2020.10.01

「NAMI☆1~Oct.~’20」

1、ヤングwave(15分1本勝負)
○進垣リナ(8分34秒、SBTロックⅡ)網倉理奈●


2AWの進垣リナとアクトレスガールズ・Color’sの網倉理奈がシングルマッチで激突。2018年デビュー同士のフレッシュな対決となった。

まずは網倉がショルダータックル、逆水平チョップ、ワープレスで先制。続くセントーンは進垣が読みかわす。

これで流れが変わる。進垣が腕攻めでプレッシャーをかけていく。網倉もエルボー弾からのボディースラムで反撃。もう一発を狙うが、これを進垣がチキンウイング・アームロックに切り返す。

コーナーに叩き付けて脱出した網倉が串刺し攻撃を敢行。寸前でかわした進垣がドロップキック。アームブリーカーでマットに叩き付ける。
しかし、網倉も逆水平チョップでお返し。進垣はフォアアームで応戦する。ロープに振ろうとする網倉だったが、進垣が切り返してワキ固めで捕獲。なんとか網倉がロープ。

すぐに走る進垣だったが、網倉がヒップドロップ、サマーソルトドロップで攻勢。カナディアン・バックブリーカーで絞り上げる。コーナーに逆さ吊りにしてのボディーアタックも敢行。キックアウトされると、セカンドからのセントーンを投下させる。

寸前でかわした進垣が走る。網倉も別方向に走り意表を突くが、進垣が飛びつきヒザ十字からSBTロックⅡに移行し、ギブアップを奪った。
2、パワーwave(15分1本勝負)
○優宇(6分53秒、片エビ固め)Yappy●
※べあべあーず!


プロレスリングEVEの優宇とP’sPartyのYappyが対峙。新世代の重量級ファイター同士の顔合わせが実現した。

ロックアップからの押し合いを制したのは優宇。ショルダータックルで挑むYappyだったが、優宇が受け止め、逆に成功させる。勢いに乗った優宇は串刺しボディーアタック! だがYappyも2発目を迎撃し、ロープに走る。これを優宇がカウンターの旋回式サイドバスターで投げ捨て、セントーンでカウント2。
優宇は「はじめまして、Yappy!」と逆水平チョップをお見舞い。ここから優宇のチョップ、Yappyのエルボーがラリーとなる。優宇が制してドロップキックを敢行。そしてキャノンボールの体勢。

これをYappyがカウンターのショルダータックルで迎撃し、ブロンコバスター、ヒップドロップ3連発につなげる。これはカウント2。すぐさまYappyはギロチンドロップを投下。これも返される。
優宇は水車落としで流れを変えると、今度こそはのキャノンボール。カウント2。反撃にかかるYappyだったが、優宇がカウンターのラリアット。リバーススプラッシュ→べあべあーず!につなげて3カウント。
3、チャレンジwave(15分1本勝負)
○朱里(9分5秒、エビ固め)笹村あやめ●
※バズソーキック


“モノが違う女”朱里に、2AWの笹村あやめが挑んだチャレンジwave。クリーンな握手でスタートとなる。

朱里が軽くローキックで牽制。そこから組み合い、グラウンドの攻防となる。スタンドに戻るとハンマーロックの取り合いから朱里がヘッドロックへ。そこから徐々に朱里ペースとなっていく。
スリーパーで捕獲する朱里。笹村がロープに逃げ込むと、朱里がヒザ蹴り。そしてランニングニーをお見舞いする。レッグロックも笹村がロープ。すると朱里はキック、ヒザ蹴りで追い打ちをかける。キックアウトされるとヒザ十字へ。なんとか笹村がロープ。

5分経過。笹村もフェイントを入れたショルダータックルでようやく攻勢。しかし朱里もキックで応戦する。走る朱里に、笹村がカニばさみ。ロープ際に追い込み、後頭部にヒップドロップを投下させる。さらにドロップキック、ボディースラムで叩き付ける。
一方、朱里はアキレス腱固めで捕獲。なんとかエスケープした笹村は、朱里のキックをかわしてスクールボーイ。ブレーンバスターからミサイルキックをお見舞いする。カウント2。ロープに走るが、朱里がニーリフト。今度は朱里がロープに走る。これを笹村がブロックバスターホールドでカウント2。一進一退となるなか、朱里がハイキックで流れを掴むと、バズソーキックでトドメを刺した。
4、Halloween wave=全集中=鬼vs人スペシャルイリミネーションマッチ(時間無制限)
桜花由美&宮崎有妃&旧姓・広田さくら&野崎渚(4—3)伊藤薫&梅咲遥&高瀬みゆき&松井珠沙
①○広田(19分7秒、へなーらサンセット)松井●
②○野崎(26分2秒、片エビ固め)梅咲●
※ノアールランサー
③○伊藤(27分36秒、体固め)宮崎●
※ラリアット
④○伊藤(27分56秒、体固め)広田●
※ラリアット
⑤○桜花(29分2分、オーバー・ザ・トップロープ)高瀬●
⑥○伊藤(33分12秒、オーバー・ザ・トップロープ)桜花●
⑦○野崎(33分52秒、オーバー・ザ・トップロープ)伊藤●
※wave(鬼)の勝利


メインイベントは恒例のハロウィンマッチ。今年は「鬼vs人」というテーマのもと、変則イリミネーション形式でおこなわれた。まずは野中美智子リングアナウンサーがルール説明。最初の7分間は2対2のタッグマッチをおこない、次の7分間で残りの選手による2対2のタッグマッチとなる。その後、8人タッグマッチに移行し、通常のプロレスルールのほかに、試合権利がある選手のみオーバー・ザ・トップロープルールが採用される、という特殊なルールが明かされる。

最初に入場してきたのは高瀬みゆき&松井珠紗。wave勢からは鬼に扮した桜花由美&野崎渚が登場。まずはこの顔合わせによる通常のタッグマッチでゴングとなった。

高瀬が「鬼、鬼!」と叫びながらロープワーク。桜花がビッグブーツで迎撃し、串刺しビッグブーツへ。桜花が「野崎、ダブル!」と要求するも、野崎は「私に指図をするな!」と拒否。高瀬が反撃にかかるがドロップキックはかわされる。

改めて桜花は野崎とタッチ。高瀬も松井と交代しようとする。だが、ビビりキャラの松井はタッチを拒否。仕方なく高瀬は野崎にスピアを放っていく。そして、松井をデッドリードライブで投げ落とし、強引にタッチ。

松井は鬼を恐がりながらもドロップキック。しかし野崎もビッグブーツで応戦し、コーナーに押し込み連続のブレイジングチョップ、顔面バーン!につなげる。
松井もようやく反撃にかかりダイビング・ボディーアタックでカウント2。ここで野崎は桜花と交代。桜花が松井を踏みつけプレッシャーをかけていく。ダブルニードロップを放って、クロスフェースで捕獲する。

7分が経過し、次のタッグチームとして伊藤薫&梅咲遥が登場。リングに入ると、ストンピングで松井を救出する。続いて宮崎有妃&旧姓・広田さくら<奇跡>がリングイン。ドリフのような青鬼&赤鬼の姿に、観客からは失笑が漏れる。

対戦相手の伊藤も「バカじゃないの、コイツら」と苦笑しながら奇跡をコーナーに押し込み、梅咲がドロップキック。だが、伊藤の串刺し攻撃は不発に終わり、広田がボ・ラギノールで反撃にかかる。

奇跡の連係はことごとく自滅。逆に伊藤&梅咲が合体ドロップキックを広田にお見舞いする。すかさずコーナーに登る伊藤。仕留めにかかるが、広田がロープ渡りを無茶ぶりする。ロープを渡りきった伊藤が宮崎のヒザにフットスタンプ。

7分が経過し、オーバー・ザ・トップロープルールの8人タッグマッチがスタートとなる。高瀬が宮崎にドロップキック。逆水平チョップ&エルボーパットを交互に放ち、ブーメラン式ドロップキックをお見舞い。気合を入れ直す高瀬だったが、宮崎が切り返して恥ずかし固めへ。
続いて広田vs松井に移行。広田はフェースクラッシャーを放ち、20歳になった松井に、解禁のボ・ラギノール。さらに角でのボ・ラギノールを狙うが、これは松井も回避する。広田のシャイニング・ウィザードはカウント2。

逆に高瀬&松井がツープラトンのブレーンバスターを狙うが、DDTに切り返した広田が2人にまとめてボ・ラギノール。松井もトレイン攻撃で形勢逆転。フィッシャーマンSHで反撃する。だが、これをキックアウトした広田が、桜花のビッグブーツを呼び込み、ボ・ラギノール→へなーらサンセットとつなげて3カウント。

広田vs高瀬で試合続行。広田がボ・ラギノール。高瀬を場外に落とすとトペ・スイシーダで追撃する。だが、これは同士討ちに。形勢逆転の伊藤が場外の宮崎&広田にスライディング・キックを放つ。

リングに戻り、高瀬が広田にブレーンバスター。着地する広田。ロープに走るも、高瀬がカウンターのえびす落としでカウント2。

20分経過。高瀬が走るも、広田がカニばさみからの619、ボ・ラギノールを放って野崎と交代。野崎は高瀬に串刺しビッグブーツ。野崎式串刺しビッグブーツをお見舞いする。さらに正調ビッグブーツを叩き込んだ野崎がおしゃれキックを敢行し、ロープに走る。

高瀬がパワースラムに切り返し、ブレーンバスターを放って、梅咲と交代。梅咲はドロップキックを連発する。低空ドロップキック、セカンドからのドロップキック2連発につなげる。野崎の足を思い切り踏みつけロープに走るが、野崎がカウンターのビッグブーツ。
流れが変わり、野崎がフェースバスターからランニング・ダブルニーアタック、ノアールランサーと畳みかける。これは高瀬がカット。wave勢は伊藤に4人同時のビッグブーツ!

梅咲は高瀬のラリアットのアシストから、ラ・マヒストラルへ。キックアウトした野崎がザキゴエからのノアールランサーで3カウント!

伊藤が出ていき、八面六臂の大活躍。宮崎がラリアットで突進していくも、受け止めた伊藤がカウンターのラリアットで3カウント。

続いて広田が向かっていくが、これも伊藤がカウンターのラリアット。あっさり3カウントが入り、一気に戦況はイーブンに。

伊藤は桜花にもラリアットを放つが、これはカウント2。伊藤は高瀬と交代。桜花がビッグブーツで逆襲にかかる。高瀬もカウンターのラリアットでやり返し、カミカゼからセカンドロープからのギロチンドロップを投下させる。

一方、ブラ下がりブラディーEXを狙った桜花。高瀬がエプロンに転落してしまう。これを桜花が蹴り落としてオーバー・ザ・トップロープ葬。

この時点で青コーナー陣営は伊藤一人に。伊藤は「私が主役だから!」と気合を入れ直す。桜花&野崎がトレイン攻撃。ビッグブーツで襲いかかる。さらにカカト落とし&おしゃれキックの競演で魅せたあと、桜花がビッグブーツでカウント2。

ここで桜花は「挙げるぞ!」とブレーンバスターの体勢。しかし、これは伊藤が逆に敢行する。ならばと野崎が伊藤を羽交い締め。桜花がビッグブーツで飛び込むも寸前でかわされ、同士討ちとなる。

反撃に転じた伊藤が桜花にフットスタンプを放ち、セントーンを投下。返されるとセカンドからのフットスタンプを落としていく。これは野崎が寸前で助けに入る。ならばと伊藤は野崎にパワーボム。コーナーに登ると、桜花がビッグブーツで飛び込み、伊藤はエプロンに転落。チャンスとばかりにビッグブーツで追い打ちをかける桜花だったが、伊藤がかわして桜花もエプロンに転落してしまう。もみあうなか、桜花が転落し、失格。

だが、すぐに野崎が伊藤を蹴り落とし、wave勢が勝利となった。

野崎「ハロウィンwave、みなさんいかがでしたでしょうか!? ちょっと違う鬼がまざっちゃってて、最初、キャラ設定守っていて、桜花さんに対して、マジブチ切れられるようなこと言ったりとか、すっごい私、守ったのに……何なんですか、それ! 近くで見ると本当に怖いんです(笑)。まあ写真、撮りましょう(記念撮影)。改めまして10月ナミイチありがとうございました! それではこのままこのメンバーで締めさせていただきたいと思います。それではいきます! これが、waveだーーー! ありがとうございました!!」