2021.04.14

Weekday wave vol.123

1、プロレスゼミナール~スクランブルwave(30分1本勝負)
優宇&高瀬みゆき&○青木いつ希(17分10秒、片エビ固め)塚田しずく●&KAORU&三浦亜美
※セカンドロープからのボディープレス


wave待望の新人・塚田しずくが新木場1stRINGで初試合。4・3大阪ではKAORUとシングルマッチをおこなったが、今大会ではそのKAORU、三浦亜美と組んで、優宇&高瀬みゆき&青木いつ希組と対戦した。
優宇が塚田をカバーするもカウント2。ボディープレスもカウント2。続く高瀬はフライングメイヤー。張り付けドロップキックもカウント2止まり。

青木が出ていき、「社長が見ているー」とセコンドの桜花由美を意識しながらも、塚田を踏みつける。続く優宇は逆水平チョップで追撃し、串刺しボディーアタック2連発で塚田をぺしゃんこにする。カウント2。さらに優宇はセントーンを投下。
防戦一方の塚田。高瀬が串刺し攻撃を狙うが、なんとか塚田がかわして、三浦→KAORUがトレイン攻撃。流れがかわり、ようやくKAORUとスイッチとなる。

KAORUはハーフテーブルで高瀬の脳天をブチ抜き、テーブル上へのブレーンバスターで逆襲。すかさずコーナーに昇ると、塚田がコーナー下に高瀬をセットしようとする。だが、高瀬が逆にボディースラム。そのたびにKAORUが高瀬の脳天をテーブルでぶっ叩く。なんとかセットに成功した塚田。ようやくKAORUがテーブルを落としていくが、これをキャッチしてしのぐ高瀬。
反撃にかかる高瀬がテーブルを振りかぶるも、塚田がテーブルを奪うナイスアシスト。しかし、そのテーブルを場外へと投げ捨ててしまい、KAORUに怒られる。

試合はKAORUvs優宇に移行。コーナーに昇るKAORUだったが、優宇がパワーボムの体勢。これをKAORUがウラカンラナに切り返す。走るKAORUに優宇が旋回式サイドバスター。セントーンを見舞うが、KAORUが寸前でかわす。三浦とタッチ。
三浦と優宇はショルダータックルで衝突。優宇の突進をかわした三浦がボディーアタック。「挙げるぞ!」とアルゼンチン・バックブリーカーを狙うが、さすがに持ち上がらず。ならばと三浦は逆水平チョップ。優宇もやり返す。豪快な打ち合いで沸かせる。

続いて青木が出ていき、三浦にフェースクラッシャー、ダブル・ニードロップでカウント2。串刺し攻撃を狙うも、これをかわした三浦がショルダータックル。張り付けドロップキックでやり返す。キックアウトされるとアルゼンチン・バックブリーカーで捕獲。青木をマットに叩き付ける。
塚田が出ていき、青木に小刻みエルボー。ボディースラムを狙うが、逆に青木が敢行。ボディープレスを投下する。

15分経過。ここで青木が塚田に逆エビ固め。KAORUがテーブルで救出すると、KAORU&三浦でビッグブーツ。すかさず塚田がドロップキックで飛び込む。カウント2。フォアーアムもカウント2止まり。

もう一度、ボディースラムを狙う塚田だったが、青木がブレーンバスターホールドで形勢逆転。塚田に串刺しトレイン攻撃で追い打ちをかける。これも返されると、セカンドからのボディープレスでトドメを刺した。
2、Future wave(15分1本勝負)
△野崎渚(時間切れ引き分け)門倉凛△


第2試合は野崎渚vs門倉凛のシングルマッチ。まずは野崎がロックアップの押し合いを制してクリーンブレイク。再びロックアップとなり、今度は門倉が押し込む。ヘッドロックに捕らえた門倉がドロップキック。野崎もすぐにやり返す。
野崎はフロントキックを見舞うと、ヒザ蹴りを連発。ロープに飛ばしてキッチンシンク。カウント2。バックブリーカー、ストマックブロック、ボディーシザースで捕獲する。ダイヤル固めはカウント2。串刺しビッグブーツにつなげるも、これもカウント2。すぐさまスリーパーで捕らえていく野崎。なんとか門倉がロープ。
5分経過。フロントキック、おしゃれキックで追い打ちをかけた野崎はエプロン上でブレーンバスターの体勢。堪えた門倉がDDTに切り返す。ネックブリーカーで反撃にかかる門倉。低空ドロップキック、首4の字固めで攻勢を強めていく。振り子式DDTはカウント2。さらに串刺しバックエルボー、キャノンボール、ミサイルキックを放っていく。そして、逆打ちの体勢に。

これを切り返した野崎がドラゴンスリーパー。門倉も取り返してカウント2。すぐに野崎もドルミルへ。ニアロープに助けられる門倉。ならばと野崎はスタンディングのダブル・ニーアタック。ノアールランサーで飛び込むも、払い落とした門倉が低空ドロップキック。グラウンド卍固めへ。
今度は野崎のビールマンキック、門倉のトラースキックが交互にサク裂。続く門倉のダブルリストアームサルトはカウント2。すぐに走るも、野崎がビッグブーツで迎撃する。
両者ダウン状態。野崎が先に仕掛けてフロントキック。門倉も応戦していき変形ダブルリストアームでカウント2。フットスタンプ、ウラカンラナもカウント2止まり。ここで門倉が逆打ちへ。キックアウトした野崎もフロントキックを連発。すぐに走るも、門倉がトラースキック、野崎もノアールランサーで飛び込んだところで、時間切れのゴングが鳴らされた。
野崎「15分ドロー。お前なんなんだよ、ホント…! ホント、苦手だわ。でも、その苦手なアンタの心、一つだけ読めるよ。『15分ドロー。悔しいです、この続きはキャッチで』でしょ!? 上等じゃねーか、バカヤロー! まあでも前回(4・1新宿)、アンタも15分で、私も15分で、もう1本15分になって、キャッチの詳細発表するって言ってたのにされなかったから、また今日時間なくなって、キャッチの詳細知らないの、イヤでしょ? だから、とっとと帰ろう。解散!」
3、HAPPY BIRTHDAY WAVE~4.2~(30分1本勝負)
○渡辺智子&伊藤薫(17分56秒、エビ固め)桜花由美●&桃野美桜

桃野美桜のサクパラダイス入りで、おだやかでなかった桜花由美だが、4・1新宿での直接対決で改めてタッグの絆を確認。今大会では、平成元年組タッグのいとなべ(伊藤薫&渡辺智子)と対戦した。
試合前、桃野は4月4日に誕生日を迎えた桜花に歌のプレゼント。そして「42歳のお誕生日おめでとう。42歳ってなかなかオバさんだと思うんだけど、でも大丈夫。今日の対戦相手、49歳と49歳の合計98歳だから。この2人ね、加齢臭がする。マミーは大丈夫。いい匂いするから頑張って!」と先発を譲る。

桃野にめっぽう甘い桜花も「言い過ぎだよ。(いとなべに)謝って。ゴメンナサイして」と促すも、桃野は「メンゴ、メンゴ」とふざけた様子。
そこに渡辺がフロントキックで飛び込み、トレイン攻撃でお仕置きする。さらに渡辺は桜花をハンマースルーで投下しようとしたが、堪える桜花。逆に桃野がドロップキックを桜花にお見舞い。

すぐさまいとなべは桜花にダブルハンドのラリアット、ダブルのフロントキックで追撃。渡辺のエルボードロップ、伊藤の串刺しラリアットが決まる。すかさず渡辺は逆片エビ固めへ。
これを耐えた桜花が串刺しビッグブーツで反撃にかかる。ボスマミは渡辺の手を踏みつけると、ダブルの攻撃(担いで、投げて)でカウント2。
一方の渡辺もカベルナリアで攻守逆転。今度はいとなべもダブルの攻撃(担いでと同型)で応戦する。伊藤がボディースラムで叩き付け、逆エビ固めへ。続く渡辺もサソリ固めで絞り上げると、伊藤が桃野の両手にフットスタンプ。追い込まれる桃野を桜花が救出する。

今度は桃野が反撃に転じて逆エビ固め。耐えられるとボスマミで串刺し攻撃を狙うが、渡辺がかわして桜花に串刺しラリアット。
ボスマミも美桜ロケットにつなげていく。続く渡辺のカーフキックに桃野も応戦。あまりの痛さに悶絶する両者。渡辺がロープに走るも、桜花が妨害。そのままボスマミがダブルを狙うが、渡辺がブーメランアタックで阻止する。
すかさず伊藤がセントーン。一方、桃野はドロップキック3連発で応戦。しかし伊藤は倒れない。ここで桃野は「来いよ!」と大胆不敵な態度に出る。伊藤がラリアットで飛び込むと、バックを取って、頭を叩く桃野。そして、奇声で隙を作って丸め込む。カウント2。回転エビ固めも狙うが、伊藤が踏ん張る。桜花がビッグブーツでアシストすると、そこからエビ固めを巡る攻防に。いずれもカウント2。
タッチを受けた桜花がダイビング・サンマドロップ、バッククラッカー、ビッグブーツで逆襲。

伊藤も裏投げでやり返すと、場外にボスマミをセットしスラインディングキックで追い打ち。リングに桜花を戻してライガーボムを決める。キックアウトされると渡辺が出ていく。しかし桃野がミサイルキックで妨害。
ここで連係を狙うボスマミだったが、阻止した渡辺がセカンドからのボディープレス。伊藤がセカンドからのフットスタンプを桜花に投下。渡辺がスクリュードライバーにつなげる。なんとか返す桜花。

桜花も串刺しビッグブーツでやり返すと、ネックハンギングボムでカウント2。DDT、カカト落としはカウント2。ファンタスティックフリップ、高い高い、マミーを投下が決まる。ここを勝機と読んだボスマミは、桃野が伊藤をモモ☆ラッチで排除すると、桜花が渡辺にビッグブーツで飛び込む。しかし、カバーしようとする桜花を逆に渡辺が丸め込み、逆転勝利を収めた。
◎試合後のマイク
桜花「ちょっと、大人げない! でも、やっぱりいとなべは強いわ。今日はありがとうございました。ちょっと伊藤さん! ちょっとアタシ、一つ言いたいことがある。なんでフリーになるんですか! ハロウィン、どうするんですか!! もし団体立ちあげたらまたwaveのリングに上がってください。よろしくお願いします。渡辺さん、悔しい…。でも楽しかった。私、渡辺さんとシングルしたことないですよねぇ。えー、ちょっと話は変わるんですけど、私、いま今年のCatch the WAVEのゲリラオファーを他団体にしてるんですよ。渡辺さん、Catch the WAVE、興味あります?」
渡辺「メチャクチャありますけど、年齢制限とかあります?」

桜花「年齢制限はないです。(興味)あるんですね」

渡辺「すごく興味があります、すごく」

桜花「わかりました、ちょっと考えておきます。シングルしたいなと思いまして、今日。よろしくお願いします。今日はありがとうございました」
4、HAPPY BIRTHDAY WAVE~4.3~(30分1本勝負)◎旧姓・広田レジーナさくら&宮崎有妃vs菊タロー&くいしんぼう仮面

メインイベントは、4月12日に43歳となった旧姓・広田レジーナさくらのバースデー記念マッチ。広田の希望で、“お笑いプロレス界のレジェンド”菊タロー&くいしんぼう仮面と、奇跡(広田&宮崎有妃)の対戦が実現した。

なぜか、くい菊はノーミュージックでリングイン。続いて奇跡が入場し、広田はゆっくりとベルトを外す。そして新発売の自身のTシャツをアピールする。クリーンな握手をかわすも、くい菊は宮崎をマジマジと見るなり「昔はあーじゃなかった」とざわつく。
先発は広田vs菊。広田は「見てる。私を女として見てる。私には主人がいるのに。今日一線を越えてしまう。子供たちと主人はお風呂に入ってるのかな? すべてを捧げるわ。さあ抱いて」と迫るも、菊は容赦ないボディーブロー。

怒った広田は「揉めよ!」と逆セクハラ。菊が拒否し続けると、広田は「恥かかせてんじゃねーぞ!」と菊の串刺し攻撃を迎撃してスイングDDT。デルフィンクラッチの体勢に入るが、掛け方がわからずもたつくと、くいしんぼうが菊にデルフィンクラッチ。広田がカウントを叩く。カウント2。
続いて広田と菊がボ・ラギノールの応酬。意地の張り合いのなか、菊が「なかなかやるな」と言うと、広田も「お前もな」と健闘を称えつつ、両者ダウン。立ち上がると握手をかわして交代へ。

宮崎vsくいしんぼうのマッチアップに。ショルダータックルの打ち合いに勝ったのは宮崎。ならばとくいしんぼうは地獄突きからロープに走る。これを宮崎がアームホイップ。くいしんぼうもやり返すと、調子にのりすぎて広田、菊タローも投げていく。そして4人で欽ちゃんジャンプ。
くいしんぼうはうまか棒で飛び込むも、かわした宮崎が串刺しラリアット。広田が出ていき、ボ・ラギノール。拝み渡りへ。ロープ中央でジャンプする広田。最初は成功するも、2回目は失敗。

転落した広田にくいしんぼうがキャメルクラッチ。菊がランバダを踊りながら迫っていく。なんとか耐えた広田がフェースクラッシャー。そして高田純次へ。菊が迎撃し、逆に高田純次のムーブに入る。
だが、広田が「前科もんにやらせないわ!」と阻止。菊は「入国を拒否されただけだ!」と猛抗議。結果、高田純次をやるハメになったのはセコンドの野崎だった。

広田は「そんなに女の体に触りたいならチャンスやるよ」と自らを犠牲にして、はずかし固めにかかりにいく。しかし、くい菊はまったく見ないで雑談。
抗議する奇跡に、菊は「野崎のが見たい」とアピール。仕方なく、宮崎が野崎をはずかし固めへ。菊タローがハンディカメラを持って撮りまくる。広田がボ・ラギノールで野崎を救出。くい菊にトペ・スイシーダで反撃にかかる。

広田がローキックを放つと、くいしんぼうがバービック。バービックが他の選手にも伝染していく。そして、くい菊が奇跡をそれぞれヘッドロック。リング中央で衝突し、4選手がダウン。全員にカウントが入るもカウント2。
さらにくい菊の連係が決まり、菊は「オレごと刈れ!」とくいしんぼうに指示を出す。くいしんぼうが大外刈りを掛けるも、菊のみが刈られる結果に。このチャンスに宮崎がくい菊にランニング・ボディープレス! 広田が指一本でくい菊を押さえ込み、3カウントを奪った。
◎エンディング
試合後、広田がマイクを取る。「おい!」と叫ぶも、そのまま吐血。

菊タロー「広田さーん、広田さーん!(と駆け寄る)こ、これはいったい。誕生日祝いを終えたばかりの広田さくらが吐血して、子供2人に、旦那もいるのに、3人を残して余命いくばくもない状態。こ、これは息絶える前に、広田からの遺言を家族に、ファンのみなさんに残していただかないといけない。広田さん、いまの心境を」

広田「みんな、いままでありがとう。昨日きの&めぐ、お父さんの言うことよく聞いて、元気に育ってね…ガク!」
菊タロー「ああああああー、広田さくら絶命! 殉職!! でも、でもこんな楽しい興行の締めに、楽しい試合やって、こんなしんみりとしたので終わられへんよな。これは楽しい歌でも聴いて、気分転換しよ、ポチ(と広田の体を指で押す)」
菊タロー「ああああああー、広田さくら絶命! 殉職!! でも、でもこんな楽しい興行の締めに、楽しい試合やって、こんなしんみりとしたので終わられへんよな。これは楽しい歌でも聴いて、気分転換しよ、ポチ(と広田の体を指で押す)」

すると絶命していたはずの広田が歌い出す。

広田「ハッピー・バースデー・トゥー・ミー×2,ハッピー・バースデー・ディア・さくら、ハッピー・バースデー・トゥー・ミーーーー!」

菊タロー「生き返った!」

広田「これにてメインイベントを終了いたします! ありがとうございました!!(奇跡のテーマ曲が流れてエンディング。改めて広田がマイク)ありがとう! 会場にお越しいただいたみなさん、配信をご覧のみなさん、ビックリしたよね。ありがとう! 死んだかと思ったでしょ。そして、こういうメインイベントもあるんだってビックリしたよね。ありがとう。でも、いろんなことがあって、これもwaveだと思って、こういう試合も楽しんでもらえたらなと思っております。みなさん、どうでしたか?(拍手)実はこれは前哨戦になるんです。昨年延期になりました、私の大阪での自主興行があります。それをそろそろ稼働しようかと思っています。まだ菊タローさん、日本にいるよね? 前科あるしね。いるでしょ? くいさんも大丈夫だよね。えっと、まだ詳細は決まってないですが、秋口、じゃっかん時間があります。だけど、もう1回やりましょう」

菊タローは野崎を指名する。

広田「おぅ、野崎も。野崎込みで」

さらに菊タローは門倉の名前もあげる。

広田「ああ、凛ちゃんも。わかりました。好みの女性をリストアップしていただいて。みなさん、お待たせいたしました! 私、どんどんやらせていただきますので、付いて来てくださいよ!(会場が静まりかえる)ホラね、付いて来てくれないんだよ。ねぇ、ねぇ、ねぇ! わかりました。じゃあ、締めますので、今日はいろいろあって、菊タローさんフリーなのに、上がっていただきましてありがとうございました。カッコよくビシッと締めますので、くいさん、菊さん、ありがとうございました!」
桜花「締める前に、今日発表したいことがあるので。時間も時間なので手短にいきます。私、いまいろんなところにゲリラオファーしてるんですけれども、今年のCatch the WAVEは、5月15日、新木場大会からヤングブロック、スタートします。いろんな団体に足を運んで、ヤングブロックのオファーしてるんですが、いま決定してる選手がJTOさんから稲葉ともか選手ともう一人、PURE-Jさんから大空ちえ選手、そしてwaveから塚田しずく。こちらがヤングで決定している選手です。あと3人オファーをして、4人の2ブロックでやりたいと思っています。あ、ごめん、ごめん、ごめん! アクトレスガールズから三浦亜美選手、昨日私オファーしたの。ごめん、ごめん! えー、いま5人決まってるのかな。あと3人で、4人の2ブロックをやりまして、ヤングで優勝した選手には本戦に出場できる権利を与えることになります。なので本戦は…」

広田「なるほど。じゃあすごい(ヤングは)勝ち上がらないとダメなんだ」

桜花「そうなんです。リーグ戦で勝ち上がっていただいて、本戦は4人4ブロックでやりたいと思います。ブロックは決まっていまして、桜花ブロック、広田ブロック、宮崎ブロック、野崎ブロックの4ブロックです」

広田「私、サクパラダイスブロックにしてよ」

桜花「それはあとで。時間、時間! 本戦の開幕は6月1日新宿FACE大会、こちらで開幕します。そして決勝は7月1日、新宿FACEでおこないたいと思います。5月1日の新木場大会で、もろもろの詳細を発表したいと思いますので、みなさんぜひ楽しみにしていてください。コロナなので東京だけで開催したいと思っております。そして配信もアリです」

広田「わかりましたよ。キャッチになってくると殺伐とした空気になったりとかするから、よかったぁ、今日ふざけといて。ちょっと、やりすぎた感じはある。だけど、(リングを吐血で)汚したけど、掃除しますよ。アルコールもして消毒しときます」

桜花「じゃあ、締めていいですよ」

広田「今日は本当にちょっと私、はしゃぎすぎてしまいました。どうもすみませんでした! でも、こういう感じ私すっごい好きなんです。そんな私をみなさん、好きでいてくれてますか?(拍手)ありがとう、ありがとうございます。配信を見てくださってる方もありがとうございます。それでは時間、時間ってうるさいんですけれども、これで締めさせていただきます。いつも片割れには宮崎さん、ありがとうございます。私、43歳になりました。抱負はwaveの中でもっともっと好き勝手やってやるぜー! ありがとうございます。それではみなさん、いくぞ、これがwaveだーーー!」
◎バックステージ
広田「もうね、いましかできない、今日しかできない闘いを走り抜いた感じです。リング上でも言ったように、ずっと奇跡とくいしんぼう、菊タロー…避けては通れないタッグと私はずっと思っていて、いつか必ずやらなければいけない。それが今日のカードの、私のリクエストした理由です。ちょっと43歳、いろんな日々の育児のストレスとかがたまっちゃって、ちょっとはしゃぎすぎたかなっていう、そんな感じはあるけど、でも、私はこういうのも大好きです。そしてお客さんも『あっ、今日の広田、なんかちょっと怖いな、引いちゃうな』って思っている、そんな引いちゃってるお客さんをリング上から眺めるのも溜まりませーん。ありがとうございます」

——キャッチの概要も発表されたが。
広田「そうですね、キャッチは、イコール私のベルトに挑戦する者を決める闘いです。このベルト、ちょっとよごれちゃったから、今日磨いてきれいにしておくけど、誰でもいいよ。今日の試合を見て、いままでの試合を見て、そしてこれからのアタシのキャッチ、誰か決勝に上がってくるまでの、私の闘いを見て、自信があるヤツ、勝ち上がってこいよ。それで私に挑戦してこいよ。逃げも隠れもしねーよ。それが会社からの決まりだからな。逃げられないんだ。逃げたらまた剥奪とか言われるんだよ。だからもうこれはしょうがないんだよ。私だって誰が上がってくるか、怖いよ。でもそれを受けるのがチャンピオン。覚悟しとけよ。誰かわからないけど。剥奪されるから、もうそろそろクビになっちゃうから、イヤだとか言わないから、待ってるからな!」