2023.12.10

wave12・10大阪大会試合結果

日時
12月10日 日曜日
観衆
138人
場所
taisenn
■OSAKA・デンジャラスwave(30分1本勝負)
VENY&狐伯vs宮崎有妃&世羅りさ
※ハードコアルールを採用
taisenn
■OSAKA・3wave(15分1本勝負)
旧姓・広田さくらvs青木いつ希vs関口翔
taisenn
■OSAKA・チャレンジwave(20分1本勝負)
田中きずな&炎華vs米山香織&チェリー
taisenn
■OSAKA・パワーwave(15分1本勝負)
倉垣翼vs櫻井裕子
taisenn
■OSAKA・『X』wave(15分1本勝負)
YAKOvs笹村あやめ
2023.12.01

PHASE2 Reboot 4th『NAMI☆1~Dec~’23』

1,Youngスクランブルwave(20分1本勝負)
○田中きずな&炎華(7分24秒、エビ固め)Chi Chi⚫︎&ZONES
※HEATクラッチ。


 まずはwave新世代対EVO女の同期対決。
 先発はきずなとChiChi。きずながいきなりのドロップキック。二発目はかわされフォールされるがブリッジで抜け出す。その後、マウントパンチ合戦。
Chi Chiがランニングキックも、きずなはネックブリーカーで返し、炎華にタッチ。ダブルドロップキックを見舞う。
炎華が側転エルボーを狙うもChi Chiの蹴りを浴びる。それでもドロップキックを4連発。
Chi Chiもエルボーからサーフボード。エルボーからのギロチン。ZONESに交代。
タックルからコーナーラリアット。セカンドロープからのダイビングエルボー。炎華はスクールボーイで流れを変え、首固め。逆さ押さえ込み。
さらにラリアットをかいくぐってドロップキック。そして側転エルボーを成功させ、二発目を狙うが、コーナーに振られる。
れをブーメランアタックで切り返し、きずなにタッチ。ZONESはタックルからボディスラム。ブロックバスター。きずなはワキ固めで切り返す。
ZONESはラリアット。Chi Chiに交代。
エルボー合戦からChi Chiがカウンターキック。そしてミサイルキック。
そしてノーザンライトスープレックスもきずなは辛うじて2カウントでキックアウト。ブレンバスターを狙うが、これをきずなが体を入れ替えるとHEATクラッチ。ついに3カウントが入り、デビュー8カ月にして初勝利となった。
きずな「デビューしてからずっとずっと勝てなくて、catch the WAVEでも炎華は引き分けだったりしたけど、私は全敗だったりずっと悔しい思いをしてきたんですけど、今日やっと勝ててすごくうれしかったです。(今日勝った相手のChi Chiは?)Chi Chi選手は今度、じゃじゃ馬トーナメントで当たることも決まっていて、同期なので、団体は違いますけど、絶対負けたくないのは炎華だけでないし、全員から勝ちたいと思っています。だから今日勝てて本当に良かったです」
炎華「きずなとは何回も組んでてずっと勝てなくて、今日、自分は何もできてないんですけど、きずながこうやって勝ってくれてうれしかったのと、これからも二人で組んでいきたいなってすごく思いました」
きずな「(決め技のHEATクラッチについて)お父さんから少し早めの誕生日プレゼントでもらったんですけど、まだまだ完璧には出せてないですし、まだまだだと思っているんですけど、お父さんがずっと使ってきたのを見ていて、自分が使えるということの重大さを感じながら、今後もっともっとあの技を大事に大事に磨いていきたいなって思います」
2,スクランブルwave(20分1本勝負)
⚪︎VENY&狐伯(16分14秒、片エビ固め)関口翔⚫︎&新納刃
※ムーンサルトプレス。


 まずは赤コーナー側が先発を巡って、相変わらず狐伯とVENYがギクシャク。コミュニケーション不可能のまま、VENYが先陣を切る。
一方の青コーナーは新納が先発。VENYがアームホイップ。ここから素早いバックの取り合いへ。グラウンドでレスリングも互角の攻防を見せる。腕の取り合いも互角。互いに拍手をして間合いを取る間に、狐伯が強引に手を伸ばしてタッチ。
一方、新納も関口へ。狐伯はアームホイップ。ドロップキックを放つ。「ダブル―!」と指示。VENYが狐伯をコーナーホイップ。
トレイン攻撃に行くかと思えば、二度も狐伯を振り、VENYがランニングキック。
狐伯が関口をロープに張り付け、背中越しのドロップキック。VENYへタッチ。VENYがストンピングを連打すると、すぐさま、狐伯にタッチ。
狐伯はボディスラム。グラウンド式スリーパー。カニ挟みからのフォール。VENYにタッチ。すると、VENYはボディスラムのみでまたもすぐに狐伯と交代。狐伯がエルボー連打から首四の字。
さらにヘアホイップ。コーナーに連れていくが、VENYは反対のコーナーへ。関口もエルボー。狐伯もエルボーからチョップ。関口はドロップキック。狐伯もドロップキックから低空ドロップキック。2カウント。
 関口はフライングラリアットから新納にタッチ。ストマックブロックからその場飛びの
ムーンサルトも2。コーナーへ狐伯を水平にセットすると、串刺しニーは自爆、狐伯は足をすくって低空ヘッドシザースからのドロップキック。
ブレンバスターを切り返した新納はトップロープへ上る。狐伯も迎撃へ。背後に回ると、新納を落とし、アストロシザースで飛びつく。2カウント。さらにVENYもミサイルキックで続く。新納は水平チョップを連打。これに対して、VENYはハリケーンラナ。さらに投げっぱなしジャーマンも、新納のラリアットを食らう。VENYはあまりのダメージに1回転。
 関口がドロップキックからミサイルキックを2連発。再度、トップロープからの攻撃を狙うも、VENYの張り手を食らうと、動きが止まり、倒立式のコルバタを食らう。VENYがバズソーキックも2。
今度はVENYがトップロープをうかがうも、関口がデッドリードライブ。STOへ。カットに来た狐伯のドロップキックはVENYと同士討ち。さらに関口&新納は合体式STO。関口はスクールボーイからカケラホマも2。VENYは関口の突進を切り返し、みちのくドライバーⅡ。ここから一気にムーンサルトを決め、フィニッシュとなった。
 試合後、握手を求める狐伯に手を挙げて拒否のVENY。最後は狐伯の頭を引っぱたいて、先に引き上げた。
3,ジェネレーションwave(30分1本勝負)
⚪︎旧姓・広田さくら&米山香織&チェリー(14分15秒、回転エビ固め)梅咲遥&高瀬みゆき⚫︎&櫻井裕子


 広田&ゴキゲンBBAのトリオが入場し、テーマ曲に合わせてポージング。往年のライバル関係にある広田とゴキゲンBBAによる共闘となった。
高瀬組が入場すると、広田が「ジェネレーションギャップといってもさあ、そんなでもないこと知っておるわー」といきなりの先制パンチを仕掛ける。3人と握手を交わすと、高瀬に対して、「今、握手した時、すごくわかったよ、(高瀬だけ)違うな―って」とツッコミ。「つるつるだよ」と言い返す高瀬に「こっちにおいでよ」と米山。
櫻井に「オマエもこっちだろ」と広田はさらなるツッコミ。すると、チェリーが反対に高瀬組のほうへ。あわてて米山が引き戻す。「欲が出ちゃって」とチェリー。
広田と梅咲でスタート。梅咲がエルボー。「広田さん、お水飲んで」とペットボトルを差し出すチェリー。チェリーが「イッキ!」コール。「やめろ、そこまで昭和を出してくるなー!」と広田。ヘッドロックを狙う広田だが、必死にこらえる梅咲。
そして梅咲がヘッドロックに取る。ここでエルボーのヒジ打ちからエアエルボー。こうなると、広田もヘッドロック。もちろん、梅咲もヒジ打ちからのエアエルボー。
梅咲は広田をコーナーにホイップするとトレイン攻撃へ。高瀬、櫻井に続き、梅咲は「くそばああ」とドロップキック。「行くぞ、若者―!」とポーズを取る3選手。
広田組は高瀬、櫻井を捕まえ、ゴキゲンBBAがフェイスバスター。梅咲がコーナーに控えているので、広田は「武藤さんから直接やっていいって言われてるんだよ、来いよ」とリクエスト。しぶしぶ付き合う梅咲。広田がフェイスバスターを決めると、プロレスLOVEポーズを3人で決める。「やめろ、やっていいと言われてないだろ、やめろやめろ」と米山&チェリーにクレーム。「やってと言うからやったのに…」と米山。
続けて、チェリーが櫻井、高瀬と倒して、梅咲にも「来いよ来いよ」と挑発。3人を倒して、強引な逆エビでねじり上げる。さらに櫻井へネックブリーカー。カウント2で返されると、「返してんじゃねえよ」と逆ギレ。櫻井はタックルで反撃。コブラツイストにとらえてからブレンバスター。チェリーもブリザードスープレックスで返してダブルダウン状態に。
それぞれ米山と梅咲にタッチ。米山がモンゴリアンチョップとぐるぐるパンチをカットされ未遂となる。梅咲がパンチの手を踏みつけようとするが、これをかわすとぐるぐるパンチを膝に連打する。
「何がぐるぐるパンチだ!」と梅咲は低空ドロップキックからのミサイルキック。
高瀬にタッチ。ダイヤル固めで回しにかかる。カウント2でなんとか返した米山が自軍のコーナーへダイビングタッチをするも、目が回って届かず。
梅咲がミサイルキックでアシストしてから、高瀬がローリングクレイドルに行くが、チェリーが助けに入る。さらに広田も米山の足を引っ張り、ボ・ラギノールでアシスト。米山は首固めで切り返してカウント2。広田へタッチ。側転式ボ・ラギノールからシャイニングウイザード。
へな拳を決めるが、高瀬は腰をかがめる。ならばと広田も低空狙い、高瀬もさらに低姿勢へ。超低空でへな拳を決め、へなーらを狙うもそのまま腰から崩れて押しつぶされる。
 それでも「ジャガー見とけよ!」と、コーナーかかと落とし。カットに来た梅咲をチェリーが腕固め。広田は「決めるぞー」とジャガーの声マネ。しかし、あっさり高瀬から三角締めに捕らえられる。広田はロープに足をなんとか伸ばす。
高瀬はラリアット。ここで広田がFFD狙いに行くが、梅咲が背中を押して高瀬の逆FFDが完成。チェリーが熟女でドーン!を連打して広田のアシスト。広田と高瀬がバックの取り合い。ゴキゲンBBAがサンドイッチ式のパンチでアシストすると、広田が前方回転エビ固めに捕らえて3カウントを奪った。
広田「オイ、わかってるだろ、梅咲。ジャガー…、さんをちゃんと連れて来いよ! どうせやるならビッグマッチがいいから12月24日、カルッツで…やろうぜ!(ジャガーの声マネ)」
梅咲「24日はディアナのホームマッチなんだよ。だから無理です」
広田「なに? 梅咲も出ないの?」
梅咲「自分は出ます」
広田「なんでだよ!」
梅咲「そんな、先輩に2試合してくださいなんて遥から言えるわけないじゃないですか。自分で言うんですよ」
広田「わかった、スケジュールのことはしょうがないからリスケしていただくとして…『声マネはしてないけど、ジャガーさんへのエリザベスの熱意は感じましたよ』と言っとけ。
私が怒られないようにな。…もう、なんもないよもう。できないんだろ、12月24日」
と最後はあきらめてマイクを置いた。
・ZAN1

二上会長がリングへ上がり、ZAN1の中間発表。
「メール投票と大会の投票とちゃんすの投票と3つありまして、メールが誰でも投票できるので1ポイント、ちゃんすでの投票は5ポイントです。それからガチャガチャで当たった人は2ポイント入ります」と各票を発表。
その結果、メール投票の3位は炎華、2位梅咲、1位は「2位と倍以上の差をつけて」きずなという結果に。
続いて、ちゃんす投票の順位、3位は5人同票で宮崎、狐伯、櫻井、高瀬、関口。2位は桜花、「忖度ないですからね」と二上会長。1位は清水ひかり。セコンドの清水が客席にお礼。
さらに大会票。3位は清水、2位はSAKI、1位の発表時に、広田が「呼びました?」と控室から顔を覗かせたが、結果は梅咲。とはいえ、「ちなみに広田は第4位です」と二上会長。「勝ったじゃん、私!」と得意げな広田だが、「何も勝ってない」と二上会長に突っ込まれていた。そして清水には清水エイドの売り上げが手渡された。
清水は久々にリングへ上がり、「みなさんありがとうございます。waveさんには感謝しかなく、その返しようもなく、感謝がいっぱいいっぱいになってますけど、この恩は必ずリングに帰ってきて、返しますのでみなさんも暖かく見守ってください」とコメントした。「もしZAN1で1位になったら復帰戦はReginaでやってよ」と二上会長からもエールが送られた。
 さらに、12・24参戦選手としてスターライト・キッドが発表され、館内から大歓声が上がる。waveにはこれが初参戦となる。
4.DUALSHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
〈挑戦者組〉SAKI&⚪︎世羅りさ(15分41秒、体固め)青木いつ希⚫︎&日高郁人〈王者組〉
※羅紗鋏。第31代王者組2度目の防衛に失敗。カラミネンスが第32代王者となる。


DUAL SHOCK WAVE優勝のカラミネンスがWAVEタッグの挑戦権を手にした。まずは前大会での公約通り、世羅を強引に相手側へ押し出して握手させようとするSAKI。「よろしくお願いしますー!」。の青木に「今日だけだぞ」と世羅。しかし日高には「こいつとはやらねえよ」と握手を拒否。「こっちだってやらねえよ」と日高も言い返す。
先発はSAKIと日高。青木は「社長が行くぞー!」と気合を込める。SAKIがバックに回り、いきなりのバックドロップ狙いも日高はフライングメーヤーで回避。ここで世羅と青木に交代。
青木は日高にダブルを要求。ダブルの攻撃から「積年の恨みじゃー!」と青木はスタナーからボディプレスと畳みかけるも2。
世羅がナックルで返す。そして、世羅とSAKIがダブルカンパーナ。日高が技を決めていると思っていた青木は「日高さん、なんで」と言いながら悶絶。「落ちてろー!」とSAKIは日高を場外へ落とす。世羅からSAKIへタッチ。
SAKIはコーナーストンピングを連打。さらにサーフボード。世羅にタッチ。世羅は逆エビへ。ロープに逃れられると、青木を捕らえてコーナーへ持っていく。SAKIに交代
SAKIがコーナーストンピング。青木がエルボー。SAKIが踏ん張る。青木はブロックバスター。日高に交代すると、ドロップキックを世羅とSAKIに連発。SAKIは日高のエルボーを阻止するとアトミックドロップからボディへのパンチ。チョキとアピール。ランニングキックから世羅にスイッチ。
世羅は日高へ左右のエルボー。日高の足をつかんでパンチの連打もチョキをアピール。
日高も世羅の足をつかむと腿の裏側へヒザ打ち。世羅は日高を持ち上げ、セラリズムバスター、2カウント。日高はフェイントからのニールキック。青木にタッチ。救出に来たSAKIも捕らえると、二人まとめてDDTとフェイスバスターを同時に決める。
世羅とのエルボー合戦から青木がリストロックエルボー。SAKIが青木を背後からキャッチすると世羅が「絶対持っとけ!」で突進して同士討ち。日高も背後から世羅を捕らえるが青木の「絶対持っとけ!」で同士打ち。気を取り直して、青木がブレンバスターホールド、セカンドからのボディプレス。
世羅はコンバインから、SAKIとの同時発射によるリバーススプラッシュ。カウント2。
 世羅が持ち上げるも青木が切り返してSTO。日高もリングイン。青木がコーナーラリアット、日高がコーナーエルボーから日高&青木によるダブルのトラースキック。青木がダイビングボディプレスもSAKIが2カウントでカット。SAKIが日高を場外へ落とすと、青木をケンタッキーボムで投げてアシスト。世羅がトップロープからニー狙いも青木が立ち上がる。
コーナーからの雪崩技を狙うが世羅がカット。ここで日高もアシストに加わり、雪崩式のパワーボムで世羅を投げに行くが、青木だけを投げしてまう。ここから世羅のダイビングニーはカウント2。
 世羅&SAKIがダブルのランニングブレンバスター。青木が投げっぱなしジャーマンからラリアットで反撃を試みるも2。ここで、世羅が一気にエアーズロック2から羅紗鋏で3カウントを奪った。
阿部由美子社長がリングに上がり表彰状を授与。第32代新王者が誕生した。
世羅「ベルト取っちゃったもんねー。おい、何が積年の恨みだ、いつでもやってやるからな」
青木がパンチで襲い掛かる。
世羅「誰か、セコンド。オイ、セコンドも助けてくれないのか」
青木「世羅ゆるさん#」
こうして青木が引き揚げる。
世羅「仲、いいよね。取っちゃったもんね。ごめん、Xフォローするから、これからも仲良くして」
SAKI「いいよ」
世羅「この距離がどんどん縮まっていきます。お楽しみに。ということで防衛戦したいよね」
ここでまさかのきずな&炎華が登場し、リングサイドへ。
世羅「えええええ、君たち?? そりゃあ、誰の挑戦でも受けるつもりだけどさぁ、ほら、カルッツかわさきがビッグマッチじゃん。我々『防衛戦させろー』で全員上がってくると思ってたら…お前ら挑戦したいなら上がって来いよ。(エプロンに二人が立つ)リスか? かわいいから。本当に取れると思ってきてるんだるよなー。(SAKIもなぜかきずな&炎華側に)交じるな交じるな」
二上会長「ちょっと保留にしませんか、田中きずな、COLOR‘Sのジャージ履いてきてるんですよ。このバカモノ! まずはwaveのジャージ履いてからじゃ、ボケ!」
SAKI「かわいいよ」
世羅「とりあえず、仮定であの二人と防衛戦するということでいいんですよね。じゃあートーナメント優勝した奴らにタダで勝てると思うなよ」
SAKI「そのかわいい顔、世羅がボコボコにしてやるよ、世羅がな」
SAKIお前の前でな。まだよくわからないけど、あいつらと防衛戦するかもしれません、カルッツかわさき、来てねえー」
バックステージ
世羅「取っちゃいましたね! トーナメント優勝してきて、いがみ合ってても連携あってるし、お互い空気読める人なんだろうなというのがあって、取れるだろうなって思ってました」
SAKI「うれしい」
世羅「だた、取った先ね、仲良くやっていけるかという心配が…」
SAKI「だって、私嫌いじゃないもの」
世羅「嫌いじゃないよ。ただぐちぐち言ってくるからさあ」
SAKI「だって、大人げないところがあるからさぁ…」
世羅「だって、グーとかチョキとかみたいにさあ」
SAKI「それ言っちゃあだめだよ、だって、それってスプーン曲がるの裏側言っちゃうみたいだしさぁ(笑)」
世羅「やばいやばい、言っちゃだめだよね。こういうところですよね、きっと。一生小学生の男子みたいなやり取りしていますけど、仲いいってことですよ。今小学生だからどんどん成長したら中学生、高校生ってなっていったら、ほら、幼馴染が成長していく過程だと思ってください。ただ次よ、次」
SAKI「(きずな&炎華は)本当にかわいいね」
世羅「リスみたいな、小動物感あるけど、お前らそれで本当にベルト取れるのかなって」
SAKI「ふさわしい相手だと思うよ。そこに私も(同じエプロンに立ってリスのような格好を)やってたけど、合ってたでしょ??」
世羅「頭混乱してきた。そういうことにしよう。でも上司に認められないと挑戦させてあげられないから」
SAKI「私は認めているんだけどね。COLOR‘Sのジャージ履いてきているから」
世羅「プロミネンスのジャージもあげないと。でもかわいいって言ってちゃダメ、かわいいっていうの禁止」
SAKI「嫉妬なの? でもかわいいよ」
世羅「嫉妬じゃないよ(笑)。でもなんなんだろう。このやり取りはずっと続くよ、控室でもこんな感じだからね。でもかわいいをぶっ潰せるの?」
SAKI「心を鬼にして泣きながらね…」
世羅「顔を踏みつけるくらいやらないとね!」
5,Regina di WAVE挑戦者決定トーナメント【NEXT】~決勝戦~(時間無制限1本勝負)
宮崎有妃(22分6秒、外道クラッチ)笹村あやめ
※宮崎がトーナメントNEXT優勝。12.24カルッツかわさきでRegina di WAVE王座挑戦が決定。

 いよいよトーナメントNEXT決勝戦。優勝者が12・24かわさきで、VENYのRegina王座への挑戦となる。
まずは手四つ合戦からのスタート。宮崎が張り手から手へ噛みつき攻撃。腕固めから腕への噛みつき。そして手の踏みつけからロープに絡めての噛みつき。ブレンバスター。さらにキャメルで髪をつかんで絞る。
今度はグラウンドへ。笹村がネックロック。宮崎が足をつかんで、足への噛みつき。手、腕、足と噛みつきにこだわっていく。そして、セカンドロープからミサイルキックも2。
笹村はレッグクラッシャーで流れを変えると、フットスタンプ。そして逆片エビで絞りに行く。
足をロープに絡めると、足狙いの一点集中攻撃。宮崎はコーナーラリアットで切り抜けると、場外へ落とす。笹村はイスを手にすると、再び宮崎の足狙い。リングインと同時に足へのドロップキック。エルボー合戦。笹村が足への低空ドロップキック。宮崎がラリアット。
笹村はアイルビーバック狙い。これを宮崎が阻止して場外へ落とし、客席へなだれ込ませる。笹村が低空ドロップキックからカウンター席へ上ってのフットスタンプ。リングへ戻り、ダイビングフットスタンプ。2カウント。
ここからまたも場外へ。笹村がイスを山積みにして、その上からストンピングと足攻めを徹底する。笹村がリング内。宮崎もこれに続く。
 コーナーでの攻防から笹村が低空ドロップキック。宮崎はラリアット。笹村も前方回転エビからのDDT。15分経過。
再びトップロープ上の攻防となり、笹村が背後に回り、雪崩式の投げっぱなしバックドロップ。そしてヒールホールド。
再びトップロープ上の攻防となり、笹村が背後に回り、雪崩式の投げっぱなしバックドロップ。そしてヒールホールド。またも足狙いに定める笹村。宮崎はなんとかロープへ。宮崎が投げっぱなしジャーマンからムーンサルト。自爆に終わると、笹村がミサイルキック。投げっぱなしジャーマンで投げるも、宮崎も投げ返す。笹村も投げると、宮崎も投げる。
ならばと、笹村は投げっぱなしタイガースープレックスに行くが、宮崎も直伝デスバレーと意地で投げ返す。ダブルダウン。宮崎がエルボー、笹村も返す。
宮崎は目突きからのゴンゾ・ボムも2。20分経過。笹村がバックスライドタイムス、これに宮崎は外道クラッチを決めたがカウント2。
宮崎のラリアットを食らいながらも、笹村は横十字固めで返すもカウント2。
ここで笹村が120パーセントスクールボーイに来たところを再度、宮崎が外道クラッチに決めると、これで3カウント。大接戦の末、宮崎がトーナメント優勝を果たした。
大の字に倒れる宮崎にレフェリーが左ひざを応急処置。ぐるぐるにタオルを巻いた。
 阿部由美子社長が賞状を授与。
宮崎「ありがとう、笹村。笹村と決勝戦、笹村でよかった、ありがとう。20年超えてやってても日々勉強だなと思います。笹村との試合も、とても勉強になりました、ありがとうございます。また試合をしたいなと、そういう子がどんどんいろんな場所で出てきて、うれしいです。また試合してください」
笹村「次はその膝ぶっ壊しますからね」
こう言い残すと、宮崎に最敬礼してリングを降りた。
宮崎「5年前とかもっと前から、上に行くのはこのおばさんではなくて若いこの子たちだとずっとそう思ってきました。その気持ちは変わらないけど、たまにはハードコア以外でガッチリな試合の私はどうでしょう?(場内拍手)Reginaまで、あと、山はひとつ。VENY、どっかいるかな?」
 客席後方で見ていたVENYがリングイン。
「この間、後楽園でシングルしたけど、私はあの時よりも強くなっている自信がある。私の中で、天才だと思っているVENYから勝つのはもっと天才の私だ。24日、よろしくお願いします」
 宮崎の握手をVENYが握り返してリングを降りた。
宮崎「それと、桜花、桜花、お客さんに伝えなきゃいけないことあるよね」
桜花「ありますけど、そんなたいしたことではありません(笑)。ただいま妊活中の桜花由美です。妊活から1年、みなさまにうれしいお知らせすることは…まだできません! 妊活で1年してきて、焦りやストレスが妊活によくないということで、今年のうちに今年のストレスを発散しようかなと…12月24日、一時復帰してもいいかな?(場内拍手)ついでに元日もあるし出ちゃってもいいかな(場内拍手)。その両大会で復活して、人の顔を蹴りまくってストレスを発散して、また妊活に戻りたいと思いますので、みなさんよろしくお願いします」
宮崎「(セコンドのきずなへ)わたし、1試合目見たよ。あんた勝ったじゃん。よかったね。お父さんと、ずっと練習したもんね。技を出すってタイミングなんですよ、きずながまずは1勝だもんね。じゃじゃ馬とか期待しているから。炎華だってそうだよ。あなたたちが決勝で戦っているのを心から応援します。桜花が復活します。仲間って大事で大切です。カルッツ、メインで私が勝つことが、ベルトを巻くことが、ハッピーエンドになってると思っています。みなさん今日は本当にありがとうございました‼」
・バックステージ
宮崎「(NEXT優勝は)素直にうれしいです。笹村を倒したというのもうれしいです。いま、
勢いのある選手いっぱいいるけど、私の中で一番は笹村だったので、本当にうれしいです」
(左ヒザを相当、やられていたがダメージは?)昔は、動いたりもっとしていたんだけど、いまは体もでかくなってパワー系の技を出したりしていますけど、ヒザをやられると力が半減されるというか。ずっと何十年も外道クラッチも使ってきて、それを返されたりしたときは本当にダメだと思ったんですけど、あきらめずにやって。本当はね、1分以内にやってやろうと思ったんですけど、無理だったんですけど。何分くらいやったんですかね。22分?
長期戦になっちゃったけど、運が味方してくれただけだと思います。まだまだ勉強ですね。
(VENY戦への意気込み)まずね、志田が持っていいたベルト。その志田から取ったVENY。私は前にね、志田に挑戦して勝てなかった。catchでもVENYに勝てなかった。でも、なんかそろそろベルトを取ってもいいと思います。VENYは日本だって、海外だって、本当に天下一品のレスラーだと思っています。それを超えるために、時間はないけど、私なりに努力します。最後はカルッツ、私が締めたいと思います」
2023.11.25

「Detras de Lazona vol.14」

1,Futureスクランブルwave(30分1本勝負)
狐伯&梅咲遥&〇ななみ(10分18秒、ノーザンライトスープレックス・ホールド)田中きずな&炎華●Chi Chi

きずな&炎華にChi Chiが加わっての2023年組トリオが登場。3人が入場するだけで一気に華やかな雰囲気が館内に充満する。一方、狐伯のパートナーには梅咲、ななみという、こちらもまたフレッシュな面々が顔をそろえた。
まずは梅咲が握手を求めるきずな、炎華の手を思い切り張り手。これに対して、きずな組が奇襲をかけ試合開始。かわるがわるコーナーホイップを連発するきずな組だが、即座に反撃に合う。
炎華が狐伯にドロップキックも空を切る。今度は側転からのコルバタ、そしてドロップキック。コーナーへ持っていこうとするが、これは逆に振られるも、ブーメランアタックで切り返す。Chi Chiへタッチ。カウンターキックからコーナーランニングキックを狙ったがこれは自爆。それでも狐伯が突進するところをカウンターキックからのミサイルキック。2カウント。さらに卍固めを決める。狐伯は自力でロープへ。
Chi Chiは再度、ランニングキック。しかしブレンバスターは投げ返される。ここから狐伯が低空ドロップキック、低空DDT。梅咲にタッチ。梅咲がドロップキック。Chi Chiもエルボーを連打し、梅咲は「来いよ」と胸を出す。何度も打ち込んだが、一発のエルボーでダウンを奪いお返し。さらにコーナーに飛ばしてのドロップキック。Chi Chiもコーナーに飛ばし、カウンターキックからギロチンドロップ。
きずなにタッチ。Chi Chiとダブルのドロップキック。ワキ固めを決めるも、梅咲はロープ。再びChi Chiへ。Chi Chiはエルボーの連打で攻め続けるも、梅咲はネックブリーカーからフットスタンプ。そして、逆エビ固め。カットに入られると、ブレンバスター。2カウント。
梅咲からななみへ。ななみがタックル。続けてのコーナータックルは自爆。Chi Chiからきずなへスイッチ。きずながドロップキック3連発からエルボー連打。さらにネックブリーカー。そして、ミサイルキック。炎華にタッチ。ドロップキック×4。さらにDDTから低空ドロップキック。ななみもタックルで返すと、そのまま持ち上げるが回転エビで返される。続けて、炎華が首固めも2。ジャパニーズレッグロールはそのままエビ固めに固められる。
攻守交代。梅咲がブレンバスターでアシストすると、ななみがダイビングボディプレスも2。ダメ押しでノーザンライトスープレックスを決めて3カウントを決めた。
2,Old Fashioned wave(15分1本勝負)
○旧姓・広田さくら(13分35秒、夜叉ロック)Himiko●

 広田が入場。今日はセコンド業務として来場していた櫻井が先導しながらも、ロープ上げしないのを見て、「ありがとね、セコンドいるからね、ロープ上げしてくれるのかと思った。それは別なのね」とツッコミ。恐縮する櫻井。
 「お願いします!」と念願の広田戦に気合十分のHimiko。試合開始。まずは客席から広田コールとHimikoコールが二分する。しかし、突然、二人のコールが鳴りやむと、「急に止まんなよ、なんだよ、今の」と広田が客席にツッコミを入れる。
ロックアップ。タックルは互角でどちらも倒れず。ならばとHimikoがドロップキック。さらにアームホイップからのドロップキック。広田もアームホイップ。両者が足を取りながらフォールと互角の攻防を見せる。
 しかし、この攻防で息が切れる両者。広田が「今みたいな動きは一本目とかで、若い子たちがやるもんだから。いらなかったかな。無理せず、年相応のキャリアに乗っ取ったいぶし銀の間合いのプロレスをやろうよ」と提案。これにHimikoも了承。コーナーに置いてあった水を飲み、休憩を取るHimikoに、広田もコーナーで櫻井に水を要求するも、そこには何もなく、「あ、ないんだ、大丈夫大丈夫」とまたもツッコむ。
仕切り直し。手四つ合戦から広田がブリッジ。広田が体を起こすと、今度はHimikoがブリッジ。上に乗る広田だが、ブリッジは崩れず。再度、ブリッジに乗るも崩れず。館内は拍手に包まれる。ならばと広田はHimikoを飛び越えて、手四つのまま両者ともにブリッジ。ともにブリッジというシュールな光景に。
今度は広田が体を入れ替えてキャメルクラッチ。しばらくして、技を解いてフォールも2。両者ポージングを取る。
「大丈夫か」とHimikoを気遣う広田。バックを取り、そのままグラウンドに持ち込む。Himikoが上に乗りフォールも広田が返す。今度は、広田がバックからのフルネルソン、首投げからの首四の字。さらには腕で足をインディアンデスロックに固め、さらに、もう一方の腕で顎も決めにかかる複合技へ。Himikoはたまらずロープに逃れる。
 広田は腕を取ると、Himikoも取り返す。広田は腕を取られたまま、コーナーを自由自在に飛び移る。ここからロープ渡りに移行。セカンドロープからトップロープへのジャンプも成功。「もう一回」のコールに再度、チャレンジするが2度目は失敗し、「お前のせいだぞ!」と客席にいちゃもん。Himikoはボディスラムからのギロチン。カウント2。
Himikoがコーナーに振るが、タックルは自爆させるとフェースバスターから高田純次。しかし、剣山カットをされると、「高田純次が見破られるとは。Himiko、大丈夫か。お前が代わりにやるってことかー!」とアピール。Himikoはやる気満々のアピール。しかし最初の広田を飛び越えようとするところで、キックをされ、拒否に合う。「前にも言ったけどな、高田純次には年齢制限もあるんだー!」と拒否の理由を広田は赤裸々に話す。「自分も年だろー!」と、広田自身へのツッコミを入れるHimikoだが、「ふざけんなー!」と聞く耳もたず攻撃。Himikoは体を入れ替えると、アームホイップからの低空ドロップキック、ボディスラムからフォールも2。そしてクルスフィックス。体を入れ替えてフォールを狙う広田だが再度、回転してギブアップを狙う。広田の足のつま先がロープに届くがレフェリーは認めず。ここで深く入ってようやく認められる。
広田は足をすくって619からのシャイニングウィザード。しかし、へなーら狙いはかわされる。すぐさまボ・ラギノールを決めると、「ジャガー横田、見てろよ!」とアピールして、ジャガーばりにコーナーを利用してのかかと落とし。さらに「待っとけよ」と卍固め。次々とジャガー横田の得意技を繰り出す。これを強引に解かれると、Himikoはスクールボーイからコーナーエルボー。ブルドッキングヘッドロックも2。広田が足を引っかけてHimikoをこかすと夜叉ロック狙い。
これを振りほどき、横入り式のエビを連続して丸め込んでいったが、いずれも2。広田はへな拳を決めると、Himikoはそのまま逆FFDも2。
広田は再びボ・ラギノールから巴投げ、そして夜叉ロックへと絞り上げ、粘るHimikoからギブアップを奪った。
広田がマイク。リング下にいた梅咲、ななみを指さし、「ちょうど、いいや。ディアナの3人。梅咲、見てただろ、私がどれだけジャガーを意識してエリザベスを狙ってるか、今、(ジャガーが)乗り移っただろ。しっかり伝えとけよ」とアピール。「自分で伝えればいいだろ。直接、伝えればいいじゃないですか」と梅咲の正論すぎるツッコミに、「え? ラインとかで? お前が言っとけよ」と返すが、「エリザベス自分たち関係ないんで、おばさんたちでやっているんで…」と言い返される。
広田は「お前、20年後とか絶対、挑戦させないぞ! いいよ、いいよ。おばちゃんたちで興行を盛り上げるところ見せてやるよ。Himiko、お前負けたけど、今日よかったぞ。若い子たちだけじゃなく、おばちゃんたちもこうご期待!」と最後はベテランパワーをアピールしてリングを降りた。
3,Regina di WAVE挑戦者決定トーナメント【NEXT】~3回戦~(10分1本勝負)
宮崎有妃(9分32秒、体固め)ZONES
※ゴンゾ・ボム。宮崎が決勝進出。


 トーナメントNEXT、先に決勝へ進出している笹村の前に立つのは、宮崎かZONESか。
 まずは中央で両者が握手。ゴングが鳴ると、まずはZONESがにじり寄る。宮崎も呼応。手四つから両者ぶちかまし。宮崎が足をすくい、低空ドロップキックからヘッドロック。
タックルに行くが、これは互角に。今度はZONESから走ってのタックルも互角。ZONESがエルボーからもう一度、タックルにいくが、これは宮崎が打ち勝つ。ヘアホイップからコーナーでの顔面踏みつけ。さらにエプロンで髪をつかんでの攻撃。今度は宮崎が自ら走ってタックルに挑むが今度はZONESが打ち勝った。
ZONESがスリーパーからグラウンド式に移行するも宮崎はフォールで回避。宮崎はヘア投げから髪をつかんでのキャメルクラッチ。ロープブレイクとなると、ボディスラムからのギロチン。再びスリーパー。
ロープからスタンディングに戻ると、ZONESがエルボーを連打。そしてドロップキック。
5分経過。宮崎がヒザ打ちからボディスラム。セカンドロープからのミサイルキック。再度セカンドロープに座るが、ZONESが転落させる。エプロンでの攻防となり、宮崎がスタナーを狙うも外に追い出される。ここで両者場外へ。宮崎はイスを持つがZONESはストンピングで回避。そして場外ブレンバスターから横幕を破って宮崎の体へぐるぐる巻き。先にリングへ上がり、リングアウトを狙うが宮崎もカウント15でエプロンへ。ランニングキックで場外へ落とそうとするも、宮崎はうまく回避してリングイン。
ZONESはすかさずコーナータックルを2連発。さらに逆片エビに決めるも宮崎は自力で返す。ならばと突進するが宮崎はTommyレフェリーをタテにして制止。ここからえびす落としに持っていくがカウント2。残り1分。宮崎はラリアットを決めるもこれも2。ならばとここで奥の手であるナイヤガラ式パイルドライバー(仮)改め、ゴンソ・ボムを決め、これで3カウント。堂々の決勝進出となった。敗れたZONESのもとへ宮崎が駆け寄ると、アカンベーをして引き上げた。
この結果、決勝は12・1新宿にて宮崎対笹村戦となり、宮崎はリング上で「笹村、待ってろよ!」と吠えた。
4,DUALSHOCK WAVE2023トーナメント~決勝戦~(時間無制限1本勝負)
〇SAKI&世羅りさ(10分18秒、片エビ固め)米山香織●&新納刃
※ダイビング・カワイルド・ニードロップ。カラミネンスがDUALSHOCK WAVE2023優勝。


 DUALSHOCK WAVE2023はこれが決勝戦。トーナメント戦を通じて話題の中心となった2012年デビュー組“カラミネンス”SAKI&世羅りさ組が決勝にコマを進めた。一方、タッグとして安定のチームワークを誇る“よねやままどか”米山&新納組は納得の決勝進出となった。
まずは、SAKIがよねやまどかと握手。まったく握手する素振りのない世羅に、「本当にそういうとこ」とSAKI。「仲良くないじゃん」と米山が突っ込む。
先発は世羅と新納。新納がアームホイップを決めれば、世羅もいきなりのジャイアントスイング。一気に7回転決めた。しかし即座にニーを落とすも自爆。SAKIにタッチ。SAKIと米山。SAKIがダブルを指示。世羅が「何を?何を?」と戸惑いながらも、強引にクロスラインへ。これはかわされると、米山がボディアタック。これを二人がかりでキャッチするも、「投げる投げる」というSAKIに「どこに?」と世羅が戸惑う間に、背後から新納のキックを浴びる。よねやまどかはダブルのエルボーから低空ドロップキックの挟み撃ち。
世羅は米山の髪をつかんでSAKIへタッチ。SAKIは首投げからサーフボード。さらにダイヤル固め。これに対して、米山はモンゴリアンチョップ。SAKIもボディへのチョキパンチ。コーナーでストンピング。世羅にタッチ。世羅がコーナーストンピング。SAKIにも加勢をうながす。「やれよ、ワシにだけ厳しくないか?」と言う世羅に「クリーンファイト!」とコーナーに控えて加勢しないSAKI。そしてタッチ。
今度は「上げるぞー」と世羅がアピール。SAKIがジャイアントスイングをリクエストすると、拒む世羅に、「さっき回してたじゃん」「もう無理」とのやり取り。「じゃんけん」を提案するSAKIに負けてしまい、世羅はジャイアントスイングではなく、米山をカンパーナにとらえる。しかし、やり取りの間に、新納も割って入り、SAKIにカンパーナを決める。SAKIが決められているのを見て、慌てる世羅。新納が世羅をカット。
カラミネンスが連携に持ち込もうとするが、米山がダブルのアームホイップで脱出すると、新納がそれぞれにトラースキック。米山がSAKIと世羅をそれぞれコーナーに振るも、まとめてのタックルはかわされて自爆。米山から新納へタッチ。
カラミネンスはクロスラインを狙うも、新納は打ち破ってのダブルラリアット。世羅は左右のエルボーで反撃。新納がストンピングに出るも、その足を世羅がつかんでのパンチ。レフェリーがチェックに入ると、チョキとアピール。ここからセラリズムバスターは2。
SAKIにタッチ。SAKIは「負けてたまるか」とエルボーからのボディへのチョキパンチ。しかし突進を新納に捕らえられると、コーナーへ水平にセットされ、ランニングニーを食らう。2カウント。
米山にタッチ。米山は後頭部へのニー。足をすくうと、新納もエプロンからキックを見舞う。カットに来た世羅へ新納がエルボー。米山がセントーン、新納はその場飛びムーンサルトでカラミネンスへそれぞれプレス。さらに米山はダイビングセントーンも2。SAKIは後頭部へのニーからブレンバスター。世羅も新幹線アタックでフォローし、SAKIがコーナースプラッシュも2。
新納がカットに入るも、カウンターキックは米山と同士討ち。その間に新納を場外へ蹴散らすと、カラミネンスがダブルのランニング式ブレンバスター。最後の最後で好連携を見せ息もピッタリ。最後はSAKIがダイビング・カワイルド。ニードロップで3カウント。見事優勝を飾った。
3カウント後、まだ両者の間には微妙な距離。「これは?」とお金のポーズを取る世羅。賞金がないことがわかると悲しそうな表情。「ではベルトは?」と再びアピール。それもないとわかると地団駄を踏む。それでも桜花社長が賞状を読み上げると、一列に整列し、二人は深々頭を下げた。
その後、カラミネンスがマイクでやり取り。
SAKI「何で試合終わってすぐかけよってこなかったの。握手もしてくれないし、すぐお金お金って言うし。賞状、一枚しかないから私もらうよ」
世羅「えー!破こう、半分こしよう」
SAKI「そういうとこ直さないとベルト取れないと思います。今日、私勝ったから、次のタイトルマッチは握手から始めてよ」
世羅「(少し考えて)いーよー。カラミネンス、ベルト取るからにはもめてばかりじゃいけないと今日気づいた。優勝したからにはカラミネンスでベルトを巻いて、それぞれのユニットに持ち帰りましょう」
こうして、最後は二人で、「カラミネンス、絶対ベルト巻くぞ、これがwaveだ!」でエンディングとなった。
2023.11.18

『CHIBA WAVE Vol.13』

1,CHIBA・スクランブルwave(20分1本勝負)
〇VENY&狐伯(12分11秒、体固め)炎華●&高瀬みゆき
※スピンキック。

 炎華にとっては、タッグながらRegina王者のVENYとの遭遇というチャレンジマッチ。VENYはコーナーに控え、狐伯が「行きます!」と手を挙げると「下がれ!」とVENYが先発を買って出る構え。早くもチームワークに暗雲が立ち込める。
一方、青コーナー側は炎華が「行きます!」と手を上げる。これにより、VENYと炎華
でスタート。

 まずはロックアップ。炎華は押し込もうとするも、VENYは全く身動きせず。
それでも観客の拍手が後押しして、ふたたび炎華が押し込もうとするが、逆に放り投げられる。炎華はエルボーを連打。それもVENYに通用せず、エルボー一発で倒される。
狐伯にスイッチ。狐伯がエルボーから低空ドロップキック。さらにロープに振ってのドロップキック。VENYにタッチしようとするが、VENYは背を向ける。ならばと炎華を自軍のコーナーポストにぶつけて強引にチェンジ。
VENYはボディスラム。そして、「エルボーを打って来い」と胸を突き出す。炎華は
思い切りエルボーを連打するも通じず、逆にエルボー一発で返される。カウント2。
狐伯にスイッチ。狐伯は弓矢固めにいくが、高瀬がカット。ボディスラムからフォールも2。炎華がエルボーを連打してやり返す。狐伯もエルボーを打ち返す。
狐伯がコーナーに振ると、炎華がブーメランアタック。高瀬にタッチ。高瀬がドロップキック。コーナーのVENYにも一撃をくらわす。
狐伯もエルボーからドロップキック、低空ドロップキックで反撃。高瀬はブレンバスターで返し、さらにチョップを連打。続けてラリアットを連打も2。
高瀬がコーナーに振ると、狐伯はブーメラン式ミサイルキック。VENYにタッチ。VENYもミサイルキック。これに対して、高瀬が逆水平を放つ。VENYは目突きを決めようとするが、これを高瀬が手で食い止めると逆目つき。ラリアットを打ち込むがカウント2。さらに
カミカゼからのダイビングギロチンで畳みかけたが2。炎華にタッチ。ドロップキックを3連発、VENYは倒れない。4発目はVENYがかわして空を切る。
それでも高瀬がVENYの動きを止めてアシストすると、5発目のドロップキックを打ち込んでVENYを倒すことに成功。足掛け回転式のアームホイップはVENYが着地して決まらず。それでもコーナーに振り、側転エルボーを打ち込む。二発目も狙ったが反転され、VENYも同じ側転エルボーでお返しからのドロップキックも、スピンキックは空振り。このスキに炎華はトップロープからのウルトラコルバタ。さらにドロップキック。2カウント。
高瀬がスタナーでVENYの動きを止めてから炎華が横入り式エビ固め。カウント2。
ここで畳みかけたいところだったが、VENYがトラースキックで炎華の顎を捕らえる。
それでも高瀬がミサイルキックでVENYを迎撃してアシストすると、炎華がミサイルキック。そして後方式のカサドーラ。VENYはこれを2カウントで返すと、投げっぱなしの高角度ジャーマン。そして、今度こそスピンキックで顔面を捕らえて3カウントを奪った。

最後は狐伯とVENYが握手しかけたものの、VENYが背後からストンピングで一撃。ともに勝ち名乗りを挙げるという光景にはならず。狐伯はVENYを追いかけたものの、二人で手を挙げることはできずに終わった。
2,Regina di WAVE挑戦者決定トーナメント【NEXT】~2回戦~(10分1本勝負)
ZONES(時間切れ引き分け)櫻井裕子
※時間切れ引き分けにより、キャリアの短いZONESが3回戦進出。

第2試合からはトーナメントNEXTの公式戦。3回戦までは10分、決勝は時間無制限1本勝負。時間切れ引き分けの場合は、キャリアの短いほうがコマを進めることになる。
ということで、リングアナは選手名とともに、デビュー戦の日にちもコール。2023年デビューのZONESと2018年デビューの櫻井による2回戦での対決。櫻井はしゃあ、ZONESは炎華を破っての勝ち上がり。
まずはいきなりのタックル合戦で始まるが、ともに互角。ZONESが櫻井に対して「ここにいろ」と指示。今度はZONESが自らロープに飛んでのタックル。これも互角。その後、3回タックルの打ち合いとなったが、どちらも倒れず。
「お前が(タックルに)行けよ」とZONESが言えば、櫻井も「お前がここにいろ」と返し、
さらに打ち合ったが、それでもどちらも倒れない。後ろによろめいた櫻井がそのままロープの反動からの一発を放つとようやくZONESが吹っ飛び、櫻井が打ち勝った。
櫻井はボディスラムの3連発からフォールも2。そして首四の字にとらえる。ZONESは噛みつきで脱出すると弓矢固め。さらにロープに張り付けると「千葉のみなさん、はじめまして」と挨拶の後、噛みつき。レフェリーが止めに入る。櫻井も腕を絞ると腕に噛みつき返す。そして再びのタックル合戦も今度はZONESが打ち勝つ。櫻井がコブラツイストからのグランドコブラは2。スタンディングでナックル合戦、5分経過。
ZONESは逆水平、櫻井はキックと、ともに一歩も引かない打ち合いを展開。ZONESがチョップの連打から再びタックルで倒すと、逆エビ固め。櫻井がロープに逃れる。ZONESはロープに櫻井を張り付けた状態で背後からタックル。さらにコーナーに振ってのラリアット、ダイビングエルボーと畳みかけたが2。このチャンスにトップロープに上がったが、櫻井が抱え上げる。ZONESが暴れて脱出すると、背後からのスリーパーへ。櫻井がおんぶ式に抱えてコーナーにぶつける。
残り時間が少なくなり、櫻井はコーナータックルからリバースのネックロック。さらにランニングキックとラッシュををかけるも2。ZONESもブレンバスター。櫻井も負けじとブレンバスター。残り30秒となったところでカバーに入ったが2。ZONESがブロックバスター。残り10秒。カウント2で櫻井も返す。ZONESがラリアットを決めたところで10分ドローのタイムアップとなった。試合終了後、「勝った?」とレフェリーにZONESが勝利を確認。10分ドローにより、キャリアの少ないZONESが勝利したとわかるとようやく右手を上げる。ZONESが3回戦進出となり、宮崎対広田戦の勝者との対戦となった。
3,DUALSHOCK WAVE2023トーナメント~2回戦~(20分1本勝負)
SAKI&〇世羅りさ(19分58秒、片エビ固め)田中きずな●&Chi Chi
※羅紗鋏。カラミネンスが決勝進出。


続いては、DUAL SHOCK WAVE2023の2回戦。優勝チームは現・WAVEタッグ王者の青木&日高組への挑戦権が与えられる。こちらは20分1本勝負で時間切れドローの場合、
キャリアの少ないチームのほうが勝利となる。
2023年デビュー組のきずな&Chi Chiと2012年デビュー組のSAKI&世羅りさが対戦。
キャリアは実に11年差。まずは4人がリングに上がると、「人一倍気合が入ってますから!」となぜかやる気をアピールするSAKI。きずな、Chi Chiの握手に対して「しないよ、離れて」と拒否の世羅。
先発を決める際、SAKIが世羅に向かって「おまえは下がれ、おまえはここ(千葉2AWスクエア)で試合するとケガするから。カラミネンスがんばるぞー!」と気合を込めた理由を明らかにする。
ということで、先発はSAKIときずな。ロックアップからスタート。世羅は最前列席に座り「行け、SAKIー!」と檄を飛ばす。SAKIときずなによる腕の取り合いからChi Chiにタッチ。世羅に対して「そこで見とけ、オラー!」とSAKI。バックを取るChi Chi。SAKIも取り返す。きずなが割って入り二人で腕を取るが、世羅はカットに入らず。SAKIが「助けてー」と声かけるも、世羅は最前列席から動かず。きずな&Chi Chiがロープに振り、クロスライン狙いも、足でロックを振りほどくと、ダブルへのフェースバスター。自軍のコーナーへChi Chiを連れていき、ようやく世羅もコーナーに立ち、にタッチした。
世羅はコーナーに追い込んだChi Chiに全体重をかけると「世羅きらい…」と小さい声で絞り出す。世羅はヘアホイップしながら、「小さい声で言わないほうがいいと思う」と言えば、Chi Chiも大声で「世羅、嫌い!」と言い直す。世羅は「行ってくれー」とSAKIにタッチ。世羅は「SAKIは嫌い?」とChi Chiへ尋ねると、やはり小さい声で「嫌い…」とつぶやく。
SAKIはキャメルクラッチ。きずながカット。ここで世羅にタッチ。世羅は「オマエの嫌いな世羅だよー」と言いながらカニばさみで絞る。さらに背中へのニー。ブレンバスターを狙うが、Chi Chiが投げ返す。きずなにタッチ。きずなが勢いよく飛び出したが、世羅がキックで出鼻をくじくと、髪をつかむ。
「髪の毛はダメでしょうが」ときずなの味方をするSAKIが世羅にキックでカット。そのままSAKIにチェンジ。SAKIが逆エビにとらえる。きずながロープ。普通なら踏みつける場面ではあるが、SAKIは「これ以上、何もできない~」と世羅にスイッチ。きずなになんの遠慮もない世羅は全体重を乗せて踏みつける。さらにカンパーナにとらえる。SAKIもChi Chiに対してカンパーナ。世羅&SAKIによるカンパーナの競演が決まる。
再び、SAKIときずな。きずながエルボーの連打からドロップキック。さらに丸め込みを狙うとSAKIが回転させまいと踏ん張る。ここにChi Chiがキックでアシストして回転エビ固めを完成させる。カウント2。さらにフライングネックブリーカーを決めてから、Chi Chiへつなげる。
Chi Chiが顔面キック。これに対して、SAKIが「何だ金髪―」と言えば、Chi Chiも「おめーも金髪だろうが」と言い返しながらのエルボー合戦。Chi Chiはマウントを取ると髪をつかんで振り回す。これに対して、SAKIはボディへのパンチで流れを変える。レフェリーがのぞき込むと、チョキのアピール。
SAKIがコーナーにChi Chiを水平に乗せると、ニーで突き上げる。しかし、コーナースプラッシュは自爆。Chi Chiがサーフボードの体勢から背中を蹴り上げるも、SAKIがビッグブーツでお返し。
世羅にタッチ。世羅がコーナーエルボー。キックに来たChi Chiの足をつかむと、つま先へパンチを連打。Chi Chiが卍固めで世羅を捕らえるも、SAKIはきずなを卍にとらえる。Chi ChiはSAKIに自分も技を解くから、技を解くように要求する。
SAKIは仕方なく技を解くと、Chi Chiも技を振りほどく。Chi Chiがドロップキックからきずなへタッチ。きずながドロップキックを4連発。続けてエルボーを連打するも、世羅が捕まえるとコの字固め。Chi Chiがカット。
きずな&Chi Chiが世羅へダブルのドロップキック。きずなはボディスラムで世羅を投げると腕ひしぎ狙い。世羅がロックを外さないとわかると、ミサイルキックからワキ固め。SAKIが後頭部へのニーでカット。SAKIがコーナースプラッシュから世羅がコーナーニードロップ。カウントに行くが、Chi Chiがカット。
世羅が左右のエルボーに行くも、きずながうまくキャッチしてワキ固め。そして腕ひしぎのロックを振りほどいて、完全に決めたがSAKIがカット。
残り1分。世羅がコの字固め。そのままパワーボム式に持ち上げ、コーナーにぶつけると
新幹線アタック。カバーに入るがきずなはなんとか2で返す、残り30秒。世羅がセラリズムバスターも2で返す。残り時間10秒。最後の1発、羅紗鋏を決めて、フォールに行く
と、ついに3カウント。時間内の決着かどうかの瀬戸際だったが、19分58秒で勝負がついた。この結果、カラミネンスが決勝進出となった。
4,Regina di WAVE挑戦者決定トーナメント【NEXT】~2回戦~(10分1本勝負)
笹村あやめ(7分3秒、片エビ固め)チェリー
※ラリアット。笹村が決勝戦進出。


続いてのトーナメントNEXTは2004年デビューのチェリーと2017年デビューの笹村による対決。笹村は青木、チェリーは狐伯を破っての2回戦。まずは笹村の握手を振り払うチェリー。笹村の突進を足ですくうと、変形の足四の字。なんとかロープをつかんだ笹村だが、早くも足に
ダメージが残る。
チェリーは笹村の上半身をロープにぶら下げて、足を手で4の字式にロックしてのスピン。ここからまたも変形の足四の字へ。
これもなんとか笹村はロープへ。チェリーはさらに足攻めを狙うが、笹村もチェリーの足を払い、背中へのニーから低空ドロップキック。そしてブレンバスター。続けてダイビングフットスタンプを狙ったが、これは自爆。
チェリーがボディへのパンチから足と腕を同時にクラッチする複合技へ。身動きが取れない笹村だったが、これも辛うじてロープへ。笹村はエルボーからフェースバスターで反撃。
そして変形の鎌固め。さらに丸め込みからのフットスタンプ。チェリーはチョークで笹村の
動きを止め、レフェリーの腕を掴み、クロスライン。
ネックブリーカードロップもカウント2。そしてダブルリストアームサルトも2。これに対して、キューティースペシャル、ラリアットと畳みかける笹村。
チェリーはカニばさみ式の飛びつきエビ固めからアンクルホールド。さらにはエクスプロイダーも決めた。これを2で返した笹村はラリアットから、強引に丸め込んで3カウントを奪い、逆転勝利した。これで笹村は決勝進出が決定。
最後にチェリーへの礼を尽くし「絶対、優勝します!」とアピールした。
5,Regina di WAVE挑戦者決定トーナメント【NEXT】~1回戦~(10分1本勝負)
宮崎有妃(7分32秒、外道クラッチ)旧姓・広田さくら
※宮崎が3回戦進出。


メインはトーナメントNEXT1回戦でいきなりの奇跡対決。1995年デビューの宮崎と1996年デビューの広田。わずかキャリア1年、宮崎が上回る。
宮崎の入場時、いきなり突進する広田。CATCH公式戦で見せたようなトペの奇襲再び、と思わせたが、単に宮崎のリングインに合わせてロープを上げただけのフェイントだった。
試合開始。まずは鏡写しのような手四つ合戦。すぐに広田は我に返り「こんなんやってたら10分しかない試合が終わってしまうんですよ。今日はコミカルなしで行きませんか」と提案。宮崎も「わかった、行こう」と呼応し、なんとコミカルなしという異例の戦いとなった。
まずは広田がヘッドロックから投げを決めてグラウンドでフォールを狙うも、宮崎がヘッドシザースで切り返す。両者起き上がり、宮崎がヘッドロックから投げを決めてグラウンドでフォールを狙うも、広田がヘッドシザースで切り返す。
宮崎がコーナーに振るが、広田がこれを交わして背後からのフェースバスター。しかし続けてのプロレスLOVEポーズを決めようとするが、両手を広げることができず。「で…できない…」と苦しむ広田。
宮崎は蹴りから、ギロチンドロップを狙う。これをすかした広田が高田純次へ移行しようとするが、「そのまま寝て…、いや寝なくていいな。いや、でもいい位置だなあ」と再び、コミカルムーブに行けない状況に苦しむ。広田は「これだけやってもいい?」と、高田純次のみ許可してもらおうと提案。宮崎も了解したため、すぐさま高田純次へ。
しかし、最初のジャンプで宮崎は足をすくって外道クラッチ。カウント2で返すも、「あんた何やってんだ!」と広田は焦って抗議。それでも、宮崎の腕を取ると、ロープ渡り。しかも、コーナーにぶら下げてあったポーチを首に巻く。歩いている最中に、宮崎はロープを揺らし、未遂に終わらせる。
「何だ、これ?」とポーチを開けると、中には免許証と鍵が。「おい、10分しかないんだよ。車でどっか行ったら終わってしまうぞ」と免許証と鍵をセコンドに渡すと、えびす落としからムーンサルトを狙ったがこれは自爆。広田は即座に宮崎の背後へ回り、ボ・ラギノールのポーズに入るが、「できない…やっちゃいけないんだ」とまたも苦しむ。
心の葛藤と戦っている広田の背後から宮崎はボ・ラギノールを決め、そのままコーナーへ押し込む。神業・雪崩式ボ・ラギノールスープレックス狙いに行くが、持ち上げたところで、広田がウラカンラナで返す。カウント2。
5分経過。広田はへな拳からへなーらサンセットを完成させたが、カウント2。広田は再度へな拳。宮崎もラリアット。広田はFFD狙いで行くが、宮崎は身を翻しての逆FFD。カウント2。広田は宮崎のラリアットをふせぐとついにボ・ラギノールを決めてしまい、ここから逆・外道クラッチ。意表を突いたがカウント2で宮崎はクリア。
宮崎は再度ラリアットを決めると、ナイヤガラドライバー式のパイルドライバーを繰り出したがこれも2。残り3分。「デスバレー!」とアピールし、その体勢へ入ろうとしたところを、広田が空中で回転してのミステリオラナ。
すぐさま、背後から飛び込み式のボ・ラギノールを狙ったがこれはすかされて自爆。
すかさず宮崎が外道クラッチを決めると、これで3カウント。宮崎が3回戦進出となり、ZONESとの対決が決まった。
宮崎がマイクを握る。
「本日は千葉大会ご来場、誠にありがとうございます。catchの時も思ったけど、旧姓広田さくらというのは最強にして最大の敵だと思っています。私はこのNEXT、いろんな気持ちを抱えて、そして優勝を狙いに行きます。優勝して、またVENYと、もう一回シングルマッチがしたいです。(決勝の)笹村か、(次に対戦する)ZONESね。本気になったら私は実に怖いんで…」


ここで笹村がリングへ飛び込む。
「私だって本気でwaveのてっぺんを目指しているので、優勝します。(決勝は)ZONESよりも宮崎さんに上がって来てほしい。あなたに勝って優勝を狙っています」と決意表明。

「私は負けない。ぜひそれを見に来てください。千葉大会は来月も、17日で、いったん
今年は終わりになります。来月も来てください。ありがとうございました。私の最大の敵、
最大のライバル。広田。(広田を抱え起こす)最後はこれで締めたいと思います」
ここで、宮崎、広田による「これがwaveだー!」のコールで終了となった。
・バックステージ
 ――最大のライバル、広田選手との試合を制していかがでしたか。
「広田は皆さんご存じの通り、手ごわい中の手ごわい選手なので、申し訳ないけど、NEXTを見て、一番勝率が低いのは広田だと思っていました。開幕戦はきずなはケガしていたのもあって、私は初戦で(リーグ戦は)はなかったんですけど、みんなが勝ち上がって喜んでいたり、負けて悔しがったり泣いているのを見て、不安だったんですけど、今日、広田に乗せられて…あいつのテンポに乗せられて、車で乗せられそうになったので、危ない危ない、変なポーチ持っていたんで。気が付いてよかったよ。連れていかれるところだった。一番自分はキャリアが上なので、ドローでも負けなんで、良かったですね」
 ――最後に笹村あやめ選手がマイクでアピールをしてきましたが、それを聞いての気持ちは? また次の対戦相手であるZONES選手については?
「結構この業界にいるんで若手の勢いとかたくさん見てきたんですけど、あの代の子たちすごく実力をつけてきてベルトを手にするようになってきて、あの代は一番怖いですね、ああいう勢いがある子が向かってきたときに、笹村もうまい選手…私、あの代で笹村が一番うまい選手と思っています。次の相手はZONES…あの子もいろんな団体に愛されて力をつけてきている最中だけど、大丈夫でしょう、それでも私は勝つと思います。自分を信じて。自分をおごっているとアレしちゃうんで、キャリアの差を見せつけたいと思います」
 ――NEXTを優勝するとVENY選手とのRegina戦が待っていますが、それについての
思いを聞かせてください。
「この間の後楽園で、VENYの攻撃って一撃必殺のものとか、蹴りとかスピンキックも鞭のように飛んできたけど、VENYは天才だと思っています。天下を取るような選手の一人だと思っています。でも、今、いろんな気持ちを乗り越えた私のほうが強いと思います。人は悲しい気持ちを乗り越えると強くなると思います。私がベルトを獲る理由って“あの子”がいたからだけじゃないから…、いろんなものを乗り越えてVENYの前に立ちたいと思います」
2023.11.03

『NAGOYA WAVE~キン☆シャチ~vol.24』

taisenn
1、 DIVAプレゼンツ・NAGOYA・ヤングwave(10分1本勝負)
⚪︎大空ちえ (9分32秒 フィッシャーマン・スープレックス・ホールド)Chi Chi⚫︎
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2、NAGOYA・艶やかwave(10分1本勝負)
⚪︎チェリー (7分51秒 春夜恋)夏実もち⚫︎
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3、NAGOYA・テクニカルwave(10分1本勝負)
△Leon (時間切れ引き分け)青木いつ希△
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4、NAGOYA・コミカルwave(60分3本勝負)
⚪︎宮崎有妃&旧姓・広田さくら&夏すみれ(2-1)救世忍者・乱丸&ハイビスカスみぃ&小仲=ペールワン⚫︎
※シングルマッチ3本のカードが急遽60分3本勝負の6人タッグマッチに変更となった。

①⚪︎小仲(10秒 エビ固め)広田⚫︎
②⚪︎広田(14秒 ふらふらど〜ん)小仲⚫︎
③⚪︎宮崎(12分32秒 エビ固め)乱丸⚫︎
※ラリアット
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5、DIVAプレゼンツ・NAGOYA・Future wave(10分1本勝負)
⚪︎狐伯 (9分41秒 体固め) ZONES ⚫︎
※コーナープレス
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2023.11.01

PHASE2 Reboot 4th『NAMI☆1~Nov.~’23』

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1、Regina di WAVE挑戦者決定トーナメント【NEXT】~1回戦~(10分1本勝負)
◯ZONS(7分10秒 体固め)炎華●
※オクラホマ・スタンピート
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2、スクランブル3wave(15分1本勝負)
◯旧姓・広田さくら(14分26秒 サクライト)宮崎有妃●
※もう1人はChi Chi
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3、Regina di WAVE挑戦者決定トーナメント【NEXT】~1回戦~(10分1本勝負)
◯櫻井裕子(6分32秒 ブレンバスター・ホールド)しゃあ●
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4、DUALSHOCK WAVE2023トーナメント~1回戦~(20分1本勝負)
◯SAKI&世羅りさ(12分53秒 体固め)梅咲遥&ななみ⚫️
※ケンタッキー・ボム
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5、Regina di WAVE挑戦者決定トーナメント【NEXT】~1回戦~(10分1本勝負)
◯チェリー(5分30秒 さくらんぼ固め)狐伯⚫️
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6、DUALSHOCK WAVE2023トーナメント~1回戦~(20分1本勝負)
米山香織&◯新納刃(11分47秒 エビ固め)高瀬みゆき⚫️&関口翔
※ランエイ
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7、Regina di WAVE挑戦者決定トーナメント【NEXT】~1回戦~(10分1本勝負)
◯笹村あやめ(8分46秒 ささだんご)青木いつ希⚫️
2023.10.28

『CHAMBER SHOW〜hajimari〜』試合結果

◎10・28(土)11:30開場@帝京科学大学・千住キャンパス7号館5階・アリーナ「EVENT AREA」内
社会貢献イベント
『CHAMBER SHOW〜hajimari〜』
※観衆290人

1. ファーストバウト(20分1本勝負)
◯優宇&高瀬みゆき(17分19秒 体固め)夏すみれ&櫻井裕子●
※ベアベアーズ

2.PURE-J提供試合(20分1本勝負)
◯Leon&久令愛(14分04秒 片エビ固め)ライディーン鋼&AKARI●
※マッド・スプラッシュ

3.セミファイナルスクランブルバウト(20分1本勝負)
世羅りさ&◯青木いつ希(13分57秒 エビ固め)VENY&狐伯●
※ラリアット

4.メインイベント?Present and future?(60分3本勝負)
◯加藤園子&宮崎有妃&旧姓・広田さくら(2-1)Maria&梅咲遥&炎華◯

①◯Maria(12分40秒 ラ・マヒスラル)広田●
②◯広田(35秒 ふらふらど〜ん)Maria●
③◯加藤(11分35秒 体固め)炎華●
※ダイビング・ギロチン・ドロップ
2023.10.22

『OKAYAMA WAVE 〜うったて〜狐伯凱旋』

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1、OKAYAMA・艶やかwave(15分1本勝負)
○SAKI (9分7秒 チョロイルド)チェリー●
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2、OKAYAMA・コミカルチャレンジwave(20分1本勝負)
⚪︎しゃあ&葵(6秒 スクールボーイ)旧姓・広田さくら&救世忍者・乱丸●

▼再試合
しゃあ&⚪︎葵(8秒 スクールボーイ)旧姓・広田さくら⚫︎&救世忍者・乱丸

▼再々試合
⚪︎旧姓・広田さくら&救世忍者・乱丸(8分59び秒 ふらふらどーん)しゃあ⚫︎&葵
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3、OKAYAMA・チャレンジwave(15分1本勝負)
⚪︎VENY (8分46秒 片エビ固め)田中きずな⚫︎
※スピンキック
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4、OKAYAMA・チャレンジwave(15分1本勝負)
⚪︎KAZUKI (11分28秒 片エビ固め)櫻井裕子⚫︎
※ダイビングニードロップ
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5、OKAYAMA・スクランブルwave〜うらじゃ〜(30分1本勝負)
⚪︎狐伯&宮崎有妃 (15分32秒 片エビ固め)柊くるみ&夏実もち⚫︎
※直伝ダブルアーム T
2023.10.15

「Detras de Lazona vol.13」

・前説
まずは桜花社長と野中リングアナが前説を担当。この日の五つ巴戦のルールを説明。各試合10分1本勝負で行われる。そして、1人の選手が3連勝した時点で試合は終了。抽選会では、それぞれ1から5までの番号が入った封筒を引き、それにより試合順が決定。また例外として、1試合目に1番と2番の選手がシングルを行い、1番または2番の選手が3連勝した場合、そこで優勝となる。しかし、5番の選手は試合がないというのは避けたいため、その時は1試合目の負けたほうの選手とのシングルが別に組まれる。
引き分けは両選手失格しリセットとなる。たとえば、1番と2番の選手がドローになった場合、3番と4番のシングルとして続行される。5番の選手までは入場曲があり、控室より入場。それ以降、選手たちはリングサイドに待機、試合が終わり次第、リングインする。
「今日は絶対、無制限は受け付けません」「長期戦になったら一回休憩をはさみましょう」
「もしかしたら、30試合、40試合になるかも…」なとと、二人はコメント。前代未聞の方式であるため、やってみないとわからないというのが二人の考え。こうして、五つ巴戦の火ぶたが切って落とされた。
・入場式
試合に先立ち、まずは試合順を決める抽選会。封筒に1から5までの数字が書かれており、それが試合順となる。1選手が3選手に勝利すると優勝となる。1選手が3連勝するまで試合は続行される。そして、優勝した選手は全選手、全スタッフのギャラが総取りとなることもこの時、明らかにされる。
野中「選手は頑張ればいいけど、ウチらまったく可能性ないのに、どうするの?(笑) Tommyさんが一番かわいそうなんだけど」
Tommy「もしかしたら、30試合もあるんだよ」
広田「お金じゃないんですよ、Tommyさん」などと、やり取りが続く。

 こうしたなか、封筒を5人が選び合う。その結果、1番は狐伯、2番は炎華、3番はきずな、4番は広田、5番は宮崎という順となった。この結果、第1試合は狐伯と炎華によって
開始。いよいよ初の試みである五つ巴戦の火ぶたが切って落とされた。
※wave選手5人による三つ巴ならぬ五つ巴戦。順番をくじ引きで決定。各試合10分1本勝負。1選手が3選手に連続して勝利したら試合終了。時間切れ引き分けの場合は両者失格となり、リセットとなる。
▼10分1本勝負
①狐伯(時間切れ引き分け)炎華


 まずは握手と行くに見せかけ、炎華が自らに引き込んで、逆さ押さえ込み、首固め、スクールボーイと丸め込み3連発。ジャパニーズレッグロールクラッチを狐伯は回避すると、アームホイップで投げる。ここからともにフォールを取り合う互角の攻防を見せる。
狐伯はエルボーを二発。炎華はドロップキック。ブレンバスターを狙ったものの、狐伯にボディスラムで返されると、逆エビに絞られる。ロープへ。
狐伯はストンピングから全体重を乗せていく。ここからコーナーにホイップするが、炎華が体を入れ替えてドロップキック。側転エルボーからドロップキック2連発。
今度はエルボー合戦。5分経過。狐伯がコーナードロップキックから低空ドロップキック。
ブレンバスターから再び逆エビへ。炎華はなんとかこれも耐え抜き、ロープをつかむ。
 狐伯はロープに振るが、炎華はドロップキックで返す。そして、ボディスラムを持ち上げることに成功。
狐伯はエルボーからストンピングで反撃。さらにトップロープからのミサイルキック。
カウント2。
 そしてダブルリストアームサルトを決めるもこれも2。ならばとこの試合、3度目となる逆エビで絞り上げる。Tommyレフェリーが「止めるよ、止めるよ」と問いかけるも、なんとかロープににじり寄って逃れる。そして狐伯の突進をボディアタックで返すと、自らコーナーに乗って、振り向き様のボディアタック。そしてフォールに何度も乗っていく。その都度、カウント2で返す狐伯。
炎華はコーナーに振るも、ブーメラン式のミサイルキックを浴びる。ここで狐伯は走りこんでのランニングニー。これを2で返されると、ブレンバスターを狙ったところでドロー。両者ともに失格となった。
②旧姓•広田さくら(2分34秒、足挟み式エビ固め)田中きずな

 第1試合の結果を受けて、続いて3番目と4番目のくじを引いた広田ときずなのシングルへ突入。
 握手の瞬間、広田の引き込みをきずなは拒み、逆に引っ張ると、ドロップキックを連発。
続けてボディスラムを狙うが、広田がこらえる。
ワキ固めに移行すると、広田は回転して
腕のねじれを回避しようとするが、きずなも回転。広田も何度も回転を試みるが、その都度、きずなも回転。「付いてくる~」と必死に広田はロープへ。
今度は広田がボディスラムから高田純次。しかし、完成形へ向かう動きが続いている間にドロップキックで阻止。広田はきずなを捕まえると619。さらにエルボー。ロープに飛ばすと、きずなはネックブリーカー。広田がフォールを返したタイミングでワキ固め。さらにエビ固めと丸め込む。
しかし広田もへな拳。へなーらは腰を落とされ回避されたが、足できずなの背中を蹴りバウンドしてきたところを足で挟んでのエビ固め。
これで3が入り、「ぬおおおおおーーー!」と気合を込めた。
③旧姓・広田さくら(5分43秒、体固め)宮崎有妃
※FFD

 まずは1勝した広田と対するは、昨日、千葉大会後に優勝宣言をした宮崎。すでに1試合を終えている広田にはハンディが残る。すでに広田には疲労の表情。
いきなり宮崎がラリアットで奇襲。二発目も狙ったが、これは広田がかわしてウラカン・ヘナ。これを2で返す宮崎。
手四つから腕の取り合い。そして広田のロープ渡りを宮崎は拒む。ならばと、フェースバスターからプロレスLOVEポーズ。そこから高田純次を狙ったが、ジャンプの瞬間、宮崎のボディにつまづいて飛べず。再度、挑戦するもまた飛び越える際に失敗。飛べない理由を熟考する広田。手でおなかのサイズを測り、「あー、これ。あー、そっかっそっか」と納得する。
「そっかじぇねえんだ」と蘇生した宮崎がスクールボーイからラリアット。
広田もボ・ラギノール。宮崎もボ・ラギノール返しから、伝説のボ・ラギノールスープレックスを狙う。コーナーへ押しこんでいくが、広田はジャンプで回避して背後へ回り、再びボ・ラギノール。へなーらは体が崩れ、宮崎が上に乗る形で2カウント。宮崎はラリアット。
これに対して、広田は「豊田真奈美、ローリングクレイドル、よっしゃ行くぞー!」と右人差し指を突き上げてアピールすると、超スローなローリングクレイドル。数回転したのち、広田が下になったところで回転が止まり、自らをフォール。2カウント。
広田はDDTからボ・ラギノール。「宮崎、よくもバカにしてくれたな、上げてやるぞー!」と吊り天井で上げようとする。しかし「できるできる」と言いながらまったく持ち上がらず。
宮崎は「ロメロスペシャル、教えてやるよ!」と広田に足をかけて、乗っかる。しかし、ただ乗るだけで「痛い―」と痛がる広田。気にせず宮崎はロメロを成功させる。そこからラリアットを2連発。
5分経過。宮崎は抱え上げるも、広田はエビで丸め込む。ここからエビ合戦が続く。宮崎は再度、ラリアットからえびす落とし。フォールに行こうとしたが、広田がFFDで覆いかぶさり、3カウント。広田はこれで2連勝となり、力こぶしを作る。
④狐伯(1分22秒、ヨーロピアンクラッチ)旧姓・広田さくら

 「決めるぞー」と、この試合で勝利すれば3連勝となる広田は気合を入れる。この試合からは2周目となるため、リングサイドに待機している選手がリングアナの呼び込みがあると、リングへ入る方式に。狐伯がいきなり、ドロップキックを3連発。
さらに赤青、両コーナーへ振りまくる作戦へスイッチ。すでにバテバテの広田は途中でへたり込む。
狐伯が強引に起こすと、体を入れ替えた広田がフェースバスター。
しかしプロレスLOVEポーズは疲れ果ててできず。それでも、そのままFFDに入り2カウント。
ここからエビ合戦になる。その反動で、広田の体が飛び出し、コーナーに突き刺さる。「戻せ戻せ」とレフェリー。狐伯が戻してそのままエビに固めて3カウントが入った。
⑤狐伯(4分29秒、ヨーロピアンクラッチ)炎華

 炎華が2度目の登場。「クソ―広田め、体力が」と狐伯。二人はリングを回りロックアップからスタート。意外にもオーソドックスな立ち上がり。
狐伯がロープに押し込む。ブレイクで離れると、狐伯は足を取り、デスロック。ここから弓矢固め。エルボー合戦は狐伯が打ち勝つ。炎華がコルバタからコーナードロップキック。
さらにドロップキック。カウント2。ボディスラム狙いは狐伯が腰を落としたが、二度目のトライで成功。そしてSTFへとつなぐ。
今度はドロップキック合戦から、炎華が低空ドロップキック。ボディスラムからのフォールも2。狐伯はブレンバスターで投げ返す。2カウント。
カサドーラを狙う炎華だが、これを回転の途中でエビ固めに取ると、そこからヨーロピアンクラッチに移行して止めを刺した。
⑥狐伯(時間切れ引き分け)田中きずな

すでに2連勝を果たしている狐伯は、これで3連勝したら狐伯の優勝となる。きずながリングへ上がると、休ませまいとばかりに奇襲のドロップキック。5連発で決める。そしてワキ固め。
今度は左でのエルボー。さらに右でも一発。ここから腕ひしぎ狙い。これを狐伯は上に乗る態勢でフォール。キックアウトしたきずなは腕固め。
ロープに逃れた狐伯は、きずなの足を払って、顎と足を固める複合技。さらにネックロックからグラウンドスリーパーへ。動いて回避しようとするきずなだが、ガッチリ決まる。待機していた宮崎も身を乗り出してきずなにリングサイドで檄を飛ばす。
きずなはロープに逃れたが、またもグラウンドスリーパーに捕らえられる。それでも必死にロープに逃れると、狐伯は低空ドロップキック。続けてトップロープに上るが、きずなはデッドリードライブ。そしてそのままトップロープに上ると、一回転の腕ひしぎを決める。狐伯は必死に腕のロックを固めて完成形には持っていけず。
きずなはドロップキックを連発。「終わり―!」と叫んでトップロープロープからミサイルキックを決める。フォールに行くも2。
 きずなはコーナーに振ると、狐伯はブーメラン式ミサイルキック。きずなは2で返す。きずなは丸め込みを連発も2で返される。ドロップキックは空振りとなり、狐伯はキャメルクラッチに取る。
 ロープに逃れられると、狐伯はドロップキック。残り3分。ボディスラムからフォールも2。ここで「絞り」(腕決め式のヘッドシザース)を繰り出す。きずなは体を入れ替えてロープへと足を延ばそうとする。狐伯もさらに締め上げるがロープへ。きずなはエルボー。狐伯もエルボー返し。両者ともにエルボーを連打。
 狐伯はエルボーをキャッチしてのDDTからフォールも2。残り1分。狐伯がエルボーを連打からフォールも2。ミサイルキック。残り30秒。これもきずなが返すと、再度、絞りへ移行。
 残り10秒。絞りは続くが、きずなは耐え抜き、タイムアップ。きずなの粘りが時間切れという結果につながった。
・⑦旧姓・広田さくら(4分55秒、ダブルフォール)宮崎有妃
※ロメロスペシャルが崩れてダブルフォール


狐伯、きずなともにリセットとなり、続いては広田と宮崎。「また広田か」「また宮崎さんか」のやり取りの中、再びこの顔合わせがスタート。
宮崎はラリアット。広田もウラカン・ヘナ。まったく先ほどの広田対宮崎戦と同じ展開となる。「おい、さっきいといっしょじゃないか」「いえ、気のせいです」とともに言い合う。
またも腕の取り合いから、広田のロープ渡りにはいかせず。それでも広田がフェースバスターからプロレスLOVEポーズと、やはり先ほどをなぞるような展開に。
そして、高田純次は再度、宮崎のボディに足がかかり失敗。「さっきより大きくなってる気がする。ちょっと高くなってんなー」と手でボディのサイズを測る広田に、「何も変わってねえぞー!」と宮崎が蘇生し、スクールボーイからのラリアット。
再びボ・ラギノールを決める広田に、宮崎も「今度こそー!」と、ボ・ラギノールからボ・ラギノールスープレックスを狙う。またも広田はジャンプしてこれを防ぐ。ここまでは前回の試合と同じ展開だったが、今度はへなーらを成功させる。
再び豊田真奈美ばりの「ローリングクレイドル、よっしゃいくぞー!」ポーズ。しかし、「うう」とうめきながら回して行く。先ほどの試合よりもさらに低速回転となり、「動け、もっと動け」と宮崎は回されながらも檄。そして、回転途中でまたも広田がフォールを食らう。
広田はDDTからボ・ラギノール。またも「恥をかいたって挙げてみせる。それがプロレスラーだからだー!」と気合を込めて吊り天井。しかし、やはり持ち上がらず。「ロメロってのはな、こうやるんだって言ってるだろー!」と宮崎は広田に乗っかる。
またも乗っかられるだけで「痛い~」と苦しむ広田。そして、吊り天井で持ち上げるが、広田が耐えるべく暴れると、そのまま技が崩れて、ともに肩が付く状態に。レフェリーがカウント3をたたき、なんとダブルフォール決着。
「しっかりあげてくださいよー」「なんだよー、暴れるからだろ」とともに、納得いかない表情でリングを降りた。
⑧狐伯(4分45秒、体固め)炎華
※ミサイルキック

 宮崎と広田がともにリセットとなり、3度目の狐伯対炎華戦に突入。
 ドロップキック合戦からスタート。そこからともにヒザをついた状態でのエルボー合戦。
狐伯がエルボーを連打。炎華が崩れ落ちるとボディスラム。さらにもう一発。コーナーに振ると、炎華がブーメランアタック。これを狐伯はドロップキックで迎撃。
狐伯は逆エビから逆片エビへ。ここからサソリ固めに移行。炎華はロープににじり寄る。
狐伯はDDTからノーザンライトに行くもカウント。ここからミサイルキックにつないで、完璧な3カウントが入った。
⑨狐伯(2分39秒、絞り)田中きずな
 コーナーでつかの間の休息を取る狐伯に、「狐伯こっちだー!」ときずなが奇襲をかける。しかし狐伯はきずなの足を払うとドロップキック。きずなはエルボー。
狐伯もお返し。両者エルボーを打ち合う。狐伯はブレンバスター。きずなは2で返す。
きずなは気合のエルボー。狐伯も打ち返してDDT。狐伯がトップロープに上ると、きずなもセカンドロープに上り迎撃の姿勢へ。「よるな!」と狐伯はエルボーを打ち込み、さらに頭突き。きずなもめげずに頭突き返し。
どちらも鈍い音が館内に響く。狐伯がエプロンへずれ落ちる。きずなの突進に狐伯はタックルで返す。さらにトップロープへ上り、ミサイルキック。
ここからまた絞りを決めると、きずなは耐える。ならばと回転式の絞りを決めて、ギブアップを奪った。
⑩狐伯(5分25秒、体固め)旧姓•広田さくら
※直伝ダブルアームT。狐伯が3連勝で優勝。


 連勝を飾った狐伯はあと1勝で3連勝となる。リーチがかかる中、狐伯はいきなりドロップキックを3連発。広田は場外のきずなへ「オマエがもうちょっと粘らかったからコイツめちゃめちゃ元気じゃねえか」とクレーム。
広田はカニばさみから「こうなったら私も本気出すぞ」と狐伯をロープに張りつける。
「いいか、ここで求められることは、まだまだ試合を続けることですよね。ということは私は狐伯から勝つこと、もしくはドロー。しかし私は狐伯に勝つことはできない。ということは、ドローを狙うのみ。狐伯…10分間、これをやろーぜ」
 と狐伯の隣で自らも張り付けの体勢に。
「大丈夫だから、休んでいいから」という広田だが、狐伯は拒み、ロープの張り付けを取るように要求。しぶしぶ張りつけを解く広田。
広田は狐伯の腕を取り上げると、ロープ渡り。「このまま10分間、渡り続けるぞー!」と宣言したが、狐伯に振り落とされ、さらに低空ドロップキックを食らう。狐伯はドロップキック。これに対して、広田もへな拳を3連発。カウント2。
「勝ってやるぞー!」と広田が叫んでのへなーらはカサドーラで切り返されそうになる。これを回転途中にエビで丸め、ボ・ラギノールを注入。そして今度はへなーらを成功させるもカウント2。

 狐伯はDDTからのランニングニー。狐伯はエルボー、広田はへな拳と、交互に打ち合う。すると、狐伯が逆ボ・ラギノールを打つ。これで戦意を喪失させると、ノーザンライトは2。
そして、ダブルアームTとつないで、ついに3カウントを決めた。
この結果、狐伯が3連勝で優勝を果たした。
 リングアナが戦績を読み上げる。トータル10試合で51分47秒。うち狐伯は6試合、トータルタイム35分にわたって戦い抜いた(※ちなみに一番短いのは宮崎の10分33秒)。
 優勝した狐伯に二上会長から金一封の贈呈が手渡される。
 「100万円」という狐伯に、「トーラルのギャラ、100万円もあったら、今日、思いっきり赤字ですよね。どう考えても赤字です。一応、用意してきました。みなさんのギャラ分はありますので」と二上会長は金一封を贈呈。狐伯の表情が緩む。二上会長の言うように、5人のギャラ分は入っている模様。
この結果、狐伯が3連勝で優勝を果たした。
 リングアナが戦績を読み上げる。トータル10試合で51分47秒。うち狐伯は6試合、トータルタイム35分にわたって戦い抜いた(※ちなみに一番短いのは宮崎の10分33秒)。
 優勝した狐伯に二上会長から金一封の贈呈が手渡される。
 「100万円」という狐伯に、「トーラルのギャラ、100万円もあったら、今日、思いっきり赤字ですよね。どう考えても赤字です。一応、用意してきました。みなさんのギャラ分はありますので」と二上会長は金一封を贈呈。狐伯の表情が緩む。二上会長の言うように、5人のギャラ分は入っている模様。
 優勝した狐伯がマイク。
「臨時収入、ありがとうございます。30分くらい…こんな長く試合をしたのは初めてですけど、waveのメンバーでとてつもないルールで試合できたのはうれしく思います。こんなとてつもないルールを考えてくれたがGAMIさん以外で焼き肉行きます。ごちそうさまです。10月15日アミスタ大会、昨日と2連戦応援ありがおございました。次は10月22日自分の岡山凱旋興行となっております。たくさんの人に見に来てほしいので、よろしくお願いします」
 次回、狐伯の地元である岡山大会をPRして大会は幕を閉じた。
2023.10.14

『CHIBA WAVE Vol.12』

●入場式
 まずは試合に先立ちカード決定の抽選会を実施。例によってチェーンがリングに置かれる。
 チェーンの中央には試合順が書かれており、それによって対戦カードと試合形式、また赤・青コーナー分けが決定される。
今大会はすべての試合にルールが定められており、1試合目がハードコアルール、2試合目が悪徳レフェリールール(赤コーナー側の選手に対して、Tommyレフェリーがえこひいきをするルール)、3試合目がコミカルハードコアルール(waveが用意した凶器を使用)、4試合目が再びハードコアルールとなる。
抽選の結果、第1試合のハードコアが広田対くるみ、第2試合の悪徳レフェリールールが狐伯対きずな(赤コーナーはきずな)、第3試合のコミカルハードコアが藤田対チェリー、第4試合のハードコアが宮崎&炎華対世羅&もちとなった。
 抽選会が終わると、広田が早くも碁盤、ラダーを、またくるみも机をリング下から取り出し、ともに臨戦態勢を取った。
1,ハードコアルール(15分1本勝負)
柊くるみ(59秒、片エビ固め)旧姓広田さくら
※広田の要求により再試合に。



<▽再試合
ハードコアルール(15分1本勝負) 
旧姓広田さくら(59秒、回転エビ固め)柊くるみ
※ハードコアルールなのに、ハードコアをしていないことに不服を立てたくるみに対して、広田は「時間無制限、場外カウントなしルール」による再々試合を要求。これは却下され、すでに行われた2試合を含めた60分3本勝負にて、試合が続行。すでに1分58秒が消化されているため、残り時間58分2秒で3本目が続行。




 入場すると両者が指をさし合い挑発。ルールは場外、反則カウントなし、レフェリーが特に危険とみなした反則以外は認められるハードコアルール。すでに入場式の際、互いに取り出した凶器がリングに転がる中、まずは広田がイスをつかむと、くるみもイスを取り応戦の姿勢を取る。
しかし、イスで打ち合うかと思えばともに静かに置く。広田はいきなりのボ・ラギノール。くるみがお返しにラリアットを打ち込むと、そのままカウント3。なんと59秒での決着となった。
あわてて広田がマイクを握る。
 「おい、くるみ、オマエ、ハードコアコアファイターの名が泣いているぜ。(観客に)せっかく一本目でくるみと私の試合、期待しましたよね。オマエのハードコア魂はそんなもんなんだな」
 広田のアピールに控室へ戻りかけていたくるみが少しづつリングへ戻ってこようとする。
「もう一歩、もう一歩だ!よし!」と広田があおり続けると、くるみも「やってやるよ!」と答え、再び同ルールでの再試合となった。
試合再開。再びイスを取り合う両者。くるみがイスを振るが広田は回避。バックに回ると、ボ・ラギノールを打ち込みにいこうとするが、これをくるみはイスで防御。
このチャンスにパワーボム式に持ち上げたが、広田はここからウラカンラナ式に丸めこむ。これで3が入り、初戦と同じく59秒での決着となった。
「ありがとー、ハードコア勝ったぞー!」と控室へ帰ろうとする広田に観客席からブーイング。今度はくるみがあわててマイクをつかむ。
くるみ「待って待って、ハードコアできてないよ」
広田「いまイスでなんかやったやった」
くるみ「やってないよ、(リングの中に凶器を)いっぱい出しているだろ」
広田「全部使わなくてもいいじゃん。どうせメインでその人たちが(凶器を)やるよ」
くるみ「第一試合もハードコアだから」
広田「よし、わかった。私もプロレスラーとしてお客様の期待に応えるために、やりましょうよ。それなら完全決着、時間無制限1本勝負、場外カウントなしの完全決着ルールだー」
 この提案にはwave首脳陣がストップをかける。
桜花「ダメです、あかーん」
二上会長「先月あったやろ、ほんの2週間前に。なし!」
広田「何がだめなんですか? じゃあ24時間」
二上「明日はwaveだけでやるんよ、それで、なんで24時間が出てきた??」
広田「じゃあ5時間! 絶対プロレスラ―として負けるわけにはいかないんで」
二上「あなた生涯で9割負けてるよ」
広田「24時間ダメ、5時間でもダメ、うーん…60分くらい? 1時間くらい?」
二上「じゃあ、今、午後5時18分やから…6時18分までに終われる?」
広田「じゃあ終わらせますよ」
二上「お客さん付き合ってもらっていいですか? じゃあ、60分3本にして、すでに行なった2試合を1本目、2本目として、その二つの試合時間(59秒と59秒)をカウントして残り時間、58分2秒で」
広田「よーし、58分だな」
 急遽、60分3本勝負と変更になり、1対1の後の3本目が繰り広げられることとなった。
広田はくるみへ掴みかかると、さっそく場外へ落とされる。待ってましたとばかり、花道から控室の奥へと消えた広田はしばらくして戻ってくると、「車のカギと免許証だー!」とアピール。さっそく、くるみを連行して、そのまま館外へと消えた。
 心配して、外へ見に行ったセコンドの宮崎から「もう車乗ってる、発車しました」との報告が。二人がどこから消えてしまったため、凶器のアイテムを片付けつつ、2試合目へと移行になった。
2,悪徳レフェリールール(15分1本勝負)
狐伯(10分36秒、絞り)田中きずな
※赤コーナーである、田中きずなにTommyレフェリーがえこひいきする特別ルール。

 赤コーナーサイドのきずなにはTommyレフェリーがとにかくえひいきをするルール。
 まずは、きずながドロップキック4連発。さっそくフォールに行くと、レフェリーは高速カウントでカウントを取る。あわてて2でキックアウトする狐伯。
狐伯も反撃のドロップキック。しかしこれにはレフェリーが低速カウント。しかも「アゴ入ったぞ」と厳しめの反則チェックも。
続く、ヘアホイップにも「髪の毛髪の毛」と注意。狐伯がコーナーのきずなへ足で顔面を攻めると、高速の反則カウントを取られる。
狐伯の首投げから首4の字には「動け動け!」ときずなを鼓舞。さらに首4の字に対しても、「チョーク入ってない?」とツッコミを入れる。
 続けて狐伯が弓矢固めに持っていく。「チョーク入れない入れない」と顎をつかむ狐伯への厳しいチェックが続く。きずなが体を入れ替えてフォールで覆いかぶさると再び高速カウントを入れるがカウント2。
狐伯がドロップキックから逆エビに持っていく。ロープに逃れようとするきずなだが、狐伯は腕も捕らえる。きずなは体ごとロープへ持っていった。
 狐伯がコーナーに振るも、きずな切り返してコーナードロップキック。そして、立ち上がると、エルボーを乱打。これに対して、狐伯はきずなの足を踏んでからのエルボーを連発。
再びエルボーを狙った狐伯にきずなはワキ固めに切り返す。レフェリーは「まいっただろ?」
とアピールするも、狐伯は首を縦に振らず。そして足のつま先をロープにかけたが、「もっとしっかりしっかり」とブレイクにせず。足首までかけてようやく認められた。
狐伯はきずなの腕をロープに巻き付ける。「ロープ使うんじゃない」とレフェリーの制止を狐伯は無視。振りほどいたきずながドロップキックから狐伯の腕をつかむと腕固め。ここから腕ひしぎを狙ったがクラッチを切ることはできず。
きずなの低空ドロップキックをかわした狐伯がドロップキック。コーナーへもたれるきずなへ低空ドロップキックからブレンバスター。しかし、低速カウントでカウント2。さらに低空ドロップキックからのフォールも2。
狐伯のコーナーホイップをかわしたきずなはドロップキック。狐伯がコーナーへ飛ばし返すと、きずなはセカンドロープへ。狐伯が突進すると、きずなはぶら下がり式腕ひしぎ。レフェリーは低速で反則カウントを取る。ここからきずなは一回転しての腕ひしぎ。
 きずなはコーナーに振るが、狐伯がブーメラン式のミサイルキック。低速で2カウント。
さらにノーザンライト。これも低速カウントで2。もはや、フォール技は低速のカウントしか入らないと悟った狐伯は、腕決め式のヘッドシザース(狐伯いわく「絞り」)を決めて、
ギブアップを奪った。レフェリーのえこひいきルールも、さすがにギブアップ技はどうすることもできなかった。
3,コミカルハードコアルール(15分1本勝負)
チェリー(12分42秒、エビ固め)藤田あかね
※藤田が持ち上げたところをリングに散らばっていた凶器の上で丸め込む。
waveが用意した凶器を使える特別ルール。凶器の中身はハロウィンセット。


 waveが用意した凶器アイテムによるハードコアルール。まずは試合前、そのアイテムが花道に並べられる。10月ということでハロウィングッズがその凶器として選ばれた。
まずは試合が始まると、両者ともにリングを降り、グッズを取りに行く。チェリーはおもちゃの刀、藤田はおもちゃの斧を持ち合う。「容赦しねえぞ」「覚悟しとけよ」とともに舌戦を展開。
まずは二人とも、凶器を持ちながらの腕の取り合い。やはりマットに置いて相手に取られることを警戒しあっているようだ。
藤田は斧を口にくわえながら腕を取る場面も。その後、ともに刀と斧で足を払い合うなど、うまく試合の中に取り入れる。ここでチェリーが「まずは正々堂々戦え、その凶器を置け」
と指示。チェリーも置くという条件で、二人が一斉に凶器を置くことに。
しかし、チェリーは藤田が斧を置いた瞬間に刀で一撃。「だましたな」という藤田に、チェリーは「コミカルハードコア!コミカルハードコア!」と観客を先導しながら、ガムテープを持ち出してぐるぐる巻き。身動きの取れなくなった藤田を、キックで倒してフォールに行くもカウント2。
「目が回ってるって。無理無理」という藤田の言葉を無視して、ロープに振り、ロープワークをさせてスタミナを奪う作戦に。疲れてきたところで再びキックをしてフォール。
次にチェリーが「チェリーのイリュージョンタイム! ここにいる美女をこの刀で真っ二つにして、そこから生き返らそうと思います」とマジック(?)をスタート。おもちゃの刀でボディを切り刻みにかかる。
「痛い痛い」「我慢しろ。みんな切られて再生しているんだよ、我慢しろよ」とやり取りが続くが、結局切断に失敗。
「失敗したじゃねえか。人をインチキマジシャンみたいにしやがって」と逆切れのチェリー。
ロープへ飛ばすも、藤田のタックルで返される。ここで藤田は全身に力を込め、ガムテープを引きちぎる。そして今度は凶器の中から、レイを取り出して腕に巻いてからのエルボー。
コーナーに振るがチェリーに切り返され、コーナータックルを食らう。
 チェリーはコーナーに座り込む藤田に「ゲートボール!」とアピール。凶器の中から丸井カップを取り出すとボールに見立て、刀で打ち込み、藤田の股間を痛打する。「ホールインワン」とアピールすると、今度は凶器から紙コップを持ち込む。
そして山のように積み上げていき、「城ができたぞー!」と豪語。藤田をその城にぶつけようとしたが、逆にボディスラムで持ち上げられ、投げつけられる。
藤田はかぼちゃの首飾りを首に巻き付けてトップロープに上がる。これをチェリーが刀で防ぐと、バケツを取り出して藤田にかぶせる。その状態で刀で打ち込み、何度も連打する。
チェリーはレイを取り出すと、藤田に巻き付け、まさかの絞首刑へ。
 「Tommyさん、落ちてる落ちてる」とアピールするチェリー。
Tommyレフェリーが左腕を持ち上げて確認すると、藤田が腕に力を入れる。
「おい、オマエも巻け」とチェリーはレイの片方を藤田に渡してチェーンデスマッチの要領へ。二人とも手首にレイを巻く。
ここでパンチ合戦。チェリーの熟女でドーン!をかわしての藤田のエルボーが打ち勝つ。
藤田は飴を取り出すとバケツに入れて、飴シャワーをかぶる。リング上には飴が散らばる。
この散らばった飴の上にブレンバスター。思いのほか、ダメージがあったようで、チェリーだけでなく、技を繰り出した藤田も悶絶。「これは痛いぞ」とチェリーは藤田へボディへのパンチを決めると、口に飴を積みこんでから熟女でドーン!。カウント2。
ダウンする藤田のボディの上に飴を乗せるチェリー。トップロープに上ろうとすると、藤田が飴を投げつけて阻止。
 今度は藤田がセカンドロープにバケツを持ってのぼると、バケツ式のショルダータックル。バケツが割れる。
残り3分。凶器アイテムをリング中央にかき集めたあかねはチェリーを持ち上げたが、エビ固めで丸めこまれる。バケツが丸められたあかねの下敷きとなり、完全に破壊される。
このままカウント3が入り、凶器アイテムの上でフォールされた。
●メイン
1,ハードコアルール(60分3本勝負=3本目)
柊くるみ(47分13秒、エビ固め)旧姓広田さくら
※人でなしドライバー。2対1により柊くるみの勝利。
4、ハードコアルール(30分1本勝負)
〇宮崎有妃&炎華(25分22秒、体固め)世羅りさ&夏実もち●
※イゴバレーボム。


 抽選の結果、炎華が初のハードコアに登場。まずはハードコア仕様の宮崎といつものコスチューム姿の炎華が登場。リング下を降りた二人はラダーや、標識、机をリング下から取り出し、リングへ放り投げる。そしてブリブラダンスを披露する。炎華も宮崎を見ながら一緒に踊りを見せる。
続いて、世羅&もちが登場。ここで、いきなり宮崎が奇襲。しかし。その場にたたずむ炎華に「オマエも来い!」と指示。宮崎は世羅を場外へ落とすと、観客のペットボトルをぶつけ、客席になだれ込む。コーナーに立っている炎華に「オマエ、何やってんだよ、もちはどこだよ」ともちに襲い掛かるよう指示をする。もちに向かっていったが、簡単に場外へ落とされ、客席へ投げられる。
リングへ戻ると、宮崎は世羅をキャメルクラッチにとらえる。そしてコーナーに控える炎華に、「殴れ、ほら、イス」と指示。炎華はビビりながらイスを持つ。そして世羅の前に立つと、恐る恐る振りかざすと、やさしく突く。ノーダメージ。そんな時、場内が騒がしくなり、広田とくるみが外から帰ってくる。
リング上は二つの戦いが交差する。くるみが広田をコーナーへ振る。突進をかわした広田がフェースバスターからのプロレスLOVEポーズ。この時点で、広田対くるみは42分、タッグマッチは5分が経過。
ここで広田&宮崎の連携によるシーソー式ボ・ラギノールがくるみに命中すると、なぜか
広田がコーナーに控える。そして手を差し出すと「チェンジ!チェンジ!」とタッチを要求。広田はくるみとのシングルの最中なのだが、6人タッグのような状況となってきた。
宮崎は広田へタッチすると「炎華、ダブル行くぞー!」と指示。広田&炎華でクロスラインを狙うが、これをかわしたくるみがダブルラリアット。広田をコーナーにホイップすると、
世羅、もち、くるみとコーナーアタック3連発。
そして、世羅が「え? え?」とか言いながらも、広田をフォール。「え? 難しい。どっちがどうなるの」と、ワケがわからなくなる。宮崎がカット。世羅がくるみにタッチ。ここでくるみと広田の顔合わせに。「これでいいの」とレフェリー。
くるみが自らロープに飛ぶが、その足を炎華が引っ張る。これからそれぞれが場外へ戦場を移すなか、広田がプランチャを成功させる。
リング上は再び広田とくるみ。くるみが広田を抱えると、リング中央に置かれたイスの上に投げつける。くるみはコーナーの広田へサマーソルトドロップ狙い。標識で防ごうとする広田。これで一度はあきらめかけたが、標識を外した途端にサマーソルトドロップ。
ここでくるみは中央にイスの山を築く。パワーボムのように持ち上げるが、広田が切り返して丸め込みは2カウント。広田はボ・ラギノールからへなーらを狙ったが、くるみは体重を浴びせてそのまま乗っかる。カウント2。ここでくるみが人でなしドライバーをイスの上で決めてカウント3。これで正式に第1試合の3本目が47分13秒で決着。2対1でくるみの勝利となった。
そしてメインのタッグマッチはそのまま続行。広田とくるみがリングで戦っている間、4選手は場外戦を繰り広げていた。宮崎が場外に机をセット。世羅にイス攻撃でダメージを加え、机に横たわらせると、トップロープからの場外ダイブを決めた。机が真っ二つに割れる。
折れた机の片方を持つと、世羅に一撃。さらにもう一つの机でも攻撃を加えに行ったが、もちがカット。すかさず、宮崎へムチでのチョークを決める。息を吹き返した世羅が真っ二つに折れた机をそれぞれ手にして宮崎を殴打。
リングへ戻ると、世羅がラダーをコーナーへセットし、宮崎をぶつける。さらにイス攻撃。そのイスを宮崎の前に立てかけての新幹線アタックと立て続けに攻撃する。
 宮崎もヒザで反撃。炎華とタッチをしようとするもさすがにハードコアを目の当たりにして、「ちょっと、ごめんなさい」と応じることはできず。
宮崎はラダーを取ると、世羅の首に固定してイスを連打で打ち込み、ボディスラム。イスを世羅のボディの上に固定してからタッチ。炎華がトップロープに上るも、「あのイス、どかしてほしいです、あの~、危ないです」と攻撃を躊躇する。宮崎はイスをどかし、「行ける? これで」と確認。同意を得たところで、ファンタスティックフリップへ。しかし、これは自爆。「ごめーん」と謝る宮崎。
今度は、世羅がラダーをロープに立てかけ、炎華を捕まえる。館内からは悲鳴が聞こえる。ブレンバスターの体勢に入り、このままラダーへの投げ捨てを狙う。投げた瞬間、宮崎が自らラダーにカバー。炎華は宮崎にぶつかり、ラダーとの衝突は避けられた。
 「オマエ、過保護すぎるんだよ」と世羅。今度は標識を持ち出す。炎華のボディに標識を乗せてのニーを狙ったがこれは自爆。
炎華が標識を手に殴りにかかるが、振りかざした際、キャッチされる。さらに竹刀での一撃を食う。
もちにタッチ。もちがイスを炎華のボディの上にセットするが、宮崎が「ダメ、まだ早い」とイスを取り上げて阻止。炎華が逆転のコルバタからドロップキック。
しかし、側転エルボーは背中を蹴られる。もちはイスを取り出し、振りかざすと背後から宮崎がカット。イスの取り合いとなり、宮崎が炎華へコーナーへ上がるよう指示。イスを持った状態で「いいから来い」と、強く言い放つ。躊躇する炎華だが、意を決して飛ぶと、ついにイスを蹴ってのミサイルキックを決めた。炎華、初のハードコアだ。
 宮崎は、もちを宙づりにすると、顔面の前にイスを固定。「これがハードコアだ!」とラダーをイスめがけて投げつけた。
さらにムーンサルトを狙うが、世羅がカット。もちがムチで殴り掛かるところを炎華がドロップキックで阻止する。
宮崎がドロップキック。もちがバズーカを持ち出すと、炎華が背後からもちを押し出して宮崎と正面衝突させる。バズーカを奪った炎華はもちへ突こうとするもこれはかわされ、
背後の宮崎にヒット。
もちはバックドロップ。トップロープへ上がるが、宮崎が迎撃し、雪崩式ブレンバスター。
フォールに行くが、世羅が竹刀でカット。
 ここで宮崎は碁盤を取り出すも、もちがその上にDDT。すると、炎華が碁盤からジャンプしてのドロップキックで宮崎をアシスト。
世羅が入り、宮崎を碁盤に打ち付ける。碁盤を覆うような格好となった宮崎へ背中へのニー。もちもコーナースプラッシュと続く。
 さらにもちは碁盤を中央に置くと、パワーボムの体勢へ。これを宮崎はショルダースルーで跳ね返す。碁盤へモロにぶつかるもち。
 宮崎はえびす落としを碁盤の上に落下させる。カウント2。さらに今度は標識をもちに置いた上でのムーンサルト。炎華は世羅の足を引っ張り、中に入らせないようにしていたが、竹刀を伸ばしてカット。
 ならばと宮崎は直伝デスバレーを碁盤に直撃する、イゴバレーボムを決めてとうとう3カウント。25分にわたる熱戦にピリオドを打った。
「オマエ、一発でいいから殴らせろ」と、世羅は炎華を追いかける。必死に逃げ惑う炎華。
 世羅&もちが引き上げると、宮崎&炎華は勝利のブリブラダンスを披露した。
宮崎のマイク。
 「本日はwave、2AWスクエア大会ご来場ありがとうございます。くじ引きで対戦を決めるって初めてではないんですが、はっきり言えばみんな(ハードコアを)やりたくないです。でも、この普通のカードを決めるんだったら、ワクワクとかドキドキがあったほうがいいかなって。炎華なんでてハードコア、まだ早すぎるじゃないですか。1試合目の広田もどうなるかわからなかったし、シングルが途中で6人タッグみたいになってて。まあ、よかったんだけど、久しぶりに世羅とハードコア、炎華に対する心配事が多すぎて集中できなかったけど、まあ、きずなよりはよかったかな(笑)。もしきずなだったら心配しすぎて。でも、たまにはこういう大会も刺激がっていいんじゃないでしょうか。
明日も昼あります。wave5人しか出ない5つ巴戦、3回勝ったら勝利になります。5つ巴は3人に勝ったら勝ち、難しいけど、その順番も明日くじ引きなんですよ。私が一番だったら興行はすぐ終わると思ってます。私が一番として、最初と、次とその次との試合に勝ってしまったら、終わってしまうので。でも、私が最初に出て負けて混乱してしまいそうですが、とにかく目の前の敵に勝てばいいだけなんで、明日はやりたいと思います。…久々に血が出てクラクラする」
 こうして最後は宮崎による「これがwaveだー!」でエンディングを迎えた。