2021.10.25

「Halloween wave ’21」

◎前説
ハロウィンの時期に毎年開催されている「Halloween wave 」が、今年は新宿FACEにて開催された。大会前には野中美智子リングアナウンサーが前説。今大会よりマスクをした上でなら声援がOKとなることがアナウンスされ、1年以上ぶりに「これがwaveだ!」で大会をスタートさせた。
1、モシャス・ハロウィンwave(時間無制限1本勝負)
○進垣リナ(16分36秒、ふらふらドーン)旧姓・広田さくら●

10・1後楽園で桜花由美にWWWD世界エリザベス王座を奪われ、ようやく通常の“旧姓・広田さくら”に戻った広田。この日は2試合をおこなう予定となっており、早速、第1試合に登場。11月23日に引退する2AWの進垣リナとモシャスwaveで激突した。

広田はもちろん進垣リナのコスプレで登場。一方の進垣はというと…変なおじさんキャラで現れる。わかりづらい状況に、おもむろに広田がマイクを握る。
広田「こんばんは。ちょっとはじめて見たりとか、よくわからない人のために説明が必要だと思います。まずモシャスwaveということで、お互い進垣。私もコスプレ進垣のつもりで来ました。でも、なぜか進垣はとあるポスターで、カゲが原因なんだけども、それがまるで変なオジサンのようだっていうのを呟いたがために、それ以降、進垣は変なオジサンということで、私、今回変なオジサンキャラで来させていただきました。モシャスということで、実は進垣本人から相談を受けました。『変なオジサン、期待してると思います。でも私はその裏をかきたいんです』と。その結果、正解の進垣がいないという状況…。しょうがないよね」

なぜ進垣が変なオジサンだったのかを丁寧に説明され、試合時間も15分1本勝負から時間無制限1本勝負に変更。ゴングとなった。
試合は広田がハンマーロックからヒジにエルボードロップ。進垣っぽい腕攻めを展開する。ロープに進垣を飛ばして、ドロップダウン。アームホイップで投げていく。

だが、すぐに進垣も足を払ってカバーする。カウント2。「だっふんだ!」「アイーン!」のやり合いが決まり、満足した様子の2人が同時に帰ろうとしたが、Tommyレフェリーに戻される。広田に促され、進垣が「すみませんでした」とTommyレフェリーに謝罪。
その背後から広田がボ・ラギノール。腕を取りに行くが、進垣も取り返してワキ固め。ならばと広田は進垣の得意技・バタバタアームロック(仮)へ。耐えた進垣がカミカゼからカバーする。カウント2。

5分経過。今度は進垣が広田の得意技・拝み渡りへ。ロープ中央でジャンプしようとしたが、派手に転落。すると広田は「引退前なんだから、ケガしたらどうするの。頼んでないことやらない!」と諭す。めげない進垣はフェースクラッシャーからのLOVEポーズを披露。広田もやり返し応酬となる。
しつこく広田のムーブをモシャスしてくる進垣に、広田は「私のマネしなくていいの! よけないなことばっかり!」としびれを切らす。すると進垣も「いいじゃないですか! 引退するんだから、やりたいことやって」と広田を黙らせる。

試合が再開され、進垣がボ・ラギノール。広田もやり返しラリーに。両者、激痛でダウン。カウント9で立ち上がった進垣がドロップキック。エルボーの打ち合いから、広田が「なんだかんだ、最後までwaveに上がってくれてありがとう。みんな上がれー!」とさよならトレインを呼び込むも、誰も上がらない。広田は「恥かかせやがって!」とガットショット。続くボディースラムは進垣が回避。レッグドロップでカウント2。
10分経過。続く進垣のダイビング・ボディーアタックはカウント2。進垣も「広田さん、いままでありがとうございました! みんな上がれ!」とやり返すも、これも未遂に。

ここで広田は進垣がwaveで最後に当たりたいと思っている選手がいたことを明かす。そして視線をセコンドにいた野崎の方へ。「えっ、アタシ?」と野崎が出て行くが、本当に当たりたかったのは宮崎有妃。野崎にはずかしい思いをさせたあと、広田は進垣のために奇跡の連係。さらに広田のレッグドロップ、ボ・ラギノールが決まり、ロープに走るも…進垣がふらふらドーンで逆転勝利を収めた。
2、スクランブル・ハロウィンwave(20分1本勝負)
○SAKI&門倉凛(14分39秒、片エビ固め)清水ひかり●&青木いつ希
※ランニング・ブレーンバスター


現waveタッグ王者のSAKI&清水ひかり(galaxyPunch!)と、前タッグ王者組の門倉凛&青木いつ希(門倉と青木)がお互いのパートナーを入れ変えて対戦。大好きな門倉と組めない青木は試合前から不服そう。

そんな中、試合はSAKIvs清水でスタート。清水が早速、仕掛けて行きティヘラ。ドロップキックを放つも、SAKIがかわす。そしてSAKIがアームホイップ。フロントキックで飛び込むが、清水がかわしてスクールボーイ。
続いて門倉vs青木。対戦を避けようとする青木に門倉がドロップキック。SAKIとのトレイン攻撃につなげる。そしてSAKIが顔面へのフロントキック。門倉がフットスタンプを投下する。カウント2。さらに正面からのドロップキック。

SAKIが出て行くと、青木が復活。ガットショットを連発し、ショルダータックルを見舞って、清水と交代。
続いて門倉vs青木。対戦を避けようとする青木に門倉がドロップキック。SAKIとのトレイン攻撃につなげる。そしてSAKIが顔面へのフロントキック。門倉がフットスタンプを投下する。カウント2。さらに正面からのドロップキック。

SAKIが出て行くと、青木が復活。ガットショットを連発し、ショルダータックルを見舞って、清水と交代。
門倉はトラースキックからダブルリストアームサルトで反撃。これはカウント2。続いてSAKIが出て行くと、青木がコーナーホイップ、串刺しバックエルボー、フェースクラッシャー、ボディープレスでカウント2。

この猛攻をしのいだSAKIもカンパーナにつなげる。これは清水がカット。ならばとSAKIはアトミックドロップ。青木もブレーンバスターホールドでやり返し、ダブルニードロップを投下する。カウント2。さらにロープに走ってのラリアットを放つが、ロープ際で勝手に清水がチェンジ。勢いよく出て行った清水のダイビング・ボディーアタックは青木に誤爆してしまう。

流れが変わり、SAKIが反撃モード。ブレーンバスター→フロントキックで追撃する。さらに雪崩式ブレーンバスターを狙うが、青木が妨害。このチャンスに清水がパワーボムでSAKIを投げ落とし、PKを敢行。
SAKIもケンタッキーボムでやり返す。カウント2。ランニング・ブレーンバスターの体勢に入るも、回避した清水が延髄斬り。ブロックバスターホールドでカウント2。

ここで門倉が青木→清水にトラースキックのアシスト。間髪入れずにSAKIがフロントキックで飛び込む。キックアウトされるとランニング・ブレーンバスターで清水から3カウント。
3、チャレンジ・ハロウィンwave(20分1本勝負)
○桜花由美&優宇(15分55秒、エビ固め)梅咲遥&宝山愛●
※ビッグブーツ


ハロウィンということで、それぞれメイクをほどこして登場。桜花、梅咲、宝山がゾンビメイク、優宇はジャック・オー・ランタンのかぶり物で現れる。

ゴングと同時に梅咲が「クソババ、走れ!」と桜花をロープに飛ばしまくる。そして串刺しドロップキックを梅咲&宝山で連続発射。そこから梅咲がボディーシザースへ。桜花がエルボーで抵抗。梅咲がポジションを入れ替えカバーする。カウント2。
反撃に転じた桜花が串刺しビッグブーツをお見舞い。続く優宇が梅咲にボディープレス。串刺しラリアットを狙うが、かわした梅咲がドロップキックを放って宝山とタッチする。

宝山はフットスタンプで勢いよく飛び込んでいくも、優宇を前にし失速。「はじめまして!」と優宇が逆水平チョップ。宝山はフォアアームで向かっていく。受け止めた優宇がハンマーパンチ。

桜花が出て行き、ボディースラム。逆エビ固めへ。宝山がブレイクすると、桜花がダブルニードロップを投下する。続くヒザ蹴りはカウント2。5分経過。宝山のクロスボディーを受け止めた桜花。マットに叩きつけたが、梅咲、宝山がドロップキックで反撃にかかる。
桜花&優宇も連係を狙うが、ことごとく桜花に誤爆してしまう。ふんだり蹴ったりの桜花に梅咲の変形足4の字が決まる。

劣勢の桜花だったがスタンガン、ビッグブーツで反撃。続く優宇が梅咲に旋回式サイドバスター、セントーンを放つ。カウント2。逆水平チョップで追い打ちをかけると、梅咲はフォアアームで応戦。ならばと優宇はジョン・ウー。キャノンボールを狙うが、梅咲がドロップキックで迎撃。ミサイルキックにつなげる。カウント2。

宝山がドロップキック3連発。4発目は優宇がかわして逆水平チョップ。ならばとフォアアームを両腕で交互に放って行く宝山。続くクロスボディーは優宇が跳ね返して、セントーン。ここで梅咲が救出に向かい、宝山&梅咲でドロップキック。
ならばと桜花も出て行き、梅咲、宝山にビッグブーツ、バックドロップを狙うが、宝山が切り返す。宝山のボディーアタック4連発はカウント2止まり。ならばとボディースラムで押さえ込みを連発。いずれもカウント2。続く宝山のドロップキックは桜花が払い落とす。

攻勢に転じた桜花がロープに走るも、梅咲が足止め。反対サイドでは優宇が宝山を足止めしている。桜花は優宇に「絶対持ってろよ!」と前置きしてビッグブーツで飛び込むが、誤爆。優宇のセントーンも桜花に誤爆してしまう。
このチャンスに宝山がスクールボーイを連発。いずれもカウント2。逆さ押さえ込みもカウント2止まり。桜花はブレーンバスターかを狙うが、宝山が首固め。カウント2。ならばとドロップキックを放つが、かわした桜花がビッグブーツ。DDT、カカト落としを放つと、ダメ押しのビッツブーツでトドメを刺した。

試合後、桜花がマイクを握る。

桜花「優宇! 30歳も言っとくけど、世間の10代、20代からしたらババアだからな! あと10年後、お前が挑戦できるベルト、あと10年後に私が巻いてるから挑戦して来いよ」

優宇「動いているのか?」

桜花「動いてるよ。尾崎さんだって52歳で動いているから動いとるわ。ということで、私、エリザベス40歳以上しか巻けないベルトの、いま6代目チャンピンです。(見えないとのこ声に)ありがとうございます×2。そんなベルトのチャンピオンなんですけど、今日本当に10代、20代、顔がかわいいからってババア、ババアって言い過ぎ。なので私は、私と同じレベルのテクニックがあって、スピードがあって、まだまだ脂がのってる40歳の米山香織と、こないだPURE-Jシングルのベルト戦で負けてしまったけど、Leonさん。この3人で11月7日、後楽園ホール大会で防衛戦をやりたいと思います! まだまだ脂がのって、これからの女子プロレス界を引っ張って行く3人です。この3人で40代以上のエリザベスのベルトをかけて闘いたいと思いますので、みなさん応援に来てください。よろしくお願いします! それでは引き続き、お楽しみください」
4、ジェラシー・ハロウィンwave(15分1本勝負)
○彩羽匠(9分32秒、片エビ固め)ハイビスカスみぃ●
※ランニング・スリー


マーベラス10・27後楽園で開催されるワンデータッグトーナメント。彩羽匠がパートナーに野崎渚を選んだことで、ハイビスカスみぃはフラれる形に…。

ジェラシーの塊となったみぃは死装束で現れ、五寸釘と彩羽のぬいぐるみを持参。ゆっくりと死装束を脱ぐと、ヒールモードのみぃ。スタートからシリアスに攻め込む。彩羽のキックをかわして場外戦。
みぃは「蹴りなさいよ、殴りなさいよ」と粋がるも、彩羽が容赦ない蹴り。コーナー下に押し込むと、みぃが泣き始める。

観客にも攻められる雰囲気となり、仕方なく彩羽が「ごめんなさい」と謝ると、みぃが殴りかかる。読んでいた彩羽がガード。そしてグーパンチ。すかさずコーナーに登るも、みぃはコロコロとポジションを遠ざける。反対コーナーに急いで登る彩羽だったが、またしてもみぃは距離を伸ばしていく。
コーナーから降りようとする彩羽だったが、観客の期待に流された彩羽がスワントーンボム。当然、豪快に自滅してしまう。チャンスとばかりにみぃも、ダイビング・ボディーアタックを放つが、これも自滅…。
今度は足の踏み合いに移行。みぃが「オイ、いいか! お前のつま先なくしたるわ!」とロープに走るが、かわした彩羽がガッツリ足を踏みつける。そしてキックのコンビネーション、低空ドロップキック。高速ブレーンバスターでカウント2。
一方のみぃはフォアアームの連発で反撃。効かない様子の彩羽だったが、ロープに走ると、ぶっ倒れる彩羽。思わずみぃは「効いてるのかい!」と、カバーするもカウント2。「こうなったら…」と、みぃは彩羽のぬいぐるみに五寸釘。苦しむ彩羽。
みぃは「痛いでしょ! でもね、私の心はアンタよりずっと痛いのよ。彩羽匠、よく聞きなさい。これで終わりよ。アンタを殺して、アタシも死ぬわ」とロープに走るが、彩羽がローリングエルボーで迎撃し、旋風脚。カバーに乗ったが、自ら引き起こしたあと、泣き叫ぶみぃに容赦ないランニング・スリーを突き刺した。
5、ライバル・ハロウィンwave(15分勝負)
野崎渚(1−1)中森華子
①●野崎(1分11秒、片エビ固め)中森○
※ハイキック
②○野崎(14分30秒、片エビ固め)中森●
※ノアールランサー・ハイ


今年15周年を迎える野崎渚とPURE-Jの中森華子がハロウィン仕様で激突。ルールは15分間でより多くのフォール、ギブアップを取ったほうが勝者となる特別ルールでおこなわれた。
開始からキックの読み合い。野崎が串刺しビッグブーツで制して走るも、中森はハイキック。すぐに野崎も首固め。キックアウトした中森がヒザ蹴りを連発していき、ジャンピング・ハイキック。そのまま押さえ込みいきなり3カウント。
試合が続行され、野崎が丸め込む。カウント2。フロントキックもカウント2。一方、中森は串刺しスピンキック、PK、ギロチンドロップでカバーする。キックアウトされるとワキ固めへ。耐えられるとロープを使って締め上げる。

野崎もビールマンキックで反撃。野崎式串刺しキックにつなげる。ハーフハッチはカウント2。そしてコーナーに追い詰め、ブレイジング。チョップを連発していく。
5分経過。野崎はキッチンシンクからスリーパーを狙うが、脱出した中森が腕固めへ。なんとか野崎がロープ。場外に逃げ込む野崎に、中森がエプロンからのデスティニーハンマー。野崎もノアールランサーで応戦する。

エプロンまで戻った野崎がおしゃれキック、ビッグブーツでカウント2。ミサイルキックにつなげる。カウント2。スリーパーで捕獲するも、中森が脱出。野崎のエルボー、中森のミドルキックがラリーとなる。

10分経過。野崎がフロントキックから走るも、中森も追走してハイキックを放つ。そして顔面蹴りからコーナーに登る中森。野崎が雪崩式で落としていく。
ならばと中森はキックのコンビネーション。野崎もラ・マヒストラルのフェイントを入れて胴締めスリーパーへ。耐えた中森が腕固め。これは野崎がロープ。ザキゴエをかわした中森がハイキック。すぐに走るも、野崎がカウンターのビッグブーツ。すかさずダブル・ニーアータック、ノアールランサーと畳みかける。中森もシャイニング・ウィザードで応戦。ならばと野崎もショートレンジのフロントキック。カウント2。中森もフィッシャーマンズ・バスターでやり返しダブルダウン。

残り1分となり、野崎がラストスパート。ノアールランサー・ハイを3連発させ、3カウント。これで1対1のイーブンとなり、野崎がザキゴエを放つもこれはカウント2。中森もジャンピング延髄を放ったところで時間を迎えた。同期デビューの2人は握手から抱擁をかわしてリングを降りた。
6、リアル・ハロウィンwave(20分1本勝負)
怨霊&○ラム会長(14分44秒、横入り式エビ固め)宮崎有妃●&旧姓・広田さくら


メインイベントは、奇跡(宮崎有妃&旧姓・広田さくら)と666からの刺客・怨霊とラム会長が対戦。会長はwave初参戦となる。奇跡の2人は昨年同様、赤鬼(宮崎)、青鬼(広田)バージョンで登場。
先発は宮崎vs会長。宮崎が鬼っぽく襲いかかるも、かわした会長がナカユビを立てまくる。すると、我慢できなくなった広田がリング内へ。

広田は「おい。ナカユビを立てるな」と会長を諭し始める。
だが、会長はフロントキックで返す。そして怨霊&会長で合体ドロップキック。怨霊がカバーするカウント2。ショルダータックルを放っても倒れない宮崎に何発も放って行く怨霊。根負けした怨霊がタイムの構え。すると宮崎は「お前がGAMIさんと同じ年くらい知ってる。よく頑張ったよ。すごいよ」と褒めちぎり、ビッグヒップを敢行。

タッチを受けた広田は「白くて怖いようなヤツと私はさんざん当たってるからオメーらなんかぜんぜん怖くねーんだよ!」とうそぶくも、怨霊と対峙すると、悲鳴を上げて逃げ惑う。気が動転してしまい、カバーされる。これはカウント2。続く怨霊の串刺しドロップキック、くるくるエルボーもカウント2止まり。
ならばと広田はボ・ラギノールで反撃。コーナーに登るも、会長がロープを揺らして転落させる。怨霊がドロップキックを放って会長と交代。

走る会長だったが、広田がカニばさみ。張り付けボ・ラギノールを狙うが、これは怨霊が妨害。
逆に会長はブレーンバスターの体勢。寸前でかわした広田がフェースクラッシャーからのLOVEポーズ。さらに広田は角でのボ・ラギノールを狙うが、かわした会長が619を放つ。広田もネックブリーカードロップを放って宮崎と交代。
宮崎は張り付けラリアットを放つと「カメラの準備をしろーーー!」と観客にアピール。だが、はずかし固めは怨霊がカット。ならばと合体技を試みるが、会長が寸前で避ける。宮崎は「なに避けてるんだよ!」と再び連係を狙うも、これも未遂に。

逆に会長がラリアット。ぜんぜん効かないといった様子の宮崎が改めてはずかし固めを狙う。これも回避する会長。むしろ怨霊が宮崎の上に広田を投下してダメージを与えていく。
ならばと宮崎は雪崩式を狙うが、会長は必死の抵抗。逆に会長がパワーボムからレインメーカーでカウント2。走る会長に、宮崎がカウンターのえびす落とし。カウント2。ここで怨霊はエクトプラズムを狙うが、広田に誤爆してしまう。

すぐに宮崎は会長にラリアットで飛び込むも、怨霊がカット。宮崎は怨霊を捕獲すると、広田がスワンダイブを狙うが、豪快に転落してしまう。ポカンとしてしまった怨霊と宮崎だったが、怨霊が宮崎にエクトプラズム。会長がスクールボーイで丸め込んで3カウントが入った。
◎エンディング
試合後にSAKI&清水ひかりがリングに現れる。そして清水が「ちょっと待ってください! 奇跡の2人、次の後楽園で防衛戦やらせて下さい!」と対戦要求。

桜花がマイクを握り、奇跡に意志を確認。奇跡が鬼ポーズで返答すると、桜花は「やるってことでいいですね。11月7日、私もエリザベスのタイトル決まってるから、現王者と奇跡も決定で。お願いしますよ」とwave認定タッグ選手権試合も決定した。

続いて野崎が登場。

野崎「私の話も聞いてもらっていいですか? 進垣、ちょっと上がってきて下さい。アナタは最後に当たりたい相手に私を選んでくれなかったけど、11月7日、空いてませんか? 京子さんとシングルが決まってるから、アナタとはタッグマッチで、パートナーは笹村(あやめ)。そして私のパートナーは……彩羽です」

彩羽が現れると、野崎は恋人繋ぎ。それを見た宮崎とみぃが大騒ぎする。

さらに桜花が「22年1月1日、元旦、NAMI☆1(ナミイチ)やります!ここ新宿FACE大会(時間未定)が決まりました。みなさんぜひ元日空けておいて下さい」と元日興行を発表。そして、締めをラム会長に託す。

会長「初参戦の666・ラム会長と申します。はじめましてのwaveさんに出られて光栄ということで、いつもの恒例のがあるんでしょ? いい? そう×4、コレが俺たちのwaveだ!」と大会を締めた。
◎バックステージ
野崎「(なぜ進垣と?)引退するって発表してから、去年タイトルマッチやったのが印象に残っていて、絶対やりたいと思っていた。試合引退まで1カ月切っていますよね? waveでやりたいという思いがあって今回、声をかけました。

(井上京子とのシングルマッチが決まったが)京子さんは私のデビューのパートナーを務めてくれた先輩でもあるので、本当いま別々の道を歩んでいますが、15年のすべてを見てほしい選手。受けてくださったっていう感じですかね。京子さんとはNEOのときに1回だけしかなくて、それ以来のシングルであって、私のすべてを京子さんにぶつけられたらいいと思います」


◎バックステージ

広田「鬼であるときに、(挑戦)言ってきたってのはね、人間を超越したときにね。こんなときによく言ってきた、アイツら」

宮崎「前回の大会でもよかったのに」

広田「こんなギリギリの直前になって言ってくることないですよね? もっと前もって、まともな感じのとき言えば、こっちもオーシ!ってなるんですけど。今日そんなのじゃないですからん。けど、まあ…あれですか? タイトルマッチですか?」

宮崎「あっ、わからない」

広田「言ってましたよね。また私たちの腰にベルトが戻ってきますね。戻ってきたらまたベルト姿で赤鬼、青鬼をまたやりましょう」

宮崎「いいね、最強じゃん」

広田「そうですね。これ取って、年末年始。いい年を迎えられそうです」

宮崎「もうなくなって2年くらい経つ?」

広田「だいぶ保持していて、タッグ戦線から退いて、だいぶまた経ちますよね。そろそろまた巻いておかないと。やっぱりあのタッグベルトは自分たちの保持歴が一番」

宮崎「コロナで試合ができなくて、最長。1年半くらい巻いてましたけど。なぜ私たちに?」

広田「勝てると思ったんじゃないですか? 鬼を越えてこそって気持ちがあったんじゃないですか? 卓越した存在に勝たなければみたいな」

――なぜハロウィンに鬼?
広田「そんなね、ハロウィンに何のコスプレなんて明確な理由はないんですよ」

宮崎「いつもは写真には出せないようなコンセプトがあってやってたらか、みんながツイッター載せれたりとかね。今回はコンセプトはなかったので。去年も、名前は言えないけど、なんとかの刃だったけど、それで私たちは考えて、絶対にみんな読んでるのか?って。見てない人はどっちが鬼かわからないから、子供からお年寄りまでみんながわかるっていう。それから年に二回くらい出ちゃう」

広田「愛されキャラにね。マスコットとして」

――タイトルマッチはどちらでいく?
広田「これで言われたからね。これで行っていかないと」

宮崎「これがラストのときは、コレで何かが出ちゃったとき」

――進垣との試合について?
広田「だって進垣のモシャスなのに、いない状態でしたからね。どこにも進垣の面影なくやってましたから。それで、そのあと赤鬼と青鬼でしたから。なんだったら私、普通のコスチュームはいらなかったから(苦笑)、だから(週プロの)名鑑の撮影をあれだけゴネたんですよ…。別の日にできませんか、と。どうにかなりませんか、と。でもね、せっかく名鑑に載せていただけるので、やっぱりそのためだけにも」

宮崎「いまもう20年くらいやってるから1年くらい鬼でもいいかなって思った。1年くらい面白い年があってもいいかなって思ったんですけど、さすがに怒られちゃうからね」

広田「そんな気持ちでしたよ、私たち」

――ベルト取ったら節分までは?
広田「そうですね。ベルト取ったら、防衛し続けて年末年始、節分まで大活躍ですよ」