2022.05.29

「Detras de Lazona Vol.4]

◎入場式
「CATCH THE WAVE」開催中のプロレスリングwaveが川崎大会を実施。公式戦は、Futureブロック2試合と、蹴撃ブロック1試合が予定されている。大会に先立ち、入場式がおこなわれ、今大会がリーグ初戦となる中森華子が代表の挨拶をおこなった。

中森「本日はwave川崎大会にご来場いただきまして誠にありがとうございます! 私は今日、キャッチの初戦です。蹴撃ブロックですが、私のためにあるブロックだと思っています。蹴って、蹴って、蹴りまくって今年こそ優勝してやりたいと思います。全選手、最後まで熱く闘いますので、みなさんも手拍子、ペンライトで応援よろしくお願いします!!」
1、スクランブルwave(20分1本勝負)
野崎渚&○SAKI(15分39秒、体固め)優宇&沙恵●
※リバース・スプラッシュ

公式戦が組まれていない野崎渚&SAKI vs優宇&沙恵のタッグマッチで大会がスタート。野崎とSAKIは、2020年のDUAL SHOCK WAVEにてピアレスティーンズロードとして出場。そんなこともあってか、今回はお揃いのジャンパーで登場した。

先発はSAKIvs沙恵。組み合った瞬間、SAKIが押し込みクリーンブレーク。すぐさま野崎がエプロンから沙恵を襲撃し、ティーンズロードが連係で先制。キックアウトされるとSAKIがキャメルクラッチ、サーフボードストレッチへ。耐える沙恵。

交代した野崎がブレイジング・チョップで追い打ちをかけていく。顔面バーン!2連発でカバーする。カウント2。ハーフハッチも返されるとスリーパーで捕獲する。沙恵がロープに逃れると、ケンカキック、おしゃれキックで追撃する野崎。ビッグブーツはカウント2。

5分経過。劣勢の沙恵だったが、DDTからのビッグブーツで反撃。自コーナーを目指すが、SAKIが妨害する。ならばと沙恵は、ティーンズロードにネックブリーカードロップをお見舞いしてようやく交代。

フラストレーションが溜まりまくった優宇は野崎に串刺しバックエルボー。旋回式サイドバスター、セントーンと畳みかける。野崎もブレイジング・チョップで抵抗すると、優宇は逆水平チョップでお返し。意地の張り合いとなる。野崎のザキゴエをかわした優宇がジョン・ユー。キャノンボールは野崎がかわしてランニング・ダブルニーアタックをお見舞い。すかさずノアールランサーを狙うが、今度は優宇がかわしてセントーン。なんとか肩を上げる野崎。すぐさま優宇は片羽締めへ。野崎も抵抗してスリーパーで捕獲する。これは沙恵がカットに入る。

改めて野崎はザキゴエからのノアールランサー。返されるとSAKIにタッチ。SAKIは優宇にビッグブーツ。そして沙恵と優宇の誤爆を誘い、優宇をクロスフェースロックで捕獲する。耐えられるとリバース・スプラッシュを投下するも、これは不発。

逆に優宇が払い腰からのキャノンボールにつなげる。タッチを受けた沙恵がSAKIにビッグブーツを連発していく。カウント2。フィッシャーマン・スープレックス・ホールドを敢行する。返されるとドラゴンスリーパーへ。これは野崎がカット。

SAKIもブレーンバスターで形勢逆転にするとビッグブーツ。キックアウトされるとクロスフェースロックで捕獲する。なんとか優宇のカットが間に合う。走るSAKIだったが、沙恵が迎撃し、ラリアット、ビッグブーツで反撃。ならばとティーンズロードが連係。再び流れを引き寄せ、SAKIがビッグブーツ。

これは優宇のカットが間に合いティーンズロードにクロスボディー。沙恵がスピアにつなげるもカウント2止まり。串刺しビッグブーツもカウント2。走る沙恵に野崎がカウンターのノアールランサー・ハイ。SAKIがストレッチボムにつなげる。これも返されると、ランニング・ブレーンバスターからのリバース・スプラッシュで3カウント。

試合後、野崎が握手を求めるとSAKIは拒否。CATCH THE WAVE決勝で再び相まみえることを約束してリングを降りた。
<b>2、CATCH THE WAVE 2022~Futureブロック(15分1本勝負)
△狐伯<1勝1敗2分=4点>(時間切れ引き分け)川畑梨瑚△<1勝1分=3点>

第2試合は、Futureブロック公式戦。狐伯は1勝1敗1分の3点でこれが最終戦となる。川畑梨瑚は1勝の2点という状況。

狐伯の入場を梨瑚が襲撃しゴングとなる。投げっぱなしジャーマン、低空ドロップキックで先制に成功する。狐伯も返してエルボー合戦となる。激しい打ち合いのあと、梨瑚がトラースキックから走るも、狐伯がカウンターの首固め。カウント2。丸め込みの応酬となる。いずれもカウント2止まり。

先に仕掛けた狐伯が低空ドロップキック。キックアウトされるとクロスフェースロックで捕獲する。なんとかロープブレイクに成功した梨瑚だったが、狐伯が串刺し低空ドロップキック、ボディースラムで追撃。キックアウトされるとロープに走るが、梨瑚がスクールボーイをフェイントにして低空ドロップキック。619を決める。さらにもう一発低空ドロップキックをお見舞い。これも返されると梨瑚は延髄斬り。バックを取るも、踏ん張る狐伯。

5分経過。切り抜けた狐伯が低空ドロップキックを放っていく。再びエルボー合戦となり、狐伯がミサイル発射。キックアウトされるとクロスフェースロックで捕獲する。さらに腰へのダメージを与えていく狐伯。なんとか梨瑚がロープに逃れると、狐伯がスワンダイブ・ミサイルキック。

これをかわした梨瑚がハイキック、トラースキック、ローキックと畳みかける。カウント2。ノーザンライト・スープレックス・ホールドもカウント2止まり。ムーンサルト・プレスを投下するも、かわした狐伯がスクールボーイ。キックアウトした梨瑚がキックを放つ。これもカウント2。

ハーフダウン状態でエルボーを打ち合う2人。残り時間5分のコール。ロープに振った梨瑚だったが、狐伯が切り返してスワンダイブ・ミサイルキック。「決めるぞ!」とダブルアームTを狙うが、踏ん張る梨瑚。ならばと狐伯はジャックナイルエビ固め。返されるとエルボー合戦となる。そこから梨瑚がハイキック、トラースキック。惜しくもカウント2。仕留めにかかる梨瑚がハイキック。これをかいくぐった狐伯が強引に押さえ込むもこれもカウント2止まり。

走る狐伯に、梨瑚がカウンターのハイキック。ローキックを連発していく。さらには投げっぱなしジャーマンを敢行。ロープに飛ばすも、狐伯がドロップキック。梨瑚もジャーマンSHを放ったが、ここで時間切れのゴング。両者に1点が追加され、狐伯は4点で公式戦を終了。梨瑚は3点となり、残り2試合(鈴季すず戦、梅咲遥戦)となった。
3、CATCH THE WAVE 2022~蹴撃ブロック(15分1本勝負)
△中森華子<1分=1点>(時間切れ引き分け)清水ひかり△<1勝1敗1分=3点>

第3試合は蹴撃ブロック公式戦。中森華子は今大会がCATCH THE WAVE初戦。一方の清水ひかりは1勝1敗の2点という状況。同ブロックのトップを走るのは野崎渚となっている。

開始のゴングと同時に仕掛けたのは清水だった。いきなりPKFをお見舞いする。華子が走ると、カウンターのジャンピング・ミドルキック。すかさずコーナーに登る清水だったが、華子がデッドリードライブ。続く華子のローキック、清水のローキックはいずれも不発。

改めて力比べを挑む華子。貫録をみせる華子だったが、清水もローキック、サッカーボールキックで食い下がる。もちろん華子もやり返し、意地の張り合いが続く。そこから抜けだした清水がPKからフットスタンプ2連発。カウント2。

張り付けミドルキックをお見舞いする清水。華子も同じ技でお返し。ならばとクロスボディーを狙う清水だったが、キャッチした華子がギロチンドロップ。STFに移行する。

5分経過。主導権を握った華子がジワリジワリと清水を追い詰めていく。強烈な串刺しスピンキックを放つと、もう一発狙うが、かわした清水がティヘラ。ミドルキックを連発して反撃する。ならばと華子はフロントキックで応戦。セカンドからのドロップキックはカウント2。ゴリースペシャルから逆エビ固めへ。

このピンチをしのいだ清水がミドルキック。華子もやり返す。走る清水だったが、華子がカウンターのミドルキック。

残り5分のコール。華子が担ぐも、清水がスリーパーへ。華子は投げ捨てて脱出してみせる。ならばと清水はカサドーラ・フットスタンプ、ジャンピング・ミドルキックで追い打ち。返されるとコーナーに登る清水だったが、食い下がる中森。だが、清水がパワーボムようにして投げ落とし、セカンドからのフットスタンプ2連発。ダイビング・フットスタンプを投下する。キックアウトされると、スリーパーへ。これは中森もロープ。

中森がハイキックからシャイニング・ウィザード。だが清水もすぐに側頭部へのローキック。ダブルダウンとなる。仕掛けた華子だったが、ハイキックは相打ちに。清水は延髄斬りを放つと、側頭部にもう一発キックをお見舞いする。一方、華子も打撃のコンビからシャイニング・ウィザードを敢行。返した清水がひまわりで仕留めにかかるがカウント2止まり。もう一発ハイキックを放つ清水。華子もフィッシャーマン・バスターでやり返したところで時間切れのゴングとなった。
4、CATCH THE WAVE 2022~Futureブロック(15分1本勝負)
○梅咲遥<1勝1敗=2点>(8分47秒、ラ・マヒストラル)大空ちえ●<1勝2敗=2点>

メインイベントは、Futureブロックの梅咲遥と大空ちえの一戦。まさかの黒星発進となった梅咲は現在0点。一方、大空は狐伯に勝利し、1勝1敗=2点という得点状況。

試合は、ガッチリ握手をかわしてゴングとなる。開始早々の大空のスクールボーイはカウント2を量産。走る大空に梅咲がドロップキック。ブリッジで返した大空がドロップキック。ロープ越しのパロスペシャルへ。張り付けドロップキックにつなげる。キックアウトされると、ヘアーホイップ。

梅咲もヘアーホイップでやり返す。さらにドロップキックにつなげると、リバース・インディアンデスロックからの弓矢固めへ。耐えられるとボディースラムで叩き付ける。これを大空が返してエルボー合戦に。

そこから大空がぶら下がり腕十字で捕獲する。これで主導権を握ると、セカンドからのドロップキックにつなげる。キックアウトされるとワキ固めへ。キャトルミューティレーションで捕獲する。かろうじて梅咲がロープ。

梅咲もカニばさみで流れを変えて、低空ドロップキック2連発で反撃。カウント2。エルボーから走る梅咲に大空がドロップキック。今度は大空が走るも、梅咲がドロップキックでやり返しブレーンバスターを敢行する。キックアウトされるとミサイル発射。これもカウント2止まり。ダブルリストアームサルトを狙うが、踏ん張った大空がドロップキック。フィッシャーマン・スープレックス2連発へ。カウント2。

今度はエルボーがバッティングする。梅咲がキューティースペシャルにつなげる。キックアウトされるとラ・マヒストラルを狙うが、押しつぶした大空がカウント2。大空もオクラホマロールへ。丸め込みの応酬となるなか、梅咲がラ・マヒストラルで丸め込むことに成功し、初白星をゲットした。
◎エンディング
梅咲「キャッチ2戦目、2点とれました。ありがとうございます。ここアミスタは自分のホームです。このホームでとった2点、絶対に無駄にしたくないので、あと残ってる2戦。川畑梨瑚、鈴季すず。ちゃんとその2人から勝って決勝ブロックに進みたいと思います。引き続き応援よろしくお願いします。今日メインで勝った方が試合を締めてくださいとGAMIさんにお願いされたので、本日のこの興行を締めさせていただきたと思います。みなさん準備はいいですか? オーーー! オイ!(とエルボーのジェスチャー)これがwaveだ!」
◎バックステージ
梅咲「今日はキャッチ2戦目で、vs大空ちえ選手だったんですけど、大空選手とはめっちゃ何回もキャッチ以外でも何回もシングルをやっているんですけど、自分、ちえ選手には1回も負けたことがないし、自分のフィニッシュのアメジストクロスも、ラ・マヒストラルも返されたことがないので今日は自信があったんですけど、先日、狐伯さん対大空ちえさんの試合で、自分は狐伯さんに負けたのに、ちえ選手がなんと狐伯から勝つということをしたので、自分は今日、すごいドキドキしてたんですけど、しっかり自分のラマヒで勝てたのでよかったです。あと2戦、残ってるんですけど、ちょっとみんなより遅れをとってまだ2点しかないので、しっかり最悪は1点…でも勝ちたいから、2点、2点で、あと4点とれば、みんなより上に行けるかなと思うので、あと2戦頑張ります!」

――他のブロックで意識している人は?
梅咲「他のブロック? 意識してる人は…とりあえずタッグのパートナーの高瀬さんがまだゼロ点なので、高瀬さんよりは先に2点とったよっていうのだけは、ここでお伝えしておくんですけど、なんか青木いつ希選手が高瀬さんからも勝ったし、優宇選手から勝ってたのですごいなって、気になるなって思いました」