2024.01.01
『NAMI☆1〜Jan〜2024年新春・波始め〜GO WAVE~』
日時
|
1月1日 月曜日・祝日
|
観衆
|
242人
|
場所
|
|
・オープニング
waveのお正月恒例、所属6選手が書き初めを書いた色紙を手に入場。宮崎はReginaベルトを持参し、入場と同時に掲げる。
炎華「あけましておめでとうございます。今年の漢字は跳躍の『跳』です。跳ね上がるという意味があるんですけど、去年より今年はもっともっと成長できる年にしたいのと、技も飛び跳ねる系を目指したいのでこの漢字にしました」
きずな「今年の漢字は『芽』です。この字を選んだ理由は去年、プロレスラーになりたいという夢がかなって、炎華とタッグのベルトを巻きたいという願いがかなったので、芽には新しいものを何か…という意味があるんですよ。新しい夢に向かうためにこの漢字にしました」
狐伯「じゃじゃん。狐伯の『狐』、きつねです。字うまくないですか? 今年の4月で復帰して2年になるんですけど、初心を忘れずに、狐伯と言う名前を付けたときの気持ちを忘れずに2024年頑張っていきたいと思います!」
広田「信じるの『信』、これです。私の好きな『ブラックジャック』の手塚治虫先生の言葉で『人を信じよ、それ以上に自分を信じよ』というものがありまして。信じた人に裏切られることがあるかもしれないけど、自らを信じることでそれが上回れると。裏切る裏切らないとは世の常であるけど、もっと人を信じて、自分を信じて、もっと人から信じられたいと思ってこの漢字を書きました」
宮崎「『炎』です。2023年の最後のカルッツ川崎でReginaチャンピオンになりました。イエー! 2024年は私、ハードコアのコスチュームも、このコスチュームもファイヤーが入ってて、ファイヤーが好きなんです。その心の炎を燃やして、もっと熱い一年にしていきたいです。まずは2月4日、梅咲とのチャンピオンシップ、私の心を燃やして勝ちたいと思います」
桜花「『授』かるです。2023年は妊活したのに全くできておりません。だからこそ、今年こそは授かれるよう頑張りたいと思います。今日の対戦カードは広田さんとくいしんぼう仮面さんの1本しか発表しておりません。というより発表しません。今日はカードを発表せずに、曲が流れた時点でわかるようにしますので、Xが誰か、全4試合を楽しんでいただけたらなと思います。選手一同頑張っていきますので、よろしくお願いします」
最後は横一列に全員が並び、2024年最初の大会の幕が開けた。
1,新春・プレミアムwave(15分1本勝負)
〇宮崎有妃&入江茂弘(15分27秒、片エビ固め)米山香織●&新納刃
※ムーンサルトプレス。
というわけでカードがわからない状態でのスタートとなった今大会、まずはおなじみの宮崎の曲が鳴り響き、観客は手拍子で迎える。宮崎は赤コーナーへと陣取る。続いては米山の曲がかかり、客席の四方をタオルで鼓舞する。米山は宮崎と反対の青コーナーへ。
さらに今度は新納の曲がなり、米山の隣に立つ。「よねやまどか」が揃った。そして、最後の曲と同時にカーテンが開くと、Xである入江が登場。観客から「オーッ!」という歓声が上がる。まずはミックスとタッグマッチでのwave2023年スタートとなった。
先陣は宮崎と米山。宮崎がタックルから両者のヘッドシザース合戦。ともに入江、新納にタッチ。タックルは互角となったが、二発目で入江が打ち勝つ。新納はコルバタで投げると、米山を呼び込み、サンドイッチの低空ドロップキックから「よねやまどか」ポーズ。
入江が米山にボディスラム。そしてロープのリバウンドを利用してのボディプレス。宮崎へタッチ。ダブルのタックル。宮崎はボディスラムからのギロチン。さらにキャメルクラッチの体勢でヘアをつかむ。
再度、背中へのギロチンドロップ。新納へ手を差し伸べる米山の手を踏みつける。再び入江にタッチ。ブレンバスターから再び宮崎へ。高速ブレンバスター。入江にタッチ。
「もうヤダ、帰りたい」と米山は泣き言。入江は串刺しラリアットからゴリラクラッチ。長時間つかまっていた米山だが、新納のアシストから、ダブルのアームホイップで逆転し交代成功。新納はランニングキックを連発。スワンダイブのドロップキック。
さらにスパインバスター。カウント2。入江はブラックホールスラムを返すと、宮崎をおんぶしてのダブルボディプレスに持っていくが自爆。
新納は米山を抱え上げて合体ヒップドロップ。ならばと宮崎はBIG HIP。米山の豚トン♪は新納へ誤爆、宮崎は味方の入江も重ねて押しつぶして千枚漬け状態に。その上から宮崎がフォールしたが2カウント。
新納が延髄蹴りから米山にタッチ。「食らえ、恥ずかし固め~」と言いながら、自ら技をかけられに行く。「やんねーよ。新年早々、見たくないでしょ」と拒否。「みっともないからやめな」と新納も辞めさせようとする。ここで、宮崎は「わかった、この二人どちらかにかけます。米ちゃんがいいと思う人」と観客に問うと、誰からも拍手が起きず。
今度は、「新納鋼がいいと思う人」で大拍手。「しょうがねーなー」と恥ずかし固めを敢行。米山は自分が選ばれなかった悔しさで号泣。新納は観客席に「おまえら性格悪いぞー」。
宮崎の突進を新納はカット。入江の突進もカットして、新納のライオンサルトと米山の豚トン♪の合体プレー。米山は宮崎へ回転エビから低空ドロップキック。セカンドロープからジャンプするがキャッチされてえびす落としを食う。
新納がカウント2でカット。入江も入りビーストボンバー。その間に米山がジャパニーズレッグロール、これをかわして宮崎が外道クラッチ。カウント2。入江はパイルドライバーで米山を新納に突き刺してダブル攻撃。米山にキャノンボールから宮崎がラリアット。そしてムーンサルト弾を叩き込んで3カウント。宮崎&入江が堂々の連携で制した。
2.新春・スクランブルwave(20分1本勝負)
田中きずな&〇炎華(18分13秒、ジャパニーズレッグロールクラッチホールド)桜花由美&YAKO●
続いてもテーマ曲でどのカードか分かる仕組み。まずはYAKOに続き、桜花のテーマが鳴ると、観客席から「オーッ」の声が上がる。リングインすると、桜花がYAKOを呼び込んでダブルでポーズを取る。
一方、『アルモニー』に乗り、きずな&炎華が入場。もちろん両者ともにWAVEタッグベルトを巻いて入場。川崎大会同様、セコンドに二上会長が就きアドバイスを送る。
試合前、握手に対して、YAKOが炎華の手を張ると「なんでそんな悪いことするの?」と桜花がツッコむ。ならばと、きずなとはクリーンに握手。
まずはきずな&炎華が奇襲のドロップキック。それぞれ対角線に走ってのドロップキックと続く。さらに「せーの!」からの合体エルボー。
クロスラインを桜花がかいくぐると、「クソガキ!」とダブルのフェースクラッシャー。
炎華へ串刺しのビッグブーツから顔面を踏みつける。観客は大ブーイング。
さらにエプロンのきずなにもランニングブーツで場外へ落とす。再び観客から大ブーイング。
YAKOがヒップアタックからフットスタンプ。弓矢固めに固めると、桜花がドロップキックと連携を見せる。
再び桜花登場。炎華のヘアを2重にもねじってからのヘアホイップ。コーナーでの顔面踏みつけにYAKOも加勢すると大ブーイング。セコンドの広田が「顔はやめろ、ババア」。桜花が振り向くと、広田は「いや、後ろの人たちが」と、とぼける。桜花はニードロップを連発で落とし、ニーリフトをあえて顔に連打する。二上会長は「失格でいいよ、失格」とアピール。
続いてYAKOがボディスラムからエルボー、逆片エビ固め。コーナーへ振ると、炎華はブーメランアタックで返す。形勢逆転に、きずなが炎華をコーナーホイップして串刺しドロップキック。
きずなも続く。1回で終わらず、これを連打で放つ。きずなはさらにドロップキックからワキ固め。ロックが外れないとなると、腕ひしぎを狙うもYAKOはロープへ。
今度はきずながYAKOの腕をロープに絡める。YAKOが足をすくうと桜花がエプロンからキックでアシスト。YAKOがサイドバスターも2。桜花にタッチ。バックドロップキックを狙うが、きずなは後頭部にエルボーを落として決まらず。するとブラティーEXへ。さらに背後からキック、正面からのランニングキックも2。
エルボー合戦から桜花が追いかけ式エルボー。桜花はコーナーへ振るが、きずなはコーナーを使っての回転式腕ひしぎ。桜花は上になり、フォールの体勢で返すも、きずなはネックブリーカーから炎華がドロップキックの4連発。さらにエルボーを連打。
側転エルボーは蹴りでカットされたが、コルバタは成功。今度は側転エルボーを成功させてドロップキック。さらにボディスラムで投げると大きな歓声に包まれる。桜花が再び顔面へニーリフトを連発して反撃。さらにDDTへ。そして垂直落下ブレンバスターを決める。桜花のネックハンギングを炎華は前方回転エビ固めで切り返すも2。
桜花はビッグブーツからYAKOへ。YAKOがランニング式のヒップアタック。炎華はエルボーを連打しやり返す。YAKOもヘッドバッドからダブルリストアームサルトも2。
さらに逆エビ固めへ。残り時間5分。思い切り体を反らすが、きずなが必死にカット。
炎華がフライングメーヤーからきずなのフェースクラッシャー、さらにジャックナイフ固め&低空ドロップキックの連携へ。炎華はSTFに決めるが桜花がカット。
桜花のサンマドロップはYAKOに誤爆。炎華がミサイルキック、きずなも続く。炎華がフライングボディアタックは桜花がエルボーを落としてカット。YAKOはブロックバスターホールドで返す。再度、ブロックバスターホールドもきずながカット。
桜花のビッグブーツがYAKOへ誤爆となると、炎華がこのスキにジャパニーズレッグロールラッチで丸め込み3カウント。
WAVEタッグ王者らしいチームワークで2024年幸先の良い1勝をゲットした。
・バックステージ
きずな「この間の川崎で念願のタッグのベルトを炎華と二人で巻くことができて、これから今年はタッグ王者として防衛を重ねていきたいし、世羅さん、SAKIさんと戦わせていただいた時に、いつまでもあこがれているだけじゃなくて、世羅さんやSAKIさんのような、強くてキラキラなチャンピオンにならなきゃいけないなって思いが芽生えました。今日、新年一発目はなんとしても炎華と勝たなきゃいけないなって思っていたので、炎華が勝ってくれました」
炎華「今日はベルトは賭けていないですけど、二人で組んだからには勝ちたいと思っていたので勝ててうれしかったですし、防衛戦はいつになるかわかりませんが、2人で試合で勝って勢いをつけていきたいと思います」
3,新春・レギュラーバトルロイヤル(9人参加=時間無制限勝負)
SAKI(18分7秒、エビ固め)櫻井裕子
※狐伯と櫻井のエビ固め合戦にSAKIが両者を固めてフォール。退場順①チェリー②松本都③高瀬みゆき④梅咲遥⑤笹村あやめ⑥青木いつ希⑦狐伯。1分おきに出てくる時間差バトルロイヤル。通常ルールに加え、オーバー・ザ・トップロープ、スローモーションルールを採用。優勝者は二上会長より景品の贈呈=2・4後楽園にてDUALSHOCKWAVEへの挑戦権をSAKIが獲得。パートナーに関しては保留。
1分おきに選手が出てくるロイヤルランブル形式で、オーバー・ザ・トップロープを採用。優勝者には二上会長から商品が進呈されるという新春バトルロイヤル。どこかでスローモーションが発令されるという気の抜けないルールも加わった。
まずはチェリーとX=松本都からスタート。早くもチェリーがオーバー・ザ・トップロープで落としにかかるも、都は必死に阻止。都はソバットから三日月蹴り、カカト落としも2。チェリーはグーパンチから変形の足4の字。
苦痛にゆがみながらも、客席に「応援して」とアピール。チェリー「足がいてえか?」都「いてえ」と言う会話からチェリーはさらに足攻め。これを都が卍固めで返すと、カウントダウンから3人目の笹村が登場。チェリーは笹村を奇襲すると、都ごとニードロップからダブルフォール。
これに怒った笹村と都はチェリーにストンピング。
この間に次の曲が鳴り、4人目の青木が登場。「誰が一番悪かったですか」という青木にチェリーが「こいつ」と笹村を指す。青木が笹村にお仕置きしようとすると、チェリーがニードロップで青木ごとフォールに持っていく。
続いて5人目の入場は高瀬。なぜか、首を氷嚢で押さえていて、四つん這い。「どうした」とセコンド。青木が「あいつ、昼の試合で京子さんのパワーボムとジャガーさんのかかと落とし食らったダメージがまだ直ってない!」と絶叫。リングインしたものの、ダメージ大ですぐに場外へ
6人目、梅咲の出番となるが、強引に高瀬をリングに挙げる。ここで全員がかわるがわる高瀬をフォールに行くが、いずれも2でキックアウトし、だれもフォールできず。しかし、ここで梅咲&高瀬が急に連携へ走り、ダブルのドロップキックからルミナスポーズ。急に動きが速くなった高瀬。フラフラの状態は演技だった。
続いて7人目、櫻井の登場。梅咲をタックル、高瀬をドロップキックのあと、二人の周りを一人ピヨピヨポーズ。続いて8人目はSAKI。チェリー、笹村、青木、都、梅咲、高瀬にチョキパンチ。レフェリーもチョキだからOKと認める。9人目、狐伯の登場。リングへ入ると、全員をドロップキックで打ち込んでいく。チェリーが狐伯の足を決める。さらに笹村、高瀬と腕を固め、青木、梅咲の足をとらえ、SAKIの腕をとらえ、一人でほとんどの選手の関節を決めるという展開となったが、捕獲されていなかった都がカット。すると、今度は決められていた選手が逆にチェリーの関節を次々と決めていく。ここでチェリーはギブアップし退場。
都が4人へのボディアタック。4人は受け止めたが、「空気を読め―」と絶叫したため、なんとか技を成功させる。しかしトップロープでY字ポーズを決めたところで青木が場外に落として都が失格。
高瀬は狐伯にDDTから低空ドロップキック。しかし。狐伯が高瀬の足をかけると、狐伯、笹村、青木が連続で背中へニー。
青木&笹村が高瀬をコーナーへ振ったが、ブーメラン式ミサイルキックを浴びる。高瀬はSAKI&櫻井にもダブルのミサイルキック決める。しかし、狐伯&梅咲には空振りすると、そのまま押さえ込まれ高瀬が失格。ここで残った選手たちに青木が「出とけー」とそれぞれを場外へ蹴散らすと笹村とのエルボー合戦。やはりこの二人が顔を合わせるとこれがないと収まらない。しかし、このタイミングでカウントダウンかかり、ここでスローモーションが発令。
残った6選手でエルボーを打ち合うが、どれもスローとなり有効打とはならず。1分間が終了すると、SAKI&櫻井が梅咲をロープに飛ばすが、ネックブリーカーでお返し。場外へ落ちたSAKI、櫻井を目掛けて梅咲がトップロープへ。
青木が「オーバー・ザ・トップロープで失格になるぞ!」と言っても「うるせー、今年は飛躍するぞー!」とプランチャ。オーバー・ザ・トップロープにも納得の失格となった。
青木と笹村が再びエルボー合戦で打ち合う。ここから笹村のブロックバスターホールドもカウント2。青木がラリアットで返すと、そのまま全員が覆いかぶさり、笹村、青木が交互にフォールされて退場。
残りはSAKI、櫻井、狐伯。櫻井がボディスラム。SAKIがエルボーと狐伯を追い込む。しかし、櫻井がフォールに乗ると、SAKIがカット。抗議する櫻井にSAKIはチョキパンチ。狐伯の背後から丸め込みを狙うSAKIに背後から櫻井がとらえ、二人をコブラツイスト。ロープに逃れた狐伯がDDTからカウンターのキック。フォールに行くと、SAKIがカット。SAKIがコーナーへ振ると、狐伯がブーメラン式ミサイルキック。SAKIがダウンしているスキに、狐伯と櫻井がエビ固め合戦。これをSAKIがそれぞれにフォールをアシストし、まずは狐伯、続いて櫻井を連続で3カウント。SAKIがバトルロイヤルを制した。
SAKIには優勝商品の贈呈。二上会長から「2月4日空いてます? タッグの挑戦権を差し上げます。パートナーは自由に選んでくいださい」と、2月4日後楽園でのDUAL SHOCK WAVEの挑戦権が与えられた。
狐伯が「私空いています」と手を挙げると、「あなたウチの所属選手ですから空いているでしょう」と二上会長からダメ出し。「私COLOR’Sなので」と櫻井も手を挙げるも、二上会長は「それはCOLOR’Sで調整してください」と返答される。櫻井、狐伯ともにSAKIへ頼み込んだが、SAKIは「保留にさせてください―」とこの場では保留にした。「後日、LINEにて報告してください」と二上会長。果たしてSAKIの選ぶパートナーは狐伯か、櫻井か、それとも違う選手なのか?
4、新春・コミカルwave(時間無制限1本勝負)
旧姓・広田さくら(17分46秒、へなーラ・サンセット)くいしんぼう仮面
※15分1本勝負を試合中に広田が時間無制限へ変更要求。承認されて時間無制限に。
広田は「このカードがメインだってよ、ふざけてるよなー、びっくりするよー」。まずはくいしんぼうコール、広田コールでそれぞれポージング。Tommyコールが起きると、膝が痛いと指差し、軽めのポージング。
広田はヘッドロック。タックル合戦は互角のぶつかり合い。再度、タックル合戦へ行くかと思えば、くいしんぼうはゲンコツを見舞う。もう一発ゲンコツからヤンキー座り。ブーイングが飛ぶ。くいしんぼうのフライングヘッドバットは空を切ると、広田はフェースバスターからプロレスLOVEポーズ。
広田は「くいしんぼう、今日は楽しみにしていたよ。なぜなら3年前から大殺界が始まってて、ネタにならないくらい壮絶な大殺界でした。しかし、昨日12月31日を持って、3年間の大殺界が明けましたー! 乗り切ったんだよー。だから、今年からはいいことしか起こらない。もはや私は今、厄除け大師だよー。オマエも厄にビビってるなら私を倒してからいけー!」とアピール。そして、腕を取ると「厄はすごいからちゃんと覚えておけよ。狐伯、オマエも厄除けしたかったら私を倒してから来い!」とセコンドの狐伯を挑発。すると、狐伯がリング上に。広田は狐伯の腕を取る。すると、厄払いをしたいかのように、YAKO、桜花、宮崎、笹村、青木、櫻井。高瀬、梅咲、SAKI、米山、チェリー、炎華、都と次々リングに上がり、その都度、広田が腕を取る。そして、全員の腕を取った状態でロープ渡り。「ついて来いよ、厄除けしたいなら」と言いながらロープを渡る。さらにロープジャンピングも成功。「もう一回」コールを受けて、二度目もまさかの成功となり、全員をアームホイップ。
場外へ落ちたくいしんぼうにトペ・スイシーダを狙うが、宮崎をタテにする。そのまま宮崎に命中。
リングへ戻ると、広田は首4の字固め。「何、休んでるんだよ、そんなんじゃ厄が落ちないぞ」とセコンドを呼び込み、首4の字の数珠つなぎ状態となる。リングでは高さが足りず、場外にまでトレインは続く。
しかし、いつの間にか、広田とくいしんぼうがリングを抜け出し先頭へ入ったため、レフェリーがカウントを数える。仕方なく、二人は技を解いてリングイン。
「今何分だよー?」と広田が残り時間を確認。「9分半」とリングアナが伝えると、残り時間を計算し、「だったら場外カウントなし、時間無制限だよー」とアピール。二上会長が手を横に振る。
「じゃあ、時間無制限にするなら場外カウントありでもいいよ」と広田が妥協すると、二上会長が「普通に試合しろよ、まだロープ渡りと首4の字しかしてないだろ」とツッコミ。そして「桜花さんどうする?」と桜花社長へ相談。その結果、「時間無制限で場外カウントはきっちりあり」となった。「じゃあ、試合時間もリセットしよ」という広田に「いや、このままでええやん。今迄のなかったことになるよ」と二上会長が正論を放ったことで、そのまま試合は続行。
ここでくいしんぼうがヘッドロックを「シャキーン」で外す。こうなると、広田も「シャキーン」でヘッドロックを外す。広田は「時間無制限になったからな、梅咲!」と梅咲を呼び込む。客席からは「厄落とし」コール。梅咲がシャキーンの4連打。
「聞こえるぞ、みんなの心の声が。炎華あがれー!」。炎華もぎごちなくシャキーンの4連打。そして次はまさかのYAKO。
シャキーン4連打の後、恐縮しながらリングを降りる。続いてきずなを指名
見事に「シャキーン」を完成させると「かわいい」の声があちこちから飛ぶ。「もうええわ、GAMIさんに怒られる」とくいしんぼうは串刺しラリアットから追走式ラリアットも途中で広田を追い抜く。
広田は「みんなさっきは悪態ついてごめんね。みんな上がれー」と再びセコンドをリングに挙げるとくいしんぼうに向けて、トレインのスタート。桜花は高速のエルボー、宮崎はラリアットを4連打。
そして、広田の拘束によるウラカンラナはカウント2。
くいしんぼうもマヒストラルからエビ合戦に移行。ともに2カウント。くいしんぼうのシットダウンボムも2。ここで広田へなーラサンセットを見事に決め、カウント3。広田の勝利で幸先の良い2024年スタートとなった。
「スタートの大会を勝利で終わらせることができました。みんな今日は、…うっ!」と、マイク中に広田が倒れる。
くいしんぼう「広田さん、広田さくらさん! 大変だ、広田さんが余命いくばくもない状態に…。こと切れる前に何か一言お願いします」
広田「今年もよろしくね…ガクッ」
くいしんぼう「広田さーん。新春早々なんと縁起の悪い。こんなんじゃ終われんよ、気分転換に音楽でも聞こう。ポチッ」
広田は「時には昔の話を」をアカペラで歌いながら立ち上がると、ここからは軽快なパラパラダンスへ早変わり。そしてダンス終了後、再びマイク。
広田「はい! ということで無事メイン終了しましたー! GAMIさん、メイン終わりましたよ。すごいでしょー。くいしんぼう仮面と旧姓・広田さくらがメインに立つとこういうことになるって覚えとけよー! せっかくみんな私のオンステージとともにリングに残ってくれたので、このまま締めたいんですけど、私エリザベス挑戦したいってずっと言ってたんですけど、梅咲、ディアナさん、ビッグマッチあるよね? それ私スケジュール空いているから。ジャガーさんとやる気満々だから」
梅咲「SNS見ていないんですか? もう頭下げました自分が会社に。広田さんがパワハラだと。もうカードが組まれてて、発表されてます」
広田「マジで?」梅咲「確認してくださいよ」広田「みんな知ってた? 会社としてそういうの私にちょっと『そうなった』とか言ってくださいよー。聞いてないですし、子供の看病していたんで(携帯を見ていない)」
二上会長「よかったやん、決まって」広田「教えろよー! …よかったです。ありがとうございます。みなさん、笑顔が素敵です。みんな笑ってる。選手が幸せならみんなも幸せ、みんなが幸せなら選手も幸せです。これからもリングから幸せを届けます。これがwaveだー!」で2024年最初の大会は締めくくりとなった。
2023.12.31
wave追加決定大会!3・17大阪大会のチケットをモーニングプロダクションで先行発売!
▼wave追加決定大会!3・17大阪大会のチケットをモーニングプロダクションで先行発売!
◎1・7(日)16:00~17:00
■場所:大阪・モーニングプロダクション
住所: 大阪府大阪市浪速区難波中1-13-3新風ビル2F
TEL: 06-6648-9513
▼先行発売チケット
◎3・17(日)開場11:30・開始12:00 @大阪176BOX
『大阪ラプソディーvol.59』
▼前売りチケット料金
■SRS席=7,700円
■RS席=5,500円
■指定席=4,400円
※当日550円アップ。
※3・17大阪大会のチケットは1・9より事務所取り扱い予約開始。FC会員様は先行発売前から予約可能。
▼参加メンバー
田中きずな、GAMI
田中きずなのポートレートなどグッズも販売します。
◆お問い合わせ
株式会社ZABUN
プロレスリングWAVE
TEL=03-6300-5226
メール=info@pro-w-wave.com
2023.12.31
株式会社ZABUN年末年始のお知らせ/wave1・1新宿大会直前情報!
▼株式会社ZABUN年末年始のお知らせ
株式会社ZABUNは1月1日~1月4日までは事務所はお休みとなります。
メールは随時受け付けていますが返信は5日以降となります。
よろしくお願い致します。
歌舞伎町女子プロレスバーちゃんすは、wave1・1新宿大会終了約1時間後にオープン予定。
混雑が予想され、予約優先となりますので、「ちゃんす」のX(旧Twitter)@barchanceのDM にお名前、人数をご連絡しご予約をしてください。
3日から通常営業となります。2日は予約が入りましたらお店を開ける予定です。2日にご来店予定の方は本日31日中にちゃんすのDMにご連絡ください。
▼wave1・1新宿大会直前情報!
◎2024・1・1(月・祝)15:45開場/16:30開始@新宿FACE
『NAMI☆1〜Jan〜2024年新春・波始め〜GO WAVE~』
▼当日対戦カード
■新春・コミカルwave(15分1本勝負)
旧姓・広田さくらvsくいしんぼう仮面
▼出場決定選手
桜花由美、宮崎有妃、狐伯、田中きずな、炎華、SAKI、米山香織、新納刃、チェリー、YAKO、櫻井裕子、青木いつ希、高瀬みゆき、笹村あやめ、梅咲遥、他X数人
※カードは当日発表。全4試合予定。
▼前売りチケット料金
■全席指定=6,600円
※当日550円アップ。別途ドリンク代500円必要。
▼当日販売グッズ
■新作/狐伯・きずな&炎華ポスターカレンダー=各2,750円
■新作/waveトレーナー※残り1=7,700円
■新作/waveスエットズボン※残り1=7,700円
■狐伯Tシャツ(緑×白、黒)=各4,400円
■当り付きガチャガチャ=500円
■各選手アクリルスタンド=2,200円
■ペンライト=1,650円
■2shot=1,100円
■ポートレート=2,200円●桜花由美●宮崎有妃●旧姓・広田さくら●狐伯●田中きずな●炎華
■「枚数限定」田中きずなキラキラポートレート=2,750円
■その他、WAVEグッズ各種
※グッズは税込み価格
※電子マネーがご使用になれます。
◆お問い合わせ
株式会社ZABUN
プロレスリングWAVE
TEL=03-6300-5226
メール=info@pro-w-wave.com
2023.12.28
広田が12月30日 撮影会&wave 定忘年会イベント欠席となります。
▼ 広田が12月30日 撮影会&wave 定忘年会イベント欠席となります。
旧姓・広田さくらは子供が体調を崩してしまった為、大事を取ってイベントは欠席となります。
▼撮影会
◎12月30日(土)16:30〜17:30(受付16:20〜)
■場所:歌舞伎町某所※参加者にお伝えします。
▼忘年会
◎12月30日(土)18:00〜20:00(受付17:50〜)
■場所:歌舞伎町某所※参加者にお伝えします。
■撮影会のみ
◇FC4,000円・◇一般5,000円
・撮影用のカメラに関しまして、スマートフォン・デジカメ・一眼レフ等指定はございません。
※チェキ機能付きカメラはNGとなります。
・撮影は静止画のみとなります。動画の撮影などはおやめ下さい。
※2ショット撮影はご自身のカメラで別途1,000円掛かります。
■忘年会のみ
◇FC8,000円・◇一般9,000円
※飲み放題、コース料理、全ポラ、お土産付き
■撮影会+忘年会
◇FC11,000円・◇一般13,000円
※撮影会参加&飲み放題、コース料理、全ポラ、お土産付き
▼参加選手
桜花由美、宮崎有妃、狐伯、田中きずな、炎華 withGAMI
ご参加希望の方は
info@pro-w-wave.com
にお名前、人数、FC会員様は会員番号をお書きの上ご連絡下さい。
忘年会は締め切りました。撮影会の締め切りは12月30日まで。
◆お問い合わせ
株式会社ZABUN
プロレスリングWAVE
TEL=03-6300-5226
メール=info@pro-w-wave.com
2023.12.25
wave1・1新宿大会今回決定対戦カード!/wave2・4後楽園大会で宮崎vs梅咲のRegina戦決定!
▼wave1・1新宿大会今回決定対戦カード!
◎2024・1・1(月・祝)15:45開場/16:30開始@新宿FACE
『NAMI☆1〜Jan〜2024年新春・波始め〜GO WAVE~』
▼今回決定対戦カード
■新春・コミカルwave(15分1本勝負)
旧姓・広田さくらvsくいしんぼう仮面
▼前売りチケット料金
■全席指定=6,600円
※当日550円アップ。別途ドリンク代500円必要。
▼wave2・4後楽園大会で宮崎vs梅咲のRegina戦決定!
◎2・4(日)開場10:30・開始11:30@後楽園ホール
『Valentine wave 2024』
■.Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
<王者>宮崎有妃vsZAN1優勝者・梅咲遥<挑戦者>
※第21代Regina初防衛戦。
▼前売りチケット料金
■S-SRS席=10,000円※パンフレット付き
■SRS席=8,800円
■RS-A席=6,600円
■RS-B席=5,500円
■指定席=4,400円
■レディースシート=3,300円
※当日各550円アップ
◆お問い合わせ
株式会社ZABUN
プロレスリングWAVE
TEL=03-6300-5226
メール=info@pro-w-wave.com
2023.12.24
『CARNIVAL WAVE~CHRISTMAS DELUXE~』
入場式
まずは試合に先立ち、選手入場式。出場全選手がリングへ集った。
あいさつは今大会と元日大会の2大会で限定復帰する桜花。
「みなさんこんにちは。本日はwave年内最終戦におこしいただきありがとうございます。
私は今年妊活で欠場しておりましたが、私のわかままで今大会と元日限定復帰することになりました。今年のストレスは今年のうちにということで、今日は対戦相手が5人いるので、5人の顔を蹴っていきたいと思っております。本日全6試合、笑いあり、涙あり、感動あり、waveがいっぱい詰まった大会になっておりますので、応援よろしくお願いします」
こうしてwave2023ラスト大会の幕が開けた。
1.CHRISTMAS・プレミアムwave(30分1本勝負)
スターライト・キッド(13分25秒、黒虎脚殺)狐伯
まずはwave初参戦のスターライトキッドが登場。迎え撃つは狐伯。まさにハイスピードな遭遇が見られるか。注目の試合はオープニングマッチとしてラインアップ。
ロックアップからスタート。狐伯がアームホイップに行くと、スターライトキッドもアームホイップでお返しと互角な流れ。狐伯がキッドを蹴り上げると、串刺しドロップキック。
突進する狐伯に、キッドはコーナーを抜け出し、場外に降りると、狐伯の足を引きずって鉄柱攻撃。
「はじめましてwave―!」とキッドは場外で狐伯を引きずり回しながら観客へあいさつ。さらに「盛り上げていくぞー!」とアピールし、リングへ戻す。
キッドはボディスラムからレッグブリーカー。「やり返してみろ、wave、応援が足りないんじゃないのか?」と煽りながらストンピング。狐伯もエルボーで打ち返すものの、キッドはダブルハンマーからコーナーに持っていき、顔面踏みつけ。
狐伯は反転してのニーアタックからドロップキック。
キッドはブーメランアタックからドロップキックを連発。手拍子を要求すると、ライオンサルト。2カウント。エルボーの打ち合いとなり、狐伯のエルボーにキッドも「なかなかやるねえ」と手ごたえ。
さらにエルボー合戦が続き、キッドが6連発続けて打ち放す。狐伯は倒れず。お返しの強烈な一発をぶっぱなすと、キッドもクロスチョップで返す。
狐伯はドロップキックからコーナーへ上がるも、キッドが雪崩式アームホイップ。ブレンバスター合戦では狐伯が投げ勝つ。両者ダウンとなり、観客が手拍子で後押し。
ともにフラフラの状態からエルボーを放ち打つ。キッドのカウンターエルボーに狐伯も連打で返す。キッドは低空ドロップキックから、ストレッチマフラーへ。10分経過。キッドはロコモーション式のフィッシャーマンズスープレックス。カウント2。
キッドは旋回式ボディプレスを狙うが、かわした狐伯がオクラホマロールから前方回転エビ固め。ここからエビ固めの応酬となったが、どちらも2カウント。
狐伯がカサドーラから、ノーザンライトスープレックスも2。キッドは背後からニーをぶち当てると、トップロープから旋回式ボディプレスも2。
ここから必殺の黒虎脚殺でギブアップを奪った。キッドは狐伯をたたえ拍手してリングを去った。
・バックステージ
キッド「正直さあ、waveのビッグマッチに呼んでくれるのはうれしいけど、私のお目当ての相手がいなくなっちゃったのは正直なところあるけどさあ、狐伯? NEWBLOODでも参戦してもらって、前回ひめかのwaveでやった時は組んだんだけど、今回初シングルマッチで、デビューしてから年齢不詳の新生児プラス2ではあるんだけど同い年の子とシングルで試合するのが初めてですごく新鮮だったっていうのと、他団体かつ同い年というのはメラメラくるのはあるよねー。今日はかなり足攻めが効いちゃったようで、もっと耐久力つけてからSLKとシングルマッチしようよねえー。狐伯ちゃん。waveまた呼んでよね、エライ人!」
狐伯「最悪でした。別に緊張していないんですけど、なめていたわけでもなくて、体が全然ついていかなかったです。悔しいです、最悪だ―。しかもタップアウト。次やる頃には100倍強くなっておきます。(キッドの印象は)前にいると思ったら後ろにいたり、後ろにいると思えば横にいたりと動きが全然読めなくて、試合中、何回もイライラしました。でもまたすぐ当たりたいです。圧倒的に体力もスピードもパワーも…自分はパワーはキッドさんよりあると思っていたんですけど、圧倒的に何もかもが足りなかったです」
2.CHRISTMAS ・ジェネレーションwave(30分間勝負)
青木いつ希&関口翔&高瀬みゆき&梅咲遥&ななみ(8ー7)
桜花由美&旧姓・広田さくら&藪下めぐみ&米山香織&チェリー
※ポイント勝負。8対7で平成JUMP軍の勝利。
この試合は昭和枯れすすき軍と平成JUMP軍に分かれての対抗戦。言わゆる昭和世代と平成世代が5対5に分かれての対抗戦。時間差による入場で、ともに30分戦い抜き、総ポイントによって勝敗が決められる。スローモーションルールや、ジェネレーションクイズ、戦隊モノまで詰め込まれたまさに「これがwaveだ!」的な一戦。妊活中の桜花がこの試合と元日に限り復帰。入場式で「5人の顔を蹴る」と宣言していたが果たして…。
先発は米山とななみ。手四つに持ち込もうと両者手を挙げるが、米山はリーチの差で届かず。米山は足を踏みつけるが、ななみがタックルからヘアホイップ。首投げからダイヤル固め。カウント2。米山はモンゴリアンを連発し、キャメルクラッチ。ここでカウントダウンとなり、桜花と梅咲が入場。梅咲は米山を弓矢固め。桜花がストンピングでカット。梅咲が「ババア!」と挑発すると、「誰がババアだクソガキ!」と梅咲&ななみのクロスラインをかいくぐり、二人へダブルフェースバスター。さらに桜花&米山でダブルカウンターキック。
桜花は梅咲をコーナーに立たせて串刺しブーツ。
ここで青木が登場。桜花がバックドロップからフォールに行くと、青木が慌ててリングインしてストンピングでカット。ここで改めて「川崎、よろしくおねがいしますー!」と絶叫シャウト。
続いて昭和軍は広田が入場。青木は広田をとらえ、梅咲とともにダブルでのブレンバスター狙い。広田はダブルブレンバスター返しからダブルフェースバスター。
プロレスLOVEポーズも決める。そのスキに、すかさず青木がラリアットでフォールしあっさり平成軍が1ポイント。梅咲がドロップキックを打ち込むと、またも広田がフォールされ、2ポイント。
ななみがタックルで3ポイント目を狙ったが、かろうじて2カウントで返す。このままポイントを重ねられるのは御免だとばかりに、桜花が広田を自軍に戻してタッチ。ななみに顔面ブーツを2発。今年のストレスを解消していく。
続いての入場はチェリーと関口。桜花がななみをワキ固めにとらえるも、関口がカット。ななみとダブルのドロップキックを決めるも、桜花もブーツで関口にお返し。3カウントを取り、昭和軍がようやく1ポイント。チェリーもこの流れに乗じて関口へ春夜恋。これも決まって1ポイント。
2ポイント取られた関口は「おかしいぞ!」とチェリーへコードブリーカーからワキ固め。ドロップキック。カウント2。チェリーが平成軍を呼び込むと、関口、ななみ、梅咲を積み重ねて逆エビ。青木が「平成」コールを扇動する。ここで全員がリングへ入り、それぞれお固め技の決め合い。その間に、藪下と高瀬が入場。高瀬はコーナーへ上がると、2本のベルトを誇示。薮下は黒帯攻撃でそれぞれにカット。高瀬がチェリーにDDTからカミカゼを決める。チェリーもダブルリストアームサルトでお返し。藪下がカットで黒帯をふるうと高瀬がこれを捕まえて引っ張る。ここで両軍が入り乱れ、黒帯の引っ張り合いに。
すると、スローモーションが発動され、ここから1分間のスローモーションが発令。ここで各選手の動きがスローとなる。それぞれがゆっくりと技を出し合う。藪下がスローで黒帯を高瀬の背後からをふるうも、ここでスローモーションが終了し、通常スピードに戻る。その瞬間、薮下がフルスイングに戻って黒帯で叩き、高瀬をフォール。これで昭和枯れすすき軍3ポイントで、平成JUMP軍2ポイントとなり逆転。
広田はロープ渡りを決めるもななみがカット。ななみがすかさずショルダータックルもカウント2。広田が関口をボディスラム。ここで高田純次の動きに入ったところで、ジェネレーションクイズの時間に突入。「やらせろよー!」と広田。
まずは昭和軍から平成軍へクイズ。
「『スシ食いねエ!』などの曲でおなじみのシブがき隊の名前を全員フルネームで答えよ」
「フックン…福沢諭吉!」と青木。フックンは答えられても、フルネームは間違いで不正解。
(正解は府川敏和、本木雅弘、薬丸裕英)
続いて平成軍から昭和軍へ。
「キンプリの脱退してないほうの二人の名前は?」
「絶対、わかんねええ」と得意がる青木。「青木、わかるのかよ」のヤジに「めちゃめちゃわかるよ」とドヤ顔。
ここで意外にも藪下が「多分、大丈夫」と手を挙げる。「高橋海人君と、長瀬廉君」と正解を出し、昭和軍が1ポイントをゲット。
続いては二上会長の出題によるイントロクイズに突入。
早押しで正解はなんと5ポイント。二上会長「いまから流れる曲を1番最初に歌っていたグループを答えよ」。
ここで流れてきたのは「ブルドッグ」。
広田が「海援隊」と回答。「海援隊ってなに? 曲全部聞いてからのほうがいんじゃないですかね」と二上会長。チェリー「わかりました。たのきんトリオ」、二上会長「ではないです」(二上会長)。関口「美少年」が二上会長「だれそれ?」桜花「光GENJI」広田「初期のV6」吉野リングアナ「初期も何もないと思いますが…」。
ここで高瀬が「フォーリーブス」と回答して正解。5ポイントをゲット。これで昭和軍3ポイントに対して、平成軍が7ポイントと大差をつける。
続いては戦隊モノルールへ突入。技を出す際にその技名を叫ばなければフォールが認められない。
そんななか、「きらめきのジャックナイフ」で米山が関口から1ポイントゲット。
その後も、関口が「未来のブーメラン」、ななみ「これが本当のJKタックル」など、それぞれが技名を叫ぶ中、桜花が「脳天を突き刺す垂直落下式ブレンバスター」「顔面をつぶす顔面蹴り」と畳みかけ、ななみを破り1ポイント。チェリーは「ヤングネックブリーカー」と叫んでのフォールレに行ったが、レフェリーが「ヤング」を認めずノーカウント。ならばと「49歳、年季の入った熟女でドーン」を決める。
広田は「天才・武藤敬司公認、スペースローリングエルボーの後のフェースクラッシャー」
「天を高らかに舞う高田純次公認・高田純次」と続けたが、青木がカットし、逆に広田へトレイン攻撃。しかし、青木が「超ド級のラリアット」を狙うも、桜花が5人を次々とビッグブーツ。そして広田にも誤爆。しかし、結果的にこれがFFDとなって、昭和軍が1ポイントを獲得。6対7へと追い上げる。
さらにチェリーが「昭和かれすすきクラスター」でフォールしついに同点。
残り2分。広田が場外の平成軍へプランチャ。リングに戻り梅咲へシャイニングウイザード。バックの取り合いとなるも、藪下が黒帯でカット。広田がボ・ラギノールから丸め込む。梅咲もマヒストラルも2。キューティースペシャルで投げると、高瀬がボ・ラギノールでアシストし、梅咲がマヒストラルで3カウント。ついに平成軍が逆転。そのまま、30分が経過し、試合終了。平成軍8ポイント対昭和軍7ポイントで平成JUMP軍チームの勝利となった。
納得のいかないのは昭和枯れすすき軍。広田「クイズの5ポイントがなかったらこっち勝ってたもんね。(高瀬の「フォーリーブス」に)たまたま、おじいちゃんが知ってたからって、家庭の問題だろそれは。若い若いとか言ってて、オマエいずれこっち側になるんだ。若いとか追いとかは永遠の戦いだから、これで終わったと思うなよ。それからな、私はババアの戦いに敏感だな。なあ、梅咲! 私のいま照準合わしてるジャガーさん。いつ連れてきてくれるのって。言っといてよ、伝わってんの?」梅咲「だって、LINEで連絡してって言ってたじゃん」広田「友達にもなってなかったから。言いようがないじゃん。ちゃんと言っといてよ。GAMIさん、全然言うこと聞いてくれない」
二上会長「今の若い子たちそんなもんやで。広田、一回エリザベスを頭から消そう。原点に返ろう。1月1日のカードを発表します。ビジョンを…ごらんにならないでください(笑)。
1月1日、原点回帰でくいしんぼう仮面とシングルマッチです。新年早々、はらわたがよじれるくらいの試合をお願いします」広田「わかりました。新年早々、縁起のいいものをお見せしましょう!」
3.CHRISTMAS ・Future wave(15分1本勝負)
櫻井裕子(8分48秒、片エビ固め)ChiChi
※ブレンバスター。
まずは櫻井がショルダータックルからヘアホイップ。さらにはコーナーでの踏みつけ攻撃。Chi Chiもエルボーで反撃に入る。バックの取り合いからChi Chiがドロップキック。櫻井がエルボー。Chi Chiもエルボーで返すと、卍固め。ロープブレイク。
Chi Chiは櫻井の突進をかわしてセカンドロープからのミサイルキック。さらにはランニングキック。ブレンバスター。櫻井も勢いを止めるべく、ドラゴンスリーパー。
そしてカウンターキック。これに対してChi Chiが首固めからスクールボーイ。さらに回転エビと丸め込みを続けたがカウント2。
櫻井がカウンターキックからドラゴンスリーパー。そのまま全体重を浴びせるも2カウント。
最後は空中でひねりを加えてのブレンバスターから3カウントを奪った。
4.CHRISTMAS ・パワーwave(15分1本勝負)
伊藤薫(13分3秒、体固め)ZONES
※ダイビングフットスタンプ。
パワーで誇る両者らしく、まずはロックアップから開始。ロープにまで寄りかかると、再び中央でロックアップ。伊藤がロープに振ってのタックルはどちらも倒れず互角。
伊藤がコーナーに振ってタックルから逆片エビに持っていく。ZONESがロープに逃れても、再びリング中央で逆片エビにとらえる。全体重を乗せた逆エビにZONESが苦しむ。
なんとか逃れたZONESはエルボーを打ち込む。再び伊藤が逆エビに固める。ロープに行きそうで行かず、ZONESコールが起こる。再びロープに逃れると、伊藤はZONESの足にフットスタンプ。
伊藤はコーナーにZONESをぶつける。二発目はZONESが体を入れ替えての串刺しラリアット。そしてもう一発、ショートレンジのラリアット。正面からもう一発と、3連発で決めても伊藤は倒れない。伊藤が串刺しラリアット。ZONESも串刺しラリアットで返す。すかさずセカンドロープからのダイビングエルボー。2カウント。
ZONESはエルボーを打ち込むが、ブレンバスターは逆に投げ返される。場外転落。戻ってきたところを伊藤はスライディングキック。10分経過。伊藤はZONESをリングに戻すと、セントーンからのフォールも2。
伊藤はセカンドロープに上るがZONESがこれを掴んでの投げを狙うも、持ち上げられず。伊藤がショートレンジのラリアット。ZONESは逆水平からチンクラッシャー。さらにブロックバスター。2カウント。
そしてトップロープからフライングラリアット。2カウント。ZONESは突進するも伊藤はラリアットで返す。そこから一気に投げっぱなしパワーボムからダイビングフットスタンプを決めて3カウント。
5.DUALSHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<挑戦者組>○田中きずな&炎華(21分34秒、HEATクラッチ)SAKI&世羅りさ●<王者組>
※第32代王者組が初防衛に失敗。田中きずな&炎華組が第33代王者となる。
第32代王者となった“カラミネンス”(世羅りさ&SAKI)の前にウサギポーズで現れたのがきずな&炎華。WAVEタッグへの挑戦表明に対して、きずながCOLOR‘Sジャージを着ていたことから保留扱いとなっていたが、その後、無事に挑戦が認められこの日を迎えた。
正式にチーム名も「Harmonie(アルモニー)」に決定。ライバルとしてだけでなく、タッグパートナーとしても、二人の歴史が積み重ねられることとなった。
まずはタイトルマッチの記念撮影。きずな&炎華のセコンドには二上会長。試合が始まると、きずな&炎華が先制のドロップキック。
世羅にクロスラインから「せーの」とダブルのエルボーを落とすがかわされる。「『せーの』と言ったらわかるだろ!」と世羅。続いてSAKIには「かわさないでください」と伝えてから、クロスラインから「せーの」のエルボー。SAKIはわざとやられる。「アホー」と世羅が二人の頭をぶつと、場外へ落とす。
それぞれ別方向に出ると、世羅がきずなにジャイアントスイング
SAKIが炎華に変形ジャイアントスイング。二上会長があわててきずな、炎華の様子を見に行く。
カラミネンスは先にリングへ戻ると、中央で正座して、レフェリーと一緒に場外カウントを数える。必死にきずな&炎華がリング内へ。
SAKIが炎華をとらえるもブーメランアタックで返される。きずなにタッチ。SAKIがアトミックドロップ。
さらにダイヤル固め。世羅に交代すると、ジャイアントスイング。世羅がきずなを、SAKIも炎華をとらえ、ダブルのカンパーナ&ブルズアンヘリート。
世羅がニーを打ち込んでからフォールもカウント2。ロープに振ると、きずなはネックブリーカーでピンチを脱し、炎華にタッチ。
炎華はエルボーを連打。側転エルボーを狙うが世羅が蹴り飛ばしてカット。世羅がコーナーへ振ると、ウルトラコルバタで切り返し、側転エルボーを成功させる。ドロップキック
を打ち込みカウント2。
世羅もセラリズムバスターでやり返し、SAKIもカウンター・ブーツからリバースジャイアントスイング。そのままフォールに持ち込むが、きずながカット。
SAKIが変形のサソリ固めもきずながカット。きずながフェースクラッシャーから、炎華のジャックナイフ固めから低空ドロップキックの連携に。
炎華はSTFからさらにボディスラム。SAKIもブロックバスターで返す。ケンタッキーを狙うが、炎華がジャパニーズレッグロールクラッチに切り返す。これは形が崩れる。それでもSAKIをウルトラコルバタで投げるときずなにタッチ。
きずなはドロップキック4連発。そしてロープに絡めて腕を絞り上げる。SAKIもカウンターキック、正面からのカウンター・ブーツ。きずなは正面からエルボー、これに対してSAKIもボディパンチを決めるがチョキのピール。きずながドロップキック。SAKIもカウンター・ブーツ。
世羅にスイッチ。世羅がきずなをとらえてコの字固め。炎華がカット。世羅とSAKIが対角線コーナー攻撃。これを二人がすかすと、きずなはぶら下がり腕ひしぎ、炎華はクロスボディ。
きずなはセカンドロープからミサイルキックのあと、別コーナーからミサイルキック。さらに次のコーナーへ。そして、4つ目のコーナーへ上ろうとしたところを世羅が捕獲。エプロンからの羅紗鉄を狙うが、きずなは丸め込んで回避。しかしそのまま世羅はニーを落とす。リングへ戻ったきずなが低空ドロッキックで世羅を場外に落とす。世羅はきずなを場外から抱え上げると、そのまま持ち上げて鉄柱にたたきつける。
世羅がイスを持ち、殴打しようとするも背後からSAKIが阻止。「ダメダメダメ、タイトルマッチ」と説得する。それでもイスを投げようとするが、SAKIが防御。その間に炎華がエプロンからのプランチャ。カウントが進むなか、世羅が先にリングへ生還。きずなも続く。
世羅がワンツーエルボー。数発打ったところできずながワキ固め。さらに腕ひしぎに移行しようとする。セコンドの二上会長も檄を飛ばす。しかし、世羅が片腕一本できずなを持ち上げてマットに叩き落す。
きずなはコーナーに上がり、回転式の腕ひしぎ。SAKIがカットに入る。20分経過。世羅がコーナーにきずなをセット。SAKIがニーを突き上げると、世羅は新幹線アタック。さらにコーナースプラッシュニー。2カウント。
世羅とSAKIがそれぞれブレンバスター狙いも、きずな、炎華がカサドーラで切り返す。
きずなが世羅をワキ固めに取ろうとするとSAKIがビッグブーツ。これをきずなは世羅をタテにして誤爆させると、そのスキにHEATクラッチで丸め込んでなんと、3カウントが入った。これにより、きずな&炎華が第33代WAVEタッグ王者に輝いた。
ここで前回大会と同じく、二上会長がマイクを握り、きずな&炎華を代弁。
「オマエラらベルトを防衛した後に、合同興行するとか言ってなかったっけ。それもなくなったねえ。カラミネンス強いと思ったけど、そうでもなかったね、またいつでも挑戦受けてやるよ(館内笑)、以上。きずなと炎華でした」
・バックステージ
きずな「小学生の頃にWAVEのタッグ選手権を見て、WAVEのプロレスラーになりたいと思って、やっと今年夢がかなって、私の中で本当に最高峰のベルトだったから、夢がかなって炎華と巻くことができてすごくうれしいです」
炎華「カラミネンスはすごく強敵だと思っていたので、きずなが一番獲りたいと思っていたベルトの隣に自分がいるのがすごくうれしいです」
きずな「全員がきっと私たちが負けると思っていたでしょうし、SAKIさんも世羅さんも強くて最強で、どうやったら勝てるんだって、自分たちもみなさんも思っていたと思うんですけど、やっぱりwaveが大好きで、waveにあこがれている気持ちはだれにも負けていたので、その気持ちにすべてをかけて頑張りました」
「(waveには過去、名タッグチームがいましたが目標や憧れにしているチームは?)自分はプラスマイナスさん(大畠美咲&MIO)がこのベルトを獲った試合を見て、プロレスラーになりたいと思ったので。自分が見た試合が大畠さん&MIOさん対浜田さん&山縣さんの試合を見たんですけど、最強の浜田さんと山縣さんに立ち向かっている大畠さん、MIOさんがカッコよかったです」
炎華「自分はHIRO‘eさんが好きだったので高瀬さんとのエスペランサが好きだったんですけど、ウチら目標とはしているんですけど、ほかにはない唯一無二のタッグチームになりたいと思います」
6.Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
<挑戦者>宮崎有妃(22分11秒、体固め)VENY<王者>
※直伝デスバレーボム。第20代王者が初防衛に失敗。宮崎有妃が第22代王者となる。
志田光を破り、第20代王者に君臨したVENYの初防衛戦。両者はCATCH THE WAVE
準決勝で一度対戦しているが、その時はVENYが勝利している。宮崎はその後、NEXTトーナメントに優勝し、満を持しての挑戦となる。wave2023年の集大成となるこの一戦、
果たして防衛か、新王者誕生か?
VENYは白一色のコスチュームで登場。記念撮影が終わると、宮崎がベルトを強奪していきなりの奇襲。「カメラの準備をしろ」と恥ずかし固めを狙うが、VENYが逃げる。
コーナーのVENYの足をつかむと、コーナー上で股を広げる作戦に。ここで精神的なダメージを負わせることに成功すると、今度は恥ずかし固めを成功させる。
VENYも「メリークリスマス!」と言いながらお返しで両足を開脚。アキレス腱固めに移行するがロープへ。
VENYはコーナーを上がるも、宮崎がデッドリードライブで投げる。VENYも雪崩式フランケンを狙うが、宮崎がコーナー上でこらえて持ち上げる。VENYはバランスを崩して場外へ。
ここから場外乱闘へと突入。場外でのエルボー合戦から宮崎がイスで殴打。さらに「持ってきちゃったー」とリング下に隠していた机をセット。VENYは寝かされそうになるも、これを逃れ、入場ゲートのほうまで乱闘は続く。そのまま二人は入場ゲートから姿を消したが、しばらくすると、台車に乗った状態で宮崎が恥ずかし固めをかけたまま再登場。セコンドが台車を押してリングサイドまで運ぶ。
宮崎は場外マット上でのブレンバスターを狙うがこれは逆に返される。さらにVENYが場外ケブラーダ。そして宮崎の顔面目掛けてイス攻撃。イスの座る部分が外れると、今度はその外れた部分でさらに宮崎の顔面へ一撃。このイス殴打の連続により、宮崎は流血に追い込まれる。
宮崎がエプロンまで上がると、VENYはラ・カチョーラで巻き付ける。そのまま顔面かきむしり。流血部分へ噛みついていく。そして宮崎の右足をロープに固定してコーナーからのミサイルキック。
さらにジャーマン狙いでバックに回ったものの、宮崎はコーナーで押しつぶそうとする。しかし、ここにレフェリーが巻き込まれてしまい、レフェリーが不在に。そのスキに宮崎はラリアットを放つと、場外にセットしたままのテーブルの上にVENYを寝かせつける。
そのままボディプレス狙いに行くが、VENYは「残念でした」と、トップロープの宮崎めがけてイスで投げつける。
逆にVENYが机に宮崎をセットすると、トップロープから場外へのダイビングセントーン。宮崎はこれをまともに食らって悶絶する。
リングへ戻ると、VENYはミサイルキック2連発。宮崎がドロップキックに行くところをVENYはドロップキックで捕獲。そして足を捕らえてのアキレス腱固め。宮崎は顔面を染めながらもなんとかロープへ。
VENYはその後も足攻めを繰り返し、ムーンサルトを狙ったが、これは剣山で自爆。ついにダブルダウン。ダウンカウントが数えられる中、両者がエルボーを打ちながら起き上がる。宮崎がエルボー連打。VENYも打ち返す。宮崎が強引にえびす落とし。
VENYが立ち上がりトラースキック。VENYがトップロープ。宮崎も迎撃にすぐさま追いかけ、雪崩式ブレンバスター。カウント2。今度は宮崎がムーンサルトを狙ったが失敗。VENYがバズソーキック3連発にも、宮崎はラリアットで対抗。
VENYはフライングニールキックから今度はムーンサルトを成功。カウント2で宮崎がはねのけると、起死回生で目突きからの首固め。これもカウント2で返すVENY。ならばと、外道クラッチから直伝デスバレー。
宮崎はこれまでのダメージからなかなかフォールに行けなかったが、それでも自力で駆け寄り、ついにはカバーするものの、3カウントは入らない。
VENYは再びフライングニールキックも宮崎はラリアットから再度、外道クラッチ。これも2で返すVENY。フライングニールキックが空振りになると、宮崎はベンゾ・ボム。2度目の直伝デスバレーもカウント2。
宮崎は人差し指を突き上げ、3発目となる直伝デスバレーでフィニッシュとなった。
ついに決着となったリング上。宮崎はダメージが深く、なかなか起き上がれなかったが
それでもあんとか立ち上がると、まずは阿部由美子社長からベルトと認定証の授与。そしてようやくマイクをつかんだ。
宮崎「勝ったぞー! でもこれ、Xとかでみんな挙げてくれても私が敗者みたいに映るよね。一回りも二回りもVENYのほうが上だって悔しいけど、感じました。この間笹村に勝った時も思ったけど、30年近くプロレス界にいるけど、みんなどんどんすごくなっていって取り残されないように、私なりに頑張って進化を遂げてきたと思います。人生まだまだ勉強中なんで、(VENYに向かって)またよろしくお願いします。こんな私にも挑戦したいってやつがいたらどんどん上がってきてください」
この後、恒例のZAN1の結果発表に移り、二上会長がリングイン。
11月1日から投票開始したZAN1は、数年ぶりの開催となった。「1~3位は紙1枚くらいでひっくり返るくらいの僅差です」(二上会長)
10位 世羅りさ 120点
9位 宮崎有妃 127点
8位 桜花由美 148点
7位 櫻井裕子 155点
6位 SAKI 158点
5位 炎華 215点
4位 狐伯 224点
3位 田中きずな 268点
2位 清水ひかり 271点
1位 梅咲遥 278点
1位に輝いた梅咲は二上会長の呼び込みに慌ててリングへ上がる。
梅咲「高校のジャージ履いてきました。すいません(笑)。ZAN1、1位でした。投票してくださったみなさんのおかげなので、たくさん感謝したいと思います。これ(Reginaの)ベルト挑戦できる? やったー! ZAN1を取ったからにはベルトも取りたいと思います」
二上会長「いつやる? いつがいい? 一番近くて、1月1日、または2月4日の後楽園…これはチャンピオンに決めてもらいましょう」
ここで宮崎が2・4後楽園を選択。正式に両者の対戦が決定した。
二上会長「せっかくやから11位以下発表していい? 11位が青木でした。12位がチェリーさんでした。13位…広田やわ。(広田喜ぶ)14位が笹村なんやけど、1ポイント差でした」
最後は出場全選手がリングへ上がり、新Regina王者となった宮崎がマイク。
「2023年いろいろありましたが本当にありがとうございました。
大変なこと、いろいろありました。山あり谷あり谷ありでしたが、来年こそは山を登っていきましょう。入場前にカラミネンスの曲が流れると思ったらびっくりしました。(きずな&炎華に)おめでとう。
梅咲、次はReginaのチャンピオンシップ、よろしくお願いします。
(観客に)2024年、また来てくれますよね。2月4日の後楽園ホール着てくれますよね。今年1年ありがとうございました」
・バックステージ
宮崎「今の気持ちは…うれしいです。いま頭がボーッとしていて。でもすごくうれしいです。
VENYからとれたこともうれしいし、今年最後の大会でチャンピオンになれたこともすごくうれしいです。ありがとうございました。(VENYの強さは?)一瞬でも勝ちを逃さないあの目とか、私のほうが一瞬、血が出ると、目の前が真っ赤じゃなくて真っ白になるんですよ。一瞬、あきらめかけました。でも、ことごとく、本当はダメなんですけど、ハードコアのものを持っていってもVENYに使われて、情けないとかカッコ悪いなとかすごく思ってて。でもここで勝たないとカッコ悪いなと思って…あきらめずに。勝ててよかった。
(ZAN1の結果、梅咲戦も決まったが)GAMIさんしかZAN1の結果って知らなくて、教えてもくれないし、人気がある人を自分も想像してもし勝ったら次誰か想像してて、梅咲も1位になると想像していたんで2月4日、2日が私誕生日なんですよ、45歳の。そんな45歳の始まりの大会に負けるわけにはいきません。必ず勝ちます。ベルトってきずなとかもわかってくると思うんですけど、巻いたらゴールではなくつらいのはそれからだと思うんで、
これからも私らしく戦っていきたいと思います。(きずな&炎華の戴冠については)それは本当に考えてなくて(笑)、裏でセミの試合を音だけというか、自分も試合に集中してたんですけど、びっくりして、えーってちょっと笑ったりして。申し訳ないけど、100パーセントないと思っていたんで。どっちが勝ったんですか?(記者「きずな選手がが世羅選手に勝ちました」)えーっ! まさかのきずな。この間の初勝利したばかりですごくない? HEATクラッチ? うわー、すご。どっちかが勝つならほのかだと思っていました。それもきずなに対して失礼ですけど。本当に申し訳ないけど、変わるとは思ってなかったんで。waveの選手がなったんで、ずっと外にあったベルトが一気に集まることになったんで。私が勝ってハッピーエンドになると思っていたのに、その前にハッピーエンドが起きたので…私も負けられないと思いました。でも、奇跡が起きたんですね。これは奇跡です」