2025.07.03

『ReAL NAMI NO HI 25』

日時
7月3日 木曜日
観衆
198人
場所
新宿FACE
1,Future wave(20分1本勝負)
梅咲遥&〇香藤満月(14分6秒、体固め)咲蘭&炎華●
※ダイビングボディプレス。

 オープニングはFuture waveからスタート。咲蘭&炎華の新世代コンビが大会の先陣を切る。まずは咲蘭ダンスを炎華も完コピ。相手はディアナコンビ
という団体対抗戦の図式となった。
先発は咲蘭と香藤。ロックアップにびくともしない香藤に、背後から炎華も助太刀に入るが、二人とも押し込まれる。
 香藤は梅咲を呼び込み、ダブルのコーナー攻撃。咲蘭を捕らえると、磔に決める。
梅咲が背中へドロップキック。香藤がボディスラム。梅咲が咲蘭の髪を何重にも絞ってヘアホイップを連発。咲蘭がスクールボーイで切り返し、低空ドロップキック。
 炎華がエルボーを連発。コルバタとつないだが、側転エルボーはかわされ、香藤の串刺しベイダータックルから梅咲が串刺しドロップキック。2カウント。
梅咲が逆エビに捕らえると、咲蘭がカット。香藤を呼び込み、ダブルでの攻撃を狙ったが、うまく咲蘭と炎華が鉢合わせにして同士討ちにする。
 梅咲が倒れたところに、香藤の背後へダブルのドロップキックを浴びせる。これで香藤が梅咲にボディプレスを打った形にする。
炎華は自らコーナーに上ってのボディアタックも2カウント。咲蘭がドロップキック。これを3連発決める。さらに梅咲の背後に回ってスリーパー。梅咲がコーナーにぶつけて回避。コーナーに振ると、咲蘭がブーメラン式ボディアタックで切り返す。
咲蘭は正面からエルボー。これを連打で決める。梅咲がエルボーと見せかけての足ふみ攻撃。互いにロープを駆使するも、香藤が咲蘭の背中を叩いてカット。梅咲が低空ドロップキック。ブレーンバスター。2カウント。
香藤がドロップキック。ヒップドロップは2。続けてのボディプレスは自爆。咲蘭がカサドーラ式フットスタンプ。炎華が側転エルボー、ドロップキック。STFに固める。
梅咲がおでこにぺんぺんでカット。香藤がエルボー。炎華も返す。ここからエルボー合戦となり、炎華は連発、香藤は一発で倒す。
 起き上がった炎華がエルボーを連打。これを10連発。梅咲がドロップキックでカットに入る。香藤に飛び乗ってのおんぶ式ボディプレスは2。
炎華が香藤をコーナーに押し込む。咲蘭、炎華と串刺しドロップキック。さらに咲蘭がフライングボディアタック、炎華がミサイルキックと、トップロープ攻撃を連発したが2
カウント。
 咲蘭&炎華がクロスラインを狙うも梅咲がかいくぐり、ダブルドロップキックで二人を吹っ飛ばす。
 香藤がカナディアン式に持ち上げる。炎華が回転エビで丸めようとするも、香藤が尻餅をついてそのままフォール。2カウント。
香藤が逆エビに絞ると、観客から激励の拍手が鳴り響く。咲蘭がカット。梅咲が「落ちとけ、クソガキャ」と咲蘭を場外へ落とす。香藤がロープに磔してのタックル、セカンドロープからのボディプレスは自爆。
炎華がミサイルキック。2カウント。香藤が炎華を羽交い絞め。しかし梅咲のエルボーが同士討ち。このスキに炎華は丸め込むが2。ジャパニーズレッグロールも2。香藤がベイダータックル。2カウント。梅咲がミサイルキックでアシストしてから香藤はボディプレスを投下も2。最後はセカンドロープからのフライングボディプレスで止めを刺した。
2,スクランブル4wave(30分勝負)
郷田明日香(13分31秒、ダブルフォール)夏すみれ、花園桃花
退場順=①世羅②桜花③YuuRI④狐伯⑤チェリー
(チーム編成=桜花由美&チェリー、狐伯&花園桃花、郷田明日香&世羅りさ、夏すみれ&YuuRI)
※郷田が夏、花園を丸め込んでダブルフォール。郷田&世羅の「グリとせら」が優勝。負け抜け、
オーバー・ザ・トップロープルールを採用。最後の1人になったチームの勝利となる。
 

 タッグによる4WAYマッチと言うことで、各チームごとに入場。
 夏&YuuRIは「チーム・ナツバー」として最前列の観客にチラシを配り、お店をPR。
郷田&世羅は「グリとせら」とコールされる。続いて、狐伯&花園は「キッズクラブ」とネーミング。桜花&チェリーはおなじみ松坂慶子の「愛の水中花」に乗って登場。
チーム名はもちろん「熟女☆DX」だ。
夏がマイクを持つ。「良かったら今のうちボディチェックお願いします。ちょっとだけ時間を頂戴します」と「ナツバー」をPR。本日のwave新宿大会のチケット半券を今月中にお店に持参すると、1ドリンクサービスするという特典を話す。
アピールが終わると同意に夏が、YuuRIを除く全員からストンピング攻撃を浴びる。
「ごはんを食べていかなきゃいけないんですよ~」ともがく夏だが、今度は全員のトレイン攻撃を浴びる。さらに胴上げされて、オーバー・ザ・トップロープで落とされそうになるが、YuuRIが必死にカット。
夏はなんとかYuuRIにタッチ。YuuRIが「夏をいじめるなー」と桜花にマシンガンキック。チェリーが背後からカット。チェリー&桜花のクロスライン。
桜花を強引にフォールさせてさらにニーを投下。桜花をどかせてフォールも2。そして桜花との「熟女と熟女でドーン!」攻撃。カウント2で花園がカット。
今度は狐伯が登場。桜花をロープに振ると、狐伯、花園がマットに寝そべり、その都度、桜花は2人を超えなきゃいけない羽目に。何往復もしていると、だんだん足がふらつき、ついには花園の体でつまづく。ここで世羅が飛び出す。世羅が花園に串刺しエルボー、郷田が串刺しタックル。YuuRIがカット。YuuRIが郷田を、桜花が世羅を場外まで落とそうとするが、両者ともエプロンで何とか阻止。桜花はランニングブーツを叩き込んで、世羅が場外転落。まずは1人目の失格。
郷田と桜花がタックルとブーツ打ち合う。二発目は桜花がかわし、郷田はエプロンへ。桜花がブーツでYuuRIを打ち込みにいくが、身をひるがえされ、勢い余って場外へ転落して失格。
 ここで全選手場外へ。場外戦で入り乱れる。
YuuRIと狐伯がいち早くリング内へ。エルボー合戦も「新宿と言えばちゃんすだろー」「新宿はナツバーだー」と言い合いながら打ち合う。「ちゃんすでも働いてください-」と狐伯が打ち込めば、エプロンの夏は「引き抜きはやめろー」と罵声を浴びせる。YuuRIは「一生、夏さんについていくぞー」とさらに連打。狐伯は重い1発で返す。夏がカットし、「引き抜くなー!」とランニングキック。YuuRIも619と畳みかける。さらに夏&YuuRIによるダブルの低空ドロップキックからフォール。2カウント。「ナツバー、挙げるぞー!」とYuuRIはブレーンバスター狙いも、逆に狐伯が持ちあげ、エプロンで下ろす。
YuuRIはエプロンからスタナー、エプロンからの619と抵抗する。しかし、チェリーが場外から足を引っ張りそのまま転落。YuuRIが失格。チェリーがアングへ戻り、狐伯にアンクルホールド。カットに来た花園にはアームロックもロープに。チェリーは場外の夏に足を引っ張られる。夏がリングに入り、狐伯に「新宿はナツバーなんだよ!」とコーナーに追い込むと、自ら着ていたナツバーのTシャツを脱ぎ捨てる。コーナーに座り込む狐伯へブロンコバスターを狙いに走るが、場外から花園のクラッカーを浴びる。狐伯が串刺しフットスタンプを敢行。
そのまま回転エビで丸め込んだが、夏が腰を下ろして股間を顔面に覆った状態のままフォールして3カウント。狐伯は失神状態に。「狐伯おい!」とレフェリーが必死に止める。「息大丈夫?」とセコンドの網倉も見守る。
チェリーと花園が「こいつだな」と対夏に共闘の構え。夏は「堪忍してください」と懇願。
「絶対持ってろよ」はもちろん同士討ちとなるが、チェリーは夏に「大成功~」と二人で踊りだす。どうやら結託していた模様。
チェリー「夏、トドメだ!」夏「OK、チェリーさん!」と花園を羽交い絞め。「しっかり持ってますから」と言いつつも同士討ち。このスキに花園が突進すると、チェリーが春夜恋
に切り返す。その回転途中で夏が覆いかぶさってフォールに行き、3カウント。チェリーが失格。ここで夏がムチを持ち出す。これを花園が引っ張る。そして奪い取ると、ムチの殴打。
レフェリーは場外でセコンド陣のクレームを受けており、リング内での出来事は見ておらず。さらに何度も打ち付ける。そして「おい、持て!」とそのムチを夏に手渡す。そして、いきなりウソ泣き。ここでレフェリーがようやくリング内を見る。「夏、オマエ!ダメだ!」と、注意。
「使ってねえよ」と夏が抗議しているスキに花園が回転エビに丸め込む。これを夏が切り返し、ここからエビ合戦となる。何度もラリーが続き、その都度、石黒レフェリーがカウントを取り続ける。この状況に「あつし」コールが起きる。何度も何度もラリーが続いたのち、レフェリーを含めた3人がダウン。
起き上がった夏がカウンターキック。花園がエルボー。続いて両者がエルボーで腕を出し合うと、ともにキャッチし、なんとそのまま腕相撲に。しかし、決着がつかず、スタンディングとなった瞬間、ここでずっと場外で待機していた郷田が飛び込み、二人を押し込んでまとめて丸め込んでフォール。これで3カウントが入り、まさかの郷田の勝ちとなった。
3,CATCH THE WAVE 2025・Saturnブロック(15分1本勝負)
〈2勝1敗=6点〉八神蘭奈(11分32秒、片エビ固め)鈴木ユラ〈1敗2分=4点〉
※バズソーキック。八神が6点でリーグ戦終了&Saturnブロック1位通過決定。
ユラが4点でリーグ戦終了。


 ともに最終戦となった両者の対決。ユラは未勝利ながらもキャリアの若さから引き分け二つで4点をキープ。すでに1敗している八神が1位通過するにはぜひとも勝利したいところだ。
両者、握手からスタート。まずは八神がローキック。ユラもローで返す。ロックアップ。ユラが押し込むも、八神がひっくり返し、エルボーを連打。ユラはタックルで返す。八神が低空ドロップキック。首投げから背中へキック。ユラも首投げから背中へのキックで返す。
ユラは自らリング中央に座り込むと、八神が背中へキックを連打。さらに正面からもPKを決める。2カウント。今度は腕を取りに行くが、ユラはクラッチを離さずロープに逃げ切る。ユラはボディスラム。正面からキックを連打していく。串刺しエルボーから座った状態の八神へ、背中、そして正面からのキック。そしてアキレス腱固めに捕らえる。
八神はロープに逃れるも、ユラは足をロープに絡めての攻撃から蹴りを見舞う。八神は追走エルボーからドロップキック。再び腕ひしぎ狙いも、ユラはクラッチを放さず。腕へのローキックから、「挙げるぞー」と宣言。ユラが腰を落とす。
ユラがエルボー。八神もお返し。ここからエルボー合戦となる。ミドルキック合戦からユラがハイキックも2カウント。ユラはブレーンバスターから二段式蹴り。2カウント。今度は羽折り固めでさらに腕を締め上げる。ロープに逃れると、腕へのキックを連打。
ユラは裏投げ。バズソーキック。2カウント。さらに回転してフォール狙いも反転して八神がフォール、2カウント。
 ユラが側頭部への蹴りから二段式蹴り。八神がハイキックで切り返すと、ゼロ戦キック。バズソーキックで止めを刺した。
・バックステージ
八神「去年ヤングブロックだっんで決勝に行けたって思われるのが嫌で。今年はキャリアが低い中で
も絶対グループ突破したいと思った。今度後楽園で自分の師でもある朱里さんとシングルするんで大阪
までに一皮も二皮も剥ける。絶対に決勝に行きたいと思います!」
4,CATCH THE WAVE 2025・Uranusブロック(15分1本勝負)
〈1勝1敗=3点〉青木いつ希(11分32秒、片エビ固め)鉄アキラ〈2敗1分=2点〉
※ダイビングボディプレス。鉄アキラが2点でリーグ戦終了。


 スターダムでのユニット「Mi Vida Loca」の同門対決がリーグ戦で実現。
先にアキラが握手を求めると青木は「よろしくお願いしますー!」とシャウトの洗礼。セコンドに「水!」と指示。ひと口飲んで喉を潤すと、「よっしゃ行くぞ新宿ー!」と吠える。
ロックアップ。押し込んでロープとなると、青木がクリーンに離す。青木が腕を取る。アキラも取り返すと、青木はヘッドロックからタックル。しかし、ボディプレスは自爆。アキラがドロップキック。
アキラがボディスラムを狙うも、青木が逆に投げ勝つ。髪をつかむと、ヘアホイップ。さらに全体重を乗せていく。
アキラも必死に両ヒザをついたまま打ち返す。青木はボディスラムからニーを投下。2カウント。コーナーに押し込み、全体重を乗せる。串刺しエルボーから「行くぞ、新宿ー!」と叫んで串刺しエルボー。タックル、2カウント。アキラはドロップキック4連発。フェイスロックから青木がロープ。
アキラがボディスラムで投げ勝つ。2カウント。アキラがエルボーを連打。青木は一発でお返し。
アキラがエルボーを連打。青木はリストロック式エルボーを打ち返す。アキラはかわず落としからフェイスロック。ロープとなると、低空ドロップキック。「投げるぞー」と叫ぶも、ボディスラムは持ち上がらず。逆にDDTを浴びる。アキラはスクールボーイも2。さらに延髄蹴り。今度こそボディスラムで投げるも2カウント。
マウントパンチを叩き込む。
 10分経過。突進したところを、青木が剛腕ラリアット。ロープに持たれるアキラの背中へニーアタック。アキラも必死に両ヒザをついたままエルボーを打ち込む。
青木が何度も蹴りに行くも、その勢いにも負けず、立ち上がってのエルボーを連打。青木は大外刈りで切り返す。2カウント。続けてトップロープからのダイビングボディプレスで止めを刺した。同門対決らしさあふれる対決を制した青木が1位通過となった。
・バックステージ
青木「正直、CATCH THE WAVEでスターダムの同門対決、まあ、知ったこっちゃねえって方もいらっしゃるかもれないけど、私にとっては特別な後輩、だけど、勝つ気しかないし、カッコいいお姉さまとして、そんなつもりさらさらなかったけど、アキラ…ハハ、お前は最高だ! お前が「Mi Vida Loca」を選んでよかったって心から思う。私も「Mi Vida Loca」に入れてよかった。みんなもだ。これからもっと絶対、上を目指そう。そして私はCATCH THE WAVEこのまま頂点までぶっ飛ばしていくから見とけ。今年の波女は青木いつ希だ!」
5,CATCH THE WAVE 2025・Plutoブロック(15分1本勝負)
〈1勝2分=7点〉笹村あやめ(5分1秒、ダブルフォール)米山香織〈1勝2分=5点〉
※1999年デビューの米山が1点、2017年デビューの笹村が2点を獲得&Plutoブロック
1位通過が決定。

 「正々堂々とよろしくお願いしますー!」と米山から握手を求める。握手に来た笹村をスクールボーイで丸めるも2。
ここから連発で丸め込むもいずれも2。笹村も丸め込み返すが2。米山が鼻つまみチョップ。
笹村がタックルからボディスラム。キャメルクラッチ。ものすごい反り方となるも、米山が耐える。なんとかロープににじり寄ると、背中を蹴り飛ばす。米山はモンゴリアンチョップで反撃。ぐるぐるパンチを決めに行くも、エルボーで阻止。思わず観客がブーイング。何度も、ぐるぐるパンチを狙ったが、その都度、エルボーで返される。
米山はロープをつかみ、「あー!」と吠える。笹村があえて手を広げると、米山がエルボー連打。ここでぐるぐるパンチを成功させると、セントーン。続けて突進すると、笹村はキューティースペシャルで切り返す。トップロープからフットスタンプは自爆。それでもラリアットを叩き込んだが2カウント。
米山が丸め込むも2。笹村はえびす落としも2。ならばと、ブレーンバスターを3連発。ここでフォールに行くが、投げ終わった体勢で米山がフォールで丸め込む。両者の肩がマットについた状態で、そのままカウントが入り、まさかのダブルフォールとなる。2人ともなにがあったかわからない様子。
この結果、1999年デビューの米山が1点、2027年デビューの笹村が2点となり、笹村の1位通過が決まった。
・バックステージ
笹村「1位通過ってことはめちゃくちゃうれしいんですけど、今日の今の試合、誰の何が何かわからないからちょっともやもやするし、米山香織、ずるくてちっちゃくて腹立つやつだなって思いました。ま、1位通過は1位通過なんでね、決勝しっかり戦っていきたいと思います。誰と当たるか、わからないし、でもやるにはあまり戦ったことのないような団体、上がったことのないような人と戦って無事、笹村の名前を広めて千葉に大豪邸を建てたいと思います!」
6,CATCH THE WAVE 2025・Jupiterブロック(15分1本勝負)
〈3勝=9点〉 SAKI(14分23秒、体固め)尾﨑妹加〈2勝1敗=6点〉
※ランニングブレーンバスター。SAKIが9点でリーグ戦終了&Jupiterブロック
1位通過決定。妹加が6点でリーグ戦終了。


 

 SAKI、妹加ともに2戦を消化して2勝と言う状況。事実上、勝ったほうが1位通過となるが果たして…。
まずは、手四つ合戦から力比べ。両者、互角で離れる。至近距離でのタックルのぶつかり合いは互角。3度に渡りぶつかり合ったが、ともに倒れず。
 続いて、ロープを使ってのタックルとなり、妹加が打ち勝つ。すぐさまエルボードロップを投下。セントーンはかわされる。妹加は場外へ。ここで妹加がSAKIの足を引っ張り、場外戦へ。
エルボーの打ち合い。場外カウントが進むなか、両者9カウントギリギリでリング内へ。エルボー合戦から妹加が追走ラリアットを決めれば、SAKIも追走ビッグブーツ。またも追走ラリアット&ブーツ合戦が続く。ここから妹加がタックルでなぎ倒す。ここでカナディアンで持ち上げようとするも、SAKIが丸め込む。2カウント。
ニースプラッシュは自爆。妹加が串刺しラリアットから連打。セカンドロープへ上るも、SAKIがキックからコーナーへ水平に乗せて、ランニングニーをぶち込む。
 さらにリバーススプラッシュは2。5分経過。
カンパーナを決めると、続いて、エルボーを連打。続いて、チョキパンチからセーフのポーズ。妹加がブレーンバスターで返す。エルボー合戦から妹加が連打を決める。SAKIがビッグブーツでお返し。ここからまたも、妹加が追走ラリアット、SAKIも追走ビッグブーツ。妹加の追走ラリアットに対して、SAKIがブレーンバスター。ダブルダウ
ンとなる。先に立ち上がった妹加が起き上がりこぼしラリアットを連打。カナディアンバックブリーカー狙いはSAKIが腰を落とす。SAKIがロープに振ってのビッグブーツは2カウント。
SAKIがスクールボーイも2。エルボ-合戦から、SAKIがブーツ。妹加がエルボー。「負けるかー!」と互いに叫びながら打ち込む。またしても追走ラリアット&ブーツ合戦。ブーツを振りほどいた妹加がラリアット。
 10分経過。
 妹加はカナディアンバックブリーカーで持ち上げる。さんざん、絞った後、コーナー前に落とすと、ダイビングセントーン。2カウント。再度、持ち上げてハリケーンドライバーも2。
トップロープに上った妹加に対して、SAKIが迎撃に出る。妹加が滑り込み、SAKIの股の間をつかんで持ち上げると、そのまま前進して、雪崩式ライガーボム。2カウント。
 片ヒザを付き合いながらのエルボー合戦。SAKIがみちドラⅡからストンピングを連打。背後からランニングキックを打ち込むと、2カウント。シャイニングウイザードも2。残り時間1分。一気にラッシュをかけたSAKIがランニング式ブレーンバスターを決めると、なんとかタイムアップ寸前に勝利を決めた。この結果、SAKIが3戦3勝で文句なく1位通過となった。
・バックステージ
SAKI「しんどかったー!! なんかね、タイトルマッチだろうが普通の試合だろうが、私は準備ができてて。このチョキ、ビクトリーのVでしょ? Vを重ねたらwaveのWでしょ? とにかくJupiterブロックを駆け抜けて、準決勝を勝たなきゃ決勝にいけない。大切なパートナーが引退する前に私もタッグにまた挑戦したいと思ってるし、今日の勝ちはいろんなものにつながってると思ってる。まだ過程なので、気を引き締めて頑張ります」
7、CATCH THE WAVE 2025・Mercuryブロック(15分1本勝負)
〈2勝1分=8点〉葉月(時間切れ引き分け)宮崎有妃〈2勝1分=7点〉
※1995年デビューの宮崎が1点、2014年デビューの葉月が2点を獲得。
宮崎は7点、葉月は8点でリーグ戦終了。葉月がMercuryブロック1位通過決定。


 こちらもSAKI対妹加戦同様、2戦2勝同士の対決。もちろん、勝ったほうが1位通過の権利を得る。
宮崎は入場とともに、通路のセンターでクマポーズ。葉月のセコンドに付くコグマももちろん、クマポーズで呼応。
宮崎がリングインすると、コグマがロープ挙げ。
まずは握手を交わす。ロックアップから宮崎がクマポーズ。ここで大・クマコールに包まれる。「今日はまじめにやるんだった、ダメダメ、私」と自らに言い聞かせる。
 再び、ロックアップから、手四つ合戦に。ここで手の握りこぶしを葉月の頭に当て、「クマー!」としてしまう。またも、大・クマコール。
もう一回、手四つとなり、またもクマポーズに取る。「まじめにやるって言ってるんだろ」と自らに言い聞かせる。セコンドの狐伯も「遊ばないでください」と檄を飛ばす。
気を取り直して、バックの取り合い。宮崎がタックル。葉月のアームホイップを封じると、宮崎が逆にアームホイップで投げる。葉月はコルバタを狙うも、その回転途中で封じると、足にまさかのかみつき。そしてキャメルクラッチ。
「強制クマー」とセコンドのコグマが先導するも、宮崎はやらず。しかし、我慢できなくなり、「みんなでせーの、強制クマー!」とノリノリでやってしまう。葉月がかみつきで脱出すると、低空ドロップキック。顔面ウォッシュからフィニッシュのランニングキックに行くがこれは空振り。宮崎がランニングしての左でのラリアット。
セカンドロープからミサイルキックを狙ったが自爆。葉月はセントーン。コーナーに上った葉月を宮崎が捕らえると、まさかのはずかし固め的に股を開脚させる。さらにリング中央で「カメラの準備をしろー!」と、はずかし固め狙い。
しかし、葉月が即座に脱出すると、執拗にエルボーを打ち込む。「挙げるぞー」から投げようとするも、宮崎が逆にボディスラムで投げる。宮崎は「カメラの準備をしろー!」アピール。「これが終わったら…(まじめに)行くぞ」とはずかし固めに行くも、葉月は足をクロスする。宮崎は必死に足のクロスを放そうとするが、葉月が脱出するとブーイング一色に。
「お前だけだぞ、喜んでるのは」と、宮崎はまたもはずかし固めを狙ったが、これも脱出。背後からドロップキック。顔面ウォッシュに。宮崎は目つきを決めると、「まだあきらめてないんだよー!」と場外へ持って行く。そしてバックステージへ葉月を連れ込む。しばらくして、宮崎の股を開いた葉月が上に乗った状態のまま、台車で出てくる。
リングに戻った葉月はミサイルキック。串刺しエルボーから回転DDT。2カウント。
続けて、フェースロックを決める。ロープに逃れた宮崎が、「そんなもんか、私の何を知っている?」とラリアット。続いて、えびす落とし。宮崎はカバーに行くが、葉月は横入り式エビ固めで切り返してフェースロック。ここで「宮崎」コールに包まれる。ロープブレイク。
宮崎は思わず場外へ。即座に葉月はトップロープへ上って、プランチャ狙い。宮崎はコグマを盾にする。葉月はさすがに飛べず。リングに戻った宮崎は「持ちあげたるわー」とコーナーに上っていた葉月に突進もミサイルキックを放つ。さらにダイヤル固めからフォールも2カウント。
宮崎は場外転落。ここから場外戦へもつれ込む。テーブル席へ突入。宮崎はこの上でパイルドライバーを狙ったが、葉月がこらえる。この間にカウントが進み、葉月は先にリング内、カウント9ギリギリで宮崎も入る。
残り1分。宮崎はトップロープからのムーンサルトを狙ったが自爆。葉月がバックに取る。すると、宮崎は自らの胸に手を当てさせ、まさかの乳もみ状態に。
 葉月が動揺したスキにバックを取る。投げっぱなしジャーマンか? と思われたが、まさかの強制クマを決めたところでゴングが鳴る。時間切れ後に、投げっぱなしジャーマンを決めた。
狐伯が「何やってんだー」と頭を抱えると、宮崎は「これで終わりだー」と悔しがる。ルールにより、1995年デビューの宮崎が1点、2014年デビューの葉月が2点を獲得。
 この結果、葉月が1位通過となった。最後は両者が握手からの抱擁をかわす。
葉月「宮崎に勝ったぞー、勝ってはない…? 点数は勝ったぞー! 初シングルもしかしたら最後のシングルになるかもだけど、こんな終わり方私は嫌です。シングルもそうだけど、コグもいるし、FWC対宮崎さんと誰か、タッグマッチもやりたいと思っています」
宮崎「ダメだよ、試合中におっぱいもんだら」
葉月「やってない!やってない!」
宮崎「ダメだダメだ、怒っちゃうよー」
葉月「怒るならコブです」
宮崎「ずっとやりたかった選手、CATCHだけど、昨日寝る前から、『明日、遊んではいけない』と思ったけど、おもしろすぎて。葉月ちゃんがリアクションがいいからなんか乗せられちゃったよ-。それと、FWCのお客さんもノリが良くて、ちょっと両手をグーにして、ここに乗せただけでこれだけ盛り上がる、お客さん最高じゃないですか、またやろう」
 両者は握手をかわし、宮崎が退場。
葉月「今日は、ドローだったけど、私がキャリアの低い者として2点ゲットでのメインでしょう? 私がwaveの大会締めてもよいですかー? もう一回聞く。スターダムの葉月がwaveの大会をしめてもいいですかー?(観客大歓声)このCATCH、私は初めて出ましたけど、すごく楽しくて、ワクワクする選手がいっぱいです。そのなかで、私が誰よりも輝いて、100万円をゲットします。そして、上谷のレジーナのベルトはこの私の腰に巻かれることでしょう。その日が来るのはすぐなので、お楽しみにしておいてください。みんな立つの?立たないの、声出すの、出さないの? 一回練習していい?」
 と、一度練習したのち、完璧な「これがwaveだー!」を決めてのエンディングとなった。
・バックステージ
葉月「うちの中でのラスボス宮崎有妃選手と戦ってドローであるけど2ポイントゲット合計8点でリーグ抜けました! まだ準決勝決勝とあるんで気を引き締めてやりたいなと思うんですけど、今日は点数では勝ったんだけど負けた気分というか。次FWC対宮崎有妃&誰かやりたい。まだ引退までに時間あるでしょ?タッグもシングルも。次は決着を。コグは後で怒ります」
2025.06.29

『GIFU WAVE~おんさい~Vol.2』

日時
6月29日 日曜日
観衆
251人
場所
岐阜・じゅうろくプラザ
taisenn
1、GIFU・Future wave(30分1本勝負)
郷田明日香&◯マリ卍&香藤満月(17分59秒 片エビ固め)狐伯&炎華&咲蘭●
※スライディングラリアット
taisenn
2、CATCH THE WAVE 2025・Neptuneブロック(15分1本勝負)
△<1勝1敗1分=4点>櫻井裕子(時間切れドロー)YuuRI〈1勝2分=6点〉△
※ YuuRIが6点でNeptuneブロック1位通過。櫻井は4点でリーグ戦終了
taisenn
3、CATCH THE WAVE 2025・Saturnブロック(15分1本勝負)
〈1勝1敗1分=4点〉本間多恵(6分40秒 両者ギブアップ)鈴木ユラ〈2分=4点〉
※2人共にクロスヒールホールド。本間は4点でリーグ戦終了。
taisenn
4.、CATCH THE WAVE 2025・Venusブロック(15分1本勝負)
◯〈1勝1敗1分=4点〉夏すみれ(7分20秒 サヨナラ逆転スモールパッケージホールド)梅咲遥〈1勝=3点〉●
※夏は4点でリーグ戦終了
taisenn
5、GIFU・蒼き革命wave(15分1本勝負)
△世羅りさ(14分31秒 両者KO)小仲=ペールワン△
taisenn
GIFU・プレミアムwave(30分1本勝負)
◯桜花由美&沙恵&羽多乃ナナミ(21分36秒 片エビ固め)宮崎有妃&尾﨑妹加&チェリー●
※ビッグブーツ
2025.06.28

『NAGANO WAVE 〜ASAMA~』

日時
6月28日 土曜日
観衆
150人
場所
長野アークスホール
taisenn
1、NAGANO・Future wave(20分1本勝負)
◯咲蘭&YuuRI(12分17秒 鈴蘭)郷田明日香●&鈴木ユラ
taisenn
2、NAGANO・スクランブルwave(20分1本勝負)
◯桜花由美&夏すみれ(17分12秒 体固め)炎華&梅咲遥
※ビッグブーツ
taisenn
CATCH THE WAVE 2025・Neptuneブロック(15分1本勝負)
◯<1勝1敗=3点> 櫻井裕子(10分9秒 クレジェンテ)チェリー〈1勝2敗=3点〉●
※チェリーは3点でリーグ戦終了
taisenn
4、CATCH THE WAVE 2025・Earthブロック(15分1本勝負)
△〈1勝1敗1分=4点〉世羅りさ(10分43秒 両者リングアウト)香藤満月〈1勝1分=5点〉△
※世羅は4点でリーグ戦終了
taisenn
5、NAGANO・プレミアムwave(30分1本勝負)
◯狐伯&マリ卍&ウナギ・サヤカ(19分15秒 パケーテ)宮崎有妃&尾﨑妹加&羽多乃ナナミ●
2025.06.22

『OKAYAMA WAVE 〜うったて〜参』

日時
6月22日 日曜日
観衆
255人
場所
岡山・おかやま未来ホール
taisenn
1、OKAYAMA・ジャンヌダルクwave(30分1本勝負)
◯桜花由美&KAZUKI&救世忍者乱丸(07秒 片エビ固め)チェリー&柊くるみ&Chi Chi●

■再試合
桜花由美&◯KAZUKI&救世忍者乱丸( 107秒 片エビ固め)チェリー●&柊くるみ&Chi Chi
※春夜恋を切り返して

■再々試合
チェリー&◯柊くるみ&Chi Chi (14分36秒 エビ固め)桜花由美&KAZUKI&救世忍者乱丸●
※ミサイルキック
taisenn
2、CATCH THE WAVE 2025・Plutoブロック(15分1本勝負)
◯〈1勝2分=6点〉小橋マリカ(8分37秒 片エビ固め)郷田明日香〈3敗=0点〉●
※小橋は6点。郷田は0点でリーグ戦終了。
taisenn
3、CATCH THE WAVE 2025・Neptuneブロック(15分1本勝負)
◯〈1勝1敗1分=5点〉咲蘭(12分1秒 リングアウト勝ち)櫻井裕子〈1敗=0点〉●
※咲蘭は5点でリーグ戦終了
taisenn
4、CATCH THE WAVE 2025・Venusブロック(15分1本勝負)
△〈1勝1分=4点〉小林香萌vs夏すみれ〈1敗1分=2点〉△
taisenn
5、OKAYAMA・スクランブルwave〜うらじゃ〜(30分1本勝負)
◯狐伯&本間多恵&尾崎妹加(22分57秒 片エビ固め)宮崎有妃&炎華●&世羅りさ
※フロッグスプラッシュ
taisenn
2025.06.15

『ITABASHI SURPRISE Jun.25』

・入場式
 まずは試合に先立ち、入場式。この日、リーグ戦初戦となるユラが挨拶を務める。
「こんにちわー。Alma Libre所属の鈴木ユラです!初戦頑張りまーす。まず初戦勝って、100万持って帰るぞー! よろしくお願いしますー!」
 こうしてインイタ大会の幕が開けた。
1、アオハルチャレンジwave(20分1本勝負)
夏すみれ&青木いつ希&〇梅咲遥(14分58秒、前方回転エビ固め)炎華&咲蘭&郷田明日香●



 まずはwaveの新世代トリオが出陣。オープニングにふさわしい新世代たちのそろい踏みだ。
それぞれ入場を果たし、夏がポージングを披露している際、いきなり狐伯がドロップキックで奇襲。夏は場外転落。waveトリオは梅咲を磔にして、炎華、咲蘭、それぞれドロップキック
。最後に郷田がベイダータックル。咲蘭が「挙げるぞー」とアピールするも逆にボディスラムで投げられる。
梅咲は続けて弓矢固め。さらにストンピングを落としていく。青木にスイッチ。夏がコーナーに控える二人を蹴散らす。青木がコーナーで咲蘭の顔面を踏みつける。「板橋よろしくお願いしまーす!」と絶叫して、ヘアホイップ。
青木は満を持して、夏にタッチすると、それだけで観客が沸く。夏はまず、コーナーの二人を蹴散らす。そして別コーナーの咲蘭を顔面で踏みつけていく。ボディスラムからキャメルクラッチで固める。梅咲が飛び出し、ロープワークを何往復もしてから低空ドロップキックでアシストする。
カバーに行くも、咲蘭はブリッジで返す。夏は「咲蘭ちゃん、どうしましたか~」と挑発ストンピング。咲蘭は「なめんじゃねえ!」とエルボーで返すが、今度は顔面へストンピング。コーナーでダウンしている姿を見届けてから、反対側コーナーに回り、ブロンコバスター狙い。
しかし、背後から郷田が「未成年だからやめてください」とカット。客席からブーイングが飛ぶ。青木が郷田に「てめえは空気読めー」と串刺しラリアット。ここで、梅咲が咲蘭をカニ挟みで固めて、コーナーに居座る。「夏さん、私ごと刈れ~」と指示。ここで夏がブロンコバスターに行くも、咲蘭が寸前で脱出して、梅咲に誤爆。咲蘭が梅咲にフットスタンプをかまして炎華へタッチ。
炎華が夏にドロップキック。コーナーを使ってのアームホイップから側転エルボー、ドロップキック。2カウント。
 夏がヒザ打ちからドラゴンスリーパーも、炎華は回転エビで切り返す。ロープに飛ばすも、夏が軌道を変えて、コーナーから走り込んでの稲妻レッグラリアット。
続けて、青木が串刺しタックルからフェースバスター、ボディプレス。炎華がエルボーで反撃するが、青木がそれ以上の鈍い音で打ち返す。炎華が立ち上がり、なおもエルボーを打ち込む。青木がエルボーで返そうとするが、先に打ち込み、さらに連打する。炎華は突進するも、これを青木が捕らえるとブロックバスター。続けてチキンウイングの体勢へ行くも、郷田、咲蘭がカット。
青木はラリアットを狙ったが、これをかいくぐってコルバタで切り返す。
 梅咲と郷田。梅咲がアームホイップから背後へ低空ドロップキック。さらに正面からも決める。
続けてミサイルキックを放つ。カバーに行くが、炎華がカット。
10分経過。
 梅咲の突進を咲蘭がドロップキックでカット。息を吹き返した郷田がボディプレス。2カウント。
さらに逆エビに取る。しばし締め上げたものの、梅咲がロープをつかむ。郷田がラリアットからタックル。2カウント。梅咲がエルボー。郷田が打ち返す。「来いよ、オラー」と梅咲が気合を込めると、郷田が連打で決める。夏が背後からカット。夏がムチを取り出すも、梅咲に誤爆。郷田がタックル。続けての突進を梅咲がカニ挟みでロープにもたれさせる。青木が背後からニー。梅咲がブロックバスターホールドも2。
6人が入り乱れる中、夏が郷田を背後から掴む。「絶対持っとけよ」エルボーは、間一髪、郷田がかわしたが、一瞬、夏の目の前で止まった梅咲がそのままエルボーを打ち込む。郷田が梅咲にタックル。
抱え上げようとしたろころ、梅咲が前方回転エビ固めで丸め込んで、そのまま3カウント。
最後は同士討ちについて、梅咲と夏が言い合い、青木が仲裁に入る。「勝ったじゃん、仲良くしないと~」と青木がぼやきながら、退場となった。
2、スクランブル3wave(20分1本勝負)
△宮崎有妃&櫻井裕子(時間切れ引き分け)桜花由美&チェリー△
※もう一組は世羅りさ&SAKI。


 タッグによる3WAYマッチ。桜花&チェリー組の入場は松坂慶子による「愛の水中花」。昭和の香りをぷんぷんにたぎらせる。
それぞれが握手を交わすが、世羅はコーナーに控える。「ン?」とSAKI。先発はSAKI、チェリー、櫻井。SAKIと櫻井がロックアップ。チェリーは加われず。再度、二人がロックアップ。そこからバックの取り合いへ。チェリーはエアファイト。丸め込み合戦からともにカウント2で返してにらみ合い。
ここだけはチェリーも強引に二人の間に入って参加。
 続けて、世羅と桜花と宮崎へ。宮崎&世羅がクロスラインを狙ったが、桜花はかわしてダブルフェースバスター。
世羅が桜花、宮崎をそれぞれコーナーに飛ばして串刺し攻撃を狙ったが、二人ともかわして失敗。すかさず、宮崎が世羅の髪をつかむ。桜花がトップロープに上り、サンマドロップを投下したが宮崎に誤爆。
桜花が宮崎をキャメルクラッチに捕らえて、顔面かきむしり。櫻井も背後から、チェリーもその後ろ、SAKIもその後ろからかきむしり。最後に残った世羅がなぜかSAKIの顔面をかきむしる。SAKIが「なんで?」、世羅は「ごめんなさい」と謝る。
今度は、SAKI、櫻井、桜花によるビッグブーツ合戦。蹴りのラリーが続く。そのうちに、SAKIと櫻井の蹴り合いが熱くなってくる。桜花が入れなくなり、二人の間に突っ込むがSAKIと櫻井がダブルキックを浴びる。またも、二人による蹴りのラリーとなり、桜花が「私も入れろー」とツッコむがまたもダブルキックを食らう。
SAKIは櫻井にチョキパンチ。ブレーンバスターで投げようとするが、持ち上がらず、桜花がSAKIの援軍に入ってダブルで投げようとするが、これも持ち上がらず。SAKIが「邪魔だー」とエルボーで桜花に一撃。今度は櫻井側の助太刀に入るも、これも投げられず。
櫻井から「邪魔するなー」とエルボーを浴びる。またも、SAKIと櫻井のブーツ合戦が再開。中に入れない桜花が突進するが、みたび、ダブルキックを浴びる。
怒ったSAKIと櫻井がブレーンバスターで桜花を投げようとするが、ダブルのブレーンバスター返し。
そして、櫻井、SAKIに連続ランニングキック。チェリーにスイッチ。
SAKIがチェリーのボディにチョキパンチ。チェリーはどてっ腹パンチで対抗。しかし、観客が「グー!」とアピール。桜花が背後からSAKIへ蹴りでチェリーをアシスト。チェリー&桜花がクロスライン。
チェリーは桜花を押し込んでボディプレスで上乗せさせ、どけてから自らフォールに行くも2カウントで世羅がカットに入る。そのまま、世羅がチェリーをカンパーナに捕らえると、すかさずSAKIも櫻井へカンパーナ。ダブルの競演が成功する。宮崎がカットに入り、SAKIにボディスラム。櫻井に布を指示する。
「させるかー」と世羅がその布を引っ張る。「離せよ」「お前が離せ」と引っ張り合い。下で寝そべってSAKIが「やる?やらない?」と確認。宮崎が「やりますやります。みんな見たいし」と寝るように指示。
それでも引っ張り合いが続く。SAKIが「やらないのね」とシビレを切らして、宮崎にストンピング。SAKI&世羅が宮崎&櫻井へ対角線攻撃から、別々のコーナーでそれぞれ水平ニーを放つ。さらにダブル・コーナースプラッシュも2。
桜花とチェリーが宮崎へ連携を狙うが、すかされてダブルラリアットを食う。櫻井を呼び込み、「裕子ロケット」の姿勢に入る。点火を待つ櫻井に向かって、桜花がビッグブーツ、チェリーも裏拳を放つ。コーナーで座ったままの宮崎へは、チェリーがフランケンシュタイナーを敢行。桜花&チェリーによる「熟女と熟女でドーン!」。さらにコーナーで、「熟女で~、☆DXー!」ポーズも、世羅、SAKIにカットされる。
場外戦へ。6人が場外で入り乱れる。
そのうちつかみ合いとなり、宮崎が「こういうときは誰か上(トップロープ)から飛ぶんだよ、飛べる?」と問いかける。「こういう場外でもめてるとき、飛んでくるやん。…わかった私が飛ぶわ」と、言い出しっぺの宮崎がコーナーへ上がろうとする。しかし他の選手たちにカットされる。
 すると、桜花が「私が20年ぶりに飛ぶぞー!」とアピール。まさかの状況に大・桜花コール。これもコーナーでカットされる。「私が飛びます」とチェリーが手を挙げると、残ったほかのメンバーも全員が手を挙げる。これを見ていた石黒レフェリーまでもが、思わず手を挙げると、「どーぞどーぞ!」譲られてしまう。結局石黒レフェリーが飛ぶ羽目に。
しかし、トップロープに上がったものの、その場には誰もいなくなり、飛ぶことができず。「集まってきてよー」とコーナー上から嘆願する。チェリーが場外からロープをゆらし、バランスを崩した石黒レフェリーが転落してロープに股間を痛打。
 その間に、宮崎がイスに世羅、SAKIをセッティング。「こわいぞー」と前振りしてから桜花に恥ずかし固めを決める。開脚のたびに、チェリーと櫻井が二人を押し込んで至近距離から鑑賞させると、ダブルのおったまげー。
15分経過。
 チェリーと櫻井がエルボー合戦。櫻井がファイナルカット。2カウント。再び宮崎が指示して「裕子ロケット」の体勢となる。今度こそロケットは発射されたものの、チェリーがかわして櫻井がコーナーに激突。チェリーが即座にジャベに捕らえるも、SAKIがカット。チェリーが春夜恋でフォールに行くも2カウント。
宮崎&櫻井がSAKIへダブルブレーンバスター。櫻井が世羅をブレーンバスターの状態から、体を前に投げてSAKIへ浴びせてフォールするも、チェリーがカット。チェリー、櫻井、SAKIと丸め込み合戦となるが、いずれも2カウントで決まらない。
世羅とSAKIの合体ランニングバスターもチェリーがこらえて未遂に。桜花&チェリーが「熟女と熟女でドーン!」をSAKIに3連発。フォールに行くが、宮崎がカット。宮崎が櫻井とともにシーソープレスも2。
桜花が櫻井にブレーンバスター。チェリーがフットスタンプからフォールも2。「出とけ裕子、私がやる」と宮崎が攻め立てられた櫻井を場外へエスケープさせ、チェリーにボディスラム。
ここで宮崎がムーンサルトプレスを投下したが自爆。このスキにチェリーが丸め込むも全員でカット。世羅とSAKIによる「絶対持っとけよ」はまさかの成功。
SAKIが桜花をブレーンバスターで投げたところでタイムアップのドローとなった。
3,CATCH THE WAVE 2025・Uranusブロック(15分1本勝負)
○〈1勝1分=5点〉マリ卍(9分46秒、体固め)鉄アキラ〈1敗1分=2点〉●


 今大会は3試合目よりCATCH THE WAVEへ突入。
 マリ卍、アキラともに1試合を消化して1分けの2点。ともに得点を伸ばしたいところだが、果たしてどうなるか。まずは両者、握手をかわす。ロックアップで押し込み合いからアキラがエルボーを連打。さらにチョップとグーパンチのコンビネーションからドロップキック。
マリもエルボーで打ち返す。アキラがエルボーを連打するもマリはタックル。ストンピングからコーナーにぶつけるとお返しの串刺し水平チョップを連打。さらに反対側コーナーに持って行き、水平チョップ。2カウント。そしてネックロック。締め上げた後はカバーを繰り返すも、いずれも2。
マリがボディスラム。2カウント。アキラがエルボー。マリが「来いよ!」と挑発すれば、アキラがエルボーを打ち込む。マリも打ち返す。アキラは倒れるも、立ち上がりざまにエルボーを連打。マリはチョップで対抗。2カウント。
再び、マリがコーナーに追い込む。「どうしたー」とストンピングを放つ。コーナーに振り、突進しての串刺し攻撃を狙ったが、アキラがドロップキックで返す。続けてかわず落としを狙うが、マリがこらえていかせない。
エルボー合戦から、マリの突進をアキラがカニ挟みで倒すと、低空ドロップキックを放つ。
 5分経過。
今度はかわず落としに成功。さらにSTFで絞る。ギブアップを狙ったものの、マリは巨体を移動させてロープへ。今度はマリがかわず落とし。さらにグラウンド卍へ。絞りこんだあと、そのままカバーも2。
アキラが追走エルボー。マリも追走エルボー返し。アキラが延髄蹴り。さらにハーフハッチ。マリも即座に立ち上がり、ラリアット。ダブルダウン。先にマリが立ち上がるも、アキラが丸め込み連発。これをマリはなんとか2でキックアウト。猛攻をこらえたマリがブレーンバスター。
串刺しラリアットからバックドロップ、さらにはセントーンと畳みかけるも2。ここで対角線から助走を付けてのラリアットで粘るアキラから3カウントを取った。
・バックステージ
マリ「CATCH THE WAVE2戦目、前回、ドローだったので、今日が初勝利。自分やっぱり、岐阜の柳ヶ瀬プロレスというより、スターダムさんよりちっちゃい団体でコツコツ試合数積み重ねてきました。女子だけじゃなくて、男子と当たる機会もあったし、経験値はダントツ、勝つぞと言う気持ちはもちろんあったんですけど、スターダムさんの選手と当たる機会がなかったので、楽しかったし、ザ・女子プロレスとかのムーブもあって、やばい場面もありましたけど、自分でかいんで、投げられたときはビックリしましたね。
(残り1戦の意気込みは)自分は拠点が東京じゃないんですけど、後楽園ホールとか、大きい会場に出れるチャンスしかないので、もちろん賞金とかレジーナに挑戦とかありますけど、とにかくいまの自分を見てもらうために、必要なステップだと思っているので青木いつ希選手、ぶっ倒して、今の自分をみんなに見てもらいたいと思います。(100万円の使い道は?)自主興行やります。以上です!」
4,CATCH THE WAVE 2025・Saturnブロック(15分1本勝負)
△〈1勝1敗1分=4点〉高瀬みゆき(10分52秒、両者リングアウト)鈴木ユラ〈1分=2点〉△
※引き分けにより、2017年デビューの高瀬が1点、2020年デビューのユラが2点を
獲得。高瀬は4点でリーグ戦終了。


 高瀬はこれが早くも最終戦。一方のユラはこれが初戦となる。
ユラはいきなり、高瀬の握手を引っ張ると、さらにヒザからのミドルキックを連打。続いてのタックルは高瀬が倒れず、ならばとエルボーを打ち込んでからのタックルを決める。高瀬もチョップを連発。
そして「来いやー!」と手を広げると、ユラはミドルキックを連打し、座った状態の高瀬へ背中へのサッカーボールキック。高瀬がダブルチョップ。再び、「来いやー!」と自ら座り込んで、背中を向ける。
ユラは背後へのサッカーボールキックを連打し、さらに正面からもぶちかます。2カウント。ユラがエルボーを連打すると、高瀬は「蹴りすぎだろうがー!」と叫んでのチョップを連打。その勢いでロープに押し込む。
レフェリーの反則カウントにも「うるさーい!」と聞く耳持たずに打ち込みまくる。
首投げから「回すぞー」とアピールしてのダイヤル固め。さらに足4の字に決める。何度かユラも体を反転したが、その都度、高瀬が体勢を戻す。ロープとなると、高瀬がギロチンを落とすも2。
今度はヒザ攻めへ移行。グラウンドでのヒザ攻撃に苦しむユラがロープに逃れる。高瀬はヒザをマットに打ち付けて、ねちっこく攻撃をしていくが、ユラがミドルキックで突破口を開く。
高瀬が「どーした!」と手を開けると、ユラがエルボーを連打。高瀬がチョップとエルボーのコンビネーションでコーナーに追い込む。
 ユラがコーナーに飛ばすも、高瀬はブーメラン式ミサイルキック。串刺しラリアットを決めて、再び突進するが、ユラは素早い動きで腕ひしぎに取る。
ユラはミドルキック連打。高瀬は追走ラリアットを打ち込む。続いて突進するが、ユラが足への低空ドロップキックで切り返す。そして、回転して再び腕を取りにいく。
三角絞めの体勢に入るも高瀬は上体を起こして脱出をはかる。再びグラウンドに持ち込んだが高瀬はロープへ。
ユラが低空ドロップキック。勢いあまって片瀬は場外転落。ここから場外戦。ユラがミドルキック。高瀬はユラの足をつかむと足4の字に捕らえる。場外カウントが進んでいく。カウント8で技を解いた高瀬がリングイン。
続けてユラもなんとかリングへ生還する。ユラがハイキックから裏投げも2。トラースキックと続けたが、高瀬はヒザ打ちからスタナーでやり返す。さらにスライディング式ラリアット。もう一発、ラリアット。
ダメ押しにラリアットを決めようとするが、ユラがショルダースルーで場外へ落とす。再び場外戦へ。ユラが壁まで追い込み、キックを打ち込めば、高瀬も壁際でのラリアットでやり返す。その後、客席になだれ込むもカウントが進み、両者リングアウトのドローとなった。
この結果、高瀬は2017年デビューで1点、ユラは2020年デビューで2点を獲得した。高瀬は「ありがとうございました」と言いながらも握手の手をはり、闘争心はぬぐえていなかった。
5,CATCH THE WAVE 2025・Mercuryブロック(15分1本勝負)
○〈2勝=6点〉葉月(8分42秒、葉・月ストラル)網倉理奈〈2敗1分=1点●〉
※網倉は1点でリーグ戦終了。

 葉月は幸先よく3点をゲットしてこ
れが2戦目。網倉はこれが最終戦となるが、得点を重ねるのはどちらか。
「お願いします」か細い声で静かに握手を求める網倉。違和感を持つ場内だが、その謎はすぐ解ける。
握った手をサイドスープレックスで投げてから絶叫して、タックルをぶちかます。先制攻撃からコーナーに押し込み、セントーンを投下したが、これは自爆。葉月はセントーンで返すと、顔面ウォッシュ。
サーフボード式に絞ってからマットにたたきつける。もう一発、セントーンを投下したが不発。網倉が逆にセントーンを投下。2カウント。
網倉がカナディアンバックブリーカーの体勢に入るも、葉月は回転エビで切り返し2。網倉が串刺しラリアットを打ち込んだがカウント2。
さらに逆片エビに絞るも、ロープエスケープ。葉月はエプロンで息を整える。網倉が休ませないとばかりに突進すると、そのまま首を捕らえて、エプロンでのDDT。網倉が場外へ転落すると、トぺを敢行する。
リングへ戻った網倉へすかさず、ミサイルキックをぶち込むが2カウント。カバーを返すと同時にフェースロック。さらに羽折り固めへ移行。
 5分経過。
続けて、葉月のダイビング・セントーンは自爆。網倉がカナディアンバックブリーカーでゆさぶる。抱えた状態から、コーナーへ宙づりにすると、串刺しタックル。サマーソルトドロップも2カウント。
網倉はコーナーに上がるが、葉月が迎撃で上ってくる。これを網倉が投げ捨てると、セカンドロープからのミサイルキック。
さらにはセカンドロープからのダイビングセントーンも2。葉月はチョップで反撃。突進をローリングチョップで返される。
再度、突進したが、今度はパワースラムで投げられる。
網倉はラリアット。葉月はカバーをひっくり返して上に乗ったがカウント2。
このチャンスに一気に、葉・月ストラルに固めて3カウントを取った。
最後は網倉が握手と見せかけてラリアットからマウントパンチを叩き込む。
ここで飛び出したのが網倉のセコンドに付いていた宮崎。葉月はリーグ最終戦、宮崎とのシングルを控える。宮崎が握手を求めるも。葉月が握り返そうとすると、クマポーズで挑発。この日、手伝いに来ていたコグマもリングへ上がり、ダブルのクマポーズを決め、まさかのクマの競演に。なぜか宮崎とコグマが意気投合してともに退場となった。
・バックステージ
葉月「網倉理奈と対戦し、無事、葉・月ストラルで勝利し、6点目をゲットしました。100万円まであと少し…網倉理奈のなかでの理想のタッグにFWCが入っているのをツイッターで書いててすごくうれしかったんですが、今回は個人の戦いなので、葉月の強さを見せられたのかなって思います。あとは網倉理奈パワーもすごいし、勢いもすごいし、試合後も突っかかってきたけど、目もウチは忘れないなって思いました。それくらいまたやりたい相手です。次…次は一番の強敵かなと思っています。宮崎有妃、めっちゃ絡んでくるから、ほっといてって思うくらいすごい来てるけど、リングに上がったら関係ないと思うので、向こうがどんな戦いをしてくるのかすごく不安ではあるのですが、自分が9点目をゲットし、100万円までどんどん上り詰めたいと思います。ただ、コグがちょっと…今日は宮崎有妃のほうに行っちゃったから、クマの魔力って怖いなって思いました」
6,CATCH THE WAVE 2025・Earthブロック(15分1本勝負)
○〈1勝1敗=3点〉狐伯(10分8秒、クロコダイル)紫雷美央〈1勝2敗=3点〉●
※美央は3点でリーグ戦終了。


狐伯は0点スタートでこれが2戦目。ブロック通過を果たすには、何がなんでも勝ち点3をゲットしたいところ。美央はこれが最終戦となるがクセ者として知られるだけにタダで終わりそうにないところ。果たして勝敗の行方は…。
美央はいきなりのローキック。ミドルキックは空振り。狐伯がドロップキックから丸め込みを3連発。
美央はなんとか、2でクリア。マヒストラルを回させずに防ぐとローキックを叩き込む。さらにロープへ磔にすると、背後からジャンピングキック。
狐伯はドロップキックからスタナー。串刺しエルボーから低空ドロップキック。高速ブレーンバスターも2。美央はミドルキック。
体落とし。狐伯は変形グラウンド卍に捕らえるもロープ。低空ドロップキックを叩き込んで場外へ落とすと、フットスタンプをエプロンから投下。
しかし、美央も場外ブレーンバスターで返す。カウントが進む中、9カウントで両者が生還。美央が女郎蜘蛛で絞め上げる。さらにミサイルキック。2カウント。サイドバスターも2。
5分経過。
 延髄蹴りは空を切る。狐伯は低空ヘッドシザースを決めに行くが、美央はその足を捕らえてのアンクルホールドに取ると、さらにクリスト。
絞め上げた後、回転エビで丸め込んだが、狐伯もエビ固めで切り返す。狐伯はエルボーから走り込んで、そのままヒザを打ち込む。
そうまとうから、正面の蹴りをぶち込む。
しかし、トップロープからのミサイルキックは自爆。美央が延髄蹴りも2。
狐伯がエルボー、美央も打ち返す。
狐伯はエルボー、美央はブーツに切り返す。
エルボーとブーツの打ち合いは、狐伯が打ち勝つ。そして、追走ドロップキックを交互に放つ。
狐伯のノーザンライトスープレックスは2カウント。美央もブレーンバスター。
ここから美央は俵返しで投げようとしたところ、狐伯が体を密着させて、クロコダイルをガッチリ決める
これでついに美央からギブアップを取った。
狐伯「痛い…。マイナスのことを言ったらGAMIさんに怒られるんですけど、勝ってマイナスのことを言うと、弱気なことを言うとよくないって言われるんですけど、この試合、勝たなきゃいけないとわかっていましたけど、めちゃめちゃ不安で、この試合勝たないとwaveがレジーナを取り返すチャンスが減っちゃうと思って。宮崎さんいつも大事なところで遊んじゃうし、炎華も終わっちゃって、咲蘭と郷田の結果はまだわかってないけど、自分しかいないと思っているから…。桜花さんに頼ってばかりじゃだめだし。ここで勝たなきゃって思っていたから、美央さんのこといっぱい調べて。申し訳ないんですけど、首で引退されているから、首を狙うのはよくないと思ったけど、狐伯が優勝したら、子供たちと100万円で遊びに行かせてください。あとニワトリの卵、一個ください。ありがとうございました」
美央「本当に…めっちゃ悔しい。お前は所属だから、ぶっちゃけここで負けても、いずれまたチャンスが回ってくるんだよ。私はフリーだから、ここで結果、出さないと思ってて、全力をぶつけたつもりだったけど、まだ私の首はガラスだったようだ。お前に教えてもらったわ。もっと筋トレするわ。またよろしく」
狐伯「みなさんに私の気持ちはめっちゃ伝わっている思うので…。waveの人一緒に締めてください。(wave選手がリング上へ)。じぶんはまだCATCH1戦残ってるし、炎華は終わってて、咲蘭はあと1戦、桜花さんが2戦あって、郷田はあと1戦、宮崎さん、遊ばないで…ふざけないでください。絶対waveがレジーナ取り返すんですけど、狐伯が取り返すんで、みなさん見ててください」
 こうして「これがwaveだー!」でシメとなり、インイタ大会の幕を閉じた。
バックステージ
狐伯「(今日の勝利は?)あー、良かったー。ホッとする。マジで。ありがとうございました。(美央との戦いはどうでしたか?)いやーどうでしたか?めっちゃ不安でした。試合したことがなくて。対戦したことのない人の試合はマジで、映像では見るけど、不安で、勝たなきゃ、CATCH自分は点数的に終わっちゃうところでしたけど、勝てたので、ホッとしてます。めっちゃ痛かったー。(残り1試合について)次は香藤満月なんですけど、自分が美央さんに勝てたのも、奇跡ではないと思っています。自分が勝たなきゃいけないところだったので。だけど満月が美央さんに勝ったのが、すごくびっくりしているんで、これはマジで気が抜けないなと思っているので、ラスト一戦、気を張っていきたいと思います」
2025.06.07

「itswave 〜Jun.」

日時
6月7日 土曜日
観衆
65人
場所
アミスタ
1,スクランブルwave(20分1本勝負)
△狐伯&世羅りさ&夏すみれ (時間切れ引き分け) 宮崎有妃△&桜花由美&チェリー


 アミスタ大会は通常、出場選手の名前は事前に発表されているが、組み合わせは曲が鳴ってわかるシステム。今回はCATCHのリーグ戦が4試合組まれており、それらはあらかじめ発表されているため、この試合のみが、アミスタ仕様となる。

 まずはチェリーのテーマ曲が鳴り響くと、「オーッ!」という歓声が沸き起こる。この後、世羅、桜花、狐伯、宮崎、夏と赤青交互に入場が続く。いずれの選手もテーマ曲ごとに「オーッ!」という歓声に包まれ、アミスタのシステムは完全にファンの間に浸透している。
 最後に入場を務めた夏が、場内を1周し、得意げにリングインを果たすと、早くも宮崎が奇襲。夏は場外転落。今日もまた、試合になかなか参加できない様子だ。
 そのなかで、狐伯が宮崎にドロップキックを連打、続けてエルボーも連発していく。宮崎が串刺しラリアットから、スリーパーへ。
 夏がカットでリングに入ると、宮崎が「お前出てくるなー」と場外へ落とす。それでもめげずに、再びカットに入ろうとリングインするも、「落ち着け、オマエ」とやはり場外へ落とされる。
宮崎は「オマエが出て来い」と世羅をリング内へ入れると、コーナーに振る。狐伯をもコーナーに振って、夏を除いてのトレイン攻撃。そして、狐伯を逆エビ固めへ。
 夏がカットに入ろうとするが、今度は「試合させてください、リングにいさせてください」と嘆願する。宮崎は「しつこい、オマエなー」と夏にボディスラムから、早くも布を要求。うるさく吠
える夏に、布を覆いかぶせる。夏は「怖い怖いよー」と言いながらも、素直に布をかぶる。「ミュージックスタート!」から、宮崎は手を布に充てるが、中は弾んでいる。弾んだ状態は止まることなく、より激しさが増していく。宮崎は「嫌な予感しかしないから、めくらない」と、マジックを途中で停止。ミュージックは流れたままに。

 狐伯が飛び出してくると、宮崎がネックロック。そこから腕の取り合いに移行。布は弾んだまま。
宮崎は再び狐伯にネックロック。仕方なく、レフェリーが布を取ると中の夏はダンスで盛り上がっている模様。レフェリーが強引に夏をコーナーへ下げに行く。夏はそれでもリングにいたい姿勢を見せるが、レフェリーが強引に足蹴にして場外へ落とす。
 宮崎から代わったチェリーが狐伯にアンクルホールド。カットに来た世羅の足も捕らえる。ここで待ってましたとばかりに、夏がダンスをしながら悠然とカットに入るも、チェリーは腕を取り、3人をまとめて固める。
 5分経過。
 技を解いたチェリーが狐伯の足を踏みつけると、さらにはチョーク攻撃でコーナーに追い詰める。
コーナーに振ると、狐伯はブーメランミサイルキックで返す。続いて、世羅が串刺しエルボー。続けてニースプラッシュを狙ったが、背後から宮崎がカットし、そのままニーを投下させて自爆させる。
 チェリーが世羅にアームホイップ。桜花を呼びこんで、ダブルのクロスライン。桜花ごとプレスさせて、さらにのけて自らフォールもカウント2。
 チェリーは「桜花、休むなー」とタッチ。桜花が世羅に串刺しビッグブーツ。そしてコーナーに追い込んで顔を踏みつける。さらにランニングブーツへとつなげる。2カウント。
 続いて、サンマドロップ狙いも、世羅が迎撃に入ろうとする。それをうまく切りかわしてのぶら下がり式ブラディーEXに捕らえる。桜花が至近距離からのブーツを狙いに行く。世羅が足をキャッチする
と、足首へグーパンチ打ち込もうとするが、これを外してビッグブーツを一発。しかし、背後からエプ
ロンの狐伯につかまれる。狐伯は「夏も手出して!」と指示。夏は「嫌なんですけど」と次の行動を予想しつつも、エプロンから桜花を羽交い絞め。世羅が「絶対持っとけよ!」からのエルボーは誤爆。夏も「はい、わかってました」とサバサバした様子。それでも、エプロンに上がるが、世羅がロープに振られると、夏がぶつかってしまい、再度、場外転落。それでも、世羅が桜花をロープに振ると、場外から夏が足を引っ張って倒す。「さすがでしょ」と得意げに客席へアピールすると、世羅が「持っとけよ」と指示。夏は場外にいたまま、桜花を抑えにかかり、世羅が蹴りで突っ込むが、やはり誤爆となる。
 世羅がセラリズムバスターも2。今度こそ桜花の足首へグーパンチ。さらに狐伯を呼び込むと、ダブルの足首グーパンチを決める。
 世羅は狐伯に「絶対持っとけよ!」の指示。エルボーに行くが、桜花は回避。ここで世羅も動きを止め、同士打ちを防いだが、なぜか、狐伯が逆エルボーを見舞う。それでも、気を取り直し、世羅&狐伯によるクロスライン。世羅の上に狐伯が飛び乗り、おんぶ式ニーを決める。
 ここで満を持して、世羅が「行ってこい!」と夏にタッチ。夏はまず、エルボーを桜花、さらにコーナーの宮崎、チェリーに打ち込む。「ついについにー!」と喜びの表情でリングを回るも、すかさず桜花のブーツが命中。それでも立ち上がり、「私もプロレスやるー」と言いつつもブーツを食らう。それでも立ち上がるが、やはり、ブーツを浴びる。さらにもう一発食らい、計4発を浴びる。桜花がボディスラムからのフォールもカウント2。今度はストンピング。体を入れ替えた夏が「イナヅマー」と叫んでの稲妻レッグラリアットがヒット。ついに技らしい技が決まる。ここでコーナーのリバウンドを効かせて、やる気
満々にブロンコバスターを決めにかかるが、コーナーへ突進すると、桜花のブーツが命中。夏はたまらず世羅にスイッチ。
 世羅と宮崎。エルボー合戦から宮崎を場外へ落とす。宮崎は場外でイスをつかみ取り、リングへ戻すと、
世羅を座らせて、チェリーが背後から身動き取れないようにする。そして、味方である桜花を捕らえると、世羅に見せつけはずかし固め。数開脚後、世羅が「おったまげー」で後方にダウン。
 場外で見ていた夏は「なんてひどい技なんだ」と感想を漏らす。怒った世羅が宮崎にワンツー・エルボーを連打。さらにニースプラッシュを投下。続いて狐伯が回転してのネックロック。低空ドロップキック。エ
プロンからトップロープ超えのサマーソルトドロップと立て続けに放つ。
 狐伯が「ダブルー」と呼び込む。世羅と夏が飛び出す。あわてて狐伯は夏に「もう一回呼ぶから」とコーナーに戻す。狐伯と世羅がダブルブレーンバスターを狙うが、宮崎がこらえる。桜花、チェリーも飛び出し、
ブレーンバスター合戦となるが、どちらも持ち上がらず。すかさず夏がリングイン。「私が来たぞー、投げるぞ-」と客席へアピールしている間に、狐伯、世羅が投げられる。
 宮崎が狐伯を抱え、桜花の肩口に乗せてののDDTも2カウント。宮崎と狐伯のエルボー合戦。残り3分。
狐伯が一度よけぞるが、ロープのリバウンドを利してのエルボーで打ち勝つ。
 狐伯が串刺しドロップキック。世羅も新幹線アタックで続く。トリは夏がブロンコバスターを成功させる。
気をよくした夏が「チェンジ持ってこい!」と要求する。狐伯が宮崎のバックを取り投げっぱなしジャーマンの体勢へ。桜花がビッグブーツでカットに入ると、狐伯がコーナーに吹っ飛ぶ。
 夏が出てくるが宮崎がすぐさま場外へ出す。息を吹き返した狐伯がミサイルキック、エルボー、ヒザ打ち。
2カウント。コーナーに狐伯が上がるも、宮崎は迎撃に入る。夏も、背後からカットに飛び出す。狐伯が夏に「肩車!」と要求。夏は頑張って、宮崎を肩車しようとするが、簡単に崩れ落ちる。「無理だろー」とぼやく。
狐伯のミサイルキックが夏に誤爆。ここでチェリーが飛び出し、熟女でドーン!から宮崎のえびす落とし。2カウント。宮崎が桜花のアシストを経て、合体式投げ捨てパワーボムも2カウント。宮崎が突進したところを
狐伯が丸め込みに切り返したところで、20分ドローのゴングが鳴った。
 夏はなぜかベルトのポーズ。「なんでだよ」と宮崎、桜花、チェリーにそれぞれ突っ込まれながら退場していった。
2,CATCH THE WAVE 2025・Jupiterブロック(15分1本勝負)
〈0勝2敗1分=2点〉△炎華 (時間切れ引き分け) 真白優希△〈0勝2敗1分=1点〉
※CATCH THE WAVE公式ルールにより2023年デビュー炎華が2点、2020年デビュー真白が1点を獲得。炎華は2点、真白は1点でリーグ戦終了。


 2敗同士の両者。ともにこれが最後のリーグ戦となるだけになんとか1勝を得たいところ。最後に得点を得るのはどちらか。
 真白はメキシコ観光杯ベルトを肩に巻いての登場。一方の炎華はPOPベルトを巻いて登場した。
 両者、握手から試合開始。真白が「来いよー」と手を挙げて手四つ勝負を要求。しかし、炎華が応えようとすると、手を引っ込める。炎華は「なにこれ?」と戸惑いながらも、「おまえが来いよ」と逆に手を挙げる。今度は真白も戸惑いながら、手四つ勝負。炎華が力を込めてねじると、そのまま腕を取る。真白も回転して腕を取る。その後、両者の取り合いが続く。
 真白がヘッドロックに切り替える。炎華もヘッドロックに取り直す。お互いの取り合いから、炎華がアームホイップ。低空ドロップキック。コーナーへ振ろうとするが、真白に逆転される。座り込んだ炎華の体を踏みつけ、両肩から全体重を乗せる。さら顔面を踏みつけに出る。続けて、ヘア投げを2連発。レフェリーが反則カウントを取ると、「カウントに厳しいよ」と言いながらも、首投げからフォール、2カウント。今度はグラウンドから腕を取りに行くが、炎華もヘッドシザースで返す。真白もネックロックで取り直す。ロープエスケープ。
 真白がストンピング。炎華がヒザ立ちの状態でエルボー。「来いよー、効いてないよー」とアピール。再びエルボーを叩き込むと「効いてないよー」とストンピング。炎華はその場立ちをすると、側転エルボー。これを真白がかわしてドロップキック。キャメルクラッチへ捕らえるも、炎華はロープエスケープ。
 真白がコーナーに振るが、炎華がブーメランアタック。トップロープからの攻撃を真白が防御に出るも、炎華はロープを伝って、側転から着地。串刺しドロップキック。そして今度は側転エルボーを決め、ドロップキック。2カウント。
 続けて、STFで固める。長時間締め上げたが、真白はロープへ逃れる。真白は背後からヒザかっくん。ドロップキック。フェイスロックで締め上げたが、ロープへ。
 真白が低空ドロップキック。2カウント。炎華がコルバタの要領で首を巻き付け、人工衛星シザース。場外へ落ちた真白へプランチャを敢行。先にリングへ戻り、カウント6でスライディングキック。8で再度、スライディングキックに行くも真白がギリギリ生還。
 炎華がストンピング。真白は目つきに行くが、これをガードしてのエルボー。ここからエルボー合戦へ。両者一歩も引かず。「効いてない!」と真白が打ち返すと、炎華が4連打。真白が追走ニー。炎華も追走ドロップキックからなんと追走STF。残り3分。
 真白がロープへ逃れる。炎華が「終わりー!」と叫ぶも、真白がアームホイップからキーロックで返す。さらに胴締め式へ移行。残り2分、炎華がロープエスケープ。真白がトップロープからのダイビング目つきはすかされて失敗。それでもコーナーに振るが、炎華がブーメラン式ミサイルキックで返す。
 真白が首固め、カウント2。トップロープに上がるも、炎華が迎撃のデッドリードライブ。トップロープからミサイルキックを放つも、即座に真白がバックドロップで投げ返す。ダブルダウン。
 両者、ヒザ立ち状態でのエルボー。スタンドでも打ち合いは続いたが、真白がソバット。ブレーンバスターホールドも2。炎華がカサド-ラで逆転を狙ったが、ここで時間切れとなった。この結果、2023年デビューの炎華が2点、
真白が2020年デビューで1点が加算された。これにて両者の公式戦が終了となった。
・バックステージ

炎華 
今日、自分はCATCHの最終戦と言うことで、絶対にwaveの若手の勢いを見せつけてやろうと…絶対に勝つ気持ちで挑んだんですけど、簡単に勝てる相手じゃなかったし、不思議な動きに惑わされてしまって。最後もう全然攻められなかったのが悔しいです。(CATCHを振り返って)今年、初めてヤング以外のブロックに出て、ブロックのみなさん先輩ばかりで、先輩の壁は高くて分厚かったし、自分はまだまだだなって思ったので、来年こそ、決勝に進められるようにこれからの1年で頑張りたいなって思いました。


真白 
炎華ちゃんは自分が初めて見たときすごい選手だなって思ってて負けたくないっていう気持ちがすごかったですけど、
今日、決めきれなくてすごく悔しいです。(CATCHを振り返って)waveさんが初参戦で、初のCATCH THE WAVEということで
すごく緊張したんですけど、この大会に出られたことを次につなげたいと思います。
3,CATCH THE WAVE 2025・Neptuneブロック(15分1本勝負)
〈1勝0敗1分=4点〉 △YuuRI (時間切れ引き分け) 咲蘭△〈0勝1敗1分=2点〉
※2021年デビューの咲蘭が2点、2020年デビューのYuuRIが1点を獲得。

YuuRIは初戦にて、幸先よい1勝をゲット。咲蘭はまず勝ち星をモノにしたいところ。両者の対戦は咲蘭のフリー時代以来。
その時はYuuRIが勝利しているが、果たして今回はどうなるか。
 いきなり握手を求めてきた咲蘭の腕を引っ張ると、先制のブレーンバスター狙い。これを咲蘭が首固めで切り返す。スクールボーイと続けたが、いずれもカウント2。「やめて」と言うYuuRIを無視して、もう一回スクールボーイ。3連続の丸め込みとなったが、YuuRIがカウント2でかろうじて返す。「ごめんなさい」と謝るYuuRIの手を踏みつけ攻撃に出る。
YuuRIも逆に咲蘭の手を取って踏み潰す。そして、コーナーに追い詰めて全体重を浴びせかかる。さらにランニング串刺しキック。続けてスリーパーで締め上げる。
 咲蘭はロープに逃れると、エルボ-で打ち返す。YuuRIが「もっと打って来い」と顔を挙げると、再度エルボーを放つ。
咲蘭のドロップキックは空を切ると、YuuRIが低空ドロップキック。そして逆エビに捕らえる。咲蘭がロープに近づくも、リング中央に引き戻し、再び、逆片エビ固め。ここからキャメルクラッチへ切り替える。咲蘭はなんとかロープまでたどり着いた。
 5分経過。
 咲蘭がYuuRIをコーナーに追い込んで、エルボーを連打、YuuRIが体を入れ替えようとするも、再び入れ替えてエルボーを打たせず。YuuRIは「いたい…」と思わずつぶやく。それでも、「あ!」と明後日の方向を指さしてから足を踏みつけに行く。
 YuuRIがコーナーに振ると、咲蘭はブーメランアタックで切り返す。さらにドロップキック3連発。ボディスラムで投げに行こうとするが、これは逆にYuuRIが持ち上げる。咲蘭が体を入れ替えて背後からスリーパーに取る。YuuRIがおんぶの要領で持ち上げると、背中をコーナーへぶつけて脱出。今度はYuuRIがスリーパーに取る。同じように咲蘭がおんぶすると、コーナーにぶつける。咲蘭が串刺しドロップキックから、今度はクリストに捕らえる。YuuRIはかなり絞られたもののロープへ逃れる。
 咲蘭の619は失敗。YuuRIがソバットから、619を狙ったが、こちらも失敗。咲蘭がカサドーラ。2カウント。
10分経過。
 再度、咲蘭は619にトライ。これは成功させると、セカンドロープからのフットスタンプ。2カウント。今度はトップロープからのフットスタンプを投下したが自爆。YuuRIが投げっぱなしジャーマン。咲蘭が「あー!」と吠えて立ち上がると、体を入れ替えて、空中ギロチン。これに対して、YuuRIがブレーンバスター。ダブルダウン。
 残り3分。両者、ヒザ立ち状態でのエルボー合戦。YuuRIが胸を突き上げ「もっと!もっと!」と要求する。咲蘭がエルボーを連打する。泣き顔の咲蘭に、「泣いてるんじゃんじゃねえぞ!」とエルボーをお返しする。咲蘭はスタンディングとなり、「なめんなー」とエルボーを打ち込む。YuuRIがエルボー返し。咲蘭は「なめんじゃねえぞ!」と気合を込めて打ち込むこと4連打。YuuRIもエルボーを打ち返し、その場飛びのフットスタンプ。
 ここでダイビングスワントーンボムを狙ったものの、これは自爆。残り2分。咲蘭が横入り式エビ固め。スクールボーイと丸め込み連発も2。逆さ押さえ込みはYuuRIがこらえる。逆にYuuRIがジャパニーズレッグロールクラッチは2。咲蘭はもう一度、スクールボーイ。さらにヨーロピアンクラッチと丸め込みでラッシュをかけたがいずれも2。丸め込みはあきらめ、カサドーラ式フットスタンプからフォールに行ったが、2カウント目で時間切れのゴングが鳴った。
 この結果、2021年デビューの咲蘭が2点、2020年デビューのYuuRIが1点となった。
4,CATCH THE WAVE 2025・Mercuryブロック(15分1本勝負)
〈0勝2敗1分=2点〉△羽多乃ナナミ (時間切れ引き分け) 網倉理奈△〈0勝1敗1分=1点〉
※2019年デビューのナナミが2点、2018年デビュー網倉が1点を獲得。 ナナミは2点でリーグ戦終了。

 ナナミはこれが早くも最終戦。現在、2敗と得点を得ていないだけに、なんとか最後に勝ち星を得て終わりたいところ。いっぽうの網倉も初戦で敗退しているだけに得点を得て、ブロック優勝に残りたいところだが、タッグパートナー同士でお互いの手の内がわかる者同士だけに、勝負の
行方はどうなるか。

  いきなりナナミがタックルで勝負に出る。何度もぶつかるが網倉は倒れない。ならばとエルボーを連打していくも網倉があえて前に出る。連発を耐えきった網倉がタックルでお返しすると、一発で倒す。今度は、ナナミがエルボー連打で自らの体ごと強引に倒していき、マウントエルボーを打ちこんでいく。これに網倉もマウントエルボー返し。「ナナミー」と叫んでマウントの状態でブレーンチョップ。そのままフォールに行くが2カウント。網倉が逆エビから、逆片エビに捕らえる。ロープブ
レイク。そのまま、ロープにもたれさせると、背後からタックル。さらには串刺しタックル。ななみが串刺しラリアットでお返し。網倉も串刺しラリアットでやり返すが、ななみはタックル。今度は倒すことに成功。ナナミがマウントエルボー。ストンピングからヒールホールド。ガッチリ決められたが、ロープエスケープ。
 ナナミはさらに足をロープに絡めてのストンピング。たまらず網倉が場外へ。セコンドからのスプレーを浴びる。
 ナナミはリング内から「どうした網倉!」と挑発。しびれを切らしたナナミが網倉の髪をつかんでリングへ戻す。
 5分経過。
 網倉のチョップを両腕でガードすると、背後からスリーパーに取る。さらにグラウンド式に決める。
 ナナミがセカンドロープからボディプレスで飛んだが、これはよけられて自爆。それでも背後からエルボーを打ち込むが、網倉が回転エビで切り返す。2カウント。網倉がタックルからセントーン。
「もう一発ー!」と叫んでセントーンを再び投下。
 「よっしゃ行くぞー!」と気合を入れて、パイルドライバーで持ち上げようとするが、ナナミはこらえる。ナナミがエルボーを放ち、突進するが、網倉がローリングチョップをカウンターで打ち込む。
2カウント。ナナミがジャーマン投げ。網倉も投げ返す。ダブルのエルボー、両者ダウン。
 10分経過。
 両者片ヒザを付いた状態でのエルボー合戦。網倉がラリアット。「よっしゃいくぞー」と叫んでカナディアンバックブリーカーへ。コーナーへ逆さにして乗せると、串刺しタックル。残り3分。
 網倉はコーナーへ上るが、ナナミが迎撃に入り、デッドリードライブ。今度はナナミがセカンドロープに上るが、網倉もデッドリードライブで投げ返す。網倉が「今度こそー!」と叫ぶも、ナナミが足にしがみついて、コーナーに行かせない。それでも振りほどき、コーナーに上るも、ナナミが突進。
キックで防御すると、セカンドロープからのミサイルキック。さらに串刺し式サマーソルトドロップ。
2カウント。さらにセカンドロープからのセントーンからカバーするが、逆にフォールされてしまう。2カウント。ナナミがタックル。セカンドロープからボディプレスで飛来する。
「まだまだー!」と叫ぶと、もう一発、ボディプレスをお見舞いする。カウント2。ナナミの突進を網倉がパワースラムで切り返すが1カウント。残り時間が少なくなる中、ラリアットはカウント2。
ダブルアームスープレックスで投げたところでタイムアップ。15分が経過してドローとなった。
 これにより、2019年デビューのナナミが2点、2018年デビューの網倉が1点獲得。ナナミは合計2点でリーグ戦終了となった。
・バックステージ
ナナミ 
今年のCATCHは2点で終わってしまいました。1戦目は宮崎さんと、2戦目は葉月さん、ラストはタッグパートナーのあーみん。1戦目の宮崎さんから熱い内容のプロレスができたのかなと思うんですけど、数字だけ見ると2点って引き分けだけで得られた点数であって、1勝もできなかったのはめちゃくちゃ悔しいし、決勝に上がって、どんどん戦いたかったなって気持ちがこみあげてくるんですけど、今年は終わったのでまた来年出させてもらえるように…2025年、まだ半分残っているので、どんどん活躍して来年こそは100万円をゲットしたいです。
5,CATCH THE WAVE 2025・Plutoブロック(15分1本勝負)
〈1勝0敗1分=5点〉◯笹村あやめ (11分09秒 片エビ固め) 郷田明日香● 〈2敗=0点〉
※ダイビング・フットスタンプ。


 笹村は初戦で痛いドロースタートとなり、郷田はまだ得点なし。ともに2戦目で得点を伸ばしたいところだが…。
 リング上のボディチェック。笹村は、サニーレフェリーに対して「レフェリー大変だね、あせすご」と全試合を裁くサニーレフェリーを気遣う。
 試合開始。郷田がタックル。串刺しラリアット。ボディスラムからフォールも、笹村がカバーをひっくり返す。カウント2。
 郷田がストンピングから逆エビ固め。笹村がロープに行きかけるが、リング中央へ戻す。そして逆片エビへ。
 ロープに逃れると、続けてエルボーを連打。郷田が場外へエスケープすると、笹村も追いかける。そして、控室に連行して閉じ込める。カウント8で先に笹村がリングへ上がり、続いて、郷田も控え室から出てきてギリギリ、リングへ生還。笹村が串刺しエルボーを連打。強引に首投げからのグラウンド・ネックロック。そのままの体勢でフォールも2。笹村はスリーパーからフットスタンプ。再びスリーパーへ。再度、フットスタンプからスリーパーという流れを続ける。
5分経過。
 笹村が執拗にフットスタンプを投下。この流れを断ち切るべく、郷田がボディスラム。もう一発と投げようとするが、笹村は首固めで丸め込む。2カウント。笹村がスリーパーからフットスタンプ。これに今度は郷田がタ
ックルで流れを断ち切る。合計5連発を放ってから、フライング・ボディプレス。2カウント。
 郷田がエルボー。笹村がカニ挟みでバランスを崩してロープにもたれさせてから背中へのブロンコバスター。
低空ドロップキック。
 笹村が対角線を走ってのラリアット狙いも郷田がタックル。さらにバックフリップ。2カウント。郷田がセカンドロープに上るも、笹村はなんとコーナーに立っている両足を蹴り飛ばす。そのまま崩れ落ちると、笹村がトップロープから串刺しフットスタンプを投下する。「終わりー」と叫んで、ダイビング・フットスタンプを投下したが、これは自爆。笹村は回転エビ固めで丸め込みにかかるが、郷田はそのまま腰を落とす、2カウント。
 郷田がエルボーを打ち込む。エルボーの打ち合いから、笹村がヒザを付いた状態でエルボーを連打。2カウント。
さらにノーザンライトスープレックスを決めたが、2カウント。
 最後はダイビング・フットスタンプ。3カウント。笹村は3点獲得で合計5点となった。
勝った笹村がマイクを握る。
「メインで勝ったということはしゃべっていいんでしょうー! CATCH2戦目、勝ちましたー。郷田明日香、前回、試合した時よりもちょっとだけプロレスラーでだいぶ苦しめられました。でも私、全然負けられないので、無事、勝つことができました。ありがとうございます。100万円取ったら、私毎年、自主興行やってるんですけど、今年は名古屋よりも、もっと西に行きたいなと思っているんで、その資金のために、そしてビッグゲストを呼ぶために、そして決勝に行って、そしてレジーナに挑戦したいと思います。今日は、本当に待ちくたびれちゃって。みんな引き分けばっかりで。一回、千葉帰ろうかなと思った。私は、絶対引き分けたくないと思いました」
 と、今後の抱負を語り、最後は恒例の「これがwaveだー!」で終了となった。

・バックステージ

笹村
CATCH2戦目、無事勝利することができましたー! 残りは米山香織、何をしてくるかわかりませんけど
しっかり勝って決勝、進みたいと思います。(郷田の印象は)壊れないおもちゃみたいだなと。何しても大丈夫
という安心感があって、たくさん踏んじゃいました。前よりもちょびっとだけプロレスラーらしくなっていたと
思います!
2025.06.01

[PHASE2 Reboot 6th/NAMI☆1〜Jun.~25]

日時
6月1日 日曜日
観衆
210人
場所
新宿FACE
・入場式
 試合に先立ち、入場式が行われ、今大会出場の総勢26選手が入場。まずは大会の全カードが
発表される。挨拶は今日、メインを務める広田がマイクを持つ。
「私が本日メインを務める広田さくらです(拍手)。ありがとうございます。なんと私は今日、キャッチ最後の…最終戦なんだよ。(ほかの選手に)まだでしょ、みんな。私の生きざま、見るがいいよ。そして、(広田の着ている)Tシャツが…そうだよ、メインだと思って、なんでこれ(CATCT THE WAVEではないTシャツ)着ているかわかるか。忘れたんだよ!
 この前の大会も忘れたよ。…ごめんね。いいかおまえたち、私がメイン張ってやるんだから一本目から盛り上がれよ!おまえたちも一本目からメインまで盛り上がってやれよー。それでは今日もめいっぱい楽しいんで行ってくださいー!」
 こうして新宿大会の幕が開けた。
1,The wave〜あの頃と、この頃と、これからと〜(30分1本勝負)
宮崎有妃&狐伯&〇咲蘭&郷田明日香(2秒、首固め)桜花由美&炎華&夏すみれ●&小林香萌
▽延長戦(30分1本勝負)
宮崎有妃&狐伯&〇咲蘭&郷田明日香(2秒、首固め)桜花由美&炎華&夏すみれ●&小林香萌
▽再延長戦(30分1本勝負)
桜花由美&炎華&〇夏すみれ&小林香萌(13分24秒、エビ固め)宮崎有妃&狐伯&咲蘭●&郷田明日香
※咲蘭のフォールを切り返してフォール。


 「The wave」と題したこの8人タッグは全選手が現在、または過去、wave所属だった歴史がある。
「〜あの頃と、この頃と、これからと〜」というサブタイトルが付けられた。
 まずは咲蘭が「自分いきまーす」と先発を名乗り出る。そして、相手側に「くそばばあ、出て来いよー!」と挑発。小林と炎華が自分には関係ないとばかりに場外へ降りる。リングに残るのは桜花と夏。夏がすかさず「桜花さんどうぞ」と先発を譲る。もちろん、桜花も夏に先発を促し、譲り合いとなる。場外から小林が「どっちのババア?」と疑問を投げかける。
 咲蘭は「金髪クソババア出て来いよ!」と言い直す。これに対して夏も「お前の周りクソババアしかいねえじゃないかよ」と失言。この発言に桜花と宮崎が切れ、桜花がブーツ、背後から宮崎もキックを決めると、そのまま咲蘭が首固め。カウントが進み、なんと2秒で決着がついた。
あわてて夏が「待って待って、すいません。まだ2秒で帰りたくないので…。すいません、お二人のことはクソババアと思っていません。いつまでも変わらない、あの頃の桜花さんだと思ってます。
それにしても、waveの若手はクソガキしかいねえな…」
 またしても、失言を吐いてしまい、この一言で狐伯と炎華が怒り、サンドイッチのドロップキック。
そのまま咲蘭が丸め込んで、またも3カウント。その間、2秒。夏は合計4秒で2連敗となった。
またもあわてる夏。「クソガキなんて、いるわけないじゃないですか。waveは素敵な団体です。本当、いつもありがとうございます。(帰ろうとする咲蘭に)お戻りいただいて、今日くらい試合したいんで。咲蘭さんよろしいでしょうか」
 しぶしぶ、咲蘭が戻ってきて、再々試合へ突入。
またも、咲蘭が首固め。カウント2が入ったところでかろうじて炎華がカット。小林が夏を抱えて自軍に連れて戻り、桜花にタッチ。
 桜花と咲蘭、ここからようやく試合が進みだす。桜花がコーナーホイップ。咲蘭がブーメランアタックも2カウント。
続いて、郷田が桜花へタックル5連発。さらに突進したが、桜花は払い腰で切り返してカウント2。続けて串刺しブーツから、さらにランニングブーツ。2カウント。郷田はボディスラムでやり返し、ボディプレス。
宮崎にタッチ。エプロンの夏が背後から桜花を捕まえる。宮崎が突進するも桜花がかわして同士討ち。夏は場外転落。宮崎は郷田を呼び込み、クロスラインを狙ったが、桜花は引きちぎり、ダブルのフェースバスター。
場外から、夏が宮崎の足を引っ張り、桜花へ攻撃をうながすも、ランニングブーツは誤爆。
 これを機に場外乱闘へ発展。炎華がすかさずコーナーへ上がるとプランチャ。咲蘭も続けて、プランチャを敢行する。
宮崎と夏はバックステージに姿を消す。しばらくすると、台車を押した二上会長が登場し、通路でお披露目。
台車の上では宮崎が夏にはずかし固めを決めている。夏は「やだ、見ないでー!」と嫌がるも、通路の中央では、小林が筋肉ポージング。
郷田が「めっちゃ切れてるー!」とヤンヤの歓声を送る。夏は「筋肉じゃなくてこっちを見て、止めなさい」と自分が注目されるように促す。桜花がようやくカットに入る。
 桜花がリングに宮崎を引き戻す。桜花は宮崎をコーナーに誘い込むと、ぶら下がり式ブラディーEXを決める。
続けてサンマドロップを急降下もカウント2。
小林がリングイン。「プロレスやるぞー!」と宣言してセントーンを5連発。2カウント。宮崎は目つきでピンチを脱すると、狐伯が低空DDTから低空ドロップキック3連発。小林も足を踏みつけようとするが、狐伯も
やり返す。互いに足の踏み合いとなるも、足を引き合い、なかなか決まらない。なんとかして狐伯が踏み勝つ。
これに対して、小林はスネキックを連打。さらにコザックダンスキックで足の甲を踏み潰す。
 この流れから桜花組がトレイン攻撃。最後に夏がリング中央でセクシーダンス。コーナーで弾みをつけてのブロンコバスターを狙ったが、あまりにも時間をかけすぎたため、狐伯が余裕で透かして自爆。夏はコーナーに宙づりの状態に。
背後から郷田がタックル。続いて、狐伯がコーナーからの垂直落下式フットスタンプ。
小林
がフィッシャーマンズスープレックス、2カウント。
 夏は何とか、自軍に逃げる。炎華が飛び出し、狐伯へ側転エルボー、ドロップキック。さらにコーナーからのティヘラ。
宮崎が追走ラリアットでカットに入る。夏が飛び込むも、すかさず場外へ落とす。宮崎は狐伯との合体式シーソープレスを決める。
 宮崎が炎華にラリアット。狐伯も続けてニーを当てると、郷田がボディプレス。最後に狐伯の肩車で咲蘭が合体フットスタンプを投下する。4連続攻撃を炎華はなんとか炎華はカウント2でクリア。
咲蘭がダイビングフットスタンプを狙ったが、これは自爆。炎華はようやく桜花にタッチ。桜花がランニングブーツ。エプロンに逃れた咲蘭に対して、夏が水を含んでの噴射を狙ったが、郷田が最後からエルボーをぶちかまし、観客席に飛び散る。
炎華がタイムマシンに乗っては2。咲蘭が切り返しを狙う。桜花がカットで飛び出すも、ビッグブーツは炎華に誤爆。ここで夏が正式なタッチで登場。いきなり咲蘭が首固め。夏は2カウントで返すと観客が大歓声。
咲蘭がフットスタンプからのカサドーラ。カウント2で桜花がキックでカットすると、夏が反動で上に乗った状態となりフォール。これを宮崎が回転させると、咲蘭がまたもフットスタンプからフォール。これをまた宮崎が回転させる。フットスタンプからのフォールとエビ固め合戦と言う状況が続く。最後に夏がフォールを返すと大歓声。
咲蘭がダインダイビングフットスタンプからカバーに行ったが、これを夏が切り返してのエビ固めに入ると、そのまま3カウントが入る。なんと夏の自力による勝利となった。
 このところ、リング上で出番のなかった夏だが、自らの力で3カウントをもぎ取ったものの、試合後はダメージが深く、小林が肩にかついで引き上げた。
2,スクランブルwave(30分1本勝負)
〇チェリー&青木いつ希&網倉理奈&YuuRI(14分10秒、さくらんぼ狩り)米山香織&世羅りさ&SAKI&櫻井裕子●

 キャッチ参戦メンバーでこの日、試合のなかった8人によるタッグマッチ。まずは青木と網倉が喉をうるおして発声練習。握手の瞬間、「よろしくお願いしますー!」と、ダブルでの大声シャウトを披露する。
まずは「行きまーす!」と網倉が手を挙げる。一方は世羅が登場。場内は「網倉」コールに包まれる。まずは世羅の目の前で大声を挙げると、青木も飛び出しサンドイッチによるシャウト攻撃。世羅が網倉に顔面かきむしりで危機を回避。世羅が米山を呼び込むと、ダブルのカウンターキック。続いて米山がSAKIを呼び込んでのダブルカウンターキック。
「もう一回」コールが起き、米山は櫻井とのダブルキックを狙ったが、網倉にキャッチされる。あわてて米山が背後からチョップ。網倉との合体式ドロップキック。さらに網倉もタックルを決めると、ワー!プレス。
続いて、チェリーが「米ちゃん、ごめんね」と言いながらマウントパンチ。さらに後頭部をマットに打ち付ける。
青木がコーナーから「これは戦いだから何でもやれー!」と檄を飛ばす。今度はYuuRIが米山にコーナーへの打ち付けを連発。さらに磔攻撃に出る。
青木にタッチ。青木がコーナーに倒れ込む米山にリバウンドを見せつけてから低空ドロップキック。米山はモンゴリアンチョップを連発して反撃。しかし、ぐるぐるパンチはキャッチされ、逆ぐるぐるパンチを決められる。青木は串刺しラリアット。さらに網倉とダブルのおんぶ式プレス。そして、チーム・ホカクドウポーズ。
青木が「まだまだー!」とアピール。青木&網倉がロープに振るも、米山がボディアタック。青木&網倉がキャッチ。櫻井が背後からキックでアシストして倒すとSAKIにタッチ。世羅も飛び出し、交互のコーナーに走り込んで攻撃。それぞれ別々のコーナーに走り込んで再度、コーナー攻撃。
ここからダブルのコーナープレス狙い。これはチェリーとYuuRIがカットに入る。世羅とSAKIが二人を同士討ちにさせると、ダブルのカンパーナに成功。青木が背後から世羅とSAKIにチョップを連打してカット。世羅が「絶対持っとけよ」連携もSAKIに誤爆。
YuuRIがSAKIにドロップキック。SAKIがチョキパンチから「セーフ!」のポーズ。YuuRIが達磨落としからドロップキック。ブレーンバスター狙いも、櫻井がカット。SAKIがYuuRIを羽交い絞め。「絶対持っとけよ」から櫻井がビッグブーツを成功させる。まさかの成功に思わず、SAKIと櫻井がハイタッチ。
SAKIがYuuRIにアトミックドロップ。続けて、櫻井が串刺しタックルからリング中央でタックル。
 櫻井とYuuRIによるエルボー合戦。YuuRIがエルボー連打。櫻井はこれに対してブーツで返すと、YuuRIが延髄蹴り。
さらにブレーンバスター。2カウント。
チェリーにタッチ。チェリーが回転して櫻井の足をつかんでのヒールホールド。カットに入った米山、SAKIの足を取り、トリプルでかかとを固める。最後にカットに来た世羅にはワキ固め。4人全員に固め技を決める。
チェリーが全員をコーナーホイップして、トレイン攻撃。10分経過。
 チェリーは勢いに乗じて、櫻井にダブルリストアームサルトもカウント2。ヤングパンチ、ヤングキック、ヤングクラッシャー3連発と畳みかけるもレフェリーは「ノーフォール」をアピール。ヤングが引っ掛かる。
レフェリーに抗議しているスキに、櫻井がスクールボーイ、ビッグブーツ。リバースDDTから、ファイナルカット。
ここから怒涛
の攻撃が続き、世羅がセラリズムバスター。米山がダイビング千豚♪。SAKIもリバーススプラッシュ。櫻井が櫻雷。全員の得意技を畳みかけたが、なんとか2カウントで青木がカット。青木が櫻井に背後からニー。YuuRIの619から網倉がサマーソルトドロップ。フォールに行くと、全員が飛び出して入り乱れる。
その間にチェリーが青木に「絶対持っとけよ」と櫻井を捕らえて、裏拳狙い。これが青木に誤爆。「よくも青木をー!」と櫻井に突進するも、とブレーンバスターで投げられる。
 櫻井がビッグブーツに来たところをチェリーがすかすと、熟女でどーんからさくらんぼ狩りで逆転の3カウントを奪った。
・休憩時間
 リング上にて6月13日、新宿FACEにてプロデュース興行を行う渡辺智子が大会をPR。waveからは宮崎、狐伯、炎華が参戦する。
「エンタメを中心とした興行をやろうと思っていて、統括プロデューサーが石倉三郎さんです。ダンプ松本さんのトークショー、元フィンガー5の晃さん、大林素子さんもなにかやります。女子プロレスはシングルマッチ2試合、一番最初はアクトレスのダンスと試合もありますので、13日金曜日、チケットはどしどしあるのでぜひいらしてください」(渡辺)
3,CATCH THE WAVE 2025・Earthブロック(15分1本勝負)
〇〈1勝=3点〉香藤満月(5分19秒、体固め)紫雷美央〈1勝1敗=3点〉●
※回転エビ固めを押しつぶしてフォール。


 初戦で世羅を下して1勝で3点の美央に対して満月はこれが初戦。得点をゲットするのは果たしてどちらか。
満月が「お願いします!」を気合を入れた握手を求める。美央はローキックを連打。満月が「効かねえよ」と言えばハイキックをぶち込む。これに対して、満月はボディスラム。
これを4連発。さらに逆エビを決める。宮崎は腕立てをして回避しようとするが、あまりの重さに「ダメだー」とあきらめる。ボディプレス、2カウント。
美央はエルボー。満月も打ち返す。美央は満月の足をすくうと後頭部へのバズソーキック。満月は追走ラリアット。美央も追走ドロップキックからかかと落とし、2カウント。
そして首4の字へ。満月は回転してロープへ。
 満月は串刺しベイダータックルからドロップキック。さらにヒップドロップ。美央は飛びつくと、卍固めに捕らえる。これはロープへ。
美央は回転エビ固めも2。再度、回転エビで丸め込むがこれも2。
5分経過。バズソーキックはカットされると、満月にカナディアンバックブリーカーの形で持ち上げられるが、回転エビでまたも丸め込む作戦に出る。
これを満月がそのまま押しつぶして3カウント。
幸先の良い1勝を挙げた。
・バックステージ
満月「あっちは1戦出られていたんですけど、勝ちは勝ちです。まだ私、1戦目なので、残り先輩ですけど、勝つ気であと2試合頑張っていきたいと思います。(優勝賞金100万円の使い道は)私、2023年組、他団体にたくさんいるんですけど、同期と一緒に同期興行をやりたいです。夢実現に向けて頑張りたいと思います」
4,CATCH THE WAVE 2025・Saturnブロック(15分1本勝負)
〇〈1勝1敗=3点〉八神蘭奈(9分13秒、リングアウト勝ち)高瀬みゆき〈1勝1敗=3点〉●


 かつての波女・高瀬は初戦で本間から手堅く3点をゲット。八神とは全く未知数の相手となるだけに、勝敗はもちろん、内容的にも全く読めない戦いとなりそうだ。
八神がいきなり奇襲のドロップキックを連打する。高瀬はまだTシャツを脱いでいない状態。
高瀬も逆水平チョップを一発返したが、再びドロップキック。さらにミドルキックを連発する。
コーナーに押しこんでのミドルキックを連発すると、背後からのローキック。続けて、腕ひしぎを狙う。
高瀬が右腕一本でこれを持ち上げると、前に落とす。高瀬がラリアット。ここから逆水平チョップを連打していく。
八神が追走エルボー。ここから突進するも、高瀬はパワースラムで切り返す。「回すぞー」のアピールからダイヤル固め。2カウント。
そして逆片エビ固めへ。ロープに逃れると、高瀬はギロチンを降下する。
八神もエルボーで返すと、高瀬は逆水平で打ち返し、打撃戦となる。
高瀬はスリーパーに捕らえるもロープとなり、八神はドロップキック。ミドルキック。腕を取りに行くも高瀬がカット。
ならばと、ゼロ戦キック。高瀬はラリアット。さらに振り返りざまのブーメランミサイルキック。
続いて、串刺しラリアットからダイビングエルボー、カミカゼベイベー。しかし、ダイビングのギロチンドロップはすかされる。ここで八神はハイキック。
。コーナーへ上ったが、これを迎撃されると、エプロンへ降りる。
高瀬がエプロン越しのブレーンバスターを狙うが、八神がこらえるとスタナーで返す。場外へ落ちた高瀬にエプロンからランニングキック。両者場外へ。
高瀬は距離を取ってのラリアット狙いも鉄柱に誤爆。ならばと場外パワースラム。さらにエプロンからフットスタンプを投下したが、間一髪、八神がかわす。八神が至近距離でのミドルキックを放つと、先にリン
グへ上がる。
カウント9で高瀬もリングインを目指したが、八神が低空ドロップキックを決めると場外へ転落してカウント10。高瀬はリングへ入ることができず、八神が1勝を挙げた。
・バックステージ
八神「高瀬さんは生半可な気持ちじゃ絶対勝てないし、今回は頭も使って全身全霊で戦いました。(優勝賞金の使い
道は)God's Eyeで練習合宿をして、スターダム、そして女子プロ界の中心になるユニットになっていきたいです」
5,CATCH THE WAVE 2025・Jupiterブロック(15分1本勝負)
〇〈2勝=6点〉尾﨑妹加(6分36秒、エビ固め)真白優希〈2敗=0点〉●
※アルゼンチン・バスター。


 妹加はまず3点スタート。真白は黒星スタートと好対照な両者であるが、ともにこれが2戦目となる。
妹加は真白のデビュー戦を務めた相手でもあるが、あれから月日経ち、真白はどういった戦いを見せるのか。
まずは真白が手四つを挑む。妹加はこれに反応せず。ならばと猪木アリ状態からアリキックで突破口を狙うも簡単にストンピングを浴びる。
妹加はセントーンから逆エビを決める。そして深く腰を下ろしての逆片エビに入れ替えるも真白が体を引きずってロープに。
真白はヒザかっくんからドロップキック。目つきは手で防がれる。両手での目つきも、両方とも防御される。ならばと、コルバタ風に回転してのクリスト。妹加は体ごとロープへ持って行く。真白はドロップキック。さらに「あっ!」と明後日の方向を指さして、足を踏むが、タックルを浴びる。
妹加のセントーンは自爆。今度は抱え上げるも真白がエビ固めで丸め込む。ここからエビ合戦もともに2カウント。
真白の目つきが決まり、ドロップキック。そしてコーナー最上段からのダイビング目つきという荒技が決まったが2カウント。
フィッシャーマンズスープレックスは2。続いて、さかさましろを決めに行ったが、妹加に体ごと体重を乗せられる。
妹加がダイビングセントーン。2カウント。
真白は特盛クラッチを決めに行ったが、妹加が切り返しカウント2。妹加はラリアット。2カウント。
ここでアルゼンチンバスターでラッシュをかけ3カウントを奪った。
・バックステージ
「先にSAKIさんが私以外のメンバーとやってて全勝していたので、私も全勝してSAKIさんと一騎打ちしたいと思っていたので、今日はマジで勝ちに行きました。真白がしつこく目つきしてくるので、ちょっと視界が
ぼやけているんですけど、私、実は真白のデビュー戦の相手なんですよ。でもあの頃は何もできなくて、あんな高いところから目つきをやるようになるなんてビックリしました。でも私が波女になるのは変わらないので
踏み台にしてやりました。SAKI、私も同点でここまで来たぞ。一騎打ちしよう。去年はドローだったけど、私が3取るから待っとけよ」
CATCH THE WAVE 2025・Mercuryブロック(15分1本勝負)
〇〈1勝=3点〉葉月(9分26秒、片エビ固め)羽多乃ナナミ〈2敗=0点〉●
※ダイビング・セントーン。

 スターダムから参戦の葉月はこれがリーグ初戦。参加36選手の中でもとくに注目の存在と言える。いっぽうのナナミは初戦で黒星スタートなだけにまずは得点を取りたい。
両者、クリーンに握手からスタート。ナナミがヘッドロック。葉月がアームホイップからドロップキック。顔面ウォッシュとペースを握る。さらにニードロップを落とすと、セントーンを投下する。2カウント。そしてクロスフェイスで締め上げる。
さらにコーナーにぶつけるも、ナナミがエルボー連打で返していく。葉月も重い一発のエルボーを打ち返す。
ナナミが串刺しタックル。さらにタックルを決める。3カウント。スリーパーに捕らえるが、葉月はロープへ。
葉月がエルボーを打つと、「打ってこい!」アピール。ナナミも打ち返す。葉月も打つと互いに激しい打ち合いに。
ナナミが追走タックル。これに対して、葉月はブレーンバスター。
 葉月がランニングキックから低空DDT。5分経過。さらにトップロープからミサイルキック。
そして、串刺しエルボーを打ち込む。葉月がトップロープに上るが、ナナミが迎撃し、デッドリードライブから、えびす落としで投げ捨てる。さらにセカンドロープからボディプレス。2カウント。
立て続けにナナミがノーザンライトスープレックスも2。続けてバックを取るが、葉月が回転エビで切り返す。2カウント。
葉月は投げっぱなしジャーマン。ナナミが吠えて立ち上がる。ビッグブーツを打ち込むも2カウント。そしてグラウンドでの羽折り固め。これはナナミがこらえて最後はロープエスケープ。
 ナナミが丸め込みを連発。あわや3カウントと言う場面も起きるが葉月がキックアウト。
ナナミが突進したが、葉月はキックでかわすとバッククラッカー。ここで一気にトップロープにかけ上がり、ダイビングセントーンで2勝目を収めた。
 最後は互いに礼を尽くし、ナナミがリングを降りるのを葉月は拍手してからリングを降りた。
・バックステージ
葉月「初対戦のナナミ、そして他団体のリーグ戦に出るのは初めてかな。他団体いろんな人とやり合えると思うし、色んなスターダムでは吸収出来ない事が出来ると思ってます。まずはこのリーグ戦勝って100万円ゲット!金の亡者葉月が優勝したいと思います」
7,CATCH THE WAVE 2025・Venusブロック(15分1本勝負)
〇〈1勝=3点〉梅咲遥(8分12秒、ラ・マヒストラル)シン・広田さくら〈1勝2敗=3点〉●
※広田は3点でリーグ戦終了。


 広田はこれが早くもリーグ最終戦。現状は1勝1敗で3点。一方の梅咲はこれが初戦となるが果たして…。
 広田はいつものように歌いながら登場。梅咲の前でも歌声を披露する。
今回は、いつもの肩パットが左右両方に装着されている。広田いわく、この肩パット、「とっきんとっきん肩パッド」という名称だそうだ。
 広田がマイク。「梅咲、おまえも(肩パットを)やってるだろ。つらかったよなあ、今でも(リハビリ)がんばってるよな。一度、脱臼した者はこれを付けることによって最強の肩になるんだ。お前もつけろ。いいだろ。いいじゃんか」
広田は、「とっきんとっきん肩パッド」を渡そうとする。
 梅咲は「や、大丈夫です。自分は大丈夫です。今付けてます。大丈夫です」と必死に遠慮する。
「せっかく作ってきたんだから、つけろよ。しかも今日の朝だぞ。昨日の大田区終わった後に、作ったの、ちゃんと」
 しぶしぶ、梅咲は受け取るもすぐ場外へ捨てる。
 広田「じゃあおまえ、これだけは約束しろ。おまえが、勝ったら(「とっきんとっきん肩パッド」をつけろよ」
 梅咲「なんでそっちが勝ったらつけるの?」
 広田「そっちのほうが確率高いからだよ。実際問題。じゃあ、私が勝ったら願いをかなえてあげる。頑張って勝てばいいんだよ」
こうしてようやくゴングが鳴るも、両者なかなか距離を縮めない。緊張感がなぜか走るリング内。ロックアップからグラウンドの展開となり、一進一退の攻防を見せる。ともに見合うと、ヒジを突き出し合う。
ロックアップ。再び一進一退の攻防を見せる。またも、ともに見合うと、ヒジを突き出し合うここまでは互角の両者。今度は、広田がコーナーに振り、フェースバスターからプロレスLOVEポーズを決める。
広田は梅咲をセカンドロープへに宙づりにすると、側転式グラウンドカンチョー。
 そして、場外戦に持ち込むと、テーブル席になだれ込み、ダブルのエアエルボー・ポーズを決める。悦にひたる二人だが、場外カウントが8まで進み、慌ててリングへ戻る。
梅咲がブレーンバスターから低空ドロップキック。ここからまたも場外へ。広田は梅咲を通路側にある鉄柵にまで持って行き、ここでロープ渡りを試みようとするが、カウントが進み、慌てて両者リング内へ。
 リングに戻り、なぜか数を数える広田。そして、すぐさま梅咲を場外へ連れ出し、一目散に通路側の鉄柵へ。
今度こそロープ渡りで上ろうとするが、バランスがうまくいかず。その間に場外カウントが進み、またも未遂のまま、リング内へ。広田は「やろーと思ったのに…」と悔しがる。梅咲の突進にへな拳からフォールも2。続けて、へなーラサンセットを狙うが、回転エビ固めに切り返され、さらにフットスタンプを投下される。梅咲がミサイルキック。広田がいったん、ゾンビ式に立ち上がるも、そのまま前に倒れ込む
梅咲は旋回式プレスを狙ったが、これは自爆。すかさず広田が一回転して背後から四つん這い状態の梅咲へカンチョー。梅咲が場外転落。ここで広田がプランチャを成功させる。そして、またも通路側の鉄柵へと持っていく。ロープ渡りに3度目の挑戦も、梅咲が手を放して広田が股間を痛打。なんとか、9ギリギリでリング内へ。
梅咲が丸め込み連発も2カウント。広田も丸め込んでお返しするが2。
 梅咲がエルボーを打ち込んだが、広田はFFDで切り返す。2カウント。
 梅咲が逆さ押さえ込み。これは広田が2でキックアウトしたものの、今度はマヒストラルできっちり3カウントを決めた。
広田は1勝2敗3点で試合終了。敗れた広田は勝った梅咲に公約通り(?)「とっきんとっきん肩パッド」を梅咲に手渡す。梅咲が困惑しながらも、右肩に装着すると、ダブルのエルボーポーズを決めた。

梅咲「キャッチ2025、私にとっての開幕戦、3点取れましたー。どうですか、このとげとげ。(「似合うー」「かわいいー」の声が飛ぶ)ありがとうございます。勝ったので、締めてみようかな…と言う感じですけど、次の大会は6・7アミスタです。みなさん来てくれますか。キャッチもっともっと盛り上げてくれますか。(観客が「オー!」と歓声)これがー、waveだー!」
・バックステージ
梅咲「このブロック、広田さん、夏さん、小林さんと『ザ・wave』みたいなメンバーの中に自分も参加させていただいたんですけど、みんなと遅れての初戦になったんですけど、SNSで流れてくる試合結果が怖すぎて、今日はちょっとドキドキしてました。いやー、広田ワールド、全開でしたね。あと、小林さんと夏さん、6月末に対戦が控えているので、そこをしっかり勝ってブロック優勝を当たり前に狙っていけたらいいと思います。毎回、キャッチいいところまで行くんですけど、3位とかで終わってしまうので、今回は決勝までしっかり残って上谷の持つレジーナに私が挑戦したいと思っているので引き続き応援よろしくお願いします。(優勝賞金の使い道は)まず50万は韓国旅行、もう50万はタイの旅行に! 旅行じゃ
ねえかと言われそうな感じですけど、行きたいなーと思っております。でも、25の4分割でもいいなとも思ってて、25は税金…確定申告でも良いと思いました!」
2025.05.25

『大阪ラプソディーvol.65』

日時
5月25日 日曜日
観衆
249人
場所
大阪・176BOX
taisenn
1、OSAKA・スクランブルwave
狐伯&夏すみれ&◯櫻井裕子(14分52秒 片エビ固め)桜花由美&咲蘭●&郷田明日香
※フロント・フェイスバスター
taisenn
2、CATCH THE WAVE 2025・Neptuneブロック(15分1本勝負)
◯〈1勝=3点〉YuuRI(4分48秒 場外リングアウト)チェリー〈1勝1敗=3点〉●
taisenn
3、CATCH THE WAVE 2025・Uranusブロック(15分1本勝負)
△〈1勝2分=5点〉関口翔(8分33秒 両者ギブアップ)マリ卍〈1分=2点〉△
taisenn
4、CATCH THE WAVE 2025・Plutoブロック(15分1本勝負)
△〈1勝1分=4点〉米山香織(5分48秒 両者リングアウト)小橋マリカ〈2分=3点〉△
taisenn
5、CATCH THE WAVE 2025・Marsブロック(15分1本勝負)
◯〈1勝1敗=3点〉ウナギ・サヤカ(8分42秒 体固め)花園桃花〈1勝1敗=3点〉 ●
※ スライディングTANAKA
taisenn
6、CATCH THE WAVE 2025・Jupiterブロック(15分1本勝負)
◯ 〈2勝=6点〉 SAKI(12分19秒 体固め)炎華〈2敗=0点〉●
※ランニング・ブレーンバスター
taisenn
7、OSAKA・デンジャラスwave(30分1本勝負)
vs世羅りさ&青木いつ(22分45秒 体固め)希宮崎有妃&ハイビスカスみぃ
※ ダイビングダブルニードロップ with chairs & ladder
taisenn
2025.05.18

『SENDAI WAVE KEEP SMILE:)12』

日時
5月18日 日曜日
観衆
125人
場所
宮城県・宮城野区文化センター・シアターホール
taisenn
1、SENDAI・チャレンジwave(15分1本勝負)
○網倉理奈(9分47秒 片エビ固め)郷田明日香●
※ダイビング・セントーン
taisenn
2、SENDAI・Future wave(20分1本勝負)
愛海&○岡優里佳(10分52秒 エビ固め)狐伯&炎華●
※旋回式フライングボディプレス
taisenn
3、SENDAI・スクランブルwave(30分1本勝負)
桜花由美&咲蘭&○夏実もち(19分35秒 もっちりバディシザース)チェリー&世羅りさ&夏すみれ●
taisenn
4、CATCH THE WAVE 2025・Venusブロック(15分1本勝負)
○〈1勝=3点〉小林香萌(8分49秒 120%スクールボーイ)シン・広田さくら〈1勝1敗=3点〉●
taisenn
5、CATCH THE WAVE 2025・Mercuryブロック(15分1本勝負)
○〈2勝=6点〉宮崎有妃(13分57秒 片エビ固め)羽多乃ナナミ〈1敗=0点〉●
※直伝デスバレーボム
taisenn
2025.05.14

『ITABASHI SURPRISE May.25』

1,Future wave(30分1本勝負)
〇狐伯&青木いつ希&羽多乃ナナミ(13分44秒、前方回転エビ固め)咲蘭&炎華●&郷田明日香


 CATCH本線を前に咲蘭&炎華&郷田明日香のwaveトリオがオープニングに登場。未来のwaveを感じさせる、新世代トリオの誕生だ。対戦相手には、先輩格である狐伯が控える。
まずは郷田から青木に大声で握手を求めに行くが、いつものように倍返しを浴びる。
 先発は炎華とナナミ。ナナミが手四つを要求し、手を上に挙げるが、炎華はリーチの差で届かない。
ナナミがヘッドロック、炎華がロープに飛ばそうとするも、踏ん張られて締め上げられる。2度目のトライでなんとか飛ばすも、タックルを浴びる。
咲蘭がカットに入る。咲蘭のフットスタンプから炎華が鎌固め。ここに咲蘭が低空ドロップキックを打ち込む。炎華&咲蘭による連携が決まる。続けて、郷田が串刺しラリアット、ボディスラム、ボディプレスと3連続攻撃。さらに逆エビで締め上げる。
 ロープエスケープ後、郷田とナナミによるタックル合戦。両者倒れず。これがなんと7度に渡り続くも決着つかず。そして、ロープの反動を利して、ようやくナナミが一本を取った。
狐伯が郷田へ低空ドロップキック。ボディスラム。2カウント。キャメルクラッチ。青木が低空ドロップキックでアシスト。
 青木が郷田に「どうした⁉」と檄。その檄に呼応するように、郷田がエルボーを連打するも、青木がタックルで倒す。さらにロープに振ってもう一発。
これに対して、郷田もエルボーを連打してお返し。青木がヒザ蹴りからボディプレス。2カウント。
 青木が今度は郷田のリストをつかんでエルボーを連打。郷田も打ち返し、タックルで倒す。
 このチャンスに、炎華がコルバタ。咲蘭が低空ドロップキック。さらに炎華&咲蘭が串刺しドロップキックを連打する。最後にダブルによるドロップキック。炎華&咲蘭の連携がまたも見事に決まった。
続いて咲蘭が青木へエルボーを打ち込もうするとするが、抱え上げられると、背後に回り、おんぶ式スリーパーに切り返す。青木はこれをパワーで強引に前方へ振り投げる。
 青木がDDTから低空ドロップキック。狐伯もそれに続いて低空ドロップキック。ランニングしての低空ドロップキック。ブレーンバスター。2カウント。
咲蘭がエルボー連打からのドロップキックを3連発。そしてワキ固め。狐伯はエルボーを打ち返すも、咲蘭がカニ挟みから619。さらに高角度回転エビ、フットスタンプと畳みかける。
炎華が狐伯へ側転エルボー。ドロップキック。コーナーに立つと、狐伯が阻止すべく突っ込むが、ロープを側転して回避すると、串刺しドロップキックを放つ。
咲蘭&炎華&郷田によるトレイン攻撃を浴びた狐伯だが、炎華をコーナーホイップで切り返し、ナナミがタックルでアシスト。
 青木がニー、狐伯がロケットニー、マヒストラルはカウント2。ここから狐伯、炎華によるエビ固め合戦となるが、いずれも2。炎華のジャックナイフ固めは2.5カウントまで入る。あわや炎華が狐伯からフォールかという場面に館内が沸く。
カットに入った青木が炎華と咲蘭にDDTと大外刈りで一人で二人をたたきつける。郷田にも大外刈り。しかし、炎華がうまく青木と狐伯の同士打ちを誘い込む。炎華が再びジャックナイフ固めを決めたが、間一髪、ナナミがカット。炎華がこのチャンスに飛び込んだが、狐伯は冷静に前方回転エビ固めに取り、逆転勝利を得た。
敗れはしたものの、咲蘭&炎華&郷田組からwaveの未来を感じさせる明るい材料が随所に見られた。
2,スクランブルwave(30分1本勝負)
桜花由美&〇チェリー&夏すみれ(16分14秒、地獄へようこそ)宮崎有妃&SAKI&櫻井裕子●


 後楽園はたった2秒で決着、アミスタではタッグで全くリングインできずと、ほぼ試合に参加できなかった夏は入場と同時にロープワーク、受け身と「この日こそは!」と、気合の入ったところを見せる。宮崎組には「おーしゃーす!」と積極的に握手を求める。
夏はさらにシャドーボクシング。そして、桜花とチェリーに対して「お二人はもう、ここ最近のwaveさんでギャラ泥棒もいいところだったんで、私が3人分の働きをします」と制して、先発を買って出ようとする。
その瞬間、宮崎が夏を奇襲して場外に蹴り出し、桜花を標的にイロトリドリwith宮崎を決める。またもリングに入り損ねた夏は「私がやられるはずのもの!」と場外から抗議。チェリーがカットに入る。
宮崎はチェリーを場外へ落とすと、自らも場外へ。
 続けて、SAKI&櫻井がクロスラインを狙うが、桜花はダブルのフェースバスターで切り返す。
場外で宮崎は客席に座ってチェリーを踏んづけて動けないように固定する。リングではSAKIが桜花へグーパンチも、チョキポーズで「セーフ!」。
この後、SAKIはカンパーナに取ると、コーナーへ持っていき、釣り鐘攻撃。櫻井がコーナーで踏みつける。場外から夏が「ここは私なんだって、代わってくれよー!」と試合に参加したくてエプロン上でアピール。すかさずSAKIがストンピングで夏が場外転落。
櫻井は桜花へ首4の字。宮崎がヘアホイップ。桜花が切り返し、体落とし。チェリー&桜花でクロスライン。ここでチェリーが桜花を押し込んでフォールさせて、さらに押しのけて自らフォールも2。
チェリーがバックに回るも宮崎がそのままコーナーに押し込んでコーナーに串刺しにする。宮崎&SAKIによるトレイン攻撃も2カウント。
宮崎がチェリーへ鼻フック。チェリーが振り払うと、背後からエプロンに立った夏が宮崎を捕まえて羽交い絞めにする。この機にチェリーが突っ込んだが、同士討ちでまたも夏が場外へ落ちる。
チェリーが「よくも夏を~」と宮崎をコルバタで吹っ飛ばす。続けて、桜花がビッグブーツでアシストする。さらに場外から、夏が宮崎の足を捕まえて固定する。この機を見て、桜花がビッグブーツを決めにかかったが、夏に誤爆。夏はまたも場外でのたうち回る。
宮崎が桜花へビッグヒップ。そして「布持ってこい!」と指示。「ミュージックスタート!」の瞬間、チェリーが宮崎&櫻井を捕らえ、コーナーに閉じ込める。これでは布を浮かすことができない。
すかさず、石黒レフェリーがマジックを披露。手を布に置くと、宙に浮き、手をかざすと、布が沈む。そして、布を取ると、寝そべっていたままの桜花の姿が。マジックの完成で「敦士」コールに包まれる。
布の持ち主である宮崎は、「私は1回も成功してないんだよ。おまえらおかしいよ、なんなの」と二人にクレームを言いながら飛び込むと、桜花はスタンガンに捕らえ、さらにビッグブーツ、バックドロップと続ける。
宮崎はラリアットでお返し。ここでSAKIがビッグブーツ。櫻井もビッグブーツを打つ。さらにはSAKIと櫻井がダブルのビッグブーツ。2カウント。
 桜花とSAKIがエルボー合戦。手から足へ、ブーツ合戦に切り替わる。桜花が突き上げ式の蹴りを決めると、SAKIもブレーンバスターで返す。桜花も負けじとネックハンギングボム。
ダブルダウン。夏がこの機会にリングインしようと、タッチの手を伸ばす。すかさず宮崎が夏をカット。夏はまたも場外転落。その間に、桜花、宮崎がそれぞれチェリー、櫻井にタッチ。チェリーが櫻井に「ヤングパンチ」「ヤングキック」「ヤングネックブリーカー」と連発する。カバーに行くものの、レフェリーは「ヤング?」と引っ掛かり、一瞬、躊躇してからカウントを取る。これにチェリーがクレーム。そしてレフェリーの手を取り、櫻井へクロスラインからレフェリーを押し込んで乗っけて、さらに押しのけて自らフォールも2カウント。
ここで宮崎がコーナーへ上がり「裕子!」とスタンバイさせると、裕子ロケットの体勢へ。しかしコーナーの宮崎に夏がカットに入り、不発にさせるとブーイングが沸き起こる。すぐさまチェリーが夏をストンピングでエプロンから場外へ落とす。
コーナーの宮崎へチェリーが雪崩式フランケン。ネックブリーカー。ダブルリストアームサルトと攻め立てる。
櫻井がドラゴンスリーパーからファイナルカット。ここで櫻井のほうから宮崎を呼び込むと、今度こそ裕子ロケットが大爆発。このチャンスに櫻雷はカウント2、さらにブレーンバスターも2。
夏がリングへカットに入ろうとするが、櫻井が阻止。この間にチェリーが回転してのワキ固めに取る。
桜花がカット。桜花が宮崎、SAKI、櫻井をコーナーに振り、3重に押し込むと、チェリー、桜花が串刺しタックル。この絶好の機会に夏がトップロープに上る。ついに試合に参加できると、夏も客席へアピール。しかしその瞬間、SAKIがカットし、またもコーナーから場外へ転落。
宮崎はチェリーへえびす落としからコーナースプラッシュ。さらには宮崎&櫻井のシーソープレス。2カウント。
宮崎のラリアットはチェリーがかわす。夏がエプロンでロープを下げていたため、場外へ転落。櫻井がチェリーにビッグブーツ。続けて突進するも、これをチェリーがかわす。ここでエプロンの夏が水吹きで攪乱させると、チェリーの地獄へようこそが久々に決まり、ギブアップを奪った。
 またしても夏はリングインすることなく試合が終了。試合後、腕を組んでリング中央へ座り、納得のいかない様子。ここでも、宮崎と櫻井が強引に夏を場外へ落として、ようやく引き上げた。
3,CATCH THE WAVE 2025・Marsブロック(15分1本勝負)
〈1勝=3点〉花園桃花(8分58秒、目つきからの首固め)マコトユマ〈1敗=0点〉


 両者ともにこれが初のリーグ戦。どちらも、順当にまずは点が欲しいところだ。
試合開始、両者のコール合戦が鳴り響く。花園が「この試合マジメにやるぞー」と宣言すると、いきなりマコトがスピアー3連発。花園は危なく3カウントのところをクリア。
仕切り直しとばかりに、花園が握手を求めると、マコトもこれに応えようとする。しかし、花園は目つぶしから首投げ。低空ドロップキック。
髪をつかんでのキャメルクラッチに捕らえる。しかし、髪が数本まとめて抜けてしまい、ブーイングが飛び交う。「それはマジごめん」と言いながらフォールも2カウント。
「やっちゃった」と言いながら、髪をもとの場所へ戻していく。マコトがエルボー。花園が目つぶし。コーナーへ押し込むと、今度はダイレクトに髪を抜きに行く。串刺しエルボーを打ち込むと、「はい!」と拍手を先導して、対角線へ再度、走ろうとするが、観客への扇動を続けていて、なかなか動かず。
ようやく突進するとマコトが花園を持ち上げて、コーナーへぶつける。さらにタックルもカウント2。
マコトがミサイルキックを狙ったがこれは自爆。ならばと、花園がミサイルキックを狙うも自爆。こうなると、マコト、花園がその後もそれぞれミサイルキックを放つが、自爆が何度となく続く。
ついには自爆のダメージでダブルダウン。ここで「桃花」「ユマ」コールが交差。ダウンカウント7で両者、ヒザ付きのエルボー合戦。
が爆発。
花園がエルボー。マコトも打ち返す。心が折れそうになる花園に「気持ち」コール
そのコールに乗って、エルボーを10連打すると、マコトもダウン。またも「気持ち」コールが今度はマコトに対して爆発。
 花園が「おまえも気持ち見せろ!」と指示すると、マコトはセカンドロープからまたもミサイルキックを敢行するも自爆。
花園はすかさずカバーに行くもカウント2。花園はトラースキックから、ようやくミサイルキックを成功させる。さらに、フォールに行かずに、もう一度トップロープからフットスタンプ、2カウント。
花園がステッキを持ちだすも、マコトが阻止。両者が力ずくで奪い合いをしていると、その反動でレフェリーに誤爆。レフェリーがコーナーでダウン。花園がコーナーにマコトを投げるとレフェリーが下敷きとなる。
その間に、マコトが飛行機投げからフォールもレフェリーが不在でカウントが入らず。ようやく戻ってきたときには、花園がスクールボーイを決めていた。2カウント。マコトがローリングしてのスパインバスターも2。
マコトが
攻めようとすると、いきなり花園が泣き出す。ここで「謝れ」コールが響き渡る。マコトが「ごめんなさい」と言った瞬間、花園が目つきからのスクールボーイを決めて3カウントを奪った。したたかな作戦で花園がまずは3点を獲得した。
・バックステージ
花園「余裕でした。今年はまじめにやって、いい感じの強い花園を見せようかと思っていたけど、無理でした(笑)。やっぱね、楽しいことをしようと言う気持ちには勝てませんでした。でもそれで勝てたからこれで優勝できちゃうんじゃないかなって変な自信がつきました。(残りの相手で桜花選手、ウナギ選手と言った強豪が残っていますが?)そうかなあ? 強敵かなあ? 自分ではあまり思わないですねえ。でもタッパが私よりあるので、全然違う戦い方で、こっちの世界に持って行けば絶対勝てると思うので。桜花由美は全勝して優勝すると言ってましたけど、すぐに止めてあのオバハン、泣かしてやろうかと思います。ウナギは別に何もないかなあ。でも同じ大阪出身で大阪で当たるので、どっちが大阪で強い女か? って感じで、どっちが面白いかを決めてやろうかと思います。けど、負ける自信はないですけどね!(100万円の使い道は?)去年は犬を飼う
だったんですよ。でも負けちゃったので、今年は猫を飼います! でも100万で猫を飼ってもちょっとあまっちゃうかな。もしあまっちゃったら、アップタウンっていう、イケメンさんがやっている団体があって4月に旗揚げしたばかりなので、そこにいい感じに活動資金にして、団体を大きくできるようにしたらいいなあって思います」
4,CATCH THE WAVE 2025・Earthブロック(15分1本勝負)
〈1勝=3点〉紫雷美央(7分29秒、土蜘蛛)世羅りさ〈1勝1敗=3点〉

 美央はこれが復帰後、初のCATCH参戦かつ公式戦。世羅は引退を表明しており、これが最後の参戦となる。すでに1勝を獲得しているがどこまで数字を伸ばせるか。
美央が握手を求めるが世羅は応えず。美央がいきなりの張り手からスクールボーイ、低空の蹴り、エビ固めと短期決戦に出たが、いずれも2カウント。これに呼応して世羅もラッシュをかけ、セラリズムバスターは2カウント。
続けてコーナーに押し込んでの踏みつけから、逆エビ、そしてカンパーナへ移行。技を解くと、今度は頭部を踏みつける。
ロープエスケープ。美央は619からトラースキック。世羅はヒザ打ちで流れを変えると、エアーズロックからコーナーニースプラッシュを降下させる。
 5分経過。世羅は新幹線アタック。美央はエルボーで打ち返すと、ここからエルボー合戦となり、世羅も打ったあと、「打ってこい」とばかりに両手を広げる。美央が打ち返すと、世羅が左右のエルボーで打ち返す。
ロープエスケープ。美央は619からトラースキック。世羅はヒザ打ちで流れを変えると、エアーズロックからコーナーニースプラッシュを降下させる。
 5分経過。世羅は新幹線アタック。美央はエルボーで打ち返すと、ここからエルボー合戦となり、世羅も打ったあと、「打ってこい」とばかりに両手を広げる。美央が打ち返すと、世羅が左右のエルボーで打ち返す。
さらにエアーズロックⅡに捕らえるも2カウント。続けて、美央の体を引きずり起こそうとしたところ、美央はすかさず土蜘蛛に持って行き、そのまま3カウント。美央が初戦で3点をゲットした。
・バックステージ
「(3点ゲットしましたが)やったー! 超プレッシャーでした。胃が痛いです。けど、復帰したやつがどんなもんやねんって周りの人も見てらっしゃると思いますけど、こんなもんやねん! やればできるねん! っていうところを今回の世羅戦で見せられたかなと思うんですけど、これを見たことによって、あとの二人がちょっと厳しくなるかなとも予想されるので、その手堅く来た若い子たちをうまくいなせるようにしたいと思います。(次の相手は香藤満月戦ですが)ぶっちゃけでけー
の苦手なんですよ。ただ、でかい選手にも対応できるように、選手時代の時には首の負傷でできなかった(首を鍛える)重り系のトレーニングをバシバシやっているので、体のほうは作れて来てると思うし、日に日に、挙げる量も増えてきていると思うので…と思ったら今日、世羅ちゃん何も持ち挙げていないですね。世羅ちゃんのこと持ち上げなくてもいけてるから、無理して持ち上げなくてもいいんで。丸いやつには丸いやつなりの対処法にすることに今、切り替えました。(100万円の使い道は?)いえーい、大好きですよ、お金。私、復帰しましたーっていうのを大々的に何もできてなくて、え?復帰したの?っていまだに言われるんですよ。そりゃそうだよな。限定復帰とか、中途半端なことしていたから、ちゃんと復帰たというのを認知されていないので、復帰してます興行をやります。ぜひ海外に行ってしまった選手を呼んで興行できたらいいなって思うんですけど。あとね、上谷ちゃんあこがれるわー。上谷ちゃんとぜひ試合させてほしいんで。100万円はうれしいんですけど、100万円だけじゃない。上谷ちゃんと試合できるっていう権利がマジでほしい。頑張ります」
5,CATCH THE WAVE 2025・Uranusブロック(15分1本勝負)
<1勝1分=4点>関口翔(8分36秒、両者リングアウト)鉄アキラ〈1分=2点〉
※引き分けにより、キャリアの長い関口が1点、短い鉄アキラが2点を獲得。
 

 
 スターダムから参戦の鉄アキラはこれが初参戦。いっぽうの関口は難敵・青木を下しての3点スタート。点をゲットするのは果たしてどちらか。
もちろんこれが初対決。まずは、両者ともに握手せず。開始と同時に鉄がドロップキックで先制。
コーナーに押し込んでのエルボー連打からドロップキック、低空ドロップキックとドロップキックを打ち込み続けるも2カウント。
「上げるぞ」アピールからボディスラムを狙ったが、関口が投げ返す。セントーン。そしてロープに絡めての腕攻撃。自らもエプロンに出てからのドロップキック。2カウント。
そして関口自ら「来いよ!」と胸を突き出すと、鉄がヒザ付きエルボー。関口も打ち返す。さらにボディスラム、ワキ固め。さらに腕固め。鉄がロープへ。
リングサイドで鉄のタオルを振るファンに関口がアピールしてから、ストンピングを打ち込むと腕を何重にもねじってロープに絡める。鉄は「なめんなー」とかわず落としで反撃開始。関口がエルボー。鉄も打ち返す。ここから打ち合いとなり、鉄がラッシュをかける。
 関口が今度はお返しの連続エルボー。鉄のドロップキックには関口が耐えて倒れず。3発目のでようやく倒すと2カウント。
すぐさまフェースロック。さらに絞りあげるもロープブレイク。
 低空ドロップキックからフォールも2。関口もブレンバスターでお返し。ダブルダウン。
両者立ち上がり、鉄が突進するところを関口がエプロンに回避。すぐさま、ここからスタナー。続けて2発目を狙ったが、鉄が背中を押し出して場外へ落とす。ここで鉄がコーナーに上り、場外プランチャ。
この勢いのまま、関口を客席へなだれ込ませる。関口もやり返すが、リングへ戻ろうとしたところを足を引っ張られて、生還できず。レフェリーのカウントが進み、ついに10秒を経過。両者リングアウトの裁定が下った。その後も両者がやり合うなど、闘争心が潰えず。CATCHルールとして、キャリアの短い鉄アキラが2点、短い関口が1点獲得となった。
6,CATCH THE WAVE 2025・Saturnブロック(15分1本勝負)
〈1勝=3点〉高瀬みゆき(12分15秒、片エビ固め)本間多恵<1勝1敗=3点>
※ローリング・ストーンから。



 メインは元・同門対決。アクトレスガールズの初期メンである本間に対して、高瀬はその次に入ってきた2期生先輩後輩の間柄ながらも二人はともに切磋琢磨してきた。本間はすでに1試合消化で3点獲得し、高瀬はこれが初戦となる。かつて波女にも輝いた高瀬は手堅く点を取ることができるか。
まずは両者にらみ合いから、距離を詰めていく。ここで高瀬が口を開き、「引退前、最後かもしれなシングルマッチ、よろしくおねがいします」と手を差し出すと、本間は「最後かもしれないね、正々堂々と…」と、手を出すと、いきなり高瀬が首固め、スクールボーイ、マヒストラルと丸め込みを3連発。
いずれもカウント2で返した本間はマヒストラル返しも2。本間は「おまえーうるせー!」とエルボーを打ち、ここから打ち合いに突入
。高瀬も「最後とか関係ねえんだよ」とチョップとエルボーのコンビネーションで打ち返していく。
間がコーナーへ振ると、高瀬はブーメラン式ミサイルキックでお返し。本間は串刺しラリアットをエプロンに出て回避すると、そのまま高瀬を呼び込んで、ぶら下がり式腕十字に捕らえる。
しかし、高瀬は腕を取られたまま持ち上げると、リング中央まで持ってきて、前方に落とす。「大丈夫だ」と腕のダメージを確認して、串刺しラリアット。
セカンドロープからのジャンピングエルボーは2カウント。ここで突進すると、本間は飛びつきの腕十字で切り返す。高瀬はロープエスケープ。
本間はそれでも腕への攻めを止めない。レフェリーが再三にわたり制止する。スタンディングの体勢となった高瀬がエルボー。本間は「みゆき!」と胸を突き出すと、今度は水平チョップ。鈍い音が響き渡る。
これに対して、本間は「この腕が…」とアームブリーカーで腕殺しに転じる。さらにヒザでヒジへの打撃からエルボーを腕に2発続けて落とす。
本間はコーナーに押し込み、「最後かもしれんぞ」とアピールし、水平チョップ。高瀬が飛び込んできたところを待ってましたとばかりにワキ固めに取る。高瀬は、足をロープに出そうとするも、本間がその足を取る。足と腕を固めたが、こうなると高瀬は体ごとロープの方向へ持って行った。高瀬は場外転落。
カウントが進んでいき、リングへ上がりざまに本間がヒザで打ち込むと、再度、場外転落。それでも9でリングインすると、本間は低空ドロップキック。コーナーにのぼるが高瀬もよじ登っていき、頂点でエルボーと頭突き合戦。
高瀬が雪崩式ブレーンバスターで投げ飛ばす。さらにはラリアット。ダブルダウンとなり、ダウンカウントが数えられる。それでも両者、なんとか体を起こしヒザ立ちのエルボー合戦。
さらにスタンディングでも続き、高瀬が強烈なエルボーを放てば、本間も「みゆきー!」と叫んでのエルボーを連打。
高瀬はスタナーから追走ラリアット。さらにスピアーからカミカゼ・ベイビー、ダイビングギロチンと大技でつなぐ。
残り5分。本間はDDTで切り返すと、腕を取るも腕ひしぎはロックが外れずに決まらず。ならばと三角締めに移行。高瀬が上体を起こしてそのままエビ固めに固めたが、カウント2。
高瀬はラリアット。フォールに行くが、本間がそのまま横入り式エビ固めで切り返す。2カウント。
本間はアクトレスガールズ時代を思い起こすかのようにど・どん。さらには変形DDT。高瀬がラリアットに来ると、ヒザで封じるも、えびす落としに捕らえられる。2カウント。
 残り3分。高瀬がここでローリング・ストーン。アクトレスガールズで初めてベルトを獲得した思い出の技を繰り出して、かつての先輩である本間から3カウント。3点を獲得した。
高瀬「2年ぶりのCATCH THE WAVE初戦、本間多恵に勝ったぞー! 多恵さん、去年9月の自主興行でのタイトル戦以来ですね。15分で決まってるからすぐ終わらしたろうと思って、私らしく行かせてやろうと思いました。世間に対する私の評価はまっすぐですけど、多恵さんにとってはクソ生意気な後輩でしょう。今日は、なんとか勝つことできましたけど、あなたの関節にはいつもつも苦しめられています。本当に引退されるのですか? 最後にしたくないです。まだ日はありますので、時間無制限でどこかでやりましょう。そして、平日の夜にみなさん、板橋まで来てくれてありがとうございます。今日もたくさんいい試合があったと思います。今日は楽しんでいただけましたか?」
こう高瀬がマイクで話した後、誕生ケーキが運ばれ、チェリーの誕生日祝い。それを祝って参戦選手がリングへ上がる。「イチゴおいしそう」と夏も上がろうとするが、宮崎に蹴られてエプロンから場外へ転落。最後までリングには入れず。
 チェリーは「宮崎さんのおかげで最高の誕生日興行ができました。ありがとうございます。まだまだ51ちゃいなんですが、これからもいい年して『やべーっ』て言われることを積極的にやっていきたいと思います」と顔面ケーキまみれになりながら大会をシメた。
・バックステージ
高瀬「いやあ、ギリギリでしたね。2年ぶりのCATCH THE WAVEで初戦がまさか多恵さんとは思いませんでしたから。聞いた時、すごく気合が入りました。多恵さんとはいつも一進一退で、勝ったり負けたり、本当にわからないんですよ。なんとか今日は勝てていいスタートダッシュが切れたと思います。多恵さんに勝てたらあとの二人には負ける気はまったくしませんので、このまま優勝まで駆け上がりたいと思います。(次の八神杏奈戦については?)私、八神さんとはまったく初見の選手で全然知らないんですね。去年のCATCHでちょっと動画か写真で見たかなーくらいの選手でして。しかも1年前よりは絶対成長していると思うので。新しい出会い、どんな面白いことをしてくるのか、それを楽しみに、でもこれはリーグ戦なので、そこの厳しさも彼女に見せてやりたいと思います。(100万円の使い道は?)私、大阪が実家なんですけど、実家が市内から3時間くらいかかるんですよ。しばし両親に会えてませんので、両親をこっちに呼んで、ディズニーシーとランドに連れてって上げたいと思います」