2021.04.15
本日15日21時より鳥越アズーリFMでプロレスリングwaveの冠番組『にえきらない木曜日「投げっぱなし」これが、ラジオwaveだー!!』放送!
▼ 本日15日21時より鳥越アズーリFMでプロレスリングwaveの冠番組『にえきらない木曜日「投げっぱなし」これが、ラジオwaveだー!!』放送!
◎4・15(木)21時〜21時50分
『にえきらない木曜日「投げっぱなし」これが、ラジオwaveだー!!』
▼出演
GAMI
Twitterに「#投げっ波」を付けて質問等を投稿して下さい。番組中にお答えします!
見えるラジオなので、ぜひご視聴ください。
▼視聴URL
https://azzurri-fm.com/
◆お問い合わせ
株式会社ZABUN
プロレスリングWAVE
TEL=03-6300-5226
メール=info@pro-w-wave.com
2021.04.14
Weekday wave vol.123
1、プロレスゼミナール~スクランブルwave(30分1本勝負)
優宇&高瀬みゆき&○青木いつ希(17分10秒、片エビ固め)塚田しずく●&KAORU&三浦亜美
※セカンドロープからのボディープレス
wave待望の新人・塚田しずくが新木場1stRINGで初試合。4・3大阪ではKAORUとシングルマッチをおこなったが、今大会ではそのKAORU、三浦亜美と組んで、優宇&高瀬みゆき&青木いつ希組と対戦した。
優宇が塚田をカバーするもカウント2。ボディープレスもカウント2。続く高瀬はフライングメイヤー。張り付けドロップキックもカウント2止まり。
青木が出ていき、「社長が見ているー」とセコンドの桜花由美を意識しながらも、塚田を踏みつける。続く優宇は逆水平チョップで追撃し、串刺しボディーアタック2連発で塚田をぺしゃんこにする。カウント2。さらに優宇はセントーンを投下。
防戦一方の塚田。高瀬が串刺し攻撃を狙うが、なんとか塚田がかわして、三浦→KAORUがトレイン攻撃。流れがかわり、ようやくKAORUとスイッチとなる。
KAORUはハーフテーブルで高瀬の脳天をブチ抜き、テーブル上へのブレーンバスターで逆襲。すかさずコーナーに昇ると、塚田がコーナー下に高瀬をセットしようとする。だが、高瀬が逆にボディースラム。そのたびにKAORUが高瀬の脳天をテーブルでぶっ叩く。なんとかセットに成功した塚田。ようやくKAORUがテーブルを落としていくが、これをキャッチしてしのぐ高瀬。
反撃にかかる高瀬がテーブルを振りかぶるも、塚田がテーブルを奪うナイスアシスト。しかし、そのテーブルを場外へと投げ捨ててしまい、KAORUに怒られる。
試合はKAORUvs優宇に移行。コーナーに昇るKAORUだったが、優宇がパワーボムの体勢。これをKAORUがウラカンラナに切り返す。走るKAORUに優宇が旋回式サイドバスター。セントーンを見舞うが、KAORUが寸前でかわす。三浦とタッチ。
三浦と優宇はショルダータックルで衝突。優宇の突進をかわした三浦がボディーアタック。「挙げるぞ!」とアルゼンチン・バックブリーカーを狙うが、さすがに持ち上がらず。ならばと三浦は逆水平チョップ。優宇もやり返す。豪快な打ち合いで沸かせる。
続いて青木が出ていき、三浦にフェースクラッシャー、ダブル・ニードロップでカウント2。串刺し攻撃を狙うも、これをかわした三浦がショルダータックル。張り付けドロップキックでやり返す。キックアウトされるとアルゼンチン・バックブリーカーで捕獲。青木をマットに叩き付ける。
塚田が出ていき、青木に小刻みエルボー。ボディースラムを狙うが、逆に青木が敢行。ボディープレスを投下する。
15分経過。ここで青木が塚田に逆エビ固め。KAORUがテーブルで救出すると、KAORU&三浦でビッグブーツ。すかさず塚田がドロップキックで飛び込む。カウント2。フォアーアムもカウント2止まり。
もう一度、ボディースラムを狙う塚田だったが、青木がブレーンバスターホールドで形勢逆転。塚田に串刺しトレイン攻撃で追い打ちをかける。これも返されると、セカンドからのボディープレスでトドメを刺した。
2、Future wave(15分1本勝負)
△野崎渚(時間切れ引き分け)門倉凛△
第2試合は野崎渚vs門倉凛のシングルマッチ。まずは野崎がロックアップの押し合いを制してクリーンブレイク。再びロックアップとなり、今度は門倉が押し込む。ヘッドロックに捕らえた門倉がドロップキック。野崎もすぐにやり返す。
野崎はフロントキックを見舞うと、ヒザ蹴りを連発。ロープに飛ばしてキッチンシンク。カウント2。バックブリーカー、ストマックブロック、ボディーシザースで捕獲する。ダイヤル固めはカウント2。串刺しビッグブーツにつなげるも、これもカウント2。すぐさまスリーパーで捕らえていく野崎。なんとか門倉がロープ。
5分経過。フロントキック、おしゃれキックで追い打ちをかけた野崎はエプロン上でブレーンバスターの体勢。堪えた門倉がDDTに切り返す。ネックブリーカーで反撃にかかる門倉。低空ドロップキック、首4の字固めで攻勢を強めていく。振り子式DDTはカウント2。さらに串刺しバックエルボー、キャノンボール、ミサイルキックを放っていく。そして、逆打ちの体勢に。
これを切り返した野崎がドラゴンスリーパー。門倉も取り返してカウント2。すぐに野崎もドルミルへ。ニアロープに助けられる門倉。ならばと野崎はスタンディングのダブル・ニーアタック。ノアールランサーで飛び込むも、払い落とした門倉が低空ドロップキック。グラウンド卍固めへ。
今度は野崎のビールマンキック、門倉のトラースキックが交互にサク裂。続く門倉のダブルリストアームサルトはカウント2。すぐに走るも、野崎がビッグブーツで迎撃する。
両者ダウン状態。野崎が先に仕掛けてフロントキック。門倉も応戦していき変形ダブルリストアームでカウント2。フットスタンプ、ウラカンラナもカウント2止まり。ここで門倉が逆打ちへ。キックアウトした野崎もフロントキックを連発。すぐに走るも、門倉がトラースキック、野崎もノアールランサーで飛び込んだところで、時間切れのゴングが鳴らされた。
野崎「15分ドロー。お前なんなんだよ、ホント…! ホント、苦手だわ。でも、その苦手なアンタの心、一つだけ読めるよ。『15分ドロー。悔しいです、この続きはキャッチで』でしょ!? 上等じゃねーか、バカヤロー! まあでも前回(4・1新宿)、アンタも15分で、私も15分で、もう1本15分になって、キャッチの詳細発表するって言ってたのにされなかったから、また今日時間なくなって、キャッチの詳細知らないの、イヤでしょ? だから、とっとと帰ろう。解散!」
3、HAPPY BIRTHDAY WAVE~4.2~(30分1本勝負)
○渡辺智子&伊藤薫(17分56秒、エビ固め)桜花由美●&桃野美桜
桃野美桜のサクパラダイス入りで、おだやかでなかった桜花由美だが、4・1新宿での直接対決で改めてタッグの絆を確認。今大会では、平成元年組タッグのいとなべ(伊藤薫&渡辺智子)と対戦した。
試合前、桃野は4月4日に誕生日を迎えた桜花に歌のプレゼント。そして「42歳のお誕生日おめでとう。42歳ってなかなかオバさんだと思うんだけど、でも大丈夫。今日の対戦相手、49歳と49歳の合計98歳だから。この2人ね、加齢臭がする。マミーは大丈夫。いい匂いするから頑張って!」と先発を譲る。
桃野にめっぽう甘い桜花も「言い過ぎだよ。(いとなべに)謝って。ゴメンナサイして」と促すも、桃野は「メンゴ、メンゴ」とふざけた様子。
そこに渡辺がフロントキックで飛び込み、トレイン攻撃でお仕置きする。さらに渡辺は桜花をハンマースルーで投下しようとしたが、堪える桜花。逆に桃野がドロップキックを桜花にお見舞い。
すぐさまいとなべは桜花にダブルハンドのラリアット、ダブルのフロントキックで追撃。渡辺のエルボードロップ、伊藤の串刺しラリアットが決まる。すかさず渡辺は逆片エビ固めへ。
これを耐えた桜花が串刺しビッグブーツで反撃にかかる。ボスマミは渡辺の手を踏みつけると、ダブルの攻撃(担いで、投げて)でカウント2。
一方の渡辺もカベルナリアで攻守逆転。今度はいとなべもダブルの攻撃(担いでと同型)で応戦する。伊藤がボディースラムで叩き付け、逆エビ固めへ。続く渡辺もサソリ固めで絞り上げると、伊藤が桃野の両手にフットスタンプ。追い込まれる桃野を桜花が救出する。
今度は桃野が反撃に転じて逆エビ固め。耐えられるとボスマミで串刺し攻撃を狙うが、渡辺がかわして桜花に串刺しラリアット。
ボスマミも美桜ロケットにつなげていく。続く渡辺のカーフキックに桃野も応戦。あまりの痛さに悶絶する両者。渡辺がロープに走るも、桜花が妨害。そのままボスマミがダブルを狙うが、渡辺がブーメランアタックで阻止する。
すかさず伊藤がセントーン。一方、桃野はドロップキック3連発で応戦。しかし伊藤は倒れない。ここで桃野は「来いよ!」と大胆不敵な態度に出る。伊藤がラリアットで飛び込むと、バックを取って、頭を叩く桃野。そして、奇声で隙を作って丸め込む。カウント2。回転エビ固めも狙うが、伊藤が踏ん張る。桜花がビッグブーツでアシストすると、そこからエビ固めを巡る攻防に。いずれもカウント2。
タッチを受けた桜花がダイビング・サンマドロップ、バッククラッカー、ビッグブーツで逆襲。
伊藤も裏投げでやり返すと、場外にボスマミをセットしスラインディングキックで追い打ち。リングに桜花を戻してライガーボムを決める。キックアウトされると渡辺が出ていく。しかし桃野がミサイルキックで妨害。
ここで連係を狙うボスマミだったが、阻止した渡辺がセカンドからのボディープレス。伊藤がセカンドからのフットスタンプを桜花に投下。渡辺がスクリュードライバーにつなげる。なんとか返す桜花。
桜花も串刺しビッグブーツでやり返すと、ネックハンギングボムでカウント2。DDT、カカト落としはカウント2。ファンタスティックフリップ、高い高い、マミーを投下が決まる。ここを勝機と読んだボスマミは、桃野が伊藤をモモ☆ラッチで排除すると、桜花が渡辺にビッグブーツで飛び込む。しかし、カバーしようとする桜花を逆に渡辺が丸め込み、逆転勝利を収めた。
◎試合後のマイク
桜花「ちょっと、大人げない! でも、やっぱりいとなべは強いわ。今日はありがとうございました。ちょっと伊藤さん! ちょっとアタシ、一つ言いたいことがある。なんでフリーになるんですか! ハロウィン、どうするんですか!! もし団体立ちあげたらまたwaveのリングに上がってください。よろしくお願いします。渡辺さん、悔しい…。でも楽しかった。私、渡辺さんとシングルしたことないですよねぇ。えー、ちょっと話は変わるんですけど、私、いま今年のCatch the WAVEのゲリラオファーを他団体にしてるんですよ。渡辺さん、Catch the WAVE、興味あります?」
渡辺「メチャクチャありますけど、年齢制限とかあります?」
桜花「年齢制限はないです。(興味)あるんですね」
渡辺「すごく興味があります、すごく」
桜花「わかりました、ちょっと考えておきます。シングルしたいなと思いまして、今日。よろしくお願いします。今日はありがとうございました」
4、HAPPY BIRTHDAY WAVE~4.3~(30分1本勝負)◎旧姓・広田レジーナさくら&宮崎有妃vs菊タロー&くいしんぼう仮面
メインイベントは、4月12日に43歳となった旧姓・広田レジーナさくらのバースデー記念マッチ。広田の希望で、“お笑いプロレス界のレジェンド”菊タロー&くいしんぼう仮面と、奇跡(広田&宮崎有妃)の対戦が実現した。
なぜか、くい菊はノーミュージックでリングイン。続いて奇跡が入場し、広田はゆっくりとベルトを外す。そして新発売の自身のTシャツをアピールする。クリーンな握手をかわすも、くい菊は宮崎をマジマジと見るなり「昔はあーじゃなかった」とざわつく。
先発は広田vs菊。広田は「見てる。私を女として見てる。私には主人がいるのに。今日一線を越えてしまう。子供たちと主人はお風呂に入ってるのかな? すべてを捧げるわ。さあ抱いて」と迫るも、菊は容赦ないボディーブロー。
怒った広田は「揉めよ!」と逆セクハラ。菊が拒否し続けると、広田は「恥かかせてんじゃねーぞ!」と菊の串刺し攻撃を迎撃してスイングDDT。デルフィンクラッチの体勢に入るが、掛け方がわからずもたつくと、くいしんぼうが菊にデルフィンクラッチ。広田がカウントを叩く。カウント2。
続いて広田と菊がボ・ラギノールの応酬。意地の張り合いのなか、菊が「なかなかやるな」と言うと、広田も「お前もな」と健闘を称えつつ、両者ダウン。立ち上がると握手をかわして交代へ。
宮崎vsくいしんぼうのマッチアップに。ショルダータックルの打ち合いに勝ったのは宮崎。ならばとくいしんぼうは地獄突きからロープに走る。これを宮崎がアームホイップ。くいしんぼうもやり返すと、調子にのりすぎて広田、菊タローも投げていく。そして4人で欽ちゃんジャンプ。
くいしんぼうはうまか棒で飛び込むも、かわした宮崎が串刺しラリアット。広田が出ていき、ボ・ラギノール。拝み渡りへ。ロープ中央でジャンプする広田。最初は成功するも、2回目は失敗。
転落した広田にくいしんぼうがキャメルクラッチ。菊がランバダを踊りながら迫っていく。なんとか耐えた広田がフェースクラッシャー。そして高田純次へ。菊が迎撃し、逆に高田純次のムーブに入る。
だが、広田が「前科もんにやらせないわ!」と阻止。菊は「入国を拒否されただけだ!」と猛抗議。結果、高田純次をやるハメになったのはセコンドの野崎だった。
広田は「そんなに女の体に触りたいならチャンスやるよ」と自らを犠牲にして、はずかし固めにかかりにいく。しかし、くい菊はまったく見ないで雑談。
抗議する奇跡に、菊は「野崎のが見たい」とアピール。仕方なく、宮崎が野崎をはずかし固めへ。菊タローがハンディカメラを持って撮りまくる。広田がボ・ラギノールで野崎を救出。くい菊にトペ・スイシーダで反撃にかかる。
広田がローキックを放つと、くいしんぼうがバービック。バービックが他の選手にも伝染していく。そして、くい菊が奇跡をそれぞれヘッドロック。リング中央で衝突し、4選手がダウン。全員にカウントが入るもカウント2。
さらにくい菊の連係が決まり、菊は「オレごと刈れ!」とくいしんぼうに指示を出す。くいしんぼうが大外刈りを掛けるも、菊のみが刈られる結果に。このチャンスに宮崎がくい菊にランニング・ボディープレス! 広田が指一本でくい菊を押さえ込み、3カウントを奪った。
◎エンディング
試合後、広田がマイクを取る。「おい!」と叫ぶも、そのまま吐血。
菊タロー「広田さーん、広田さーん!(と駆け寄る)こ、これはいったい。誕生日祝いを終えたばかりの広田さくらが吐血して、子供2人に、旦那もいるのに、3人を残して余命いくばくもない状態。こ、これは息絶える前に、広田からの遺言を家族に、ファンのみなさんに残していただかないといけない。広田さん、いまの心境を」
広田「みんな、いままでありがとう。昨日きの&めぐ、お父さんの言うことよく聞いて、元気に育ってね…ガク!」
菊タロー「ああああああー、広田さくら絶命! 殉職!! でも、でもこんな楽しい興行の締めに、楽しい試合やって、こんなしんみりとしたので終わられへんよな。これは楽しい歌でも聴いて、気分転換しよ、ポチ(と広田の体を指で押す)」
菊タロー「ああああああー、広田さくら絶命! 殉職!! でも、でもこんな楽しい興行の締めに、楽しい試合やって、こんなしんみりとしたので終わられへんよな。これは楽しい歌でも聴いて、気分転換しよ、ポチ(と広田の体を指で押す)」
すると絶命していたはずの広田が歌い出す。
広田「ハッピー・バースデー・トゥー・ミー×2,ハッピー・バースデー・ディア・さくら、ハッピー・バースデー・トゥー・ミーーーー!」
菊タロー「生き返った!」
広田「これにてメインイベントを終了いたします! ありがとうございました!!(奇跡のテーマ曲が流れてエンディング。改めて広田がマイク)ありがとう! 会場にお越しいただいたみなさん、配信をご覧のみなさん、ビックリしたよね。ありがとう! 死んだかと思ったでしょ。そして、こういうメインイベントもあるんだってビックリしたよね。ありがとう。でも、いろんなことがあって、これもwaveだと思って、こういう試合も楽しんでもらえたらなと思っております。みなさん、どうでしたか?(拍手)実はこれは前哨戦になるんです。昨年延期になりました、私の大阪での自主興行があります。それをそろそろ稼働しようかと思っています。まだ菊タローさん、日本にいるよね? 前科あるしね。いるでしょ? くいさんも大丈夫だよね。えっと、まだ詳細は決まってないですが、秋口、じゃっかん時間があります。だけど、もう1回やりましょう」
菊タローは野崎を指名する。
広田「おぅ、野崎も。野崎込みで」
さらに菊タローは門倉の名前もあげる。
広田「ああ、凛ちゃんも。わかりました。好みの女性をリストアップしていただいて。みなさん、お待たせいたしました! 私、どんどんやらせていただきますので、付いて来てくださいよ!(会場が静まりかえる)ホラね、付いて来てくれないんだよ。ねぇ、ねぇ、ねぇ! わかりました。じゃあ、締めますので、今日はいろいろあって、菊タローさんフリーなのに、上がっていただきましてありがとうございました。カッコよくビシッと締めますので、くいさん、菊さん、ありがとうございました!」
桜花「締める前に、今日発表したいことがあるので。時間も時間なので手短にいきます。私、いまいろんなところにゲリラオファーしてるんですけれども、今年のCatch the WAVEは、5月15日、新木場大会からヤングブロック、スタートします。いろんな団体に足を運んで、ヤングブロックのオファーしてるんですが、いま決定してる選手がJTOさんから稲葉ともか選手ともう一人、PURE-Jさんから大空ちえ選手、そしてwaveから塚田しずく。こちらがヤングで決定している選手です。あと3人オファーをして、4人の2ブロックでやりたいと思っています。あ、ごめん、ごめん、ごめん! アクトレスガールズから三浦亜美選手、昨日私オファーしたの。ごめん、ごめん! えー、いま5人決まってるのかな。あと3人で、4人の2ブロックをやりまして、ヤングで優勝した選手には本戦に出場できる権利を与えることになります。なので本戦は…」
広田「なるほど。じゃあすごい(ヤングは)勝ち上がらないとダメなんだ」
桜花「そうなんです。リーグ戦で勝ち上がっていただいて、本戦は4人4ブロックでやりたいと思います。ブロックは決まっていまして、桜花ブロック、広田ブロック、宮崎ブロック、野崎ブロックの4ブロックです」
広田「私、サクパラダイスブロックにしてよ」
桜花「それはあとで。時間、時間! 本戦の開幕は6月1日新宿FACE大会、こちらで開幕します。そして決勝は7月1日、新宿FACEでおこないたいと思います。5月1日の新木場大会で、もろもろの詳細を発表したいと思いますので、みなさんぜひ楽しみにしていてください。コロナなので東京だけで開催したいと思っております。そして配信もアリです」
広田「わかりましたよ。キャッチになってくると殺伐とした空気になったりとかするから、よかったぁ、今日ふざけといて。ちょっと、やりすぎた感じはある。だけど、(リングを吐血で)汚したけど、掃除しますよ。アルコールもして消毒しときます」
桜花「じゃあ、締めていいですよ」
広田「今日は本当にちょっと私、はしゃぎすぎてしまいました。どうもすみませんでした! でも、こういう感じ私すっごい好きなんです。そんな私をみなさん、好きでいてくれてますか?(拍手)ありがとう、ありがとうございます。配信を見てくださってる方もありがとうございます。それでは時間、時間ってうるさいんですけれども、これで締めさせていただきます。いつも片割れには宮崎さん、ありがとうございます。私、43歳になりました。抱負はwaveの中でもっともっと好き勝手やってやるぜー! ありがとうございます。それではみなさん、いくぞ、これがwaveだーーー!」
◎バックステージ
広田「もうね、いましかできない、今日しかできない闘いを走り抜いた感じです。リング上でも言ったように、ずっと奇跡とくいしんぼう、菊タロー…避けては通れないタッグと私はずっと思っていて、いつか必ずやらなければいけない。それが今日のカードの、私のリクエストした理由です。ちょっと43歳、いろんな日々の育児のストレスとかがたまっちゃって、ちょっとはしゃぎすぎたかなっていう、そんな感じはあるけど、でも、私はこういうのも大好きです。そしてお客さんも『あっ、今日の広田、なんかちょっと怖いな、引いちゃうな』って思っている、そんな引いちゃってるお客さんをリング上から眺めるのも溜まりませーん。ありがとうございます」
——キャッチの概要も発表されたが。
広田「そうですね、キャッチは、イコール私のベルトに挑戦する者を決める闘いです。このベルト、ちょっとよごれちゃったから、今日磨いてきれいにしておくけど、誰でもいいよ。今日の試合を見て、いままでの試合を見て、そしてこれからのアタシのキャッチ、誰か決勝に上がってくるまでの、私の闘いを見て、自信があるヤツ、勝ち上がってこいよ。それで私に挑戦してこいよ。逃げも隠れもしねーよ。それが会社からの決まりだからな。逃げられないんだ。逃げたらまた剥奪とか言われるんだよ。だからもうこれはしょうがないんだよ。私だって誰が上がってくるか、怖いよ。でもそれを受けるのがチャンピオン。覚悟しとけよ。誰かわからないけど。剥奪されるから、もうそろそろクビになっちゃうから、イヤだとか言わないから、待ってるからな!」
2021.04.09
wave4・14新木場大会全対戦カード決定!
▼wave4・14新木場大会全対戦カード決定!
◎4・14(水)18:30開場・19:00開始@新木場1stRING
『Weekday wave vol.123』
■ HAPPY BIRTHDAY WAVE~4.3~(30分1本勝負)
旧姓・広田レジーナさくら&宮崎有妃vs菊タロー&くいしんぼう仮面
■ HAPPY BIRTHDAY WAVE~4.2~(30分1本勝負)
桜花由美&桃野美桜vs渡辺智子&伊藤薫
■Future wave(15分1本勝負)
野崎渚vs門倉凛
■プロレスゼミナール〜スクランブルwave(30分1本勝負)
塚田しずく&KAORU&三浦亜美vs優宇&高瀬みゆき&青木いつ希
※全4試合。試合順は当日発表。
▼チケット料金
■SRS席=7,700円
■RS席=5,500円
■指定席=4,400円
※当日550円アップ。
◆お問い合わせ
株式会社ZABUN
プロレスリングWAVE
TEL=03-6300-5226
メール=info@pro-w-wave.com
2021.04.06
wave4・3大阪大会を4月6日(火)19:00~4月13日(火)23:59までカンフェティで 配信!
▼wave4・3大阪大会を4月6日(火)19:00~4月13日(火)23:59までカンフェティで
配信!
【Confetti Streaming Theater】
プロレスリングWAVE
プロレスリングwave Phase2 『大阪ラプソディーvol.50』
[配信期間]2021年4月6日(火)19:00~4月13日(火)23:59
[視聴用URL]
https://live.confetti-web.com/event/q52CYS2GKu25XuvO
[視聴方法]上記期間中に「視聴用URL」にアクセスしていただき、カンフェティ会
員ID・パスワードでログインしてください。そのまま配信をお楽しみいただけます。
[視聴券販売期間]3月22日(月)19:00~4月13日(火)20:59まで※
※セブンーイレブン決済時の支払締切は4月13日(火)21:59です。
※WEB予約のみでの受付となります。
カンフェティチケットセンターでの電話受付はございません。
公演スケジュール
<期間>
2021年4月6日 (火) ~2021年4月13日 (火)
<公演日・開演時間>
[配信期間]4月6日(火)19:00~4月13日(火)23:59
チケット
視聴券:2,500円(税込)
※撮影の都合上、手ぶれや映像の乱れがございます。
また、撮影トラブルにより試合後のマイクの一部の収録がございません。
楽しみにしてくださっていた皆様には、ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませ
ん。
なお、次回の大阪大会の配信では通常価格よりも少し下げて1,500円で配信を予定し
ております。
<カンフェティ取扱チケット>
※WEB予約のみでの受付となります。
カンフェティチケットセンターでの電話受付はございません。
視聴券:2,500円(税込)
<動画配信チケットのご購入について>
本チケットはクレジットカード決済・セブンーイレブン決済がご利用いただけます。
・クレジットカード決済の場合
チケットのお受取り方法が「モバパス」のみとなりますが、アプリをご利用いただ
く必要はございません。
配信期間中に[視聴用URL]のサイトにログインいただくのみでご視聴いただけま
す。
・セブンーイレブン決済の場合
代金を所定の期間内にセブンーイレブンレジにてお支払いください。
その後配信期間中に[視聴用URL]のサイトにログインいただくのみでご視聴いた
だけます。
※こちらの公演は「買い戻しサービス」対象外となります。
※本公演は有料での配信です。カメラ・スマートフォンなどによる画面録画・撮影・
録音は全て禁止いたします。
また、動画サイトなどへの無断転載・共有を行った場合、法的責任に問われる場合が
ございます。配信ライブ映像を商用利用することは禁止とさせていただきます。これ
には、飲食店、広間等で聴衆から料金を受領して配信ライブ映像を流すことを含みま
す。
※大勢の方が集まっての視聴は、新型コロナウイルス感染防止の観点からご遠慮くだ
さいますようご協力をよろしくお願いいたします。
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2021.04.05
4月6日〜4月8日23:59までSHOPZABUN限定で桜花由美、旧姓・広田レジーナさくらバースデーポートレートを発売致します!
▼4月6日〜4月8日23:59までSHOPZABUN限定で桜花由美、旧姓・広田レジーナさくらバースデーポートレートを発売致します!
☆バースデーポートレート
桜花由美
旧姓・広田レジーナさくら
※ご購入者の方には本人直筆で宛名・サイン・メッセージが入ります。
価格 1500円(税別)
※おひとり様1枚のみ
ご購入者の方には直筆でお名前&サインが入ります。
※各種おひとり様1枚のみ。お名前を本名以外でのご希望がありましたら、備考欄にお書きください
銀行振込でお支払いいただくことが可能。
※ご入金締め切りは4月9日(金)15:00までになります。
ご入金確認できない場合は自動的にキャンセルになりますので予めご了承ください。
この機会にぜひお買い求めください!
*ポートレート10日前後の発送を予定しております。
準備が出来次第発送させていただきます。
*交通・配達の事情により配送が遅れる場合もございますので、ご了承ください。
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ドメイン設定を解除して頂3いただくか、又は弊社ドメイン『@zabun-japan.com』を受信リストに加えていただきますよう、お願い申し上げます。
※銀振りでキャンセルされる場合は4月9日15:00までにご連絡ください。
カード払いの場合はキャンセル不可
それ以降のキャンセルは無効とさせていただきます。
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詳しくはSHOPZABUNホームページにてご確認ください。
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2021.04.03
「大阪ラプソディーVol.50」
日時
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4月3日 土曜日
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観衆
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101人、感染症拡大防止による制限あり)
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場所
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出場全16選手がリング上に勢ぞろいしての入場式。
対戦カード発表ののち、挨拶に指名されたのはデビューしたばかりの塚田しずく。
旧姓・広田レジーナさくらに冷やかされながらもマイクをつかみ、「本日はご来場、まことにありがとうございます。4月1日にデビューさせていただきました塚田しずくです。2戦目で地元の大阪で試合できることをありがたく思って、全力を出したいと思います。全5試合、応援よろしくお願いします」と、新人らしく元気に2021年度初の大阪大会の幕を開いた。
▼OSAKA・ヤングwave(20分1本勝負)
○笹村あやめ、進垣リナ(12分44秒、片エビ固め)神童ミコト、杏夏●
※パンダカッター改
WWWD世界タッグのベルトを手にして入場してきた笹村あやめと新垣リナ。
試合は、笹村と神童みことが先発。速い動きでのリストの取り合いから神童がサイドヘッドロック、ロープワークからアームドラッグの打ち合いと続くが、まずはタッグ王者チームが連係を披露し、ダブルドロップキックで先制する。
しかし神童は落ち着いて、2人が背を向けた瞬間を見逃さずドロップキックを決めて杏夏にタッチする。
リングに飛び込んできた杏夏は、エルボーの連打からドロップキック。しかし続いて狙ったボディーアタックをキャッチされ、そのまま敵コーナーに持っていかれる。速いタッチワークで杏夏を攻め立てるタッグ王者チーム。
笹村がボディースラムで叩きつければ、進垣は腕を痛めつける。
防戦を強いられながらも杏夏は、ドロップキックを決めたところで神童にタッチ。
ドロップキックの連発で反撃に転じた神童。飛び込んできた笹村をもコーナーに追い込み、2人まとめて串刺しドロップキック。
そしてボディースラム。前方回転からブリッジしてのチンロック式のキャメルクラッチを決めると、すかさず杏夏が飛び込んできてドロップキックを合わせる。新垣が神童をワキ固めに捕らえると、笹村はカットに飛び込んできた杏夏をマフラーストレッチでカットする。
ロープブレイクを経て、神童を肩に担いだ新垣がカミカゼを決めると、神童は笹村の攻撃をかわしてのドロップキックからエルボーの打ち合いに持ち込む。ショルダータックを決めた笹村はブレーンバスターを狙ったものの、首固めに切り返された。神童はセカンドロープからのドロップキックを決めたところで杏夏にタッチ。
ドロップキック3連発を決めた杏夏はクロスフェースロックへ。ロープに逃げられるとミサイルキック。しかし笹村は強引なブレーンバスター。カウント2で返されるとスタンドに戻って正面からエルボーを打ち込む。さらにロープに張り付けて、走り込んでのエルボー。串刺しバックエルボー。杏夏のエルボー連打にエルボーを連打で返した笹村。
串刺しドロップキックを交代で見舞い、神童のボディースラムのアシストからファンタスティックフリップ。杏夏の丸め込みの連続をいずれもカウント2で返した笹村。杏夏がロープに走ったところに強烈なショルダータックルを決めてミサイルキック。そしてパンダカッター改でマットに沈めた。
▼OSAKA・スクランブルwave(20分1本勝負)
桜花由美、○桃野美桜(18分17秒、体固め)沙恵、三浦亜美●
※ダイビング・ボディープレス
握手を交わし、桃野美桜と三浦亜美が先発して試合開始のゴング。手四つの力比べを誘う三浦。それに応じようとする桃野だが、手が届かず。マミーを呼び込んだ桃野。肩車してもらい手を高く突き上げる。今度は三浦が届かない。ならばと沙恵に肩車してもらうが、三浦の体重を支え切れず崩れ落ちてしまう。
相手の失敗に乗じて、マミーとの連係を決めていく桃野。タッチを受けた桜花由美は、三浦の髪をつかんで大きく投げ飛ばし、コーナーを背にしたところを踏みつけていく。さらにロープ際で背中に乗り、腰にダブルニードロップを落とす。2人がかりで三浦にキャメルクラッチとダブルレッグロックを決めるボスマミ。三浦はショルダータックルを桃野に決めて沙恵にタッチした。
桃野をコーナーに追い詰めて踏みつける沙恵。リング中央でボディースラムを決めるが、桃野もボディースラムを返して桜花にタッチ。顔面を踏みつけ、トップロープに顔をこすりつけていく桜花。沙恵とエルボーを打ち合った桃野は、逆水平、DDT、低空ドロップキック、ビッグブーツを浴びながらも、ドロップキックを浴びせて意地を見せる。
タッチを受けた桜花は、串刺しビッグブーツから桃野の串刺しドロップキックをアシスト。バックドロップ狙いは踏ん張られて阻止されるが、ビッグブーツの打ち合いに持ち込む。スピアを決めた沙恵がドラゴンスリーパーに捕らえるも、桜花はサードロープに足を伸ばしてブレイクに持ち込んだ。
ロープを背にした桜花にラリアット、ビッグブーツを叩き込んだ沙恵。コーナー2段目からのドロップキックを決めたところで三浦にタッチ。
ショルダータックル4連発からの逆エビでギブアップを迫った三浦は、ロープに逃げられるとアルゼンチンバックブリーカーを狙う。後方に滑り下りた桜花は、相手の両腕を首の周りでクロスさせてからのバッククラッカー。ビッグブーツを何発も叩き込み、クロスフェースロックで締め上げる。ここは沙恵がカット。
逆水平の連発からカウンターのダブルチョップを決めた三浦。再度、アルゼンチンバックブリーカーを狙ったが、桜花は首筋にエルボーを叩き込んで阻止。そして桃野にタッチする。
ボディーアタックを決めた桃野は、ロープ際で腰を落とした三浦にドロップキック。桜花、沙恵もリングに飛び込んできてブレーンバスターの打ち合いなったが、投げ勝ったのは沙恵&三浦。そしてダウンした桃野に連続してのボディープレスを浴びせていく。桃野に逆エビを決めた三浦は、ロープに逃げられるとアルゼンチンバックブリーカー。ここは桜花がカット。
丸め込みの連続からバックの取り合い。三浦が桃野を羽交い絞めにしたところで沙恵が飛び込んできて2人がかりの攻撃を狙ったが、桃野はヘッドシザースの要領で沙恵の首をハサミ、そのまま2にまとめて投げ飛ばす。
桃野はカサドーラの要領で三浦に飛びつき、丸め込まずにフットスタンプを落とす。1発だけにとどまらず、カウント2で返さされるたびに踏みつけていく。最後はコーナートップからの急降下ボディープレスで圧殺。三浦からカウント3を奪った。
▼OSAKA・プロレスゼミナール~チャレンジwave(15分1本勝負)
△KAORU(時間切れ引き分け)塚田しずく△
デビュー2戦目で“昭和の遺産”ともいうべき大ベテランであるKAORUと一騎打ち。珍しくKAORUはテーブルを持たずに入場。
握手を交わして試合開始のゴング。ロックアップするも、KAORUはと檄を飛ばすほどの余裕。ロープに押し込んだというよりは、あえてKAORUが押し込まれたという感じでロープを背に。塚田しずくはブレイクの際にエルボーを打ち込んでいった。
2度目のコンタクトは手四つでの力比べ。KOARUは表情一つ変えず余裕で制し、塚田の両手を踏みつける。立ち上がった塚田は正面からエルボーを叩き込み、自らロープに走ってドロップキックを連続して、さらにエルボーをこれでもかと打ち込んでいく。ただKAORUは、あえて受けているという感じ。
ここで塚田はボディースラムを狙う。KAORUを抱えるも上げきれず崩れてしまう。それでもなりふり構わず押さえ込みにいった。2度、3度、4度……とボディースラムにチャレンジ。なんとか6度目で不完全ながらも投げ切った。
髪をつかんでの投ること3度。しかしKAORUの表情には笑みが……。いつの間にか、団体の垣根など関係なく、先輩がリングを取り囲んでいる。ここでリング下から桜花が「逆エビいけ!」と指示。その言葉通り逆エビを決めていく。特にKAORUが踏ん張っているわけではないにもかかわらず、すんなりステップオーバーできない。
なんとか逆エビの形に入ったが、長時間それをキープできない。体勢が崩れたところでダブルレッグロックへ移行。そこから弓矢固めを狙う。本部席から試合を見つめていた二上美紀子会長が思わず「あんなん教えてへんで」と漏らしたが、塚田は本能で決めていった。
体勢が崩れたところでキャメルクラッチに持ち込んだKAORU。そしてボディーシザースへ。しかし塚田は馬乗りになってエルボーを振り下ろしていく。両脚に力を込めて、ボディーシザースで締め上げるKAORU。苦しみながらも塚田は、試合を捨てず必死になって向かっていく。
またしても逆エビを狙った塚田だが、KAORUは脚力で阻止し、先ほどのお返しとばかりに弓矢固めを狙う。しかし、うまく体を反転できず。体勢が崩れたところで塚田は、KAORUの両脚をつかんで逆エビへ。そして再び弓矢固めを決めていった。
コーナーに飛ばして串刺しドロップキックを放っていった塚田。さらにリング中央のKAORUにドロップキックを打ち込んでいくも、すでにスタミナ切れ状態で威力は全く感じられない。それでも必死で向かっていく。
KAORUが仕掛けてきたボディースラムを首固めに切り返したもののカウント2。ただ、これにはKAORUも驚きの表情を隠せない。ここでほぼ完ぺきなボディースラムを決めた塚田。さらに首投げを決める。2度目の首投げを踏ん張ってこらえたKAORUは、まるで技を教えるようにフライング・メイヤーを2度、3度と決める。そしてサーフボード。塚田が立ち上がると、スタンドでのハンマーロックに移行する。スピードこそ感じられなかったが、塚田は動きを確かめるような感じで切り返していった。
KAORUのステップトーホールドには悲鳴を漏らした塚田。しかし下から蹴り飛ばして脱出し、逆にステップトーホールドをお返し。さすがに簡単に切り返されたが、塚田は何かに憑りつかれたようにドロップキックを何発も放っていく。
ドロップキックを放つも効かないとみるや自らに気合を入れるように叫んでからエルボーを叩き込む。そしてまたもやドロップキックを放つ。しかしKAORUは微動だにしない。あえて「もっと来い!」と促していく。
「残り時間1分」とコールされたところでドロップキックを放っていった塚田。「残り30秒」とコールされてから2発ドロップキックを打ち込んだところでタイムアップのゴングが打ち鳴らされた。
試合後、マイクを手にしたKAORU。
「15分ありがとうごさいました。ねえ初めてでしょ、15分間動き回ったの? もっとやった方がいいよ、15分ドロー。いい、桜花さんや広田選手、宮崎選手、あと野崎、たぶんね、この人たちと練習やっても、なかなかやってくれないのよ。だからマーベラスの道場に来たら? で、1日何人もスパーリング……(リング下にいた桃野に了解を取るように)私、勝手に言ってるけど、大丈夫? 美桜さんがOK出してくれてるので。あのね、場数で考えんのよ。やれることはやれてんの。デビューまで相当長かったと思うけど、やれることはやれてんの。だって、私が教えたのが広田だから。(その)広田が教えてくれてるから。だけどあの子、厳しくできないから。もっともっと自分を追い込まれた方がいいから。(マーベラスの)道場に来て、あたし(が相手するわけ)じゃないけど、若い子いっぱいいるから、とっかえひっかえスパーリングしてもらいなさい。そしたらもっともっと動きがスムーズになるし。やれることはやれてんだもん。だって私(弓矢固め決められて)痛かったもん、腰。弓矢(固め)、私はできなかったけど、あなたはできたんだから。さっき(開場前)練習してたの見てたけど、勘はいいからさ、できないことないんだよ。あとはもう、場数と、自分をどれだけ追い込めるか。話しか聞いてないし、練習してるとこ見たことないけど、GAEA JAPANの10分の1、マーベラスの半分もやってない。もっともっとやった方がいい、練習。これからだもん、頑張って。って思うんだ。どうかしら、皆さん? もっともっと、ほんとに。そして他団体呼ばれたら、どんどん出した方がいいよ。負けようが何しようが、ほんと場数だもん。私、マーベラスの子たちはほんと、WAVEさんにお世話になって、WAVEさんに育ててもらってると思うから。マーベラスは月2回しか(試合が)ないけど、WAVEさんに倍以上出してもらってるからさ。で、育ってんだ、この子たちは。だから試合数って大事。人の前に出るって大事。もっともっと垢抜けていくよ、そうするとね。はい、お疲れさまでした。ありがとうございました」
そのKAORUの言葉を正座して聞いていた塚田。
さすがにKAORUは最後に「私からギブアップやフォール取れなくて悔しがってたもん。獲れるわけないよ、バカ!」と言ったが、その表情は笑顔。立ち上がった塚田と握手を交わしたが、涙を流している塚田とは対照的にうれしそうだった。
塚田は四方に礼。そしてリングを下りると、桜花に抱えられるようにして引き揚げていった。
15分時間切れ引き分け。この結果だけを見ると、「デビュー2戦目で引き分けなんて大金星」「KAORUは相手を甘く見ていたのでは?」「手を抜いていた」……など、思うことはそれぞれだろう。
デビューするに際して、二上会長は「WAVE史上最低の仕上がり」と口にした。ハッキリ言って、デビューさせるレベルに達していない。それは体力的にも、技術的にも。それはこの試合を見れば明らか。ボディースラムすら満足に決められないのだから、「見せられるレベルでない」と酷評されても仕方ない。
KAORUにすれば簡単に試合を終わらせられたはず。秒殺もできたし、やらせるだけやらせて残り10秒で決めることもできた。しかし、それをしなかった。あえて勝たなかった。
KAORUはほとんど攻めていない。KAORUが繰り出した技らしい技といえばサーフボード、ステップトーホールド、フライング・メイヤーぐらい(弓矢固めは失敗している)。エルボーを叩き込まれても打ち返していない。では、わざと受けていたのかというとそうでもない。ドロップキックにしても、威力がないから倒れなかっただけ。そうやって無理やり15分引っ張った。それは、エキシビションとはまた異なるフルタイムの世界である。その中でKAORUは、プロレスに最も大切なことを試合を通じて教え込んでいた。
デビューさせるだけのレベルに達していない塚田に対し、なぜ実戦で鍛えていこうという方針をとったのか。そして、地元でのデビュー2戦目の相手になぜKAORUを起用したのか……など、様々な回答がこの一戦から見て取れる。
この試合は「プロレスゼミナール」と銘打たれていた。これは対戦相手だけでなく、見る者も受講者。さて、あなたはこの一戦をどう消化する……。
▼OSAKA・ストレンジwave(15分1本勝負)
○野崎渚(8分5秒、ドルミル)ハイビスカスみぃ●
「よろしく」と凄みを利かせて握手を交わしたハイビスカスみぃ。野崎はこわごわ、差し出された右手を握り返した。
野崎のショルダータックルを受けたみぃだが、エルボーを打ち合っていく。そしてショルダータックルでダウンを奪うと、アルティメット・ウォリアーばりにトップロープを揺らすパフォーマンス。背後から蹴りを叩き込まれても、我関せずでトップロープを揺らしていった。
首投げを決め「よっしゃいくぞ!」とアピールすると、腰を落としてる野崎の背後に回り、背中をしての前屈ストレッチ。次は前に回って両手を引っ張る形の前屈ストレッチ。意外な攻撃に、ほとんど上体が前に倒れず苦しむ野崎。さらに立った状態で背中合わせになり、背中を伸ばすストレッチ。野崎は「体硬いのバラしやがって!」と叫んで反撃に移った
互いの足の甲を思いっきり踏み見つける攻撃の応酬。みぃがランニング・ネックブリーカードロップを決めれば、野崎はビッグブーツを叩き込んでいく。みぃのエルボーをあえて受ける野崎。効かないとみたみぃがロープに走ってエルボーを叩き込もうとしたが、野崎は前のめりに倒れてしまう。それを見たみぃは、「効いてたんかい!」。
救世忍者乱丸まで登場するお笑いの展開に巻き込まれながらも、ビッグブーツを叩き込んでいく野崎。しかし、みぃもランニング・ネックブリーカードロップを返していく。そしてエプロンからトップロープに上るが、なぜかそのまま下りる。しかも飛び降りるのではなく、ロープを1段ずつ足場にしながら。
ドルミルをロープに逃げられた野崎は、腰を落としているみぃに走り込んでのダブルニーアタック(蒼魔刀)。そして低空ドロップキックの追い打ち。
野崎に攻撃されながらもみぃは、力強いラリアット、チョークスラムを決めた。
そしてコーナー最上段へ。フライング・ボディーアタックを放っていったが、距離が足りず墜落。足元に倒れたみぃに野崎がキャメルクラッチ式でドルミルに捕らえる。上半身を反らさせると、みぃは次の瞬間、高田延彦の伝説の高速(光速?)タップよりも早いタイミングでギブアップ。
▼DUAL SHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<王者組>○門倉凛、青木いつ希(19分13秒、エビ固め)旧姓・広田レジーナさくら●、宮崎有妃<挑戦者組>
※カドクラハルカス。第25代王者組が初防衛
ベルトの返還、記念撮影といったタイトルマッチセレモニーを経て、握手を交わし、青木いつ希と旧姓・広田レジーナさくらの先発で試合開始。まずはショルダータックルを決めた青木だが、広田は観客まで巻き込んで自身のペースに引き込み、ボディースラムで叩きつける。
門倉が飛び込んできて連係で広田を追い込んでいく王者チーム。タッチを受けて正式に試合権利を得た門倉は、ボディースラム、キャメルクラッチと攻め立て、低空ドロップキックで顔面を撃ち抜くが、ネックブリーカードロップを浴びて宮崎有妃とのタッチを許す。
宮崎は重量感あふれる低空ドロップキックからレッグドロップ、串刺しラリアット、ダブルレッグロック。そのまま相手の背中に全体重を浴びせかけていく。青木は重なり合っている2人をプレスしてカット。門倉はランニング・ネックブリーカードロップを返して青木にタッチ。
宮崎に逆エビを狙った青木だが、ステップオーバーできず。ならばとダブルレッグロックに決めてギブアップを迫る。宮崎はロープブレイクに持ち込み、DDTを決めて広田にタッチ。
青木をコーナーに追い詰めてボ・ラギノールを決めた広田。そしてスイングDDTを狙ったが、そのまま1回転してセカンドロープに乗せられ、デッドリードライブ気味に叩きつけられた。
ショルダータックルから串刺しエルボー、フェースクラッシャー、倒れ込みながらのボディープレスと攻め立てる青木。しかし広田は、青木をフィンガーロックに捕らえるとロープ渡り。ここで門倉が飛び込んできてロープを揺らす。だが広田は、飛びついて門倉の首を挟み込むと、青木と2人まとめて投げ飛ばした。ダウンした2人にボ・ラギノールを決めると、青木はリング下へエスケープ。
ここでトペを狙った広田。だが、ロープに走ったところで門倉がドロップキックを合わせる。さらに2人がかりでブレーンバスターを狙ったものの、DDTに切り返した広田は、またもやボ・ラギノール。
替わった宮崎は、ロープを背にする青木にラリアットを放つも、青木は門倉を呼び込んで追撃を阻止。ショルダータックルの打ち合いを繰り広げた青木と宮崎だが、最後は青木がラリアットで打ち勝つ。しかしすぐさま宮崎もラリアットをお返し。
一進一退の攻防からタッチを受けた門倉がミサイルキック、キャノンボール、ウラカンラナと攻め立てる。そして青木を呼び込むも、両腕でのラリアットを浴びて2人同時に倒される。門倉をボディープレスで叩きつけた宮崎は、コーナーの広田を担いで門倉に叩きつけていったが、かわされてしまう。改めてシーソーホイップでのプレスを狙ったが、門倉は両足を突き立てて阻止。その反動で宮崎のヒザの上で仰向け、バックブリーカー状態となる。
恥ずかし固めを狙った宮崎だが、門倉は必死に回避。だが、広田のボ・ラギノールのアシストもあって決められてしまった。慌てて青木がカット。
宮崎はえびす落としを決め、替わった広田は側転してからのボ・ラギノール。さらにコーナーにセットした門倉に雪崩式のヘナーラサンライズを狙った広田。だがこれは、青木にバックドロップで叩きつけられる。すかさず門倉がダブルフットスタンプ。続いて青木がボディープレス。そして門倉がノーザンライトスープレックを決めるがカウント2。
さらにロープに走った門倉だが、宮崎がリング下から足を引っ張って引きずり落とす。そこに広田がトペ。リングに戻ると、広田がシャイニング・ウィザードからワキ固め。それをカットした青木がバックフリップを決めるとで、門倉がジャックナイフで丸め込む。目まぐるしく攻守が入れ替わる攻防の中で同士打ちを誘った門倉は、広田にトラースキックを決めてコーナーへ。だが広田に、雪崩式ヘナーラサンライズで叩きつけられた。
宮崎のムーンサルトプレス、広田のヘナーラサンライズと連続攻撃を浴びた門倉だが、広田のブリッジが崩れて命拾い。悔しがる広田。攻撃の手が緩んだスキに、リングに飛び込んできた青木が門倉を自分の右肩に座らせ、そのまま立ち上がろうと前傾姿勢の広田にトス。広田の肩口に絡みついた門倉は、その勢いで逆打ちを決める。そのままガッチリ固めると、カウント3が数えられた。
抱き合って勝利を喜ぶ王者チーム。阿部由美子ZABUN社長から認定書とベルトを受け取っると、その姿をリングに座ったまま見ている広田と宮崎に歩み寄り、座礼して握手を求めた。
そしてマイクを手にした青木。「門倉と青木、勝ちました! 凛ちゃん、おめでとう!」と叫び、「(4月)1日に(対戦して)絆を深めたおかげだね。とりあえず凛ちゃんが勝ったから、しゃべってください」とマイクを渡す。
門倉は「大阪で、初防衛しました! 勝ったってことは、青木と門倉が門倉と青木になるってことですよね? (リング下にいる阿部に向かって)社長、いいですか? 変更お願いします。変更してください」
そして、「宮崎さん、広田さん、本当にありがとうございます」と続け、「でも広田さんには、結構自分勝率いいんで。次やっても負ける気しないですよ」。
これに広田は、「別にしゃべることないけど。だってあたし、(タッグ)チャンピオンになれなかったし。初防衛なんだって? たった1回防衛したぐらいで。別に私、もう1本ベルト持ってるし。入場式でも、私の方が一番最後に(リングに)上がってるし、私の方が上なんで。そういうことなんで。……これ以上、何か言うことあります? 別にないよね」と言ってリングを下りようとする。
「ちょっと、帰んないでください」と引き留めた門倉は、「自分、広田さんに今日、勝ちましたよね? そのベルト、自分欲しいなあって思ってるんですけど。チャンピオンですよね?」と挑戦表明。この発言に慌てた広田は、「やめときなって。タッグでこれからっていうときなんだから、(シングルは)やめときなって」と必死になって拒否する。
それでも門倉は「もう1本ベルト欲しいんですよね、自分。この勢いで」と続ける。思い出したように「そうだ。Catch(the WAVE)、もうすぐCatchが始まるから、防衛戦、やらなくていいじゃん」と避けようとする。「まだCatchに出るとか決まってないんでしょ? それじゃ(Catchに)出たいですとかまず言い始めて、それを認めてもらって、そこからCatchを勝ち上がっていって、それで私とやりましょう。だからそれまで防衛戦やらなくていいですよね?」の広田の言葉を聞いていた阿部社長は、「今年のCatchが、もうすぐ始まるの。なので、Catchに出場して、優勝して、そのベルト獲りにいってください」と広田を支持する形。広田は改めて「それまで防衛戦はなしってことでいいですか? ハッキリ言ってください」と確約を取り付けようとする。阿部社長は「もうすぐCatchが始まるから、それまで待て。それでいい」とCatch優勝者が次期挑戦者になることを伝えた。
このやり取りを聞いていた門倉は「それはCatchに出るってことですね?」と念を押し、「絶対勝ち上がって、そのベルト巻きますから、自分。今年絶対2冠になります」とCatch優勝に加え、ベルト奪取まで宣言した。そして広田に向かって、「絶対勝ち上がるので、それまで防衛……しないで、ベルト持っててください」と宣戦布告した。これで安心したのか、広田は宮崎とともにリングを下りた。
門倉は改めて「今日、自分が勝ったので……」と大会を締めようとしたが、ここで上がってきたのは沙恵と杏夏。マイクを持った沙恵は、「ちょっとちょっと」と言葉を遮り、「とりあえず初防衛おめでとうございます。覚えてるかな、こないだの名古屋でタッグマッチやったじゃない? その時、実はね、スリーカウント取ってたんだけど、うるっさいのが邪魔してたの。忘れたとは言わせねえよ」と2・28名古屋での因縁を持ち出してきた。
門倉は「(スリーカウント)取ってない取ってない」と否定するも、沙恵は「ある。絶対ある」と返す。「記憶にない」と言う門倉に、「都合の悪いことは忘れるってか?」と追い詰めていく沙恵は、リング下から「映像残ってる」という阿部社長の言葉に、「信じられないなら映像見てください」と沙恵。
さらに「そっちのタッグ、ほんとに仲いいように見えないんだよね」と続け、「ウチら、何年も(タッグを組んで)やってきてんの、(柳ヶ瀬プロレスの)Ladiusで。そのベルト、欲しいな」と挑戦を表明。しどろもどろになりながらも、「悪いけど今はもう仲いいよ、たぶん」となんとか回避しようとする門倉。ここで青木が「わかった! その挑戦は……いったん持って帰っていただきます!」と回答はお預けに。
「とりあえず(そのベルトは)もらう」と言い残して去っていった沙恵と杏夏。そして門倉がマイクを持ち「青木と門倉、大阪で初防衛(戦)、勝ちました。今日は締めさせていただきたいと思うのですが、今日は青木が大阪出身なので、青木に占めてもらい追うと思います」と青木に譲る。
出場全選手をリングに呼び込んだ青木は、所属団体の締め言葉である「ショーンキャプチャー!」と叫んだところで、後ろから広田と宮崎に突き飛ばされる。
強引にマイクを奪った広田が、次回大阪大会(8月1日、176BOX)を告知したのち、「これがWAVEだ!」と音頭を取ってWAVEらしく締めくくった。
2021.04.02
wave5・1新木場大会決定対戦カード!
▼wave5・1新木場大会決定対戦カード!
◎5・1(土)12:00開場・12:30開始@新木場1stRING
『NAMI☆1~May.~’21』
■チャレンジwave(15分1本勝負)
塚田しずくvs米山香織
※米山が5・1新木場大会までベルトを保持していた場合、タイトルマッチとなる。
▼チケット料金
■SRS席=7,700円
■RS席=5,500円
■指定席=4,400円
■レディースシート=2,200円
※当日550円アップ。
※リングサイドカメラマンなし
◆お問い合わせ
株式会社ZABUN
プロレスリングWAVE
TEL=03-6300-5226
メール=info@pro-w-wave.com
2021.04.02
wave4・3大阪大会直前情報!
▼wave4・3大阪大会直前情報!
◎4・3(土)開場16:30・開始17:00@大阪・アゼリア大正ホール
プロレスリングwave Phase2 『大阪ラプソディーvol.50』
▼当日販売グッズ
■新作/waveTシャツ(ロックバージョン、ボップバージョン)=4,400円
■新作トミーTシャツ=4,400円
■waveマスク(黒、青)=各1,500円
■waveパーカー(ジップアップ)=6,600円
■ナンバー付きポートレート=1,000円●桜花由美●宮崎有妃●旧姓・広田レジーナさくら●野崎渚●塚田しずく
■2ショット撮影※※飛沫防止シートを挟んで撮影を行います=1,000円
■当たり付きガチャガチャ=500円
■その他、WAVEグッズ各種
※グッズは税込み価格(一部会場特別価格)
※電子マネー、クレジットカードがご使用になれます。
▼当日対戦カード
■DUAL SHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<王者組>門倉凛&青木いつ希vs旧姓・広田レジーナさくら&宮崎有妃<挑戦者組>
※第25代王者組の初防衛戦
■OSAKA・スクランブルwave(20分1本勝負)
桜花由美&桃野美桜vs沙恵&三浦亜美
■OSAKA・ストレンジwave(15分1本勝負)
野崎渚vsハイビスカスみぃ
■OSAKA・プロレスゼミナール~チャレンジwave~(15分1本勝負)
塚田しずくvs KAORU
■OSAKA・ヤングwave(20分1本勝負)
笹村あやめ&進垣リナ&神童ミコト&杏夏
※全5試合。試合順は当日発表。
▼前売りチケット料金
■SRS席=7,700円※事務所取り扱い分完売
■指定席=5,500円
※当日各550円アップ
【各種当日割引のご案内】
※当日券に限り
■障害者割引障害者手帳をお持ちのお客様、身体障がい者(第1種)の方の介護者(1名)の方各席種2,200円引き。
■学生割引大・高・中・専門学生指定席=2,200円
■小学生以下は保護者1名につき1名無料。
※障害者割引以外はその他席種の場合は通常料金。FC会員様は当日アップなし。当日前売り価格でご購入できます。各種割引に対する証明証をご提示願います。
◆お問い合わせ
株式会社ZABUN
プロレスリングWAVE
TEL=03-6300-5226
メール=info@pro-w-wave.com
2021.04.01
「PHASE2 Reboot 2nd『NAMI☆1~Apr.~’21』」
◎オープニング
waveが桜花由美社長の新体制になって丸2年。昨年の“4月1日”はコロナの影響を受け中止となったが、今年はコロナ対策を万全に取ったうえでの開催にこぎつけた。まずは入場式がおこなわれ、桜花社長が代表の挨拶。
桜花「みなさん、こんばんはー! 本日はご来場、誠にありがとうございます。そしてカンフェティで生配信をご覧の皆様、ありがとうございます!! えー、本日でリブート2周年、桜花体制になって丸2年が経ちました。去年、1年間はコロナに泣かされて、思い通りの大会を開催することができませんでした。ですが、まだコロナが終息しないので、今後もコロナ対策をしっかりしてwave大会をやっていきたいと思いますので、皆様、よろしくお願い致します。今日はwaveに新たな新人がデビューします。塚田(つかた)しずくという、新たなwave選手がデビューしますので、皆さん応援のほどよろしくお願いします。そしてタッグパートナー同士のKIZUNA WAVE、2大タイトルマッチ、本日は全シングルマッチとなっておりますので、声は出せないと思いますが、皆様、心の中の熱い応援をよろしくお願い致します」
1、Birth wave~塚田しずくデビュー戦~(15分1本勝負)
○高瀬みゆき(12分54秒、極楽固め)塚田しずく●
wave待望の新人・塚田(つかた)しずくがいよいよデビュー。女子レスラーとしては長浜浩江(HIRO’e)以来の新人であり、wave新体制となってからは、はじめてデビューする選手となる。
「お願いします!」と握手を求める塚田。だが高瀬は応じない。もう一度、「お願いします!」と言うと、高瀬はもっと来いといったジェスチャー。塚田がさらに大きな声で「お願いします!」と叫ぶと、ようやく高瀬が応じる。
ロックアップから一気に高瀬が押し込む。突き返す塚田。そして「もう1回」とロックアップの押し合いに挑む。もう一度、高瀬が押し込む。
塚田は諦めずにもう一度ロックアップ。ロープ際に追い込まれると、体勢を入れ替えてエルボー弾。高瀬もやり返しヘッドロック、キャメルクラッチ、フロントネックロッに移行していく。ロープに逃げこむ塚田。ならばと高瀬は首投げを連発していき、サーフボードストレッチへ。耐えられると、再びキャメルクラッチで絞り上げる。
高瀬は塚田をロープにセットし、「おめでとう!」と張り付けドロップキック。コーナーに叩き付けたあとハンマースルー。これをロープを飛び越え、エプロンに着地した塚田は「来いよ!」と挑発。エルボー弾を見舞うとリングに戻ってスクールボーイ、ドロップキックを連発していく。しかし、高瀬は倒れない。
ならばとファアームを放っていく塚田。高瀬が強烈な一発でやり返す。気合を見せる塚田だったが、ここで高瀬が逆水平チョップ。「終わり!」と仕留めにかかる。
だがここで塚田が首投げ。「上げるぞ!」とボディースラムの体勢。高瀬が堪えて、逆水平チョップ。塚田はフォアアームでやり返す。受け止めた高瀬が逆水平チョップから逆エビ固めへ。残り5分のコール。なんとか塚田がロープ。
ならばと担ぐ高瀬だったが、回転エビ固めに切り返す塚田。丸め込みを連発していく。グルグルと腕をまわしてからのフォアアームを放ったあと、押さえ込みを連発する。いずれもカウント2。
このピンチをしのいだ高瀬はボディースラムで叩き付けて、再び逆エビ固めへ。塚田がブレイクしたところで残り3分のコール。高瀬は串刺しドロップキック3連発で追い込むと、最後は極楽固めでギブアップを奪った。試合後、高瀬は塚田を抱き起こし、四方に一礼。握手と抱擁をかわしリングを降りた。
◎バックステージ
塚田「Twitterで高瀬さんに『胸をお借りします』って言って、『胸なんか貸しません、勝ちに奪いに来い!』と言われ、そのつもりで挑んだんですけど、やっぱりぜんぜんまだまだでした」
——自分がイメージしたデビュー戦と違った?
塚田「自分の未熟さがよくわかりました」
——デビュー戦でこれは見せたいというものはあった?
塚田「エキシビションから成長した姿をお見せしたいなと思ったんですが、どうだったんですかね。すみません。途中から記憶がなくて」
——練習してきてこれをやりたいとか技はありましたが?
塚田「ドロップキックをきれいに決めたいと思っていたんですが」
——チョップ合戦もあったが。
塚田「死ぬほど痛かったです。あんなに痛いとは…ちょっと。人生ではじめてっていうくらい痛かったくらいです。これからまだまだ痛いことは出てくるので、頑張りたいと思います」
——女子プロレスラーになったと実感した?
塚田「お客さんに見られて、デビューしたんだって試合しながら思いました」
——どんなレスラーを目指したいか?
塚田「なんでもできる職人集団のwaveに憧れて入ったので。その職人集団の一員になれるように、頑張りたいと思います」
——KAORU戦が決まっているが?
塚田「見間違いかなと思いました。地元ですごいデビュー戦もかなり試練だと思っていったのですが、もっともっとデカイ壁が出てきたので、しかもKAORUさんは8月で引退されてしまうので、それまでに対戦させていただけることをありがたく思って、吸収できるものを意地でも吸収してもって帰りたいと思います」
2、KIZUNA WAVE〜BlueSoul(15分1本勝負)
△門倉凛(時間切れ引き分け)青木いつ希△
現・WAVE認定タッグ王者組の門倉凛と青木いつ希。チャンピオンになったものの、チームワークが不安視されている両者。そんな王者組に桜花社長が用意したのは、絆を確かめるためのシングルマッチだった。
青木が「よろしくお願いします!」と大声で挨拶。門倉は無視。一度は引き下がった青木だったが、ゴングが鳴らされると、改めて「よろしくお願いしまーす!!」とご挨拶。挨拶をかわさないと試合をおこなわないという青木に、しぶしぶ門倉が応じて試合へ。
早速、振りかぶる門倉。ガードした青木が「waveはビンタ、ダメって知ってた? 罰金だから。GAMIさんがどこかで見てる」と牽制する。会場にいる二上美紀子社長を見つけた門倉が問いかけるも、その背後から青木がスクールボーイ。キックアウトされるとショルダータックルを放っていく。カウント2。
出し抜かれた形となった門倉だったが、カニばさみを放ってやり返す。青木もキャメルクラッチ、フェースロックへ。門倉は噛みついて脱出。ならばと青木は張り付けボディーアタック2連発で追い込む。
これを返した門倉は馬乗りでフォアアーム。ボディースラムでやり返し、青木のお腹を踏みつける。フライングメイヤーから低空ドロップキック、ドラゴンスリーパーへ。リバースDDTを敢行する。キックアウトされるとワキ固めに移行する。なんとか青木がロープ。串刺し攻撃を狙う門倉。
寸前でかわした青木がフェースクラッシャー、「潰れろ!」とボディープレスを投下する。さらに青木はダブルニーアタック、ブレーンバスターホールドでカウント2。「行くぞー!」とコーナーへ。
これを門倉がデッドリードライブで切り返し、低空ドロップキック→DDT右低空ドロップキックにつなげる。そして、チンクラッシャーからミサイル発射。
残り5分となり、門倉がダブルリストアームサルトの体勢。堪えた青木がバックフリップ、ダブルニードロップでカウント2。
一方、門倉はトラースキックから逆打ちを狙うが、崩れて失敗。続いてウラカンラナの体勢。これを踏ん張った青木がパワーボムで叩き付ける。そして逆エビ固めへ。
残り3分のコール。なんとか門倉がロープ。青木は大外刈りを敢行。キックアウトされると小刻みエルボー。受けきった門倉がトラースキック。ロープに走るも、青木がラリアットで迎撃する。バックを取る青木だったが、門倉が回転エビ固め、十字固めで丸め込む。これも返されると、セカンドからのフットスタンプ、ウルトラリンを投下。
寸前でかわした青木がラリアットで攻勢。返されると、引き込み式ラリアットを敢行する。これもカウント2止まり。走り込んでのラリアットもカウント2。
門倉のダブルリストアームサルトもカウント2止まり。逆打ちを放ったところで時間切れとなった。
3、KIZUNA WAVE〜ギラギラ(15分1本勝負)
△野崎渚(時間切れ引き分け) SAKI△
野崎渚はSAKIとのシングルマッチ。SAKIとは2020年のDUAL SHOCK WAVEに「peerlessティーンズロード」のタッグ名でエントリーしている。野崎は新コスチュームで登場。
手四つの力比べから主導権を握った野崎が串刺し攻撃。ケンカキックを決めて、おしゃれキックにつなげる。そしてリバースインディアンデスロック。そこから鎌固めに移行する。ブレイジングチョップを連発していく野崎。顔面バン2連発からバックを取る。
これをチンクラッシャーで脱出するSAKI。すぐに野崎がキックをお見舞いする。そしてミサイルキックでカウント2。スリーパーへ。
これをSAKIがブレーンバスターで脱出すると、バックドロップの体勢。堪えられると、丸め込みと見せかけてのスコーピオン・デスロックへ。なんとか野崎がロープ。
SAKIはアトミックドロップ、ドロップキック、リバーススプラッシュにつなげる。これは寸前でかわす野崎。エルボーの打ち合いに発展し、残り5分のコール。SAKIはナックルとみせかけてチョキ攻撃。一方の野崎もビールマンキックから馬乗りナックル。SAKIもやり返す。野崎が振りかぶったところでTommyレフェリーが止める。ならばと野崎はヒザ蹴り。すぐさまロープに走る野崎に、SAKIが追走してヒザ蹴り。今度は野崎もSAKIを追いかけビッグブーツをお見舞いする。
残り3分から野崎がスリーパーの体勢。なんとかSAKIがロープ。すぐさまランニング・ダブルニーアタックで飛び込む。カウント2。ならばとノアールランサーへ。SAKIもみちのくドライバーⅡでやり返す。「負けてたまるか!」と野崎はもう一発、ノアールランサー。
だが、SAKIも後ろ蹴りでやり返して、両者ダウン。カウント9で立ち上がる両者。再びエルボーの打ち合いとなり、SAKIがみちのくドライバーⅡを敢行。野崎もノアールランサー・ハイ狙い。寸前でかわしたSAKIがランニング・ブレーンバスターを放ったところで引き分けのゴングが鳴らされた。
4、KIZUNA WAVE〜one way〜(15分1本勝負)
△桜花由美(時間切れ引き分け)桃野美桜△
第4試合は、BOSS to Mammy(以後、ボスマミ)対決。いまやwaveの名物タッグチームとなったボスマミだが、そもそも組むきっかけとなったのも両者のシングルマッチだった(2017年8・30新宿)。そこから桜花の一方的な片思いがはじまり、タッグ結成にまで至ったわけだが、3・1新木場で桃野は旧姓・広田レジーナさくらのサクパラダイス入りを表明。桜花にとっては非常に面白くない展開となっている。なんとか桃野の気持ちを取り返したい桜花にとって、この直接対決は大きなチャンスでもある。
桜花は両手を広げて「お願いします!」と待ち構える。桃野は「気持ち悪い…」と難色を示しながらも「2周年おめでとう」とハグに応じようとする。だが、これはフェイント。いきなり桃野が首固め4連発! 逆さ押さえ込みからのジャックナイフでカウント2。
すぐに走る桃野だったが、桜花は「よっしゃ、捕まえた!」とベアハッグ。桃野はTommyレフェリーに反則を主張してまんまと脱出。場外へと逃げ込むと、「そんなに美桜のこと好きなの? どこが好き?」と桜花に揺さぶりをかけていく。
場外から握手を求めた桃野だったが、そのまま桜花を場外に引きずり込む。逆にリングに戻った桃野は、場外カウントアウト勝ちを狙う。
カウント18でなんとか戻った桜花。桃野はパラダイスロックで身動き取れないようにして、ドロップキック。
反撃に出ようとする桜花だったが、「今日はビッグブーツはやらん」と踏みとどまる。すると桃野は「つまんねーな。来いよ、オラ!」と挑発。桜花は「ビッグブーツはしないけど…すかせ!」と叫びながらナックルで飛び込んでいく。もちろん、すかした桃野が「バカか!?」と桜花の頭を叩く。すぐさまドロップキックを放つが、桜花も払い落として、ビッグブーツ……かと思いきやこれも我慢。
桃野は「気持ち悪いんだよ。大迷惑。大嫌い。クソババア」と罵声を浴びせながらのストンピング。やられっぱなしの桜花だったが、堪忍袋の緒が切れたように「ふざけんな!」とお仕置きのビッグブーツ!
「大人しくしてりゃ、いい気になりやがって」といつもの串刺しビッグブーツでお仕置き。桃野も旋回式ヘッドシザースホイップを狙うが、桜花が堪えてストレッチマフラーホールドへ。
しのいだ桃野が回転エビ固め。カウント2。桃野を踏みつける桜花は「生意気なんだよ」とブラディーEX。
これも桃野が耐えきり、カニばさみからの低空ドロップキック。そしてミサイル4連発。カウント2。ダイビング・ボディープレスを投下するが、桜花が剣山。ショットガンからビッグブーツ。もう一発叩き込み、ポキへ。なんとかロープ。回転エビ固めを狙う桃野だったが、押し潰した桜花がカウント2。桃野のフォアアーム、桜花のビッグブーツがラリーとなる。JKボムを狙う桃野だったが、不発。フェースクラッシャーに切り返した桜花がえぐいカカト落とし。カウント2。
残り3分。ネックハンギングボムの体勢に入る桜花。これを丸め込みに切り返そうとする桃野。体勢が崩れるも首固めを連発していく。ダイビング・ボディープレスもカウント2止まり。不知火でカウント2。JKボムにつなげるが、堪えた桜花がインプラント。そしてビッグブーツでカウント2。残り1分となり、カカト落としを見舞う桜花だったが、桃野も切り返す。
残り30秒となり、桜花が垂直落下ブレーンバスター。これもカウント2。残り時間が少なくなるなか、タイガー・スープレックス・ホールドの体勢。踏ん張った桃野に桜花がカウンターのビッグブーツを放ったところで時間切れを迎えた。
試合終了と同時に慌てて桃野を気遣う桜花だったが、桃野は相当怒っている様子。退場する桃野を、桜花は追いかけていったが……!?
5、PURE-J認定無差別急選手権試合試合(30分1本勝負)
<王者>○米山香織(12分55秒、エビ固め)宮崎有妃●<挑戦者>
※第8代王者が4度目の防衛に成功
JWPという同じルーツを持つ宮崎有妃と米山香織。宮崎は1995年1月にデビューし、米山は1999年11月にデビュー。2人ともすでにJWPを退団し、宮崎は現在、wave所属。米山はYMZを立ち上げ、多くの団体で活躍する人気レスラーとなった。そんな2人が時を経てwaveのマットで、しかもJWPの流れを汲むPURE-J認定無差別級のベルトを争うこととなった。
試合前、記念撮影に応じる両者。ここで宮崎が仕掛けていく。ベルトを奪って、殴打すると遅れてゴングが鳴らされる。宮崎はボディースラム、ギロチンドロップでカウント2。ブレーンバスターを放って逆片エビ固めへ。ブレイクした米山が鉄柱攻撃で形勢逆転。リングに戻ってヒザ十字へ。なんとか宮崎がロープ。
米山はヒザへのエルボードロップ、セントーン。宮崎は髪の毛をつかんで脱出しDDTでやり返す。串刺し攻撃を狙うが、これは未遂。米山がチンクラッシャーに切り返そうとするが、宮崎も読んでいた。場外に出た宮崎は場外でリバースのアラバマスラムを敢行。リングに戻って張り付けラリアット、ハングマンDDTで追い打ちをかける宮崎
一方、米山も反撃に転じようとコーナーに登るが、キャッチした宮崎がえびす落としでカウント2。今度は宮崎がコーナーに昇る。
これは米山がバックドロップで引っぺがす。そしてダイビング・千豚♪でカウント2。「もう一発!」とコーナーに昇る米山。宮崎が追いつき、雪崩式ブレーンバスターの体勢。堪えた米山が雪崩式米-ZOU狙い。堪えられるとパワーボムで叩き付け、改めてダイビング・千豚♪を投下させる。これも返す宮崎。
今度は宮崎が直伝デスバレーボムを敢行。ムーンサルトプレスにつなげるも、これを寸前でかわした米山がビクトル投げ式ヒザ十字。なんとか宮崎がロープ。
すぐに走る米山に、宮崎がカウンターのラリアット。グリグリ目突きからの首固めへ。これをキックアウトした米山が後方回転エビ固めの体勢。キックアウトした宮崎だったが、すぐに米山が丸め込み3カウントを奪った。
4度目の防衛に成功した米山がマイクを取る。
米山「あー…、ゴキゲンすぎる、チャレンジャーの宮崎さんに全力で挑戦することでなんとか防衛できたぞー! 怖かった、宮崎さん怖かった。でも、waveのリングでPURE-Jのベルト賭けて、JWPの血が流れる宮崎産さんと防衛戦ができて、うれしかったです。ありがとうございました。桜花由美社長、美人×3。こんな美人の社長はこの世にいません。私今年に入ってから波の日、毎回、参戦してるんですよ。だから5月1日の波の日も参戦させてください。そして私シングルマッチすべてにこのベルトを懸けています。5月1日、対戦したい選手は…塚田しずく! よろしくお願いします」
桜花「(今後も)防衛したら塚田がチャレンジャーってこと? オッケー、5月1日、塚田しずくとシングルマッチ、決定で!」
米山「次はPURE-Jでライディーン鋼と防衛戦するぞ!(塚田に向かって)防衛するの、祈ってて。ありがとうございました」
◎バックステージ
米山「宮崎有妃選手は幅広くて、楽しいのから激しいのまでで、今日は怖かったです…。怖い宮崎さんから防衛できたっていうことは、ゴキゲンなんじゃないかなっていう。で、今、私、このベルトを持ってる間、シングルマッチすべてにベルトを懸けたいと思っていて。5月1日、waveさんでは塚田しずくさんとシングルマッチ、ベルトを持ってたらタイトルマッチをやりたいと思います」
——なぜ塚田選手と?
米山「だって、waveの今日デビューしたできたてホヤホヤ、フレッシュ、今が旬! 宮崎選手のような熟練した選手から、こんなにフレッシュな選手までいるっていうwaveさんで、熟練したwaveさんを相手に防衛できたので、次はフレッシュな塚田さんを相手に防衛したいです」
———ハイペースな防衛だが、体は大丈夫か?
米山「だいじょばないです(苦笑)」
6、Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合~(30分1本勝負)
<王者> ○旧姓・広田レジーナさくら(18分16秒、サクライト)加藤園子●<挑戦者>
※第16代王者が3度目の防衛に成功
事のはじまりはOZ1・10新宿でのこと。旧姓・広田レジーナさくらと加藤園子のシングルマッチが組まれ、そのときは加藤が勝利。試合後に広田が次期挑戦者に指名するも、加藤はやんわりと拒否していた。だが、加藤はwave2・1新宿に参戦した際、挑戦をアピールする。当然のことながら、一度断られた広田は消極的。今度は広田が拒否したのだが、桜花由美社長がタイトルマッチをやらないとベルトを剥奪すると宣言。しぶしぶ広田はタイトルマッチに応じることに…。
まずは加藤がローキックで牽制。広田もやり返すが、加藤がガードし「ヘボいんだよ!」と蹴り返す。さらに「チャンピオン、これが!? すごいですね!」と挑発しながらサッカーボールキック。コーナーでは顔面蹴りをお見舞いする。そして大暴走の体勢に入るが、場外に避難する広田。
加藤が「逃げてんじゃねーよ!」と叫ぶと、広田も「逃げたんじゃねーよ、降りたんだよ!」と言い返す。水を飲んで広田はリングイン。
加藤がロープに飛ばすも、広田はトペ・レベルサの体勢。これを加藤がキックで迎撃する。そして加藤はローキック。読んだ広田がスクールボーイでカウント2。
ヒヤリとした加藤がヘッドロックで捕獲すると、アームロックで脱出する広田。加藤も逆片エビ固め、ヘッドロックに移行する。
脱出した広田はボ・ラギノール……を我慢。高田純次も我慢する。すると加藤の方から「今日はやらないんだ。なんだよ、それ! 調子狂う。お前のその広田ワールド対策してる気持ちを考えろよ」とけしかける。
この言葉に目覚めた広田が「もう大丈夫です。いつも通りやります」と仰向けに。そして「お前がかわりにやるってことか!」と高田純次を誘導する。加藤は「そういうことじゃない。そういう意味じゃない」と否定しながらも、高田純次を敢行する。
だが、寸前でかわした広田が「タイトルマッチ、バカにしてんじゃないぞ!」とストンピング。開放された広田は鼻をほじりながら加藤に向かう。すると加藤は「そういうことじゃない」と全否定。
広田は青コーナーにパンチを入れながら「やれって言ったじゃん。昔からさ、そういところが嫌いなんだよ。気に入らないんだよ、昔からよ」と加藤への愚痴をこぼす。
振り向きざまに加藤を認め「大好きです」と取り繕うも、当然、加藤はローキックでお仕置き。「お前の考えてることがよくわかった」と串刺し攻撃をお見舞いする。
一方、広田もフロントハイキックで迎撃し、スイングDDTにつなげる。そしてボ・ラギノール。走る広田に加藤はニーリフト。広田はボ・ラギノールで応戦し619。シャイニング・ウィザードにつなげるも、これは加藤も読んでいた。そして、ファイアーマンキャリーでかついでコーナーに叩き付ける。大暴走からギロチンドロップを狙うが、かわした広田がボ・ラギノール。さらには側転からのボ・ラギノール。場外に加藤が落ちると、広田が戸惑いながらもトペ・スイシーダ。「加藤を超えたぞ!」と場外で叫ぶ。
広田は加藤を戻して、ミサイル発射。カウント2。へなーらサンセットの体勢。加藤が切ってドラゴンSHの体勢。広田も堪えていく。逆に加藤がへなーらの体勢。広田が回避しへなーらサンセットを強引に敢行。キックアウトされるとワキ固めで捕獲する。
10分経過。なんとか加藤がロープ。加藤のキックをかいくぐって広田は夜叉スープレックスの体勢。読んだ加藤がステップキック。ドラゴンスリーパーの体勢。これをコーナーを使って不知火のように脱出した広田がスリーパーへ。加藤はコーナーに叩き付けて脱出する。
すかさず広田がシャイニング・ウィザードでカウント2。ここで広田は夜叉ロックを狙うが、加藤が回転エビ固めに切り返す。ならばと広田はへなーらの体勢。未遂に終わると走る広田。加藤がカウンターの逆回し蹴りを放つ。
そして加藤は「お前のベルト、もらった!」とローキックを連発。キックアウトされるとドラゴンスリーパーへ。さらに投げっぱなしジャーマンを放って、もう一度ドラゴンスリーパーで捕獲する。なんとか広田がブレイク。ならばとドラゴンバレーを敢行する加藤。
これも返されると、加藤のハイキックと広田のへな拳が交互に炸裂。加藤の投げっぱなしドラゴンが決まると両者ダウン状態に。
先に仕掛けた加藤がパワーボムで叩き付けるもカウント2。加藤の側頭部へのキックは危険な角度で決まるも、それでも返す広田。ならばと加藤はクーロンズゲートの体勢。カウント2。ここで加藤は改めてクーロンズゲートを狙うが、広田は担がれながらもボ・ラギノールを連発。脱出した広田がサクライトで逆転クルリ! 3度目の防衛に成功した。
◎試合後のマイク
広田「ベルトもありましたが、ここ最近、GAEAの先輩っていうキーワードが私の中にありまして、先輩ありがとうございました」
加藤「お前、チャンピオンだろ? 頭下げるんじゃねーよ、だっせーな。やっぱお前には似合わないな、そのチャンピオン」
広田「それ、自分が一番わかってます。でも、なんでかチャンピオンのままでい続けちゃうんですよねぇ(悔しがる加藤)。やっぱりwaveのベルトは、waveのエースを選んだんだと思います」
加藤「チャンピオン、こちらこそ挑戦を受けていただきありがとうごあいました。ぶっちゃけ昔の広田のままとナメてました。スミマセン。ちょろいだろって、それが私の広田ワールドに対する勉強不足ですね。また一つ、今日教えてもらいました。だけどね、自分負けて終わるの、すげーいやなんで、もう1回挑戦させろ、お前。今日、セコンド付いてくれたコイツら(関口翔ら)にベルト持って帰るから見せるからって言ってたのに、何も声かけられないんだよ、コイツら。だから挑戦者としてお願いです。もう一度お願いします!」
広田「その頃にはチャンピオンは変わってるかもしれませんが、そのときのチャンピオンと激闘を繰り広げてください。ありがとうございました。(加藤は『クソ!』と言いながら退場)なんやかんだで私は強いのかもしれませーん! ありがとうございました。チャンピオン姿、どうか収めてください」
桜花「もういいですか? 9時まわっちゃったんですよ。すみません、えーーと、本日本当は今年のCatch the WAVEの詳細を発表する予定だったんですけど、9時をまわってしまったので、次回にします。ありがとうございました。しめていいよ」
広田「あの今日、平日のシングル6本ということで、waveこれで、新生waveになってから3周年目に入りました。waveのメンバー上がってください。なんでこんなに興行が押したかというと、今日1本目のデビューした塚田が、なかなか粘って頑張ったってことです(大きな拍手)。2年経ち、3年目。一人、新しい風が入ってくれました。あとの4人はシワと白髪が増える一方です。しかし、新しい風も吹いたことなので、これからもっともっといろんなことに挑戦して、面白いことやりたいと思いますので、世の中のことはちょっと忘れて、この会場ではこの配信を見て、楽しい気持ちになってくれればと思います。それがwaveのプロレスのできる力だと思います。これからも、新生3年目に入りましたが、waveをよろしくお願いします! 行くぞ、これが、waveだー!」
◎バックステージ
——防衛おめでとうございます。改めて加藤戦は?
広田「ありがとうございます。そうですね、野崎からベルト獲って、最初にライバルである神童ミコトが名乗り上げてくれて、タイトルやって防衛して、次は剥奪と言われながらもKAORUさん、そして園子さん。なんかこの前に永島さんの来年引退ってことで、園子さんはまだまだ引退とかないですけれども、なんか本当にそういう時期が来たんだなと思って、waveのベルトでね、waveのリングですけど、やっぱりどれだけあとリング上で闘えるんだろうっていうのがやっぱ考えちゃいますよね。しかもいまの状態が奇跡なんですから、これでまたこれ防衛戦拒否とかすると、剥奪とか言われて、もう…。なんて言うんでしたっけ、こういうのって。悪徳業者っていうんでしたっけ? パワハラ? そうパワハラだし、ブラック企業だし、本当によく3年目迎えられたなと私、思うんです。それもひとえに私が頑張って爽やかな風とか、子どもの若々しい風とか吹かせてやってるのに、桜花さんは白髪とシワが増えるばっかりで、この前は四十肩で肩が上がらなかったくせにそうやって言って。すみません、本当に2周年というめでたい場で、防衛の場でこんな会社の愚痴を言ってしまいました。でもね、本当にwaveが一致団結してやってきたから、2年という月日を乗り越えられたんだと思います。そして挑戦するって言ってくれた園子選手、染みますよね、本当に。感無量です。本当は私、強いんじゃないかな? 本当は。なんかチャンピオンとしての自覚が出てきたような気がするんですけど、ここでね。『誰でもやってやるよ!』とかって、言ったらなんかもう、それは言っちゃいけないと私、思っているので、これが終わったらなるべく次まで防衛戦はやらないように、本当にしていこうと思います。勝利者インタビューでこんな不安な顔で、コメントするの私くらいだよ、本当。私を見て、waveを見て、日頃の何か重苦しいものを取ってもらえれば、元気になってもらえれば、私はそれだけが、私が元気になれる方法です」
——新人もデビューしたが?
広田「アイツは本当に何回髪をかき上げた、今日!? 本当になんなんだ! あのクセは本当に抜けないな、クセっていうのはね。抜けないんですよ。あんな白いコスチュームを着ておきながら、ヤンキーみたいな声の出し方とかしちゃって、白、ぜんぜん似合ってなかったですよね? 昔のヒールみたいな感じで、バイソン木村さんみたいな目尻のメイクしちゃって、アイツな。本当にwaveに新しい風を吹き込もうとしてるぞ、アイツは。誕生日一緒だからね。ちょっと早いうちに、出る杭は潰しておかないといけないので、アイツと当たるのが楽しみですね」
——新生wave3年目の抱負を。
広田「新生waveになったときに掲げた、全国をまわるというのは早々にコロナでダメになって、すごい笑えるんですけど、本当にそれを聞いて地方の方々本当に楽しみにしてくださってる方々、たくさんいると思うんですが、本当に謝ることじゃないかもしれないんですけどね、ごめんなさい。行けなくて! 配信とか届くようにしているんですけども、一人ひとりがもうちょっと発信して、いろんな手段でもっと。もうね、コロナっていうのはしょうがないというのはアレですけど、コロナを利用して大きく、楽しくならないといけないと思ってるので。そのためにもね、コロナを味方につけて、もっとみんなで隅々まで届かせるっていうのがやらなきゃいけないことであり、抱負なんじゃないかなって思います。あとは塚田がデビューしたので、大事に、厳しく、waveにふさわしいメンバーに育てていきますので、みなさんこれからもご期待ください」
2021.03.31
wave4・3大阪大会全対戦カード決定!
▼wave4・3大阪大会全対戦カード決定!
◎4・3(土)開場16:30・開始17:00@大阪・アゼリア大正ホール
プロレスリングwave Phase2 『大阪ラプソディーvol.50』
▼今回決定対戦カード
■OSAKA・スクランブルwave(20分1本勝負)
桜花由美&桃野美桜vs沙恵&三浦亜美
■OSAKA・ストレンジwave(15分1本勝負)
野崎渚vsハイビスカスみぃ
■OSAKA・プロレスゼミナール~チャレンジwave~(15分1本勝負)
塚田しずくvs KAORU
■OSAKA・ヤングwave(20分1本勝負)
笹村あやめ&進垣リナ&神童ミコト&杏夏
▼既報対戦カード
■DUAL SHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<王者組>門倉凛&青木いつ希vs旧姓・広田レジーナさくら&宮崎有妃<挑戦者組>
※第25代王者組の初防衛戦
※全5試合。試合順は当日発表。
▼前売りチケット料金
■SRS席=7,700円※事務所取り扱い分完売
■指定席=5,500円
※当日各550円アップ
◆お問い合わせ
株式会社ZABUN
プロレスリングWAVE
TEL=03-6300-5226
メール=info@pro-w-wave.com