2026.03.07

「大阪ラプソディVol.68」

日時
3月7日 土曜日
観衆
179人
場所
大阪・176BOX
・入場式

 出場全17選手がリングに登場。対戦カード(試合順)発表の後、挨拶にはメインでタッグ王座に挑戦する紫雷美央&尾崎妹加が指名された。
 まずは美央がマイクを取り、「皆さん、こんばんは! 紫雷美央、久しぶりの大阪なんです。1年ぶりの大阪なんです。その1年ぶりの大阪で、昔懐かしい“シン・プラスマイナス”が、ここで復活するなんて……。皆さん、ボインポイント覚えてますか? (観客席の薄い反応に)少ねえ。ボインポイント覚えてる人、少ねえ。やっぱり10年経ってる。浸透してないですね。皆さん。でも皆さん、狐伯とともにボインポイントを覚えて帰っていただきたいなと思います。皆さんにボインポイントの恐ろしさを知らしめてやりたいと思います。その上でわれわれ、シン・プラスマイナスがベルトを戴冠し、新たなWAVEのボインポイント改革をしていきたいと思います」と宣言。
さらに「オッパイは、大きい者とともにいればいい。小さいヤツは小さいヤツで胸張ってればいい! そうです、胸は小さくてもいい!」と持論を展開すると、どこからともなく「勇気が出ますね」の声が。その声を聞いて、「対戦相手に塩を贈るどころかエールを送ってしましたが……」とポツリ。それでも気を取り直して「皆様、どんな試合になるのか、乞うご期待ということで、本日……」とまで言ったところで、尾崎に一言もしゃべらしてないことに気づき、「あっ、ゴメン。妹加ちゃんにしゃべらしてなかった」と言ってマイクを渡した。
 尾崎は「このあとに何しゃべれっていうんですか?」と愚痴をこぼし、「えー、実は私もボインポイントのこと全然知らないんですけども、皆さんでいっしょに、“これボインポイントだ”と思ったら、ぜひ声出して盛り上げてください」とお願い。それに合わせて美央が「1ポイント!」「2ポイント!」と叫ぶのを聞いて、「そういう感じ」と呼応するも、美央に圧倒されてか静かな観客席に、「元気ないよ、みんな」と注文。大きな拍手が起こったのに気をよくして、「それでは本日も全6試合……何でしたっけ?」と戸惑ったところで美央がマイクを奪い、「本日も全6試合、張り切ってまいりましょう。頑張るぞ、オー!」の掛け声で、オープニングコールとした。
1.OSAKA・Future wave(15分1本勝負)
○香藤満月&花穂ノ利(9分30秒、体固め)咲蘭●、美蘭
※コーナー2段目からのボディープレス


 先発は咲蘭と花穂ノ利。いきなりドロップキックを放っていった咲蘭に対し、穂ノ利はショルダータックルでお返し。さらに髪をつかんでの投げを2発放ち、コーナーに追い込んで踏みつけていく。そして香藤満月との速いタッチワークでボディースラムを交互に見舞っていった。
いきなり防戦を強いられた咲蘭は、コーナー2段目に飛び乗ってのボディーアタックを香藤に決めて美蘭にタッチ。リングに飛び込んできた美蘭は香藤にボディーアタックを放ったものの、受け止められてしまった。それでも香藤の首に腕を回してDDTに切り返していった。
だが香藤もベイダーアタックで美蘭を吹っ飛ばす。タッチを受けた穂ノ利もショルダータックル3連発を決めるが、美蘭はすぐに立ち上がってエルボーの打ち合いに持ち込んだ。
穂ノ利に619を決めた美蘭。そしてコーナーに追い込んで、咲蘭と交互に串刺しドロップキックを決める。さらにスピアから走り込んでのニーを打ち当てた穂ノ利に対し、美蘭はカウンターの右ハイキック。
タッチを受けた咲蘭はドロップキックからエルボーを放っていくが、これをかわした穂ノ利はブレーンバスターでマットに叩きつけていった。
香藤のコーナー2段目からのボディープレスを自爆させた咲蘭は丸め込みの連続でフォールを狙うもカウント3は奪えず。バックフリップを狙った香藤だったが、咲蘭は後方に滑り下りて丸め込もうとする。しかし香藤は踏ん張って、ヒップドロップを見舞っていった。
カナディアンバックブリーカーを後方に滑り下りて回避した咲蘭は美蘭にタッチ。美蘭は丸め込みで香藤を慌てさせて、バズソーキックを炸裂させた。そして咲蘭との挟殺ドロップキックを決めると、ライオンサルトで追撃。さらに咲蘭がコーナートップからフットスタンプを投下していった。
しかし飛び込んできた穂ノ利がバックフリップを咲蘭に決めると、香藤が穂ノ利を背負い、そのまま全体重を浴びせていくボディープレスで咲蘭を圧殺。
これは美蘭のカットでカウント3は数えられなかったものの、穂ノ利のコーナー最上段からのボディープレス、香藤のコーナー2段目からのボディープレスを連続して浴びてしまっては、咲蘭にカバーを返す余力は残されていなかった。
2.OSAKA・Challenge wave(15分1本勝負)
○桜花由美(11分32秒、片エビ固め)風南ユキ●
※ビッグブーツ


 序盤から投げとドロップキックを主体に積極的に攻める風南ユキ。
あえて攻撃させている感じの桜花由美だったが、体を浴びせながらのすくい投げを決めると反撃開始。コーナーに追い込んでのビッグブーツでペースを握ると、ワキ固めを決めながら指にかみつくなど、反則を交えた老かいな攻撃で追い込んでいく。
しかし風南も、簡単には屈しない。ドロップキックで反撃に転じると、スリーパーでギブアップを迫る。ロープブレイクに持ち込まれても、アームドラッグから執ようなスリーパーで攻め込む。
エルボーの打ち合いでも風南は一歩も引かず。ならばと桜花はビッグブーツを何発も叩き込んでいった。それでも風南はサンセット式の回転エビやラ・マヒストラルでフォールを狙う。
速い動きにペースを乱される桜花。それでも風南の動きが少しでも止まったところでストンピングを見舞い、カカト落としを決めていく。
手数は少ないものの、威力のある一発で風南の攻撃を断ち切った桜花は、走り込んでのビッグブーツを叩き込んでカウント3。貫禄の勝利を飾った。
3.OSAKA・3wave(15分1本勝負)
○網倉理奈(11分3秒、片エビ固め)櫻井裕子、真白優希●
※櫻井を使ってのファンタスティックフリップを決めて


 Are You Ready!の2人に真白優希が加わっての3WAYマッチ。やはり序盤は網倉理奈&櫻井裕子vs真白の展開に。
だが、真白への串刺し攻撃を展開している際に、櫻井が網倉を丸め込んでフォールを狙う裏切り行為。櫻井は「間違った」と言い訳するが、さすがに3度も同じことをやられるては、網倉も信じることができなくなる。真白と組んで櫻井に攻撃を仕掛けていく。
だが今度は、網倉と真白がフォールの奪い合い。そして櫻井と真白が手を組むことに。
結局、誰も信用できないとなり、3人が輪になってエルボーを打ち合う展開に。だが、次第に網倉だけが狙われるようになり、ダブルドロップキックを浴びた。ここで網倉は、リング下ににエスケープ。
リング上では櫻井と真白の1対1の勝負となったが、真白がロープに走ったとk露尾、網倉がリング下から足をつかんでリング下に引きずり落とす。代わってリングに入って櫻井vs網倉の展開となり、網倉が逆水平、櫻井がフロントハイキックを叩き込んでいく。
網倉が丸め込みからサマーソルトドロップを決めると、櫻井もブレーンバスターをお返し。ならばと網倉はパワーズラムを決めていった。
両者ダウンしたところで、リング下で休んでいた真白が飛び込んできて、ダウンした状態の2人を交互にカバー。だが、いずれもカウント2で返していった。
漁夫の利を得ようとした真白に対して、Are You Ready!は手を組み直す。裕子ロケットを狙ったところであっさりとかわした真白は、2人まとめて丸め込んだがカウント3は入らない。
さすがに1対2となると不利は否めない。網倉のコーナー2段目からのセントーンを浴びてしまう。これはカウント2で返したものの、コーナーに上がった櫻井を利用してのファンタスティックフリップを浴びては返す力はこのされていない。
真白に上に叩きつけられた櫻井を押しのけた網倉がカバーして勝利を横取り、頭脳プレイをアピールしてリングを下りた。
4.OSAKA・CROSSFIRE wave(20分1本勝負)
○狐伯&小林香萌(12分34秒、パケーテ)CoCo●&スパイク・ニシムラ

 先発は狐伯とスパイク・ニシムラ。スパイクが腕を高く上げて手四つでの力比べに誘うが、狐伯は届かず。ならばとロープに走った狐伯だが、スパイクは長い脚を突き出してフロントキックで迎え撃った。
小林香萌とCoCoの顔合わせになると、互いにメキシコ流のアームドラッグを決め、CoCoがトップロープにのってから反動を利用してのリストロックホイップでリング下まで投げ飛ばす。
しかし小林はエプロンに上がると、トップロープを利用してのネックブリーカー。体を沈めたところに狐伯、小林の順で低空ドロップキックを突き刺していった。
小林がセントーン、狐伯がドロップキック、髪をつかんでの投げ、ボディースラム。小林が逆片エビとCoCoを攻め立てる。ロープブレイクに持ち込んだCoCoあ、トップロープを利用してのコルバタで小林を宙に舞わせ、ドロップキックを叩き込んでスパイクにタッチした。
小林にスワンダイブ式ミサイルキックを決めたスパイクは、フロントハイキックで追い込んでいくも、ブレーンバスターを狙ったところでスネに蹴りを浴びて動きを止められてしまった。小林はフィッシャーマンズスープレックス、ロープ際でのラリアットを決めて狐伯にタッチ。
スピーディーな動きからのショットガンドロップキックを多発してスパイクを追い込んでいく狐伯。スパイクはフロントキックやマシンガン式串刺しラリアット、サッカーボールキック、スライディング・ラリアットで反撃。
そしてワキ固めを決めると、カットにと飛び込んできた小林に対して、CoCoがストレッチマフラーに捕らえて阻止。しかしロープブレイクに持ち込まれて決定打とはならなかった。
正式にタッチを受けたCoCoは、その場跳びムーンサルトプレスからショットガンドロップキックで狐伯をリング下に吹っ飛ばし、ラ・ケブラーダの追撃を決める。
リングに戻るとミサイルキック。さらいムーンサルトプレスを放っていったが、かわされて自爆。すかさず狐伯はロケットニーを叩き込んだ。
CoCoのトラースキックを浴びた狐伯だったが、CoCoの突進をかわしてバックに回るとパケーテで丸め込み、カウント3を奪った。
>5.OSAKA・Challenge wave 2(15分1本勝負)
○青木いつ希(11分12秒、片エビ固め)YUNA●
※羅紗鋏


 センジョの若手であるYUNAが、レジーナに挑むチャレンジマッチ。とはいうもののYUNAは、センジョのジュニア王座こそ奪われたが、次のステップに進む段階。青木いつ希は現在の実力をはかるには適した存在である。特に大きくアピールすることなく団体枠を越えた見逃せないカードをマッチメイクするところは心憎い。
「お願いします」と握手を求めるYUNAに、「それでいいの?」と青木。一息入れると、大声で「お願いしま~す!」と叫びながらYUNAが差し出した両手を握り返した。
立ち上がりはリストロックからバックの取り合い、サイドヘッドロックとオーソドックスな展開。YUNAがドロップキックを連続で決めれば、青木はショルダータックル1発でYUNAを大きく吹っ飛ばす。そして髪をつかんでの投げから、コーナーに追い込んで踏みつけていった。
スタンドでエルボーの打ち合いを繰り広げた後、青木はボディースラム、ボディープレスと攻め立てて余裕の表情。しかしYUNAは首固めでが逆転フォールを狙うなど、青木の余裕の削ぎ取っていく。
コーナー2段目からのドロップキックで反撃に転じたYUNAは、ワキ固め、腕十字でギブアップを迫る。技を解いても低空ドロップキックを見舞っていくなど、青木に体勢を立て直すスキを与えない。
YUNAを肩に担いでバックフリップを決めた青木は、背後からのダブルニーアタックから正座する形でボディーにダブルニーを落とす。だがYUNAも、スタンドに戻って正面からエルボーを何発も叩き込んでいく。それを受け流す青木。ダメージがないはずないが、それでもニヤリと笑って強烈な一発をお返し。
しかしYUNAは下がらない。青木が大振りで放ってきたエルボーをブロックすると、その腕をつかんで自ら後方に倒れ込んでのアームブリーカー。さらにスリングブレイド、正面飛びのミサイルキックとつないぎ、ワキ固めを決めていった。さらに余っている腕もロックして、羽根折り式に移行して動きを封じにかかる。だが体勢が崩れてしまった。
スタンドでエルボーを連発で打ち込むYUNA。苦し紛れに放ってきたラリアットをかわしたものの、青木は振り向きざまに左腕を振り回してのラリアットを決めた。不意打ち状態で浴びたYUNAだったが、Go Straightを仕掛けていく。
冷静にカウント2で返した青木は、YUNAが立ち上がったところにラリアットを叩き込んだ。そして大きなモーションからの大外刈り。さらに羅紗鋏(エアレイドクラッシュ)につないで、YUNAをマットに沈めた。
試合後、マイクをつかんだ青木。「YUNA、今日、初シングルどころか、もしかしたら初対戦だった気がする。YUNA、生意気だけど、この痛み……本気になれた。ありがとな、YUNA」と健闘を称えた。 でも、本題をそのあと。「でもな、マイクを取ったのは、今日初めてシングルした新人が、後輩がよかったからっていうのもあるけどさ、私は今、WAVEのシングルチャンピオンだ。タッグ、キャンペーン中? あと、よくわかんないけど、今日の大阪のメインはタッグタイトル(マッチ)。この前の新宿(FACE=3・1)もタッグタイトルがメインだったよな。私は後楽園(2・8)で防衛戦やったけどよ、オイ、次の防衛戦、やってもいいよな?」とタイトルマッチを組むよう要求した。
そして、「防衛戦、やるぞやるぞって思ってたけどよ、なんだ今、チャンピオンから逆指名っていうのが流行(はや)ってるらしいけど、ほんとの日本語はな、チャンピオンから言うのは、れっきとした“指名”だ。だから私は、この痛い右腕で思い出す、そんな存在を次の防衛戦の相手にするぞ。相手はな、そう、関口翔!」と挑戦者を指名した。
 「今日いねえけどな、去年のCATCH(the WAVE)で負けたんだ。しかもコロッと、3分程度(5・4後楽園=開幕戦、1分48秒)。私は取り返したい相手、ベルトを懸けて闘いたい相手だ。次のWAVE、デケエ大会……4月1日、新宿FACEあるよな?」と日時も指定した。
 あらためて本部席にいた阿部由美子社長に直訴。社長は「翔のスケジュールが空いてれば」との条件で承諾。すぐさま二上美紀子会長から「空いてる」との確認が届いたことで、4・1新宿でのタイトルマッチ(青木いつ希vs関口翔)が決定した。
6.DUAL SHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)<王者組>炎華&○梅咲遥(20分31秒、ラ・マヒストラル)紫雷美央●&尾崎妹加<挑戦者組>
※第42代王者組が初防衛


 あめきゅんが王座奪取に成功した3・1新宿FACEで表明してきた3チームの中で、紫雷美央&尾崎妹加を第1挑戦者に指名したことから組まれた初防衛戦。あめきゅんとしては、初の大阪お披露目となる闘いでもある。
梅咲遥と尾崎妹加の先発で試合スタート。速い動きから梅咲がドロップキックを決めたところで、それぞれパートナーにタッチ。美央がフロントキックを叩き込めば、炎華はドロップキックで対抗。
美央をコーナーに追い込み、炎華、梅咲の順での串刺しドロップキック。さらに炎華は梅咲をステップにしての串刺しドロップキックを決めた。
ところがここで尾崎が飛び込んできて梅咲にフルネルソン。美央も炎華をフルネルソンに捕らえてボインチェック。炎華はポイントゼロで、梅咲には「微妙」。判定を下した後、それぞれ動揺が隠せない王者組を振り回していった。
炎華をロープに張りつけにしてミドルキックを叩き込んでいった美央は、サッカーぼるキックで追い打ち。尾崎はキャメルクラッチでギブアップを迫った。
炎華は挑戦者2人のリストをつかむと、トップロープの反動を利用して投げ飛ばす。ここで梅咲も飛び込んできて炎華が尾崎に、梅咲が美央に低空ドロップキックを突き刺していった。
梅咲をブレーンバスターで叩きつけた尾崎は逆エビで締め上げるも、ギブアップには至らない。梅咲からタッチを受けた炎華はドロップキックを決めると、丸め込みで尾崎のペースを乱し、側転してからの串刺しエルボー、フェースクラッシャーと得意の流れに持ち込む。それでも尾崎はエルボーの打ち合いに持ち込み、強引なサイドスープレックス3連発。
炎華はカサドーラで丸め込んでいくが、カウント2で跳ね返した尾崎は立ち上がりざまにショルダータックルをぶち込んでいった。
タッチを受けた美央は、炎華の顔面にフロントキックを叩き込み、腰を落とした炎華の正面からショートレンジでキックを連続で放っていった。何発もキックを叩き込まれながらも、最終的に蹴り足をキャッチした炎華はヒザにエルボーを落としていく。
エプロンにエスケープした美央を追う炎華。ロープ際に近づいたところで、美央は炎華の首に両脚を首4の字の要領で巻きつけ、そのまま後方に倒れ込んで首吊り状態で絞め上げていった。
さらに619からフロントキックと、炎華の顔面に蹴りを何発も叩き込んでいく。そしてスタンド式のフロントネックロック。ここは梅咲が飛び込んできてカットした。
梅咲がさらに美央にミサイルキックを決めると、炎華もミサイルキックで続く。美央の右ハイキックを浴びながらもドロップキックを返した炎華。ロープ際で美央が腰を落とすと、梅咲が低空ドロップキックを突き刺していく。
エルボーの打ち合いを経て挑戦者の2人同時にフライング・ネックブリーカーを決めた梅咲はコーナートップに上ったが、尾崎のアシストを受けた美央が雪崩式ブレーンバスター。尾崎が王者組2人重ねてのアルゼンチンバックブリーカーで痛めつければ、美央が梅咲の後頭部にカカト落とし。さらにバズソーキックを叩き込む。
美央が梅咲のバックに回ったところで尾崎がラリアットを放っていったものの、梅咲がかわしたことで同士打ちに。ここで梅咲がブロックバスターホールド。
そして炎華のショルダースルーを受けて、旋回式のボディープレスからカバーする。しかし尾崎がコーナー2段目からのセントーンを放ってカットしたためカウント3は数えられず。
だがパートナーの美央まで押し潰したため、大きなダメージを与えてしまった。
ここで尾崎が、美央に突き飛ばされた梅咲を肩に担ぐ。そのまま反転して正面へ落としたが、そこには直前に炎華のドロップキックを受けた美央がダウンしていた。結果、梅咲を美央の上に落とす形に。ここで炎華がぼう然とする尾崎にドロップキックを見舞うと、炎華の体は重なった状態の梅咲と美央の上に落下していった。
予期せぬダメージが重なって状況判断すらつかなくなった美央を梅咲がラ・マヒストラルで丸め込む。形は崩れたものの、そのままエビ固めのような体勢で押さえ込むとカウント3。あめきゅんが初防衛に、炎華は昼夜連続での成功にした。
・エンディング

 勝利したあめきゅんより前に、美央がマイクをつかむ。まずはあめきゅんに対し、「君たちはこれから『強い!』って名乗っていいよ」と皮肉っぽく言い放ったのち、「こっちが問題。キャリア10年、プロレスしてんだろ? “味方の上に落ちる”とか“味方の上に落とす”はダメじゃない?」と終盤で立て続けにチームワークが乱れた点を指摘。それを聞いた尾崎に「“俺ごと刈れ”っていうのあったでしょ?」と返されると、「ああ!」と思い出したように返事したものの、観客からの拍手を聞いて「今の拍手の感じじゃ、私が悪いな。わかったわかったわかった……」と一応納得した様子を見せたが、観客に向かって「お前らみんな、ボインポイントにやられちまったな。今までボインポイントを知らなかったようなヤツらがよ。ボインポイントを知った途端、ボインの見方になりやがってよ」と負け惜しみ。
そして、「こうなったからにはさ、君とは組めん」と、一方的に尾崎とのコンビ解消を宣言。教え子である咲蘭を呼び込んでタッグ結成を迫ったものの、咲蘭は及び腰。それを見た尾崎は、「お前と組んでくれるヤツなんかいねえんだよ! こっちはマイナスの気持ちなんかわかんねえんだよ!」と捨て台詞を吐いてリングを下りた。
 美央は「次、タッグ組もうな」と嫌がる咲蘭を巻き込み、「チャンピオン、次はこの、マイナスとマイナス……いや、アイスとアイス……いやいや、元古巣がな、お前たちのベルトにチャレンジしにくるからな。心して待ってろよ」と言い残して、咲蘭を連れ去るようにして消えていった。
それと入れ替わるようにしてリングに上がったのが狐伯。「お取込み中、すいません。ちょっと皆さんに言いたいことがありまして。ご存じない方もいらっしゃると思うのですが、ご説明しますね。お昼の大会で、次の挑戦者がもう、決定したんですよ。私とキッズクラブを組んでる花園桃花が、次の挑戦者に決定しました。「チャンピオン様にはたぶん拒否権はないかもしれないので、次のタイトルマッチ、よろしくお願いします」と丁寧に状況を説明した。
これに割り込んできたのが、Are You Ready!。しかし狐伯は「何? 言いたいことあるなら言ってみなよ」と昼の部の結果を盾に動じず。網倉理奈が「(挑戦する)順番は決まったけど、そういうことじゃないじゃん」と言うと、狐伯は「わかったわかった。次の挑戦者は(私たちに)決まって、その次にやるって、この人たち」と引き下がるようにと意思表示。「(割り込むことは)私が却下します」と突き放した。
 「(挑戦の)順番が決まったとして、いつやるかが問題なんですよ。せっかく大阪で決まったことなので次の5月(24日)の大阪でやりたいところなんですけども、私たち一刻も早くチャンピオンになりたいので、次のWAVEの大会、3月20日にアミスタ大会があるので、そこで私たち挑戦します」と狐伯が言うと、櫻井が「じゃあ、私たちは(その)次の日の21日、板橋で!」とぶち上げた。
これを聞いて狐伯が、「私たちがチャンピオンになってるからいいよ」と現王者チームであるあめきゅんの意見は聞こうともせず、花園のスケジュールの確認と阿部由美子社長のOKを取りつけた。 
 この結果、3・20アミスタで「あめきゅん vs キッズクラブ」、翌3・21板橋で「3・20アミスタの勝者チーム vs Are You Ready!」と、2日連続のタッグ王座戦が決定した。
防戦としてそのやり取りを聞いていたあめきゅん。狐伯から「締めていいよ」と言われて、ようやくマイクが回ってきた梅咲。「キャンペーン、怖いね」と漏らし、「次の防衛戦も3月20日に決まったということで……とりあえず今日は、あめきゅんが勝ちました!」と気を取り直して勝利報告。
 「大阪で初めてのあめきゅんだったんですけど、皆さん、いかがでしたか? ほのちゃん、お昼の防衛おめでとう。夜もよかった、防衛できて。次、3月20日もいっしょに、あめきゅんで防衛しましょう」と明るい雰囲気に戻してから、あめきゅん2人が音頭を取って「いくぞ! これがWAVEだ!」の大合唱で幕は閉じた。