2025.05.05

『Its wave〜川崎プロレスゴールデンウィーク〜may.25』

日時
5月5日 月曜日・祝日
観衆
80人
場所
アミスタ
1、3wave(10分1本勝負)
△郷田明日香 vs 香藤満月△ vs マコトユマ△
(10分00秒 時間切れ引き分け)


 昨日、開幕となったCATCH THE WAVE。アミスタ大会はテーマ曲が鳴ってから誰が登場し、どんなカードかがわかる仕組みであるが、後半2試合はリーグ戦とあり、この日は前半3
試合がその形式をとった。
二上会長が前説で練習していたこともあり、マコトユマの曲がかかると一斉に「オーッ!」と言う歓声があがる。
 マコトユマ、満月、郷田と入場し、3WAYマッチのカードが明かされた。郷田が手四つを要求すると、ユマと満月が共闘し、ダブルタックル。さらにエルボーを叩き込み、2対1の展開に。ディアナ対waveという図式となる。
郷田が吠えて立ち上がり、それぞれにエルボーを打ち込んでいく。満月と郷田がタックル合戦。
マコトがスキをついて郷田をフォールも2。今度はマコトと郷田が共闘して満月と対峙。二人がかりでコーナーに振りトレイン攻撃。満月がダウン。
 マコトが郷田にドロップキックを連打。郷田が追走ラリアット。マコトも負けじとスピアー。さらに逆エビに入る。
 満月がカットに入るが、正面から押し込んだため、郷田にダメージが蓄積する。郷田は自力でロープへ。満月が郷田の上から飛び乗り、全体重をかけて、足をばたつかせる。
 さらにマコト&満月がダブル攻撃を狙うと、それをかいくぐった郷田がダブルラリアット。マコトに突進するも持ち上げられ、コーナーに押し込まれドロップキックを浴びる。
 満月はマコトへ突進するも、それをかわしてスクールボーイ。ここから3者のスクールボーイ合戦が続く。いずれもカウント2。
郷田、満月がクロスラインからダブルのおんぶ式プレス。カウント2。続いて、郷田と満月のエルボー合戦。激しくくり広げられたが、満月が打ち勝つ。
 郷田がタックル。満月も打ち返す。両者の打ち合いが続く。どちらも意地で倒れないが、最後は満月が打ち勝った。
 郷田が満月にボディスラム。2カウント。残り3分。
 満月がボディアタックからセントーン、2カウント。
 マコトがミサイルキックも満月に誤爆。その間にマコトが満月をフォールも2。郷田がマコトにラリアット。マコトはローリング式のタックル。満月がセカンドからのボディプレスはマコトがカット。
味方と思い込んでいた満月は「なんでー」とクレーム。
 満月はマコトにタックル。郷田が満月にショートレンジのラリアットを連発して今度はロープを利してのラリアット。このチャンスにマコトが丸め込みを連発。さらに満月がボディプレスを連発するが、マコトがカット。マコトが低空ドロップキック。ここでドローとなった。
2mスクランブルwave(30分1本勝負)
SAKI&◯世羅りさ&夏すみれ(10分32秒 横入り式回転エビ固め)狐伯&咲蘭●&小林香萌


 ここでもテーマ曲が鳴ると、「オーッ」という歓声に包まれる。その中を小林香萌が登場。続いて世羅、咲蘭、SAKI、狐伯とそれぞれ、「オーッ」という歓声の中、登場する。
最後の入場となった夏はセクシーダンスを披露し、客席へ座るサービスぶり。ポールダンス風にロープを使ってダンスを披露していると、いきなり奇襲を浴びる。
夏は場外転落。SAKI&世羅がトレイン攻撃を浴びる。
 狐伯&咲蘭はSAKIへのダブルドロップキックから、咲蘭は狐伯のアシストでフットスタンプ。
咲蘭は手を踏みに行くがSAKIが引っ込める。そして、咲蘭の足をグーで殴る。SAKIが咲蘭にサーフボード。さらに吊り天井で持ち上げる。
続いて、世羅が逆エビに捕らえる。SAKIが待ち構えたところに小林が飛び出すと、ダブルのカンパーナが完成。
SAKIが咲蘭にボディスラムも2。咲蘭がエルボーを連打。SAKIがチョキパンチ。チョキでセーフのポーズ。小林が「セーフじゃねえだろ」とイチャモン。咲蘭はスクールボーイからドロップキック。続いて、小林がドロップキック。世羅とSAKIをコーナーに押し込んで串刺しドロップキック。ここからSAKIと小林による、足の踏み合いとなるが、両者ともに引っ込めて、なかなか踏めず。それでも最後は小林が踏みつける。SAKIはたまらずダウン。
SAKIはアトミックドロップで反撃。弾みがついて、小林はエプロンの夏と体当たり。
 世羅と狐伯。狐伯が世羅の手を踏みつけて、低空DDTから低空ドロップキックを3連発。しかし夏が場外から足を引っ張るが、世羅のキックがエプロンの夏に誤爆。気を取り直して、セラリズムバスターも2。コーナーニースプラッシュも2。
狐伯がブレーンバスターを切り返して、ダブルDDT。咲蘭が世羅にドロップキック3連発。さらに背後へ回ると、おんぶ式スリーパー。世羅がロープをつかんでクリア。
 咲蘭が619。トップロープに上がるも、夏がカット。世羅がデッドリードライブ。夏もコーナーへ上がろうとするも、小林がカットし、またも場外へ。夏は、まだ一度もリングインできず。咲蘭が世羅へ空中ギロチンを落とす。
ここで狐伯と咲蘭の連携にいくが、これは分断され、SAKIと世羅がトレイン攻撃へ。世羅が串刺しタックルを狙ったが自爆となり、逆に狐伯組の低空ドロップキックを浴びる。
 咲蘭は飛びつき式フットスタンプも2。世羅が丸め込みの途中で押しつぶし、そのまま押さえ込むも2で咲蘭が返す。それでも世羅は丸め込んでそのまま3カウントが入った。
試合後、夏がようやくリングイン。観客が「夏、良かったぞー!」と声援を飛ばすと、夏が一人で受け身を取る。
すると、小林からドロップキックを浴び、またも場外転落となった。
3,チェリーブロッサムwave(30分1本勝負)
◯桜花由美&チェリー&櫻井裕子(21分14秒 片エビ固め)宮崎有妃&シン・広田さくら●&梅咲遥
※ビックブーツ


 お客さんの乗りもよく、第3試合もテーマ曲ごとに「オーッ」の歓声が起こる。順々にリングへ入り、最後に入場となった奇跡はパートナーの梅咲に合わせ、二人ともリボンを巻いて登場。広田が「一番かわいいのは?」と問いかけ、自ら先発を買って出る。チェリーも対抗して、「こっちも一番ピチピチしているのは?」とチェリーが先陣を切る。
「チェリー」コール、「広田」コールが二分する場内。
広田「わかったよ、いいよ。狐伯、郷田ありがとうね、二人が(「広田」コールを)頑張ってくれて。おまえ、ピチピチッて、どう見ても、塩っ塩じゃねえか」
チェリー「ちょっと待って、誰か塩塩だ? もぎたてフレッシュだろうが」
広田「おまえがフレッシュだったら、その辺のブルーツ屋は『あー全部くさってるくさってる』って倒産してます」
チェリー「おまえみたいなもんを『人の心、ここにあらず』って言うんだよ。さくらっていう名前、お母さんの節子さんに付けてもらってるのに、最悪じゃねえか。孫も泣いてるぞ」
広田「おまえこそ、チェリーブロッサムって、ただの枯れ木じゃねえか」
 ともに、相手の悪口を言い合っているうちに、お互い心にダメージを負い、ひざまついていく。それでも、ヒザをついたままふにゃふにゃのエルボー合戦を繰り広げる。
ここで広田が悟りを開く。
広田「チェリー、私は気づいた。枯れ木でも、なんでもいい。私たち、自信をもって育っている。そんな私たちが一番
美しいってことに!」
チェリー「そう、そんな広田さんはいつも立ち上がって美しいです」
「チェリー」「広田さん」
「がんばろー!」
 二人は握手をかわすと、それぞれタッチして選手交代。
桜花と宮崎。手四つ合戦から宮崎が投げを打つ。桜花がカニ挟みからフォール。宮崎がダイヤル固めで回しにかかると回転途中でお尻が上向いたところで広田が飛び出し、何度もカンチョーにトライ。ダイヤル固め式カンチョーという新たな連携を見せる
怒った桜花は、宮崎にビッグブーツからランニングブーツ。トップロープに上るも、宮崎が迎撃。これを櫻井とチェリー
が阻止して、桜花がサンマドロップ。2カウント。
 宮崎は目つきからのビッグヒップ。そして、「布もってこいー」と指示。さらに「今から桜花を浮かせます」と宣言する。
「ミュージック、スタート」と、言った瞬間、チェリーがチョーク攻撃で宮崎のイリュージョンを阻止。それでも苦しみながら「ミュージック、スタート」と要請し、音楽が鳴る。しかし、チェリーがカットに入っているため、布はそのままの状態に。そこで、代わりに石黒レフェリーが手をかざすと、布が浮き始める。そして、静かに手を下ろす。布をはぐとそこには寝たままの桜花の姿が。桜花&石黒振レフェリーでポージング。「大成功じゃねーかー!」と宮崎が切れる。桜花はビッグブーツからランニングブーツ。
チェリーが桜花へダブルを指示。クロスラインから桜花を上に乗せて、さらにチェリーがフォール。宮崎が体を入れ替えると、はずかし固めの体勢に。桜花が飛び出し、「待って待って。チェリーさんじゃなくて、年下の私にお願いします」と身代わりを名乗り出る。
チェリーも「いやいや、人妻の桜花さんにやらせるわけにはいかない。独身の私にお願いします」とチェリーも引かない。
 「いやいや、年下の私の私に…」「独身の私に…」とそれぞれが身をささげようとする、美しい光景に、広田も飛び出し、「いやいや、2人とも美しい心を見せてもらったよ。わたしがやられましょー」と身をささげようとする。
 3人がはずかし固めをかけられようとしている状況に、宮崎が「誰のも見たくねーよ!」とすべてを崩す。
 宮崎はイスをセットすると、チェリーを座らせ、「広田持っとけ!」と指示。そして、チェリーの目の前で桜花を捕らえてはずかし固めを披露。
しかも、開脚と同時に広田が背後からチェリーの背中を押してより至近距離から鑑賞させる。チェリーは思わず、「おったまげー」と背後へ倒れる。
 宮崎がコーナーに振る。チェリーはティヘラで切り返すも、宮崎がラリアット。
 宮崎がコーナーに上がるが、チェリーが雪崩式フランケンで切り返す。
宮崎は負けじと、チェリーと桜花をコーナーに振ると、相手であるはずの櫻井を呼び込み、なぜか裕子ロケットを発射させる。しかし、コーナーへ行く前に櫻井がマットに沈んで不発。
 梅咲が低空ドロップキックからブレーンバスターでチェリーをフォールも2。
 チェリーがボディへのパンチから熟女でドーン!は空振り。桜花が背後から梅咲を摑まえるも、チェリーが突進すると、同士討ち。チェリーが「よくも桜花さんを」とダブルリストアームサルトも2カウント。
櫻井が梅咲へ串刺しタックルからタックルも2カウント。
 続けて、コブラツイストに取るが、広田が出てきて、背後からカンチョーでカット。広田&梅咲がダブルフェースバスターからダブルのプロレスLOVEポーズ。
 櫻井に対して、梅咲がエルボー、広田がカンチョーとツープラトン攻撃。そしてエアエルボーでともにアピール。
15分経過。梅咲がエルボー、櫻井がブーツで打ち合う。梅咲がエルボーを連打すると、櫻井もブーツを2連発。梅咲
がローリングエルボー、対角線から走ってのランニングエルボーもカウント2。
 奇跡が飛び出し、宮崎がタックル、梅咲がドロップキック、広田がカンチョーと串刺し3連打。
 奇跡による合体式シーソープレスは櫻井が足を出して、広田が跳ね返るも、梅咲が背後から押し出す。それもまたキックされ、結局、宮崎のニーが突き刺さる。
櫻井はファイナルカット。桜花がビッグブーツ。
 すると、広田が桜花、櫻井、チェリーの腕を持ち、なんと3人まとめてのロープ渡り。しかしアームホイップで投げることができず、ストンピングの嵐を食らう。
 桜花とチェリーが広田へダブルの熟女でドーン!から桜花と櫻井のダブルブレーンバスター。さらに桜花のビッグブーツは2。
桜花がコーナーへ上がるも、梅咲がカットし宙づりに。広田がローリングしてのカンチョー。もう一度、リング中央から側転カンチョーを見舞う。宮崎と梅咲がそれぞれ、別のコーナーからミサイルキック。広田がシャイニングウイザードも2。
桜花はクロスアーム式DDTからかかと落とし。垂直落下ブレーンバスター。宮崎がカット。20分経過。
宮崎が櫻井とチェリーにダブルラリアット。桜花がローンバトルとなる。しかし、対角線に走ってのラリアットは桜花がかわして背後にいた広田に誤爆。桜花が広田へチョークスラム。カットに来た梅咲のフットスタンプに気づいた桜花がかわすと広田へ命中。
桜花が突進すると、広田はFFD。危なくカウント2で返す。
 桜花はネックハンギングボムを狙ったが、広田はウラカンラナで返す。カウント2でキックアウトした桜花が、正面衝突式のビッグブーツで粘る広田にようやく止めを刺した。
4,CATCH THE WAVE 2025・Plutoブロック(15分1本勝負)
〈1分け=2点〉△笹村あやめ(時間切れ引き分け)小橋マリカ△〈1分け=1点〉
※CATCH THE WAVE公式ルールによりキャリアの下の選手が2点、上の選手が1点。2017年デビュー笹村が2点、2016年デビュー小橋が1点を獲得。


 ここからいよいよCATCH公式戦へ突入。笹村、小橋ともに、これが初戦となる。笹村の握手には、小橋が「よろしく~」と愛想よく返す。まずは意外にもレスリングの攻防となり、観客は食い入るように見つめる。
小橋はネックロックに捕らえると、しばらく締め上げる。笹村が上に乗り、これを回避すると、マウントを取る。
ようやく両者が離れると拍手が沸き起こる。
 ロックアップ。「こうじゃねー!」と小橋はいきなり背後に回ってスクールボーイ。2カウント。さらにアームホイ
ップからのドロップキック。
 小橋が串刺しタックルから水平チョップを連打。串刺しドロップキック。ギロチンを決めるも2カウント。
 笹村もボディスラム返しから、もう一発、ボディスラム、2カウント。コーナーに押し込んで、重いエルボーを「お返しじゃー!」と言いながら放つ。
 再度、立たせると、エルボーを連打。5分経過。
小橋がロープから戻ると笹村は場外へ。「来い来い、こっちがリングだよ」「おまえが来いよ」とのやり取りがあり、笹村が「しょっぱいねー」と呼び込む。この挑発に乗った小橋が場外へ。笹村は客席へ雪崩れこませる。カウント9で小橋が戻る。
ドロップキック、2カウント。首投げを連発から、フェイスロックへ。さらにキャメルクラッチで締め上げる。
 なんとか小橋がロープをつかむ。
 笹村がエルボー。小橋がクロスチョップ。低空ドロップキックからのドロップキックは空振り。笹村はタックル。
二発めのタックルをかわすと小橋はエプロン上からのスタナーを敢行。フォールに行くと、笹村はブリッジで返す。
小橋が正面からロケットニー。
 10分経過。ネックロックも笹村がこらえる。笹村がタックルをぶちかますと、両者ダウン。笹村が背後からブロンコバスター。低空ドロップキック。2カウント。
それでも小橋がネックロックで絞ると、笹村は動きが取れなくなる。なんとかロープまでたどり着くと、笹村は
逆転のラリアット。
 再びダブルダウン。カウント9で両者立ち上がると、小橋がエルボーを連打。笹村も気合で打ち返す。エルボーの打ち合いから笹村がブレーンバスター。2カウント。
笹村のフットスタンプは自爆。小橋がまたもネックロック。これでなんとかギブアップを奪いに行く作戦を崩さず。
 残り1分。笹村はネックロックをかけられた状態で、強引にブレーンバスターで投げ飛ばす。
 バックの取り合いから、小橋が投げようとするが、丸め込みとなり、笹村が回転途中で腰を落とすも2。
 残り10秒。最後に小橋がレッグラリアットを放ったところでドローとなった。
今回は引き分けの場合、キャリアの浅いほうが得点を多く加算される仕組みとなっており、2016年デビューの笹村が2点、
2017年デビューの小橋が1点獲得となった。
・バックステージ
笹村 CATCH初戦、クソギャルにやられましたね。勝ちきれなかったことがむっちゃ悔しいので、残り2戦、落とさずに決勝
へ進んで、そして、波女の称号を手に入れたいと思います。
(100万円の使い道は?)毎年、自分自主興行やっているんですけど、今年は千葉を飛びだしていきたいと思っているので
その資金にしたいと思っています!

小橋 CATCH THE WAVE初戦、笹村とシングルマッチ…笹村とは初めて試合をしたんですけどォ、やっぱりパワーファイターで
笹村すげーってなってるじゃないですか。ギャルだって、ふざけているだけじゃなくて、実は、できるんだぞって言う爪痕を
残して、この波女の称号を手に入れる最初の一歩、超大事だと思って、私もバイブス満点で挑んだんですけどォ、このドロー
という煮え切らない終わり方をしまして、終わった後は超悔しかったんですけどォ、火が付きました。次の試合は郷田明日香
か米山さん? どっちにしろ、必ずギャルが勝ってギャルの時代をwave、女子プロレス界に流したいと思いますので、応援よ
ろしくお願いします、ギャル!
(100万円の使い道は?)100万円かあ、どうしよう? waveの選手を、私が仲いいギャルモデルを紹介してギャルメイクさせて、
ギャル興行をwaveでやりたいなって思います。全員ギャル、レフェリーもギャル、終了後は全員でパラパラをやりたいと思うの
で応援してください。あげぇ~。
5,CATCH THE WAVE 2025・Jupiterブロック(15分1本勝負)
〈1勝=3点〉◯尾﨑妹加(8分45秒、エビ固め)炎華●〈1敗=0点〉
※アンゼンチン・スイングバスター。

 いきなり炎華が握手と見せかけて、首固めに捕らえる。しかし、妹加にそのままボディスラムで投げられ、続いてエルボー
ドロップを投下されると、さらにはセントーン。
そして、逆エビに捕らえる。炎華が気合でロープににじりよる。ロープまで
行かせまいと、腰を落とす妹加。それでも炎華が粘ってロープに逃れた。
勝負に出た妹加は早くもアルゼンチンの体勢へ。炎華が足をばたつかせる。抱え上げられたまま、体を入れ替えて着地すると、串刺しドロップキック。
妹加が突進すると、側転してコーナーからリングに戻り、側転エルボーからドロップキック。セカンドロープからボディアタックで飛ぶと、妹加がダイレクトキャッチし、そのまま前方に落とす。
再び、アルゼンチンの体勢で持ち上げると、炎華が丸め込んで、エビ固めに持って行こうとする。
 妹加は回らせまいと、そのまま押しつぶす。炎華はスクールボーイ、ジャックナイフ、ジャパニーズと畳みかけるも2カウント。
エルボー合戦から、炎華がリストロックしてのエルボーを連打。妹加は抱え上げると、ついにアルゼンチンで持ち上げる。
そして、何度も絞り上げるだけでなく、炎華の腕と足をくっつけてより密着させる。絞り上げたのちに、東海道落とし。さらに逆エビで思い切り絞り上げる。
炎華は気合でロープに行くが、妹加はリング中央に戻し、腰を落とす。
 5分経過。妹加はまたもアルゼンチンで抱え上げると、これを炎華はエビ固めに切り返す。ここからエビ合戦となるも、どちらもカウント2。炎華はドロップキックからミサイルキック。さらにもう一発ミサイルキックを決め、片エビ固めも2。
続けて、炎華がSTFに捕らえる。先ほどのお返しとばかり、長時間絞め続けたが妹加もパワーを生かして上半身をロープへ持っていく。
炎華は「投げるぞー」と宣言して、ノーザンライトスープレックスに持って行こうとするが、妹加がこらえてラリアットを打ち込む。フォールへ行ったものの、炎華は横入りエビ固め式で切り返す。
カウント2。妹加はサイドスープレ
ックス、ラリアットと大技を連発。最後はアルゼンチン式スイングバスターでフォールを奪った。
妹加「私の開幕戦、勝って3ポイント取ったぞー。でも、もうヘトヘト。マジで炎華速すぎる。最初、捕らえれるかヒヤッとしたけど、まだ初戦なので、あと2試合勝って、決勝にコマ進めていくんで、みなさんもCATCH盛り上がってくださいねー」

 最後は妹加の「これがwaveだー!」でシメとなった。
・バックステージ
妹加 CATCH初戦、3点獲得しましたー! この調子で全勝して、決勝へコマを進めていきたいと思います!
(100万円の使い道は?)今年、自分10周年なんで、自分のためにも、自分でパーッと使って、まあ、みなさまにも還元できたらいいなと思っているので、絶対勝ちます!
5月5日(月祝)@アミスタ
2025.05.04

『CATCH THE WAVE 2025~開幕戦~』

日時
5月4日 日曜日
観衆
561人
場所
後楽園ホール
・入場式
CATCH THE WAVE 2025の季節がやってきた。今年は、wave5・4後楽園大会からwave7・21後楽園大会まで4人9ブロック36選手によって争われる。以前、32人参加はあったものの、36人は史上最多の参加人数となる。
 ブロック1位の選手9人は7月13日の176BOX大会(夜)で三つ巴を行い、それぞれ勝ち上がった3人が7月21日の後楽園大会で決勝三つ巴を行い波女が決定する。
 ブロック分けは次の通り。
■Mercuryブロック=宮崎有妃、網倉理奈、葉月、羽多乃ナナミ
■Venusブロック=シン・広田さくら、夏すみれ、小林香萌、梅咲遥
■Earthブロック=狐伯、世羅りさ、紫雷美央、香藤満月
■Marsブロック=桜花由美、ウナギ・サヤカ、花園桃花、マコトユマ
■Jupiterブロック=炎華、SAKI、尾﨑妹加、真白優希
■Saturnブロック=本間多恵、高瀬みゆき、鈴木ユラ、八神蘭奈
■Uranusブロック=青木いつ希、関口翔、マリ卍、鉄アキラ
■Neptuneブロック=チェリー、櫻井裕子、YuuRI、咲蘭
■Plutoブロック=郷田明日香、米山香織、笹村あやめ、小橋マリカ
まずは出場選手36選手が入場。例年のごとく、選手宣誓は初出場となる郷田、ウナギ、YuuRI、真白、咲蘭にて行なう。
 それぞれ、「プロレスリングwave・郷田明日香、フリー・真白優希…」それぞれ所属団体と名前を名乗る。最後に咲蘭が「プロレスリングwave・咲蘭」と、突然のwave所属を宣言。
まさかの展開に館内はどよめきから歓声に変わる。
二上会長が状況説明。「いま発表があったように、5月1日付けでwave所属になりました。
(泣き顔を見せる咲蘭に)そんな泣くことじゃないからね。前の団体とは平和的に解決していますので、安心してください。waveは7人になりました」と明るいニュースで開幕となった。
1,CATCH THE WAVE 2025・オープニングサバイバルwave(20分勝負)
志田光(14分58秒、オーバー・ザ・トップロープ)紫雷美央
※バトルロイヤル形式によるオーバー・ザ・トップロープルール。退場順は鈴木ユラ、花園桃花&小橋マリカ、櫻井裕子、炎華、尾崎妹加、YuuRI。


 CATCH THE WAVE 2025出場メンバーでこの日、公式戦が組まれなかった選手によるオープニングマッチ。バトルロイヤル形式によるオーバー・ザ・トップロープルールが採用された。大物「X」の参戦も発表されていたが、最後に出てきたのは志田光。4・27ルチャフェス両国国技館で帰国していた志田が大物Xとして登場。「第6代波女・志田光」とコールされた。
まずは、志田に対してほかの全選手が共闘の姿勢を見せて奇襲をかけ、8人がかりで太鼓の乱れ打ち。志田は竹刀で滅多打ちにフルスイングして対抗する。炎華が志田にドロップキック。続けて妹加にもドロップキックを連発していく。
妹加がタックルでお返し。その妹加に対して、櫻井とYuuRIが連携によるダブルのカウンターキックから、櫻井がタックル、YuuRIも低空ドロップキックと畳みかける。そのYuuRIへ花園がフラワー攻撃。「全員集合ー!」と号令をかけて、YuuRIをキャメルクラッチに捕らえると、ほかの選手が周りに集ってのポージングを決める。
さらに花園は「今からまじめにプロレスするぞ、力比べやろー!」と各選手に呼びかける。9人が輪になって、それぞれ横の選手の手を取って、手四つ勝負。観客からは「力比べ」コールが起きる。
 続いて、花園から順に、伝染するかのように、腕をひねっていく。最後の志田までひねりが終わると、逆に志田がひねり返して、花園に返ってくる。思わぬダメージに、花園は早くも泣き出す。
「謝れ」コールが起きるも、その気のない志田が竹刀で各選手を乱打するとブーイング。ユラが「謝れ、泣いてるだろうが」と志田の背後へのキック。ユラが花園へ連携の指示。花園がトップロープに上ったが、ユラに落とされて失格。続いて、小橋とユラが連携を見せようとするが、場外の花園から足を引っ張られる。二人はサードロープから場外へ転落。これを見た炎華が、プランチャで飛ぶが、セコンドにいた狐伯と桜花がキャッチして、床に体が落とさせず。そのまま炎華をリングへ戻す。
美央が「ずるいずるい」と抗議。今度は炎華がリング上から集団めがけてボディアタック。小橋&花園が、美央&炎華へコーナーホイップを狙ったものの、これを切り返されて二人がリング中央で腕を組んで勢いあまって、グルグル回る羽目に。十分に目が回ったところで背後から、美央、炎華がそれぞれ丸め込んで、二人が失格。
今度はそれぞれが首4の字による数珠繋ぎ。最後に残った妹加が逆エビで全員をひっくり返して絞り上げる。
 妹加が美央を捕らえてトレイン攻撃を狙う。しかし、美央はそれぞれが突っ込んできたところを一人づつ蹴っていき阻止。さらに櫻井をとらえて女郎蜘蛛を決める。その勢いで、美央自身が場外へ落ちそうになったがなんとか耐え抜く。さらに救出に入った炎華にまで、二人まとめて締め上げる。
志田が櫻井をブレーンバスターで持ち上げると、YuuRIが合体式ネックブリーカーに捕らえ、そのままフォール。これで櫻井が失格。
 志田が炎華をコーナーホイップ。続けてコーナーパンチに決めるが、背後から美央がカットに入る。
志田はエプロンに出るが、なんとか炎華や妹加の攻撃を耐え抜いて、場外転落は阻止。
炎華が妹加にジャパニーズレッグロールクラッチ。志田がカット。
志田が「(エプロンの志田へ攻撃してきたのは)どっちだ?」と問いかけ、炎華と判断してエルボーを放つ。妹加がパワーリフトの要領で炎華を抱え上げ、志田も協力して一緒に持ち上げ、そのまま場外に落として炎華が失格。
 残りは美央、YuuRI、志田、妹加。美央が「妹、ダブルー!」とその容姿がどことなく、紫雷イオ(イヨ・スカイ)に似ているYuuRIに「妹」呼ばわりで指示。
える。しかし、志田が無防備の妹加へ目つきからの首固め。妹加失格。
 「妹になんてことするんだー!」と背後から美央が志田をストンピング。YuuRIがカニはさみで志田をロープにもたれさせると、美央が619。
 美央とYuuRIがダブルのブレンバスター狙い。志田がこらえる。すると、美央が志田の隣に移動し、YuuRIへダブルのブレンバスター。クロスラインを狙ったが、YuuRIがダブルフライングネックブリーカーでやり返す。
 しかし、突進したところを美央の619が待っていた。続けて、志田がヒザ打ちからジャックナイフ固め。
これに美央も協力し、ダブルのジャックナイフ固めの形となりでYuuRI失格。
残るは美央と志田の二人に。両者がエルボー合戦へ。志田が打ち勝つも、美央もドロップキックで返す。志田がニーを当て、さらにファルコンアローを狙ったが、首固めで返す。
 美央は紫閃光。続いて、飛びついての卍固めに取ると、志田はエプロンまで持って行く。志田はリング内、美央はエプロンに立ってのエルボー合戦。志田はグーパンチ。コーナーへ上がり、美央を捕らえて、雪崩式ブレーンバスターに取ろうとするが、美央がこらえて「逆に投げるぞー」と場外へ投げようとする。美央もコーナーへ上がってきたところを、志田がブロックバスター気味に抱え上げそのままコーナーに腹部をぶつける。美央はその勢いあまって場外転落。大物Xこと、志田が勝利を挙げた。
2,CATCH THE WAVE 2025・Uranusブロック(15分1本勝負)
<1試合=3点>関口翔(1分49秒、カケラホマ)青木いつ希<1試合=0点>


 Uranusブロックは青木いつ希、関口翔、マリ卍、鉄アキラの4名による争いに。まずは同期であり、ライバルである関口と青木が開幕戦から激突。
関口の握手に対して青木はいつものように、「よろしくおねがいしますー!」と返答。両者、ゴングと同時に突進から青木がエルボー、ラリアット。カウント2。
関口が正面からビッグブーツを2連発。さらに丸め込みを連発する。これをすべてキックアウトした青木が投げっぱなしジャーマンからラリアット。2カウント。
関口が延髄蹴りからブレーンバスター。2カウント。青木が即座に立ち上がり、トラースキック。
これを食らいながらも関口はカケラホマで丸め込んで、一気に3カウント。
わずか1分49秒の短時間決着で関口がまずは幸先良いスタートを切った。
・バックステージ
関口 CATCH開幕戦と言ったら自分は去年のことを思い出すので、初の試合が青木と再戦となると思ってなくてビックリですけど、今日こうやって勝つことができてうれしく思っています。(100万円の使い道は?)関口翔ことSGKという名前があるのでSGK興行を打ちたいと思っています。優勝します!
3,CATCH THE WAVE 2025・Jupiterブロック(15分1本勝負)
<1試合=3点>SAKI(2分45秒、エビ固め)真白優希<1試合=0点>
※パワーズラム。

 

 Jupiterブロックは、炎華、SAKI、尾﨑妹加、真白優希という、混戦模様が予想されるブロックに。
真白から握手を求め、SAKIも握り返す。真白は目つき、SAKIはチョキパンチ、どちらも狙ったがともに動きを読んで打たせない。真白が丸め込んでの回転エビはカウント2
続いて、飛びつきの丸め込みを狙ったが、SAKIが防ぐ。いっぽうの真白もファルコンアローを防ぐ。

エルボー合戦から真白がドロップキック、アームホイップ、低空ドロップキックと畳みかける。続けてトップロープから旋回式プレスを投下したがこれは自爆。SAKIは持ち上げると、ロープのリバウンドを利してのブレーンバスター。
カウント2。真白は蹴りで動きを止めてからのエビ固めも2。SAKIは目つきで真白の動きを止めると、パワーズラムに捕らえて3カウント。JupiterブロックでまずSAKIが白星を挙げた。
・バックステージ
SAKI まず3点、ヤングがないので、ヤングはもちろん、いろんなブロックに混ざっているし、でも気を抜かずにブロック優勝を狙いたいんですけど、ちょっとまだ自分に甘いところがあったのかなとは今日、試合をして思いました。これからまだ気を抜かずに頑張ります。(100万円の使い道は?)ディズニークルーズに行くのが今年の目標で行こうかなあと…(微笑)。
4,CATCH THE WAVE 2025・Neptuneブロック(15分1本勝負)
<1試合=3点>チェリー(2分14秒、春夜恋)咲蘭<1試合=0点>
 

 Neptuneブロックはチェリー、櫻井裕子、YuuRI、咲蘭。曲者が多く集うブロックとなった。
 入場式で明かされたように、新たにwave所属となった咲蘭の第1戦はチェリー戦からスタート。年の差は実に34歳。
トリプルスコア対決でもある。
 咲蘭がいきなりのドロップキックを8連発。フォールに行くが、チェリーに何度、返されてもカバーをくり返す。
続いて、カサドーラ式フットスタンプを投下させたが自爆。 チェリーがグーパンチ。「wave入団おめでとー!」と言いながらのどっこいしょ。
ここからエビ固め合戦となるも、どちらも2で決まらず。咲蘭がドロップキックを放ったが、一瞬のスキを突いたチェリーが春夜恋を決めて3カウント。まずは3点を獲得した。
・バックステージ
チェリー 今日は咲蘭選手がwave入団と聞いて、めちゃくちゃびっくりして、お客さんたちも咲蘭ガンバレガンバレっていう、完全アウェイのなかで、チェリー頑張りました。咲蘭ちゃんねえ、お母さんと同じか、お母さんより上かもしれないんですけど、チェリーまだまだ頑張って波女なりたいと思います。応援してください!(100万円の使い道は?)waveのみんなとレギュラー選手のみんなでキャンプに行ったりとか、旅に出たりしたりして、みんなでサバイバルな体験をしたいと思っています。

咲蘭 (wave入団の理由は?)waveさんは小さいころから見ていたので、この団体に入りたいと思いました。(当時の印象は?)面白くて、本当に素敵な団体だなって思っていました。これからwaveのベルトを狙っていきたいです。(チェリー戦を振り返って)チェリーさんとは、デビュー2戦目以来で自分の成長した姿を見せたかったですけど、秒殺で負けて悔しかったです。(100万円の使い道は?)たくさんお世話になっている両親に親孝行することです!
5,CATCH THE WAVE 2025・Plutoブロック(15分1本勝負)
<1試合=3点>米山香織(2分5秒、ぐるんちょ)郷田明日香<1試合=0点>


 Plutoブロックは郷田明日香、米山香織、笹村あやめ、小橋マリカというメンバーに。
 「郷田」コール、「米山」コールが交差するなか、「郷田」コールがやや上回る。レフェリーが郷田の手を挙げる。
「だったら力で勝負だ!」と郷田は手を高く挙げる。米山はリーチの差で全く届かず。ならばと足を踏んで、鼻フックに取る。
郷田がタックル5連発。ボディスラムからフォールも2。これに対して、米山は背後からスクールボーイ。
2カウント、さらにバックを取るも、これを振り払った郷田がラリアット。バックフリップに構えたところを、米山がぐるんちょで3カウント。3点をゲットした。
・バックステージ
 CATCH初戦、郷田さん初対戦、勝ちましたー! 所属になってね、張り切っていると思うので、その張り切っているところをグリンと丸め込みました。(100万円の使い道は?)私、ゴキゲンプロレスという大会をやっているんですけど、これで全国を旅したいです。特に行きたいのは沖縄。優勝して沖縄に行くぞー!
6、CATCH THE WAVE 2025・Venusブロック(15分1本勝負)
<1試合=3点>シン・広田さくら(2秒、首固め)夏すみれ<1試合=0点>


 広田はいつものように歌いながらの登場。
いっぽう、夏のセクシーダンス入場には広田も腰を振ってのクネクネダンスで対抗する。
夏が音楽に合わせてポーズを取ると、いきなり背後からカンチョーを叩き込む。ビックリした夏をそのまま首固めでフォールすると、3カウント。
なんとわずか2秒で広田が超・秒殺勝利。プロレス史上、最短決着かもしれないという記録で、広田が勝ち点3を挙げた。
・バックステージ
広田 CATCHというのは、全選手が特別な思い、それを胸にリングへ上がるから、対戦相手、夏すみれ、私のCATCHは、夏から始まるっていうんで、それをお客さんに存分に味わってもらおうと思って、リングに上がりました。(今日は息が上がるだけの試合でしたか?)そうですね、お互いの張りつめた感覚が手に取るようにわかったし、前半戦もすごい試合ばかりで、続く後半戦もきっと素晴らしい試合ばかりになると思うし、かつ私たちの試合が一番インパクトのある激しい試合だったと思うし、勝ててよかったです。(100万円の使い道は)今年から子供たちと巡業バスに乗らずに自分たちの車で行こうということにしましたので。いま私の乗っている車が少し小さいので、新しい大きい車にしようと思って、そのための頭金に全部消えます。waveのみなさん、私を巡業に心置きなく連れていきたいんだったら、私を優勝に導くような対戦カードの組み合わせでお願いしたいと思っています。
7,CATCH THE WAVE 2025・Saturnブロック(15分1本勝負)
<1試合=3点>本間多恵(2分42秒、腕ひしぎ十字固め)八神蘭奈<1試合=0点>


 Saturnブロックは本間多恵、高瀬みゆき、鈴木ユラ、八神蘭奈という布陣に。初戦はニューブラッドで対戦のある本間と八神の一戦からスタート。
まずは、「本間」コールと「八神」コールが二分する。本間がアームホイップから腕を取り、続けて丸め込んでのエビ固めも2カウント。
これに対して、八神がコーナーに振って、ハイキックから背中へのローキック。さらにヒザ打ちをダイレクトに決めると、本間もエルボーで返す。
両者のエルボー合戦から、さらに本間がエルボーを連打。これに対抗して、八神はミドルキックを連打する。
 八神はハイキックを放つが、これに耐えた本間はが飛びつきの腕ひしぎ。これがガッチリと決まり、フィニッシュとなった。
・バックステージ
本間 3点獲得、うれしいですね。蘭奈、私の名前を前からちょこちょこ出してくれて、今日は再会ということだったんですけど、CATCHの開幕で蘭奈と試合できることはすごく楽しみだったけど、私にとってこのCATCH、最後なので、どうしても優勝したい。シングルできるのは楽しみだったけど、それよりも確実に勝って優勝する。それを考えて、第一に、けど…全然この間と違う。覚悟とか、向こうも勝ちたい気持ちがすごく伝わってきたし、足がぐらついちゃって、最後自分が大事にしているサブミッションで、カウンターで取れたことが、私の中では価値のあることだし、うれしいことだけど、こんな結果になるとは思わなかったので正直、びっくりしています。でも、蘭奈に勝ったので、リーグ戦というのは勝った人の気持ちもつなぎつつ、
まだまだこれから試合は続いていくので、改めて対戦するのも楽しみにしつつ、私は必ず優勝します。みなさん見ていてください。
(100万円の使い道は?)私、野球のオリックスバファローズの大ファンなんですけど、オリックスの始球式で、それの資金に私のもう一つの夢である、オリックスの公式戦の始球式をかなえたいです。それをみなさんも見たいと思うので、ぜひ実現したいと思います。絶対勝ちます。
8,CATCH THE WAVE 2025・Mercuryブロック(15分1本勝負)
<1試合=3点>宮崎有妃(2分46秒、外道クラッチ)網倉理奈<1試合=0点>


 Mercuryブロックは宮崎有妃、網倉理奈、葉月、羽多乃ナナミというメンバー構成。特につながりのある宮崎と網倉が初戦から顔を合わせた。
網倉はハードコア用のコスチューム姿で登場。この試合にかける特別な思いが感じ取れる。
ロックアップから、いきなりのぶちかまし合いとなる、タックル合戦は互角。2度目、3度目、4度目と続くがとともに倒れず。
網倉が水平チョップに切り替え、再びタックルからダブルチョップでついに宮崎を倒した。続くセントーンは自爆。
この間に宮崎がトップロープからムーンサルトプレスを投下するも自爆となる。
 網倉が丸め込んだが2。そして宮崎のお株を奪う外道クラッチを狙ったが、これは未遂に終わる。横入り式のエビ固めも2カウント。
この勢いで突進したが、宮崎はレフェリーを盾にして動きを止めると、そのまま首固め。2カウント。続けて外道クラッチで3カウントを決めた。宮崎にとって最後となるCATCHでまずは手堅く3点を手に入れた。
・バックステージ
 待ってたよ。網倉のこと! 同じブロックで、ハードコアのブリシスのブリシスじゃないけど、私が唯一、コスチュームを預けている、網倉がここぞという時にと思ってくれたのか、(涙声で)着てきてくれたのはマジでうれしかった。勝ち負けよりも、CATCHは勝ち負けは大事だけど、いろんな思いがこもった、終わってみれば2分ちょっとで3分かかってなかったけど、勝ってよかったけど、網倉と試合できてよかったです。このまま勝ち続けて波女、行きます。(100万円の使い道は?)考えてなくて、100万円じゃなくて、あの上谷戦をやりたいと思っています。だからこそ、波女にならなきゃいけない。お客さんも多分見たいと思っていると思います。
だから待ってろよ、上谷!
9,CATCH THE WAVE 2025・Earthブロック(15分1本勝負)
<1試合=3点>世羅りさ(1分52秒、エビ固め)狐伯<1試合=0点>
※マヒストラルをつぶしてフォール。


 Earthブロックは狐伯、世羅りさ、紫雷美央、香藤満月がエントリー。
狐伯がいきなり奇襲のドロップキック。串刺しドロップキックからコーナーに上るが、世羅が迎撃。
コーナー上でエルボー合戦。打ち勝った狐伯がミサイルキック。世羅は即座に場外へ。これを逃さず、狐伯がトップロープからプランチャ。世羅が戻ってきたところを、狐伯がスライディングキックから低空ドロップキック。一気に勝負を決めたい狐伯は直伝ダブルアームTを決めに行くが、世羅が腰を落として耐える。
狐伯はスピーディーに丸め込んでいくが、世羅はなんとかカウント2で返す。狐伯はマヒストラルでスピンをかけたが、世羅が回転途中で動きを止め、そのまま固めると、狐伯は身動きが取れず3カウント。まさかのフォールを奪われた。
 狐伯は納得いかず、その後も世羅に殴りかかるも、時すでに遅し。狐伯は0点スタートとなった。
・バックステージ
世羅 3点獲得、勝ったよー。実はアースブロックの中で、狐伯が一番脅威ではあって。なんかねー苦手なのよ、丸め込みとか早い動きの人たち。でも、そんな狐伯を利用してやろうと思ったので、ここで勝ち点3取ったのはでかいと思います。波女となったら、私最後のCATCH THE WAVEですから、引退興行にこの100万円を使わせていただきます。引退興行、少し豪華にさせてくださいよー。
10,CATCH THE WAVE 2025・Marsブロック(15分1本勝負)
<1試合=3点>桜花由美(10分23秒、体固め)ウナギ・サヤカ<1試合=0点>
※ビッグブーツ。

 Marsブロックは桜花由美、ウナギ・サヤカ、花園桃花、マコトユマが名を連ねる。36人中、もっとも注目と言ってもいい存在のウナギ・サヤカが初戦でいきなり桜花と激突。これが開幕戦のメインとなった。
まずは両者のコールが交差する。やはりホームリングである「桜花」コールが上回る。桜花がウナギの握手を張り手、するとウナギは桜花の頬に張り手からいきなりのバッククラッカー。
これに桜花もビッグブーツで対抗し、2カウント。桜花はもう一発、ビッグブーツから顔面にストンピングで踏みつけると、ランニング式ブーツを決める。
トップロープから春のサンマ祭りを敢行しようとしたが、ウナギが迎撃に来たため、ぶら下がり式のブラディーEXへ切り替える。
十分絞り上げると、コーナーからの小鉄ドロップ。桜花はエルボーを打ち込むが、ウナギが、だがそれがいいから拙者、蒲焼き者で候で返していく。カウント2。
続けて、人としての意地でござるからそのまま腕をロックしていく。腕のフックを取ろうとするが、桜花がロックを外さず。
技を解いたウナギがストンピング。そのまま突進したが、桜花がスタンガンでロープに打ち付ける。
 さらにランニングブーツ。エプロンに躍り出たウナギに対して、桜花は自ら場外へ降り、距離を取って、ランニングしてのビッグブーツ。
リングへ戻ると、「桜花」コールを背に受けて、ランニング式ブーツ。2カウント。
 続けてワキ固めに捕らえる。5分経過。ウナギがロープに逃れると、桜花はスタンディングの突き上げ式キック。コーナーに上るもウナギが迎撃。
雪崩式ブレーンバスターで投げる。さらにもう一度、ブレーンバスター。桜花も立ち上がると、垂直落下ブレーンバスター。ダブルダウン。8カウントで両者ヒザ立ちとなってのエルボー合戦を展開する。
両者立ち上がって、エルボー合戦から桜花はビッグブーツ。ウナギも蹴り返す。ウナギがワンツー式のエルボーから城門突破。
2カウント。スライディングTANAKAを狙ったが、ビッグブーツで蹴り返すと、ウナギもスタンディングで正面からのビッグブーツ返し。桜花もビッグブーツで返す。
 ウナギはエルボーから突進するが、桜花がネックハンギングボム。
ウナギが丸め込んでエビ固め。2カウント。桜花がクロスアーム式のDDTからかかと落とし。2カウント。さらにチョークスラムも2。ならばと走り込んでダメ押しのビッグブーツで3カウントを決めた。桜花が鬼門となる開幕戦で白星スタートを切ることに成功した。
桜花「ウナギ・サヤカ、あんたのことあんまり知らなかったけど今日対戦して思った。やっぱりぶっ飛んでるわ、あんた。
ありがとうございました」
 これに対して、ウナギがマウントパンチを決める。
桜花「そういうことは試合中にやれよ。そういうのは負け犬の遠吠えって言うの。どうぞお帰りください。
みなさん今日、勝ちました。ありがとうございました。CATCH、全10試合、(終了が午後)1時、みんな(試合時間が)早すぎる~。
早すぎるんだよ。今回はCATCHは準決勝と決勝は三つ巴戦、ストレートに勝たないと体力が持ちません。私なんか特に年を取っているので、持ちません。
だけど、今回、私は自分のブロックで優勝して、準決勝でストレート勝ちして、決勝でもストレート勝ちしたいと思ってます。
36人のなかで全勝優勝するのは、この私だ。それを見越してのみなさん、秒殺だったのだと思います」
桜花の全勝宣言が飛び出したところで、「これがwaveだー!」によるシメとなった。
・バックステージ
桜花 勝ちましたー。ウナギ・サヤカって本当に初めてで、あんまり素なのか、キャラなのか、わからない選手。で、対戦してみたらわかるだろうっておもっていたら、やっぱりぶっ飛んでるなって思いました。面白かったですよ。ちょっとプロレス界にはなかなかいないキャラクターなので、また試合してみたいって思いました。(優勝すれば上谷への挑戦が?)前回の後楽園で負けてるので、今回取ると3回目の波女になるので。そうなると史上初の3度目の波女となれるので、そのうえで上谷と対戦して3度目のレジーナ取りたいと思います。これも史上初なので。(100万円の使い道は?)家族が、旦那さんと、浜子とさくらと言う愛犬が2匹がいるので、犬がいけるところにいっぱい、全国に行きたいな。100万円使って、犬と幸せになります!
2025.04.30

「Detras de Lazona vol.34」

日時
4月30日 水曜日
観衆
55人
場所
アミスタ
▼スクランブルwave(20分1本勝負)
〇宮崎有妃&シン・広田さくら(17分52秒、外道クラッチ)炎華●&梅咲遥

 アミスタ大会は曲が鳴るとどのカードかわかる仕組み。
リングアナから前もって、その試合がシングルなのか、タッグなのかはあらかじめ伝えられる。まずはタッグマッチから試合開始。
 最初に曲がかかったのがこのアミスタが本拠地とも言える梅咲のテーマ。4・27後楽園で復帰したばかりの梅咲がwaveに帰ってきた。
 続いて炎華のテーマが鳴り響き、観客は拍手でお出迎え。4・27ディアナ後楽園で奪取したWWWDクリスタル王者のティアラに加え、髪を赤のリボンで縛っての登場。
 いっぽう、赤コーナー側は奇跡のテーマが鳴り響く。第1試合は宮崎&広田対炎華&梅咲でのスタートとなった。
 まずは炎華と広田が先発。「炎華」コールが会場を支配。新王者を祝福するように、炎華へのコールに包まれる。
 広田が「そろそろ広田(コール)にチェンジしてもいいだろ」といちゃもん。続けて、「来月から始まるキャッチ。その直前ということで、ふざけられる試合は今日しかない。だから、今日はまともな試合が見れるとは思うなよ‼ あと、今日、この第1試合の意味、それは明日、子供たちが学校だからだ。言いたいことは以上だ!」
と言いたいことをすべて言い尽くす。
 気を取り直して、広田はロックアップから、エルボースマッシュを連打。そのフォーム、どう見ても、里村とうり二つ。さらにデスバレーボム狙いは炎華が防御。ならばと、再度エルボースマッシュを連打していく。
 思わず、宮崎が「広田、いいの? それ、里村の?」と疑問を呈する。
広田「引退したから、いんじゃないですか?」
宮崎「いいのかなあ?」
広田「大丈夫でしょう」
宮崎「ダメじゃない?」
広田「ダメすか?」
宮崎「いや…、あの? (引退式で)泣いたんだっけ?」
広田「結構、泣きましたね」
宮崎「まだダメだと思う」
広田「わかった、やりませんよ」

 仕方なくあきらめた広田は、炎華をコーナーに押し込んで、今度は梅咲を呼び込む。梅咲が登場。広田は、「おかえり、梅咲~」と両手を挙げて、ハグの姿勢を取るも、蹴りを入れられる。そして、梅咲はコーナーの宮崎に対して「宮崎さん戻ってきました~」と腕を振ってアピール。
 さらに「戻ってきたぞオラー!」と気合を込める。これを見た宮崎は「遥ちゃん、待ってたよ。おめでと~」と抱きつこうとするも、ストンピングで拒否。
 宮崎はバックに回るが梅咲はこらえる。コーナーに振り、再びハグをしに突進するが、串刺しドロップキックで返される。
 宮崎は「やさしくしてりゃあ、調子乗りやがって~」とはずかし固めの体勢へ持って行く。
 ここで、炎華が飛び込んでくると、「さすがに復帰されたばかりですし、後輩の自分が代わりに受けます!」と身代わりを宣言。「まあいいけど…」と宮崎は納得し炎華をはずかし固めの体勢へ。
「ちょっと待って、やっぱりそんなおかしいと思う。先輩の私がやられるべきだと…。もうちょっと、うん。だめだと思うよ」と梅咲が自ら犠牲になろうとする。
 しかし、炎華も「やっぱり無理です。そんなの先輩にやらせられないです。
自分、ハタチになった大人なので、体を大切にしてください」と前に出る。
梅咲「おまえも体大事にしたほうがいいよ」
炎華「でも無理無理無理…」
 と、その後も、二人がそれぞれ自らを犠牲にしようと名乗りを上げる。
 ここで、広田が拍手しながらコーナーから出てくる。「すごい絆だなあ。
美しいよ、わかった。おまえたちはやらなくていい。ここは私にまかしておきな」と広田が宮崎の前に出て、はずかし固めをやられに両腕を出す。
 炎華、梅咲はそのコメントに思わず拍手。宮崎は仕方なく、広田をはずかし固めに捕らえる。
 梅咲と炎華がそれぞれ広田の両脇に立つと、技の最中に、回転させて向きを変える。3方向に渡り、はずかし固めの完成形を披露。
 宮崎は、「そんな盛り上がってないじゃん。どっちかががやられないと…。わかったよ、じゃあさあ、イリュージョン。寝て、寝るのです」と梅咲をマットに寝かせる。
 「ちょっちょっちょっと、これは先輩にやらせるわけにはいえないので、自分が代わりにやります!」と再び、炎華が名乗りを上げて、自ら布の下へもぐる。
 梅咲は「やっぱり違うよ、炎華ちゃん布かぶってる場合じゃないよ」と梅咲が自らもぐろうとする。この光景を見ていた広田が、「そうだよな。私にまかしておきな。私がやってやるよ」と最終的には布へもぐりこんだところで、ミュージックスタート。

 宮崎が念を込めていると、中の広田が宙に浮く。その布を踏み台にした梅咲がフライングネックブリーカー。さらに宮崎をアキレス腱固めに捕らえる。
 ここで布から脱出した広田が、二人の上へ布をかぶせる。「この二人へ私が布をかぶせたらどうなるかご覧ください」と意気込んだものの、しばらくして布を外したら、アキレス腱固めを決めたままで、何も変わらず。
 宮崎は梅咲へ串刺しラリアット。続いて広田が「辛かっただろう、よく帰ってきたな、おかえりトレインだ、みんな上がれー!」とセコンドへ上がるよう指示。しかし、誰も上がらず。
 「あれ? いつもいるじゃん。セコンド」と広田はあたりを見回す。宮崎が「みんな、次の試合でスタンバイしているから、よかったら私で…」と出てくる。
 広田「ありがたいんですけど、それは、ただのダブルの攻撃では…」とやり合っている間に、梅咲と炎華がダブルのドロップキック。梅咲が広田へボディスラム狙い。これを切り返した広田がヘッドロック。梅咲がヘッドロックに取り返す。広田も取り返す。ロープに振ろうとする梅咲だが、広田は踏ん張る。「どうした梅咲?」と正面から張り手。「梅咲、思い出せよ…」と言おうとしたところで、張り手を食らう。背後から宮崎がカットに入り、広田のフェースバスター~プロレスLOVEポーズとつなぐ。
 広田は「思い出せー」と檄を飛ばしながら、梅咲にヘッドロック。梅咲がヒジ打ちからのエアエルボーでようやく思い起こす。続けて、ブロックバスターホールド。2カウント。 炎華が飛び出し、側転エルボーを狙ったが、カンチョーの洗礼を浴びる。梅咲にもカニ挟みで倒してから、宮崎とともに、両者の上に座ると、頭部のリボン外し。そしてなぜか広田、宮崎ともにリボンを装着して自らの髪を束ねる。
 広田は「あー、いいですね、似合ってますよ」と感想を述べながら、梅咲を炎華の上にはべらせると、上下にボ・ラギノール。さらに自らロープに走ってのダブルカンチョーを決める。
 宮崎が炎華を逆立ちの状態にさせて捕らえる。梅咲に「先輩の私がってやつ? 違う?」と、身代わりに来ないのを確認してから、広田がカンチョーを連打。炎華がコルバタで脱出して側転エルボー。梅咲も宮崎にコルバタを決めると、炎華もコルバタを広田に決める。
 炎華&梅咲のダブル狙いに、宮崎はダブルラリアットで返す。炎華にボディスラムから、広田との合体式シーソープレスを狙ったが、剣山で交わされ、さらに反動で宮崎のヒザを食う。
炎華はジャパニーズレッグロールからジャックナイフと固めたがカウント2。梅咲がセカンドロープからミサイルキック。炎華もトップロープからミサイルキックで宮崎を追い込むも2。
 残り3分。宮崎がヒザ打ちから首固め。2カウント。炎華がサムギョプサルで丸め込んでいくが、これを外道クラッチで切り返した宮崎が3カウントを入れて勝負を決めた。



▼チャレンジwave(15分1本勝負)
〇SAKI(9分44秒、エビ固め)咲蘭●
※みちのくドライバーⅡ。

 「シングルマッチ」とだけ、リングアナが紹介し、テーマ曲に乗って咲蘭が登場。おなじみの咲蘭ダンスを披露する。
 続いてSAKIの曲が鳴ると、カードを把握した観客から「おーっ」と言う声が上がる。
 まずは、バックの取り合いから、腕の取り合い。向き合うと、咲蘭がSAKIの足を踏みつける。
すると今度はSAKIも足を踏み返す。
 ブーイングが一人の観客だけから飛ぶと、「やるならもっとやれよ」とSAKIが言い返す。今度は、咲蘭がSAKIの両手を踏むと、さらにジャンプしてのストンピングに行く。しかし、SAKIの手はグーの握りこぶしになっており、咲蘭が痛がる。
 今度はSAKIのグーパンチを咲蘭がかわすと、ストンピングから、エプロンに出て、手を踏みつけ、さらにその上から尻餅をつく。リングに戻り、突き上げてのドロップキックは2。続けてトップロープに上るものの、SAKIが迎撃。
咲蘭が暴れて、これを防ぐとパンチを連打。SAKIがアトミックドロップで軽々と持ち上げる。さらに強引に2発目を決める。そして腕と足をつかんで変形のジャイアントスイングを狙うも、咲蘭は「やだやだやだ」と拒否。それでも強引に回す。
 続いて、足を持ち上げるが、これも「嫌だ嫌だ嫌だ」と拒否。気にせず、逆エビに絞り上げる。
そしてリング中央に持って行き、逆片エビへ。咲蘭がロープに逃れる。SAKIが突進するも、咲蘭は619で切り返す。そして空中ギロチンドロップ、2カウント。
 セカンドロープからフットスタンプ。2カウント。続けて、トップロープに上るも、フットスタンプは空振り。SAKIがボディスラム狙いも、咲蘭は背後に回ってのおんぶ式スリーパー。
SAKIがコーナーに背中を当てて脱出。咲蘭をコーナーへ水平に乗せると、ニーを当てる。立て続けにコーナースプラッシュ、2カウント。
 ランニングブレーンバスターは咲蘭が切り返し不発。エルボー合戦。咲蘭が何度もエルボーを叩き込んだが、SAKIはキックで吹っ飛ばす。
 咲蘭は首固めを連発。マヒストラルを決めたが、SAKIの足がロープサイドに。カサドーラ式フットスタンプを打ち込んだが、そのままエビ固めに切り返される。カウント2。
 咲蘭がカバーを返した瞬間、足でロープに飛ばされる。戻ってきたところを、SAKIがみちのくドライバーⅡに取り3カウントを決めた。


▼wave of waves(15分1本勝負)
〇桜花由美(13分32秒、片エビ固め)郷田明日香●
※ビッグブーツ。


 第3試合も「シングルマッチ」と発表。まずは藤滝が入場し、次に桜花が続く。wave同志による純血対決となった。
 郷田が「お願いします!」と握手を求め、桜花もそれに応える。「郷田」コールが響く中、ロックアップ。郷田が押し切る。
 桜花がヘッドロック。郷田がタックル。桜花は倒れず。それでもあきらめない郷田は5発目にしてついに倒すことに成功。続いてコーナーの桜花めがけて突進するが、キックで返される。再度、突進するもキックが飛び出す。桜花はコーナーホイップを切り返して串刺しエルボーからのエルボードロップ。2カウント。
 続いてワキ固めに捕らえたがロープに。郷田の上に乗り、全体重を浴びせる。さらにボディスラムから逆エビで絞り上げる。スタンディングとなり、郷田がエルボーを打ちこみ、串刺しラリアットからタックル、2カウント。
 桜花がヒザ打ちで返して、串刺し式のビッグブーツを決める。さらにランニングブーツ。2カウント。
 バックドロップを狙うが、郷田がヒジを落とす。コーナーに振って突進すると、桜花は誘い込むように、ぶら下がりのブラディーEXで絞る。
 さらにアームホイップから、クルスフィックス。ここから強引に足で絞め上げるが、郷田も何とかこらえてロープへ。
 郷田はラリアット。続けて逆エビに捕らえると、ラリアットからタックルを4連打。さらに持ち上げようとするも、桜花が耐えて、背後からおんぶ式スリーパーで絞め上げる。ロープに逃れた郷田へ、背面へのビッグブーツを決めると、今度は正面からのビッグブーツ。郷田はラリアットで打ち返す。2カウント。桜花は突き上げ式のビッグブーツを2連発。さらにアームクロス式DDTを決め、ここからカカト落としを降下させる。これも郷田が2で返す。
 最後に自らロープに走ってのビッグブーツで止めを刺した。

▼Future wave(20分1本勝負)
△狐伯&青木いつ希&関口翔(時間切れ引き分け)櫻井裕子&網倉理奈&TABATA△


 メインは6人タッグ戦。テーマ曲は青赤交互に櫻井、関口、網倉、青木、タバタ、狐伯と続く。
青コーナー側、網倉が「オラ!」とタバタへ挨拶すれば、タバタは「こんちにわ」と日本語で返す。「スゲー、私よりしゃべれる」と網倉は思わず感心。
 両コーナー、握手から開始。まずは網倉が狐伯へ「よろしくお願いしまーす!」と青木のお株を奪う絶叫挨拶。これに対して、青木は櫻井へ倍返しの絶叫。絶叫合戦はともに譲らず。
 先発は狐伯とタバタ。腕の取り合い。タバタは1回転して取り返す。狐伯も同じく1回転して取り返す。
狐伯がタックルから、ボディスラム。青木が「ルチャやれ、ルチャー」と檄を飛ばす。
 狐伯はエルボーを連打。タバタもアームホイップ。ここから互いにルチャムーブを繰り広げる。青木は「おー、ルチャだー!」と二人を称える。
 続いて、青木と網倉。両者絶叫からロックアップ。青木はヘッドロックで絞り上げると網倉はヘッドシザースで返す。青木は前進して目の前で「ワーッ!」と絶叫。網倉も「ワーッ!」と大声返しで、両者、絶叫合戦に突入。それが済むとそれぞれ櫻井と関口へタッチ。
 櫻井がビッグブーツ。関口が櫻井をコーナーに追い詰め、ストンピング。網倉が背後からカット。すると、櫻井の音頭により、イロトリドリをタバタを加えた形で行う。
 もちろん、フィニッシュはカラーズポーズ。狐伯がカットに入ると大ブーイング。関口&青木が櫻井を捕らえて合体フェースバスターの連携から両サイドから挟み込んでの低空ドロップキック。3人で櫻井を捕らえ狐伯が飛び乗ると、「チームホカクドウwithうらじゃ(狐伯のテーマ曲)」とーズを取る。
 続いて、関口が櫻井をコーナーに追いつめて踏みつける。櫻井はタックルで返す。タバタにタッチ。関口がタバタに串刺しエルボーから低空ドロップキック。
 両者のエルボー合戦から、タバタがトラースキック、スタナー、低空ドロップキックと畳みかける。続いて櫻井&網倉のワー!プレスを狙ったが自爆。
 それでも関口を捕らえて、網倉のチョップから、櫻井がビッグブーツ。今度こそダブルのワー!プレスを成功させる。関口は大外刈りからドラゴンスリーパーで反撃に移る。櫻井がショートレンジのビッグブーツを打つが、関口もフライングネックブリーカー。
 青木が櫻井をコーナーに振り、トレイン攻撃から、狐伯を持ち上げてのボディスラムプレス。さらに自らのボディプレスも2。
 櫻井はエルボーで反撃するが、青木も重い一発で打ち返す。
 櫻井がコブラツイストから、グランドコブラへ移行。カウント2。続けて櫻井がビッグブーツ、網倉がワー!プレスと畳みかける。
 青木がエルボー。網倉がチョップ。この打ち合いが続く。さらに「来いよー!」と網倉が胸を出す。青木は望むところだとばかりに振りかぶってのエルボーを5連打、これを耐え抜いた網倉は水平チョップの乱れ打ち。タックル合戦から、両者ぶつかり合うもどちらも倒れず。それも何発も続いたが、6発目にして青木が打ち勝つ。
 網倉がローリングダブルチョップからセントーン。これに対して、青木がDDT。ここで青木から狐伯に。
狐伯が網倉の背後からニー。エルボーの連打から、ロケットニーを2連発。2カウント。
 再びロケットニーからコーナーにのぼるも櫻井がカット。櫻井が網倉へ飛び乗って、おんぶ式ワー!プレスも2。網倉がダイビングセントーンを投下させたが、これをかわした狐伯がグラウンド卍に取る。ロープブレイク。

 ロープにもたれた網倉の背後から狐伯、青木、関口がそれぞれニーを決めると、狐伯が低空ドロップキック。関口がミサイルキック。青木がダイビングボディプレス。さらには狐伯のフロッグスプラッシュも2カウント。
 関口が低空ドロップキックでアシスト。これに対して、櫻井も関口をボディスラム。青木がアシストに飛び出し、ラリアットを狙ったが空振りで狐伯と同志打ち。網倉が狐伯にラリアット。網倉がタバタにタッチしてようやくローンバトルから脱出。狐伯がタバタをエプロンに振る。タバタは狐伯の突進をすかすと、ロープ超えのボディプレス。さらにジャベを決めるもロープ。狐伯がエビ固めで丸め込んだが、タバタも丸め込み返しのエビ合戦へ。いずれもカウント2。ここでタバタは回転マヒストラルを決めたが2。狐伯もカサドーラで切り返したが2。最後にタバタがフィッシャーマンを決めたところでタイムアップのドローとなった。

 ノンストップの20分と言うこともあり、観客からの拍手は鳴りやまなかった。

 狐伯がマイクをつかむ。
「(青木、関口へ)オマエら、危なかったよ。もうちょっと助けてほしかった…。キャッチ前の大会だから、もっとワチャワチャ楽しい戦いと思っていたんですけど、こんな(内容に)…。次の大会からキャッチが始まるので、いったん、みなさんリング上に上がってください。宮崎さんたちの合もうちょっと楽しそうでしたよね。ワーキャー言ってるのが控室にまで聞こえてたよね。もうちょっと自分たちも楽しく…キャッチの前は楽しく、『これからみんな頑張ろうぜ』って時だから、(へばっている選手を見て)そんな顔するんじゃない。
次は5・4後楽園。タバタ以外は出場ですよね。なので、みなさん自分の推しをしっかり応援しに会場へ来てください!タバタは自分の国に帰るまで、あと何試合できるかわからないけど、また日本に来てね(タバタ『アリガトウ』)。危なかったんですよ、タバタがキャッチ出なくてよかったです。ユー・アー・ストロング。あ、英語とは違うか」
 と、狐伯とメインの出場メンバーのやり取りを経て、「これがwaveだ!」で締めくくりとなった。
2025.04.20

『ITABASHI SURPRISE Apr.25』

■チャレンジwave(15分1本勝負)
青木いつ希(12分58秒、体固め)郷田明日香
※ダイビング・ボディプレス。


 4月1日付けでwave所属となった郷田明日香が青木とのシングル対決。まずは
郷田が「よろしくお願いしまーす!」と先に絶叫して握手を求めるも、青木が「本当にそれで良いと思っているのか」と前置きしたうえで、「よろしくお願いしまーす!」と倍返し。ゴングとともに青木は「よっしゃー行くぞ、いたばしー!」と絶叫。場内はwave入りを歓迎するかのように「アスカ」コールが後押し。ロックアップでスタート。
 郷田が押し込む。青木がヘッドロック。郷田がタックルをぶちかまし。青木は倒れず「もう一回!」と促すと、自ら走ってタックルをぶちかますも互角。青木は「お前が来い!」と指示を送ると、郷田はもう一度、タックルへ。青木は倒れず。「もう一回来い!」と挑発すると、郷田はタックル3連発。青木は何とか踏ん張るも、ロープにもたれかかる。「わかった、倒してみろ。もう一回来いー!」と何度も檄を飛ばすと、郷
田がそれに呼応するように、自らロープへ走る。しかし戻ってきたところ、青木がカニ挟みで倒して、低空ドロップキックを打つ。これには場内がブーイング。それでも意に介さず、「痛いだろー!」と顔面に体重を乗せて踏みつける。
 青木は首投げからキャメルクラッチへ。さんざん締め上げてから、「声で負けないんじゃなかったのかー」と背中をストンピング。郷田がエルボーを打ち返すも、「まだだ、おい!」とストンピングを放つ。コーナーで踏みつけ「声でも勢いでも負けないんじゃないのか!」と挑発する。
 郷田は立ち上がると、エルボーを5連打。これに対して、青木は振りかぶってのエルボーで郷田を圧倒。「どうした、来い!」と前に出ると郷田はエルボーを連発。青木はストンピングから串刺しエルボーに持ち込もうとするが、郷田がこれをすかすと串刺しラリアット。さらにタックルでついに青木を倒す。
 ここから逆エビ固めに取る。青木は必死にロープへ。
 今度は、磔に固めると、背中への背面タックルを2連発。続けて正面からタックル。
ボディプレスを投下するが、2カウント。青木はエルボーをのけると、トラースキック。
フェースバスターからボディプレス。2カウント。青木はエルボーを打ち込むと、郷田も打ち返す。ここからエルボーの打ち合いとなり、青木は「胸を張れ!」と気合を込める。
青木のエルボーに再三、倒れながらも立ち上がり、エルボーを何発も打ち込んでいく。
青木が片ヒザをつく。お返しとばかりに、リストロック式にエルボー3連発。2カウント。
 青木が「終わりだー!」とバックを取るも、郷田が耐える。体勢を入れ替えて、スピア
ーを放つも2カウント。
 郷田はアイアンクローで締め上げ、大外刈りの要領で足をかけて落とす。これに対し
て青木もエルボー。走り込むが、郷田がバックフリップに捕らえる。2カウント。
 今度はダブルアームスープレックスの体勢。青木がこらえると、エルボーを打ち込む。
郷田が突進すると、青木がDDT。
 さらに背後へのランニングニー。2カウント。串刺しラリアットを打ち込んでから、
「つぶれろー」と叫んでセカンドロープからのボディプレス。これが決め手となった。
 
■スクランブルwave(15分3本勝負)
チェリー(1-1)櫻井裕子
①〈戦隊モノルール〉櫻井(3分31秒、スクールボーイ)チェリー
②〈通常ルール〉チェリー(9分9秒、春夜恋)櫻井裕子
③〈2カウントフォールルール〉(時間切れ引き分け) 
※タイムはマラソンタイム。各勝負ごとに別々のルールを採用。戦隊モノルール=技の名前を言ってからでしかフォールできない特殊ルール。


 この試合は、15分3本勝負で、3本それぞれに特別ルールが採用される。まずは封筒に入った5種類ルールが用意され、レフェリーがこれを引いてそれぞれのルールが決められる。
 そのルールは通常のプロレスルールに始まり、ギブアップかKOのみの「RIZIN」ルール、2カウントフォールルール、技を言ってからでないと、フォールが認められない「戦隊モノ」ルール、「オンリーギブアップ」ルールから決定する。
 1本目、くじ引きで「戦隊モノ」ルールと決定。櫻井の握手をチェリーが振り払う。試合開始、「裕子」コールに包まれると、チェリーは自ら手拍子で音頭を取り、「チェリー」コールが交差。
チェリーは「レベル50歳、魂の力比べ」と手四つを申し入れる。櫻井も「レベル33歳、その力比べ受けて立つ」と真っ向勝負。チェリーは足を踏んづけると、「これが年の功だー」と居直る。
続いて「腕を折っちゃうぞー!」と腕を取る。櫻井が外したものの、もう一度、「月に代わって腕を折っちゃうぞー!」とまたも腕を取る。櫻井は腕を取り返すも、「むずい…」と技のネーミングが思い浮かばず。「年の功を見せたるわー」と得意げなチェリーが「頭勝ち割ったるチェリ
レンジャー」とヘッドロック。
 ここからそれぞれ足を取りに行くも、ともに決まらず。チェリーが「サクレンジャー、なかなかやるな」と言えば、櫻井も「チェリレンジャーもやるな」と返す。
 チェリーが「ここは正々堂々よろしく」と握手に行くが、またも足を踏みに行く。これに対して櫻井が「渾身のタックル」とタックルを打ち込んでから、「食らえ、63キロ!」とボディプレス。
カウント2で返されると、「行くぞ、天まで駆け抜けるブレンバスター!」とブレンバスターで投げようとしたが、チェリーがこらえると、「ヤングパンチ」「ヤングキック」「ヤングネックブリーカー」をそれぞれ決める。そのままカバーに行くが、レフェリーが「ヤングじゃない!」とカウントを入れず。チェリーがレフェリーに「なんでだよ」と抗議。この間に後ろから「スクールボーイ」で丸め込むと、3カウント! まずは櫻井が1本を先取した。
  2本目は、くじ引きの結果、普通のプロレスルール。この結果に観客からはブーイングも飛び出す。まずチェリーが腕で足をすくうと、変形の足4の字に捕らえる。「おい、裕子、足がいてえか」と言いながら締め上げる。技を解くと、低空ドロップキックから逆片エビへ。なんとか櫻井はにじり寄ってロープへ。
 「おい、裕子、足がいてえか」とロープに振ろうとするが、櫻井が体を入れ替え、コブラツイストに取る。チェリーは耐え抜いてロープへ逃れる。
 櫻井は「今度こそ行くぞ、ブレンバスター!」と宣言。しかしまたも持ち上がらず。チェリーがまたしても「ヤングパンチ」「ヤングキック」「ヤングネックブリーカー」と宣言しながら放つも、カウント2。レフェリーに抗議している間に、またも櫻井がスクールボーイで丸め込んだが2。
 櫻井は串刺しエルボーからタックルを5連発。ボディプレスからフォールも2。リバースドラゴンスリーパーからファイナルカットも2。
 続けて、エルボーの連打からブレンバスター。櫻井が突進するも、チェリーがすかす。ロープの反動で返ってきたところを四つん這いの体勢で櫻井をよろめかせると、そのまま春夜恋に捕らえる。これで3カウントが入り、1対1のイーブンとなる。
 3本目。くじ引きにより、2カウントフォールルール。ゴングと同時に、チェリーが丸め込みを連発するが、いずれも1。櫻井もスクールボーイ。これも1。櫻井はコーナーに押し込んで踏みつけていく。レフェリーが反則カウントを取ると、チェリーは「反則カウントも1じゃないの?」ともがきながらクレームを入れる。
 櫻井は串刺しエルボーからタックルも1。リバースドラゴンスリーパーに捕らえたがロープ。ランニング式のビッグブーツ。ボディスラムで投げてからコーナーへ上る。
 チェリーがロープ最上段を揺らし、櫻井がバランスを崩すとデッドリードライブで投げる。ここから「どっこいしょ」を決めたが1。続けて丸め込んだが、櫻井も丸め込み返す。このままエビ固め合戦の攻防となったが、いずれも1。
 さらにこの後も、エビ固め合戦が続いたが、1でどちらも返す。エルボーの打ち合いから櫻井がパワースラム。またも丸め込み合いに突入したが、どちらも1で返し合う。両者立ち上がると、チェリーがレフェリーの手を取り、クロスライン。ここからエビ固め合戦もいずれも1。残り30秒。ようやく1カウントのラリーが終わる。
 2カウントフォールをあきらめたチェリーは足4の字。櫻井が反転する。チェリーがもう一度反転したところでついにマラソンタイムによる15分経過となり、時間切れのドローとなった。
チェリーが「次はRIZINルールだ」と要求すると、櫻井も「望むところだ」と返した。

■ 方言彼女wave〜愛知vs北関東〜(20分1本勝負)
⚪︎桜花由美&咲蘭(18分45秒、体固め)本間多恵&シン・広田さくら⚫︎
※ビッグブーツ。


 「方言彼女wave〜愛知vs北関東〜」というタイトル通り、方言が飛び交う試合となるのか? 愛知側は広田&本間、北関東は茨木出身の桜花と埼玉出身の咲蘭となる。
 いつものように咲蘭の入場ダンス。桜花は少し遅れて登場し、併せてダンスを披露。「ジンセイサンブンノイチ」が久々のタッグ結成となった。いっぽう、広田はいつものように生歌で登場。しかし、マイクから
声が出ないというハプニング。リングアナがあわてて、もう一本のマイクを手渡し、ようやく歌声が館内に響き始める。本間もそのあとに続く。しかし、リングインして、歌の最後に合わせて広田がポーズを決めるが、本間はロープに乗って観客へピールしており、バラバラの状態で息が合わず。
 「方言彼女wave」のタイトルとあって、広田が方言丸出しでまくしたてる。
広田「最初から謝らなあかんで。マイクも入らんし。今日は歌わんで、本間の曲にしようって言っとったのに、(広田の曲で)びっくりしたわ、もう。裏ですごかったでー。でらビビったで。なんでそれ、マイク
ならんかったの?」
野中リングアナ「原因不明で…」
広田「(本間に向かって)一番締めるときに、あんたなんで客席にポーズ取っとるの?」
本間「チャンピオンがセンター取らんと。ごめんて、ごめんて」
広田「あんたらなにさっきから黙っとるの? ウチらばからしゃべっとるわ」
桜花「方言はないの」
広田「(試合前の)売店のときからもう(方言)出しとったの、私ら。(レフェリーに)どこ? 大阪?方言は?」
秀美「言わんでもいいやんかー」
広田「おもろい(笑)。ずるい、かわいくて。はい、試合やろやろ」
 と、試合前から方言が飛び交うも、ようやく試合がスタート。
 桜花は「やりづらいなー」とつぶやく。いっぽう、広田と本間は「あんたが出やー」「あんたやろ」と先発をどうするか揉める。結局、広田が先発。
広田「(咲蘭に)しゃべらんで、やる気ないんかー。普段からしゃべらないけど、こんなん、いい迷惑と思っとるんか。ウチらめちゃめちゃしゃべるで。あんた、どこ?」
咲蘭「埼玉…」と言いながら、手四つ合戦へ。背後から本間がカット。ダブルの状況に広田が「なにするん?」と問いかけながらロープに振り、ひとまず、ダブルでのキック。
広田「よっしゃ、(コーナーに)のぼりゃー」
本間「あたし持っとるから、あんたのぼりゃー」
広田「いつも上っとるで、あんたがのぼりゃー」
と内輪もめしている間に、桜花がカットに入る。本間と広田をコーナーへ押し込んで桜花&咲蘭がトレイン攻撃に出る。
 先頭で技を受け続けていた広田が、「私だけが痛りゃー…」と悶絶。
 続けて、桜花のホイップによる咲蘭のフットスタンプはカウント2。咲蘭は広田の手を踏みつけ、両足でジャンプして全体重を乗せる。「まだまだ行くぞー」と咲蘭がエプロンに出て、尻餅をつく。続けて低空ドロップキックを打ち込むも2。
 これに対して、広田はフェースバスターからプロレスLOVEポーズ。「そのままねときゃー」と高田純次攻撃。しかしフィニッシュで剣山を食らう。ここで「まさかー。見破りゃれたわー。お前が代わりにやる
っていうのかー」と問いかける。
 咲蘭は「なんですか、これ?」と桜花に尋ねる。
広田「なにがわからんの? なにしとるん。いま高田純次のやるで。しっとーで?」
咲蘭「まだ生きてますか?」
広田「生きとーわ。しつれいーやわ。いま『じゅん散歩』とかやっとるわ」
桜花「あの怖いやつの人?」
広田「それは稲川淳二やろーが(怒)。『じゅん散歩』しっとるやろ? 『元気が出るTV』とか。知っとるやろ?(咲蘭「さあ…」)なんで知らんの?」
咲蘭「おばさんだからじゃないですか?」
広田&本間&桜花「なにー!」
 この一言で桜花も含めて3人で咲蘭をストンピング。さらには3人でトレイン攻撃。桜花の串刺しブーツはかろうじて、咲蘭がかわして空振りに。
咲蘭「なんで?」
桜花「ごめんなさい」
 気を取り直して、桜花&咲蘭がダブルのブレンバスター狙い。これを広田がダブルDDTで返す。四つん這い姿となった桜花&咲蘭の背後から、ダブルカンチョー狙いも、直前で思いとどまり、「あんた何歳?」と咲蘭に尋ねる。
咲蘭「16です」
広田「こりゃーできんわ」
 躊躇している間に、咲蘭が低空ドロップキックから「このババア!」と叫んでのボディスラム。
 広田は咲蘭の腕を取ると、ロープ渡り。「今日すごいの見せるよ」と予告すると、ロープジャンプからのアームホイップ。
本間が「どえりゃー、すごいわ」と感心しながら飛び出し、低空ドロップキックからジャベに捕らえる。咲蘭の上半身を固めて下半身はガラ空き。本間は「チャンスチャンス!」と広田へカンチョーの指示。
広田「できんわ、未成年だから。できねーわたし」
本間「試合だからやりぃー」
広田「あんたがやりゃーいいわ」
 とまたも内輪揉め。
 咲蘭が「てめえら、しっかりしろクソババア!」とまたも禁句を発すると、広田&本間が怒り、ダブルのフェースバスターからダブルプロレスLOVEポーズ。
 本間が広田へ「あんた何しに出てきたん?」とツッコむ。
 咲蘭が本間にエルボーを連打。背後から「このババア」と言いながらスリーパー。これを振り切った本間が「今日から39やー」と言いながら鼻フックで反撃する。
 咲蘭はカサドーラ式フットスタンプも2。続いて、桜花が串刺し式ビッグブーツ。「ロープだて」と本間がアピールするも、桜花は気にせずランニング式ブーツと畳みかける。2カウント。
 本間はコードブレーカーでやり返すと、桜花も抱え上げてのスタンガン。さらに本間の背後からビッグブーツ。咲蘭も619でアシスト。正面からのビッグブーツはカウント2。
 本間は桜花の背後に回ると、裏アキレス腱固めに取る。ロープに逃れると、広田が小さく側転してのボ・ラギノール。さらに本間を呼びこむと、シーソー式ボ・ラギノール。今度は入れ替えて、広田がジャンプしてのシーソー式を狙うが桜花がかわして失敗。
広田「なんでー」本間「あんたが飛べばいいだけやろ」と何度目かとなる内輪もめ。広田がシーソーもへったくれもなく、強引に桜花へそのままボ・ラギノール。桜花が場外エスケープ。ここで広田はプランチャを成功させる。これには本間も「でらすげーマジで」と感動。
 リング内は桜花と広田。場外から本間が「決めれ決めれ!」と檄を飛ばす。広田はセカンドロープを駆使してのロケットカンチョー。
これを連発させる。
 さらに回転エビで丸め込もうとするが、桜花がこらえる。ここに下からのカンチョーで突き上げてフォールも2カウント。今度はヘナーら狙いに行くが、桜花も背後に回ってバックの取り合いに。この状態がしばらく続き、本間も「はよ決めれい」とシビレを切らす。
 広田は桜花の正面に立つ。
広田「あんたさっきから何にもしゃべっとらんがー」
桜花「方言ないんだって」
広田「なんかさがしゃー。あるでしょ」
桜花「(しばらく考えて)このちくらっぽが!」 
広田「ちくらっぽって何? 知ってる?」
咲蘭「初めて聞きました」
桜花「うそつきのこと!」
広田「そんなん、言わんよね? あんたんとこは?」
咲蘭「自分とこは『うそつき』です」
広田「ほれみー」
 ここで、広田&本間がクロスラインを狙ったが、桜花はかいくぐり、「このこじゃっぺーがー!」とダブルフェースバスターを決める。
広田と本間は「こじゃっぺって何?」と顔を合わせる。桜花はチョークスラムから、咲蘭を肩口に立たせて合体式フットスタンプ。ネッ
クハンギングボムはウラカンに返されるも、カウンターのビッグブーツ。咲蘭がダイビングフットスタンプを降下させて、桜花がダメ押しのビッグブーツで3カウントを決めた。
 本間が「ごじゃっぺって何?」と謎解きがされないまま、方言waveの幕を閉じた。

■Future wave(20分1本勝負)
⚪︎愛海&YUNA(14分38秒、片エビ固め)狐伯&炎華⚫︎
※ダイビングフォー!プレス!。

 セミはwave対仙女による対抗戦。先発は炎華とYUNA。グラウンドの攻防から、炎華が低空ドロップキック。YUNAがアームホイップ。
炎華もアームホイップでお返し。ドロップキックは両者相打ちと全く互角の攻防を見せる。
 続いて、狐伯と愛海。愛海がドロップキックを打つと、狐伯もドロップキックで返す。
 狐伯のドロップキックをすかして愛海がマウントパンチ。狐伯は足を取り、低空DDTからロケットキック。さらに足をすくってキャメルクラッチ。炎華がロープを往復してのドロップキック。炎華がロープに振るも愛海のフライングクロスチョップを浴びる。
 続いて、YUNAが炎華にエルボーからドロップキック。低空ドロップキック。ワキ固めに捕らえるもロープ。炎華もドロップキックで返す。狐伯が低空ドロップキックからスタナー。カットに来た愛海にもアームホイップ。
 狐伯の突進をYUNAは低空ドロップキックで返すと、ドロップキック3連発。狐伯は倒れず吠えまくる。YUNAがエルボーを連打し、さらに低空ドロップキックを連発。続けてのミサイルキックは自爆。
 狐伯が逆エビに捕らえる。すぐさま、愛海がカットに入ろうとするが、炎華がドロップキックでカット。YUNAがロープに手を伸ばす。
YUNAと炎華。YUNAがエルボー。炎華もエルボーでお返し。ここからエルボー合戦となる。反対側では狐伯と愛海もエルボー合戦。炎華がYUNAにエルボーを連打。ドロップキック合戦から炎華がSTFに決める。愛海がカット。その愛海に対して、狐伯がスワンダイブのドロップキックでカットに入る。
 炎華がYUNAにスペースローリングエルボーからドロップキック。炎華のエルボーをYUNAがワキ固めに捕らえる。ロープブレイク。YUNAがボディスラム。セカンドロープからのミサイルキック。
 愛海もミサイルキックで続く。さらに低空ドロップキックから炎華の背後へランニングニーを打ち込む。
 自らロープへ走ろうとするが、炎華が足にしがみつく。愛海がストンピング。エルボーを打ち込み、突進したが、炎華がセカンドロープからティヘラ。2カウント。愛海がエルボーからシャイニングウイザード。狐伯がカット。炎華がカサドーラ、ここからエビ合戦へ。いずれも2カウント。
 炎華&狐伯が愛海にクロスラインを狙ったが、かわされる。YUNAも飛び出し、愛海とダブルのドロップキック。炎華が愛海をジャパニーズレッグロールで固めたが2カウント。
 愛海はジャンピングニー。さらにダブルリストアームサルトも2。ここで一気にトップロープへ上がり、ダイビングフォー!プレス!を決めて3カウント。ハイスピーディーな攻防にピリオドを打った。

■プレミアム・デンジャラスwave(30分1本勝負) 
田中将斗(17分28秒、片エビ固め)宮崎有妃
※スライディングD。ハードコアルールを採用。


 宮崎はハードコア仕様のコスチュームで登場。ハードコアOKとなっているこの会場では宮崎のハードコアはもはや恒例となっている。
 田中の入場と同時に、いきなり宮崎が突っかかる。場外へもつれ合い、宮崎がテーブルを投げつける。イスで殴打し合うが、田中が打ち勝つ。
さらに、背中へ強烈なイス攻撃。田中が「オラ、入れよ」とリングに入れる。リング上でも背中へイスを叩きつける。
 宮崎はエルボーを連打すると、タックルで吹っ飛ばす。続いて、ラダーを持ち出し、田中をその間に組み入れ、コーナーに固定。そのラダーをイスで殴打。ガシャーンと言う金属音がこだまする。今度はトップロープへ。田中が迎撃すると、スタナーでエプロンへ落とす。さらにエプロンの宮崎へラリアット。ここからエプロンの攻防へ移行する。急所打ちで難を逃れた宮崎が直伝デスバレーボム。場外に出た田中を追いかけ、イス攻撃。
 場外乱闘から、田中がイスを奪い取り、3度目の背中への痛打。そして机を横に並べると、宮崎を寝かせる。トップロープに上ると、最上段からの場外ボディプレス。机が真っ二つに割れる。その机の破片で額へ突き刺す。もう一片も机からはがすと、またもその破片で額へ押し込み、突きまくる。宮崎は額からついに出血。
 リングへ押し込むと、イスを中央に置く。その上に足で顔面を押し込み、さらにイスの上へボディスラム。背中へのストンピングから、ボディスラム狙い。宮崎が踏ん張ると、田中を逆にボディスラムで投げた。
 それでも、田中がダイレクトにイスを投げつけ、動きを止める。額へのパンチから、「立て!」とアピール。もう一発パンチを打ち込む。足で顔面を踏みつけると、「オラ、立ってこい、やりか返してみろ!」と檄を飛ばして、踏みつける。宮崎が立ち上がり、チョップを連打。田中もチョップで打ち返す。
 田中が机の破片で殴りかかろうとするも、宮崎が取り上げ、田中へ叩き込む。その数、5連発。さらにブレンバスターで投げる。
 続いて、串刺しラリアット。コーナーへ田中を宙づりにすると、顔面の前にイスを立てかける。そのイスめがけてラダーを投げつける。再びガシャーンという金属音が鳴り響いた。
 10分経過。
 続けて宮崎はラリアット。2カウント。さらにバックに回る。田中もバックを取ろうとすると、宮崎が腰を落とす。すると、田中はなんと胸を
もむ。まさかのセクハラ攻撃だったが、DDTからの串刺しラリアット。コーナーに、宮崎を座らせると、トップロープから雪崩式ブレンバスタ
ー。ここで「スーパーフライ!」と宣言すると、スーパーフライを急降下させるが、間一髪、宮崎がヒザを立てる。
 今度は宮崎がトップロープへ。ムーンサルトを狙ったが、剣山で阻止される。今度はラリアットの相打ち。ここから宮崎がラリアット。立て
続けに直伝デスバレーボムを決めたが、2カウント。ラダーをリングへ立てかけ、固定すると、その上に上っていく。田中が迎撃で股の下に両腕
をもぐらせると、投げ捨てパワーボム。再び「スーパーフライ」宣言。ラダーの上に上っていくが、宮崎がイスを投げつけて阻止する。
 動きの止まった田中に、宮崎はラダー上からのブレンバスターを決める。さらにイスを田中の体に置くとムーンサルトを投下する。今度は見事
決まったものの、2カウント。囲碁版を取り出すも、田中が反撃に移り、エルボー合戦。そんな中、田中がラリアットを放つと、宮崎は碁盤の上
に倒れ込む。正面からのエルボー。ヘッドバットからもう一度、エルボーを打ち込む。2カウント。ここでスライディングDを決めてついに宮崎
が力尽きて、決着となった。
 
 田中がマイクを握り、宮崎へメッセージ。
「初対決でやってみて、すごい楽しかったよ。女じゃねえよな。まだまだできるのにもうすぐ引退するんやてな。一回、その前にシングルやれて
よかったよ。引退までケガしないで突っ走ってください。今日はありがとうございました」

 田中がリングを降りると、今度はバースデーソングが鳴り響く。
 試合の日である、4月20日が誕生日の本間と、19日が誕生日のYUNAのケーキが用意され、顔面ケーキの祝福となった。
本間「今日で39歳になりました。waveさんのベルト第39代として巻いております。39歳、39代のまま引退する気満々なので最後までよろしくお願いします!」
YUNA「昨日、誕生日だったんですけど、ありがとうございます。初めて顔にケーキ食らいました。waveさん、久々の参戦でしたけど、新たな思い出ができてうれしかったです。またこれからもよろしくお願いします!」

 最後は誕生日を迎えた二人による「これがwaveだ!」で締めくくりとなった。
2025.04.05

『KARIYA WAVE Vol.5』

日時
4月5日 土曜日
観衆
355人※満員御礼札止め
場所
愛知県・刈谷市産業振興センターあいおいホール
taisenn
1、KARIYA・安城★超嬢決戦~MIKAWAおてんばwave(時間無制限1本勝負)
○中野たむ(1時間36分43秒 アンドロメダ)宮崎有妃●
※場外カウントなしルールを採用
taisenn
2、KARIYA・Future wave(15分1本勝負)
○沙恵(9分33秒 片エビ固め)郷田明日香●
※レインメーカー式ラリアット
taisenn
3、KARIYA・スクランブルwave(20分1本勝負)
○桜花由美&小橋マリカ(16分50秒 片エビ固め)青木いつ希&関口翔●
※ビッグブーツ
taisenn
4、KARIYA・ファンタジーwave(30分1本勝負)
○狐伯&櫻井裕子&マリ卍(12分33秒 cocodrilo)炎華&フェアリー日本橋&花園桃花●
taisenn
5、Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
○<王者>上谷沙弥(21分57秒 スタークラッシャー)シン・広田さくら<挑戦者>●
※第22代王者4度目の防衛に成功
taisenn
2025.04.01

[PHASE2 Reboot 6th/NAMI☆1~Apr.~25]

日時
4月1日 火曜日
観衆
290人
場所
新宿FACE
・オープニング

 この4月1日というのは、waveが新体制となった記念すべき節目の日。試合に先立ち、二上会長と阿部社長があいさつ。

桜花「みなさんこんばんわ! 本日の大会でリブート6周年、私が社長になったのは7期目を迎えます。ここまで続けて来れたのも応援してくださる皆様のおかげです。ありがとうございます。東京の桜は満開ですが、waveの桜も満開になるように、近々うれしい近々嬉しいお知らせもできるように頑張ってまいります」

二上会長「waveの桜って、あんたと広田しかおらんやん。もっと若い子にしてよ(笑)。同じマイクを使ってるとは思えないくらいの声量です」

桜花「みなさんこんばんわ。ほら、こっちのほうが音量いいんですよ」
二上会長「ホンマや。そんなことどうでもいいわ。私が社長やめてから7年経ちました。辞めてからも順調…ではないけど、平日にこれだけのお客さんが集まってくれました。そして、20年使ったコーナーを新調しました。私がフリーのときから使ってきたコーナーポストをやっと変えて、スピーカーセットも買ったし、おじさん風のジャージも作りました。
5月4日からCATCH THE WAVE始まります。ちょこちょこ出している参戦選手も、もうすぐまとめてどかんと発表できると思います。今年のキャ
ッチのTシャツのデザインが出来上がりまして、マジでメッチャかわいいです。こんなんです。(スマホの画面を見せる。桜花「見えませんよ」)発注したときに16周年って言ったら『イチローですね』って言われたので、イチロー書かれたらどうしようと思いましたが、大丈夫でした。
今日は炎華が獲ってくれる信じて、炎華ちゃんの応援お願いします。あと、実はこのリングマットのロゴ、ずーっと旗揚げから使ってたんですけど、ちょっとこのロゴではなく去年辰年だったので、ドラゴンのロゴに変えたんですね。そしたら業績が結構上がったんですよ。右上に上がってるじゃないですか。ちょっと調子が良くなってみたので、この際なんであっちにロゴ変えます。いいほうがいいやんな、こだわりとかないんで。
18周年の手前なんですが、ロゴ変えます。桜花さんが『嬉しいニュースを近々…』と言いましたけど、それは、今日です。みなさん『おーっ!』という準備しておいてください」

桜花「それはいつになりますかね」

二上会長「いつのタイミングかわからないんですけど、いい話題です」

桜花「それでは6周年大会、楽しんでいってください!」
1,ゴキゲンwaveDX(30分1本勝負)
〇桜花由美&米山香織&チェリー(15分11秒、体固め)ZONES&香藤満月&グリズリー藤滝●
※ビッグブーツ。


 ゴキゲンBBA☆DXはいつものように入場すると、リング中央でポージング。ZONES組は、ZONESが香藤のお腹に突っ張り。香藤のお腹の弾力を確かめる。
 握手の際には、米山が「圧が強い~」とビビりまくる。
試合前から吠えまくるZONES組。ZONESが「ここは私が」と先発を買って出る。いっぽう、4月1日は節目と言うことで、桜花が先発。桜花はZONESと向かい合った瞬間、思わず「こわっ」と漏らす。
 いきなり背後から米山とチェリーが割って入り、桜花を投げつける。「ゴキゲンBBA」ポーズに桜花が「デラ…!」と加わわろうとするも、途中でむせしてまい、トレイン攻撃で反撃される。
後に香藤が全員まとめてのベイダータックル。そして関西で言う『千枚漬け』の要領で3人がかりで桜花に乗っかる。
 香藤とZONESが桜花を磔にすると、香藤が「みんなエサだー!」と号令をかけ、全員でかみつき攻撃。
 香藤がボディスラム。藤滝もボディスラムからボディプレス。ZONESもボディスラムからエルボー。
2カウント。ZONESがタックルを決めると、ポージングを取る。
ZONESの突進をかわした桜花が串刺しブーツ。さらにランニング式ブーツ。2カウント。
 米山がダブルを指示。「ブーツブーツ!」と言って、ダブルでのカウンターキックを見舞うも、米山の足はZONESに届いておらず。もう一度、ロープに振るも、桜花の足のみがヒットする。
 ZONESが米山にバックフリップでピンチを脱出し、「まんじゅー!」と香藤にタッチ。米山がグルグルパンチを決めるが、香藤は自慢のお腹ではじき返す。
米山はバックに回るが、手が届かず。これを桜花がブーツでアシストする。チェリーが回転式のアームホイップ。足で腕をロックしてからの逆片エビ。カットに来た藤滝を香藤の上に乗せると、2人まとめてのキャメルクラッチ。さらに米山が背後から押し込む。ZONESがカット。
 ZONESが「まんじゅうダブルー!」と指示も、チェリーは香藤と体を入れ替えてZONESとクロスライン。ZONESを香藤の上に乗せてから押しのけてフォールも2。続く熟女でドーン!は不発。香藤がベイダータックルからボディプレスも2カウント。「決めるぞー!」と叫んでコーナーからのボディプレスは自爆。
チェリーはコーナーに振るが、香藤がタックルで返す。続いて、藤滝もタックルで追撃。チェリーが「いい加減にしろ~」とチョーク攻撃。注意に来た石黒レフェリーをクロスラインから乗っけてさらに押しのけてダブルニードロップからフォール。
 チェリーがロープに飛ぶも、背後から香藤がキャッチ。藤滝がチェリーを捕らえてベアハッグ。さらに振り子式のサイドバスター。
10分経過。桜花が割って入り、「挙げるぞ、スーパーパワーボムやるぞ」と藤滝を捕らえて、3人で持ち上げる準備をしたが、ZONES、香藤がカットに入る。
 チェリーが「恥かかせやがって」と熟女でドーン!を決めるも2。「桜花さん、一緒に!」と声をかけ、「熟女と熟女でドーン」を狙うが、藤滝がかわして3人連続プレス攻撃。
 香藤が逆エビ。ここから逆片エビへ。ロープをつかまれると、突進するが桜花はスタンガンでかわす。
ロープにもたれる藤滝へ、背後からブーツを浴びせる。そしてかかと落としもカウント2。
香藤がタックルから、ZONESがダイビングエルボー。さらに藤滝がコーナースプラッシュ。2カウント。
 6人が入り乱れる中、藤滝が桜花にラリアット、2カウント。桜花は突き上げ式蹴りからネックハンギングボムも2。最後はダメ押しのビッグブーツを決めて3カウントを奪った。
桜花がマイクを持つ。「オープニングでで嬉しいお知らせと言いましたが、ここで発表したいと思います」

藤滝「こんなヘロヘロの姿でかっこ悪いところですけど、本日、4月1日付けでプロレスリングwaveに入団させていただきます。これからはwaveの一員としてもっともっと強くなって、団体を引っ張っていける存在になりたいと思いますので、応援よろしくお願いします。入団にともなって、心機一転名前を新しく『郷田明日香』にします。ジャイアンと同じ響きです。心の中にはジャイアニズムを持って、『オマエのものはオマエのもの、オレのものはオレのもの』精神でいきたいと思います。よろしくお願いします!」
2,同期のサクラ3wave(20分1本勝負)
〇狐伯&網倉理奈(15分1秒、スクールボーイ)SAKI&世羅りさ●
※もう一組は青木いつ希&関口翔。


 「同期のサクラ」ということで、同年デビュー3組による3WAYタッグ戦。狐伯&網倉は'18年デビュー、SAKI&世羅は'12年デビュー、青木&関口は'17年デビュー。ノータッチルールが採用された。
青木の握手に、網倉が「よろしくお願いしまーす!」と先に絶叫ボイスを響かせる。これに対して、青木は倍返し。先発は青木、網倉、SAKIでスタート。
 青木が手四つを要求。3人で手四つ合戦。ここから、青木とSAKIがタックル。青木をどかせて網倉とSAKI。
今度は青木と網倉、SAKIと青木…というように、3人でショルダータックルを打ち続ける。最後は3人がタックルでぶつかり合うも誰も倒れず。
 続いて、狐伯と関口。狐伯は高速ロープワーク、関口も高速で返す。関口がアームホイップ。狐伯はロープを使ってのアームホイップ返し。狐伯&関口が共闘し、ダブルのドロップキックで世羅を場外へ。狐伯が関口にドロップキック。
狐伯と網倉は「18年組いくぞ!」とドロップキックからおんぶしての合体ワー!プレス。今度はSAKIが狐伯にチョキパンチ。世羅は狐伯の足首を捕まえてのグーパンチ。SAKIが「グーはダメ。先輩がそういうことすると示しつかないじゃん」と注意する。二人の言い合いの間に、青木が2人にグーパンチ。関口とコンビネーションからダブルの低空ドロップキック、「いくぞ、チームホカクドウ!」とサンドイッチ攻撃を狙うが、足を引っ張られて未遂に。
場外戦。関口は観客の傘を刺して、「こもるぞ」とその中に入るが、世羅は蹴りで傘をどかす。SAKIが観客に「すいません」と謝って閉じる。
 リングへ戻ると、世羅が関口に逆片エビ。狐伯がカット。狐伯が関口にドロップキックからキャメルクラッチ。網倉がその関口へめがけての低空ドロップキック。2カウント。
 SAKIが関口を変形ジャイアントスイング。青木がカット。
SAKIがボディスラム。「カラーズ、いろとりどり!」となぜか関口が味方の青木も含めた5人から踏みつけられ続け、5人で「ウィー・アー・カラーズ!」とたどたどしくポーズ。「なんだこれはー」と世羅。
 SAKIと網倉がキックとチョップのコンビネーションでやり合う。青木が二人を鉢合わせにさせてダブルドロップキック。
さらにSAKIと網倉にDDT&体落とし。
 青木と網倉が向かい合う。網倉がダブルチョップ。青木もエルボーを返す。網倉がチョップ。青木もエルボーでお返し。
網倉は連打でチョップを打ちまくり最後にダブルチョップ。青木が立ち上がるとリストロック式エルボーを連打。
 網倉は青木をカナディアンバックブリーカーに決めると、SAKIがカンパーナ、世羅がブルズへリートを同時に決めて、せーので離そうとするが世羅だけ離さず。
SAKI&世羅が、同時の対角線攻撃からダイビング攻撃二重奏。青木は「わたしごとやれ!」と狐伯を羽交い締めにし、関口は「青木ごと狩るぞ!」と俺ごと刈れを狙うが、かわされて青木だけ刈ってしまう。青木と関口がアイルビーバックで同時にリングに戻って、同時に大外刈り。
関口がミサイルキックから青木のダイビングボディプレスも2。またも6人が入り乱れ、世羅がセラリズムバスターも2。
SAKIのビッグブーツが世羅に誤爆。そこで狐伯が丸め込むも2。世羅は青木を丸め込みに行ったが、背後から狐伯が世羅を丸め込んで3カウントを奪った。
3,DUALSHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<挑戦者組>〇尾﨑妹加&本間多恵(18分3秒、片エビ固め)宮崎有妃&櫻井裕子● <王者組>
※合体ミサイルキック&マイカバスター。妹加&本間組が第39代王者となる。

 “キャプテンアームストロング”2度目の防衛戦。年末に宮崎&櫻井にベルトを奪われた、前王者組の“スパイスアップ”本間&妹加が何度ものアピールを経て、ようやくリターンマッチにこぎつける。来年1月に引退を表明した宮崎は、櫻井と最後までベルトを守り抜くことができるのか。
まずは帽子&スーツ姿の本間を妹加が抱え上げて四方に挨拶。両チーム握手でスタート。櫻井が「どっちでもいいから早く出て来いよ!」と挑発。本間が先発に出る。櫻井が手を挙げると、本間はバックに回る。ここからアームホイップ。
櫻井は顔面へのビッグブーツでお返し。宮崎が飛び出すと、櫻井をシーソープレス。これに対して、妹加が宮崎、櫻井をコーナーに追い込むと、串刺しラリアットから、反対側のコーナーに控えていた本間が二人へ対してぶら下がり腕ひしぎ。
本間は2人相手のミサイルキック。妹加にタッチ。宮崎が妹加にエルボー。妹加は「待ってたぞ」と打ち返す。その後もエルボー合戦が続く。続いて、タックル合戦は互角。宮崎も「待っとけよ」と自らロープに走るが妹加は倒れない。
宮崎は動きを変えて低空ドロップキック。妹加が串刺しラリアット。宮崎も串刺しラリアットでお返し。さらにロープサイドでも串刺しラリアット合戦。妹加がタックルで宮崎を倒す。
本間のドロップキックは自爆。宮崎は本間をコーナーに押しこんで「おもしれえ顔してるな」と挑発。本間は宮崎をコルバタで場外へ落とすと、プランチャを敢行。
 場外乱闘へ突入。本間は宮崎を通路まで持って行く。宮崎は攻守を入れ替え、本間を客席へなだれ込ませる。さらに中央の通路に本間を寝かせると、布を持ち出し、「今日は、ここでお送りしましょう」とイリュージョンの準備。「ミュージック…」と言いかけたところで、妹加がカット。ブーイングに包まれる場内。
宮崎は「やらせてくれ」と嘆願するが、本間は布を持ってリング内へ。布をかぶせたまま、入場時にかぶっていた帽子を取り出し、「ミュージックスタート!」。
 本間が手を挙げると布が宙に浮く。本間はその上に腰掛ける。しかし、ここで妹加がツッコミ。館内はブーイング。「タイトルマッチ以外でやりなよー」と妹加。ここで3人での場外乱闘へなだれ込むが、その間も宮崎は宙に浮いた状態を続ける。とうとう、「ワシわい!」と耐えられなくなってようやく布から飛び出す。
スパイスアップがロープに振ると、宮崎はダブルラリアットで返す。宮崎がムーンサルトも自爆。本間が突進すると、えびす落としで切り返すも2カウント。
 櫻井がタックル2連発。さらに3発目を狙ったが本間はワキ固めで切り返す。
10分経過。本間がロープに走るも、場外から宮崎が足を引く。宮崎は裕子ロケットの体勢へ。裕子ロケットが発射されるも、本間が身をかわして失敗。
 本間は飛びつき腕ひしぎ。櫻井がロープにエスケープすると低空ドロップキック。トップロープを上るが、宮崎は「本間、またあったな」と迎撃に上り、雪崩式ブレーンバスター。続けて櫻井がブレーンバスター、2カウント。
妹加がサイドバスターから本間がジャックナイフ固め。2カウント。
 妹加は起きあがりこぼしラリアット。櫻井はドラゴンスリーパーに切り返す。さらに突進してのビッグブーツ。2カウント。
妹加も抱えると、アルゼンチンバックブリーカー。ここから東海道落とし。続くダイビングセントーンは失敗。櫻井がランニング式ブーツを放つ。
 このチャンスに宮崎が再度、裕子ロケット。今度は成功すると、この機に櫻井が櫻雷を決めたが、2カウント。
 15分経過。本間がコードブレーカー。妹加と合体式619。妹加がダイビングセントーン。2カウント。
櫻井はクレジェンテを狙うが妹加はこらえる。宮崎が目つきでアシストして丸め込んだが2カウント。本間が宮崎をコルバタでカットに入る。エプロンへ逃避した宮崎へ、本間は飛び込み式の回転エビ固めで場外へ落とす。
櫻井はビッグブーツ。妹加がラリアットから、トーチャーラックボム。本間がトップロープに上ると、マイカバスターとミサイルキックの合体技・特攻バスターを決めて3カウント! これにて第39代王者となった。
本間がマイクを手にする。
「今年で10周年だね、いつも支えてくれてありがとう。宮崎さん、裕子、お二人から勝って私たちはいまこのベルトを巻いています。私はそれに意味があると思っています。あのときの自分も、そして今のお二人も、今のスパイスアップは超えられたと思っています。ありがとうございます。
 第39代王者になった本間からご報告がごさいます。私、本間多恵は今年の10月13日、ここ新宿フェイスにおいて、引退します(場内『えー!』の声)。でも、今日から39代、そして私今月39歳になります。なのでここから引退ロード、そして妹加との防衛ロードになるとそう思ってます。引退するけど、GAMIさん、私このベルト巻いたまま引退しますよ。

39代のまま、39歳で引退します。でも1本じゃ足りない。2本、3本、狙ってますよ。だから今年のキャッチでますよ」
二上会長「圧が強い! DUALSHOCKを巻いた人がみんな引退するとか辞めてもらっていいですか?呪われたベルトみたいに(苦笑)。ハイ、キャッチ出て下さい」

本間「最後の最後までベルト巻くんで、妹加よろしくね。泣かないで!」

尾崎「今日何の日か知ってるの…? ウソって言ってよお!(号泣する)先に聞いてたから、最後になるかもしれないからベルトをどうしても巻きたかった。裕子もそうだと思うけど、置いていかれる人は寂しいんだよお…。でも、多恵が引退する日までこのベルトを持って、返上するつもりでいるんで。最後までスパイスアップをよろしくお願いします!」
▼バックステージ

本間「第39代、タッグ王者にスパイスアップがなりました! もう今日巻いて私は王者としてこの報告をしたいって妹加にずっと言ってたし、年明けからずっとずっと妹加と作戦を練ってトレーニングしてきて、その結果がつながって本当に良かったなと思います」

尾崎「前から聞いてて、ひとつもチャンスを逃したくないと思っていたので、無事に取れてよかったです」

本間「(引退の理由は?)もともと10年やると決めてて、10周年を迎えるのでいいタイミングかと思ってて。最後の最後まで最高潮のプロレスラーでいたいという気持ちで、これからベルトを増やして、巻いた状態で最後の紙テープを浴びたいという気持ちが本当に強くて。いっぱい巻いたら歴史にも残ると思うので、誰もやったことがない引退をしたいと思ってて。そのタイミングは今がベストだなと思って決めました」

尾崎「私は初めて聞いたのがタッグのときで、私たちの入場曲って2人で歌ってるので、それを聞いて危なくなったんですけど…笑顔で送り出したいと思ったけどやっぱり泣くちゃいましたね…。でも最後はベルトを巻いた状態で迎えたいと思います」

本間「たぶんビックリされた方がたくさんいたと思いますけど、ビックリしたことが私の今までの積み重ねで、誇りだなと思ってます。妹加とベルトを巻いて、39歳になるので。この39という記念すべき数字とともに、心に刻んで防衛していきたいと思います。よろしくお願いします!」
4,メモリアルwave(30分1本勝負)
シン・広田さくら(4秒、首固め)里村明衣子
シン・広田さくら(7秒、首固め)里村明衣子
里村明衣子(15分2秒、片エビ固め)シン・広田さくら
※デスバレーボム。


 GAEA時代からの先輩後輩と言う間柄である里村と広田がラストシングル対決。
いきなり里村のハイキックをかわした広田がボ・ラギノールから丸め込んで3カウント。わずか、4秒という出来事だった。
まさかの結末に、館内はどよめき。広田は手を振って引き上げようとする。納得いかない里村。
広田は、「勝負付いたじゃないですか。最後は後輩の私が先輩をがっつり取って、ダメですか? もう一回?わかりました。里村さんがそこまで言うならやってあげましょう」と、再戦を受け入れる。
里村が握手を求める。再びハイキックをかわした広田が、ボ・ラギノールを一度はかわされるも、追撃のボ・ラギノールから丸め込んでまたも3カウント! 今度は7秒での決着となった。
 「ありがとー」と、得意げに客席へ手を振る広田。納得いかない里村。「わがままな先輩だなー。2回ですよ。しょうがないなー。わかりましたよ。もう一回やりたいんですね。今日はエイプリルフールなので、2回勝ったということは里村さんの名誉のためにも、記憶から消していいです。恥かかして引退させられませんよ。いまからってことでいいですよ」
再々戦が開始。里村のハイキックが今度はヒット。エルボースマッシュからフォールを見舞うも2カウント。里村はローキック3連発。広田は「痛い」と思わずもらす。里村がヘッドロックも、広田がエルボーで逃れて久々のエア・エルボーアピール。広田がやらせようとするも、里村が乗らず。
場内ブーイングも、再び広田がヘッドロックを仕掛け、里村のエア・エルボーアピールで場内歓声。広田がフェースクラッシャーからLOVEポーズ。高田純次で追撃を狙うが、里村がアンクルホールドで切り返して場内大ブーイング。
広田が「今の見たー? ちょっと待ってよ、そうじゃないですよ。もう一回、もう一回、寝てくださいよ。絶対にいまみたいなのやめてくださいよ」と注意を促す。しかし、2度目の高田純次もやはりアンクルに捕らえられる。
大ブーイングの場内。広田も「いまのはお笑い的には正解かもしれない。3日に鈴木みのるとやるじゃないですか。そういうのはそういうときにやってください。いまは引退までの激戦に備えて緩くでいいです。まわるところからやるんでお願いします」と再度に渡って注意を促す。
再び高田純次。回るところから再開するが、里村は剣山に行かず。
広田「えー、うそでしょ。なんで(足を)出さないんだよー!なんで余計なことやっていま出さないんだよ。何年やってんだよ。わかった? ちゃんとやってよ」
今度は、剣山こそしたものの、「オマエが代わりにやるって言うのかー」アピールには、×印をつくって、コーナーにそびえる。大ブーイングの場内。「あ、わかった。里村さん、寂しがり屋なところがあるんで、一人じゃ嫌なんだ」と広田はあたりを見回し、この試合のレフェリーを務めた伊東幸子(元GAEAレフェリー)の姿を見て「GAEA」コール。
 そして、里村&伊藤レフェリーの2人で高田純次を決めると場内大歓声。
今度は、里村が腕を絞る。広田はコーナーを回り、ロープ上で一回転。さらにロープジャンプも成功。「もう一回」コールで調子に乗って2度目は失敗。それでも里村を磔にすると、背後に回り、カウンターのボ・ラギノール。里村も思わず場外へ落ちるが、トぺは失敗。里村がリングへ戻るとエルボー。逆エビからSTF。10分経過。
ロープへ逃れると、里村はコーナーへ上る。広田が背後からボ・ラギノール。においをかいだ広田は「くっせー」とアピール。
里村が怒りの表情。広田は「怒らせたな」と察知して、「にーげーろー、やーめーろー」となぜかスローモーションで逃げ出す。
すると、里村も同じようにスローモーションで追いかけていく。
里村のスローなエルボーをかいくぐり、広田は低速スクールーボーイ。しかし、なぜか伊東レフェリーは高速カウント。あわてて返す里村。今度はエルボー合戦。里村がオーバーヘッドキックも、広田がふらふらドーン。カウント2。里村が丸め込もうとしたところに、広田が下からボ・ラギノール。カウント2。へなーらサンセットを狙うが、逃れた里村がDDTから側転ダブルニードロップ。
カウント2。ダメ押しで里村がデスバレーボムを決めて、3カウント。
 試合後、二人は抱擁し、ラストシングルは幕を閉じた。
▼バックステージ

里村「ラストのシングルとラストのwaveってことで、やりたいことを詰め込みすぎて、しつこいくらい広田と里村の世界を堪能させてもらいましたけど、最高ですよ。29年? いろんなことを乗り越えてきたよね。若い時からさ」

広田「里村さんがなんでもやってくれちゃうから(苦笑)。29年ですね」

里村「自分にないものを全部彼女は持ってるので。それが評価された時代はグンと追い越されて悔しい思いもしたけど、広田さくらがいないとプロレス界って全部トゲトゲになってしまう。広田がいったん角を取ってくれるから、絶対必要なんですよ。センダイガールズも広田なくしては成り立たないくらい大事な存在なので。やってくれて感謝です」

広田「私は引退をしないと決めてるので、こうやって先輩とか後輩とか、リングを降りる人を見送る寂しさで押しつぶされそうだなって。誰もがやっぱり引退をするんですけど、そろそろかなって思ってたときにやっぱりかと。それで最後の4月になって、そんな4月が私からスタートといことで、いいスタートが切れたんじゃないかなと」

里村「次はタッグ組むからさ。次は同志として」

広田「生き写しってことで、23日はもっと存分やりましょう。あれもこれも!」

里村「やりましょう!」
5,Human Resoureeプレゼンツ~Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
<王者>上谷沙弥(22分、エビ固め)炎華<挑戦者>
※スタークラッシャー。第22代王者・上谷が3度目の防衛に成功。

 桜花を下して2度目の防衛を果たした上谷が、「waveの全員とやりたい」と発言したことから、炎華を挑戦者に指名。炎華は翌日にデビュー2周年を控え、この大一番で上谷へ黒星を付けReginaを取り戻すことができるのか。
炎華はゴングと同時に、エルボーを連打してラッシュをかける。続けてアームホイップ。これに上谷もアームホイップで返す。
 炎華はコルバタからドロップキック。互いにトップスピード全開の攻防から、プランチャ狙いもH.A.T.E.のセコンド陣が介入。
上谷はチェーンで絞首刑。そして、客席へなだれ込ませる。さらには別方向にもなだれ込ませる。
次に客席にあった傘での攻撃。先にリングへ戻ると、リング中央でイスに座ってのポーズ。
ドロップトーホールドでイスに顔からぶつけて、低空ドロップキック。ストンピングを連打。さらに髪をねじって、ヘアホイップ。
炎華もエルボーでお返し。「もっと来いよ」と上谷が胸を突き出すと、炎華はエルボーを連発でヒットさせる。それでも、上谷は「来いよ!」と両腕を広げる。炎華はドロップキックを打ち込み、ハリケーンラナからスペースローリング・エルボーを狙うが、これは蹴って上谷が阻止。
炎華がコルバタから、人工衛星シザース。低空ドロップキックを挟んで、今度はスペースローリング・エルボーを決める。上谷がボディスラムも、炎華は「ナメんな!」と追走ドロップキック。
続けてトップロープに上り、ボディアタック。2カウント。さらにSTFで絞り上げる。ロープへ。 ブレンバスターは持ち上げられず。上谷は「上げてみろよ」と挑発。炎華はドロップキック。
上谷はスワンダイブのボディアタック。2カウント。上谷がロープに振ると、炎華がブーメランアタック。2カウント。
かなり厳しい角度で締め上げたが、上谷はなんとかロープへ。炎華はボディスラム。セカンドからミサイルキック。2カウント。
続いて突進したが、トラースキックで返される。上谷がトップロープに上ったところを炎華は下からのドロップキックで迎撃。場外へ落ちると、今度こそプランチャを敢行させる。リングへ戻すと、ミサイルキック。
コーナーを変えて2発、そして3発と放っていく。「まだだー!」と4発目を狙うとあえて、上谷も両手を広げて受け止める。カウント2で返しても2度に渡って、押さえ込む。
 上谷はエルボー。炎華は両腕を広げる上谷にエルボー。上谷もエルボーで打ち返す。
互いのエルボー合戦が繰り広げられる。炎華はさらに追撃エルボーを狙うも、上谷がカウンターで強烈なエルボーを打ち込み、ノーザンライト・スープレックス・ホールド。カウント2。
上谷もドロップキックからスタークラッシャーを狙うが、炎華が首固めに切り返す。
続いてヒロギョプサルもカウント2。上谷が強烈なスピンキック2連発もカウント2。場内「炎華」コールに。
続いてヒロギョプサルもカウント2。上谷が強烈なスピンキック2連発もカウント2。場内「炎華」コールに。
20分を超える激闘となったが、上谷が堂々、Regina3度目の防衛に成功した。
上谷「オイ、炎華。悔しかったら出直して、また挑戦してこいよ。次4・5刈谷、広田さくらとやるけど…その前にGAMI。刈谷大会に中野たむ? どういうこと? なんでアイツいるの?」
GAMI「だってフリーやから」

上谷「中野たむvs宮崎? 上谷vs広田? なんかおかしくない!?」

GAMI「おかしくない。wave、wave。だってフリーにしたの、アンタでしょうよ。そんなこと言われても」
広田「なんなの? 弱気なわけ? 私は里村さんと試合終わって思い出話してたわけ。そうしたら炎華が負けちゃったんだけど、やるわけ? 順番的に私になった? やりたいならもうちょっとないの? 私は里村から2回フォールとった女だよ!(場内大歓声)」

上谷「ち…チャンピオンはこっちだぞ! 頭下げるとかしろ!」

広田「たまたまそこにベルトがありましたってことだろ? じゃあ刈谷お願いしますでいいだろ! ヒールの前に人間だから!」

上谷「(「沙弥様お願いして!」の声)…おねがい…します…」

広田「ホラ撮って! 拡散して! まあいいよ」

上谷「なんかムカつくんだけど! ひどくない!? 下僕たちよ跪け、永遠にさようなら…なんか違くない!?」

不服タラタラの上谷は広田をぽかぽか殴りながらリングを後に。
広田「ねえやっぱり、悪ぶってたって最後は人間性問われるから。最後頭下げたってことは、アイツは伸びるよ(ニヤリ)。名前何になったんだっけ?」

郷田「郷田明日香です」

広田「Regina取っちゃうから、私は入ってそうそう雲の上の存在になっちゃうかもしれないけど。このメンバーでやっていきましょう。あ、私23日に自主興行やるんですけど、waveのメンバーにも出てもらうんですよ。郷田さんも含めたwaveの6人タッグにしたいんですけど、シン・広田さくらはその大会にでないで、シン・里村明衣子しかでないんですよ。私の代わり、誰にしようかな。あ、世羅がいるんじゃない?」

世羅「エッ!?」

広田「私のコスチュームかすから、あのピンクのバスマットのコスチュームと入場曲の音源渡すから、練習して歌って入場して。空いてるでしょ? 私の代わりに世羅りさが参戦することになったんで、当日はよろしく!」

世羅は困惑しながらも一礼。

広田「このメンバー、この風景でwaveを楽しんでもらえればと思います」

GAMI「締めてもらえます?」

広田「マイク持ってもらえる? アンタのマネージャーじゃないんだよ(苦笑)」

郷田「みなさん、準備はできてますか? いくぞ、これがwaveだー!」
▼バックステージ

上谷「なんかおかしくない!? 私チャンピオンで、今日防衛したの私なんだけど! あと、刈谷に中野たむ参戦するでしょ? 上谷vs広田? なにこのスターダムとwaveの最高峰の闘いみたいな? 今日炎華、当たって砕けて悔しかったと思うけど、自分が信じる正義をぶつけてきてくれたから。アイツが立ち上がってくる姿は見れたから、悔しかったらまた私に挑戦してこいよ、以上」

炎華「2年目で、明日2周年で。2年間でやってきたこを全部ぶつけたつもりだったんですけど…やっぱり全然敵わなくて。何をやっても、何をやっても効かなくて。こんなチャンス2年めでなかなかいただけることないと思ったんで、全力で絶対ベルトを取ってやるという気持ちで挑んだんですけど、(涙声になりながら)やっぱり取れなくて悔しいです。でも、自分はプロレスを始めたばかりで、伸び代しかないと思ってるので。これからいっぱい、いっぱい、いっぱい練習して経験を積んで、いつか絶対上谷沙弥を倒します。ありがとうございました!」
2025.03.23

『ITABASHI SURPRISE Mar.25』

1,Future wave(15分1本勝負)
狐伯(11分51秒、片エビ固め)咲蘭
※フロッグスプラッシュ。

 

 「狐伯」コールの中、試合開始。まずは狐伯が手四つで絞り上げ、さらに腕を取る。ロープに振ろうとすると、咲蘭がこらえる。咲蘭はエルボーの連打から狐伯の手をマットに置いて、フットスタンプで踏みつけ攻撃。続けてエルボーを打つと、狐伯も打ち返す。
咲蘭がダルマ落としで、こかせると手を踏みつけストンピング。さらにエプロンまで持って行き、手を置かせると、その上に尻餅をつく。リングに戻し、低空ドロップキックはカウント2。突進すると、狐伯もダルマ落としで咲蘭を転がすと、両手をマットに置いて、全体重を乗せたストンピングでお返し。さらに低空ドロップキック。
続けて狐伯はグラウンドへ移り、インディアンデスロックに取ると、そこから弓矢固めに移行。さらに逆片エビ固めへ。
咲蘭がロープに逃れると、立ち上がらせてエルボー。咲蘭も打ち返す。互いにエルボーの打ち合いから、狐伯が打ち勝つとボディスラム。フォールに行こうとする瞬間、咲蘭がエビ固めで丸め込み、低空ドロップキック。
続けてアームホイップから再度、低空ドロップキックを打ち込む。1カウント。
 咲蘭はドロップキック3連発。そしてグラウンドの羽折り固めで絞り上げる。狐伯がロープに逃れる。狐伯がエルボー。咲蘭も重いエルボーで返す。再びエルボー合戦へ突入。
咲蘭がエルボーの連打からカサドーラ式フットスタンプ。2カウント。
もう一度、手へのフットスタンプからお腹へのフットスタンプ。このコンビネーションを交互に繰り広げる。
狐伯はドロップキックを放つと、咲蘭も追走式ドロップキックでやり返す。そこから619に捕らえる。続けて、スクールボーイ、横十字固め。いずれもカウント2。
回転エビ固めに決めると、狐伯もエビ固めに切り返す。エビ固め合戦となるが、いずれもカウント2。
狐伯がドロップキック。コーナーに追い込んでのニーアタックから、ランニングしてのヒザ打ちと、ニーの攻撃を連発。続けて、変形のシスター・アビゲイル。最後はトップロープからのフロッグスプラッシュで3カウントを奪った。
2,スクランブルwave(20分1本勝負)
〇櫻井裕子& YuuRI(16分4秒、飛び込み式変形エビ固め)桜花由美&グリズリー藤滝●


 藤滝が「櫻井、出て来いよ」と手を挙げて挑発する。これに櫻井も呼応し、先発は両者の顔合わせに。
 ロックアップから藤滝が押し込むと、タックル合戦は互角でどちらも倒れず。二度目も互角となり、3度目のぶつかり合いの際に、櫻井が背後に回って丸め込み。カウント2で藤滝が返すと、櫻井自ら走り込んでタックルで倒す。藤滝も自ら走り込んでのタックルでお返し。
続いて、桜花とYuuRI。桜花は手四つと見せかけ、いきなりYuuRIの足を踏みつけ、昭和に流行ったゴーゴーダンスのような踊りを見せる。今度は、互いに蹴りを打ち込もうとするが、防御し合う。そして、互いに同士討ちとなる。
YuuRIがロープにもたれると、桜花は、突進して、ビッグブーツを打ち放つ。そのまま倒れ込んだYuuRIに全体重をかけて乗っかり、さらにニーを落とす。これを2連発。2カウント。
藤滝にタッチ。桜花&藤滝によるトレイン攻撃から、藤滝がコーナーでYuuRIの顔面をかきむしり。さらにボディプレスを投下。2カウント。藤滝が突進すると、YuuRIは背後に回って延髄蹴り。続けてフライングネックブリーカー。2カウント。
YuuRIがミドルキックを放つも、藤滝はキャッチすると、背後に抱え上げ、スパインバスター気味にスイングして前方に落とす。
 桜花にタッチ。串刺し式ビッグブーツからランニング式ブーツ。2カウント。続けてスタンディングスリーパーに取るも、YuuRIはコーナーにぶつけて脱出。YuuRIが突進すると、ビッグブーツを浴びる。その間に桜花はコーナーに座り、もう一度、YuuRIが突進すると、ぶら下がり式のブラディーEX。続いてビッグブーツも2カウント。
桜花はバックドロップ狙いも、YuuRIが丸め込んでエビ固め。座り位置の桜花へ、背後からPK。
正面からもPKを狙ったが、桜花が防御に出たため、フェイントからバックキック。さらにリストロック式のPKを連発する。桜花がスタンディングの体勢になるとソバット。続けての延髄蹴りは空を切ると、桜花はストンピングを連打。桜花は突進すると、YuuRIはダルマ落としで崩れ落とさせてから低空ドロップキック。さらにミサイルキック。2カウント。
櫻井にタッチ。YuuRI&櫻井によるトレイン攻撃からロープに振って、ダブルのカウンターキック。桜花は櫻井へ正面からキック。コーナーへの振り合いから、櫻井が串刺しタックル。さらにコブラツイストに捕らえる。しばらく絞り上げたが、桜花がロープをつかむ。櫻井は突進すると桜花がスタンガンでロープに打ち付ける。バックドロップからかかと落とし。2カウント。櫻井がビッグブーツ。桜花も蹴り返す。ここから両者のビッグブーツ合戦。ともに「負けるかー」と気合を込める。
櫻井が打ち勝ったが、桜花は突き上げ式の蹴りから正面に回りビッグブーツ。2カウント。
10分経過。櫻井がブレーンバスターで投げると、桜花もブレーンバスターでお返し。ダブルダウン。桜花はなんとか、藤滝にタッチ。
 藤滝は櫻井へタックルを5連発。ボディプレスを投下したがカウント2。さらにグラウンドの羽折り固めで締め上げる。YuuRIがカット。櫻井&YuuRIはダブルでカウンターキック。ここからクロスライン狙ったが、これは藤滝がかいくぐり、ダブルのタックルで二人まとめて吹っ飛ばす。
2カウント。
櫻井はファイナルカット。カバーに行くも、桜花がカット。藤滝がバックフリップ。2カウント。
桜花が櫻井にネックハンギングボムでアシストすると、藤滝がセカンドからのコーナースプラッシュ。
2カウントでYuuRIがカット。15分経過。
櫻井が藤滝を背後から羽交い絞め。YuuRIがキックを打ち込んだが、藤滝が身をかわして同士討ち。
藤滝が櫻井にラリアット。2カウント。藤滝がロープに振ろうとしたが、櫻井は切り返してカウンターのビッグブーツ。2カウント。ここから飛び込み式の変形エビ固めで藤滝を丸め込んで3カウントを奪った。
3,コミカルwave(15分1本勝負)
シン・広田さくら(10分32秒、体固め)紫雷美央
※FFD。

 
 広田はテーマ曲に合わせて、マイクを持ち、生声で歌いながら入場。美央は「早く入れよ」と巻きのポーズ。広田は気にせず、間奏に合わせてダンスを入れる。美央は「もういいよ」と連呼。広田はフルコーラスを歌い切り、曲の最後に合わせてポーズを決める。美央の「毎回、これなの?」という問いかけに広田は「そうだよー」と答えながら水を飲んで喉を潤す。ここから二人の会話が続く。
美央「水飲むなー」
広田「リサイタル用に大事にしなきゃいけないんで」
美央「いつあるんだよー」
広田「毎大会、気持ちいいよー。(美央に)はじめましてくらいの感じだよね。お互い自己紹介しないと…」
美央「まあまあ、私のことを知らない人もいると思うので。8年間、紫雷美央として頑張っていましたが、首が痛くて引退してから、9年間、レフェリーをしていたのですが、この度、選手もしちゃうことになりまして、改めてやろうとしたら、2週間くらい前に踏ん切りがつきまして、完全に選手として復帰しました!
(観客拍手)過去、waveさんの所属でした。今後ともよろしくお願いいたします!」
広田「私もデビューからさかのぼっていい?」
美央「しなくていいです!」
広田「なんやかんやあって現在、wave所属の広田です」と言いながら、セリフの最中に丸め込もうとするも、美央は危険を察知して防御。
美央「いまなんかやろうとしましたよね?」
広田「いえいえいえ。じゃあ、ゴングを鳴らしてもらおうか…。(ゴングが鳴るも、本部席の野中リングアナを見て)おい! 薄暗がりの中で、ヒジ付きながらゴング鳴らしてるんじゃねー!! (野中リングアナは必死に否定するも)そっか、そういう態度でうちらの試合見るんだよなー」
 とやり取りがありながらもとりあえず試合開始。
美央「そしたら、自己紹介やってやるよ。 引退してからすぐ結婚して10年目、子供が3人います。37ちゃいになりました。それなのに現役復帰相しました、紫雷美央です!」
広田「結婚10年目で離婚を決めまして。シングルマザーで来月47歳になります! …なんか(美央と)似てるよなー」
美央「ちょっと違う感じもあるけど…でも、シンパシーを感じます」
 ここで広田が目つきを狙うも美央が気づいて防ぐ。ここで急にエルボー合戦となるが、「何か落ちてる!」(広田)とマットを指さしてのスクールボーイも美央は騙されず。
美央「ドキドキするー! この人との試合ー!」
 美央のしゃべりを気にも留めず、広田はフェースバスターからプロレスLOVEポーズ。
広田「おまえとは似てる。確かにシンパシーを感じる。母親になったり、プロレス戻ってきたり。前もしゃべって
いたけど、いまも、よくしゃべるよね」
美央「はい、その試合ごとに、どうやってお客さんを楽しませようかって思って。それででしゃべるようになったり…」
 セコンドの狐伯が「長い」とクレーム。
広田「うるせーなー! いい話してるんだから、よく聞け! でもさあ、これから高みを目指すなら、何もしゃべらないとかしなきゃいけなかったり、克服しきゃいけないと思うから、ちょっと黙ってやってみよう。これから変えてみよう」
広田は美央にしゃべりを捨てることを提案。ここからサイレント試合となる。しばらく、リング上でなにもしゃべらずたたずむ二人。リング上には数秒間、静寂に包まれる。しかしともにしびれを切らす。
広田「無理だな」
美央「むりー! 怖かった!」
広田「でもなにも起こらなかったよね」
 広田は目つきを狙うが、美央が防御。
広田「おまえのせいだー」美央「なんでわたしのせい?」というやり取りの中、美央の腕を取り、ロープ渡りを開始。さらにロープジャンプにも成功する。「もう一回」コールに再度、チャレンジするも二度目は失敗。広田は「おまえらのせいだー!」と逆切れ。
 しかし、気を取り直し、「なつかしいだろう、やってやるぜー」と美央をロープに磔にし、背後から走り込んでのラ・ボラギノールを打ち込もうとしたが、直前に美央がお尻の位置をずらして未遂に。
美央は「めちゃっくちゃ怖かったー!」と言いながらランニングキック。2カウント。
 今度は「座ってろー!」と広田へ指示して、背中へのPKを2発。「顔面崩壊ー!」と言いながら正面へ回ってのPK狙い。広田があわてて顔面をガードすると、蹴りに行くと見せかけて、動きを止める。これを見て、広田がガードを外すと、「うそぴょーん」と軽い蹴りを見舞う。
 続いて、「みなさん、本日はプロレスリングwave、板橋大会へお越しいただき、誠にありがとうございます。宴もたけなわですが広田さくらさんをそろそろ仕留めさせてもらいます。紫雷美央よりブレーンスター!」と予告付きブレーンバスターを見舞おうとするが、首固めで丸め込まれる。
 広田が「よくもやりやがったなー」と首投げから「おまえはここで寝とけー」と高田純次の動きを見せる。しかし、フィニッシュシーンである、ボディプレスの状況になっても、美央は剣山に行かず。来るものと思って広田は待ち構えたがあきらめて、高田純次を完了させる。
すかさず広田は「思い出さなかった? これあのヤツだな、とか。普通に寝てたらダメとは思わなかった? 最後の詰めが思い出せなかった?」と問い詰める。
 広田は「もう一回! 時間かかるから回るところから!」と、序盤は端折って、後半から再度、高田純次を開始。しかし、美央は剣山に行かず、丸め込んでの首固め。カウント2で広田ははねのけるも、ブーイングが飛び交う。
 美央は戦闘態勢に入り、カウンターキックから首四の字へ。広田は必死に足をばたつかせてロープへ。美央は続いてトップロープに上り、「ベストポジション、紫雷美央、3回目のムーンサルト・チャレンジです。私に勇気をください!」と観客に問いかける。
しかし、広田が背後からカンチョー。「いてー、ノーガードだぞ!」という美央に、広田は、「あれか? ロープのあれ? やる?」
と高田純次に次いで、ロープ渡りを提案。腕を簡単に取らせてロープを上らせる。美央は頑張って、ロープを歩き始める。
「こわいー、SKY、めっちゃ揺れる。I can fly.」となんとか数歩歩いたものの、途中で転げ落ちる。広田が「お前の妹は世界に認められて。でも、忘れないで。お姉ちゃんもすごく頑張ってるぞー!」とエールを送ると、美央は「痛いー。心が痛い」と心の叫び。
と言いつつも、「いい加減にしろ!」と、回し蹴りから、延髄蹴り。連続で蹴りを決めたが、さらに追い打ちの蹴りを狙ったところに広田のFFDが振ってきて、3カウントが入った。
美央「すいません、負けました? あーあ。負けましたね。ちょっと自分、こんなに休んでいる間にコミカルな人間になってるとは思わなかった。しゃべり、止まらないっす。しゃべらないようなヒリヒリする相手と組んでくれません? 紫雷美央を思い出したいんですよ」
広田「わかったよ、低姿勢で頼んんでるけど、まじめにやりたいとか、それは私(との試合)でやればいいんだよー! 言わんとしてることはわかるよ。waveでヒリヒリする相手とやりたい。それなら、もうすぐ始まるCATCH THE WAVE、あんたも出なよー」
美央「そんな長期的スパンで見てなかった。宮崎さんとか桜花さんとかと、シングルをやるのかと…」
 ここで前回に続き、勝手に何でも決める広田に二上会長、阿部社長がだまってはいられなかった。
二上会長「何、役員を差し置いて勝手に決めてんの?」
桜花「最近でしゃばりすぎです」
広田「え? 大事なこと私に言って来るから答えてるだけです」
二上会長「(CATCHに)出るのはいいけどなんで広田が決めるねん」
広田「そう言って結局、そうなるんでしょ。私がOK出してもいいじゃないですかね(館内爆笑)」
二上会長「明後日、契約が楽しみですねー」
広田「明後日、契約知らんかったわー(館内・笑)。わかりました。では聞いてみます。(客席に)このなかで反対って勇気がある人、手をあげてみろー。(即座に)ホラ、いない」
二上会長「めっちゃいま、レスポンス早かったで。あそこの外国人、いまの、なに言ってるかわからんで」
広田「ウエルカム・ジャパン? エンジョイ。エンジョイ」
美央「(CATCH出場は)いいですか?」
二上会長「いいよー、。ヒリヒリでもなんでもやってください」
広田「私の入場曲、勝ったバージョンとして、2番があるんだ。(美央に)歌を聞いてもらうために帰りください」
美央「帰ります。みなさん、曲を楽しんでください。(退場口で桜花に)2番あるの?」
桜花「知らん」
広田「春もやってきたし、CATCHに向けての動きが出てきたんじゃないの? 大事なことは私が決めさせてもらうんで。みんな私にアピールして来いよ!!!」
 ということで、2番まで曲が流れる。ずっとステージ上で踊っていた広田だが、歌が終わり…。
広田「ざわざわすんなよー、帰るわー!」
4、チャレンジwave(15分1本勝負)
VENY(7分40秒、片エビ固め)炎華
※ムーンサルトプレス。


 4・1上谷戦まで、炎華に強敵を当てていくというwaveの方針に乗っ取り、今日の相手はVENY。強すぎる実力者を相手に炎華はどういった戦いを見せるのか?
まずは炎華が「お願いします!」と握手を求めるが、VENYは蹴りで返す。ゴングが鳴ると、炎華はドロップキック。さらに低空ドロップキックを3連発。これを受け止めたVENYが、一発のドロップキックで返す。炎華はいきなり場外転落。VENYは「上がれー!」とリングで待ち構える。
炎華はアームホイップで投げに行ったが、VENYは側転で回避。今度はアームホイップからコルバタで一回転させる。このまま勢いづけようと攻め込もうとしたが、張り手を一発見舞われる
。VENYは炎華を摑まえると、ロープでこすっての目つぶし。ボディスラムからフォールも2カウント。
キャメルクラッチからVENYは「マスク外しまーす」とマスクに手をかける。炎華が「GAMIさん助けて」と本部席の二上会長に語り掛けると、「がんばれ」と激励のみ。逆にVENYが「(マスク外して)いい?」と尋ねると、二上会長は「いいよ」と承諾。VENYはキャメルクラッチを解くと、ヒップドロップ。マスクを持ってのヘアホイップ。炎華は「マスクダメって言ってよ」と切実な訴え。
VENYは「(Regina)挑戦するんだろ、コラ!」とストンピング。炎華は立ち上がると、「舐めんじゃねえ!」とエルボーを連打。
VENYは顔面かきむしり。コーナーに振っての側転エルボーは失敗。炎華が逆に側転エルボーからドロップキック。続いて、ボディアタックで飛んだがキャッチされる。それでもDDTで切り返す。

炎華は対角線に走ってのドロップキックからセカンドロープに上りミサイルキック。それでもVENYは跳ね起きからキックで倒す。
炎華はVENYの突進を蹴りでかわすとコルバタ。これで場外へ落とすと、プランチャを敢行。
リングに入れると、トップロープからミサイルキック。2カウント。5分経過。さらにトップロープからミサイルキックを放つもドロップキックで迎撃される。VENYがバズソーキック。続けて、ブレーンバスターを狙うが、炎華は切り返して、ジャックナイフ固め、2カウント。
 VENYが張り手から突っ込むも炎華はショルダースルー気味に水車落とし。しかし、VENYはトラースキックを打ち込むと、投げっぱなしジャーマン。ダメ押しでムーンサルトプレスを決めて、3カウントとなった。
5,デンジャラスwave(30分1本勝負)
夏実もち&〇伊東竜二(20分43秒、体固め) 宮崎有妃●&神谷英慶
※ハードコアルール採用。ドラゴンスプラッシュ。

 この東京スクエアの特徴としてデスマッチ、ハードコアOKという点が挙げられる。ということで、ハードコア戦が同地にて定期的に組まれることとなった。この日は宮崎、もちという女子ハードコアファイターに加え、大日本から伊東、神谷が参戦した。宮崎にとって、伊東は前回の引退試合でデスマッチをしてもらった間柄。実際に試合で当たるのは初めてとなる。
まずは宮崎、神谷組が奇襲をかけて試合開始。場外戦では宮崎がもちにイス攻撃。伊東は竹刀を手に神谷に襲いかかる。リングへ戻ると、宮崎がもちへタックル。もちはアームホイップでやり返す。神谷と伊東へ。神谷がヘッドロック。タックルで打ち勝つ。
早速、イスを手にするも、伊東が取り上げると、まずはイスで突きを入れてから、思い切り振りかぶって背中へ殴打。さらにもう一発ぶちかます。そして、フェイントを入れて3発目を決めた。
伊東は3発打ち込んでひん曲がったイスの上にボディスラム。そのイスを宮崎に投げつける。もちへタッチ。もちは、ムチを神谷に振り下ろす。ヒップドロップから、スリーパーに取るが、神谷がコーナーにぶつけて回避。宮崎へタッチ。
宮崎はもちを捕らえると、「カメラの準備をしろー!」とはずかし固めを決める。長時間決められ、もちは「もういい!」ってレフェリーと必死に抗議。
いまいち観客の反応が薄かったためか、宮崎は思わず「いらなかったみたいだな」と漏らす。今度はラダーをロープに立てかけて、もちを投げつける。そして背中へイスを投げ付ける。
今度は、倒れたもちの上にイスを乗せると、そこからラダーを持ち、「ブレーンバスター!」と叫び、もちに投げつける。2カウント。
神谷にタッチ。ダブルのタックル。神谷がもちのムチを手にして、何度もたたきつける。エルボーを投下したが、2カウント。
続けて、宮崎がブレーンバスター、2カウント。宮崎はイスをもちの足に固定する。動けなくしてからフットスタンプを投下。「100キロあるんだぞ」と豪語して、さらにもう一回、踏みつける。
神谷が「行かせてください」とタッチ。ボディスラムからトップロープに上ったが、もちが蘇生してデッドリードライブで投げる。しかしもちから伊東へはタッチにはいかせず。このスキに神谷が突進するともっちりバディシザースで飛ぶ。ここでもちから伊東にタッチ。
伊東が串刺しタックルから、セカンドロープへ上ると、神谷が雪崩式フランケンで投げ捨てる。
神谷が宮崎にタッチ。
 今度は机を持ち出して、伊東へダイレクトに投げつける。机をコーナーに水平に横たわらせるとと、その机に乗ってミサイルキック。
さらにイスをリング中央に並べてDDT。続けてセカンドロープに上るともちがカット。今度は伊東がイスを集める。コーナーに上ったままの宮崎の股の間に滑りこむと、投げっぱなしの投げ捨てパワーボムをイスの上に落とす。神谷が「止まれ」の標識でカット。
神谷はコーナーに伊東を宙づりにすると、顔面の前にイスを横たわらせる。神谷は「ねえさん、頼みます!」と言うと、宮崎がラダーを投げ付ける。
宮崎は「終わりだー!」と碁盤を持ちだし、囲碁バレー狙い。伊東が宮崎のバックに回り回避しようとすると、神谷がカットに入って伊東へラリアット。宮崎と神谷による碁盤の上にダブルのブレーンバスたー。伊東が場外転落。神谷が机を場外に設置して、伊東をに乗せると、宮崎はトップロープから場外へのダイビングボディプレス。机が真っ二つに折れる。
宮崎は伊東をリングへ戻すと、その体の上にイスを乗せて、ムーンサルトを投下。しかし、ダイレクトにイスに当たり、自らにもダメージが残る。カウント2でもちがカット。神谷が宮崎を呼び込み、トップロープ上からファンタスティックフリップを狙いに行くが、もちがバズーカ砲でカット。
今度は伊東がイスを組み立てて、その上に宮崎を雪崩式ブレーンバスターで投げ落とす。宮崎はもろに背中を痛打。カウント2で神谷がカット。神谷が突進すると、もちがもっちりバディシザース。宮崎が伊東にラリアット。伊東が倒れずこらえると、さらに2連目を打ち込んで倒す。
宮崎は持ち上げると、直伝デスバレーボム。2カウント。ここで囲碁をセット。ボディスラム狙いも伊東がこらえる。逆に伊東が碁盤の上にイスをセットし、ボディスラムで投げつける。囲碁ごとフォールも2カウント。
伊東はボディスラムからトップロープに上り、フロッグスプラッシュでフィニッシュとなった。
試合を決めた伊東がマイクを持つ。
「私、伊東竜二、48歳。プロレスを26年やっています。数多くのプロレスラーの先輩がいて、後輩がいます。数少ない、年下の先輩、そのなかの1人が宮崎有妃。来年、1月1日、引退。先輩というのは順番から引退すると思うけど、まだまだ年下の先輩が心置きなく引退できるようにみなさんで応援しませんか。先輩の宮崎さん、きょうはありがとうございました」
続けて宮崎もマイク。
「wave、板橋大会、ご来場、誠にありがとうございます。ドラゴン(伊東)は、前の2010年大みそか、その時の(一度目の)引退試合も蛍光灯にリボンまでつけてくれて、そこまでしてくれたのにまた復帰して。あんなデスマッチもやってくれたのに本当に申し訳ないと思いながら…、ドラゴンはいつもやさしくて無口なんだよ。無口なんだけど、めっちゃハートは熱くて、本当に大好きです。神谷(かみたに)くん、いい名前じゃん。た
またまだけどね、もう一人、上谷ってすごい好きな子がいて、苗字は違うけど。(神谷とは)一回組んだことあって、すごいいい子だなって、脳裏に残りました。ドラゴンと戦うことが夢だったんだけど、隣に神谷君でよかったよ。インイタではハードコアどんどんやっていくみたいだから、また何回もオファーしちゃうかな(神谷「ぜひ!」)。大日本プロレス、30周年。まさか大日本と同期だと思わなかった。小鹿さんをグレこじと呼んでもいいかな? 今日はありがとうございました!」

 こうして最後は宮崎の音頭による「これがwaveだ!」でシメとなった。
2025.03.20

『大阪ラプソディーvol.64』

日時
3月20日 木曜日祝日
観衆
123人
場所
大阪・176BOX
S-SRS席
正面
10,000円
SRS席
7,700円
RS席
6,600円
指定席
4,400円
当日
550円アップ
メールフォーム
大会チケット購入フォーム(各項目を記入後に送信を押して下さい。)

※メールフォームにて送信後3日以上経過しても返信なき場合は、
直通メール info@pro-w-wave.com に送信下さるようお願い致します。
チケット販売
taisenn
第1試合 OSAKA・スクランブルwave
20分1本勝負
◯櫻井裕子&網倉理奈 vs YuuRI&グリズリー藤滝●
(11分19秒 胴絞めドラゴンスリーパーホールド)
taisenn
第2試合 OSAKA・コミカルwave
20分1本勝負
◯狐伯&花園桃花 vs シン・広田さくら●&救世忍者乱丸
(12分33秒 体固め)
※3人纏めてセカンドコーナーからのダイビング・ボディプレス
taisenn
第3試合 OSAKA・PUREHEARTwave
15分1本勝負
◯宮崎有妃 vs 米山香織●
(8分32秒 外道クラッチ)
taisenn
第4試合 OSAKA・ブラックwave
20分1本勝負
◯本間多恵&尾﨑妹加 vs 桜花由美&紫雷美央●
(16分35秒 片エビ固め)
※特攻バスター
taisenn
第5試合 OSAKA・チャレンジwave
15分1本勝負
◯SAKI vs 炎華●
(13分25秒 体固め)
※ビックブーツ
taisenn
第6試合 OSAKA・チャレンジwave
15分1本勝負
◯世羅りさ vs 炎華●
(11分00秒 片エビ固め)
※羅紗鋏
2025.03.16

「Detras de Lazona vol.33」

日時
3月16日 日曜日
観衆
80人※満員札止め
場所
アミスタ
清水ひかり引退前最後の参戦と言うことで、チケットは完売、立ち見も若干出るという盛況ぶりのアミスタ大会。

まずは試合に先立ち、入場式。この日、試合するメンバーということで、先陣を切って清水ひかり、次いでwave各選手が登場。今日は清水の5人掛け5試合のみが行われる。

選手を代表して、清水よりあいさつ。「みなさん、こんにちわ。引退前、最後の他団体参戦となります。5人掛け、ちょっと大変なカードではありますが、いま、できる全力でwaveさんと戦っていきたいと思います。(ここで感極まるが、しばらくして)頑張るぞー!」
1,メモリアルwave〜清水ひかりwave的引退ロードFinal〜シングル5人掛け(10分1本勝負)
○宮崎有妃(7分24秒、目つきからのスモールパッケージホールド)清水ひかり●



というわけでwave恒例による引退前選手による5人掛けの洗礼を清水ひかりが体験することとなった。COLOR'S3人がセコンドへ就くなか、COLOR'STシャツ姿の清水が登場。入場後、「Tシャツ着てきちゃった」とこの先の長い戦いを考え、ちょっと後悔する。
まず、1人目のテーマ曲が鳴り、宮崎が登場。清水は「一番最初がきつくないか?」と疑問を呈する。
それでも、「よろしくお願いしまーす!」といつものようなカン高い声で手を差し出すと、宮崎はハグでお返し。

ゴングが鳴ると、清水コール一色。コールが終わった後も、そのまま手拍子が鳴り響く。宮崎も「始まった始まった」と気合を入れる。
宮崎は腕を取ると、清水が一回転して腕を取り返す。宮崎は再度、腕を取り直すと、清水は着地せずに宙を舞って一回転。
宮崎は俵返し。清水はフォールをブリッジで返す。宮崎は正面からのキック、そしてドロップキック。清水がフォールを返すも、宮崎は強引に倒してフォール。それでも2で返す。

今度は宮崎が背中を叩いてからのキャメルクラッチ。セコンドの位置からはかなり遠い位置となるが、網倉へ「来い来い」と手招き。
さすがに遠くて、網倉、櫻井が声を出して、声援を送る。ここで一斉に「ひーちゃん」コール。宮崎は背中にチョップを連打して自ら技を解く。

宮崎は串刺しラリアットからセカンドロープに上る。清水は立ち上がると、「ちょっとよけてもらっていいですか?」とコーナーの隣に並んですわり、「ちょっとこっちに…」と移動させる。「あーみん、(ハイビスカス)みぃさんに『技借りますって連絡入れといて」、と許可を取るように頼んで、横に座る。
宮崎「やりたかったの、これ?」
清水「お話したかったんです」
宮崎「もう始まっちゃったよ、清水の一日が」
清水「話したいなーと思っていたんですけど、話す機会がなくて」
宮崎「バタバタしてたもんね、(話せるのは)いまかな。
清水「きょう、うれしいことに昼も夜もお客さんがいっぱいで」
宮崎「清水のおかげでいっぱいになったよ」
清水「お世話になったwaveさんの試合でうれしいと思いながらも
5人掛けなのかなーって思うと、もっと(ほかに)あったのかなあって。この後移動もあるし…」
宮崎「でも大変なことを乗り越えたほうが…(感極まる)、ね、引退ってのは、大変なことを乗り越えたほうが、より心に残るんじゃな
い?(涙)」
清水「ない…じゃねーよ!」 
 ここで突然、清水が感極まった宮崎をリングへ突き落す。

宮崎「なんだよ、おまえー!」
清水は「泣くんじゃねえーよ!」と言いながらコルバタ。PFK。宮崎をキックは回避すると、スクールボーイは2。さらに宮崎の体を飛び越えてからのウラカンラナ、2カウント。

宮崎はラリアット。「終わりだー!」とラリアットを打ちに行くも…ここで結局、打たずに目の前で止まってハグ。「ありがとう~」とこれまでの思いを伝えようとする。と思いきゃ目つきからのスモールパッケージに。そのまま丸め込んで3カウント。セコンドの櫻井が「え、泣いてますよね?」と問いかける。宮崎は「もちろんだよ」と最後はハグを交わした。
「頑張って」と一声かけて、宮崎はリングを後にした。
2,同10分1本勝負
○炎華(8分3秒、タイムマシーンに乗って)清水ひかり●


コーナーに戻った清水は、「まだ一人目か」とつぶやく。
5人掛けの2人目として、炎華のテーマが鳴り響く。
炎華から「お願いします!」と手を差し出す。清水はしっかりと握り返す。
まずは2人とも、グルグルとリングを回る。ロックアップから、清水が押し込む。
ロープブレイクになると、クリーンに分かれる。

今度は清水が足を取る。炎華は一回転して逃れるとアームホイップ。ともにルチャのムーブを見せる。

清水は天井を指さし、その間に炎華の足を蹴る。「何が起きたか教えてくれ」という炎華に首投げから背中へのPK。さらにストンピングを連打。ヘアホイップから、清水はコーナーに炎華を追い込むと、体重をかけていく。ブーイングが起こると、「今日、引退する人にブー? ひどい…」と言いつつも髪を摑まえると、ヘアホイップ。
投げられた炎華も思わず、ブーイング。清水はお構いなしに、コーナー・ストンピング。レフェリーが注意のために近づくと、炎華に髪を持たせ、「髪の毛持ってるー!」とレフェリーに注意を促す。ロープに振るも炎華からドロップキックを浴びるがキックでお返し。

さらにPFKからヒップドロップ。2カウント。炎華は低空ドロップキック2連発。ここからSTF。5分経過。清水はロープブレイク。
炎華がトップロープへ上る。ミサイルキックを狙う炎華に、清水は突っ込んで阻止。これを炎華は反転して着地すると、側転エルボー。さらにドロップキックを決める。2カウント。

炎華は「決めるぞー!」とアピールしてから、持ち上げようとするが、清水はヒザ打ちで回避。さらに延髄蹴りを狙うも空振り。
互いにロープに走って次の一手を狙いに行くが、清水の稲妻レッグラリアットが決まる。

清水はトップロープに上る。天井に頭をぶつけるハプニングにもめげず、ダイビングフットスタンプ。2カウント。
残り3分。炎華が首固めからスクールボーイ、清水もヒップドロップからフォール。ともにフォールに行くも2カウント。
ここからエビ固め合戦となるが、ともに2カウント。
清水はトラースキック。2カウント。ここで逆打ちを狙いに行ったが、これを切り返して着地した炎華がタイムマシーンに乗ってを決めて、3カウントが入った。

炎華はこれまでのお礼を伝えるかのようにリングにおでこをつけてお辞儀。これに対して清水も何かをささやきかけた。最後は清水が炎華の頭をなでるようにやさしくほほえんだ。

清水はこれで2試合を消化。「やるなー」とコーナーに座る。
3,同10分1本勝負
△清水ひかり(9分58秒、両者リングアウト)シン・広田さくら△
※清水、広田ともに車に乗り、どこかに移動したため、5人掛けは終了。急遽、wave対COLOR'Sによる対抗戦を追加。


続いて、3人目として、広田のテーマが鳴り響く。いつもはテーマ曲の歌は、歌入りの曲が鳴り響くが、なんと今回は本人の生歌で登場。しかし、涙声のため、少し音程が外れている。それでも歌い続け、フルコーラスを完遂。
「一番好きなのは~」の部分で、「ひーちゃん」という声が飛ぶと、「広田だろ、そこはー」と客席に向かって抗議する。
曲の最後は2人で広田ポーズを決めた。

広田が涙で化粧が落ちているのを見た清水は、「何も化粧残ってないです」とツッコミ。広田は「おまえもだー」と返す。

広田はボディチェックに来たレフェリーとなぜか握手。続けて握手をかわし、試合開始。
「広田」コールが起きるも、今日ばかりは広田は控えめな反応。まだ涙目の状態が続く。
そして「GAMIさん、やっぱり10分は短いと思うんです。ここはひとつ、時間無制限! 場外カウントもなし、やりましょー」とアピール。
二上会長「あかん、絶対あかん」
広田「泣いてるんです」
二上会長「泣いてもあかん」
広田「車も(アミスタの)前に停めてあるから」
二上会長「あかん」
広田「ダメですか」
二上会長「車、前に停めてるって行く気満々やん」
広田「絶対いいって言うかと思って」
二上会長「今までもいいって言ってないやん。あかん、ちゃんと試合して。10分しかないのに、これでもう9分しかないで」

あきらめた広田は、「大好きなの、本当に」と、握手しようと、手を差し伸べる。清水は不審に思いながらも、手を握り返しに行く。
もちろん、広田が握手するはずもなく、首固めで丸め込む。なんとか清水は2カウントで返す。
大ブーイングに包まれる館内。観客の方向へ向かって、ロープに蹴りを見舞う広田。
「あー言えばこー言って、ンナロー!」と怒りの広田。

今度は清水が「いろいろありましたけど、正々堂々やりましょう」と手を伸ばす。
広田は「絶対やるじゃん。やろうとしてる」と警戒して、なかなか手を握り返さない。
「今日は大丈夫」という観客の声に、「今日は? 今日で終わりなんだけど」と不審がる広田。
それでも広田はなんとか、そーっと、握手を握り返す。清水は握手すると、そのまま離れる。観客も「オーッ」という驚きの反応。
広田は「オマエ、好感度上げようとしてるな、もっと来いやー!」とクレーム。
清水は「だってねえ…」と言い返そうとするも、広田が攻撃に入り、フェースバスターからプロレスLOVEポーズ。
広田は「今日最後だから、何でもやってあげるし、何がやりたい?」と尋ねると、「ロープ渡り!」とリクエストする。
広田「やるほう?」
清水「やるほうです」
広田「やれるもんならやってみろー」と手を伸ばす。

清水は、その腕を取って、ロープ渡りを狙うも、背後から広田が丸め込んでフォールに行くと、またも大ブーイング。
広田は居直って、あれは私の技だー! やらせるかー!」とキレまくり、高田純次へ。清水が剣山で返すと、「まさかお前が代わりにやるっていうのかー!」アピール。
清水は手を振って拒むも、ここで「ひかり」コール。
「私やりたいのこれじゃない。ロープ渡りやりたい」と必死に否定。
広田は「え? これやりたくないんだ。高田純次をやれー」と、殴りにかかると、その手を取り、ロープ渡りを開始。
無事にロープを渡り始め、さらには2段目から上段へのロープジャンプにも成功。すると、「もう一回」コールが鳴り響く。
しかし、清水はロープジャンプこそ成功したものの、そこから座った状態で、立つまでには至らず。それでもがんばって中腰まで姿勢を取り直すと、そこからアームホイップ。さらにヒップドロップ。

なぜか小刻みに「6分経過」のアナウンス。
広田は巴投げ。しかし、疲れが来たため、うまく持ち上げられず。それでも強引に投げると夜叉ロックに行くが、清水はこれを外して横十字固めでフォール。2カウント。広田はエビ固めで丸め込みに行くが、回転途中で清水がフォールに行く。2カウント。残り3分。
広田はボ・ラギノールからときめきメモリアルのコンビネーションに行くと、これを3連打。そこから「清水、大好きだよー」とハグしようと飛び込むと、清水はFFD状態に。2カウント。清水は場外へ転がる。

広田は、場外トぺを狙うが失敗。場外で清水が客席へ投げようとする。
「お席へ戻ってください」のアナウンスに、「おい、まだ投げようとしているんだよ」と広田がツッコミ。広田は、「照明つけてもらって最後の記念撮影に行くぞー」と客席の明かりをリクエストすると、二人による記念撮影を開始。それもひと方向だけでなく、各方向で記念撮影。

レフェリーの場外カウントが始まる。ここであわてて広田が「GAMIさん、時間足りないので、無制限で。変更お願いします!10分じゃ足りない」とアピール。もちろん、これに二上会長がOKするわけなく、「あかん!」と拒む。
広田は「うるせーなー。まだ清水とやりたいんだよ。出てってやるからなー」とついに我慢しきれなくなり、会場から館外へ。
2人ともに扉を出てそのままいなくなり、リング上はレフェリーのみという事態に。

2人がいなくなったのを聞きつけ、次の試合を準備していた桜花、そして、赤鬼姿の宮崎も控え室から出てくる。
赤鬼姿の宮崎は追いかけて外に出ようとする。二上会長が「つかまるよ、それ」と制するも構わず外へ。
桜花はリング上で清水の帰りを待ち構える。その間に場外カウントが17まで続く。
2人の後を追っていたセコンドの網倉が戻ってくると、「宮崎さん、車を追いかけて行きました。こうやって(と走るゼスチャー)。いないいない、誰もいないの」と状況を説明。レフェリーのカウントはそのまま進み、ついに20カウント。まさかの広田、清水とも行方をくらますという結果となった。

リング上にとどまるのは桜花、エプロンに狐伯、入り口には二上会長という状況に。3人での会話が始まる。
桜花「いつでも準備万端(で試合できます)!」
狐伯「これでギャラはいただけるんでしょうか?」
二上会長「試合をしないとギャラは出ません。だって車でブーンってどっか行ったもん。あいつ多分、そのため、車を(アミスタの)前に置いとったで。(桜花に)次の契約、ちょっと考えようね」
狐伯「免許証取り上げるとか」
桜花「あと、鍵も」
二上会長「このあと、どうする?」
(客席から「シングル!」の声)
桜花「シングルは嫌、wave対waveは嫌」
二上会長「(セコンドのCOLOR'S勢に)じゃあ、だって清水どっか行ったから。あんたたちケツ吹きなさいよ。(「ギャラは?」という観客の声に)ギャラは出すよー。3対3でいいですか?」
桜花「炎華ー!(控え室にいる炎華を呼び出す)」
炎華「ハイキックを(食らってダメージが)…」
二上会長「私が出てもいいけど、コスチューム持ってないから。じゃあ3対3で。(セコンド姿のCOLOR'S勢に)いいやん、そのまま行けばいいやん」
SAKI「汗かいちゃうから…」
二上会長「知らんがなー。じゃあ、着替えてきてよ。ギャラ出るよ、大入り出してもいいよ。おまえら、現金すぎるねん。お客さんいいですかね。あとで#waveproでクレーム出ないですよね。暴動出ないですね。『見たかった清水の2試合が見れなかった』、『金返せ』とかないですよね。何ならこっちのほうが得ですからね。着替えるだけの時間ください」
野中リングアナ「ちなみに時間無制限ですか?」
二上会長 何言うとんねん。じゃあ30分で。今から休憩時間です。トイレとか行っといてください」
というハプニングから急遽、メインのカードが組まれることに。着替え時間を取るため、休憩が入ることとなった。
休憩明けインフォメーション。二上会長がリングに上がる。

「何かが起こるのがwaveです。みなさん慣れてますよね。暴動が起きなくてよかったです。(控室に)まだー?(「全然まだですー」の返答)「全然まだ」って何それ。(網倉「まだ半裸です」)
半裸? じゃあいますぐ始めよう(場内歓声)。盛り上がってるよ。この後、清水の引退興行が18:30から新木場であるので、ぜひお越しください。パンフレット50部限定で売るそうなんで。
さっき清水にパンフレットを見せたときに、選手からのメッセージというページがあるんですけど、57人も集まったん
ですよ。これは今見たら泣くと思ったから、「終わってから見てください」って言いました。ぜひそのパンフレットをお
買い求めたいただけたらと思います。次の大会は大阪、そのあとが板橋、何の情報も出てないですが、参戦選手、wave以外にYuuRI、咲蘭、グリズリー、櫻井裕子、あとだれや? 紫雷美央、VENY、ですかね。VENYのカードだけ決まっててVENY対炎華。
上谷の前に強いやつとバスバス当てて、試合をやるという。大阪はSAKIさんと世羅さんと3WAYなので、ボコボコにやられる姿を見ていただけたらと思います。あと、インイタなので、ハードコアやりたいので、伊藤竜二と大日本の神谷英慶選手に出ていただくことになっています。まとまったら、すぐにでもお伝え
しますので。(控室に)まだ? ついに返事すらされへん。網倉が全体的に遅いねん。幅がありますからね」

 この後、大会情報を伝えていると、waveのXでアップされている情報について野中リングアナから報告。そこにはマクドナルドで腹ごしらえしている広田と清水の姿が。二上会長も「何なのこの自由さ。みんなで仲良くマック食べてる。。これたぶん調子に乗って、また(情報が)上がりますね」と感想を述べた。こうして、控室からようやく準備ができたという報告が入り、「みなさん、大変お待たせしました。ただいまから、本日のなぜかメインイベントです」と伝えてインフォメーションが終了した。
4,6人タッグマッチ30分1本勝負
桜花由美&⚪︎狐伯&炎華(20分2秒、片エビ固め)SAKI&網倉理奈⚫︎&櫻井裕子
※直伝ダブルアームT。


ということで、気を取り直して、SAKI&網倉&櫻井の3人が登場。続いて準備万端の桜花、狐伯、炎華が登場。wave組はCOLOR′Sダンスに対抗して、波ダンスを披露した。

SAKIが網倉に「頑張ろう」と背中を叩く。網倉は「よろしくお願いしますー!」と桜花、狐伯に対して、絶叫ボイスでの握手。
炎華には「よろしくね、炎ちゃん」と声も小声で、優しく握手。

先発を決めるwave陣営。先ほどのダメージが残る炎華が「ちょっとだけすいません」、狐伯もエプロンに下がる。桜花は「おまえもかー」と突っ込みながら、自らもエプロンへ下がる。
いっぽうのCOLOR′S陣営は、「一番(着替えが)遅かったんで行きます」と先発を名乗り出た。

まずは網倉と狐伯でスタート。ロックアップから網倉がタックル。狐伯もアームホイップ。網倉が捕らえるも狐伯が回転エビで切り返す。続いて、桜花と櫻井。足の奪い合いをするも、ともに決まらず。炎華とSAKI。炎華のドロップキックに対して、SAKIはグーパンチ。これを炎華が何度もすかすが、ついに命中。よく見ると、形はチョキパンチに。SAKIは首投げからCOLOR′Sがイロ
トリドリに持って行く。ラストにCOLOR′Sポーズを決めると、なぜか桜花も場外で、手をクロスしてともにポーズを取る。
狐伯が「これ何?」とツッコミ。SAKIが炎華に変形ジャイアントスイング。網倉にタッチ。網倉がボディスラム。桜花と狐伯を場外に落としてから、ワー!プレス。再びエプロンの狐伯を場外へ落として、ワー!プレス。それも各方向に見せつけるように、3か所に渡って決める。続いて、櫻井が磔にすると、背後からタックル。2カウント。SAKIが髪をつかんでヘア投げ。炎華が攻め続けられる。
さらにコーナーに押し付ける。エプロンからの狐伯の檄を聞きつけると、SAKIがエルボーを放つ。狐伯は勢いあまって、頭を壁にぶつける。
網倉が炎華に首投げ連発。コーナーにぶつけると、串刺しタックル。櫻井へタッチ。ボディスラム。2カウント。
一方的に攻撃を食らい続ける炎華に網倉は「ちょっとかわいそうになってきちゃったね」と漏らす。といいつつも、網倉がコーナーへ振ると、炎華はブーメランアタックでやり返し、やっと反撃を見せる。

ようやく炎華がタッチに行こうとすると、櫻井がカットに入る。網倉&櫻井でタックル。もう一回、ダブルを狙ったが、炎華がそのまま2人の腕を取ると、ダブルのアームホイップで投げる。さらに二人まとめてドロップキックを打ち込んだ。続けて、桜花が網倉へビッグブーツ。SAKIが入ってきて、ダブルの攻撃を狙ったが、これを桜花がかいくぐると、ダブルフェースバスター。さらに串刺しブーツを決めて、顔面で踏みつける。そしてランニングブーツ、2カウント。

桜花は、トップロープに上る。網倉が迎撃に出るも、これを捕らえると、ぶら下がり式ブラディーEX。そしてビッグブーツ。2カウント。
今度はwave陣営がイロトリドリから「ウイ・アー・wave」とかけ声を決めての波ダンス。

これに対して、網倉が桜花をボディスラムからワー!プレス。櫻井にタッチ。櫻井が桜花に串刺しエルボーからタックル。櫻井がコブラツイストに取ると、網倉も炎華にカナディアンバックブリーカー、SAKIはカンパーナを狐伯に決める。COLOR'S勢による攻撃が決まる。

続いて、櫻井と桜花へ。櫻井のブレンバスターは抱え上げられず。ここでビッグブーツ合戦が繰り広げられたが、櫻井が打ち勝つ。
桜花は突き上げ式蹴りからカポイエラキック。炎華にタッチ。炎華がドロップキック。側転エルボー。トップロープに上ってミサイルキック。2カウント。炎華がエルボーを連打も、櫻井が切り返してファイナルカット。2カウント。SAKIにタッチ。
SAKIがエルボーでエプロンにいる桜花を壁に当て、さらには狐伯を場外へ落とす。リング上の炎華に対して、串刺しのニーからコーナーへ水平に乗せてのニーリフト。続けて、アトミックドロップを狙うも、炎華が丸め込み2カウント。SAKIから網倉へタッチ。
炎華が飛びついてコルバタからドロップキック。狐伯もドロップキック。2カウント。これに対して、網倉もサイドスープレックス。網倉がトップロープに上ったところを桜花が突進してビッグブーツでカット。網倉の動きがコーナー中央で止まったところで、炎華がデッドリード
ライブ。狐伯がヒザ打ち。6人が入り乱れる中、狐伯がトップロープに上ったが、SAKIがカット。網倉が迎撃に上ろうとしたが、これを狐伯が上から頭突きでカットすると、そのまま雪崩式串刺しフットスタンプ。網倉もローリングのダブルチョップからパワースラム。2カウント。
狐伯がジャンピングニーからヒザ打ちも2。直伝ダブルアームTとつないで熱戦にピリオドを打った。

勝利した狐伯がマイクを持つ。
「COLOR'Sさんどうするんですか。最新情報あるんですか。本当に新木場へ向かってるの?」
「最新情報はない」とSAKI。
「清水さんの引退興行、完売、来てもチケット持ってない人は入れない。会場付近にいるのは持ってない人はあきらめてもらって。持ってる人いるよね。ちゃんと6時開場の時間に会場で会いましょう」と引退興行の告知をおこなったうえで、網倉の前に立つ。
「あーみん、…何もおもいつかねえ」と挑発には至らず。網倉も倒れながら、中指を突き立てて、応戦した。
最後に狐伯が「ではみなさん、また後程。私が最後締めたいと思います。それでは行きます。
これがwaveだー!」で最後を締めくくった。
2025.03.02

『WAVE Spring Revolution』

日時
3月2日 日曜日
観衆
738人
場所
後楽園ホール
1、スクランブルwave(30分1本勝負)
〇関口翔&網倉理奈&YuuRI(11分38秒、飛びつき腕ひしぎ十字固め)世羅りさ&紫雷美央&グリズリー藤滝●


 かつて4団体所属と言う形で、wave所属だった美央が久々の古巣へ登場。
 握手の前に美央が世羅に向かって話し始める。「ちょっと待って。引退試合の相手をしてくれたのにしれっと復帰してすいませんでした!」とお詫び。これに対して、世羅は「これから頑張れよ」と激励。
美央は「ありがとうございます!」と深々頭を下げたところで試合開始。
「俺行く! 先行く」と美央が手を挙げる。いっぽうはYuuRIが先発。まずはYuuRIが蹴りを連打。美央が同じく蹴りで反撃する。続いて、網倉と藤滝。力比べからタックル合戦。2度、3度と続き、4発目で網倉が吹っ飛ばすもセントーンは失敗。今度は世羅と関口。世羅が関口をとらえて美央、藤滝とともにトレイン攻撃。
世羅が関口へカンパーナ。網倉がコーナーからちょっかいをかける。世羅とのやり取りが続く。世羅が「出てくんなよー!」と注意しながらロープに振ると、関口がフライングネックブリーカーで返す。続いて網倉がボディプレス。世羅が網倉をコーナーに振り、足首へパンチを連打で決める。串刺しタックル。
美央が飛び出すと、「本家本元・ジョロウグモー!」と叫んで女郎蜘蛛。さらにトップロープに上るも網倉が迎撃し、バックブリーカーの体勢で持ち上げると、YuuRIが連携で前に落とす。美央が丸め込みを狙うが、網倉はヒップドロップで腰を落として丸め込みを阻止。
YuuRIがロープ際に美央を追い込んで蹴りを連打。さらに背中、正面の両側からサッカーボールキック。2カウント。さらに三段跳びのミサイルキック。美央は藤滝にタッチ。YuuRIがドロップキックからソバット。
さらにスリーパーで締め上げる。藤滝がおんぶのように持ち上げてコーナーに背中をぶつけて回避。藤滝がタックルを見舞い、ボディプレス。これに対して、YuuRIがダルマ落としでこかすと、低空ドロップキック。
YuuRIから関口へ。関口はドロップキック。さらに正面からドロップキックも2。立ち上がってのエルボー合戦。ここから関口がワキ固め。藤滝がロープに逃れると、YuuRI&関口で619網の連携。ここに網倉が二人をおんぶして3人でのおんぶ式ワー!プレス。関口が変形逆エビ固めに決めたが、藤滝はロープへ。
YuuRIがロープ際に美央を追い込んで蹴りを連打。さらに背中、正面の両側からサッカーボールキック。2カウント。さらに三段跳びのミサイルキック。美央は藤滝にタッチ。YuuRIがドロップキックからソバット。
さらにスリーパーで締め上げる。藤滝がおんぶのように持ち上げてコーナーに背中をぶつけて回避。藤滝がタックルを見舞い、ボディプレス。これに対して、YuuRIがダルマ落としでこかすと、低空ドロップキック。
YuuRIから関口へ。関口はドロップキック。さらに正面からドロップキックも2。立ち上がってのエルボー合戦。ここから関口がワキ固め。藤滝がロープに逃れると、YuuRI&関口で619網の連携。ここに網倉が二人をおんぶして3人でのおんぶ式ワー!プレス。関口が変形逆エビ固めに決めたが、藤滝はロープへ。
2、メモリアルwave[wave的清水ひかり引退ロード〜Adiós amiga~] (20分1本勝負)
〇日高郁人&青木いつ希(18分45秒、片エビ固め)SAKI&清水ひかり●
※石見銀山。もう1組は尾﨑妹加&本間多恵 。


 タッグチーム3組による3WAYマッチ。おそらくこれが最後の後楽園ホール登場となるギャラパンは、おなじみの
ギャラパンダンスで最前列席の周りを一周する。
まずは因縁の残る日高と清水が少し時間をかけて握手。青木はいつもの絶叫シャウトをしようとするも、誰も握手しようとしない。ならばと、エア握手で「よろしくお願いしまーす!」と絶叫。
 さらに「日高さん、よろしくおねがいします!!」と日高とも握手。日高が先発を買って出ると、「わかりました、下がるぞー!」と、いずれも元気いっぱい、コーナーに下がる。
先発の3人に、「多恵」コール、「ひかり」コール、「日高」コールが交差。本間、清水が日高に対して、ロープワークを駆使してのダブルドロップキックを狙うも不発。ならばと、本間がコルバタ、清水はPKF。そして本間、清水でダブルドロップキック。日高は思わず場外エスケープ。
続いて、青木、SAKI、妹加へ。「青木」コールに乗って、青木は猪木流の手四つポーズ。SAKI、妹加は付き合わずストンピング。
SAKIが妹加にヘッドロック、青木が横取りのヘッドロック。その上からSAKIもヘッドロックで絞る。妹加が青木だけロープに振りタックル。SAKIが清水とギャラパン連携から、最後はダブルエルボー。そしてギャラパンポーズ。本間、妹加が背後からカットに入るとブーイング。
本間、妹加がSAKI、清水を捕らえてトレイン攻撃。さらに本間がSAKI、清水をコーナーに誘い込み、二人の腕を捕らえてぶら下がり腕ひしぎ。本間がSAKIにミサイルキックから妹加とともにスパイスアップポーズ。日高がカット。今度は青木、日高が本間、妹加にそれぞれドロップキック。そしてショーンキャプチャーのポーズを決める。後ろから清水が「何考えてんだー、謝れー」とツッコミながらカットに入る。青木は「もう大丈夫です」と日高をコーナーに戻す。
青木がボディスラム。「頭下げてくださいよ」と言いながら、日高にタッチ。日高は清水をコーナーに追い詰め、ストンピング。
妹加、本間も一緒になって攻め込む。場外から青木は「みんなで張り付けて写真みたいなやつとかやってくださいよー」と要望。
日高は指示通り、清水を張り付け、本間、妹加も一緒になって写真に入る。青木は「引退ロードだから、楽しいほうがいい」と喜ぶ。
妹加が清水にボディスラム。日高が横取りフォールに行くも1カウント。
妹加が清水にエルボー。2カウント。青木は「3WAYの戦い方が違うぞー。2人でダブルでボコボコにするとかあるだろ」と敵である妹加と協力してのダブルタックル。妹加がフォールに行くと、「邪魔するな、3WAYだぞ!」とやり合う青木と妹加。
ここから青木と妹加のエルボー合戦。清水が割って入り、「もうやめようよ、仲良くしよう」と仲直りさせようとする。すると青木は「お前が一番悪いんだ、どうなんだ?!」と清水にツッコミを入れる。
ついに清水が泣き出すと、場内からブーイングの嵐。気にせず青木は妹加とともに清水をコーナーに振ると、振り向きざまにボディアタックで反撃。ここでSAKIが青木にキックを見舞う。青木は四つん這いでロープにもたれると、続いて妹加にカンパーナ。揺らしている頭を四つん這いの青木にぶつける。本間、日高がカットに入る。
本間は日高とSAKIをロープに飛ばして連携を狙うも、ダブルのフェースバスターを食らう。「それはないだろ」と青木が抗議のエルボーをSAKIに打ち込む。SAKIは青木を串刺しニーからコーナーへ水平に乗せると、ランニング式のコーナーニー。ここからのリバーススプラッシュは自爆となる。青木が妹加へドロップキック。妹加が追走ラリアットで返す。
 青木は妹加とSAKIにDDT&フェースバスター。青木と妹加がエルボー合戦。日高が加わり、妹加にブレーンバスター。青木がニーを落とすと、日高がフォール。2カウント。日高、SAKI、妹加でもつれあう。日高、SAKIが妹加をロープに飛ばしてタックルに行くも、妹加に跳ね返される。
本間が妹加と合体式の619。本間がSAKIと日高、二人まとめてジャックナイフ固めでフォールに行ったがカウント2。
日高は本間にエルボー。SAKIは日高にブレンバスター。さらにSAKI&清水で合体フットスタンプ。清水が日高にストンピング。ほかのメンバーも日高にストンピング。この流れで、青木もそそくさと輪に入り、軽くストンピングを打つ。さらに日高へのトレイン攻撃。
最後に青木が開き直って思い切りラリアットを打ち込みに行くも自爆。「今のは空気を読んで…」としどろもどろな言い訳をする青木に「そんな会社ないぞー!」と日高がチョップのお仕置き。
日高を捕らえた本間が清水へ投げつける。清水がキック、本間が背後からキック、清水が正面からキックのサンドイッチ式キックで挟み撃ち。
 今度は本間がドロップキックで清水を場外へ落とす。その勢いでトップロープにのぼると、青木も迎撃の体勢へ。「さっきはすいませんでした。合体ブレンバスター、日高さん、わたしごと投げるー!」とアピール。この言葉がを受けて、日高は本間、青木を一緒に投げようとするも妹加が本間を捕まえて投げられないようにする。その結果、青木だけ投げられる。本間は日高へミサイルキック。さらに清水が本間へフットスタンプ。清水の延髄蹴りで妹加が場外へ。本間、妹加がリングを落ちたのを見計らって、清水がプランチャで飛ぶ。


リングへ戻ったSAKIが日高を乗せて肩車。清水がトップロープから合体式ヒップドロップ。2カウント。本間が青木にDDT。SAKIが本間にビッグブーツ。妹加がSAKIにラリアット。妹加に清水がイナヅマ。こうなると、リングは清水と日高のみとなる。日高が清水に延髄蹴りからDDT。キックからフォールもカウント2で青木も含めて全員でカットに入る。青木が「やりすぎー!」とツッコむ。日高は青木も含めて全員場外へ落とす。日高はもう一発、キックを放つも2カウント。「私の首を切れー!」という清水に、場内「ひかり」コールが起きる中、岩見銀山を決めて、3カウントとなった。
場内ブーイング。そして「ひかり」コールが起きる。
 青木が「日高さん、ちょっと待って。やりすぎ」とクレーム。再び、ブーイングが飛ぶ。
 日高は「うるせえなあー。大丈夫だよ、プロレスラーなんだから、清水ひかりはプロレスラーだよ。立て、立って一言、お客さんに言え!」
とアピールすると、「ひかり」コールを先導する。
 清水は立ち上がると、「日高、首を洗って待ってろよ!」と最後まで闘争心は潰えず。両者の抗争は引退まで持ち越しとなるのか?
3、POP選手権(30分1本勝負)
○<王者>炎華(11分44秒、ヒロ・ギョプサル)咲蘭<挑戦者>⚫︎
※第33代王者・炎華が2度目の防衛に成功。

 二度に渡りベルト強奪するなど、POPベルトに執念を見せる咲蘭。2度目の強奪となった2・11板橋の試合後、ついに炎華とのPOP戦が組まれることに決定した。
炎華」コールに包まれる中、ロックアップ。咲蘭が腕を絞ると、ロープを持って鉄棒の前転の要領で回転。続けて、炎華も腕を取り返すと、咲蘭も跳ね起きをうまく使ってひねりを回避。さらに切り返し合いから両者が見合う。
咲蘭が足で炎華の手を踏みつけて体重を乗せる。踏んだ後、ジャンプでさらに体重を浴びせる。そしてエプロンに、両手をはみ出させて、尻餅をつく。
今度は顔面をマットにたたきつけ、キャメルクラッチ。技を決めながら、炎華の髪を引っ張る。さらにヘアホイップからコーナーに押し込む。再度、コーナーに振ったが、これは炎華が回転して回避。側転エルボーからドロップキック。2カウント。咲蘭がエルボー。炎華も返す。
エルボーが戦が続き、炎華はリストロック式エルボー。咲蘭も連打で返す。炎華はドロップキック。咲蘭もドロップキック。
咲蘭はフェイスロックで絞めるも炎華はロープに逃れる。咲蘭は619。これを空振りさせた炎華がSTF。ロープに。
 炎華がセカンドロープからミサイルキック。これを2連発。続けてトップロープに上るが、咲蘭はエルボーで動きを止めて、ドロップキックを打ち込んでからからデッドリードライブ。つついて、咲蘭がフットスタンプ。2カウント。
ここからグラウンド式スリーパーで締め上げたが、炎華がロープをつかむ。咲蘭は619。そして足をかけてのギロチンドロップは2カウント。咲蘭のダイビングフットスタンプは辛うじてすかすと、炎華が丸め込む。カウント2。咲蘭の突進を炎華は水車落としで投げ飛ばす。さらにミサイルキック。2カウント。
咲蘭は逆さ押さえ込みから回転エビも2カウント。カサドーラ式フットスタンプも2。続いてダイビングフットスタンプも決めたがこれも2で炎華が返す。このカバーを返した瞬間、炎華はヒロ・ギョプサルを決めると3カウントが入り、逆転勝利。2・15雪妃真矢興行で使い手だったHIROeと試合で組んだことで、さらにこの技への思いが深まった炎華。見事に防衛に成功した。
・バックステージ
炎華 「今回、防衛、二回目、成功しました。咲蘭さんは体格も似ていて、すばしっこさと言う面では先輩だけど、負けたくないと思っていた相手だったので、今回、最後すごく攻められて悔しかったんですけど、自分の大切な丸め込みで勝つことができてうれしかったなって思っています。
咲蘭さんは、このベルトを挑戦していただく前に、2回ベルトを奪われて、「なんだこの人は?」とか思っていましたけど、今日ベルトを狙いに来るときの目とか、技の威力で圧倒されたので、今回、咲蘭さんに勝ったからにはこのベルトをもっともっと守り抜けるように、強くなりたいなって思いました。」
4、DUALSHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<王者組>〇宮崎有妃&櫻井裕子(18分19秒、体固め)狐伯●&星来芽依<挑戦者組>
※直伝デスバレーボム。第38代王者・宮崎&櫻井組が初防衛に成功。


 キャプテンアームストロングが初防衛戦。
まず、櫻井と星来からスタート。しかし全くかまらず、すぐさま狐伯と宮崎にタッチ。こちらもからまず、またも櫻井と星来、狐伯と宮崎にそれぞれ交代。これに業を煮やした星来が宮崎にドロップキック。ここから星来と櫻井に。
星来のアームホイップを耐えた櫻井が切り返して投げる。宮崎にタッチ。宮崎はさっそく、はずかし固め狙いに行くが、これを星来はすぐさま脱出し、狐伯にタッチ。
狐伯はロケットキックからドロップキック。宮崎も串刺しラリアット。続いて、櫻井がビッグブーツから串刺しタックル。狐伯もスクールボーイ。櫻井がコブラツイスト。
ランニングのビッグブーツ。2カウント。エルボーの打ち合いから狐伯がDDT。正面からの低空ドロップキック。星来が串刺しラリアットからセカンドロープでバウンドさせてからのドロップキック。
さらにインディアンデスロック&フェースロック。宮崎がカット。星来は「上げるぞー!」とアピール。ジャーマン狙いに行くが、これは回避される。櫻井はファイナルカットで切り返す。
星来が再びインディアンデスロック&フェースロックに取る。櫻井がビッグブーツ。宮崎にタッチ。宮崎が「カメラの準備をしろー」とアピール。今度も星来は背後に回って回避。星来は、ロープワークを駆使して、カサドーラからジャックナイフ固めに丸め込むも宮崎がエビ固めに切り返す。それでも何とかジャックナイフに持って行くも2カウント。
宮崎がまたもはずかし固めを狙う。星来は宮崎の股の下から脱出を図ったが、ヒップドロップを落とされる。宮崎は「裕子、布持ってこい」と指示。星来に「タイトルマッチ、わかってるよー。寝てれば大丈夫、寝てれば大丈夫だから」と説明して、「今から皆様にイリュージョンをお見せします。ミュージックスタート!」と、音楽が鳴る。宮崎が布に手を当てて、上に挙げていくと、布も上に浮いていく。狐伯がそこを踏み台にしてドロップキック。
布をはがし、星来にツッコミ。気を取り直した星来が串刺しラリアットからドロップキック。狐伯がミサイルキックを打つと、宮崎もラリアットで反撃。
宮崎は櫻井を呼び込み、裕子ロケットの体勢に入る。ここで星来がドロップキックで櫻井を攻撃し、裕子ロケットは不発に。ブーイングが飛ぶ。
場外の宮崎、櫻井。まずは星来がエプロンから櫻井にドロップキック。続けて、狐伯が宮崎にプランチャ。
狐伯がトップロープ。宮崎が上ってきたが、ヘッドバットで叩き落すと、雪崩式の変形フットスタンプ。そして、ブレーンバスター。
狐伯がジャーマンを狙うも、宮崎が腰を落とす。ここで星来がドロップキックでアシストし、見事に人間橋を描く。2カウント。続くカミゴエはヒザをキャッチされると、そのまま宮崎が持ち上げる。星来がカットに入る。
二人がかりでロープに振ったが、ダブルのラリアットを食らう。宮崎は「まずはお前だー!」と星来を摑まえると、裕子ロケット狙い。これを星来がドロップキックで櫻井を攻撃し、二人を分断する。
トップロープに上ったままの宮崎に、狐伯がアストロシザースからそうまとう。さらにヒザ打ちを決めると、2カウント。宮崎がラリアット。狐伯がエルボー。宮崎がラリアット。星来がカットに入ったが、タックルで飛ばす。再び宮崎がラリアット。2カウント。
 宮崎がゴンゾボム。2カウント。さらにトップロープからムーンサルトを成功させる。星来がカット。
 
 宮崎がデスバレーボムも星来がカット。宮崎が星来にもデスバレー。狐伯がヒザ打ちからランニング式のニーを決めたが、これも2。ここで直伝ダブルアームT。これはクリーンに決まったが、2カウント。ならばともう一度、ダブルアームTを狙うが、上空でデスバレーボムに切り返される。
2カウント。宮崎はダメ押しで、デスバレーボムを打ち込み3カウントとなった。
防衛後、宮崎がマイク。
宮崎 「SNSで強く発言していたけど、私たち負けるかと思った。まあでも負けたらどうしようかとつぶやいていないから、勝つしかないって言ってたけど、よかったなあ。ベルト防衛したいま、次の対戦相手はもう決まってる。スパイスアップー! 今日のタッグで負けてたんじゃないかー。」 
本間 「負けていない。負けてない。」 
宮崎 「4月1日、まだ予定空いてるか。嘘じゃないだろうな。ベルトをかけてもう一度、やりましょう。よろしくお願いします。(本間、妹加も礼)。それともう一つ、元旦に書いた「伝」えると言う文字、これ何のことかと言いますと、私、宮崎有妃、2026年元旦、1月1日で引退します(「エーッ」という声)。もう決めてしまったので、このまま突き進みたいと思います。一回、引退して一回復帰したので、もう復帰はしません。私のやるべきことというのは、次の後楽園キャッチ、最後の年なので、出場します。私の後は引退までやるべきことはwaveで言う、狐伯、炎華、いまでも一人前なのかもしれないけど、もっとパワーアップさせて、すっごくすっごくすっごくかっこよくて強いレスラーに育てていきたいと思います。詳しいことはHPとかSNSで発表するので、それを見てください。よろしくお願いします。裕子、頑張るぞ!」
櫻井 (涙ながらに)「はい…。」
・バックステージ
宮崎 「引退はね、2年前くらいからいろいろ決めていたんですよ。2026年のことを決めていたんじゃなくて、もっと早くやめようかと思っていたんですけど、その時、私のかわいがっていた後輩がケガしたりしていて、引退の日は、そいつになるためだなって思って伸ばしちゃったんですよ。と思ったら、どっか行っちゃったりしてね(笑)。ていうこともあって、それがあの子がどこか行って、そのときに、最後の狂い咲きじゃないけど、レジーナ(のチャンピオンに)なって、後輩を引き上げようと。すごい、いっぱい試合して。上谷と試合して、ベルトは奪われたので、もうそろそろかなって思った矢先に、パズルみたいなもんだなって思うんですけど、裕子がタッグチャンピオンになりたいって言ってくれたので、言い方もあれだけど、最後の仕事にしようと。なんならこのベルトを持って引退しようと。それまでは裕子と組んでキャプテンアームストロングで勝ち続けたいと思います。」
 --引退に関して櫻井選手は何か聞いていましたか。
櫻井 (泣きながら)「聞いてませんでした。」
宮崎 「こうなっちゃうわけでしょ。だから、志を高く続けてほしかったので、本当に言わず、言ったほうがいいのかなって思ったけど、あえて言わずに今日まで来ました。」
 --来年、1月1日までこのベルトはキャプテンアームストロングのベルトと思っていい?
宮崎「いいです! なあ、裕子!」
櫻井 「宮崎さんが引退するのは嫌だけど、引退するなら、絶対に二人でタッグチャンピオンのままで、引退してもらえるように防衛し続けます。」
5、プレミアムwave〜伏線回収大作戦〜(30分1本勝負)
○ウナギ・サヤカ(8秒、片エビ固め)シン・里村明衣子●
※スコーピオライジング自爆から
▽再試合30分1本勝負
○ウナギ・サヤカ(14秒、片エビ固め)シン・里村明衣子●
※スコーピオライジングの自爆から
▽再々試合30分1本勝負
△ウナギ・サヤカ(8分25秒、ダブルフォール)シン・里村明衣子△
※ウナギのボ・ラギノールで広田がFFD状態となり、ダブルフォール。 

大・「里村」コールに包まれるなか、シン・里村明衣子が客席から登場。2・16後楽園ホールで行われたウナギ対里村によるワンマッチ興行の再現となった。
試合開始早々、ウナギが蹴りを見舞うと、シン・里村明衣子がスコーピオライジングで反撃を試みる。しかし、まったく足が上がらず、股間をウナギのヒザに直撃し、そのまま3カウント。
わずか8秒で、ウナギの勝利に終わるも、大ブーイングに包まれる。「もう一回」コールが起きる。
シン・里村明衣子が「ウナギ、私たちがセミに選ばれた理由、考えろよー! 行けよ」とイチャモンを付け再試合に。再び握手を求めるシン・里村明衣子。ウナギはまたも顔面蹴りから張り手。この張り手を回避したシン・里村明衣子がボ・ラギノール。
しかし、またもスコーピオライジングは失敗し、股間を痛打。このまま3カウントが入り、これまた14秒という短期決着となった。
「もう一回」コールがこだまするなか、ウナギが手を挙げる結末に。しつこく再戦をアピールするシン・里村明衣子。再々戦となった。ウナギはまたも蹴りを連打。張り手を回避したウナギがボ・ラギノール。今度は張り手を回避したシン・里村明衣子がボ・ラギノールを決める。
そしてまたもスコーピオライジング狙いに行ったが、これまた失敗して股間を痛打。ウナギはフォールに行ったが、カウント2で返す。
 フォールを返したことで大歓声に包まれる場内。ウナギはシン・里村明衣子を場外へ落とす。
そして「この間のワンマッチの時はあっちとこっち(東側と西側客席の上段)へ行ったけど、今回はこっちに行きます!」と南の上段へ引き連れていく。
南の中央通路までたどり着くと、「ゴムパッチン行くぞー!」とアピール。しかし、カウントダウン中に、シン・里村明衣子が手を放し、ウナギが食らう羽目に。
ウナギは「みんなシン・里村芽衣子のゴムパッチンが見たくて来てるんだよー!」と「メイメイ」コールを先導。ワンマッチ興行の名場面を再現させる。
そして、二度目はゴムパッチンに成功。南の客席から戻っていく時、「永島は?」「シードリングいたよね?」「カイリもいない」「(鈴木)みのるどこだー」とワンマッチ興行で客席にいた選手たちの名前を挙げるが、当然、誰もいるはずもない。
すると、「誰も有名な人いないぞー 。…て言うか、ガラガラじゃねえかー!」と、札止めとなったワンマッチ興行と対比する。
思わず、シン・里村明衣子が「たまたまこことこことここのシートは雨漏りするから…」と見え見えの嘘をつく。
恥かかせやがってー!」と逆切れすると、「里村明衣子がいつもやるやつやるから」と、いきなり鼻くそを両方の指でほじりだし、ウナギに襲いかかる。
必死に逃れようとするウナギだが、結局は指を押し切られて食らってしまう。
ウナギがFFD状態となるも、シン・里村明衣子は2カウントで返す。ウナギは「終わりだー!」と宣言して、突進するも嗚咽が出て苦しみだす。ここでシン・里村明衣子がサトムラ・スペシャルを狙うべく、低空回転したところで、着地に失敗しヒザを打つ。
ウナギが今度は、シン・里村明衣子ばりに鼻くそをほじる。シン・里村はなんとか逃れようとしたものの、最後はねじ込められ、両者がダウン状態に。
 ダブルダウンの状態から、9カウントでともに立ち上がる。ここでエルボー合戦から、シン・里村明衣子がデスバレーボムの体勢に行くが、重さに耐えきれずつぶれてしまう。ウナギはスライディング・D。これをシン・里村明衣子がエビ固めで切り返す。2カウント。シン・里村明衣子が蹴りを見舞うがこれが空振りとなりウナギがボ・ラギノール。これがFFDとなってしまい、そのままダブルフォールでともに3カウント。なんとドローとなった。
広田「ウナギ、悔しいけど、ドローだった、いま。もう帰れよ」
ウナギ「マジで納得いってない。そもそもなんでお前、里村なわけ? ぶっちゃけウナだって里村明衣子できるし」
広田「それ里村さんに言っていいのかよ」
ウナギ「いや、お前も言ってねえだろ。やったもん勝ちだよ。ぎゃん・里村明衣子だよ」
広田「私は歴史が違うんだよ」
ウナギ「歴史なんて塗り替えるもんだろ」
広田「何度でも塗り替えらせてやるよ」
ウナギ「じゃあやる?」
広田「里村さんにバレなければなあ」
ウナギ「ああ、絶対バレないぞ」
広田「じゃあワンマッチノーピーポー、ノーマスコミだぞ」
ウナギ「お客さんたち入れたほうがよくない?」
広田「絶対言うだろ」
ウナギ「言わないでしょ、内緒にできるよね!」
広田「じゃあ会場押さえるのかよ」
ウナギ「ウナが会場押さえるの?」
 しびれを切らした二上会長が言葉を挟む。
二上会長「あのー。いいですか。そろそろ」
ウナギ「全然よくない」
二上会長「君ら、入場で7分かけて最初8秒、次14秒? 何それ」
広田「そんなクレームは里村さんに言ってくださいよ、私たち関係ないですよ」
二上会長「なんで里村が出てくるねん、ここで。私でさえも怖いわ。怒られても
勝手にやったって言うからね」
ウナギ「(二上会長に)あいつが悪いよ」
広田「今日のことはなかったことに…」
二上会長「私が悪くないよ。お前ら、責任なすりつけるな! それで、里村対広田決めて
きました。ドン!」
(4月1日、新宿FACEでシン・広田さくら対里村明衣子のスクリーンが映し出される)
二上会長「決めてきたんで、さすがにこの日はウナギサヤカの里村明衣子は勘弁してください。
これはシン・里村明衣子でなくて、シン・広田さくら対里村明衣子で」
広田「じゃあ、私の持ち味を生かしたあんなことことんなことができる最後の里村さんとの
シングルマッチですね」
二上会長「そうですね、なかなかやってこなかったでしょう。広田対里村明衣子」
広田「…GAEA以来ですね。(ウナギに)悔しいだろ」
二上会長「ところで、ウナギ・サヤカは初waveどうだったんですか」
ウナギ「え? 逆に物足りてると思う?」
二上会長「全然物足りてないんちゃう?」
広田「じゃあ、今からやろうやろう!」
二上会長「もうええ言うねん。おまえ、まだレジーナ戦あるんやぞ。今、下で桜花さんオエオエ言うてるわ。
(ウナギに)もう少しwave味わいましょう」
ウナギ「違うよ、おまえらにウナギを味わせてやるんだよ。何かあるでしょう? wave」
二上会長「キャッチ・ザ・wave?」
ウナギ「いいよ、出ましょう」
二上会長「一応、言っとくね。1年の中で、1番waveがwaveらしくない大会です」
ウナギ「え? どういうこと?」
二上会長「結構、みんなピリピリしてるの。笑いとかないの。ごめんね」
ウナギ「大丈夫大丈夫。どんな試合でもやってきましたから」
二上会長「おー。おー。じゃあ、5月4日(後楽園)、出てくださいよ、埋めてくださいよ、オレンジ(の客席)」
ウナギ「オレンジ埋めるの、おまえの仕事だろ」
二上会長「うちは人に頼ってる団体やねん(場内・笑)。それで18年も生き延びてきたんだぞ」
ウナギ「これで成果だしたら、シン・里村明衣子対ぎゃん・里村明衣子もありですよね?
(二上会長「どうぞどうぞ」)そして(宮崎引退の来年)1月1日パンパンにしましょう!知らんけど」
シン・里村明衣子「(里村の真似で)みなさん今日は、たくさんの声援ありがとうございました。
みなさん、感じていると思いますが、里村明衣子は4月2日で幕を閉じますが、まだまだ熱い女子プロ
レスは続いていきますよねー。これからも里村明衣子、そして女子プロレスをよろしくお願いします!」
・バックステージ
シン・里村明衣子 「ウナギとは、死ぬまで、いや、死んでからもどこかでシングルマッチしていくんじゃないかって今日、確信しました。そして今日、何度も何度もマットにたたきつけられましたが、そのたびにウナギの強さ、そして愛、そういうものを感じました。」
ウナギ 「なんか勘違いしているかもしれないですけど、たたきつけられるんじゃなくて、あんたが買ってに足を滑らせているだけだったんですけど。」
シン・里村明衣子 「そこはプロレスの違いがあったのかもしれないけど。」
ウナギ 「まあでも、私は唯一、広田さくらのライバルなので、一人で里村明衣子とかやらせるつもりもないし、あなたの目の上のたんこぶで、一生、居続けるつもりで今日来ました。そして5月4日、wave決まりましたけど、私はプロレスラーとして、1月1日、満パンのwaveにしてほしいと思っているし、しなきゃいけないと思っています。なので、その頂点がシン・里村明衣子対ぎゃん・里村明衣子でもいいんじゃないのかなって思います。」
シン・里村明衣子 「でも私は4月29日までの命だ。時間がないぞ。私には時間が限られている。でも、そこを超越できるのがプロレスだと思う。不可能を可能にしよう。二人にならできると思う。」
6、Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
○<王者>上谷沙弥(22分42秒、片エビ固め)桜花由美<挑戦者>●
※スタークラッシャー。第22代王者・上谷が2度目の防衛に成功。


 1・1元日の狐伯戦で防衛を果たした上谷の前に立ちはだかったのが桜花だった。桜花は初代レジーナ王者であり、そのプライドにかけて減量に着手。ついにこの日を迎えた。
「桜花」コールの中、試合開始。「来い!」と手を挙げる桜花に、上谷は「オマエが来いよ!」と言い返す。「オマエが来い、クソガキが!」「うるさいそくそばああ!」という舌戦が繰り広げられ、互いに繰り出したキックやパンチはすべて空を切る。
桜花が「あっ!」と場外の方向へ指を差して、反対の方向へ向いた瞬間、かきむしり。さらに足を踏みつけると「バーカ!」呼ばわり。

「何このクソババア!」と言い返す上谷をなぎ倒す。上谷はスピンキックを繰り出すが、3回とも空を切る。
桜花のキックも空を切ると、上谷は「あかんべー」ポーズ。

桜花はすかさず「なめてんのか、この指はー」と噛みつき。そして両手を足で踏みつけ、「使えなくしてやるよー」とさらに腕をロープに巻き付けるも、上谷はエルボーを連打。桜花が突進するもショルダースルーで場外へ落とされる。
上谷は、エプロンからのボディアタック。そして、ペットボトルの水を吹きかけると、客席へ投げつける。
さらに別方向の客席へも投げつけ、また水を吹きかける。
一通りの攻撃を終えると、上谷はイスをリング中央に設置してそこに座って待ち受ける。桜花がキックし、イスごと倒すと、逆に桜花が座って待ち受ける。
上谷がヒザ打ち。両者がマウントの取り合いから桜花が上に乗る。そして立ち上がると、全体重を乗せて踏みつける。さらにニードロップを投下して、串刺しのビッグブーツ。
上谷もグーパンチ。これに対して桜花はビッグブーツ。桜花はぶら下がり式ブラディーEXからエルボー。
さらに突進して攻め立てようとしたが、レフェリーを使って桜花の動きを止めると、ドロップキックでやり返す。
上谷はセカンドロープからのミサイルキック。桜花はクロスアーム式DDT。再びブラディーEXを決める。
続けてトップロープに上るも、上谷がドロップキックで迎撃。
 桜花はぶら下がり式ブラディーEXを決めたものの、勢いづいてしまい、上谷は場外で回転して抜け出し、エプロンからキック。そしてスワンダイブ式のプランチャ。
上谷はトップロープからミサイルキック。フィッシャーマンで投げるも2。
 さらにカミゴエ。桜花は手を取ると、ブラディーEXへ。そのまま体勢を上にして変形のキャメルクラッチとなる。
 上谷は辛うじてロープへ。桜花は場外からランニング式ビッグブーツ。桜花が鉄柱から客席へなだれ込ませる。
桜花は口を水に含むと噴射し、先ほどのお返し。先にリングへ入る。15分経過。桜花は串刺しブーツ、正面からのビッグブーツ。2カウント。上谷は「このクソババア!」と叫んでのバイシクルキックでやり返す。桜花もビッグブーツ
で返すと、「かわいい顔が台無しじゃねえかー」と蹴り返す。桜花も何かを叫びながらビッグブーツで打つと、上谷は
「かすれた声しやがって!」と打ち返す。桜花も何かを言いながらキックを放つが、「じゃあもっと喉つぶしてやるよ」と蹴り返す。桜花も「顔つぶしてやるよ」と蹴り放つと、「てめえの顔つぶしてやるよ」と打ち返される。
上谷は「さっきからうるせえなもう」とあきれ気味に蹴り合うも、最後は上谷がカウンターで蹴り勝った。ここで上谷が突進すると桜花もビッグブーツを決め、上谷が吹っ飛ぶ。両者とも突進して蹴り合うと今度は同士討ち。
両者ダウン。「桜花」コールの中、両者が立ちあがる。ここで上谷がフライングニールキック、桜花もネックハンギングボムと大技の攻防。カウント2で上谷が返すと、桜花は二度目のネックハンギングボムを狙う。これを上谷は飛びつき式のエビ固めで返す。桜花はバックドロップから、かかと落とし。2カウント。桜花がトップロープに上るも、上谷が蘇生。上段の桜花にエルボーを放つとトップロープから雪崩式フランケンシュタイナー。2カウント。
上谷はバイシクルキック。桜花が首固め。2カウント。20分経過。桜花がビッグブーツ。2カウント。桜花はヒザ
を打ち付け、さらに突き上げ式の蹴り。そして変形裏投げ。2カウント。
 これに対して、上谷がスピンキック。旋風脚も2。
これに対して、上谷がスピンキック。旋風脚も2。

桜花は垂直落下ブレンバスターで返す。これも2。
桜花コールの中、上谷はライガーボムからスタークラッシャー。これで3カウントとなった。
「おいクソババア、おまえやるじゃん。今日だけは言わせていただくよ、楽しかった。ありがとう。
沙弥様の勢いはまだまだ終わらないからなー。これからもスターダムだけじゃなくこうやってプロレス界全部をこのReginaのベルトとともに盛り上げていってやるよ。次のレジーナ防衛戦やりたいところは決まっていて、4・1新宿フェイス。Reginaのベルト巻いてるんで、wave所属の選手を味わいたいなーなんて思っているんだけど…」
ここで「ぬおーーー」とシン・里村明衣子が姿を現す。
上谷「もしかして、オマエは? 里村明衣子…?」
シン・里村「防衛、おめでとう! 4月1日、相手探しているんだってな。私しかいないだろー!」
二上会長「違う、4月1日、(広田対里村戦が)決まった」
炎華「waveにはまだ一番フレッシュな炎華がいます! 確かに先輩たちは強いけど、今一番勢いがあるのは炎華じゃないでしょうか。そのベルトに挑戦させてください。どうなんだ? クソババア!」
上谷「育ちが悪いねー。この子たちは本当に。オイオイオイ、てことはやる? かわいい子猫ちゃん。本当にやれるの?怖くない?」
炎華「1ミリも怖くありません!」
上谷「私が高い壁になってやるよ、手加減しないからな」
シン・里村「4月1日、炎華とやって、ベルト取られたら、寂しいだろ。お前もし、4月1日、ベルトがなかったとしても、やってやるよ!」
上谷「やってやるよってこっちのセリフだよ。いつやんの?」
シン・里村「里村明衣子は4月29日で幕を閉じる。4月5日の刈谷はどうだ?おまえ、レジーナじゃなかったら交通費出さねえよ。甘ったれるなよ!」
上谷「(あきれて)わかったよ、行く行く行く!」
 上谷は締めとして「しもべたちよ、ひざまつけ。永遠にさようなら」と捨て台詞を残してリングを後にする。
最後に残った桜花がマイク。
 
 「レジーナのベルト、取り返せなかった、くやしいー。だけど、上谷との試合めちゃくちゃ楽しかった。またベルトがあってもなくても、上谷と試合したいと思います。本日はご来場ありがとうございました。炎華、4月1日、私の代わりにベルトを取り返してくれ! じゃあ炎華締めてくれ!」

炎華「クソババアなんて一ミリも怖くありません! POPとレジーナの二冠チャンピオンになってやるぞ!」
 最後は炎華の音頭により「これがwaveだー!」で終了となった。
・バックステージ
上谷 「Regina防衛しました! あの桜花のクソババア! やるじゃん? 今日だけは言わせてもらうよ、ありがとな。
4・1新宿FACEで炎華、あの可愛い子猫ちゃん。あの子大丈夫かな? 聞いたところだと、2周年らしいけど、私手加減しないからね? 
4・5刈谷、広田さくらが来るのか里村明衣子が来るのかわかんないけど、しっかり味合わせてもらうよ…。」