2020.09.01

「NAMI☆1~Sep.~’20」

◎入場式
大会に先立ち、wave選手による入場式がおこなわれ、まずは全カードを発表。そして、コロナのため自粛していた宮崎有妃が今大会から活動再開させた。

宮崎「えー最初に…」

広田「泣きそうになってます。お帰り、宮崎さん!」

宮崎「えーっと、このたびは私がコロナウイルスにかかってしまい、皆様に大変ご迷惑とご心配をおかけしたことをお詫びします(拍手)。えー、みなさん、こんばんはーーー! 本日はwave新木場大会、毎月1日はwaveの日! ナミイチにご来場いただき、ありがとうございます。えー、8月3日に異変を感じ、4日に病院に行き、そしてそこから紹介してもらって、5日に保健所で検査をしてもらって、その結果が7日に出て陽性とわかり、13日までは自宅療養でした。13日に自宅療養解除になったんですけど、いろいろ……もう1回PCR検査を受けて陰性という文字が欲しかったので、もう一度受けて、しっかり陰性の太鼓判をいただきました。なので、今日復帰させていただきます! よろしくお願いします!! なんかこの1カ月ですよね、8月1日に試合をしてそこからもう私は試合をしてないんですが、この1カ月本当に長くて。長くて、長くて……(言葉に詰まる)。えーっと…いろんな団体がいまコロナで急きょ中止になってるところもちょいちょい聞きます。試合をなくすっていう決断は会社にとってもものすごい決断だと思うので、みなさんそういう団体もチラホラ、たしかに地方のところも中止になった方で言いたいこともあるんですが、私たちは自分たちもそうだし、みなさんのこともとても心配で、クラスターにならないように、最善を尽くしてやっているのだと、どの団体も思います。なので、そういうね、団体の決断で大会中止になったとしても、そこはわかっていただきたいということだと思います。どの団体でも。私が治ったからってまたもうならないとは限らないので、またもしかしたらそういうこともあるかもしれない。2度目はないよね? 私ね。ずっとマスクつけてる。なので、みなさんも本当にコロナはまだ熱とか体調は悪くなってなく、味覚障害と嗅覚障害だけなんですけど、まだそれは完全に治ったわけじゃないんですけど、コロナはなくなったんですけど、(後遺症が)残る人はたくさんいるので、もうちょっとしたらちゃんと戻ってくると思います。なのでぜんぜん心配いりません! ありがとうございます。こんな泣いたりしましたが、本日全4試合、みなさん応援よろしくお願いします!」
1、スクランブルwave(20分1本勝負)
○優宇&響(15分2秒、エビ固め)桃野美桜●&梅咲遥
※ラストライド


第1試合は優宇&響vs桃野美桜&梅咲遥によるタッグマッチ。桃野&梅咲がドロップキックで奇襲を仕掛けてゴングとなる。早速、ダブルのクロスボディーを放つ桃野&梅咲だったが、優宇&響がキャッチ。串刺し攻撃でやり返す。

優宇vs桃野へ。ヘアホイップを狙う桃野だったが、優宇が髪の毛で投げ飛ばす。続く響がボディースラム。ロープに走るも、梅咲が妨害。そのまま梅咲も出ていき、波状攻撃からのドロップキックで挟み撃ち。
梅咲が低空ドロップキックで追撃。逆片エビ固め→リバース・インディアンデスロック→弓矢固めへ。響もボディーシザースで攻守逆転。スピニング・トーホールド、ボディースラムで叩き付ける。

かわった優宇が串刺しバックエルボーで追撃。そこから腕十字へ。耐えられると、腕へのセントーンを放って響と交代。響はガットショットを叩き込み、ボディースラムで叩き付ける。すぐに優宇に戻す。

梅咲は小刻みエルボーからドロップキックを連発。走る梅咲に、優宇が旋回式サイドバスター。セントーンを放つが、かわした梅咲がドロップキック。ロープに走るも、響が足止め。優宇がボディーアタックで飛び込む。続くセントーンはカウント2。
チェンジした響がショルダータックルで追撃。エルボーのラリーとなる。響もボディースラムで叩き付けたあと、ファイアーマンキャリーで担ぐも、梅咲が回転エビ固めに切り返す。十字架固めでカウント2。さらにドロップキックを放ってカバーする梅咲。キックアウトされるとキューティースペシャルを放って、桃野にタッチ。

まず桃野は控えの優宇を牽制したあと、響に低空ドロップキック。猫騙しのようなフェイントを入れてのドロップキックでカウント2。そして卍固めへ。

耐えた響も串刺しスピアを連発。桃野がキックアウトしたところで10分経過。響はカミカゼからコーナーへ。桃野が飛び起きて、食い下がる。ヘッドバットで振り払った響がミサイル発射。カウント2。ラリアットを放っていく。これもカウント2。かわった優宇がショルダータックルで追い打ちをかける。逆水平チョップをお見舞い。
一方、桃野もコーナーを使ったブーメラン・ボディーアタックへ。キャッチされるとスイングDDTに切り返す。ここで優宇&響がダブルを狙うが、桃野がかわす。逆に梅咲との波状攻撃へ。ダイビング・ボディープレスを投下。JKボムを狙うが、響がブレーンバスターで妨害する。

すかさず優宇はドロップキック。響の串刺しスピアを挟んで、キャノンボールを投下する。さらに優宇はラストライドの体勢。これを着地でかわした桃野。梅咲が助っ人に入るが、優宇&響がサンドイッチラリアットで梅咲を排除。優宇は桃野にイッポンを決めるが、これも返されると、もう一度ラストライドへ。これが完璧に決まり、勝負あり。
2、ヤングwave(15分1本勝負)
○青木いつ希(10分4秒、片エビ固め)網倉理奈●
※ラリアット


ショーンキャプチャーの青木いつ希と、アクトレスガールズの網倉理奈がシングル初対決。網倉が先に「ヨロシクお願いします!」と大きな声。ニヤリと笑った青木がさらに迫力のある声で返して握手。

ロックアップから青木が押し込む。網倉が体勢を入れ替え小刻みエルボー。そしてショルダータックルで向かっていく。倒れない青木。網倉が「お前が来い!」と言い返すと、青木が豪快ショルダータックルでなぎ倒してみせる。
主導権を握った青木がコーナー下に網倉を押し込みプレッシャー。張り付けボディーアタック、後頭部へのダブルニーアタックで追い打ちをかける。そして逆片エビ固めへ。なんとか網倉がロープ。

網倉が逆水平チョップを仕掛けると、青木はエルボー弾。青木は「いいね、いいねぇぇぇ」と痛いのを我慢しながら、受けて立つ。

青木のエルボー弾をかいくぐった網倉がショルダータックル。続けざまに雷電ドロップ。ボディープレスは青木がかわす。

攻勢に転じた青木が、フェースクラッシャー、ボディープレス、ダブルニードロップを決める。キックアウトされると逆エビ固めへ。

なんとか網倉がロープ。網倉はボディーアタック、ショルダータックルで反撃開始。ボディープレスは両ヒザでブロックされるも、後転倒立からのボディープレスを決め、サンセットフリップを投下。さらにコーナー下に青木をセットするも網倉だったが、青木が阻止。
流れが変わり、青木はブレーンバスターの体勢。これを首固めに切り返した網倉が、丸め込みを連発する。いずれもカウント2。ならばと走る網倉だったが、青木がカウンターのバックフリップ。ラリアットと畳みかけて勝利。
3、メモリアルwave~COUNTDOWN LONG BEACH・17日~(20分1本勝負)◎○米山香織&チェリー(14分14秒、エビ固め)HIRO'e●&高瀬みゆき
※ダイビング・千豚♪


HIRO’e引退までのアディショナルタイムは残り17日に。今大会では、17年8月にHIRO’eがはじめてWAVE認定タッグ王者となったときの相手・ゴキゲン☆BBA(米山香織&チェリー)との対戦となった。HIRO’eが対戦を希望していた相手ではあるが、新生waveになってからは、フリーの選手を招集しないという方針だったこともあり、実現が不可能と思われていたカードだ。そして、HIRO’eのパートナーは、エスペランサとしてタッグを組んでいた高瀬みゆきが務めた。なおこの試合は、技の名前を言ってからではないとフォール、ギブアップが認められない戦隊モノwaveルールでおこなわれた。
試合前、米山が「私、このルールはじめてだけど、頑張るぞー!」と気合を入れると、HIRO’eが「私、このルール毎回出てるから、任せておけ」と先発。この組み合わせでスタートとなる。リストロックとハンマーロックの取りあい。ヘッドロックにつなげた米山。しかし、タックルや逆さ押さえ込みは名前を言い忘れて、カウントが遅れてしまうというミス。
続いてチェリーが出ていき、BBAがダブルのクローズラインを決める。そしてチェリーは「首を絞めるぞ」「髪を抜くぞ」と堂々と反則三昧。さらには馬乗りパンチを連打する。そして、「新しい技、二回転ムーンサルトーーー!」を予告!? 大技の告知に会場は大いに沸くも、チェリーは米山に無茶ぶり。米山が躊躇しているところにHIRO’eが「できないだろうが!」と突き落とす。チェリーが「恥かかせやがってぇ!」とHIRO’eをお仕置きのハンマースルー。だが、HIRO’eが焼豚で切り返す。カウント2。
続く高瀬はドロップキック、エルボー連打で反撃。そして、串刺しラリアットを狙う。かわされるとガットショットからのラリアット。逆に米山がかわすも、高瀬がカウンターのパワースラム。そして、猛ダッシュからのギロチンドロップにつなげる。

米山は変形卍固めを決めるも、名前がわからずギブアップは奪えず。これが戦況にも響き、流れが変わる。エスペランサのトレイン攻撃が決まり、エスペランサは戦隊モノ風なアピール。すかさず高瀬がカバーするもカウント2。
一方、米山もモンゴリアンチョップからぐるぐるパンチ、クロスチョップをお見舞い。かわったチェリーがヤングボディーブロー、ヤングバックブロー、ヤングクラッシャーからカバーするも、Tommyレフェリーはヤングではないことを理由にノーフォール。逆に高瀬がヤングチョップ、ヤングエルボー、ヤングクラッシャーからカバーする。ためらうTommyレフェリーは、オーディエンスに答えを求める。オーディエンスの答えは…NOヤングだった。高瀬は「おい、ちょっと待てよ」と観客に抗議するも、背後からチェリーがスクールボーイでカウント2。そして、チェリーは熟女が熟女にドーン!を決める。キックアウトされると、掟破りのカミカゼを狙うが、これは高瀬も阻止。
DDTを放った高瀬が「こっちが本家だ!」とカミカゼを放っていく。カウント2。「決めるぞ!」と意気込みブレーンバスターを予告。米山がカットに入る。

ゴキゲンバスター(ツープラトンのブレーンバスター)を狙う米山&チェリーだったが、高瀬が堪えるとHIRO’eが合流。エスペランサバスター(ツープラトンのブレーンバスター)で切り返す。

続くHIRO’eがドロップキック、低空ドロップキックを決める。そして、ブレーンバスターでカウント2。ノーザンライトSHは不発に終わるも、すぐに串刺しスピアを放っていく。カウント2。

ここでチェリーとHIRO’eのエルボー合戦。

チェリー「強くなったな!」
HIRO’e「お前も強くなったな」

チェリー「今日はありがとな」
HIRO’e「私もうれしいぞ!」

チェリー「HIRO’eが引退したら寂しいぞ」
HIRO’e「これからも会ってください」

チェリー「当たり前だろ。かわいい後輩なんだから!」
HIRO’e「大好き!」

と口撃もラリーに。するとチェリーが「お前、私からフォール取ったことなかったよな? わかった、来い!」と仰向けになる。HIRO’eは「チェリーさん、大好きです!」とカバーいくも、チェリーが首固め。カウント2。
ストンピングを連発するチェリー。ロープに走ると、HIRO’eがスピアで迎撃する。そして、地獄へようこそ!に移行するも、高瀬がカット。

今度はダブルを狙うエスペランサだったが、チェリーが分断。続いて米山がセントーンを投下。ジャーマンの体勢に入るが、回避するHIRO’e。串刺しスピアを狙うが自滅。ここでBBAはゴキゲンBBAの体勢。HIRO’eがかわして、チェリーにチンクラッシャー&米山にはセントーンを同時に決める。

高瀬のギロチンドロップを挟んで、サクラ落としへ。キックアウトされるとジャーマンSHへ。これも返されると、バックドロップを予告するHIRO’e。米山が丸め込みで切り返す。応酬となるがいずれもカウント2。走る米山に高瀬が追走式ラリアット。すかさずHIRO’eが裏カサドーラからの丸め込みへ。カウント2。エスペランサはエスペランサダイナマイト(サンドイッチラリアットと同型)を狙うが、同士討ちに。逆にBBAがゴキゲンボンバー(サンドイッチラリアットと同型)からのゴキゲンどっこいしょ!(ダブルの大外刈り)。さらにゴキゲンBBA(米山のセカンドからの千豚♪→チェリトーンボム)と畳みかけ、米山がダメ押しのダイビング千豚♪でトドメを刺した。
4、プレミアムwave~MIYAZAKI is BACK~(30分1本勝負)
野崎渚&○宮崎有妃(23分46秒、外道クラッチ)旧姓・広田「元」エリザベスさくら●&桜花由美


8月3日に異変を感じ、8月5日にコロナウイルス陽性の診断を受けた宮崎有妃が今大会より活動を再開。オープニングで宮崎が話したように慎重に慎重を喫したうえでの復帰となった。その宮崎のパートナーを務めるのはレジーナの野崎渚(チーム名:KUSO ONNA NIGHT)。宮崎がもっとも信頼を寄せる後輩である。対するは、桜花由美&旧姓・広田「元」エリザベスさくら。なお、広田はディアナ8・30新木場でWWWD世界エリザベス王座から陥落したばかり。リングコールに“元”を付けられ、明らかに落ち込んだ様子でリングへ。
その広田が先発し、宮崎を指名。スタートは「奇跡」対決でゴングが鳴らされる。

2人はしばらくにらみ合ったあと、広田が「時は来た!」と場外に繰りだそうとする。だが宮崎が「場外は行かないよ…」と慎重な態度。広田も「すごい説得力ですね。やめましょう」と承諾。リング上に踏みとどまり、宮崎がハンマーロックで主導権を握る。広田も桜花とのトレイン攻撃を目論むが、宮崎がラリアットで迎撃していく。
続いて野崎が出ていき、広田にマシンガン式のブレイジングチョップ。広田の大げさな痛がり方に思わず噴き出してしまう野崎。気を取り直してカバーするもカウント2。すぐにリバース・インディアンデスロックからの鎌固めへ。堪えられると、顔面バン!で追い打ちをかける。

反撃に転じようとした広田だったが、セカンドロープに跳び乗ろうとして、足を滑らせ失敗。そこからリズムが狂ってしまう広田。調子を取り戻そうとした桜花が串刺しビッグブーツで流れを引き戻す。攻勢をかける桜花がロープ際でダブルニードロップを投下し、プレッシャーをかけていく。
一方、野崎もスリーパー、大外刈りでカウント2。かわった宮崎が串刺しラリアットにつなげる。2発目を狙うも、これは桜花がかわす。ならばと宮崎はガットショットからのビッグヒップへ。そして「カメラの準備をしろーーーー!」と、桜花に恥ずかし固めの体勢。だが、寸前でリリース。「恥ずかし固め祭りだー!」と、ファンへの大サービス。手当たり次第にセコンドにいる若い選手を辱めるという戦法に出るも、自ら進んでリングに上がる米山、チェリーはスルー。客席の笑いを誘う。結果、野中リングアナまで餌食となるなか、最後は野崎! すると両サイドで桜花&広田がエアーの恥ずかし固めで参加。ファンを楽しませた。
試合に戻り、桜花&広田がダブルの攻撃。ダブル・フェースクラッシャーから、桜花がカカト落としにつなげてカウント2。宮崎も片足ドロップキックでやり返し、野崎と交代する。

野崎は桜花に野崎式串刺しビッグブーツ。桜花もワキ固めからの羽折固めへ。耐えた野崎がビッグブーツで反撃を試みる。かいくぐった桜花がビッグブーツでカウント2。広田にタッチ。
広田は野崎にボ・ラギノール、フェースクラッシャーを放つと高田純次の体勢。野崎がガードすると、久々に「お前がやるということかーーー!」と仰向けとなる。しつこく迫るも、野崎は「やるか、バカ!」と拒絶する。

逆に野崎がおしゃれキックを放つと、宮崎が場外助走からの片足キックを決める。すかさず野崎のミサイルキックでカウント2。ダブルニーアタックでカウント2。仕留めにかかる野崎だったが、助けに入った桜花がカウンターのネックハンギングボムで広田のピンチを救う。広田が619からロープ渡りへ。
アームホイップを鮮やかに決めると、客席は大盛り上がり。そしてへなーらサンセットの体勢に。これを切った野崎がスリーパー狙い。広田も切り返しスリーパーで捕獲。なんとか脱出した野崎がザキゴエでカウント2。そして宮崎と交代。
広田は宮崎にスイングDDT。トペ・スイシーダで追撃する。コーナーに登る広田。これは野崎が足止め。宮崎との合体パワーボムを狙うが、これは未遂。ならばと宮崎は広田を担いで桜花に投下。そしてえびす落としへ。カウント2。ならばとムーンサルトプレス狙うが、かわした広田がシャイニング・ウィザード。
野崎のビッグブーツは宮崎に誤爆。すぐさま広田がウラカンラナから丸め込むがカウント2。そこからエビ固めの応酬となる。そのたびに桜花と野崎がビッグブーツでお互いのパートナーをアシスト。蹴られまくった広田と宮崎はダウン状態。
なんとかカウント9で立ち上がった宮崎と広田。宮崎のショートレンジラリアットはカウント2。広田のへなーらサンセットも未遂に終わる。
広田も宮崎のえびす落としを切り返そうとしたが、崩れて失敗。ふらふらドーンもカウント2止まり。ならばと宮崎はグリグリ目突きから首固めへ。返されると、外道クラッチにつなげて3カウント! リング復帰&完全復活をアピールした。
●エンディング
桜花「宮崎さん、復帰おめでとぅ! 帰ってくるの、待ってました。これからもヨロシクお願いします! えー、ここで会長から重大な発表があります。会長お願いします」

二上美紀子会長「まいど! 本日はご来場ありがとうございます。実数とか言っておく? えーっと、本日の観客動員数は、84人! はい、ありがとうございます×3。もう少しだけ、もう少しだけ頑張りましょう。ハイ、宮崎、お帰り。よかったです。あのー、味覚と嗅覚がないとか言うから、次現れたときは野崎くらい痩せてたらどうしようかなと思いまして、でも元通りなんでよかったです! はい。えーっと、本日はちょっと悲しいお知らせが一つと、嬉しいお知らせが一つと、もの凄くうれしいお知らせが一つあります。ここから私がしゃべることはじゃんじゃんTwitterに上げてください。いいですか? 10秒はOKですからね。いきます。まず悲しいお知らせからいきます。えーっと、本当に残念なんですが、今年Catch the WAVEやりません! コロナのせいです。すべてはコロナが悪いです。今年はキャッチやりません。第12回目? 12回目は来年、2021年に持ち越しになります。で、もう一つ。うれしいお知らせ。10月、11月、12月、あと4カ月となりますが。9月もやります。毎月新宿FACE大会を開催することになりました。新宿FACEのほうで、なかなか週末が取れないので、週末、新宿FACE大会をやります。日程は今日の夜、桜花さんがリリースを発表すると思うので、それをご覧下さい。9月6日に12月まで売ります。そして、スペシャル重大ニュース。ちょっとうれしいよね。かなりうれしいよね! うれしいよー。5年待ちました。えーっ、waveに新人が入ります! それで本日、見に来ております。本日来てます。なので、リングに上がって挨拶してもらいましょう。どうぞ」
客席から入団希望の新人がリングへ。

ツカダ「ツカダシズクと申します。わからないことだらけなので、先輩に教えていただきながら頑張ってやっていこうと思いますので、みなさんよろしくお願いします」
二上会長「えっと一応、言っておきます。恥ずかし固めはしてもいい年齢です。そこまでしか言えません。ちょっと10月以降にまた姿を現します。ちょっといまやってる仕事のほうが10月くらいに終わるので、それをキッチリ整理してから、ちゃんとwaveに入団をしてくれるということなので、HIRO’eがアウト、塚田さんイン! そういうシステムです。HIRO’eちゃん1回入って、7人で撮っておこう。みなさんこことシャッターチャンスです(と記念撮影)。じゃあ、早くデビューできるように仕込みたいと思います。今後もよろしくお願いします。5年かかりましたよ、ハイ。じゃあ、これでOKですね。(コソコソしゃべっていた野崎、宮崎、HIRO’eを注意したあと)締めていいです。以上、重大発表でした。ありがとうございました」
広田「ちょっと待ってもらっていいですか? いいことたくさんあったんですけど、キャッチなくなるじゃないですか? 私、今年のキャッチ、私しかいないと思っていて、波女になるのは。それで、もうレジーナになってる体でいたんですよ。そのために秘策とか時間をかけていろいろ考えてたんです、具体的に。それでなくなったというのは、しょうがないですまされないのが私の中であるので、レジーナに挑戦させてくださいよ。私のキャッチにかける思い、それが無くなって…。みなさんもうすうすソロソロ広田くんじゃねって思ってませんでした? 挑戦させてくださいよ!」

桜花「おい」

広田「うるせ、ババア黙れ!」

桜花「オメーのほうがババアだろうが。うっせーよ。オメーがババアなんだよ。本当に、お前、今日負けただろ!」

広田「お前が助けに来なかったからだろうが!」

桜花「私も波女、3回目なる予定でした。そしてレジーナに今年、3回目のレジーナになる構想はできてたの。なので、私がレジーナに挑戦します」

広田「私のほうが先に言いましたー」

子供ような言い合いを続ける桜花と広田。
野崎「まあ、まあ、まあ、まあ、あの一ついいですか? 広田さん、レジーナ、私なんですよ。会長に向かって何言ってるんですか? まあ桜花さんは最後の最後、私を見てくれました。ありがとうございます。広田さん、桜花さん、キャッチに対する思いあって、レジーナ挑戦する! とてもいいことだと思います。ただ、広田さん! 広田さんのキャッチに対する思い、きっと並々ならぬ思いかなと。最初にマイクを持った時点でそうなんだろうなと。すごく心、打たれました。なので今回は広田さん、やりましょうよ」

広田「スゲーな。うれしいな。スゲー! ありがとう。ちょっと本当マジありがとう。だけど、それ大丈夫? もうここに(肩にベルト)なくなるけど。だし、だし、私ちょっといまリングネーム「前の」みたいになってて、今日も旧姓・広田「元」エリザベスさくらとか、本当にフワフワした感じでいるので、せっかくだから挑戦して、チャンピオンになった暁には、旧姓・広田レジーナさくらになりたいと思います! それくらいベルトを愛してるの、私は!」

野崎「持ってないのに?(苦笑)」

広田「持ってなかったら愛しちゃいけないんですかーーー?」

野崎「大事なベルト、絶対渡しません!」

広田「レジーナになるんで!」

二上会長「いいですか? その子供のケンカ止めていいですか? ウチはレジーナに権限あるあるみたいなんですけど、そうですね。一番、でも権限あるのは私なんで、私が日程、決めていいですか?

広田「それはもう」

二上会長「日程決めるんですけど、広田のそのリングネームでレジーナ取ったら、旧姓・広田レジーナさくらでええよ。レジーナ取られへんかったら、広田にしよう」

広田「なんでですか! 旧姓も広田もなく?」

二上会長「アンタの名前をバナー作るとき長いねん。響なんか一文字やぞ! アンタのせいでまわりの人の名前の大きさがちっちゃなるねん。だからできれば広田、にしてほしい」

広田「広田、ですか? 私、結婚してるんで、実は存在しない名前になるんです。存在してない…。せめて旧姓…」

二上会長「旧姓・広田さくらに、戻る? だからレジーナ取ったら、レジーナ入れていいですよ、いいですよ。いいですか、それで」

野崎「名前はどうでもいいんで、日程」

二上会長「えーっと、9月6日にやりましょう。早いけど、18日に試合決まってるでしょ?」

野崎「そうですね。9月6日で」

広田「いいんだな! すぐだけどいいの?

野崎「ぜんぜん、むしろいいんですか?」

広田「いいですけど!」

野崎「じゃあ9月6日でレジーナやりましょう」

広田「やりましょうよ!」

二上会長「9月6日はレジーナね。宮崎は、例のカード。やりたがってた。あれは近々やります。9月中です。ちょっとだけ待っててください。じゃあ今日は宮崎さんに締めてもらいましょう」

宮崎「みなさん、本日はどうもありがとうございました! やっぱりリングの上は楽しいです。ね、桃野! えーーと、次は9月6日新宿FACE! まさか、私ちょっとうれしすぎて、ついていけなかったんだけど、私はこないだ挑戦したし、静かにしてます。頑張ってね! 応援してます。野崎も。そうだよ。2人とも応援してるよ(桜花が広田を睨み付けると、危険を察知した宮崎が並び順を変更)そうですね。いいですね、こんな…いいね。いいよ、いいよ。(HIRO’eが最後の新木場であることがわかる)HIRO’eちゃん最後の新木場だ」

広田「忘れ物しちゃダメだよ、絶対(とHIRO’eが前回忘れ物したことをカミングアウト)」

宮崎「HIRO’eちゃん、最後の新木場、みなさんご来場ありがとうございます! 個人的に誰かに恥ずかし固めやろうと思ってたけど、結果、祭りになってよかったと思います。ありがとうございました。それでは、いきますか。これが、waveだーーー!」
●宮崎バックステージ
——とりあえず復帰して、ホッとしたのでは?
宮崎「ホッとしました。なんか本当に、前のみんなの自粛期間あったじゃないですか。あれよりもこの1カ月が、1カ月はないんですけど、長かったですね。熱とかはなかったんですけど、いつ急変するかもわからないとか。結果、熱も出ず、体調も悪くなく、味覚障害と嗅覚障害だけで終わったんですけど、前は夜にランニングとかも行ったけど、いまは本当に出なかったので、家の近くに住んでる知人や、桜花とか、広田も野崎もみんなオートロックだけ開けてくれればドアノブかけますよって」

——置き配みたいな?

宮崎「そう。食べるものとかは困らなかったっていうか。何も食べたくない感じだったので、何も困ることなく終えたんですけど…。なんかでも、『しょうがないことだから謝らなくていい』ってすごくいろんな人に言われたんですけど、OZさんとか、PURE-Jさんとか。ね、迷惑かけてしまったので、みんな先輩にわーって連絡して、みんなやさしくて…」

——今日リング上に上がって、言葉に詰まった部分もありましたが。
宮崎「やっぱり、ちょっとみんながコロナをすごい認識してるわけじゃないから、嫌がられるかなってちょっと思ってたんです」

——人前に出ることがですか?
宮崎「そうそうそう。結局、PCRの再検査して陰性って出るまで、自宅療養は13日に解除になったけど、やっぱり出れなかったです。3日に症状が出て、4日検査して、7日に検査結果が出て、陽性でしたって出て。そこから3日に異変を感じたから、そこから10日は絶対出ちゃいけなくて、13日から出ていいってなって。まだコロナはいるけど、微量で人に移すほどの強さはないって言われたんですけど…。あ、でもいるんだと思うと、なんかなくなるまで、微量でもなんかあったらダメだから、で、再検査は25日にしたのかな。26日に陰性ってわかったんだけど、それまでも用事というか、なるべくwaveのお仕事も、まだ微量はいるから私の味覚障害も治ってないので、いまも。なので、わからないじゃないですか。だから不安で。だからもうね。コンビニ行くのもマスクして、小さいタオルで押さえて行ったりとか。それを13日から25日まで1回コンビニ行くくらいしか出なかったです、やっぱりこわくて。なんかあったら…と思って。で、桜花と一緒に付いていってもらって検査を受けたら陰性だから、やっと出られるんだと思って。やっとホッとしたというか。でも、なんか私は自宅だったけど、違う区とかは同じ症状でも入院とかあるから、自宅にいれてよかったなとは思いますけどね。入院とかだと気も病んじゃう気がする。でもなんか、その13日までですよね。いろんなことに対する……申し訳ない気持ちで……。でも、本当に誰がかかるかわからないし。私はちゃんすも出てるから、気をつけてた。すごく気をつけてたんですけどね…。名前公開するのも…」

——一番に名前が出てしまうことになりました。
宮崎「そうなんです。いいんです。だって名前を公開しなかったらみんなに迷惑かけちゃうから、『誰だ? 誰だ? アンタ?』みたいになっちゃうじゃないですか。それはイヤだったし。なんか、いません? どこかでアイツ見たよ、みたいな。広田見たよとか言われても。(推測で言うのは)そういうのはよくない。私はすべてをさらけだして、これくらいでこうなります、これくらいだったら復帰できますとかやって、ちゃんとみんなに伝えたかったです。でもその、本当は13日に自宅療養解除になったら普通の人は検査も受けずにOKなんです。保健所にも受けなくていいですって言われたけど、私はみんなの前に出る仕事だから、ちゃんと陰性っていう言葉をみなさんに知らせたいからもう1回受けただけで、いまコロナになってる人がもう1回再検査というか、『宮崎は受けてたから受けろよ』っていうのは間違った認識なので、もう受けなくてもいいんです。だから普通の人はしないでOKで大丈夫なんですよっていうことは伝えたいですね。私はどうしてもその証がほしかったから。もちろん実費で受けてやったんだけど、私がコロナに対して、普通はやらなくてもいいけど、特別やったのは特別で、それを正しい認識ではなく、だから『アイツはやったんだからやりなよ』って強要はしたくない」

——でも、今日終わったので、肩の荷が下りたというか。これから
宮崎「広田の自主興行と、桃野復帰戦の対戦相手。復帰戦って大事だと思うので。それとHIRO’eちゃんの引退興行がね、伸ばしてしまったので……。だから今日終わって、パッと目についたのが桃野で、あの子、復帰したばっかりで楽しさをきっとわかち合ってる2人なのかなって」

——二上会長の感じだとこのあと楽しみなのカードが待っているそうなので。
宮崎「そうですね! そのカードのことも、今日のことがいっぱいすぎて忘れてました。うふふ」