2022.08.31
wave9・1新宿大会直前情報!
▼wave9・1新宿大会直前情報!
◎9・1(木)18:15開場/19:00開始@新宿FACE
PHASE2 Reboot 3rd『NAMI☆1~Sep.~’22』
▼当日対戦カード
■スクランブルwave~Can you celebrate?~(20分1本勝負)
SAKI&清水ひかりvs桜花由美&YAKO
■Encounter wave(15分1本勝負)
旧姓・広田さくらvs柊くるみ
■スクランブルwave(20分1本勝負)
宮崎有妃&高瀬みゆきvs世羅りさ&青木いつ希
■Future wave(30分1本勝負)
狐伯&鈴季すず&水森由菜vs愛海&梅咲遥&網倉理奈
※全4試合。試合順は当日発表。
▼前売りチケット料金
■指定席=5,500円
■レディースシート=3,300円
※当日各550円アップ。別途ドリンク代500円必要。
【各種当日割引のご案内】3大会共通
※当日券に限り
■障害者割引障害者手帳をお持ちのお客様、身体障がい者(第1種)の方の介護者(1
名)指定席2,200円引き。
■学生割引大・高・中・専門学生指定席3,300円
■小学生以下は保護者1名につき1名無料。
※障害者割引以外はその他席種の場合は通常料金。FC会員様は当日アップなし。当日
前売り価格でご購入できます。各種割引に対する証明証をご提示願います。
▼当日販売グッズ
■15周年記念Tシャツ(白、黄色)=4,000円
■waveステッカーセット=1,500円
■各選手アクリルスタンド=2,000円
■ペンライト=1,500円
■waveマスク=1,500円
■野崎渚タオル=2,000円
■2shot=1,000円
■旧姓・広田さくら「別冊きのとめぐ」=1,000円
■ナンバー付きポートレート=1,000円●桜花由美●宮崎有妃●旧姓・広田さくら●
狐伯
■野崎渚エイドポートレート=1,000円
■その他、WAVEグッズ各種
※グッズは税込み価格(一部会場特別価格)
※電子マネー、クレジットカードがご使用になれます。
◆お問い合わせ
株式会社ZABUN
プロレスリングWAVE
TEL=03-6300-5226
メール=info@pro-w-wave.com
2022.08.28
wave9・18大阪大会でぎゃらぱんvsルミナス決定!
▼wave9・18大阪大会でぎゃらぱんvsルミナス決定!
◎9・18(日)開場17:00・開始17:30 @大阪176BOX
wave 15th Anniversary 『CARNIVAL WAVE-WEST-』~西から昇ったお日様は東に沈む~
■OSAKA・プレミアム・スクランブルwave(20分1本勝負)
SAKI&清水ひかりvs高瀬みゆき&梅咲遥
▼前売りチケット料金
■指定席=5,500円
■昼夜通し券=10,000円※完売
※当日550円アップ。
◆お問い合わせ
株式会社ZABUN
プロレスリングWAVE
TEL=03-6300-5226
メール=info@pro-w-wave.com
2022.08.27
wave9・1新宿大会全対戦カード決定!
▼wave9・1新宿対戦カード決定!
◎9・1(木)18:15開場/19:00開始@新宿FACE
PHASE2 Reboot 3rd『NAMI☆1~Sep.~’22』
■スクランブルwave~Can you celebrate?~(20分1本勝負)
SAKI&清水ひかりvs桜花由美&YAKO
■Encounter wave(15分1本勝負)
旧姓・広田さくらvs柊くるみ
■スクランブルwave(20分1本勝負)
宮崎有妃&高瀬みゆきvs世羅りさ&青木いつ希
▼前売りチケット料金
■指定席=5,500円
■レディースシート=3,300円
※当日各550円アップ。別途ドリンク代500円必要。
◆お問い合わせ
株式会社ZABUN
プロレスリングWAVE
TEL=03-6300-5226
メール=info@pro-w-wave.com
2022.08.18
狐伯が新型コロナウイルス陽性の為、26日まで隔離期間となる。
▼狐伯が新型コロナウイルス陽性の為、26日まで隔離期間となる。
狐伯が発熱し念の為PCR検査を受け、新型コロナウイルス陽性と診断されました。
26日までは隔離期間となりますので、21日のマジックボックス大会は欠場になりま
す。
楽しみにされていた皆様大変申し訳ありません。
なお、濃厚接触者に指定される者はいませんでした。
ご理解、ご了承の程、よろしくお願い致します。
◆お問い合わせ
株式会社ZABUN
プロレスリングWAVE
TEL=03-6300-5226
メール=info@pro-w-wave.com
2022.08.14
「wave 15th Anniversary『CARNIVAL WAVE』~残った要素が中央に集まり『土』を生じた~」
1、スクランブルwave~エチャレガナス(20分1本勝負)
○ステファニー・バッケル&川畑梨瑚(13分24秒、クロスフェースロック)狐伯●&ダリス
CMLLから来日中のダリスと、ステファニー・バッケル。ルチャを学びたいという狐伯の希望により、急きょwaveに参戦することとなった。
ステファニーはダリスと同じチームでないことに納得がいかない様子。狐伯が2人の仲を引き裂くような形でゴングとなる。まずは狐伯が梨瑚にドロップキック。エルボーの打ち合いから梨瑚が延髄斬りを狙うが、かわす狐伯。
続いてダリスvsステファニーのマッチアップに。手拍子の中、2人はまずはハグ。ダリスが突き飛ばしてようやく試合へ。パワーで圧倒していくダリス。そこからフロントネックロックで捕獲し、ジャベに移行していく。これはステファニーがロープ。ならばとダリスはロメロスペシャルへ。再びジャベで主導権を握る。
ステファニーも回転エビ固めに切り返すと、エルボーから走るも、ダリスがドロップキックを放って、狐伯とタッチ。
ステファニーは狐伯にヘッドバット、ブレーンバスターでやり返す。カウント2。首4の字固めで捕獲する。続いてステファニー&梨瑚がダブルの攻撃。
圧倒されてしまった狐伯だったが、セカンドからのドロップキックでやり返していく。すかさずダリスがダブルハンドのラリアットを狙うが、これは不発。すぐさまダリスがステファニーにドロップキック、梨瑚にはジャンピング・ニーをお見舞い。勢いに乗るダリスだったが次のドロップキックは、狐伯に誤爆してしまう。このチャンスに梨瑚がトラースキックから串刺し攻撃の体勢。
かわしたダリスが張り付けドロップキックをお見舞い。さらにはステファニーのクロスボディーを受け止めたダリスがヒップトスで叩き付けていく。
一方、ステファニーもカサドーラからのフェースバスター、ティヘラでダリスを場外に送り出すと、トップロープからのプランチャを敢行する。ならばと狐伯がエプロンからの攻撃を狙うも、気づいたステファニーが足を刈っていく。
リングに戻って狐伯vsステファニー。めげない狐伯がティヘラ、串刺しドロップキックで反撃にかかる。ボディースラムでカウント2。狐伯の首固め、十字架固めはカウント2止まり。続くスワンダイブ・エルボーアタックはなんとかヒットするも、ステファニーがチンクラッシャーで流れを変えると、梨瑚が低空ドロップキックのアシスト。ステファニーもダブルニーアタックで続き、クロスフェースロックで狐伯からギブアップを奪った。
2、スクランブルwave(20分1本勝負)
○米山香織&高瀬みゆき(12分10秒、後方回転エビ固め)桜花由美●&青木いつ希
15周年記念大会の1発目で、電撃的な結婚発表をおこなった桜花由美。最終大会では、ビッグサプライズに翻弄された米山香織、高瀬みゆき、青木いつ希に囲まれての試合となった。
まずは米山が「桜花―、復帰おめでとー! でも、昨日のあの発表はなんだよぉぉぉ! 私は桜花が引退すると思ってぇぇぇ。私の涙返せ、この大嘘つき! 引退詐欺師が!!」と食ってかかる。そこまで言われると桜花も黙ってはいられない。「あのさ…アンタが引退詐欺したでしょうが!」とビッグブーツで飛び込み試合がスタート。かわした米山&高瀬がガットショット。「何、幸せになってんだよ!」と桜花の結婚を祝っていく。
桜花も2人にまとめてフェースクラッシャーを見舞うと、米山に串刺し式のビッグブーツ。カウント2。桜花は米山のグルグルパンチを受け止め、「幸せパンチ!(エルボー弾)」で返していく。青木も「おめでとパンチ」の連発で続く。カウント2。串刺しバックエルボー、フェースクラッシャーからボディープレスを投下する。
再び桜花が出て行き、ヒザ蹴りを連発。ローンバトルとなってしまった米山がジャンピング・タッチを試みる。桜花が阻止してフェースロックで捕獲する。劣勢が続く米山だったが、桜花&青木の誤爆をさそってようやく交代。
タッチを受けた高瀬が青木にドロップキック2連発。セカンドからのドロップキック、串刺しラリアット、ジャンピング・エルボーでカウント2。高瀬も「おめでとチョップ」で続く。スタナーからカバーするもカウント2。エルボーの打ち合いを挟んで、青木が大外刈り。これもカウント2。続く桜花がビッグブーツで飛び込んで行くが、カウント2。
一方、高瀬もチョップ&エルボーで応戦し、張り付けラリアット。正調ラリアットでカウント2。桜花はスタンガンでチェンジ・ザ・ペース。青木がダブルニーアタックで続き、桜花がバックドロップ。これは高瀬もキックアウトする。
攻勢に転じた高瀬もブレーンバスターでやり返して米山とタッチ。米山がセントーンを投下し、モンゴリアン・チョップ。ならばと桜花がリーチの差をいかしたビッグブーツ。カカト落としでカウント2。
10分経過。桜花のビッグブーツはカウント2。続く垂直落下ブレーンバスターは高瀬がカット。もう一度、桜花がビッグブーツで飛び込むも、あろうことか青木に誤爆してしまう…。
このチャンスに高瀬が桜花にドロップキック。カミカゼから米山がセントーン。高瀬がギロチンドロップを投下させる。カウント2。
今度は米山が後方回転エビ固めを狙うが、回避した桜花がビッグブーツ。カウント2。仕留めにかかる桜花だったが、青木のラリアット、ダブルニードロップが立て続けに桜花に誤爆。見逃さなかった米山が後方回転エビ固めでクルリと丸めてジ・エンド。
3、DUAL SHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<王者組>○SAKI&清水ひかり(16分19秒、体固め)旧姓・広田さくら●&アイガー<挑戦者組>
※カワイルド・ニードロップ。第30代王者組が初防衛に成功
前日の8・13新宿大会でブリーフ・シスターズからwave認定タッグ王座を奪取し、2度目の王座戴冠となったSAKI&清水ひかりのgalaxyPunch!(以後、ぎゃらぱん)。王者組となったことで、もともと組まれていた旧姓・広田さくら&アイガー戦は、急きょ初防衛戦となることに…。
試合前、広田が「私たち2人はやらなければいけない時があるんだ。即席タッグじゃありません! 私たちには歴史がある。タッグチーム名も決まりました。それは…」とまで話したところで、なぜかアイガーが広田を襲撃!? チーム名を発表できないまま、王者組が入場となる。
タイトルマッチの記念撮影のあと、クリーンな握手。広田が「オッケー、GO!」とコマンドを出すも、アイガーは無視。ぎゃらぱん相手に一人で立ち向かっていく広田。フェースクラッシャーを放ってアイガーとタッチ。しかし、このときガッツリ目を見てしまったため、目をやられてしまう広田。
そんな事はお構いなしのアイガーは場外で大暴れ。観客と清水を恐怖に陥れる。リングに戻り、アイガーvs清水へ。目を合わせないようにする清水だったが、アイガーが何としてでも視界に入ろうとする。
なんとかしのいだ清水がSAKIにつなぐ。SAKIはアイガーにフロントキック。救出に向かう広田にはガットショットをお見舞い。ならばとアイガーがラリアットを放って広田と交代へ。
広田がアームホイップを放てば、SAKIは串刺し攻撃で応戦。これをかわした広田&アイガーがハイタッチ。そこにぎゃらぱんがガットショットで飛び込んで行く。
清水の雷電ドロップ、SAKIのクロスボディーがリレー式で決まると、そのまま清水がPKF、PKとつなげていく。
一方、広田もフェースクラッシャーでやり返し、プロレスLOVEポーズ。清水もやり返していく。清水の助っ人に入るSAKIだったが、ぎゃらぱんが広田のボ・ラギノールにつかまってしまう。
続いてアイガーが出て行き、ボディープレス。寸前でかわすことに成功した清水だったが、アイガーがダブルアームにとらえると、広田がボ・ラギノール。
ならばとぎゃらぱんもSAKIのビッグブーツから、清水が延髄斬りを放って行く。
SAKIvsアイガーのマッチアップ。アイガーがコーナーへ。SAKIをロックオンするも、清水がハイキックで蹴り落とし救出。すかさずSAKIがリバーススプラッシュでカウント2。ヒップドロップからカバーするもカウント2止まり。
続く広田はSAKIにボ・ラギノール。スイングDDTをお見舞い。広田がトペ・スイシーダを狙うが、これは失敗。逆に清水がトペ・スイシーダを成功させる。SAKIのファルコンアローはカウント2。ロープに走るも、アイガーが足止め。広田が619を命中させ、広田のボ・ラギノールから毒霧を発射させるアイガー。
すかさず広田がシャイニング・ウィザードで飛び込むが、返されると夜叉ロックで捕獲する。これも清水がカット。
形勢逆転に成功したSAKIがブレーンバスターを敢行。ダブルのフットスタンプを成功させる。だが、アイガーが広田の盾に!? アイガーがダウンすると、今度は広田が奮起。
だが、ぎゃらぱんに蹴りまくられる広田。SAKIがリバース・スプラッシュを狙うが、これもアイガーが救出する。復活した広田が夜叉ロック。広田のへなーらサンセット、アイガーの呪橋が同時にサク裂する。
ならばとSAKIもアイガーのラリアットを誤爆させるも、広田がふらふらドーン。ヒヤリとしたSAKIだったが、ビッグブーツでやり返す。カウント2。ストレッチボムもカウント2止まり。ぎゃらぱんはダブルインパクト式ヒップドロップでアイガーを排除すると、改めてSAKIが広田にランニング・ブレーンバスター。カワイルド・ニードロップを投下させ初防衛に成功した。
◎バックステージ
SAKI「galaxyPunch! 初防衛、成功しました!」
清水「イエーイ!」
――初防衛戦はいかがでしたか?
SAKI「このタイトル挑戦に、どっちが挑戦するかってなったときに、ブリーフ・シスターズさんに選んでいただいて、ベルトをとることができて、早速って。結局、タッグチーム名がわからないですけど、広田さんとアイガーと、対戦させていただけて、昨日の今日でベルトを落とさなくてマジでよかった! 強敵すぎて、マジでよかった×2」
清水「こわかったー」
SAKI「心身ともに疲弊しました。アイガーとの再会が6年ぶりだったんですけど、またリングで会えたこともうれしいです」
4、デンジャラスwave(30分1本勝負)
○世羅りさ(17分6秒、体固め)宮崎有妃●
※ダイビング・ダブルニードロップwith 有刺鉄線イス&ラダー
5・18新木場でおこなわれた「CATCH THE WAVE 2022」ハードコアブロック公式戦で15分ドローとなった宮崎有妃vs世羅りさのカード。決着がついていないこともあり、追撃戦が組まれていたが、宮崎が画鋲を1000個買ってしまったことで、ハードコアマッチからデスマッチに急きょ変更された。
立ち上がりはプロレスの攻防となったが、世羅が有刺鉄線竹刀を持ち出すと、宮崎は画鋲が入ったバケツを持ち出す。さすがの世羅も「まだ早いだろ! それメインだろ!!」と諭すが、固定概念などない宮崎は画鋲をブチまけると、早速その上にボディースラムを3連発!
宮崎の振り切り度合いに、度肝を抜かれた世羅だったが、カウンターのファルコンアローで反撃。スイッチの入った世羅は宮崎のお腹に画鋲をぶちまけるとニードロップを投下する。そして場外戦へ。
宮崎はテーブルクラッシュを狙うが、自滅。逆に机の破片でぶっ叩いていく世羅。リングに戻ってキャメルクラッチで捕獲。有刺鉄線竹刀で額をえぐっていくだけでなく、画鋲を額に突き刺していく。
宮崎もDDTで形勢逆転。世羅をコーナーに逆さ吊りにすると顔面にイスをセット。ラダーを投下する。有刺鉄線チェア・バージョンも披露する宮崎。えびす落としはカウント2。ムーンサルト・プレスにつなげるも、これは自滅。ならばとここで碁盤を持ち出す宮崎。
危機を察した世羅が逆に碁盤へバックドロップでぶつけていく。さらに世羅は碁盤の上に画鋲を乗せると宮崎をうつ伏せにセットし、リバーススプラッシュ。
画鋲の上で丸め込みの応酬となり、悲鳴も応酬となる。ならばと走る宮崎に世羅が有刺鉄線竹刀でフルスイング。主導権を握った世羅が有刺鉄線チェアの上にエアーズロックⅡ。イスの上への羅紗鋏もカウント2止まり。
ならばと仰向けの宮崎に有刺鉄線チェア、ラダーを山積みにセットし、ダイビング・ダブルニードロップを投下! 見事に命中させた世羅が宮崎から3カウントを奪った。
◎バックステージ
世羅「勝ちましたね。いや、昨日『画鋲用意したんだ』って言われたときは、どうなることやらと思ったんですが、はじめてだったらしいですね。画鋲。宮崎さんの画鋲処女をいただいちゃいました。いやー、なかなかに、はじめてとは思えない画鋲の使い方でしたけれども、こっちだってデスマッチ、ダテにやってきてるわけじゃないので、画鋲は実は1、2回しかやったことないけど、負けるわけにはいかないので。思いまして。勝っちゃった。でも、囲碁盤デスバレー? あれだけは食らわないって、頭に入れておいてよかった。どんなに自分がいたくてもしんどくてもあれだけは食らわない。そう信じてやったんで。そこが勝利の道じゃないかな。あと個人的なことですけど、首、首ガードするヤツ忘れたから、首のここらへんメッチャ刺さって痛かったなっていうのが今日の感想です。ありがとうございました」
5、Regina di WAVE~WAVE認定シングル選手権試合(30分1本勝負)
<挑戦者>○志田光(16分25秒、エビ固め)鈴季すず●<王者>
※魂のスリーカウント。鈴季が初防衛に失敗。志田が第19代王者となる
2022年の波女であり、野崎渚が返上したレジーナを戴冠した鈴季すずの初防衛戦。AEWに拠点を移している志田光が挑戦者に名乗りをあげ、両者によるタイトル戦がwaveの15周年を締めくくることとなった。同じルーツを持つ両者だが、シングルは初。なお、志田が勝てば7年ぶり2度目のレジーナ戴冠となる。
握手はなし。ゴングが鳴ると、観客は手拍子。「すず」コールと「志田」コールに会場が二分されりなか、いきなりスピーディーな読み合いの攻防。志田がケブラード・コンヒーロで迎撃し、串刺しのランニング・ニー。続く攻撃はすずが回避し、「場外いくぞ!」と場外戦を挑んでいく。
Tommyレフェリーの注意を無視してイスで殴打していくすず。エプロンに志田をセットすると走り込んでの片足キック。リングに戻ると串刺しのランニング・ニーで追撃する。
奮起するすずが「私がレジーナだ!」と志田の顔面を蹴り抜くが、志田もぶっこ抜きのブレーンバスターで意地をみせる。そして、すずをコーナーにセットするとニーリフト2連発からダブルニーアタックでカウント2。さらにコーナーに押し込み脳天ナックルを連発した志田は、サーフボードストレッチ、ワキ固めで捕獲する。これはすずがかろうじてロープ。
すぐさま走る志田だったが、すずが交通事故タックルで形勢逆転。志田をロープにセットし、スライディング・ジャーマンで後頭部をマットに打ち付ける。
コーナーに登るも、志田が足止め。エプロンでインプラントをお見舞いする。場外戦となりカウンター席に戦場を移した志田がすずを担ごうとする…。これは未遂。カウンター上でエルボー合戦が繰り広げられたが、すずがヘッドバットで終わらせる。
リングに戻って志田がエルボー、すずがトラースキック、志田がジャンピングニーからジャーマンへ。すずもゾンビのように復活していきジャーマンでやり返す。
ならばとエルボーを連打した志田がヒザ蹴りを狙うが、すずがカウンターのエルボー。もう一発エルボーを放ったすずが「終わり!」とバックを取る。志田もふんばり延髄斬り。ビーナスシュートを狙うが、これはすずも読んでいた。逆にすずがスパイダージャーマンにつなげる。さらにはミサイルキックから「まだだー!」とドルフィンバスターでカウント2。バックを取るが、志田も踏ん張る。
逆に志田がカカト落とし、ブラジリアンキックをお見舞い。ファルコンアローは、すずが切り返してカウント2を奪う。
ならばと志田もカウンターのニー。すずもグラン・マエストロ・デ・テキーラでカウント2。走る志田に、すずがカウンターのジャンピング延髄。ジャーマンを狙うが、志田が切り抜けビーナスシュート! ファルコンアローでカウント2。KATANAの体勢に入るも、かわされると目突きからの首固め。カウント2。ならばとKATANAをヒットさせ、ダメ押しの魂のスリーカウントでトドメを刺した。
試合後、志田は「獲りました! 志田光、2度目のレジーナです。まあ、日本にはずっといられません。これは“海外流出”と言ってもいいかもしれません。でも、私はこの2回目で、私にしかできないこと、あのときよりももっとできることがある! 私だけができることがあります。レジーナの防衛戦、アメリカでやります! そして、次、GAMIさん、11月6日、後楽園ホールですよね? そのとき、このベルトひと回りも、二回りも世界基準になって私とともに戻ってきます。交通費、よろしくお願いします!!」
頭をかかえる二上会長…。
志田「アメリカでも世界でも、志田光、もっともっと活躍していきます。目を離すなー!」
◎エンディング
二上会長「すずさん、なんで負けるの…。なんで負けたのよ…。聞いてた? 交通費よろしくお願いします、ですよ。おい…頼むで……」
桜花社長「本当に会社的にはすずを応援してたんですけどね」
二上会長「Twitterには一応『頑張れ、すず』って書いたんですけどね…。本人には届かなかったみたいですね、残念です。みなさん、本当に15周年、5大会。ちょっと頭のおかしい5大会でしたね(苦笑)。えー、一応、全部違う感じの5大会を見られた勇者の方々にはわかると思うんですが、5大会、全部違うカラーになったと思います。えーっと、メインがwaveの選手ではない、と。こんな15周年の節目に…」
桜花が驚く。
二上会長「気づいてなかったの!? えーーっ! 気づいてなかったの?」
桜花社長「レジーナはwaveのベルトだから」
二上会長「waveのベルトですけど、アレよその選手ですよ」
桜花社長「ホントでした…(苦笑)。しかも一人はスッゲー交通費かかってますから」
二上会長「スッゲーかかった」
桜花社長「はい」
二上会長「もうお盆の時期にやるの、やめよう。ねっ、ケンちゃんが…。志田ちゃんなんですけど、志田さんが世界でいっぱい防衛をしてくれるというので、AEWでレジーナのベルトをメジャーにしていただきたいと思います。いいです、交通費かかっても。だからみなさんいっぱい見に来てくださいね。(志田に向かって)あの、元川とだけは防衛戦の回数を重ねるのやめて。できれば、海外の。外国人の方とやってきてくれる? 大きな場所でやるときは私が自腹でいいんで、認定証読みに行くんで。お願いしますね。15周年、15年経ちました。まぁ、いっか。さっきトークショーでしゃべったし、ヤングあり、ガチガチあり、コミカルあり、セクシーあり、コミカルあり(苦笑)、デスマッチあり、タイトルマッチあり。なかなか振り幅が広すぎる団体なんですが、100年企業、目指してまだまだ頑張りたいと思いますのでみなさんお付き合いよろしくお願いします」
桜花社長「15周年大会の5大会、みんな本当に楽しんでいただけたでしょうか?」
二上会長「ぜんぜんコレ24時間テレビ(のTシャツを)パクったわけでもぜんぜんないんですけど。いま完走したので、私は『サライ』を歌いたい気分です。(音楽が流れる)歌わへんけど、いやいや、みぃさんの出番やからここは。歌わないですけど、ちょっと節目の周年の大会なので。一応、観客動員数! ハッキリした数字は知らないんですけど、そんなに入りませんでした。目標2000人やったのが、えーっと、まったく届かずでしたけど、いいんです、面白かったから。面白かったからヨシとしましょう! あのー、動員数じゃなくて、満足度なんで。
桜花社長「満足していただけましたか?」
二上会長「ありがとうございます。いいんです、満足度でいいんです」
桜花社長「私たちも完走したので」
二上会長「選手のみなさんで、乾杯をしたいと思います」
桜花社長「誰もケガしなくてよかった」
二上会長「誰もケガしてない」
桜花社長「この5大会で誰もケガしなくてよかった」
二上会長「でも宮崎血だらけやったよ? ユキちゃん、画鋲外しなさいよ。アイガーおいで。志田、親友やろ?(広田と一緒にアイガーもリングイン)負けたけど、すずおいで。すずさんだけ未成年なんでお酒やめておきましょうね。はい、お茶でーす。アイガー、早く入って! 早くして、アンタの時間じゃないから、いま! えーっと、15周年みなさん完走ありがとうございます。ケガないよね? ないよね? ありがとうございます! では、桜花さんのね、結婚発表もありましたし…。では15周年みなさん、ありがとうございました。カンパイ!」
桜花社長「カンパーイ!」
二上会長「おいしい」
桜花社長「イッキしないのかい×2。してくださいよ。イッキ×2…(二上会長が飲み干す)お疲れさまです!」
二上会長「はい、じゃあこのあと締めですね。私が締めたいところなんですけど、ノザキ様。どうぞ」
桜花社長「そうですね。野崎欠場中で、試合はできなかったけれどもノザキ様がちゃんと締めていただければ」
二上会長「何かをケッテーしてください」
野崎「何かを!? 何かをケッテー? 5大会、欠場なのはすごく悔しかったのですが、裏方として、みなさんに楽しんでいただけるように、私頑張りました。みなさんが楽しかったと満足した、と拍手で応えてくれたのを見てたのでそれが凄く私はうれしかったです。そんなうれしい、やさしい皆様、これからも必ず、waveを見に来ること! これは正式ケッテーだ、いま、ノザキ様決めた。ケッテー! これがwaveだーーー!」
◎バックステージ
――レジーナの感想。
志田「2度目のレジーナなんですけど、前回フリーになったばっかのときに波女で優勝して、その勢いでとって、チャンピオンとして何ができたかなって思うと、ハッキリ言って何もできなかったと思うんです。レジーナとして。だから今回、タイトルマッチやって、とったら絶対に私にしかできないことをやろうと決めてました。やっぱりそれは何かっていうと、いま私が活動してるアメリカ、もっと大きい舞台でこのベルトの防衛戦をして、日本の女子プロレスの素晴らしさを伝えること、そして、日本女子プロレス出身の志田光の強さ、それは体だけじゃなく、心の強さだったり、日本の誇る強さっていうのをもっと世界に、このベルトとともにアピールしていきたいなと思っています。11月6日は戻ってくるって、さっき決まったのでその戻ってきたときにこのベルトがまたいまと違う輝きを放つように、全力でレジーナとして闘います」
――試合はどうだった?
志田「あのー、言いたくないんですよ、こういうこと。ただ…、やっぱり…若い選手、勢いあるなって感じさせられましたね。年齢のこととか、言いたくないんですよ。それって言い訳でしないないんですけど、いやーでも、すず…若いからってだけじゃないと思うんですよ。彼女自身の勢い、技術もありますけど、なんかそれを痛感させられたというか、本当に一発一発、効きました。いまもう自分の頭が重いです。こんな状態で明日飛行機に乗って、十何時間、帰れるのかと心配になるくらいのダメージです。やっぱりでもこの、若い子たちの勢いに負けない何かを私はもっともっと見つけなきゃいけないし、勢いだって負けてられないけど、やっぱり技術とか、そういうところもまだまだ鍛えていかなきゃいけないなって今日実感させられました。それくらいいい選手でした」
――離れた後輩にもなるが?
志田「そうですね。ただアイスリボン時代、かぶってないので、本当に初対戦。タイトルマッチとかって前哨戦があると思うんですけど、やっぱり私が着いたのが2日前とかなので、それもできないまま、本当に初対決でタイトルマッチだったんですけど、まあそれも面白かったんじゃないですか? なかなか最近ないし、そういうの」
――すずはアイスやめて、波女になってレジーナとって、8年前の志田さんみたい。
志田「ハハハ。あー、なるほど。正直8年前の自分より、メチャメチャいい選手だと思います。メッチャしんどかったけど、楽しかったですね。やっぱ日本のプロレス楽しいな。アハハハ」
2022.08.14
「wave 15th Anniversary『CARNIVAL WAVE』~陰気が西に移動し、「金」となり~」
日時
|
8月14日 日曜日 15時の部
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観衆
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133人
|
場所
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◎オープニング
15周年記念大会の4大会目は、今年21周年を迎え、今秋、結婚することを公表した桜花由美の記念大会。主役の桜花が選手を代表し、挨拶をおこなった。
桜花「みなさん、こんにちはー! 今日は声を出して大丈夫です。飛沫が飛ばない程度の声をよろしくお願いします。8月19日で、21周年を迎えます。私、21年もプロレス続けてます。もし子供だったらもう成人を迎えて、21歳です。それだけ長い間、プロレスを自分で続けてるんだなぁ…と思って、昨日結婚を発表しました!(大きな拍手が沸き起こる)ありがとうございます×3!! まだ婚約段階なので、入籍とかしてないので、私の悪いところ見つかってちょっと無理って言われたら(苦笑)、独身でずっといるかもしれませんが、一応、秋頃に入籍の予定です。ありがとうございます。やっとずっと言ってた1回はしてみたいと思っていた結婚ができることになりました。本当にうれしいです。ありがとうございます。えー、今日は私、独身最後のYシャツマッチ、かわいどころを集めてみました。みなさん、Yシャツマッチの出場選手の濡れるところ見てみたいですか!? っていうか、アレ買った? カッパ。カッパ買った? 買った? 最前列やばいからね。いま買ってください。いま買いに行ってください。みんな若いかわいい子達をびしょびしょにしてやろうかなと思います。なので、ぜひぜひ。カッパを買って来てくださいね。濡れても自己責任ですからね。いいですか? カウンターに座ってるからって、油断しないでくださいね。今日、1万円以上まとめて買ったら粗品のタオルがもらえるんで、濡れたらそれで拭いてください。そういうの全部、計算尽くなので、みなさんカッパをいまのうちに買ってください。15周年4回目の大会、私の記念試合、3試合ですが、みんな張り切って参りますので応援よろしくお願いします!」
◎トークショー
続いてトークショーがおこなわれ、15年前のwave旗揚げ戦にいた二上美紀子会長、桜花由美社長、宮崎有妃が登場。今大会のテーマがノスタルジーであることを発表した。途中から同じく旗揚げ戦に出ていた松本浩代も合流し、当時をふり返りつつ、旗揚げ当初は、実数発表にこだわっていたことなど、懐かしい話題も飛び出した。
トークショーの中で桜花社長は「15年も同じ団体にいるって凄くないですか? 団体を変わるとか、なくなったり、解散とかあるけど、15年間、団体を続けられてきた自分に拍手を送りたい。GAMIさんのおかげです。ありがとうございます」と改めて感謝。
二上会長も「100年企業目指しましょう。もうちょっと行けるよ。もうちょっと行ける、大丈夫です」とやる気をみせ、「15年間、いろいろ山あり、谷あり×4。谷ばかりで最後の方、フリーフォールみたいに落ちたときもあったもんね。そこから徐々に、徐々にこれて15周年迎えましたということです」と、トークショーを締めくくった。
1、ゴキゲンwave(20分1本勝負)
○柊くるみ&優宇(13分18秒、体固め)米山香織●&チェリー
※ダイビング・ボディープレス
waveの15周年を記念し、タッグ戦線を賑わせた米山香織&チェリーのゴキゲンBBAが復活。対するは、若い世代では圧倒的なパワーを誇る柊くるみ&優宇。
試合前、米山が「くるみちゃーん、前に対戦したとき小学生だったんですよ。そのときはこんなに小さかったのに、大きくなっちゃって。私が成長を確かめてあげるから出てこい!」と指名しゴング。
手四つを挑もうとするが、米山は届かない。見かねたチェリーがくるみの背後から奇襲する。早速BBAでダブルのクローズラインを狙うが、くるみが突破。だが、BBAもカニばさみでくるみを倒してお転婆ダッシュを披露する。
先手をとられたくるみだったが、攻守を入れかえ優宇とトレイン攻撃。続く優宇が米山に串刺しボディーアタックでカウント2。滞空時間の長いボディースラムもカウント2。くるみが出て行き、ボディースラムで叩き付ける。カウント2。
優宇、くるみにぺちゃんこにされる米山。反撃に転じようとクロスボディーで飛び込むも、くるみがキャッチ。ならばとチェリーがドロップキックでなぎ倒す。必死の米山はぐるぐるパンチ、アームホイップを放って、ようやくチェリーにタッチ。
チェリーが優宇にカニばさみでカウント2。レッグロックで捕獲する。チェリーは優宇をロープに振ろうとするが、優宇が踏ん張ると両耳を掴んでお仕置きする。優宇も怒って旋回式サイドバスター、セントーンをお見舞い。チェリーも低空ドロップキックから腕十字へ。
このピンチを優宇がしのぐと、くるみが低空ドロップキック、フットスタンプ3連発で追い打ちをかける。カウント2。チェリーもフルネルソンからアンクルホールドへ。
切り抜けたくるみが米山→チェリーにショルダータックル。カナディアン・バックブリーカー式フェースバスターでカウント2。一方、チェリーも熟女でドーンを放って米山と交代。
米山は旋回式ボディーアタックで反撃にかかる。だが、くるみがサンセットフリップを投下。キックアウトされるとコーナーに登るも、チェリーが雪崩式フランケンシュタイナーへ。米山がダイビング千豚♪につなげる。カウント2。続くBBAのゴキゲンバスターは、くるみも回避。逆に優宇のアシストからくるみがダブルハンドのラリアットを敢行する。
さらに優宇&くるみはキャノンボールとくるくるくるみの競演で湧かせたあと、優宇が米山にセカンドからのボディープレス。くるみがダイビング・ボディープレスにつなげて勝利を収めた。
2、チャレンジwave(15分1本勝負)
○松本浩代(11分21秒、テキサスクローバーホールド)狐伯●
強力すぎる“雨女”のため、最近ではwaveにめっきり呼ばれなくなってしまった松本浩代。今大会のテーマがノスタルジーということもあり、久々の参戦を果たしたが、参戦が発表されるやいなや台風襲来も発表されるというミラクルを引き起こす。改めて松本の威力を知らしめたのだが…試合当日は台風が過ぎ去りなんとか晴れ。狐伯との一戦を迎えた。
ゴングが鳴ると松本が「久しぶり!」と第一声。ロックアップで組み合うと、松本がパワーで主導権を握る。ロープに走ると、狐伯がドロップダウン。アームホイップを狙うが、松本が踏ん張る。
狐伯がドロップキックを放てば、松本もショルダータックルでお返し。松本は「waveの狐伯、ぶっ壊すぞ!」と串刺しボディーアタック。チョップ、ボディースラムで畳みかける。
気迫を見せる狐伯がヘッドシザースホイップから串刺しドロップキック。もう一発狙うが、松本が迎撃する。「だらしねーな、オラ!」とエルボーを放つ松本。狐伯も応戦していくが、松本が逆水平チョップで上回っていく。
狐伯もDDT、低空フランケンシュタイナー、低空ドロップキック、ミサイルキックと攻勢。キックアウトした松本がロックドロップの体勢に入る。狐伯が踏ん張るも、松本が強引にぶっこ抜く。続けてパワーボムを狙うが、これは狐伯も切り返す。だが、さらに松本が逆エビ固めに切り返していく。
「フィニッシュ!」と叫んだ松本がリバース・スプラッシュを狙うが、狐伯も回避。狐伯のミサイルキックはカウント2。カサドーラ、首固め、十字架固めもカウント2止まり。走る狐伯に、松本がバックエルボー。かわした狐伯がエルボー弾を放って行く。
しかし松本もカウンターのラリアットを決めると、リバース・スプラッシュ式ダブルニードロップと投下させる。返されるとテキサスクローバーホールドへ。決まった瞬間、狐伯はギブアップするしかなかった。
3、OHKA YUMI~Anniversary wave 21th~ドキッ!セクシーレスラーだらけの「元祖」Yシャツマッチ(30分1本勝負)
○桜花由美<1>(18分17秒、Yシャツ脱衣)雪妃真矢●<2>
※退場順(< >内の数字は入場順)=ラム会長<7>、安納サオリ<6>、高瀬みゆき<5>、SAKI<4>、藤田あかね<3>
Yシャツマッチといえば、wave夏の大定番! 独身最後のYシャツマッチとなる桜花由美、10周年のYシャツマッチでwave初参戦を果たした高瀬を筆頭に、セクシーどころを豪華にラインアップした。なおこの試合は桜花の21周年記念マッチでもある。
ルールは、1分間の時間差入場のバトルロイヤル形式となり、通常ルールに加えオーバー・ザ・トップロープルールを採用。Yシャツが脱げた時点で失格となり、リング下に両足が着いた時点でビチョビチョマシンガンズに水鉄砲で攻撃される。
まずは桜花、雪妃がリングイン。続いてビチョビチョマシンガンズとして旧姓・広田さくら、宮崎有妃、清水ひかり、櫻井裕子、柊くるみ、優宇、二上会長が登場。リング下にそれぞれが配置されたあと、ゴングが鳴らされた。
早速、雪妃が「桜花さん、復帰おめでとうございます。そしてご婚約。まさか本当に言ってくれないとは思わなかったです。まさかTwitterで知るとは思わなかったんですよ。だけどおめでとうございます!」と握手からの低空ドロップキック。「この足か!」と痛めたヒザにニードロップを投下する。「私をあざ笑ってたのか!」と恨みをぶつけていく雪妃。
桜花を場外へと送り込むとほぼ同時に藤田あかねが登場。最初のビチョビチョの餌食となったのは桜花だった。なんとかリングに戻るも、雪妃&藤田がダブルの攻撃。
状況が不利とみた桜花は「ユキちゃん、私たち、正危軍!」と説得にかかる。そこにSAKIがwave認定タッグのベルトを巻いて入場。ほどなくして高瀬みゆきも登場となる。
リングに上がった高瀬は桜花にヘアーホイップ。雪妃→SAKIも続く。高瀬が「私の涙を返せ!」と投げ捨て、桜花を捕獲。
そこに安納がリングイン。桜花「こっち向け!」と水鉄砲で祝福する安納。そして最後の入場となったのがラム会長だった。
リング上では高瀬が安納を担ぎ、みんなで脱がそうとしている最中。リングインするなり、ナカユビを立てていくラム会長。標的になりかけるも、「今回は桜花を狙うんでしょ? 私じゃなくて!」と、逃れて桜花が袋叩きに。
逆ギレした桜花が次々と選手たちを場外へ。ビチョ濡れにされた選手たちがリングに戻り、会長がコーナー上でラムちゃんカッターを高瀬に敢行。しかし、すぐさま桜花に落とされオーバー・ザ・トップロープで最初に脱落した。
続いて桜花が高瀬にブレーンバスターを狙うが、踏ん張ると次々と助っ人が加わっていく。ここでSAKIが安納のYシャツを剥ぎにかかる。結果、みんなに脱がされ、安納が失格。
試合は続き、高瀬がオーバー・ザ・トップロープのピンチに。雪妃、桜花もロープを飛び越えピンチとなるなか、高瀬のみが落とされ失格に。
続いて桜花&雪妃がSAKIに串刺し攻撃。雪妃がSAKIにミサイルキックを放っていくと、藤田がカバーするも、カウント2。雪妃のハイキックは桜花に誤爆。SAKIがファルコンアローから丸め込みを狙うが、桜花がSAKIのYシャツを剥ぎとり失格させた。
今度は桜花と藤田が「団地妻!」「結婚したいのに!」と罵り合いエルボー。藤田がバックフリップにつなげる。キックアウトされるとハーフクラッチの極楽固めへ。これは雪妃がカット。
ならばと雪妃と藤田が胸元をはだけさせてのチョップ合戦。雪妃がアンクルホールドを極めると、桜花が藤田のYシャツを剥いで藤田も失格。
最終的に桜花vs雪妃の正危軍対決となり、桜花が幸せパンチを連発。応戦する雪妃はカウンターのハイキックをお見舞いする。ロープに走ろうとした雪妃だったが、桜花がYシャツを剥ぎとり勝利を収めた…!?
◎エンディング
桜花「チョー幸せです。本当に女子プロレス界の若い子たちは、すぐ結婚しようと思えば結婚できるのに、プロレスバカだから、コイツらは結婚しないです。そんな未婚者はプロレスバカって呼ぶね。えー、みなさん15周年大会、4回目の大会いかがでしたでしょうか? 超みんなセクシー。よかったでしょ? Yシャツマッチの選手、上がっておいで。みんながこんなビショビショになって。だからぜひハッシュタグ、waveproをつけてセクシーな写真を載せてください。ウチの目標はTwitterで、wavepro がトレンド入りすること。2日間連続で入れたいから。アンタたちはセクシーな格好をして、ここに並んで写真撮るから。それをみなさんどんどん上げていただいたら、ハッシュタグがトレンド入りするから。みなさん、セクシーな格好して。4回目は終了しましたがこのあと18時からwave15周年の集大成があります。タッグのタイトルマッチ、そしてシングルのタイトルマッチ、ハードコアからデスマッチになった…」
広田「ババア、言葉出ないんだから、しゃべるな!」
桜花「頭がちょっとついて行かないですけど、本当に…(二上会長もチャチャをいれると)お前のせいだ! お前が水やってるからこうなったんだ。で、このあともぜひぜひチケットをお持ちでない方は買って、このあともお待ちしております。それでは…」
二上会長がラム会長を指名する。
桜花「じゃあラム会長お願いします」
会長「前回、出させていただいたときに、私が間違えて『俺たち』って言っちゃったヤツですね。説明しないとわからないですよね。ってことで本日はありがとうございました。ありがとうございます。巻きます。これが、俺たちのwaveだーーー!」
◎バックステージ
安納「なんで…」
桜花「ビッグ・サプライズだよ」
安納「マジで、マジで」
桜花「ああ、よかったよ」
安納「嬉しかったです。メチャクチャ」
桜花「ああ、よかったよ。ありがとうございます。みんながね、ビックリしてくれることをずっと黙ってたから」
雪妃「何度も会ってるのに」
桜花「その話は正規軍の飲み会で、よろしくお願いします」
――Yシャツマッチはどうだった?
桜花「チョーびしょびしょだよね」
安納「脱がされちゃったー。ボタンないよぉー。でも、楽しかったです」
桜花「楽しかったです」
――21周年だったが。
桜花「一応、結婚してもプロレスは続ける予定なので、25周年、30周年目指して頑張ります」
――お祝いの言葉はありますか?
雪妃「おめでとうございます。いやー、本当に喜ばしいことというか、身近な関係の方がこうやってね、お祝い事があるってことはすごくうれしいことです。正直。はい!」
安納「でも、待ってました。桜花さんが帰ってこられるのを、ずっと待ってました。だから、久々にお会いできて嬉しかったですし、そんなサプライズも待ってたなんて」
桜花「だから2人を出したかったの」
安納「あー、もう! またちょっとまあ正危軍の方でもお願いします」
2022.08.14
「wave 15th Anniversary『CARNIVAL WAVE』~陽気が東に移動し、「木」となり~」
日時
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8月14日 日曜日 12時の部
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観衆
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88人
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場所
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◎オープニング
大会に先立ち、今大会の主役でもある狐伯が登場。選手を代表し挨拶をおこなった。
狐伯「みなさん、こんにちは! 本日はご来場ありがとうございます。自分は8月8日に4周年を迎えることができました。いまプロレスをできていること、4周年を迎えられたこと、いま本当に幸せです。来年も、再来年も周年が迎えられるように頑張りたいと思います。いまwaveのエースの野崎さんが欠場中なので、今年は自分が引っ張っていけるように頑張りたいと思いますので、応援よろしくお願いします。今日、自分は3試合あります。全部勝つ気持ちだけなので、すべて自分がやりたいカードなので、自分が吸収して勝ちたいと思いますので応援よろしくお願いします」
◎トークショー
続いてトークショーがおこなわれ、今大会は試合のない桜花由美、宮崎有妃、旧姓・広田さくら、そして、ヤング終身名誉会長のチェリーが登壇。
広田が進行役を務め、娘さんの成長を感じさせる話を皮切りに、桜花の結婚、チェリーが年齢を聞かれたときの対処法で盛り上がるなか、宮崎&広田のヤング時代には「女子プロレス・オールスター戦」があったことなど、話題は多岐にわたった。
また若手と対峙するなかで、広田が「チェリーさんは出る杭を打っていく方でしょ?」と尋ねると、チェリーは「私が引いてとかじゃなくて、自ら壁をぶちやぶってほしいな…という思いでやっています。愛情ですから」とヤングへの思いを強調!? さらに「チェリーは結婚しないので、安心してください」と、桜花結婚のニュースに傷心しているファンに向けて、約束した。
そしてヤングといえば、サイレン。広田がお決まりのサイレンを轟かせ、大会をスタートさせた。
1、ヤングwave(15分1本勝負)
○清水ひかり(9分59秒、体固め)ななみ●
※ダイビング・フットスタンプ
第1試合に登場したのは昨日の8・13新宿で、wave認定タッグ王者に返り咲いた清水ひかり。ワールド女子プロレスディアナの新生・ななみと対戦した。両者のシングルはこれが初となる。
ロックアップからななみが押し込みクリーンブレイク。清水が側転でかわしてクロスボディー。カウント2。コーナーホイップから串刺しドロップキックにつなげる清水。ななみを張り付けるとミドルキック→ドロップキックでカウント2。
ななみも逆さ押さえ込みで形勢逆転。ダイヤル固めにつなげる。キックアウトされると逆片エビ固めへ。
このピンチをしのいだ清水がPKF、PKを敢行。カウント2。フォアアームの打ち合いから清水がローキック。カウンターのミドルキックを放つと、ななみの足を払ってPKへ。
これをかわしたななみがショルダータックル5連発。返されると逆片エビ固めへ。ロープを目指す清水だったが、ななみが中央に引きずり戻す。かろうじて清水がロープ。
清水もバイシクルキック、サッカーボールキックで反撃。続くPKはカウント2止まり。「終わり!」と仕留めにかかる清水だったが、逆にななみがボディースラム。セカンドからのダイビング・ボディープレスにつなげる。
これをキックアウトした清水がジャンピング・キックで反撃。これはアゴのあたりにクリーンヒット。続けてジャンピングPKFを放って行く清水だったが、これも返されるとダイビング・フットスタンプでトドメを刺した。
○高瀬みゆき&梅咲遥(17分43秒、体固め)櫻井裕子●&網倉理奈
※ローリングストーン
現・W.W.W.D世界女子タッグ王者組のルミナス(高瀬みゆき&梅咲遥)が第2試合に登場。COLOR‘Sの櫻井裕子&網倉理奈組との対戦となった。
クリーンな握手でスタート。試合は梅咲vs網倉でゴングとなる。ロックアップからハンマーロックの取り合いとなる。網倉がサイドヘッドロックにとらえると、梅咲がバックエルボーで脱出。ロープに飛ばすも、網倉がショルダータックル。COLOR‘Sトレインからダブルのワープレスで「We Are COLOR’S」を叫ぶ。
高瀬が救出に向かい、今度はルミナスが攻勢。トレイン攻撃につなげる。ダブルのボディースラムから「We Areルミナス!」を叫んでバックエルボーでファンにアピール。続いて梅咲が弓矢固めへ。耐えた網倉がローリング・ダブルチョップを放ち、櫻井と交代。
櫻井は首4の字固めで捕獲。串刺し攻撃を狙うが、梅咲がドロップキックで迎撃する。タッチを受けた高瀬が逆エビ固めへ。これは櫻井がロープ。ならばと高瀬はヘアーホイップで追撃し、櫻井をコーナー下で踏みつけていく。櫻井も高瀬を振り返してバックエルボーをお見舞いする。
網倉が出て行き、高瀬にフォアアームを連発。続くショルダータックルは互角の内容。高瀬が「もっと来いよ!」と言えば、網倉も「お前が行けよ!」と言い返す。だが結局は、網倉が走るハメに…。なんとか網倉が豪快にショルダータックルを決めるとワープレスを連発していく。そしてセントーンでカウント2。
高瀬もセカンドからのドロップキックで反撃。DDT、スタナーでカバーする。カウント2。続く梅咲がドロップキック。控えの櫻井を突きおとして分断に成功する。そしてヘッドシザースホイップからのドロップキック。フォアアームから走る梅咲だったが、網倉がサムソンクラッチへ。そこからヒップドロップを落としていく。さらにはカナディアン・バックブリーカーの体勢に入るも、梅咲が切り返す。カウント2。
ならばと網倉は梅咲をロープに飛ばすも、ルミナスでドロップキック、ツープラトンのブレーンバスターにつなげる。カウント2。コーナーに登る梅咲だったが、網倉が担ぎ下ろしてサイドスープレックス、サンセットフリップでカウント2。
続く櫻井がショルダータックルを連発していく。カウント2。そしてコブラツイストで捕獲。カットに入る高瀬だったが、網倉がカナディアン・バックブリーカーで足止めする。続く櫻井のショルダータックルはカウント2。フォアアームのラリーとなり、走る櫻井。梅咲がカウンターのブレーンバスターで形勢逆転。
高瀬が出て行き串刺しラリアット、ジャンピング・エルボーバットでカウント2。梅咲のネックブリーカーを挟んで、ルミナスが合体フェースバスター。ギロチン&フットスタンプの競演でみせる。高瀬のカミカゼからコーナーに登るも、櫻井が投げ落としてショルダータックル。キックアウトされるとドラゴンスリーパーへ。これは梅咲が救出。
反撃に転じた高瀬が走るも、網倉がカナディアン・バックブリーカーで止めてコーナーへ。トレイン攻撃につなげていく。鏡餅式のワープレスはカウント2。続けて櫻井がブレーンバスターを狙うが、高瀬も踏ん張る。ならばと櫻井がカウンターのボディースラム、ブレーンバスター・ホールドでカウント2。ロープに走るも、今度は高瀬がパワースラムに切り返す。これは網倉がセントーンでカット。だが、櫻井にもダメージが…。
続いて梅咲のドロップキックからルミナスがバッドボーイ。高瀬がラリアットで突っ込むも、カウント2。梅咲の旋回式ダイビング・ボディープレス、高瀬のギロチンドロップもカウント2止まり。
残り3分から、ルミナスが合体のアラバマスラムで網倉を排除。高瀬が櫻井にラリアットで仕留めにかかる。キックアウトされるとローリングストーンでジ・エンド。
3、COHAKU~Anniversary wave 4th~(30分1本勝負)
○愛海(9分23秒、ソラリーナ)狐伯●
2018年8月8日にデビューした狐伯。今年で4周年を迎え、waveの超新星としてますますの飛躍が期待されている。自ら望んだカードは、センダイガールズプロレスリングの愛海との一戦だった。キャリアは愛海の方が1年上だが、かつてセンダイガールズワールドジュニア王座を巡り争ったライバルでもある。
愛海が握手からの「フォーーー!」でご挨拶。狐伯が反撃にかかりドロップキック。カウント2。リバース・インディアン・デスロックで捕獲する。なんとか愛海がロープ。
今度は愛海が腕十字へ。腕攻めで主導権を握る。モンキーフリップからのドロップキック。コーナーに登るも、狐伯も駆け上がり、エルボー合戦となる。愛海がエルボーで落として、リバース・フランケン。場外戦となり愛海がボディースラムで叩き付ける。
リングに戻して愛海がドロップキック、ダブルリスト・アームサルトでカウント2。さらには「フォー!」からのダイビング・ボディープレスを投下する。返されるとボディースラムからの押さえ込みへ。これもキックアウトされると腕固めで捕獲する。
なんとか狐伯がロープ。走る愛海に、狐伯がカサドーラ。今度は狐伯がロープに走るも、愛海がカウンターのニーアタックで迎撃する。
追撃にかかる愛海だったが、狐伯が足を払いのけ、低空DDT。低空フランケン、低空ドロップキックと猛攻。さらにはミサイルキックでカウント2。
ヒザ立ちのエルボーの打ち合いとなり、愛海がロープに飛ばす。狐伯が切り返しのスワンダイブ式のエルボーアタック。形は崩れるもなんとか成功させる。すぐさま走る狐伯だったが、愛海がサムソンクラッチへ。狐伯も切り返していくが、愛海がソラリーナで3カウント。
試合後、狐伯がマイク。
狐伯「まだ元気です。負けてないです。まだ1回も負けてないです。負けてない…。4周年で愛海さんと試合できたことが自分は本当にいまうれしくて。愛海さんとまだまだ試合をさせていただきたいです。紆余曲折ありましたが、いまココに立てていることが本当に幸せです。あの…、もう急にいなくなったりしないので、ずっと見ててください。本日はありがとうございました。15周年3つめの大会は自分が締めさせていただきます。それでは、これがー、ヤング・オー!オー!」
◎バックステージ
狐伯「愛海選手は、自分は後輩なんですけど、ライバルだと思ってて、2年以上ぶりに試合ができて、メッチャうれしくて、負けたけどまだ試合をしたいと思います」
――4周年だったが。
狐伯「4周年って言っても半年やってなかったので、3.5周年なんですけど、プロレスラーとして周年を迎えられて本当にその気持ちがいっぱいです」
――メインを任されたが。
狐伯「メインで自分の周年で負けちゃって悔しいけど、それ以上にこれからって思えたので」
――5年目の目標は?
狐伯「waveでは野崎さんが欠場されているので、自分がもっともっと頑張っていきたい、waveを引っ張っていけるような頑張ります」
2022.08.13
「wave 15th Anniversary『CARNIVAL WAVE』~暑気が南に移動し、「火」となり~」
日時
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8月13日 土曜日
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観衆
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97人
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場所
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指定席
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5,500円
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当日
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550円アップ
別途ドリンク代500円必要
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メールフォーム
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チケット販売
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◎オープニング
15周年記念の2大会目は、今年で26周年を迎える旧姓・広田さくらの記念興行として開催。主役の広田がリングに上がる。
広田「ありがとう×2! 無事に26周年記念大会ということで、やらせていただきます。ありがとうございます。ありがとー、ありがとーー! でもね、自分で反省してるのは、いくらデビュー記念大会だからって、フルで尺使って入場しなくてもよかったかなと思っています。でも、いいよね。やりたい放題だね! いつ出てくるかわからないけど、試合に出て来たときも、まったく同じ尺でまったく同じことやるから、同じように盛り上がっていただけたらなと思います。さっきの大会もそうなんですけど、声出しがね、解禁になってます! でもね、なかなかみなさん急に声出していいんだよって言っても、なかなかね。こんな声出してましたっけ? いつどのタイミングで出してましたっけ…と戸惑っていらっしゃる方もいると思うので、ちょっと私、練習させていただこうかと思っております。(声出しの練習をしたあと、広田コールも要求)ありがとー! 26年前の昨日ね、武道館で一人の天才レスラーが産声をあげました。対戦者に田村欣子&アジャコング。パートナーに長与千種、その天才とは私でございます! ありがとう×4。今日はね、私の自主興行じゃないんですけれども、私のデビュー26周年記念にピッタリのカードをラインアップしてありますので、激しい闘い、面白い闘いあると思いますが、皆様、最後まで精一杯、応援、楽しんでいってください。ありがとうございました!」
1、トロピカル3wave(15分1本勝負)
○狐伯(10分36秒、首固め)ななみ●
※もう1人は水森由菜
2大会目の第1試合も狐伯の試合でスタート。水森由菜、ななみとの3WAYマッチで激突した。ななみと水森はwave初参戦となる。
ななみ&水森は試合前から共闘ムード。狐伯が「3ウェイです!」と念をおしてゴングを迎える。まずは水森が「ゆなもん」コールを観客に要求。続いて「狐伯」コール、「ななみ」コールと移っていく。
試合は、トライアングルの力比べでスタート。はじめは狐伯が劣勢かと思われたが、狐伯&ななみが共闘して水森を捕獲。ロープに飛ばされる水森。狐伯&ななみがドロップダウン。水森が2人を飛び越えていくと、狐伯&ななみでダブルのドロップキックをお見舞いする。
続いて狐伯vsななみとなり、狐伯がドロップキック。ななみをコーナーに逆さ吊りにすると低空ドロップキック。後頭部にもドロップキックをお見舞いする。
ここで水森が復活。狐伯と「トロピカルヤッホー!」を決めるとチョップ合戦となるも、途中からななみが割って入る。ななみが2人をショルダータックルで倒していき、水森に逆エビ固め。なんとか水森がロープ。水森がカウンターのショルダースルー。トロピカル☆ヤッホープレスでカウント2。
狐伯vs水森となり、水森がシーソーホイップで狐伯のななみの上に投下していく。そのまま狐伯を逆エビ固めでしぼりあげる水森。続いて串刺し攻撃を狙うが、狐伯、ななみが迎撃。ならばと水森はダブルハンドのラリアットを狙うが、これも不発。
水森vsななみが対峙するなか、タイミングを見計らった狐伯がななみにスワンダイブ式の回転エビ固め。カウント2。ドロップキックでカウント2。水森も狐伯にショルダータックルを見舞って場外へと排除。ななみにボディースラムを狙うが、踏ん張ったななみがエルボー弾。
走るななみに、水森がカウンターのドロップキック。カバーしようとするも、狐伯がスワンダイブキック。ななみにはボディープレスを投下する。さらにスクールボーイでカウント2。オクラホマロールはななみも切り返す。丸め込みの応酬から狐伯がサムソンクラッチを狙うが、これも読むななみ。逆にななみがボディースラムを狙うが、狐伯が首固めで逆転勝利を収めた。
2、カオス3wave(15分1本勝負)
○梅咲遥(6分50秒、十字架固め)アイガー●
※もう1人は松本都
第2試合はアイガー、松本都という予測不可能な2人の中に、梅咲遥が入るという、展開が予想しづらい3WAYマッチ。
都が握手を求めると、梅咲、アイガーが応じていく。梅咲もアイガーと握手をかわそうとするが、怖くてできない。待ちきれない都が飛び込むとアイガーが梅咲の手をつかんで都にクローズライン。
都は「お前ら、いつの間に手を結んでたんだ!」と疑いにかかる。偶然にも都が孤立する展開が続き、都が疑心暗鬼になっていく。
試合は、都vs梅咲となる。梅咲は「お前も十分バケモノだろ!」と襲いかかるが、都はY字バランスからのスクールボーイ、カカト落としでカウント2。梅咲も「バケモノ!」と叫びながらキャメルクラッチで捕獲する。
そこにアイガーが走り込んで都に視線をあわせていく。おびえながらも都はアイガーと梅咲をあお向けにセットすると、コーナー上でY字バランス。するとアイガーもゆっくりと起き上がりコーナーに登る。さらには梅咲がリング中央でエルボーを四方にアピールしまくる。カオスな状況に、観客からは笑いがもれる。梅咲の独壇場となり、アイガー、都が戦意喪失!? 2人ともコーナーから降りて、都が梅咲を襲撃する。
混戦模様のなか、アイガーのラリアットをかいくぐった梅咲。隙をついた十字架固めでアイガーから3カウントを奪ってみせた。
試合後にはCATCH THE WAVE2022の殊勲賞を獲得したものの、表彰式のときに不在だった梅咲に、二上会長がトロフィーと賞金を授与。
二上会長「おめでとうございます。CATCH THE WAVE 2022、アナタ波女になった鈴季すずに唯一、勝ちました。なので殊勲賞です。もう一つ、ベストパフォーマンス賞は、例のエルボーです。えー、ベストパフォーマンス賞の賞金とかはないんですが、今度ふぐでも食べに行きましょう。以上、コロナからのご生還、ご苦労さまでした」
◎トークショー
第2試合終了後にはスペシャル・トークショーがおこなわれ、“GAMIさん”こと二上美紀子会長がリングへ。
二上会長は「第2回目の15周年記念大会、ご来場ありがとうございます。えっと、ですね。2大会目、3大会目、4大会目は少しだけトークショーはさみます。毎回出る人は違います。お楽しみにしていただけたらと思います」と、コーナーの説明。そして初回ゲストの植松寿絵さん、HIRO’eこと長浜浩江さんを呼び入れた。
二上会長「この2人は、waveの所属選手だった人たちで、引退をwaveでしてくれた人たちです。植松さんはね、最後1年間だけ所属で」
植松「そうですね。はじめGAMIさんと桜花が2人でwaveを旗揚げしたときに、専属のコーチになってくれってお願いをされて、所属ではないんですけど、wave専属コーチとして、waveの練習を受け持って、いろんな団体の選手、行き場のない選手、練習場のない選手を教えてました」
二上会長「行き場のない選手って野たれ死にしそうな言い方やね」
植松「その頃、フリー多かったじゃないですか」
二上会長「いまも多いのよ」
植松「それで最後1年間だけwave所属なって、たっぷり教えてやめたっていう感じですね」
二上会長「いまは、何されてるんですか?」
植松「地元のフィットネスクラブ、J-MAXというところでインストラクターとトレーナーをやっています。だから運動をそのまま続けている感じなので、いまだにこの経験をいかして、格闘技技術とかを教えているので、ムエタイ、キックボクシングとか、そういう型をやったエクササイズです」
二上会長「よく運動あれだけってやってて、また運動しようと思うね」
植松「運動の知識しかないので。ライザップみたいにやせさせる知識はあっても、パソコンとかそういうので勉強する知識がないので、それはいま浩江ちゃんがバリバリ、キャリアウーマンなので」
長浜「私は、何年前? いま26なんですけど、18のときにはじめてwaveの10代として入って、ほぼ2年前くらいに引退しました」
二上会長「そうです、コロナ禍で引退されて、紙テープが投げれなくて、しかも引退のときに宮崎がコロナになって延期になって、紙テープが投げれない、どうしようかってファンの人がサイリウムやりましょうよって言ってくれて、サイリウムやったらものすごいキレかってんな。KAORUさんのときもサイリウムやってた。小さくなったよな?」
長浜「現役のときは何しても痩せなかったんですけど。本当に何もしてないですけど、仕事してるだけで痩せました」
二上会長「いまは何やってるの?」
長浜「いまは、普通の会社でパソコンやってます」
二上会長「柔道整復師は?」
長浜「まだ行ってないです。もうちょっと先で社会勉強中です」
二上会長「はよいかんと27やで?」
長浜「そうなんです」
二上会長「結婚はしてないですよね?」
植松「今日すごいビックリしてね。あのね、あそこに座ってて、桜花、もう引退しちゃうんだってガン泣きしたの。泣いてたのに、結婚って! 会場が一番盛り上がったじゃないですか、大爆笑で。そう大爆笑で盛り上がって、涙返してよって!」
二上会長「それヨネちゃんも言ってた。あの結婚はガチで本当なんです」
植松「(発表が結婚で)逆に嬉しかったんですよ」
二上会長「逆に43年間も独身やったんよ?」
誰かに「もっと独身ですよ?」と突っ込まれると、二上会長も「もっと独身やった、ゴメンゴメン」と自虐。改めて長浜に結婚を聞くと?
長浜「予定はないです」
二上会長「まだええよ、27やもん。43やで、アイツ」
長浜「15周年おめでとうございますっていうより、結婚おめでとうございます、でしたもん」
二上会長「相変わらずやな」
長浜「おめでたいなって」
二上会長「おめでたいから1発目の興行でわざと既婚者を集めたんです。私は青木いつ希がどういうリアクションするかなって。青木いつ希ってマーベラスさんで門倉凛ちゃんが結婚しましたって発表したときにすごいリアクションで、どのテレビ見ても青木が絶対出てくるんです。そのリアクションを期待して、予想通りのリアクションしてくれて、その横でヨネちゃんが崩れさって泣いてた」
長浜「ビックリしました、本当に」
トークも乗って来たところで野中リングアナがタイムリミットをアナウンス。二上会長が「みなさんトークありがとうございました」と切り上げると、植松も「このあとも楽しんでいってください。waveみなさんよろしくお願いします」と締めくくった。
3、DUAL SHOCK WAVE~WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
〈挑戦者組〉○SAKI&清水ひかり(17分57秒、片エビ固め)宮崎有妃&ハイビスカスみぃ●〈挑戦者組〉
※カワイルド・ニードロップ。ブリーフシスターズが初防衛に失敗。galaxyPunch!が第30代王者組となる
CATCH THE WAVEの開催、宮崎有妃の眼窩底骨折などが重なり、なかなかタイトルマッチが組まれずにいた宮崎&ハイビスカスみぃのブリーフ・シスターズ(ブリシス)の初防衛戦。挑戦に名乗りを上げたのは…第26代王者組のSAKI&清水ひかりのgalaxyPunch!(以後、ぎゃらぱん)。SAKIがCATCH THE WAVE3位のご褒美として、実現となったカードとなる。
試合は、ブリシスが奇襲を仕掛けてゴング。清水にダブルのエルボーをお見舞いする。宮崎が串刺しのラリアット、ブレーンバスターでカウント2。キャメルクラッチで捕獲する。SAKIがカットに入るも、宮崎が蹴り落として、清水にボディースラムからのギロチンドロップでカウント2。ロープに飛ばすも、清水がスクールボーイからのドロップキック。
SAKIが出て行き、ストンピングで反撃。フライングメイヤーからボディーシザースで捕獲する。ダイヤル固めを狙うが、踏ん張る宮崎。清水がドロップキックでアシストし、ダイヤル固めへ。カウント2。宮崎もガットショットからのDDTでみぃと交代する。
みぃはSAKIをコーナーに押し込み、ナックル連打。ヘアーホイップ2連発、低空ドロップキックでカウント2。SAKIもアトミックドロップを放って、清水にタッチ。
清水のフライングメイヤーからSAKIのボディーアタック、清水の雷電ドロップがリレー式でヒットする。みぃもネックブリーカードロップでやり返すと、清水がブリッジで起き上がりカウント2。クロスボディーで応戦すると、みぃも同じようにブリッジで起き上がろうとするも、もう少しのところでぶっ倒れる。
清水が「やるならちゃんとやってくださいよ!」と文句を言うと、みぃは「若いからって私の気持ちなんてわかるわけない」と歌い出す。すると思わず踊り出してしまう清水…。これはSAKIがお仕置きして試合再開。
ダブルを狙うブリシスだったが、見事に失敗。逆に清水がみぃの足を刈っていき、サッカーボールキック。カウント2。コーナーホイップするも、みぃはそのまま宮崎とタッチ。
宮崎にPKFを決める清水。ならばと宮崎がはずかし固めの体勢。清水が自力で回避しキックをお見舞い。ティヘラからもう一度、PKF→PKを狙うが、かわした宮崎がもう一度、はずかし固めへ。
続いてブリシスの合体DDTが決まるもカウント2。宮崎がコーナーに登るが、SAKIが足止め。清水がパワーボムで落としていく。追撃のダイビング・フットスタンプは宮崎もかわしてラリアット。
10分経過。清水の延髄をかわした宮崎がジャーマンの体勢。清水が回転エビ固めからのフットスタンプ。サッカーボールキックでカウント2。
タッチを受けたSAKIがビッグブーツを連発。受け止めた宮崎が跳ね返して張り付けラリアット。もう一発ラリアットを放ってカウント2。さらにえびす落としを決めるとムーンサルトの体勢。だがこれはSAKIが蹴り落とす。ならばと宮崎はリング下からSAKIの足にラリアット。そしてエプロンサイドにパワーボムで叩き付ける。
続いてみぃがダイビング・ボディーアタックを放つも、飛距離が足らず。清水も宮崎にダイビング・ボディーアタックを放つが、清水もまさかの自滅…。
SAKIvs宮崎となり、SAKIがランニング・ニー。串刺しニーから、コーナーにセット。ニーリフトをお見舞いする。リバーススプラッシュを狙うが、宮崎がガード。ブリシスが急所へのヘッドバットを投下する。
SAKIもダメージを負ったが、みぃも悶絶。宮崎が「みぃちゃん大丈夫かー! テメーよくもSAKI、起きろ!」とラリアット。カウント2。みぃもラリアットで続き、サソリ固めへ。これは清水がカット。
15分経過。みぃがコードブレーカーから串刺し攻撃を狙うが、SAKIがかわすと形勢逆転。ギャラパンの連係が決まる。SAKIのカバーは宮崎がカット。ならばと清水が宮崎をキックで排除。改めてみぃがSAKIにDDT。SAKIもファルコンアローで叩き付ける。走るSAKIにみぃが追走してのラリアット、SAKIも追走していくが、みぃがスタナーを敢行。すぐさまSAKIがフロントキックでやり返す。SAKIのストレッチボムはカウント2止まり。ここでギャラパンがダブルを狙うが、宮崎がかいくぐる。
ならばと清水が宮崎にプランチャ。分断に成功すると、SAKIがみぃにランニング・ブレーンバスター。これは形が崩れるも、ダメ押しのカワイルドニードロップを命中させ、3カウント。galaxyPunch!が2度目の戴冠を果たした。
◎バックステージ
――2度目のタッグ王座。
SAKI&清水「やったー!」
SAKI「やっと返ってきました。お帰りー。私たちgalaxyPunch!、COLOR‘SにとってDUAL SHOCK WAVEは一番思い入れのある大切なベルトなので、こうして返ってきてくれてメチャクチャうれしいです。はぁー、ブリシスのおふたりが受けてくれたからこそ、闘ってくれたからこそ、返ってこれました」
清水「うれしい」
――前回は防衛3回でした。今回はどういう目標をたてる?
SAKI「どうしよう! 年内は絶対わたしません。年内どころか」
清水「最長! 最長防衛回数!!」
SAKI「塗り替えよう!」
清水「ギャラパンが名前を刻みましょう!」
SAKI「刻もう。第30代だから30回は防衛しようよ」
清水「スッゲー、それ一番。目標は30回!」
4、KYUSEI HIROTA SAKURA~Anniversary wave 26th~(30分1本勝負)
○旧姓・広田さくら(14分5秒、顔面だるまジャーマン・スープレックス・ホールド_)アルフレッド・ネクレンプルグ●
※もう1人は高瀬みゆき
1996年8月12日に日本武道館でデビューした旧姓・広田さくらの記念マッチは、サクパラダイスの一員でもある高瀬みゆきと、wave初期を支えたアルフレッド・ネクレンブルグとの3WAYマッチに。ネクレンブルグはノルウェー出身の透明人間、192cmの長身ds で、ピュアな気持ちを持つ人だけが見ることができる伝説のレスラーだ。
広田と高瀬がネクレンに握手を求める。ネクレンが広田、高瀬と握手をかわしてゴングとなる。3人で手四つの体勢となるも、ネクレンが優勢。
ロックアップはネクレンが押し込む。ならばと広田&高瀬はダブルのクローズライン狙うが、突破したネクレンがダブルハンドのラリアット。続いてネクレンは高瀬にフェースクラッシャー。キャメルクラッチからの鼻フック。四方に披露していく。
ようやく広田がガットショットで妨害。広田がサイドヘッドロックからバックエルボーを披露。ネクレンもバックエルボーで応戦する。ならばと広田はネクレンをロープ渡りへ。しかし転落。突進するネクレンを広田がエプロンに送り込む。エルボーの打ち合いから場外に落とす。
リング上は高瀬vs広田に。高瀬のラリアットをかわした広田がフェースクラッシャーからのプロレスLOVEポーズ。高瀬もやり返す。ロープに走るも、ネクレンが足をひっぱっていく。広田も足をすくわれ転倒。ネクレンの高速ムーブに翻弄される広田&高瀬。
リングに戻ったネクレンは高瀬&広田の髪をつかんで、2人に頭突き。2人まとめてのカバーはカウント2。ならばと広田がボ・ラギノールを狙うがネクレンがヒップホイップ。さらにネクレンが広田をコーナーホイップ。串刺しニーをお見舞い。サミング攻撃へ。
高瀬もチョップ、エルボーをネクレンにお見舞い。ジャンピング・ラリアットでカバーするも、広田がボ・ラギノールで阻止する。
広田はネクレンに高田純次。ネクレンが迎撃すると、広田はネクレンにも無茶ぶり。ネクレンが高田純次を成功させる。
続いて高瀬がネクレンにダイヤル固めを敢行。これはカウント2。ネクレンがダイヤル固めで反撃にかかる。これは広田がカットに入り、ロープに走るも、高瀬がふらふらドーン。ここで広田はネクレンに「持ってろ!」と指示。切り抜けた高瀬がネクレンをコーナーホイップ。振り替えされるも、高瀬がジャンピング・エルボーを成功させる。コーナートップに上る高瀬だったが、ネクレンが足止めして雪崩式ブレーンバスターにつなげる。これは広田がカット。
広田はネクレンにへなーらサンセットでカウント2。ボ・ラギノール3連発から619。シャイニング・ウィザードでカウント2。逆に高瀬がネクレンにローリング・ストーンでカウント2。
ネクレンがダウンしている間に、広田と高瀬がエルボー合戦。高瀬のラリアットはカウント2。復活したネクレンは高速ロープワーク。ダブルハンドのラリアットをお見舞い。ネクレンがリバース・シューティングスタープレスを投下。広田がネクレンにつかまり、顔面だるまジャーマンSHで3カウントを取られた。
◎エンディング
広田「強敵でした…。でも、その強敵を同じサクパラダイスである高瀬と戦い抜けて、今日は3WAYだったけど絆が深まったよな? 歴史の壁越えたよな? 私たちの限界越えたところ見てくれましたか? ありがとうございました。世界にはまだまだもっとすごいレスラーたちがいると聞いています。このレスラー生命続く限り、そいつらと闘って行きます。でも今日は明確に一つ目標ができました。私たちの1つ前の試合で、タッグチャンピオン動きましたよね。アイガーおいで。そして新チャンピオンのSAKI&清水! はずかしがるなよ、上がって来いよ(アイガーに促す)。まずはチャンピオン獲得おめでとう。だけど明日のラストの大会で私とアイガーが組んでタッグ当たる予定だったよね? そこをタイトルマッチかけませんか? だから、たぶんそこで私たちチャンピオンになると思うんで、また新しいwaveの歴史、みせたいんですよ。タイトルマッチにしましょうよ。それくらいやってもいいですよね。15周年だから。えー、どうしようぜんぜん拍手ないからやめようかな…。ぜんぜんなんか…。無理矢理に拍手してくれるよ」
SAKI「私たち第30代DUAL SHOCKチャンピオン、さっき2人で30回防衛するって決めました。受けて立ちます!」
広田「この2人が組んだらそんな言葉も木っ端微塵になるって知ってるよな? でも受けてくれてありがとう。結婚される予定の桜花さん、タイトルマッチしてもいいですよね? いま気分がいいから。なんでもOKですよね? いい気分ですもんね、いまね」
桜花「いまいい気分だし、どうぞ、どうぞ」
広田「桜花さん頼むならいまですよ。なんでもOKしてくれますよ。明日もココのタッグはタイトルマッチになりますよ?」
二上会長「そうですか? なりましょう」
広田「ということで、明日はラストの大会はダブルタイトルマッチということになりました。15周年ラストふさわしい大会にしますので、お前らもいろんなところを洗ってまっとけよ! アイガー、やっと私たちの時代が来るぞ? なぁ…! たぶん、たぶんやる気だと思います、みなさん引き続き明日も応援よろしくお願いします。(アイガーが狐伯に退場)もう大丈夫かな? waveには世界イチ、いろんな生物があがる団体だと思っております。こんな団体にいままでも、これからも引き続きお付き合いください。こんな広田のデビュー記念興行でしたが、私のデビュー記念興行にふさわしい興行になったと思います。みなさん本当にありがとうございました」
ここで地球の裏側から寄せられたメッセージがビジョンに流される。思わぬ祝福に広田も驚いた様子…。
広田「ありがとー! なんだろ陽気なお兄ちゃんたち踊るなって思ったら、やだー。すごい涙出てくる。ありがとう。何? メチャクチャ愛されてるじゃん、アタシ。ありがとう、いまのVTRは最後に名前があったようにファンの方が作ってくださったんですけど、そのVTRをこの空間と、みなさんと一緒に見れてホンワカした空気になれて本当に嬉しいです。ありがとうございました。やだ、もう、なに? サプライズ続きー。いいね! ありがとうございます。マジで上がっている選手が何も知らないサプライズとしておこなわれますので、最後までみなさん本当に楽しんでいってくださいね。そんな初日でしたが、2日目、明日は1日3試合あります。最後まで突っ走って行きますので、最後まで応援よろしくお願いします。これがwaveだーーー!」
◎バックステージ
広田「ありがとうございました」
――いかがでしたか?26周年。
広田「無事終わりましたね。私は今日1日3試合やりましたが、私の15周年、wave15周年は、今日で終わったつもりだったんですけれども、そんぐらいの気分になりましたけども。明日はタイトルマッチが決まったということで、26年前の武道館で一人の天才が生まれ、いまこうやってみなさんのおかげで生きながらえてるということが、本当に奇跡だったと思います。いやー、嬉しい。自主興行は全部自分で仕切るんですけど、こうやってwaveの中のデビュー記念っていうので私が知らないところでサプライズが本当にたくさんあって、自主興行だけが記念大会じゃないんだなと思ってね。本当に感動しました。最後のVTRくれた、ファンの皆様、本当にありがとうございました。それを一緒になって手拍子したりとかして、見てくれたみなさん本当にありがとうございました。選手、スタッフ、みなさんのおかげです。ありがとー、また明日ねー!」