2019.07.27

プロレスリングwave Phase2 『大阪ラプソディーvol.46』

none
1、対戦カード決定バトルロイヤル(時間無制限勝負)
○有田ひめか(15分23秒 ギブアップ)HIRO'e●
※アルゼンチンバックブリーカー
※勝った選手順に抜けて行きくじを引き、書かれた番号の試合に入り当日の対戦カードを決定する。
▼勝ち抜け順
野崎渚、沙恵、水波綾、志田光、青木いつ希、桜花由美、旧姓・広田さくら、高瀬みゆき、宮崎有妃、有田ひめか
none
2、3wave(15分1本勝負)
○桜花由美(10分16秒 エビ固め)沙恵●
※ビックブーツ。もう1人は野崎渚

none
3、シングルwave(15分)
△高瀬みゆきvs有田ひめか△
none
4、シングルwave(15分)
△宮崎有妃vs旧姓・広田さくら△
※15分間戦い続けて高瀬vs有田の試合と宮崎vs広田のどちらのシングルが良い試合だったか、お客様の拍手で勝敗を決める対決。
お客様の拍手が微妙に同じぐらいだったので、ドローとなった。
none
5、タッグwave(20分1本勝負)
水波綾&○HIRO'e(14分45秒 片エビ固め)志田光&青木いつ希●
※ムーンサルト・プレス
2019.07.15

『Catch the WAVE 2019~波女決定リーグ戦決勝~

日時
7月15日  月曜・祝日
時間
開場11:15・開始12:00
観衆
308人
◎オープニング
7月15日に新生waveが新宿FACEにて「Catch the WAVE 2019~波女決定リーグ戦決勝~」を開催。

大会前の選手入場式では、志田光とシングルマッチをおこなうHIRO’eが「みなさん本日は3連戦の最終日、ご来場ありがとうございます! あ、3連戦? 3連休の最終日……ふふ。えっと、本日Catch the WAVE2019が終わり、今年の波女、第14代レジーナが決まります。私はそのレジーナと8・12後楽園でタイトルマッチをすることが決まっています。だから今日は志田光に胸をかしてやりたいと思います。なので志田光は全力で向かって来てくれたらいいなと思っています。全試合、選手全員気合込めて闘いますので、みなさん応援お願いします!」と挨拶した。
1、チャレンジwave(10分1本勝負)
①○桜花由美(6分46秒、片エビ固め)Maria●
※ビッグブーツ
②○桜花由美(6分57秒、片エビ固め)梅咲遥●
※ビッグブーツ


今年のCatch the WAVEは予選敗退となってしまった桜花由美。今大会では、ヤングブロックで活躍したマーベラスのMaria、ディアナの梅咲遥とシングル2連戦をおこなった。

まずはMariaが挑んでいく。スタートからMariaは桜花に挑発的な態度。
ドロップキックで仕掛けて行く。ボディースラムを狙うが、逆に桜花が叩き付けてカウント2。すぐさまMariaは串刺しエルボーの体勢。これをビッグブーツで迎撃した桜花は串刺しビッグブーツでお仕置き。その後も桜花はラフファイトを展開し、Mariaをいたぶっていく。

劣勢のMariaだったが、その場ドロップキックで流れを変えると、キャメルクラッチでお返し。耐えられると小刻みに桜花の顔を蹴っていく。
すべて受け止めた桜花はエルボー弾。そしてビッグブーツでやり返す。もう一発狙うが、かいくぐったMariaが丸め込みの連発や押さえ込みの連発で勝利への執念を見せる。

だが、桜花も冷静だった。すべてをカウント2で切り抜けるとカカト落としで攻勢。すぐさまビッグブーツを叩き込み3カウントを奪った。
続いて梅咲が登場。選手コールが終わるやいなやドロップキックで飛び込んで行く。そして得意のラ・マヒストラルでカウント2。その後も丸め込みを連発していき桜花を追い込む。そしてリバース・インディアンデスロックへ。耐えられると弓矢固めに移行する。

耐えた桜花が串刺しビッグブーツで反撃開始。エルボー合戦を挟んで、桜花がランニングエルボー弾。バックドロップを狙うが、梅咲が体勢を入れ替えていく。

躍動する梅咲はクロスボディー3連発。キックアウトされるとさらにボディースラムで叩き付ける。ミサイル弾から押さえ込みを連発するが、いずれもカウント2。
桜花のブレーンバスター、ビッグブーツを丸め込みに切り返す梅咲。ラ・マヒストラルに持ち込むが、カウント2止まり。

丸め込みの連続に苦戦する桜花だったが、クロスアーム式DDTを放つと「終わりだ!」とカカト落とし。キックアウトされるとビッグブーツへ。これを梅咲が返すと、ダメ押しの一撃で貫録勝ちを収めた。
2、エボリューションwave(15分1本勝負)
○志田光(12分13秒、エビ固め)HIRO'e●
※魂のスリーカウント


8・12後楽園でのレジーナ挑戦が決まっているHIRO’eがアメリカに飛び立つ志田光を相手に調整マッチ。戦前より「胸を貸す」発言をしていたHIRO’eは、志田を相手に本当に胸を貸すことができるのか!?

最初に主導権を握ったのはHIRO’e。アームロック、アームホイップで試合をリードする。髪の毛をつかみ合ったあと、HIRO’eがフェイントのからのボディーブロー。志田をロープに張り付け突進するも、志田がカニばさみ。ロープ際にHIRO’eを転倒させると場外助走からのジャンピング・ニー! さらにはキャメルクラッチ+鼻フックでお返しする。
バイト攻撃で脱出したHIRO’e。すると「手を抜いてんじゃねーぞ。竹刀使えよ!」とあえて挑発していく。志田が竹刀を持ち出すと、これはTommyレフェリーが阻止。その隙に竹刀を奪ったHIRO’eが志田を殴打。そして串刺しスピア、逆エビ固めで捕獲。ロープに逃げられると低空ドロップキックで追撃する。
劣勢を強いられた志田だったが、ブレーンバスターでお返し。HIRO’eもすぐに同じ技でやり返し、ミサイル発射。志田も延髄斬りで応戦するが、すぐにHIRO’eもスピア→ジャーマンSHにつなげる。さらにムーンサルトプレスを放ったが、寸前でかわした志田が至近距離からのヒザ蹴り。
手つなぎ状態のエルボー合戦から、志田がフランケンシュタイナー。そしてランニングニーで攻勢。残り5分となり、志田がファルコンアロー。

キックアウトしたHIRO’eが丸め込みを連発していく。ならばと志田は目突きを放つが、HIRO’eが逆に首固め。続く裏カサドーラは失敗に。

これで再び攻勢に転じた志田が雪崩式ブレーンバスター→スリーカウント→魂のスリーカウントと畳みかけて快勝を収めた。
3、DUAL SHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<王者組>○宮崎有妃&旧姓・広田さくら(6分18秒、外道クラッチ)高瀬みゆき●&有田ひめか<挑戦者組>
※第23代王者組が初防衛に成功



2018年12・29後楽園にて桜花由美&桃野美桜(Boss to Mammy)を破り第23代王者組となった宮崎有妃&旧姓・広田さくら組(奇跡)。その後、waveが3カ月間の活動休止に入ってしまったため、その間のタイトルマッチはお預けに。待ちに待った初防衛戦の相手は、6・19新木場で両リン裁定となり、タイトル挑戦を表明してきたアクトレスガールズの高瀬みゆき&有田ひめか組(The Beginning)だった。
スタートから気合が入りまくっている高瀬。あまりにもハイテンションだったため、味方の有田が引きずるようにして自コーナーに連れ帰る。

試合は有田が先発するも、ゴングが鳴らされると高瀬はリングを降りて場外戦モード!? そのテンションの高さに、ほかの3選手は無視を決め込む。

リング上では試合が進み、奇跡が有田に波状攻撃。一人でしのいだ有田が宮崎にショルダータックルで反撃。逆エビ固めで捕獲するも、これは広田がカットする。
ここで高瀬が出ていき、「場外に落ちろ!」と宮崎にミサイル発射! まんまと宮崎は場外にころげ落ちるも、広田が高瀬を足止め。そのまま高瀬がつかまり宮崎がムーンサルトの体勢。これを有田がアルゼンチン・バックブリーカーで阻止するも、有田に広田がボ・ラギノール。
その間に宮崎が復活し、高瀬にパワーボム。高瀬も切り返してカウント2。ヒヤリとした宮崎だったが、高瀬&有田に両腕ラリアット。場外に落ちたBeginning勢に広田がトペ・スイシーダで追撃する。
そして広田は有田を連れてバックステージへ。リング上では、高瀬VS宮崎が繰り広げられる。宮崎のエルボー弾が決まり、リップロックからの首固め。カウント2。ならばと外道クラッチの体勢。これは読んでいた高瀬だったが、再び切り返した宮崎が外道クラッチでクルリ!
その直後にバックステージから戻ってきた広田と有田は、ただただ呆然……。
◎試合後のマイク
高瀬「ちょっと待てー! なんだこの試合は!×2。ウチは今日はまだ恥ずかし固めもカンチョーも、なんなら場外も行ってないよ。見よ、この2人の美しい顔を! 知ってるのか、私は今日のために1個1000円もするシャンプー、リンス、コンディショナーと、メイク落とししっかり揃えてきた。ボ・ラギノールも持ってきたんだよ! お前ら、こんな試合で満足なのかよ!」

宮崎「いや……そうやって凄い来られると、なんか引くっていうか。逆に絶対行かないぞって思ったしね」

高瀬「私がこういう人間って知ってるだろ!(広田に向かって)わかってんだぞ! その口の中にあるだろ!」

広田「ないよ」

高瀬「さあ思う存分やるがいい!」

グリーンミストを待ち構えるが、広田は高瀬ではなくセコンドが出したバケツに吐き捨てる。

高瀬「なんでだよーーーー!」

広田「あのな、今日はタイトルマッチ。お前はベルトを取りに来たのか、緑になりにきたのか、どっちだ!」

高瀬「み…、みぃ…、みっ(有田が止めに入る)ベルトに決まってんだろーーー! しょうがなくない!×2。確かにちょっと、ちょっとだけおいしい気持ちを捨てきれなかったのは……。ですが、反省してます!」

広田「もう遅いから」

高瀬「いえ…ねっ、ひめか。私たち今度はベルトオンリー。ベルトだけを取りにいきますので、もう1回やらせてください!」

広田「……こんなに言ってるんでって思うんですけど、そんなに引き延ばすことでもないと思うので直近で8月の? 12日の? 後楽園ホール、カードあいてますかね?(宮崎に確認)あいてるって。後楽園、じゃあそこでまたタイトルやってあげましょうか」

高瀬「よっしゃーーー!」

有田「ちょっと待って。ちょい待って×2、待て、待て。私、今日何もしてない。知らない間に試合終わってて、暴走して…。こないだのwaveさんの大会で覚醒したっていろんな人に言われて、今日ひとつも覚醒してない。だから8月12日は覚醒した有田と暴走した高瀬で絶対にそのベルト取りに行くんでよろしくお願いします」
◎インフォメーション
試合後、そのままリングに残った広田。

広田「煮え切らない思いではありますが、もう言ってしまったことなので、女に二言はないと言うことで8月12日、タッグのベルトをかけてアイツらと再戦やってやりますよ! ベルト取ったのは今日私たちなので……すみません、まだしゃべります。ここからは私の個人的な告知コーナーでございます。ご存じ10月1日、waveを買いとっての自主興行をやらせていただきたいと思うんですが、チケットは好評発売中でございまして、今日発表したいことがございます。なんと無事に志田にオファーをいたしました。それでは志田さん来てください!」

志田は広田興行のポスターを持ってリングへ。

広田「一部カードを発表したいと思います。こちらサブタイトル通り、志田よ永遠に。メインイベントで志田とシングルマッチやらせていただきます。言ってなかったよね。これが日にち的にもきっと私と志田の、ラストシングルマッチ。東京のコミカルラストマッチだと思います。ケンちゃん、(ポスター)2枚持ってきてるんでしょ?」

志田「2枚持ってきています(苦笑)。ありがとうございます。だってこれ(広田興行のポスター)私の鞄の上に置いてるから…、持って来ざるを得ない。私も自主興行やらせていただきます(と志田自主興行のポスターを出す)。10月15日が後楽園ホールでやらせていただきます。これ3連休明けの火曜日なんですけども、ぜひ来ていただきたいと思います。そしてこれの前日、10月14日、大阪でも自主興行やらせていただきます。これはですね、JOSHIPRO OSAKA ASSEMBLE。この3日間で8興行やるなかでウチも一つやらせていただきます。10月14日は大阪なので、15日ホールと2日連続でやらせていただきます。私もひとつ大阪のメインを発表しようと思って、今日……。ちょっとこの流れで言うのは非常に心苦しいんですけども、10月14日、こちらのメインイベントが志田光VS救世忍者・乱丸です」

広田「1日と、14日、15日で志田コンプリートということで。皆様よろしくお願い致します」

志田「ぜひ3興行ともよろしくお願いします。お待ちしています」

広田「チケットは今日も持って来てるんだよね? 私もじゃんじゃか売っていますので、皆様お買い求めください。以上告知コーナーでした!」
◎奇跡バックステージ
——おめでとうございます。
宮崎&広田「ありがとうございます」

——防衛戦はいかがでしたか?
広田「いかがでしたかっていうか、宮崎さんですよね」

宮崎「高瀬がね、もう圧が凄いんで、なんかアイツの思い通りに行かせなかっただけですね、ただ。場外行ったのですごく隙ができたと思うので」

広田「そういうところですよね。そういうところが負ける要因」

宮崎「そ」

——次回後楽園で再戦が決まったが。
広田「有田が『私ぜんぜん出てないですよ、覚醒してないですよ』と言ってましたけど、こっちだって私ぜんぜん出てませんよ、悪いけど。任せてください。フルメンバーで後楽園は、4人ちゃんと出場して試合をやって私たちは必ず勝ちます」

宮崎「はい」
◎The Beginningバックステージ
——残念な結果に終わったが。
高瀬「大変申し訳ございませんでした。でも、かわりに後楽園だから!」

有田「そうですね」

高瀬「そう。なんか雨降って地かたまる的な? そういうことですよね!? これぞ私の作戦だった!」

有田「本当ですか? でも次、取れば。次、逃したら……」

高瀬「私は言いません。オイシイものが欲しいなんて言いません。緑になんかならなくていい。カンチョーもいらない。恥ずかし固めもいらない。きれいな美しいままカッコよくあのベルトを取って、後楽園でチャンピオンの名乗りをあげたいと思います。次が本番!」

有田「はい」
4、CATCH THE WAVE2019優勝決定三つ巴戦(時間無制限1本勝負)
①○野崎渚<ビジュアルブロック1位>(8分7秒、レフェリーストップ)彩羽匠●<テクニカルブロック1位>
※ドルミルⅢ
②○水波綾<パワーブロック1位>(1分6秒、片エビ固め)野崎渚●
※ラリアット
③○彩羽匠(3分10秒、場外リングアウト勝ち)水波綾●
④○野崎渚(2分25秒、レフェリーストップ)彩羽匠●
※ドルミルⅡ
⑤○水波綾(5分18秒、首固め)野崎渚●
⑥○彩羽匠(6分30秒、片エビ固め)水波綾●
※ランニングスリー
⑦○彩羽匠(5分42秒、エビ固め)野崎渚●
※ランニングスリー。彩羽が2連勝。第11代波女となるとともに、第14代Regina di WAVEとなる


5・5後楽園で開幕した今年(2019年)のCatch the WAVEはビジュアルブロック、テクニカルブロック、パワーブロックの3ブロックのリーグ戦によって争われ、各ブロックの1位が三つ巴戦で波女を争うこととなった。

ビジュアルを制したのは開幕戦で高々と波女宣言した野崎渚。テクニカルを制したのは、現・シードリング・ビヨンド・ザ・シー王者であり、マーベラスのエース彩羽匠。そして、パワーブロックを制したのは、waveのアニキこと水波綾だった。なお野崎と彩羽が勝てばはじめての波女。水波が勝てば、2016年以来、3年ぶり2度目の戴冠となる。

①野崎VS彩羽
試合は先日の記者会見で決定した通り、野崎VS彩羽でゴングを迎える。開始早々、野崎がドルミル狙い。当然のことながら彩羽は警戒。極めさせずにショルダータックルをお見舞いする。得意のキックを狙うが、かいくぐった野崎がドルミルの体勢。なんとか回避した彩羽がヘッドロック。
脱出した野崎がブレイジングチョップを連発する。野崎式の串刺しビッグブーツやおしゃれキックなどのオリジナルムーブで試合をリードする。

一方、彩羽はカウンターのトラースキックを皮切りに、ミドルキック、サッカーボールキックでカウント2。ランニングキックにつなげる。

今度は野崎がカウンターのビッグブーツ。流れを変えるとミサイル発射。そしてダブルニーアタックでカウント2。すかさずドルミルへ。彩羽がかろうじてロープ。
野崎はリバース式のおしゃれキックから片足ドロップキックを敢行。彩羽もエルボー弾からニールキックをお見舞い。これはかわされるも、パワーボムでカウント2。すぐさまランニングスリーの体勢に入るも、これは未遂。スピンキックで追撃する。

走る彩羽だったが、かわした野崎がドルミルⅢ(チキンウイング式胴締めスリーパー)へ。彩羽の意識が遠のき、レフェリーストップ勝ち。まずは1勝を収めた。
②野崎VS水波
すぐさま野崎VS水波がスタート。はじめから水波がラリアットで飛ばしていく。カウント2。レッグドロップで飛び込むも、野崎はやはりドルミルを狙い。
これを脱出した水波がラリアット。これだけでも十分に説得力あったが、さらにもう一発豪快に叩き込み、66秒で決着!
③水波VS彩羽
野崎戦を速攻決着で終え、体力が有り余っている水波。ゴングと同時に猛ラッシュをかける。彩羽もカウンターのローリングエルボーを放って攻守逆転。スリーパーで捕獲する。
水波がラリアットを放っていき場外戦となる。彩羽の場外ブレーンバスターが決まる。リングに戻ろうとする彩羽を水波が足止め。振りきった彩羽がハイキックを見舞って先にリングイン。リングアウト勝ちを収めた。
④野崎VS彩羽
ここから2巡目に突入。雪辱したい彩羽が胴締めスリーパーへ。野崎が脱出すると丸め込みの応酬に。いずれもカウント2。野崎の後方回転エビ固めもカウント2。ここで野崎がドルミルⅡ(胴締め式ドラゴンスリーパー)で捕獲。すると再び彩羽の意識が遠のき、レフェリーが試合を止めた。
ここで野崎にレフェリーチェックが入る。右ヒザに処置がほどこされたあと試合が再開される。
⑤野崎VS水波
スタートから走る野崎に水波がラリアット、レッグドロップでカウント2。そして肩固めからのイチジクで攻勢。
⑥水波VS彩羽
ゴングと同時に彩羽がハイキックで先制。ニールキック、ローキック、低空ドロップキックと猛攻を仕掛ける。

いきなり攻め込まれた水波だったが、裏投げで抵抗。ならばと彩羽はキックのコンビネーション。水波もラリアットで応戦する。
コーナーに向かう彩羽。水波が雪崩式パワースラムに切り返し、ダイビング・ギロチンドロップにつなげる。カウント2。続くホットリミットも返されてしまう。
彩羽も胴締めスリーパーで形勢逆転。なんとか水波がロープ。彩羽がライガーボムで追撃する。キックアウトされると、スクリューキックからこの日はじめてのランニングスリーで3カウント!
⑦彩羽匠VS野崎渚
3巡目。これまで2度野崎に落とされている彩羽が最初から仕掛けていく。エルボーのラリーとなり、野崎がビッグブーツ。カウント2。彩羽もカウンターのハイキック、正面ドロップキックでお返しする。両者ハーフダウン状態。

野崎が先にエルボー弾を放てば、彩羽もキックで応戦。投げっぱなしジャーマンを放つ。すぐに野崎もビッグブーツ。
彩羽はパワーボムからのライガーボムでカウント2。さらにスワントーンボムを投下。しかし切り返した野崎がカウント2。そのままドルミルへ。これは彩羽の足がロープに伸びる。

野崎は片足ドロップキックを連発。カウント2。彩羽もハイキックからランニングスリーの体勢。着地した野崎がドルミルⅡへ。なんとか彩羽がロープ。

反撃に転じた彩羽はキックのコンビから再びランニングスリーの体勢。今度は完璧に決めて3カウント! 計7試合、32分18秒の熱戦に終止符が打たれた。
◎各賞発表
すぐに表彰式がおこなわれ、株式会社ZABUNの二上美紀子会長が「すごかった。2019年、今年の新生waveになってのCATCH THE WAVEも今日で終わりました。みなさんどうだったでしょうか(拍手が沸き起こる)。ありがとうございます。では章の発表にいきます。全試合を見たのが、私と野中リングアナだけなので私の独断と偏見でいきます」とマイク。各賞を発表した。各賞は以下の通り。
【敢闘賞】星いぶき、梅咲遥、Maria(本戦は該当者なしのためヤングを評価)
【殊勲賞】優宇(宮崎有妃に勝利したことを評価)
【技能賞】宮崎有妃(攻守の巧さを評価)
【ベストバウト】野崎渚VS有田ひめか戦(7・1新木場)
※次点は6・16川崎=梅咲遥VSMaria、6・19新木場=桜花VS志田
【功労賞(特別賞)】志田光(これまでのCatch the WAVEを支えてきたことを評価)
【ヤングブロック優勝】HIRO’e
【2位】水波綾、野崎渚
【波女】彩羽匠
続いて大畠美咲がアタッシュケースに封印したRegina di WAVEのベルトが運び込まれ、開封。7カ月ぶりにベルトがお目見えし、彩羽の腰に巻かれる。そして、賞金100万円が手渡された。
彩羽「一言ということでGAMI会長! 三つ巴メッチャしんどかった。死ぬかと思いました」

二上会長「私は本部席で見ていて、来年のCATCH THE WAVE全部三つ巴でもいいかなと思いました」

彩羽「いやー、こんなしんどい思いするからにはもっと大きい会場でやりたかったんですけど、まあ次の防衛戦、8月12日後楽園ホール、HIRO’e選手、決まりましたね。まあHIRO’eはいいや。防衛する前提で次、ビッグマッチ8・25名古屋国際会議場。ちょっと自分つっかかってる相手がいるんですよね。勝てそうに思えて、ぜんぜん勝てない…旧姓・広田さくら! HIRO’eにはちゃんと防衛するんで、その次の挑戦者として、このベルトかけてやらせてください。王者はそのくらいリスクないとやっていけないのでお願いします」

広田「ぜんぜん勝ったことないじゃん。ってことは、次もきっと勝てないけどいいの?(彩羽が頷くと)私、じゃあwaveのチャンピオンにならせていただきますぅ! まずね(HIRO'eには)3割くらいの力で勝てると思うので、余力残してもらって名古屋でやりましょう」
すると今度は宮崎がリングへ。

宮崎「私も8月25日、私もやりたい相手がいます。愛知県・地元で名古屋国際会議場でやりたい相手は…いるんだろ? 高橋奈七永! お前とずっとやりたいと思っていたよ。魂と魂のぶつかりあいをしましょう」

試合を見に来ていた奈七永がリングに上がる。

奈七永「宮崎さん、何年ぶりになりますかね。シングルマッチやりますか。宮崎さんのパッションに、高橋奈七永のパッションは負けませんからね。よろしくお願いします!」
彩羽「(優勝の余韻を消されてしまった彩羽はやりづらそうに)なんやねんホンマ…何がこれがwaveや…。自分、2冠チャンピオンになりました! これから自分が女子プロレスの景色を本当に変えていきます。これはいま来ているお客さんみんなに約束します。だからwaveさん、どんどん引っかき回して楽しくしていきます。第14代レジーナチャンピオン。これでなんて言おうとしたか、頭打ち過ぎてわからなくなっちゃった(苦笑)。これ締めますか?」

勝利者マイクが打ち切られ、激闘を繰り広げた選手たちが記念撮影。そして、改めて波女&レジーナとなった彩羽にリングコール。拍手のなか彩羽が退場すると、HIRO’eが再びマイクを握る
勝利者マイクが打ち切られ、激闘を繰り広げた選手たちが記念撮影。そして、改めて波女&レジーナとなった彩羽にリングコール。拍手のなか彩羽が退場すると、HIRO’eが再びマイクを握る
HIRO’eは「今日はまだwaveの締めをしてない。だから私が締める! waveの選手、上がってください(水波は不参加)。今日、レジーナは彩羽匠に決まりました。個人的にはwaveの先輩たちに取ってもらって、私が8月12日に挑戦したかった! けど、他団体にベルトが流出したってことは取り返さないとダメですよね。なので絶対取り返します」とファンに約束。そして、恒例の締めでCatch the WAVE2019を締めくくった。
◎彩羽バックステージ
——waveのベルトを巻いた感想。
彩羽「いやー、久しぶり感が凄いですね。一度自分もレジーナのベルトを取らせていただいたんですけど、一度も防衛せずに終わったベルトなので凄い心残りがあったベルトで、新生waveになってから初お目見えということで、面白くなるんじゃないですかね。これでwaveの選手がどう思ったかわからないですけ、新生waveになって、レジーナのチャンピオンが他団体に渡るってどういう気持ちなんでしょう。それも聞きたいですよね。自分、2冠になりました。マーベラスには何度も言いますけど、ベルトがありません。だからこそ他団体のベルトを自分は常に狙っています。で、いま自分のもとに2つベルトがきました。まだまだ狙いたいですけど、でもやっぱりベルト集めればいいということじゃなくて、これとともに女子プロレスをどんどん盛りあげていくっていうのがチャンピオンとしての指名だと思うので、そこに期待してもらえればと思います。メチャクチャしんどかったです、三つ巴戦。こんなに三つ巴戦ってやるもんなんですか?(苦笑)こんだけやれたら次、何来ても怖くないですよね。だからこそ、お客さんからしたらどう思うかわからないんですけど、自分からしたら超・強敵の旧姓・広田さくら指名しました。もうこの三つ巴を制したので、怖さも何もないですね。キャッチのときも試合しましたけど、ふざけてるのか本気なのかわからないですけど、自分はあのスタイルがいろんな意味で合わないです。だからこそ、しっかり名古屋国際会議場。広田さくらの出身地・凱旋ということで、しっかり広田選手をひねり潰したいと思います。自分のプロレスを貫き通します」

——HIRO’eについては?
彩羽「HIRO’e選手…うーん、どうだろ。最近、口達者になったとは思うんですけど、それに実力がともなってるのか、ともなってないのか。まあヤングの中で1位通過したので、それなり。それなりの力はあると思いますけど、ぜんぜん驚異ではないです。だから、まあ口だけじゃなく、カラダも鍛えておけよっていう感じですかね。やっぱり生え抜きの選手で、waveさんも凄く大事にしてる選手だと思うので、HIRO’e選手が一番、自分にこのベルトが渡って悔しいと思ってくれないと困るし、余裕だから言います。本気で取りに来いって」

——1年ぶりにレジーナが戻ってきて前回できなかったことや、自分が思う王者像みたいなものは?

彩羽「そうですね、うーんと、やっぱりもちろん凄い選手、いい選手と当たって、このベルトの価値を高めるのはもちろんなんですけど、いま自分コレを取った時点で、waveさんのトップに立ったということで間違いないですよね? それでいまシードリングさんのチャンピオンベルトも持っています。シードリングのトップとしても間違いありません。じゃあやるべきこと…それは女子プロレスを上手くまとめたいですよね。自分がいま2団体のチャンピオンなので、プラスマーベラスのエースでもあって、3団体を背負っているぐらいの勢いで自分はいると思っているので、面白くひっかきまわしていきたい。女子プロレスを盛りあげる、動員数もそうですし、話題もどんどん作っていきたいし、そしてこのベルト、どんどん価値を高めていけたらなとそう思います。それがやりたいことですね。防衛はもちろん当たり前のことです、チャンピオンだから」

——手にした100万円をどうします?
彩羽「100万円ね。どうしましょう。実は自分ですね、このコスチュームあるじゃないですか。コレを取るために、このある意味、高額なコスチュームを作ったので、まあよかったです。ふははは! 100万円凄くありがたいですね。でもやっぱり、もっと面白いことやりたいですね。この100万円でできることは限られてくるかもしれないですけど、女子プロレスを変えるための何かだったり、若い子を増やすための何かに使えたら凄く、有意義なお金の使い方になると思います。ありがとうございます、大事に使います」

——野崎選手になかなか勝てなかったが。
彩羽「勝ったことないですかね」

——今日はじめて? 苦手意識ある?
彩羽「そうですね、もちろん自分、野崎選手には勝てない。そしていつもスリーパーで落とされる。三つ巴、いま記憶がほとんどないんですけど、たぶんスリーパーで落とされて何回か負けましたよね。そのときに何回、自分、変な夢を見たか、落とされて……(苦笑)。なんか汽車に乗ってましたね、試合中。起きたときにお客さんがいた。そういう状況のなかでそこまでされるっていうのは自分が意識というより、たぶん、カラダ全体が苦手なんだと思います。たぶん手が合わない。それが勝てない原因にもつながっていたと思うんですけど、最後、ランニングスリーが決めれて、やっとやっと1勝。この1勝がコレ(ベルト)になって波女になって、なのでこの1勝は大きいですけど、でもやっぱり負けた数のほうが多いので、またやっていきたいですし、もっともっと水波選手とも、まだ水波選手には今回勝ちましたけど、負けたこともありますし、いいライバルとして、そして女子プロレスを盛りあげる一員として一緒に頑張っていきたいので、まだまだ。今日いっぱい試合しましたけど、たくさん試合しましたけど、まだやりたりない。もっとドンドン、ガンガンぶつかっていきたいですね」
2019.07.01

「NAMI☆1~Jul~」

1、ヤングwave(15分1本勝負)
○HIRO'e&まるこ(13分43秒、バックドロップ・ホールド)高瀬みゆき&梅咲遥●

公言通りヤングブロック全勝優勝を果たしたHIRO’e。
今大会では同世代のまること改名後、はじめて同じコーナーに立つ。
対峙するのは、かつてのパートナー高瀬みゆきと、ディアナの新人・梅咲遥だ。
なお、まること梅咲は初対決となる。
先発はまるこVS高瀬。まずは、まるこがヘッドロック、アームホイップ、ヘッドシザース・ホイップで流れを掴むと、続くHIRO’eが高瀬にショルダータックル。

高瀬もエルボー弾でやり返し、串刺しドロップキック、ギロチンドロップでカウント2。続く梅咲がHIRO’eにドロップキックを連発していく。

HIRO’eがやり返すと、まるこも続く。
劣勢の梅咲だったが、高瀬とのダブルのドロップキックで形勢逆転。
高瀬が逆水平チョップにつなげ、串刺しラリアットから担ぐ。
これを着地したまるこが低空ドロップキック。
ボディースラムでカウント2。

タッチを受けたHIRO’eが低空ドロップキックで続き、セカンドからのドロップキック。
カウント2。
高瀬も同じくセカンドからのドロップキックで応戦。
ドロップキックの打ち合いから高瀬がパワースラムを放つ。
カウンターラリアットもカウント2止まり。
ならばとカミカゼからのギロチンドロップを投下。
キックアウトされるとセカンドからのエルボーアタック。
続く梅咲のダイビング・クロスボディーはカウント2。
ドロップキック4連発からミサイルキックにつなげる。
残り5分となり、HIRO’e&まるこがダブルのドロップキックで攻守を入れ替える。梅咲を孤立させると、HIRO’eが串刺しスピアを敢行。
ブレーンバスターでカウント2。
ミサイルキックも返されるとバックドロップを狙うが、切り返す梅咲。
スクールボーイ、首固め、逆さ押さえ込み、ラ・マヒストラルで攻め込む。

ピンチをしのいだHIRO’eが反撃に転じる。
スピアからのサクラ落としを放ったが、これは高瀬がギリギリ滑り込みカウント2。
ならばともう一度スピアを放つHIRO’e。
最後はバックドロップ・ホールドをマットに突き刺し、ジ・エンド。
2、チャレンジwave(15分1本勝負)
○水波綾(10分44秒、逆エビ固め)Maria●

CATCH THE WAVEパワーブロック1位通過を決めた水波綾は、6・30大阪でHIRO’eに敗れ惜しくもヤングブロック優勝を逃したMariaと対戦。

試合はMariaが水波のリングインを奇襲しスタート。
ドロップキックを連発したあと、小刻みエルボーで向かっていく。

受け止めた水波がギロチンドロップ。
キャメルクラッチで捕獲する。
耐えたMariaに、水波が逆水平チョップで追撃。
串刺しラリアットでカウント2。
コーナーに登るも、Mariaが張り手で妨害。
デッドリードライブで阻止する。
そして正面ドロップキックを連発していき、ワキ固め→三角締めで捕獲する。
これを叩き付けて脱出した水波がギロチンドロップ。
逆エビ固めへ。
慌ててMariaがロープに逃げ込む。

Mariaもカウンターのドロップキックから逆さ押さえ込み、スクールボーイ、首固めでカウント2。
すぐに走るも、水波が追走式ラリアット。
キックアウトされるとスピアでカウント2。
そして再び逆エビ固めへ。
粘るMariaだったが、水波が絞り上げ貫録勝ち。

試合後、Mariaは水波に張り手。悔しさを露わにしてリングを降りた。
3、チャレンジwave(15分1本勝負)
○桜花由美(13分30秒、体固め)清水ひかり●
※ビッグブーツ


桜花由美の誕生日記念マッチとして、4・14新木場でおこなわれる予定だった桜花VS清水ひかりの一戦。
清水が直前にケガをしてしまい流れてしまったカードがようやく実現する。

試合はヘッドロック、アームロックの取りあいでスタート。
桜花がロープに走ると、清水がリープフロッグ。
すぐに腹ばいになるも、桜花が冷静にストンピング。
ならばと清水はドロップキック。
桜花はビッグブーツ、串刺しビッグブーツで応戦する。
そして、張り付けエルボーからショルダータックルで追い打ち。
桜花の2度目の串刺しビッグブーツをかわした清水がクロスボディーで反撃。
サッカーボールキック、PKでカウント2。
さらに張り付けミドルキック、背中への張り付けドロップキックでカウント2。

桜花もブラ下がりブラディーEXで攻守を入れ替えると、ダイビング・サンマドロップを投下。クロスフェース→腕固めで捕獲する。なんとか清水がロープ。
今度はエルボー合戦。清水がヘッドシザース・ホイップ→PKF(串刺し式のジャンピングミドルキック)→PKへ。返されると横十字固め、スクールボーイ、首固めで丸め込む。いずれもカウント2に終わるとダイビング・ボディーアタックにつなげる。
ダイビング・フットスタンプもカウント2止まり。

残り5分となり、桜花がビッグブーツでようやく攻勢。かいくぐった清水がカサドーラ。
キックアウトされるとすぐに走るも、桜花が追走式ビッグブーツ。
すぐさまビッグブーツで追撃。
そして、タイガーSHの体勢に入るも、なんとか回避する清水。
ならばと桜花はカカト落とし。キックアウトされるとビッグブーツで追い打ち。これも返されると垂直落下ブレーンバスターを敢行する。これをカウント2で引き起こした桜花はもう一度ビッグブーツ。さらにダメ押しの一撃を叩き込み、3カウント!
試合後、泣きじゃくる清水に、桜花は「清水、自分で起きろ。1回、アンタの肩の欠場でこのカード流れました。今日もなにそのテーピング。プロならちゃんと肩を治してからリングに上がりなさい。それができないなら、もっと肩を鍛えて、立派なプロレスラーに成長してください。私は応援してます」とマイク。
4、CATCH THE WAVE2019~ビジュアルブロック~(15分1本勝負)
○野崎渚<2勝1分=5点>(レフェリーストップ)有田ひめか●<2敗1分=1点>
※ドルミル

水波綾、彩羽匠が各ブロックの1位通過を決めるなか、ビジュアルブロックは公式戦1試合を残して、桜花由美、野崎渚、志田光が3点で並ぶ状況。
すでに桜花、志田は全日程を終了しているため、この日、最終戦を迎える野崎は引き分け以上で1位抜けが決定する。
ただし、有田ひめかも現在1点を獲得しており、有田が勝てば、4選手が3点で並ぶ大混戦となる。

野崎の入場を有田がヒザ蹴りの連発で奇襲。
すぐに走るも、野崎がビッグブーツで迎撃。ようやくガウンを脱ぐ。

野崎は小刻みエルボーから走るも、今度は有田がショルダータックル。
ボディースラムでカウント2。バックブリーカーを決める。
さらに串刺し攻撃を狙う有田。

これをビッグブーツで迎撃した野崎がおしゃれキックで反撃開始。
ビッグブーツでカウント2。コーナーに向かうも、有田が阻止。
串刺しボディーアタックにつなげる。そして、バックフリップでカウント2。
さらに走る有田。

野崎がカウンターのビッグブーツ、ダブルニーアタックでカウント2。
そしてザキゴエへ。
返されると、ドルミルで捕獲。ロープに逃れた有田に、野崎はリバースおしゃれキック。すかさず走る野崎だったが、有田が追走してボディーアタック。
これで有田が攻勢に。ラリアットで追い打ちをかけると、逆エビ固めでステップオーバー。耐えられると、アルゼンチン・バックブリーカーで絞り上げたあと、ジャンピングニー! 
カウント2。

今度は野崎がカウンターのビッグブーツ。
引き込み式ビッグブーツ、片足ドロップキックと波状攻撃。
返されると野崎はドルミルへ! 
有田の意識が遠のいたのを認めたTommyレフェリーが試合を止めた。

これにより野崎のビジュアルブロック1位通過が決定。7・15新宿では、野崎渚、水波綾、彩羽匠の三つ巴戦となり、勝者が波女となる。
5、アブノーマルwave(20分1本勝負)
彩羽匠&○橋本千紘(19分57秒、オブライト)宮崎有妃&旧姓・広田さくら●


テクニカルブロック1位通過を決めた彩羽匠が、センダイガールズの橋本千紘と新世代タッグを結成。
現・wave認定タッグ王者組の宮崎有妃&旧姓・広田さくら<奇跡>とメインイベントで激突した。

広田はCATCH THE WAVEを途中欠場した岩田美香のコスプレで登場。
観客の大歓声を浴びるなか、“旧姓・岩田美香”とコールされる。
彩羽は6・30大阪大会に続いて、“旧姓・岩田”との対戦だ。

その広田が先発すると、ファンは大「岩田」コール。
ふだん岩田とコンビを組んでいる橋本は納得いかない様子だが、広田は「橋本、どうしたの?」と何食わぬ顔。
橋本は「さすがにそんな(コスチュームが)ボロボロじゃない」と返すも、広田は「これは連戦が続いたからボロボロになったけど、岩田よ。そんなに疑うなら試したらいいわ」と自信満々。

すると橋本は以前、カエルのドッキリで岩田を驚かせたシーンを再現。
広田が驚きまくると「本物の岩田さんだ!」と納得し、ようやく試合へ。

広田が岩田ばりのミドルキックを連発。
橋本が受け止めエルボー弾。
走る広田を橋本が担いでビューティ・ベアーポーズ。
しかし、橋本はそのままマットに叩き付ける。
広田は「もっと美香を大事にしてよ。橋本、今日、誕生日なんでしょ?」と手紙を渡す。橋本が読み上げるも、単なる広田自主興行10・1新木場の告知だった。
ハメられた橋本だったが、さらに広田は「オファーじゃないからな。勘違いするなよ」とフェースクラッシャー!

続く宮崎は「カメラの準備をしろ!」と橋本を恥ずかし固めへ。
これを自慢の脚力で防いだ橋本。
ラリアット合戦となり、宮崎がコマネチでテンションあげると、橋本もラリアットでやり返し、コマネチポーズ。
そして卍固め→俵返しを放って彩羽と交代。
宮崎も卍固めを狙うが、回避されるとリップロック狙い。
なんとか凌いだ彩羽が右ストレート。
彩羽はニールキックで飛び込むも、かわした宮崎が低空ドロップキック。
広田とタッチ。

彩羽のキックをかわす広田。
ボ・ラギノールを狙うが、彩羽も警戒。
さらに広田の高田純次を阻止すると、キックをお見舞い。
サッカーボールキックでカウント2。

コーナーに登る彩羽を広田が足止め。
広田はロープ渡りを彩羽に強要する。
ふらつきながらもロープ渡りにチャレンジする彩羽。しかし、ロープを揺らされ転落すると、広田がすかさずボ・ラギノール。619、シャイニング・ウィザードと波状攻撃。そしてへなーらサンセットの体勢に。
踏ん張る彩羽に宮崎がラリアットで突っ込むも、寸前でかわされ広田に誤爆。
すかさず彩羽がツイスターでカウント2。
橋本にタッチ。橋本は広田にカミカゼ。
コーナーからのサマーソルトドロップを投下する。

一方、奇跡はコーナーtoコーナーのときめきメモリアルで流れを変えると場外戦へ。
ファンにあおられ、広田がトペ・スイシーダで飛び込むが、失敗。
すると宮崎が橋本に「飛ぶの?」と無茶ぶり。
しかし、橋本もフェイントで返す。
すると広田と橋本はもみあいながらバックステージへ。
彩羽はバックステージ行きを阻止して、リング内で宮崎にミドルキック。
正面ドロップキックをお見舞い。
コーナーに登るも、宮崎がリップロックで阻止して雪崩式ブレーンバスターに切り返す。改めてリップロックを敢行すると、彩羽もハイキックで応戦しダブルダウンとなる。

そこに広田と、グリーンミストを食らった橋本が戻ってくる。
ダブルダウン状態のリング上を見た広田は反撃にかかるも、彩羽が阻止。
ならばと宮崎が広田をハンマー式ボディープレスで彩羽&橋本に投下する。

彩羽&橋本もダブルの攻撃で流れを変えると、橋本が広田にパワーボム。
これは宮崎がカット。すぐさま彩羽もパワーボム→ライガーボムで追撃。カウント2。

広田もウラカンラナで攻守逆転。
裏拳から走るも、逆に橋本がふらふらドーンでカウント2。

残り1分となり、橋本がオブライトの体勢。
着地した広田がボ・ラギノール。
しかし、へなーらサンセットは押し潰されてカウント2。もう一度、広田はへなーらの体勢。堪える橋本。
宮崎がリップロックでアシストに入るも、寸前でかわされ広田に誤爆。
チャンスとばかりにバックにまわった橋本は、吐血する広田にダメ押しのオブライトで葬った。
◎試合後のマイク。
宮崎は「岩田…。お前、よくも岩田を!」と駆け寄るも、桜花社長がエプロンへ。
桜花「もういいですか? 終わりました? 説明したいことがあるんで」
宮崎「いま?」

桜花「メイン終わったところすみません。7月15日の大会の説明をさせていただきたいと思います。7月15日、新宿FACE大会で、今年の波女決定戦があります。今日リーグ戦が終了しました。テクニカルブロック1位通過・彩羽匠、パワーブロック1位通過・水波綾、そしてビジュアルブロック1位通過・野崎渚。この3人で、7月15日、新宿FACE大会で三つ巴戦で今年の11代・波女と第14代レジーナと100万円をかけて闘っていただきます。そして宮崎さん、広田さん。タイトルマッチ早くやりたいですよね? 今日、有田が負けたので、有田&高瀬、タイトルマッチ早くやりたいよね? ちょっと上がってください。7月15日、タッグのタイトルマッチ◎宮崎有妃&旧姓・広田さくらVS高瀬みゆき&有田ひめか、どうですか。このタイトルマッチ決定で、よろしくお願いします」
高瀬は宮崎と、有田は広田と「お願いします」と握手をかわす。
すると広田が「お前、何持ってるんだよ」と高瀬にツッこむ。
高瀬が握っていたのは、10・1新木場でおこなわれる広田自主興行のチラシ。
どうやら橋本が投げ捨てたチラシを拾ってしまったようだ。
さらに桜花社長が続ける。

桜花「そして、HIRO’e。HIRO’eは昨日、ヤングブロック優勝しました。レジーナにまっさきに挑戦する権利があるんだけれども、7月15日はできないので、アナタにはとっておきのカードを用意しました。志田光とシングルでお願いします」
HIRO’e「アメリカにいく志田に、胸かしてやりたいと思います」

桜花「ということで、7月15日は彩羽、水波、野崎の波女の三つ巴戦と、広田さん&宮崎さんVS高瀬&有田のタイトルマッチと、HIRO’eと志田のシングルマッチが決定しております。ぜひ見に来てください。今日は野崎が勝ったし、野崎に締めてもらいたいと思います」
野崎「やっと私、コール&レスポンスとビッグウエーブができるんですけど、その前に、ムカつくことに、今日リアル・バースデーのヤツがいるんですよ! 橋本千紘、上がってこーい!」

橋本がリングに上がると、ケーキが運ばれてくる。

野崎「橋本千紘、7月1日で何歳になりました?」

橋本「27歳です」

野崎「27歳の誕生日、おめでとー!」

橋本がロウソクの火を吹き消すと、恒例の顔面ケーキ。
橋本「まさか、他団体に出てこんなお祝いをしていただけると思ってなかったので、ありがとうございます。27歳で初の毒霧を受けて、こんな姿ですが、自分はホントに真の強さを求めて女子プロレスというものをもっともっと世間に広めて、女子プロレスのトップ、そして自分の信じた道を突き進んで、最後はみんなで一緒に『ぎゅん!』したいと思います。ありがとうございました!」
最後は、野崎が初のコール&レスポンスを担当。

野崎「今日もいい波乗れたか! 絶対にレジーナ取るぞ! 7月15日見に来いよ!  ビッグウエーーーーーブ! これが、waveだ、ぎゅーん!」
◎バックステージ
——リーグ戦を振り返って。
彩羽「不本意ではありますよね。急に2人欠場になって、岩田選手とは、一番当たりたかった選手だったので不戦勝になったこと自体は、よく言えば運がよかったと言いますけども、ケガは、レスラーは仕方ない部分もあるので、しっかり岩田選手には治してもらって、またこの続きがいつかできたらと思います。今回、テクニカルブロックは門倉、岩田選手が欠場になったんですけども、その人たちのぶんまで背負って、自分は決勝をしっかり勝ち抜いていきたいと思うので。そして、今回は波女になったらレジーナに、チャンピオンになれるということで、負ける気はないです。ただ野崎選手が上がったことですね。いままでずっと負けているんですよ、そこだけが引っかかるんですけども、しっかり三つ巴、厳しい闘いになるとは思うんですけども、いま自分もシードリングさんのチャンピオンなのでしっかりそこも背負って優勝していきたいと思います」

——三つ巴はどんな闘いになると思う?
彩羽「やっぱりタイトルマッチ級なのが2連続ってことですもんね。なので普通の、いまこのまま普通に万全ですと言って闘っても、ダメだと思うので、頭も使いつつ、いままでにないくらいの闘いは覚悟しています。でもそれを乗り越えた先には素晴らしいものが待っているので、あとは覚悟ですね。覚悟と気合。大丈夫です」

——ファンの皆様に意気込みを。
彩羽「いま自分は脂が乗ってる時期だと思うし、いま女子プロレスを変えていかなきゃいけないと思うので、マーベラスのエースとして、waveさんのベルトを取って、いまシードリングのチャンピオンでもあるので、しっかり女子プロレスをまとめて、これから盛りあげたいと思います。みなさん応援よろしくお願いします」
◎バックステージ
——タイトルマッチが決まったが。
宮崎「アイツらナメてますね」

広田「アイツらは、令和に変わり、新生waveになり、そして初の防衛戦。覚悟がね、足りないんですよ」

宮崎「そうだよ」

広田「私はいま何を言っても説得力がないかもしれない。だけど、7月15日、こうなるのはお前らだからな!」

宮崎「おう覚悟しておけ。これで終わると思うなよ」

広田「ベルト巻けると思うなよ!」
◎バックステージ
野崎「ビジュアルブロック1位通過しましたー。イエーイ! 振り返ってみて…、やっぱり全勝優勝を目標にしてたので、いまでも志田戦が引き分けだったのは悔しいなと、いまでも思うんですけど、結果1位通過という形になったので、悔しいですけど満足はしています」

——7月15日は三つ巴戦だが。
野崎「三つ巴戦の相手が彩羽匠、水波綾。この2人、シングルで私すごく(分がいい)、私にとっては好都合な選手だなと。水波を何回も落としたことあるし、彩羽は彩羽で、水波と同じように締め落としてるので、なんか余裕ではないですけど、勝ったという自信が過去にあるので、そこを自分のモチベーションとして、15日を迎えられるかなと思っています」

——彩羽選手に負けたことない?

野崎「そうなんですよね! タッグでよくクソ女とニュートラやってたときは、直接、私、彩羽に取られたことなく、シングルで当たったときも私が勝ち、新生waveになってからも私は直接負けたことがない。過去に本当に彩羽に取られたことないので、そこも自信になってます」

——波女になる自信は?

野崎「あります、100%です。レジーナ絶対取ります。みんなとの約束を守ります!」
◎バックステージ
——次回新宿でタッグ挑戦決まりました。
高瀬「いつも余裕ぶって、試合して、負けるといっさい思ってないみたいですけど、私は宮崎有妃に2回勝ってますから、2回。これは紛れもない事実。油断してれば足下をすくわれることをわからせてやろうと思います。何色にでもなってやるって言ったけども、お前らもまともな色ですむとは思うなよ!」

有田「みゆきさんは2回、勝っていて、前回の新木場大会で、奇跡VSザ・ビギニング、両者リングアウトの悔しい結果だったんですけど、それでも負けてはないので、15日までに惑わされず、精神面も強くなって、こっちが上回るってところをたくさん考えて、お客さんも奇跡の2人もビックリさせて7月15日は自分たちがベルトを巻きたいと思います」

高瀬「そやな。ふざけたような試合ばかりして。でもね、言っておきたいです。実際に奇跡をおこしまくってるのも、波にノってるのもウチらなんで。よろしくお願いします!」
2019.06.30

WAVE Phase2「大阪ラプソディ―Vol.45」

Xを除く出場全選手による入場式。
11選手がリングに揃ったところで対戦カードが発表された。
そして、挨拶に指名されたのは水波。
「本日は雨で、お足下が悪い中、ご来場ありがとうございます! 前回の、4月の大阪大会の時は、自分はちょっと、急きょ、欠場になってしまいまして。なので今日は、WAVEのリニューアル後、初の大阪大会でございます。大阪の皆様、お元気でしたか!?
(大きな拍手に対し)よかったです。今日もですね、WAVEの大会を、胸いっぱい、体いっぱい、楽しんでいってください! 最後まで、応援よろしくお願いします!」と、いつも以上に元気に挨拶してのオープニングとなった。
▼CATCH THE WAVE 2019~ヤングブロック~(10分1本勝負)
○HIRO'e<3勝=6点>(9分5秒、片エビ固め)Maria<1勝2敗=2点>●
※バックドロップホールドが崩れるも押さえ込んで。HIRO'eがヤングブロック優勝


ヤングブロックへの出場権を獲得しながら、出場枠争奪戦で敗れた門倉凛がテクニカル部門での出場を許可されたことに納得がいかず、全勝優勝を宣言したHIRO'e。
ここまで2戦2勝で迎えた最終リーグ戦。
最高得点を獲得しても最終戦で引き分けた場合には「全勝」という約束は果たせないことになる。

Mariaが求めた握手を握り返して試合開始のゴング。
鳴らされる同時にコーナーを飛び出した両選手。
いきなりスピアを決めたHIRO'eだが、Mariaの丸め込みの連続にペースを乱される。
低空ドロップキックを浴びながらも串刺しドロップキック決めて反撃に転じるHIRO'e。
しかし、Mariaも串刺しドロップキックをお返し。
それでもHIRO'eはエルボー、ストンピング、スリーパー、ダブルレッグロックとスリーパーの複合技、逆エビで優位に試合を進める。
ロープブレイクに持ち込まれても、ブレーンバスターを放っていく。
2発目のブレーンバスターをこらえたMariaは、HIRO'eにぶら下がる形でフロントスリーパーを決め、そのままグラウンドに持ち込んでギブアップを迫る。
HIRO'eはサードロープに足を伸ばして、なんとかブレイクに持ち込んだ。
ブレイク後、腰を落とした状態のHIRO'eには低空ドロップキック5発からボディースラムを放っていくMaria。
カウント2で返されると、馬乗りになってエルボーを落としていく。
Mariaがロープに走ったところでスピアを決めたHIRO'eは、Mariaをコーナーに運ぶと串刺しでのスピアを決めてミサイルキック。
そしてムーンサルトプレスを狙ってコーナーに上がる。
2段目ロープに足をかけた状態で背を向けているHIRO'eにドロップキックを放って場外に落としたMariaは、リング下でボディースラムを放って一足先にリング内へ。
リングに戻ってからもボディースラム、エビ固め、首固めと丸め込んでいくMaria。
カウント2で返していったHIRO'eは、逆にMariaの背後に回って背中合わせになり逆さ押さえ込み。
これをカウント2で返されたHIRO'eは北斗原爆。続いて決めたスピアもカウント2で返される。
ここでバックドロップホールドを放つも、崩れてMariaの肩が上がる。
しかし、そのまま片エビで固めてカウント3を奪った。
これでHIRO'eは勝ち点6。
宣言通り全勝でヤングブロック優勝を飾るとともに、レジーナ王者への第1挑戦権を手にした。
▼CATCH THE WAVE 2019~スピンオフ~(15分1本勝負)
△彩羽匠(時間切れ引き分け)旧姓・広田さくら△

門倉凛、岩田美香の欠場で闘わずしてテクニカルブロックを1位通過した彩羽匠。
当初、この日は岩田とのリーグ戦が組まれていたがカード変更。対戦相手はXと発表されていた。
そして、Xとして入場してきたのは岩田美香のコスプレに身を包んだ旧姓・広田さくら。
リングインしてリングアナから選手紹介のコールを受ける際にキックのデモンストレーションまでマネするが、その“変身ぶり”に、彩羽は笑いをこらえられない。
試合開始のゴングが鳴ってにらみ合う両者。広田がフェイントで蹴りを繰り出すだけで、彩羽はこらえ切れず笑いが漏れてしまう。
短期勝負に出た彩羽が決めたグラウンドでのスリーパーは逃れたものの、スタンドに戻ってローキックを叩き込まれると1発で及び腰に。
逆にローキックを返しても彩羽は微動だにせず。
広田をコーナーに飛ばして串刺しエルボーバットを決めた彩羽。
ローキックを連発していくと広田はダウン。
ここでロープに走って蹴りを放ったものの、それをかわした広田は下からボ・ラギノールを見舞う。
ダウンした彩羽を見てタカダジュンジを狙ったが、足を出されてカットされた。
「さては、お前がやりたい……」とまで言ったところで彩羽が攻撃を仕掛けると、広田は彩羽のエルボーを受けたところでダウンしてタカダジュンジを誘う。
仕方なくタカダジュンジを仕掛ける彩羽。
ヘッドバットが決まって、タカダジュンジ成功!
ここで広田は「タカダジュンジも決まったことだし、今日、ダブルヘッダーだし、もう終わりにする」とリング上で大の字に。
カバーに来た彩羽を丸め込んだがカウント2。
だまし討ちに怒った彩羽がサッカーボールキック2発。
観客の「もう1回」の声にこたえて3発目を放ったが、その蹴り足をキャッチした広田はヒザにエルボーを落とし、リストをつかむ。
そしてコーナーに上がろうとしたが、彩羽はロープに足をかける前にスライディング・レッグシザースを決めてクロスフェースロックへ。
広田は必死にロープに逃げる。
彩羽はブレイクしてもすぐに起き上がれない広田に、正面からの蹴り2発。
さらにフロントネックチャンスリー気味のブレーンバスター。
そしてコンビネーションで蹴りを放っていくが、それを見切ってかわした広田。
逆に蹴りを放ってからカカト落としを狙ったが、足を上げた瞬間に股関節を痛めた様子。
ここで彩羽は股裂きから股割りの状態に持っていき、ヒザ十字へ。
ロープブレイクに持ち込まれると広田をロープに飛ばしたが、広田は走ることさえできない。
チャンスとばかりに近づいてきた彩羽を丸め込んだ広田。カウント2で返されると、股関節を痛めたのは「嘘だ」。
そしてロープ歩き、ロープに張りつけにしてのボ・ラギノールを決める。
さらにロープを挟んでのエルボーで彩羽をリング下に落とした広田。
トペを放つもセカンドロープに引っかかって失敗。
そのまま場外乱闘を繰り広げているところで「残り時間3分」のコール。
観客の傘を手にして、徹底して彩羽の尻を突いてリングに転がり込んだ広田。
彩羽は痛みにのたうち回りながらも、なんとかカウント20寸前にリングに滑り込んだ。
リング内に戻ると、カウンターのハイキックを決めた彩羽。
さらにトラースキックをヒットさせるが、広田はカンチョーを返していく。
ハイキックを決められた広田だが、そのままふらふらドーンで押さえ込む。
カウント2で返した彩羽は、「残り10秒」がコールされたところでパワーボム。
そのまま丸め込むが広田はカウント2で返す。
2発目のパワーボムを狙って広田を担ぎ上げたところでタイムアップのゴングが打ち鳴らされた。
試合後は互いに「もう1回」と、再戦をアピールしてからリングを下りた。
▼CATCH THE WAVE 2019~ビジュアルブロック~(15分1本勝負)
△桜花由美<1勝1敗1分=3点>(時間切れ引き分け)有田ひめか<1敗1分=1点>



有田ひめかが求めた握手に応じた桜花由美。
試合開始のゴングが鳴らされるや、いきなりラリアットを放った有田。
それをかわした桜花はビッグブーツを放つが、さらにそれをかわしたジャンピング・ニーを決めた有田。
カウント2で返した桜花は、有田のバックに回り、相手の両腕をクロスしてのバッククラッカーからビッグブーツ。
ベイダーアタック、串刺しジャンピング・ニーを返していたあ有田は、ショルダータックル5発。
さらに逆エビから逆片エビと攻め立てる。
エルボーを放ってきた有田を捕まえてフロントヘッドロックにとらえた桜花だが、有田はそのまま頭越しに投げ飛ばす。
すると桜花はトップロープ越しに場外に転落。
しかしリング上でダウンした状態の有田を見ると、桜花はリングに戻る際、コーナーからフライング・ボディーアタック。
カウント2で返されると、クロスフェースロックで有田の動きを止めにかかった。
ロープに逃れた有田だが、桜花はロープ際で有田のボディーを踏みつける。
桜花のビッグブーツをかわした有田は、セカンドロープに足を引っかけている桜花の背後からベイダーアタック。
しかしアルゼンチンバックブリーカーを狙ったところを押し潰され、クロスフェースロックに持ち込まれた。
それでも有田は、なんとか―ドロープに手を伸ばしてブレイクに持ち込んだ。
桜花のビッグブーツをかわして背中にジャンピング・ニーを決めた有田は、うつ伏せ状態の桜花にボディープレスから逆片エビ。
ギブアップを迫るも、ロープブレイクに持ち込まれた。
強引にアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げた有田は、前方に落としていく。
さらにバックフリップ、正面から走り込んでのジャンピング・ニー。
有田のジャンピング・ニーをかわしてキルスイッチからカカト落とし2発を決めた桜花は、3度目のクロスフェースロック。
そこから腕を取ってサーフボードに移行するも、有田は足を伸ばしてブレイクに持ち込んだ。
スタンドに戻ってエルボーの打ち合いから、互いにロープに走った相手を追いかけて有田がベイダーアタック、桜花がフォアアームを放て行く。
有田が反対側のロープに走るとするところ、髪をつかんでダウンさせた桜花は、有田が立ち上がってくるところにランニング・エルボー。
有田もラリアットを放っていく。
2発目のラリアットをかわした桜花は、有田の体を持ち上げるとトップロープにノド元を打ちつける。
さらにビッグブーツ2発。
カウント2で返されるとロープに走るが、有田はジャンピング・ニーで迎撃。
ラリアット2発を決め、桜花がビッグブーツを放ってカバーにいったところでタイムアップとなった。
これで互いに1点を追加。
桜花は得点3でリーグ戦を終了。
すでに志田光も3点で公式戦を終了しており、野崎は1試合を残して得点3。
有田もここで1点を追加したことで1位通過の可能性を残している。
大混戦のビジュアルブロックは公式戦最終戦(6・1新木場、野崎渚vs有田)の結果待ちとなった。
休憩明けのインフォメーションコーナーでは二上美紀子代表がリング上へ。
今後の大阪大会として、10月12日~14日、大阪・アゼリア大正で女子プロレス祭り的なイベントの開催を発表。
全団体とはいかないまでも、主要団体大阪に集結し、主催興行を持ち寄る形で企画。
幕開けとなる12日の午後は「ヤングOH!OH!」として開催。
そこでデビュー5年目となるHIRO'eがヤングを卒業することに。
初日は2大会、2日目と3日目はそれぞれ3大会を開催予定。
“女子プロレス見本市”の詳細は後日発表される。
▼スクランブルwave(60分3本勝負)
水波綾、野崎渚、高瀬みゆき(2-1)宮崎有妃、旧姓・広田さくら、神童ミコト
①○水波(10分12秒、片エビ固め)神童●
※ラリアット
②●高瀬(13分30秒、外道クラッチ)宮崎○
③○高瀬(3分0秒、体固め)宮崎●
※宮崎がパワーボムを決めてカバーしているところに、水波に突き飛ばされた広田がぶつかって、高瀬が宮崎に覆いかぶさる形になってカウント3が数えられて

この日、2試合目で疲れを隠せない旧姓・広田さくら。
水波綾と高瀬みゆきは、広田先発をアピール。
結局、1本目の先発は高瀬と神童ミコトとなる。
ゴングと同時に飛び出してきた神童を飛び越えて、コーナーに控える広田と宮崎有妃に攻撃を仕掛ける。
無視された格好の神童は躍動感のあるドロップキックを連発で浴びせていったが、高瀬は神童をボディースラムで叩きつけると、神童を敵コーナーに付き飛ばして広田に交代するよう要求する。
それに応じて出てきた広田に、カミカゼからセカンドロープに飛び乗ってギロチンドロップ。
さらにミサイルキックを放つと、野崎渚が広田の背後からミサイルキック。
さらにブレーンバスター。神童のドロップキック、水波のラリアットのアシストを受けて、えびす落としを決めた。
さらにブレーンバスター。神童のドロップキック、水波のラリアットのアシストを受けて、えびす落としを決めた。
タッチを受けた野崎はダブルニーアタック、ドロップキックを叩き込んでいくが、ブレーンバスターをDDTに切りあ消した広田は、高瀬と2人に二刀流のカンチョーを決める。
しかし、水波の強烈なエルボー、高瀬のドロップキック、野崎のビッグブーツを浴びるも、カウント3は許さない。野崎のドルミルは、神童と宮崎が必死のカット。
やっとのことで広田からタッチを受けた宮崎は、低空ドロップキックからビッグヒップ。
これは水波と高瀬がカット。
宮崎は両腕でのラリアットで水波と高瀬を決めると、2人まとめてビッグヒップの餌食にする。
さらに野崎にドロップキック。野崎は串刺しビッグブーツを決めて水波にタッチ。
水波はマシンガンチョップからパントマイムを交えての串刺しラリアット。
リング中央でラリアットの打ち合いとなるも、最後に同時に放った際は宮崎が打ち勝つ。
代わった神童のドロップキック連発を受け流した水波は強烈なエルボーを叩き込み、神童がブレーンバスターを狙ってきたところボディースラムに切り返す。
しかし神童は、ボディースラムをかけられたタイミングで水波の背中におぶさってスリーパーを決めていった。
それを前方に一本背負いの要領で投げ飛ばした水波は、ラリラットからギロチンドロップ。
カウント2で返されると、逆エビを決める。
ここは宮崎がカット。
しかし水波は、神童をアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げた。
それを滑り下りながら丸め込もうとする神童をつかんで阻止した水波は、そのままジャーマン気味に後方に投げ捨てようとしたが、うまく水波の首に腕を回して絡みついた神童は首固めに切り返す。
カウント2で返されると逆さ押さえ込みへ。
ギロチンドロップをかわして丸め込む。
さらに前方回転式のエビ固めを決め、水波のラリアットをかわして足をすくう形でジャックナイフホールド。
いずれもカウント2で返されたが、丸め込み技の連続に、水波はたじたじの表情。
しかし走り込んでくるところにカウンターでラリアットを叩き込み、カウント3を奪った。
2本目のゴングが鳴ると、水波はダメージが残ってふらふらの神童を一気に攻め立てる。
ラリアット、スピアから肩に担ぎ上げるが、ここで宮崎が飛び込んできてときめきメモリアル。
これで動きが止まった。代わった広田が水波とボ・ラギノールの打ち合い。
広田はロープ歩きを決め、飛びついてのウラカンラナへ。
さらに619を決めたものの、高瀬がミサイルキックで追撃を阻止。
タッチを受けた野崎がコーナーに詰めてブレイジング・チョップ連発。
ロープにもたれかかった状態へのビッグブーツを決めると、広田がトペを狙うもロープに引っかかって失敗、そのまま場外乱闘となり、バックステージに消えていった。
リングに残されていた神童は、水波に「(バックステージへ追いかけて)行くぞ!」と声をかける。
水波は「行かなくていい」というものの、神童を追いかける形でバックステージへ消えた。
しばらくリングは無人状態。
アリーナに戻って来ると、野崎の顔面は緑に染まっていた。
リング中央に寝かすと広田がタカダジュンジを狙おうとするも、「どうせ足を出されて失敗するんだから」と、自らリング中央に大の字になって、野崎にタカダジュンジをするよう求める。
仕方なくロープワークから広田の上を飛び越えてタカダジュンジを放つが、
それをかわした広田は、フェースクラッシャーからプロレスLOVEポーズ。
しかしプロレスLOVEポーズを取っているところに野崎がフェ―クラッシャーを決めてプロレスLOVEポーズのお返し。
広田のボ・ラギノールを浴びた野崎だが、宮崎にビッグブーツを放っていく。
それを受け止めた宮崎は恥ずかし固めへ。
これは高瀬がカット。
宮崎にカウンターのビッグブーツを決めた野崎はコーナーに上がる。
しかしここは、神童にデッドリードライブで叩き落とされてしまった。
宮崎にカウンターのビッグブーツを決めた野崎はコーナーに上がる。
しかしここは、神童にデッドリードライブで叩き落とされてしまった。
この間に対角線のコーナーに上がっていた広田だったが、コーナーでの攻防でロープを揺らされたため、足を滑らして宙吊り状態に。
ドルミルに捕らえられた宮崎は、そのまま後方に走り込んで野崎をコーナーにぶつけようとするが、広田が挟まる形になった。
何とか野崎を振りほどいた宮崎は、コーナーに宙吊りになっている広田を使ってのハンマープレス。野崎は再び宮崎をドルミルにとらえるが、今度は広田がカット。
6選手が入り乱れる中で、高瀬にえびす落としを決めた宮崎に対し、高瀬もコーナーからのフライング・フォアアームを返していく。
そして水波との合体ギロチンドロップ。
広田も対抗して神童を使っての合体ギロチンドロップを狙うが、バランスを崩してそのままバックドロップで投げてしまう形に。
しかし宮崎はカウンターのラリアット。
続いての外道クラッチは野崎のカットに遭ったが、投げ捨てジャーマンを決めると、広田がボ・ラギノールでアシスト。
ここで外道クラッチを決めてカウント3を奪い、1-1のイーブンに持ち込んだ。
3本目、ゴングと同時に6人がリング上で入り乱れる。そのまま戦場はリング下へ。
1人リングに残った広田がトペを決めると、観客から大きな拍手が。
広田も「やればできる!」とガッツポーズ。
リングに戻るとカミカゼ を決めた高瀬だったが、直後に広田のミサイルキックを浴びてしまう。
宮崎は高瀬をボディースラムで叩きつけると、コーナーに上がっていた水波を捕まえてファンタスティックフリップを放つ。
しかし高瀬がかわしたため、結果的には水波がデッドリードライブで叩きつけられる形になった。
野崎が宮崎に低空ドロップキックを突き刺すと、水波が裏投げ。
そしてコーナー最上段に上がっていた高瀬が急降下ギロチンドロップ。
宮崎を引き起こそうとした高瀬だったが、逆にパワーボムの態勢に担ぎ上げられた。
これをウラカンラナで切り返そうとしたが、踏ん張って阻止した宮崎は、反動をつけて高瀬を担ぎ上げてパワーボム。
そのまま押さえ込んだものの、コーナーでもみ合っていた水波が広田を突き飛ばしカバーを崩す。
もつれ合った状態で高瀬が宮崎に覆いかぶさる形に。
そのままカウントが数えられ、Tommyレフェリーの手が3回マットを叩いて勝負が決まった。
まさかの勝利に喜びを隠せない高瀬はマイクを通さずにタッグ王座への挑戦をぶち上げるが、広田から「この前(6・19新木場)の話でやるってことになっただろ!」と突っ込まれる。すると高瀬は「いつやるやんだよ?」。これに広田は「近々……」と答えた。
さらに広田は「お前ら、自分たちが持ってたベルト落としたからってな、ベルトを獲り返すことに躍起になってると、足元すくわれるからな。お前、次、野崎みたいにさせてやるからな」と宣戦布告。そして「野崎、お前も覚えとけよ」と挑発した。
ここでリング上にマイクが置かれているのに気づいて取り上げると、広田から「お前、マイクでしゃべれよ」と突っ込まれた。高瀬は「気づかなかったんだ!」と返し、そのまま「今日はWAVE(所属選手)じゃないけど、私が(最後)勝ったから、私が締める!」と強引にコール&レスポンスで観客のビッグウェーブを起こし、「これがWAVEだ!」で新体制2度目の大阪大会を締めた。
2019.06.19

「weekday WAVE vol.122」

◎門倉凛が欠場挨拶
大会前に今大会を欠場する門倉凛が挨拶をおこなった。

門倉「みなさんこんばんは! 今回6月16日の試合中に右ヒザのほうをケガしてしまいまして、今回のwaveさんの大会を欠場させていただくこととなりました。本当に申し訳ございません。waveさん、そして各団体の皆様、今日の試合を楽しみにしてくださってた皆様にご迷惑ご心配をおかけしまして、本当に申し訳ございませんでした。今回、自分、CATCH THE WAVEのリーグ戦に出場させていただいてたんですけども、自分の欠場によりリーグ戦終了となってしまいました。本当にメチャクチャ悔しいです。本当に悔しいんですけど、自分はCATCH THE WAVE諦めていないので、波女取るまでリーグ戦出たいと思っています。1日も早い復帰を目指して、waveさんのリングに戻ってきて暴れ回りたいと思います。待っててください。よろしくお願いします」
1、チャレンジwave(15分1本勝負)
○桜花由美(10分49秒、体固め)進垣リナ●
※ビッグブーツ



ビジュアルブロックにエントリーしている桜花由美がオープニングマッチに登場。
2AWの進垣リナと初シングルマッチをおこなった。
試合はクリーンな握手でスタート。
バックの取りあいからグラウンドへ。
進垣がレッグロック→フットスリーパーでリードする。

脱出した桜花は串刺しビッグブーツで主導権を握ると、逆エビ固め。
ブレイクされると腰へのダブルニードロップを投下する。
するとセコンドの広田が「ガッキー、ババアに負けるなよ!」と声を飛ばす。
その声に応えるように、進垣がドロップキックで反撃。
ブラ下がりチキンウイング・アームロック→アームブリーカー→ワキ固めの体勢。

桜花がかわしてエルボー合戦となる。桜花のネックブリーカードロップはカウント2。

進垣もワキ固めで切り返すが、惜しくもニアロープ。
ならばとロープを絡めたチキンウイング・アームロック。
そして、ダイビング・ボディーアタックにつなげる。キックアウトされると、もう一度、ワキ固めへ。
だが、これも桜花の足がロープに伸びる。
桜花はストレッチマフラーホールドで攻守を入れ替えると、ロープに逃げる進垣にビッグブーツで追い打ち。追い込まれた進垣だったが、ビッグブーツをかいくぐりスクールボーイ、首固め、逆さ押さえ込みでカウント2。

ヒヤリとした桜花だったが、ダブルアーム式DDT、カカト落としで再び攻勢。
キックアウトされると、垂直落下ブレーンバスターへ。
カウント2で自ら引き起こした桜花。
進垣を立ちあがらせてビッグブーツ。ダメ押しのビッグブーツで貫録勝ち!
試合後は桜花から握手を求めて、健闘を称えた。
2、スクランブルwave(20分1本勝負)
水波綾&○まるこ(14分41秒、ハヤティーナ)彩羽匠&Maria●



岩田美香の負傷欠場により、テクニカルブロック1位通過が決まった彩羽匠が後輩のMariaを連れて第2試合に登場。
対する水波綾も6・16川崎で優宇を下し、パワーブロック1位通過を決めたばかり。
waveに久々登場となった、まることタッグを組んだ。

波女を見据えた水波と彩羽が先発。
注目対決でスタートとなった。
慎重な立ち上がりから彩羽がキック。
かわした水波が串刺し攻撃を狙うが、彩羽がガットショットで迎撃。
これを受け止める水波。
静かにリリースするも、彩羽が離れ際にキック。
水波がスウェーでかわしていく。
緊張感が漂うファーストコンタクトとなった。
続いてMariaVSまるこへ。
徐々にMariaが捕まる展開となるも、自力で耐えたMariaが小刻みエルボー→ドロップキックを放ってようやく彩羽とタッチ。
彩羽はショルダータックルでまるこを吹っ飛ばす。
水波にも放ったが、水波が受け止めダブルの攻撃につなげる。
かいくぐった彩羽が水波にソバット。
まるこを孤立させると、トラースキック。
まるこもヘッドシザース・ホイップでやり返して水波と交代する。

彩羽のニールキックをガードした水波。
水波がギロチンドロップで飛び込むも、彩羽がかわす。
ここで水波は「来いよ!」とキックを呼び込む。
彩羽がキックを放ったあと、今度は彩羽も「来いよ!」と挑発する。
水波がエルボー弾をお見舞い。彩羽のキック、水波のラリアットは相打ちに。

走る彩羽に水波がフロントスープレックス。
そしてスピアで追撃。裏投げは彩羽が堪えてローリングエルボー、スピンキックにつなげる。これに対して、水波はラリアットで応戦する。両者チェンジ。
まるこVSMariaはエルボー合戦で激突。
Mariaがドロップキックを放って行く。
カウント2。ワキ固めで捕獲する。耐えられると、彩羽のキックを挟んでMariaが逆さ押さえ込み。
カウント2。水波のエルボー弾を誤爆させて丸め込むが、これもカウント2止まり。
走るMariaにまるこがドロップキック。
すかさずハヤティーナでギブアップを奪った。
3、エボリューションwave(15分1本勝負)
○橋本千紘(12分7秒、片エビ固め)HIRO'e●
※パワーボム


現二冠王者のSareee戦に続き(6・16川崎)、今大会では前センダイガールズワールドシングルチャンピオンの橋本千紘との対戦となったHIRO’e。
ヤングブロックの全勝優勝を掲げているだけに、この試合で弾みを付けたいところだ。
試合はショルダータックル合戦でスタート。
一歩も譲らないHIRO’e。エルボー合戦となると、
ボディーブローを連発して圧倒。

橋本もお返しの馬乗りパンチを狙うが、HIRO’eは反則をアピール。
ならばと橋本はスリーパー→フロントネックロックで捕獲する。
そして極楽固めへ。
堪えられると逆片エビ固めに移行する。
凌いだHIRO’eはチンクラッシャーで攻守を入れ替え、低空ドロップキック。
セカンドからのドロップキックでカウント2。
低空ウラカンからのロングビーチへ。
走るHIRO’eに橋本がパワースラム。
サマーソルトドロップでカウント2。

橋本はカミカゼからセカンドからのサマーソルトドロップを投下。
寸前でかわされるも、すぐに卍固めへ。
堪えられるとバックドロップ。
続いてエルボーのラリー。
HIRO’eがブレーンバスターにつなげて、ミサイル発射。
さらにスピアでカウント2。
バックドロップ・ホールドもカウント2止まり。

走るHIRO’eに橋本がカウンターのラリアット。
オブライトを狙うがHIRO’eが切り返し、カウント2。
カサドーラも橋本が堪えていく。
ヒロ・ギョプサルもカウント2。
HIRO’eの丸め込みに追い込まれる橋本だったが、ラリアットで迎撃すると、パワーボムにつなげて3カウント! 
試合後、マイクを握ろうとするHIRO’eだったが、バタンと倒れ込む。
桜花と水波がHIRO’eを退場させた。
◎インフォメーション/広田が自主興行を開催

第3試合終了後、インフォメーションコーナーとして、野中美智子リングアナウンサーと旧姓・広田さくらが登場。waveのNAMI☆1興行を買いとり、10・1新木場にて自主興行の開催を発表した。詳細は後日発表される。
4、アブノーマルwave(15分1本勝負)
▲宮崎有妃&旧姓・広田さくら(14分34秒、両軍場外リングアウト)高瀬みゆき&有田ひめか▲


ノンタイトルながらwave認定タッグ王者組の宮崎有妃&旧姓・広田さくら<奇跡>と、シードリング・ビヨンド・ザ・シータッグ王者組の高瀬みゆき&有田ひめか< The Beginning>の対戦が実現。
宮崎はキャッチ公式戦で高瀬に敗れており、タッグ戦とはいえリベンジのチャンスでもある。

ゴングと同時に奇跡が場外へ。
広田が「やるぞ!」と挑発すると、高瀬が早くもヒートアップ。
これを有田が必死に食い止める。
さらに有田は宮崎を場外ボディースラムで大人しくさせ、場外乱闘を繰り広げる広田、高瀬をリングに放り投げ、「中でやれ!」とお説教。
広田は「お前のせいだ! 中でやってやる!!」と高瀬にフェースクラッシャー。
高瀬もやり返していく。
さらに串刺しドロップキック、逆水平チョップを放つ。

一方、広田はロープ渡りを狙うが、高瀬は拒否。
すると広田は「えっ、まさか?」とロープ渡りを高瀬に譲る。
慎重にロープ渡りにトライする高瀬。
だが、転倒させた広田がボ・ラギノールへ。
続いて宮崎VS有田に移行。
ショルダータックルで衝突を繰り返したあと、宮崎が片足ドロップキック。
有田もショルダータックルでお返し。
ならばと宮崎は恥ずかし固めへ。
これは高瀬がカットに入る。
そして、ダブルの攻撃から有田がランニング・ニーでカウント2。

宮崎は高瀬にビッグヒップ。
そして、広田をハンマー式ボディープレスで投下する。

有田&高瀬もダブルの攻撃を狙うが、宮崎が両腕ラリアット。
ロープにもたれる高瀬に広田がボ・ラギノール。
宮崎が場外から助走して顔面キックを狙うが、高瀬もかわす。

ならばと奇跡は、高瀬、有田を対角コーナーに据えて串刺しラリアット。
ときめきメモリアルをコーナーtoコーナーでお見舞い。
独自路線でペースを握る。
劣勢の高瀬だったが、有田のショルダータックルで流れを変えると、ファンタスティックフリップの体勢。
だが、これは自滅に。

すかさず高瀬にボ・ラギノールを放った広田がバックステージへ。
グリーンミストで高瀬&有田の顔を緑色に染める。
高瀬&有田も反撃に転じると、お返しのバックステージへ。
グリーンミストでやり返したようだが、小競り合いは続き場外カウントアウトに…。
上半身は入っていたと主張する広田と、下半身が入っていたと主張する高瀬だったが、どちらも全身ではないため、Tommyレフェリーは両チームのカウントアウト負けを告げた。
◎試合後のマイク
広田「選手のみんな聞いたか。こういう目に遭うから場外には気をつけろ。こんな不透明なままじゃ終われないんだよ。もう1回やらせろ。できるだろ? お前らがやる気があるならな」

高瀬「やる気どころか、ちょうど2本目のベルト欲しいと思ってたんですよ。お前らのベルトよこせ!」

広田「ははは。私たちのベルト、欲しい? あげると思うの? ばかじゃねーの、そんな緑の顔して」

高瀬「何を言うてますの? この宮崎にCATCH THE WAVEで勝ちました。今日も負けてません。挑戦する権利はあるでしょ?」

広田「ちょっと前に勝ったからって過去の話。未来しかみてないから。このベルトかけてやってやるよ。緑だけじゃすまないからな」

高瀬「緑でも赤でも黒でも何でもなってやる! お前も顔洗ってこい!」
5、CATCH THE WAVE2019~ビジュアルブロック~(15分1本勝負)
△野崎渚<1勝1分=3点>(時間切れ引き分け)志田光△<1勝1敗1分=3点>


混戦となったビジュアルブロックは、4選手が2点で並び、全選手が優勝の可能性を残している状況。
志田光はこれが最終戦となるため、勝って他の選手の結果を待ちたいところ。
一方の野崎は初戦の桜花に勝ち、今回が2戦目。
全勝優勝を掲げているだけに、落とせない一戦となった。

最初に仕掛けたのは志田だった。
ショートレンジのヒザ蹴りを連発。
インプラントでカウント2。
野崎も後方回転エビ固めで流れを変えると、早速ドルミルの体勢。
かわされると大外刈りを挟んで、ドルミルへ。なんとか耐えた志田がロープ。
場外で呼吸を整えたあと、戻ろうとする。
野崎が襲うとカウンター攻撃。
志田が場外でのジャンピングニーでお返しする。

これで主導権を握った志田がキャメルクラッチへ。
風車式バックブリーカーでカウント2。
志田は野崎をコーナーに逆さ吊りにすると、串刺しニー。
逆片エビ固めで捕獲する。
串刺しビッグブーツで反撃にに転じた野崎。
しゃれキック→ビッグブーツでカウント2。
さらに蒼魔刀からザキゴエを放つ。
コーナーに向かうが、志田が雪崩式ブレーンバスターに切り返す。

エルボーのラリーから志田がカウンターのフランケンシュタイナー。
そしてヒザ蹴りで追撃。
野崎もビッグブーツでやり返す。
志田のヒザ蹴り、野崎のビッグブーツが交互に炸裂する。

さらに野崎はドルミルⅡを狙うが、志田がリバースブレーンバスターに切り返す。
ここで志田はファルコンアロー。
残り時間が少なくなるなか、志田がスリーカウント。
カバーの瞬間、体勢を入れ替えた野崎がカウント2。そのままドルミルⅡへ。
なんとか志田がロープ。
すぐさま野崎がリバースおしゃれキック。
走るも、志田がジャンピングニーで迎撃。
ダブルダウン! 
さらに野崎のビッグブーツ、志田のヒザ蹴りがクリーンヒットする。

残り1分から野崎がカウンターのビッグブーツ。
今度は志田がジャンピングニー。
しかし、野崎もドルミルと見せかけて丸め込む。
カウント2。
片足ドロップキックで追撃する。
ならばと志田も目突きからの首固め。
これもカウント2止まり。
志田が至近距離からのヒザ蹴りを放ったところで時間切れに……。

この結果により、志田は1勝1敗1分3点でリーグ戦を終了。他の選手の結果を待つこととなり、野崎は7・1新木場での有田戦が最終戦となる。
◎エンディング
試合後、桜花社長がリングへ。

桜花「締める前に最後の詳細を発表したいと思っております。えー、今日テクニカルブロックが1位通過、彩羽匠に決定しました。早く決まってしまったので、今日発表しておこうかなと思います。パワーブロック1位通過、水波綾。テクニカルブロック1位通過、彩羽匠。ビジュアルブロックはまだ4人とも1位になれる可能性を残しております。この3ブロックの1位が7月15日新宿FACE大会で三つ巴戦をしてもらい、そこで波女を決定したいと思います。三つ巴で波女決定戦をやります。よろしくお願いします」
野崎「試合直後に決勝は三つ巴ってメチャクチャヘビーな情報ありがとうございます。試合、5月5日の後楽園ホールで初戦、桜花さんに勝って、みなさんと約束したこと覚えてますか? 今年こそ全勝優勝して、レジーナ巻く姿をみなさんにお見せするって言ったんですけど、今日志田とまさかの引き分けてしまいました。約束は絶対と自分で言いながら、一つ破ってしまってすみませんでした。でも、リーグ戦優勝して決勝、三つ巴を制してレジーナ巻く姿をみなさんにお見せすることは絶対に約束します。みなさん、今後も応援よろしくお願いします! 締めなんですけど、勝ったら私1回もやったことない、コール&レスポンスとビッグウエーブやろうと思ったんですけど、引き分けたので次回、7月1日の有田に勝ったら決勝に向けてみんなでコール&レスポンスやりたいと思います。今日はこれがwaveだ!で締めさせてください。いいですか? オッケー? やりたい人いました? ああ…オッケーね、じゃあ次回で。いきまーす、これがwaveだー! ありがとうございました」

◎バックステージ

野崎「全勝優勝というのが一つの目標であったので、正直悔しいなと思いますね。ビジュアルブロックの中でイチバンの山場ってたぶん今日だなと思ったので、そこに照準を合わせてきたのでどうしても勝ちたかったんですけど、志田とのシングルは15分じゃ短すぎました。私、今回のリーグ戦、初戦が5月5日で今回まで1カ月ちょい期間があいてたんですけど、またここでちょっと期間があいて7月1日。来月なんですけど、まあ今日以上にコンディションと気持ち整えて、いくら若手であろうと、あなどっちゃいけないと思ってるので、足下すくわれないようにガッチリ勝ちにいきたいと思います」
2019.06.16

CATCH THE WAVE2019~Central~

日時
6月16日  日曜日
観衆
65人
場所
25”D"スタジオ・ディアナ道場
◎CATCH THE WAVE得点状況
前説を担当している野中美智子リングアナが大会前の時点でのCATCH THE WAVE得点状況を説明。まずテクニカルブロックは4選手が全員2点で並んでおり、ビジュアルブロックは公式戦3試合を残し、桜花由美、野崎渚、志田光が2点で並ぶ状況。パワーブロックは今大会で公式戦最終カード(水波綾VS優宇)が組まれており、水波が勝てば1位通過。優宇は引き分け以上で1位通過が決まる。
また単独開催のヤングブロックは、本日、Maria vs 梅咲遥戦がおこなわれ、Mariaが勝てば、4点のHIRO’eと並ぶこととなる。
◎選手入場式
大会に先立ち、選手入場式がおこなわれ、全カードを発表。選手を代表し、梅咲遥が挨拶をおこなった。

梅咲「みなさん、こんばんは! waveさん25“D”(ニコディー)マッチご来場いただき誠にありがとうございます。自分は今日、キャッチの最終戦になります。ここディアナ道場は自分のホームなので、負けることは許されないと思っています。みなさん、自分の初勝利に期待していてください! 最後まで応援よろしくお願いします」
1、shuffle scramble wave(10分1本勝負)
○宮崎有妃&野崎渚(6分16秒、外道クラッチ)旧姓・広田さくら●&桜花由美


wave初の25“D”スタジオ大会は、桜花由美、旧姓・広田さくら、宮崎有妃、野崎渚の4選手がコンビを変えながらタッグマッチで3試合をおこなう“shuffle scramble wave”でスタート! 初戦は宮崎&野崎のKUSO ONNA NIGHTが久々タッグを復活させ、桜花&広田と激突した。

試合前、野崎が現パートナーの桜花に握手を求めると、桜花は張り手で返す。「なんで?」といった表情の野崎。一方の広田と宮崎は睨み合い。複雑な四角関係が露呈する。

ゴングが鳴らされてもまったく動かない広田と宮崎。シビレを切らした野崎がリング内に入ると、桜花も出ていきエルボー合戦を展開する。それでも広田と宮崎はにらみ合いを続け、広田が「時は来たー!」と場外戦を挑んでいく。
暴れ回る広田と宮崎だったが、リングに戻されようやく試合へ。広田が宮崎の足を踏みまくり、フェースクラッシャー。宮崎も同じ技でやり返して、野崎とタッチする。

野崎はブレイジングチョップからビッグブーツ、おしゃれキックで攻勢。広田も野崎のビッグブーツをかわしてボ・ラギノール。高田純次を狙うも、「あっ、時間ないんだ。早くお前やれ」と野崎に譲る。
暴れ回る広田と宮崎だったが、リングに戻されようやく試合へ。広田が宮崎の足を踏みまくり、フェースクラッシャー。宮崎も同じ技でやり返して、野崎とタッチする。

野崎はブレイジングチョップからビッグブーツ、おしゃれキックで攻勢。広田も野崎のビッグブーツをかわしてボ・ラギノール。高田純次を狙うも、「あっ、時間ないんだ。早くお前やれ」と野崎に譲る。

しぶしぶ野崎が高田純次のムーブに入るも、広田が「このやりたがりがっ!」とかわして合体ドロップキックにつなげる。続いて宮崎がコーナーへ。広田がボ・ラギノールで阻止すると、場外に落ちた宮崎らにトペ・スイシーダを敢行。しかし、お腹がひっかかり未遂に。
宮崎&野崎は合体の雪崩式ブレーンバスターを敢行。宮崎がパワーボムで仕留めにかかるが、広田がウラカンラナに切り返す。ここからエビ固めの応酬。いずれもカウント2。桜花がビッグブーツで飛び込むと、これが広田に誤爆し、すかさず宮崎が外道クラッチでクルリ!
2、CATCH THE WAVE2019~ヤングブロック~(10分1本勝負)
○梅咲遥<1勝2敗=2点>(5分54秒、エビ固め)Maria●<1勝1敗=2点>


ヤングブロック優勝は、4点で単独首位を走るHIRO’eと、2点で追うMariaの2人に絞られた。Mariaがこの試合に勝てば、HIRO’eに4点で並ぶ。たとえ敗れても、6・30大阪での直接対決が残っており、優勝の可能性は残している。一方の梅咲遥は、リーグ戦は全敗しているものの、ホームリングでシングル初勝利を目指す。

ゴングと同時に梅咲がドロップキック。Mariaが丸め込みで返してエビ固めの応酬に。

梅咲はボディーシザース、弓矢固めで捕獲。リリースとなるとエルボー合戦となる。走る梅咲にMariaがワキ固め。なんとか堪えた梅咲がドロップキックで反撃開始。押さえ込みはカウント2。
再びロープに走る梅咲に、Mariaがドロップキック。さらに連発していく。梅咲も首固めでカウント2。Mariaはその場ドロップキックから再びドロップキック。ロープに走るも、梅咲がカニばさみからのラ・マヒストラルで3カウント! ホームでシングル初勝利を収めた。
3、shuffle scramble wave(10分1本勝負)
○宮崎有妃&桜花由美(8分8秒、奇跡)旧姓・広田さくら&野崎渚●

shuffle scramble wave第2戦は宮崎&桜花のOVER SUNが復活。またもや対角に立つことになった宮崎と広田はにらみ合う。

試合は桜花VS野崎でスタート。だが、ゴングと同時に宮崎と広田は場外に降りてにらみ合いを展開する。

真面目に試合を続ける桜花と野崎。チェンジしようとそれぞれ自コーナーに戻るも、パートナー不在で試合を中断。場外の広田、宮崎にお説教。
しぶしぶリング上で対峙した広田と宮崎は、広田「いつもお前のせいで!」宮崎「いつも後輩に怒られる」と互いに不満を爆発させながら対峙。バンプを取り合ったあと広田がロープ渡りへ。トペ・スイシーダは、この日2度目の失敗。

リングに戻った宮崎はビッグヒップで追撃する。パワーボムを狙うが、広田がウラカンラナに切り返す。フェースクラッシャーにつなげて野崎とチェンジ。
宮崎のエルボー弾と、野崎のビッグブーツが交互に炸裂する。ここから野崎がドルミルを狙うが、宮崎はチンクラッシャーで脱出。すぐさま野崎はビッグブーツ。これをかわした宮崎が恥ずかし固めへ。耐えられると、ハンマー式ボディープレスで追撃する。カウント2。

野崎もヘッドシザースで宮崎をコーナーに叩き付けると串刺しビッグブーツで追い打ち。野崎のブレイジングチョップと広田がボ・ラギノールが、宮崎に決まる。さらに野崎がビッグブーツで飛び込むが、これは桜花がカット。残り3分となり、広田が宮崎を羽交い締め。桜花がビッグブーツで飛び込むが、広田に誤爆してしまう。
このチャンスに宮崎がえびす落としからムーンサルトを狙うが、かわすと広田がボ・ラギノール。野崎が片足ドロップキック。ビッグブーツで反撃に転じるも、いずれもカウント2。もう一発、叩き込もうとしたが、かわした宮崎が奇跡(丸め込み技)で逆転勝利を収めた。
4エボリューションwave(15分1本勝負)
○Sareee(8分32秒、体固め)HIRO'e●
※裏投げ


現在、WWWD世界シングルと、センダイガールズワールドシングルチャンピオンシップの二冠王者のSareeeにHIRO’eが挑む。

試合はロックアップからSareeeが押し込みブレイク。HIRO’eがドロップキックを放てばSareeeはヘアホイップ。鎌固めで捕獲する。

しのいだHIRO’eも低空ドロップキック、セカンドからのドロップキック、ブレーンバスターで反撃。
Sareeeはカサドーラからのフットスタンプで流れを変える。「どうした、来いよ!」と挑発する。HIRO’eがエルボー弾で向かっていくとエルボー合戦となり、逆にHIRO’eが「来いよ」と挑発。そしてボディーブローを叩き込んだが、Sareeeが低空ドロップキック、フィッシャーマンSHでお仕置き。ミサイルキックはカウント2。

HIRO’eもジャーマンSHを放つとムーンサルトプレスを投下。かわしたSareeeがダイビング・フットスタンプ。2発目のフットスタンプはHIRO’eもかわすが、SareeeがジャーマンSHへ。カウント2。「終わりー!」と叫んだSareeeだったが、HIRO’eがカサドーラ。丸め込みの応酬から、HIRO’eがヒロ・ギョプサルでカウント2。
Sareeeはローリングソバットで流れを変えると、Sareeeスープレックスへ。そこから裏投げを狙うが、堪えたHIRO’eがカサドーラ。そこから走るもSareeeがカウンターの裏投げで勝利を収めた。
◎HIRO’eがレジーナ奪取後の再戦を予告!?
試合後、HIRO’eがマイクを握る。

HIRO’e「Sareeeさん、2冠王なんですよね? 私、CATCH THE WAVEヤングブロック全勝優勝して、レジーナ取るんです。これ私のなかで確定してるんです。その時またアナタの前に現れると思うので…ここまで言ったらわかりますよね? えっ、わかりますよね? 待っててください。じゃ!」
5、shuffle scramble wave(10分1本勝負)
○宮崎有妃&旧姓・広田さくら(7分38秒、片エビ固め)桜花由美●&野崎渚
※直伝デスバレーボム


shuffle scramble wave第3戦は現waveタッグ王者組の奇跡(宮崎&広田)とブラック・ヴィドウ(桜花&野崎)の対戦。

桜花がまずは入場。パートナーの野崎は不在だ。続いて、広田&宮崎が野崎を引き連れ入場。すでに野崎の顔はグリーンミストで染められている。

そのままゴングを迎えて広田がヘ・なストラル。カウント2。犬神家は野崎がビッグブーツで阻止する。
桜花が出ていき、野崎とトレイン攻撃。串刺しビッグブーツにつなげる。野崎もエプロンから放っていき、間髪入れずに桜花がバックドロップへ。カウント2。走る桜花に宮崎がキックで妨害。

これで流れが変わり王者組が波状攻撃。合体シーソー攻撃は迎撃され広田が自滅。ならばと宮崎はブラック・ヴィドウに両腕ラリアットを放って場外へ。広田のトペ・スイシーダを呼び込むと、3試合目にしてようやく成功。広田は「ビックリしてんじゃねーぞ!」と叫んでリングへ。ミサイル弾で追撃し、宮崎と交代する。
宮崎は桜花にえびす落とし。ムーンサルトを狙うが、野崎が妨害。野崎は変形串刺しビッグブーツを叩き込むと、桜花のカカト落とし&野崎のおしゃれキックで競演。すかさず桜花がビッグブーツで飛び込むがカウント2。

一方、奇跡はコーナーtoコーナーのときめきメモリアル。改めて宮崎が桜花の唇を奪うと、外道クラッチへ。これは野崎がカット。すぐにロープに向かった宮崎に桜花がネックハンギングボム。キックアウトした宮崎が奇跡を繰り出すも、野崎がカット。
ブラック・ヴィドウはツープラトンのブレーンバスターを決めると、桜花がコーナーへ。すると広田がときめきメモリアルで阻止。すかさず宮崎がアストロシザースで桜花を投げ捨てると、広田のシャイニング・ウィザードを挟んで、直伝デスバレーボムでジ・エンド。
試合後、宮崎は「桜花、野崎、広田! 私はね、みんなとタッグ組んでるけど、どれも大事に思っています。何番目とかつけないけど、私、浮気女じゃない。浮気してるわけじゃない。浮気してない。みんな大事だから仲良くしよう。怒らないで! ねっ! ありがとう、全部勝ったから。どのタッグも勝った。それぞれ勝ったじゃん!」と微妙な四角関係をフォロー。

広田が「一人で全部、勝ってるじゃん」と呟くも、宮崎は「みんな大事だからさ、勝とうと思って頑張ったんだ、私。ねっ! みんな仲良くしよう、そんなに怒らないで。私、浮気者じゃないから。みんな大事だよ。浮気者が言ってるようなこと言ってるけど、みんな大事なの、本当に。怒らないで。仲良くしよう。ほら握手」と、3選手を言いくるめて退場した。
6、CATCH THE WAVE2019~パワーブロック~(15分1本勝負)
○水波綾<2勝1敗=4点>(12分33秒、片エビ固め)優宇●<1勝1敗1分=3点>
※ダイビング・ギロチンドロップ。パワーブロックは水波が1位通過

この試合に勝った選手がパワーブロックの1位通過となる大事な一戦。引き分けの場合は、優宇の1位が決定する。

リングコールを受けた水波が奇襲を仕掛けてゴング。ショルダータックルでぶつかりあう。

エルボー合戦から水波がマシンガンチョップ。優宇もやり返していく。水波のギロチンドロップはカウント2。すぐさまヘッドロックで捕獲する。
耐えた優宇はカウンターのサイドバスターで攻守を入れ替えセントーン。手つなぎ逆水平チョップで追い打ち。水波もやり返すと、逆水平チョップ合戦となる。

5分経過。水波のラリアット、ギロチンドロップが決まる。カウント2。肩固めからイチジクへ。優宇がロープに逃れるも、水波はエルボー弾からの串刺しラリアットで追撃。裏投げを狙うが、優宇が堪えて攻守逆転。
優宇は「イテーな、コノヤロー! 水波、終わり!」とキャノンボール。キックアウトされると片羽絞めへ。すぐに脱出した水波がショートレンジラリアット。ロープに走るも優宇が払い腰で切り返す。

ハーフダウン状態の2人にファンは手拍子。ラリアットの相打ちから水波がすぐにもう一発! 跪く優宇にダウンカウントが数えられる。

これを途中で引き起こした水波。ラリアットの相打ちを繰り返したあと、優宇が逆水平チョップ、水波もショートレンジラリアットで応戦する。今度は優宇がカウンターのラリアット、払い腰でカウント2。ラストライドを狙うが、堪える水波。水車落としで脱出するとラリアット!
優宇もラリアットを狙うが、かいくぐった水波がラリアット。カウント2。もう一発ラリアットで飛び込むがこれもカウント2止まり。ならばと水波がダイビング・ギロチンドロップを投下させ、3カウント! 熱戦に終止符を打った。試合後、水波がマイクを握る。
水波「優宇! 優宇、はじめまして私がプロレスリングwaveの水波綾です。今日の闘いはきっと終わりじゃなくて、何かのはじまりだと自分は思います。またリング上でお会いしましょう。ということで、パワーブロック、水波が1位通過したぜー! さああとはテクニカル? ビジュアル? 誰が来るんだ? 誰が来てもいいぜ、いま超ノってるからな。今年の波女はな、水波綾で間違いねーんだ! うーえー、超個人的に今日は5連戦最終日。乗り切ったぜー! ということで、さっき野中さんが前説でさんざんやらないと言っていたコール&レスポンス。そしてビッグwaveは水波が起こすぜ! waveのみなさんの全みなさんのパワーが必要なのでリングに上がってください、お願いします。(wave勢がリングへ)じゃあコール&レスポンスのあとに、アイ・ラブ・アニキで締めたいと思います。それじゃ行くぜ、今日の水波は最高だったか! 今日の水波はカッコよかったか! 今日の水波はメチャクチャかわいかったか! いくぜ、ビッグ・ウエーーーーーブ、よーし、アイ・ラブ・アニキ! ありがとうございましたー!」
◎バックステージ
——パワーブロック1位通過決定しました。
水波「ありがとうございます! 今回のキャッチは、2009年から間、欠場とかレジーナで出なかったとかいろいろありましたが、結構、出ているほうで。今回はパワーブロックという名のいろんなパワーブロックで、全員違うスタイルのパワー系の選手だったので、逆に苦戦しました。一直線じゃないし、全員が同じ種類ではなかったので。今日の優宇選手とかははじめましてだったので、まああんなガッチリとアタリもメチャクチャ強くし、チョップもメチャクチャ強いし、気持ちも強いし、ああいう選手は今日のパワーブロックの優勝を決める試合で当たれたというのはね、やっぱ凄い自分、超刺激になりましたし、それを越えての優勝ですから。テクニカル、ビジュアル決まってないですけど、いま自分、メッチャ本当にマジで本当に乗ってるので、自分を信じてるんで、今日の試合でまた確信したんで、私が波女になるんだろうなって思いました」

——こないだのアメリカ行きが刺激になった?
水波「見ててどうですか」

——そうですね。

水波「メッチャ刺激になりました。あの興行に出れたことが、一気に私の考え変わったので。そしてあんな何万人の前で試合して、そのプラスのモノが帰ってきてからずっと自分はあるので、もう、あのタイミングでAEWに参戦したのは私の運命だと思ってるので、メッチャ刺激になりました」

——他のブロックで気になる選手は?
水波「彩羽でしょ。上がってくるかはわからないけど、だって、現シングルチャンピオンですもんね。SEAdLINNNGの。そりゃ、気になりますよ。他団体のベルト巻いているし、私だって巻いたことないから。他団体のベルトなんて。だからこそ気になるし、意識しちゃうし、まあ誰が上がってきても自分のファイトスタイルは気持ちで闘うファイトスタイルなので、誰が相手でもそこだけはブレずに勝てると思って、リングに毎回、毎回上がって、気持ち込めて試合してるんで、トンと来いって感じです」

——リーグ戦終わりまで我慢してるものとかは?
水波「してない。もう逆に思ったものをそのまま表現するようになりました。カラダの指先から、足先から目の開け具合から、声の出し方から、表情から一ミリたりもみなさんに伝わってほしいと思って、逆にこのキャッチってめっちゃシングル続くし、明るく、楽しく、激しくよりは、本当にストイックに勝ちを狙うってところなので、逆にそういうものを自分が伝えたいものを、伝えきったうえでのCATCH THE WAVEにしたいとずっと思っていたので、今年は。だから、そういったものをするには、とくにないかな。逆に自由奔放に行こうと思って、やってました」
2019.06.01

「NAMI☆1〜Jun〜」

◎選手入場式
試合に先立ち、出場選手の入場式がおこなわれ、選手を代表しアメリカから無事帰国した水波綾が挨拶をおこなった。

水波「新木場大会、ご来場ありがとうございまーす! Ryo Mizunami,Comeback to JAPAN! さあ今宵は土曜日の夜、そう“サタデーナイト”です! 広田さんは今日はいませんが、広田さんがいないぶんだけサタデーナイトでフィーバーしちゃいましょ−! それでははじめます。Here we Go——!」
1、ヤング3WAVE(10分1本勝負)
有田ひめかVSマリ卍VS進垣リナ
※時間切れ引き分け


ヤング世代の有田ひめか<アクトレスガールズ>、マリ卍<PURE−J>、進垣リナ<2AW>が3WAYマッチで激突。

スタートは3人とも様子を見合う。ひとまずマリ卍&有田が共闘路線を敷くも、進垣がクロスボディーで迎撃。これをマリ卍&有田がキャッチしていく。続いてショルダータックル合戦となり、有田が串刺し攻撃につなげる。

寸前でかわしたマリ&進垣。マリが串刺しバックエルボーを放つと、進垣も続く。有田を孤立させたマリ&進垣は張り付け逆水平チョップをお見舞いする。

さらにはトライアングルのエルボー合戦、スリーパーのトーテムポールと続き、進垣が頭脳プレーで主導権を握る。一人抜け出した進垣がマリ卍に首4の字固めを極めると、有田もマリに逆エビ固め。ダブルで苦しめられたマリだったが、進垣がロープに逃げ込み命拾い。

続いて有田がマリ&進垣に串刺しボディーアタックを狙うが、進垣がかわしてマリにサク裂。すかさず進垣は有田の背後からスクールボーイでカウント2。走る有田に進垣がワキ固め。堪えられると腕十字に移行する。これを担いで脱出した有田がアルゼンチン・バックブリーカーで捕獲。

そこにマリがガットショットでカットに入る。残り時間が少なくなるなか、マリは進垣をグランド卍固めで捕獲。有田が助けに入り、「登れ!」と進垣に指示を出す。しかし有田が裏切り、マリにスクールボーイ。これはカウント2。そこから丸め込みの応酬となったが、3選手とも決め手をかき、ドローとなった。
2、スクランブルwave(20分1本勝負)
△水波綾&野崎渚(時間切れ引き分け)彩羽匠&門倉凛△


アメリカのAEWに参戦し、無事帰国した水波綾が野崎渚とタッグを組んで彩羽匠&門倉凛<NEW TRADITIONAL>と対戦。

スタートは野崎VS彩羽。力比べからリストロック、ヘッドロックの取りあいとなる。まずは彩羽のショルダータックルが決まる。キックで追い打ちをかけようとする彩羽だったが、かわした野崎がビッグブーツ。これは彩羽も読んでいた。

水波VS門倉となり、門倉がドロップキック。かわした水波がギロチンドロップを狙うが、門倉も読んで低空ドロップキック。だが、水波もすぐにショルダータックル→ギロチンドロップでカウント2。続けざまにキャメルクラッチの体勢に入るも、門倉が噛みつきで脱出。水波は「噛むから気をつけて」と野崎にタッチ。

野崎は門倉の顔面にストンピング。胸元にはブレイジングチョップをお見舞いする。再び水波が出ていきマシンガンチョップで序盤のお仕置き。逃げようとする門倉にしつこく放っていき、「サタデーナイトフィーバー」らしきダンスを披露したあと、串刺しラリアット! 続く野崎は卍固めで捕獲する。

ローンバトルを強いられる門倉。水波に小刻みエルボーで反撃。そしてネックブリーカードロップを放って、ようやく彩羽とタッチ。彩羽はローキックを連発。ランニング・ローキックでカウント2。さらに水波&野崎を手玉に取ると、水波にニールキック。そしてニュートラの連係ドロップキック、連係ギロチンドロップを敢行する。

続く門倉が振り子式DDTでカウント2。さらにウラカンラナを狙うが、これは水波がパワーボムでコーナーに叩き付けていく。追い打ちをかける水波はパワースラム。カウント2。

タッチを受けた野崎はミサイル弾からのダブルニーアタックで追撃にかかる。門倉も串刺しドロップキックでやり返し、キャノンボールを投下。野崎もビッグブーツで応戦し、おしゃれキックで追い打ち。

門倉もグランド卍固めで攻守逆転。野崎がエスケープすると、低空ドロップキックなどにつなげる。さらに逆打ちを狙うが、野崎が切り返すと、門倉もドラゴンスリーパーへ。走る門倉に野崎がカウンターのビッグブーツ。カウント2。

今度は彩羽が出ていき低空ドロップキック。ブレーンバスターを放ってハイキックを狙う。かいくぐった野崎がドルミルへ。残り5分。切り返されると野崎はローキックで追撃。ザキゴエも彩羽がかわしてキックのコンビにつなげる。さらに高速ブレーンバスターからコーナーに向かうも、水波が足止め。野崎が復活し追いかけるも、門倉がパワーボムで野崎を引き離す。間髪入れずに彩羽がスワントーンボムを投下。だが、これは自滅。逆に野崎がドルミルで捕獲すると、慌てて門倉がカットに入る。

混戦模様のなか、水波がラリアット→裏投げでアシストに入る。そのまま続投した水波はラリアット、ドラゴンSHで攻勢に。もう一度ラリアットを狙うが、彩羽もかわす。そしてカウンターのエルボーからライガーボムでカウント2。残り1分。ランニングスリーを狙う彩羽だったが、野崎にカットされると、そのままドローを迎えた。試合後、彩羽と水波が一触即発。しばらく睨み合ってリングを降りた。
3、CATCH THE WAVE2019~ヤングブロック~(10分1本勝負)
○HIRO'e<2勝=4点>(9分58秒、サクラ落とし)梅咲遥●<2敗=0点>


ヤングブロックは6月1日現在で、HIRO’e2点、星いぶきが2点(全日程終了)、Maria2点、梅咲遥0点という状況。この日が2戦目となるHIRO’eはディアナの新人・梅咲遥と対戦した。

ゴングと同時に梅咲がスクールボーイ、首固め、逆さ押さえ込みでカウント2を連発する。HIRO’eのドロップキックをかわして弓矢固めへ。耐えられると小刻みエルボー。ドロップキックでカウント2。

HIRO’eもボディースラムで攻守を入れ替え逆片エビ固めで捕獲。梅咲がロープ。串刺しドロップキックで追撃するHIRO’e。カウント2。

劣勢の梅咲だったが、クロスボディーで反撃。すぐにHIRO’eもやり返し、串刺しドロップキック。梅咲もやり返すが、HIRO’eがブレーンバスターを敢行。さらにロングビーチで捕獲する。ブレイクされると低空ドロップキック2連発で追撃。ミサイルキックをかわした梅咲が場外にHIRO’eを落としてエプロンからのプランチャ・スイシーダ。そして、リングに戻ろうとするHIRO’eを阻止する。

カウント8でリングに生還したHIRO’e。梅咲がドロップキックを連発させていく。カウント2。ならばと梅咲はセカンドからのドロップキックを2発。そして丸め込みを連発。残り1分となり、HIRO’eがヒロギョプサルを狙う。梅咲が切り返すと丸め込みの応酬に。さらにドロップキックの応酬から、HIRO’eがスピア。ブレーンバスターでカウント2。ミサイルキックを返されると、サクラ落としでトドメを刺した。

HIRO’eは得点を4に伸ばし、ヤング首位に。ブロック優勝の可能性はHIRO’eとMariaに絞られた。
4、CATCH THE WAVE2019~パワーブロック~(15分1本勝負)
○高瀬みゆき<1勝1敗1分=3点>(5分33秒、場外カウントアウト勝ち)宮崎有妃●<1勝2敗=2点>


パワーブロックの得点状況は、6月1日現在で優宇が3点で首位。宮崎有妃、水波綾が2点で追い、高瀬が1点という状況。ブロック優勝の可能性を残す宮崎にとっては絶対に負けられない最終戦となった。

高瀬恒例の入場パフォーマンスを宮崎が襲撃しゴング。ラリアットを放っていく。高瀬もラリアットで応戦するが、歯が立たない。

宮崎は早速ムーンサルトプレスを投下したが、寸前でかわした高瀬がようやく流れを変える。花道に出て張り付けラリアット。リング内ではカミカゼからギロチンドロップを放つ。かわした宮崎が投げっぱなしジャーマン。

高瀬も負けてはいない。ブーメランアタックからジャンピング・エルボーアタックでカウント2。「勝つ!×3」と叫びながらコーナーに登る高瀬。

だが、宮崎がリップロップで捕獲し、雪崩式ブレーンバスター。さらにエプロンでギロチンドロップ、場外助走からのキックを狙うが、高瀬もかわす。そして場外へのジャーマン! これで大ダメージを負った宮崎。なんとかリングを目指すが、高瀬がヘッドバットからのドロップキックで突き落とし、場外カウントアウト勝ちを収めた。

高瀬は1勝1敗1分の3点、宮崎は1勝2敗の2点で全日程を終了。パワーブロックは6・16川崎でおこなわれる優宇VS水波の勝者が1位抜け決定することとなった(優宇は引き分け以上で1位通過)。
5、CATCH THE WAVE2019~ビジュアルブロック~(15分1本勝負)
○桜花由美<1勝1敗=2点>(12分5秒、片エビ固め)志田光●<1勝1敗=2点>
※ビッグブーツ


ビジュアルブロックの6月1日時点の得点状況は、野崎渚、志田光が2点。桜花由美、有田ひめかが0点。この日は桜花VS志田の元シダレザクラ対決がおこなわれ、すでに1敗を喫している桜花は絶対に負けられない一戦となった。

試合はロックアップからリストロックの取りあいでスタート。桜花がビッグブーツで抜け出し、ダイビング・サンマドロップを投下する。キックアウトされるとクロスフェースへ。ブレイクされると、腰へのダブルニードロップを投下させる。さらにブラディーEX、キャメルクラッチ、クロスフェース、クルスフィクスという関節地獄へ。耐えられるとカカト落としでカウント2。もう一度クロスフェースで捕獲する。

なんとか志田がロープに逃れると、今度はロープ越えの変形ブラディーEXへ。カカト落としを狙うが、かわした志田が雪崩式ブレーンバスター狙い。堪えられると延髄斬りを敢行。2人とも場外に落ちると、志田が場外でジャンピングニー!

リング上でも、志田がブレーンバスターからのスリーカウントで攻勢。これを寸前でかわした桜花がバックドロップを放つ。だが、すぐに志田も至近距離からのヒザ蹴り、ジャンピングニーで応戦しダブルダウン。

エルボー合戦から志田がフランケンシュタイナー。そしてランニングニーへ。雪崩式ブレーンバスターでカウント2。目突きからのブレーンバスターを狙うが、桜花が逆に敢行。カウント2。桜花のビッグブーツもカウント2止まり。

ここで残り5分のコール。桜花がタイガーSHを放つ。キックアウトされると走る桜花。志田がカウンターのジャンピングニー。そしてスリーカウントでカウント2。ファルコンアローはカバーの瞬間、桜花が切り返しカウント2。そしてネックハンギングボムでカウント2。

ならばと志田は目突きからの首固め。キックアウトされると走る志田だったが、桜花がカウンターのビッグブーツで3カウント! リーグ戦初勝利を収めた。
◎試合後のマイク
桜花「志田! 久しぶりのシングル楽しかった! そして、勝てて嬉しい。アンタがAEWに行っても、また時々日本に帰ってくるでしょ? そのときはまたシダレザクラで組みたいなと思っています! よろしくお願いします。ありがとうございました!! キャッチ中はビッグウエーブやらないつもりだったんですけど、今日はこんなにたくさんのお客さんがいるし、私、勝ったし、気持ちがいいんでやりたいと思います! waveの選手が上がって来てください。その前に今日の観衆発表とかやっちゃおうかな。それでは本日の入場者数は……203。ありがとうございますっ! 今日、いろんな団体がやってるなか、こんなにたくさんの方が、こんなにたくさんの波ヲタがwaveを選んでくれて、すごく×2、うれしいです。ありがとうございます! それではコール&レスポンスいきますよ。私が言ったら答えてくださいね。いいですか、みなさん! 今日の波は最高だったか! この波に乗り遅れるなよ! また波に乗りに来いよーーー! それでは行くぞー、ビッグウエーーーーーブ。ありがと×6。これがー、waveだーっ!」
◎桜花コメント
——今日で初勝利。
桜花「やっと、1勝。残り1試合なので、もう1試合勝たないと波女には近づけないと思います。でも、やっと1勝取れたのですごく嬉しいです」

——AEW所属になって、久しぶりに当たる志田戦はどうだった?
桜花「楽しかったです。成長してるし、たぶんシングルは3、4年ぶりくらいだと思うんですけど。まあタッグでは当たってるんですけど、楽しいなと思いました。またシダレザクラでも組みたいなって。AEWに行っても、また日本に帰ってくるって言ってるので、たまに帰ってくるのでそのときはまた組みたいなとは思います」

——最後は有田戦になるが。

桜花「4月の私の誕生日に当たったときにすごく成長してて、ビックリして。自分のカラダの使い方をやっとわかってきたのかなと思ってて、ちょっと油断はできないとは思います」

——他の選手の状況も気になる? いま2点で並んでいる選手が3選手だが。
桜花「はい。あと野崎がまだ2試合残ってるので、負けてしまえばいいのに!って。やっぱり自分が勝つためには他の人が勝ったら困るので。みんな負けてしまえばいいのにって思うときが(笑)。これは素直な気持ちです。みんな負けてしまえばいい。で、私が次、勝って、ウチのブロックトップで波女に近づきたいと思います」
◎高瀬コメント
高瀬「いやー、めっちゃ嬉しいです。なんか最近、大型の選手と闘うことが多くて、こないだベルトもすごい大きな選手から防衛したんですけど、宮崎さんっていうとカラダの大きさだけじゃなくてテクニックとか、パワーとかもすごくある選手なので、どうしようと思ってたので、なんかまだちょっと信じられないような。夢見心地な感じですごい嬉しいです」

——今日で最終戦だったが。
高瀬「宮崎さんから勝利を奪い取ったことで宮崎さんは本戦に進めなくなったのでしてやったりっていう。ハハハハ!っていう感じです」

−−結果的に宮崎選手よりも点数は上で終了を迎えたが。
高瀬「あっ、そうですね! すごいですね。宮崎さんより上の点数で! これが2019年の高瀬みゆき、令和の高瀬みゆきということなんじゃないでしょうか!」
2019.05.26

『プロレス感謝祭NAGOYA WAVE~キン☆シャチ~vol.19』

none
1.NAGOYA・スクランブルwave(20分1本勝負)
◯宮崎有妃&星ハム子(12分32秒 片エビ固め)門倉凛●&Hyan
※直伝デスバレーボム
none
2.CATCH THE WAVE2019~ヤングブロック~(10分1本勝負)
◯Maria(8分53秒 エビ固め)星いぶき ●
※セカンドプレスを切り返して
none
3.NAGOYA・チャレンジwave(20分1本勝負)
◯桜花由美&野崎渚(16分55秒 エビ固め)結奈&沙恵●
※ビッグブーツ
none
4.NAGOYA・レボリューションwave(15分1本勝負)
◯ZAP(8分53秒 エビ固め)HIRO'e●
※ライガーボム
none
5.CATCH THE WAVE2019~テクニカルブロック~(15分1本勝負)
◯旧姓・広田さくら(14分16秒 ウラカン・ラナ)彩羽匠●
【各種当日割引のご案内】
■障害者割引
障害者手帳をお持ちのお客様、
身体障がい者(第1種)の方の介護者(1名)の方
各席種2000円引き※自由席のみ2000円
■学生割引
大・高・中・専門学生
自由席=2000円
■小学生以下は保護者1名につき1名自由席無料。
※障害者割引以外はその他席種の場合は通常料金。
各種割引に対する証明証をご提示願います。
2019.05.19

『SENDAI WAVE KEEP SMILE:)10』

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1、SENDAI・グローバルwave(15分1本勝負)
◯桜花由美(9分45秒 体固め)Hyan●
※ビックブーツ
none
2.CATCH THE WAVE2019~ヤングブロック~(10分1本勝負)
<1勝1敗=2点>◯星いぶき(8分52秒 片エビ固め)梅咲遥●<1敗=0点>※ダイビング・ボディプレス
none
3.SENDAI・スクランブルwave(20分1本勝負)
◯彩羽匠&Maria(17分14秒 エビ固め)水波綾&HIRO'e ●
※ライガーボム
none
4.CATCH THE WAVE2019~テクニカルブロック~(15分1本勝負)
<1勝1敗=2点>◯門倉凛(13分28秒 クル・凛・パ)旧姓・広田さくら●<2敗=0点>
none
5.SENDAI・スクランブルwave(20分1本勝負)
◯宮崎有妃&星ハム子(17分14秒 体固め)野崎渚●&中森華子
※直伝デスバレーボム

2019.05.14

「weekday WAVE vol.121」

1、スクランブルwave(20分1本勝負)
○Leon&Maria(13分38秒、片エビ固め)HIRO'e●&米山香織
※百獣のスピア



ヤングブロック全勝優勝を宣言しているHIRO’eがMariaとタッグマッチで前哨戦をおこなった。
当然、6・30大阪での公式戦を意識した闘いになるかと思いきや、HIRO’eはスピアを得意とするLeonに照準。
大胆にもLeonを指名するが、Mariaが遮り試合をスタートさせた。

ドロップキックで飛び込んで行くMariaだったが、HIRO’eがかわしてエルボーの打ち合い。
Mariaが串刺しドロップキックを決めれば、HIRO’eもお返し。
グラウンドの攻防を挟んで、ドロップキックは相打ちに。

続いて米山VSLeonのマッチアップ。
技のかわしあいから米山が長浜とのダブルのクローズラインを狙う。
これをLeon&Mariaがドロップキックで迎撃。

そのままMariaが出ていき、米山にドロップキック。
すると米山はMariaの足を踏みつけていく。
続くHIRO’eがサーフボードストレッチ、キャメルクラッチで捕獲。
さらに張り付けドロップキックでカウント2。
米山もセントーンで追い打ち。
キックアウトされると逆片エビ固めへ。

これを耐えたMariaがエルボーの打ち合いを挑んでいく。
ならばと米山はモンゴリアンチョップからグルグルパンチ、クロスチョップをお見舞い。
すかさず走るも、Mariaがドロップキックで迎撃しLeonとタッチ。

Leonはドロップキックで逆襲に出ると、風車式バックブリーカーを米山→HIRO’eに放つ。
そして、noki-Anバックブリーカーへ。
耐えられるとダブルアームの体勢。
これを水車落としでかわす米山。
すかさずLeonはバックスピンキック。
米山もジャンピング・ニーで応戦する。
両者同時にチェンジ。

MariaがHIRO’eにドロップキック3連発。
倒れないHIRO’e。ショルダータックルもHIRO’eは倒れない。
しかしMariaも諦めずにドロップキックを放ってカウント2。

HIRO’eは串刺しバックエルボーを放つと、セカンドからのドロップキックで反撃。
ブレーンバスターでカウント2。
サクラ落としを狙うが、堪えられると小刻みエルボー。

Mariaも逆さ押さえ込みでカウント2。
低空ドロップキックを放ってLeonと交代する。

Leonは串刺しスピアで追撃していき、マッドスプラッシュを投下。
寸前でHIRO’eがかわすと、米山がジャンピング・ニーでアシスト。
チャンスをもらったHIRO’eがスピアで突っ込む。

キックアウトしたLeonが追走式スピアからダブルのクローズライン。
これをかいくぐるHIRO'e。
ここで米山がLeon&Mariaにミサイル発射。
ダブルのスープレックスを挟んで、HIRO’eはバックドロップホールドにつなげるも、カウント2止まり。
ならばとムーンサルトプレスを投下。
寸前でLeonが回避し、流れが変わる。
MariaがHIRO'eにドロップキック。
Leonもミサイルキックにつなげる。

一方、HIRO’eもカサドーラ、ヒロ・ギョプサルで粘りを見せる。
Leonのバックにまわると、米山がソバットでアシストに入るが、かわされてしまいHIRO'eに誤爆。
間髪入れずにLeonの百獣のスピアが決まり3カウントが入ってしまった。
◎試合後のマイク
HIRO’e「コメヤマさん、何なんですか! 私、今日、勝ててたと思うんですよ。お前のせいで負けたんだからな! (Leonに向かって)アンタよりも私のスピアが凄いってこと、証明してやるから! それとな、お前にな、一言しっかり言っておかないといけない。『必ずお前に勝つ!』。それとなぁ、まだまだあるぞ。しっかりとお前をぶっ潰してから、もっともっと行ってやるから楽しみにしとけ。それとな……(Mariaが自分には?といったジェスチャー)お前なんかすぐ倒してやるんだよ」
セコンドの水波がリングに上がり、裏投げでHIRO'eを黙らせる。

水波「すみません、なんかウチのが…。この場をお借りしてすみません。さっきも野中リングアナが言ってくれたんですが、私、水波綾、AEWの参戦が決まりました! ありがとうございます。それに伴いまして5月26日のwave名古屋大会は欠場させていただくことなりました。waveの興行をお休みさせていただいて、それでラスベガスで世界のアニキとなって帰って参りますので、皆様、日本から熱いご声援よろしくお願いします。そんな第1試合でした」
2、スクランブルwave(60分3本勝負)
旧姓・広田さくら&彩羽匠&門倉凛(2-1)桜花由美&野崎渚&有田ひめか
①○門倉(9分43秒、ウラカンラナ)有田●
②○有田(1分29秒、エビ固め)門倉●
※ジャンピング・ニーアタック
③○広田(17分54秒、ブラディーEX)桜花●


CATCH THE WAVE参戦中の6選手が6人タッグマッチで激突。
テクニカルブロックの旧姓・広田さくら&彩羽匠&門倉凛と、ビジュアルブロックの桜花由美&野崎渚&有田ひめかにわかれてのブロック対抗となった。

試合は広田と桜花でスタート。
いきなり広田が観客に向かって「アナタたちもしかしたら1時間くらい試合するかもしれないんですよ。テンション大丈夫ですか! でも私は1時間も試合は絶対イヤだ。だから最初の1本は私が取られます」と仰向けに。

ブーイングが沸き起こるなか、桜花がエルボードロップからカバーする。
慌てて彩羽&門倉がカットに入りカウント2。桜花の垂直ブレーンバスターもカットに遭いカウント2止まり。自コーナーに戻ろうとする桜花に、広田がスクールボーイでカウント2。

桜花は野崎と串刺しビッグブーツの競演で広田をお仕置き。
ダイビング・サンマドロップはカウント2。
続く野崎が串刺しビッグブーツ。
広田も高田純次で応戦する。
いつものように野崎が阻むと、ファンにあおられた野崎が高田純次を敢行。
しかし広田がかわして、有田を指名する。
すると有田の高田純次が豪快に決まり、カウント2。
ここで広田は彩羽とタッチ。

彩羽の低空ドロップキックはカウント2。
高速ブレーンバスターもカウント2。彩羽のハイキックが決まる。
有田もアルゼンチン・バックブリーカーで反撃。
耐えられるとエルボー合戦となり、彩羽がサッカーボールキックを放って門倉と交代。
門倉は低空ドロップキック、ミサイルキックで追い打ち。
ウラカンラナを狙うが、有田が逆エビ固めに切り返す。

続く有田のラリアットはカウント2。
劣勢の門倉だったが、一瞬を突いたウラカンラナで1本目を先取。
2本目。
ゴングと同時に有田がショルダータックル3連発。
門倉もネックブリーカードロップでやり返し、低空ドロップキック、ダブルリスト・アームサルトでカウント2。
ウラカンラナを再び狙うが、切り返した有田が攻勢。
カウンターのジャンピング・ニーを放って1本を取り返した。
2本目。
ゴングと同時に有田がショルダータックル3連発。
門倉もネックブリーカードロップでやり返し、低空ドロップキック、ダブルリスト・アームサルトでカウント2。
ウラカンラナを再び狙うが、切り返した有田が攻勢。
カウンターのジャンピング・ニーを放って1本を取り返した。

3本目はすぐにお互いチェンジ。
彩羽VS野崎でスタートとなる。
彩羽のキックをかわした野崎がいきなりドルミルの体勢。
これを回避した彩羽が野崎の腕にキックをお見舞い。
ならばと野崎はおしゃれキック狙い。
これもかわした彩羽が腕へのキック。
さらにアームブリーカーにつなげる。
もう一度、アームブリーカーを狙うが、野崎がドルミルへ。
彩羽は首投げで脱出。
野崎対策はバッチリだ。
さらに彩羽は野崎の串刺しビッグブーツかわすと、すかさず門倉が串刺しドロップキックでアシスト。
NEW TRADITIONAL(彩羽&門倉)のダブルのドロップキックが決まる。

ならばと雪崩式攻撃を狙う野崎。
しかし、背後から広田がボ・ラギノール。
転落した野崎に彩羽のスワントーンボムが決まる。
仕留めにかかる彩羽だったが、野崎も執念のドルミルへ。
味方がカットに入り、これはセーフ。

すかさず彩羽はパワーボム。キックアウトされるとローリングエルボー、スピンキックで追撃。ロープに走るも、野崎が追走式ビッグブーツを放って行く。

続いて門倉が出ていき、野崎にストンピングを連発。
ダブルリスト・アームサルトでカウント2。
野崎は後方回転からのドルミルⅡへ。
これを切り返す門倉。
なんとか脱出した野崎がザキゴエからの低空ロケットキック。

有田VS広田の場面へ。
早速、広田は彩羽を呼び込み、彩羽のローキック、広田のボ・ラギノールが交互に炸裂。
キックとボ・ラギノールの挟み撃ちはカウント2。

一方、有田はアルゼンチン・バックブリーカーで反撃にかかる。
回転エビ固めに切り返した広田がバックブロー。
カウント2。有田もバックフリップでやり返して、桜花と交代。

桜花はビッグブーツで逆襲に出る。
だが、広田もミサイルキックで応戦。
門倉のミサイルキックを挟んで、ラ・ヘなストラルでカウント2。
彩羽のキックからは619。
さらに桜花を弓矢固めで捕獲する広田。
そこにNEW TRAが連係ヒップドロップを投下。
続くへなーらサンセットもカウント2止まり。
10分経過。
ウラカン狙いの広田に桜花がネックハンギングボム。
これで流れが変わる。
桜花の垂直落下は広田も切り返す。
カウント2。
有田のボディーアタック、野崎のビッグブーツ、桜花の垂直落下ブレーンバスターに絶体絶命の広田。
寸前でNEW-TRAがカット。
助けに入った彩羽のキック→門倉のドロップキックは広田に誤爆。
仕留めに走る桜花だったが、広田がふらふらドーンでカウント2。
ならばと桜花はブラディーEXを狙うが、切り返した広田が掟破りのブラディーEXで勝利を収めた。
3、CATCH THE WAVE2019~パワーブロック~(15分1本勝負)
<1勝1分=3点>△優宇(時間切れ引き分け)高瀬みゆき△<1分1敗=1点>


5・5後楽園で開幕したCATCH THE WAVE2019。
今大会ではパワーブロックの優宇VS高瀬みゆき、宮崎有妃VS水波綾の2試合がおこなわれた。
まずは優宇と高瀬が激突。
キャリア21年差の宮崎から勝利した優宇と、水波相手に善戦した高瀬。
注目の若手パワー対決となった。

ゴングと同時にショルダータックルで衝突。
そこから高瀬がダブルチョップを放つが、振り払った優宇がショルダータックル。
串刺しバックエルボーでカウント2。
走る高瀬に優宇は旋回式バスター、セントーンでカウント2。
さらに優宇はぶっこ抜きボディースラムでカウント2。
逆水平チョップを連発していく。
ブーメラン式のドロップキックで反撃に転じた高瀬が串刺しラリアット、ジャンピング・エルボーアタックをお見舞い。
優宇も手つなぎ式逆水平でお返しする。

ならばと高瀬も逆水平チョップでやり返す。
チョップ合戦となり、手数で上回った高瀬が張り付けラリアット。
5分経過。
さらに高瀬はラリアットで飛び込むが、優宇は倒れない。
ならばと高瀬はスリングブレイドからフェニックスロック(変形首4の字固め)で捕獲。
ブレイクされるとキャメルクラッチに移行する。

再び優宇を担ごうとする高瀬だったが、これも未遂。
ならばと走り込んでのラリアット。
なんとかカミカゼにつなげてセカンドからのギロチンドロップでカウント2。
優宇もスリーパーで攻守逆転。
払い腰を放つが、切り返した高瀬がカウント2。
残り5分となり、高瀬が首固め。
これを踏ん張った優宇が高瀬をコーナーに叩き付ける。
そしてキャノンボールでカウント2。
もう一度、優宇はスリーパー。

足をバタつかせる高瀬。
なんとか優宇をコーナーに叩き付けて脱出に成功する。

ならばと優宇はイッポンからラストライドを狙うが、堪えた高瀬がスクールボーイを連発していく。
いずれもカウント2。
走る高瀬に優宇が払い腰。
胴締め式の片羽締めに移行する。
なんとか耐える高瀬。
最後まで高瀬が粘りきり、時間切れドローに終わった。

これで2人とも残り1試合。
高瀬は6・1新木場の宮崎戦、優宇は6・16川崎での水波戦を残すのみとなった。
4、CATCH THE WAVE2019~パワーブロック~(15分1本勝負)
<1勝1敗=2点>○宮崎有妃(11分8秒、片エビ固め)水波綾●<1勝1敗=2点>
※伝承デスバレーボム


キャリア3年の優宇に敗戦し、まさかの黒星発進となった宮崎有妃。
残り2戦は絶対に落とせない状況となった。
一方の水波綾は初戦を白星で飾り、3年ぶり2度目の波女に向けて好発進だ。

早速、ロックアップで組み合う両者。
シリアスな状況だったが、宮崎が早速リップロック狙い。
なんとか回避した水波がショルダータックルを2連発。
宮崎もやり返すが、水波が強烈な一発でなぎ倒し、マシンガンチョップをお見舞い。
串刺し攻撃を狙うが、宮崎がショルダータックルで迎撃する。
今度はエルボー合戦に。
宮崎が目突きからの片足ドロップキックで場外へ。
カウント9ギリギリで戻る両者。
ロープ際の宮崎に突っ込む水波。

宮崎がかわして水波が再び場外へと転落。
宮崎が追っていき、パワーボムでエプロンに叩きつける。
さらにイス攻撃。
ラフファイトで主導権を握った宮崎はリング内にもイスを持ち込み殴打。
だが、水波も宮崎のイス攻撃をラリアットで迎撃し、張り付けラリアット。
さらに裏投げの体勢。
堪えられるとワン・ツー・エルボーでなぎ倒し、ロープに走る。

これは宮崎が追走して阻止。
逆に走る宮崎だったが、今度は水波がカウンターのラリアット。
正調ラリアットでカウント2。
ダイビング・ギロチンドロップにつなげる水波。
なんとかキックアウトした宮崎がタイガー・スープレックス・ホールドで応戦する。
ほぼ同時に立ち上がり、今度はラリアット合戦となる。
走る宮崎に水波がカウンターの裏投げ。
ラリアットを狙うがかいくぐった宮崎がリップロック。
速攻の外道クラッチはカウント2。
すぐに走る宮崎に水波がラリアット。
ほぼ同時に立ち上がり、今度はラリアット合戦となる。
走る宮崎に水波がカウンターの裏投げ。
ラリアットを狙うがかいくぐった宮崎がリップロック。
速攻の外道クラッチはカウント2。
すぐに走る宮崎に水波がラリアット。
担ごうとする水波だったが、耐えた宮崎がリバースDDTからムーンサルトプレスを投下。
これもカウント2に終わると、宮崎はもう一度タイガーSHの体勢。
耐えられるとショートレンジラリアット。
最後は初披露のデスバレーボムでトドメを刺した。
◎試合後のマイク
宮崎「CATCH THE WAVE、やっとやっと1勝です。私が最後に選んだ技は、三田英津子直伝デスバレーボムです。使ってほしいと言われて結構、時間が経ってしまいましたが、なかなかもの凄い技だと思ってるので、出す勇気がなかったけど、水波が元気美佐恵からGドライバーをもらったと聞いて、さらに闘争心が沸き上がり、絶対、水波との試合にはこれで勝ってやろうと思ってました。後楽園で優宇に負けて、今日水波に勝って、あとは高瀬。アイツを潰すのみです。次、6月1日か、高瀬とは。しっかり勝ちたいと思います。ありがとうございました。水波ほら、海外での試合もあることだし、私が勝ったけど、どうぞ(と締めのマイクを渡す)」
水波「宮崎さん! やっぱアンタわかんねーよ。いろんな引き出しがあって、ぜんぜん自分のスタイル貫けなかった! クソ……。アナタみたいな存在がいるから、自分もまだまだ強くなれるって、負けて悔しいけど、改めて思いましたよ。ありきたりな言葉かもしれないけど、次のシングル絶対勝ってやるからな! そして最後、マイクを渡してくれたアナタの懐の深さも好きです。まあ負けたけど自分が締めます。本当はキャッチの間、ビッグウエーブやらないみたいですが、私、ラスベガス行くんで、ここをラスベガスだと思って、ビッグウエーブ今日はやりたいと思います。(ビッグウエーブの説明のあと)よし、じゃあwaveのみなさん上がって来てください。じゃあいつもヤツ、行きますよ。今日の波は最高だったかー! いい波乗れたか、また次も波に乗りに来いよ。いくぜー、ビッグウエーブ! OK,いくぜ、これがwaveだー!」
◎宮崎バックステージ
宮崎「やっぱり水波は無茶苦茶テンション上げてくると思ったので、最初は本当にチューして丸め込んでやろうかと思っていましたが、さすがに試合を短く終わらせようと思っていたのが読まれていたということで…。さっきも言ったデスバレーボムなんですけど、三田さんは元祖で使っていたんですが、私が出すデスバレーボムは、いまデスバレーボム、何人かの選手がやってますが、私のだけ伝承デスバレーボムにしたいと思います」

——手応えは?
宮崎「手応え、いやなんか水波はやっぱり無茶苦茶、強いので。手応えか…。あの技があったから勝てたんだと思っています。あの技がなかったら、もう本当に危ないと思ったことがいっぱいあったので、試合中負けると思った瞬間はいっぱいあったので」

——リーグ戦は残り1試合だが。
宮崎「はい、1試合。高瀬と。最近ちょっとキャッチに入ってから試合見ることないんで、アイツの気合も凄いと思うので。いや、でも大丈夫でしょ。高瀬なんで。パワーブロックの中でも体重も軽いし、次はもうちょっと余裕でいけるんじゃないかなと思います」

——新生waveでメインで勝利は?
宮崎「いやー、うれしいんですけど、もっとね、しっかり立って勝ちを名乗りたかったです。こんなにフラフラになるとは思わなかった」
◎水波バックステージ
水波「やられましたね。ぜんぜん自分の、あーぜんぜん自分の攻撃ができなかったのが本当に率直で。警戒しててもさらにそこの、なんですかね…変化球を行くっちゅうか。せっかく自分の流れで行くところをチューとか、そういったものでまた流れを変えられてっていう駆け引きに私が完全に負けました、今日は。深いっすね。もうこれは素直に飲み込めます、この負けは」

——1勝1敗、残り1戦が優宇選手。
水波「本当にまったく情報がないので、本当にはじめましてなので。まあ実際、肌をあわせるのは本当はじめてなんですけど、私は私なりに資料とういか動画を、いつもそうですけど、誰かと対戦するときはそういった情報を元に試合を組み立てるので、つっても作戦があるわけではなく、スタイルは変わらず、まっすぐ。一直線に気持ち、ぶつかるのは変わらないので、あとはどこまでそれを。今日みたいに突き通せないときもあるし、そういった場合どうするかっていうところは考えないといけないし、本当に気持ちを強くもって目一杯のプロレスをあと1戦もするのみなので。それに尽きます」

——AEW参戦が決まったが。
水波「まさか自分に声がかかるとはっていう部分と、ホントに率直にマジでうれしいです。こんなビッグチャンスがね、くると思ってなかったし、やっててよかったなって凄い思ってるので。興奮してますし、ただこれを選ばれただけ、嬉しいで終わらせようとは思ってませんし、waveの名古屋大会を欠場させていただいて、そっちに行かさせていただくので、名古屋のみなさんには本当に申し訳ないのですが、そのぶんwaveの行っていいよと言ってくれた会社の、選手のみなさんの気持ちを本当に、あとファンのみなさんの気持ちを本当に背負ってと言いますか、気持ちを強く持って、ラスベガスのリングに立ちたいと思うし。本当世界のアニキになって帰ってきたいと思っております」
◎優宇バックステージ
——引き分けという結果に終わったが。
優宇「うーん、悔しいですね。別に簡単に勝てるとは思ってなかったんですよ。相手をナメてかかるってことは今までしたことないんで、ただやっぱり高瀬さんはパワーブロック、4人いる中で横に並んだ時に少し小柄じゃないですか。なので、はじまった時に高瀬選手もパワーブロックなんだと思った時に、なんで高瀬さんがパワーブロックに入ってるかっていうのはたぶん何か理由があると思ったんですよ。それをこないだの後楽園ホールで、水波選手との公式戦見た時に、あっ、高瀬さんだからパワーブロックなんだとすぐわかったんですよ。うーん、パワーもあるんですけど、メンタルがメチャクチャ強いですよね。試合しながら学ばせてもらったところもあったんですけど、でも最後、技という技全部出して、自分の中のラストライドという一番大切にしてる技も決まらなくて、最後もう体力が削りに削られたので、片羽締めで最後落としてやろうと思ったんですけど、気持ちが強くて。私だったらちょっと落ちてたんじゃないかな、と。いやー、悔しい」

——現在、2試合終わってトップに立ったが。
優宇「メインの試合も見せていただいたんですけど、宮崎さんが勝って、宮崎さんが2点、水波さんが2点、高瀬さんが1点、で自分が3点でリードしてるんですけど。次の水波選手にもし引き分けだったとしたら、たぶんもう片方の対戦の勝ち点で変わってくると思うんですけど、もちろん自分が狙っているのはガッツリ水波選手にスリーを取って、今朝でしたっけ? AEWに出るって発表されたのが。いま一番、注目されている選手だと思うので、そこは私がしっかり勝って、しかも今日宮崎さんから負けているので、たぶん私のほうが有利だと思うんですけど。でも気は抜いてないです。しっかり水波選手からスリー取って、パワーブロックは1位通過したいと思います」
◎高瀬バックステージ
——引き分けという結果は?
高瀬「いやー、強くないですか、優宇選手。何でしたっけ? 3年? 3年ですよね。私と1年、違うんですけど、水波さんとか宮崎さんに比べると歴では近いほうなので、と思いつつ、こないだは宮崎さんからビックリする勝ち方をして、今日も一発一発がもの凄く重くて水波さんももちろん凄く重いんですけど、また種類が違うというか。水波さんが己のパワーでなぎ倒していくタイプだとすると、私が突っ込んでいったパワーもすべて利用して、なぎ倒されるというか。弄ばれるというか。それが凄い悔しいですね。でも、自分がもしここで負けてしまったら、もうあとがないし、私はタッグとはいえベルトを背負ってきている中で、それはSEAdLINNNGさんもそうでしし、アクトレスガールズもそうですし、高瀬みゆきというものも背負ってきているつもりなので、去年のようにドローで満足しているわけにはいかないですよね。だからゾンビだねって言われるくらい何回でも起き上がって、起き上がって×2、絶対に勝ちをもぎ取りたいと思っています。ただ15分…という中でそれをどうやってあの大きな選手たちにぶつかるのか、2点をもぎ取るのが凄く重要なキーポイント。自分のこれから、キャッチもそうですし、キャッチのあとの自分のプロレス生活において凄く大事な時期にきてるんじゃないかなと思いました」

——残りは宮崎戦だが。
高瀬「宮崎さん、一番大きな壁かな、と。もしチャンスがあるなら、諦める気は一切ないので、チャンスがあるとしたらまず間違いなく油断してると思うんですよ、宮崎さん。なので、その油断、もう1年くらい…少なくとも半年以上、宮崎さんと対戦してないので、その半年の前の、昔の私だと思って油断してるところに、現在の私の200%を叩き込み、油断に付け込んで勝利をもぎ取りたいなと思っていますが、まだ秘策は考え中です」

——凄い傷ですが、CATCH THE WAVEは楽しめてますか?
高瀬「あはは、楽しめてます。こんなにシングルでバチバチ試合できること、ないですよね!? しかも、ただ試合を楽しむんじゃなくて、どうやったら勝てるかっていうのを自分で練って練って研究して研究してそれを実際、試す場があって、それが何回も来るっていうのは、試合が終わったあとは毎回楽しいですね。試合中はコノヤロー、クソヤローって凄く思ってますけど、終わったあとはいつも楽しいです」
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