2024.05.18

「Detras de Lazona vol.21」

1,チャレンジwave(15分1本勝負)
〇関口翔(11分33秒、片エビ固め)炎華●
※変形STO


「お願いします!」と大声で気合を入れる炎華。
ロックアップから腕の取り合い。炎華はロープを掴んで一回転。関口はアームホイップ。腕を取り返した炎華がトップロープからのアームホイップ。ドロップキックからボディスラム狙いも、関口に投げ返される。関口は炎華の髪をつかむだけでなく噛みつきに出る。大ブーイングに包まれると「ブーイング、辞めろー」と開き直り。今度は背後からカニばさみで炎華を締め上げ、またも髪の毛への噛みつきに出ると大ブーイング。それでも「クリーンファイトだろー」と開き直る。
炎華はコーナードロップキックで反撃。関口もドロップキックでお返し。関口は足で腕を挟み、グラウンドに持ち込むと、またも髪を噛みついて大ブーイングを浴びる。
 関口は両手を足で踏みつける。さらにはロープに持たれさせるとエプロンからドロップキック。炎華はコルバタからドロップキック。関口はエルボーを連打。炎華は立ち上がるも、ストンピングを浴びる。それでも追走式ドロップキック。関口も追走式ドロップキックからフライングネックブリーカー。インディアンデスロックの体勢から逆片エビ固め。ロープブレイク。
 炎華はエルボー。関口もエルボー。再度エルボーに行くも、関口は倍返し。炎華がダウン。それでも立ち上がり、エルボーを打ちに行く。関口はリストロック式エルボーを連打。炎華もリストロック式のエルボーを打ち込むと4発目で関口が倒れる。さらにドロップキック4連発。
トップロープへ上ると、関口が阻止に突進する。炎華は手で伝ってロープを一回転して着地。そして反対のコーナーからブーメランアタックを成功させる。さらにミサイルキック。10分経過。関口もSTO。2カウント。炎華はスクールボーイ。関口の低空ドロップキックをかいくぐってのジャパニーズレッグロールクラッチは2カウント。関口は延髄蹴り。ここからリストロック式STOで3カウントを奪った。


2,スクランブルwave(20分1勝負)
ダーク・シルエタ&〇梅咲遥(12分58秒、ラ・マヒストラル)SAKI&Himiko●


 梅咲はディアナのベルトを掲げ、シルエタはベルトとともに、ロス・デプラドーレスの白マスク姿で登場。いっぽう、SAKIはwaveタッグ王座を腰に巻いて登場した。
 SAKIとHimikoはCOLOR’Sポーズ。梅咲の「お願いします!」との握手のポーズに
「お願いします」と言葉だけ返すSAKI。
 先発は梅咲が出るのを見て、SAKIも買って出る。SAKIはいきなり抱え上げるも、梅咲が回避。ならばとチョキパンチも、梅咲はすべて受けずに見切る。そして、ともにチョキポーズ。5・12北海道でも見せた流れだと二上会長が指摘。今度はSAKIがグーパンチをボディに命中させると「いたーい」と梅咲の表情が苦痛にゆがむ。
続いてHimikoはアームドラッグからクルスフィックス。ボディスラムからロープに振るも梅咲からフライングネックブリーカー、フットスタンプを浴びる。シルエタがHimikoにヘアホイップ。コーナーに顔面をぶつける。背後から蹴りを見舞うと、キャメルクラッチ。さらに吊り天井を狙ったがSAKIがカット。シルエタと梅咲がHimikoの腕をねじると低空ドロップキックのサンドイッチ攻撃。さらにシルエタはトラースキック。Himikoも首固めで丸め込む。シルエタはフィッシャーマンズスープレックスも2。
Himikoはアームホイップの連発から低空ドロップキック。SAKIがビッグブーツ。シルエタを寝かせてコーナースプラッシュ。シルエタもスタナー。追走式ラリアット。串刺し式の低空ドロップキックと畳みかける。SAKIとシルエタはビッグブーツとヒザ打ち合戦。SAKIがビッグブーツを連打も、シルエタはコルバタで返す。さらにフライングニールキック。梅咲が倒れ込むSAKIへマウントパンチ。場内に向かって両手でグーをアピールするスキに、SAKIがスクールボーイ。
梅咲はドロップキック。突進するとSAKIが体を入れ替えてカンパーナ。Himikoがコーナーエルボーからフェイスバスター。かわず落とし。グランド卍に捕らえたがシルエタがカット。SAKIとHimikoはダブルを狙ったが、シルエタがダブルのフライングネックブリーカーで返す。梅咲はHimikoへミサイルキック。両者がエルボー合戦。Himikoが突進すると、梅咲がカウンターのエルボー。SAKIのカットからHimikoが突進するが、梅咲はエルボーで勢いを止めると、ブロックバスターホールド。カウント2。
梅咲の旋回式ボディプレスは自爆。Himikoが横入りエビ固め、スクールボーイと丸め込むが2カウント。Himikoはペディグリー。SAKIとシルエタは互いにカットプレーに出る。SAKIとHimikoが梅咲とシルエタを鉢合わせにさせようとするが、体を入れ替えられ、逆にぶつかり合う。
このタイミングで、梅咲がHimiko、シルエタがSAKIと、ダブルのマヒストラルを完成させ、3カウント。意外にも梅咲とシルエタが息の合った連携を見せた。

3,CATCH THE WAVE 2024 ・YOUNGブロックB(10分1本勝負)
△〈1引き分け=1点〉リアラ(時間切れ引き分け)香藤満月〈1引き分け=1点〉△


リアラ、香藤ともにこれがリーグ戦初戦。リアラから握手を求め、香藤も握り返す。ロックアップは力で香藤が振り払う。再度、リアラがロックアップに挑むも、またも香藤が振り払う。3度目のロックアップ。リアラはロープに押し込まれる。今度は香藤が手四つを挑むがリアラは「負けるかー!」と、ストンピングから張り手。香藤もストンピングから一本背負い。そしてカニはさみで挟んでいく。さらにグラウンドのまま両腕をつかんで、吊り天井に持っていく。技を解くと、ストンピングの連打から、コーナーへ押し込み、顔面を踏みつける。そして逆エビ固め。巨体が乗ると、リアラは苦悶の表情だったがなんとかロープへ。香藤は全体重を乗せて踏んづけていくとさらにヒップドロップ。リアラはエルボー。香藤もエルボー。ここからエルボー合戦へ。香藤はエルボー連打。リアラは追走式ドロップキック。さらにもう一発ドロップキック。
そして背後からスリーパー。香藤がおんぶの状態でコーナーへ押し込む。「負けるかー!」、と再度スリーパー狙いのリアラ。今度はグラウンド式にスリーパーを決める。香藤は締め上げられるも、転がっていき、ロープにたどり着く。リアラはドロップキック。ランニングエルボー。コーナーに振る。そして、左足をロープに挟んでのドロップキックキック。さらにローリング式のフェースバスター。カウント2。
そして裏アキレス腱固め。香藤は懸命にロープへ。リアラは背後から低空ドロップキック。香藤が場外へ落ちると、リアラがエプロンから場外フットスタンプ。しかし、リングへ戻ろうとするリアラの足を香藤が引きずり、中に入れず。「(場外カウント)10までやで」という二上会長のアドバイス。
なんとかリアラが先にリングへ生還。カウント9で香藤もリングへ。リアラはストンピング。セカンドロープからのフットスタンプ。2カウント。リアラはクロスボディ、これを香藤がキャッチすると前に落とし、フライングボディプレスもカウント2。ベイダータックルから低空ドロップキック。2カウント。
残り30秒。香藤がボディスラムから再びフライングボディプレスは2カウント。再度押さえ込むも、リアラがクリア。香藤は何度も押さえ込んでいったが、時間切れドローのゴングが鳴った。これにより両者1点となった。


4,CATCH THE WAVE 2024・ルチャブロック(15分1本勝負)
〇〈1勝=2点〉本間多恵(9分7秒、アディオス)杏ちゃむ〈2敗=0点〉●

 ルチャブロックは現在、5・6北沢で行われたシルエタ対杏ちゃむ戦のみ。シルエタが2点を獲得している。本間はルチャブロックにエントリー。過去、2度にわたるメキシコ遠征の実績が認められての参加となった。
杏ちゃむの「お願いします!」という握手に対して、「ポルファボール(お願いします)」とスペイン語で返す本間。杏ちゃむの「え、何?」という戸惑いに「おい、知らないのか、ルチャブロックだろ?」と本間。「よし覚えた!」と杏ちゃむ。ルチャブロックらしいスタートに。まずは足をつかみ、レッグスプレッドにとらえる杏ちゃむ。リバースのインディアンから、髪を掴む。本間もアームホイップから腕を取る。
杏ちゃむもアームホイップ。その後もルチャムーブを互いに繰り出す。杏ちゃむがコーナーエルボー。さらにそうまとう。本間もアームホイップ。コーナーエルボー。低空ドロップキック、セントーンと続ける。さらにはロープに杏ちゃむを絡めさせての低空ドロップキック。杏ちゃむは場外へ。本間はプランチャ狙い。杏ちゃむがエプロンまで駆け上がり、キックで回避。デッドリードライブでリング内へ落とす。杏ちゃむは本間をエプロンに固定すると、助走をつけてのドロップキック。両者場外へ。エルボー合戦。カウントが進んでともにリングへ戻ると、杏ちゃむがスクールボーイ。本間が返すと同時に足を捕らえてアキレス腱固め。杏ちゃむは腕枕しての藤原組長スタイル。本間はなんとか
ロープへ逃れた。
杏ちゃむは低空ドロップキック。2カウント。コーナーへ振ろうとするが本間はアキレス腱固めのダメージで走れず。杏ちゃむは背後から低空ドロップキック。本間はコーナーへもたれかかる。ここで杏ちゃむが突進すると、本間はぶら下がり式腕ひしぎを決める。
本間はミサイルキック。そしてワキ固め。さらにもう一発、ミサイルキックも2カウント。杏ちゃむもバズソーキック。ダイビングフットスタンプは自爆もフェースバスター。本間は首固めで流れを止めると、マヒストラル式に回転して、両足でカニばさみ的に相手をフォールするアディオスで3カウント。本間が手堅く2点をゲットした。

・バックステージ
――ルチャブロック初戦、杏ちゃむさんとの対戦はいかがでしたか。
本間 ちゃむとは何回か戦わせてもらったことはあるんですけど、今日はCATCHということで、いつもと違う雰囲気を自分は感じたし、いつもより関節とかの執念も感じて、ヒザ抜けるかなというくらいのダメージはありましたね。
――ルチャブロックということで、スタイル的にもルチャに寄せている部分はあるんでしょうか。
本間 ありますね、挨拶から「ポルファボール」と私は言ったんですけど、まったく通じずということで「あれ? ルチャブロックだよね」っていうのはあったんですけど(笑)、自分はメキシコ遠征も行かせていただいているのもあったので、気持ちとかリングでの表現も意識してやっている部分はあったんですけど、今日はちょっと通じなかったのかなっていうのはあります。
――次は5・26大阪でのダークシルエタ戦ですが意気込みをお願いします。
本間 ちょっと週末、移動とかも含めてハードスケジュールな部分はあるんですけど、タイトル後のCATCHになりますので、ここで結果を残すことができれば、波に乗れると思っているので、ここが自分に取っての勝負かなと思っているし、シルエタとは来日するたびに当たったりとか、向こうでもあたっている選手なので、今日も試合チラッと見たんですけど、気を付けるところは気を付けながら、守りながらも攻めの気持ちで行きます。
――もし波女になると、優勝賞金100万円ですがその使い道は?
本間 全額投資してド派手なガウンを作りたいと思います。で、そのガウンを着てRegina戦に向かっていくと。みなさんも見て楽しんでいただけるんじゃないかなと。めちゃめちゃ派手な、度肝を抜かれるようなガウンで入場して、Regina戦に向かいます。


5,CATCH THE WAVE 2024・エリザベスブロック(15分1本勝負)
〇<1勝2敗=-1点>シン・広田さくら(10分55秒、片エビ固め)宮崎有妃<1勝1敗=0点>●
※ロケット式ボ・ラギノールから。もう一人はチェリー。

 崖っぷち状態の広田は、もしこれ以上、負けてしまうと、-3点となりブロック出場資格を失うという絶対絶命のピンチ。
 3人での手四つ合戦からスタート。広田対宮崎、チェリーの図式となる。ここから二人で中腰の広田に乗っかり、ともに腕を絞る。しかし宮崎が故意にチェリーをお尻で押しのける。「宮崎さん、裏切ったでしょう」「いや、お尻大きいから」「今日は広田さん
狙いですから」と一致団結。宮崎とチェリーがダブルのクロスライン。しかし、チェリーが宮崎を広田の上に引っ張り倒してその上にニードロップキックを打ち込んでフォール。
「おまえ、なんだよ」とクレームを入れる宮崎に「今日は広田さん、やりましょう」と再び共闘を呼び掛けるチェリー。気を取り直して、宮崎とチェリーが広田を挟んで、エルボーのサンドイッチ攻撃。広田がフラフラに。ここでダブルのブレンバスターで投げるも、広田は逆転のFFDを宮崎&チェリーに決める。2カウント。「おまえのせいなんだよ」とシビレを切らしたチェリーが、宮崎の足を取っての腕ひしぎ。宮崎は上体を起こしてチェリーをフォールも2カウント。宮崎がロープに走ると、場外の広田が足を引く。広田がリングへ戻ると、チェリーへフェースバスターからプロレスLOVEポーズ。続いての高田純次は足を取られ、失敗。チェリーはアンクルホールドで固める。広田は回転して脱出すると、ボ・ラギノールから619を決める。宮崎は場外からイスを持ち出す。チェリーを座らせると、目の前で広田をはずかし固めの体勢に。広田は必死に防御するも、ところどころで開脚。「おーい。おったまげさせてくれよー、ちゃんと開けー」とチェリー。広田は宮崎を捕らえると、チェリーがミサイルキック。これは誤爆となり、広田に命中。このスキに、宮崎がトップロープに上ると、広田はコーナーの反対側へ転がる。宮崎とはずいぶん、距離が開く。「ちょっと無理だろー」と宮崎。「このくだり、北海道でもやったよね」と言うも、チェリーは「今度は成功しますよ、とーべ、とーべ」と無責任な「とーべ」コール。
「無理だよ」「しょうがない、ダブルで行きましょう」とチェリーは宮崎に飛び乗り、雪崩式フランケンを決める。まったく広田にまで届かず。広田はすかさずジャックナイフで宮崎を固めるも2カウント。
 広田はチェリーの腕を捕まえてロープ渡り。「今日は1周言っちゃうぞー!」とと宣言。しかしコーナーを回ろうとしたところで、宮崎が背後からチェリーへ投げっぱなしジャーマン。結果的に二人まとめて投げられることとなる。
 チェリーはボディパンチから「熟女でドーン!」。宮崎が吠える。2発目はかわされるも、「熟女が熟女にドーン!」は成功する。さらにティヘラを決めて丸め込んだが、広田がカット。「こっちの熟女もいくぞ」と今度は広田狙い。広田は「熟女が熟女にドーン!」をかわすと、「私だって熟女が熟女にドーン!だ。くたばれ」と「熟女が熟女にドーン!」を成功させ、さらにボ・ラギノール。ここで宮崎も割って入り、広田にボ・ラギノールからフェースバスター、プロレスLOVEポーズ。すべて広田のパクリを決めた宮崎はなんとチェリーにヘナ―ラまで狙ったが広田がカット。
 「他人のふんどしでー」と広田は宮崎へボ・ラギノールから外道クラッチも2。広田はボ・ラギノールを連打しまくると、コーナーまで宮崎を追い込む。宮崎はあまりの連打にコーナーの上段まで上がっていく。ここで、神技・ボ・ラギノールスープレックスを決めたが2カウント。パクリにはパクリで返す。
 10分経過。広田はここで、5・12北海道大会のアンドレ・ザ・ジャイアントパンダ戦に向けて開発したロープを使ってのロケット式ボ・ラギノールを2連発。さらにコーナーに座ると、宮崎が立ち上がるまで待機。待機中にホッピング。なんとか立ち上がった宮崎に広田はトドメのロケット式をボ・ラギノール決めて、完璧な3カウントを奪った。セコンドが宮崎のお尻に氷を当てて冷やす。
 広田がマイク。
「リーチだった私が…セーフ!
宮崎さんと当たると、新たな扉が開かれる気がします。これも宮崎さん、アナタという良きライバルがいてくれるおかげだと思っております。全力で自分のことをつぶそうとしてくれたので、全力ではむかうとこができました。これからもお互い高みを目指していきましょう。マイクを握るのもギリギリの私の手の状況ですが、プロレスとはお互いの身を削って、感動を与えるものと思います。私の手、宮崎さんのケツ、そのダメージが
みなさんの心に響きましたかー!(館内拍手)。CATCHも折り返しまで来ましたが、最後までCATCHを楽しんでください―」
  最後は「これがwaveだー!」でエンディングとなった。

・バックステージ
――マイナス2点から、なんとか今日の勝利で、-1点。ブロック出場権はく奪は回避されました。
広田 ギリッギリでしたね。今日負けていたらはく奪されていましたから。それでこのエリザベスブロックと言うのは複雑なんですよ。直接勝てば、1点、直接負けたらマイナス1点、フォールに関係なかったら点数はつかなくて。だから、私は今日勝って、マイナス2からマイナス1点になったように、最初、1点取った宮崎さんが今日負けたこと
によって0点になったんですよ。こんなことあります? だから今一番得点が高いのは1点獲得のチェリーさん。宮崎さんは0点でしょう。Himikoもマイナス1点、私もマイナス1点。レベルが低いんですよ。低レベルの点数で争っているんですよ。明日(19日)は千葉。千葉もエリザベスブロックありますので、宮崎さん、広田、Himiko、この低レベルの
闘いなんですよ。でも、明日誰かが直接負けたら、また私がリーチかかるかもしれませんし、Himikoがリーチかかるかもしれません。宮崎さんがまさかのマイナスの選手になるかもしれない。これはひどい、何としてもプロレス人生のプライドにかけて、マイナスでは終われない。作戦が必要です。
――ある意味、どのブロックよりもサバイバルと言えますね。
広田 そうなんですよ。で、今エリザべえすのベルトを持っているのは全然関係ない永島さんという…(笑)。波乱のエリザベスブロックですよ。今まで勝つぞ勝つぞと言って突っ走って来ましたが、これは本当にマイナスではく奪されないために、頭を使ってちゃんと考えながらいったほうが有利になると思ったので、ちょっと天才頭脳派レスラーの面を出して行こうかなと。
――今日の試合振り返れば勝因はロケット式のボ・ラギノールでした。
広田 そうなんです、北海道大会でアンドレ・ザ・ジャイアントパンダに初めてやったロープブレイクなどを使ってのロケットカンチョーなんですけど、今回はコーナーからやったことで、新しい技が今日開発できてフォールが取れたので、今後のエリザベスブロック勝ち抜いていきたいと思います。
2024.05.12

『SAPPORO WAVE〜NA・MA・RA〜9』

taisenn
1、SAPPORO・Future wave(15分1本勝負)
◯高瀬みゆき(11分38秒 ダイビング・ギロチン・ドロップ)大空ちえ●
taisenn
2、SAPPORO・チャレンジwave(15分1本勝負)
◯夏すみれ(12分18秒 シャイニング・ウィザード)炎華●
taisenn
3、SAPPORO・スクランブルwave(20分1本勝負)
◯夏実もち&世羅りさ(17分13秒 もっちりバディシザース)櫻井裕子&香藤満月●
taisenn
4、CATCH THE WAVE 2024・エリザベスブロック(15分1本勝負)
◯<1点>チェリー(8分57秒 春夜恋)Himiko<-1点>●
※もう1人は宮崎有妃<1点>
taisenn
5、CATCH THE WAVE 2024・Bブロック(15分1本勝負)
◯<1勝=1点>梅咲遥(11分34秒 ラ・マヒストラル)SAKI <1敗1分=1点>●
taisenn
6、SAPPORO・プレミアムwave(30分1本勝負)
◯アンドレ・ザ・ジャイアント(11分31秒 アンドレザプレス)シン・広田さくら●
taisenn
2024.05.06

『下北ヤングタウン’24

日時
5月6日 月曜日祝日
観衆
81人
場所
北沢タウンホール
・入場式
 まずは試合に先立ち、今大会出場選手の入場式。昨日は参加できなかった
本間や杏ちゃむら、初参戦組の姿も。
あいさつは広田が務める。
「こんにちわ。GW最終日、盛り上がってるかー。(ちょっと静かな反応)若干の疲れが見えるのかな(場内・笑)。
昨日後楽園にいらしたかた、試合結果を見た方はわかると思うんですが、なぜ昨日に続いて
今日も挨拶しているかと言えば、謝罪をしろってことと思うんですけれども。シン・広田エリザベスさくら改め、
シン・広田さくらとなりました(場内拍手)。
すいませんでした。販売物もエリザベスのポートレートが撤去され、新しいものが並んでいる運営の早さ。
試合のほうはベルトはありませんのでタイトルマッチではありません。そして、おそらくベルトを持っていたら
私たちの試合がメインだったかもしれませんが、セミに降格されています。でも、それは別に悪いことじゃないと思うよ、
ただの3WAYかもしれないけど、ブロックの大切な戦いの一つなんだから、私はとても満足して戦えると思っております。皆様もベルトはないけど、変わらぬ声援よろしくお願いします。
GWの連戦は今日で終わりますが、CATCHの戦いはまだまだ続いて熱い戦いを繰り広げていきますので、引き続き応援のほどよろしくお願いします」
1,CATCH THE WAVE 2024 ・YOUNGブロックA(10分1本勝負)
<1勝1敗=2点>しゃあ(6分45秒、エビ固め)炎華<1勝1敗=2点>


 昨日はYUNAに敗れて0点スタートのしゃあと、ゆづきを破り2点を獲得した炎華の公式戦から
スタート。
昨日はコメント中に涙を見せた炎華だが、一夜明け、いつものようににこやかに手を振りまきながら登場。
まずは両者激しい殴り合いからスタート。炎華がエルボーを連打するも、しゃあも側転からエルボー。
さらに鎌固め。再びエルボーを連打する両者だが、炎華がドロップキックから側転エルボー。これをかわすとしゃあがランニングニーを打ち込む。
しゃあがフライングネックブリーカーを狙うも、これを炎華はかわすとドロップキック3連発。
これを耐え抜いたしゃあはフライングネックブリーカーからブレンバスター。
。コーナーに振ると、炎華はブーメラン
アタックからドロップキック。炎華がトップロープに上ると、しゃあが阻止すべく突進するが、コーナーを側転で
ロープを伝ってのドロップキックという華麗な動きを見せる。
さらに炎華は側転エルボーを決めて、もう一度、ドロップキックを放つ。
続けてトップロープからクロスボディを決めるも2カウント。ならばとSTFをリング中央で決める。
しゃあが足をすくって炎華の動きを止めると、再び鎌固めに決める。
しゃあは延髄蹴りを決め、丸め込みに行こうとするが、炎華が体を入れ替えてエビ固め。さらにスクールボーイから
再度のSTFをリング中央で決める。ロープブレイク。
今度はエルボー合戦。しゃあがフィッシャーマンズスープレックスで投げるが、カウント2.5。そして、手拍子
でリズムを取りながらトップロープに上がり、ミサイルキック。片エビに固めて3カウント。しゃあが2点を獲得した。
・バックステージ
しゃあ「昨日が黒星スタートで、このヤングブロックのみんなって、自分よりキャリアがちょっと下の子が多いので、
絶対に勝たなきゃって思っていたんですけど、昨日負けちゃって、キャリア下の子を相手に2連敗って自分の師匠の
堀田さんに顔が見せれないしと思って、今日は勝てたので良かったです。(50万円の使い道は)そうですね、旅行
に行きたいですね。ちょっと練習続きで体がボロボロなので、温泉に入って癒したいです」
2,CATCH THE WAVE 2024・ルチャブロック(15分1本勝負)
<1勝=2点>ダーク・シルエタ(9分8秒、クリストネグロ)杏ちゃむ<1敗=0点>

 ルチャブロックは今日から公式戦スタート。まずはCMLL日本女子王者のシルエタと、ルチャ練習を定期的に行っている
杏ちゃむが対戦。
シルエタはエルボーを連打。杏ちゃむがアームホイップからコルバタという流れでルチャの風を吹かせる。
さらに低空ドロップキック。
 シルエタはエルボーから背後へのキック。ヘアホイップとつなぐ。全体重を乗せて顔面を踏みつける。そして
再びヘアホイップ。2カウント。
続けて、背後からキック、正面からのキックとつなぐ。今度はロープへ張り付け、正面に回りチョップを連打。
さらに顔面をかきむしる。リングへ戻し、エルボーの連打で杏ちゃむを倒すとボディスラム。
さらにブレンバスター。杏ちゃむはカウント1で返す。シルエタが突進すると、杏ちゃむは大車輪式アームホイップ。
低空ドロップキック。シルエタはトラースキックからヒザ打ち。杏ちゃむもハイキック。シルエタをコーナーに水平に乗せての
コードブレーカー。そして低空ドロップキック。
シルエタがロープへ走るも、杏ちゃむは追走式キチンシンクからフェースバスター。
そして腕固め。シルエタが腕を取り返し、ワキ固めからキャメルクラッチ。ロープブレイクになると、
杏ちゃむはハイキック。トップロープからスワントーンボムを降下させるが、2カウント。
さらにもう一度、コーナーからの攻撃を定めるが、シルエタが迎撃し、雪崩式ブレンバスターで切り返す。2カウント。
ここでシルエタはインディアンデスロックに決め、さらにその体勢からリバースフルネルソンに固めるクリスト・ネグロで
ギブアップを奪った。まずはシルエタがルチャブロックを好発進した。
・バックステージ
シルエタ「杏ちゃむとは初めて当たったけど、とてもいい選手。ルチャの練習をしているとも
聞いていたけど、これからもっと伸びると思う。いい選手だけど、私の実力が出せれば勝てる
と思って戦いました。今回、私、そしてメキシコのプライドをかけて、このリーグ戦に参加し
ました。日本のプロレスもとても歴史があるけど、メキシコのルチャはもっと歴史がある。
優勝するのは私です」
3,CATCH THE WAVE 2024・エリザベスブロック(15分1本勝負)
〈1勝=1点〉宮崎有妃(12分10秒、外道クラッチ)シン・広田さくら<2敗=-2点>
※もう一人は米山香織


 エリザベスブロックで広田は昨日の開幕戦で敗れてー1点。負けはー1点となり、-3点となると、ブロックの
出場資格を失うだけに連続での負けは避けたいところだ。
まずは広田が問いかける。「宮崎さん、昨日タッグ組んでよい感じだったので、今日も力を合わせてお願いします」
と言ったところで、米山が「広田さん、なんでベルトないですんか」と疑問をぶつける。「米ちゃんさあ、あいさつで言った
こと聞いてた? 昨日試合してベルトなくなったって言ったじゃん。昨日もいろんなこと言ったしつぶやいた。こんなん、
先輩いじめだよ」と広田は返すが、米山は「タイトルでメインでやりかったですー」と不満げ。その瞬間、
いきなり米山と宮崎が広田にストンピングで襲い掛かって、試合開始。広田は米山をコーナーに振る。
コーナートレインとなり、まずは宮崎がラリアット。広田が続くかと思われたが、背後から宮崎をスクールボーイでフォール。
カウント2で宮崎は返すも、「昨日見たよ、永島のときやってたよね?」と詰問。昨日と同じ裏切り行為に広田は「いや、あの、その、
反射神経と言いますか…」としどろもどろな言い訳。「今日も昨日もずっと裏切りつづけるん? そんな人間か」と
さらに問う宮崎に「そんなことないです。大好きです」と全否定の広田。
宮崎は広田を捕まえるが、フェースバスターで切り返される。広田は「悪かった…じゃなくて、寝とけー!」と
高田純次の体勢へ。しかし簡単に見破られ、剣山を食らう。広田がいつものように、「ここはお前が代わりにやるってことか―!」
とアピールしたが、宮崎は「あーまい」と付き合うつもりはなし。「なんでですか」「これはCATCHだろ」と押し問答が続く。
「宮崎さんからそんな言葉がでるとは思わなかった! 宮崎さんがやらないんだったら誰がやるっていうんだー!」と言うと、
米山が「私がやります!」と名乗りを上げる。しかし、「オマエにはやる資格はねえ!(怒)」と一蹴される。
広田が「だったら、いま一番リングに上がりたいやつにやってもらおうと思います…狐伯!」とセコンドにいた狐伯を指名。
広田「上がりたいよな、ちょっとくらい大丈夫だよな」
狐伯「ちゃんと治したい…」
広田「そうか、ごめんね、なんか指名してしまって。それはそうと、宮崎さん、はずかし固め、誰にやるんですか?」
宮崎「あー、どうしようかな? ちょっとやっとく?」
広田「自分は股とか…子どももいるんで」
米山「じゃあ私がやります!」
宮崎「オマエにやる資格はねえんだよ(怒)」
米山「うええ~ん」
宮崎「泣くな! じゃあ、一番リングに上がりたい奴にやってもらおうと思う…狐伯!」
広田「大丈夫だ、股を開くだけだ」
狐伯「腕にもしものことがあれば…、なしで」
狐伯に拒否され、宮崎が思案するも、広田が「考えてんじゃねえよ」と攻撃再開。コーナーに振るも突進すると、
宮崎がショルダースルーで返し、広田が場外転落。
米山が宮崎へアームホイップ。宮崎はラリアットでお返し。広田が足を引っ張る。宮崎は場外へ。広田が米山にフェースバスター
からのプロレスLOVEポーズ。
そして腕を取る。ロープ渡りに持っていき、アームホイップを成功させる。
しかし、続けての619は回り切らず失敗。米山はモンゴリアンチョップを決めに行くが、両腕で防ごうとする。
宮崎が入ってきたところ、二人がかりでのカニばさみで倒す。
米山がキャメルクラッチにとらえ、広田がロープワーク。何往復もして、顔面へドロップキックをヒットさせるのかと
思えば、動きを止めると、「しぼれしぼれ!」と檄を飛ばすだけで何もせず。
「一緒に絞って~」と米山が嘆願すると、「足太すぎて難しい…」と言いながらもなんとかインディアンに固めていく。
技を解き、宮崎をコーナーへ背を向けて立たせると、広田が「合体!」と指示する。「何の合体ですか?」と米山が疑問を
ぶつける。広田は米山を回転エビの要領で固めると、両者がそのまま回っていき、ロケット式のボ・ラギノールを発射。
そして米山がそのままエビに固めるも2。
蘇生した宮崎が米山にボディスラム。広田をコーナーへ宙づりにしてからシーソープレスを米山に浴びせる。カウント2。
さらに二人を横並びにさせてのムーンサルトは自爆。
「あぶねー」と広田。「米山上れー!」と指示する。「ラジャー!」と米山は颯爽とトップロープへ。
しかし、「そこで終わるの見とけー!」と広田は米山を置いてけぼりにして、へらーラサンセットに行くも自爆。
「またそうやってだましてさあ」と宮崎は広田をボディスラムから、「米ちゃん飛んでいいよ」と広田をセットするも、
米山は宮崎へミサイルキック。宮崎は米山にもだまされる。
米山は回転エビも宮崎は2カウントで返す。広田も宮崎を丸め込もうとするも、途中で立って阻止。ならばと広田は
寝たままボ・ラギノールを放つ。さらに宮崎、米山へそれぞれシャイニングウイザードを連発。宮崎がなんとかカウント2で返す。
広田はボ・ラギノールとへな拳のコンビネーションから夜叉ロックを決める。初得点獲得かと思われたが、
米山がカット。
宮崎が米山にラリアット。広田にもラリアット。
広田と宮崎によるエビ固め合戦となったが、いずれも2カウント。宮崎が低空ドロップキック。
これに対して、広田がジャンピングボ・ラギノールを発射するが失敗。すると宮崎は掟破りのボ・ラギノールから外道
クラッチで丸め込んで3カウント。広田はー2点となり、あと1点で出場権利はく奪となるピンチに立たされた。
・バックステージ
宮崎「良かったです。ちょっと実はちゃんと勝ったら一点とか負けたらマイナス1点とかあまりわかってなくて。でも
勝ち続ければいいんですよね。てことなんで、勝敗にかかわらないんじゃなくて、私が入るCATCHの3WAYはすべて私が
勝っていきたいと思います。(-3点だと出場権利がはく奪されるが)そう、広田があとー1点でしょ。やばくないです
か。まだ二日目なのに。もう、いきなりリーチ。もし次広田とやるときがあれば…でもあの人、底力がある気もするん
ですけど、すぐ負けそうな気もするんで…美味しいと思うか、コンチキショウで来るか、でも変わらず点数いっぱい取って
エリザベスのベルト取りたいと思います」
・インフォメーションコーナー
 早い展開で大会が進行したため、急遽、インフォメーションコーナーが追加され、二上会長がリングで
CATCHの決定カードを発表。以下が決定した。
5月12日 札幌イーワンスタジアム
SAKI対梅咲遥 宮崎有妃対チェリー対Himiko

5月18日 アミスタ川崎
杏ちゃむ対本間多恵

5月19日 2AWスクエア―
上谷沙弥対ななみ 関口翔対笹村あやめ 八神蘭奈対香藤満月(仮)

5月25日 岐阜・じゅうろくプラザ
梅咲遥 対 花園桃花 

5月26日 大阪176BOX
本間多恵対ダーク・シルエタ

6月2日 岡山・おおやま未来ホール
狐伯復帰予定

6月7日 新宿FACE
上谷沙弥対櫻井裕子 SAKI対花園桃花 青いつ希対笹村あやめ
本間多恵対狐伯(予定)

6月15日 2AWスクエア―
櫻井裕子対ななみ 尾崎妹加対花園桃花 笹村あやめ対沙恵

6月16日 アミスタ
杏ちゃむ対狐伯(予定) 梅咲遥対尾崎妹加 関口翔対沙恵

6月23日 静岡・ふじさんメッセ
世羅りさ対上谷沙弥 ダーク・シルエタ対狐伯(予定) 八神蘭奈対ゆ
二上会長「ゆって誰やろ、自分で書いといて、暗号みたいな。
(「ゆづき」「YUNA」の声に「ブロック違うもん」と否定)
あと、この日、八神さんは出ます。上谷さんが出る大会は八神さんは出ます」

7月3日 新宿FACE
「7・3は全員出てくださいといってるので、CATCH14大会あるなかで、
出場全29先取がそろうのは7月3日だけです」(二上会長)
4,CATCH THEサバイバルwave(30分勝負)
青木いつ希&関口翔&櫻井裕子(3-2)SAKI&本間多恵&尾崎妹加
①青木(10分26秒、エビ固め)尾崎
※ラリアットに来たところを丸め込む
②本間(11分59秒、OTT)青木
③関口(17分23秒、エビ固め)本間
※SAKIとの同士討ちの間に丸め込む
④SAKI(19分31秒、OTT)関口
⑤櫻井(23分22秒、OTT)SAKI
※一人残りで櫻井の勝利。オーバー・ザ・トップロープルール、イリミネーションルールを採用。
負け抜け勝ち残りで最後1人残ったチームの勝利となる。

 

 メインはCATCH開催を記念しての6人タッグ戦。オーバー・ザ・トップロールルールが
採用されたイリミネーションバトル。
まずは青コーナーから櫻井&青木&関口組が登場。奇遇にも青コスが揃う。「青いぞー」と青
コーナーの青木が叫ぶ。
 続いて、SAKI&本間&妹加組が登場。妹加のコスチュームは青が基調のため、青木が「青だぞ」と
アピール。「赤あるから」と妹加はスカート部分の赤を強調する。
本間は青木の握手と同時に背を向けるが、それでも「よろしくお願いしまーす!」のシャウトが鳴り響く。
「あっちだろあっち」とSAKIは妹加に青コーナー側を指さす。「赤コーナーだろ」と言い返す妹加。
昨日、CATCH公式戦で当たったSAKIと妹加だが、試合後まで乱闘するほどの状況となり、一夜明けても不穏な
空気が変わらず。
「どう見ても青だろ」とSAKIは納得いかず。「仲良くしましょ、笑って、笑ってください」と本間が仲裁に入る。
「みんな仲良くして」と青木も口添えする。
先発は妹加と青木。まず、タックルは互角。5回に渡ってぶつかるも、互角のまま。「お前が来い」と青木が挑発。
「ずっと倒していないのにやってる」とSAKIもコーナーから言葉を浴びせる。
「もう一回来い!」と青木。これもまた互角でともに倒れず。とはいえ、青木はやせ我慢で顔が苦痛にゆがむ。
 「もう一回来い!」と青木。これはゼスチュアで、ストンピングで妹加の動きを止め、自らロープに走るも
妹加がタックルで倒す。ようやく青木を倒すことに成功したものの、「全然見てなかった」とSAKI。
今度はお返しとばかり、青木がタックルで倒す。「あー」というSAKIに「あーじゃねえんだよ」と妹加。
続いて、本間が登場と同時に、青木を腕ひしぎに取るも、関口と櫻井が飛び出し、3人がかりで本間をオーバー・ザ・
トップロープで落とそうとする。必死に暴れる本間。ならばと、3人がかりで太鼓の乱れ打ちを決める。
カットに来たSAKIと妹加も、この輪の中に参加。5人が乱れるなか、中央でかがみこんでいた本間が、
「うわーい!」とシャウトして蘇生すると5人が勢いでひっくり返る。
本間は櫻井をコーナーに追い込み、顔面を踏みつける。
再び妹加がタッチしてリングに入る。SAKIはコーナーで違う方向を向いたまま。妹加が「チェンジしますか?」
と問いかけるが、SAKIは「結構です」と拒否。
「結構ですって、聞いたことない」と青木。妹加は本間にタッチ。本間は首投げからニードロップ。ここでSAKIが手を出し、
「チェンジー!」とあっさりタッチ。SAKIは櫻井にサーフボード。
しかし妹加には変わろうとせず、櫻井の顔面を踏みつける。自軍のコーナーに追い込むも本間にタッチ。
「えー」と本間。
本間は妹加を呼び込み、キャメルを妹加が決める。SAKIもキャメルに加勢して本間が櫻井に低空ドロップキック。
「仲良くしてー、いい加減にして」と言いながら本間は妹加にタッチ。妹加はコーナーに櫻井を追い込む。
櫻井はボディスラムから青木にタッチ。青木が「仲良くしろー」と言いながらニーを落とす。ここで本間、SAKIが飛び出すも、
青木が捕らえて、一人DDT&STOを決める。
妹加がコーナーに振るも反転され、逆に青木と関口がトレイン攻撃からダブルフェースバスター。「2107年組、仲良しプレスー、
つぶれろー!」と関口&青木のおんぶ式プレスは2。
青木は妹加にエルボー。互いに引かないエルボー合戦が繰り広げられる。
青木はリストロック式エルボー。ここで本間が飛び出し、妹加の体を利用して619の合体プレー。
妹加がラリアット狙いも青木がすかし、逆にラリアットを打ち込む。これで3カウントが入り、妹加が失格。
赤コーナー側はSAKI&本間の二人に。
9。
STOを決めるも本間がカウント2で返す。
青木がコーナーに上るがSAKIがキックでカット。エプロンに落ちる。リング内は関口と本間。
本間が関口をドロップキック、関口がよろけてロープ際に行くと、青木にぶつかり場外転落。青木がオーバー・ザ・トップロープとなり、2対2に。
SAKIは関口にチョキパンチ。今度は櫻井がSAKIへチョキパンチ。本間も櫻井にチョキパンチ、関口も本間へチョキパンチと連鎖
反応が起こる。よく見ると、それぞれ、チョキの形が親指と小指を立てている。
そのポーズ、4者が以前、所属していたアクトレスガールズを連想させる。すると、場内には、「Love Riddle」(アクトレス
ガールズのテーマ)が流れ、曲に合わせて四人が完璧なダンスを披露。観客は手拍子で後押し。
つかの間のアクトレスタイムが終了すると、4人はそれぞれコーナーでポーズ。そのスキを突いて、関口が本間を襲う。エプロンへ
降り立った本間はなんとか場外転落を耐えると、その場でアームブリーカー。本間はリングへ戻り、SAKIとダブルのビッグブーツ。
本間はトップロープ。関口と櫻井が本間を捕まえると、デッドリードライブで投げつける。本間も立ち上がるも、関口が延髄蹴り。
本間はDDTでお返し。関口と本間がエルボー合戦。
関口はワキ固めに決めるがロープに逃れた本間が飛びつき式の腕ひしぎ。SAKIがカットに入ったものの、体を入れ替えた関口が
同士討ちの状態にさせてから、エビ固めで本間を丸め込み、これで3カウント。本間も脱落となり、赤コーナー側はSAKI一人。
櫻井と関口がクロスラインを狙ったが、これをビッグブーツで振り払ったSAKIが二人をスクールボーイで丸め込んだが2カウント。
櫻井にアトミックドロップを決めるが、背後から関口が忍び寄り、コードブレーカー。
関口が突進すると、SAKIはみちドラ2で投げつけたが、櫻井がカット。櫻井がファイナルカット。関口がミサイルキックからワキ固めへ移行。
なんとかロープへ逃れたSAKIだが、関口がSAKIに延髄蹴り。
櫻井がビッグブーツ。関口がエプロンへ回り、SAKIにドロップキックキックを放つも、
これは自爆となり、場外転落。これで関口が失格となり、櫻井とSAKIによる1対1の対決に。
両者がビッグブーツ合戦。20分経過。
SAKIがブレンバスター。櫻井もブレンバスター。SAKIが抱えて前に放り投げる。
そしてニーを後頭部に当て、高速ブレンバスター。コーナースプラッシュを狙うが、動作の途中で櫻井がキャッチし、エプロンに放り
投げる。SAKIがエプロンから櫻井を投げようと持ち上げる。ここで両者、エプロンとなり、この場でのビッグブーツ合戦。
チョキパンチをかわされたSAKIがバランスを崩し、場外に落ちそうになるが、手でロープをつかんでなんとかこらえる。
櫻井は指を一本づつ離しにかかるが、まだSAKIは粘る。ならばとストンピングを放ち、ついにSAKIが場外転落。櫻井が一人残りのリングアウト
勝ちとなった。
最後を飾った櫻井がマイク。
「サバイバルwave、ブルータッグが勝ったぞー! 昨日熱い試合をして、今日、熱いパートナーとして一緒に戦ってくださって、
いつ希さん、翔さん、ありがとうございましたー! 今日はCATCHの試合じゃなかったけど、昨日世羅りさにも勝ったし、私がこのブロック
勝ち上がって波女になるぞー! 今日GW最終日、この北沢タウンホールを選んでくださってありがとうございましたー!」
 最後は「これがwaveだー! そしてこれがCOLOR’Sだー!」で大会の締めくくりとなった。
・バックステージ
SAKI「多恵ちゃん久しぶりにタッグ組めてめっちゃうれしかったー。合わせて緑着てきたし。3対2だったけど、なんとか勝ったし
…いや、勝ってねーわ」
本間「組めてうれしいんですけど、そもそも3対3、尾崎がいて、3人チームだったんですよ」
SAKI「え? 私なんか都合の悪いこと、全部忘れてた?」
本間「どんなことですか、3人で組んでましたよ」
SAKI「あれ? 最後勝ったの?」
本間「いや…(小声で)勝ってないですね。勝ちたい気持ちはあったんですけど、勝ってないですね」
SAKI「でも二人でタッグだと思ってたからインタビューも二人で多恵ちゃんだけ連れてきたんだけど…」
本間「まず…どうして、そうなったんですか、えっと、尾崎と…何かありました?」
SAKI「尾崎って?」
本間「尾崎妹加、今日一緒にタッグ組んでた組んでた」
SAKI「いや、青チームだった気がするな。青いコスチューム着ててあっち側のほうに立ってた気がすると思う」
本間「いや、青いチームだけど、こっち、こっちのチーム。今日、3人が同じチームだったんですよ」
SAKI「ふう~ん、そうだったんだあ」
本間「CATCHはこっちの5月5日から開幕して自分は違う大会だったので、5月5日いなかったんですけど、
開幕終わって今日来たらすごい空気になってて、それがリングの上にも現れていたから。それ? なんかあったんですか」
SAKI「や、だってわからないのよ。昨日シングルして終わった後、急に突っかかってきたから、わかんない。突っかかってきた
から、こっちも、売られた喧嘩は買いますよってことで、で、昨日の今日で仲良くできませんよね。だから今日は4対2で勝った?」
本間「いや、ちょちょちょと3対3で負けました。いやでもCATCH、私も優勝目指して頑張りますけど、今日は今日、3人で力合わせて
勝ちたかったんです」
SAKI「じゃー、前に行ってほしかったなあ。知らなかったな。でも私は緑合わせてきたのに、向こうに合わせて青着て来たから」
本間「いやいやいや、試合前からすごい空気でしたから。でも妹加はいつも青木だから、緑は持ってないので…。
SAKIさん、今日はダメですよ、メ!ですよメ! 二人ともダメです」
SAKI「そんなこと言ったら、多恵ちゃんも嫌いになっちゃうよ、もう一緒に踊ってあげないよ(と言いながら席を立つ)」
本間「いや、今日踊ったの楽しかったからもう一回、踊ってくださいよ~(とSAKIを追いかけ、インタビュー終了)」
2024.05.05

『CATCH THE WAVE 2024~開幕戦~』

日時
5月5日 日曜日
観衆
412人
場所
後楽園ホール
・入場式
 今年のCATCH THE WAVEは「波女ブロック」でA、B、C、ルチャの4ブロックと
ヤングブロックA、Bの2ブロック、さらにはエリザベスブロックで行なわれる。
波女ブロック、ヤングブロック、エリザベスブロックは独立しており、各ブロ
ックごとに優勝が決まる。
まずは入場式で各ブロックごとの参加選手を紹介。その後、初出場のシルエタ、
尾崎、ゆづき、YUNA、しゃあが選手宣誓を行い、今年も戦いの火ぶたが切って落
とされた。
1,スクランブルwave(10分1本勝負)
△宮崎有妃&米山香織(時間切れ引き分け) DASH・チサコ&ダーク・シルエタ△


 ますは公式戦開始を前にオープニングマッチ。チサコ&シルエタによる異色タッグが実現。
米山とシルエタでスタート。
シルエタがアームホイップで先制するも、米山もアームホイップでお返し。
宮崎とチサコ。
 チサコがヒザ蹴りからフットスタンプを連発。
 シルエタがラリアットからタックル。
 宮崎は倒れず。スクールボーイも2カウント。
シルエタはコーナーを使っての三角飛びミサイルキック。
宮崎が目つきからはずかし固めを狙う。米山も飛び出し、チサコへのはずかし固めを狙うが、これはチサコが一回転して回避。
宮崎はシルエタにはがっちりと決める。
シルエタはメキシコ人初(?)となるはずかし固めの餌食に。
宮崎は続けてキャメルクラッチを狙うがチサコがカット。シルエタ&チサコでダブルのタックルを決める。
宮崎が蘇生すると、チサコ、シルエタにそれぞれラリアット。続いて米山がセントーン、モンゴリアンチョップ。シルエタがキックでカットすると、チサコがミサイルキック。
宮崎は場外からイスを2つ、リングに持っていくと、片方をチサコに渡す。イスでの殴打合戦となり、レフェリーが宮崎のイスをつかんで阻止すると、チサコが背後からイスで宮崎を攻撃。レフェリーのスキをついて、宮崎が殴打したフリをするチサコ。
背後からチサコが蹴り。さらにチサコ&シルエタによるコーナー
トレイン。そしてシルエタが低空ドロップキックからチサコがダイビングフットスタンプ。
ホルモンスプラッシュは自爆、宮崎はムーンサルトを決めるが自爆。
 宮崎はえびす落とし、チサコはウラカンラナもカウント2。宮崎は追走式ラリアット。
 さらにラリアットを打ち込むも2。
チサコはカウンターロケットキックからシルエタのキックのアシストを経て投げっぱなしジャーマン。残り1分。宮崎はラリアット。米山がシルエタのカットに入り、宮崎との合体攻撃を狙ったが、これが阻止され、宮崎はダウン。チサコが宮崎をコーナーへセッティング。
米山がトップロープへ。ここでチサコが米山をデッドリードライブ気味に投げつけ、宮崎にぶつけて同士討ちの形に。チサコはダイビングフットスタンプを急降下させたが、ここでドローとなった。
2,CATCH THE WAVE 2024 ・YOUNGブロックA(10分1本勝負)
<2点>YUNA(7分9秒、体固め)しゃあ<0点>
※ムーンサルトの自爆から体を入れ替える


 今年のヤングブロックは2ブロック制。7・14後楽園でA、B優勝者による決定戦が行われ、小波女が決定する。
 まずは仙女から出場のYUNAとしゃあによる公式戦からスタート。ロックアップからバックの取り合い。腕の取り合いと続く。しゃあがマウントパンチからヘッドロック。
グラウンド式に移行する。これを振り払ったYUNAがドロップキック3連発。4発目を
防ぐとしゃあがヘア投げからコーナーで顔面を踏みつける。
そしてロープに張り付け、背後からドロップキック。そして鎌固めを決める。
YUNAが首固め、スクールボーイ、低空ドロップキックを3連発。さらに今度は通常のドロップキック。しかししゃあも丸め込みで流れを変える。
しゃあの突進をかわしたYUNAが弓矢固め。
そして逆エビにとらえる。
さらに逆片エビへ移行。ロープに逃れたしゃあがネックブリーカーを3連発。
ブレンバスターを決めたがカウント2。ここでエルボー合戦へ。
YUNAがドロップキック。コーナーに振るもしゃあがブーメラン式ミサイルキック。
延髄蹴りからフィッシャーマンとつなぐもカウント2。しゃあがムーンサルトを狙ったがこれは失敗。
そのまま、YUNAが丸め込んで3カウント。まずはYUNAが2点をゲットした。
・バックステージ
「自分のデビューしての勝利が初めてで、CATCH THE WAVEに出させていただくという
ことになったときに絶対取ってやると思っていたので、それが初戦で初めて勝てて
とてもうれしいです。このあと当たるゆづき選手と炎華選手はじゃじゃ馬トーナメント
にで出られていたんで、対戦はしたことがないので、自分のドロップキックで倒したい
と思います。そして全勝したいと思います」
2,CATCH THE WAVE 2024 ・YOUNGブロックA(10分1本勝負)
<2点>炎華(8分5秒、エビ固め)ゆづき<0点>

 炎華が開始早々、ドロップキックを4連発。さらにエルボーを連打。ゆづきは倒れない。
ゆづきはエルボーで反撃。突進する炎華をタックルで倒す。炎華はエルボーを連打。
コーナーに振っての側転エルボーは失敗。ゆづきがヘア投げ。
コーナーに炎華の両腕を挟んでブレイジングチョップを連発する。
炎華はカサドーラで切り返し、流れを変えると、STFへ持っていく。ゆづきはロープブレイクへ。
炎華がミサイルキックを狙うが、ゆづきが逃げると、炎華はロープを伝って回転し、ゆづきの正面へ立つと、側転エルボー。
そしてドロップキック。
ミサイルキックは自爆すると、ゆづきが肩口に抱え投げて投げつける。
ゆづきはコーナーホイップからタックル。さらにタックルを連打し、またもランニングタックル。そしてブレンバスター。逆エビ固めに捕らえたが、炎華がロープにたどり着く。
炎華は首固めを連発もカウント2。ゆづきはラリアットからボディプレス。続けてダブルリストアームサルト狙いに行くが、これを炎華が回避。
ゆづきは体重を乗せたラリアット2連発。カバーに入るが炎華は2で返すと館内大歓声。
ゆづきのボディプレスを自爆させると真横からエビ固めの体勢に入り、そのまま3カウントを奪った。苦戦を強いられながらも炎華が2点を獲得した。

「大事な初戦で2点を取れたことはうれしいですけど、体格差のある相手に、やられっぱなしで反省ばかりです。
スタミナが切れるくらいにやられっぱなしだったのでもっともっと練習して、いつか体格差があっても余裕で勝てるくらいに、絶対になりたいと思います」
<b>4,CATCH THE WAVE 2024 ・Aブロック(15分1本勝負)
<2点>櫻井裕子(6分39秒、リングアウト勝ち)世羅りさ<0点>

 世羅が入場すると、いきなり櫻井にアピール。「オマエ、さっきまで裸足だったようだけど、
なんでいま靴を履いてるんだよ」と、前回の対戦で勃発した侍による戦いを再び挑もうとしている
のか。櫻井は入場式には裸足で参加していたが、この試合ではシューズを履いている。
「私はキャッチに命かけてるんだよ!」と櫻井。
「私だってかけてるんだよ、しかし今日は真の侍をかける闘いだったことのは忘れてるのか」と世羅も
返す。
「忘れてない!」と真っ向から対立する櫻井。
「いざ勝負」と世羅が勝負を挑む。
両者、エルボーでの殴り合いでスタートし、ここからともに打ち合いが続く。
何度も打ち合いが続く中、櫻井が倒れる。再びエルボー合戦。
「どうした、侍ー!」と世羅。櫻井はリストロック式のエルボー。
世羅もリストロック式エルボーで打ち返し、再び櫻井を倒す。
 櫻井は立ち上がると再びエルボーを連打。世羅も打ち返し、またも櫻井が倒れる。今度は世羅が左右のエルボー、櫻井がまたもダウン。
 それでも立ち上がると、エルボーを打つして、世羅の裸足にストンピング。
痛がる世羅も櫻井の足へ踏み返すがまったく効果なし。櫻井がさらに裸足を踏みつけると
「お前それでも侍かー! 侍と言うなら靴を脱げー」と、アピール。
櫻井が靴を脱ぐ姿勢に入るも、世羅が背後から襲い掛かろうとすると、即座に立ち上がり警戒する。
今度は世羅の正面に向きながらシューズのひもを解き始める。さらに、靴下も脱いで裸足になる。
そして、左足のシューズを脱ぎ始めたとたん、世羅がスクールボーイ。カウント2で櫻井が返すと、場内は世羅へ大ブーイング
「そんなの侍じゃねえんだよ、オマエが持ってきた竹刀持って来いよ、やってやるよ」と今度は櫻井が世羅を挑発する。
そして、世羅が竹刀を取りに行こうとすると、その瞬間、櫻井が丸め込むもカウント2。
世羅は櫻井の足を引っ張り場外戦へ。二人はリング外でも同じようにエルボーで殴り合いながら
場外戦が続く。
場外カウント9で櫻井がリング内に滑り込むと、そのままリングアウト勝ちとなった。
世羅は場内へ姿を見せることがなかった。
・バックステージ
「CATCH THE WAVE2024開幕戦、因縁の世羅りさから勝ちを取ったのは、私、櫻井裕子です!
油断させようと思って入場式ははだしで出たんですけど、もう一度、裸足になれって言われて、
マジどうしようかと思ったけど、最後、ぼこぼこにしてリングに戻ったから、決勝戦でもしっかり
勝ちを取って、Reginaへの挑戦権を手にして、もう一度、宮崎さんと対戦したいと思って
います!」
5,CATCH THE WAVE 2024 ・Bブロック(15分1本勝負)
<1点>SAKI(4分45秒、両者リングアウト)尾崎妹加<1点>

 握手と見せかけ、いきなり妹加がラリアット、SAKIもカウンターキックで返す。
SAKIはブレンバスター。妹加もラリアット。SAKIは場外転落。
場外での乱闘が続く。妹加はSAKIを鉄柱にぶつけるも、自らリングへ戻す。
リングに戻り、ブレンバスター、さらにセカンドロープからセントーンも2。
妹加の突進をSAKIがみちドラ2で返す。妹加は持ち上げるもSAKIが後頭部へのニー。
SAKIの突進を妹加がラリアット。SAKIがコーナーに上がると迎撃のラリアット。SAKIが場外へ。
再び場外戦。SAKIは妹加にエルボーを乱打。妹加も鈍い音が響くほどのエルボーで返す。
そして、場外でアルゼンチンの体勢に入るもSAKIがうまく回避。逆にエプロンでのブレンバスター
を仕掛けるが、そのまま両者が場外へ転落し、カウント10以内に入れず、ドローとなった。
試合後も両者のつかみ合いなり乱闘が続く。一度はセコンドの手で引き離されたが、SAKIが
追いかけ二人は再び殴り合いの乱闘に。大荒れのまま、両者が控室へと引き挙げた。引き分けと
なり、ともに1点と言う結果に終わった。
6,CATCH THE WAVE 2024 ・Cブロック(15分1本勝負)
<2点>青木いつ希(11分49秒、ジャパニーズ・オーシャン・
バックドロップホールド)関口翔<0点>


 開始前、観客席から電話がなると、青木が「マナーモード! よかったな、オマエ、試合前で」
とフォロー。
握手するものの、いきなり距離を取る関口。それでも青木の「よろしくお願いしまーす!」の声が鳴り響く。
 まずは腕の取り合い。そしてエルボー合戦へ。ともに打ち合いが続く。
関口がコードブレーカーからドロップキック。コーナーに振るも、青木は場外エスケープ。
エプロンに上がった青木へ関口がドロップキック。関口はエプロンからトペコンヒーロー。
場外へ落ちた青木の右腕を鉄柱にぶつける。リングへ戻ると、関口がミサイルキックを青木の右腕に命中させる。
さらにワキ固めと、青木の右腕への攻撃を徹底させる。
再びエルボー合戦となるも、青木のエルボーの威力が半減。それでもエルボーをあきらめると、ブロックバスターで投げつける。
そして関口をロープにもたれかけさせると、背後へのランニングニーからブレンバスターホールドに持って行くもカウント2。
そしてニードロップ。さらに「翔、つぶれろー」とセカンドロープからダイビングボディプレス。
2カウント。青木が突進すると、関口はロープを使ってのアームブリーカー。そしてミサイルキック。
関口の突進に青木がタックルで返す。関口は延髄蹴りからランニングネックブリーカー。
青木は投げっぱなしジャーマンも関口はSTO、青木がラリアットと両者、技の攻防が続き、ダブルダウン。
両者ヒザを付いた状態でのエルボー合戦。スタンディングとなっても、エルボーの打ち合いは続く。
青木の鈍い一発でついに関口はダウン。青木はすかさず腕ひしぎを決めるも、関口はアームバーに
切り返す。
 青木は必死にロープに足を伸ばす。青木はエルボーを打ち込むと、さらにトラースキック。
青木がタメを作ってのジャーマンも2。そしてトップロープからのボディプレスも2。
関口は延髄蹴りから飛びつき式の腕ひしぎ。ガッチリと決まったが、青木が必死にもがいてロープへ。
青木はラリアット、これに対して、関口が丸め込むもカウント2。青木は再度、ラリアットを打ち込む。
ここでダメ押しのジャパニーズオーシャンバックドロップホールドを決めて3カウントとなった。青木が2点を
獲得した。
・バックステージ
 「CACTH THE WAVE2024、はじまりましたね。というかうちのブロック、同期ばっかり、簡単に行けるとは思っていなかったですけど、やられると思ったけど、これは初戦からいい波ですよ。
やっぱり日本海の女だから、荒い波のほうが燃えます。(100万円の使い道は?)まず、免許取得のための学校に通う。ショーンキャプチャーは島根県での活動が大事だから、島根県の営業には車が必須だから。島根のために免許を取ります!」
7,CATCH THE WAVE 2024・エリザベスブロック〜WWWD世界エリザベス選手権試合(60分1本勝負)
(ゲスト)永島千佳世(11分2秒、ヨーロピアンクラッチ)シン・広田エリザベスさくら<-1点>
※永島が第17代エリザベス王者となる。もう一人はチェリー。


 エリザベスロックは勝ち点1、負け点ー1、-3になると、ブロック失格という危険をはらんだブロックとなる。またゲスト扱いの選手も参戦可能となり、幅広い闘いがみられそうだ。
今回、永島はゲスト扱いのため、点数のかかわりはない。「千佳世さん、お久し
ぶりですね」と握手を求める広田だが、永島はその手を張り拒否。まずは3者への
コール。ここで永島が「ていうかさあ、私この枠嫌なんだけど、エリザベス。だってまだ動けるもん」
とアピール。広田は「ちょっと待ってください、まるで私たちが動けないみたいじゃないですか、
年齢的には53でしたっけ? おかしくなったんですか」と広田が返す。
そして広田とチェリーが結託すると、永島をロープワークさせ、何往復も走らせる。さらに今度は
3人がそれぞれの方向を走り出す。3者によるロープブレイクワークと言う展開となったが、だんだん
それぞれが遅くなり、足がもつれて3人ともダウン。
今度は広田が永島に共闘を呼び掛ける。「やってやりましょう、でもその前に休憩させて…。そんな早い動きとかエリザベス求められていないので」と少し休んでから、チェリーを攻撃。まずは広田がコーナーに振り、永島がエルボー。広田もそれに続くふりをしながら、永島の背後からスクールボーイを決め、カウント2。まさかの裏切りに抗議する永島。
気を取り直して、再びトレイン攻撃。永島のエルボーに続き、広田がまたも背後から丸め込みを狙うも、永島が気づき、動きを止める。バレバレとなった広田は、開き直って永島へフェースバスターからプロレスLOVEポーズ。さらに腕を取るが、永島が振り払って拒否。これには大ブーイング。「永島さん、なに考えてるんですか? エリザベスで、後楽園のメインですよ、後輩の見せ場つぶしてんじゃんえーよ」と文句をたれるも、永島はフェースバスター。
自らロープに走り、次なる攻撃を狙うが、場外のチェリーが
足を引っ張る。永島は場外へ。今度はチェリーが広田の腕を取る。広田がロープを縦横無尽に渡り歩き、
さらにトップロープに乗る。ロープジャンプも成功させるが、「もう一回!」コールで再度、挑戦すると失敗。
広田はチェリーの足をすくうと、ロープに張り付け、ボ・ラギノール。場外転落したチェリーに向かって、トペ狙いで走り込むも、永島がドロップキックでカット。リングへ戻ったチェリーは広田へコルバタ。そして変形4の字を決めるも、永島がセカンドロープへ上がる。「どちらにしようかな」と迷いながら、フットスタンプを降下させる。これが広田の足へ命中。広田は悶絶しながら場外へ。
チェリーが永島へネックブリーカー。ボディへのパンチから「熟女が熟女にドーン!」は失敗。広田がボ・ラギノー
ルを永島に決めるも、永島が広田の手を踏みつけてボ・ラギノール封じに出る。永島が裏投げ。フォールに
行くもチェリーがカット。今度は広田が永島へのヘナーラ狙いもチェリーが裏拳でカットに入る。
広田に誤爆。永島がすかさず突進したが、広田がFFD。永島はカウント2で返す。ここですかさずチェリーが広田に春夜恋を決めたが、永島がカット。チェリーは「熟女は熟女にドーン!」を永島、広田に連発する。そして横一列に並べると、チェリトーンボムを二人めがけて敢行するが失敗。広田はウラカンラナを決めるが永島が返し、逆に永島も丸め込んだがこれも2カウント。
広田はジャパニーズレッグロールを狙いに
行くが、倒れ込むところを手で押し返し、そのままヨーロピアンクラッチに決めると、3カウント。
永島が第17代エリザベス王者となり、広田はリーグ戦をマイナス1点スタートとなった。
「つーかさあ、広田、チェリー、おまえらのせいでエリザベス枠になったけど、まだ私は若いんだよ。でも、
いただけるものはいただきますんで、今日はありがとうございました」と新チャンピオンの永島がマイク。
引き揚げようとする永島に、広田もマイクを握る。「ちょっとちょっと、なに帰ろうとしているんですか。
これ後楽園ですよ、CATCHの開幕戦ですよ、せめてそれなりのこと言って締めてくださいよ、永島さんは
55歳だったっけ? (「48だよ」の声)もうすぐ50歳ってことで。エリザベスはゲスト参戦でしょ、また
戻ってくれないと。5月のどこかに来てくださいよ。(「あと一人は?」と永島)すごいメンバーが名乗り上げてくるから。6月の早いほうにもう一回来てくださいよ、6月の7! 新宿FACE!」
ここで二上会長も割って入る。
「5月12日、北海道、明日。下北。5月26、岐阜、大阪…」
日程候補を挙げていくと、「急に言われても…」と永島は困惑しつつも、6・7新宿への出場を受諾。
「わかりました。6月7日はベルト持ってゲスト参戦。6月7日までに無駄に防衛戦をやらないでください。
一応、話通してください」と二上会長が防衛戦の日程を決定した。

取り残された広田がマイクを握る。「負けた私が締める的な…CATCH開幕戦ではございますが、ベルトを簡単に離しました。今日を持ってエリザベス関連グッズはすべて販売しなくなります(場内・笑)。すべてリリースも今後はエリザベスを取ってお願いします。こんな開幕戦となりましたが、今日見ていただいた通り、CATCHの参加選手たちは個人のプライドを、いろんなものをかけて戦っています。
まだ見ていない選手、始めてみる選手も素晴らしい戦いをしてくれると思います。勝敗は大事ですが、勝敗にかかわらず、CATCHのすべてをかけている選手を応援してください」

最後は「これがwaveだー!」を広田が行い、こうして波乱の開幕戦が終了した。
・バックステージ
永島「(エリザベスのベルトを巻いたことに対して)複雑…でも取れちゃったって感じだけど、私もベルトを
落として腰が寂しかったから、よかったんじゃないの?
広田は正直、読めないからその上をいかないといけないから。やっぱりほかのレスラーと違っていろんな頭の
切り替えを持っているから。だけど、私もまだまだ衰えていないというところを見せれたんじゃないかと思います。
(まったく関係のないところからベルト挑戦、後楽園のメインとなったが)本当だよね、しかも締めろって
言われたから。急遽決まったことだし、ベルト戦も。ぜーんぶ急だからさ。本当、何年ぶりくらいだろう、
waveって、ねえ、まあでも、このベルトを巻いたっていうことは、最強の40代を目指します!」
2024.04.27

「Detras de Lazona vol.20」

今大会はリングアナが欠場中の網倉理奈が担当。また同じく欠場中の狐伯とともに前説を務めた。網倉は今大会を「すごい盛りだくさんで、ギュッと詰まってボーンッ!みたいな」と見どころを語る。一方、狐伯はケガの状況を報告。
「わたくし、4月21日、人生初めての骨折しました。手の甲の骨を2本折りまして欠場させていただくことになりました。前回のアミスタで、今日のカードを発表した後に、骨折しまして。ここ(コーナーポスト)に手を付いたら、バキッていう音がしたんですよ。
人生初の骨折、人生初の欠場ですけど、早く治るように頑張ります」と明かした。
1,FUTURE wave(15分1本勝負)
櫻井裕子(9分40秒、片エビ固め)ななみ
※変形フェイスバスター


 オープニングマッチは櫻井対ななみ戦から。ななみが「お願いします」と握手を求め、こ
れに櫻井も応える。バックの取り合いからルチャムーブに移行。タックル合戦は互角のぶつ
かり合いとなり、何度もぶつかり合う。今度はななみが突進してのタックルで打ち勝つ。さ
らにダイヤル固め。櫻井がコーナーに振るもキックでカットし、ななみはエプロンに乗り、
スリーパーで絞める。さらにタックルを放ち、コーナータックルからフォールも2。
ここからスタンディングでのエルボー合戦。櫻井がリストロックして連打を放つ。優位に立つとコブラツイストから、グラウンドコブラに移行するも2。
櫻井がコーナータックルからタックル。ボディプレス。さらに抱え上げるも、ななみが背後に回り、スタンディングのスリーパーに取る。ここからグラウンド式に移行するが、櫻井は足をロープにかける。
ななみがタックル。セカンドロープからのダイビングボディプレスも2カウント。ななみが突進
したところを櫻井はボディスラムで切り返すと、ドラゴンスリーパーへ。グラウンド式に持ち
込むも、ななみはロープに逃れる。
なみはカウンターキックを切り返しスクールボーイ。ジャパニーズレッグロールと丸め込む。
ここからエビ固め合戦となるが、どちらもカウント2で返す。ななみは櫻井のカウンターキックを
すかしてエルボーで返し、ノーザンライトスープレックスも2。ななみの突進を櫻井はカウンター
キックで返し、再度、ドラゴンスリーパーにとらえる。そして、ファイナルカットは2。粘るなな
みだったが、櫻井が変形のフェースバスターから片エビ固めで止めを刺した。
2,WWWD世界エリザベス選手権試合(30分1本勝負)
<王者>シン・広田エリザベスさくら(9分3秒、エビ固め)チェリー<挑戦者>
※春夜恋をつぶしてフォール。チェリーの要求で、急遽、タイトル戦へ変更。二上会長の判断により、セミ、メインもタイトル戦へ変更。もう一人の挑戦者はLeon。第16代王者・広田が初防衛に成功


 広田は王者らしく、自作のエリザベスガウンに身を包んで登場。後ろから見ると、タケちゃんマンに
見えなくもない。
チェリーがマイクで広田を挑発。「そんな立派なガウン着て、今日、タイトルマッチやってもいいんじゃ
ないですか? だって、チャンピオン。戦う前から負けること考えてるんですか。いつ何時誰の挑戦でも
受けてくださいよ」と闘魂イズムなセリフをぶつける。
広田は「もし私が負けたら、制作物すべてつくり直し、あれだけ(29日後楽園での防衛戦を)告知した
ディアナさんに迷惑がかかるんだよ!」と言い返し、受ける気はない様子。
チェリーは「29日空いてますよ」と王座交代しても大丈夫と言いたげ。「このメンバーだと、万が一、
移動するかもしれないんだよ」と広田は本音を吐く。

 ここでチェリーが二上会長に問う。二上会長、「待て待て、エリザベス、やりましょうよ。今日、川崎の
裏側で(スターダムの)横浜BUNTAIやってるのにこんなに(お客さんが)来てくれたんやで。しかも、1本
めから(お客さんのテンション)爆上がりやで。変なもん、飲んで来たんかというくらい(観客・笑)あれ?
このあと、宮崎さんですよね、カラミネンスですよね、ということは全部タイトルマッチでいいですよね?」と
残り試合すべてタイトルマッチにすることを二上会長が提案。これには控室から各選手も飛び出し、事の成り行
きを見守る。「尾崎妹加さん、(宮崎と)初対決でタイトルマッチでもいいですか?」と確認すると、妹加は
「やったー!」と喜びのバンザイポーズ。
さらに「(炎華へ)勝ったらちょちょたんとタッグのチャンピオンですよ」と言えば、炎華も喜びを隠せず。
「じゃあエリザベスとReginaとDUAL SHOCKやりましょう!」と二上会長が決断すると、場内は爆発的な盛り上がり。
「BUNTAIより盛り上がるぞー!」と意気込むと、さらに大歓声が起きた。
網倉リングアナが「第2試合はWWWDエリザベス選手権30分1本勝負に変更となります。それではチャンピオンベルトの返還
になります」とタイトル戦セレモニーへ移行しようとする。
「絶対やだー」と言う広田に「勝てばいいから」と二上会長は檄を飛ばす。
レフェリーの「シェイクハンド?」という問いかけに広田は「絶対にするかー!」と絶叫。試合開始。いきなりチェリーと
Leonが広田に突っかける。チェリー、Leonが連続でコーナータックルもカウント2。チェリーがLeonにダブルを要求し、
クロスライン。しかし、Leonの背中を押し広田へ覆いかぶせてから、ニードロップを浴びせてさっそくの裏切り。
チェリーはLeonのボディへパンチ。しかし、Leonは風車バックブリーカーで切り返し、コーナーで串刺しスピアー。
さらにダブルアームスープレックス狙いも背後から広田が忍び寄り、ボ・ラギノール2連発。ここから3人がロープワーク
で別々の方向へ走り出し、Leonが広田、チェリーの正面に立つと、ダブルのスピアーで吹っ飛ばす。
チェリーが「イスに座りたい…」と漏らす。広田が「オマエ、イスに座らせたらまた『追ったまげー』とかするんだろ、
今日はさせないぞ」と制す。
「それにしてもコイツ、40代と思えんな…」とLeonの体力に感心するする広田。今度は広田&チェリーが結託してLeonに
襲い掛かる。広田がボ・ラギノールを連発してLeonを場外へ落とす。チェリーが広田の腕を取る。広田は腕を取られたまま、
コーナーを自在に動き回る。そして、逆にチェリーの腕を取ってロープ渡り。ジャンプでのトップロープ着地も成功するが、
「もう1回」コールでやはり失敗する。それでも気を取り直し、「横浜まで悲鳴を聞かせてやるぜ」とチェリーをロープに
張り付け、ボ・ラギノール。Leonが広田をつかまえてコーナーに振るも、スイングDDTで返す。Leonが広田にスピアー。
チェリーが広田へボディパンチから逆片エビを決める。さらにLeonの足も捕らえ、二人まとめてダブルの逆片エビ固めに
決める。
チェリーはLeonにチョークからコルバタ。「熟女が熟女にドーン!」はすかされるも、広田がLeonの足を引っ張り対面する。
「Leon、お前とはさかのぼること7年くらい前にしか試合したことなかったぞ。だからこそ、今日は白黒はっきりつけなき
ゃいけないんだよ、だから、寝とけー」と言い、高田純次の体勢へ行くも、ロープワークの際にLeonがスピアーで壊すと
大ブーイング。フォールに行くも、チェリーがカットに入る。「さっきから邪魔してるんじゃねえ」とLeonはチェリーへエア
プレーンスピン。広田はウラカンラナでLeonを丸め込む。Leonが場外へ落ちると、広田とチェリーがエビ合戦に突入。どちらも
カウント2で返す。ここでチェリーが春夜恋に行くも、回転の途中で広田がエビ固めに丸め込み、そのまま3カウント。
見事、王座防衛に成功した。
改めて、エリザベス王座を守り抜いた広田は「まずは最初にGAMIさん、余計な作業が増えなくてよかったです。そして(セコンド
の)Himiko、見てたと思うけど、私が正真正銘のチャンピオンになったかからな。29日、オマエとちっさいおばさん(米山)と
戦うけど、最後にこのベルト持ってるのは私だから覚えとけー」と挑発した。
3,Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
<王者>宮崎有妃(12分6秒、体固め)尾崎妹加<挑戦者>
※直伝デスバレーボム。第21代王者・宮崎が4度目の防衛に成功

 まさかのRegina戦となったシングルマッチ。宮崎と尾崎はこれが初対決。宮崎は当然のごとく、Reginaのベルトを持って入場。
尾崎は「お願いします」と手を差し伸べる。これに宮崎も応える。緊張感のある中、スタート。
まずはロックアップで力比べ、これはまったくの互角。今度は手四つ合戦のまま、ぶつかり合う。これもまったくともに
一歩も引かず。そして、タックル合戦へ突入。これも互角。宮崎から、また、妹加から、それぞれタックルでぶつかっていく。
妹加は走り込んだところ、宮崎が足への低空ドロップキックで妹加を倒す。そして、逆片エビにとらえる。
妹加がロープをつかむ。宮崎はキャメルクラッチ。DDTから、インディアンデスロック。宮崎が全体重を乗せて絞る。
妹加はパワー全開でロープに逃れると、「すごいねー」とその力強さを認める。宮崎が背後に回るが、妹加はエルボーで切り返す。
宮崎は正面から目つき。そしてはずかし固めを成功させる。レフェリーがギブアップの意思確認に「ノー!」
と言うと、宮崎は「ノー? 初めてなのに?」と驚く。
宮崎はコーナーラリアット、妹加もコーナータックルでやり返す。妹加はアルゼンチン狙いで抱え上げようとするが、宮崎が堪える。
妹加はエルボーを連打、宮崎も連打で返す。宮崎はブレンバスター狙いに行くが、妹加が投げ返す。セカンドロープからセントーン
を投下も2。
そして、宮崎をコーナーに乗せて、背中側からアルゼンチンバックブリーカーで持ち上げることに成功。そして放り投げる。妹加は
トップロープからの攻撃を狙うも、宮崎が迎撃体勢に入り、逆に雪崩式ブレンバスターで投げる。ダブルダウン。両者が立ち上がり、
ラリアットの相打ちとなるが、どちらも倒れない。再度、互いに走ってのラリアット相打ち。その後も、相打ちが4度続いたがどちら
も倒れない。5度目で両者フラフラになりながらも倒れない。さらに6度、7度と続く。8度目でついに妹加が片ヒザをつき、それでも
倒れない。9度目と続き、10度目でついに妹加が打ち勝った。今度は宮崎が自ら走っりこんでお返しとばかりにラリアット。
妹加はスクールボーイで丸めると、トップロープからダイビングセントーンを狙ったが失敗。宮崎は背後から後頭部へのラリアット。
さらに正面からもラリアットを決めて一人サンドイッチラリアット攻撃もカウント2。宮崎はトドメとばかりに直伝デスバレーを決めて
3カウントとなった。
王座を守った宮崎はマイクをつかむ。「GAMIさん、焦りますよ。どんな試合でも気合はもちろん、入ってるのですが、それがベルトかかる
とかかからない話はもう2、3段階上の…。もう、焦りました。でも、(妹加へ)今日はありがとう。今までベルト持ってたことあるけど、
初対戦で組んだことも戦ったこともない先取と名やるとは思いませんでした。あまりしゃべったこともない。でも、知ってはいるんだよ。
本間といつも一緒に一緒にいる、舞台も見に行ったことあったけど、まさかタイトルマッチになるとは。すごかった、アルデンチン、めちゃ
めちゃ痛かったよ。アイアンチャンピオン?(妹加『ウエイトリフティングです』)全然違うよね(笑)。すごいよね。こんなに当たり合い
ができて、テンション上がる選手はなかなかいないと思います。すごい楽しかった。もう一回やりましょう」と自ら再戦を望んだ。
4,DUALSHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<王者組>〇SAKI&世羅りさ(14分38秒、片エビ固め)炎華●&梅咲遥<挑戦者組>
※ひねり式リバーススプラッシュ。第36代王者組が初防衛に成功

メインは炎華と梅咲がまさかのタッグ王座挑戦と言う状況に。入場時、炎華は梅咲とともに、客席を回ってアピール。タッグチームらしさを見せる。
いっぽうのカラミネンス。「初防衛戦だろー。気を引き締めるよ、初防衛失敗するわけにはいかないから」と世羅が気合を込める。
試合前のタイトルマッチ記念撮影で横一列に並ぶ。「久しぶりじゃない?」(SAKI)「確かに」(世羅)と二人で言い合う。
「締まっていこー!」とSAKI。挑戦者組の握手を世羅が手でのけるとブーイングが起こる。SAKIはしっかりと握手で応え、「はあ?」と世羅の行動に
疑問符を投げかける。
世羅は「正々堂々やるよ」と宣言。カラミネンスはじゃんけんで先発を決めると見せかけ、奇襲をかける。梅咲をとらえ、ダブルのバック
ドロップに決めるもカウント2。
世羅が抱えるが、梅咲はスクールボーイからドロップキック。炎華がタッチして飛び出すと、世羅はストンピングから炎華の顔面を踏みつける。
これには大ブーイング。SAKIが首投げからサーフボード。世羅は「正々堂々とやらせていただきます」と炎華の髪をつかむと大ブーイング。
さらにヘア投げ。レフェリーが注意すると、「ヘア持ってねえよ」とアピール。
さらに炎華の顔面踏みつけに大ブーイング。コーナーエルボーからフォールもカウント2。SAKIにタッチ。炎華がメリーゴーランドに切り返し、
梅咲へタッチに行くも、世羅が背後からカットしタッチさせず。またも大ブーイング。
世羅は梅咲をコーナーから引きずり出す。SAKIは炎華をカンパーナにとらえると、世羅も梅咲へカンパーナ。SAKIが炎華にストンピング。
世羅にタッチ。世羅が「正々堂々やるぞ」と言いながら出てくるも、コーナーで再び炎華の顔面踏みつけ攻撃。
世羅は「正々堂々だろ、どう見ても」と悪びれず。そして逆エビへ。さらに炎華をコーナーに振るもブーメランアタックでやり返す、梅咲が出ると、
カラミネンスがダブル攻撃狙い。これに対して梅咲がダブルのネックブリーカーで切り返し、低空ドロップキック。世羅にコルバタからドロップキック。
ボディスラムを狙いに行くも、世羅がエルボー。梅咲もエルボー返し。さらに連発で打つ。世羅はニーを顔面に当て、セラリズムバスターも2。
SAKIがビッグブーツからアトミックドロップ。さらにチョキパンチと見せかけてのグーパンチを梅咲の顔面に当てる。「グーだ」とレフェリーに抗議する
梅咲。レフェリーは「パーでやりなさい」と注意を促す。ならばとパーパンチを当てるも梅咲はカウンターのエルボーからランニングエルボー。炎華がドロッ
プキック。側転エルボーはかわされる。SAKIもコーナースプラッシュは自爆。炎華がウルトラコルバタ、梅咲のコーナードロップキックによるフォローから
今度は炎華が側転エルボーに成功。さらにミサイルキックと畳みかけるも2カウント。
炎華がSTF。梅咲は世羅をアミスタの壁の間に挟んで身動きを取れなくする。SAKIは自力でロープブレイクに持っていく。
炎華はエルボーを連打。SAKIはブレンバスター。バックドロップ狙いもこらえられると、リバースジャイアントスイング。
世羅とSAKIは炎華と梅咲を別々のコーナーに振り、交差してのコーナーエルボー。そして新幹線アタックと水平ニーも交差して決める。さらにコーナーニーと
コーナースプラッシュの競演も見せた。
SAKIはこの勢いのまま、炎華へサソリ固め。そしてカウンターキックを見舞うと、炎華もエルボーで返す。SAKIはこれにキックで返すも、
炎華もエルボーで返す。「来い、オラ!」とあえて胸を突き出すSAKI。炎華も気迫のエルボーを打ち込む。梅咲がドロップキック、ブレンバスターで
フォローに入ってから、炎華はジャパニーズレッグロールで丸め込んだが2カウント。炎華の突進はSAKIのみちドラ2で返されるもカウント2でキックアウト。
炎華は背後に回りエビ固めでSAKIを丸め込むも2。すると、世羅も割って入りダブルによるランニングブレンバスターから最後はひねりを加えてのリバース
スプラッシュで炎華を押さえ込み、3カウントが入った。
試合後、カラミネンスがマイク。
SAKI「世羅ぽん、この間、世羅ぽんがこのベルトの最多防衛回数を一緒に狙いたいと思ってると言ってくれて、めちゃめちゃうれしかった。
もし、かなったら二人で一緒にハワイに行こうと思ったけど、かなえるためにはやっぱり、正々堂々がいいと思うの。どう思う?」
世羅「正々堂々頑張ります。今日、1回だけだけど、うーんって我慢できたからこれがもう、もうーんって我慢できると思うんだ。正々堂々
やることができると思うんだ、だから一緒にハワイに行きましょう。ハワイ行くぞー!」
世羅が「せっかくだから上がりましょう!」と号令をかける。
代表して宮崎がマイク。「本日はアミスタ大会ありがとうございました。さっきも言ったけど、タイトルマッチは普段の試合より気合が何倍もいるじゃん、
今チャンピオンの人たちが全員防衛できてよかったと思います。でも、これから始まるCATCHはもっともっと気合入れて波女になるために
頑張らなきゃいけない大会だと思います。狐伯もCATCH終わるまでに復活して参加できると信じています。あなたが暴れなければ骨はくっつくから。
わかった? 動きが速いんですよ。反射神経とかあるんだけど、余計なことしてぶつけちゃうとか、そういうタイプの人間なんで。参加できると思います。
行動はゆっくりでいいから、必ず治して、CATCHに参加してください。
GAMIさん、55歳、そして5・5のゴーゴーゴーゴーの後楽園ホール、始まります。こんな5が並ぶなんて。ゴーゴーゴーゴーのCATCH THE WAVE、みなさん気合
入れて頑張りましょう。がみさん55歳、5・5の後楽園ホール、ゴーゴーゴーゴー、これがwaveだー!!!!」
2024.04.14

「Detras de Lazona vol.18」

・入場式

 今大会は、広田の誕生月(4月12日生まれ)と言うことで、今日は広田によるプロデュース興行(仮)。そして新リングネーム発表という、大事なまずは入場式で広田があいさつ。
「さっそくですが、新しいリングネームになります。先ほど、仙女さんのリングで最後の旧姓・広田さくらでの試合をしてまいりました。さっそく新リングネームを発表させてもらおうと思います。(遅れてきたお客さんが会場に入ると)あ、いらっしゃいませ。ちょうど、今から新リングネームを発表するんですよ。待ちましょう。さっき、仙女さんのリングで入場しただけで、なにもしてない、しゃべってもいないのに、大広田コールが起きまして。みんな事情知ってた。知ってたからの広田コールで迎えていただきまして。高瀬から3カウント取りましたよ!(場内拍手) ありがとうございます。前日の乱丸フェスタ、あったんですけど、本間多恵とやったんですが、その日なんと、ポートレートが34枚も売れました!!(場内拍手)このポートレートの枚数と今日の広田コールは確実に、離婚したおかげです。それでは、さっそく、私の新しいリングネームは…(名前の書いた紙を広げて)シン・広田さくらに決定しました!この紙は記念なので、今日来ていただいたみなさんにチャンスがあるということで、ガチャガチャの景品にしたいと思います。1点もの、これを当てて帰ってください。この格好(白の全身タイツ)で新しいリングネームを発表したので、このキャラだと思われがちけど、この白塗りは今日だけですので(笑)。それでは全4試合、楽しんでいってください」
1、HIROTA BIRTHDAY WAVE~ver.4.6~(15分1本勝負)
青木いつ希(12分10秒、片エビ固め)炎華
※ダイビングボディプレス。

 この試合、広田が一番近い場所で見たいと言う理由により、ニュートラルコーナー(白のコーナー)に扮し、全身白タイツに顔面を白塗りでコーナーから戦況を見つめる。
 炎華の「お願いします!」という握手に対して、いつものように倍返し絶叫の青木。
広田は微動だにせず、コーナーに佇んだまま。
青木はコーナーをチラ見。試合開始。腕の取り合いから炎華はアームホイップ。ドロップキックを決めるも、タックルで倒される。ニュートラルコーナーを無視して進む試合展開に「青木、もっといじったりして。ここにいるから」と広田が懇願。
 しかし、まったく無視してストンピングから別のニュートラルコーナーにぶつけ、さらにはヘアホイップ。さらに赤コーナーに持っていき、顔面を踏みつける。
「こっちでやってもいいよ」と広田がささやくが、まったく気にせず、青木はまたも反対のニュートラルコーナーへぶつけていく。
「オーケ-、あげるぞー」とボディスラム。広田はムズムズして「こっちは?」と問いかける。青木はストンピングの連打。「こっちに来い」と手招きする広田。リング中央で逆エビに取る。炎華がロープブレイク。青木が赤コーナーに振ると、ブーメランアタックで切り返す。青木もタックルで応戦。
 ニュートラルコーナー前に立つ広田に向かって、青木が炎華を振って、ようやく初コンタクトとなるものの、ラリアットを狙うと炎華がすかして広田に自爆。今度は炎華が突進してコーナータックルを狙うもこれも青木がすかして自爆。どちらも広田に当たりまくる。
 エルボー合戦の後、青木がボディスラム。炎華はコルバタからのドロップキック。側転エルボー。2カウント。
 青木がジャーマンの体勢へ。「炎華、押すな!」と青木がわざと後退してバックに行き、
広田に激突。青木はブルドッギングヘッドロックに持っていくが、ついに我慢できなくなった広田がコーナーから飛び出して、青木にボ・ラギノール。すかさず、炎華はトップロープへ上がるも、ミサイルキックは広田に誤爆。青木はフェースバスターからのボディプレス。さらに背中へのニーからフォールも、広田がカット。青木は「コーナーが何でカットしに来た?」と問い詰めるも、広田は背後に回り、ボ・ラギノール。
ここで炎華がSTF。青木がロープに逃れると、広田は炎華に「しっかり、持ってろよ。絶対持ってろよ」と指示、炎華も「持ってます!」と答える。ここでエルボーを放つとなんと青木にそのまま命中する。「ほんとに持ってたんだね」と広田が驚く。
しかし、二発目の「しっかり持ってろよ」はしっかり誤爆となり、青木がダブルタックルで二人を吹っ飛ばす。
 炎華がスクールボーイ、ジャパニーズレッグロールと丸め込みを連発も2カウント。炎華はエルボー連打も、青木がエルボーで返す。STO、2カウント。
 青木は広田にラリアットを食らわしてから、「炎華、つぶれろ」と叫んでのセカンドロープブレイクからのボディプレスで3カウントが入った。広田は悶絶しながら引き揚げた。
2、チャレンジwave(15分1本勝負)
狐伯(7分42秒、ヒザ十字固め)香藤満月

 まずはロックアップで力比べ。狐伯が押し込んでロープブレイク。香藤がタックル。狐伯はバックに回り、「挙げるぞー」とアピールするが、持ち挙げることができず。ならばと背後からドロップキック。スライディングキックからヘアホイップ。再度、投げようとするが、ボディスラムが無理とわかると首固めで丸め込む。インディアンデスロックに捕らえるもロープに。ジャーマン狙いは香藤も踏ん張る。ならばアキレス腱固めに移行。
香藤がロープに手を伸ばす。狐伯がエルボーから足を踏みつける。香藤はタックルで反撃。狐伯が突進してきた香藤の足をすくうと、低空DDTから低空ドロップキック。狐伯がトップロープを狙うと、香藤も立ち上がり、デッドリードライブ。タックルからボディプレスを2連発。2カウント。さらにボディスラムで投げるが2カウント。
 ここでエルボー合戦に移行。狐伯がボディアタックを決め、トップロープからミサイルキックも2カウント。さらにヒザ十字を決めるもロープ。狐伯が背後からニー。串刺し式フットスタンプから再びヒザを捕らえ、ヒザ十字にとらえてギブアップ勝利。
 試合後、香藤のヒザをいたわるふりして、ストンピングをすると、場内のブーイングを浴びた。
狐伯がマイク。
「初シングル、満月選手最高だった。今日は広田さんのバースデー興行となっています。来週、同じ場所、同じ時間に狐伯のバースデー興行を行ないます。詳細は何も出てないんですけど、参戦選手を先に発表します。狐伯、宮崎選手、広田選手、炎華、梅咲選手、満月ちゃん、本間選手、Chi Chi選手、SAKIさん、みぃ(ハイビスカス)さん。カードはまだ
発表しません」
 と翌21日のアミスタ大会での狐伯プロデュース興行をアピールした。
ここで二上会長もマイクを掴む。
「もう一個、いいですか、CATCHの出場選手いいですか。(香藤へ)みつきちゃんって言うのね、まんげつって呼んでた(笑)。香藤まんげつちゃん、出ましょう、ヤングブロックです」と、香藤のヤングブロック出場を発表した。
3、同門同士、○で○を争う全アミスタが激震するカラフルwave(5分3本勝負)
※各試合、5分1ラウンドで3ラウンド行い勝ち点の多い方が勝利となる。ルールはラウンド毎に変更。その都度くじを引いて決定。
SAKI (1-1) 櫻井裕子
①<英語禁止ルール>櫻井(4分58秒、3イングリッシュ)SAKI
※英語を3回言ったほうが負け。SAKIが3回言ったため、櫻井の勝利。
②<侍ルール>SAKI(時間切れ引き分け)櫻井
※「侍=裸足」で裸足で戦うルール。
③<Yシャツルール>SAKI(3分30秒、Yシャツ脱衣)櫻井
※Yシャツを着用して戦うルール。フォール、ギブアップ、または
Yシャツが脱がされると負けとなるルール。
COLOR’Sによる同門対決は、5分1ラウンドで3ラウンド行ない、勝ちの多い方が勝利となる。
 ルールはラウンド毎に変更。その都度くじを引いて決定する。くじに入っているルールは英語禁止ルール(3回言うと負け)、侍ルール(互いに裸足になって試合を行なう)、Yシャツルール(Yシャツを脱がされた時点で負け)、オンリーギブアップルール、2カウントルール、PRIDEルール(グローブを着用)、K-1ルール(グローブを着用)、通常のプロレスルールの8個からレフェリーが引き決定する。

その結果、1R目は英語禁止ルールに決定。リングアナから「英語を1回言うと、1イングリッシュ、3イングリッシュで負けとなります」とアナウンス。
 「英語禁止なら日本らしく勝負だ!」とSAKIは相撲の構えを見せる。「来い!」という
SAKIに櫻井はストンピングで応じず。そして、腕の取り合いからレスリング勝負へ。SAKIが髪をつかんでのヘッドロックに櫻井は「ヘ…髪の毛!」と、危うく英語を発しそうになる。
 タックル合戦から、SAKIがチョキパンチ。この後、いつものように「セーフ!」と言ってしまい、SAKIが1イングリッシュ。櫻井はカウンターキックから「押さえた!」とフォールとは言わず、日本語で押さえ込む。2カウント。
 SAKIがコーナーへ水平に櫻井をセットすると、ランニングキック。コーナースプラッシュは剣山でかわされる。SAKIは再度、チョキパンチ。この後、「言うか、バカ―!」と今度は「セーフ!」とは言わず。
 櫻井はコブラツイストに持って行く。SAKIはロープに逃れるが、櫻井は技を解かず。「ロープだろー!」とSAKIは思わず発してしまい、2イングリッシュ。さらに「ロープブレイクだろ!」と咄嗟に出てしまい、3イングリッシュ。SAKIの一方的な3イングリッシュで決着となった。
続いて2本目。「何でもこいよー」とSAKI。レフェリーが引いたのは侍ルール。侍=裸足、ということで、両者が裸足で戦うルール。
 まずは、ともにリング上でリングシューズを脱ぎ始める。SAKIの素足を見て、セコンドの青木が「爪かわいい」と言えば、「見えないところもカワイルドにしないとさ」とSAKI。
櫻井がシューズを脱いでいる最中に、すかさず、SAKIが丸め込んでエビ固めも2カウント。
「正々堂々行きましょう!」と握手を求める櫻井。SAKIもこれに応えるが、握手したまま足の踏み合いに。どちらも足を引いて防ぎ合ったが、SAKIが踏みつけることに成功。さらにねじって全体重をかける。
 今度は裸足でのビッグブーツ合戦。SAKIがビッグブーツ、櫻井もお返し、再びSAKIが決めるも、櫻井も打ち返す。続いて、ブレンバスター合戦ではSAKIが投げるも、櫻井もお返しで投げ返す。今度は両者、向かい合って座りながら、顔面を蹴り合う。激しく蹴りあい、互いに引かず。櫻井がダウン。残り1分、スタンディングから櫻井が蹴ると、同じくスタンディングで蹴り返すSAKI。残り30秒で櫻井の足を捕まえたSAKIがアキレス腱にとらえるも、決めたまま時間切れとなった。引き分けということで、これで櫻井の1-0のまま3Rへ。
3R目はYシャツマッチ。ルールはフォール、ギブアップのほか、Yシャツの両腕が抜けた時点で敗退となる(水鉄砲ルールはなし)。
 「お前(Yシャツマッチは)何回目だよー」というSAKIに「初めてです」と櫻井。「初めてやの?」と二上会長も驚く。
 SAKIは「私はなー、私は大田区でも周年大会でも数ある修羅場を潜り抜けてきているんだよー」とこれまでの経験を明かす。さらに「Yシャツと言えば、ブルマだろがー!」と、SAKIはコスチュームを脱ぐと、ピンクのブルマ姿になる。
3R目、いきなりSAKIがアトミックドロップ。ロープに櫻井を張り付けて攻撃。背中へのニーから、カンパーナに取って振り回す。フルネルソンの取り合いから、コーナーに振っての串刺しニー、さらにコーナーに乗せてニーを放ち、コーナースプラッシュ。
櫻井はドラゴンスリーパーに行くが、SAKIも切り返してドラゴンスリーパー。SAKIがエビ固めに取るが、櫻井もエビ固めに取り返す。その瞬間、Yシャツを引っ張ったSAKIが櫻井のYシャツを着脱に成功し、3Rは勝利となった。総合結果は1勝1敗1分けのドローとなった。試合後、Yシャツを投げると、アミスタの証明器具に引っ掛かるハプニングも起きた。
4、WWWD世界エリザベス選手権試合(60分1本勝負)
<挑戦者>シン・広田さくら(10分59秒、体固め)チェリー<王者>
※もう一人は宮崎有妃。第15代王者の初防衛に失敗。広田が第16代王者となる。

 シン・広田さくらと改名しての第1戦は、エリザベスへの挑戦。チェリーはこれが初防衛戦となる。
「顔色悪いね」とチェリー。「大丈夫」と広田。まだコーナーポストに扮した際の顔面白塗りがうっすらと残っている。
チェリーは手を挙げ、「私がチャンピオンだ」と、手四つ合戦を要求する。宮崎&広田はこれに乗ると見せかけ、ストンピングからコーナートレインに持っていこうとする。しかし、広田がコーナーに振るふりをして、そのまま宮崎を丸め込んでフォール。抗議する宮崎に「反射的にやってしまった、みたいな。だから裏切りじゃないんで」と言い訳。しかし、またもコーナーラリアットを決めた宮崎を背後から丸め込む。再び抗議する宮崎に「いや、宮崎さん、別に1本ベルト持っているからいいじゃないですか」と言い返す。その間にチェリーも広田を丸め込むが2。
広田はダブルのフェースバスターから「シン・広田、はじめてのロープ渡り、行くぞー」とロープ渡りからジャンプに成功。しかし、2度目は失敗に終わる。
 広田はチェリーを張り付けると背後からランニング式のボ・ラギノール。さらに宮崎も背後へのドロップキックで加勢。チェリーがウラカンラナを狙うが、宮崎が丸めさせないようにキャッチ。それでも体を入れ替えて卍固めに捕らえる。広田がカット。
 宮崎は目つき。そして恥ずかし固めの体勢に入るも「やんねーよ」とチェリーをぶん投げる。「いい加減にしろ、選り好みしてんじゃねーよ、やれよ」とチェリーは自ら技をかかりに行く。「選り好みはするだろー!」と宮崎は再び拒否。「GAMIさん、見たいですよね」とチェリー。宮崎は「やるかボケー、おまえいくつだよ」と聞くと、「靴は23.5」と絶妙の切り返し。
「断れてるだろ、あきらめろよ」と言う広田を背後から襲う宮崎。宮崎&チェリーが共闘するも、広田は切り返し、ダブルのど輪にチャレンジ。広田だけが飛んで失敗するも、ダブルDDTは成功。さらにダブルボ・ラギノール。宮崎とチェリーが場外へ落ちると、
トペを狙うが、これは腰が引っかかって失敗。
 宮崎は場外でイスを掴むと、リングへ投げ込み、チェリーを座らせてガムテープでグルグル巻きに。そしてチェリーの前で広田を捕らえて「よく見ろー」と恥ずかし固めを披露。目の前で見せられたチェリーは「おったまげー!」と卒倒する。
宮崎がボディスラムから広田とのシーソープレスを狙うも失敗。
 チェリーは宮崎の足を持って、真ん中に広田を挟んだまま逆エビに持っていく。なんとか奇跡の二人が技を解くと、チェリーが「熟女が熟女と熟女にドーン!」を狙ったが、宮崎はすかして広田にのみ成功。
 宮崎がチェリーを抱え上げると広田がボ・ラギノール。技が崩れると、広田は宮崎、チェリーへシャイニングウイザードを連発。
 チェリーがウラカンラナで広田を丸め込んでフォールに行くが、広田もエビで切り返す。ともにカウント2。
 広田はへなーらを狙うが、カウント2。さらに宮崎にはへな拳、ここで再度、ヘナ―ラを狙ったが、これは押しつぶされる。
チェリーが宮崎へ熟女へドーン!を狙うも、逆にえびす落としを食らう。カウント2。宮崎がラリアット。2連発。広田がカット。
 チェリーが広田へコルバタ。ここから春夜恋にいくが、広田がエビに切り返す。ならばと、熟女にドーン!を連発したが、さらに畳みかけようと突進した際に、FFDが決まる。これで3カウントが入り、広田が新王者となった。
試合後、ディアナを代表して香藤が代読でベルトと認定証を授与。
「旧姓・広田さくら改め、シン・広田さくら改め、シン・広田エリザベスさくら、なった
ぞ-。私がチャンピオンになっている間は、名前の間にベルトの名前を入れることになっているので、ちょっとタイミングもあって、なんのこちゃかわからんことになっていますけど、ベルトを落とすまではシン・広田さくらはシン・広田エリザベスさくらになります! ちょっと私いろんなことを公表してから波が来ているなって思います。ついこの間、46歳の誕生日になりまして、誕生日近い大会ということでいつもの恒例のあれがあるかと期待しているんですが! (炎華がケーキを持って登場するが)あれ、ちっちゃくない?」
 炎華は箱に入ったケーキを贈呈。ここでリングアナが「広田さん、顔面ケーキっていつもやっていると思うんですけど、さすがに顔面教育上よくないって」と言うと、「食べ物でね、遊ぶなっていつも言ってるからね」と広田も納得した様子。「そこで、小さいケーキを二つ、お子様にご用意させていただきまして」「こういう場合、三つじゃなくて」じゃないです。見て楽しんでください」「今日は顔がケーキやったみたいな顔してるんで、それで2ショットたくさん撮ってください」とやり取りが続く。
 最後に広田が締めのマイク。
「教育上と言うご協力ありがとうございます。最近、いろんなことを言っておりますが、
みなさんの温かい拍手うれしいです。声援にもすごく助けられました。でも、私が公表したように、シングルだろうが、なかろうが、結婚してようがしてまいが、ある程度の苦労や辛いことはたくさんあります。それでも、最終的に笑えたらいいなと思います。それでも笑えない時はwaveに来てください。絶対に元気になって、明日も頑張ろうって気になって帰ってもらえると思います。waveにはこの私がいます! 全力でアホなことやってるので、いつでも安心して見に来てください」
2024.04.03

PHASE2 Reboot 5th『NAMI☆1~Apr.~’24』

桜花体制5年を経過したことで、試合前の前説では、新生wave時代初期の恒例だった「BIG WAVE」(観客席でのwave)が繰り広げられる。また、見習いリングアナとして、福園りらさんも紹介された。
1,スクランブル3wave(20分1本勝負)
青木いつ希&関口翔vs梅咲遥&杏ちゃむvsZONES&ChiChi
①杏ちゃむ&梅咲(5分31秒、オーバー・ザ・トップロープ)関口&青木
②ZONES&Chi Chi(8分32秒、オーバー・ザ・トップロープ)梅咲&杏ちゃむ
※オーバー・ザ・トップロープルール採用。チームのどちらか一人が負けても
失格となる


 第1試合はタッグによる3WAYバトル。Evo女のChi Chi&ZONES、梅咲&杏ちゃむ、青木&関口が顔をそろえた。
オーバー・ザ・トップロープルールを採用し、二人のうち、一人でも負けるとそのチームが失格となる。
先陣を切るのは、青木、ZONES、梅咲。青木が手を広げると、それぞれ呼応し、3人による手四つ合戦。青木が梅咲をフィンガーロックにとらえる。
青木が関口に呼びかけ、ダブルの攻撃を狙うも、梅咲がダブルのネックブリーカーで返す。サードロープの下から二人が場外へ転落すると、梅咲はトップロープから場外ダイブを狙う。
このまま、プランチャを成功させると、オーバー・ザ・トップロープで早くも失格となる。気にせず梅咲はプランチャで飛んだが、青木とZONESがキャッチ。失格にはならず。
「オマエ、あんな早さでオーバー・ザ・トップロープで終わろうとして、給料泥棒か。こいつが一番悪いぞ、やってやろうか」と青木がZONESとともにタックル。ZONESは
青木にもタックル。Chi Chiを呼び込み、コーナートレインの連携を見せる。
杏ちゃむがカットに入り、梅咲とともに、Chi Chiをロープに絡めてラ・カチョーラ。杏ちゃむ&梅咲はダブルのキックによる連携から、梅咲がフェースバスター。さらにChi Chiを挟んで、ダブルの低空ドロップキック。
ここで青木と関口が割って入り、梅咲をコーナーホイップから青木がフェイスバスター。
さらにChi Chi、ZONESをロープにもたれかけさせ、関口は619、青木は背中へのニーとそれぞれが攻め込む。青木はChi Chiにボディプレス。
関口とZONESがエプロン上で攻防を繰り広げていると、青木が助っ人に入ろうとする。ZONESへ突進するとよけられてしまい、エプロンへ追い込まれる。ここで、杏ちゃむと梅咲が青木と関口へスライディングキックを決めて場外転落。まずは青木&関口が失格。
ZONESが杏ちゃむ&梅咲へダブルのラリアット。Chi Chiはカウンターキックから高速ブレンバスター。さらにノーザンライトスープレックス。これに対して、杏ちゃむがカウンターキック。梅咲もドロップキックから低空ドロップキック。
ZONESはラリアットも、梅咲もドロップキック。ZONESはラリアットで怪物パワーを見せる。梅咲はZONESを正面から抱き着いて、「落ち着いて」となだめるもラリアットを食らう。ZONESは杏ちゃむのボディアタックをキャッチして、場外に放り出す。場外は杏ちゃむとChi Chi。
「このまま飛ぶぞー」と梅咲と、そのアピールに呼応してZONESもトップロープへ。両者が飛ぼうとする。しかし、プランチャは梅咲だけが飛び、ZONESはフェイントでリングへ戻る。オーバー・ザ・トップロープが宣告され、ZONES&Chi Chi組の勝利となった。
2,サムライブルーwave(15分1本勝負)
世羅りさ(5分41秒、エビ固め)櫻井裕子
※世羅の要求により櫻井が裸足になろうとリングシューズを脱いでいるところを丸め込む

「サムライブルーwave」とタイトルが付けられたこの試合。ボディチェックの時に「オマエ、シューズは?」とレフェリーに聞かれると、世羅が「サムライと言えば裸足だろうが。今日は真の侍を決める試合だ。最後までここに立っていた者が勝ちだからな、いざ勝負!」とアピールし、試合開始。
いきなりのエルボー合戦は互角の打ち合い。櫻井が打つと、世羅も同じ分だけ打ち返す。何度も打ち合いが続き、観客からは拍手が起こる。
さらにまだ打ち合いが続き、ついに世羅が打ち勝つと館内から拍手が沸き起こる。世羅は左右の腕で打ち込むエルボーを繰り出すと、再び櫻井がダウン。
櫻井は世羅の裸足の部分を踏みつぶす。世羅も同じように踏み返してお返しするが、櫻井はシューズを履いているため、ダメージはなし。
「サムライなのに卑怯だぞー、サムライならお前も裸足になれー!」と世羅がアピール。
観客からは「裸足」コール。櫻井はシューズの紐をほどき始める。しかし紐をほどくべく、コーナーへ足をかけている間に世羅はエビ固めに丸め込み、そのまま3カウントが入った。
大ブーイングの場内。世羅は「次会うときは裸足で会おう」と言い残してリングを降りた。くやしさの表情を浮かべる櫻井も「次会うときは裸足で行きます!」と応じた。
3,WWWD世界エリザベス選手権試合(60分1本勝負)
〈王者〉Leon vs〈挑戦者〉米山香織vs〈挑戦者〉チェリー
◎チェリー(7分13秒、春夜恋)米山
※第14代王者LEONが初防衛に失敗。チェリーが第15代王者となる。


 第14代王者となったLeonの初防衛戦相の手は米山&チェリーのゴキゲンBBA。Leonが握手を求めると、チェリーは張って応戦。米山も握手を拒否。
3者のコールが分かれる中、まずはそれぞれがアームホイップ合戦で、フォールを取り合うも、それぞれがカウント2で返していく。米山とチェリーがすぐさま一致団結し、クロスラインからゴキゲンBBAポーズ。米山がキャメルクラッチに行くと、さらにその米山を締め上げるチェリー。
「私のこと締めてたでしょ」と米山。「いや、そのほうが締まるかと思って」とチェリーは言い訳。
今度は米山に対して、「Leonさんをやるなら私をやれ」とタテになるチェリーだが、米山が攻撃すると、アッサリすかす。米山はLeonの前で動きを止め、同士討ちにはならず。
チェリーへダブルのキックによる連携を決める。ここでハイタッチと見せかけ、米山がLeonを丸め込むも2。米山のモンゴリアンチョップに対して、Leonは旋回式のサイドバスター。
Leonがトップロープに上るも、その間にチェリーが米山をフォール。Leonは串刺しスピアー。チェリーもチェリーイリュージョンから回転式に足を取り、アンクルホールド。
カットに来た米山をも捕まえてダブルのアンクルホールドに決める。ロープブレイク。
 米山が2人へのぐるぐるパンチからそれぞれにアームホイップ。
 LEONは連続式に米山、チェリーへ風車式のバックブリーカー。
さらにノキアンバックブリーカーを狙うが、米山が二人まとめて丸め込む。Leonがスピアーから十字架固めで丸め込むがチェリーがカット。
 チェリーは春夜恋狙いに行くが、Leonはジャパニーズレッグロールで切り返す。これを米山がつぶしてダブルフォールに行くも2。
 チェリーは米山をLeonにぶつける。Leonをエプロンへ追い出すと、すかさず米山を春夜恋で丸めて3カウント。
Leonは前王者の広田同様、一度も防衛できないままに終わった。ディアナを代表して、梅咲よりベルトと認定証を授与。ここで広田が登場。
「はい、(音楽を)止めてもらっていいですか? おめでとう、おばちゃんたちいい試合だった。さっそくだけど防衛戦しませんか。時期は早いほうが。だって、どんどん老けてっちゃうでしょ、4・14waveアミスタ大会でやりましょうよ。メンバーはチェリー、旧姓・広田さくら、宮崎有妃。このメンバーでやりましょうよ! あなたが真のチャンピオンなら防衛できるはずです」とアピール。チェリーも「望むところだ」と応じて、4・14アミスタでの初防衛戦が決まった。
・インフォメ
 二上会長より決定事項の発表。
 5・5後楽園よりはじまるCATCH THE WAVE2024の概要を発表。その前に、インタビュースペースのインタビューボードを会社や屋号のある方を対象に1口33000円で大募集中との告知も。
 そしてリーグ戦のブロックは普通のブロックが3つ。さらにルチャブロック、エリザベスブロック、ヤングブロック(キャリア3年目まで)が発表された。
 現時点での出場決定選手は世羅、関口、米山、チェリー、梅咲。waveは桜花以外の全員が出場。ここで青木がリングイン。「この元気いっぱい、青木いつ希が出ないなんて選択肢があるんですか?(「だって東京のお父さんにまだ行ってないもん」と二上会長)東京のお父さん、娘が出たいって言ったら聞いてくれる!」と懇願すると、二上会長は「じゃあ青木も出ていいよ」とGOサイン。さらにSAKI、櫻井も出場予定。現在、SAKIがアメリカ遠征中のため、正式な返事はまだのものの、おそらく出場できそうだとのこと。
 そして、初出場として、本間多恵、さらに、スターダムより上谷沙弥と八神蘭奈の参戦も電撃発表。
 この後、第2弾、第3弾の発表があると思うので、ツイッターやリリースを見てほしいと、発表を締めた。
4,桜花由美バースデープロデュース・HONOKA〜1st Anniversary wave〜(30分1本勝負)
桃野美桜(13分45秒、片エビ固め)炎華
※ダイビングボディプレス
妊活中の桜花がバースデープロデュースとして、炎華の1周年記念試合相手に選んだのがパートナーでもある桃野。花束を手に登場した桃野は、まず本部席の桜花へバースデープレゼント。
まずは二人が握手しながらも背比べ。レフェリーの判定で炎華の勝ち。桃野は思わず、ウソ泣き。これで炎華を油断させてのドロップキック。炎華もドロップキックを連打。
場外へ落ちた桃野へプランチャを狙うも、桃野がエプロンで食い止める。
リングに戻り、炎華はコルバタで回すが桃野が着地。
炎華はアームドラッグからドロップキック。桃野は足をすくい、フェイントからの顔面キック。
「ちょっとでかいからってなんだよ」とコーナーに追い詰めての顔面踏みつけ。コーナーホイップからキャメルクラッチ。桃野は4度に渡りフォールをするも、炎華は必死に返していく。
続けて、エプロンへ繰り出し、ロープに炎華を括り付けると、「マミー、何歳になったの?」と確認。桜花社長は実年齢よりもサバを読んだ返答をすると、「嘘ついてます―」と却下。再び「何歳? 45歳? 45歳チョップ、行くぞー!」と45発のチョップを打ち込んで桜花社長のお祝い。
とは言え、27発あたりでバテてしまい、一度休憩したものの、なんとか45発打ち込むことに成功。桃野は「年、取りすぎだってー」と言いながら、コーナーへ振るもブーメランアタックを浴びる。
炎華がドロップキックから側転エルボー。ドロップキック。
 エルボーの打ち合いから桃野も打ち返す。何度も打ち込むが桃野はドロップキックを連打。そして、逆エビへ。ロープブレイク。
桃野はトップロープからのボディアタックを狙ったが空振り。炎華はドロップキックを5連発。さらにSTF。
 
 炎華はボディスラムからミサイルキック。これに対して、桃野はカサドーラ式フットスタンプから低空ドロップキック。10分経過。さらに桃野はセカンドロープからのミサイルキック。これを連発で決めると、炎華に対して炎華コールが沸き起こる。3発目を決めると、さらにもう一つのコーナーへ。炎華はなんとか立ち上がろうとする。ここで4発目を決めた。各コーナーからのミサイルキック4連打からのフォールとなったが、炎華はブリッジで返す。
炎華は首固め。桃野もエルボーを打つがこれも丸め込む。さらににエビ固め合戦。いずれも2カウントに。炎華はジャパニーズレッグロールを狙うが、これをエビに返される。これも2。桃野は「終わりー!」ととロケットキック。そして、トップロープから「マミー、おめでとう!」と叫んでのダイビングボディプレスを決めて3カウントを奪った。
・バックステージ
桃野「waveは2年ぶりかな。最後、マミーが妊活に入る前に、ボスマミやったけど、その間に新人の子がデビューして。ちっちゃいと思ってたらなんと美桜のほうがちっちゃかった! でもそんなこと関係ありません。私のほうがプロレスラーの体をしています。プロレスラーの心をしています。それが今日の勝因だと思います。でもいいですね、すごくいい選手だと思いました。こんなことをwaveでいう時が来るなんて。また呼んでいただけたら張り切って出ますので、よろしくお願いします! フゥーーー!」
炎華「まず桜花さんに1周年試合が桃野さんと教えていただいたときに、ファン時代からすごく見ていてずば抜けてプロレスが上手で、たくさん努力されてきた方なので、今までの1年間のすべてをぶつけようと思ったんですけど、悔しい気持ちで終わっちゃったので、プロレスをもっと楽しんでやるからには自分がもっと上にいけるようにいっぱい努力することが大切だなって改めて思ったので、2年目からも頑張りたいなって思いました」
5,KIZUNA〜1st Anniversary wave〜(30分1本勝負)
AKINO(12分29秒、アキアンロック)田中きずな

 
デビュー1周年を迎えたきずなの記念試合は憧れの存在である栗原あゆみさんの師匠格に当たる、AKINOと対戦。AKINO対栗原戦を見て、プロレスラーになる決意をしたきずなにとって、意味のある一戦。きずなは重要な試合でしか着用しない、栗原あゆみさんから譲り受けたコスチュームを着ての登場した。
いっぽうのAKINO、いつものようにコーナーへ上がると、「GAMIさん、すいません」とリングサイドへいた二上会長にサングラスとガウンを手渡す。
「お願いします」ときずなが手を差し伸べると、AKINOは拒否。
まずは静かなレスリングでの立ち上がり。きずなもAKINOの先手を取ろうと首を取っていくも、逆エビに取られる。
AKINOはボディスラム。フォールをブリッジで返したきずながネックブリーカーを連発。
さらにボディアタックはカウント2。続いてボディスラム狙いも持ち上げられず。
AKINOは顔面ウォッシュ。これに対して、きずなはドロップキックを連発で決めたものの、AKINOは倒れず。今度はコーナーに押し込んでの串刺しドロップキック。リング中央に戻ってのエルボーも「弱い!」とエルボー返しを浴びる。
AKINO自ら観客席へ向かって「きずな」コール。呼応するようにきずなはエルボーを連打。「もっと来いよ!」とAKINOは胸を付きだすと、さらにエルボーを連打。
「お前のやりたかったプロレスはそんなもんか!」とエルボーで返すAKINO。立ち上がって、「バカヤロー!」と打ち込むきずな。ここでAKINOがひるむとドロップキックを打ち込み、二発目で倒すことに成功。すかさずワキ固めに行くが、AKINOもワキ固めでお返し。さらに腕十字へ。
「相手のほうに起きて来い!」とAKINO。きずなは言葉通りに起きてAKINOの上に覆いかぶさるも、クルスフィックスへ移行され、必死にロープに逃れた。
「もう終わっていいですか?」とAKINO。抱え上げようとすると、きずなは前方回転で丸め込もうとするが、これを押しつぶしてフォール。
きずなはセカンドロープからのミサイルキックを放つもAKINOは倒れない。今度はトップロープにのぼると、AKINOも迎撃に上る。これを叩き落して腕を捕らえると、回転式の腕ひしぎ。ミサイルキックもAKINOが倒れず。ならばとビクトル式腕ひしぎを狙うが、これは失敗に。強引に腕ひしぎの体勢へ持って行ったが、「最後まで絞れー!」とAKINOが檄。ならばきずなは足でのネックロック。
AKINOは突進したきずなを持ち上げて前方に落とすとギロチン。ランセットアーチはきずなが体を入れ替え、クロスボディから逆さ押さえ込み。そしてHEATクラッチを決めたがカウント2。
AKINOはトラースキックを浴びせると、サッカーボールキック。きずなはカウント1で返す。今度は正面、背後とサッカーボールキックのコンビネーションで蹴りまくる。「耐えろ、オラ」と檄を飛ばす。カウント2。
AKINOはレオパード狙いに行くが、きずながかわす。きずなは丸め込みをみせたが、これをAKINOが切り返すと、アキアンロックでギブアップを奪った。
AKINO「きずな、オマエ、こっち見ろ! こんなんで悔しがってんじゃねえぞ。オマエは何のためにプロレスラーになったんだっけ? お前が背負っているものはでかいかもしれないけど、見に来ているみんなはそんなの期待してないんだよ、まだ1年目だろ。テメエの力不足なんだよ、そうだろうが。オマエまだまだ何にもできないんだよ。でも、オマエが決めたんだろ? プロレスラーになるって決めたんだろうが。お母さんの意思を継ぐんだろ。オマエのお母さん、府川唯未はクッソ強かったんだぞ。肉体的じゃねえ、精神的にクソ強かったんだ。10分の1もないわ、オマエは。お母さんを超えてみろ!」

きずなは「ハイ!」と泣きながらも返答し、リングを後にした。
・バックステージ
きずな「11年前、新宿FACEでAKINOさんと栗原あゆみさんの試合を見て、AKINOさんにどんなにボロボロにされても食らいついて最後まであきらめない栗原あゆみさんを見て、私もプロレスラーになりたいって思いました。ずっとAKINOさんと試合がしたくて、やっとAKINOさんの試合できたってうれしかったですけど、AKINOさんが言っていた通り、何もできていないし、なら気持ちだけは折れちゃいけないから、気持ちだけは折れちゃいけないっていつも思っているのに、それもできなくてすごく悔しかったです。waveはたくさんの夢を私にくれたこのリングだったので、このリングで自分も夢を与えられる試合をしたいと思っていたけど、それがかなわなくてすごく悔しかったです。でも昨日までで1年目、今日から2年目、私は何があっても絶対あきらめないで、いつかAKINOさんに絶対勝つし、絶対認められるような選手になります」
6.プレミアムwave(30分1本勝負)
旧姓・広田さくら(7分17秒、エビ固め) 黒潮TOKYOジャパン
※ボ・ラギノールから丸め込む。
イケメンの入場時、広田はコーナーにて洗濯物を干す作業。フルコーラス、存分に館内を回ったイケメンは音楽の終了と同時に、入場口へ引き上げる。
観客のアンコールとともに、再び音楽が鳴り響く。すると、カーテンから立花誠吾アニキが顔をのぞかせる。交互にイケメンも顔を見せ、再び場内へ登場し、ようやくリングイン。
イケメンは「何してる、おい?あれ?」とコーナーで洗濯物を干している広田に困惑すると、「あんたさあ、お母さんは暇な時間ってないわけ。長いなら長いって言っておいてくれないと時間の無駄になると思ってたから、ガチで家の洗濯物持ってきたんだよ」「それ干し終わらないと試合始まらない感じですか」「そうでしょうよ」とやり取りが続く。
「今取り込んだら生乾きになるでしょうが」という広田に、イケメン、さらには立花のアニキも手伝って、洗濯物を干す。
「家事がはかどったよ、ありがとう」と広田はコーナーに洗濯物を立てかけ、試合開始。
まずは「イケメン」コール、「広田」コールが交差する。
「見とけストロングスタイルだ」とイケメンがロックアップに挑み、互角の展開に。ロープになると、イケメンがクリーンブレイクと見せかけ、イケメンエルボー。これを広田はかわすと、アームホイップ合戦。
広田は腕を取ると、ロープ渡りからジャンプ成功。しかし、二回目は失敗に。広田はコーナーエルボーを自爆させるとフェイスバスターからのプロレスLOVEポーズ。
さらに犬神家。これにはイケメンも感心する。
「でも、これをこう…」とイケメンはそのまま抱え上げ、豪快なハリケーンドライバー。
さらにイケメンクラッチでフォールも2。
「もう一丁! 大技」と持ち上げると、広田がジャケットを脱がす。「返せ」とイケメンが取り返そうとするが、広田はジャケットで殴打。
さらに広田がイケメン・ジャケットを着ると、上半身裸のイケメンは、干してあった洗濯物の中から、子ども用の上着をジャケットに見立てて着用。
しかし、小さすぎて、パンチを繰り出そうとするが全く届かず。
逆に広田がパンチを連打。広田の突進にはパンチが出せないため、トラースキックで防御。「すまねえ、広田の子ども」と子ども用の上着を場外へ放り投げ、立花アニキから投げ込まれたジャケットを着る。
イケメンは「ムーンサルトでお別れです」とムーンサルトプレスを放つも自爆。ここで広田がボ・ラギノールを繰り出すと、イケメンは思わずジャンプしてのけぞる。思った以上にイケメンには効果的に決まるようだ。広田はイケメンのジャケットを捕まえると、洗濯ハサミで固定する。洗濯物として干されている状態に。
広田の突進にイケメンはトラースキック。そして脱出をはかると、「食らえ、洗濯物!」と洗濯物で殴打する。ここでフォールに入ろうとしたイケメンにボ・ラギノールからエビ固めで丸め込み、広田が逆転勝利を飾った。
広田「壮絶な戦いだった。ありがとうございました。いろいろと、私から発表があります。10月、11日、金曜日。金曜日だからおそらく夜。ここで新宿FACEで旧姓・広田さくら自主興行を行います! なんで自主興行を開催するかと言うと、わたくし離婚しまして(観客から「エーッ!」という驚きの声)、ただいま、シングルマザーとして活動しておりました。リアクション取りづらいよね。しばらく前からこの状態だったんですけど、本当につらいとき、waveの仲間と、たくさんの仲間、お客さんに支えられてここまで来ました。それに私がどれだけ救われたか、だからここはひとつ、私に拍手をお願いします」
館内は大拍手。ここで経験者の世羅がリングイン。二人で抱擁する。

広田「なぜ公表するかとういうと、私の背中を見て子どもたちは育ちます。私が教えられるのはがむしゃらに子供のことを思って愛して、仕事をする喜び、大変さ、仲間の大切さを伝えたくて、公表しました。一番大変なことは、子育てにはお金がかかります。子どもたちが大学に行きたいって言ったら、お金を貯めなきゃいけません。大学行くまで1千万かかると言われています。2人だと2千万だぞー。これから稼ぐぞー! 業界の皆さん、私にオファーをください。お客様、自主興行のチケット、グッズを買ってください。あとは本当は旧姓を外さなきゃいけないんですよ、それいうのもおいおい楽しみながらやっていかなきゃいけないので、これからもよろしくお願いします!」
・バックステージ
広田「(「衝撃的な発表でしたね?」)私もびっくりした! あんなに「エーッ!」って言ってくれるとは思わなくて。でも本当にあのどよめきが言ってくれているように、結婚生活って夫婦それぞれ、いろいろあるんですよ。公表は自分の判断でやりましたけど、相手は一般の方なので、名誉のために言っておきますと、これまでもこれからも良き父親でした。なので、これ以上、そこの詮索をしないように対応いただきたいと思います。子供たちもそういったものは微塵も見せずに、無邪気に元気に育ったのは、waveのみんなが一緒に育ててくれたからなんですよ。業界の中で親と同じ目線で、子どもたちと触れあって、叱ってくれたり、育ててくれたので、シングルだとしても孤独を感じず、支えながらここまで来れたと思います。公表も最後、温かい拍手を送ってくれたのも、真摯に向き合って私の気持ちを本当に伝えられたので、お客様には伝わったと思います。だから皆さま、私にオファーをください!」
7.Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合 (30分1本勝負 )
《王者》宮崎有妃(22分45秒、体固め)狐伯《挑戦者》
※直伝デスバレーボム。第21代王者・宮崎が3度目の防衛に成功。

 第21代王者である宮崎の3度目の防衛戦。梅咲、櫻井と続き、初めてwave同士によるタイトル戦となる。
腕を取る宮崎にこれを切り返す狐伯。手四つ合戦から、狐伯がヘッドシザース。宮崎もヘッドシザースで返す。宮崎はコーナーへの串刺しラリアット。逆片エビに取る。ロープブレイク。
狐伯もDDTから低空ドロップキック。もう一発、低空ドロップキック。ボディプレスを狙ったが宮崎が剣山。
ボディスラムからムーンサルトは自爆。狐伯が低空ドロップキック。宮崎はえびす落としも2。狐伯が突進するが、宮崎はレフェリーを盾にする。
狐伯の動きを止めると、丸め込みを連発。狐伯はウラカンラナを狙うが、宮崎はこれを切り返しての外道クラッチも2カウント。
狐伯がバックに。ジャーマンを狙ったが、宮崎がエルボーで回避。それでも、ロープの反動から投げっぱなしジャーマン。トップロープ上の攻防となり、宮崎がファイヤーマンズキャリーの体勢へ。
。狐伯が上に乗るとアストロシザースで切り返す。そしてロケットキックも2カウント。10分経過。
宮崎も吠えると、トップロープからの攻撃を狙っていた狐伯を留めて、雪崩式ブレンバスター。宮崎は「決めるぞ!」と気合を込めたが、狐伯が場外へ落とすとプランチャへ。
ここから場外戦。宮崎は狐伯をカウンター席に乗せると、ブレンバスター狙い。これを
狐伯が回避すると、一番端からランニング式のフットスタンプ。
再びリング上。狐伯がミサイルキック。さらに串刺し式フットスタンプ。
宮崎は目突きで狐伯の動きを止め、ロープハング式DDT。宮崎はラリアット。さらにゴンゾ・ボム。
そして「デスバレー!」と叫んで持ち上げるが、狐伯が暴れて背後からのスリーパーに切り返す。ロープブレイクとなると、ランニング式のニーを背後から当てる。
ここでタニーマウス直伝のダブルアームT。カウント2で宮崎は返す。宮崎は直伝デスバレーで対抗。20分経過。
両者ダブルダウン。ともに片ビザをついた状態で、エルボー合戦。そのまま立ち上がり、エルボー合戦が続く。
狐伯がもう一度、ダブルアームTを狙うも、宮崎が切り返して直伝デスバレーボム。これで、ついに3カウントが入った。
試合後、阿部由美子社長より認定証とベルトの授与。宮崎、狐伯、ともに大の字にマットに横たわる。
宮崎「狐伯、世の中ってさあ、つらいこととか、嫌なこと、たくさんあるよなあ。やっぱさあ、嫌なことのほうがきつくっていうか、忘れられないよな。悔しいこととか。でもさあ、4月3日の2024年、今日はとってもうれしい日になりました。狐伯にさあ、私が指名した時、大阪で言った、waveっていうのはキャリアは私が一番あって、その次に広田、そして桜花、こっからずいぶん飛んでの狐伯だけど、狐伯はもっとその溝を埋めなきゃいけないんじゃないかって私言ったよね。もうそこまで来てるよ。狐伯は毎日、試合のこととか、waveの仕事とかトレーニングとか、いっぱい詰めてプロレスに対して、本当にまじめな姿勢で取り組んでて先輩としては誇らしいよ。あとは結果だけと言ったけど、もう見逃してたら結果なんてすぐ付いてくるよ、狐伯には。そんな狐伯をつぶそうとするやつがいたら、私がぶん殴りに行ってやる。今日のお客さんの声とか、ちゃんと聞こえただろ。狐伯、ちゃんと考えて狐伯なりにwaveを背負っているというのがわかって私は本当にうれしいです。これから、長くて苦しいCATCHがやってくるけど、優勝しろよ。またReginaのベルトを巡って戦えることを心から祈っています。(力を込めて)頑張れ!」

 ここで二人が握手をかわす。狐伯は引き上げ、再び宮崎がマイクを握る。
「waveは桜花は妊活中で、広田はなんか離婚して、私は女ってやっぱり強くなるなって思っています。広田、狐伯、きずな、炎華でここで精いっぱいプロレスをやっています。ナミイチって大会を今日は3日だけど、毎月1日にやっています。初めて見に来た人とか、久しぶりに来た人とか、1日になったら気にしてください。わたしもCATCHはエリザベスで出ます。この間、取れなかったエリザベスのベルト、ここで優勝して必ず取りたいと思います」
 最後は宮崎の音頭で「これだwaveだー!」で大会のシメとなった。
・バックステージ
「(狐伯は)強いよ、すごく久しぶりに、14年ぶりにダブルアームTを食らいました。もともとタニーマウスの技だったけど、一撃必殺の技で、本当に負けたかと思いました。3度目の防衛戦、梅咲のときも、櫻井のときもきつかったし、いっぱい思うことがあったけど、今回の防衛戦は舐めていなかったけど、本当に負けるかと思った。私も三田英津子さんからもらったデスバレーがなければ今日は負けていたと思います。狐伯を舐めてたかなと思いました。結果、勝ちましたけど、waveの選手のキャリアなんて、越せると思うんですよ。もうすぐそこまで、振り向いたら狐伯がいて、いつでも狐伯がいて、首を狙っているんだと。恐ろしいけど、嬉しかったです。まだまだ分厚い壁になってみんなの前に立ちたいと思います」
2024.03.20

「Detras de Lazona vol.17」

・入場式
 2010年3月20日、大阪・世界館でのYOUNG OH! OH!にてデビューした野中リングアナが今日で15周年。今回のカードは野中リングアナがすべて自分で考案。試合順やルールまで細部にわたって、決めたこだわりの大会となった。
 入場式では選手を代表して広田より挨拶なのだが、名古屋弁を全開。
「こんにちわー。すごい入っとるわ、今日はめっちゃ。ありがとねー。なんで、こんなしゃべり方しているというと、名古屋弁でしゃべらんといかんのわ。今からならさんと出て来んで、急に言われて切りかわらんで、いま名古屋弁でしゃべらせてもらとるわ。言いたくもないのにミチコカワイイ言わされて、ごめんね(場内・笑)。来てまったもんわ、
しょうがないわ。だで、今日はしたがって楽しい興行しようと思っとるんで、最後まで楽しんでいきゃーー」
 という、広田は第2試合に控える、名古屋弁をしゃべらなければいけないルールの試合に向けて、入場式の挨拶でウォーミングアップした。

1,野中の絆WAVE〜We are ノナカーズ〜(20分1本勝負)
櫻井裕子&○SAKI(10分20秒、エビ固め)田中きずな&炎華●


 きずな&炎華のアルモニーに対して、野中リングアナがこの試合は楽しく、ハッピーに、さらにタッグの絆も見せてほしいという願いから。いっぽうのSAKI&櫻井は、野中リングアナがCOLOR’S大会でリングアナとして活動している縁からのこのカードとなった。
 COLOR’Sはおなじみ、COLOR’Sダンスをしながらの登場。アルモニーが入場すると、SAKIが「こっちがいい」とアルモニーサイドへ。1対3になるのか? というムードの中、櫻井がSAKIと握手をかわすと、そのまま手を握ってCOLOR’Sサイドへ連れて行く。「しょうがないなあ」とSAKI。
 SAKIときずなでスタート。きずなは開始早々、SAKIのボディへパンチ。そして、チョキのアピールを見せ、「セーフ」を観客とともにアピール。まさかのチョキパンチをSAKIにお見舞いする。続いて炎華も出てきて、SAKIに対して合体攻撃、クロスラインから「せーの!」エルボー。
 飛び出してきた櫻井にもクロスライン。「せーの!」エルボーがかわされると、SAKIが足を払って櫻井を倒すと、アルモニーが「せーの!」エルボー。ここからアルモニー&先でのCOLOR’Sトレインとなり、SAKIもまじり、「ウイ・アー・野中ーズ」を3人でポージング。
 その後、きずなはSAKIへボディアタックを連発。炎華はストンピングで加勢。COLOR’S側コーナーで倒れこむSAKIは「なんで助けないんだよ」と櫻井に注文。炎華は引き続き、ボディスラム狙い。これはSAKIにこらえられるも、炎華は回転式ティヘラからスペースローリングエルボー。ドロップキックはすかされるも、SAKIから「ごめんね。大丈夫?」と気遣われる。
 SAKIはチョキパンチ。櫻井がタックル。櫻井のボディスラム狙いは炎華が腰を落とす。きずなが出てくると、櫻井はきずな、炎華と次々にボディスラムで投げる。ここから一人ワー!プレス。
 炎華はドロップキック。きずなはドロップキックを5連発決める。さらにワキ固め。
櫻井はなんとかロープに逃れる。その後、カウンターキックでやり返し、SAKIにタッチ。SAKIがコーナーに振るが、きずなが切り返し、回転式の腕ひしぎを決める。

 きずなはフライングネックブリーカーから鎌固め。ここに炎華はドロップキックの合体プレー。炎華がSTF。SAKIがロープを掴むと、櫻井がフォローに飛び出す。炎華は二人めがけてのボディアタック。これをSAKI&櫻井がキャッチ。きずなが助けに入ると、きずなめがけて炎華をホイップ。

 SAKIが炎華をアトミックドロップを決め、コーナーホイップするも、炎華がウルトラコルバタで投げ飛ばす。反対側のコーナーからきずながミサイルキック。炎華もミサイルキック。
 SAKIは櫻井のアシストからビッグブーツ。しかし二発目を狙うと、きずなが飛び込み、ドロップキックでビッグブーツを阻止。そのスキに櫻井が炎華を羽交い絞め。SAKIが突進すると、炎華が足を出してカット。羽交い絞めを振りほどくも、SAKI&櫻井がロープに飛ばし、クロスラインからの「せーの!」エルボー。アルモニーのお株を奪う。
 フォールに行こうとしたSAKIに対して、炎華がエビで丸め込むが櫻井がカット、このスキにSAKIが逆転のエビ固めに丸め込み、3カウントが入った。

 最後はアルモニーも加わり、4人によるCOLOR’Sダンスの共演。キレッキレのダンスを4人で見せた。

■ミチコカワイイWAVE〜愛知県人大集合〜(15分1本勝負)
本間多恵(11分7秒、エビ固め)旧姓・広田エリザベスさくら


 タイトルにもあるように、野中リングアナが「ミチコカワイイ」のコールをたくさん聞きたいという要望から組まれた試合。フォールを取る前に「ミチコカワイイ」と言わなければフォールは認められない。フォール時に 3カウントを数える代わりにレフェリーに「カワイイ」と3回言わせた選手の勝利となる特別ルール。そして、試合開始5分間は名古屋弁で話さなければならない名古屋弁ルールも採用された。また場内実況を泉井弘之介(LADYSRING)、解説には二上会長が務めた。
 まず、開始早々、名古屋弁による舌戦が繰り広げられる。そのなかで二人の出身地についての言い争いがあり、広田は愛知県尾張旭市、本間は愛知県西春日井郡出身と、それぞれが名古屋出身ではないことが判明。お互いの出身地での有名人を言いあうなど、少しでもアドバンテージを取るべく、名古屋弁の応酬が続く。
 そんななか、初めて本間がフォールに行くが「ミチコカワイイ」を何の感情もなく、棒読みでフォール。レフェリーのフォールカウントに合わせて、観客は「カワイイ!カワイイ!」と連呼した。いっぽう、広田のほうは、フォールの体制に入ったものの、「みちこ、か…オェ~~~!!」と嗚咽してしまい、カウントが入らず。
 5分経過後も野中リングアナの発令により、名古屋弁による両者の舌戦は繰り広げられる。野中リングアナの15周年に合わせ、広田がボ・ラギノール15連発を狙ったり、腕を取らせ、逆ロープ渡りをさせたりと、やりたい放題な展開が続く。しかしながら、広田は何度かフォールのチャンスがあったものの、「みちこ、か…か…ゲボゲボゲボ!!」と嗚咽が止まらず、フォールカウントを数えられず。本間は途中から、気持ちを切り替えて、表面だけは「ミチコ、カワイイ!」と言い放ってフォールに持って行く。
 試合終盤、本間の攻撃にフラフラ状態となった広田がFFDで意識もうろうとするなか、「ミチコ、カワイイ…」と言いながら初フォール。2カワイイ(2カウント)でキックアウトした本間が、逆に「ミチコ、カワイイ!」と丸め込む。これを切り返した広田が「ミチコ、でらカワイイー!」と名古屋弁のでら(=とても)を付けて最上級に昇格させてフォール。2カワイイ(2カウント)で、切り返して丸め込んだ本間が「ミチコ、カワイイー!」と絶叫しながら全体重を乗せて3カワイイ(3カウント)を奪取。特殊ルールの中、本間が試合を制したが、一番大変だったのは、最後、エビ固めの応酬時、ずっと「カワイイ!」「カワイイ!」を連呼し続けたファンの皆様かもしれない…。

3、relationship WAVE〜カプリチオな出会い〜(20分1本勝負)
狐伯&勝俣瞬馬(時間切れ引き分け)夏すみれ&渡瀬瑞基


 この4選手は野中リングアナの出会いというものを凝縮させたメンバー構成。以前、DDTで舞台のプロデュースをしたことが縁で、ガンプロのリングアナをすることに至ったことで、DDTから勝俣、ガンプロから渡瀬が参戦。
 夏は練習生、デビュー、そしてwaveを離れる日までずっと見続けてきた間柄。その後も夏の大会では、リングアナにオファーされるなど、関係性は続き、野中リングアナにとって「特別な存在」だという。狐伯には「いつもありがとう、そしてこれからもよろしく」という気持ちを込めて、このメンバーとなった。
 
 狐伯&勝俣は巷に似ているという噂が上がっていたことで、この日タッグ初結成。
 先発は狐伯と夏。興味深いコンタクトで試合開始。観客は両者へのコールで後押し。
狐伯がエルボー。さらに足へのストンピング、夏もビッグブーツを放つと、狐伯は場外転落。
 すると、狐伯&勝俣によるブラックハーツ式の入れ替わり戦術へ。観客は「わからないっ! わからないっ!」コール。ここで勝俣がリングインするも、間違いを見破ったTommyレフェリーが「違うって」と阻止。狐伯は丸め込みを連発していくが、夏がいずれもカウント2で返す。
 ここで勝俣と渡瀬の顔合わせに。まずは渡瀬がタックル。さらにコルバタ、ドロップキック。ここに狐伯が割って入り、勝俣とダブルのドロップキックによる連携を見せる。
さらに狐伯は渡瀬の手を踏んづける。
 ここで怒りの渡瀬が仁王立ちすると、思わず狐伯が場外へエスケープ。さらに追いかけると、狐伯は控室まで逃げ惑う。渡瀬もこれを追いかける。控え室からはなぜか勝俣が飛び出してきて、渡瀬は入れ替わりに気づかずに追い続ける。再び控え室へ。今度は狐伯が逃げまどい、渡瀬が追いかけ続ける。
 リングに一人残っている夏は「私だけ状況がわかりません」とポーズを取り、観客アへ飽きさせない配慮。ここに背後から、狐伯がリングインしてストンピング。渡瀬も割って入り、勝俣へのストンピング。これに背後から足を引っ張る狐伯。狐伯、勝俣を見比べて「あれ?ふたりいた??」と渡瀬は驚き。狐伯&勝俣がコーナートレイン攻撃。勝俣は狐伯を何度にも渡り、コーナーホイップ。コーナーに振られるたびにフラフラになる狐伯。狐伯が勝俣に飛び乗り、カサドーラ式に回転して勝俣がプレスの連携も見せた。
 狐伯が渡瀬へボディスラム狙い。「なんだコイツ疲れているぞ?」と、渡瀬がボディスラム返し。
 夏にタッチ。夏が変形の羽根織固め。再び、渡瀬が出てくるとエルボー。ストンピング。
コーナーに追い詰めて水平チョップ。ここで、夏が狐伯をコーナーに追い詰め、反対側のコーナーで突進の準備。「お待たせしましたー」とブロンコバスター狙いでランニングを開始したところで、勝俣がカット。場内、大ブーイングに包まれる。ならばと、夏が狐伯、渡瀬が勝俣にそれぞれ顔面ウォッシュ。
 渡瀬が狐伯にフライングエルボー。コーナーへ振ると、狐伯はブーメラン式ミサイルキックで返す。勝俣もミサイルキック。狐伯は夏にもドロップキック。さらにコーナーから勝俣が渡瀬にアウフグース。勝俣は続けざまにコーナーへ上がるも、渡瀬も立ち上がり、迎撃に入り、雪崩式ブレンバスター。
 コーナーエルボー、セカンドロープからのフットスタンプ。
 渡瀬がネックロックに取るも、勝俣もブレンバスターで切り返す。
ここからスタンディングのエルボー合戦。勝俣が延髄蹴り。渡瀬も投げっぱなしジャーマン。勝俣がトラースキック。渡瀬がエルボーを打ち込み、両者ダウン。
 狐伯が夏にドロップキック。ドロップキックの連発から低空ドロップキック。
夏はムチを持ち出すも、Tommyレフェリーが阻止。夏は狐伯とTommyレフェリーを同士討ちさせ、レフェリーがダウン。その間にムチを2連発。
 夏がドラゴンスリーパー。ダブルアーム式DDTからシャイニングウイザードも2。渡瀬がドロップキック。垂直落下式ブレンバスター。
 なんとか猛攻を耐えきった狐伯がマヒストラルで丸め込むも2。勝俣のアシストからノーザンライトスープレックスを放ったところでドローとなった。

4,futureWAVE〜野中からの試練!waveの分厚い壁〜(15分1本勝負)
宮崎有妃(12分11秒、体固め)YuuRI
※ベンゾボム


 野中リングアナが試合順を決めるとき、真っ先にこのカードをメインに持ってきたという。YuuRIはこのところ、waveへの参戦機会が増えてきており、現Regina王者である宮崎とシングルで対戦するスペシャルマッチ。
 まずは宮崎が「YuuRI、オマエ、昨日酒飲まなかったか?」と問いかける。YuuRIは「はい、飲んでません。プロテイン飲みました」と回答。
「今日の朝、寝坊しなかったか?」
「しなかったです。6:30に起きました」
「コスチューム忘れて取りに帰ったりしてないか?」
「してないです。全部持ってきました」
と、問いかけは続く。
 全て整えていたYuuRIに「いい子だね」と頭をなでると見せかけて、はずかし固めの体制へ。いきなり成功かと思われたが、YuuRIは開脚を必死に拒否。なんとか回転して技を解くと、あわててエルボーを連打。宮崎はコーナーにYuuRIを追い詰めると、コーナーに座らせて両手で開脚する。精神的ダメージを負ったYuuRIへ、さらにビッグヒップの洗礼。
 ここで再び「カメラの準備をしろー!」とはずかし固めの体制へ。
「いやだ、いやだ、絶対いやだー!」とYuuRIは開脚させまいと、足を閉じて防御。
あきらめた宮崎は「てめえ、開けろー」とコーナーに振るが、ブーメラン式ドロップキックでYuuRIも反撃。そこからスリーパーへ繋げたがロープブレイクに。
 宮崎はDDT。そして逆片エビへ。絞り上げるもYuuRIもロープへ逃れた。
 宮崎は手を踏みつぶし。YuuRIは足を払うと、延髄蹴りを狙う。しかし、宮崎はこれを空振りさせると、「大チャンスー!」と、すかさずはずかし固め。今度はついに成功させ、何度にも渡り開脚させる。
 満足げに技を解いた宮崎は親指を突き立てて、グッジョブのポーズ。
 今度は抱え上げるも、YuuRIはスリーパーへ切り返す。宮崎は後退してコーナーに背中をぶつける。
 続けてコーナーでの攻撃を狙った宮崎だが、YuuRIはこれを逃れると、足を払っての619を決める。YuuRIはトップロープへ。宮崎もコーナーに乗ると、雪崩式ブレンバスターで迎撃。そしてえびす落としも2。YuuRIは首固め。しかし宮崎もラリアット。
 YuuRIはトラースキック。宮崎はラリアット。YuuRIは背後に回り、スリーパー。そのままグラウンド式に決めるもロープブレイク。
 宮崎はYuuRIへインプラント式のDDT。さらにラリアット2連発。2発目にはYuuRIは一回転するほどの衝撃を受けた。ここで一気にヘンゾボムを繰り出し、3カウントを奪った。

 宮崎がマイクを持つ。
「本日はwave、…いや、私が言うこっちゃない。野中、リング上がって」
 野中リングアナがリングイン。
「今日、全部カードを考えてくれてありがとうございます。ちょうどいろいろ(スケジュールなど被らずに)うまくうハマってよかったね。ありがとう、みっちゃん」
 と言いながら、野中リングアナとハグ…とみせかけてのはずかし固め!
 15周年のお祝いとばかりに、何度も開脚させられた。
 
 野中リングアナが締めの挨拶。
「炎華ときずなにこんな姿、見せたくなかったですよ(笑)。でも最高でした、みんな。
本当、楽しかった、みなさんのおかげでいい大会でした。
15年間、めげずにリングアナ続けてよかったなと本当思いました。
何百回、辞めようと思った瞬間もあったんですけど、すべて報われました。
これから20年、30年、声の続く限り、やって行こうと思います。そして改めて、waveでデビューすることができてよかったなと。それからガンジョ、夏さんの大会、COLOR’Sと派生することができました。waveのリングアナもこれからもやっていきますのでよろしくお願いします」

 最後に二上会長から金一封の贈呈。野中リングアナは飛び上がって喜び、「(みんなと)焼肉? …いや、誰にも渡さねえ!」と最後まで持ち前の明るさで場を盛り上げた。
2024.03.17

『大阪ラプソディーvol.60』

日時
3月17日 日曜日
観衆
213人
場所
大阪176BOX
taisenn
1、OSAKA・スクランブルwave(20分1本勝負)
◯狐伯&青木いつ希(14分4秒 ラ・マヒストラル)柊くるみ●&夏実もち
taisenn
2、OSAKA・チャレンジwave(15分1本勝負)
◯倉垣翼(10分8秒 片エビ固め)田中きずな●
※ダイビング・ボディプレス
taisenn
3、OSAKA・Future wave(15分1本勝負)
◯花園桃花(10分19秒 デルフィンクラッチ)炎華●
taisenn
4、DUALSHOCK WAVE〜WAVE認定タッグ選手権試合 (時間無制限勝負)
《王者組》◯SAKI&世羅りさ(07秒 体固め)救世忍者・乱丸●&ハイビスカスみぃ
※ビッグブーツ。SAKI&世羅りさ組が第34代王者初防衛に成功となる。

▼再試合
DUALSHOCK WAVE〜WAVE認定タッグ選手権試合 (時間無制限勝負)
救世忍者・乱丸&◯ハイビスカスみぃ(09秒 スクールボーイ)SAKI&世羅りさ●
※ 救世忍者・乱丸&ハイビスカスみぃ が第35代王者となる。

▼再々試合
DUALSHOCK WAVE〜WAVE認定タッグ選手権試合 (時間無制限勝負)
《挑戦者組》◯救世忍者・乱丸&ハイビスカスみぃ(8分9秒 カサドーラ)SAKI&世羅りさ●《王者組》
※ 救世忍者・乱丸&ハイビスカスみぃ が第35代王者初防衛に成功となる。

※夜のカラミネンス大会では以下のカードに変更となる。
DUALSHOCK WAVE〜WAVE認定タッグ選手権試合 (30分1本勝負)
《王者組》救世忍者・乱丸&ハイビスカスみぃvsSAKI&世羅りさ《挑戦者組》
※ 救世忍者・乱丸&ハイビスカスみぃ が第35代王者の2度目の防衛戦となる。
taisenn
5、WWWD世界エリザベス選手権試合(60分1本勝負)
〈挑戦者〉◯米山香織(10分2秒 ダブルフォール)〈王者〉旧姓・広田さくら●〈挑戦者〉チェリー●
※第12代王者の初防衛戦に失敗。米山香織が第13代王者となる。
taisenn
6、Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合 30分1本勝負
◯《王者》宮崎有妃(16分6秒 片エビ固め)櫻井裕子《挑戦者》●
※直伝デスバレーボム。第21代王者2度目の防衛戦に成功。
2024.03.02

『NAMI☆1~Mar.~’24』

1,ゴキゲンwave(20分1本勝負)
SAKI&〇櫻井裕子(11分49秒、エビ固め)米山香織&チェリー●
※春夜恋の回転中に抑え込む


COLOR‘S対ゴキゲンBBAによるタッグ対決でスタート。
SAKI&櫻井が「COLOR‘Sがんばるぞ、おー!」と手を合わせると、それに対して、「ゴキゲンBBA、がんばるぞ、おー!」と米山&チェリーも真っ向から対抗。握手を求める櫻井に、ゴキゲンBBAは、自分たち二人だけで握手。ゴング。
裕子コールと米山コールが交差。どちらが大きいか、レフェリーのジャッジを仰ぐと、この日は引き分けの判定。
バックの取り合いから米山がヘッドロック。その後、タックル合戦へ。櫻井がタックルで倒し、SAKIも入り、「COLOR’S、イロトリドリ」へ。最後のフィニッシュではすかされる。ここでチェリー割って入り、「すごいダブル見せてやる」とクロスラインから「行くぞ、ゴキゲンBBA!」のポーズ。ただ、それだけ。
チェリーは櫻井にヘア投げ。さらに耳をつかみ、続いて髪をつかんでむしっていく。米山がコーナーに押し込む。さらにモンゴリアンチョップから鼻つまみ。
櫻井がカウンターのランニングキックで流れを変えて、SAKIへタッチ。BBAがクロスラインを狙うも、これをかわしてのダブルのチョキパンチ。
米山を捕らえてカンパーナ。しかし、米山もSAKIの足を払うとセントーン。チェリーがSTFへ。SAKIはチョキパンチでチェリーの動きを止めるが、チェリーもグーパンチで対抗。しかも、堂々とグーのアピール。SAKIはキチンシンクからチェリーをコーナーへ乗せてヒザ打ち。コーナーニーは自爆すると、チェリーがコルバタ。SAKIがアトミックドロップからビッグブーツ。COLOR’Sがコーナートレインからダブルのカウンターキック。櫻井がリバースDDTもチェリーも切り返す。
櫻井がチェリーにタックル、米山にもタックルを決めて二人が倒れたところに、まとめてボディプレス。さらにファイナルカット。チェリーが回転式の腕ひしぎ。そしてアームバー。さらに羽根折り固めに取ると、米山もSAKIをコブラツイストにとらえる。チェリーがエクスプロイダー。
ゴキゲンBBAがダブルのどっこいしょから、両者がセカンドロープに上り、セントーンと
フットスタンプの連携攻撃「米ちゃん、持ってて」からの裏拳は同士討ち。
チェリーが丸め込むも2。ここから春夜恋狙いに行ったが、回転の途中で体を浴びせた櫻井がそのままチェリーをフォールし、カウント3が入った。
2,Future wave(20分1本勝負)
杏ちゃむ&〇YuuRI(15分48秒、片エビ固め)田中きずな●&炎華
※スワントーンボム


2・14新木場にて、きずな対杏ちゃむ、炎華対YuuRIが行われたが、今度はHarmonie対QUEEN VALKYRIEによるタッグの対決が実現した。
QUEEN VALKYRIEはタッグとしてはwave初登場となる。まずは、おそろいのQUEEN VALKYRIEコスチュームで登場し、リング上でQUEEN VALKYRIEのポーズ。Harmonieもリング上でポーズを決めた。
先発は炎華とYuuRI。まずは炎華がアームホイップからの低空ドロップキック。Harmonieがクロスラインから合体「せーの!」エルボー。これに対して、YuuRIが低空ドロップキックから杏ちゃむによるフェイスクラッシャーの連携で対抗。
そして、Harmonieをロープに張り付け、「Harmonie、はじめましてー!」と客席へアピール。さらに炎華を張り付けたまま、YuuRIが背後からのドロップキック。炎華はメリーゴーランドでピンチを脱すると、きずながドロップキックで続く。さらに杏ちゃむにエルボーを放ち、YuuRIにドロップキック。炎華にタッチし、杏ちゃむドロップキック2連発も、カウント2。
再びきずな登場も、杏ちゃむはきずなへカウンターキックを4連発。さらに腕固めからキャメルクラッチ。YuuRIもロープのリバウンド3往復からの低空ロップキック。
杏ちゃむが腕固め。きずながロープへ。杏ちゃむ自らロープに走るがきずながフライングネックブリーカー。炎華がドロップキック4連発。さらに正面からもう一発。しかし側転エルボーはすかされ、杏ちゃむがコーナーエルボー。
炎華もコーナードロップキックでやり返すと、今度は側転エルボーに成功。ドロップキックからフォールも2。杏ちゃむがSTFで返す。きずながカットに入る。Harmonieがダブルのドロップキック。きずなはエルボーを連打するも、杏ちゃむはフィッシャーマン。2カウント。トップロープからのフットスタンプは炎華が回避も、即座にハイキックを浴びる。2カウント。YuuRIが正面からのドロップキック。ランニングエルボーからのフライングネックブリーカー。
炎華もYuuRIへドロップキック。そしてブーメランアタック。きずながトップロープからミサイルキック。そしてワキ固め。ロープブレイク。YuuRIがエルボー。きずなが倍返し。YuuRIもリストロック式エルボー。きずなも重い一発を返す。もう一発YuuRIがぶちかますと、きずなはダウン。
立ち上がると、きずながエルボーを連打。YuuRIはフェイントからローキック。きずなはブルドッキングヘッドロック。炎華が鎌固めからのきずながドロップキックによる連携。杏ちゃむがホイップしてYuuRIがきずなに足の払うと、背面ドロップキックから619。さらに正面からサッカーボールキック2連発。きずなが首固め。回転エビ固め。
ここからエビ合戦。きずなはHEATクラッチも2。きずなはエルボー連打。YuuRIはトラースキックからバズソーキック。2カウント。ならば、ボディスラムでセットし、スワントーンボムで3カウントが入った。
3、スクランブルwave(60分3本勝負)
狐伯&青木いつ希&関口翔(2-1)柊くるみ&梅咲遥&香藤満月
1本目:梅咲(9分2秒、ラ・マヒストラル)狐伯
2本目:狐伯(2分9秒、ヨーロピアンクラッチ)梅咲
3本目:青木(11分15秒、体固め)香藤
※セカンドロープからのダイビングボディプレス。2対1により
狐伯組の勝利。


6人タッグによる3本勝負。先に香藤が「よろしくお願いします―」と大声で青木へ挨拶に行く。青木はさらにその上を行く挨拶シャウトで倍返し。1本目、先発は狐伯とくるみ。狐伯、関口がくるみとのロックアップのたびに投げ飛ばされる。
青木はロックアップになんとかこらえる。しかし、押し込まれると、狐伯、関口も助太刀で押し返す。ここに梅咲と香藤までもが押し込みに加勢し、力比べ状態になり、くるみ組が押しつぶす。
青木と香藤。香藤が叫びながらのエルボーに、青木は「やかましいわ、コラ」と叫んでボディスラムから逆エビへ。悲鳴を挙げる香藤。梅咲が正面からエルボーでカットも、青木の体が後ろに反り、逆に締め上げる結果に。
それでも香藤はなんとかロープに逃げる。関口がサーフボード。「おら、やってみろー」と梅咲へカットに入るよう挑発。梅咲は関口の正面からエルボーを打ち込むと、こちらは簡単に離すことに成功。
今度は関口が香藤の胴を締めにかかるが、足が回り切らず。関口はセントーン。狐伯がコーナードロップキックから低空ドロップキックもカウント2。香藤はドロップキックで対抗するも空振り。狐伯がエルボーを打ち込む。さらに走り込んだところを、香藤はベイダータックルで返す。梅咲とくるみがダブルのドロップキックから梅咲の低空ドロップキック。ここから梅咲と狐伯によるエルボー合戦。
狐伯が足払いで動きを止め、低空DDTからの低空ドロップキック。梅咲もブロックバスターホールド。カウント2。狐伯は回転エビ固めから丸め込みを連発。梅咲も切り返してのエビ合戦となるが、ともに決まらず。青木のカットが狐伯に誤爆すると、梅咲がマヒストラルが決まり、1本先取。
2本目、狐伯が梅咲にブーメラン式ミサイルキック。香藤がボディプレスを決めると、梅咲に誤爆。さらにくるみもその上に乗り、青木、関口がその上に乗り、最後に狐伯がプレス。梅咲は全員分の体重を浴びることに。
なんとかしのぎ切った梅咲だが、関口が619から狐伯がミサイルキック。狐伯がカサドーラ狙いも梅咲がキャッチして回転させず。
くるみのラリアットは梅咲に誤爆。この間に狐伯がヨーロピアンに決め、1対1のイーブンに。
3本目、関口が梅咲へ丸め込みを4連発するも、なんとかキックアウト。それでも丸め込むが香藤がカット。梅咲はフライングネックブリーカーを決めてピンチ脱出。
くるみが関口に串刺し式タックルから抱え上げてのフェースバスター
関口がコードブレーカーからドロップキック。ワキ固めでくるみを絞る。
関口&狐伯のダブルドロップキックに行くが、くるみも二人へのダブルラリアット。
関口はSTO。青木がフライングネックブリーカーからのボディプレス。青木とくるみがエルボー合戦。青木がラリアット、くるみもラリアット。
ダブルのラリアット合戦。青木が打ち勝つ。青木が突進すると、くるみはナッツドライバー。
さらにセカンドロープからのダイビングセントーン。くるみが次の技の体勢に入るも、香藤が「チェンジ!チェンジ!」とタッチを要求。香藤は代わりざまに、青木へフライングボディアタックからボディプレス3連発。そしてコーナートレインへ続く。
そこからコーナーでくるみがおんぶ状態で梅咲と香藤を背負い、3人がかりのボディプレスも2。関口がドロップキックでカット。青木が背中へのニーアタック。そしてスリーパーを決めたが、香藤がロープ。ここから、香藤と青木のエルボー合戦。狐伯がドロップキックでカットするも青木に誤爆。梅咲もミサイルキック。
くるみもくるくるくるみと青木を連続攻撃。香藤がボディプレスも2。ボディスラムも2。香藤は青木をボディスラムで持ち上げようとするが上がらず。青木は大外刈り。2カウント。
香藤がエルボーを連打から突進も、青木はラリアット一発でなぎ倒す。青木が「満月、つぶれろー!」と叫び、トップロープからのダイビングボディプレスで決着。
2対1で狐伯&青木&関口組の勝利となった。
・インフォメーション
二上会長がリングへ上がり、5・5後楽園から始まるCATCH THE WAVEの日程が固まったことが明かされた。
5・5後楽園(昼)に開幕、5・6北沢(昼)、5・12札幌イーワン(14時)、5・18アミスタ川崎(夜)、5・19千葉2AWスクエア(夜)、5・25岐阜じゅうろくプラザ(夜)、
5・26大阪176BOX(夜)、6・2岡山オレンジホール(昼)、6・7新宿FACE(夜)、
6・15千葉2AWスクエア、6・16アミスタ川崎(夜)、6・23ふじさんメッセ、7・3新宿FACE、7・14後楽園(決勝)へと続く。ほぼこの日程で公式戦が行われるが、
1、 2大会追加の可能性はあるとのこと。
また欠場中の世羅もリングへ登場して挨拶。
「めちゃめちゃ元気ですー。みなさん、本当に申し訳ありませんでした。3・17カラミネンス興行では、タッグの防衛戦をやりたいと思っております。大阪ならではの選手とやりたいと思ってまして、凡女美ーナス(乱丸&ハイビスカスみぃ)とやらせてもらいたいと思います」とアイデアを述べると、昼のwave興行でも同一カードを考えていたとのこと。話し合いの結果、「お昼にまったく同じカードの時間無制限場外カウントなし、その決着がついていたら夜の興行でタイトルマッチです」と(二上会長)と、昼は「時間無制限場外カウントなし」ルールが採用された。果たして、夜のカラミネンス興行までに決着するのか?
昼夜興行とも目が離せない。
さらに3・17wave大阪大会の追加カードとして、田中きずな対倉垣翼、狐伯&青木対くるみ&石川奈青が決まった。
さらに、昼夜大会とも欠場中の網倉理奈がリングアナを務める。
5,WWWD世界エリザベス選手権試合(60分1本勝負)
〈王者〉井上京子vs 〈挑戦者〉宮崎有妃 vs 〈挑戦者〉旧姓・広田さくら
◎広田(11分41秒、体固め)宮崎
※FFD。京子が2度目の防衛に失敗し、広田が第12代王者となる。
また、王座獲得により、今後、リングネームが『旧姓・広田エリザベスさくら』に改名される。



2・23アミスタ大会で決まった防衛戦。エリザベス王座は40歳以上が対象の3WAYマッチというルールによって争われる。
まずは試合開始と同時に、京子が広田に向かってくる。広田は「3WAY、3WAY!」と焦りながらアピール。「ちょっと待て、3WAYでしょ、こんな接近戦にならなくても。京子さん、宮崎さん、お二人の絆、それを考えると、私はちょっと邪魔なんじゃないかなと。
ここは二人で思う存分やっちゃってください」と二人で戦わせようとするも、2人に襲われる。広田は場外転落。ここで京子対宮崎へ。串刺しラリアットの宮崎に、京子も串刺しラリアット。
エルボー合戦。宮崎がロープに吹き飛ばされたところに広田が場外からボ・ラギノール。
広田がリングへ戻ってきたところへ「何じゃオマエ、タイトルマッチだぞ、なめんじゃねえ」と京子がヘアホイップ。さらにコーナーに押し込み、顔面ヒップ攻撃。
広田もボ・ラギノールからプロレスLOVEポーズ。そして禁断の高田純次を敢行するが、フィニッシュで足を伸ばされ、阻止される。「なんだこれ?」という京子に、「メインイベントのタイトルマッチなのに、まさかお前が代わりにやるっていうのかー!」と広田がリクエスト。
広田は寝転がるも、京子はニラミを利かし、「おい、来いよ」と闘いのアピール。まったく乗ってこない京子に、「今度はこっちだ、オラ―!」と腕を取り、ロープ渡りを誘い込むも、これも拒む。「ちょっと待ってくれよ、あれもいやだ、これもやだ。何しに来たんだよー!いいか、これはタイトルマッチでメインだろうが。それをやってこその井上京子だろ、その前に高田純次をやるのか、ロープ渡りを私がやるのか、どっちがいいんだよ、選べよ」と迫りよる。ここで京子も広田の熱意に観念し、「激しいの」と返す。「どっちも十分激しいだろうが、どっちやんの?」とさらに突っ込む広田。
京子はロープを指さす。すると、突然、京子は自ら腕をねじって「いててててて」と叫ぶ。ここで広田が腕を取ると、ロープ渡りからロープジャンプ。宮崎もまとめて、ダブルのヘッドシザースホイップ。さらにはプランチャも成功させる。「飛んだぞー!」と広田。
そして宮崎へミサイルキック。宮崎もラリアットからミサイルキック。広田は立ち上がりファイティングポーズも即、倒れ込む。宮崎が「効いてるんかーい」と起こそうとするが、広田はボ・ラギノールからへな拳、夜叉ロック。
京子が背後からこめかみへのぐりぐり攻撃(関西で言う『梅干し』)でカット。ここから広田&宮崎へダブルラリアット。そして「どいつもこいつもふざけやがって」と京子が宮崎へ、まさかのはずかし固め。「
「宮崎さんだけにはずかしい思いはさせない!」とその横で、広田がエアはずかし固め。これを脱出した宮崎が「のぼれー」と広田へ指示。合体シーソープレスもカウント1。京子はラリアット。2連発。
「カモン」と京子。宮崎が飛び込むも京子がラリアット。「起き上がれ、このブス!」と再度、ラリアット狙いも「誰がブスじゃー!」とラリアット返し。京子がトップロープから雪崩式ブレンバスター。フォールするも、広田がボ・ラギノールでカット。「痛い、ケツ」という京子にシャイニングウィザード。ここからへなーらサンセットを狙ったが押しつぶされる。2カウント。
京子はナイヤガラドライバー狙いも広田がウラカン。ならばとラリアットも広田は体を入れ替えて丸め込む。2カウント。
宮崎が飛び出し、ムーンサルトプレスに行ったが自爆。広田はローリング式ボ・ラギノールからの619で京子を場外へ落とす。宮崎がスライディングキックでダメ押し。
リング上は広田と宮崎に。広田はサクライトも、宮崎は途中で受け止め、そのままぶっこ抜きジャーマン。しかし、そのままFFDで覆いかぶさると、3カウントが入った。

「何で返さないの?乗っかっただけだよ」ときょとんとする京子。まさか3が入るとは思わず、カットに行かなかった模様。ともあれ、広田が第12代王者となった。
倒れ込みながら広田がマイク。
「認定証、ベルトの前に、ちょっと待ってください。私は勝ったら旧姓・広田エリザベスさくらに改名するって言ってたじゃないですか。私が勝って、ゴングがなった瞬間から始まってるんですよ。だからリングアナの美智子、やり直せー! (勝利者)曲も変えろー!」とアピール。
野中リングアナが「ウイナーからでいいすか。ウイナー、旧姓・広田エリザベスさくら」と言い直す。ディアナ株式会社から梅咲遥の代読により、認定書とトロフィーが渡されることに。梅咲はきちんと「旧姓・広田エリザベスさくら殿」と読み上げる。しかし認定証には「エリザベスが入ってないじゃないかー、後で足しとけー!」とクレーム。
広田「みなさん、待望のエリザベスチャンピオンになりました。このベルトは、ふさわしい人にまわってくるので。ザベスの時代が来たぞー。これを言ってみたかったんですよ。挑戦したい奴、上がってこいやー」
このマイクに「はいはいはいー!」とゴキゲンBBAが名乗りを上げる。
広田「そだよねー、今日の大会で挑戦権があるの、この二人くらいしかいないよね。決定じゃないの、熱が冷めないうちに、4月3日、新宿FACEでやりましょう!」
 ここで3人が握手。即決定かと思われたが…。
二上会長「あかん。あかんねん。4月3日、広田のカード決まってんねん。京子さんか宮崎が取ると思ってたから(館内爆笑)。お前のバナー作るのどんだけ(長くて)大変と思ってんねん。(エリザベスは)3・17大阪にしてください」
防衛戦さえできれば依存がない広田は「早まりましたね。いいですよ。じゃあ、大阪でエリザベスやりましょう!」
二上会長「広田さん、ついでに4・3のカード行ってもいいですか。どうしてもやりたかったカードがやっとスケジュール押さえられました。4・3新宿FACE、・旧姓広田対黒潮TOKYOジャパン(館内、『オーッ!』というどよめき)。あと札幌に(広田の)子供行く? (「ちょっとまだ…航空券代は出ますか?」と言う広田に)それは競技しましょう。札幌は北海道なので、現地の人に頼みました。対アンドレ・ザ・ジャイアントパンダ(館内、再び『オーッ!』というどよめき)。子供喜ぶやん。なかなかのカードやろ」
 2大サプライズカードにどよめく場内。「ほら、大殺界開けたって聞いたんで」と二上会長。「うわー、スゴイ!大殺界開けて、来てますね!」と広田。
ここで桜花もマイク。「全然、広田さんと関係ないですけど(「関係ないのかー!」と広田)、4・3新宿、私の誕生日の前の日、春の日と言えば私の好きな選手、その選手と炎華、ちょうどデビュー1周年なので、ボスこと、桃野美桜とのシングルマッチ。本当は私が試合したいけど、炎華に託します」
最後は、広田が「3年連続の大殺界が明けた後に幸先いいスタートが切れました。今までのGAMIさんのオファーの努力が実りました! これからもエリザベスさくら上がっていきます!」というマイクとともに、「これがwaveだー!」でエンディングとなった。
・バックステージ
「なぜ私がこのエリザベスを取ったら、エリザベスにしたか。レジーナの時も、私は旧姓広田レジーナさくらにしたんです。いまいろんなベルトがあって、いろんな団体に参戦する時に、団体に関係のないベルトを持っていたときに失礼になるかとか、私のポリシーとして、
ベルトは巻いていかないんですね。そうすると、自分がチャンピオンであっても、外して入場することがベルトにも失礼だという私の気持ちもあって、上がる団体にもベルトにも失礼じゃない状態で、私が王者である、こういうベルトがあると広めるために、私はベルトの名前を名前の間に入れる活動をしてまして。だから、GAMIさんも面倒くさがらずに協力してくれていると思うんですけど。それがファンの人も楽しんでくれてると思うんですけど。
(「エリザベス王座の獲得は4度目ですね?」)4度目です。私はエリザベスになったら、ガウンもあるんで、ガウンも引っ張り出してきます。次の大会は3日が大阪で(道頓堀プロレスの)レフェリーの秀美ちゃんの10周年興行に呼ばれているんですけど、エリザベスになって初めてがその大会です。
(「次は2TOPと対戦です」)ついに禁断のカードが開かれることになりました。こんな早く私の対戦カードが決まることがないので、どうしたらいいかわからなくて。ちょっと黒潮選手と、ジャイアントパンダ選手を毎日意識しちゃうかもです。
(「認定証に“エリザベス”の文字がなかったが」)あれだけ言ったのに。あれだけ。ここで書き直させてもらいます」