2021.04.01

「PHASE2 Reboot 2nd『NAMI☆1~Apr.~’21』」

日時
4月1日  木曜日
観衆
151人
場所
◎オープニング
waveが桜花由美社長の新体制になって丸2年。昨年の“4月1日”はコロナの影響を受け中止となったが、今年はコロナ対策を万全に取ったうえでの開催にこぎつけた。まずは入場式がおこなわれ、桜花社長が代表の挨拶。

桜花「みなさん、こんばんはー! 本日はご来場、誠にありがとうございます。そしてカンフェティで生配信をご覧の皆様、ありがとうございます!! えー、本日でリブート2周年、桜花体制になって丸2年が経ちました。去年、1年間はコロナに泣かされて、思い通りの大会を開催することができませんでした。ですが、まだコロナが終息しないので、今後もコロナ対策をしっかりしてwave大会をやっていきたいと思いますので、皆様、よろしくお願い致します。今日はwaveに新たな新人がデビューします。塚田(つかた)しずくという、新たなwave選手がデビューしますので、皆さん応援のほどよろしくお願いします。そしてタッグパートナー同士のKIZUNA WAVE、2大タイトルマッチ、本日は全シングルマッチとなっておりますので、声は出せないと思いますが、皆様、心の中の熱い応援をよろしくお願い致します」
1、Birth wave~塚田しずくデビュー戦~(15分1本勝負)
○高瀬みゆき(12分54秒、極楽固め)塚田しずく●

wave待望の新人・塚田(つかた)しずくがいよいよデビュー。女子レスラーとしては長浜浩江(HIRO’e)以来の新人であり、wave新体制となってからは、はじめてデビューする選手となる。

「お願いします!」と握手を求める塚田。だが高瀬は応じない。もう一度、「お願いします!」と言うと、高瀬はもっと来いといったジェスチャー。塚田がさらに大きな声で「お願いします!」と叫ぶと、ようやく高瀬が応じる。
ロックアップから一気に高瀬が押し込む。突き返す塚田。そして「もう1回」とロックアップの押し合いに挑む。もう一度、高瀬が押し込む。

塚田は諦めずにもう一度ロックアップ。ロープ際に追い込まれると、体勢を入れ替えてエルボー弾。高瀬もやり返しヘッドロック、キャメルクラッチ、フロントネックロッに移行していく。ロープに逃げこむ塚田。ならばと高瀬は首投げを連発していき、サーフボードストレッチへ。耐えられると、再びキャメルクラッチで絞り上げる。
高瀬は塚田をロープにセットし、「おめでとう!」と張り付けドロップキック。コーナーに叩き付けたあとハンマースルー。これをロープを飛び越え、エプロンに着地した塚田は「来いよ!」と挑発。エルボー弾を見舞うとリングに戻ってスクールボーイ、ドロップキックを連発していく。しかし、高瀬は倒れない。

ならばとファアームを放っていく塚田。高瀬が強烈な一発でやり返す。気合を見せる塚田だったが、ここで高瀬が逆水平チョップ。「終わり!」と仕留めにかかる。
だがここで塚田が首投げ。「上げるぞ!」とボディースラムの体勢。高瀬が堪えて、逆水平チョップ。塚田はフォアアームでやり返す。受け止めた高瀬が逆水平チョップから逆エビ固めへ。残り5分のコール。なんとか塚田がロープ。

ならばと担ぐ高瀬だったが、回転エビ固めに切り返す塚田。丸め込みを連発していく。グルグルと腕をまわしてからのフォアアームを放ったあと、押さえ込みを連発する。いずれもカウント2。
このピンチをしのいだ高瀬はボディースラムで叩き付けて、再び逆エビ固めへ。塚田がブレイクしたところで残り3分のコール。高瀬は串刺しドロップキック3連発で追い込むと、最後は極楽固めでギブアップを奪った。試合後、高瀬は塚田を抱き起こし、四方に一礼。握手と抱擁をかわしリングを降りた。
◎バックステージ
塚田「Twitterで高瀬さんに『胸をお借りします』って言って、『胸なんか貸しません、勝ちに奪いに来い!』と言われ、そのつもりで挑んだんですけど、やっぱりぜんぜんまだまだでした」

——自分がイメージしたデビュー戦と違った?
塚田「自分の未熟さがよくわかりました」

——デビュー戦でこれは見せたいというものはあった?
塚田「エキシビションから成長した姿をお見せしたいなと思ったんですが、どうだったんですかね。すみません。途中から記憶がなくて」

——練習してきてこれをやりたいとか技はありましたが?
塚田「ドロップキックをきれいに決めたいと思っていたんですが」

——チョップ合戦もあったが。
塚田「死ぬほど痛かったです。あんなに痛いとは…ちょっと。人生ではじめてっていうくらい痛かったくらいです。これからまだまだ痛いことは出てくるので、頑張りたいと思います」

——女子プロレスラーになったと実感した?

塚田「お客さんに見られて、デビューしたんだって試合しながら思いました」

——どんなレスラーを目指したいか?
塚田「なんでもできる職人集団のwaveに憧れて入ったので。その職人集団の一員になれるように、頑張りたいと思います」

——KAORU戦が決まっているが?

塚田「見間違いかなと思いました。地元ですごいデビュー戦もかなり試練だと思っていったのですが、もっともっとデカイ壁が出てきたので、しかもKAORUさんは8月で引退されてしまうので、それまでに対戦させていただけることをありがたく思って、吸収できるものを意地でも吸収してもって帰りたいと思います」
2、KIZUNA WAVE〜BlueSoul(15分1本勝負)
△門倉凛(時間切れ引き分け)青木いつ希△


現・WAVE認定タッグ王者組の門倉凛と青木いつ希。チャンピオンになったものの、チームワークが不安視されている両者。そんな王者組に桜花社長が用意したのは、絆を確かめるためのシングルマッチだった。

青木が「よろしくお願いします!」と大声で挨拶。門倉は無視。一度は引き下がった青木だったが、ゴングが鳴らされると、改めて「よろしくお願いしまーす!!」とご挨拶。挨拶をかわさないと試合をおこなわないという青木に、しぶしぶ門倉が応じて試合へ。
早速、振りかぶる門倉。ガードした青木が「waveはビンタ、ダメって知ってた? 罰金だから。GAMIさんがどこかで見てる」と牽制する。会場にいる二上美紀子社長を見つけた門倉が問いかけるも、その背後から青木がスクールボーイ。キックアウトされるとショルダータックルを放っていく。カウント2。

出し抜かれた形となった門倉だったが、カニばさみを放ってやり返す。青木もキャメルクラッチ、フェースロックへ。門倉は噛みついて脱出。ならばと青木は張り付けボディーアタック2連発で追い込む。
これを返した門倉は馬乗りでフォアアーム。ボディースラムでやり返し、青木のお腹を踏みつける。フライングメイヤーから低空ドロップキック、ドラゴンスリーパーへ。リバースDDTを敢行する。キックアウトされるとワキ固めに移行する。なんとか青木がロープ。串刺し攻撃を狙う門倉。

寸前でかわした青木がフェースクラッシャー、「潰れろ!」とボディープレスを投下する。さらに青木はダブルニーアタック、ブレーンバスターホールドでカウント2。「行くぞー!」とコーナーへ。

これを門倉がデッドリードライブで切り返し、低空ドロップキック→DDT右低空ドロップキックにつなげる。そして、チンクラッシャーからミサイル発射。

残り5分となり、門倉がダブルリストアームサルトの体勢。堪えた青木がバックフリップ、ダブルニードロップでカウント2。

一方、門倉はトラースキックから逆打ちを狙うが、崩れて失敗。続いてウラカンラナの体勢。これを踏ん張った青木がパワーボムで叩き付ける。そして逆エビ固めへ。
残り3分のコール。なんとか門倉がロープ。青木は大外刈りを敢行。キックアウトされると小刻みエルボー。受けきった門倉がトラースキック。ロープに走るも、青木がラリアットで迎撃する。バックを取る青木だったが、門倉が回転エビ固め、十字固めで丸め込む。これも返されると、セカンドからのフットスタンプ、ウルトラリンを投下。

寸前でかわした青木がラリアットで攻勢。返されると、引き込み式ラリアットを敢行する。これもカウント2止まり。走り込んでのラリアットもカウント2。

門倉のダブルリストアームサルトもカウント2止まり。逆打ちを放ったところで時間切れとなった。
3、KIZUNA WAVE〜ギラギラ(15分1本勝負)
△野崎渚(時間切れ引き分け) SAKI△


野崎渚はSAKIとのシングルマッチ。SAKIとは2020年のDUAL SHOCK WAVEに「peerlessティーンズロード」のタッグ名でエントリーしている。野崎は新コスチュームで登場。

手四つの力比べから主導権を握った野崎が串刺し攻撃。ケンカキックを決めて、おしゃれキックにつなげる。そしてリバースインディアンデスロック。そこから鎌固めに移行する。ブレイジングチョップを連発していく野崎。顔面バン2連発からバックを取る。
これをチンクラッシャーで脱出するSAKI。すぐに野崎がキックをお見舞いする。そしてミサイルキックでカウント2。スリーパーへ。

これをSAKIがブレーンバスターで脱出すると、バックドロップの体勢。堪えられると、丸め込みと見せかけてのスコーピオン・デスロックへ。なんとか野崎がロープ。

SAKIはアトミックドロップ、ドロップキック、リバーススプラッシュにつなげる。これは寸前でかわす野崎。エルボーの打ち合いに発展し、残り5分のコール。SAKIはナックルとみせかけてチョキ攻撃。一方の野崎もビールマンキックから馬乗りナックル。SAKIもやり返す。野崎が振りかぶったところでTommyレフェリーが止める。ならばと野崎はヒザ蹴り。すぐさまロープに走る野崎に、SAKIが追走してヒザ蹴り。今度は野崎もSAKIを追いかけビッグブーツをお見舞いする。
残り3分から野崎がスリーパーの体勢。なんとかSAKIがロープ。すぐさまランニング・ダブルニーアタックで飛び込む。カウント2。ならばとノアールランサーへ。SAKIもみちのくドライバーⅡでやり返す。「負けてたまるか!」と野崎はもう一発、ノアールランサー。
だが、SAKIも後ろ蹴りでやり返して、両者ダウン。カウント9で立ち上がる両者。再びエルボーの打ち合いとなり、SAKIがみちのくドライバーⅡを敢行。野崎もノアールランサー・ハイ狙い。寸前でかわしたSAKIがランニング・ブレーンバスターを放ったところで引き分けのゴングが鳴らされた。
4、KIZUNA WAVE〜one way〜(15分1本勝負)
△桜花由美(時間切れ引き分け)桃野美桜△


第4試合は、BOSS to Mammy(以後、ボスマミ)対決。いまやwaveの名物タッグチームとなったボスマミだが、そもそも組むきっかけとなったのも両者のシングルマッチだった(2017年8・30新宿)。そこから桜花の一方的な片思いがはじまり、タッグ結成にまで至ったわけだが、3・1新木場で桃野は旧姓・広田レジーナさくらのサクパラダイス入りを表明。桜花にとっては非常に面白くない展開となっている。なんとか桃野の気持ちを取り返したい桜花にとって、この直接対決は大きなチャンスでもある。
桜花は両手を広げて「お願いします!」と待ち構える。桃野は「気持ち悪い…」と難色を示しながらも「2周年おめでとう」とハグに応じようとする。だが、これはフェイント。いきなり桃野が首固め4連発! 逆さ押さえ込みからのジャックナイフでカウント2。

すぐに走る桃野だったが、桜花は「よっしゃ、捕まえた!」とベアハッグ。桃野はTommyレフェリーに反則を主張してまんまと脱出。場外へと逃げ込むと、「そんなに美桜のこと好きなの? どこが好き?」と桜花に揺さぶりをかけていく。
場外から握手を求めた桃野だったが、そのまま桜花を場外に引きずり込む。逆にリングに戻った桃野は、場外カウントアウト勝ちを狙う。

カウント18でなんとか戻った桜花。桃野はパラダイスロックで身動き取れないようにして、ドロップキック。
反撃に出ようとする桜花だったが、「今日はビッグブーツはやらん」と踏みとどまる。すると桃野は「つまんねーな。来いよ、オラ!」と挑発。桜花は「ビッグブーツはしないけど…すかせ!」と叫びながらナックルで飛び込んでいく。もちろん、すかした桃野が「バカか!?」と桜花の頭を叩く。すぐさまドロップキックを放つが、桜花も払い落として、ビッグブーツ……かと思いきやこれも我慢。
桃野は「気持ち悪いんだよ。大迷惑。大嫌い。クソババア」と罵声を浴びせながらのストンピング。やられっぱなしの桜花だったが、堪忍袋の緒が切れたように「ふざけんな!」とお仕置きのビッグブーツ!

「大人しくしてりゃ、いい気になりやがって」といつもの串刺しビッグブーツでお仕置き。桃野も旋回式ヘッドシザースホイップを狙うが、桜花が堪えてストレッチマフラーホールドへ。
しのいだ桃野が回転エビ固め。カウント2。桃野を踏みつける桜花は「生意気なんだよ」とブラディーEX。

これも桃野が耐えきり、カニばさみからの低空ドロップキック。そしてミサイル4連発。カウント2。ダイビング・ボディープレスを投下するが、桜花が剣山。ショットガンからビッグブーツ。もう一発叩き込み、ポキへ。なんとかロープ。回転エビ固めを狙う桃野だったが、押し潰した桜花がカウント2。桃野のフォアアーム、桜花のビッグブーツがラリーとなる。JKボムを狙う桃野だったが、不発。フェースクラッシャーに切り返した桜花がえぐいカカト落とし。カウント2。
残り3分。ネックハンギングボムの体勢に入る桜花。これを丸め込みに切り返そうとする桃野。体勢が崩れるも首固めを連発していく。ダイビング・ボディープレスもカウント2止まり。不知火でカウント2。JKボムにつなげるが、堪えた桜花がインプラント。そしてビッグブーツでカウント2。残り1分となり、カカト落としを見舞う桜花だったが、桃野も切り返す。
残り30秒となり、桜花が垂直落下ブレーンバスター。これもカウント2。残り時間が少なくなるなか、タイガー・スープレックス・ホールドの体勢。踏ん張った桃野に桜花がカウンターのビッグブーツを放ったところで時間切れを迎えた。
試合終了と同時に慌てて桃野を気遣う桜花だったが、桃野は相当怒っている様子。退場する桃野を、桜花は追いかけていったが……!?
5、PURE-J認定無差別急選手権試合試合(30分1本勝負)
<王者>○米山香織(12分55秒、エビ固め)宮崎有妃●<挑戦者>
※第8代王者が4度目の防衛に成功


JWPという同じルーツを持つ宮崎有妃と米山香織。宮崎は1995年1月にデビューし、米山は1999年11月にデビュー。2人ともすでにJWPを退団し、宮崎は現在、wave所属。米山はYMZを立ち上げ、多くの団体で活躍する人気レスラーとなった。そんな2人が時を経てwaveのマットで、しかもJWPの流れを汲むPURE-J認定無差別級のベルトを争うこととなった。

試合前、記念撮影に応じる両者。ここで宮崎が仕掛けていく。ベルトを奪って、殴打すると遅れてゴングが鳴らされる。宮崎はボディースラム、ギロチンドロップでカウント2。ブレーンバスターを放って逆片エビ固めへ。ブレイクした米山が鉄柱攻撃で形勢逆転。リングに戻ってヒザ十字へ。なんとか宮崎がロープ。
米山はヒザへのエルボードロップ、セントーン。宮崎は髪の毛をつかんで脱出しDDTでやり返す。串刺し攻撃を狙うが、これは未遂。米山がチンクラッシャーに切り返そうとするが、宮崎も読んでいた。場外に出た宮崎は場外でリバースのアラバマスラムを敢行。リングに戻って張り付けラリアット、ハングマンDDTで追い打ちをかける宮崎
一方、米山も反撃に転じようとコーナーに登るが、キャッチした宮崎がえびす落としでカウント2。今度は宮崎がコーナーに昇る。
これは米山がバックドロップで引っぺがす。そしてダイビング・千豚♪でカウント2。「もう一発!」とコーナーに昇る米山。宮崎が追いつき、雪崩式ブレーンバスターの体勢。堪えた米山が雪崩式米-ZOU狙い。堪えられるとパワーボムで叩き付け、改めてダイビング・千豚♪を投下させる。これも返す宮崎。
今度は宮崎が直伝デスバレーボムを敢行。ムーンサルトプレスにつなげるも、これを寸前でかわした米山がビクトル投げ式ヒザ十字。なんとか宮崎がロープ。
すぐに走る米山に、宮崎がカウンターのラリアット。グリグリ目突きからの首固めへ。これをキックアウトした米山が後方回転エビ固めの体勢。キックアウトした宮崎だったが、すぐに米山が丸め込み3カウントを奪った。
4度目の防衛に成功した米山がマイクを取る。

米山「あー…、ゴキゲンすぎる、チャレンジャーの宮崎さんに全力で挑戦することでなんとか防衛できたぞー! 怖かった、宮崎さん怖かった。でも、waveのリングでPURE-Jのベルト賭けて、JWPの血が流れる宮崎産さんと防衛戦ができて、うれしかったです。ありがとうございました。桜花由美社長、美人×3。こんな美人の社長はこの世にいません。私今年に入ってから波の日、毎回、参戦してるんですよ。だから5月1日の波の日も参戦させてください。そして私シングルマッチすべてにこのベルトを懸けています。5月1日、対戦したい選手は…塚田しずく! よろしくお願いします」
桜花「(今後も)防衛したら塚田がチャレンジャーってこと? オッケー、5月1日、塚田しずくとシングルマッチ、決定で!」

米山「次はPURE-Jでライディーン鋼と防衛戦するぞ!(塚田に向かって)防衛するの、祈ってて。ありがとうございました」
◎バックステージ
米山「宮崎有妃選手は幅広くて、楽しいのから激しいのまでで、今日は怖かったです…。怖い宮崎さんから防衛できたっていうことは、ゴキゲンなんじゃないかなっていう。で、今、私、このベルトを持ってる間、シングルマッチすべてにベルトを懸けたいと思っていて。5月1日、waveさんでは塚田しずくさんとシングルマッチ、ベルトを持ってたらタイトルマッチをやりたいと思います」

——なぜ塚田選手と?
米山「だって、waveの今日デビューしたできたてホヤホヤ、フレッシュ、今が旬! 宮崎選手のような熟練した選手から、こんなにフレッシュな選手までいるっていうwaveさんで、熟練したwaveさんを相手に防衛できたので、次はフレッシュな塚田さんを相手に防衛したいです」

———ハイペースな防衛だが、体は大丈夫か?
米山「だいじょばないです(苦笑)」
6、Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合~(30分1本勝負)
<王者> ○旧姓・広田レジーナさくら(18分16秒、サクライト)加藤園子●<挑戦者>
※第16代王者が3度目の防衛に成功

事のはじまりはOZ1・10新宿でのこと。旧姓・広田レジーナさくらと加藤園子のシングルマッチが組まれ、そのときは加藤が勝利。試合後に広田が次期挑戦者に指名するも、加藤はやんわりと拒否していた。だが、加藤はwave2・1新宿に参戦した際、挑戦をアピールする。当然のことながら、一度断られた広田は消極的。今度は広田が拒否したのだが、桜花由美社長がタイトルマッチをやらないとベルトを剥奪すると宣言。しぶしぶ広田はタイトルマッチに応じることに…。
まずは加藤がローキックで牽制。広田もやり返すが、加藤がガードし「ヘボいんだよ!」と蹴り返す。さらに「チャンピオン、これが!? すごいですね!」と挑発しながらサッカーボールキック。コーナーでは顔面蹴りをお見舞いする。そして大暴走の体勢に入るが、場外に避難する広田。

加藤が「逃げてんじゃねーよ!」と叫ぶと、広田も「逃げたんじゃねーよ、降りたんだよ!」と言い返す。水を飲んで広田はリングイン。
加藤がロープに飛ばすも、広田はトペ・レベルサの体勢。これを加藤がキックで迎撃する。そして加藤はローキック。読んだ広田がスクールボーイでカウント2。

ヒヤリとした加藤がヘッドロックで捕獲すると、アームロックで脱出する広田。加藤も逆片エビ固め、ヘッドロックに移行する。
脱出した広田はボ・ラギノール……を我慢。高田純次も我慢する。すると加藤の方から「今日はやらないんだ。なんだよ、それ! 調子狂う。お前のその広田ワールド対策してる気持ちを考えろよ」とけしかける。

この言葉に目覚めた広田が「もう大丈夫です。いつも通りやります」と仰向けに。そして「お前がかわりにやるってことか!」と高田純次を誘導する。加藤は「そういうことじゃない。そういう意味じゃない」と否定しながらも、高田純次を敢行する。
だが、寸前でかわした広田が「タイトルマッチ、バカにしてんじゃないぞ!」とストンピング。開放された広田は鼻をほじりながら加藤に向かう。すると加藤は「そういうことじゃない」と全否定。

広田は青コーナーにパンチを入れながら「やれって言ったじゃん。昔からさ、そういところが嫌いなんだよ。気に入らないんだよ、昔からよ」と加藤への愚痴をこぼす。
振り向きざまに加藤を認め「大好きです」と取り繕うも、当然、加藤はローキックでお仕置き。「お前の考えてることがよくわかった」と串刺し攻撃をお見舞いする。

一方、広田もフロントハイキックで迎撃し、スイングDDTにつなげる。そしてボ・ラギノール。走る広田に加藤はニーリフト。広田はボ・ラギノールで応戦し619。シャイニング・ウィザードにつなげるも、これは加藤も読んでいた。そして、ファイアーマンキャリーでかついでコーナーに叩き付ける。大暴走からギロチンドロップを狙うが、かわした広田がボ・ラギノール。さらには側転からのボ・ラギノール。場外に加藤が落ちると、広田が戸惑いながらもトペ・スイシーダ。「加藤を超えたぞ!」と場外で叫ぶ。
広田は加藤を戻して、ミサイル発射。カウント2。へなーらサンセットの体勢。加藤が切ってドラゴンSHの体勢。広田も堪えていく。逆に加藤がへなーらの体勢。広田が回避しへなーらサンセットを強引に敢行。キックアウトされるとワキ固めで捕獲する。
10分経過。なんとか加藤がロープ。加藤のキックをかいくぐって広田は夜叉スープレックスの体勢。読んだ加藤がステップキック。ドラゴンスリーパーの体勢。これをコーナーを使って不知火のように脱出した広田がスリーパーへ。加藤はコーナーに叩き付けて脱出する。

すかさず広田がシャイニング・ウィザードでカウント2。ここで広田は夜叉ロックを狙うが、加藤が回転エビ固めに切り返す。ならばと広田はへなーらの体勢。未遂に終わると走る広田。加藤がカウンターの逆回し蹴りを放つ。
そして加藤は「お前のベルト、もらった!」とローキックを連発。キックアウトされるとドラゴンスリーパーへ。さらに投げっぱなしジャーマンを放って、もう一度ドラゴンスリーパーで捕獲する。なんとか広田がブレイク。ならばとドラゴンバレーを敢行する加藤。

これも返されると、加藤のハイキックと広田のへな拳が交互に炸裂。加藤の投げっぱなしドラゴンが決まると両者ダウン状態に。
先に仕掛けた加藤がパワーボムで叩き付けるもカウント2。加藤の側頭部へのキックは危険な角度で決まるも、それでも返す広田。ならばと加藤はクーロンズゲートの体勢。カウント2。ここで加藤は改めてクーロンズゲートを狙うが、広田は担がれながらもボ・ラギノールを連発。脱出した広田がサクライトで逆転クルリ! 3度目の防衛に成功した。
◎試合後のマイク
広田「ベルトもありましたが、ここ最近、GAEAの先輩っていうキーワードが私の中にありまして、先輩ありがとうございました」

加藤「お前、チャンピオンだろ? 頭下げるんじゃねーよ、だっせーな。やっぱお前には似合わないな、そのチャンピオン」

広田「それ、自分が一番わかってます。でも、なんでかチャンピオンのままでい続けちゃうんですよねぇ(悔しがる加藤)。やっぱりwaveのベルトは、waveのエースを選んだんだと思います」

加藤「チャンピオン、こちらこそ挑戦を受けていただきありがとうごあいました。ぶっちゃけ昔の広田のままとナメてました。スミマセン。ちょろいだろって、それが私の広田ワールドに対する勉強不足ですね。また一つ、今日教えてもらいました。だけどね、自分負けて終わるの、すげーいやなんで、もう1回挑戦させろ、お前。今日、セコンド付いてくれたコイツら(関口翔ら)にベルト持って帰るから見せるからって言ってたのに、何も声かけられないんだよ、コイツら。だから挑戦者としてお願いです。もう一度お願いします!」

広田「その頃にはチャンピオンは変わってるかもしれませんが、そのときのチャンピオンと激闘を繰り広げてください。ありがとうございました。(加藤は『クソ!』と言いながら退場)なんやかんだで私は強いのかもしれませーん! ありがとうございました。チャンピオン姿、どうか収めてください」
桜花「もういいですか? 9時まわっちゃったんですよ。すみません、えーーと、本日本当は今年のCatch the WAVEの詳細を発表する予定だったんですけど、9時をまわってしまったので、次回にします。ありがとうございました。しめていいよ」
広田「あの今日、平日のシングル6本ということで、waveこれで、新生waveになってから3周年目に入りました。waveのメンバー上がってください。なんでこんなに興行が押したかというと、今日1本目のデビューした塚田が、なかなか粘って頑張ったってことです(大きな拍手)。2年経ち、3年目。一人、新しい風が入ってくれました。あとの4人はシワと白髪が増える一方です。しかし、新しい風も吹いたことなので、これからもっともっといろんなことに挑戦して、面白いことやりたいと思いますので、世の中のことはちょっと忘れて、この会場ではこの配信を見て、楽しい気持ちになってくれればと思います。それがwaveのプロレスのできる力だと思います。これからも、新生3年目に入りましたが、waveをよろしくお願いします! 行くぞ、これが、waveだー!」
◎バックステージ
——防衛おめでとうございます。改めて加藤戦は?
広田「ありがとうございます。そうですね、野崎からベルト獲って、最初にライバルである神童ミコトが名乗り上げてくれて、タイトルやって防衛して、次は剥奪と言われながらもKAORUさん、そして園子さん。なんかこの前に永島さんの来年引退ってことで、園子さんはまだまだ引退とかないですけれども、なんか本当にそういう時期が来たんだなと思って、waveのベルトでね、waveのリングですけど、やっぱりどれだけあとリング上で闘えるんだろうっていうのがやっぱ考えちゃいますよね。しかもいまの状態が奇跡なんですから、これでまたこれ防衛戦拒否とかすると、剥奪とか言われて、もう…。なんて言うんでしたっけ、こういうのって。悪徳業者っていうんでしたっけ? パワハラ? そうパワハラだし、ブラック企業だし、本当によく3年目迎えられたなと私、思うんです。それもひとえに私が頑張って爽やかな風とか、子どもの若々しい風とか吹かせてやってるのに、桜花さんは白髪とシワが増えるばっかりで、この前は四十肩で肩が上がらなかったくせにそうやって言って。すみません、本当に2周年というめでたい場で、防衛の場でこんな会社の愚痴を言ってしまいました。でもね、本当にwaveが一致団結してやってきたから、2年という月日を乗り越えられたんだと思います。そして挑戦するって言ってくれた園子選手、染みますよね、本当に。感無量です。本当は私、強いんじゃないかな? 本当は。なんかチャンピオンとしての自覚が出てきたような気がするんですけど、ここでね。『誰でもやってやるよ!』とかって、言ったらなんかもう、それは言っちゃいけないと私、思っているので、これが終わったらなるべく次まで防衛戦はやらないように、本当にしていこうと思います。勝利者インタビューでこんな不安な顔で、コメントするの私くらいだよ、本当。私を見て、waveを見て、日頃の何か重苦しいものを取ってもらえれば、元気になってもらえれば、私はそれだけが、私が元気になれる方法です」

——新人もデビューしたが?
広田「アイツは本当に何回髪をかき上げた、今日!? 本当になんなんだ! あのクセは本当に抜けないな、クセっていうのはね。抜けないんですよ。あんな白いコスチュームを着ておきながら、ヤンキーみたいな声の出し方とかしちゃって、白、ぜんぜん似合ってなかったですよね? 昔のヒールみたいな感じで、バイソン木村さんみたいな目尻のメイクしちゃって、アイツな。本当にwaveに新しい風を吹き込もうとしてるぞ、アイツは。誕生日一緒だからね。ちょっと早いうちに、出る杭は潰しておかないといけないので、アイツと当たるのが楽しみですね」

——新生wave3年目の抱負を。

広田「新生waveになったときに掲げた、全国をまわるというのは早々にコロナでダメになって、すごい笑えるんですけど、本当にそれを聞いて地方の方々本当に楽しみにしてくださってる方々、たくさんいると思うんですが、本当に謝ることじゃないかもしれないんですけどね、ごめんなさい。行けなくて! 配信とか届くようにしているんですけども、一人ひとりがもうちょっと発信して、いろんな手段でもっと。もうね、コロナっていうのはしょうがないというのはアレですけど、コロナを利用して大きく、楽しくならないといけないと思ってるので。そのためにもね、コロナを味方につけて、もっとみんなで隅々まで届かせるっていうのがやらなきゃいけないことであり、抱負なんじゃないかなって思います。あとは塚田がデビューしたので、大事に、厳しく、waveにふさわしいメンバーに育てていきますので、みなさんこれからもご期待ください」