2021.05.15

「Saturday Night Fever 21 May.」

◎オープニング
今大会よりCATCH THE WAVE 2021のYOUNGブロックが開幕。まずはYOUNGにエントリーした選手たちによる入場式がおこなわれ、三浦亜美、柳川澄樺、稲葉ともか、大空ちえ、向後桃、月山和香、塚田しずくが登場(Yappyは5・18蕨からの参戦となるため欠席)。それぞれの50万円の使い道は以下。

三浦「引越費用にあてたいと思います」

柳川「道場に冷暖房がないので、冷暖房付けたいと思います」

稲葉「いつもお世話になっているTAKAみちのく代表に、おいしいご飯を食べさせてあげたいと思います」

大空「自分のグッズ製作にあてたと思います」

向後「前から飼いたかった豆柴ちゃんと飼います。名前は豆大福です!」

月山「団体への賄賂に使いたいと思います」

塚田「コスチュームを作りたいと思います」

Yappy「二輪車免許をとって、単車を買います」(野中美智子リングアナが代読)

なお、YOUNGブロックは、Aブロック(三浦、稲葉、向後、塚田)とBブロック(Yappy、柳川、大空、月山)の2ブロック制で争われる。今大会(5・15新木場)含め、5・18蕨、5・25蕨、5・28蕨の4大会でリーグ戦をおこない、試合はすべて10分間勝負。通常のプロレスルールで、場外カウントは10カウント、10分間に何回フォール、ギブアップを取っても試合は続行される。各ブロックで一番、フォール数の多い選手が決勝進出となり、同点の場合は、再度同点者同士で試合をおこない勝利した選手が決勝進出となる。優勝決定戦は5・28蕨。決勝戦のみ時間無制限1本勝負。優勝者には小波女の称号と、優勝賞金50万円が与えられ、6・1新宿大会から開幕するCATCH THE WAVE 2021の本戦に出場する権利が与えられることがアナウンスされた(広田ブロックにエントリー)。
1、チャレンジwave(10分間勝負)
桜花由美(3-0)月山和香
①桜花(2分33秒、ブラディーEX)月山
②桜花(3分20秒、体固め)月山
※ビッグブーツ
③桜花(8分39秒、体固め)月山
※カカト落とし


YOUNGブロックにエントリーしている月山和香が登場。この日は公式戦がなく、桜花由美の胸を借りる。

月山はリングに上がるなり、マイクを握り、「私はYOUNGで勝ちたい! 桜花選手から1フォールでも取ったら、小波女になれると思う。お願いします!!」と、今年のYOUNGブロックの公式ルールである10分間勝負を桜花に提案。その熱意を受け止めた桜花が「オッケー」と快諾し、ゴングとなった。
ロックアップから桜花が押し込む。続いて手四つの力比べ。月山が足を踏んでドロップキック8連発。返されると、小刻みにエルボーを放っていく。改めてドロップキックを放つが、払い落とした桜花がブラディーEXへ。早々に月山はギブアップ。桜花が1本を先取した。
試合が再開され、月山は嘘泣き。桜花を油断させたあと持参した槍で突く。しかし、2度目は桜花も蹴り落とす。そして月山にビッグブーツのお仕置き。これで3カウントを奪う。

あっという間に2本を取られてしまった月山。桜花に変形サーフボードストレッチを仕掛ける。串刺しドロップキックでカウント2。5分経過。桜花がボディースラムで叩き付ける。キックアウトされると、コーナーホイップ。すぐさま串刺しビッグブーツにつなげる。返されるとバックドロップを狙うが、切り返した月山がカウント2。クロスボディー4連発で反撃にかかる。パロスペシャルで捕獲したあと、スクールボーイ、オクラホマスタンピード、回転エビ固めでカウント2を量産していく。
桜花もスタンガンで形勢逆転。ビッグブーツでカウント2。カカト落としで3カウントを奪った。
桜花はなおも攻撃の手を緩めず。ブレーンバスターを狙うが、これを首固めに切り返す月山。キックアウトした桜花がすぐにビッグブーツでやり返す。残り1分のコール。もう一発ビッグブーツを叩き込む桜花。これを執念で返す月山。ならばと桜花は垂直落下ブレーンバスターを敢行。続くビッグブーツもたたき込むが、月山が返したところでゴングが鳴らされた。

試合後、桜花は「月山和香…選手、自分で起きろ、体を起こせ。キャッチに出るんでしょ? 今日は1本も取れなかったけど、キャラがなくてもアンタ、小波女になれる素質持ってるんじゃない? だから本戦に上がってきて、一緒に決勝で闘いましょ!」と月山の健闘を称えた。
2、CATCH THE WAVE2021~YOUNG BLOCK~A(10分間勝負)
三浦亜美<2点>(2ー2)向後桃<2点>
①向後(5分45秒、変形腕固め)三浦
②三浦(7分20秒、コンバイン)向後
③三浦(8分12秒、片エビ固め)向後
※アバランシュホールド
④向後(8分58秒、エビ固め)三浦
※ウラカンラナ


いよいよCATCH THE WAVE 2021が開幕! 今年は、三浦亜美vs向後桃のアクトレスガールズ対決で幕開けとなった。

クリーンな握手から三浦がショルダータックル6連発。早速、向後をコーナーホイップするも、向後が切り返してアームホイップ。アームロックで捕獲する。三浦がロープ。
攻守が入れ替わり向後はショルダー・アームブリーカーを連発。そして串刺しドロップキック、正調ドロップキックでカウント2。三浦もエルボーでやり返そうとするが、向後の腕攻めが効いており、力が入らない。

このチャンスに向後はドロップキック、ワキ固めにつなげる。なんとか三浦がロープ。すぐに走る向後だったが、三浦がショルダータックルで迎撃。逆エビ固めへ。なんとか向後がロープ。
反撃に転じた向後が腕を取っていく。変形腕固めに移行し、ギブアップで先制。すぐに試合が再開され、向後は再び腕攻めへ。三角締めに捕らえたが、三浦は担いで脱出。そして、串刺しボディーアタックでやり返す。キックアウトされると逆エビ固めへ。今度は向後がロープに逃れる。
ならばとショルダータックルを放つ三浦。キックアウトされるとそのままコンバイン(抱え込み式逆エビ固め)へ。向後からギブアップを取り返した。さらに三浦はアルゼンチン・バックブリーカー、アバランシュホールドで3カウント。2対2のイーブンに持ち込む。

今度はパワーボムを狙う三浦だったが、向後がウラカンラナで取り返す。残り時間が少なくなるなか、再び三浦はコンバインへ。向後がなんとかロープ。もう一度、三浦はアルゼンチン・バックブリーカー。これを丸め込みで返す向後だったが、カウント2止まり。すぐに走る三浦に向後がドロップキックを放って10分が終了となった。
◎バックステージ
向後「今回、同じ団体の後輩の子と、三浦亜美選手と闘ったんですけど、いやー、やっぱり強くて、悔しいけどすごく強かったです。でも、私が本当は取りたかったです。ですけど、ギリギリで引き分けてしまいました」

——変則ルールだったが。
向後「そうですね、はじめてで、スリーが入ってもギブアップしてもその次があるっていうルールは、本当にはじめてで、すごく大変で、すごく体中、痛くて本当に大変だったんですけど、でも面白かったです。こんなルールで試合したことないので」

——YOUNGでライバル視してる選手は?

向後「同じ団体の後輩には一番負けたくないと思っていて、今日一つでも多く取りたいと思ってたんですけど、三浦選手です。頑張ります」
◎バックステージ
三浦「すごく緊張しました。やったことのないルールで、フィニッシュが決まってもずっと続けなきゃいけないというのが、本当に…次、技どうしようみたいに迷いそうになってすごく緊張しました」

——対戦相手は先輩だったが。

三浦「そうですね、向後桃さんとは練習でも一緒にしてるので、お互い手の内をわかりあってると思ってたんですけど、結構、最後、はじめて入られたような丸め込みとか、ウラカン?に入られたりとか、ビックリしました」

——YOUNGでライバル視してるのは?
三浦「同じブロックの稲葉ともか選手ですかね。今日しずくさんとの試合を見て貫録がすごい。YOUNGなのにすごく貫録があって、自分パワー系だけど、まだあの余裕がないので、すごいああいう感じの余裕のあるというかっていうかそういうのが凄い。(今日は)私のパワーで、余裕で勝てると思ったんですけど、向後さんに負けてしまって、負けてないわ。ドローだわ。そうですね。(意識するのは)稲葉ともか選手です」
3、CATCH THE WAVE2021~YOUNG BLOCK~B(10分間勝負)
大空ちえ<2点>(2-1)柳川澄樺<1点>
①大空(7分5秒、エビ固め)柳川
※丸め込みの応酬から
②柳川(7分53秒、体固め)大空
※スピンキック
③大空(8分43秒、フィッシャーマン・スープレックス・ホールド)柳川


PURE-Jからの唯一の参戦となった大空ちえと、JUST TAP OUTの柳川澄樺が対戦。握手を求める大空だったが、柳川が拒否してゴングを迎える。

ロックアップから大空がリストロック。柳川も取り返す。柳川はコンテンポラリーダンスで培った柔軟性を活かしたムーブメントで観客を魅了。そしてヘッドロックで絞り上げたあとフライングメイヤー。サーフボードストレッチへ。耐えられるとストンピング、フライングメイヤーからダイナミックなヒップトス2連発。ボディースラムで叩き付ける。
一方、大空もモンゴリアンチョップで隙を作ると低空ドロップキックでやり返す。そして、拝み渡りへ。アームホイップにつなげる。

フォアアームの打ち合いから柳川がフェースクラッシャー、変形鎌固めへ。5分経過。なんとか大空がロープ。すぐに走る柳川だったが、大空がカウンターのドロップキック、セカンドからのドロップキックでカウント2。
ならばと柳川はスピンキック2連発をお見舞い。カウント2。大空も首固めでやり返す。キックアウトした柳川はバックエルボーから大空をロープに飛ばすも、大空が回転エビ固めに切り返す。ここからエビ固めの応酬となり、大空が強引に押さえ込んで1本目を先取。
試合が再開され、柳川は串刺し式のスピンキック、フェースクラッシャー、スピンキックと猛攻。3カウントを奪い返し、1対1のイーブンに持ち込む。
大空もすぐに丸め込むがカウント2。柳川が小刻みエルボー、大空もやり返し得意のフィッシャーマンSHにつなげて3カウント。
続く大空はジャンピング・ショルダー。キックアウトされるとワキ固めへ。柳川がロープに逃れたところで残り30秒。柳川が最後の反撃。小刻みエルボーからヘッドバット。ボディースラムでカバーするも、ここで10分のゴングが鳴らされた。
◎バックステージ
大空「柳川選手と初対戦だったんですけど、蹴りとかすごい強烈だったんですけど、やっぱり受けたくなかったので、必死に食らいつくしかなかったので、諦めたくないという一心のみで動いてました」

——変則ルールだったが。

大空「そうですね、何もかもがはじめてだったので、1本とっても何も安心できなかったので、次、次と思ったんですけど、最後の最後はフィッシャーマンで取りたかったので、絶対これで取るっていう気持ちだったので、フィッシャーマン最後に出させていただきました」

——YOUNGでライバル視するのは?

大空「みなさんですね。全員に勝って優勝目指したいと思っています。で、自分、いままで勝利したことがなかったので、これ初勝利あげられたことが何よりうれしかったです」

——50万円の使い道は?

大空「自分、グッズが出せてないので、そちらの製作費用にあてたいと思います」
4、CATCH THE WAVE2021~YOUNG BLOCK~A(10分間勝負)
稲葉ともか<3点>(3-0)塚田しずく<0点>
①稲葉(6分42秒、アンクルホールド)塚田
②稲葉(7分52秒、変形アンクルホールド)塚田
③稲葉(9分57秒、Tロック)塚田


wave4・1新宿でデビューした待望の新人・塚田しずく。YOUNGブロックにエントリーした選手のなかで、塚田はもっともキャリアの浅い選手となる。初戦の相手は、JUST TAP OUTの稲葉ともか。空手技を得意とする実力派だ。
序盤は慎重な滑り出し。組み合いながらも、主導権を争う両者。まずは塚田がスピニング・トーホールド。稲葉も取り返しリストロック、ヘッドロックで絞り上げる。グラウンドに持ち込むが、塚田がフォールに持ち込む。カウント1。
今度はロックアップから稲葉がヘッドロックへ。ショルダータックル、ボディ-スラム3連発で攻勢。

だが、4 発目は塚田も回避し、ドロップキック。ボディースラムでやり返す。キックアウトされるとボディーシザースで絞り上げる。耐えられると低空ドロップキックで追撃。正調ドロップキックを放つが、稲葉が払い落としてストンピング。
攻勢に転じた稲葉はヘッドロック、ヒザへのエルボードロップで反撃にかかる。足攻めを展開していき、リバース・インディアンデスロックからアンクルホールドへ。しっかり極めて、まずはギブアップを奪ってみせた。
試合が再開され、塚田はエルボーでやり返す。弓矢固めを狙うが、稲葉が回避し、アンクルホールドからの変形バージョンへと移行。これも塚田がギブアップ。

2本をリードされた塚田だったが、意地を見せる。丸め込みを連発するもいずれもカウント2。稲葉がコーナーに振るも、切り返してドロップキック。カウント2。
残り1分から稲葉が正拳突き2発。カウント2。ヒザ十字で捕獲する。そしてアンクルホールド、Tロックに移行。残りわずかながらも、塚田がギブアップし、稲葉が3ポイントをゲットした。
◎バックステージ
稲葉「初の出場決定したからには、狙うは優勝。まあ、でもTAKAみちのく代表から教えてもらった技術やら、優勝して当たり前だと思っているので、あとは先、もっともっと前に進んで、狙うはYOUNGではなく、CATCH THE WAVE優勝ですね」

——今日の相手は?

稲葉「4月1日にデビューしたばかりで、うーん。まあ自分は蹴りを使うファイトスタイルなんですけど、蹴りを使うまでもないかなって思いましたが、気持ち強いですね。負けたくない勝ってやるという気持ちが強かった。まあでも3-0で自分が勝ったので、このあと2試合、頑張っていきたいですね」

——YOUNGブロックで意識する選手は?

稲葉「みんなキャリアが変わらないので、うーん。みーんな…ですけど、とくに三浦亜美選手はちょっと気をつけたいなと思いますね」

——なぜ?
稲葉「大きいですし、結構、よく聞く名前だなってところですかね」
5、スクランブルwave(30分1本勝負)
△旧姓・広田レジーナさくら&宮崎有妃&野崎渚(時間切れ引き分け)門倉凛&青木いつ希&高瀬みゆき△


メインイベントは6月1日から開幕するCATCH THE WAVE本戦に出場する選手たちによる前哨戦ともいえる6人タッグマッチ。

先発は野崎vs門倉。手四つの力比べで組み合うも、青木&高瀬が乱入。早々に野崎に焦点をしぼり、張り付けドロップキックを高瀬→門倉でお見舞い。ドロップキックが苦手な青木はボディーアタックで飛び込んで行く。続く門倉のドロップキックに野崎も応戦。そこに、なぜかレジーナ広田もドロップキックで飛び込んでいく。これに青木も触発されドロップキックを試みるが、飛距離が足らず…。
改めて野崎vs門倉。野崎のハーフハッチはカウント2。顔面バーン!からトレイン攻撃につなげ、宮崎が串刺しボディーアタック、広田がボ・ラギノール、野崎が串刺しビッグブーツで飛び込む。カウント2。
続いて宮崎が出ていき、門倉にはずかし固めの体勢。青木&高瀬が助けに入り、どさくさ紛れに広田をセットする。宮崎が気付いて、広田を放り投げる。改めて宮崎は門倉にはずかし固め! 完璧に決まるも、すぐに青木が救出する。怒った門倉がドロップキックでやり返して、青木にチェンジ。

宮崎と青木は、ショルダータックル合戦。豪快な肉弾戦が繰り広げられるも、宮崎が意表を突いたカニばさみ。そして、広田を青木に投下しようとしたが、これは未遂。逆に青木が広田に大外刈りを放って高瀬にチェンジとなる。
高瀬は広田をコーナーに逆さ吊り。トレイン攻撃を浴びせていく。一方、広田も高瀬にネックブリーカードロップを放って、ロメロスペシャルを狙うが持ち上がらない。すると広田は観客に向かって「お前らな、あおるだけあおって! できると思ってあおったな。ああ、できねーよ!」と逆ギレ。それでも、もう一度ロメロスペシャルの体勢。今度は宮崎&野崎が助っ人に入り完成させる。
耐えられるとロープに飛ばすも、高瀬がドロップキックを放って門倉にタッチ。

門倉はドロップキック、ボディースラムにつなげる。カウント2。フライングメイヤーから低空ドロップキックでカウント2。広田もフライングメイヤーから耳元への大声で反撃。そして滞空時間の長いボディースラムを狙うが、耐えきれず倒れ込む広田。門倉がカバーしカウント2。
すぐさま門倉はグラウンド卍固めへ。耐えた広田がフェースクラッシャーでやり返して、高田純次へ。これを門倉が迎撃すると、広田は「そんなんじゃ上にのぼれねーよ。余裕ねーんだもん。私は高田純次で頂点のぼったヤツ知ってるぞ。なあ野崎!」と振るも、野崎は「高田純次で頂点なんかとってません」とキッパリ。

試合が再開され、安心した門倉がネックブリーカーを放って串刺し攻撃へ。続く青木の串刺しエルボーは門倉に誤爆してしまうが、ここから門倉&青木の連係が決まる。
続く高瀬は逆水平チョップを広田に連発。串刺し攻撃を狙うが、かわした広田がフェースクラッシャー。高瀬もやり返していく。ロープに飛ばすも、広田がトペ・レベルサで形勢逆転。すかさずボ・ラギノールでお仕置きする。そこから広田は拝み渡りへ。ロープを揺らされ転落すると、高瀬が突っ込む。これをかわした広田。高瀬が場外に落ちると、トペ・スイシーダを狙う。だが、これも失敗。

リングに戻って攻守が入れ替わる。高瀬がセカンドからのギロチンドロップを投下する。だが、さきほどまでのボ・ラギノールが効いており、高瀬、悶絶…。それを見た広田がダメ押しのボ・ラギノール。
すかさず宮崎が出ていき、高瀬をコーナーホイップ。だが、高瀬もブーメラン・ドロップキックに切り返す。宮崎もラリアットで応戦。カウント2。

続く野崎は高瀬にストンピング。スリーパーで捕獲する。ケンカキック、おしゃれキックにつなげる。この高瀬の劣勢に、門倉が加勢に入る。門倉のトラースキックから高瀬のスタナーが決まる。
ようやく交代となり、青木が串刺しラリアット、フェースクラッシャー、ダブルニードロップと逆襲。エルボーのラリーから走る青木。野崎がビッグブーツで迎撃する。今度は野崎が走るも、青木がラリアット。カウント2。

ならばと野崎がスリーパーで捕獲すると、青木がコーナーに叩き付けて脱出。串刺しラリアットを決めると、門倉がキャノンボールで飛び込む。そして、青木のセカンドロープからのボディープレスと波状攻撃。なおも走る青木だったが、キャッチした野崎がドルミルへ。これは高瀬がカット。野崎のノアールランサーはカウント2。
続く広田はシャイニング・ウィザードを敢行。広田のバックドロップもカウント2止まり。門倉のドロップキック、高瀬のギロチンドロップ、青木のラリアットが決まる。カウント2。ならばと広田はへな拳、ボ・ラギノール、へなーらサンセットと波状攻撃。そこから夜叉ロックの体勢に入る。

これを回避する青木。逆に青木はパワーボム。門倉のダイビング・フットスタンプを挟んで、ダイビング・ディープレスを投下する。カウント2。続く高瀬のドロップキック、野崎のビッグブーツ、門倉のトラースキックはいずれも広田に誤爆していく。フラフラになった広田のふらふらどーんは青木に決まる。カウント2。

トリプル攻撃を狙う門倉&青木&高瀬だったが、宮崎がクロスボディーで迎撃してみせる。そして青木を捕獲すると、野崎がおしゃれキック。宮崎がムーンサルト・プレスを狙うが、青木が場外に落として、門倉がプランチャ・スイシーダ。リングに戦場を移し、青木が張り付けラリアットにつなげる。続くラリアットはカウント2。ならばと門倉がミサイルキックで追撃。DDT、低空ドロップキックでカウント2。

残り5分となり、宮崎が投げっぱなしジャーマン。コーナーに向かうも、門倉がまたもや突き落とす。そして、プランチャを狙うが今度は広田が足止め。野崎の雪崩式ブレーンバスターと宮崎のパワーボムの合体技が決まる。そして、宮崎は「今度こそ!」とムーンサルト・プレスを投下。しかし、寸前でかわした門倉がウラカンラナ。キックアウトされるとトラースキック、逆打ちを狙うが、宮崎もえびす落としに切り返す。

野崎はビールマンキック、ザキゴエで追撃にかかる。残り3分からノアールランサーでカウント2。野崎が門倉を捕獲すると、広田がスワンダイブの体勢。だが、広田は転落し未遂に終わる。

高瀬が出ていき、野崎に逆水平チョップをお見舞い。ラリアットでカウント2。パワースラムから高瀬が変形グラウンド卍固めへ。耐えられると、高瀬はカミカゼ、セカンドからのギロチンドロップでカウント2。

今度は野崎がビッグブーツで反撃。高瀬もショートレンジラリアットでやり返す。野崎がカウンターのビッグブーツ、低空ドロップキックからノアールランサーでカウント2。もう一発狙ったが、高瀬がかわしてドローとなった。
◎エンディング
広田「とりあえず、みなさん30分間お疲れさまでした。YOUNGで若い感じのヤツ見せつけられて、本戦の私たちはな、これくらいの意地、見せないとな。もう1ミリも体力が残ってないから、あのー、GAMIさんがいよいよキャッチ本戦の詳細発表してくれますので、GAMIさん、ヒザ大丈夫ですか? リングに上がってください」

二上美紀子会長「全試合いっぱいいっぱいやってみました。っていうか、予定になかったよ。アンタらが頑張りすぎたから。こんなオバさんたちでもこれくらい一生懸命、汗かいてくれたら、ホンマにヘロヘロ。YOUNGもこれくらい動きましょう。みなさん頑張ってくださいね。CATCH THE WAVEの本戦のブロック分け発表したいと思います。その前にですね、各ブロックの名前をまず発表していただきましょうかね。桜花さんから」

桜花「えー、私のブロック名は、ジェラシー・ブロックです。まあ、あとでメンバーを聞いたらわかるので」

宮崎「私のブロック名は、コンプライアンス・ブロック」

野崎「私は、この試合でもみなさん見てくれたと思うんですけど、打って、打って、打ちまくっていきたい気持ちを込めて、ガトリング・ブロックにしたいと思います」

広田「私のブロックだけもうアーカイブに残っていないYouTubeで発表はしてあるんですけど、潜在能力とか、これからの未来という意味があります。ポテンシャル・ブロックにします」
二上会長「じゃあ、発表します。桜花さんのジェラシー・ブロックいきます。渡辺智子さん、米山(こめやま)香織さん、YAKO。既婚者が2人も入っております。次、行きます。宮崎ブロックです。コンプライアンス・ブロック=宮崎有妃、ハイビスカスみぃ、梅咲遥、門倉凛。野崎のガトリング・ブロック=野崎渚、SAKI、青木いつ希、優宇。広田のポテンシャル・ブロック=旧姓・広田レジーナさくら、桃野美桜、高瀬みゆき、YOUNGの優勝者がここに入ります。もう一度説明しておくと、ブロック優勝は各賞金50万円。優勝された人は、波女の称号とレジーナへの挑戦権と、100万円が手に入ります。では、みなさん頑張ってください。以上。誰が締めます? やっぱレジーナが?」
広田「頂点である私が締めさせていただきます。みんな私のベルトを争うブロックがはじまります。今日からYOUNGがはじまりました。見ていただいた方、配信をご覧になってる方、わかると思いますが、この世の中で、この状況の中で、こういうブロックという続きのある闘いがはじまるということのリスク、それを応援するというリスク、高いなか、みなさん理解あると思うんですけど、それを続けられるように最後まで誰一人、脱落することなく、ケガとかでね、大会も中止になることなく、続けていけるよう私たちも精一杯、頑張りますので、みなさんも最後まで応援よろしくお願いします。まずはYOUNG、今日も見て頂いたように、いまこそ若い何も飾り気のないガムシャラな闘いが必要だと思います。そして私たちもいぶし銀の本戦に突入していきます。今日はもうオバちゃんたち頑張っただろ、ほらみんな中央に集まって締めようぜ。30分闘いきったことを褒め称えようぜ! な、頑張ったよな。それでは、みなさん。心の中で拳を突き上げていただきまして、叫びましょう。これが、waveだー!」