2020.11.07

『大阪ラプソディーvol.48』

taisenn
1.OSAKA・アブノーマルwave(20分1本勝負)
野崎渚&○SAKI(19分30秒 体固め)宮崎有妃&旧姓・広田さくら●
※カワイドルバスター
taisenn
2、OSAKA・コミカルwave(15分1本勝負)
○桃野美桜(9分53秒 アミュライロック)めぃりぃ●
taisenn
3、OSAKA・メモリアルwave(15分1本勝負)
○フェアリー日本橋(11分27秒 でんでんクラッチ零式)桜花由美●
taisenn
4、DUAL SHOCK WAVE 〜3WAYトーナメント〜(時間無制限勝負)
○門倉凛&青木いつ希(12分35秒スモールパッケージホールド)進垣リナ&笹村あやめ●
※青木がぶつかった反動で
※門倉&青木組が11・21新宿大会の決勝戦に進出。もう人組は高瀬みゆき&梅咲遥組。

2020.11.01

「NAMI☆1〜Nov.〜’20」

日時
11月1日  日曜日
観衆
155人※超満員札止め
場所
◎入場式
waveが恒例のNAMI☆1(ナミイチ)興行を新木場1stRINGにて開催。大会に先立ち、桜花由美、野崎渚、宮崎有妃がまずはリングへ。

桜花が「みなさん、こんにちは! 本日はたくさんのご来場、誠にありがとうございます。本日のチケットですが、完売いたしました。ありがとうございまーす!×2 今日はまだ出て来てないんですけど、このあと広田さん、出て来ます。みなさん、オレンジリボンって知っていますか? 選手がみんな(リボンを)付けているんですけど、プロレスリングwaveでは子供の虐待防止運動のオレンジリボンを推奨しています。11月は、子供虐待防止月間ということで、今日はそのオレンジリボンの理事とウチの子持ちの広田さんが代表となって挨拶をしてもらいたいと思いますので、このあとみなさんオレンジリボンについてもちょっと知っていただきたいなと思っております。よろしくお願い致します」と挨拶。
続いてオレンジリボン運動の高祖常子(こうそ・ときこ)理事ともに、旧姓・広田さくら(オレンジリボン親善大使)、ワールド女子プロレス・ディアナの佐藤綾子がそれぞれのお子さんを連れて登場。
広田「こんにちは! オレンジリボン親善大使の旧姓・広田さくらでーす! ありがとうございます。今日はオレンジリボンという運動を、これをきっかけに広めていこうということで特別に子供と一緒に入場したんですけど、こんなに大成功して、こんなに和むもんだとは思いませんでした。私も叱ることはありますが、本当に子供というのは私にとって生きがいで、なくてはならない存在です。やっぱり虐待のニュースがあるのも事実ですし、正直虐待というのは、心が痛いし、胸も痛いけど、ちょっと自分のことではないので、(お子様を持っていなければ)そこまで踏み込んで考えるという機会もなかなかないと思います。親だとしても『かわいそうだな』と思うけど、自分の子供のことではないというか、どこか少し『なくなればいいな』と思っても、それ以上は動かないというのが現状だと思います。でも、本当に私にとっての生きがい、誰の親にとっても子供は生きがいだと思うので、そういった子供たち自身も傷ついているので、悲しいことを一つでもなくしたいと思って、せっかくね、私がいろいろ発信できる立場にいますので、これを機に、私が先頭に立ってオレンジリボンを広めていって、虐待を少しでもなくしたいなと決意を持って今日はリングに上がりましたので、皆様も、ちょっとでいいので何か気がかりなこととかあれば調べてもらったり、ホームページを覗いてもらったり、いつも少しだけ気にかけるだけで変わっていくと思うので、1人の力ではできないので、これを機に皆様も少しの協力、よろしくお願いします。同じ子供を持つ、母の佐藤綾子さん、お願いします」

佐藤「みなさん、こんにちは! 三児の母、女子レスラー、佐藤綾子です。本日、オレンジリボン月間初日ということで、今日waveさんに、そんな記念すべき日に参戦させていただきまして、とても光栄に思います。みなさんのお席にフライヤーあると思うんですけども、今日を機に知らない方もこういう活動があるんだと知っていただければ幸いです。(高祖理事に向かって)今日はありがとうございます」

高祖理事「皆様、今日はよろしくお願いします。児童虐待防止全国ネットワークの高祖常子と申します。ありがとうございます。皆様からお話もありましたけど、11月は毎年児童虐待防止の推進月間ということで、それの初日にこのような場を設けていただいたこと、本当にうれしく思っています。いま、お二人からもお話ありましたけど、子育てっていうのはですね、親だけがやってるわけではなくって、周囲の温かい目がすごく大事ということですね。あとは虐待かなと思ったら、189という電話番号にかけていただくと、全国どこからでも児童相談所などにつながります。虐待じゃなくても、いま判断は児童相談所がしますので、でも心配な親子さんであれば、なんらかのサポート、支援のきっかけになりますので、ぜひね迷わずに情報提供ということでね、ご連絡いただければなと思います。お子さん達をみなさんで子育てしてる感がすごく、いろんな方が声かけたり、おトイレに連れて行ったりですね、そういう様子がとてもすばらしいなと思いました。みなさんもぜひ、これからもよろしくお願いします。ありがとうございます」

記念撮影のあと、広田が「今日はですね、満員のお客様。久しぶりで嬉しいぞー! ありがとーーー! 満員のお客様の前でそれに負けないくらい、こちらも熱い闘いを繰り広げますので、最後まで楽しんでいってくださーい!」と大会をスタートさせた。

1、スクランブルWAVE(20分1本勝負)
高瀬みゆき&○梅咲遥(13分13秒、ラ・マヒストラル)優宇&三浦亜美●

WWWD世界タッグ王者組の高瀬みゆき&梅咲遥<ルミナス>と、優宇&三浦亜美によるタッグマッチ。アクトレスガールズの大型新人・三浦はwave初参戦となる。

梅咲vs三浦の顔合わせで試合がスタート。身長差をさりげなくアピールする三浦がショルダータックルをお見舞い。続く優宇が逆水平チョップ。腕十字の体勢。慌てて梅咲がロープに逃げ込む。劣勢の梅咲に優宇&三浦が逆水平チョップを交互に放っていく。続く三浦がヘアーホイップ。
梅咲もヘアーホイップでやり返し、ボディースラムでカウント2。かわった高瀬が首投げからダイヤル固めへ。カウント2。梅咲も小刻みエルボーで続き、三浦の背中を張っていく。さらに低空ドロップキックで追撃し、ボディースラム。これもカウント2止まり。
ここでルミナスはトレイン攻撃を選択。三浦に張り付けチョップを狙うが、これは優宇が救出。

攻勢に転じた三浦はショルダータックルを放っていき、ようやく優宇と交代。優宇は高瀬にショルダータックルを放つと、梅咲をボディースラムで投下。その上にセントーン。そして、高瀬に旋回式サイドバスターでカウント2。逆水平チョップの意地の張り合いのあと、優宇がドロップキック、キャノンボールを狙う。
これを高瀬がドロップキックで迎撃し流れが変わる。ブーメラン式ドロップキック、串刺しラリアット、ジャンピング・エルボーアタックと猛攻。ラリアットで突っ込むが、これは優宇が迎撃する。

続いて梅咲が出ていき、優宇にドロップキック。自陣まで吹っ飛ばされた優宇が三浦とチェンジ。三浦はショルダータックルを連発する。梅咲の串刺しドロップキック、ボディースラムはカウント2。走る梅咲に優宇が追走式ラリアット。三浦&優宇でダブルのショルダータックルを放って、三浦が逆エビ固めへ。
梅咲がしのいで、ルミナスで優宇にダブルのドロップキック。三浦にはツープラトンのブレーンバスターを決める。カットに入った優宇がセントーン。しかし、これはかわされ三浦に誤爆してしまう。すかさず高瀬が優宇にドロップキックを放って分断。
リング上では梅咲が三浦に逆さ押さえ込み。返されると首固めを狙うが、三浦も堪える。高瀬がアシストにまわると、梅咲がカニばさみからのラ・マヒストラルで3カウントを奪ってみせた。
2、Future wave(15分1本勝負)
○門倉凛(11分27秒、エビ固め)青木いつ希●
※丸め込みの応酬から


第2試合は門倉凛vs青木いつ希が対戦。2人のシングルはこれがはじめて。青木が早速「よろしくお願いしまーす!」と大きな声で握手を求める。「うるさい…」と塩対応の門倉だったが「お願いします」と握り返してゴング。

ロックアップは青木が押し込み、クリーンブレイク。再び組み合うと、青木がヘッドロック。かわす門倉がハンマーロックに捕らえていく。青木も取り返し、両者譲らず。
すると青木が突然「門倉、来い!」と手四つの力比べを挑む。慎重な門倉に対し、「びびってる?」と挑発を繰り返す青木。門倉は応じるとみせかけ、首投げからの低空ドロップキックをお見舞い。ヘアーホイップにつなげる。そして、張り付けドロップキックへ。

5分経過。青木の小刻みエルボー、門倉のドロップキック、青木のショルダータックルが交互に決まる。そして青木がお返しの張り付けボディーアタック。キックアウトされるとワキ固めへ。耐えられると、門倉の腕を蹴り上げる青木。
門倉もDDT、低空ドロップキックで攻守逆転。低空ドロップキックからコーナーに向かう。しかし青木がデッドリードライブ。セカンドからのフットスタンプを投下するも、門倉がかわして片足ドロップキック、キャノンボールにつなげる。続くミサイルキックはカウント2。

青木もショートレンジラリアット3連発でそのままカバー。キックアウトされると、ロープに走るが、門倉がカウンターのトラースキック、ダブルリスト・アームサルトへ。これも返されると、バズソーキック3連発。キックアウトされるとワキ固めへ。そこから裏十字固めに移行する。

残り5分のコール。青木のサイドバスターはカウント2。門倉の逆打ちから、丸め込みの応酬となり、最終的には門倉が丸めて先輩の意地をみせた。
3、プレミアムwave(30分1本勝負)
Sareee&○佐藤綾子(23分29秒、ドラゴン・スープレックス・ホールド)宮崎有妃&旧姓・広田さくら●


宮崎有妃&旧姓・広田さくらの奇跡とSareee&佐藤綾子の師弟タッグが対戦。宮崎はSareeeが小さいころにNEOをよく見に来ていたことを話しはじめる。そして、「今日はSareeeの技、受けるわ」と腹をくくるも、Sareeeは「大丈夫ですか?」と余裕の答え。観客を笑わせる。
試合はその宮崎vsSareeeでスタート。Sareeeの強烈エルボーに心が折れ気味の宮崎。しかし、逆水平チョップでやり返すと、田村欣子をオマージュしたヒザ蹴り、エースクラッシャーをお見舞い。続く広田がロープ渡りへ。1度目のロープジャンプは成功するも、2度目は転落。すかさずSareeeが突っ込むも、これをカニばさみでかわす広田。張り付けボ・ラギノールを狙うが、佐藤が交通事故タックルで妨害する。その佐藤が足4の字固めへ。ブレイクした広田がロープに走る。佐藤がリープフロッグでかわそうとするが、広田はくぐらずに佐藤の股間に激突!?
広田は「いまの感じ。オマエなかなかだな」と佐藤にコミカル要素を感じ取った模様。仕掛ける広田だったが、佐藤が読みかわす。串刺し攻撃を狙う佐藤だったが、広田がフロントキックで迎撃。そしてスイングDDTを敢行する。続く広田は高田純次狙い。これを佐藤が迎撃し、高田純次の流れとなる。

広田は「いまの感じ。オマエなかなかだな」と佐藤にコミカル要素を感じ取った模様。仕掛ける広田だったが、佐藤が読みかわす。串刺し攻撃を狙う佐藤だったが、広田がフロントキックで迎撃。そしてスイングDDTを敢行する。続く広田は高田純次狙い。これを佐藤が迎撃し、高田純次の流れとなる。

だが、広田が遮り「何も悪くないよ、佐藤さんは。でもやっぱ今日は違うでしょ。今日やるのは…」とSareeeに振る。Sareeeはロープワープから、高田純次からのフットスタンプを放つ。

宮崎vs佐藤となり、シリアスな攻防となったが、宮崎がビッグヒップ。奇跡でのダブルを選択するが、かわした佐藤が回転足折り固めへ。返されるとドロップキック、ダブルリスト・アームサルトでカウント2。
Sareeeが出ていき、ミサイル発射。宮崎のバックにまわる。なんとか宮崎がロープ。Sareeeはカサドーラ。「クソデブ!」とフットスタンプを放つ。「デブ」発言に怒った宮崎がビッグヒップでお仕置きする。恥ずかし固めの体勢に入るも、広田が「世界に行くのでアレはちょっと」と止めに入る。WWEへの確認を求めると、Sareeeは梅咲にスマホを取ってくるように指示。

リング上でWWEに電話するも「ダメだそうです」と断るSareee。諦めない宮崎が恥ずかし固めを狙う。Sareeeがかわすと作戦変更。Sareeeの目の前で、佐藤の恥ずかし固めでギブアップを迫るという奇策に出る。
なんとか耐えたSareee。宮崎がムーンサルト・プレスで追い打ちをかけようとしたが、かわしたSareeeがスクールボーイ。キックアウトされると、Sareeeがダイビング・フットスタンプを投下させる。これもカウント2。ジャーマンSHも返されると、裏投げの体勢。だが、これは宮崎も堪える。
一方、宮崎はグリグリ目突きで流れを変える。カウント2。広田が出ていき、張り付けボ・ラギノールの体勢。ここでも広田はWWEへの確認を求める。Sareeeが再び電話するも、その背後から広田がボ・ラギノール。さらにもう一発決めて、619。続いて奇跡がダブルのクローズラインを狙うが、Sareeeがまとめてミサイルキック。

かわった佐藤が広田にお盆攻撃。これは反則とみなされノーフォール。なおもお盆を振りかざす佐藤だったが、かわす広田。お盆を奪った広田がやり返そうとしたが、寸前で佐藤がかわしたため、自滅。チャンスとばかりに佐藤がスクールボーイでカウント2。ダブルのドロップキックが決まるも、ブレーンバスターは広田がDDTに切り返す。そして、佐藤&Sareeeにボ・ラギノール。場外に落ちると、トペ・スイシーダで追撃する。
リングに戻って広田がへなーらサンセットの体勢。堪える佐藤。ここで奇跡がダブルの攻撃。佐藤の上に広田を投下しようとするが、佐藤がかわす。佐藤のミサイル→Sareeeのジャーマン→佐藤のジャックナイフという波状攻撃はカウント2。ならばと佐藤がお盆攻撃を狙うが、Sareeeに誤爆。

すかさず広田がお盆を奪い殴打すると、佐藤がボ・ラギノールでやり返す。掟破りのお盆とボ・ラギノールの攻防から、広田がお盆でのボ・ラギノールをサク裂させ、サクラライトへ。キックアウトした佐藤がボディースラム。カウント1。ならばと佐藤は宮崎のラリアットを広田に誤爆させると、Sareeeのソバットをうけて、ドラゴンSHでトドメを刺した。
4、DUAL SHOCK WAVE〜3WAYトーナメント〜(時間無制限)
桜花由美&桃野美桜vs野崎渚&SAKIvs進垣リナ&笹村あやめ
①○桃野(14分52秒、回転足折り固め)進垣●
※ボスマミが11・21新宿での決勝戦に進出
②○進垣(28分27秒、SBTロックⅡ)野崎●
※Active Advance Animalsが11・7大阪での敗者復活枠に進出

10・24新宿で開幕したDUAL SHOCK WAVE 2020。今年はコロナの影響もあり3WAYタッグトーナメントとして開催され、まずはストダマ(Sareee&響)が11・21新宿でおこなわれる決勝戦に一番乗り。
現wave認定タッグ王者組のBOSS to Mammy(以後、ボスマミ。桜花由美&桃野美桜)は10・24新宿で敗れたため、今大会は敗者復活枠での参戦。野崎渚&SAKI< peerlessティーンズロード>vs進垣リナ&笹村あやめと対戦することとなった。
先発は桃野vs進垣vsSAKI。組み合う瞬間、桜花が妨害。早速、ボスマミが合体ロケット、SAKIに高い高いをお見舞い。続いて3Aがダブルのドロップキックを桃野に決める。すかさず進垣がワキ固めへ。
今度はティーンズロードが波状攻撃。進垣を孤立させて、SAKIが逆エビ固めへ。これは桃野がカット。

桜花が出ていき、SAKI&進垣にフェースクラッシャー。美桜ロケットをSAKI&進垣に投下させる。
リング上は桜花vsSAKIとなり、桜花のビッグブーツが決まる。SAKIもニーリフトからのビッグブーツ。ブレーンバスターを放つ。そこに進垣が復活し、桜花に顔面ドロップキック。SAKIvs進垣に移行し、SAKIがブレーンバスターの体勢。これを進垣がアームロックへ。耐えたSAKIに串刺しドロップキックで追撃する。さらにアームブリーカーを放つと、桜花にも見舞っていく。
かわった笹村は桜花&SAKIを対角ロープにセットしランニング・ニーで往復。串刺し攻撃を狙うが、これは自滅。逆にSAKI→桜花が串刺し攻撃につなげる。孤立しかけた笹村だったが、桜花とSAKIを衝突させると、笹村がSAKIの上に桜花を投下。すかさず横取りカバーでカウント2。さらにSAKIのエルボーを桜花に決めさせ、その勢いで逆さ押さえ込みに行く。
桜花は笹村にビッグブーツ。SAKIもビッグブーツで続く。だが、すぐに桜花がSAKIにバックドロップ、笹村にはカカト落としを決める。さらにSAKIは桜花との合体ドロップキックを笹村に発射。続けざまに桜花&笹村にフェースクラッシャーを決めて、野崎と交代する。

3Aが出ていき、野崎にトレイン攻撃。これを迎撃した野崎が、串刺しビッグブーツでやり返す。野崎式串刺しビッグブーツ、おしゃれキックを見舞う。桜花にもビッグブーツを放つと、桜花も応戦。ボスマミでファンタスティックフリップを決める。
すぐさま桃野は野崎に低空ドロップキック。カットに入る笹村と桃野が野崎の上でエビ固めの応酬。いずれもカウント2。野崎は桃野&笹村にドロップキック。これを桃野がかわして、足4の字固めを狙うが、笹村がカット。逆に笹村が野崎に足4の字固めを極める。

膠着状態となると、桃野が野崎→笹村にフットスタンプをお見舞い。

桃野vs笹村となり、笹村は桃野にショルダータックル。飛び起きる桃野。フォアアームの打ち合いから笹村が大外刈り。進垣がドロップキックで続く。そしてワキ固めへ。
10分経過。野崎がカットに入ると、桃野&野崎をまとめてワキ固めで捕獲する。これは桜花&SAKIが同時にカット。ならばとコーナーに登る進垣を追う野崎。雪崩式ブレーンバスターを放つと、桃野がダイビング・ボディープレスでカバーする。これは野崎がカットし、カウント2。

続いてボスマミは野崎にクローズラインを狙う。野崎がかいくぐるとティーンズロードがダブルのビッグブーツ。そして、桜花&桃野にダブルのザキゴエ。野崎が桃野にランニング・ダブル・ニーアタック、ノアールランサーで追撃する。いずれもカウント2。

仕留めにかかる野崎だったが、桜花がカウンターのネックハンギングボム。桃野がジャックナイフに飛び込む。返されると合体不知火を敢行。これもカウント2止まり。

そこに3Aが合流。桃野を孤立させると、笹村のドロップキック、進垣のレッグドロップ、笹村のミサイルキック、進垣のドロップキックが決まる。

だが、そこに野崎が現れ進垣にスリーパー。大外刈りへ。ドルミルを狙うが、切り返した進垣がヒザ十字に捕獲する。

カットした桃野が進垣のバックを取る。耐えられると逆さ押さえ込みの体勢。これも耐えられると、回転足折り固めへ。桃野が3カウントを奪い、11・21新宿でおこなわれる決勝戦への切符を手にした。
試合はタッグマッチで続行され、11・7大阪でおこなわれる3WAYタッグマッチの敗者復活枠をかけ、野崎&SAKIvs進垣&笹村が繰り広げられる。15分経過。野崎のビッグブーツが進垣に決まる。続いてSAKIがビッグブーツで飛び込み、ダイヤル固めへ。カウント2。リバーススプラッシュを投下するSAKI。かわされると、トップロープにセットしてのニーリフト。これもカウント2。

劣勢の進垣だったがドロップキックを放って笹村と交代。笹村はフォアアームをお見舞い。SAKIもやり返し、ラリーとなる。
試合はタッグマッチで続行され、11・7大阪でおこなわれる3WAYタッグマッチの敗者復活枠をかけ、野崎&SAKIvs進垣&笹村が繰り広げられる。15分経過。野崎のビッグブーツが進垣に決まる。続いてSAKIがビッグブーツで飛び込み、ダイヤル固めへ。カウント2。リバーススプラッシュを投下するSAKI。かわされると、トップロープにセットしてのニーリフト。これもカウント2。

劣勢の進垣だったがドロップキックを放って笹村と交代。笹村はフォアアームをお見舞い。SAKIもやり返し、ラリーとなる。
かわった進垣が小刻みエルボー。野崎も後方回転エビ固めへ。返されるとドルミルⅡの体勢。これは崩れたため命拾いした進垣。すぐさま低空ドロップキック。ダイビング・ボディーアタックを放つが、かわした野崎がドルミルで捕獲。これもなんとか進垣がロープ。

ならばとSAKIのビッグブーツ、野崎のダブル・ニーアタックが決まるも、カウント2。なおも走る野崎に笹村が低空ドロップキック。すかさず進垣がニーロックへ。今度は野崎がロープに逃れる。

25分経過。進垣のレッグドロップはカウント2。すぐに走る進垣に、野崎がカウンターのノアールランサーハイ。至近距離からのビッグブーツ、ノアールランサーでカウント2。もう一発狙うが、進垣がかわしてヒザ十字へ。さらにグラウンド卍のように極めて、レジーナ・野崎からギブアップを奪った。これで3Aが11・7大阪での3WAYタッグトーナメント・敗者復活枠を獲得した。
◎エンディング
桜花「ボス、決勝に進出することになりました。これで11・21新宿大会の決勝はストダマ対ボスマミ対、11・7の大阪で勝ち上がったチームとなります。宮崎さん、彩羽が欠場になったのでどうしますか、11・7大阪大会」

宮崎がリングに上がるも、門倉がマイクを奪う。

門倉「ちょっと待って、ちょっと待って。ちょっと待ってください。先日、マーベラス彩羽匠選手が欠場になりまして、waveさんはいまDUAL SHOCK のタッグトーナメント中ということで、宮崎さんの隣り、大事な、大事な、大事なタッグパートナー・ユキタクのタクこと彩羽匠選手が不在ということで、ここは、ここは! 私しかないでしょうと、匠さんがいないいま、私なら絶対、絶対宮崎さんの足を引っ張らずにむしろ絶対、優勝するくらい、自分は準備万端、できているので」

広田「Twitterで盛り上がってたヤツでしょ?」

門倉「そうです、そうです」

広田「渡辺さん、メッチャ盛り上がって食いついて、今日来てないってどういうことよ!」

門倉「まー、まぁ×4。大人の事情っていうものがあるからしょうがないです」

広田「あんなに食いついてきたのに? 来ないの? 大人の事情で?」

しどろもどろになる門倉。

広田「まぁ、じゃあ(門倉は)ラッキーだよね…」

門倉「私しか絶対いないので!」

宮崎「あのさ、本当に凛ちゃんが言ってくれたこととか、本当に当然というか、渡辺さん絶対来ると思ったから、ちょっと私もビックリしちゃったけれど、まぁ×3、いろいろね、あるのしょうがない。忙しいのもしょうがない。私も昨日…昨日というか、いろいろ考えて出した答え…やっぱりユキタクで出ないと意味がないと思いました。なのですみません、辞退させていただきます。すみません。ありがとう、すごく嬉しかった」
桜花「ってことは、11月7日の対戦カードどうなってる?」

野中リングアナ「宮崎選手が辞退するとなると、高瀬みゆき&梅咲遥vs進垣リナ&笹村あやめの、2組ということになります」

桜花「じゃあ、このタッグで決勝進出を争ってもらうかな?」

SAKI「ちょっと待ってもらっていいですか? いままでこんな3WAYとかやってきたんだから、私たちにももう1回チャンスください。敗者復活×3、チャンスをくださいよ!」

広田「おい、そこのピアス。ピアスあけすぎババア! オマエ、あけすぎるのはピアスの数だけにしろよ、オマエは」

SAKI「ほかに何をあけるの?(苦笑)」

広田「アンタ達が行けるなら私とさ、佐藤ママにもチャンスがあるでしょうが、ねえっ!」

SAKI「私たちのほうが拍手多かったんじゃない?」

広田「いま聞いたら、きっと私たちのほうが拍手多いですよねぇ!(大きな拍手が沸き起こる)ほらぁ!」

SAKI「裏切りやがったなーーー!」
そこに青木もリングサイドへ。

青木「あの、自分が休んでいる間に何がはじまってるんですか? すごい難しいルールのタッグ、いま1枠あいてる? いつやるんですか? 11月7日の大阪ですか? 大阪と言えば、おる、おる、ここに! あいてる、あいてる。出れますよ。出れる、出れる!」

広田「じゃあ参戦はしてくれるということで、これいまタッグの話、してるからさ」

青木「違う×3、タッグ×3、出れる×3。もう忘れちゃってぇ、社長。ねぇ、優宇さん! 優宇さんと(タッグ)あったでしょ、ねぇ、優宇さん!」

優宇「100キロある?」

青木「えっ、100キロ? ない、ないです」

優宇「じゃあ無理だ。私、100キロの人としか組まないって決めてるの」

青木「えー、待って。まだある、まだある、まだあるよ。まだあります、候補があります。高瀬みゆき! 高瀬ーー! 私たちの熱い絆あったよね!? 高瀬さん」

高瀬「いま(梅咲と)一緒にベルト持ってるの、知らないんですか? タッグベルトを持ってるんですよ」

青木「それは知ってる…」

高瀬「だからごめんなさい」

青木「まあもう、さっきフラれた凛ちゃんでいいよ。凛ちゃん、タッグ組みましょう。ケッテー、ケッテー!」

桜花「じゃあ、いいや。ここのチーム(野崎組)とここのチーム(広田組)と、ここのチーム(青木組)で超・敗者復活戦みたいなのやる?」

青木「いまからやろうぜ!」

桜花「無理無理、いま何時だと思ってるの?」

青木「でも、すぐ決めたいですよね?」

桜花「すぐ決めたい…。だって1週間後。だから今日カード決めたい」

青木「オッケー、社長! ジャンケンで決めよう!!」

桜花「いいアイデア! すぐ決まる、すぐ決まる。いいよ、いいよ。ジャンケンだったらすぐ決まるし、そうしたら11月7日、カード発表できるし一石二鳥。時間もないし、早くして。時間ないから」

急きょ青木、広田、SAKIによるジャンケンがおこなわれ、青木が勝利。辞退のユキタクの枠に青木&門倉が収まることに。

桜花「知ってた? 運も実力のうち。カード決まったから発表しちゃっていいよ」
野中リングアナ「それでは11・7大阪大会の3WAYトーナメントですね、高瀬みゆき&梅咲遥のルミナス、対進垣リナ&笹村あやめ・Active Advance Animals、対青木いつ希&門倉凛。タッグチーム名考えておいてください」

桜花「考えておいて、今日発表するから。考えたら連絡ちょうだい。よろしくお願いしまーす。しめるよ、しめるよ。広田、そんな顔しない。運も実力のうち! 負けたからしょうがないよ。今日はなんてたってオレンジリボンなので、広田さん締めてください」

広田「いろんな感情にならせといてさ、そうやって持ち上げてさ…。みなさまいろんなことありましたが、お腹いっぱいになってくれましたか? 3WAYにこだわって、あれだけ試合でこだわっていたのに最終的にジャンケンで決める団体です。いままでもこれからもアホなことやっていきます。今日はオレンジリボンということで、子供たちこんなに笑顔になって、リングに上がってもらっていますが、子供たちが大きくなって、『これwaveだ!』というのをやりたい、やりたいっていうので、時間が許す限り、子供をリングに上げてやりたいと思いますが、皆様、今日はねコロナなので『waveだ!』は言えないですが、心の中で、拳を高く突き上げてください。そして今日は満員ということで、ビッグウエーブやりたいと思いまーーーす。行くぞ、今日は楽しかったかーーー、また来てくれるかーーー、いくぞこっちから。ビッグウエーーーーーブ(と会場をwaveが一周)、これがwaveだーー!」
◎バックステージ(青木&門倉)
——急きょ(タッグトーナメント出場が)決まりました。
青木「最高!」

門倉「決まったんじゃなくて、勝手に言ったんです!」

青木「決まった、決まった」

門倉「いや、勝手になんか持って行っちゃってそうやって。ジャンケンで」

青木「勝ったー!」

門倉「どんだけ運もってるの?」

青木「やっぱりこういうところで、運も実力のうち。でも凛ちゃんも出たかったでしょ?」

門倉「いや×3、それは違う、違う! 宮崎さんのタッグパートナーが不在だから、私がかわりに責任を持って出ますっていうアピールをしたわけ。もうおかしい、おかしい」

青木「たぶん凛ちゃんもうれしいヤツですよ。いやよ、いやよも」

門倉「うるさいの。耳元でもう」

青木「仲良しなんでね、これがねー」

門倉「仲良しって勝手に…。やめて、やめて。ビックリ×2。まず出るって言ってないですし、勝手にジャンケンで勝って、出るって決まっちゃって…」

青木「決まったんでね、だから一緒に頑張りましょう。出るなら優勝しましょ!」

門倉「えー!? いや×4」

青木「凛ちゃん!」

門倉「いや×4」

青木「行こうぜ、凛ちゃん」

門倉「ちょっと待ってください。まだ気持ちの整理ついてないんですよ。急にそういう流れで勝手に勝っちゃって、決まっちゃって、大阪でやりますみたいな。気持ちの整理まったくついてないんですけど…まあ、ねぇ。どうなんですか? やるって決めたら優勝狙いますけど、いまのままだったら不安! 私、すごく不安…」

青木「私は今日、シングルをして思いました! 凛ちゃんとなら絶対大丈夫!!」

門倉「言うても2人にフラれてるよね? 高瀬と優宇さんに」

青木「そういうこともある」

門倉「不安、不安! 不安だらけ。でももう、ね! 11月何日だっけ?」

青木「7日。いいなの日」

門倉「(苦笑)そういうのいらない…」

青木「ハハハハ」

門倉「11月7日、タッグで3WAYでしたっけ? 出るって決まったのでカードを聞いた限りではね、ウチら負けてないと思ってるので、やるって決めたらやりますよ。組むからには、優勝を目指しましょう」

青木「その言葉待ってたよ、凛ちゃん! よろしく」

門倉「まだまだ。気持ちの整理ついてない、ついてない」

青木「7日までに整えよう」

門倉「怖い×5」
◎バックステージ(ボスマミ)
——おめでとうございます。
ボスマミ「ありがとうございます!」

桜花「いやー、よかったです。イチ抜けして決勝決定して」

桃野「よかった…。でもなんか、試合前にも思ってたんですけど、2抜けでたくさん試合ができるっていうのも魅力的だなって」

桜花「いや×2、いややややや」

桃野「幸せじゃん、自分の好きなことをそんな長い時間できるのは、幸せだなとは思ってたんですけど、そんな試合がはじまったら『よし、2抜け狙っていこう』なんて余裕はないから、しかも2回連続敗者復活戦というのはダサイし」

桜花「そうですよ、チャンピオンですからね。私たち」

桃野「だから頑張ったら、勝てました」

桜花「よかったですー」

桃野「よかった…。次は」

桜花「決勝!」

桃野「でも、なんかズルいなって思ったんですよ。ジャンケンで敗者復活戦に出れるって決めたのはマミーだよ」

桜花「だって今回は3WAYのタッグトーナメントで、(ユキタクが辞退で)いなくなってタッグで決めるよりは、もう1組入れて決めたほうがいいと思ったし、今日中に決めておいたほうが、来週だから。時間もないし、一番手っ取り早いのがジャンケンじゃん。運も実力のうちなんでね。あの人たちが…」

桃野「敗者復活戦に出るのにも、あんな苦しい思いをしたのに、ジャンケン一つで敗者復活戦に出る凛と、まあ凛はちょっと微妙な感じだったからアレなんですけど」

桜花「でも大阪で決まるから、次。これ以上はないので」

桃野「まあ決勝で」

桜花「どこが来てもウチが優勝です。ボスマミが最強で最高なタッグチームとして今回のトーナメント優勝して、こっちから指名してやりましょうよ」

桃野「透明人間(笑)。もう決めました」

桜花「マジか!」

桃野「透明人間と防衛戦(笑)」

桜花「防衛戦はボスがやりたいこと、やりたいなと思ってます」
◎バックステージ(3A)
——敗者復活という形になったが。
進垣「1本目取られたときに正直どうしようと自分の中でありまして、次は絶対、負けられないという気持ちが最後まで続いて、シングルチャンピオンである野崎渚から1本取れたんだと思います。正直、負けたくないという気持ちがすごい出たので、ギブアップ取れてよかったなと思います」

笹村「同期の進垣と一緒にこうやって他団体さんに出ることがあまりないので、ふだんというか、練習生のときからずっと一緒にやってきた絆っていうのは、きっとどこのタッグチームにも負けない絆があると思うので、それを敗者復活という形ではあるんですけど、こうやってみなさんに見せることができて自分はうれしいですし、野崎さんからギブアップを取った進垣と一緒にもっともっと上を目指していきたいなと思います!」

——大阪大会のメンバーを聞いて。
進垣「そうですね、大阪大会のメンバー聞いたんですけど」

笹村「みんな、若い。フレッシュ!」

進垣「ねえ、ジャンケン…」

笹村「そうだよ! あんなしんどかったのにジャンケンでいいの? 運も実力のうちとか言ってたけど(苦笑)」

進垣「そうっちゃそうだけど、負けたくはないよね」

笹村「負けたくはないね」

進垣「まあ一筋縄ではいかなさそうですけど」

笹村「うん、うん」

進垣「しっかりキッチリ、ギブ取りたいと思います」
2020.10.26

『朱里一旦waveラストマッチ〜また逢う日まで〜』

none
1、モシャスwave(20分1本勝負)
○朱里(13分59秒 片エビ固め)旧姓・広田さくら●
※高田純次
none
2、スマッシュwave(20分1本勝負)
△野崎渚(14分44秒 ドロー)朱里△
※両者ノックダウン

2020.10.24

『KABUKI-CHO WEEK ENDER Oct.』

◎オープニング
2020年のタッグトーナメント「DUAL SHOCK WAVE」が10・24新宿FACEで開幕。今年はコロナの影響もあり、3WAY形式のタッグトーナメントでおこなわれることに。優勝チームにはWAVE認定タッグ王座への次期挑戦権が与えられ、現タッグ王者組が優勝した場合は、挑戦者チームを指名する形となる。参加チームは、以下の7チーム。

・桜花由美&桃野美桜
・野崎渚&SAKI
・宮崎有妃&彩羽匠<ユキタク>
・旧姓・広田さくら&佐藤綾子< THE MOTHER FACE>
・Sareee&響<ストダマ>
・高瀬みゆき&梅咲遥<ルミナス>
・進垣リナ&笹村あやめ


大会に先立ち、wave選手による入場式がおこなわれ、桜花由美、野崎渚、宮崎有妃、旧姓・広田さくらがリングへ。代表して野崎が「みなさんこんばんは! wave新宿FACE大会にご来場ありがとうございます。本日からDUAL SHOCK WAVE、タッグトーナメントが開幕となるんですが、その前に私のタッグチーム名・peerlessにイチャモンをつけた人がいて、ティーンズロードの名前にしろとか(張本人の宮崎だけなく、桜花も広田もそっちのほうがいいと勧める)なんで? 味方がいない…。名前をかけてユキタクと試合をするので、peerlessとして優勝したいと思います。みなさん応援してくださいね。よろしくお願いします!」と挨拶をおこなった。
1、Future wave (15分1本勝負)
○門倉凛(11分17秒、逆エビ固め)金子夏穂●

Marvelousの門倉凛とセンダイガールズの金子夏穂が初シングル。金子がショルダータックルで仕掛けるも、受け止めた門倉がドロップキック。そしてヘアーホイップでコーナー下に追い込んで行く。さらに門倉は張り付けドロップキックをお見舞い。カウント2。ボディースラムで叩き付けたあと、ロープ際で金子の背中を踏みつけていく。さらにキャメルクラッチ→逆片エビ固めで捕獲。なんとか金子がロープ。門倉はさらにボディースラムを連発していき、「オラ、どうした!」と挑発する。
金子も小刻みエルボーでやり返すが、門倉は余裕の表情。逆に門倉がドロップキックでカウント2。ロープに走ろうとした門倉。その後ろ髪を掴んだ金子がマットに後頭部を叩き付けると、ショルダータックル3連発でようやく攻勢に出る。さらに門倉のボディースラムを首固めに切り返す金子。キックアウトされると串刺しバックエルボー2連発からショルダータックルでカウント2。
門倉も再びボディースラムからの逆エビ固めへ。金子がロープ。

その金子が首固め、スクールボーイでカウント2。逆さ押さえ込みの体勢に入るも、これは門倉が堪える。ならばと金子はスクールボーイでカウント2。なんとか逆さ押さえ込みに持ち込むが、これもカウント2止まり。

門倉もトラースキックを放つとリストクラッチ式スープレックス・ホールドを敢行。帰されると逆エビ固めでギブアップを奪った。
2、ヤングwave(15分1本勝負)
○松井珠紗(9分59秒、MARU×MARUスープレックス・ホールド)大空ちえ●


アクトレスガールズの松井珠紗とPURE-Jの大空ちえのシングル初対戦。試合はリストの取りあいでスタートとなる。松井がヘッドロックからグラウンドに持ち込むと、主導権を握った松井がヘアーホイップ→張り付けドロップキック→ボディースラムはカウント2。さらにグラウンドで関節地獄へ。
しのいだ大空がドロップキック3連発で反撃開始。キックアウトされるとボディースラムの体勢。松井が堪えてエルボーのラリーとなる。松井の串刺しドロップキックが決まると、大空も同じ技でお返し。ロープに走るも、松井がクロスボディーで迎撃し、ワキ固めへ。これも大空がエスケープ。

すぐさま松井はセカンドからのフットスタンプを投下。かわした大空がカサドーラからの裏ヒザ十字へ。劣勢の松井がロープ。続く大空のボディースラムはカウント2。すぐに走る大空に松井がガットショット、DDTをお見舞い。セカンドからのドロップキックでカウント2。
大空も首固め、スクールボーイ、逆さ押さえ込みなどで追い込む。いずれも帰されると、ロープに走るが、松井がドロップキックで迎撃。低空ボディーアタックからセカンドからのフットスタンプを投下させる。これもカウント2止まり。ならばとMARU×MARUスープレックスで3カウント!
3、スクランブルwave(20分1本勝負)
△野崎渚&SAKI(時間切れ引き分け)宮崎有妃&彩羽匠△

DUAL SHOCK WAVEにエントリーしている野崎渚&SAKIと、宮崎有妃&彩羽匠<ユキタク>がタッグマッチで激突。野崎組のチーム名に対し、SNS上で異を唱えていた宮崎有妃。この経緯から、もし野崎組が試合に敗れた場合は、ティーンズロードに改名させることとなった。

試合前にめずらしくマイクを握る野崎。

野崎「入場式でも言った通り、われわれpeerlessが勝って、ティーンズロードにならないように絶対死守したいと思いまーす。ところでさ、彩羽、アンタの目どうした?」

彩羽の左目が腫れて少し青くなっている。

宮崎「今日は本当に顔面とか禁止! 見て! かわいい、かわいい顔がこんなになって…。私が守るから。絶対、顔面ダメだぞ!!」

野崎「はい×3、確かにかわいい顔が傷つくのはファンの人もショックだろうから…わかりました! 今日は顔面蹴りません!! なんて言うわけねーだろ、ボケ!」
そう言い放った野崎がいきなりビッグブーツを狙うが、宮崎が全力阻止。そのままゴングが鳴らされる。先発した宮崎が野崎にビッグヒップ。そして恥ずかし固めへ。なんとかしのいだ野崎。

かわったSAKIが宮崎にサーフボードストレッチ。宮崎もDDTでやり返し、彩羽と交代する。

彩羽が出ていくと宮崎は優しく「ガンバ」と声をかけるも、SAKIのエルボースタンプが決まる。SAKIは野崎と交代。
野崎は早速ビッグブーツを連発し、顔面狙い。かわしまくる彩羽。ならばと野崎は顔面バーン!へ。カウント2。キャメルクラッチで捕獲する。彩羽は噛みつきで脱出。ソバットから串刺しバックエルボーを放つが、かわした野崎が串刺しビッグブーツ狙い。

宮崎が止めに入るが、野崎は蹴散らし彩羽に串刺しビッグブーツ。SAKIの串刺し攻撃を挟んで、野崎のおしゃれキック→ビッグブーツが決まる。
かわったSAKIがカンパーナ。これを耐えた彩羽が反撃にかかるも、宮崎がエプロンからSAKIを足止め。結果、彩羽の自滅に。宮崎の過剰なアシストにペースを掴めぬ彩羽だったが、ブレーンバスターからローリングエルボーを叩き込むと、キックのコンビから低空キックをお見舞い。そして、ユキタクでダブルのクローズライン。ダブルのエルボードロップは寸前でSAKIが回避。

これで攻守が入れ替わり、野崎&SAKIがトレイン狙い。宮崎がかわして、まとめて野崎&SAKIにチンクラッシャー。そしてSAKIに恥ずかし固め!
しのいだ野崎&SAKIが反撃に転じ、ダブルのブレーンバスター狙い。堪えられるとトラースキックで宮崎を挟み撃ち。SAKIのブレーンバスターが決まるもカウント2。

かわった野崎が宮崎にスリーパー。コーナーに叩き付けて脱出した宮崎が串刺しラリアット。DDTを放っていく。キックアウトされると逆片エビ固めで捕獲。

野崎が耐えると、宮崎が投げっぱなしジャーマンでコーナーに投下。ムーンサルト・プレスを体勢へ。これを野崎がブラ下がりドラゴンスリーパーに捕獲する。

残り5分となり、野崎がドルミルへ。彩羽がカット。ならばと野崎は蒼魔刀でカウント2。仕留めにかかる野崎だったが、彩羽がトラースキック。

ならばとSAKIが助けに入り、野崎とダブルのクローズライン。宮崎にも狙うが、これは宮崎がダブルハンドのラリアットで迎撃。そして、改めて野崎にラリアット。
しかし野崎もドルミルで捕獲。ここで残り時間3分のコール。なんとか野崎がロープ。ここで野崎がノアールランサーハイを決める。キックアウトされると、ノアールランサーを狙うが、彩羽がキックで妨害。そして野崎を捕獲。「来い、ラリアット!」と呼び込むが、宮崎はなぜか眉山…。そして、ムーンサルト・プレスにつなげる。これはSAKIがカット。

改めて「終わりーーー!」と叫ぶ宮崎。デスバレーボムの体勢に入るが、これは不発。逆に野崎がカウンターのノアールランサーハイ、ノアールランサーにつなげるも、彩羽がカット。残り30秒から野崎がノアールランサーハイ。宮崎がデスバレーボムを放ったところで時間切れとなった。
◎試合後のマイク
野崎「まさかのドローでした。でも、負けてないから」

宮崎「いや、違う×3」

野崎「なんですか?」

宮崎「あの、(ユキタクは)負けてないよ? (野崎&SAKIも)勝ってもないから。ティーンズロードだよ。勝てば良かったんじゃない?」

野崎「負けたらティーンズロードなんで、負けてないんで。でも確かに…。勝ってもないんで、SAKIちゃん、2つ合わせるというのはどう? これは決着付けられなかった私が悪い。“私たち”が悪いね」

SAKI「えーーっ!」

野崎「オッケー? タッグトーナメント優勝するにはもっと頑張らないとね。肝に銘じるつもりで、peerlessティーンズロードにしましょう。ということで、(ダメージのため)立てなくてごめんなさい。Peerlessティーンズロードで11月1日、初戦、イチ抜けして決勝いきましょう。(ユキタクに向かって)お互いに勝ち上がって決勝で会いましょう。ありがとうございました」
4、DUAL SHOCK WAVE~3WAYトーナメント(時間無制限)
桜花由美&桃野美桜vs旧姓・広田さくら&佐藤綾子vs Sareee&響
①○Sareee(15分48秒、エビ固め)桜花●
※コルバタから。Sareee&響が決勝進出
②○桜花(27分25秒、片エビ固め)広田●
※ビッグブーツ。桜花&桃野が11・1新木場の敗者復活枠を獲得


メインイベントはDUAL SHOCK WAVE・3WAYトーナメントの初戦となる桜花由美&桃野美桜vs旧姓・広田さくら&佐藤綾子vsSareee&響の一戦。この試合で1番に勝ち抜けたチームは11・21新宿でおこなわれる決勝戦への進出が決定。試合は敗れた2チームで続行され、勝ったチームが11・1新木場での敗者復活枠に出場する権利が与えられる。
試合は桃野vs響vs広田でスタート。警戒しながら3人で力比べ。だが、アイコンタクトした響&桃野が広田にガットショット。低空ドロップキックを決める。さらにツープラトンのブレーンバスターを狙うが、しのいだ広田が2人にボ・ラギノール。そして串刺し攻撃を狙うが、桃野&響で迎撃。ここで桃野は響に「(コーナーに)登れ!」と指示を出す。だが、その間に、桃野が広田を丸め込む。早速の裏切り行為。
桃野のかわりに桜花が出ていき、waveであることをアピールし、桜花&広田で合体ドロップキックを響にお見舞い。しかし、そのまま広田に裏切りのバックドロップを決める桜花。なおもwave勢でダブルの攻撃を狙うが、響がスピアで迎撃する。

ここからストダマがトレイン攻撃。ダブルの串刺し低空ドロップキックを決める。続いてSareeeが出ていくも、広田がフェースクラッシャー、桜花にもフェースクラッシャーをお見舞いする。
広田と変わった佐藤が桜花にスクールボーイ。Sareeeも佐藤にスクールボーイを決める。3選手によるスクールボーイの応酬となるなか、桜花がSareee&佐藤にフェースクラッシャーを放って桃野とタッチ。

ここでSareeeと桃野がエルボーのラリー。ドロップキックも交互に打ち合う。続く桃野の低空ドロップキックはカウント2。Sareee&佐藤がダブルのドロップキック。ツープラトンのブレーンバスターをお見舞いする。ところがSareeeは佐藤を裏切り、スクールボーイ。カウント2。さらに桃野がSareeeにドロップキックを放ってカバーするも、佐藤がお盆で阻止する。
目まぐるしく攻守が入れ替わるリング上。佐藤はSareeeにブーメラン式ドロップキックを放つとバックを取る。振り払ったSareeeがウラカンラナでカウント2。

響が出ていき、佐藤にセントーン。逆エビ固めへ。ここで桃野が復活。佐藤の両手を踏みつける。逃げ場を失う佐藤だったが、助けに広田が入り桃野にボ・ラギノール。響が佐藤を、桃野が広田を、Sareeeが桜花を捕獲し、6選手が膠着状態となる。

リリースされると、桃野が響にドロップキックを放っていく。佐藤のダブルリスト・アームサルトはカウント2。続いて広田が響に顔面ウォッシュ。そして、桃野にはボ・ラギノールをお見舞い。そして、広田がロープ渡りへ。ルーチャを決める。
ここでストダマが波状攻撃。ダブルのバックドロップを桃野に決めると、広田をその上に投下。さらに響が広田&桃野をバックフリップ。桃野のカサドーラから桜花が響にダイビング・サンマドロップ。カウント2。ここで佐藤がお盆でアシスト。すかさず広田はウラカンラナを狙うが、桜花が踏ん張り広田は宙づり状態。すぐに桃野が広田の顔面に低空ドロップキック。

続く桃野のドロップキックは桜花に誤爆。このチャンスに広田が桜花に619、響が広田にヘッドバット、広田もバックブローで応戦する。
今度は桜花がカットに入り、Sareeeにバックドロップ、広田にはスパインバスターをお見舞い。そしてケンカキックを放つ。これをSareeeが投げっぱなしジャーマンで阻止。広田も投げっぱなしジャーマンをSareeeに放っていく。

混戦となるなか、桜花が広田に垂直落下ブレーンバスターを放つ。これは佐藤がカットに入りカウント2。Sareeeが走ると、場外から足をすくわれ転倒。桜花も足をすくわれ場外に落ちると、広田がトペ・スイシーダを敢行。

これによりリング上はSareeevs桜花となり、Sareeeが一瞬の隙を突いたコルバタを桜花に敢行。すかさず丸めて3カウントを奪った。これにより、ストダマの決勝進出がまずは決定!
そのまま試合が続行され、タッグマッチに。リング上は桜花vs広田。何度も丸め込みを狙う桜花。いずれもカウント2。桜花のビッグブーツもカウント2。すかさず桃野がダイビング・ボディーアタックを放って低空ドロップキックにつなげる。カウント2止まり。

一方、広田もボ・ラギノールとフェースクラッシャーの連発で攻守を入れ替えると、佐藤がミサイル発射。カウント2。ダブルアームスープレックスもカウント2。

桃野も佐藤にドロップキックを放って、アームホイップ、十字固めでカウント2。無道で捕獲する。なんとか佐藤がロープ。

20分経過。桃野のJKボムは未遂に。ダブルを狙う広田&佐藤だったが、桃野がまとめてホイップ。そして、桃野の旋回式ダイビング・ボディープレスが決まる。続いて桜花が出ていき、佐藤に串刺しビッグブーツ。美桜ロケットから桜花がビッグブーツにつなげる。キックアウトされる。

一方、佐藤も桜花に後方回転エビ固め。返されると佐藤がバックを取る。桜花がロープに逃げ込むと、すぐさま広田がお盆で脳天を殴打。ならばと桜花はブラディーEXへ。佐藤がエスケープするも、桜花が追撃の張り付けビッグブーツ。

ところが広田がお盆をパスすると、佐藤が形勢逆転に成功する。かわった広田のシャイニング・ウィザードはカウント2。へなーらサンセットを狙うが、桜花もタイガースープレックスに切り返そうとする。攻守が二転三転とするなか、広田のへなーらが決まる。カウント2。
25分経過。コーナーに登る広田。桜花が雪崩式ブレーンバスターに切り返し、桃野とのファンタスティックフリップ→高い高い→桜花のボディープレスと波状攻撃。すぐに走る桜花だったが、広田がカウンターのバックブロー、桜花もビッグブーツでやり返す。カウント2。広田のバックブロー、佐藤のお凡が交互に決まり、すかさず広田がサクラライト。

なんとかキックアウトした桜花がお盆の誤爆を呼び込むと、すかさず桃野がJKボム。続けざまに桜花のビッグブーツが決まり、熱戦に終止符。ボスマミはなんとか11・1新木場の敗者枠に進むこととなった。
◎エンディング
桜花「ボス、ごめん…。現タッグチャンピオンなのに、イチ抜けして自動的に決勝に行けませんでした。だけど…だけど! 11月1日のまたタッグの3WAYで敗者復活戦があるから、それも1ヌケが決勝に自動的に行けて、(負けても)2回目に勝ったほうが自動的に11月7日の大阪大会の3WAYのトーナメントに入ることになる。(野崎&SAKIがリングサイドに現れる)次か、次か!?」

桃野「ちょっと待って、ちょっと待って。ぜんぜんさっぱり意味がわからなくて、なんか表みたいな……?」

桜花「表はないな…。今日私、書けなくてさ、ここ(野崎&SAKI)と、あともう一つのところがどこでしたっけ」

野中リングアナ「野崎さんとSAKIさんと、ボスマミと、笹村&進垣さんです」

桜花「ここでイチ抜けしよう。ストダマみたいにイチ抜けすると、次タッグ(マッチ)はないから」

桃野「今日、勝つ気でいたから。だから先のことは何も考えてこなかった…」

桜花「ごめん…」

桃野「で、いま言われても理解ができないから、あとでLINEして」

桜花「とりあえずここ(野崎&SAKI)と、笹村&進垣のチームと?」

桃野「また3WAY?」

桜花「そう」

桃野「ああ、なるほど。そこはOK」

桜花「えっと、ティーンズロードだっけ?」

野崎「peerlessティーンズロードになりました」

桜花「(チーム名にティーンズロードが)入ってるじゃん(苦笑)」

野崎「11月1日、イチ抜けするのはウチらなんでヨロシク(マイクを投げる)」

桃野「こういうところがティーンズロードって言われるんじゃないんですか?」

桜花「マイクはね、ちゃんとスイッチ切ってから投げてください。じゃないとマイクが壊れます! 覚えておいて!!」

桃野「ヤンキーがっ!」

桜花「あの2人はヤンキーよ、だってにじみ出てるじゃん。ギャル風な感じだけど、あれは90年代のヤンキー」

桃野「了解」

桜花「そう。だから私たちは次、イチ抜けして、自動的に決勝に上がって、そこで優勝したら、私たちがどことやりたいか決められるの」

桃野「あっそう?」

桜花「どこのチームとタイトルマッチをしたいかって決められるから、絶対次はイチ抜け。そして、決勝は優勝。ね! ボス、わかった?」

桃野「わかった…」

桜花「そういうことです。わかりましたか、みなさんも? このルールわかりました? ちょっとやってるコッチもね、理解不能なところが多いんですが、やってみて、なんとなく今日わかりました。タッグの3WAYってメチャクチャ難しい。次は11月1日です。新木場、しかも日曜日・昼間、みんな予定あいてるよね?(拍手が起こる)あれ、ちょっと拍手が小さいんだけど!(大きな拍手となる)私、もう今日のみんなの顔、覚えたから、今日の人が全員来たら、新木場は満員です。11月1日、満員にしましょ! ねっ!! ボスマミが満員のなかで決勝進出いきましょう。今日はご来場誠にありがとうございました! 今日からDUAL SHOCK WAVE開幕しました。決勝で優勝するのはボスマミです。なのでみなさん、ボスマミの応援よろしくお願い致します。いつも『これがwaveだ!』で締めてるんだけど、ボスやってくれない?」

桃野「いいよ。皆様、本日はご来場ありがとうございました。お身体にご不自由のないかたはご起立ください」

桜花「立ってください」

桃野「何か言ってよ」

桜花「わかった。今日のwave大会は楽しかったか? ボスマミは最高かーーー? またwave見に来たいか? それではボス、最後の締めお願いします」

桃野「はい、せーの! これがwaveだーーー!」
◎バックステージ
ストダマ「ありがとうございます」

響「自分たちのこと知らない人も、スト魂というタッグを組んだことを知らない人もたぶんいると思うんですけど、今回のこの1勝で印象を強く持ってもらえたんじゃないかなと思います。あと最後マイク、自分たちが勝ったのに…」

Sareee「そう、なんで自分たち勝ったのに、先帰されちゃったのかなって」

響「ボスマミが締めるっていう」

Sareee「そう」

響「自分たちが締めるべきじゃないですか? 勝ったんだから」

Sareee「はい」

響「負けた人がマイク持つというのはありえないですね」

Sareee「そういうときも自分たちが行かなきゃね」

響「あっ、そうですね」

Sareee「そういうところも積極的に行きたい。今日本当にイチ抜けできてよかったなと思います。最後、残った2チームやばいですよね、あれはね。凄かったです。まあでも自分たちが今日勝ったので、決勝進出なのでしっかり次も勝って、必ず優勝したいと思います」

響「で、タッグのベルト」

Sareee「出るからには必ず優勝して、ボスマミのベルトを私たちがいただきます!」
◎バックステージ
桜花「よかったー、よかった! 敗者復活戦、残れて。すみませんでした」

桃野「本当に、タッグの3WAYって、まあみんなほとんどはじめてか…。なんか、美桜、数字が3くらいまでしか強くなくて、3以上になるともう4も100も一緒みたいな感じになっちゃうから。ちょっと今日不安だったけど、まあでも不安でももちろん負けるかなとやったりはしないので、勝ちにいくつもりで行って、勝ったことしか考えてなかったから、最後ね、美桜よくわからなかったんだけど、結局はあと2回勝てばいい?」


桜花「そう! 次、1ヌケして決勝で勝ったら優勝」

桃野「決勝にスト魂がいる?」

桜花「(スト魂)も、いる。次、イチ抜けできなかったら、また敗者復活で勝たないと。で、また11月7日の3WAYに入っちゃったりしたら、また面倒くさいことになるから本当に、次イチ抜けしないと本当に大変なことに今回のトーナメントはなるから…」

桃野「すごいこと考えましたね」

桜花「本当だよ。まあ私が考えているわけじゃないから、これは私が参戦する側というか、出場する側なので会長がこういうやつを考えるんですけど、やる側のことを考えてない。チョー大変」

桃野「でも、まあ乗り越えたら強くなれるような気がするから」

桜花「ボスマミがもっともっと強くなって、プロレス界でイチバンいいタッグチームだねって言われるよ。がんばろうね」

桃野「ふふふ。ちょっとなんか気持ち悪い…。耳が気持ち悪いんですけど、優勝して自分たちからやりたい人」

桜花「ちょっと他のチームを見てね」

桃野「優勝したいと思います、必ず。ありがとうございました」
2020.10.01

「NAMI☆1~Oct.~’20」

1、ヤングwave(15分1本勝負)
○進垣リナ(8分34秒、SBTロックⅡ)網倉理奈●


2AWの進垣リナとアクトレスガールズ・Color’sの網倉理奈がシングルマッチで激突。2018年デビュー同士のフレッシュな対決となった。

まずは網倉がショルダータックル、逆水平チョップ、ワープレスで先制。続くセントーンは進垣が読みかわす。

これで流れが変わる。進垣が腕攻めでプレッシャーをかけていく。網倉もエルボー弾からのボディースラムで反撃。もう一発を狙うが、これを進垣がチキンウイング・アームロックに切り返す。

コーナーに叩き付けて脱出した網倉が串刺し攻撃を敢行。寸前でかわした進垣がドロップキック。アームブリーカーでマットに叩き付ける。
しかし、網倉も逆水平チョップでお返し。進垣はフォアアームで応戦する。ロープに振ろうとする網倉だったが、進垣が切り返してワキ固めで捕獲。なんとか網倉がロープ。

すぐに走る進垣だったが、網倉がヒップドロップ、サマーソルトドロップで攻勢。カナディアン・バックブリーカーで絞り上げる。コーナーに逆さ吊りにしてのボディーアタックも敢行。キックアウトされると、セカンドからのセントーンを投下させる。

寸前でかわした進垣が走る。網倉も別方向に走り意表を突くが、進垣が飛びつきヒザ十字からSBTロックⅡに移行し、ギブアップを奪った。
2、パワーwave(15分1本勝負)
○優宇(6分53秒、片エビ固め)Yappy●
※べあべあーず!


プロレスリングEVEの優宇とP’sPartyのYappyが対峙。新世代の重量級ファイター同士の顔合わせが実現した。

ロックアップからの押し合いを制したのは優宇。ショルダータックルで挑むYappyだったが、優宇が受け止め、逆に成功させる。勢いに乗った優宇は串刺しボディーアタック! だがYappyも2発目を迎撃し、ロープに走る。これを優宇がカウンターの旋回式サイドバスターで投げ捨て、セントーンでカウント2。
優宇は「はじめまして、Yappy!」と逆水平チョップをお見舞い。ここから優宇のチョップ、Yappyのエルボーがラリーとなる。優宇が制してドロップキックを敢行。そしてキャノンボールの体勢。

これをYappyがカウンターのショルダータックルで迎撃し、ブロンコバスター、ヒップドロップ3連発につなげる。これはカウント2。すぐさまYappyはギロチンドロップを投下。これも返される。
優宇は水車落としで流れを変えると、今度こそはのキャノンボール。カウント2。反撃にかかるYappyだったが、優宇がカウンターのラリアット。リバーススプラッシュ→べあべあーず!につなげて3カウント。
3、チャレンジwave(15分1本勝負)
○朱里(9分5秒、エビ固め)笹村あやめ●
※バズソーキック


“モノが違う女”朱里に、2AWの笹村あやめが挑んだチャレンジwave。クリーンな握手でスタートとなる。

朱里が軽くローキックで牽制。そこから組み合い、グラウンドの攻防となる。スタンドに戻るとハンマーロックの取り合いから朱里がヘッドロックへ。そこから徐々に朱里ペースとなっていく。
スリーパーで捕獲する朱里。笹村がロープに逃げ込むと、朱里がヒザ蹴り。そしてランニングニーをお見舞いする。レッグロックも笹村がロープ。すると朱里はキック、ヒザ蹴りで追い打ちをかける。キックアウトされるとヒザ十字へ。なんとか笹村がロープ。

5分経過。笹村もフェイントを入れたショルダータックルでようやく攻勢。しかし朱里もキックで応戦する。走る朱里に、笹村がカニばさみ。ロープ際に追い込み、後頭部にヒップドロップを投下させる。さらにドロップキック、ボディースラムで叩き付ける。
一方、朱里はアキレス腱固めで捕獲。なんとかエスケープした笹村は、朱里のキックをかわしてスクールボーイ。ブレーンバスターからミサイルキックをお見舞いする。カウント2。ロープに走るが、朱里がニーリフト。今度は朱里がロープに走る。これを笹村がブロックバスターホールドでカウント2。一進一退となるなか、朱里がハイキックで流れを掴むと、バズソーキックでトドメを刺した。
4、Halloween wave=全集中=鬼vs人スペシャルイリミネーションマッチ(時間無制限)
桜花由美&宮崎有妃&旧姓・広田さくら&野崎渚(4—3)伊藤薫&梅咲遥&高瀬みゆき&松井珠沙
①○広田(19分7秒、へなーらサンセット)松井●
②○野崎(26分2秒、片エビ固め)梅咲●
※ノアールランサー
③○伊藤(27分36秒、体固め)宮崎●
※ラリアット
④○伊藤(27分56秒、体固め)広田●
※ラリアット
⑤○桜花(29分2分、オーバー・ザ・トップロープ)高瀬●
⑥○伊藤(33分12秒、オーバー・ザ・トップロープ)桜花●
⑦○野崎(33分52秒、オーバー・ザ・トップロープ)伊藤●
※wave(鬼)の勝利


メインイベントは恒例のハロウィンマッチ。今年は「鬼vs人」というテーマのもと、変則イリミネーション形式でおこなわれた。まずは野中美智子リングアナウンサーがルール説明。最初の7分間は2対2のタッグマッチをおこない、次の7分間で残りの選手による2対2のタッグマッチとなる。その後、8人タッグマッチに移行し、通常のプロレスルールのほかに、試合権利がある選手のみオーバー・ザ・トップロープルールが採用される、という特殊なルールが明かされる。

最初に入場してきたのは高瀬みゆき&松井珠紗。wave勢からは鬼に扮した桜花由美&野崎渚が登場。まずはこの顔合わせによる通常のタッグマッチでゴングとなった。

高瀬が「鬼、鬼!」と叫びながらロープワーク。桜花がビッグブーツで迎撃し、串刺しビッグブーツへ。桜花が「野崎、ダブル!」と要求するも、野崎は「私に指図をするな!」と拒否。高瀬が反撃にかかるがドロップキックはかわされる。

改めて桜花は野崎とタッチ。高瀬も松井と交代しようとする。だが、ビビりキャラの松井はタッチを拒否。仕方なく高瀬は野崎にスピアを放っていく。そして、松井をデッドリードライブで投げ落とし、強引にタッチ。

松井は鬼を恐がりながらもドロップキック。しかし野崎もビッグブーツで応戦し、コーナーに押し込み連続のブレイジングチョップ、顔面バーン!につなげる。
松井もようやく反撃にかかりダイビング・ボディーアタックでカウント2。ここで野崎は桜花と交代。桜花が松井を踏みつけプレッシャーをかけていく。ダブルニードロップを放って、クロスフェースで捕獲する。

7分が経過し、次のタッグチームとして伊藤薫&梅咲遥が登場。リングに入ると、ストンピングで松井を救出する。続いて宮崎有妃&旧姓・広田さくら<奇跡>がリングイン。ドリフのような青鬼&赤鬼の姿に、観客からは失笑が漏れる。

対戦相手の伊藤も「バカじゃないの、コイツら」と苦笑しながら奇跡をコーナーに押し込み、梅咲がドロップキック。だが、伊藤の串刺し攻撃は不発に終わり、広田がボ・ラギノールで反撃にかかる。

奇跡の連係はことごとく自滅。逆に伊藤&梅咲が合体ドロップキックを広田にお見舞いする。すかさずコーナーに登る伊藤。仕留めにかかるが、広田がロープ渡りを無茶ぶりする。ロープを渡りきった伊藤が宮崎のヒザにフットスタンプ。

7分が経過し、オーバー・ザ・トップロープルールの8人タッグマッチがスタートとなる。高瀬が宮崎にドロップキック。逆水平チョップ&エルボーパットを交互に放ち、ブーメラン式ドロップキックをお見舞い。気合を入れ直す高瀬だったが、宮崎が切り返して恥ずかし固めへ。
続いて広田vs松井に移行。広田はフェースクラッシャーを放ち、20歳になった松井に、解禁のボ・ラギノール。さらに角でのボ・ラギノールを狙うが、これは松井も回避する。広田のシャイニング・ウィザードはカウント2。

逆に高瀬&松井がツープラトンのブレーンバスターを狙うが、DDTに切り返した広田が2人にまとめてボ・ラギノール。松井もトレイン攻撃で形勢逆転。フィッシャーマンSHで反撃する。だが、これをキックアウトした広田が、桜花のビッグブーツを呼び込み、ボ・ラギノール→へなーらサンセットとつなげて3カウント。

広田vs高瀬で試合続行。広田がボ・ラギノール。高瀬を場外に落とすとトペ・スイシーダで追撃する。だが、これは同士討ちに。形勢逆転の伊藤が場外の宮崎&広田にスライディング・キックを放つ。

リングに戻り、高瀬が広田にブレーンバスター。着地する広田。ロープに走るも、高瀬がカウンターのえびす落としでカウント2。

20分経過。高瀬が走るも、広田がカニばさみからの619、ボ・ラギノールを放って野崎と交代。野崎は高瀬に串刺しビッグブーツ。野崎式串刺しビッグブーツをお見舞いする。さらに正調ビッグブーツを叩き込んだ野崎がおしゃれキックを敢行し、ロープに走る。

高瀬がパワースラムに切り返し、ブレーンバスターを放って、梅咲と交代。梅咲はドロップキックを連発する。低空ドロップキック、セカンドからのドロップキック2連発につなげる。野崎の足を思い切り踏みつけロープに走るが、野崎がカウンターのビッグブーツ。
流れが変わり、野崎がフェースバスターからランニング・ダブルニーアタック、ノアールランサーと畳みかける。これは高瀬がカット。wave勢は伊藤に4人同時のビッグブーツ!

梅咲は高瀬のラリアットのアシストから、ラ・マヒストラルへ。キックアウトした野崎がザキゴエからのノアールランサーで3カウント!

伊藤が出ていき、八面六臂の大活躍。宮崎がラリアットで突進していくも、受け止めた伊藤がカウンターのラリアットで3カウント。

続いて広田が向かっていくが、これも伊藤がカウンターのラリアット。あっさり3カウントが入り、一気に戦況はイーブンに。

伊藤は桜花にもラリアットを放つが、これはカウント2。伊藤は高瀬と交代。桜花がビッグブーツで逆襲にかかる。高瀬もカウンターのラリアットでやり返し、カミカゼからセカンドロープからのギロチンドロップを投下させる。

一方、ブラ下がりブラディーEXを狙った桜花。高瀬がエプロンに転落してしまう。これを桜花が蹴り落としてオーバー・ザ・トップロープ葬。

この時点で青コーナー陣営は伊藤一人に。伊藤は「私が主役だから!」と気合を入れ直す。桜花&野崎がトレイン攻撃。ビッグブーツで襲いかかる。さらにカカト落とし&おしゃれキックの競演で魅せたあと、桜花がビッグブーツでカウント2。

ここで桜花は「挙げるぞ!」とブレーンバスターの体勢。しかし、これは伊藤が逆に敢行する。ならばと野崎が伊藤を羽交い締め。桜花がビッグブーツで飛び込むも寸前でかわされ、同士討ちとなる。

反撃に転じた伊藤が桜花にフットスタンプを放ち、セントーンを投下。返されるとセカンドからのフットスタンプを落としていく。これは野崎が寸前で助けに入る。ならばと伊藤は野崎にパワーボム。コーナーに登ると、桜花がビッグブーツで飛び込み、伊藤はエプロンに転落。チャンスとばかりにビッグブーツで追い打ちをかける桜花だったが、伊藤がかわして桜花もエプロンに転落してしまう。もみあうなか、桜花が転落し、失格。

だが、すぐに野崎が伊藤を蹴り落とし、wave勢が勝利となった。

野崎「ハロウィンwave、みなさんいかがでしたでしょうか!? ちょっと違う鬼がまざっちゃってて、最初、キャラ設定守っていて、桜花さんに対して、マジブチ切れられるようなこと言ったりとか、すっごい私、守ったのに……何なんですか、それ! 近くで見ると本当に怖いんです(笑)。まあ写真、撮りましょう(記念撮影)。改めまして10月ナミイチありがとうございました! それではこのままこのメンバーで締めさせていただきたいと思います。それではいきます! これが、waveだーーー! ありがとうございました!!」
2020.09.21

『SENDAI WAVE KEEP SMILE:)11~again~』

none
1、wave vs 仙女遺恨なき団体対抗戦(10分1本勝負)
○宮崎有妃(9分51秒 首固め)優宇●
※目潰しから
none
2、wave vs 仙女遺恨なき団体対抗戦(10分1本勝負)
○橋本千紘(8分52秒 オブライト)桜花由美●
none
3、wave vs 仙女遺恨なき団体対抗戦(10分1本勝負)
△野崎渚(時間切れドロー)DASH・チサコ△
none
4、wave vs 仙女遺恨なき団体対抗戦(10分1本勝負)
△旧姓・広田さくら(時間切れドロー)金子夏穂△

※対抗戦が1対1の引き分けだった為、タッグマッチの延長戦が急遽決定。
none
5、wave vs 仙女遺恨なき団体対抗戦(時間無制限1本勝負)
○旧姓・広田さくら&野崎渚(12分53秒 ふらふらどーん)DASH・チサコ&金子夏穂●

※結果2対1でwave軍の勝利となる。
2020.09.18

「HIROe引退LAST LONGBEACH~」

1、スクランブルwave(20分1本勝負)
Sareee&○響(13分33秒、片エビ固め)進垣リナ&網倉理奈●
※ダイビング・セントーン


コロナの影響で渡米が遅れているSareeeがwaveに参戦。かつてタッグを組んでいた響(当時は田中盟子)とのペアで登場し、一夜限りの“スト魂”復活となった。Sareee&響は、スト魂のテーマ曲で入場。懐かしのオープニングダンスも披露する。

試合は響vs網倉でスタート。肉弾戦が繰り広げられたあと、Sareeeがドロップキックからのボディースラム。響も続き、交互に叩き付けていく。劣勢の網倉だったがチョップ合戦を挑んでいき、ようやく進垣と交代。
反撃にかかる進垣は響の腕を集中攻撃。ワキ固めに入るも、これを切り返す響。逆にボディースラムの体勢に入る響だったが、進垣がチキンウイング・アームロックへ。これをコーナーに叩き付けて脱出した響が串刺しスピアを連続で敢行する。

かわったSareeeが進垣にドロップキック3連発。エルボー合戦となる。Sareeeが制してボディースラム。カウント2。串刺し攻撃を狙うが、寸前でかわした進垣がワキ固め。Sareeeもなんとかエスケープ。ならばと進垣はダイビング・ボディーアタックで追撃にかかる。
続いて網倉が出ていきSareeeにカナディアン・バックブリーカー。コーナーに逆さ吊りにセットし、串刺しボディーアタックをお見舞い。そしてボディープレス2連発につなげるも、Sareeeがドロップキックで形勢逆転。そしてSTFへ。

進垣がカットしたところで10分経過。響がショルダータックルで飛び込む。カウント2。網倉も串刺しボディーアタック、ショルダータックル、セントーンで反撃。網倉&進垣の波状攻撃が決まる。
なんとかしのいだ響が網倉を担ぐも、回転エビ固めに切り返す網倉。キックアウトされるとすぐに走る網倉だったが、Sareeeが追走式ドロップキックで足止め。すかさず響がカバーする。返されると、響はカニばさみで網倉をロープ際まで追いやり、スト魂がエプロンから低空ドロップキックで挟み撃ち! さらにSareee→響で連続ミサイルキックが決まる。
なんとかしのいだ響が網倉を担ぐも、回転エビ固めに切り返す網倉。キックアウトされるとすぐに走る網倉だったが、Sareeeが追走式ドロップキックで足止め。すかさず響がカバーする。返されると、響はカニばさみで網倉をロープ際まで追いやり、スト魂がエプロンから低空ドロップキックで挟み撃ち! さらにSareee→響で連続ミサイルキックが決まる。

進垣がカットに入ると、Sareeeが排除にかかる。分断に成功したスト魂は、響がカミカゼからのダイビング・セントーンを網倉に決めて、久々のタッグで快勝を収めた。
2、チャレンジwave(15分1本勝負)
○藤本つかさ(8分46秒、ジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックス・ホールド)梅咲遥●

ディアナの梅咲遥がアイスリボンの藤本つかさに挑んだ一戦は、序盤から藤本ペース。首投げからのサッカーボールキックを放った藤本がヘアーホイップ。コーナー下で踏みつけプレッシャーをかけていく。そして逆エビ固めで捕獲。
なんとか梅咲がロープ。すぐに藤本は対角コーナーにハンマースルーしたが、これを梅咲がドロップキックで迎撃し、攻勢に転じる。弓矢固めで絞り上げる。

耐えた藤本がボディースラムでお返し。卍固めを決めたあと、張り付けドロップキックで追い打ちをかける。セカンドからのドロップキックは梅咲がかわして、逆に敢行。ボディースラムで叩き付け返す。

5分経過。エルボーのラリーを挟んで、梅咲のブレーンバスター、ノーザンライトSHはいずれもカウント2止まり。
藤本はサッカーボールキックで攻守を入れ替え、串刺しドロップキック、串刺し低空ドロップキックにつなげる。カウント2。ここで藤本はJOサイクロンの体勢に入るも、梅咲が着地して首固め。キックアウトされると十字固めへ。さらにラ・マヒストラルを狙うが、読んだ藤本が延髄斬り。

走る藤本に梅咲がカウンターのラ・マヒストラル。キックアウトされると、またもや走る梅咲だったが、藤本がカウンターのドロップキックで動きを止める。そしてミサイル発射! キックアウトされるとJOサイクロンSHで貫録勝ちを収めた。
3、チャレンジwave(15分1本勝負)
○朱里(10分0秒、サソリ固め)門倉凛●


マーベラス9・11新木場で復帰した門倉凛が朱里に挑む。2人のシングルは今回がはじめてとなる。

序盤から試合は朱里ペースで進むなか、朱里の串刺しニー→ハーフハッチが決まる。返された朱里はヒザ十字へ。なんとか門倉がロープ。
5分経過。動きの止まる門倉を朱里が連続でカバーする。いずれもカウント2。門倉がエルボーを放つと、朱里は「来いよ! もっと!」とゲキ。門倉が奮起し、小刻みエルボーからのネックブリーカードロップを敢行。
フォアアームの打ち合いから朱里がバッククラッカー。ランニング・ローキックでカウント2。そして、アキレス腱固めへ。
なんとか門倉がエスケープし、カウンターのドロップキックでようやく攻勢。低空ドロップキック、ミサイルキックにつなげる。門倉はフェイントを入れたスクールボーイを連発。キックアウトされると逆打ちを狙うが、これは未遂。ならばとトラースキックからノーザンライトSHへ。走る門倉に、朱里がカウンターのハイキック。これで流れが変わり、デスバイロデリックを敢行。そこからサソリ固めでガッチリ捕獲し、ギブアップを奪った。
4、DUAL SHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<挑戦者組>桜花由美&○桃野美桜(19分7秒、エビ固め)宮崎有妃●&旧姓・広田さくら<王者組>
※JKボム。奇跡が3度目の防衛に失敗。ボスマミが第24代王者組となる

宮崎有妃&旧姓・広田さくら<奇跡>が保持するWAVE認定タッグ王座に、前王者チームの桜花由美&桃野美桜が挑んだリベンジマッチ。なお奇跡はこれが約1年ぶり、3度目の防衛戦となる。
ボスマミの奇襲でゴングを迎える。早速、ボスマミは広田に合体ドロップキック。先制に成功したが、広田がボスマミへの串刺し攻撃で反撃。これはあいにく桜花にのみヒット。すぐさま桃野が串刺しドロップキックで応戦するも、広田がかわして桜花に誤爆してしまう。それでも心の広い桜花は気にした様子もなく、ボスマミの連係ロケットキックを成功させる。
一方、広田はフェースクラッシャーで流れを掴むと、ロープ渡りへ。ロープジャンプで観客から拍手喝采。しかし2度目のジャンプは転落。すかさず桃野がドロップキックを狙うが、かわした広田が張り付けボ・ラギノール。宮崎が出ていき、恥ずかし固めの体勢。回避した桃野だったが、ビッグヒップは食らってしまう。
対角コーナーに振られた桃野が、コーナートップに駆け登る。すると宮崎は、桃野の両足を掴んで、大股開き! 桃野を辱めたあとビッグヒップでカウント2。さらに奇跡は連係を試みるが、自滅が続く。
これで流れが変わり、ボスマミが優勢に。かわった桜花が奇跡にフェースクラッシャーを決めると、宮崎に串刺しビッグブーツ。宮崎も恥ずかし固めで応戦しようとするが、需要を考え躊躇する。かわりに宮崎は桃野をイスに固定し、その目の前で桜花に恥ずかし固めをかけるという作戦に出る。顔を背ける桃野…。
かわった広田が高田純次。桜花がガードすると、桜花にフルも「四十肩と老眼のお前にやる資格はないんだよ!」とガットショットをお見舞いする。桃野がかわりに高田純次。桜花がエルボードロップにつなげる。
広田がスイングDDT、619を決めれば、桜花はカカト落としで応戦。広田と桜花はへなーらサンセット、タイガースープレックスを巡って二転三転。どちらも決まらず、桃野のドロップキックから桜花がバックドロップにつなげる。ネックハンギングボムを狙う桜花だったが、広田がウラカンラナに切り返す。これは桃野が寸前でカット。桜花のビッグブーツもカウント2止まり。
ここでボスマミが連係のブレーンバスター。カウント2。すかさず桃野が広田にダイビング・ボディーアタック→低空ドロップキック2連発で追い打ちをかける。

劣勢の広田だったが、場外のボスマミにトペの体勢。見事に成功させるが、宮崎&桜花にキャッチされる。
攻守を入れ替えた桃野がプランチャ・スイシーダを投下!場外戦を挟んで、ボスマミがファンタスティックフリップ、桃野のフットスタンプを敢行。さらにJKボムを狙う桃野だったが、回避する広田。桃野も広田のボ・ラギノールをかわして丸め込む。桃野のウイングクラッチホールドもカウント2止まり。

広田は裏拳で流れを変えると、へなーらサンセットの体勢。桜花がビッグブーツで飛び込むが、かわした広田がボスマミにボ・ラギノール。すぐさま広田は延髄斬り、シャイニング・ウィザードで攻勢。かわった宮崎が桃野を逆立ちさせると、広田がボ・ラギノールを連射していく。

さらに宮崎は投げっぱなしジャーマンで桃野をコーナーに叩き付けたあと、えびす落としへ。キックアウトされるとムーンサルトプレスを投下させるも、これは桜花がカット。
ビッグブーツでアシストに入る桜花。すぐに桃野が回転エビ固めへ。丸め込みの応酬から、桃野が宮崎にJKボムを敢行。キックアウトされると、もう一度、JKボムの体勢。宮崎が堪えると、広田がボ・ラギノールでアシストに入る。しかし、これも耐えた桃野がJKボムを完璧に決めて3カウント!
試合後、二上美紀子会長が賞状とベルトを授与。ここで会長は2本とも桃野に巻いて、会場の笑いを誘う。そして桃野が勝利者マイク。
桃野「ベルトさんが自分のそばに帰ってきました。本当に嬉しいです。対戦してくださった奇跡のお二人は自分がケガをしたあとの防衛戦で、自分のベルトさんが取られてしまいました。そこから欠場期間約2年。自分が復帰するの待っててくださったんですよね?(奇跡は否定するようなジェスチャー)ひにくれてますけど、本当に待っててくださり、ありがとうございました。今日、対戦してくださり、ありがとうございました。何かありますか?(奇跡はマイクはせずに退場)お二人が欠場期間にかけてくださる言葉はすごく温かくて、自分は二人のこと好きですよ。ついでにマミーも待っててくれて、どうもありがとう。今日だけいいよ(とバックハグを許す。笑顔で桜花がハグすると、照れた桃野が…)。3・2・1!(とカウントダウン。慌てて離れる桜花)みなさん、ベルトさんを取ってからが本当だと思います。タッグベルトなんですけど、自分が2個ね、大事に同棲生活していきたいと思います。今日はありがとうございました」
◎ボスマミバックステージ(大会終了後に収録)
——おめでとうございます。改めてどうですか?
桜花「すごい嬉しいんですけど、まだボスにちゃんとハグしてもらってないので、このあとちゃんとしてもらおうと思っています。ねっ!」

桃野「それはおいといて。自分がはじめて巻いたベルトさんがこのベルトで、ケガをしたままサヨナラしちゃってたので、すごいこうやってまた自分のそばに戻ってきてくれてすごい嬉しいです。愛は勝つって言うじゃないですか。自分のベルトさんへの愛が強かったから、今日は勝てたんじゃないかなと思いました」

——ベルトさんは待ってたよって言ってました?
桃野「言ってます! よく頑張ったねって。ちょっと意外と厳しいんですよ。アメとムチのムチが強いんですけど、よく頑張ったじゃん!って言ってくれました。2つになっちゃった。うふふ」

桜花「2人で取ったんだよ!?」

桃野「うん。でも会長が巻いてくれたから」

桜花「2人で取ったんだよ!?」

桃野「美桜が大事にします」

桜花「どっちのベルトさんが大事なの?」

桃野「どっちも」

桜花「三角関係になる?」

桃野「いや、なりません。右手と左手があるので。ふははははは」

--桜花さんは復帰を待ち続けたが。

桜花「はい、ずっと待ってました。私って自分で思うんですけど、健気だなって思いました。ずっと待ってましたもん。一応、期間限定で野崎とタッグを組みましたけど、どっちかのパートナーが帰ってきたら、解散しようねってちゃんと。そういう約束を」

桃野「それもどうかと思いますけどね!」

桜花「約束をして、ボスが帰ってきたから野崎を捨てて、ボスのもとに戻って参りました」

——今後の目標は?
桜花「今後の目標は、やっぱりいっぱい防衛したいね!」

桃野「はい、10年一緒にいます」

桜花「頑張ろう!」

桃野「嘘、やめよう」

桜花「50代になっちゃうけど(苦笑)」

桃野「自分が100歳でプロレスラーやめるまで。100歳でやめるのでプロレスラー」

桜花「じゃあ私……」

桃野「だからそのときのために自分が2つ持ってる(笑)。つながった?」

桜花「ちょっと待って、12○歳か…。生きてるかな。でもボスが喜んでくれる顔を見るのが私の幸せなんで、頑張ります!

(向こうは老かいなチームで、やりにくい相手だったが予想はしていた?)そうですね。もともと奇跡にベルト取られて、また取り返したことになるんですけど、何回か当たっているので」

桃野「でも、別に何も考えてないです、自分は。そのとき、そのときで…はい」

桜花「ボスが精神的にダメージ受けなくてよかったなと思います」

桃野「いや、受けましたよ! あんなの見せられて!! そうだ、それは今日の試合の汚点です」

桜花「それでボスがテンションがガタガタって下がらずにちゃんとボスのベルトさんへの思いのほうが強かったのかなって。精神的苦痛を味わわされても、ボスがちゃんとベルトを取りに行ってくれたので」

桃野「正直言うと、ボスマミで勝ったことないので、自分が」

桜花「ああ、ボスの力でちゃんと3カウント取ったので」

桃野「頑張りました。ありがとうございます」
5、HIRO'e引退LAST LONGBEACH(30分1本勝負)
○HIRO'e&野崎渚(20分49秒、ジャーマン・スープレックス・ホールド)米山香織●&高瀬みゆき


waveの生え抜き2号として嘱望されていたHIRO’eが、もう一つの夢(柔道整復師)に向かうため、今大会を持って引退。当初は、8・16後楽園大会でおこなわれる予定だったが、コロナの影響で大会自体が中止に。心配された引退試合だったが、約1カ月遅れでの実現にこぎつけた。HIRO’eの最後のパートナーを務めるのは、身近な先輩として苦楽をともにしてきた野崎渚。対峙するのは、HIRO’eが節目で対戦してきた米山香織と、元タッグパートナーの高瀬みゆきが務める。
最後に入場したHIRO’e。対角コーナーの高瀬はすでに感極まった様子…。

試合はHIRO’e対米山でスタートとなる。米山も泣き顔だったが、これはフェイント。力比べの際、米山は思いきり足を踏みつけ「お前なんかとっとと辞めちまえ!」とロープにふる。これをHIRO’eがショルダータックルで突っ込んでいく。
高瀬が出ていく。HIRO’eがヘッドロックに捕らえると、高瀬はドロップキックで応戦。HIRO'eもやり返し、野崎とタッチ。

野崎は高瀬にブレイジングチョップを連発。鎌固め、顔面バン!を2連お見舞い。HIRO’eもストンピングで続く。
高瀬はエルボー弾でやり返しDDT、スタナーへ。ここで米山が出ていきHIRO’eをロープに張り付け「ひ・ろ・え・ちゃ・ん・あ・り・が・と・う」と四方に張り付けチョップ。すぐさま高瀬が串刺しドロップキックで追い打ちをかける。かわった米山も串刺し攻撃を狙うが、HIRO’eが焼豚で攻守を入れ替え、野崎と交代。

野崎は高瀬に串刺しビッグブーツ、米山には野崎式の串刺しビッグブーツをお見舞い。HIRO’eとのダブルおしゃれキックにつなげる。野崎のビッグブーツはカウント2。
米山もモンゴリアンチョップ、グルグルパンチ、クロスチョップで応戦し、高瀬と交代。高瀬は野崎に串刺しラリアット、セカンドからのジャンピング・エルボー弾でカウント2。

一方の野崎もエルボー弾からビッグブーツを敢行。ロープに走るも、高瀬がラリアットで迎撃。ならばと野崎もビッグブーツ。すぐに高瀬がショートレンジラリアットをお見舞いする。
試合が再開され、高瀬がスピアで飛び込み、米山とタッチ。すかさずセントーンでを放つ米山。HIRO’eも低空ウラカンラナで流れを変えるとロングビーチで捕獲。耐えられるとミサイル発射。スピア、サクラ落としでカウント2。バックドロップの体勢。米山が堪えてエルボーのラリーへと発展する。
HIRO’eは四方のファンに向かって気合を入れ直して、エルボー弾! するとここで米山がタイムを要求。引退セレモニーの真っ最中に、引退を撤回した米山らしい質問を投げかける。
米山「引退前に最終意思確認をしたいと思います。HIRO’eちゃんプロレス人生楽しかったですか?」

HIRO'e「楽しかったです!」

米山「HIRO’eちゃん、引退を撤回したくはありませんか?」

HIRO'e「しません!」

米山「HIRO’eちゃん最後の相手に選んでくれてありがとう!」

試合が続行となり、HIRO’eがチンクラッシャー、野崎がビッグブーツ、HIRO’eが裏カサドーラでカウント2。コーナーに登るも、米山が追いつき雪崩式のダブルリスト・アームサルト。高瀬のカミカゼを挟んで、米山がセカンドからの千豚♪を投下。高瀬もセカンドからのギロチンドロップで続く。さらに米山のダイビング千豚♪が成功するも、なんとHIRO’eがキックアウト!?
ここで米山&高瀬がダブルの攻撃。HIRO’eがスピアで迎撃し、米山にバックドロップを決めてカウント2。
20分経過。HIRO’eのジャーマンSHはカウント2止まり。だが、ここで高瀬が米山を裏切り、米山にラリアット。野崎がノアールランサーハイで飛び込むと、HIRO’eが「みんなありがとう!」とジャーマンSHへ。米山から3カウントを奪ってプロレスラー人生に終止符が打たれた。
◎引退式
コロナウイルス感染拡大防止という観点から、女子プロレス恒例の関係者からの記念品贈呈などはなし。紙テープもなし…そのかわり、後楽園の許可のもとHIRO’eのイメージカラーであるオレンジのサイリウムの使用が認められた。
まずは関係者から送られた花束の送り主の名前が読み上げられる。そのなかには浜田文子の名前も…。そして、広田興行8・9大阪大会で流す予定だったサプライズVTRとして、AEWの志田光が英語でメッセージ。さらにお母さんからの手紙も読み上げられた。
続いてwave所属選手がリングに上がり、花束贈呈。桜花社長が「waveの生え抜きとしてデビューして6年間、自由なHIRO’eちゃんでしたが、本当に、本当にお疲れさまでした!」と労いの言葉。二上会長からは退職金が送られ、思わずHIRO’eが中身を確認。最後はwaveらしい送り方として、宮崎が恥ずかし固め。所属選手が取り囲んで1枚の写真に収まった。
最後にHIRO’eが挨拶。

HIRO’e「えー、やっと引退する日が来た。いや、引退するときが来たという感じです、いまは。1回引退日が延期になり、今日という日が来るのかどうか、不安に思うことはありましたが、でも、そのぶん時間が延びたぶんだけすごく、すごく楽しい時間が増えて、プロレスをさらに好きになりました。私にとってこの延びた1カ月は無駄じゃなくて、本当にすごく大切なものになりました。そして、引退試合を終えたいま、さらにプロレスが大好きになってます。プロレスがすごく楽しいです! このような状況のなか、こうやって見に来てくださったみなさんには感謝しかないですし、こうやって今日参戦してくれた選手、そして試合はないけど見に来てくれた選手。そして、たくさん、たくさんお世話になった先輩…このみんながいなかったら、いまここにもいないし、プロレスラー・HIRO’eというものは存在しなかったなって思います。本当にみなさんありがとうございます。約6年間、短いのか長いのかわかりませんが、私のプロレス人生、悔いなく終わることができそうです。すごく、すごく楽しい時間でした。みなさん本当にありがとうございました!」
吉野希里リングアナが経歴を読み上げたあと、恒例の10カウントゴングへ。ここで会場が暗転となり、オレンジのサイリウムが点灯。HIRO’eのイメージカラーであるオレンジ色で後楽園ホールが包まれたあと、吉野リングアナ、野中美智子リングアナ、高瀬みゆき、響、雪妃真矢、米山香織、小川佳世さん(スタッフ兼元waveOG)、渋谷シュウさん(waveOG)、MIOさん(waveOG)、大石美咲さん(旧姓・大畠/waveOG)が順番にゴングを鳴らし、HIRO’eを送り出した。
そして騎馬にのってリングを一周。ファンに最後の別れを告げて引退した。
◎HIRO’e&野崎バックステージ
——引退試合終わりましたが。
HIRO’e「そうですね、なんかぜんぜん緊張してなくて、へへへへ。なんか緊張してるから逆にハイなのかもしれないですけど、最後まで本当に笑顔で終わることが出来て、本当にプロレスというものを最後まで楽しめたんじゃないかなと思っています」

——望んでいた紙テープは飛ばなかったが、逆にスペシャルな引退になったが。
HIRO’e「ねー! サイリウムですか?」

野崎「メッチャきれいだった」

HIRO’e「キレイでしたね。なんか、いまだからこそのあのサイリウムだと思うので、いつも通りだと紙テープになると思うので、こうやってすごいきれいな紙テープを飛ばしてもらえる状況になった私は、絶対いないじゃないですか、今後。だからみなさんの心に、今日来てくださった心にあのきれいな光景が私と一緒に残ってるんじゃないかなって思っています!」

——コロナ禍ということで引退も不安だったと思うが、引退ロードを完走した感想は?
HIRO’e「楽しかったです。本当にリング上でも言ったんですけど、延びた1カ月も含めてコロナで短くなった時間もそうですけど、本当にそのあとが幸せで、さらにプロレスというものに向き合って、すごく充実した時間だったんですよ。だから本当に最後の最後まで楽しかった!」

——最後のパートナーとして。
野崎「いやー、そうですね。たぶんきっと私のほうが泣きそうになってたかなって」

HIRO’e「いや、泣いてましたよ」

野崎「アレは試合前のVTRが悪い(笑)。2人で曲しか聞こえないんですけど、聞いてたら私だけ泣くという。あれは泣けましたね」

HIRO’e「いやでも私はこの引退を笑顔で終えたいと思ったんで、泣かないって思ってたんですけど、ちょっと親からの手紙って反則ですよね。あれは反則。我慢したんですけど、やっぱ気持ちは出ましたけど、最後に皆様に感謝の自分の思いを伝えられたんじゃないかなって思っています」

——最後にファンへ。
HIRO’e「えっと約6年間、プロレスラー・HIRO’e。長浜浩江の時代も含めて応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。無事に今日引退することができました。明日からは長浜浩江、一般人として生きていくのですが、たぶん皆様、いままでの私のままだったら心配が絶えないと思いますが、大丈夫って思ってもらえるような人になれるように、明日からも元気に笑顔で楽しく生きていきたいと思います」

野崎「絶対変わらないじゃん、それ(笑!」

HIRO’e「いいんです! でもこれからもファンの皆様とかかわることは減りますが、こうやって先輩たちとは絡んでいきますので、これからも大いにかわいがってください。はははははは」

野崎「図々しい!」

HIRO’e「皆様、本当にありがとうございました。幸せでした!」

野崎「お疲れさま!」

HIRO’e「ありがとうございます」
2020.09.13

『HIRO’eメモリアルwave~COUNTDOWN LONG BEACH・5日~』

9月21日(月・祝)
『SENDAI WAVE KEEP SMILE:)11~again~』
日時
9月13日  日曜日
観衆
50人※超満員札止め
場所
蕨・アイスリボン道場
none
1、メモリアルwave~COUNTDOWN LONG BEACH・5日~(20分1本勝負)
○門倉凛&桃野美桜(14分20秒 ウラカン・ラナ)HIRO'e●&高瀬みゆき


none
2、メモリアルwave~COUNTDOWN LONG BEACH・5日~(15分1本勝負)
○HIRO’e(8分40秒 ヒロギョプサム)門倉凛●
none
2020.09.06

「Sunday wave vol.39」

◎入場式
9月6日にwaveが新宿FACE大会を開催。まずは出場選手による入場式がおこなわれ、引退まで12日となったHIRO’eが挨拶をおこなった。

HIRO’e「みなさん、こんにちは! 本日はwave新宿大会にご来場ありがとうございます。本日、私は2試合おこないます。まず一つ、朱崇花。朱崇花は私のはじめての直属の後輩です。その朱崇花と最後に流れてしまったけど、やっぱりやりたいという思いを会社が叶えてくれて…違う、広田さんが無理矢理ねじこんでくださって! しかも5分のエキシだったのを15分1本勝負。そこは私がワガママ言わせてもらいました。それと3WAY、響は欠場となってしまったんですけども、同期での3WAYのカードがございます。こちらも私にとって凄く思い入れのある同期たちと3WAYで、なかなかあまり得意じゃないルールですけども、私が勝っていい気持ちで2試合終えたいと思います。本日、全5試合全選手、気合入れてますので、皆様、拍手でのたくさんの応援よろしくお願いします!」
1、広田プレゼンツ・メモリアルwave~COUNTDOWN LONG BEACH・12日~(15分1本勝負)
○朱崇花(10分24秒、片エビ固め)HIRO’e ●
※ムーンサルトプレス


本来であれば広田興行8・9大阪にておこなわれる予定だったHIRO’eと朱崇花のラストシングル。ところがコロナの影響により広田興行自体が中止に。幻のカードとなってしまったが、広田の働きにかけより特別に『広田プレゼンツ』という形で実現することとなった。HIRO’eにとって朱崇花は最初の後輩で、wave退団後の朱崇花は男女の垣根を越えて活躍。現在は、インディペンデントワールド世界ジュニア、WWWD世界シングルの二冠チャンピオンでもある。
エルボー合戦から朱崇花がナックル気味のエルボー一発。これはTommyレフェリーが注意。一方、HIRO’eも隙を見計らいロングビーチにつなげる。朱崇花がロープに逃れると、HIRO’eはミサイルキック、チンクラッシャー、サクラ落としと畳みかける。カウント2。
朱崇花もカウンターのトラースキックで攻守逆転。バックスピンキック、ブファドーラを狙うが、HIRO’eが読みかわしスピアを2連発へ。そしてバックドロップでカウント2。「終わり!」とジャーマンSHを2発お見舞いする。
キックアウトされるとロープに走るHIRO’eだったが、朱崇花が投げっぱなしジャーマン! すぐさまムーンサルトプレスにつなげるが、HIRO’eが両ヒザでブロック。回転エビ固めでカウント2。カサドーラを連続していくが、カウント2止まり。3度目のカサドーラは朱崇花が堪えてぶっこ抜きジャーマンSHへ。カウント2。
攻守が入れ替わり、朱崇花は「立て!」と引き起こす。バズソーキックを叩き込む。カバーするも、カウント2で朱崇花が自ら起こしてバックスピンキックを敢行。これをキックアウトされると、「ありがとうございました!」とお別れのムーンサルトプレスで3カウントを奪った。
◎バックステージ(全試合終了後に収録)
——久しぶりの対決でしたが。
HIRO’e「1回流れたんですけど、広田さんがすごい我を通してくれて、『私のプレゼンツとしてどうにか』って入れてくれて。でも私、試合が決まったのも嬉しかったけど、今日、朱崇花の入場曲がwaveに所属してた時の最後のヤツで、朱崇花、よく入場曲を変えるので、最後のヤツかわからないですけど、waveの時に使ってた入場曲で入ったのを聴いて、なんかちょっと心温まりました」

朱崇花「ああ、嬉しい。よかったー。サプラーイズ(笑)」

HIRO’e「でもなんか嬉しかったです!」

——朱崇花選手は?
朱崇花「チョー楽しかったです。なんか嬉しいし、楽しいし、でもちょっと戸惑いもあって、めっちゃ久々? 1年半ぶりくらいのwaveのリングだったので、個人的に変ないろんな考えちゃったのもあったんですけど、でも、なんかぜんぜんそういうの関係なくみたいな感じで、試合の時は胸を張って試合をしよう、と思って試合をしたらチョー楽しかったので、あとはケガなく引退試合を終えて、リングを降りられることを祈るばかりです」

——HIRO’eはどんな先輩だった?

朱崇花「どんな先輩? いやでもなんか、怖いとかはなかったけど、でも自分は16歳で何もわからない、社会も、業界のこともわからない状況だったので、そんなペーペーの時からいろいろと教わり…」

HIRO’e「一緒に住んでたもんね」

朱崇花「一緒に住んで、かわりに怒られたりというのとかたくさんあったと思うので。本当に感謝しかないです。怖いとかはないです、本当に」

——久しぶりに会った?

HIRO’e「朱崇花とは、なんかプライベートでたまたま行ったお店に朱崇花がいたとか、そういうアレはあるんですけど、試合でリング上で会ったのは、3月にYMZさんで早口言葉対決で朱崇花としたんですけど、試合として。私が負けたんだけど、試合として対決したのは本当に1年半ぶりくらい。そこは久しぶりですね。私も嬉しかったです。一番最初、朱崇花、後藤だけど、順番でいったら朱崇花の方が早かったのかな。一緒に過ごす時間もあったし」

朱崇花「ココでもシングルやりましたよね」

HIRO’e「昔やった。なんかたくさんシングルはした気がする。そういうのもあって、私、ここFACEで試合するのも最後でさ、そういういろんなものを含めて嬉しい、今日は! 心温まる一日だったと思います」
2、3wave(20分1本勝負)
優宇&○青木いつ希(7分56秒、エビ固め)進垣リナ●&Maria
※丸め込み。もう1組はルミナス(高瀬みゆき&梅咲遥)


第2試合は、優宇&青木いつ希のキロデシベル、高瀬みゆき&梅咲遥のルミナス、進垣リナ&Mariaによる3WAYタッグマッチ。高瀬&梅咲はディアナ8・30新木場でWWWD世界タッグ王者組となったばかりだ。

試合は青木vs梅咲vsMariaでスタート。青木が「来い、モヤシども!」と力比べを挑む。Mariaも「うっせーな、このゴリラ!」と口では負けず、挑んでいく。Mariaは梅咲と結託して、青木をロープに振りまくる。Maria&梅咲のフェイントにつまずく青木。すると梅咲とMariaが仲間割れ。
Mariaは青木の体を利用し、梅咲にハンマースルー。裏切り行為が続くなか、Maria&梅咲がダブルのドロップキックを青木に成功させる。

高瀬が出ていき、青木にドロップキック。進垣が横取りカバーする。当然、高瀬が異を唱えてエルボー&チョップの打ち合いへと発展する。青木も加わり、トライアングルのエルボー合戦となる。高瀬&進垣が結託するも、青木がダブルハンドのラリアットを放って優宇と交代。
優宇は高瀬&進垣にショルダータックル。Maria&梅咲にもお見舞いする。そして、高瀬、進垣にお仕置きチョップ。ならばと進垣はMariaと合流し優宇にワキ固めを極める。これはルミナスがカット。

高瀬は優宇をボディースラムで担ごうとするが、不発。ならばと逆さ押さえ込みを狙う。優宇が踏ん張り膠着状態となると、進垣が2人を転がしてダブルフォールの体勢へ。これは青木がカット。
攻勢に転じた優宇は高瀬に串刺しドロップキック、進垣にセントーンを投下。続く青木も高瀬&進垣に串刺しバックエルボー、フェースクラッシャーを放つ。混戦となるなか、高瀬が進垣にえびす落とし。カバーするも、優宇がカットに入る。トレイン攻撃を狙う高瀬&梅咲&Mariaだったが、優宇がショルダータックルで迎撃。高瀬にはドロップキック、キャノンボールをお見舞いする。
リング上は青木vs進垣となる。ラリアットを狙う青木。かいくぐった進垣が丸め込みへ。キックアウトした青木が改めてラリアットを放つ。これも返されるとセカンドロープからのフットスタンプを狙うが、寸前でかわした進垣がロープに走る。だが、青木がオリジナルの丸め込み(技名考案中)でクルリ!
3、love me tender wave(30分1本勝負)
○宮崎有妃&彩羽匠(17分1秒、体固め)桜花由美●&桃野美桜
※直伝デスバレーボム


桜花由美のパートナー・桃野美桜が左ヒジの負傷から復帰。wave9・1新木場大会にも参戦を果たし、今大会では、ついに桜花とのBOSS to Mammy(以後、ボスマミ)を復活させた。対戦相手は、宮崎有妃&彩羽匠のユキタク。こちらのタッグも宮崎の熱烈ラブコールで実現したタッグチームだ。
試合は宮崎vs桜花でスタート。宮崎は早々に桜花への恥ずかし固めを狙うが、いったん踏みとどまる。桃野を狙うが、これは未遂に。桜花が串刺しビッグブーツで攻勢。逆エビ固めで捕獲すると、桃野が同時にキャメルクラッチの体勢。控えの彩羽が「動け!」と声を飛ばすと、やる気をみせる宮崎。自力でロープに辿りつく。すぐに桜花はビッグブーツで追撃し、桃野と交代。
宮崎は桃野の足を掴むと、ビッグヒップへ。かわった彩羽がキックのコンビネーションから逆エビ固めにつなげる。
宮崎が出ていき、串刺しラリアット。ユキタクでのダブルのフロントキック、さらにエルボードロップを狙うが、桃野がかわして攻守逆転。今度は宮崎がトレイン攻撃の餌食となる。桃野はボディースラムを狙うが、宮崎が逆に敢行。宮崎の恥ずかし固めは桜花が阻止。攻勢に転じた桃野がクロスボディーで飛び込むがが、宮崎がキャッチ。そして恥ずかし固めへ。なんとか桜花がカットに入る。
反撃に出る桃野は宮崎を卍固めで捕獲。宮崎が歩いてロープ。すぐに桃野はジャックナイフエビ固めを狙うが、宮崎が切り返してエビ固め。体勢を入れ替えようとする桃野だったが、体格差がありすぎて、体勢が入れ変わらない。ようやくカバーしたが、カウント2。
続いて彩羽がキックのコンビネーションからランニング・ローキック、低空ドロップキックと猛攻。いい流れをつかむも、宮崎が「一緒にやろう」と勝手にツープラトン。これをDDTに切り返す桃野。桃野はフェイントを入れた攻撃で彩羽を翻弄。カバーすると宮崎がカットに入り、「匠、ガンバ!」と声をかける。
彩羽は桃野をコーナー下に押し込み高速ストンピングを浴びせていく。これはレフェリーが止めに入る。桃野はボスマミの合体ロケットキック、ミサイルキックでカウント2。続く桜花がカカト落としで追撃する。これも宮崎がカットし、「ガンバ!」と彩羽を励ます。これに奮起したわけではないだろうが、彩羽は得意の蹴りで桜花を倒すとエルボー合戦。ロープに走る桜花。ニールキックの体勢に入る彩羽だったが、宮崎がエプロンから桜花を足止め!? アシストしたつもりが、彩羽のピンチを招いてしまう。
このチャンスに桜花がバックドロップ。ボスマミのファンタスティックフリップを狙うが、今度はボスマミが自滅。走る彩羽に桜花がビッグブーツ、彩羽もニールキックで迎撃する。
かわった宮崎が桜花を担ごうとする。桜花が堪えてバックを取る。堪えられると、ボスマミで合体の不知火。ならばと宮崎がボスマミにダブルハンドのラリアット、すかさず桜花にラリアットを叩き込む。そしてえびす落としからのムーンサルトプレスを投下。桜花がかわすと、ボスマミでファンタスティックフリップ、桃野のフットスタンプ、桜花のフェースクラッシャーと波状攻撃。
仕留めにかかる桜花に、宮崎がグリグリ目突きからの首固め。二転三転するなか、外道クラッチに持ち込むが、桃野のカットが間に合う。ここで彩羽が桜花を捕獲。宮崎のラリアットを呼び込み連係を狙うが、宮崎は眉山へ。そして最後は直伝デスバレーボムで3カウント。
◎試合後のマイク
宮崎「匠…あのー、どう思う? すっごくいい! アリだと思うんですけど」

彩羽「ぜんぜんです×2」

宮崎「ねえ、アリだったよね! 匠、すっごいアリだった!!」

桃野「(マイクを奪って)あぁあ…、負けちゃった。まあでも……(桜花が近寄ると)ストップ、ストップ! 今日は匠さんもいたし、一人ひとり見たらちょっと強かった。だからしょうがない。けど、敗因としてはたぶんマミーが夜遅くまで、ミクチャの配信してたから負けたんだと思う。絶対そう。あっ、私は桃野美桜です。えっと2回も欠場して、待たせたね。(桜花が寄ると)ストップ! あの奇跡が持ってるベルト、美桜たちが挑戦するために温めてくださってたんですよね。だってもうどれくらい防衛戦やってないですか?」

宮崎「やってるよ、ちょいちょい…」

桃野「ベルトさんは美桜に会いたがってます。だから挑戦させてください。ねえ、マミー、社長なんでしょ? すぐ決められるよね? いい?」

桜花「アタシ社長でした! 一応、権限持ってます!! 彩羽がいいって言ってるじゃん。じゃあ、いらないじゃんベルト。すぐやろう。すぐ9月18日後楽園大会タイトルマッチ。奇跡vsボスマミ。どうですか、宮崎さん」

宮崎「いいよぉ。私の意見だけだけどね。広田は今日はちょっと話しかけられるアレじゃないから。まあ私はいいよ。私も桃野美桜、待ってたんだよ。いいよ、広田がごねても説得するよ。いいの? いいよ! よろしくお願いします」

桜花は握手をかわしたが、桃野は拒否してバックステージへ。
4、メモリアルwave~COUNTDOWN LONG BEACH・12日~(15分1本勝負)
HIRO'evs雪妃真矢vsアンドラス宮城
※時間切れ引き分け


HIRO’eの引退まで12日となった今大会。HIRO’eが希望したのは、同期デビューとなる2014年組のタッグマッチだったが、メンバーの一人である響が発熱したため、念のため欠場。急きょ3WAYマッチでおこなわれることとなった。
牽制しながら、3選手が力比べ。宮城は「HIRO’e、組まない?」と共闘を呼びかける。すると雪妃が「最後のタッグだったじゃん」とHIRO’eを誘う。様子をみながらエルボー弾を放つ3選手。結果、HIRO’e&雪妃が結託し、ダブルのショルダータックル。孤立した宮城は「2人のシングル見たいんで」とリングサイドに避難する。

雪妃&HIRO’eが宮城を追いかけるも、宮城はリング下に逃げ込む。HIRO’eが捕まえ、雪妃がエプロンからキックをお見舞い。
リングに戻して、雪妃&HIRO’eが交互にヘアーホイップを放っていく。そしてロープに張り付ける。ここで雪妃が張り付けランニング・ニー。HIRO’eが逆エビ固めで捕獲すると、雪妃はフィンガーロックでアシストする。

HIRO’eのスピア、雪妃のヒザ蹴り、ツープラトンのブレーンバスターが決まる。カバーを取り合うHIRO’eと雪妃。いずれもカウント2。HIRO’eのドロップキックは雪妃に誤爆してしまう。すかさず宮城が首固めで丸め込むが、雪妃も丸め込みで返していく。
ならばと雪妃は宮城にスリーパー。HIRO’eも雪妃にスリーパーを極める。リリースとなると、STOを放った雪妃が今度はHIRO’eにスリーパーのお返し。宮城がカットすると、コーナーに登る雪妃だったが、未遂。
HIRO’evs宮城に移行する。HIRO’eがスピア、サクラ落としでカウント2。残り5分となり、HIRO’eが「決めるぞ!」とアピール。バックを取るも、宮城が堪える。雪妃のバズソーキックはHIRO’eに誤爆。首固めもカウント2。雪妃のニーストライクはカウント2止まり。ならばとバズソーキックを狙う雪妃だったが、HIRO’eがかわしてスピアを連発していく。カウント2。
今度は雪妃が走るもHIRO’eがバックドロップへ。これもカウント2。裏カサドーラをで丸めるが、宮城がカットに入る。HIRO’eが宮城→雪妃に投げっぱなしジャーマン。すぐに雪妃もHIRO’eにハイキックでやり返し、両者ハーフダウン状態に。
HIRO’eと雪妃がエルボー合戦。HIRO’eのジャーマンSHは崩れてノーカウント。もう一度、ジャーマンを狙う。エビ固めの応酬はいずれもカウント2。残り30秒からHIRO’eがカサドーラ。ジャーマンSHを放ったところでドローとなった。
早々に宮城は退場。そこに現れたのは欠場中のマーベラス・門倉凛だった。

門倉「HIRO’eさん、私ごとですが、9月11日に復帰が決まりました。私、準備できてます。デビューしたときから試合でたっくさんHIRO’eさんにはお世話になりました。引退前にどうしても試合がしたいです」

HIRO’e「復帰決まっておめでとう! でもね、私、引退9月18日で、今日の大会終わったら、引退まで試合ないの。大会がないのね。でも、私も本当に門倉が欠場してて、引退決まってて、引退ロードで誰と試合がしたいかって会社に言うときに、毎回、門倉の名前出してました。だから復帰するのに、試合できないのは私も凄く心残りになるので、社長! 組んでください。日程を。都合の良い日で。マーベラスさんにお話をして決めて欲しいです。早急に」

桜花「11日、復帰だよね? で、18日引退だよね。その間に、ウチで大会を1大会入れろって話? わかった。ちょっと待ってて。ちょっとスケジュール調整してくるわ。で、決まったら言うわ。やるわ×2。みなさん、見たいですか? ちょっと待ってね。ちょっと決めてくる」

HIRO’e「お願いします!」
◎バックステージ(全試合終了後に収録)
——3WAYはいかがでしたか。
HIRO’e「3WAYって本当に私、約6年ちょっとプロレスラーでやってきてますけど、本当に数えるくらいしか経験なくてですね、どうなることかと思いました。響が出れない。すごく残念ですけど、それでも同期との試合にはこだわりたいなと思ったので、同期との3WAY、なかなかないですけど、頑張ったんですけど、やっぱり勝てず…。3WAYの経験不足だなって思いました、そこは」

——試合終了後、門倉選手との試合も決まったが。

HIRO’e「そうですね。門倉が欠場してて、1年くらい経ったので復帰するかなという時期で、いつ復帰するのかなってずっと待ってて、(引退ロードを)再開してから毎回、自分でやりたい選手を会社に提案してるんですけど、まだ復帰が決まってないのに、復帰がもし決まるなら門倉と試合がしたいですって言ってたんですけど。なんと門倉が急きょ復帰することに、急きょというか復帰することに決まったのでやりたいなとは私も思ってたんですけど、どうしても日程がウチにはなかったので…。でも、門倉から言ってもらえて、そしたら社長が仕事を急いでやってくれた結果、9月の13日に門倉と試合ができることになって本当に嬉しいです。メチャメチャ感謝です」

——あと12日、あと2試合。気持ち的には?
HIRO’e「残り12日であと2試合。そうですね、waveで2試合ですね。気持ち的には…あーーー、なんだろう1試合1試合、今日も本当に全力で疲れましたし、何かを残してるわけじゃないので、あとちょっという心境ではないんですけど、実際はあとちょっとなんですけど、本当に一つひとつ大事に試合をして、当日迎える朝まではドキドキしながらいろんなものに気をつけながら、みなさんも私も過ごしていけたらいいのかなと思っています」

——引退が延びたことに関してテンション的に下がったことは?

HIRO’e「それはまったくなかったです。コロナ禍で引退なので、いつどこで自分がかかるかもしれないし、まわりがなるかもしれないし…。ちょうど1回目の引退の日が決まっていたころって、一気に(感染者が)ガッと増えて、結構いろんな人がコロナです、コロナですってなってきた時期なので、いつプロレス界でも…と思っていたので、『引退が延びた、どうしよう』みたいなのはなくて、宮崎さん大丈夫かなって。自分もすぐ次、いつかなみたいな感じで気持ちがすぐ切り変わってたので、テンション落ちて、何もやる気がないみたいなのはなかったです」
5、Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合~(30分1本勝負)
<王者>○野崎渚(14分26秒、体固め)旧姓・広田「元」エリザベスさくら●<挑戦者>
※ノアールランサー・ハイ。第15代王者が4度目の防衛に成功


2020年のCatch the WAVEがなくなったことを受け、9・1新木場で広田がレジーナへの挑戦を表明。レジーナ・野崎が了承し、急きょタイトルマッチがおこなわれることとなった。そして、二上美紀子会長の提案により、広田が勝った場合は、旧姓・広田レジーナさくらにリングネームを変更。負けた場合はただの旧姓・広田さくらに戻すという条件も付けられた。
奇襲を仕掛けようとした広田だったが、野崎が素早く反応。広田は「今のはなかったことで。クリーンファイト!」と仕切り直す。今度は慎重な立ち上がり。野崎がヘッドロック、フロントネックロックに捕らえていく。脱した広田が弓矢固めからのキャメルクラッチへ。ヘアーホイップで追撃する。
野崎がリングサイドに逃げ込むと、広田は「お前がそうやって休むなら、水くらい飲ませろ。スタミナねーな、お前はよ!」と水分補給しているところに、野崎がビッグブーツで飛び込む。そしてブレイジングチョップを連発。フロントネックチャンスリーで放り投げる。
一方、広田もブレイジングチョップでやり返し、ボ・ラギノールを連発。張り付けボ・ラギノールで野崎のメンタルも破壊していく。さらにスイングDDT、フェースクラッシャーを敢行。
絶妙な高田純次の状況だったが、広田は「やるか! タイトルマッチなめんじゃねーぞ!」とスルー。ロープ渡りからのアームホイップを決め、619へ。これは野崎もかわしてスリーパーで捕獲する。そしてビッグブーツを叩き込むと、野崎式串刺しビッグブーツ、ケンカキックで追撃する。おしゃれキックをかわした広田がボ・ラギノール。落ちた野崎にトペ・スイシーダで追撃する。
コーナーに登る広田に、野崎が雪崩式ブレーンバスター。ザキゴェでカウント2。変形アームブリーカー、ダブルニーアタックもカウント2止まり。走る野崎に、広田がボ・ラギノール。野崎もビッグブーツでやり返し、ドルミルⅢへ。なんとか広田がロープ。
野崎はノアールランサーを放って走るも、広田がふらふらドーンでカウント2。そして広田がバックブローからのへなーらサンセットへ。キックアウトされるとサクラライトを狙うも、野崎がドルミルⅡへ。なんとか回避した広田が延髄斬り。シャイニング・ウィザードでカウント2。
走る広田に、野崎がビッグブーツ。広田も切り返しのウラカンラナで意表を突く。キックアウトした野崎はノアールランサー・ハイへ。だが、カバーの瞬間、広田が切り返す。ヒヤリとした野崎だったが、ノアールランサー・ハイを再び叩き込むと、ダメ押しの3発目で熱戦にピリオドを打った。
◎エンディング
野崎「なんとか4度目の防衛、成功しましたー! 正直、今回が本当に…。前回の宮崎さんとの防衛戦は、延期に延期を重ねてやっと辿り着いた防衛戦だったのに対し、広田さんはつい、1週間前、(9月)1日に決まって今日という、本当にこういうのをきっと広田さんの持ってるパワー。タイミングをパワーに変えて、勢いをパワーに変えて、今日、本当に何回かマジで取られそうになったところ、たくさんあった気がします。えー、今年NEXTきっとありますよね? NEXT、社長どこにいる?(桜花を見つけ)やりますよね? わかりました。NEXT、広田さん優勝して、次は年末ココよりも大きな後楽園ホールでもう1回ベルトやりませんか? 私、広田さんの優勝待ってます。今日はありがとうございました」
広田「今日、応援に来れた、会場すべての広田ファンの人。9割方、私の応援だったと思います。ありがとうございました。でもベルト届きませんでした。あのー年末、NEXTで優勝して待ってると言ってくれて…あの勝ったからそういうこと言えると思うんだ。これがね、凄くボコボコにされて、すべてを賭けた試合で負けた…。で、『じゃあ次やりましょう』っていうのは、ちょっとね。私はちょっといま無理だわ。だってそうでしょうよ。(ベルトは)欲しいけど、愛してるけどさ、それとこれとは話が別じゃん。そんなさ、『ラッキー、次もあるわ!』みたいなさぁ。そんなさ余力を残して今日やってないから。でもそう言ってくれたら、その期待には応えるよ、絶対。みなさんにも約束します。年末、なんだったらもう『NEXTやらなくてもよかったんじゃねぇか?』くらいの勢いで勝ち抜いてやるよ! 待ってて」
野崎「ということで無事、防衛したので、今日は私がシメさせていただきます!(桜花がリングへ)どうしました?」
桜花「私、仕事、早いんです。ちょっと待って。発表できることがあるから。HIRO’eちゃん、門倉! 私、仕事、早いんです。決まりました。HIRO’eと門倉が試合できる大会、日程決めました。えー、マーベラスさんにもオッケーもらいました。その日程は、9月13日、日曜日。18時30分からアイスリボン道場、こちらお借りすることができました。その日、アイスさんが昼間、スキップシティで大会があるんだけど、そういうことならぜひということで、貸していただけました! ありがとうございます!! えー、まあアイスさんは定員50名なので全席4400円でチケットを売る暇ないので明日から事務所で取り扱いをしたいと思います。一応、門倉とHIRO’eちゃんの1マッチ興行なんだけども、まあそれで終わらないのがwave。もったいないんでね、ちょっと何か考えようと思っています。なので9月13日、日曜日、18時30分、アイスリボン道場。全席4400円。チケットは明日から事務所で取り扱いたいと思いますので、ぜひみなさん来てください。よろしくお願いします」
野崎「さすがですね。ということで改めてシメさせていただきます。waveの選手のみなさん上がってください。ということで、改めましてご来場の皆様、YouTubeのLIVE配信、見ているみなさんもありがとうございます。会場のみなさん、画面の皆さんと、一緒に『これがwaveだ!』をやりたいと思います。準備は大丈夫ですか? いきます! これがー、waveだーーー! ありがとうございました!」
◎バックステージ
——いかがでしたか?
野崎「無事、4回目の防衛に成功して、とりあえず安心してます。本当に広田さんはコミカルできて、ああいうね、本気なマジモードとか、ああいうのもやったりとか。前回の宮崎さんもそうだったんですけど、また違うオールラウンダーの選手だなと。どんなスタイルでくるかが未知で、最初はコミカルなのかなと思ったら徐々に、徐々にこうまた違う広田ワールドに飲み込まれている感覚があって、本当に何回も『わっ、ヤバイ』と思うシーンがあって、本当に今回の防衛はすごく嬉しいです」

——やりにくかったですか?

野崎「最初もどっちでくるんだ?っていうのの掴みきれないところがやっぱやりづらかったですね。スタートの方とか突然仕掛けてきたと思ったら、突然カンチョーを死ぬほどやってきたりとか、ジェットコースターみたいな感じが掴めなかったです」

——NEXTで名前をあげていたが、またやりたい?
野崎「そうですね。ドキドキ感、振り回されてる感というのは他の選手にはないかなと思うので、今度はそんな雰囲気の広田さんをこっちが飲み込むくらいの強さを身につけて、もう1回、今度は後楽園でやりたいなと思いました」

——今度はHIRO’eの引退、後楽園だがどんな心境?
野崎「いやー、延期になって1カ月、プロレスの余生というか、凄く楽しんでいるHIRO’eちゃんを見ているので、本当に最後は笑顔で送れたらなという気持ちでいまはいっぱいです」
2020.09.01

「NAMI☆1~Sep.~’20」

◎入場式
大会に先立ち、wave選手による入場式がおこなわれ、まずは全カードを発表。そして、コロナのため自粛していた宮崎有妃が今大会から活動再開させた。

宮崎「えー最初に…」

広田「泣きそうになってます。お帰り、宮崎さん!」

宮崎「えーっと、このたびは私がコロナウイルスにかかってしまい、皆様に大変ご迷惑とご心配をおかけしたことをお詫びします(拍手)。えー、みなさん、こんばんはーーー! 本日はwave新木場大会、毎月1日はwaveの日! ナミイチにご来場いただき、ありがとうございます。えー、8月3日に異変を感じ、4日に病院に行き、そしてそこから紹介してもらって、5日に保健所で検査をしてもらって、その結果が7日に出て陽性とわかり、13日までは自宅療養でした。13日に自宅療養解除になったんですけど、いろいろ……もう1回PCR検査を受けて陰性という文字が欲しかったので、もう一度受けて、しっかり陰性の太鼓判をいただきました。なので、今日復帰させていただきます! よろしくお願いします!! なんかこの1カ月ですよね、8月1日に試合をしてそこからもう私は試合をしてないんですが、この1カ月本当に長くて。長くて、長くて……(言葉に詰まる)。えーっと…いろんな団体がいまコロナで急きょ中止になってるところもちょいちょい聞きます。試合をなくすっていう決断は会社にとってもものすごい決断だと思うので、みなさんそういう団体もチラホラ、たしかに地方のところも中止になった方で言いたいこともあるんですが、私たちは自分たちもそうだし、みなさんのこともとても心配で、クラスターにならないように、最善を尽くしてやっているのだと、どの団体も思います。なので、そういうね、団体の決断で大会中止になったとしても、そこはわかっていただきたいということだと思います。どの団体でも。私が治ったからってまたもうならないとは限らないので、またもしかしたらそういうこともあるかもしれない。2度目はないよね? 私ね。ずっとマスクつけてる。なので、みなさんも本当にコロナはまだ熱とか体調は悪くなってなく、味覚障害と嗅覚障害だけなんですけど、まだそれは完全に治ったわけじゃないんですけど、コロナはなくなったんですけど、(後遺症が)残る人はたくさんいるので、もうちょっとしたらちゃんと戻ってくると思います。なのでぜんぜん心配いりません! ありがとうございます。こんな泣いたりしましたが、本日全4試合、みなさん応援よろしくお願いします!」
1、スクランブルwave(20分1本勝負)
○優宇&響(15分2秒、エビ固め)桃野美桜●&梅咲遥
※ラストライド


第1試合は優宇&響vs桃野美桜&梅咲遥によるタッグマッチ。桃野&梅咲がドロップキックで奇襲を仕掛けてゴングとなる。早速、ダブルのクロスボディーを放つ桃野&梅咲だったが、優宇&響がキャッチ。串刺し攻撃でやり返す。

優宇vs桃野へ。ヘアホイップを狙う桃野だったが、優宇が髪の毛で投げ飛ばす。続く響がボディースラム。ロープに走るも、梅咲が妨害。そのまま梅咲も出ていき、波状攻撃からのドロップキックで挟み撃ち。
梅咲が低空ドロップキックで追撃。逆片エビ固め→リバース・インディアンデスロック→弓矢固めへ。響もボディーシザースで攻守逆転。スピニング・トーホールド、ボディースラムで叩き付ける。

かわった優宇が串刺しバックエルボーで追撃。そこから腕十字へ。耐えられると、腕へのセントーンを放って響と交代。響はガットショットを叩き込み、ボディースラムで叩き付ける。すぐに優宇に戻す。

梅咲は小刻みエルボーからドロップキックを連発。走る梅咲に、優宇が旋回式サイドバスター。セントーンを放つが、かわした梅咲がドロップキック。ロープに走るも、響が足止め。優宇がボディーアタックで飛び込む。続くセントーンはカウント2。
チェンジした響がショルダータックルで追撃。エルボーのラリーとなる。響もボディースラムで叩き付けたあと、ファイアーマンキャリーで担ぐも、梅咲が回転エビ固めに切り返す。十字架固めでカウント2。さらにドロップキックを放ってカバーする梅咲。キックアウトされるとキューティースペシャルを放って、桃野にタッチ。

まず桃野は控えの優宇を牽制したあと、響に低空ドロップキック。猫騙しのようなフェイントを入れてのドロップキックでカウント2。そして卍固めへ。

耐えた響も串刺しスピアを連発。桃野がキックアウトしたところで10分経過。響はカミカゼからコーナーへ。桃野が飛び起きて、食い下がる。ヘッドバットで振り払った響がミサイル発射。カウント2。ラリアットを放っていく。これもカウント2。かわった優宇がショルダータックルで追い打ちをかける。逆水平チョップをお見舞い。
一方、桃野もコーナーを使ったブーメラン・ボディーアタックへ。キャッチされるとスイングDDTに切り返す。ここで優宇&響がダブルを狙うが、桃野がかわす。逆に梅咲との波状攻撃へ。ダイビング・ボディープレスを投下。JKボムを狙うが、響がブレーンバスターで妨害する。

すかさず優宇はドロップキック。響の串刺しスピアを挟んで、キャノンボールを投下する。さらに優宇はラストライドの体勢。これを着地でかわした桃野。梅咲が助っ人に入るが、優宇&響がサンドイッチラリアットで梅咲を排除。優宇は桃野にイッポンを決めるが、これも返されると、もう一度ラストライドへ。これが完璧に決まり、勝負あり。
2、ヤングwave(15分1本勝負)
○青木いつ希(10分4秒、片エビ固め)網倉理奈●
※ラリアット


ショーンキャプチャーの青木いつ希と、アクトレスガールズの網倉理奈がシングル初対決。網倉が先に「ヨロシクお願いします!」と大きな声。ニヤリと笑った青木がさらに迫力のある声で返して握手。

ロックアップから青木が押し込む。網倉が体勢を入れ替え小刻みエルボー。そしてショルダータックルで向かっていく。倒れない青木。網倉が「お前が来い!」と言い返すと、青木が豪快ショルダータックルでなぎ倒してみせる。
主導権を握った青木がコーナー下に網倉を押し込みプレッシャー。張り付けボディーアタック、後頭部へのダブルニーアタックで追い打ちをかける。そして逆片エビ固めへ。なんとか網倉がロープ。

網倉が逆水平チョップを仕掛けると、青木はエルボー弾。青木は「いいね、いいねぇぇぇ」と痛いのを我慢しながら、受けて立つ。

青木のエルボー弾をかいくぐった網倉がショルダータックル。続けざまに雷電ドロップ。ボディープレスは青木がかわす。

攻勢に転じた青木が、フェースクラッシャー、ボディープレス、ダブルニードロップを決める。キックアウトされると逆エビ固めへ。

なんとか網倉がロープ。網倉はボディーアタック、ショルダータックルで反撃開始。ボディープレスは両ヒザでブロックされるも、後転倒立からのボディープレスを決め、サンセットフリップを投下。さらにコーナー下に青木をセットするも網倉だったが、青木が阻止。
流れが変わり、青木はブレーンバスターの体勢。これを首固めに切り返した網倉が、丸め込みを連発する。いずれもカウント2。ならばと走る網倉だったが、青木がカウンターのバックフリップ。ラリアットと畳みかけて勝利。
3、メモリアルwave~COUNTDOWN LONG BEACH・17日~(20分1本勝負)◎○米山香織&チェリー(14分14秒、エビ固め)HIRO'e●&高瀬みゆき
※ダイビング・千豚♪


HIRO’e引退までのアディショナルタイムは残り17日に。今大会では、17年8月にHIRO’eがはじめてWAVE認定タッグ王者となったときの相手・ゴキゲン☆BBA(米山香織&チェリー)との対戦となった。HIRO’eが対戦を希望していた相手ではあるが、新生waveになってからは、フリーの選手を招集しないという方針だったこともあり、実現が不可能と思われていたカードだ。そして、HIRO’eのパートナーは、エスペランサとしてタッグを組んでいた高瀬みゆきが務めた。なおこの試合は、技の名前を言ってからではないとフォール、ギブアップが認められない戦隊モノwaveルールでおこなわれた。
試合前、米山が「私、このルールはじめてだけど、頑張るぞー!」と気合を入れると、HIRO’eが「私、このルール毎回出てるから、任せておけ」と先発。この組み合わせでスタートとなる。リストロックとハンマーロックの取りあい。ヘッドロックにつなげた米山。しかし、タックルや逆さ押さえ込みは名前を言い忘れて、カウントが遅れてしまうというミス。
続いてチェリーが出ていき、BBAがダブルのクローズラインを決める。そしてチェリーは「首を絞めるぞ」「髪を抜くぞ」と堂々と反則三昧。さらには馬乗りパンチを連打する。そして、「新しい技、二回転ムーンサルトーーー!」を予告!? 大技の告知に会場は大いに沸くも、チェリーは米山に無茶ぶり。米山が躊躇しているところにHIRO’eが「できないだろうが!」と突き落とす。チェリーが「恥かかせやがってぇ!」とHIRO’eをお仕置きのハンマースルー。だが、HIRO’eが焼豚で切り返す。カウント2。
続く高瀬はドロップキック、エルボー連打で反撃。そして、串刺しラリアットを狙う。かわされるとガットショットからのラリアット。逆に米山がかわすも、高瀬がカウンターのパワースラム。そして、猛ダッシュからのギロチンドロップにつなげる。

米山は変形卍固めを決めるも、名前がわからずギブアップは奪えず。これが戦況にも響き、流れが変わる。エスペランサのトレイン攻撃が決まり、エスペランサは戦隊モノ風なアピール。すかさず高瀬がカバーするもカウント2。
一方、米山もモンゴリアンチョップからぐるぐるパンチ、クロスチョップをお見舞い。かわったチェリーがヤングボディーブロー、ヤングバックブロー、ヤングクラッシャーからカバーするも、Tommyレフェリーはヤングではないことを理由にノーフォール。逆に高瀬がヤングチョップ、ヤングエルボー、ヤングクラッシャーからカバーする。ためらうTommyレフェリーは、オーディエンスに答えを求める。オーディエンスの答えは…NOヤングだった。高瀬は「おい、ちょっと待てよ」と観客に抗議するも、背後からチェリーがスクールボーイでカウント2。そして、チェリーは熟女が熟女にドーン!を決める。キックアウトされると、掟破りのカミカゼを狙うが、これは高瀬も阻止。
DDTを放った高瀬が「こっちが本家だ!」とカミカゼを放っていく。カウント2。「決めるぞ!」と意気込みブレーンバスターを予告。米山がカットに入る。

ゴキゲンバスター(ツープラトンのブレーンバスター)を狙う米山&チェリーだったが、高瀬が堪えるとHIRO’eが合流。エスペランサバスター(ツープラトンのブレーンバスター)で切り返す。

続くHIRO’eがドロップキック、低空ドロップキックを決める。そして、ブレーンバスターでカウント2。ノーザンライトSHは不発に終わるも、すぐに串刺しスピアを放っていく。カウント2。

ここでチェリーとHIRO’eのエルボー合戦。

チェリー「強くなったな!」
HIRO’e「お前も強くなったな」

チェリー「今日はありがとな」
HIRO’e「私もうれしいぞ!」

チェリー「HIRO’eが引退したら寂しいぞ」
HIRO’e「これからも会ってください」

チェリー「当たり前だろ。かわいい後輩なんだから!」
HIRO’e「大好き!」

と口撃もラリーに。するとチェリーが「お前、私からフォール取ったことなかったよな? わかった、来い!」と仰向けになる。HIRO’eは「チェリーさん、大好きです!」とカバーいくも、チェリーが首固め。カウント2。
ストンピングを連発するチェリー。ロープに走ると、HIRO’eがスピアで迎撃する。そして、地獄へようこそ!に移行するも、高瀬がカット。

今度はダブルを狙うエスペランサだったが、チェリーが分断。続いて米山がセントーンを投下。ジャーマンの体勢に入るが、回避するHIRO’e。串刺しスピアを狙うが自滅。ここでBBAはゴキゲンBBAの体勢。HIRO’eがかわして、チェリーにチンクラッシャー&米山にはセントーンを同時に決める。

高瀬のギロチンドロップを挟んで、サクラ落としへ。キックアウトされるとジャーマンSHへ。これも返されると、バックドロップを予告するHIRO’e。米山が丸め込みで切り返す。応酬となるがいずれもカウント2。走る米山に高瀬が追走式ラリアット。すかさずHIRO’eが裏カサドーラからの丸め込みへ。カウント2。エスペランサはエスペランサダイナマイト(サンドイッチラリアットと同型)を狙うが、同士討ちに。逆にBBAがゴキゲンボンバー(サンドイッチラリアットと同型)からのゴキゲンどっこいしょ!(ダブルの大外刈り)。さらにゴキゲンBBA(米山のセカンドからの千豚♪→チェリトーンボム)と畳みかけ、米山がダメ押しのダイビング千豚♪でトドメを刺した。
4、プレミアムwave~MIYAZAKI is BACK~(30分1本勝負)
野崎渚&○宮崎有妃(23分46秒、外道クラッチ)旧姓・広田「元」エリザベスさくら●&桜花由美


8月3日に異変を感じ、8月5日にコロナウイルス陽性の診断を受けた宮崎有妃が今大会より活動を再開。オープニングで宮崎が話したように慎重に慎重を喫したうえでの復帰となった。その宮崎のパートナーを務めるのはレジーナの野崎渚(チーム名:KUSO ONNA NIGHT)。宮崎がもっとも信頼を寄せる後輩である。対するは、桜花由美&旧姓・広田「元」エリザベスさくら。なお、広田はディアナ8・30新木場でWWWD世界エリザベス王座から陥落したばかり。リングコールに“元”を付けられ、明らかに落ち込んだ様子でリングへ。
その広田が先発し、宮崎を指名。スタートは「奇跡」対決でゴングが鳴らされる。

2人はしばらくにらみ合ったあと、広田が「時は来た!」と場外に繰りだそうとする。だが宮崎が「場外は行かないよ…」と慎重な態度。広田も「すごい説得力ですね。やめましょう」と承諾。リング上に踏みとどまり、宮崎がハンマーロックで主導権を握る。広田も桜花とのトレイン攻撃を目論むが、宮崎がラリアットで迎撃していく。
続いて野崎が出ていき、広田にマシンガン式のブレイジングチョップ。広田の大げさな痛がり方に思わず噴き出してしまう野崎。気を取り直してカバーするもカウント2。すぐにリバース・インディアンデスロックからの鎌固めへ。堪えられると、顔面バン!で追い打ちをかける。

反撃に転じようとした広田だったが、セカンドロープに跳び乗ろうとして、足を滑らせ失敗。そこからリズムが狂ってしまう広田。調子を取り戻そうとした桜花が串刺しビッグブーツで流れを引き戻す。攻勢をかける桜花がロープ際でダブルニードロップを投下し、プレッシャーをかけていく。
一方、野崎もスリーパー、大外刈りでカウント2。かわった宮崎が串刺しラリアットにつなげる。2発目を狙うも、これは桜花がかわす。ならばと宮崎はガットショットからのビッグヒップへ。そして「カメラの準備をしろーーーー!」と、桜花に恥ずかし固めの体勢。だが、寸前でリリース。「恥ずかし固め祭りだー!」と、ファンへの大サービス。手当たり次第にセコンドにいる若い選手を辱めるという戦法に出るも、自ら進んでリングに上がる米山、チェリーはスルー。客席の笑いを誘う。結果、野中リングアナまで餌食となるなか、最後は野崎! すると両サイドで桜花&広田がエアーの恥ずかし固めで参加。ファンを楽しませた。
試合に戻り、桜花&広田がダブルの攻撃。ダブル・フェースクラッシャーから、桜花がカカト落としにつなげてカウント2。宮崎も片足ドロップキックでやり返し、野崎と交代する。

野崎は桜花に野崎式串刺しビッグブーツ。桜花もワキ固めからの羽折固めへ。耐えた野崎がビッグブーツで反撃を試みる。かいくぐった桜花がビッグブーツでカウント2。広田にタッチ。
広田は野崎にボ・ラギノール、フェースクラッシャーを放つと高田純次の体勢。野崎がガードすると、久々に「お前がやるということかーーー!」と仰向けとなる。しつこく迫るも、野崎は「やるか、バカ!」と拒絶する。

逆に野崎がおしゃれキックを放つと、宮崎が場外助走からの片足キックを決める。すかさず野崎のミサイルキックでカウント2。ダブルニーアタックでカウント2。仕留めにかかる野崎だったが、助けに入った桜花がカウンターのネックハンギングボムで広田のピンチを救う。広田が619からロープ渡りへ。
アームホイップを鮮やかに決めると、客席は大盛り上がり。そしてへなーらサンセットの体勢に。これを切った野崎がスリーパー狙い。広田も切り返しスリーパーで捕獲。なんとか脱出した野崎がザキゴエでカウント2。そして宮崎と交代。
広田は宮崎にスイングDDT。トペ・スイシーダで追撃する。コーナーに登る広田。これは野崎が足止め。宮崎との合体パワーボムを狙うが、これは未遂。ならばと宮崎は広田を担いで桜花に投下。そしてえびす落としへ。カウント2。ならばとムーンサルトプレス狙うが、かわした広田がシャイニング・ウィザード。
野崎のビッグブーツは宮崎に誤爆。すぐさま広田がウラカンラナから丸め込むがカウント2。そこからエビ固めの応酬となる。そのたびに桜花と野崎がビッグブーツでお互いのパートナーをアシスト。蹴られまくった広田と宮崎はダウン状態。
なんとかカウント9で立ち上がった宮崎と広田。宮崎のショートレンジラリアットはカウント2。広田のへなーらサンセットも未遂に終わる。
広田も宮崎のえびす落としを切り返そうとしたが、崩れて失敗。ふらふらドーンもカウント2止まり。ならばと宮崎はグリグリ目突きから首固めへ。返されると、外道クラッチにつなげて3カウント! リング復帰&完全復活をアピールした。
●エンディング
桜花「宮崎さん、復帰おめでとぅ! 帰ってくるの、待ってました。これからもヨロシクお願いします! えー、ここで会長から重大な発表があります。会長お願いします」

二上美紀子会長「まいど! 本日はご来場ありがとうございます。実数とか言っておく? えーっと、本日の観客動員数は、84人! はい、ありがとうございます×3。もう少しだけ、もう少しだけ頑張りましょう。ハイ、宮崎、お帰り。よかったです。あのー、味覚と嗅覚がないとか言うから、次現れたときは野崎くらい痩せてたらどうしようかなと思いまして、でも元通りなんでよかったです! はい。えーっと、本日はちょっと悲しいお知らせが一つと、嬉しいお知らせが一つと、もの凄くうれしいお知らせが一つあります。ここから私がしゃべることはじゃんじゃんTwitterに上げてください。いいですか? 10秒はOKですからね。いきます。まず悲しいお知らせからいきます。えーっと、本当に残念なんですが、今年Catch the WAVEやりません! コロナのせいです。すべてはコロナが悪いです。今年はキャッチやりません。第12回目? 12回目は来年、2021年に持ち越しになります。で、もう一つ。うれしいお知らせ。10月、11月、12月、あと4カ月となりますが。9月もやります。毎月新宿FACE大会を開催することになりました。新宿FACEのほうで、なかなか週末が取れないので、週末、新宿FACE大会をやります。日程は今日の夜、桜花さんがリリースを発表すると思うので、それをご覧下さい。9月6日に12月まで売ります。そして、スペシャル重大ニュース。ちょっとうれしいよね。かなりうれしいよね! うれしいよー。5年待ちました。えーっ、waveに新人が入ります! それで本日、見に来ております。本日来てます。なので、リングに上がって挨拶してもらいましょう。どうぞ」
客席から入団希望の新人がリングへ。

ツカダ「ツカダシズクと申します。わからないことだらけなので、先輩に教えていただきながら頑張ってやっていこうと思いますので、みなさんよろしくお願いします」
二上会長「えっと一応、言っておきます。恥ずかし固めはしてもいい年齢です。そこまでしか言えません。ちょっと10月以降にまた姿を現します。ちょっといまやってる仕事のほうが10月くらいに終わるので、それをキッチリ整理してから、ちゃんとwaveに入団をしてくれるということなので、HIRO’eがアウト、塚田さんイン! そういうシステムです。HIRO’eちゃん1回入って、7人で撮っておこう。みなさんこことシャッターチャンスです(と記念撮影)。じゃあ、早くデビューできるように仕込みたいと思います。今後もよろしくお願いします。5年かかりましたよ、ハイ。じゃあ、これでOKですね。(コソコソしゃべっていた野崎、宮崎、HIRO’eを注意したあと)締めていいです。以上、重大発表でした。ありがとうございました」
広田「ちょっと待ってもらっていいですか? いいことたくさんあったんですけど、キャッチなくなるじゃないですか? 私、今年のキャッチ、私しかいないと思っていて、波女になるのは。それで、もうレジーナになってる体でいたんですよ。そのために秘策とか時間をかけていろいろ考えてたんです、具体的に。それでなくなったというのは、しょうがないですまされないのが私の中であるので、レジーナに挑戦させてくださいよ。私のキャッチにかける思い、それが無くなって…。みなさんもうすうすソロソロ広田くんじゃねって思ってませんでした? 挑戦させてくださいよ!」

桜花「おい」

広田「うるせ、ババア黙れ!」

桜花「オメーのほうがババアだろうが。うっせーよ。オメーがババアなんだよ。本当に、お前、今日負けただろ!」

広田「お前が助けに来なかったからだろうが!」

桜花「私も波女、3回目なる予定でした。そしてレジーナに今年、3回目のレジーナになる構想はできてたの。なので、私がレジーナに挑戦します」

広田「私のほうが先に言いましたー」

子供ような言い合いを続ける桜花と広田。
野崎「まあ、まあ、まあ、まあ、あの一ついいですか? 広田さん、レジーナ、私なんですよ。会長に向かって何言ってるんですか? まあ桜花さんは最後の最後、私を見てくれました。ありがとうございます。広田さん、桜花さん、キャッチに対する思いあって、レジーナ挑戦する! とてもいいことだと思います。ただ、広田さん! 広田さんのキャッチに対する思い、きっと並々ならぬ思いかなと。最初にマイクを持った時点でそうなんだろうなと。すごく心、打たれました。なので今回は広田さん、やりましょうよ」

広田「スゲーな。うれしいな。スゲー! ありがとう。ちょっと本当マジありがとう。だけど、それ大丈夫? もうここに(肩にベルト)なくなるけど。だし、だし、私ちょっといまリングネーム「前の」みたいになってて、今日も旧姓・広田「元」エリザベスさくらとか、本当にフワフワした感じでいるので、せっかくだから挑戦して、チャンピオンになった暁には、旧姓・広田レジーナさくらになりたいと思います! それくらいベルトを愛してるの、私は!」

野崎「持ってないのに?(苦笑)」

広田「持ってなかったら愛しちゃいけないんですかーーー?」

野崎「大事なベルト、絶対渡しません!」

広田「レジーナになるんで!」

二上会長「いいですか? その子供のケンカ止めていいですか? ウチはレジーナに権限あるあるみたいなんですけど、そうですね。一番、でも権限あるのは私なんで、私が日程、決めていいですか?

広田「それはもう」

二上会長「日程決めるんですけど、広田のそのリングネームでレジーナ取ったら、旧姓・広田レジーナさくらでええよ。レジーナ取られへんかったら、広田にしよう」

広田「なんでですか! 旧姓も広田もなく?」

二上会長「アンタの名前をバナー作るとき長いねん。響なんか一文字やぞ! アンタのせいでまわりの人の名前の大きさがちっちゃなるねん。だからできれば広田、にしてほしい」

広田「広田、ですか? 私、結婚してるんで、実は存在しない名前になるんです。存在してない…。せめて旧姓…」

二上会長「旧姓・広田さくらに、戻る? だからレジーナ取ったら、レジーナ入れていいですよ、いいですよ。いいですか、それで」

野崎「名前はどうでもいいんで、日程」

二上会長「えーっと、9月6日にやりましょう。早いけど、18日に試合決まってるでしょ?」

野崎「そうですね。9月6日で」

広田「いいんだな! すぐだけどいいの?

野崎「ぜんぜん、むしろいいんですか?」

広田「いいですけど!」

野崎「じゃあ9月6日でレジーナやりましょう」

広田「やりましょうよ!」

二上会長「9月6日はレジーナね。宮崎は、例のカード。やりたがってた。あれは近々やります。9月中です。ちょっとだけ待っててください。じゃあ今日は宮崎さんに締めてもらいましょう」

宮崎「みなさん、本日はどうもありがとうございました! やっぱりリングの上は楽しいです。ね、桃野! えーーと、次は9月6日新宿FACE! まさか、私ちょっとうれしすぎて、ついていけなかったんだけど、私はこないだ挑戦したし、静かにしてます。頑張ってね! 応援してます。野崎も。そうだよ。2人とも応援してるよ(桜花が広田を睨み付けると、危険を察知した宮崎が並び順を変更)そうですね。いいですね、こんな…いいね。いいよ、いいよ。(HIRO’eが最後の新木場であることがわかる)HIRO’eちゃん最後の新木場だ」

広田「忘れ物しちゃダメだよ、絶対(とHIRO’eが前回忘れ物したことをカミングアウト)」

宮崎「HIRO’eちゃん、最後の新木場、みなさんご来場ありがとうございます! 個人的に誰かに恥ずかし固めやろうと思ってたけど、結果、祭りになってよかったと思います。ありがとうございました。それでは、いきますか。これが、waveだーーー!」
●宮崎バックステージ
——とりあえず復帰して、ホッとしたのでは?
宮崎「ホッとしました。なんか本当に、前のみんなの自粛期間あったじゃないですか。あれよりもこの1カ月が、1カ月はないんですけど、長かったですね。熱とかはなかったんですけど、いつ急変するかもわからないとか。結果、熱も出ず、体調も悪くなく、味覚障害と嗅覚障害だけで終わったんですけど、前は夜にランニングとかも行ったけど、いまは本当に出なかったので、家の近くに住んでる知人や、桜花とか、広田も野崎もみんなオートロックだけ開けてくれればドアノブかけますよって」

——置き配みたいな?

宮崎「そう。食べるものとかは困らなかったっていうか。何も食べたくない感じだったので、何も困ることなく終えたんですけど…。なんかでも、『しょうがないことだから謝らなくていい』ってすごくいろんな人に言われたんですけど、OZさんとか、PURE-Jさんとか。ね、迷惑かけてしまったので、みんな先輩にわーって連絡して、みんなやさしくて…」

——今日リング上に上がって、言葉に詰まった部分もありましたが。
宮崎「やっぱり、ちょっとみんながコロナをすごい認識してるわけじゃないから、嫌がられるかなってちょっと思ってたんです」

——人前に出ることがですか?
宮崎「そうそうそう。結局、PCRの再検査して陰性って出るまで、自宅療養は13日に解除になったけど、やっぱり出れなかったです。3日に症状が出て、4日検査して、7日に検査結果が出て、陽性でしたって出て。そこから3日に異変を感じたから、そこから10日は絶対出ちゃいけなくて、13日から出ていいってなって。まだコロナはいるけど、微量で人に移すほどの強さはないって言われたんですけど…。あ、でもいるんだと思うと、なんかなくなるまで、微量でもなんかあったらダメだから、で、再検査は25日にしたのかな。26日に陰性ってわかったんだけど、それまでも用事というか、なるべくwaveのお仕事も、まだ微量はいるから私の味覚障害も治ってないので、いまも。なので、わからないじゃないですか。だから不安で。だからもうね。コンビニ行くのもマスクして、小さいタオルで押さえて行ったりとか。それを13日から25日まで1回コンビニ行くくらいしか出なかったです、やっぱりこわくて。なんかあったら…と思って。で、桜花と一緒に付いていってもらって検査を受けたら陰性だから、やっと出られるんだと思って。やっとホッとしたというか。でも、なんか私は自宅だったけど、違う区とかは同じ症状でも入院とかあるから、自宅にいれてよかったなとは思いますけどね。入院とかだと気も病んじゃう気がする。でもなんか、その13日までですよね。いろんなことに対する……申し訳ない気持ちで……。でも、本当に誰がかかるかわからないし。私はちゃんすも出てるから、気をつけてた。すごく気をつけてたんですけどね…。名前公開するのも…」

——一番に名前が出てしまうことになりました。
宮崎「そうなんです。いいんです。だって名前を公開しなかったらみんなに迷惑かけちゃうから、『誰だ? 誰だ? アンタ?』みたいになっちゃうじゃないですか。それはイヤだったし。なんか、いません? どこかでアイツ見たよ、みたいな。広田見たよとか言われても。(推測で言うのは)そういうのはよくない。私はすべてをさらけだして、これくらいでこうなります、これくらいだったら復帰できますとかやって、ちゃんとみんなに伝えたかったです。でもその、本当は13日に自宅療養解除になったら普通の人は検査も受けずにOKなんです。保健所にも受けなくていいですって言われたけど、私はみんなの前に出る仕事だから、ちゃんと陰性っていう言葉をみなさんに知らせたいからもう1回受けただけで、いまコロナになってる人がもう1回再検査というか、『宮崎は受けてたから受けろよ』っていうのは間違った認識なので、もう受けなくてもいいんです。だから普通の人はしないでOKで大丈夫なんですよっていうことは伝えたいですね。私はどうしてもその証がほしかったから。もちろん実費で受けてやったんだけど、私がコロナに対して、普通はやらなくてもいいけど、特別やったのは特別で、それを正しい認識ではなく、だから『アイツはやったんだからやりなよ』って強要はしたくない」

——でも、今日終わったので、肩の荷が下りたというか。これから
宮崎「広田の自主興行と、桃野復帰戦の対戦相手。復帰戦って大事だと思うので。それとHIRO’eちゃんの引退興行がね、伸ばしてしまったので……。だから今日終わって、パッと目についたのが桃野で、あの子、復帰したばっかりで楽しさをきっとわかち合ってる2人なのかなって」

——二上会長の感じだとこのあと楽しみなのカードが待っているそうなので。
宮崎「そうですね! そのカードのことも、今日のことがいっぱいすぎて忘れてました。うふふ」