながらも先にリングに上がった広田がトペ・スイシーダで伊藤&渡辺に追い打ち。急いでリングに戻った広田がリングアウト勝ちを収めた。
ベルト授与には梅咲遥がディアナを代表し登場。認定書の代読、そしてベルトを広田に渡した。
◎試合後のマイク
桜花「はい! 防衛おめでとうございます。私まだエリザベス狙ってるんですよ。狙ってるので、もう40代の選手にはオファーしてあるので、またエリザベスの防衛戦よろしくお願いしまーす!(会場は拍手)」

広田「智子さん!」

渡辺「もう1回やる? エリザベス」

広田「いや! もういいです×2。ちょっとこれだけは言いたいんですけど、この期間中、減量、頑張ったみたいで、やせてちょっときれいになったねっていう話を聞くんですけど…(拍手が沸き起こる)でも十分威力はありました。ありがとうございました。いま桜花社長に言われて気付いたんですけど、いまマーベラスとwaveの対抗戦がまだ決着がついてないなと思って」

渡辺「えっ、そうなんですか?」

広田「いや、付いてないんですよ。付いてないままコロナに入っちゃって、今日私はエリザベス返り咲きまして、これで真のエリザベスになったと思います。気が早い桜花社長の挑発はおいといて、まずはこの対抗戦。なぜならばHIRO’eちゃんがもういなくなってしまうから、圧倒的に人数が不利になる。HIRO’eちゃんがいる間にやらないと。先に、これ決めちゃいましょう」

桜花「あいてるのが…7月23日の新木場、どうでしょう?」

広田「もう先がないんですよ。どんどん決めていかないと!」

渡辺「ちょっと会社に、長与さんに連絡してみたいと。忙しいんで、なんせ」

広田「わかりました。まあでも、7月23日しかない。一択なんで、そこ。あとは流行のTwitterのやりとりで。Twitterで詳細を決めていこうということで」

渡辺「じゃあ伝えます。でも、その一択しかないんだよね?」

広田「7月23日一択でお願いします」

渡辺「長与さんと彩羽選手に伝えます」

広田「今日はもう私も帰りたいので、いろんなものたぶん出てると思うんで。(桜花社長に向かって)お前がもしエリザベスなったときには、いまの2人とやれよ! 真のザベスは私だーーー!」
5、Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
<王者>○野崎渚(14分48秒、片エビ固め)宮崎有妃●<挑戦者>
※ノアールランサーハイ。第15代王者が3度目の防衛に成功

4月1日におこなわれる予定だった野崎渚と宮崎有妃のRegina di WAVE戦。新型コロナウイルス感染拡大のため延期となっていたが、約3カ月ぶりに実現した。活動再開となった6・28新木場では、久しぶりにタッグを組んだ野崎と宮崎だったが、タイトル戦前ということもあり連係がうまくいかず。最後も、宮崎が野崎を見殺しにし、遺恨を残す結果となった。なお野崎の防衛戦は、今回で3度目となる。
野崎から握手を求めると、宮崎がゆっくり握り返しゴング。しばらくにらみ合ったと、少しずつ間を詰めていく。力比べから宮崎がガットショット。グラウンドに持ち込む。野崎が回避すると、もう一度、宮崎がガットショット。そしてヘッドロックでグラウンドへ。
すぐに脱出した野崎がヘッドロックで取り返す。しかし、体勢を入れ替えた宮崎が太腿で野崎の首を締め上げる。なんとか逃げ出した野崎が串刺しビッグブーツ。おしゃれキックへ。そして、ビッグブーツで飛び込むも、かわした宮崎が場外で変型バスターを敢行する。
野崎がダメージを負うなか、宮崎はラダーとイスをリング上へ。Tommyレフェリーの注意を無視して、野崎をラダーの上にブレーンバスターで投下する。
苦痛に顔をゆがめながらも野崎がスリーパーで反撃開始。ところが宮崎が倒れ込んだ際にTommyレフェリーが巻き添えとなり、裁定不能に。無法地帯となったリング上。その間に宮崎は卑劣なイス攻撃。さらにはイス上に野崎をセットしギロチンドロップを投下させる。そして、逆片エビ固めへ。耐えられるとイスで強打する。
Tommyレフェリーのヒザにテーピングが施され復活すると、ようやく試合も軌道修正。イスを奪われた宮崎だったが、急いで控室に戻り、イスを調達。再びイスを振りかざす。これを奪った野崎がイス返し。ザキゴエ2発をお見舞いする。
宮崎もヘッドバットでお返し。すぐに野崎もザキゴエで攻め返し、蒼魔刀へ。走る野崎に、宮崎がラリアット。しかし野崎もスリーパー→ドルミルⅢを極める。耐えられるとノアールランサー3連発を敢行。
これを返されるとスリーパーで捕獲しようとする野崎。宮崎が直伝デスバレーボムに切り返し両者ダウン…。カウント8で立ち上がり試合が再開されると、ここで宮崎が再びイス攻撃。そして、えびす落としでカウント2。ムーンサルト・プレスを投下させる。
寸前でかわした野崎がノアールランサー。しかし宮崎もすぐに立ち上がり首固めへ。カウント2。外道クラッチも繰り出すが、これも返す野崎。返せたことに驚いた表情。
すぐに走る宮崎に野崎がノアールランサーハイ。さらにノアールランサーで畳みかける。改めてノアールランサーハイを決めて、激戦に終止符を打った。
◎エンディング
試合後、阿部由美子社長が認定証を授与。レジーナのベルトは宮崎が巻いてあげる。

野崎「まず、私のレジーナ、お帰りなさい。宮崎さん! 宮崎さんとのタイトルマッチが、アナタを越えることがこんなにも長い試練を神は与えるんだと正直、この自粛期間中、いろいろ。まだまだ越すのは早かったんじゃないかとか、私がチャンピオンとして宮崎有妃に挑戦するということが早かったんじゃないかと。たくさん考えて来ましたが、今日やってよかったです。本当はもっと宮崎有妃の力、本当の力を私は知ってるから、このコロナの影響で会場すべては使えないというハンデ、これだけがきっと宮崎さん後悔してるんじゃないかと思いますが、今日で最後じゃないと思ってるので、会場もお客さんも万全で、楽しくプロレスが見れて、私たちもやれるとき、もう1回やりませんか? もちろん今日と同じように私がレジーナとして、宮崎さんの挑戦受けてあげます。今日はありがとうございました(握手を求めるが、宮崎は氷のうを投げつける。だがそのあと、笑顔で握手&抱擁)。
5歳からお世話になってる先輩を越え、3度目の防衛をした私は本当にいま自分の中で自信になって、この女子プロレス界、最強なんじゃないかと思っています。なので、次の防衛戦の相手、決まってないんですけど……。そういえば8月16日からこれも待ちに待ったCatch the WAVEが開幕となるわけですが、今回、キャッチ、私レジーナ出場しません! レジーナとして誰が今年のキャッチ、優勝するのか。誰が波女になるのか。じっくり見させていただきたいと思います。出場選手はまだ決まってない(本部席を確認)。はい、決まってないということで、8月16日、HIRO’eの引退とキャッチ開幕、みなさんお楽しみにしててください。今日はありがとうございました。締めます。ということで、大丈夫ですか? 広田さん。試合見てなかったんですけど、大丈夫ですか? 大丈夫じゃない(苦笑)。でも、あっ、おめでとうございます。ということで、みなさん、waveのみなさんリングに上がってください。
今日は七夕ということで彦星は誰ですかね(苦笑)。みなさん素敵な七夕の夜にまたあと何時間あるので、お過ごしください。(いろいろ広田に突っ込まれる)ははは。私はいまとても幸せなんです、ふふ。この幸せ、みなさんにわけるので受けてとってください。ということで、私が『これが』って言ったらみなさん、右手を大きく突き上げて、ほどよい声量で『waveだ!』で返してください。行きますよ! これがーーーー、waveだーーーー!」
◎バックステージ
野崎「ありがとうございました! 3度目の防衛に成功しました。正直、相手が宮崎さんということで、もちろんベルトを守るということは頭にあったんですが、やっぱり15歳からお世話になって、一度離れてもまたこうやってwaveという団体でともに過ごしてきた先輩を越えるという、越えたというほうがいまは大きいですね。凄く凄く嬉しいです。4月1日にやる予定だったのがここまで伸びて、なんでしょうね…無事にやり遂げた。宮崎さんとの試合ができたということが何よりもいま、自分で安心してるのかな。不思議な気持ちなんですけど、きっといつ試合ができるかわからないという思いから、いま試合をやり遂げたことが凄く嬉しいです。何言ってるかよくわからないですけど、大丈夫?(笑)」

——王者としてCatch the WAVEは不参加とのことだが。

野崎「そうですね。今年のキャッチどうしようかなと思ってたんですけど、これももう3月くらいには、もうキャッチ出ずに今年の波女になる人をじっくり見たいなという思いはあって、会社にも言ってたんですけど、コロナの影響でキャッチ開幕も延期になって楽しみにしてる人たちをガッカリさせてしまった中だったので、私が不参加よりも参加したほうが面白いんじゃないかなと思ったりもしたんですけど、やっぱりレジーナとしてじっくり波女になる人を見たいとの思いが強いので今回は辞退させていただきました」


——新木場で流れたが、結果的に(大きな会場の)新宿といういい形になったが。
野崎「そうですね。本当に、ただ一つ残念なのが、宮崎有妃というスタイルは変幻自在。隣で背中を見て来たのでよくわかってたので、きっと会場すべてを使えないなかで試合をするって、宮崎さん自身は制限のある中での試合だったのかなと思うので、そこだけがやっぱり…。きっと本当はもっと凄いんじゃないか。もっと会場がフルで使えたら私はどうだったんだろうとか、いま凄く思うので、そこだけが引っかかるので、喜ぶよりはまた、本当にいつになるかわからないですけど、コロナが落ち着いてというか、落ち着いて会場ももっとお客さん入れるようになって、っていう中で、また改めて宮崎さんと試合をして勝って、そこでやっと越えたと大きな声で叫びたいですね」

——リングでまず『お帰り、レジーナ』と言っていたが。
野崎「そうですね。なんか4月1日にタイトルマッチだったのが流れて、流れてだったので、3カ月か試合してなかったのにチャンピオンというのが、試合をしてナンボだと思ってるので、ただの飾りになっていくのが凄くイヤだったので、今日はタイトルマッチして、改めてチャンピオンベルトとして戻ってくれたというか、そんな思いでお帰りと言いました」