2022.07.16
wave7・17後楽園大会/コミカルvs剛腕のルール決定!
▼wave7・17後楽園大会/コミカルvs剛腕のルール決定!
◎7・17(日)10:30開場・11:30開始@後楽園ホール
『CATCH THE WAVE 2022~決勝戦~』
▼ルール決定!
■Pride wave〜コミカルvs剛腕〜Yesterday’s enemies could be today’s friends
(30分間勝負)
宮崎有妃&旧姓・広田さくら&米山香織&松本都vs優宇&高瀬みゆき&青木いつ希&笹村あやめ
◆ルール
・各チーム4対4で対戦をする
・試合時間は30分間勝負
・30分間でより多く、フォール・ギブアップ等通常のプロレスルールで勝ち星を多く取ったチームが勝利となる
・チェンジ権はルチャリブレルールを採用。権利のある人がリング下に降りた場合、それ以外の人に権利が発生する。
・最初の5分はお互いシングルマッチとしてスタート。そのあと5分おきに各チーム1人ずつ投入される。
・入場順は曲がなってから分かる「バトルロヤル方式」で各チーム一人ずつ入場する。
・フォール&ギブアップその他で負けた選手もそのまま試合は続行される。
▼既報対戦カード
■CATCH THE WAVE 2022決勝戦〜Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合〜(時間無制限1本勝負)
<王者> 野崎渚vs鈴季すず<挑戦者>
※第17代王者5度目の防衛戦。
※野崎の提案によりRegina のベルトもかけられる。なお、Regina di waveは通常30分1本勝負で行われるが、今回は試合時間のみCATCH THE WAVEの時間無制限一本勝負として行われる。
■Emotional wave(20分1本勝負)
狐伯&世羅りさvs志田光&川畑梨瑚
■スクランブルwave(20分1本勝負)
中森華子&大空ちえvs SAKI&清水ひかり
※全4試合。試合順は当日発表。
▼前売りチケット料金
■SRS席=8,800円※完売
■RS-A席=6,600円
■RS-B席=5,500円
■指定席=4,400円
■レディースシート=3,300円
※当日各550円アップ
◆お問い合わせ
株式会社ZABUN
プロレスリングWAVE
TEL=03-6300-5226
メール=info@pro-w-wave.com
2022.07.15
wave11・6後楽園大会のチケットを7・17後楽園大会で先行発売!
▼wave11・6後楽園大会のチケットを7・17後楽園大会で先行発売!
◎11・6(日)10:30開場・11:30開始@後楽園ホール
『Let's enjoy!!』
▼前売りチケット料金
■SRS席=8,800円
■RS-A席=6,600円
■RS-B席=5,500円
■指定席=4,400円
■レディースシート=3,300円
※当日各550円アップ
※チケットは7・17後楽園大会から先行発売。FC会員は発売前より先に予約が出来ます。事務所取り扱いは7・19より開始。
◆お問い合わせ
株式会社ZABUN
プロレスリングWAVE
TEL=03-6300-5226
メール=info@pro-w-wave.com
2022.07.13
wave7・17後楽園大会/宮崎が正式復帰決定!
▼wave7・17後楽園大会/宮崎が正式復帰決定!
◎7・17(日)10:30開場・11:30開始@後楽園ホール
『CATCH THE WAVE 2022~決勝戦~』
眼窩底骨折で欠場中の宮崎有妃が本日の検査結果により、17日の後楽園大会で正式に復帰することが決定となりました。
▼正式決定対戦カード
■Pride wave〜コミカルvs剛腕〜Yesterday’s enemies could be today’s friends
(時間無制限勝負)
宮崎有妃&旧姓・広田さくら&米山香織&松本都vs優宇&高瀬みゆき&青木いつ希&笹村あやめ
※ルールは後日発表。
▼既報対戦カード
■CATCH THE WAVE 2022決勝戦〜Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合〜(時間無制限1本勝負)
<王者> 野崎渚vs鈴季すず<挑戦者>
※第17代王者5度目の防衛戦。
※野崎の提案によりRegina のベルトもかけられる。なお、Regina di waveは通常30分1本勝負で行われるが、今回は試合時間のみCATCH THE WAVEの時間無制限一本勝負として行われる。
■Emotional wave(20分1本勝負)
狐伯&世羅りさvs志田光&川畑梨瑚
■スクランブルwave(20分1本勝負)
中森華子&大空ちえvs SAKI&清水ひかり
※全4試合。試合順は当日発表。
▼前売りチケット料金
■SRS席=8,800円※完売
■RS-A席=6,600円
■RS-B席=5,500円
■指定席=4,400円
■レディースシート=3,300円
※当日各550円アップ
◆お問い合わせ
株式会社ZABUN
プロレスリングWAVE
TEL=03-6300-5226
メール=info@pro-w-wave.com
2022.07.04
wave7・17後楽園大会で野崎vs鈴季のReginaを掛けた波女決定戦!
▼wave7・17後楽園大会で野崎vs鈴季のReginaを掛けた波女決定戦!
◎7・17(日)10:30開場・11:30開始@後楽園ホール
『CATCH THE WAVE 2022~決勝戦~』
■CATCH THE WAVE 2022決勝戦〜Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合〜(時間無制限1本勝負)
<王者> 野崎渚vs鈴季すず<挑戦者>
※第17代王者5度目の防衛戦。
※野崎の提案によりRegina のベルトもかけられる。なお、Regina di waveは通常30分1本勝負で行われるが、今回は試合時間のみCATCH THE WAVEの時間無制限一本勝負として行われる。
▼前売りチケット料金
■SRS席=8,800円※完売
■RS-A席=6,600円
■RS-B席=5,500円
■指定席=4,400円
■レディースシート=3,300円
※当日各550円アップ
◆お問い合わせ
株式会社ZABUN
プロレスリングWAVE
TEL=03-6300-5226
メール=info@pro-w-wave.com
2022.07.03
『NAGOYA WAVE~キン☆シャチ~vol.23』
入場式
順に呼び込まれる形で出場全選手がリング上に勢ぞろい。あいさつに指名されたのは旧姓・広田さくら。
「ありがとうございます。ご紹介にあずかりました旧姓・広田さくらでございます。前説に出てきた旧姓・広田さくらでございます。名古屋大会はCATCHのリーグ戦がありますが、あってもなくてもどんな時もメチャクチャお客さんが盛り上がって楽しんでくれてると思うので、今日も(試合を)やる私たちが楽しみです。名古屋でやれることをすごい楽しみに思ってます。それに加えて今日は決勝のリーグ戦。ほんとに新宿FACE、昨日の大会(大阪)もそうなんですけど、メチャクチャいい試合なんですよ。いや別にハードル上げてるわけじゃないですよ。ほんとに私は一本目(1試合目)……お母さんの語りみたいな感じになってしまってますが、セコンドについてて毎回、涙が出そうなぐらいみんな切磋琢磨して成長も見られるし。だから勝ち負けを争うものではありますが、終わったら闘った選手たちに万感の拍手を送っていただきたいと思います。それでは全5試合となりますが、精いっぱい闘い抜きますので、最後まで楽しんでいってください」
その後、第1試合出場6選手だけが残って、組み合わせを決める抽選会。チェーンを引き合い、広田、孤伯、高瀬みゆき組vs優宇、沙恵、川畑梨瑚組と決定した。
全選手がリングを下りたのち、欠場中の桜花由美と宮崎有妃がリングインして、それぞれがあいさつ。
宮崎「皆さん、こんばんは。6月11日のAMIATAD大会で目を負傷してしまい、眼窩底骨折となりまして、見た目は全然元気なんですが、骨だけが折れてるということで欠場になりました。13日にもう1回検査をして、それで大丈夫なら7月17日の後楽園で復帰したいと思います。でもまだ検査をしないとわからないので、期待させること言ってあれなんですが、でも必ず復帰したいと思います。応援よろしくお願いします」
桜花「皆さん、こんばんは。前回の5月15日、名古屋大会でヒザを骨折した桜花由美です。前回の名古屋大会の時に、試合中にヒザがバキバキバキといって、そのまま戦線離脱し、“私、プロレス人生終わった”と思いました。もう、1年以上欠場だと思ってたんですが、早くて3カ月で復帰できるということで、ドン底から、私は未来が見えるようになりました。8月13日、14日の15周年の大会に向けて復帰をしたいと思ってリハビリに励んでおります。ほんとに“なるはや”で復帰したいと思っておりますので、次の名古屋大会ではちゃんと試合してるところを見せられるように頑張りたいと思います。それまで待ってください。よろしくお願いします」
1、NAGOYA・スクランブルwave(30分1本勝負)
優宇、○沙恵、川畑梨瑚(14分0秒、片エビ固め)旧姓・広田さくら、高瀬みゆき、孤伯●
※マッドスプラッシュ
前日は対戦した旧姓・広田さくらと高瀬みゆきがlこの日は同じチームに。そこに孤伯が加わった形だが、広田と高瀬がサクパラダイスモードで入場してきたとあって、孤伯は置き去りにされているような感じ。「緊急だけどあんたも入りたいんだったら入ってもいいよ。今日だけだからね」と広田に言われたものの、やっぱり入りきれない。
サクパラダイスの掛け声の後、いきなり突っ込んでいったが簡単に迎撃されてしまう。そして広田が集中攻撃を浴びる。沙恵と川畑梨瑚が両腕をロックすると、ピラミッドを狙って優宇が広田の背中に乗るがポーズを決める前に潰れてしまう。
リング下から戻ってきた高瀬と孤伯が相手の3人を同じコーナーに追い詰めると、3人に向かって広田を振った。しかし沙恵にブーツで迎撃される。2度、3度と迎撃されたが4度目は3人が一斉に身をひるがえし、コーナーマットに激突した広田。そこに孤伯、高瀬をぶつけたところへ優宇が突進。高瀬、孤伯が間一髪かわしたことで、広田だけが押し潰された。
落ち着いたところで、リング内は川畑vs広田に。広田のリストをつかんでしぼり上げていく川畑。回転して切り返そうとする広田。ロープを使って返そうとトップロープの上をローリング。切り返すことはできなかったが、ロープから転落はしなかった。調子に乗ってもう1回。前転は成功したものの、後転では転落してしまった。
反撃に転じた広田は川畑をロープに張りつけにしてボ・ラギノール。川畑のサイドヘッドロックをボディーにヒジをぶち当てていって外した広田はエルボーをアピール。広田のサイドヘッドロックを同じようにボディーにヒジをぶち込んで外した川畑もエルボーをアピールしたが、川畑の方がはるかにアピールの派手さとキレ、スピードは上で、観客の拍手を浴びた。川畑は得意満面の表情。
カウンターのドロップキックを決めた川畑に対し、広田はフェースクラッシャーからプロレスLOVEポーズ。
タッチを受けた高瀬はドロップキック、DDT、背後から飛びついてのネックブリーカードロップを決め、ロープに張りつけにして逆水平、左右の振り下ろすようなチョップを連発で叩き込んでいく。高瀬がロープに走ったところでリングに飛び込んできた優宇がカウンターのダブルチョップを決めると、川畑はコーナー背にした高瀬にミドルキックを叩き込む。高瀬もパワースラムを返していったが、川畑はひるまずトラースキック2発を返していった。
替わった沙恵は走り込んでのビッグブーツを高瀬に見舞うと、フィッシャーマンズスープレックス。しかし高瀬もコーナー2段目に飛び乗ってのドロップキック、串刺しラリアット、コーナー2段目からのダイビング・フォアアームを返していった。
高瀬が沙恵をボディーシザースにとらえるとダイヤル固めへ。回転させられて沙恵の体がうつ伏せ状態になるたびに、広田がボ・ラギノールを突き刺していく。さらに孤伯が飛び込んできて広田をシーソーホイップで飛ばすと、その勢いで沙恵にボ・ラギノールを決める。続いて孤伯が沙恵にミサイルキック、ドロップキックを決めれば、沙恵もDDT、ビッグブーツを返してスピアを決めた。そしてドラゴンスリーパーへ。ここは広田にカットされてしまった。
その広田を優宇がエルボーで吹っ飛ばし、高瀬が優宇にDDT、川畑が高瀬にトラースキック、孤伯が川畑にドロップキック、沙恵が孤伯にビッグブーツと次々と選手が飛び込んで着ての攻防に。
高瀬が串刺しラリアットを決めてコーナーで腰を落とした沙恵に、孤伯が低空ドロップキックを突き刺す。そして高瀬と孤伯がダブルブレーンバスター。カウント2で返されると孤伯が沙恵をリバースフルネルソンに固める。しかし飛び込んできた川畑のハイキック2発を浴びてしまう。
ここで沙恵と川畑が孤伯に対してダブルブレーンバスターの体勢に。広田がスワンダイブ式の攻撃でカットしようとしたものの、エプロンからジャンプしたところでトップロープに引っかかって転落。ならばと高瀬がミサイルキックでカットしようとしたが、孤伯に同士打ち。
コーナーを背にした孤伯に沙恵が串刺しビッグブーツ、川畑がソバット。腰を落としたところに優宇のキャノンボールが飛んでいった。続いて沙恵のセントーン。ここはカットが間に合ってカウント3ならず。
孤伯のバックに回った沙恵にボ・ラギノールを狙った広田だったが、かわされたため孤伯に誤爆。さらに高瀬のラリアットも沙恵にかわされて孤伯が浴びてしまった。ビッグブーツはカウント2で返されたものの、すかさずマッドスプラッシュを投下してカウント3。前夜のリベンジを果たした。
2、CATCH THE WAVE 2022決勝リーグ戦〜Bブロック〜(15分1本勝負)
△青木いつ希<1勝1敗1分=2点>(時間切れ引き分け)梅咲遥<1勝1敗1分=2点>△
互いに勝ち点2を挙げて進出者決定戦に持ち込みたいところ。さらに2試合目を考えれば、スタミナのロスもできるだけ少なくしておきたい。それもあって試合開始のゴングが打ち鳴らされるや、いきなりエルボーの打ち合い。梅咲をロープに追い詰めてエルボーを何発も打ち込んでからロープに走る。ここで梅咲はカウンターのドロップキックを叩き込み、ダウンした青木に馬乗りになってエルボーを何発も振り下ろしていく。コーナーに振られた際、スライディングしてリング下に降りた青木。それを追った梅咲は、リング下でエルボーを打ち合う。カウント8で先に戻った梅咲は、遅れてリングに戻ってきた青木にドロップキックからボディースラム。そしてダブルレッグロック、弓矢固めと攻め立てる。さらにロープに張りつけると、背中にドロップキックを見舞っていった。
コーナーへの突進をかわした青木は、梅咲の腰にショルダーブロックを連続して浴びせていく。さらにショルダータックル、倒れ込み式ボディープレス、腰へのストンピング、踏みつけ、ニードロップと攻め込んでいった青木は、リング中央に引きずり戻して逆エビで締め上げていく。ロープに逃れようとする梅咲をリング中央に引きずり戻して再度、逆エビを決めようとした青木だったが、梅咲はフジワラクラッチの要領で丸め込んていったもののカウント2。
動きが止まった梅咲にエルボーを打ち込んでいくが、梅咲も正面からエルボーを打ち返していく。しかし威力は青木の方が上。青木がロープに走ろうとしたところを髪をつかんで引き倒した梅咲は、ダブルフットスタンプ、低空ドロップキック、ミサイルキックと畳みかける。
梅咲の攻撃をかわしてバックに回り、相手の体を反転させて大外刈りを決めた青木は、背後からダブルニーアタック、高速ブレーンバスター、腰へのダブルニードロップ、うつ伏せ状態の相手にコーナー2段目からボディープレス。そしてダブルレッグロック式の逆エビ、逆片エビでギブアップを迫る。梅咲は何とかサードロープに手を伸ばしてブレイクに持ち込んだ。
バックに回って梅咲を引き起こした青木。スタンドでエルボーを打ち合い始めたところで「残り時間3分」のコール。梅咲がロープに走った青木を追いかけてドロップキックを決めれば、青木もロープ委に走った梅咲を追いかけてラリアットをお返し。さらに自ら走り込んでのラリアット。カウント2で返され、「残り2分」のコールを聞いたところでラリアットを狙っていったが、梅咲はキューティースペシャル気味に後方に投げつける。そして両者ともヒザを着いた状態でエルボーを打ち込み、立ち上がってのエルボーの打ち合い。
「残り時間1分」でコーナーに上がった梅咲は180°旋回してのボディープレスを放っていったがかわされてしまう。青木は梅咲が起き上がるところに走り込んでのラリアット。しかしカバーしようとしたところで逆に丸め込んでいったのは梅咲。青木がカウント2で返したところで「残り30秒」のコール。青木がラリアットからフロントキックを叩き込んだ瞬間、タイムアップのゴングが鳴り響いた。
その瞬間、青木の動きがピタッと止まり、少しの間があってから全身の力が抜け落ちるようにストンと腰から崩れ落ちていった。高瀬に背負われて控室に戻る梅咲。青木は「アーッ!」と叫ぶと、魂が抜け落ちたような表情でリングを後にした。
3、CATCH THE WAVE 2022決勝リーグ戦〜Aブロック〜(15分1本勝負)
○米山香織<1勝2敗=2点>(2分9秒、米-ZOU)世羅りさ<1勝1敗1分=2点>●
米山香織にとってはこの試合に勝利して、メインが両者無得点試合になることが唯一、決勝に進める道。世羅りさからすれば、ほとんどチャンスが残されていない相手に足を引っ張られるわけにはいかない。それだけにむしろ、プレッシャーは世羅の方がはるかに大きい。
いきなりエンジン全開でぶつかり合う。米山が仕掛けてきたボディーアタックを受け止めて前に叩き落とした世羅は、ジャイアントスイングで振り回していく。バランスを失ってふらふらとコーナーに寄りかかる米山に対し、串刺しバックエルボー、ランニング・ダブルニーアタックを決めた世羅はリバーススプラッシュ式のダブルニードロップをボディーに突き刺す。
米山を肩に担ぎあげた世羅。米山は後方に滑り下りて丸め込んでいくがカウント2。ロープから返ってきた米山を肩に担いだ世羅はエアーズロックで叩きつけた。これもカウント2。
一気に勝負に出た世羅は、シュバインバスターを狙って米山を逆さに担いだ。ここで米山は世羅の背中に絡みつく。そして世羅の両ワキに自身の足をこじ入れると、そのまま勢いをつけて回転、米-ZOUで叩きつけた。そしてがっちりエビに固めるとカウント3が数えられた。
世羅にとってはまさかの黒星。しばらく大の字のままだった米山がレフェリーに腕を上げられるのを見て苦笑いするしかなかった。
両者とも2点でリーグ戦終了。メインが両者無得点試合に終われば、決勝進出の望みがよみがえってくるが……。
4、CATCH THE WAVE 2022決勝リーグ戦〜Bブロック〜(15分1本勝負)
○鈴季すず<2勝1敗=4点>(13分10秒、ジャーマンスープレックスホールド)清水ひかり<1勝2敗=2点>●
握手を交わすことなく、試合開始のゴングが鳴るまで互いに自分のコーナーから動かない。ゴングが鳴らされるや、コーナーを飛び出した両者。いきなり激しくぶつかり合う中で、清水ひかりがカウンターのミドルキックを決めた。さらに狙いすましたキックを叩き込み、スリーパーで絞め上げていく。サードロープに足を伸ばされてブレイクに持ち込まれたが、ロープに張りつけにしてキックをぶち込み、背後からドロップキック。
清水がロープに走ったところで、カウンターのフロントキックで清水の動きを止めた鈴季すずは、正面からエルボーをぶち込んでいく。そしてスタンドに戻ると、交互にエルボーを打ち合っていく展開に。鈴季の気合を入れたエルボーに対し、清水はローキック5発からハイキック。それをかわした鈴木はバックに回る。しかし清水は投げさせない。
ロープを挟んでの攻防で、エプロンに出ていた鈴木がドラゴンスクリューを決める。さらにロープを使って清水の右脚を痛めつけてミサイルキック。カウント2で返されると、「終わり!」と叫んでバックに回った。またしても清水は投げさせず、最後はロープにしがみついてブレイクに持ち込んだ。
ロープに走った鈴木をレッグラリアットで迎撃した清水。さらに自ら走り込んでのレッグラリアットを決めるが、鈴季はエルボーを返していく。清水がハイキックを叩き込むと、鈴季は走り込んでのフォアアーム。しかし清水もハイキックをカウンターで合わして両者ダウン。カウント8で立ち上がると、またもやエルボーの打ち合いに。このあたりは意地の張り合い。連発で打ち込んでいった鈴季。動きが止まった清水を引き起こした鈴木。ここで清水は鈴季の足を払ってダウンさせると、馬乗りになって狂ったようにエルボーを振り下ろしていく。そしてバズソーキック。今度は鈴季の動きが止まった。
ダウンした鈴季を冷ややかな表情で見下ろしていた清水。鈴季の上半身を引き起こしてバズソーキックをもう1発見舞う。さらにカウント7で上半身を起こしてエルボーをこれでもかと叩き込み、コーナー最上段から急降下ダブルフットスタンプ。しかしカウント3は入らない。ならばと、鈴季を強引に立ち上がらせるとハイキックを決めた。
鈴季が上半身を起こしたところにキックを放っていった清水。それをかわした鈴季は、カニカニクリップで丸め込んでいくがカウント2まで。清水が決めたカウンターのハイキックはカウント1。鈴季もトラースキックをカウンターで叩き込んでジャーマン。ここはカウント2で返したものの、レインメーカー式の変形ロックボトムからジャーマンにつないでカウント3を奪った。
この結果、Bブロックは鈴季が勝ち点4で単独トップ。決勝戦進出を決めた。
5、CATCH THE WAVE 2022決勝リーグ戦〜Aブロック〜(15分1本勝負)
○野崎渚<2勝1敗=4点>(13分0秒、レフェリーストップ勝ち)SAKI<1勝1敗1分=2点>
勝利した方が決勝進出。引き分け無得点試合となると、Aブロック4選手が2点で並んで進出者決定戦になだれ込む決勝リーグ最終公式戦。同じブロックの世羅りさ、米山香織、そしていち早く決勝進出を決めた鈴季すずもアリーナ後方で勝負の行方を見守るなか、試合開始のゴングが鳴らされた。
ここまでの公式戦3試合と異なり、静かな立ち上がり。グラウンドでのバックの取り合いから、まずはSAKIがフロントヘッドロックを決めるが、野崎渚はスリーパーで切り返していく。慌ててロープにに逃げたSAKIだが、野崎は背後からブーツを叩き込んでいった。
そのまま上半身がセカンドロープの上からエプロンに出ているのを見た野崎はおしゃれキックを狙う。それを寸前でかわしたSAKIは、そのまま場外戦に持ち込む。互いにエルボーの打ち合うなかでカントが進むも、互いに相手をリングに生還させない、何とかともにカウント9でリング内に転がり込んで無得点試合は逃れた。
互いにビッグブーツを打ち合う中であらためておしゃれキックを決めた野崎はコーナー最上段に上がるが、SAKIが雪崩式ブレーンバスターで叩きつけ、走り込んでのビッグブーツ。野崎がSAKIをドラゴンスリーパーにとらえて立ち上がる。SAKIはそれを切り返し、さらに野崎の体を逆さに抱え上げると、そのまま尻もちをつく形でマットに叩きつけていった。ここで「5分経過」のアナウンス。
野崎がビッグブーツ2発からまたしてもコーナーに上がる。セカンドロープに足をかけてきたSAKIを、そのままコーナー上でサイドからのスリーパーにとらえ、ミサイルキック、ランニング・ダブルニーアタック、ノアールランサーと畳みかけていった。
グラウンドでドルミルにとらえたようとした野崎。それを後方に回転して逃れたSAKI。互いに相手の手の内を知っているだけに、容易に決まらない。
グラウンドに引き込んでドルミルを決めた野崎だが、ロープブレイクに持ち込まれた。SAKIのボディーを蹴り上げた野崎は、ノアールランサーからレインメーカー式のビッグブーツ。続いてノアールランサーを放っていったが、それをかわしてサイドからヒザをぶち込んだSAKIはストレッチボムを狙う。これは不発に終わったが、強引に野崎を肩に担ぐとデスバレーボム。さらに前から後ろからビッグブーツを叩き込んでいったがカウント2。
「10分経過」のアナウンスを聞いたところでランニング・ブレーンバスターを決めたSAKI。そしてコーナートップからダブルニードロップを放っていったがかわされて自爆。ヒザを強打したところにノアールランサー・ハイを見舞っていった野崎。これもカウント2。
レインメーカー式ビッグブーツをかわしたSAKIは、ストレッチボムをスープレックス気味に後方に投げていった。これでもカウント3は入らない。
走り込んでのビッグブーツをかわした野崎は、素早くバックに回ってドルミルを決めた。そしてそのまま後方に投げ捨てスープレックス。カウント2で返されると、下からBLACK OUTで捕獲する。そのまま絞め上げると、SAKIの全身から力が抜けた。それを見たTommyレフェリーが試合をストップ。野崎の勝利を告げた。
この結果、Aブロックは野崎が得点4で決勝進出。2022年の波女決定戦は野崎vs鈴季と決まった。
勝利して決勝進出を決めた野崎。マイクをつかむと、「『CATCH THE WAVE 2022』、決勝戦に進むことができました。レジーナだから負けれないってずっと思ってて、決勝に上がることが当たり前だとずっと思ってたけど、やっぱり当たり前なんかなくて、みんな、みんなほんとに強いです。そんな強い人のなかで決勝に上がった鈴季すず、(リングに)上がって来いよ」と決勝での対戦が決まった相手をリングに呼び込んだ。
「すず、あなたと私、シングルマッチやったことなかったよね。なんならタッグでも、試合したことも組んだこともなかったよね。正真正銘の初対決。7月17日、後楽園ホールで、すずと“波女”懸けて闘います。楽しみにしてます。ということで、次は7月17日、後楽園ホールとなったわけですが、この3連戦、みんなで無事に乗り越えられたということで、参戦している選手みんな、リングに上がってください」と、最近の女子プロレスでは珍しく、東京、大阪、名古屋とコースを組んでの3連戦に出場した選手全員をリングに呼び込んだ。
全員がそろったところで改めて「ということで締めさせていただきます」と前置きしてから、「いよいよ『CATCH THE WAVE』最終戦、7月17日、後楽園ホールとなっております。名古屋からは遠いかもしれませんが、ぜひ、正真正銘初対決を見に、後楽園に必ず来ること。これは正式決定。今、野崎様が決めた、決定! これがWAVEだ!」で東名阪3連戦は幕を下ろしたかに思われた。
ところが、記念撮影を終えた直後、野崎がリングを下りようとした鈴木を呼び止め、「すず、どうせだったらさ、波女だけじゃなくて、レジーナ懸けない?」と、決勝戦をタイトルを加えた2冠にすることを提案。本部席にいた二神美紀子会長の確認を取りつけると、「波女とレジーナ懸けて、正真正銘初対決、楽しもうじゃん」と右手を差し出した。それにこたえる形で握手を交わした鈴季。
「それじゃあ改めて、7月17日、『CATCH THE WAVE』決勝、波女とレジーナ懸けてすずと闘うの、必ず見に来くること。これは正式決定。今、野崎様が決めた。決定!」
次の瞬間、ここまで黙って野崎のマイクを聞いていた鈴季が襲い掛かると、ベルトを奪ってそれで一撃。ダウンした女王を見下ろし、「鈴季すずが最年少波女、そして第18代レジーナチャンピオンになってやるよ。昨日今日(一昨日、昨日)と、プロミネンスが大会締めたんで、今日の名古屋大会もプロミネンスの締めでやっちゃいましょうかね」とエンディングを乗っ取る。そして「これは正式決定。今、鈴季様が決めた。決定! Let's プロミネンス!」の叫びが会場にこだました。
バックステージ
野崎「本当にレジーナとして必ず決勝戦に上がらなきゃと思っていたので、ほんとによかったです。久々にリング上で涙を流してしましました。(決勝の相手)すずとはほんとに触れたこともなくて、試合を見る一方だったんですけど、19歳であの、なんていうんですか、堂々たる姿、闘う姿は本当にいつか試合したいと思っていたんで、波女の最高峰で闘えることがすごく楽しみです。ちょうど(ベルトを)持ってたので懸けちゃおうと(苦笑)。私、レジーナだし。懸けたら面白いんじゃないかなって思ってしまったので、思わずいてしまいました。でも、波女とレジーナを(同時に)懸けるっていうのは今までなかったと思うので、今までない初めてのことを、初めて触れるすずとやるってことにすごく意味があると思ってます。今年こそは。もうほんとに、つらい思いをたくさんしました。あと一本のところで(波女を)獲れないっていうがはほんとに悔しくて。悔しくて悔しくてたまらなかったんで、今度こそレジーナと波女、私の手のもとで、後楽園締めたいと思います」
鈴季「いやぁ、今日もなんとかジャーマンで相手を沈めて、なんと、なんとですよ、レジーナ(王者と)と波女を懸けて、そしてレジーナのベルトを懸けて闘うことができます。まぁ今日、リング上で言った通り、鈴季すずが勝って、最年少波女、18代レジーナチャンピオン、その2つをかっさらったうえでプロミネンスの締め、『Let'S go プロミネンス!』で後楽園大会締めたいと思うので、皆さん、『Let'S go プロミネンス!』(のポーズ)、練習しといてください。よろしくお願いします。野崎渚の印象? 脚も手も体も長い。自分はあの長さは手に入れられないけど、そんな野崎渚、彼女もきっと、打撃を得意としてるんじゃないかと思うんで、エルボーかち込んでやりたいなと思っております」
2022.07.02
『大阪ラプソディーvol.55』
入場式
出場全選手がリングに勢ぞろいしての入場式。カード発表後のあいさつは、メインで決勝リーグ戦を闘う青木いつ希。マイクをつかんだものの、それを通さず地声で「皆さん、こんにちは!」と叫ぶと、その後もマイクを使わず、「私は剛腕ブロック1位通過の青木いつ希です。今日は、大阪で私は鈴季すずと決勝リーグを闘います。今、一番波に乗ってるのは青木いつ希だと思いますので、このまま波女まで一直線でいきたいと思います。皆様、応援よろしくお願いします」と続けた。
そして決勝リーグ戦に出場する選手が退場して、第1試合の6人タッグの組み合わせを決める抽選会。チェーンを引き合い、広田、優宇、沙恵組vs川畑梨瑚、高瀬みゆき、孤伯組に決定した。
入れ替わりで欠場中の桜花由美と宮崎有妃がリングインしてあいさつした。
宮崎「皆さん、こんばんは。本日はご来場ありがとうございます。6月11日のAMISTAD(ディアナ道場)大会で目の方を眼窩底骨折してしまい、(今は)全然、痛いとかなく、前にあいさつした時には目の調子はちょっと良くはなかったですが、今は全然、普通に見えてます。なので、次、13日に検査をしてOKだったら、17日の後楽園に出たいと思います。それまで、ほんとに元気なので、こないだ練習に指導の方で行った時も忘れてしまってて、リングに上がって他人の技を受けようとしたら、『あっ、無理しない方がいいですよ』って(言われて)。そのぐらい、(ケガのことを)忘れるぐらい元気です。なので、(検査の結果は)わからないですが、私は絶対、17日に復帰しようと思ってます。よろしくお願いします」
桜花「皆さん、こんばんは。たくさんのご来場、ほんとにありがとうございます。5月15日の名古屋大会で骨折してしまって、5月22日の大阪大会には出られなかったんですけど、今回、松葉杖がなくても立てるまでに復活しました。一応まだ松葉杖は外せないですが、来週、全体重かけられるようになると思ってます。レントゲン撮って、松葉杖が来週外れて、7月17日の後楽園ホール大会には出たいと思ってるんですが、まだわからないので、一応目標は8月13日、14日の15周年(記念大会)に間に合わせるように、完全復帰を目指してますんで、ぜひ皆さん、待っててください。(もう)すぐ復帰します。よろしくお願いします」
それぞれが復帰を宣言してオープニングとなった。
1、OSAKA・スクランブルwave(30分1本勝負)
○狐伯、高瀬みゆき、川畑梨瑚(10分46秒、Fly Fox)旧姓・広田さくら、優宇、沙恵●
ボディーチェックの時点から旧姓・広田さくらと高瀬みゆきが互いを意識し合う。相手につかみかからんばかりの勢いで、それぞれのパートナーが2人を引き離す。一旦コーナーに戻されて、改めて広田と高瀬の先発で試合開始のゴング。まるで鎖から解き放たれたかのように、ともにスタートからエンジン全開。高瀬がドロップキックを決めて先制するが、広田もすぐにフェースクラッシャーを返してプロレスLOVEポーズ。だが高瀬が再びドロップキックを決めたところで孤伯と川畑梨瑚を呼び込んで、3人で広田を攻め込む。
広田がボ・ラギノール、高瀬がラリアットを交互に叩き込んでいく展開から、広田がボ・ラギノールを突き刺したところで両者ダウンとなりカウントが数えられる。ここで高瀬が川畑にタッチ。立ち上がった広田が川畑にフェースロックを決めたところで、こちらも優宇にタッチする。
優宇が川畑をキャメルクラッチにとらえると、沙恵がロープを走って低空ドロップキックを決める。広田もロープに走るが、「絞れ、絞れ」と声をかけただけで攻撃せず。ロープブレイクに持ち込んだ川畑はスタンドに戻ると、優宇にソバットからトーラースキックを決めた。そして高瀬がミサイルキック、串刺しラリアット、コーナー2段目からのダイビング・フォーアームと続く。
対する優宇は、高瀬がロープから返ってきたところを受け止めて、スピンしてのサイドバスターからセントーン。そして高瀬を引き起こして逆水平を叩き込んでいく。
優宇のバックに回って逆さ抑え込みを狙った高瀬だったが、優宇は踏ん張って決めさせず。逆に高瀬を背中合わせの状態で背負う形に。高瀬はそのまま後方に1回転する形で着地。すかさず優宇の首に腕をまわし、DDTで叩きつけた。そして後方から飛びつく形でのネックブリーカー。
タッチを受けた孤伯はドロップキックを叩き込んでコーナーに上がるが、立ち上がった優宇が対角線のコーナーにぶち当たると、その反動でエプロンに控えていた2選手まで含めてリング下に転落。すかさずマットを転がってリングを下りた優宇は3人を捕まえて広田にトペを指示する。それを受けてロープに走った広田だったが、トペを放ったものの腹部がロープに引っかかって失敗。
リングに戻り、優宇を丸め込んでいった孤伯だがカウント2。すぐさまロープに走ったが、優宇は重量級のボディーアタックで小柄な孤伯を押し潰していった。タッチを受けた沙恵は、正面からフロントキックを叩き込んでいく。さらに串刺しでのビッグブーツ。しかし2度目は逆にコーナーに飛ばされて、エプロンに控えていた川畑が背後からハイキックを合わせる。ガクッと腰を落としたところに、孤伯が低空ドロップキック。
孤伯がコーナーに上がったところで沙恵が叩き落とそうとするが、孤伯はエプロンの降り立つ形で沙恵の首をトップロープに叩きつけていく。そしてスワンダイブ式ミサイルキック。しかし沙恵も、ロープに走った孤伯を追いかける形でラリアットを叩き込み、走り込んでのフロントキックをお見舞い。そしてフィッシャーマンズズスープレックス。しかしカウント3は入らない。
ここで優宇が3人を強引にリング下に叩き落とす。今度こそと広田がトペを発射するもかわされて優宇にヒット。
沙恵は孤伯にバックフリップを見舞うも、高瀬が背後からドロップキック。ふらふらとロープによろめいたところで川畑が、619をボディーに突き刺す。沙恵が前かがみなったところ、孤伯がエプロンからトップロープに飛び乗り、そのままダイブして回転エビ、さらにジャックナイフに固めていくFly Foxを決めてカウント3を奪った。
2、CATCH THE WAVE 2022決勝リーグ戦〜Aブロック〜(15分1本勝負)
○野崎渚<1勝1敗=2点>(8分20秒、レフェリーストップ)米山香織<2敗=0点>●
※フォルダブル
互いに1敗同士。勝ち点2を上げないことには脱落となる。
試合開始のゴングと同時に対角線を走ってノアールランサーを繰り出していった野崎渚だったが、米山香織はサッとかわすと押さえ込んでいく。あわや秒殺のシーンだったが、野崎はカウント2でクリア。ロープに走った米山にブレイジングチョップを浴びせる手カバー。米山もカウント2で返していった。米山をコーナーに詰めた野崎はブレイジングチョップを連発で叩き込む。しかし米山もリング中央でモンゴリアンチョップを返していく。ここからブレイジングチョップとモンゴリアンチョップの打ち合いになるが、ブレイジングチョップをかわした米山は、フェイントをかけてボディーにパンチを叩き込むも、野崎は串刺しビッグブーツからフロントネックチャンスリー。そしてスリーパーで動きを止めにかかる。
ロープに逃れた米山にビッグブーツを叩き、トップとセカンドロープの間から上半身を出した米山におしゃれキックを狙う。それをかわした米山は、野崎をリング下に突き落とすとエプロンを走ってニーアタック。そしてリングに戻るとダイビング・セントーン3連発。しかし野崎はカウント2で返して、スリーパーにとらえていった。
後方に1回転してスリーパーから逃れた米山は、リングに座り込んだ状態の野崎の背後からヒザを叩き込む。続けて正面からもう1発。コーナーに上がった米山に対し、雪崩式ブレーンバスターを決めた野崎がコーナーに上がる。今度は米山が雪崩式ダブルリストアームサルト。しかし野崎は、対角線を走ってくる米山をビッグブーツで迎撃。そしてチキンウイングとの複合技のスリーパーを決めてグラウンドに引き込みドルミルに移行するも、米山はサードロープに手を伸ばしてブレイクに持ち込んだ。
ミサイルキックから走り込んでのダブルニーアタック、ノアールランサーと畳み込む野崎。カミゴェ式のビッグブーツを挟んでノアールランサー3連発。さらにロープに走ったが、米山は野崎が返ってきたところに絡みついて丸め込む。その後も連続して丸め込んでいったものの、いずれもカウント2。
丸め込みの連発。しかし野崎はレッグロールクラッチにきたところをはねのけ、ドルミルを決める。さらに米山の脚をクロスして引き寄せて動きを封じるファルダブルへ。そのまま絞め上げると米山は意識を失った。ここでTommyレフェリーが試合をストップした。
バックステージ
野崎「まぁ、負けなかったんでひとまず安心しております。ただ3連戦というリーグ戦のなかでなんで、明日、最終戦、SAKI……2点同士ですよね? 勝った方が(決勝に)いくって感じですよね。まだまだわかんないけど、明日も必ず勝って、7月17日の決勝戦に向けて必ず勝ちたいと思います」
3、CATCH THE WAVE 2022決勝リーグ戦〜Bブロック〜(15分1本勝負)
○清水ひかり<1勝1敗=2点>(9分57秒、片エビ固め)梅咲遥<1勝1敗=2点>●
※ひまわり
正面から組み合いロープに押し込んだ梅咲遥が、エルボーを叩き込んでいく。回し蹴りはかわされた清水ひかりだったが、梅咲のボディーにサイドキックを叩き込み、レッグラリアット、セカンドロープからのフットスタンプで先制した。
梅咲はすれ違いざまにフライング・ネックブリーカードロップを決めると、清水の両脚を折りたたんでデスロックへ。変則的な足4の字の形にとらえると、そこからブリッジして締め上げていく。ロープに逃げられても、清水の右足をサードロープに絡めて痛めつけ、ボディースラムへ。そして足4の字で搾り上げギブアップを迫る。清水はサードロープに手を伸ばしてブレイクに持ち込んだ。
動きが止まった清水をブレーンバスターで叩きつけた梅咲は、正面からエルボーを打ち込んでいく。それに対して、清水はローキック。次第にエルボーの打ち合いとなり、ロープ際で腰を落とした清水に低空ドロップキックを見舞った梅咲。さらにミサイルキックを決めたがカウント2。ダブルリストアームサルトを阻止した清水だが、梅咲は腕をつかんだままでエルボーを何発も叩き込んでいく。歯を食いしばって耐えた清水はカウンターのレッグラリアットを決める。
梅咲のブレーンバスターを浴びながらも、投げっぱなしの変則的なパワースラムを決めた清水は、スリーパーでギブアップを狙う。梅咲は何とかサードロープ足を伸ばしてブレイクに持ち込んだ。清水のフットスタンプをかわした梅咲は丸め込みの連続。しかし、ラ・マヒストラルをすり抜けた清水は梅咲の立ち上がりざまにハイキックを決めると、続いてバズソーキック。カウント2で返されると、スピンしてからのバズソーキック(ひまわり)を叩き込んでカウント3を奪った。
これで両者とも1勝1敗、勝ち点2で並んだ。
バックステージ
清水「2点ゲットしました。この2点、メチャメチャ貴重だと思うんですよね。今日、最後(メイン)まで見てたんですけど、明日で結果(決勝進出者決定)が出るのかでないかわからないぐらいですよね。明日も、明日、すずちゃんとの試合。バケモンだと思ってる。でも、清水ひかりもバケモンだ。必ず明日、すずちゃんに勝って、自分が決勝にいきます」
4、CATCH THE WAVE 2022決勝リーグ戦〜Aブロック〜(15分1本勝負)
△世羅りさ<1勝1分=2点>(時間切れ引き分け)SAKI<1勝1分=2点>△
1勝同士。ここで勝ち点2を挙げれば、決戦戦へ大きく前進する闘い。
試合開始のゴングが鳴ると、どちらからともなく引き合うようにリング中央に駆け寄り、正面からエルボーの打ち合い。カウンタのビッグブーツを決めたSAKIに対し、スモールパッケージで丸め込んでいった世羅りさ。カウント2で返したSAKIはリング下にエスケープする。場外に追った世羅は一斗缶を持ち出すも、「今日はハードコアじゃない!」とレフェリーに制止にされてしまう。
リングに戻って逆片エビを狙うも、SAKIはステップオーバーする前にロープに手を伸ばす。SAKIのエルボーに対し、前腕部を振り回して叩きつけていく世羅。そして逆エビへ。そこからSAKIの両腕をつかんでカンパーナに移行する。続いて、エプロンに上半身を出したSAKIのノド元を踏みつける。しかしSAKIもカンパーナをお返し。そして顔面に蹴りを叩き込んでいった。
コーナーへの突進をかわしたSAKIは、世羅をトップロープの上に横たえると走り込んで下からヒザをボディーに突き上げていく。しかし世羅もリバーススプラッシュを自爆させると、抱え込み式逆エビから変則的な逆片エビへ。リング中央で締め上げていたが、強引にSAKIの体を担ぎ上げると、パワーボムの要領でコーナーマットに叩きつけた。
コーナーを背に座り込んだ体勢のSAKIに、走り込んでのダブルニーアタックを見舞った世羅。リバーススプラッシュ式でボディーにダブルニーを突き刺たが、立ち上がったSAKIはエルボーを叩き込んでいく。世羅も応戦してSAKIをロープに追い詰めると走り込んでいく。それをブーツで迎撃したSAKI。アトミックドロップは阻止されたものの、ロープに走った世羅を追いかけてキチンシンク。ガクッととヒザを着いたところへ走り込んでヒザを突き立てていき、サソリ固めへ。
SAKIが仕掛けてきたブレーンバスターをファルコンアローに切り返した世羅。SAKIも世羅の体をいったんトップロープにひっかけてからのブレーンバスターで叩きつける。ここで両者ダウンとなってカウントが数えられる。カウント9で立ち上がった両者。
ビッグブーツからアトミックドロップを決めたSAKIは、ビッグブーツを何発も叩き込んでいく。リバーススプラッシュを浴びた世羅だが、続いて放ってきたコークスクリュー式のスプラッシュをかわすと、エビに丸め込んでいく。カウント2で返されるとゆりかもめへ。さらにSAKIの左足も絡めとって動きを封じて絞め上げていく。しかしSAKIはギブアップしない。
エルボーを連続で叩き込むも、SAKIはビッグブーツを連続して叩き込んでいく。ここまでくると意地の張り合い。SAKIがカウンターのみちのくドライバーを決めれば、世羅はデスバレーボムを返していく。さらにエアレイドクラッシュを狙ったが、SAKIは後方にしべり下りる形で丸め込んでいく。ここから丸め込みの応酬となるも、いずれもカウント2どまり。
世羅がエアレイドクラッシュを決めたものの強引だったため形が崩れた。そのためカウント3は数えられず。世羅がコーナートップからダイブしてのダブルニーを決めたところでタイムアップのゴングが打ち鳴らされた。
ダメージが大きくしばらく起き上がれないSAKI。それを見て勝利をアピールする世羅だが、裁定は時間切れ引き分け。再戦を誓うも、Aブロックは野崎を含めた3人が得点2で並んだ。
バックステージ
世羅「ドローって1点も入んないんですよね? “ウワァー、マジかぁ”って感じです。でも明日勝てば優勝でしょ?」
--まだわからない。
世羅「まだわからない? あ、そっか、今日ドローだったからSAKIも(決勝進出のチャンスが)残ってるし、野崎さんも今日勝ってたし……まだわかんないじゃん。三つ巴の可能性はないのか……」
--Aブロックの公式戦が2試合とも引き分けになると、3人とも(決勝進出の可能性が)残るって感じですね。
--なるほど……。三つ巴戦もあり得るってことですね。いやぁ、勢いづいてたけど負けてないんで、今日負けたわけじゃないんで、勢いが下がったわけじゃないんで、明日は勝手、必ず決定戦にいきたいと思います」
バックステージ
SAKI「今日は世羅さんとのシングルマッチで。私、10周年の同期で、今年、こないだのハードコアマッチで初めてシングルして、今日はハードコアじゃないから自分のいいとこもいっぱい出せるかなと思ったんですけど、ドローに終わってしまったんで、またすぐ闘いたいです。その気持ちが大きいです。明日(の対戦相手は)野崎さんなんで、今年いっぱい当たってる分、野崎さんのことわかってるつもりなんで、波を返します」
5、CATCH THE WAVE 2022決勝リーグ戦〜Bブロック〜(15分1本勝負)
○鈴季すず<1勝1敗=2点>(13分20秒、ジャーマンスープレックス・ホールド)青木いつ希<1勝1敗=2点>●
試合前、握手を求める青木いつ希だが、鈴季すずはコーナーから一歩も動かず拒否。歩み寄って強引に手を握っていった青木だった。
バックの取り合いからグラウンドへ。スタンドに戻って腕の取り合い。サイドヘッドロックを決められた青木は、逆にサイドヘッドロックに切り返し、ショルダータックルでダウンさせる。互いに相手の顔面に蹴りを叩き込んだあたりから、青木が優位な展開に。串刺しエルボー、フェースクラッシャー、倒れ込み式のボディープレスと攻め立てる。
ドロップキックを返した鈴木は、コーナーで腰を落とした青木に串刺しのランニング・ニーアタック。そして正面からエルボー打ち合う展開に。鈴木は青木の髪をつかんでヒジを叩き込んでいく。キチンシンク、走り込んでのフロントキック、ミサイルキックと攻め込む鈴木に対し、青木はコーナーに上がった鈴季に下からエルボーを叩き込み、ブレーンバスターを狙うが、着地した鈴木が逆にブレーンバスターで叩きつける。
互いに1発ずつブレーンバスターを打ち合い、背後からのランニング・ダブルニーアタック、ボディへのダブルニードロップを決める。さらにコーナー2段目からのボディープレスを放っていった青木だが、それをかわした鈴木は青木のバックに回る。しかし青木は投げさせない。またしても互いに足を止めてのエルボーの打ち合いに。続いて髪をつかんでのエルボーの打ち合い。崩れ落ちた鈴季の髪をつかんで立ち上がらせた青木。「死ね!」と叫んでエルボーを打ち込んでいったが、鈴季はクロスカウンターでヒジを合わせて両者ダウン。
立ち上がった両者はまたしてもエルボーを打ち合う。鈴季のエルボー弾をかわして大外刈りを決めた青木はコーナー最上段へ。鈴季もセカンドロープに足をかけてエルボーを打ち合う。ここで鈴季はヘッドバットを見舞って雪崩式フランケンシュタイナー。キャッチしようとした青木だったが、そのままマットにたたきつけられた。
腰を落とした状態の青木の背後から側頭部にバックキックを叩き込み、バックに回る。しかし青木は投げさせない。ならばとロープに走った鈴季だったが、待っていたのはラリアット。互いにロープに走ったところで、またしてもラリアットを決めた青木。そのままカバーしたがカウント2。
髪をつかんで鈴季を立ち上がらせた青木がバックに回る。そのまま後方に投げようとしたが、鈴季は必死に防御。互いバックキックを叩き込んだところで鈴季が投げ捨てジャーマンを決めた。阻止してフルネルソンバスター。カウント2で返されるとジャーマン。そのままブリッジで固めると、カウント3が数えられた。
これでBブロックは4選手が勝ち点2で並ぶ大混戦となった。
勝利した鈴季はマイクをつかむ。
「鈴季すず、勝ちました! WAVEさんにレギュラー参戦させてもらってから2回目の大阪大会で、まさか勝つとは誰も思わなかったんじゃないかな? プロミネンス、最強ってことですよ。このまま『CATCH THE WAVE』決勝リーグ勝ち上がって、私が、最年少波女、最年少レージになってやるんで、皆さん、お楽しみに!」と優勝宣言。
そして、「ま、勝ったんで、ここWAVEの大会ですけど、プロミネンスのいつもの締めで締めてもいいですか?」と問いかけ、「Let's Go、プロミネンス!」で“大阪キャッチ”の幕は降ろされた。
鈴季「イエーイ! WAVEさんに参戦させていただいてから2度目の大阪大会で何とか決勝リーグ、勝ったから2点、2点を獲ることができました。このまま明日の名古屋もぶっ放していって、私が最年少波女になる時を皆さん、乞うご期待!」
2022.07.01
「NAMI☆1〜Jul.〜‘22」
◎前説
野中美智子リングアナウンサーが恒例の前説。今大会は、マスクをしていれば声援OKであることをアナウンス。「wave新宿大会スタートーーー!」と、観客とともにスタートさせた。
◎入場式
7・1新宿、7・2大阪、7・3名古屋の3大会で開催される「CATCH THE WAVE 2022」決勝リーグ戦。大会に先立ち、【Aブロック】野崎渚、米山香織、世羅りさ、SAKI【Bブロック】清水ひかり、青木いつ希、鈴季すず、梅咲遥がステージ上に整列。
改めて野中リングアナウンサーが以下のルール説明をおこなった。
【決勝リーグ概要】
決勝リーグ戦は、Aブロック、Bブロックにわかれておこなわれ、通常のプロレスルールによる15分1本勝負。場外カウントは10。勝ちは2点、あらゆる引き分けと負けは0点となる。7・1新宿、7・2大阪、7・3名古屋の3大会で開催され、同点となった場合は、名古屋大会で決勝戦がおこなわれる。Aブロック1位、Bブロック1位が7・17後楽園で優勝決定戦をおこない、勝者には波女の称号、レジーナへの挑戦権、100万円が贈呈される。
1、スクランブルwave(15分1本勝負)
△優宇&川畑梨瑚(時間切れ引き分け)高瀬みゆき&笹村あやめ△
決勝リーグに惜しくも進めなかった優宇、川畑梨瑚、高瀬みゆき、笹村あやめが第1試合に登場。高瀬は今大会からはじまる決勝リーグ戦のリザーバーでもあり、もし出場選手に何かあった場合はその選手の得点を引き継ぐこととなる。
先発は優宇vs笹村。優宇の巨体に苦戦する笹村。「あやめ」コールが沸き起こる。奮起した笹村がスライディング・ドロップキックを繰り出すとボディースラムの体勢。だが、優宇がボディープレスに切り返す。
優宇は川畑とのダブルのショルダータックルを見舞ったあと、川畑がボディースラムで続く。低空ドロップキックをお見舞い。
一方、笹村もショルダータックルを放って、高瀬にタッチ。高瀬は川畑の足を痛めつけていき、ダイヤル固めへ。カウント2。笹村がフォアアーム、ボディースラムで続く。これもカウント2。
再び高瀬がボディースラムからのギロチンドロップ。キックアウトされるとキャメルクラッチへ。耐えられるとスリーパーで捕獲する。
5分経過。川畑もミドルキック6連発で反撃。カウンターのドロップキック、低空ドロップキックを放ってようやく優宇とタッチとなる。
優宇は逆襲の高瀬&笹村にクロスボディーを放つと、高瀬を捕まえ逆水平チョップを連発。高瀬もスイングDDTからのスタナーを敢行する。
笹村が飛び出していき、まずは控えの川畑にスタナー、突っ込んでくる優宇にはブートをお見舞い。ならばと優宇もサイドバスター、セントーンでやり返す。そこから優宇の逆水平チョップ、笹村のフォアアームがラリーとなる。打撃戦を制した優宇が走るも、笹村がカウンターの背負い投げ。すぐに優宇が払い腰で返していく。
タッチを受けた川畑がフォアアームで追撃。笹村も大外刈りでやり返して、高瀬にタッチ。高瀬がドロップキック2連発で続き、ブーメラン式ドロップキック。串刺しラリアット、ジャンピング・エルボーアタックと波状攻撃。そして足4の字固めへ。
切り抜けた川畑がノーザンライト・スープレックス・ホールドを敢行。キックアウトされるとムーンサルト・プレスへ。寸前でかわした高瀬がもう一度、足4の字固め。これは優宇がカットに入る。
ならばと高瀬はカミカゼ、ギロチンドロップで仕留めにかかるもカウント2止まり。続くラリアットは、優宇がセントーンでカットする。ここで優宇&川畑が高瀬に串刺し攻撃。優宇のキャノンボールから川畑がムーンサルト・プレスにつなげる。カウント2。残り時間が少なくなるなか、高瀬vs川畑で一進一退。最後まで両者譲らずに時間切れを迎えた。
2、コミカルwave(15分1本勝負)
○旧姓・広田さくら&松本都(11分3秒、ふらふらドーン)中森華子&狐伯●
プロレスリングwaveを代表する“コミカル・レスラー“旧姓・広田さくらと、独特な都ワールドでコミカル・ブロックを荒らした松本都がタッグを結成。対する狐伯はPURE-Jの実力者・中森華子をパートナーに迎えての試合となった。
早速、先発でもめる広田と都。広田が「お前あれだろ? 狐伯とはじめてなんだろ?」と譲ると、都は「コミカルリーダーなのでコミカルリーダーの広田さんお願いしますよ。何もったいぶってるの?」と消極的。譲り合いが続くなか、中森&狐伯が襲いかかり試合が開始される。
そして、中森&狐伯が先制の串刺し攻撃を成功させると、読み合いの展開。どちらも譲らずにファーストコンタクトが終了。
続いて広田vs中森のマッチアップに。フォアアームの打ち合いから中森がサイドヘッドロック。広田がバックエルボーで脱出し、ファンにアピール。今度は広田がサイドヘッドロックへ。抵抗する中森。脱出してみせると、背後から広田がボ・ラギノール。
都が出て行くと、中森がキックのコンビネーション。ならばと都もY字バランスからのスクールボーイ。一方、中森もミドルキックで反撃。キックアウトされるとワキ固めへ。
狐伯が出て行き都にドロップキックを連発する。コーナーに登るも、都が追いかけコブラツイストへ。リング中央でも狙うが、これは狐伯が取り返す。
都はソバット、スタナーからのカカト落としを敢行。ここで広田&都はダブルを狙うが、失敗。狐伯へのロケットパンチからシャイニング・ウィザードの競演を狙うが、これも失敗。逆に狐伯が串刺しドロップキック2連発。ボディースラムを敢行する。カウント2。
広田もカニばさみで形勢逆転。ボ・ラギノール、619、シャイニング・ウィザードで反撃する。ならばと狐伯も切り返しのカサドーラ。キックアウトされるとロープに走るが、都が足止め。するとどちらが狐伯に攻撃するかでモメはじめる広田と都。シビレを切らした中森がガットショットで飛び込み試合を再開させる。
中森→狐伯のミサイルキックから狐伯が丸め込みを連発。いずれもカウント2。中森がダブルハンドのラリアット、ハイキックでアシストする。間髪容れずに狐伯が突っ込むが、広田が大逆転のふらふらドーンで3カウント!?
3、CATCH THE WAVE 2022決勝リーグ戦〜Bブロック(15分1本勝負)
○梅咲遥<1勝=2点>(10分48秒、ラ・マヒストラル)鈴季すず●<1敗=0点>
ヤングブロックを1位通過した鈴季すずと、敗者復活枠からの決勝リーグ進出となった梅咲遥が初戦で激突。公式戦での両者の対戦は、時間切れ引き分けに終わっている。
ゴングと同時に激しいエルボー合戦。すずがヘアーホイップを狙うが、梅咲が側転でかわしてドロップキック。すずも同じように切り返していく。
今度はすずがサイドヘッドロックで捕獲するも、梅咲がヘッドシザースで脱出。すずもネック・スプリングで切り抜け走るが、梅咲がドロップキック。ボディースラムでカバーする。カウント2。リバース・インディアンデスロックでギブアップを迫る梅咲。耐えられると弓矢固めに移行する。
梅咲の張り付けドロップキックが決まる。カウント2。エルボーで飛び込むも、ブリッジでかわしたすずがローキック。
再びエルボーの打ち合いとなり、すずがフロントキック。梅咲がサードロープにもたれかかると、場外助走からのフロントキックをお見舞い。さらにはミサイルキックでカウント2。
バックを取るも、梅咲が踏ん張る。逆に梅咲がブレーンバスターを敢行。低空ドロップキックでやり返す。さらにミサイルキックでカウント2。追い打ちをかける梅咲はブレーンバスターからコーナーに登るも、すずが復活。エルボー弾を放つすずに、梅咲がヘッドバット。だが、続く旋回式ボディープレスは自滅に…。
バックを取るすずだったが、梅咲が堪えてエルボー合戦となる。ここですずがヘッドバット。しかし両者ダウン。ほぼ同時に立ち上がり、すずがトラースキック、投げっぱなしジャーマン。梅咲もカウンターのブロックバスターでカウント2。アメジストクロスの体勢に入るも、踏ん張ったすずがエルボー弾。ジャーマンを狙うが、梅咲が首固めに切り返す。ラ・マヒストラルの体勢に入るが、すずも踏ん張る。もう一度、梅咲はラ・マヒストラル。これはニアロープ。一方、すずもグラン・マエストロ・デ・テキーラを狙うが、これを切り返した梅咲がカウント2。改めてラ・マヒストラルで丸めてついに3カウント!
初戦のすずに勝利した梅咲の次戦(7・2大阪)は清水ひかり戦。すずは青木いつ希戦を迎える。
◎バックステージ
梅咲「ありがとうございます。本当にいいスタートが切れたなと思います。すずさんは前からライバルとしてずっと意識してた相手だったんですけど、シングルをするのは本当に、1回、6月にアミスタでやってドローだったんですけど、今回、ちゃんと勝敗がつけることができて、自分が勝てて本当によかったです。1回、マヒストラル返されたときに、やばいと思ったんですけど、信じてもう1回出して勝てて、スリー取れてよかったなと思います。ありがとうございます。あと2日間、大阪、名古屋頑張っていきますので、みなさん応援よろしくお願いします」
4、CATCH THE WAVE 2022決勝リーグ戦〜Aブロック(15分1本勝負)
○SAKI<1勝=2点>(5分19秒、片エビ固め)米山香織●<1敗=0点>
※ランニング・ブレーンバスター
コミカルブロック1位の米山香織と、敗者復活枠からのエントリーとなったSAKIが対戦。
米山が「よーし、決勝リーグ頑張るぞー。さきっぽ、正々堂々とよろしくお願いしまぁす!」と握手を求めて、裏切りの逆さ押さえ込み。読んだSAKIがブレーンバスターでカウント2。もう一度、担ぐSAKIだったが、米山がボディープレスに切り返す。
SAKIは米山に串刺しニーを決めると、米山をコーナー最上段にセットしニーリフト。リバース・スプラッシュを狙うが、米山がかわしてモンゴリアン・チョップ。SAKIはビッグブーツで返していく。米山もSAKIのビッグブーツをかいくぐり、グルグルパンチ、クロスチョップ、セントーンでお返し。
SAKIは米山をロープにブラ下げヒザ蹴り。さらにランニング・ニーをお見舞い。米山もDDT、後頭部へのランニング・ニーでやり返すと、セカンドからの千豚♪を投下。カウント2。ならばと後方回転エビ固めを狙うが、SAKIも回避。SAKIがストレッチボムの体勢に入るも、丸め込みで切り返す米山。横十字固めもカウント2止まり。SAKIがカウンターのファルコンアロー。カバーにいくも、米山が切り返してカウント2。
SAKIのフロントキックをかわした米山。だがSAKIもヒザ蹴りから、ストレッチボムを敢行。キックアウトされるとランニング・ブレーンバスターで3カウント。
初戦を突破したSAKIは、7・2大阪で世羅りさ戦を迎え、米山は野崎渚との一戦となる。
◎バックステージ
SAKI「決勝リーグ、初戦! 幸先いいスタートをきることができました。15分という限られている時間だと私は思うので、米山さんも仕掛けてきましたけど、私も絶対負ける気なかったので、決められたのはよかったかなと思います。5分だったんですけど、疲れ果てるぐらい、私は濃密な5分でした。久しぶりに米山さんと、こんな形でシングルができてメッチャうれしく思います。勝てた、勝てた! 明日も、明後日も、地方で大変ですが、気を抜かず頑張って、波女ゲットします!」
5、CATCH THE WAVE 2022決勝リーグ戦〜Bブロック(15分1本勝負)
○青木いつ希<1勝=2点>(12分0秒、片エビ固め)清水ひかり●<1敗=0点>
※フロッグスプラッシュ
敗者復活で勝ち残った清水ひかりが、剛腕ブロック1位通過の青木いつ希と激突。デビューした団体は違えど、両者は2017年デビューの同期にあたる。
ロックアップで押し込んだのは青木。これはクリーンブレイク。サイドヘッドロックで捕獲する。バックエルボーで脱出した清水だったが、青木がショルダータックル。ならばとクロスボディーを放つ清水だったが、受け止める青木。ロープに走るも、清水がカウンターのキック、雷電ドロップにつなげる。そしてサッカーボールキックを見舞っていく。PKはカウント2。張り付けミドルキック、ドロップキックでカウント2。
青木も串刺し攻撃をかわして形勢逆転。ボディープレスはカウント2。清水もヘッドシザースホイップからPKF、PKにつなげる。キックアウトされるとスリーパーで捕獲。なんとか青木がロープ。
5分経過。エルボー合戦から清水が延髄斬り。ロープに走るも、青木が止めて大外刈り。後頭部へのランニング・ニー、ブレーンバスターホールドでカウント2。さらにはダブル・ニードロップ、セカンドからのボディープレスにつなげる。だがこれもカウント2。青木がエルボーを放って行くと、清水はローキックで応戦。ジャーマンを狙うが、清水が前方回転からのフットスタンプ。そして、ジャンピング・キックを放つと、側頭部を蹴り抜く清水。ダイビング・フットスタンプにつなげるも、カウント2止まり。ならばとスリーパーでギブアップを迫る。
青木がロープに逃れたところで残り5分のコール。青木の投げっぱなしジャーマン、清水のハイキックが決まる。さらに青木のスピアが決まり丸め込むが、清水が切り返す。カウント2。ヒヤリとした青木だったが、ラリアット、二段階式ジャーマンを敢行。カウント2止まり。ならばとフロッグスプラッシュでトドメ。
勝利した青木は貴重な勝ち点2をゲット。7・2大阪で鈴季すずと対戦予定。一方、清水は梅咲遥との対戦となる。
◎バックステージ
青木「シャー! 勝ちました…。やっぱりね、Twitterとかにも書いてたんですけど、同期っていうのはメチャメチャ、マジで個人的には同期ってマジで愛おしいんですけど、やっぱ負けたさなさが、ほかよりも億倍、5億倍とかあるので、今日、勝ったことは青木のすごい自信になるので。このまま青木は、波女まで一直線に突っ走っていきたいと思います。やってやるぜ!」
6、CATCH THE WAVE 2022決勝リーグ戦〜Aブロック(15分1本勝負)
○世羅りさ<1勝=2点>(12分49秒、片エビ固め)野崎渚●<1敗=0点>
※羅紗鋏
決勝リーグ初戦から注目のカードが実現。レジーナの野崎渚は蹴撃ブロック1位、世羅はハードコアブロック1位となっての決勝リーグ進出となった。
握手はなし。ゴングが鳴らされると。ゆっくりと間をつめてロックアップとなる。押し込んだのは世羅。クリーンブレークも、野崎がキックからサイドヘッドロック。ロープに飛ばして脱出した世羅がショルダータックルをお見舞いする。
野崎もカウンターのブレイジング・チョップでやり返すと、コーナーに押し込みブレイジングチョップを連発。世羅もポジションを入れ替え、チョップでお返しする。野崎もすぐにやり返し、おしゃれキック。エルボーの打ち合いから野崎が串刺しビッグブーツ。ハーフハッチでカウント2。スリーパーで捕獲する。
しのいだ世羅はセラリズムバスターを放つも、キックアウトされるとすぐにコンバインへ。耐えられるとコーナーに叩き付けていく世羅。そして串刺しダブルニー・アタック、リバーススプラッシュ式ダブルニードロップで追い打ち。ファルコンアローも敢行する。カウント2。さらにはダイビング・ダブルニードロップを投下するも、自滅。
野崎がランニング・ダブルニーアタック、ノアールランサーで反撃。キックアウトされるとスリーパーで捕獲する。顔面ブートからビッグブーツを放った野崎がミサイル発射。もう一度コーナーに登るも、世羅が追いかけ雪崩式の羅紗鋏。なんとか返す野崎。世羅がエアーズロックを放つが、野崎はカバーさせずノアールランサー・ハイ。カウント2。ダブルダウンとなる。
野崎がカウント9で試合を再開させる。残り5分から世羅がナックル。もう一発狙うが、かいくぐった野崎がドルミルへ。これはかろうじてロープ。
野崎はビールマンキック、ザキゴェでカウント2。引き込み式ビッグブーツを敢行。一方、世羅はクロスアーム式首固めで流れを変える。カウント2。走る世羅に野崎がカウンターの・ノアールランサー・ハイ。ならばと世羅はエアーズロックⅡ、羅紗鋏を狙うが、野崎がビッグブーツ、ノアールランサー・ハイでカウント2。仕留めにかかる野崎だったが、世羅がカウンターの羅紗鋏で3カウント!
世羅の次戦(7・2大阪)はSAKIとなり、野崎は米山との一戦を迎える。
◎エンディング
世羅「オイ×4、第17代レジーナに勝っちゃったぞー! どんな手を使おうが勝ちをもぎとる、これがね、プロミネンスの信念なんですよ。野崎渚、お前をぶっ倒したってことは、この世羅りさが、リーグA、勝ち上がるに決まってるだろ! 楽しみにしとけーっ! 勝っちゃったってことは、締めちゃっていいってことですよね? われわれ『レッツ・ゴー・プロミネンス』で締めているので、今日はみなさん声を出していいんでしょ? それならレッグ・ゴーって言ったら、全員でプロミネンス!って言って締めましょう。明日、明後日もまだまだリーグ戦続きます。われわれ死闘を繰り広げるんで、みなさん、見逃さないでください。今日はありがとうございました! レッツ・ゴー・プロミネンス!」
◎バックステージ
世羅「勝ちましたね、野崎渚に! 第17代レジーナ・チャンピオンでしょ? チャンピオンに勝っちゃいましたね。いや、これはもう決勝リーグ? Aの方は世羅りさ勝ち上がるよっていう、神の思し召しだと思ってるので、このまま私、全勝で勝ち上がらせていただいて、波女になって、100万もらって、もう1回、野崎渚とシングルをして、それはタイトルマッチで。勝ってベルトももらっちゃう未来まで見えちゃいました。ありがとうございます。今日は楽しかった」
2022.07.01
wave7・2大阪大会直前情報! カンフェティで7・2大阪大会の試合を7月7日から配信開始!
▼wave7・2大阪大会直前情報!
◎7・2(土)開場17:30・開始18:00@大阪・アゼリア大正ホール
『大阪ラプソディーvol.55』
▼当日対戦カード
■CATCH THE WAVE 2022決勝リーグ戦〜Aブロック〜(15分1本勝負)
野崎渚vs米山香織
■CATCH THE WAVE 2022決勝リーグ戦〜Aブロック〜(15分1本勝負)
世羅りさvsSAKI
■CATCH THE WAVE 2022決勝リーグ戦〜Bブロック〜(15分1本勝負)
青木いつ希vs鈴季すず
■CATCH THE WAVE 2022決勝リーグ戦〜Bブロック〜(15分1本勝負)
清水ひかりvs梅咲遥
■OSAKA・スクランブルwave(30分1本勝負)
旧姓・広田さくら、狐伯、優宇、高瀬みゆき、沙恵、川畑梨瑚
※組み合わせは当日抽選で決まる。
※全5試合。試合順は当日発表。
▼前売りチケット料金
■SRS席=7,700円※残り僅か
■RS席=5,500円
■指定席=4,400円
※当日各550円アップ
【各種当日割引のご案内】
※当日券に限り
■障害者割引障害者手帳をお持ちのお客様、身体障がい者(第1種)の方の介護者(1
名)指定席2,200円引き
■学生割引大・高・中・専門学生指定席=2,200円
■小学生以下は保護者1名につき1名無料。
※障害者割引以外はその他席種の場合は通常料金。FC会員様は当日アップなし。当日前売り価格でご購入できます。各種割引に対する証明証をご提示願います。
▼当日販売グッズ
■当たり付きガチャガチャ=500円
■ CATCH THE WAVE 2022Tシャツ=5,000円
■ペンライト=1,500円
■waveマスク=1,500円
■野崎渚タオル=2,000円
■2shot=1,000円
■旧姓・広田さくら「別冊きのとめぐ」=1,000円
■ナンバー付きポートレート=1,000円●旧姓・広田さくら●野崎渚●狐伯
■エイドポートレート=1,000円●桜花由美●宮崎有妃
■その他、WAVEグッズ各種
※グッズは税込み価格(一部会場特別価格)
※電子マネー、クレジットカードがご使用になれます。
▼当日先行発売チケット
◎9・18(日)開場17:00・開始17:30 @大阪176BOX
wave 15th Anniversary 『CARNIVAL WAVE-WEST-』~西から昇ったお日様は東に沈む~
▼前売りチケット料金
■指定席=5,500円
■昼夜通し券=10,000円※同日昼のOZ大会も観戦できる
※当日550円アップ。
▼カンフェティで7・2大阪大会の試合を7月7日から配信開始!
プロレスリングWAVE
『大阪ラプソディーvol.55』☆配信チケット
[配信期間]7月7日(木)19:00~7月14日(木)23:59
[視聴用URL]
https://live.confetti-web.com/event/h382to3VM1WXyNyM
[視聴方法]上記期間中に「視聴用URL」にアクセスしていただき、カンフェティ会員ID・パスワードでログインしてください。そのまま配信をお楽しみいただけます。(視聴用URLは本ページのみ記載されております。配信終了までブックマークに追加する等ご対応ください)
[視聴券販売期間]7月11日(月)20:59まで※
※セブンーイレブン決済時の支払締切は7月11日(月)21:59です。
※WEB予約のみでの受付となります。
カンフェティチケットセンターでの電話受付はございません。
◆お問い合わせ
株式会社ZABUN
プロレスリングWAVE
TEL=03-6300-5226
メール=info@pro-w-wave.com