2021.05.25

「CATCH THE WAVE 2021~YOUNG BLOCK~」

◎前説
野中美智子リングアナウンサーと野崎渚が前説を担当。まずはケガでCATCH THE WAVE YOUNG BLOCKを欠場することになった向後桃を呼び込んだ。
向後「本日は……すみません……。本日はご来場いただき、ありがとうございます。ケガで欠場となってしまい、申し訳ありません。プロレスをはじめて、私、2年経つんですけど、やっとつかんだCATCH THE WAVEヤングブロック出場というチャンスが、こんな形になってしまい、本当に、本当に悔しいです。楽しみにしてくださっていた皆様、本当に申し訳ありません。しっかり治して、また最高のドロップキックができるようになるまで、待っていてください。今日はこの悔しさを全部、全部、応援にぶつけたいと思います。みなさん一緒に全力で今日のCATCH THE WAVEヤングブロックと、えっと塚田選手と宝山選手のシングル、全力で応援しましょう。ありがとうございました!」
1、CATCH THE WAVE 2021~YOUNG BLOCK~A(10分間勝負)
宝山愛<2点>(2−1)塚田しずく<1点>
①○宝山(0分40秒、エビ固め)塚田●
※塚田のエビ固めを切り返して
②○宝山(4分25秒、体固め)塚田●
※飛行機投げ
③○塚田(7分17秒、腕固め)宝山●
※宝山愛が特別にヤングブロック出場

向後桃の負傷欠場により塚田しずくの公式戦は消滅。今大会は、マーベラスの宝山愛とのシングルマッチをおこなう予定だったが、試合前に二上美紀子会長が天の声。

二上会長「プロデューサーからの提案なんですが、この試合、プロデューサーの権限で、CATCH THE WAVEの本戦にしたいと思います。どうでしょうか?(拍手が起こる)愛ちゃん×3、えっとね、4点取ったら、優勝のチャンスが出てきます。はい、頑張りましょう。以上」

これにより、宝山のヤングブロック出場が急きょ決定。1試合のみだが、4フォール以上取れば、優勝の可能性を残す形でのゴングとなった。

その宝山がゴングと奇襲のドロップキックを放っていく。塚田もドロップキックでやり返す。宝山が水車落としを放つも、塚田が切り返す。だが、さらに宝山が体勢を入れ替え、3カウント。いきなりの先制に成功する。
試合が再開され、今度はロックアップ。もつれる両者。グラウンドの攻防となり、宝山がスリーパー。塚田も慌てて脱出する。今度は塚田がフロントネックロックで絞り上げる。だが、これを凌いだ宝山が飛行機投げから押さえ込み、3カウント。

勢いに乗る宝山はヘアーホイップ。塚田もやり返して、ストンピングを連発していく。フェースクラッシャーからリバース・インディアンデスロック。弓矢固めへ。宝山が切り返してカバーする。キックアウトされると、すぐにキャメルクラッチで捕獲。耐えられると、宝山がほどいて、逆エビ固めへ。塚田が慌ててロープ。すぐさま宝山は貼り付けドロップキック、正調ドロップキックで追い打ちをかける。
一方の塚田もドロップキックでやり返す。キックアウトされるとドロップキック4連発でお返し。これも返されると腕固めに移行し、ギブアップを奪った。

残り3分となり、塚田がロープに飛ばして、ドロップダウン。宝山が飛び越えクロスボディー。カウント2。さらに4連発、放っていく。
エルボーの打ち合いから宝山が逆さ押さえ込みを狙う。どちらも譲らず。塚田のドロップキックからもつれる両者。宝山のドロップキックもカウント2止まり。
逆さ押さえ込みに持ち込む。キックアウトした宝山の逆さ押さえ込みが決まったところで時間となった。この結果により宝山は2点、塚田は1点でリーグ戦を終了。
◎塚田バックステージ
――今日が最終戦で、とりあえず1点。
塚田「『1点だけでも…』とか言ってたんですけど、やっぱり悔しいです。同期だからってわけじゃないんですけど、同期なんで負けたのがやっぱり悔しいです」

――リーグ戦を振り返って。
塚田「成長してましたかね? どうなんですかね…できなかった気がします」
◎宝山バックステージ
――急きょCATCH THE WAVEに参戦となったが。
宝山「もともと自分が腰を悪くしてなかったら、キャッチにイチから参加できてたのに…って、自分の中ではすごく最初は悔しかったんですけど、waveさんに出れたことがすごくうれしかったので、しかもこんな形で初勝利も奪うことができて、すごくうれしいです」

――同期の塚田選手はどうだった?

宝山「自分が先にデビューはしてるんですけど、同期は同期なので。すごく粘り強かったと思います。同期…他の他団体さんとかで同期と対戦したことはあるんですけど、塚田さんも対戦してみたくて、自分も今回の試合が決まってすごくワクワクしてどんな試合になるのか楽しみで来たんですけども、自分が思っていた以上にやっぱり向こうもすごくライバル意識が高くて。すごく食いついてたイメージが強いです。自分も本当に負けたくないので、やっぱり同期ですから絶対に負けないという気持ちが強かったんで」

――ひとまず初勝利おめでとうございます。

宝山「ありがとうございます。初勝利したというのも、まだ実感がわかなくて、自分でもまだわかってないんですけど、本当にとにかくうれしいです! うれしいです、はい!」
2、CATCH THE WAVE2021~YOUNG BLOCK~B(10分間勝負)
柳川澄樺<3点>(1−1)月山和香<2点>
①○月山(7分0秒、キャメルクラッチ)柳川●
②○柳川(9分0秒、回転式鎌固め)月山●


現在2点の柳川澄樺は、今大会が最終戦。Bブロック1位通過を目指し、最低でも3点以上はこの試合で奪っておきたいところ。月山は、現在1点で残り1試合を残している状況となる。

試合はリストロック、ヘッドロックの取り合いでスタート。月山がアームホイップで投げ飛ばす。柳川はフルンテルソンからの首投げ。そして、ヘッドシザース、ボディーシザースで絞り上げる。月山も脱出し、エビ固めの応酬。いずれもカウント2。
柳川がショルダータックルを連発。カウント2。サーフボードストレッチへ。耐えられると逆エビ固めで捕獲する。

エスケープした月山が地獄突きからヒザ蹴り、パロスペシャルへ。ドロップキックを放つが、柳川がかわしてボディースラムの体勢。これを月山が首固めに切り返す。カウント2。月山はボディースラムで叩きつけたあと、スリーパー式のキャメルクラッチへ。ギブアップを奪った。
試合が再開される。柳川は串刺し攻撃をかわして、串刺しニーを背中にお見舞い。カウント2。フォアアームの打ち合いとなり、柳川がヘッドバット、フェースクラッシャー、回転式鎌固めへ。柳川がギブアップを奪い返した。

月山はスクールボーイを連発。残り30秒となり、月山がボディースラムの体勢。柳川がこらえて、逆にボディースラムで叩きつける。カウント2。残り10秒から柳川がボディースラムを放ったところでゴングとなった。
◎柳川バックステージ
――本日が最終戦。Bブロック1位通過はならなかったが。
柳川「今日は自分が勝ち点を3点取らないと絶対に決勝にいけないとわかってて、挑んだんですけど、最初から勝ち点を伸ばしていこうと思ってたんですけど、私、月山選手ひょっこり小悪魔とか言って、ふざけてるのかなって思ってたんですけど、ぜんぜんそんなことなくて、すごくパワフルな選手でちょっと中盤圧倒されてしまいました。結果、引き分けになってしまって、今回決勝には進めなくなってしまったんですけど、でもこの3戦でいろんな方と闘わせていただきまして、それでかなり経験値が上がる試合だったと思うので、今後は自分のJUST TAP OUTでの試合だったり、他の団体さんに出させていただいたときには今回のリーグ戦の経験を生かして頑張っていきたいと思います。ありがとうございました」
◎月山バックステージ
――今日は勝ち点1でドローだったが。
月山「自分はあと1試合あるんですけど、でも今日もっと点数上げて、差をつけて、決勝に行きたかったから…悔しいですね」

――気持ちを切り替えて残り1戦?

月山「次、Yappyさんなんですけど、生まれ持った体は変えられないから、大きくなることはできないから、私は自分を大切にしたいから、頑張ります」
3、CATCH THE WAVE2021~YOUNG BLOCK~B(10分間勝負)
Yappy<1点> (0−0)大空ちえ<4点>


大空ちえは現在4点でBブロック単独首位。今大会が公式戦最終日となる。対戦相手のYappyは現在1点。残り1試合を残している。

序盤からYappyが飛ばす。ぶら下がりスリーパーで捕獲する。大空も投げ落とし、脱出に成功。形勢逆転のキャメルクラッチへ。Yappyがブレイクすると大空がドロップキックで追い打ちをかける。
フォアアームの打ち合いはYappy優勢。ショルダータックルにつなげる。ブロンコバスターを狙うが、読んだ大空がフットスタンプ。そしてクロスボディーを狙う。これをキャッチしたYappyがダブルチョップ。串刺しボディーアタックをお見舞い。そして、ブロンコバスター、ギロチンドロップでカウント2。
大空も得意のフィッシャーマンSHの体勢。耐えられるとワキ固めに移行。5分経過。なんとかYappyがロープ。大空はドロップキックで追撃にかかる。セカンドからのドロップキックでカウント2。Yappyも串刺しヒップアタック、ヒップドロップで反撃。押さえ込むが、大空も返していく。ならばとYappyはファイアーマンキャリー。これをスリーパーに切り返す大空。Yappyは後ろに叩きつけて脱出する。
攻勢に転じたYappyはエアプレーンスピンでカウント2。チョークスラムを狙うが、大空も切り返してカウント2。大空のダイヤル固めはカウント2止まり。突進する大空にYappyがカウンターのラリアット。返されると、もう一発ラリアットを叩き込む。
残り1分となり、Yappyはセカンドロープからのタラ・サ・インピエルノを狙う。寸前でかわした大空が馬乗りのフォアアーム。Yappyもやり返す。そしてギロチンドロップでカウント2。もう一度、Yappyがセカンドロープからのタラ・サ・インピエルノを放ったところでドローとなった。これで大空は4点で公式戦を終了。Yappyは残り1戦で逆転勝利を目指す。
◎大空バックステージ
――今日が最終戦でまさかのゼロ点となったが。
大空「引き分けは勝ったうちに入らないし、むしろ負け同然なので、この結果は本当に悔しいし、4点じゃ決勝に進めるかまだまだ不安ですし、次の試合(5・28蕨のYappyvs月山戦)次第ですが、不安でしょうがないです。1点でも取っておきたかったので。今日は本当にむちゃくちゃ悔しいです」

ーーひとまずトップは変わらないが?

大空「最終決戦どうなるかわからないし、もう祈るしかないです」
◎Yappyバックステージ
――引き分けに終わってしまいました。
Yappy「あと2秒でね! もう勝ったのに、遅いよ。Yappyはまだ1ポイントか。くそー、悔しいよ、悔しい。きっと勝ちと思った。2秒遅かったから。悔しい本当に。でもね、次はね、次の試合絶対、勝ちますよ。次は絶対勝ちます」
4、CATCH THE WAVE 2021~YOUNG BLOCK~A(10分間勝負)
稲葉ともか<5点>(1−1)三浦亜美<5点>
①○三浦(6分45秒、アルゼンチン・バックブリーカー)稲葉●
②○稲葉(8分48秒、アンクルホールド)三浦●


Aブロックともに4点で首位の稲葉ともかと三浦亜美が、同ブロック1位通過をかけて激突。すでに塚田が1点、向後が2点、特別参加の宝山が2点で終了しているため、この試合に勝った選手がAブロックの代表の座を手にすることとなる。

三浦が「よろしくお願いします!」と握手を求めるが、稲葉が拒否してゴング。リストロックの取り合いから稲葉がフロントネックロック。脱出した三浦がリストロックへ。取り合いとなり、稲葉がヘッドロック。三浦も取り返す。そしてショルダータックル3連発でカウント2。ボディースラムもカウント2。逆エビ固めへ。
ブレイクされると逆水平チョップを連発。ロープに走る三浦だったが、稲葉がカニばさみ。そして、レッグロックで締め上げる。耐えられると走る稲葉。

だが、三浦もショルダータックルで迎撃。串刺し式、さらにもう一発お見舞いする。ボディースラム3連発も返されると、アルゼンチン・バックブリーカーで担いでギブアップを奪った。
先手を許した稲葉も正拳突き3連発で形勢逆転。ヒザへのエルボードロップから足を極めていく。なんとか三浦がロープ。ならばと稲葉はアンクルホールドへ。稲葉がギブアップを取り返した。
残り1分となり、稲葉は再び足を取りに行く。これは三浦がロープ。フォアアームの打ち合いから稲葉がアキレス腱固めへ。ここで時間を迎えた。

稲葉、三浦ともに5点となり、CATCH THE WAVEヤングブロック公式ルールに則り、首位同士の決定戦がおこなわれることに…。
◎CATCH THE WAVE 2021~YOUNG BLOCK~A1位決定戦(時間無制限1本勝負)
○稲葉ともか(3分43秒、Tロック)三浦亜美●
※稲葉がAブロック代表となり、決勝進出


ゴングと同時に三浦がショルダータックルで猛ラッシュ。カウント2。ドロップキックもカウント2。アルゼンチン・バックブリーカーで捕獲するも、稲葉がスリーパーに切り返す。しつこく絡みついていく。
なんとか脱出した三浦が走る。稲葉は正拳突き2発でカウント2。ヒザ十字、アンクルホールドに移行する。そして、Tロックへ。絞り上げて稲葉がギブアップを奪った。
◎エンディング
Aブロック代表を決めた稲葉がマイクを握る。

稲葉「決勝進出、決定しましたーーー! ヤングブロック、優勝するのはこの稲葉ともかです。優勝して賞金50万円手に入れて、本戦出場して、この勢いのまま本戦も優勝するのは、この稲葉ともかなんで応援よろしくお願いします。本日はご来場ありがとうございました! 一撃必殺ともか蹴り! 押忍!」
◎稲葉バックステージ
――Aブロック1位通過おめでとうございます。
稲葉「ありがとうございます。そうですね。自分、このヤングブロックが決定したときから勝って当たり前、優勝して、当たり前って言ってたんですけど、参戦して1戦目は塚田選手として3―0で勝って、2戦目は向後選手として1−0でギリギリ勝って、3戦目に三浦亜美選手…見ての通り、体が大きくて、身長も高くて、パワーファイターだなって思ったんですけど、まさか1得点取られるとは思ってなかったので、ちょっとそこは悔しいですけど、まあ、うーん…。サドンデスに入っちゃって、勝ったには勝ったけど悔しい勝ち方ですね。三浦選手、パワーがすごすぎる。こんなこと言っていいかわからないですけど、自分パワーファイターの方、苦手なのでちょっとそこは弱点突かれたというか、悔しいな…。もっともっと練習してお互いパワーアップしたときにリングで再会したいなと思いました」

――ともか蹴りを出さすにリーグ戦を終了したが、テーマがあった?

稲葉「そうですね。基本自分はファイトスタイルが蹴りで、蹴りを主としたファイトスタイルなんですけど、そうですね…。自分の代表、TAKAみちのく代表から『お前は蹴りしかない』っていままで言われてたんですね。それがものすごく悔しくて、で、このヤングブロック参戦、出場が決定して、ここでちょっと自分に試練を与えて、優勝して、TAKAみちのく代表にちょっと見せつけたいかなっていうアレで、蹴りを使わずに優勝するっていう試練、自分で決めたんですけど、まあ目標を決めたんですけど、あと決勝戦。もちろん蹴りを使うつもりもないですし、このまま関節技で勝って、決勝優勝して、本戦に進みたいと思います」

――稲葉選手の予想だとBブロック誰が上がってくると思う?
稲葉「そうですね。自分は、JUST TAP OUTの柳川澄樺と決勝で当たりたいと思ってたんですけど、今日で決まっちゃったのかな、決勝進出ならずで…。悔しいですね。うーん、そうですね、まあ体の大きいYappy選手かなー。誰でもいいです。誰が相手でも勝つのは自分なんで」
◎三浦バックステージ
――サドンデスで惜しくも敗れてしまったが。
三浦「はい…。めちゃくちゃ悔しいです。ああ…。試合が終わったときに、ともかさんのニヤついた顔がまたムカつきました。また闘う機会があったら次こそは勝ちたいなと思います」

――ヤングブロックを振り返って。
三浦「一戦目、向後桃選手と当たって、すごいいつも練習してるのに見たことない怖さを見て、2対2で。次は塚田しずく選手。まだデビューしたばかりでしたが、デビューしたばかりこその負けたくない気持ちがすごく伝わった試合でした。今日の稲葉ともか選手、すごい悔しいです。本当に悔しいです。はあぁ…あと、もうちょっとだったんで。こうなったら、Bブロックの決勝進出者が決まったら、絶対に勝ってほしいなって思います」