2024.04.14

「Detras de Lazona vol.18」

・入場式

 今大会は、広田の誕生月(4月12日生まれ)と言うことで、今日は広田によるプロデュース興行(仮)。そして新リングネーム発表という、大事なまずは入場式で広田があいさつ。
「さっそくですが、新しいリングネームになります。先ほど、仙女さんのリングで最後の旧姓・広田さくらでの試合をしてまいりました。さっそく新リングネームを発表させてもらおうと思います。(遅れてきたお客さんが会場に入ると)あ、いらっしゃいませ。ちょうど、今から新リングネームを発表するんですよ。待ちましょう。さっき、仙女さんのリングで入場しただけで、なにもしてない、しゃべってもいないのに、大広田コールが起きまして。みんな事情知ってた。知ってたからの広田コールで迎えていただきまして。高瀬から3カウント取りましたよ!(場内拍手) ありがとうございます。前日の乱丸フェスタ、あったんですけど、本間多恵とやったんですが、その日なんと、ポートレートが34枚も売れました!!(場内拍手)このポートレートの枚数と今日の広田コールは確実に、離婚したおかげです。それでは、さっそく、私の新しいリングネームは…(名前の書いた紙を広げて)シン・広田さくらに決定しました!この紙は記念なので、今日来ていただいたみなさんにチャンスがあるということで、ガチャガチャの景品にしたいと思います。1点もの、これを当てて帰ってください。この格好(白の全身タイツ)で新しいリングネームを発表したので、このキャラだと思われがちけど、この白塗りは今日だけですので(笑)。それでは全4試合、楽しんでいってください」
1、HIROTA BIRTHDAY WAVE~ver.4.6~(15分1本勝負)
青木いつ希(12分10秒、片エビ固め)炎華
※ダイビングボディプレス。

 この試合、広田が一番近い場所で見たいと言う理由により、ニュートラルコーナー(白のコーナー)に扮し、全身白タイツに顔面を白塗りでコーナーから戦況を見つめる。
 炎華の「お願いします!」という握手に対して、いつものように倍返し絶叫の青木。
広田は微動だにせず、コーナーに佇んだまま。
青木はコーナーをチラ見。試合開始。腕の取り合いから炎華はアームホイップ。ドロップキックを決めるも、タックルで倒される。ニュートラルコーナーを無視して進む試合展開に「青木、もっといじったりして。ここにいるから」と広田が懇願。
 しかし、まったく無視してストンピングから別のニュートラルコーナーにぶつけ、さらにはヘアホイップ。さらに赤コーナーに持っていき、顔面を踏みつける。
「こっちでやってもいいよ」と広田がささやくが、まったく気にせず、青木はまたも反対のニュートラルコーナーへぶつけていく。
「オーケ-、あげるぞー」とボディスラム。広田はムズムズして「こっちは?」と問いかける。青木はストンピングの連打。「こっちに来い」と手招きする広田。リング中央で逆エビに取る。炎華がロープブレイク。青木が赤コーナーに振ると、ブーメランアタックで切り返す。青木もタックルで応戦。
 ニュートラルコーナー前に立つ広田に向かって、青木が炎華を振って、ようやく初コンタクトとなるものの、ラリアットを狙うと炎華がすかして広田に自爆。今度は炎華が突進してコーナータックルを狙うもこれも青木がすかして自爆。どちらも広田に当たりまくる。
 エルボー合戦の後、青木がボディスラム。炎華はコルバタからのドロップキック。側転エルボー。2カウント。
 青木がジャーマンの体勢へ。「炎華、押すな!」と青木がわざと後退してバックに行き、
広田に激突。青木はブルドッギングヘッドロックに持っていくが、ついに我慢できなくなった広田がコーナーから飛び出して、青木にボ・ラギノール。すかさず、炎華はトップロープへ上がるも、ミサイルキックは広田に誤爆。青木はフェースバスターからのボディプレス。さらに背中へのニーからフォールも、広田がカット。青木は「コーナーが何でカットしに来た?」と問い詰めるも、広田は背後に回り、ボ・ラギノール。
ここで炎華がSTF。青木がロープに逃れると、広田は炎華に「しっかり、持ってろよ。絶対持ってろよ」と指示、炎華も「持ってます!」と答える。ここでエルボーを放つとなんと青木にそのまま命中する。「ほんとに持ってたんだね」と広田が驚く。
しかし、二発目の「しっかり持ってろよ」はしっかり誤爆となり、青木がダブルタックルで二人を吹っ飛ばす。
 炎華がスクールボーイ、ジャパニーズレッグロールと丸め込みを連発も2カウント。炎華はエルボー連打も、青木がエルボーで返す。STO、2カウント。
 青木は広田にラリアットを食らわしてから、「炎華、つぶれろ」と叫んでのセカンドロープブレイクからのボディプレスで3カウントが入った。広田は悶絶しながら引き揚げた。
2、チャレンジwave(15分1本勝負)
狐伯(7分42秒、ヒザ十字固め)香藤満月

 まずはロックアップで力比べ。狐伯が押し込んでロープブレイク。香藤がタックル。狐伯はバックに回り、「挙げるぞー」とアピールするが、持ち挙げることができず。ならばと背後からドロップキック。スライディングキックからヘアホイップ。再度、投げようとするが、ボディスラムが無理とわかると首固めで丸め込む。インディアンデスロックに捕らえるもロープに。ジャーマン狙いは香藤も踏ん張る。ならばアキレス腱固めに移行。
香藤がロープに手を伸ばす。狐伯がエルボーから足を踏みつける。香藤はタックルで反撃。狐伯が突進してきた香藤の足をすくうと、低空DDTから低空ドロップキック。狐伯がトップロープを狙うと、香藤も立ち上がり、デッドリードライブ。タックルからボディプレスを2連発。2カウント。さらにボディスラムで投げるが2カウント。
 ここでエルボー合戦に移行。狐伯がボディアタックを決め、トップロープからミサイルキックも2カウント。さらにヒザ十字を決めるもロープ。狐伯が背後からニー。串刺し式フットスタンプから再びヒザを捕らえ、ヒザ十字にとらえてギブアップ勝利。
 試合後、香藤のヒザをいたわるふりして、ストンピングをすると、場内のブーイングを浴びた。
狐伯がマイク。
「初シングル、満月選手最高だった。今日は広田さんのバースデー興行となっています。来週、同じ場所、同じ時間に狐伯のバースデー興行を行ないます。詳細は何も出てないんですけど、参戦選手を先に発表します。狐伯、宮崎選手、広田選手、炎華、梅咲選手、満月ちゃん、本間選手、Chi Chi選手、SAKIさん、みぃ(ハイビスカス)さん。カードはまだ
発表しません」
 と翌21日のアミスタ大会での狐伯プロデュース興行をアピールした。
ここで二上会長もマイクを掴む。
「もう一個、いいですか、CATCHの出場選手いいですか。(香藤へ)みつきちゃんって言うのね、まんげつって呼んでた(笑)。香藤まんげつちゃん、出ましょう、ヤングブロックです」と、香藤のヤングブロック出場を発表した。
3、同門同士、○で○を争う全アミスタが激震するカラフルwave(5分3本勝負)
※各試合、5分1ラウンドで3ラウンド行い勝ち点の多い方が勝利となる。ルールはラウンド毎に変更。その都度くじを引いて決定。
SAKI (1-1) 櫻井裕子
①<英語禁止ルール>櫻井(4分58秒、3イングリッシュ)SAKI
※英語を3回言ったほうが負け。SAKIが3回言ったため、櫻井の勝利。
②<侍ルール>SAKI(時間切れ引き分け)櫻井
※「侍=裸足」で裸足で戦うルール。
③<Yシャツルール>SAKI(3分30秒、Yシャツ脱衣)櫻井
※Yシャツを着用して戦うルール。フォール、ギブアップ、または
Yシャツが脱がされると負けとなるルール。
COLOR’Sによる同門対決は、5分1ラウンドで3ラウンド行ない、勝ちの多い方が勝利となる。
 ルールはラウンド毎に変更。その都度くじを引いて決定する。くじに入っているルールは英語禁止ルール(3回言うと負け)、侍ルール(互いに裸足になって試合を行なう)、Yシャツルール(Yシャツを脱がされた時点で負け)、オンリーギブアップルール、2カウントルール、PRIDEルール(グローブを着用)、K-1ルール(グローブを着用)、通常のプロレスルールの8個からレフェリーが引き決定する。

その結果、1R目は英語禁止ルールに決定。リングアナから「英語を1回言うと、1イングリッシュ、3イングリッシュで負けとなります」とアナウンス。
 「英語禁止なら日本らしく勝負だ!」とSAKIは相撲の構えを見せる。「来い!」という
SAKIに櫻井はストンピングで応じず。そして、腕の取り合いからレスリング勝負へ。SAKIが髪をつかんでのヘッドロックに櫻井は「ヘ…髪の毛!」と、危うく英語を発しそうになる。
 タックル合戦から、SAKIがチョキパンチ。この後、いつものように「セーフ!」と言ってしまい、SAKIが1イングリッシュ。櫻井はカウンターキックから「押さえた!」とフォールとは言わず、日本語で押さえ込む。2カウント。
 SAKIがコーナーへ水平に櫻井をセットすると、ランニングキック。コーナースプラッシュは剣山でかわされる。SAKIは再度、チョキパンチ。この後、「言うか、バカ―!」と今度は「セーフ!」とは言わず。
 櫻井はコブラツイストに持って行く。SAKIはロープに逃れるが、櫻井は技を解かず。「ロープだろー!」とSAKIは思わず発してしまい、2イングリッシュ。さらに「ロープブレイクだろ!」と咄嗟に出てしまい、3イングリッシュ。SAKIの一方的な3イングリッシュで決着となった。
続いて2本目。「何でもこいよー」とSAKI。レフェリーが引いたのは侍ルール。侍=裸足、ということで、両者が裸足で戦うルール。
 まずは、ともにリング上でリングシューズを脱ぎ始める。SAKIの素足を見て、セコンドの青木が「爪かわいい」と言えば、「見えないところもカワイルドにしないとさ」とSAKI。
櫻井がシューズを脱いでいる最中に、すかさず、SAKIが丸め込んでエビ固めも2カウント。
「正々堂々行きましょう!」と握手を求める櫻井。SAKIもこれに応えるが、握手したまま足の踏み合いに。どちらも足を引いて防ぎ合ったが、SAKIが踏みつけることに成功。さらにねじって全体重をかける。
 今度は裸足でのビッグブーツ合戦。SAKIがビッグブーツ、櫻井もお返し、再びSAKIが決めるも、櫻井も打ち返す。続いて、ブレンバスター合戦ではSAKIが投げるも、櫻井もお返しで投げ返す。今度は両者、向かい合って座りながら、顔面を蹴り合う。激しく蹴りあい、互いに引かず。櫻井がダウン。残り1分、スタンディングから櫻井が蹴ると、同じくスタンディングで蹴り返すSAKI。残り30秒で櫻井の足を捕まえたSAKIがアキレス腱にとらえるも、決めたまま時間切れとなった。引き分けということで、これで櫻井の1-0のまま3Rへ。
3R目はYシャツマッチ。ルールはフォール、ギブアップのほか、Yシャツの両腕が抜けた時点で敗退となる(水鉄砲ルールはなし)。
 「お前(Yシャツマッチは)何回目だよー」というSAKIに「初めてです」と櫻井。「初めてやの?」と二上会長も驚く。
 SAKIは「私はなー、私は大田区でも周年大会でも数ある修羅場を潜り抜けてきているんだよー」とこれまでの経験を明かす。さらに「Yシャツと言えば、ブルマだろがー!」と、SAKIはコスチュームを脱ぐと、ピンクのブルマ姿になる。
3R目、いきなりSAKIがアトミックドロップ。ロープに櫻井を張り付けて攻撃。背中へのニーから、カンパーナに取って振り回す。フルネルソンの取り合いから、コーナーに振っての串刺しニー、さらにコーナーに乗せてニーを放ち、コーナースプラッシュ。
櫻井はドラゴンスリーパーに行くが、SAKIも切り返してドラゴンスリーパー。SAKIがエビ固めに取るが、櫻井もエビ固めに取り返す。その瞬間、Yシャツを引っ張ったSAKIが櫻井のYシャツを着脱に成功し、3Rは勝利となった。総合結果は1勝1敗1分けのドローとなった。試合後、Yシャツを投げると、アミスタの証明器具に引っ掛かるハプニングも起きた。
4、WWWD世界エリザベス選手権試合(60分1本勝負)
<挑戦者>シン・広田さくら(10分59秒、体固め)チェリー<王者>
※もう一人は宮崎有妃。第15代王者の初防衛に失敗。広田が第16代王者となる。

 シン・広田さくらと改名しての第1戦は、エリザベスへの挑戦。チェリーはこれが初防衛戦となる。
「顔色悪いね」とチェリー。「大丈夫」と広田。まだコーナーポストに扮した際の顔面白塗りがうっすらと残っている。
チェリーは手を挙げ、「私がチャンピオンだ」と、手四つ合戦を要求する。宮崎&広田はこれに乗ると見せかけ、ストンピングからコーナートレインに持っていこうとする。しかし、広田がコーナーに振るふりをして、そのまま宮崎を丸め込んでフォール。抗議する宮崎に「反射的にやってしまった、みたいな。だから裏切りじゃないんで」と言い訳。しかし、またもコーナーラリアットを決めた宮崎を背後から丸め込む。再び抗議する宮崎に「いや、宮崎さん、別に1本ベルト持っているからいいじゃないですか」と言い返す。その間にチェリーも広田を丸め込むが2。
広田はダブルのフェースバスターから「シン・広田、はじめてのロープ渡り、行くぞー」とロープ渡りからジャンプに成功。しかし、2度目は失敗に終わる。
 広田はチェリーを張り付けると背後からランニング式のボ・ラギノール。さらに宮崎も背後へのドロップキックで加勢。チェリーがウラカンラナを狙うが、宮崎が丸めさせないようにキャッチ。それでも体を入れ替えて卍固めに捕らえる。広田がカット。
 宮崎は目つき。そして恥ずかし固めの体勢に入るも「やんねーよ」とチェリーをぶん投げる。「いい加減にしろ、選り好みしてんじゃねーよ、やれよ」とチェリーは自ら技をかかりに行く。「選り好みはするだろー!」と宮崎は再び拒否。「GAMIさん、見たいですよね」とチェリー。宮崎は「やるかボケー、おまえいくつだよ」と聞くと、「靴は23.5」と絶妙の切り返し。
「断れてるだろ、あきらめろよ」と言う広田を背後から襲う宮崎。宮崎&チェリーが共闘するも、広田は切り返し、ダブルのど輪にチャレンジ。広田だけが飛んで失敗するも、ダブルDDTは成功。さらにダブルボ・ラギノール。宮崎とチェリーが場外へ落ちると、
トペを狙うが、これは腰が引っかかって失敗。
 宮崎は場外でイスを掴むと、リングへ投げ込み、チェリーを座らせてガムテープでグルグル巻きに。そしてチェリーの前で広田を捕らえて「よく見ろー」と恥ずかし固めを披露。目の前で見せられたチェリーは「おったまげー!」と卒倒する。
宮崎がボディスラムから広田とのシーソープレスを狙うも失敗。
 チェリーは宮崎の足を持って、真ん中に広田を挟んだまま逆エビに持っていく。なんとか奇跡の二人が技を解くと、チェリーが「熟女が熟女と熟女にドーン!」を狙ったが、宮崎はすかして広田にのみ成功。
 宮崎がチェリーを抱え上げると広田がボ・ラギノール。技が崩れると、広田は宮崎、チェリーへシャイニングウイザードを連発。
 チェリーがウラカンラナで広田を丸め込んでフォールに行くが、広田もエビで切り返す。ともにカウント2。
 広田はへなーらを狙うが、カウント2。さらに宮崎にはへな拳、ここで再度、ヘナ―ラを狙ったが、これは押しつぶされる。
チェリーが宮崎へ熟女へドーン!を狙うも、逆にえびす落としを食らう。カウント2。宮崎がラリアット。2連発。広田がカット。
 チェリーが広田へコルバタ。ここから春夜恋にいくが、広田がエビに切り返す。ならばと、熟女にドーン!を連発したが、さらに畳みかけようと突進した際に、FFDが決まる。これで3カウントが入り、広田が新王者となった。
試合後、ディアナを代表して香藤が代読でベルトと認定証を授与。
「旧姓・広田さくら改め、シン・広田さくら改め、シン・広田エリザベスさくら、なった
ぞ-。私がチャンピオンになっている間は、名前の間にベルトの名前を入れることになっているので、ちょっとタイミングもあって、なんのこちゃかわからんことになっていますけど、ベルトを落とすまではシン・広田さくらはシン・広田エリザベスさくらになります! ちょっと私いろんなことを公表してから波が来ているなって思います。ついこの間、46歳の誕生日になりまして、誕生日近い大会ということでいつもの恒例のあれがあるかと期待しているんですが! (炎華がケーキを持って登場するが)あれ、ちっちゃくない?」
 炎華は箱に入ったケーキを贈呈。ここでリングアナが「広田さん、顔面ケーキっていつもやっていると思うんですけど、さすがに顔面教育上よくないって」と言うと、「食べ物でね、遊ぶなっていつも言ってるからね」と広田も納得した様子。「そこで、小さいケーキを二つ、お子様にご用意させていただきまして」「こういう場合、三つじゃなくて」じゃないです。見て楽しんでください」「今日は顔がケーキやったみたいな顔してるんで、それで2ショットたくさん撮ってください」とやり取りが続く。
 最後に広田が締めのマイク。
「教育上と言うご協力ありがとうございます。最近、いろんなことを言っておりますが、
みなさんの温かい拍手うれしいです。声援にもすごく助けられました。でも、私が公表したように、シングルだろうが、なかろうが、結婚してようがしてまいが、ある程度の苦労や辛いことはたくさんあります。それでも、最終的に笑えたらいいなと思います。それでも笑えない時はwaveに来てください。絶対に元気になって、明日も頑張ろうって気になって帰ってもらえると思います。waveにはこの私がいます! 全力でアホなことやってるので、いつでも安心して見に来てください」
2024.04.03

PHASE2 Reboot 5th『NAMI☆1~Apr.~’24』

桜花体制5年を経過したことで、試合前の前説では、新生wave時代初期の恒例だった「BIG WAVE」(観客席でのwave)が繰り広げられる。また、見習いリングアナとして、福園りらさんも紹介された。
1,スクランブル3wave(20分1本勝負)
青木いつ希&関口翔vs梅咲遥&杏ちゃむvsZONES&ChiChi
①杏ちゃむ&梅咲(5分31秒、オーバー・ザ・トップロープ)関口&青木
②ZONES&Chi Chi(8分32秒、オーバー・ザ・トップロープ)梅咲&杏ちゃむ
※オーバー・ザ・トップロープルール採用。チームのどちらか一人が負けても
失格となる


 第1試合はタッグによる3WAYバトル。Evo女のChi Chi&ZONES、梅咲&杏ちゃむ、青木&関口が顔をそろえた。
オーバー・ザ・トップロープルールを採用し、二人のうち、一人でも負けるとそのチームが失格となる。
先陣を切るのは、青木、ZONES、梅咲。青木が手を広げると、それぞれ呼応し、3人による手四つ合戦。青木が梅咲をフィンガーロックにとらえる。
青木が関口に呼びかけ、ダブルの攻撃を狙うも、梅咲がダブルのネックブリーカーで返す。サードロープの下から二人が場外へ転落すると、梅咲はトップロープから場外ダイブを狙う。
このまま、プランチャを成功させると、オーバー・ザ・トップロープで早くも失格となる。気にせず梅咲はプランチャで飛んだが、青木とZONESがキャッチ。失格にはならず。
「オマエ、あんな早さでオーバー・ザ・トップロープで終わろうとして、給料泥棒か。こいつが一番悪いぞ、やってやろうか」と青木がZONESとともにタックル。ZONESは
青木にもタックル。Chi Chiを呼び込み、コーナートレインの連携を見せる。
杏ちゃむがカットに入り、梅咲とともに、Chi Chiをロープに絡めてラ・カチョーラ。杏ちゃむ&梅咲はダブルのキックによる連携から、梅咲がフェースバスター。さらにChi Chiを挟んで、ダブルの低空ドロップキック。
ここで青木と関口が割って入り、梅咲をコーナーホイップから青木がフェイスバスター。
さらにChi Chi、ZONESをロープにもたれかけさせ、関口は619、青木は背中へのニーとそれぞれが攻め込む。青木はChi Chiにボディプレス。
関口とZONESがエプロン上で攻防を繰り広げていると、青木が助っ人に入ろうとする。ZONESへ突進するとよけられてしまい、エプロンへ追い込まれる。ここで、杏ちゃむと梅咲が青木と関口へスライディングキックを決めて場外転落。まずは青木&関口が失格。
ZONESが杏ちゃむ&梅咲へダブルのラリアット。Chi Chiはカウンターキックから高速ブレンバスター。さらにノーザンライトスープレックス。これに対して、杏ちゃむがカウンターキック。梅咲もドロップキックから低空ドロップキック。
ZONESはラリアットも、梅咲もドロップキック。ZONESはラリアットで怪物パワーを見せる。梅咲はZONESを正面から抱き着いて、「落ち着いて」となだめるもラリアットを食らう。ZONESは杏ちゃむのボディアタックをキャッチして、場外に放り出す。場外は杏ちゃむとChi Chi。
「このまま飛ぶぞー」と梅咲と、そのアピールに呼応してZONESもトップロープへ。両者が飛ぼうとする。しかし、プランチャは梅咲だけが飛び、ZONESはフェイントでリングへ戻る。オーバー・ザ・トップロープが宣告され、ZONES&Chi Chi組の勝利となった。
2,サムライブルーwave(15分1本勝負)
世羅りさ(5分41秒、エビ固め)櫻井裕子
※世羅の要求により櫻井が裸足になろうとリングシューズを脱いでいるところを丸め込む

「サムライブルーwave」とタイトルが付けられたこの試合。ボディチェックの時に「オマエ、シューズは?」とレフェリーに聞かれると、世羅が「サムライと言えば裸足だろうが。今日は真の侍を決める試合だ。最後までここに立っていた者が勝ちだからな、いざ勝負!」とアピールし、試合開始。
いきなりのエルボー合戦は互角の打ち合い。櫻井が打つと、世羅も同じ分だけ打ち返す。何度も打ち合いが続き、観客からは拍手が起こる。
さらにまだ打ち合いが続き、ついに世羅が打ち勝つと館内から拍手が沸き起こる。世羅は左右の腕で打ち込むエルボーを繰り出すと、再び櫻井がダウン。
櫻井は世羅の裸足の部分を踏みつぶす。世羅も同じように踏み返してお返しするが、櫻井はシューズを履いているため、ダメージはなし。
「サムライなのに卑怯だぞー、サムライならお前も裸足になれー!」と世羅がアピール。
観客からは「裸足」コール。櫻井はシューズの紐をほどき始める。しかし紐をほどくべく、コーナーへ足をかけている間に世羅はエビ固めに丸め込み、そのまま3カウントが入った。
大ブーイングの場内。世羅は「次会うときは裸足で会おう」と言い残してリングを降りた。くやしさの表情を浮かべる櫻井も「次会うときは裸足で行きます!」と応じた。
3,WWWD世界エリザベス選手権試合(60分1本勝負)
〈王者〉Leon vs〈挑戦者〉米山香織vs〈挑戦者〉チェリー
◎チェリー(7分13秒、春夜恋)米山
※第14代王者LEONが初防衛に失敗。チェリーが第15代王者となる。


 第14代王者となったLeonの初防衛戦相の手は米山&チェリーのゴキゲンBBA。Leonが握手を求めると、チェリーは張って応戦。米山も握手を拒否。
3者のコールが分かれる中、まずはそれぞれがアームホイップ合戦で、フォールを取り合うも、それぞれがカウント2で返していく。米山とチェリーがすぐさま一致団結し、クロスラインからゴキゲンBBAポーズ。米山がキャメルクラッチに行くと、さらにその米山を締め上げるチェリー。
「私のこと締めてたでしょ」と米山。「いや、そのほうが締まるかと思って」とチェリーは言い訳。
今度は米山に対して、「Leonさんをやるなら私をやれ」とタテになるチェリーだが、米山が攻撃すると、アッサリすかす。米山はLeonの前で動きを止め、同士討ちにはならず。
チェリーへダブルのキックによる連携を決める。ここでハイタッチと見せかけ、米山がLeonを丸め込むも2。米山のモンゴリアンチョップに対して、Leonは旋回式のサイドバスター。
Leonがトップロープに上るも、その間にチェリーが米山をフォール。Leonは串刺しスピアー。チェリーもチェリーイリュージョンから回転式に足を取り、アンクルホールド。
カットに来た米山をも捕まえてダブルのアンクルホールドに決める。ロープブレイク。
 米山が2人へのぐるぐるパンチからそれぞれにアームホイップ。
 LEONは連続式に米山、チェリーへ風車式のバックブリーカー。
さらにノキアンバックブリーカーを狙うが、米山が二人まとめて丸め込む。Leonがスピアーから十字架固めで丸め込むがチェリーがカット。
 チェリーは春夜恋狙いに行くが、Leonはジャパニーズレッグロールで切り返す。これを米山がつぶしてダブルフォールに行くも2。
 チェリーは米山をLeonにぶつける。Leonをエプロンへ追い出すと、すかさず米山を春夜恋で丸めて3カウント。
Leonは前王者の広田同様、一度も防衛できないままに終わった。ディアナを代表して、梅咲よりベルトと認定証を授与。ここで広田が登場。
「はい、(音楽を)止めてもらっていいですか? おめでとう、おばちゃんたちいい試合だった。さっそくだけど防衛戦しませんか。時期は早いほうが。だって、どんどん老けてっちゃうでしょ、4・14waveアミスタ大会でやりましょうよ。メンバーはチェリー、旧姓・広田さくら、宮崎有妃。このメンバーでやりましょうよ! あなたが真のチャンピオンなら防衛できるはずです」とアピール。チェリーも「望むところだ」と応じて、4・14アミスタでの初防衛戦が決まった。
・インフォメ
 二上会長より決定事項の発表。
 5・5後楽園よりはじまるCATCH THE WAVE2024の概要を発表。その前に、インタビュースペースのインタビューボードを会社や屋号のある方を対象に1口33000円で大募集中との告知も。
 そしてリーグ戦のブロックは普通のブロックが3つ。さらにルチャブロック、エリザベスブロック、ヤングブロック(キャリア3年目まで)が発表された。
 現時点での出場決定選手は世羅、関口、米山、チェリー、梅咲。waveは桜花以外の全員が出場。ここで青木がリングイン。「この元気いっぱい、青木いつ希が出ないなんて選択肢があるんですか?(「だって東京のお父さんにまだ行ってないもん」と二上会長)東京のお父さん、娘が出たいって言ったら聞いてくれる!」と懇願すると、二上会長は「じゃあ青木も出ていいよ」とGOサイン。さらにSAKI、櫻井も出場予定。現在、SAKIがアメリカ遠征中のため、正式な返事はまだのものの、おそらく出場できそうだとのこと。
 そして、初出場として、本間多恵、さらに、スターダムより上谷沙弥と八神蘭奈の参戦も電撃発表。
 この後、第2弾、第3弾の発表があると思うので、ツイッターやリリースを見てほしいと、発表を締めた。
4,桜花由美バースデープロデュース・HONOKA〜1st Anniversary wave〜(30分1本勝負)
桃野美桜(13分45秒、片エビ固め)炎華
※ダイビングボディプレス
妊活中の桜花がバースデープロデュースとして、炎華の1周年記念試合相手に選んだのがパートナーでもある桃野。花束を手に登場した桃野は、まず本部席の桜花へバースデープレゼント。
まずは二人が握手しながらも背比べ。レフェリーの判定で炎華の勝ち。桃野は思わず、ウソ泣き。これで炎華を油断させてのドロップキック。炎華もドロップキックを連打。
場外へ落ちた桃野へプランチャを狙うも、桃野がエプロンで食い止める。
リングに戻り、炎華はコルバタで回すが桃野が着地。
炎華はアームドラッグからドロップキック。桃野は足をすくい、フェイントからの顔面キック。
「ちょっとでかいからってなんだよ」とコーナーに追い詰めての顔面踏みつけ。コーナーホイップからキャメルクラッチ。桃野は4度に渡りフォールをするも、炎華は必死に返していく。
続けて、エプロンへ繰り出し、ロープに炎華を括り付けると、「マミー、何歳になったの?」と確認。桜花社長は実年齢よりもサバを読んだ返答をすると、「嘘ついてます―」と却下。再び「何歳? 45歳? 45歳チョップ、行くぞー!」と45発のチョップを打ち込んで桜花社長のお祝い。
とは言え、27発あたりでバテてしまい、一度休憩したものの、なんとか45発打ち込むことに成功。桃野は「年、取りすぎだってー」と言いながら、コーナーへ振るもブーメランアタックを浴びる。
炎華がドロップキックから側転エルボー。ドロップキック。
 エルボーの打ち合いから桃野も打ち返す。何度も打ち込むが桃野はドロップキックを連打。そして、逆エビへ。ロープブレイク。
桃野はトップロープからのボディアタックを狙ったが空振り。炎華はドロップキックを5連発。さらにSTF。
 
 炎華はボディスラムからミサイルキック。これに対して、桃野はカサドーラ式フットスタンプから低空ドロップキック。10分経過。さらに桃野はセカンドロープからのミサイルキック。これを連発で決めると、炎華に対して炎華コールが沸き起こる。3発目を決めると、さらにもう一つのコーナーへ。炎華はなんとか立ち上がろうとする。ここで4発目を決めた。各コーナーからのミサイルキック4連打からのフォールとなったが、炎華はブリッジで返す。
炎華は首固め。桃野もエルボーを打つがこれも丸め込む。さらににエビ固め合戦。いずれも2カウントに。炎華はジャパニーズレッグロールを狙うが、これをエビに返される。これも2。桃野は「終わりー!」ととロケットキック。そして、トップロープから「マミー、おめでとう!」と叫んでのダイビングボディプレスを決めて3カウントを奪った。
・バックステージ
桃野「waveは2年ぶりかな。最後、マミーが妊活に入る前に、ボスマミやったけど、その間に新人の子がデビューして。ちっちゃいと思ってたらなんと美桜のほうがちっちゃかった! でもそんなこと関係ありません。私のほうがプロレスラーの体をしています。プロレスラーの心をしています。それが今日の勝因だと思います。でもいいですね、すごくいい選手だと思いました。こんなことをwaveでいう時が来るなんて。また呼んでいただけたら張り切って出ますので、よろしくお願いします! フゥーーー!」
炎華「まず桜花さんに1周年試合が桃野さんと教えていただいたときに、ファン時代からすごく見ていてずば抜けてプロレスが上手で、たくさん努力されてきた方なので、今までの1年間のすべてをぶつけようと思ったんですけど、悔しい気持ちで終わっちゃったので、プロレスをもっと楽しんでやるからには自分がもっと上にいけるようにいっぱい努力することが大切だなって改めて思ったので、2年目からも頑張りたいなって思いました」
5,KIZUNA〜1st Anniversary wave〜(30分1本勝負)
AKINO(12分29秒、アキアンロック)田中きずな

 
デビュー1周年を迎えたきずなの記念試合は憧れの存在である栗原あゆみさんの師匠格に当たる、AKINOと対戦。AKINO対栗原戦を見て、プロレスラーになる決意をしたきずなにとって、意味のある一戦。きずなは重要な試合でしか着用しない、栗原あゆみさんから譲り受けたコスチュームを着ての登場した。
いっぽうのAKINO、いつものようにコーナーへ上がると、「GAMIさん、すいません」とリングサイドへいた二上会長にサングラスとガウンを手渡す。
「お願いします」ときずなが手を差し伸べると、AKINOは拒否。
まずは静かなレスリングでの立ち上がり。きずなもAKINOの先手を取ろうと首を取っていくも、逆エビに取られる。
AKINOはボディスラム。フォールをブリッジで返したきずながネックブリーカーを連発。
さらにボディアタックはカウント2。続いてボディスラム狙いも持ち上げられず。
AKINOは顔面ウォッシュ。これに対して、きずなはドロップキックを連発で決めたものの、AKINOは倒れず。今度はコーナーに押し込んでの串刺しドロップキック。リング中央に戻ってのエルボーも「弱い!」とエルボー返しを浴びる。
AKINO自ら観客席へ向かって「きずな」コール。呼応するようにきずなはエルボーを連打。「もっと来いよ!」とAKINOは胸を付きだすと、さらにエルボーを連打。
「お前のやりたかったプロレスはそんなもんか!」とエルボーで返すAKINO。立ち上がって、「バカヤロー!」と打ち込むきずな。ここでAKINOがひるむとドロップキックを打ち込み、二発目で倒すことに成功。すかさずワキ固めに行くが、AKINOもワキ固めでお返し。さらに腕十字へ。
「相手のほうに起きて来い!」とAKINO。きずなは言葉通りに起きてAKINOの上に覆いかぶさるも、クルスフィックスへ移行され、必死にロープに逃れた。
「もう終わっていいですか?」とAKINO。抱え上げようとすると、きずなは前方回転で丸め込もうとするが、これを押しつぶしてフォール。
きずなはセカンドロープからのミサイルキックを放つもAKINOは倒れない。今度はトップロープにのぼると、AKINOも迎撃に上る。これを叩き落して腕を捕らえると、回転式の腕ひしぎ。ミサイルキックもAKINOが倒れず。ならばとビクトル式腕ひしぎを狙うが、これは失敗に。強引に腕ひしぎの体勢へ持って行ったが、「最後まで絞れー!」とAKINOが檄。ならばきずなは足でのネックロック。
AKINOは突進したきずなを持ち上げて前方に落とすとギロチン。ランセットアーチはきずなが体を入れ替え、クロスボディから逆さ押さえ込み。そしてHEATクラッチを決めたがカウント2。
AKINOはトラースキックを浴びせると、サッカーボールキック。きずなはカウント1で返す。今度は正面、背後とサッカーボールキックのコンビネーションで蹴りまくる。「耐えろ、オラ」と檄を飛ばす。カウント2。
AKINOはレオパード狙いに行くが、きずながかわす。きずなは丸め込みをみせたが、これをAKINOが切り返すと、アキアンロックでギブアップを奪った。
AKINO「きずな、オマエ、こっち見ろ! こんなんで悔しがってんじゃねえぞ。オマエは何のためにプロレスラーになったんだっけ? お前が背負っているものはでかいかもしれないけど、見に来ているみんなはそんなの期待してないんだよ、まだ1年目だろ。テメエの力不足なんだよ、そうだろうが。オマエまだまだ何にもできないんだよ。でも、オマエが決めたんだろ? プロレスラーになるって決めたんだろうが。お母さんの意思を継ぐんだろ。オマエのお母さん、府川唯未はクッソ強かったんだぞ。肉体的じゃねえ、精神的にクソ強かったんだ。10分の1もないわ、オマエは。お母さんを超えてみろ!」

きずなは「ハイ!」と泣きながらも返答し、リングを後にした。
・バックステージ
きずな「11年前、新宿FACEでAKINOさんと栗原あゆみさんの試合を見て、AKINOさんにどんなにボロボロにされても食らいついて最後まであきらめない栗原あゆみさんを見て、私もプロレスラーになりたいって思いました。ずっとAKINOさんと試合がしたくて、やっとAKINOさんの試合できたってうれしかったですけど、AKINOさんが言っていた通り、何もできていないし、なら気持ちだけは折れちゃいけないから、気持ちだけは折れちゃいけないっていつも思っているのに、それもできなくてすごく悔しかったです。waveはたくさんの夢を私にくれたこのリングだったので、このリングで自分も夢を与えられる試合をしたいと思っていたけど、それがかなわなくてすごく悔しかったです。でも昨日までで1年目、今日から2年目、私は何があっても絶対あきらめないで、いつかAKINOさんに絶対勝つし、絶対認められるような選手になります」
6.プレミアムwave(30分1本勝負)
旧姓・広田さくら(7分17秒、エビ固め) 黒潮TOKYOジャパン
※ボ・ラギノールから丸め込む。
イケメンの入場時、広田はコーナーにて洗濯物を干す作業。フルコーラス、存分に館内を回ったイケメンは音楽の終了と同時に、入場口へ引き上げる。
観客のアンコールとともに、再び音楽が鳴り響く。すると、カーテンから立花誠吾アニキが顔をのぞかせる。交互にイケメンも顔を見せ、再び場内へ登場し、ようやくリングイン。
イケメンは「何してる、おい?あれ?」とコーナーで洗濯物を干している広田に困惑すると、「あんたさあ、お母さんは暇な時間ってないわけ。長いなら長いって言っておいてくれないと時間の無駄になると思ってたから、ガチで家の洗濯物持ってきたんだよ」「それ干し終わらないと試合始まらない感じですか」「そうでしょうよ」とやり取りが続く。
「今取り込んだら生乾きになるでしょうが」という広田に、イケメン、さらには立花のアニキも手伝って、洗濯物を干す。
「家事がはかどったよ、ありがとう」と広田はコーナーに洗濯物を立てかけ、試合開始。
まずは「イケメン」コール、「広田」コールが交差する。
「見とけストロングスタイルだ」とイケメンがロックアップに挑み、互角の展開に。ロープになると、イケメンがクリーンブレイクと見せかけ、イケメンエルボー。これを広田はかわすと、アームホイップ合戦。
広田は腕を取ると、ロープ渡りからジャンプ成功。しかし、二回目は失敗に。広田はコーナーエルボーを自爆させるとフェイスバスターからのプロレスLOVEポーズ。
さらに犬神家。これにはイケメンも感心する。
「でも、これをこう…」とイケメンはそのまま抱え上げ、豪快なハリケーンドライバー。
さらにイケメンクラッチでフォールも2。
「もう一丁! 大技」と持ち上げると、広田がジャケットを脱がす。「返せ」とイケメンが取り返そうとするが、広田はジャケットで殴打。
さらに広田がイケメン・ジャケットを着ると、上半身裸のイケメンは、干してあった洗濯物の中から、子ども用の上着をジャケットに見立てて着用。
しかし、小さすぎて、パンチを繰り出そうとするが全く届かず。
逆に広田がパンチを連打。広田の突進にはパンチが出せないため、トラースキックで防御。「すまねえ、広田の子ども」と子ども用の上着を場外へ放り投げ、立花アニキから投げ込まれたジャケットを着る。
イケメンは「ムーンサルトでお別れです」とムーンサルトプレスを放つも自爆。ここで広田がボ・ラギノールを繰り出すと、イケメンは思わずジャンプしてのけぞる。思った以上にイケメンには効果的に決まるようだ。広田はイケメンのジャケットを捕まえると、洗濯ハサミで固定する。洗濯物として干されている状態に。
広田の突進にイケメンはトラースキック。そして脱出をはかると、「食らえ、洗濯物!」と洗濯物で殴打する。ここでフォールに入ろうとしたイケメンにボ・ラギノールからエビ固めで丸め込み、広田が逆転勝利を飾った。
広田「壮絶な戦いだった。ありがとうございました。いろいろと、私から発表があります。10月、11日、金曜日。金曜日だからおそらく夜。ここで新宿FACEで旧姓・広田さくら自主興行を行います! なんで自主興行を開催するかと言うと、わたくし離婚しまして(観客から「エーッ!」という驚きの声)、ただいま、シングルマザーとして活動しておりました。リアクション取りづらいよね。しばらく前からこの状態だったんですけど、本当につらいとき、waveの仲間と、たくさんの仲間、お客さんに支えられてここまで来ました。それに私がどれだけ救われたか、だからここはひとつ、私に拍手をお願いします」
館内は大拍手。ここで経験者の世羅がリングイン。二人で抱擁する。

広田「なぜ公表するかとういうと、私の背中を見て子どもたちは育ちます。私が教えられるのはがむしゃらに子供のことを思って愛して、仕事をする喜び、大変さ、仲間の大切さを伝えたくて、公表しました。一番大変なことは、子育てにはお金がかかります。子どもたちが大学に行きたいって言ったら、お金を貯めなきゃいけません。大学行くまで1千万かかると言われています。2人だと2千万だぞー。これから稼ぐぞー! 業界の皆さん、私にオファーをください。お客様、自主興行のチケット、グッズを買ってください。あとは本当は旧姓を外さなきゃいけないんですよ、それいうのもおいおい楽しみながらやっていかなきゃいけないので、これからもよろしくお願いします!」
・バックステージ
広田「(「衝撃的な発表でしたね?」)私もびっくりした! あんなに「エーッ!」って言ってくれるとは思わなくて。でも本当にあのどよめきが言ってくれているように、結婚生活って夫婦それぞれ、いろいろあるんですよ。公表は自分の判断でやりましたけど、相手は一般の方なので、名誉のために言っておきますと、これまでもこれからも良き父親でした。なので、これ以上、そこの詮索をしないように対応いただきたいと思います。子供たちもそういったものは微塵も見せずに、無邪気に元気に育ったのは、waveのみんなが一緒に育ててくれたからなんですよ。業界の中で親と同じ目線で、子どもたちと触れあって、叱ってくれたり、育ててくれたので、シングルだとしても孤独を感じず、支えながらここまで来れたと思います。公表も最後、温かい拍手を送ってくれたのも、真摯に向き合って私の気持ちを本当に伝えられたので、お客様には伝わったと思います。だから皆さま、私にオファーをください!」
7.Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合 (30分1本勝負 )
《王者》宮崎有妃(22分45秒、体固め)狐伯《挑戦者》
※直伝デスバレーボム。第21代王者・宮崎が3度目の防衛に成功。

 第21代王者である宮崎の3度目の防衛戦。梅咲、櫻井と続き、初めてwave同士によるタイトル戦となる。
腕を取る宮崎にこれを切り返す狐伯。手四つ合戦から、狐伯がヘッドシザース。宮崎もヘッドシザースで返す。宮崎はコーナーへの串刺しラリアット。逆片エビに取る。ロープブレイク。
狐伯もDDTから低空ドロップキック。もう一発、低空ドロップキック。ボディプレスを狙ったが宮崎が剣山。
ボディスラムからムーンサルトは自爆。狐伯が低空ドロップキック。宮崎はえびす落としも2。狐伯が突進するが、宮崎はレフェリーを盾にする。
狐伯の動きを止めると、丸め込みを連発。狐伯はウラカンラナを狙うが、宮崎はこれを切り返しての外道クラッチも2カウント。
狐伯がバックに。ジャーマンを狙ったが、宮崎がエルボーで回避。それでも、ロープの反動から投げっぱなしジャーマン。トップロープ上の攻防となり、宮崎がファイヤーマンズキャリーの体勢へ。
。狐伯が上に乗るとアストロシザースで切り返す。そしてロケットキックも2カウント。10分経過。
宮崎も吠えると、トップロープからの攻撃を狙っていた狐伯を留めて、雪崩式ブレンバスター。宮崎は「決めるぞ!」と気合を込めたが、狐伯が場外へ落とすとプランチャへ。
ここから場外戦。宮崎は狐伯をカウンター席に乗せると、ブレンバスター狙い。これを
狐伯が回避すると、一番端からランニング式のフットスタンプ。
再びリング上。狐伯がミサイルキック。さらに串刺し式フットスタンプ。
宮崎は目突きで狐伯の動きを止め、ロープハング式DDT。宮崎はラリアット。さらにゴンゾ・ボム。
そして「デスバレー!」と叫んで持ち上げるが、狐伯が暴れて背後からのスリーパーに切り返す。ロープブレイクとなると、ランニング式のニーを背後から当てる。
ここでタニーマウス直伝のダブルアームT。カウント2で宮崎は返す。宮崎は直伝デスバレーで対抗。20分経過。
両者ダブルダウン。ともに片ビザをついた状態で、エルボー合戦。そのまま立ち上がり、エルボー合戦が続く。
狐伯がもう一度、ダブルアームTを狙うも、宮崎が切り返して直伝デスバレーボム。これで、ついに3カウントが入った。
試合後、阿部由美子社長より認定証とベルトの授与。宮崎、狐伯、ともに大の字にマットに横たわる。
宮崎「狐伯、世の中ってさあ、つらいこととか、嫌なこと、たくさんあるよなあ。やっぱさあ、嫌なことのほうがきつくっていうか、忘れられないよな。悔しいこととか。でもさあ、4月3日の2024年、今日はとってもうれしい日になりました。狐伯にさあ、私が指名した時、大阪で言った、waveっていうのはキャリアは私が一番あって、その次に広田、そして桜花、こっからずいぶん飛んでの狐伯だけど、狐伯はもっとその溝を埋めなきゃいけないんじゃないかって私言ったよね。もうそこまで来てるよ。狐伯は毎日、試合のこととか、waveの仕事とかトレーニングとか、いっぱい詰めてプロレスに対して、本当にまじめな姿勢で取り組んでて先輩としては誇らしいよ。あとは結果だけと言ったけど、もう見逃してたら結果なんてすぐ付いてくるよ、狐伯には。そんな狐伯をつぶそうとするやつがいたら、私がぶん殴りに行ってやる。今日のお客さんの声とか、ちゃんと聞こえただろ。狐伯、ちゃんと考えて狐伯なりにwaveを背負っているというのがわかって私は本当にうれしいです。これから、長くて苦しいCATCHがやってくるけど、優勝しろよ。またReginaのベルトを巡って戦えることを心から祈っています。(力を込めて)頑張れ!」

 ここで二人が握手をかわす。狐伯は引き上げ、再び宮崎がマイクを握る。
「waveは桜花は妊活中で、広田はなんか離婚して、私は女ってやっぱり強くなるなって思っています。広田、狐伯、きずな、炎華でここで精いっぱいプロレスをやっています。ナミイチって大会を今日は3日だけど、毎月1日にやっています。初めて見に来た人とか、久しぶりに来た人とか、1日になったら気にしてください。わたしもCATCHはエリザベスで出ます。この間、取れなかったエリザベスのベルト、ここで優勝して必ず取りたいと思います」
 最後は宮崎の音頭で「これだwaveだー!」で大会のシメとなった。
・バックステージ
「(狐伯は)強いよ、すごく久しぶりに、14年ぶりにダブルアームTを食らいました。もともとタニーマウスの技だったけど、一撃必殺の技で、本当に負けたかと思いました。3度目の防衛戦、梅咲のときも、櫻井のときもきつかったし、いっぱい思うことがあったけど、今回の防衛戦は舐めていなかったけど、本当に負けるかと思った。私も三田英津子さんからもらったデスバレーがなければ今日は負けていたと思います。狐伯を舐めてたかなと思いました。結果、勝ちましたけど、waveの選手のキャリアなんて、越せると思うんですよ。もうすぐそこまで、振り向いたら狐伯がいて、いつでも狐伯がいて、首を狙っているんだと。恐ろしいけど、嬉しかったです。まだまだ分厚い壁になってみんなの前に立ちたいと思います」
2024.03.20

「Detras de Lazona vol.17」

・入場式
 2010年3月20日、大阪・世界館でのYOUNG OH! OH!にてデビューした野中リングアナが今日で15周年。今回のカードは野中リングアナがすべて自分で考案。試合順やルールまで細部にわたって、決めたこだわりの大会となった。
 入場式では選手を代表して広田より挨拶なのだが、名古屋弁を全開。
「こんにちわー。すごい入っとるわ、今日はめっちゃ。ありがとねー。なんで、こんなしゃべり方しているというと、名古屋弁でしゃべらんといかんのわ。今からならさんと出て来んで、急に言われて切りかわらんで、いま名古屋弁でしゃべらせてもらとるわ。言いたくもないのにミチコカワイイ言わされて、ごめんね(場内・笑)。来てまったもんわ、
しょうがないわ。だで、今日はしたがって楽しい興行しようと思っとるんで、最後まで楽しんでいきゃーー」
 という、広田は第2試合に控える、名古屋弁をしゃべらなければいけないルールの試合に向けて、入場式の挨拶でウォーミングアップした。

1,野中の絆WAVE〜We are ノナカーズ〜(20分1本勝負)
櫻井裕子&○SAKI(10分20秒、エビ固め)田中きずな&炎華●


 きずな&炎華のアルモニーに対して、野中リングアナがこの試合は楽しく、ハッピーに、さらにタッグの絆も見せてほしいという願いから。いっぽうのSAKI&櫻井は、野中リングアナがCOLOR’S大会でリングアナとして活動している縁からのこのカードとなった。
 COLOR’Sはおなじみ、COLOR’Sダンスをしながらの登場。アルモニーが入場すると、SAKIが「こっちがいい」とアルモニーサイドへ。1対3になるのか? というムードの中、櫻井がSAKIと握手をかわすと、そのまま手を握ってCOLOR’Sサイドへ連れて行く。「しょうがないなあ」とSAKI。
 SAKIときずなでスタート。きずなは開始早々、SAKIのボディへパンチ。そして、チョキのアピールを見せ、「セーフ」を観客とともにアピール。まさかのチョキパンチをSAKIにお見舞いする。続いて炎華も出てきて、SAKIに対して合体攻撃、クロスラインから「せーの!」エルボー。
 飛び出してきた櫻井にもクロスライン。「せーの!」エルボーがかわされると、SAKIが足を払って櫻井を倒すと、アルモニーが「せーの!」エルボー。ここからアルモニー&先でのCOLOR’Sトレインとなり、SAKIもまじり、「ウイ・アー・野中ーズ」を3人でポージング。
 その後、きずなはSAKIへボディアタックを連発。炎華はストンピングで加勢。COLOR’S側コーナーで倒れこむSAKIは「なんで助けないんだよ」と櫻井に注文。炎華は引き続き、ボディスラム狙い。これはSAKIにこらえられるも、炎華は回転式ティヘラからスペースローリングエルボー。ドロップキックはすかされるも、SAKIから「ごめんね。大丈夫?」と気遣われる。
 SAKIはチョキパンチ。櫻井がタックル。櫻井のボディスラム狙いは炎華が腰を落とす。きずなが出てくると、櫻井はきずな、炎華と次々にボディスラムで投げる。ここから一人ワー!プレス。
 炎華はドロップキック。きずなはドロップキックを5連発決める。さらにワキ固め。
櫻井はなんとかロープに逃れる。その後、カウンターキックでやり返し、SAKIにタッチ。SAKIがコーナーに振るが、きずなが切り返し、回転式の腕ひしぎを決める。

 きずなはフライングネックブリーカーから鎌固め。ここに炎華はドロップキックの合体プレー。炎華がSTF。SAKIがロープを掴むと、櫻井がフォローに飛び出す。炎華は二人めがけてのボディアタック。これをSAKI&櫻井がキャッチ。きずなが助けに入ると、きずなめがけて炎華をホイップ。

 SAKIが炎華をアトミックドロップを決め、コーナーホイップするも、炎華がウルトラコルバタで投げ飛ばす。反対側のコーナーからきずながミサイルキック。炎華もミサイルキック。
 SAKIは櫻井のアシストからビッグブーツ。しかし二発目を狙うと、きずなが飛び込み、ドロップキックでビッグブーツを阻止。そのスキに櫻井が炎華を羽交い絞め。SAKIが突進すると、炎華が足を出してカット。羽交い絞めを振りほどくも、SAKI&櫻井がロープに飛ばし、クロスラインからの「せーの!」エルボー。アルモニーのお株を奪う。
 フォールに行こうとしたSAKIに対して、炎華がエビで丸め込むが櫻井がカット、このスキにSAKIが逆転のエビ固めに丸め込み、3カウントが入った。

 最後はアルモニーも加わり、4人によるCOLOR’Sダンスの共演。キレッキレのダンスを4人で見せた。

■ミチコカワイイWAVE〜愛知県人大集合〜(15分1本勝負)
本間多恵(11分7秒、エビ固め)旧姓・広田エリザベスさくら


 タイトルにもあるように、野中リングアナが「ミチコカワイイ」のコールをたくさん聞きたいという要望から組まれた試合。フォールを取る前に「ミチコカワイイ」と言わなければフォールは認められない。フォール時に 3カウントを数える代わりにレフェリーに「カワイイ」と3回言わせた選手の勝利となる特別ルール。そして、試合開始5分間は名古屋弁で話さなければならない名古屋弁ルールも採用された。また場内実況を泉井弘之介(LADYSRING)、解説には二上会長が務めた。
 まず、開始早々、名古屋弁による舌戦が繰り広げられる。そのなかで二人の出身地についての言い争いがあり、広田は愛知県尾張旭市、本間は愛知県西春日井郡出身と、それぞれが名古屋出身ではないことが判明。お互いの出身地での有名人を言いあうなど、少しでもアドバンテージを取るべく、名古屋弁の応酬が続く。
 そんななか、初めて本間がフォールに行くが「ミチコカワイイ」を何の感情もなく、棒読みでフォール。レフェリーのフォールカウントに合わせて、観客は「カワイイ!カワイイ!」と連呼した。いっぽう、広田のほうは、フォールの体制に入ったものの、「みちこ、か…オェ~~~!!」と嗚咽してしまい、カウントが入らず。
 5分経過後も野中リングアナの発令により、名古屋弁による両者の舌戦は繰り広げられる。野中リングアナの15周年に合わせ、広田がボ・ラギノール15連発を狙ったり、腕を取らせ、逆ロープ渡りをさせたりと、やりたい放題な展開が続く。しかしながら、広田は何度かフォールのチャンスがあったものの、「みちこ、か…か…ゲボゲボゲボ!!」と嗚咽が止まらず、フォールカウントを数えられず。本間は途中から、気持ちを切り替えて、表面だけは「ミチコ、カワイイ!」と言い放ってフォールに持って行く。
 試合終盤、本間の攻撃にフラフラ状態となった広田がFFDで意識もうろうとするなか、「ミチコ、カワイイ…」と言いながら初フォール。2カワイイ(2カウント)でキックアウトした本間が、逆に「ミチコ、カワイイ!」と丸め込む。これを切り返した広田が「ミチコ、でらカワイイー!」と名古屋弁のでら(=とても)を付けて最上級に昇格させてフォール。2カワイイ(2カウント)で、切り返して丸め込んだ本間が「ミチコ、カワイイー!」と絶叫しながら全体重を乗せて3カワイイ(3カウント)を奪取。特殊ルールの中、本間が試合を制したが、一番大変だったのは、最後、エビ固めの応酬時、ずっと「カワイイ!」「カワイイ!」を連呼し続けたファンの皆様かもしれない…。

3、relationship WAVE〜カプリチオな出会い〜(20分1本勝負)
狐伯&勝俣瞬馬(時間切れ引き分け)夏すみれ&渡瀬瑞基


 この4選手は野中リングアナの出会いというものを凝縮させたメンバー構成。以前、DDTで舞台のプロデュースをしたことが縁で、ガンプロのリングアナをすることに至ったことで、DDTから勝俣、ガンプロから渡瀬が参戦。
 夏は練習生、デビュー、そしてwaveを離れる日までずっと見続けてきた間柄。その後も夏の大会では、リングアナにオファーされるなど、関係性は続き、野中リングアナにとって「特別な存在」だという。狐伯には「いつもありがとう、そしてこれからもよろしく」という気持ちを込めて、このメンバーとなった。
 
 狐伯&勝俣は巷に似ているという噂が上がっていたことで、この日タッグ初結成。
 先発は狐伯と夏。興味深いコンタクトで試合開始。観客は両者へのコールで後押し。
狐伯がエルボー。さらに足へのストンピング、夏もビッグブーツを放つと、狐伯は場外転落。
 すると、狐伯&勝俣によるブラックハーツ式の入れ替わり戦術へ。観客は「わからないっ! わからないっ!」コール。ここで勝俣がリングインするも、間違いを見破ったTommyレフェリーが「違うって」と阻止。狐伯は丸め込みを連発していくが、夏がいずれもカウント2で返す。
 ここで勝俣と渡瀬の顔合わせに。まずは渡瀬がタックル。さらにコルバタ、ドロップキック。ここに狐伯が割って入り、勝俣とダブルのドロップキックによる連携を見せる。
さらに狐伯は渡瀬の手を踏んづける。
 ここで怒りの渡瀬が仁王立ちすると、思わず狐伯が場外へエスケープ。さらに追いかけると、狐伯は控室まで逃げ惑う。渡瀬もこれを追いかける。控え室からはなぜか勝俣が飛び出してきて、渡瀬は入れ替わりに気づかずに追い続ける。再び控え室へ。今度は狐伯が逃げまどい、渡瀬が追いかけ続ける。
 リングに一人残っている夏は「私だけ状況がわかりません」とポーズを取り、観客アへ飽きさせない配慮。ここに背後から、狐伯がリングインしてストンピング。渡瀬も割って入り、勝俣へのストンピング。これに背後から足を引っ張る狐伯。狐伯、勝俣を見比べて「あれ?ふたりいた??」と渡瀬は驚き。狐伯&勝俣がコーナートレイン攻撃。勝俣は狐伯を何度にも渡り、コーナーホイップ。コーナーに振られるたびにフラフラになる狐伯。狐伯が勝俣に飛び乗り、カサドーラ式に回転して勝俣がプレスの連携も見せた。
 狐伯が渡瀬へボディスラム狙い。「なんだコイツ疲れているぞ?」と、渡瀬がボディスラム返し。
 夏にタッチ。夏が変形の羽根織固め。再び、渡瀬が出てくるとエルボー。ストンピング。
コーナーに追い詰めて水平チョップ。ここで、夏が狐伯をコーナーに追い詰め、反対側のコーナーで突進の準備。「お待たせしましたー」とブロンコバスター狙いでランニングを開始したところで、勝俣がカット。場内、大ブーイングに包まれる。ならばと、夏が狐伯、渡瀬が勝俣にそれぞれ顔面ウォッシュ。
 渡瀬が狐伯にフライングエルボー。コーナーへ振ると、狐伯はブーメラン式ミサイルキックで返す。勝俣もミサイルキック。狐伯は夏にもドロップキック。さらにコーナーから勝俣が渡瀬にアウフグース。勝俣は続けざまにコーナーへ上がるも、渡瀬も立ち上がり、迎撃に入り、雪崩式ブレンバスター。
 コーナーエルボー、セカンドロープからのフットスタンプ。
 渡瀬がネックロックに取るも、勝俣もブレンバスターで切り返す。
ここからスタンディングのエルボー合戦。勝俣が延髄蹴り。渡瀬も投げっぱなしジャーマン。勝俣がトラースキック。渡瀬がエルボーを打ち込み、両者ダウン。
 狐伯が夏にドロップキック。ドロップキックの連発から低空ドロップキック。
夏はムチを持ち出すも、Tommyレフェリーが阻止。夏は狐伯とTommyレフェリーを同士討ちさせ、レフェリーがダウン。その間にムチを2連発。
 夏がドラゴンスリーパー。ダブルアーム式DDTからシャイニングウイザードも2。渡瀬がドロップキック。垂直落下式ブレンバスター。
 なんとか猛攻を耐えきった狐伯がマヒストラルで丸め込むも2。勝俣のアシストからノーザンライトスープレックスを放ったところでドローとなった。

4,futureWAVE〜野中からの試練!waveの分厚い壁〜(15分1本勝負)
宮崎有妃(12分11秒、体固め)YuuRI
※ベンゾボム


 野中リングアナが試合順を決めるとき、真っ先にこのカードをメインに持ってきたという。YuuRIはこのところ、waveへの参戦機会が増えてきており、現Regina王者である宮崎とシングルで対戦するスペシャルマッチ。
 まずは宮崎が「YuuRI、オマエ、昨日酒飲まなかったか?」と問いかける。YuuRIは「はい、飲んでません。プロテイン飲みました」と回答。
「今日の朝、寝坊しなかったか?」
「しなかったです。6:30に起きました」
「コスチューム忘れて取りに帰ったりしてないか?」
「してないです。全部持ってきました」
と、問いかけは続く。
 全て整えていたYuuRIに「いい子だね」と頭をなでると見せかけて、はずかし固めの体制へ。いきなり成功かと思われたが、YuuRIは開脚を必死に拒否。なんとか回転して技を解くと、あわててエルボーを連打。宮崎はコーナーにYuuRIを追い詰めると、コーナーに座らせて両手で開脚する。精神的ダメージを負ったYuuRIへ、さらにビッグヒップの洗礼。
 ここで再び「カメラの準備をしろー!」とはずかし固めの体制へ。
「いやだ、いやだ、絶対いやだー!」とYuuRIは開脚させまいと、足を閉じて防御。
あきらめた宮崎は「てめえ、開けろー」とコーナーに振るが、ブーメラン式ドロップキックでYuuRIも反撃。そこからスリーパーへ繋げたがロープブレイクに。
 宮崎はDDT。そして逆片エビへ。絞り上げるもYuuRIもロープへ逃れた。
 宮崎は手を踏みつぶし。YuuRIは足を払うと、延髄蹴りを狙う。しかし、宮崎はこれを空振りさせると、「大チャンスー!」と、すかさずはずかし固め。今度はついに成功させ、何度にも渡り開脚させる。
 満足げに技を解いた宮崎は親指を突き立てて、グッジョブのポーズ。
 今度は抱え上げるも、YuuRIはスリーパーへ切り返す。宮崎は後退してコーナーに背中をぶつける。
 続けてコーナーでの攻撃を狙った宮崎だが、YuuRIはこれを逃れると、足を払っての619を決める。YuuRIはトップロープへ。宮崎もコーナーに乗ると、雪崩式ブレンバスターで迎撃。そしてえびす落としも2。YuuRIは首固め。しかし宮崎もラリアット。
 YuuRIはトラースキック。宮崎はラリアット。YuuRIは背後に回り、スリーパー。そのままグラウンド式に決めるもロープブレイク。
 宮崎はYuuRIへインプラント式のDDT。さらにラリアット2連発。2発目にはYuuRIは一回転するほどの衝撃を受けた。ここで一気にヘンゾボムを繰り出し、3カウントを奪った。

 宮崎がマイクを持つ。
「本日はwave、…いや、私が言うこっちゃない。野中、リング上がって」
 野中リングアナがリングイン。
「今日、全部カードを考えてくれてありがとうございます。ちょうどいろいろ(スケジュールなど被らずに)うまくうハマってよかったね。ありがとう、みっちゃん」
 と言いながら、野中リングアナとハグ…とみせかけてのはずかし固め!
 15周年のお祝いとばかりに、何度も開脚させられた。
 
 野中リングアナが締めの挨拶。
「炎華ときずなにこんな姿、見せたくなかったですよ(笑)。でも最高でした、みんな。
本当、楽しかった、みなさんのおかげでいい大会でした。
15年間、めげずにリングアナ続けてよかったなと本当思いました。
何百回、辞めようと思った瞬間もあったんですけど、すべて報われました。
これから20年、30年、声の続く限り、やって行こうと思います。そして改めて、waveでデビューすることができてよかったなと。それからガンジョ、夏さんの大会、COLOR’Sと派生することができました。waveのリングアナもこれからもやっていきますのでよろしくお願いします」

 最後に二上会長から金一封の贈呈。野中リングアナは飛び上がって喜び、「(みんなと)焼肉? …いや、誰にも渡さねえ!」と最後まで持ち前の明るさで場を盛り上げた。
2024.03.17

『大阪ラプソディーvol.60』

日時
3月17日 日曜日
観衆
213人
場所
大阪176BOX
taisenn
1、OSAKA・スクランブルwave(20分1本勝負)
◯狐伯&青木いつ希(14分4秒 ラ・マヒストラル)柊くるみ●&夏実もち
taisenn
2、OSAKA・チャレンジwave(15分1本勝負)
◯倉垣翼(10分8秒 片エビ固め)田中きずな●
※ダイビング・ボディプレス
taisenn
3、OSAKA・Future wave(15分1本勝負)
◯花園桃花(10分19秒 デルフィンクラッチ)炎華●
taisenn
4、DUALSHOCK WAVE〜WAVE認定タッグ選手権試合 (時間無制限勝負)
《王者組》◯SAKI&世羅りさ(07秒 体固め)救世忍者・乱丸●&ハイビスカスみぃ
※ビッグブーツ。SAKI&世羅りさ組が第34代王者初防衛に成功となる。

▼再試合
DUALSHOCK WAVE〜WAVE認定タッグ選手権試合 (時間無制限勝負)
救世忍者・乱丸&◯ハイビスカスみぃ(09秒 スクールボーイ)SAKI&世羅りさ●
※ 救世忍者・乱丸&ハイビスカスみぃ が第35代王者となる。

▼再々試合
DUALSHOCK WAVE〜WAVE認定タッグ選手権試合 (時間無制限勝負)
《挑戦者組》◯救世忍者・乱丸&ハイビスカスみぃ(8分9秒 カサドーラ)SAKI&世羅りさ●《王者組》
※ 救世忍者・乱丸&ハイビスカスみぃ が第35代王者初防衛に成功となる。

※夜のカラミネンス大会では以下のカードに変更となる。
DUALSHOCK WAVE〜WAVE認定タッグ選手権試合 (30分1本勝負)
《王者組》救世忍者・乱丸&ハイビスカスみぃvsSAKI&世羅りさ《挑戦者組》
※ 救世忍者・乱丸&ハイビスカスみぃ が第35代王者の2度目の防衛戦となる。
taisenn
5、WWWD世界エリザベス選手権試合(60分1本勝負)
〈挑戦者〉◯米山香織(10分2秒 ダブルフォール)〈王者〉旧姓・広田さくら●〈挑戦者〉チェリー●
※第12代王者の初防衛戦に失敗。米山香織が第13代王者となる。
taisenn
6、Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合 30分1本勝負
◯《王者》宮崎有妃(16分6秒 片エビ固め)櫻井裕子《挑戦者》●
※直伝デスバレーボム。第21代王者2度目の防衛戦に成功。
2024.03.02

『NAMI☆1~Mar.~’24』

1,ゴキゲンwave(20分1本勝負)
SAKI&〇櫻井裕子(11分49秒、エビ固め)米山香織&チェリー●
※春夜恋の回転中に抑え込む


COLOR‘S対ゴキゲンBBAによるタッグ対決でスタート。
SAKI&櫻井が「COLOR‘Sがんばるぞ、おー!」と手を合わせると、それに対して、「ゴキゲンBBA、がんばるぞ、おー!」と米山&チェリーも真っ向から対抗。握手を求める櫻井に、ゴキゲンBBAは、自分たち二人だけで握手。ゴング。
裕子コールと米山コールが交差。どちらが大きいか、レフェリーのジャッジを仰ぐと、この日は引き分けの判定。
バックの取り合いから米山がヘッドロック。その後、タックル合戦へ。櫻井がタックルで倒し、SAKIも入り、「COLOR’S、イロトリドリ」へ。最後のフィニッシュではすかされる。ここでチェリー割って入り、「すごいダブル見せてやる」とクロスラインから「行くぞ、ゴキゲンBBA!」のポーズ。ただ、それだけ。
チェリーは櫻井にヘア投げ。さらに耳をつかみ、続いて髪をつかんでむしっていく。米山がコーナーに押し込む。さらにモンゴリアンチョップから鼻つまみ。
櫻井がカウンターのランニングキックで流れを変えて、SAKIへタッチ。BBAがクロスラインを狙うも、これをかわしてのダブルのチョキパンチ。
米山を捕らえてカンパーナ。しかし、米山もSAKIの足を払うとセントーン。チェリーがSTFへ。SAKIはチョキパンチでチェリーの動きを止めるが、チェリーもグーパンチで対抗。しかも、堂々とグーのアピール。SAKIはキチンシンクからチェリーをコーナーへ乗せてヒザ打ち。コーナーニーは自爆すると、チェリーがコルバタ。SAKIがアトミックドロップからビッグブーツ。COLOR’Sがコーナートレインからダブルのカウンターキック。櫻井がリバースDDTもチェリーも切り返す。
櫻井がチェリーにタックル、米山にもタックルを決めて二人が倒れたところに、まとめてボディプレス。さらにファイナルカット。チェリーが回転式の腕ひしぎ。そしてアームバー。さらに羽根折り固めに取ると、米山もSAKIをコブラツイストにとらえる。チェリーがエクスプロイダー。
ゴキゲンBBAがダブルのどっこいしょから、両者がセカンドロープに上り、セントーンと
フットスタンプの連携攻撃「米ちゃん、持ってて」からの裏拳は同士討ち。
チェリーが丸め込むも2。ここから春夜恋狙いに行ったが、回転の途中で体を浴びせた櫻井がそのままチェリーをフォールし、カウント3が入った。
2,Future wave(20分1本勝負)
杏ちゃむ&〇YuuRI(15分48秒、片エビ固め)田中きずな●&炎華
※スワントーンボム


2・14新木場にて、きずな対杏ちゃむ、炎華対YuuRIが行われたが、今度はHarmonie対QUEEN VALKYRIEによるタッグの対決が実現した。
QUEEN VALKYRIEはタッグとしてはwave初登場となる。まずは、おそろいのQUEEN VALKYRIEコスチュームで登場し、リング上でQUEEN VALKYRIEのポーズ。Harmonieもリング上でポーズを決めた。
先発は炎華とYuuRI。まずは炎華がアームホイップからの低空ドロップキック。Harmonieがクロスラインから合体「せーの!」エルボー。これに対して、YuuRIが低空ドロップキックから杏ちゃむによるフェイスクラッシャーの連携で対抗。
そして、Harmonieをロープに張り付け、「Harmonie、はじめましてー!」と客席へアピール。さらに炎華を張り付けたまま、YuuRIが背後からのドロップキック。炎華はメリーゴーランドでピンチを脱すると、きずながドロップキックで続く。さらに杏ちゃむにエルボーを放ち、YuuRIにドロップキック。炎華にタッチし、杏ちゃむドロップキック2連発も、カウント2。
再びきずな登場も、杏ちゃむはきずなへカウンターキックを4連発。さらに腕固めからキャメルクラッチ。YuuRIもロープのリバウンド3往復からの低空ロップキック。
杏ちゃむが腕固め。きずながロープへ。杏ちゃむ自らロープに走るがきずながフライングネックブリーカー。炎華がドロップキック4連発。さらに正面からもう一発。しかし側転エルボーはすかされ、杏ちゃむがコーナーエルボー。
炎華もコーナードロップキックでやり返すと、今度は側転エルボーに成功。ドロップキックからフォールも2。杏ちゃむがSTFで返す。きずながカットに入る。Harmonieがダブルのドロップキック。きずなはエルボーを連打するも、杏ちゃむはフィッシャーマン。2カウント。トップロープからのフットスタンプは炎華が回避も、即座にハイキックを浴びる。2カウント。YuuRIが正面からのドロップキック。ランニングエルボーからのフライングネックブリーカー。
炎華もYuuRIへドロップキック。そしてブーメランアタック。きずながトップロープからミサイルキック。そしてワキ固め。ロープブレイク。YuuRIがエルボー。きずなが倍返し。YuuRIもリストロック式エルボー。きずなも重い一発を返す。もう一発YuuRIがぶちかますと、きずなはダウン。
立ち上がると、きずながエルボーを連打。YuuRIはフェイントからローキック。きずなはブルドッキングヘッドロック。炎華が鎌固めからのきずながドロップキックによる連携。杏ちゃむがホイップしてYuuRIがきずなに足の払うと、背面ドロップキックから619。さらに正面からサッカーボールキック2連発。きずなが首固め。回転エビ固め。
ここからエビ合戦。きずなはHEATクラッチも2。きずなはエルボー連打。YuuRIはトラースキックからバズソーキック。2カウント。ならば、ボディスラムでセットし、スワントーンボムで3カウントが入った。
3、スクランブルwave(60分3本勝負)
狐伯&青木いつ希&関口翔(2-1)柊くるみ&梅咲遥&香藤満月
1本目:梅咲(9分2秒、ラ・マヒストラル)狐伯
2本目:狐伯(2分9秒、ヨーロピアンクラッチ)梅咲
3本目:青木(11分15秒、体固め)香藤
※セカンドロープからのダイビングボディプレス。2対1により
狐伯組の勝利。


6人タッグによる3本勝負。先に香藤が「よろしくお願いします―」と大声で青木へ挨拶に行く。青木はさらにその上を行く挨拶シャウトで倍返し。1本目、先発は狐伯とくるみ。狐伯、関口がくるみとのロックアップのたびに投げ飛ばされる。
青木はロックアップになんとかこらえる。しかし、押し込まれると、狐伯、関口も助太刀で押し返す。ここに梅咲と香藤までもが押し込みに加勢し、力比べ状態になり、くるみ組が押しつぶす。
青木と香藤。香藤が叫びながらのエルボーに、青木は「やかましいわ、コラ」と叫んでボディスラムから逆エビへ。悲鳴を挙げる香藤。梅咲が正面からエルボーでカットも、青木の体が後ろに反り、逆に締め上げる結果に。
それでも香藤はなんとかロープに逃げる。関口がサーフボード。「おら、やってみろー」と梅咲へカットに入るよう挑発。梅咲は関口の正面からエルボーを打ち込むと、こちらは簡単に離すことに成功。
今度は関口が香藤の胴を締めにかかるが、足が回り切らず。関口はセントーン。狐伯がコーナードロップキックから低空ドロップキックもカウント2。香藤はドロップキックで対抗するも空振り。狐伯がエルボーを打ち込む。さらに走り込んだところを、香藤はベイダータックルで返す。梅咲とくるみがダブルのドロップキックから梅咲の低空ドロップキック。ここから梅咲と狐伯によるエルボー合戦。
狐伯が足払いで動きを止め、低空DDTからの低空ドロップキック。梅咲もブロックバスターホールド。カウント2。狐伯は回転エビ固めから丸め込みを連発。梅咲も切り返してのエビ合戦となるが、ともに決まらず。青木のカットが狐伯に誤爆すると、梅咲がマヒストラルが決まり、1本先取。
2本目、狐伯が梅咲にブーメラン式ミサイルキック。香藤がボディプレスを決めると、梅咲に誤爆。さらにくるみもその上に乗り、青木、関口がその上に乗り、最後に狐伯がプレス。梅咲は全員分の体重を浴びることに。
なんとかしのぎ切った梅咲だが、関口が619から狐伯がミサイルキック。狐伯がカサドーラ狙いも梅咲がキャッチして回転させず。
くるみのラリアットは梅咲に誤爆。この間に狐伯がヨーロピアンに決め、1対1のイーブンに。
3本目、関口が梅咲へ丸め込みを4連発するも、なんとかキックアウト。それでも丸め込むが香藤がカット。梅咲はフライングネックブリーカーを決めてピンチ脱出。
くるみが関口に串刺し式タックルから抱え上げてのフェースバスター
関口がコードブレーカーからドロップキック。ワキ固めでくるみを絞る。
関口&狐伯のダブルドロップキックに行くが、くるみも二人へのダブルラリアット。
関口はSTO。青木がフライングネックブリーカーからのボディプレス。青木とくるみがエルボー合戦。青木がラリアット、くるみもラリアット。
ダブルのラリアット合戦。青木が打ち勝つ。青木が突進すると、くるみはナッツドライバー。
さらにセカンドロープからのダイビングセントーン。くるみが次の技の体勢に入るも、香藤が「チェンジ!チェンジ!」とタッチを要求。香藤は代わりざまに、青木へフライングボディアタックからボディプレス3連発。そしてコーナートレインへ続く。
そこからコーナーでくるみがおんぶ状態で梅咲と香藤を背負い、3人がかりのボディプレスも2。関口がドロップキックでカット。青木が背中へのニーアタック。そしてスリーパーを決めたが、香藤がロープ。ここから、香藤と青木のエルボー合戦。狐伯がドロップキックでカットするも青木に誤爆。梅咲もミサイルキック。
くるみもくるくるくるみと青木を連続攻撃。香藤がボディプレスも2。ボディスラムも2。香藤は青木をボディスラムで持ち上げようとするが上がらず。青木は大外刈り。2カウント。
香藤がエルボーを連打から突進も、青木はラリアット一発でなぎ倒す。青木が「満月、つぶれろー!」と叫び、トップロープからのダイビングボディプレスで決着。
2対1で狐伯&青木&関口組の勝利となった。
・インフォメーション
二上会長がリングへ上がり、5・5後楽園から始まるCATCH THE WAVEの日程が固まったことが明かされた。
5・5後楽園(昼)に開幕、5・6北沢(昼)、5・12札幌イーワン(14時)、5・18アミスタ川崎(夜)、5・19千葉2AWスクエア(夜)、5・25岐阜じゅうろくプラザ(夜)、
5・26大阪176BOX(夜)、6・2岡山オレンジホール(昼)、6・7新宿FACE(夜)、
6・15千葉2AWスクエア、6・16アミスタ川崎(夜)、6・23ふじさんメッセ、7・3新宿FACE、7・14後楽園(決勝)へと続く。ほぼこの日程で公式戦が行われるが、
1、 2大会追加の可能性はあるとのこと。
また欠場中の世羅もリングへ登場して挨拶。
「めちゃめちゃ元気ですー。みなさん、本当に申し訳ありませんでした。3・17カラミネンス興行では、タッグの防衛戦をやりたいと思っております。大阪ならではの選手とやりたいと思ってまして、凡女美ーナス(乱丸&ハイビスカスみぃ)とやらせてもらいたいと思います」とアイデアを述べると、昼のwave興行でも同一カードを考えていたとのこと。話し合いの結果、「お昼にまったく同じカードの時間無制限場外カウントなし、その決着がついていたら夜の興行でタイトルマッチです」と(二上会長)と、昼は「時間無制限場外カウントなし」ルールが採用された。果たして、夜のカラミネンス興行までに決着するのか?
昼夜興行とも目が離せない。
さらに3・17wave大阪大会の追加カードとして、田中きずな対倉垣翼、狐伯&青木対くるみ&石川奈青が決まった。
さらに、昼夜大会とも欠場中の網倉理奈がリングアナを務める。
5,WWWD世界エリザベス選手権試合(60分1本勝負)
〈王者〉井上京子vs 〈挑戦者〉宮崎有妃 vs 〈挑戦者〉旧姓・広田さくら
◎広田(11分41秒、体固め)宮崎
※FFD。京子が2度目の防衛に失敗し、広田が第12代王者となる。
また、王座獲得により、今後、リングネームが『旧姓・広田エリザベスさくら』に改名される。



2・23アミスタ大会で決まった防衛戦。エリザベス王座は40歳以上が対象の3WAYマッチというルールによって争われる。
まずは試合開始と同時に、京子が広田に向かってくる。広田は「3WAY、3WAY!」と焦りながらアピール。「ちょっと待て、3WAYでしょ、こんな接近戦にならなくても。京子さん、宮崎さん、お二人の絆、それを考えると、私はちょっと邪魔なんじゃないかなと。
ここは二人で思う存分やっちゃってください」と二人で戦わせようとするも、2人に襲われる。広田は場外転落。ここで京子対宮崎へ。串刺しラリアットの宮崎に、京子も串刺しラリアット。
エルボー合戦。宮崎がロープに吹き飛ばされたところに広田が場外からボ・ラギノール。
広田がリングへ戻ってきたところへ「何じゃオマエ、タイトルマッチだぞ、なめんじゃねえ」と京子がヘアホイップ。さらにコーナーに押し込み、顔面ヒップ攻撃。
広田もボ・ラギノールからプロレスLOVEポーズ。そして禁断の高田純次を敢行するが、フィニッシュで足を伸ばされ、阻止される。「なんだこれ?」という京子に、「メインイベントのタイトルマッチなのに、まさかお前が代わりにやるっていうのかー!」と広田がリクエスト。
広田は寝転がるも、京子はニラミを利かし、「おい、来いよ」と闘いのアピール。まったく乗ってこない京子に、「今度はこっちだ、オラ―!」と腕を取り、ロープ渡りを誘い込むも、これも拒む。「ちょっと待ってくれよ、あれもいやだ、これもやだ。何しに来たんだよー!いいか、これはタイトルマッチでメインだろうが。それをやってこその井上京子だろ、その前に高田純次をやるのか、ロープ渡りを私がやるのか、どっちがいいんだよ、選べよ」と迫りよる。ここで京子も広田の熱意に観念し、「激しいの」と返す。「どっちも十分激しいだろうが、どっちやんの?」とさらに突っ込む広田。
京子はロープを指さす。すると、突然、京子は自ら腕をねじって「いててててて」と叫ぶ。ここで広田が腕を取ると、ロープ渡りからロープジャンプ。宮崎もまとめて、ダブルのヘッドシザースホイップ。さらにはプランチャも成功させる。「飛んだぞー!」と広田。
そして宮崎へミサイルキック。宮崎もラリアットからミサイルキック。広田は立ち上がりファイティングポーズも即、倒れ込む。宮崎が「効いてるんかーい」と起こそうとするが、広田はボ・ラギノールからへな拳、夜叉ロック。
京子が背後からこめかみへのぐりぐり攻撃(関西で言う『梅干し』)でカット。ここから広田&宮崎へダブルラリアット。そして「どいつもこいつもふざけやがって」と京子が宮崎へ、まさかのはずかし固め。「
「宮崎さんだけにはずかしい思いはさせない!」とその横で、広田がエアはずかし固め。これを脱出した宮崎が「のぼれー」と広田へ指示。合体シーソープレスもカウント1。京子はラリアット。2連発。
「カモン」と京子。宮崎が飛び込むも京子がラリアット。「起き上がれ、このブス!」と再度、ラリアット狙いも「誰がブスじゃー!」とラリアット返し。京子がトップロープから雪崩式ブレンバスター。フォールするも、広田がボ・ラギノールでカット。「痛い、ケツ」という京子にシャイニングウィザード。ここからへなーらサンセットを狙ったが押しつぶされる。2カウント。
京子はナイヤガラドライバー狙いも広田がウラカン。ならばとラリアットも広田は体を入れ替えて丸め込む。2カウント。
宮崎が飛び出し、ムーンサルトプレスに行ったが自爆。広田はローリング式ボ・ラギノールからの619で京子を場外へ落とす。宮崎がスライディングキックでダメ押し。
リング上は広田と宮崎に。広田はサクライトも、宮崎は途中で受け止め、そのままぶっこ抜きジャーマン。しかし、そのままFFDで覆いかぶさると、3カウントが入った。

「何で返さないの?乗っかっただけだよ」ときょとんとする京子。まさか3が入るとは思わず、カットに行かなかった模様。ともあれ、広田が第12代王者となった。
倒れ込みながら広田がマイク。
「認定証、ベルトの前に、ちょっと待ってください。私は勝ったら旧姓・広田エリザベスさくらに改名するって言ってたじゃないですか。私が勝って、ゴングがなった瞬間から始まってるんですよ。だからリングアナの美智子、やり直せー! (勝利者)曲も変えろー!」とアピール。
野中リングアナが「ウイナーからでいいすか。ウイナー、旧姓・広田エリザベスさくら」と言い直す。ディアナ株式会社から梅咲遥の代読により、認定書とトロフィーが渡されることに。梅咲はきちんと「旧姓・広田エリザベスさくら殿」と読み上げる。しかし認定証には「エリザベスが入ってないじゃないかー、後で足しとけー!」とクレーム。
広田「みなさん、待望のエリザベスチャンピオンになりました。このベルトは、ふさわしい人にまわってくるので。ザベスの時代が来たぞー。これを言ってみたかったんですよ。挑戦したい奴、上がってこいやー」
このマイクに「はいはいはいー!」とゴキゲンBBAが名乗りを上げる。
広田「そだよねー、今日の大会で挑戦権があるの、この二人くらいしかいないよね。決定じゃないの、熱が冷めないうちに、4月3日、新宿FACEでやりましょう!」
 ここで3人が握手。即決定かと思われたが…。
二上会長「あかん。あかんねん。4月3日、広田のカード決まってんねん。京子さんか宮崎が取ると思ってたから(館内爆笑)。お前のバナー作るのどんだけ(長くて)大変と思ってんねん。(エリザベスは)3・17大阪にしてください」
防衛戦さえできれば依存がない広田は「早まりましたね。いいですよ。じゃあ、大阪でエリザベスやりましょう!」
二上会長「広田さん、ついでに4・3のカード行ってもいいですか。どうしてもやりたかったカードがやっとスケジュール押さえられました。4・3新宿FACE、・旧姓広田対黒潮TOKYOジャパン(館内、『オーッ!』というどよめき)。あと札幌に(広田の)子供行く? (「ちょっとまだ…航空券代は出ますか?」と言う広田に)それは競技しましょう。札幌は北海道なので、現地の人に頼みました。対アンドレ・ザ・ジャイアントパンダ(館内、再び『オーッ!』というどよめき)。子供喜ぶやん。なかなかのカードやろ」
 2大サプライズカードにどよめく場内。「ほら、大殺界開けたって聞いたんで」と二上会長。「うわー、スゴイ!大殺界開けて、来てますね!」と広田。
ここで桜花もマイク。「全然、広田さんと関係ないですけど(「関係ないのかー!」と広田)、4・3新宿、私の誕生日の前の日、春の日と言えば私の好きな選手、その選手と炎華、ちょうどデビュー1周年なので、ボスこと、桃野美桜とのシングルマッチ。本当は私が試合したいけど、炎華に託します」
最後は、広田が「3年連続の大殺界が明けた後に幸先いいスタートが切れました。今までのGAMIさんのオファーの努力が実りました! これからもエリザベスさくら上がっていきます!」というマイクとともに、「これがwaveだー!」でエンディングとなった。
・バックステージ
「なぜ私がこのエリザベスを取ったら、エリザベスにしたか。レジーナの時も、私は旧姓広田レジーナさくらにしたんです。いまいろんなベルトがあって、いろんな団体に参戦する時に、団体に関係のないベルトを持っていたときに失礼になるかとか、私のポリシーとして、
ベルトは巻いていかないんですね。そうすると、自分がチャンピオンであっても、外して入場することがベルトにも失礼だという私の気持ちもあって、上がる団体にもベルトにも失礼じゃない状態で、私が王者である、こういうベルトがあると広めるために、私はベルトの名前を名前の間に入れる活動をしてまして。だから、GAMIさんも面倒くさがらずに協力してくれていると思うんですけど。それがファンの人も楽しんでくれてると思うんですけど。
(「エリザベス王座の獲得は4度目ですね?」)4度目です。私はエリザベスになったら、ガウンもあるんで、ガウンも引っ張り出してきます。次の大会は3日が大阪で(道頓堀プロレスの)レフェリーの秀美ちゃんの10周年興行に呼ばれているんですけど、エリザベスになって初めてがその大会です。
(「次は2TOPと対戦です」)ついに禁断のカードが開かれることになりました。こんな早く私の対戦カードが決まることがないので、どうしたらいいかわからなくて。ちょっと黒潮選手と、ジャイアントパンダ選手を毎日意識しちゃうかもです。
(「認定証に“エリザベス”の文字がなかったが」)あれだけ言ったのに。あれだけ。ここで書き直させてもらいます」
2024.02.23

「Detras de Lazona vol.16」

1,コミカルチャレンジWAVE 15分1本勝負
◯旧姓・広田さくら (13分18秒、体固め)Chi Chi●
※ふらふらど〜ん

 まずは戦うバービー人形・ChiChiが広田とシングル対決する異色のカードからスタート。
広田の入場時、Chi Chiが軽くけん制をすると、広田が「コミカルチャレンジなのに、私が入場して入ろうとした時、おまえはそんな浅いツッコミでいいのか。もう戦いは始まっているんだぞ」と先制。これに対して、「コミカルのパイオニアがそんな弱虫でいいんですか?」とChi Chiも返す。「そんなん言ったことねえわ」と広田はその言葉を否定。
握手の際に広田は「ようこそ、いらっしゃいませ」と手を広げて謎の挨拶。セコンドの狐伯が「むずいよ」とツッコむ。
試合開始。広田が前転、さらに受け身。そしてポーズを取る。
そして、まだ何もしていないのに、「水をくれ」とセコンドに指示。「もういいですか?」とChi Chiも付き合いきれない様子。その態度を見た広田は、「おまえチャレンジしている意思はあるのか?」と再びツッコミ。「あります」「見せてみろ」とやり取りが続き、Chi Chiは「よろしくお願いしまーす」とスタートの握手をしようとする。「そっから? そっからやるの?」と戸惑いながらも、「ようこそいらっしゃいませ」とまたもカン高い声に手を広げる謎のポーズ。これにChi Chiも同じポーズで対抗する。
ここでようやく試合が動き出し、バックの取り合いから広田が首投げ。グラウンドへ持っていく。手四つから力比べ。広田が押し込むと、ブリッジで耐えるChi Chi。広田は上に乗るがChi Chiのブリッジは崩れず。ならばとChi Chiと反対の方向へ飛び、なぜか広田もブリッジしての手四つ合戦と言う不思議な光景に。
広田はコーナーへ振るも、スローテンポなタックルはすかされる。Chi Chiはギロチンを投下。Chi Chiがヘッドロック。広田は待ってましたとばかりにひじ打ちからエアエルボーのポージング。再びヘッドロック合戦。しかし、Chi Chiはひじ打ちではなく、ロープへ振ろうとする。これに広田は決してヘッドロックを離さず。再度、広田がヘッドロック。Chi Chiはまたもロープへ振ろうとするが、広田は意地になってヘッドロックを離さず。
広田は「わざとか? 違うのか? わかってんのか。わかってんな、いいのか、できるのか?」と是非を問いかける。そして黙って右腕を差し出す。Chi Chiは吸い込まれるように、ヘッドロックに決められる。しかし、バックからフォールの体勢へ持っていき、またも、エアエルボーはならず。そして、ブレンバスター。
Chi Chiのコーナータックルをすかした広田はフェイスバスターからのプロレスLOVEポーズ。しかし、ロープ渡りは封じられる。これには広田も「さっきからこれもやんない、あれもやんないで、何にチャレンジしているんだ!」と憤慨。そう諭してChi Chiの右腕を取るが、ロープ渡りは阻止される。
「見せ場ばかりつぶしやがって! チャレンジっていうから、私のできる限りのことを…」と広田がクレームを入れると、急にChi Chiが泣き出す。
Chi Chiを泣かせてしまった広田にブーイングが飛ぶ。「わかった! わかったよ」と取りやすいように右腕を差し出すと、Chi Chiがロープ渡り。しかし、リング中央のあたりで足を滑らせて失敗。「私のすごさがわかったかー!」と広田は、Chi Chiをロープに張り付けてのボ・ラギノール。これを連打で決めていく。さらにトップロープにのぼり、綱渡り式のボ・ラギノールを狙うが、コーナーからわずか一歩で転落。
Chi Chiはノーザンライトスープレックスから、ミサイルキック。さらにバックドロップを狙う。必然的に広田がヘッドロックの姿勢となり、「ここでかー! チャンスー!」と歓喜の声。条件反射的にChi Chiがひじ打ちからついにエアエルボーポーズを完成させる。しかし、ポーズの最中に、広田は背後からボ・ラギノール。さらにシャイニングウイザード。
Chi Chiはカウンターキック。広田はハンドスプリング式に立ち上がろうとするも失敗。すると、Chi Chiが走り込んで逆ボ・ラギノールを決める。しかしこのダメージがたたり、次の攻撃に移ろうとしたChi Chiに広田がFFDに決めるとそのまま3カウントが入った。
2,ヤングWAVE 15分1本勝負
◯田中きずな
(7分25秒、コーナからの回転式腕ひしぎ十字固め)香藤満月●

 続いてはwave初登場の香藤が登場。きずなとは同期の間柄である。
まず、きずながドロップキックからエルボー。
しかしヘアホイップが封じられると逆にヘアホイップで投げられる。そして香藤が吠えまくると、そのスキにきずながスクールボーイ。
きずなはエルボーを連打。しかし、香藤も一発のエルボーで打ち返す。
きずなは「上げるぞー!」と叫んでボディスラム狙いも、香藤に切り返される。それでもワキ固めへ。
 きずなは腕をロープに絡めて絞るも、香藤は追走式タックルからもう一発タックル、さらにボディプレスを浴びせる。
して逆エビ固め。さらに、「投げるぞー!」と叫んでボディスラムを連発からダメ押しのボディプレス。もう一発、ボディプレスを狙うと、きずなはこれをすかしてネックブリーカーで反撃。さらにワキ固めを狙ったが、これが取れないとわかると腕固めに移行。
きずながストンピングを連打。ここからコーナーへ振ろうとするも香藤に阻止される。
きずなはエルボーを連打するも、タックルで返される。
香藤はコーナータックルを狙うも、これはすかされ、きずながミサイルキック。再度、コーナーに上がって腕を取ると、回転式の腕ひしぎ。これで完全に香藤の腕が伸び、ギブアップを奪った。
3.スクランブルルチャ WAVE 20分1本勝負 ◯TABATA&笹村あやめ (10分59秒、プルポゲレーロ) 宮崎有妃&炎華●

 CMLLから参戦のTABATAはこれが日本デビュー戦。来日直前に素顔を明かし、リングネームを一新しての日本遠征となった。
先発は宮崎と笹村。まずは宮崎がタックル。笹村もタックルに行くが吹っ飛ばされる。笹村はアームホイップで投げようとするが逆に投げられる。ここで笹村がTABATAにタッチ。
TABATAは炎華の腕を捕らえるも、1回転して炎華は脱出。そしてアームホイップで投げる。
炎華が突進すると、TABATAはトラースキックから三点式のアームホイップへ。続けて笹村もアームホイップからボディスラム。炎華がエルボー。笹村も打ち返す。
笹村はボディスラムからキャメルクラッチ。TABATAもドロップキックで加勢し合体攻撃。アシストに来た宮をもTABATAが捕らえて卍固めに持っていった。
炎華はロープに手を伸ばすと、笹村はストンピングを連打。炎華もコルバタで投げ返す。さらに笹村のコーナーホイップにもブーメランアタック。宮崎がラリアットで笹村、TABATAをなぎ倒す。
笹村&TABATAはクロスラインに行こうとするが、これを中央突破した宮崎は、二人に向けてダブルラリアット。
しかし、宮崎の目つきを笹村が手刀で阻止。再びTABATA。宮崎へラリアットを連打するが通用せず。ならば、ドロップキックからコルバタ。
しかしコーナーホイップを狙ったが、これはラリアットで返される。宮崎はえびす落とし。炎華が側転エルボーからドロップキック。
STFへ。笹村がカット。TABATAはリバースゴリースペシャルで締め上げるも宮崎がカット。
炎華がジャパニーズレッグロ―ルクラッチを狙うが、背後から笹村が投げっぱなしジャーマン。このスキにTABATAがジャックナイフ固めからプルポゲレーロでつないでギブアップを奪った。TABATAが来日第1戦を白星で飾った。
ここで広田が登場し、「グラシアス、グラシアス」と勝利の手を挙げるTABATAを促すように、控室に帰らせると宮崎に対してマイクを持つ。
「宮崎さん、帰りそうだから呼び止めたんです。あなた、エリザベスの挑戦を視野に入れているとか聞いたんですけど、なんなんですか。Regina持っているからいいじゃないですか」と宮崎のエリザベス挑戦への発言に待ったをかける。
宮崎は「この間ディアナさんに出させていただいて、メインがエリザベス選手権だったんですよ。(Reginaの)ベルトは持ってるんだけど、私もエリザベスやろうって思った時は、ジャガーさん対神取さん(対宮崎)っていう恐ろしい試合だったんだけど、私たち頑張ってるよね。でも、waveで(エリザベスを)やりましょうって言ったの」とその真意を語る。
広田も「waveならそんな恐ろしくならなそうですね」と言えば、「それでメンバー探しとけって感じだったので。なので2本、ベルトを持てたらいいなって。あわよくば」と宮崎も返す。広田は「私0本。せめてエリザベスは私も欲しいんですよ。でもそこで勝手に話が進んでいるんであれば、やりましょうよ。私、1本もないから私にもチャンスを」と広田も一歩も引かない様子。宮崎もこれに呼応し、「そうだね、京子さん入れて3人で」とアイデアを出す。「勝手にこっちが盛り上がってたらGAMIさんが恐ろしいメンバー揃えちゃうんで、こっちで人数揃えたらいいんですよ。次だから3月…。ちょっと、桜花さーん」と桜花へ打診。桜花社長も、「じゃあ3月1日やりましょうよ。京子さんが開いていれば」と了承。「多分空いてるんでしょう」と広田はテキトーに言うものの、「勝手にスケジュールを決めてNGになったら困るんで聞いてみます」と桜花は即答を避けた。
4,スクランブルFUTURE WAVE 20分1本勝負
◯SAKI&柊くるみ(15分0秒、体固め)狐伯●&青木いつ希
※ランニング・ブレーンバスター

 この日出場する予定だった世羅が前日の試合で負傷したため、大事をとって欠場。代わりに同じプロミネンスのくるみが出場となった。
 「ずるいよー、世羅りさよー。世羅でよかったのに。」と試合前からブツブツ文句を言い続ける青木。そしていつもの挨拶シャウトをくるみ、SAKIに投げかける。
青木、狐伯は先発を巡ってじゃんけん。負けた青木が先発を勝って出ることに。まずは青木がくるみとのロックアップ。くるみが押し込む。ここからヘッドロック。青木がロープに飛ばすも、くるみがタックルで返す。狐伯は青木の肩をたたいて交代。
「よっしゃ行くぞー」と気合を込めてロックアップもくるみが弾き飛ばす。
ならばとエルボーを連打。くるみがタックルで打ち勝つ。「頼むからしっかりしろ―」と青木。狐伯は「あっ」と相手の気を反らしてのエルボー。しかしダブルの連携はくるみがタックルで返す。
SAKIにタッチ。SAKIが、「COLOR‘Sライン」と指示してクロスラインから今日は、SAKI&くるみによる色トリドリ。
SAKIはキャメルクラッチからカンパーナ。
くるみがコーナーへ押し込む。さらにボディスラムからフットスタンプ。ここでSAKIがフォールも2。そしてSAKIがチョキパンチ。グーパンチではなく、チョキでのアピールをするSAKIに、「そんなわけないだろ」と青木がツッコミ。
狐伯はドロップキックでやり返し、青木がニーを決める。くるみが飛び出してくると、SAKI&くるみを捕らえて、DDTとスタナーの一人合体攻撃。さらにコーナーエルボ―からのフェイスバスター。ボディプレスとつなげる。これに対して、SAKIはアトミックドロップからビッグブーツ。くるみが低空ドロップキックからサマーソルトドロップも2。
青木は大外刈りで流れを変えようとするが、くるみがこらえて後方へ投げ飛ばす。
青木がエルボー。くるみも返す。今度はタックルでぶちかますが互角。6回互角にぶつかったのち、7発目で青木が打ち勝った。そして今度こその大外刈り。続けて狐伯がミサイルキック。低空ドロップキックからのDDT。しかしブレンバスターはくるみに投げ返されると、そのままフットスタンプを浴びる。
タッチしたSAKIはそのままフォールに行くも2。SAKIはサソリ固め。狐伯がロープに逃れる。SAKIのビッグブーツを青木がをすかすとロープにもたれかけさせる。青木が背後からニー、さらに狐伯が低空ドロップキック。ノーザンサイトも決めた。
続いてダブルアームT狙いもSAKIがショルダースルーで返す。SAKIはコーナーへ振るが、狐伯はブーメラン式ミサイルキック。2カウント。SAKIがファルコンアローでお返しするも2。SAKI&くるみがトレイン式のラリアットからくるみのコーナーサマーソルトドロップ。SAKIがリバーススプラッシュも2。ランニングブレーンバスター狙いも狐伯がジャパニーズレッグロールへ切り返すが2。それでも再度、SAKIはランニング・ブレーンバスターに持っていき、3カウントを取った。
試合後、「世羅を殺せ」という狐伯に「世羅のせいやぞ」と青木。二上会長も「こんなはずやなかったのにね」と同調する。
そして二上会長からの報告。「先ほどのエリザベスの件ですが…」と切り出したときに、髪を上に束ねた広田が登場。
それを見て二上会長が即反応。「足立区あたりにこういうスナックのおばさん、いてるよ。
スナック『小路』とかいうとこでママが。あたりめ焼いてるおばちゃん。アンタ、お母さんそっくりになってきたで」と広田いじりをしたのち、「ちょっと大物のレスラーからの打診があったんですよ。とんでもないカードになりそうなので、先に言っておくね。なんとアジャ様が真剣にエリザベスに…」と話している最中に、広田が「今まで見向きもしなかったじゃないですか、なんで急に」と遮る。「じゃあ、宮崎さんとアジャさんと京子さんで…」「いや、広田で…」と広田、宮崎はそれぞれ譲り合い。ここで二上会長が状況を整理。「とりあえずそれは置いといて、一度、京子さん、広田、宮崎でやっていただいて、もし京子さんが防衛されたとしたら、次はアジャさん、京子さんになるので、(広田か宮崎の)どちらかが餌食になっていただいて」と二人にとっての驚愕プランを発表した。
そして、「3月1日(新宿FACE)は京子さん対宮崎対広田で、ディアナからオッケーもらいました(場内拍手)。そして、3月17日大阪大会、昼の部、世羅がもうその時は治っていると思うので、そこにすごい相手用意しました。カラミネンスの相手としてすっごい相手です。(SAKIに)覚悟しておいてください。もう一皮むけますよ」とすごい相手とのカードをにおわせた。
最後にSAKIがマイク。「世羅ポンが今日は大事を取って休みなんですけど、いつも困ったときに来てくれる、くるポンです(場内拍手)。家で考えていて、くるポンでも同じカラミネンスだなって。3月17日夜の部はカラミネンスの合同大会になっています。カラミネンスは昼のwave大会も全員出られ…」とまで言ったところで、「さあ」と二上会長。「えーっ!」と驚くSAKIだが、「カラミネンスもカードが決まっていますし、くるポンも入ると思いますし…」と気を取り直す。「(ファンに向かって)じゃあ、一緒に大阪でもひと皮向けましょう。みなさん来てくれますかー」と3月17日のwave、カラミネンス両大会のPRをして、最後は「これがwaveだー!」で締めくくった。
2024.02.14

『Real Valentine wave』

日時
2月14日 水曜日
観衆
125人
場所
新木場1StRING
1,Future wave(20分1本勝負)
○狐伯&青木いつ希(12分23秒、片エビ固め)高瀬みゆき&ななみ●
※直伝ダブルアームT。


 まずは高瀬がななみの背中をたたいて気合を入れる。青木も絶叫シャウトの洗礼をななみに浴びせる。
 先発は高瀬と青木。「あおきー!」「たかせー!」とそれぞれ叫びながらロックアップ。バックの取り合いからともに正面を向いて吠え合い。青木がタックル。高瀬もアームホイップで返す。
続いて狐伯とななみ。狐伯のドロップキックからエルボー合戦へ。ななみがタックル。高瀬&ななみが狐伯&青木をとらえてダブルのダイヤル固め。ななみは狐伯にボディスラム。さらに逆エビ固め。狐伯もブーメラン式のミサイルキックでお返し。続いて、青木がななみをコーナーに押し付ける。青木は狐伯をおんぶの形に乗せてダブルでボディプレス。
 5分経過。青木とななみがタックル合戦。青木、ななみとも1発、2発と打ち合うがともに倒れず。3発、4発、5発と互角に打ち合い、どちらも倒れずも、6発目で青木が打ち勝った。
青木がコーナーエルボーからフェースクラッシャー、ボディプレス。ななみもタックルで青木を倒す。高瀬がセカンドロープからのミサイルキック。青木が大外刈りを狙うも高瀬がこらえて阻止。エルボーを打ち込むと、青木もお返し。
 高瀬がエルボー&チョップのコンビネーション。打たれ続けたものの、青木は大外刈りで脱出。
狐伯が低空ドロップキックからコーナードロップキック、さらにブレンバスター。高瀬はスライディング式エルボー。青木が高瀬の足を払い、ロープにもたれさせると、背後からのニー。続けて、狐伯が背後への低空ドロップキックとコンビネーション。狐伯がトップロープからのミサイルキック。さらにブレンバスターを狙うが、これは踏ん張って高瀬が逆に投げつける。
狐伯&青木がダブルを狙うが、高瀬が二人へのラリアット。ななみも飛び出しタックル。
高瀬がファルコンアローも2。高瀬がコーナーに振り、ななみとラリアットのトレイン攻撃から高瀬がダイビングギロチン、ななみもダイビングボディプレス。青木がエルボーでカットすると、狐伯がブレンバスター。青木がボディプレスでアシスト。狐伯がダイビングボディプレスも2カウント。
ななみがタックル。ノーザンライトスープレックスも2。ここから狐伯とのエビ固め合戦。どちらも2でキックアウト。狐伯が正面からのランニング式ニーを当てると、最後は直伝ダブルアームTを決めて3カウントとなった。
2,スクランブルwave(20分1本勝負)
SAKI&○櫻井裕子(15分55秒、体固め)旧姓・広田さくら●&梅咲遥
※ビッグブーツ。

 ピンクエルボー入場時では、広田のテーマである「ひーろたー」の部分が「うめさきー」バージョンという特別テーマがかかる。もちろん曲の締めは二人でピンクダンス。「ピンクエルボー」の声が客席のあちこちからかかる。
梅咲の握手をチョキで拒むSAKI。ならば広田はSAKIに対して、グーのポーズ。
「行きます」と手を挙げ、SAKIに先発を買って出る櫻井。それを見て、広田は梅咲に対して「行くのか」と尋ねる。苦笑しながら梅咲は「行きます」と手を挙げる。
櫻井と梅咲による腕の取り合いからスタート。櫻井がヘッドロック。広田はエプロンから「大丈夫か、はるかー」とわざとらしく声を上げる。広田もカットで飛び込むと思われたが、なぜか梅咲とは反対側で櫻井のヘッドロックを食らう。櫻井は二人をヘッドロックで締め上げている状態に。
ここで、ピンクエルボーが櫻井に対して、まさにピンクエルボーで脱出すると、ダブルのエアエルボー・ポージング。コトが終わると、「OK、コーナーに戻ります」と広田。梅咲は櫻井をロープへ張り付けると背中へドロップキック。櫻井はボディスラムで反撃。
 SAKI&櫻井が連携に移り、梅咲の周りを回る「イロ、トリドリ」。そして決めのボディプレスの後、COLOR‘Sポーズを決める。
さらにSAKIは梅咲の腕と足を持つと、強引なジャイアントスイング。梅咲はエルボーで反撃するも、なぜか「ゴホッゴホッ」とむせる。
広田はSAKIの腕を取り「新木場、ハッピーバレンタイン」と叫んでのロープ渡り。今日は着地にも成功するが、「もう一回」コールで調子に乗り、二度目は失敗。
 広田はSAKIを張り付けると、ボ・ラギノール。「そのまま寝とけー」と高田純次へ移行。
しかし完成形を剣山で破られる。
こうなると、広田は「まさか、オマエが代わりにやるというのかー」にSAKIに高田純次をやらせようとする。SAKIは嫌がりながらも高田純次をはじめようとするが、広田がストンピングで阻止。「えーっ」という場内。
「上等だぜ、今日、高田純次をやるのはこいつじゃない、裕子。おまえは今度、宮崎さんと大事な試合が控えているよなー。今日は前哨戦でもなんでもない、ただの試合だけど、お前が高田純次をやって一皮向けていけー」とアピール。これには大・裕子コール。戸惑いながらも、高田純次狙いに行く櫻井。しかしフィニッシュのところで広田がすかして自爆。
「この出たがりがー、帰れ帰れ」と広田は、自分で催促したにも関わらず、櫻井を足蹴にする。ここでSAKIがカットに飛び込む。広田がコーナーに座り、SAKIを呼び込む。SAKIの頭を取ると、「よっしゃ、行くぞー!」の豊田真奈美ボイスからスイングDDT。
梅咲にタッチ。すぐさまSAKIはチョキパンチ。しかし、ビッグブーツをすかした梅咲がボ・ラギノールを決める。レフェリーがチェックすると、「チョキ」だとアピールし、「セーフ」のポーズを決める。ここからエルボー合戦へ。SAKIはビッグブーツからチョキパンチ。梅咲もフライングネックブリーカーで対抗する。
SAKIはアトミックドロップからビッグブーツ。続いて、櫻井がコーナーエルボーからタックル。梅咲がエルボーを打ち込むも櫻井はボディスラム。SAKIによるエルボーのアシストから櫻井がボディプレス。梅咲が2で返すと、ランニング式のエルボーを2連発。広田が回転式のボ・ラギノール。さらに超スローの619。シャイニングウィザードからプロレスLOVEポーズ。櫻井もタックルからコブラツイストを決める。SAKIもカットに入った梅咲へカンパーナ。コブラツイストとカンパーナの競演へ。
櫻井が広田へカウンターのランニングキック。さらにフェイスバスター。梅咲が背中をたたきカット。ピンクエルボーがダブルの連携を狙うが櫻井がバックに取り、同士討ちに。櫻井がランニングキック。櫻井がリバースDDTと畳みかける。
櫻井がブレンバスター狙い。広田が腰を落としてこらえるも強引にぶっこ抜く。これをFFDで返したが、カウント2。櫻井がカウンターキック。これも2。広田はへな拳を打ち返す。櫻井は再びカウンターキック狙い。広田は一度、よけたものの、二度目でアゴを捕らえ3カウントとなった。
3,UK wave(15分1本勝負)
杏ちゃむ(10分34秒、あの日見た技の名前を僕はまだ知らない)田中きずな
※ギブアップとKOのみのルール。


 まずは杏ちゃむがコーナーへ上がり、いつもの入場ポージング。いっぽう、きずなは四方へのお辞儀。この試合はギブアップ、KOのみのUKルール。「関節技の天使」という異名を持つ杏ちゃむを相手にきずなは自らの関節をどれだけ見せつけることができるか。
まずは挨拶代わりに杏ちゃむがローキックを連発。きずなもローで返すが、杏ちゃむが再度、ローを入れる。ロックアップからバック、そして腕の取り合い。杏ちゃむがヘッドロック。
ロープに飛ばそうとするも杏ちゃむがさらにヘッドロックで絞り上げる。きずなはロープへ。ロックアップから再びヘッドロックの杏ちゃむ。ロープに飛ばそうとするも、これも腰を落として絞り込む。きずなはまたもロープへ。
杏ちゃむは再三にわたり、ヘッドロック。「どうした、返せ返せ!」という杏ちゃむの檄にきずなは足を踏んでようやく脱出。ここから、きずなはドロップキック4連発。しかしカバーに行くも、UKルールのため、フォールカウントはなし。杏ちゃむはエルボー、きずなも打ち返す。「来い来い」という杏ちゃむに連打で打ち込むきずな。杏ちゃむはエルボー一発で倒すと、アキレス腱も同時に決めての足4の字。きずなは反転して、杏ちゃむに苦痛がゆがむが、また元に戻す。きずなは再び回転すると、杏ちゃむが苦しむ。またも杏ちゃむが開店したが、きずなはロープを手繰り寄せた。
杏ちゃむは低空ドロップキック。ここからきずな立たせようとすると、一瞬のスキでワキ固め。杏ちゃむは一回転で逃して、逆にワキ固め。
さらにヒザ十字。ここからきずなの上に覆いかぶさり、フェイスロック。きずなはもがき苦しむ。Tommyレフェリーが「止めるよ」と声をかけるも、懸命にロープに手を伸ばした。
杏ちゃむはヒザ打ちを連打するがきずなフライングネックブリーカーからフライングボディアタック。そして再度のワキ固め。ロープへ。
きずなが走り込むが杏ちゃむのハイキックを浴びる。ダウンカウント8でファイティングポーズ。コーナーへ誘い込むと一回転しての腕ひしぎで逆転を狙う。杏ちゃむが脱出を図るが、その都度、絞り上げる。杏ちゃむは体ごと脱出すると、首と足を決めにかかるあの技へ。このままギブアップとなり、杏ちゃむの勝利となった。
・バックステージ きずなコメント
「初めてのUKルールということで杏ちゃむさんとも初対戦と言うことで、不安もドキドキもあったんですけど、しっかり勝たなきゃいけないなって思っていたんですけど、全然攻めるというコツらできずに気づいたら終わっていたという感じでしたので、もし次またこういう機会をいただけることがありましたら、そのときまでに成長して、杏ちゃむさんとももう一度対戦させていただけるようにしたいなって思いました」
4,HONOKA  BIRTHDAY WAVE~ver.1.9~(30分1本勝負)
YuuRI(15分7秒、エビ固め)炎華
※スワントーンボム。


炎華のバースデーはwave初参戦のYuuRIが相手に選ばれた。
まずはロックアップ。炎華がエルボー。YuuRIはグラウンドへ持ち込むも炎華も付いていく。YuuRIのヘッドシザースを炎華はバネを効かせて脱出。炎華はブーメラン式アームホイップからエルボーで追い込む。YuuRIもロップキックからチンロックに固める。そして旋回式ボディプレスも2。続けて、コーナーに追い込み、ニーで全体重を乗せる。
炎華がエルボー。YuuRIも返す。
炎華のドロップキックは空を切ると、YuuRIが低空ドロップキック。スリーパー。一度は解けたものの、再度スリーパーが決まる。炎華がロープへ逃れる。「大丈夫かー」とYuuRI。炎華はエルボーでお返し。コーナーバックルにぶつけると、エルボーを連打。YuuRIも体を入れ替え逆にエルボーを打ち込む。YuuRIがコーナーへ振るも、炎華はブーメランアタック。
さらに側転エルボーからドロップキック。2カウント。続けて、ボディスラム狙いも、YuuRIもこらえる。ならばとエルボー合戦へ。「いーねいーね」とYuuRI。打たれても、吠えながら立ち上がる炎華。
YuuRIはトラースキック。これに炎華は倒れずにこらえてドロップキックで返す。ボディアタックはキャッチされるも、DDTでたたきつける。さらにSTFを決めると、YuuRIがロープ。炎華がミサイルキックも2。
炎華はコーナーに上るも、YuuRIがカットし、ブレンバスターで投げる。
YuuRIが619から、座り込む炎華に背後、正面からのPKを連打するが2。
炎華は連発で丸め込んでいくがいずれも2カウント。YuuRIはバズソーキックを打ち込むが、炎華は2カウントで返し、執念の粘りを見せる。
YuuRIはマスクをつかみ、強引に起こすともう一度、バズソーキック。これも2で返す。YuuRIは「3だろ」とアピール。2カウントとわかると信じられない表情を見せる。ブレンバスターから「終わり」と叫んでトップロープへ。スワントーンボムをさく裂させての3カウントとなった。
最後は健闘した炎華をやさしく肩を貸して起こす。そして、炎華をたたえる。炎華はYuuRIにお辞儀をしてリングを降りた。
・バックステージコメント 
炎華「YuuRIさんをリクエストさせていただいたきっかけはエヴォ女さんの新木場で試合をしてすごくスピードが速くて、そういうスピードの速いプロレスにあこがれているので、
リクエストさせていただいたんですけど、そう簡単に勝てる相手ではないと思っていたんですけど、すごく強くて、自分もスピード負けしていたし、技の威力もすごくて、いろいろ勉強になりました。負けたのはもちろん悔しかったですけど、でも、楽しかったです」
5,THE HADCORE~YUKI MIYAZAKI BIRTHDAY WAVE~ver.4.5(30分1本勝負)
世羅りさ&○宮本裕向(20分44秒、体固め)宮崎有妃●&伊東竜二
※ムーンサルトプレス。


宮崎のバースデーはハードコアルールによる、伊東竜二とのタッグで世羅りさ&宮本裕向と対戦。いきなり世羅&宮本が奇襲をかけて早くも場外戦へ。その後、リング上は宮崎と宮本となり、タックル合戦は互角。二度目では宮崎が打ち勝った。
宮本と伊東。両者のチョップ合戦。世羅が伊東への背中へのチョップ。伊東はチョップからコーナーに追い込み、ストンピング。続いて宮崎が世羅の髪をつかんでのキャメルクラッチへ。「待って、ハゲる―」と世羅。宮崎はさらにわし掴みにする。
続けて、恥ずかし固めの体勢に行くが、「重要がねー」という世羅に「あるだろー」「ぜったいねーだろ」とやり取り。世羅が阻止すると、エルボー合戦。宮本が背後から宮崎へ「止まれ」標識で殴打。
ここから再び場外戦、宮本が宮崎へ再度「止まれ」標識で殴打。そして鉄柱攻撃。宮崎は早くも流血。
世羅は竹刀をつかむと、エプロン上の宮崎をロープに張り付け、チョーク竹刀スリーパー。世羅&宮本がラダーでダブルのクロスライン。世羅が「そろそろはげたかー」と宮崎の髪をつかむ。そしてサードロ-プに持っていき、流血している宮崎の額をこすりつける。
宮本が宮崎をコーナーに追い込んでストンピング。コーナーでチョップとパンチのコンビネーション。宮崎は体を入れ替えて串刺しラリアット。世羅がカット。世羅&宮本のクロスラインをかいくぐって宮崎がダブルラリアット。伊東がラダーを持ち出し、宮本へ押し込みにかかるも、宮本が耐える。ここで宮崎と世羅も加勢し、押し合いとなる。伊東&宮崎が力でコーナーへ押し込んだ。
伊東が宮本へエルボーの連打。宮本はラリアットから回転式のニー。世羅が竹刀を2本持つ。伊東も竹刀を1本持つが、2本の竹刀を持った世羅がうまく使って下半身を攻撃。伊東も竹刀で突きを決めるが、世羅は面を放つ。世羅が伊東をコーナーに追い込むと、面を連打。さらに「いいもんめっけ」とコーナーに置いてあったイスを積み上げる。
世羅は左右のエルボーを伊東に決めるも、走り込んだところをイスを投げつけられる。その間に宮崎がコーナーへ机をセット。しかし、世羅に体を入れ替えられ、宮崎が机に投げられる。それでも、世羅のボディアタックを回避すると、コーナー宙づりに。イスを世羅の顔面の前にセット。ラダーを持ち出し、世羅の顔面に置いたイスへ投げつける。
ここで宮本が首にラダーを巻き付けて世羅を救出。そして世羅と宮本がそれぞれ、対角線へホイップ。世羅が宮崎へ新幹線アタック、宮本が伊東へ低空ドロップキックを決める。世羅がトップロープへ上ろうとするが、宮崎がカット。宮崎が雪崩式ブレンバスターを敢行する。宮崎は碁盤をセット。世羅をデスバレーに持ち上げようとする。世羅が暴れて未遂に。逆に世羅が宮崎を捕まえ、碁盤の上に世羅リズムバスター。宮崎は背中から碁盤へ痛打される。
世羅がコーナーからのスプラッシュニーを狙うが、宮崎が捕らえ、碁盤の上へ投げつけようとする。宮本がカットし、そのまま宮崎を碁盤の上にたたきつけると、その上に世羅がニーを浴びせる。2カウント。
宮本が蹴りのコンビネーションからラダーをロープにもたれさせる。そのまま、宮崎をブレンバスターで投げて、ラダーに命中させる。ここから4人とも場外へ。宮本は場外に机をセットし、宮崎を固定。場外ダイブを狙うが、宮崎が蘇生し、エプロンからロープを揺らす。これで股間を痛打した宮本が場外転落。宮崎が宮本をセットすると、場外ダイブを敢行。机が真っ二つに割れた。
リングへ戻り、宮崎は机の破片で3発、殴打。伊東を呼び込むと、ダブルのブレンバスターをラダーの上に投げつける。カウント2で世羅が竹刀でカット。
世羅は伊東をブレンバスター。宮崎は直伝デスバレーを決めるが、宮崎へ宮本がセグウェイ。宮本は半戸スプリングキックからファイヤーサンダー。これを宮崎は2カウントで返す。ならばと、トップロープからのムーンサルトを決めて3カウントを奪った。
試合後宮本がマイクで口火を切る。
宮本「有妃姉(ねえ)、一回引退した時も後楽園行ってますからね、復帰してこうやって45歳になって誕生日おめでとうございました!」
宮崎「本日はバレンタインwaveご来場、誠にありがとうございます。こうやって、宮本君と、試合したいとか、伊東竜二さんと試合をしたいとか、炎華はYuuRIさんと、そうやって自分のやりたいカードを押さえてくれるGAMIさんとOKしてくれる団体、世羅とか、本当にうれしく思います。ありがとうございます。本当に…」
世羅「しんみりしてる場合じゃないですよ、宮崎さん。誕生日ですよ、waveと言ったらこれだろー。ミュージックスタート!」

曲がかかると二上会長がブルーシートをセット、狐伯ときずながバースデーケーキを持ってリングイン。

「オマエもじゃー!」と世羅がSAKIと梅咲もリングに挙げる。すると、青木と高瀬がさらにケーキを持ってリングへ。2g人も2月が誕生日月だった。

二上会長「出そろいましたね、炎華ちゃん、マスクこの辺まで上げて。SAKIさんと宮崎さんも。誕生日おめでとー!」という音頭で、4人がろうそくの火へ吹きかける。ここでろうそくを取り、いちごを取って顔面ケーキ儀式の完成。

「誕生日おめでとう、いってらっしゃい」という二上会長のかけ声で4人仲良く顔面ケーキの洗礼となった。
そしてそれぞれが誕生日の抱負を述べる。
SAKI「36歳です。まずは3月17日カラミネンス大会成功させまーす!」
宮崎「45歳でーす! 」私31で引退して35で復活したんですよ。もう10年ですよ、すごくないですか、辞めても10年やるっていう。去年ははるかちゃんと私だけだったんですよ。はるかちゃんがその時、『美を追求します『って言っててウケるかなって私も言ったんですけど、45と言えばグラフでこうなっていく(下降線)でしょ、これ(上昇)を保つように、ベルト持ってるから今。waveの顔見たくなってるじゃないですか。だから、今年も美を追求しつつ、ベルトの価値も落とさず、上り調子でいけるように頑張ります」
炎華「19歳です。ルチャ系の技をいっぱいできるようになりたいのときずなとタッグで強くなりたいです」
「今日の試合よかったよ」と二上会長からのありがたい言葉を受けた。
梅咲「23歳になりましたー。4月29日のディアナ後楽園ホールで1000人動員を目指したいです。あとは人間ドッグにいきたいです」
「大丈夫、私55歳で一回も行ったことないけど生きていけるで」と二上会長。
最後は宮崎がシメ。「忘れてました。2月たくさん誕生日がいてうれしいです。今日はバレンタインの日に新木場に来ていただき、誠にありがとうございます。新しい年になってみんなぐんぐん伸びていきますように頑張っていきますので、みんなこの4人覚えておいてください。(炎華に)がんばろうな!」
・バックステージコメント
宮崎「waveは年に一度、やりたい相手とできる限りGAMIさんが動いているんで、今回これをやりたいと、すぐ…なんなら、2月1日に興行あるならと前々から考えていて、この日はなかったので、このカードができて、うれしいです。ありがとうございます」
伊東「突然、waveさんから『こういうの来てる』って言われて、カード見て、『全然やりますよー』っていうところで、10年前…」
宮崎「はい、14年以上前、自分が引退前にやった初めてのデスマッチの時も隣はドラゴン、とお願いしたら快く引き受けてくれて。なんならいま、自分がハードコアやってるのも、この試合をやったからかもしれないし。あの試合をやって、これまでハードコアをやらなかった自分が…、なんで私はもっと早くハードコアとかデスマッチをやらなかったんだと後悔する試合だったんですけど、その時、横にいて、安心できる選手だったんで。去年、6人タッグで組んだんですけど、その時もドラゴンがいて。今日も隣はドラゴンがいいって希望してお願いしました」
伊東「10年前、(宮崎から)『復帰することになってすいません』っていう丁寧なメールをもらって。ちゃんとしている人間ですし、自分も隣にいて楽しいし、心強いし。今日は全然サポートできませんでしたけど。隣に立ったり、対角に立ったり、またいつでもできる相手だなって」
宮崎「宮本君は自分が辞めていたころによくとしまえんに言ってて、そのときよく遊んだんですよ。毎年、としまえんに行ってて、そのメンバーにいろんな人がいて。そこから宮本君のことはすごく面白くて好きになって。宮本君の試合が大好きだったけど、そういえば関わってなかったなと。今年は宮本君と試合がしたいと思っていたので、かなってうれしいです」
伊東「自分はミクストマッチは不慣れと言うところはあったんですけど、宮崎有妃のいいところは出せたんじゃないかな。次はこれがさらに勝利に結びつくことをやりつつ、最終的には自分が勝利をかっぱらうってことをやりたいなって思います」
2024.02.04

『Valentine wave 2024』

日時
2月4日 日曜日
観衆
432人
場所
後楽園ホール
◆第1試合 ジェネレーションWAVE 30分1本勝負
◯青木いつ希&関口翔&高瀬みゆき(11分59秒、体固め)ZONES&Chi Chi●&リアラ
※セカンドコーナーからのダイビングボディプレス。
チェリー


オープニングは2017年デビュー組と2023年デビュー組による「遺恨なき」世代闘争。青木の大声シャウトにZONESも奇声を挙げて対抗。
まずは2017年組が連携を見せる。関口がリアラに低空ドロップキックからボディスラム。青木が「2017年ボディスラム―!」と叫んでからボディスラム。高瀬、関口もこれに続く。青木が「2017年スラム、バージョン2!」とリングを回ってから投げつける。高瀬も同様にタメを作る。ずっと技を食らい続けていたリアラはエルボーを連発して反撃。高瀬がチョップでやり返すも、リアラはフェースバスター。ZONESにタッチ。ZONESがフライングタックル。セカンドロープからのダイビングエルボー。ZONESがチョップ、高瀬も逆水平。見ごたえあるチョップ合戦に移行。ともに一歩も引かず打ち合いに。
高瀬がラリアット。ZONESがふらつくと、エプロンの関口がスタナーで加勢。高瀬が再びラリアット。高瀬が「集合―」と高瀬が声をかけ、3人が横並びになると、「2017年アタック!」と声をそろえてのボディプレス。
Chi Chiがカットに入る。青木がChi Chi&ZONESの二人をとらえ、かわず落とし&コンプリートショットでたたきつける。ZONESが突き上げ式エルボーからブロックバスター。
そしてラリアット。カウント2。
Chi Chiがキックからエルボーを連発。青木がエルボーで反撃。コーナーに上るも、ZONESがデッドリードライブ。Chi Chiがランニングキックから卍固め。
青木もエルボーで返す。さらに大外刈り、ラリアットとラッシュをかけるも2カウント。6人が入り乱れる。
2017年組がコーナートレイン。トレインの最後に青木が串刺しラリアット。そしてセカンドロープからのフライングボディプレスで3カウントが入った。
青木を中央に関口&高瀬が握りこぶしを作る。そして最後に3人で右手を突き上げた。
◆第2試合 ゴキゲンWAVE 30分1本勝負
桜花由美&◯櫻井裕子(11分59秒、ブレーンバスター•ホールド)米山香織●&チェリー

桜花のテーマが鳴り響くも、その後、旧テーマ「美衝撃~ビューティフルショック~」に切り替わる。桜花はその当時を思い起こすかのごとく、手を振りながらの登場。
先発は米山と櫻井。両者のコール合戦となり、Tommyレフェリーが櫻井の手を挙げる。「恥かかせやがってー」と米山がチェリーを呼び込み、クロスラインからのBBAポーズ。
さらに米山が鼻をつかんで振り回す。
櫻井がタックルでやり返し、桜花にタッチ。桜花がコーナーのランニングブーツ。米山がぐるぐるパンチやクロスチョップに行こうとするが、桜花がすべて防ぎアンクルホールド。
ならばとキック合戦となるが、リーチの差で桜花のキックのほうが命中する。今度は櫻井ともキック合戦。こちらもリーチ差で櫻井のほうが命中。桜花&櫻井がダブルのキックの連携。
米山は二人の手首を掴むと、ダブルのアームホイップでピンチ脱出。チェリーにタッチ。チェリーはトップロープからコルバタ。そして変形の足四の字。さらにフライングネックブリーカー。
しかし、突っ込んだところを桜花がスタンガン。ビッグブーツからのバックドロップ。ランニング式のビッグブーツも2。王かはネックハンギングボムを狙うが、チェリーが回転エビで返す。さらにコルバタ。桜花はクロスアーム式DDTからかかと落とし。そしてランニング式のビッグブーツ。
櫻井がコーナータックルからもう一発、タックル。コブラツイストに取るも、米山がカット。チェリーが回転式から入る腕ひしぎ、そしてワキ固めに移行。櫻井が必死にロープに逃れる。
チェリーはボディへのパンチ。米山も飛び出しダブルのネックブリーカー。そしてダブルのどっこいしょ。ここからチェリーのフットスタンプ、米山のセントーンの連携。米山がチョップも桜花がカットし、櫻井がボディスラムからのドラゴンスリーパー。ファイナルカット。
米山が丸め込みを連発。さらに羽交い絞めにする。チェリーが「絶対持っとけよ!」からの熟女でドーン!は誤爆。桜花のビッグブーツのアシストから櫻井のブレンバスターホールドで3カウント。
◆第3試合 シークレットWAVE 15分1本勝負
◯X=DASH・チサコ (8分30秒 片エビ固め)狐伯
※ホルモン・スプラッシュ 。

狐伯の相手はエックスと発表されるのみ。前回はその正体は松本都だったが、今日は果たして…。
まずは狐伯が入場。続いてはXの入場となり、聞き覚えのある曲が響き渡る。姿を見せたのはDASH・チサコ。まさかの大物Xに場内は湧き上がる。いつものようにイスを片手に登場し、リング中央に設置すると座ってのポージング。「イスなしですよね?」と二上会長に確認する狐伯。
まずは狐伯がブーメラン式アームホイップから低空ドロップキック。チサコもドロップキックでやり返す。
チサコがストンピングからヘアホイップ。コーナーでニーを狐伯の顔面へ当てる。
チサコが反対側のコーナーに振るが狐伯がブーメラン式ミサイルキックで返す。
さらにバッククラッカー。低空ドロップキックで場外へ落とす。
狐伯が客席へ放り投げようとするが、チサコが逆転。狐伯が客席へ突っ込まされる。そして場外マット上でボディスラム。エプロンからの場外フットスタンプ。
チサコが先にリングに戻りトップロープで待つ。狐伯が戻るとミサイルキック。
再度、別コーナーに上るも、狐伯が駆け上がり、雪崩式アームホイップ。今度は狐伯がトップロープ。チサコが迎撃にコーナーへ上がり、エルボー合戦。狐伯が打ち勝ち、ミサイルキック。そして串刺しドロップキックからブレンバスター。
チサコもスタンディングからのエルボー。狐伯も打ち返す。チサコはキックへ移行。狐伯は飛びつきのカサドーラ。さらに丸め込みに行くがカウント2。
チサコはロケットキックからフィッシャーマン。トップロープへ上り、ホルモンプラッシュで3カウントを奪った。
第4試合 エリザベストライアングルWAVE 20分1本勝負
◯渡辺智子(12分54秒、体固め)旧姓・広田さくら●
※もう1人は伊藤薫。伊藤のセカンドコーナーからのダイビング・フットスタンプ 。


エリザベスに執念を燃やす広田。この試合は、3人の選手が同時に試合を行い、初めにフォール、ギブアップを奪った選手が勝利となるルール。まずは広田が入場。続いて「渡辺智子選手の入場です」とコールされるも、伊藤がともに入場。渡辺も花道で後ろを振り返り、戸惑いを見せる。伊藤は渡辺とともに青コーナー側へ立つ。
広田は「違いますって、今出てきたらダメなんですよ」とダメ出し。「私の後に入場する予定だったんだよ」と渡辺も諭すも、「知らねえよ」と伊藤。
広田「コーナーは私が赤」渡辺「だから1対1対1なの」広田「ハンディキャップじゃないんですよ。1対2じゃないんですよ」と二人での説明が入るも、「もういいじゃん!」と伊藤が突っかかる。ストンピングからいきなりのフットスタンプ。渡辺がボディプレス。2カウント。さらに渡辺がブレンバスターも2。
気がつくと、伊藤が青コーナーでタッチロープを手に待機。「違うのよ」と渡辺。「いーじゃんこれで」と伊藤。ここで再びルール説明。広田「どんどんきてもらったほうが。チェンジとかじゃないんですよ。とりあえすタッチロープを置いて、リングの中に…」渡辺「何年やってんだよお前は」広田「みんなが敵なんですよ。だからチェンジとかじゃないんでしょ」伊藤「だっていとなべだから組んでいいのでは?」広田「最初から1対2じゃなくて、1対1対1で」
説明が続くも、伊藤は「余った人はどうしたらいいの?」と理解できない様子。「だからあなたたちは戦ってもいいですよ。お二人でぞうど」と広田がいとなべ対決を煽るが渡辺が広田を攻撃。いとなべのトレイン攻撃からのラリアットは同士討ちに。広田はダブルのフェースバスターからプロレスLOVEポーズ。
広田は伊藤に「わからずやめー、寝とけー」と高田純次に持ち込もうとするが、ジャンプする際、伊藤の腹に足がかかって飛べない。「いつもと何かが違うんだよなー」とお腹の厚みを確認。
「そうか! オマエにはもうジャンプしない」と、広田がコーナーへジャンプで飛び乗ろうとするも失敗。そして前方にこける。そしてトップロープへ自らたたきつけられると、場外転落。
「大丈夫wave? だから好きなのよ」と渡辺。気を取り直して広田はリングへ上がると、いとなべのクロスラインをかいくぐり、ダブルのネックハンギングを狙う。しかし、広田が飛んだだけ。いとなべがダブルのブレンバスター。広田は再び場外へ。ここでリング上は伊藤とわたなべの二人に。ついにいとなべ対決へ。
渡辺がラリアット。伊藤がこらえて、ラリアット返し。渡辺もこらえる。両者ラリアットは互角の相打ち。伊藤が裏投げの体勢も渡辺がエルボーで回避。渡辺が向かってきたところを裏投げ成功。フォールに行くと広田がカット。「なんで出てくるの」と伊藤。「みんな敵だからね、気を付けて」とTommyレフェリー。広田がボ・ラギノールを渡辺、伊藤に決める。
「やっと3WAYぽくなってきたぜー」と広田は腕をつかんでロ-プを渡ろうとするが渡辺が阻止。ブーイングが飛ぶ。
館内から「やらせてあげて」の声。「高田純次もロープ渡りもやらせないってオマエら、何しに来たんじゃー」と広田はエルボーを決めるが、威力がなく、渡辺のエルボーで返される。広田は大げさにリング中央に倒れこむ。館内から煽られると、渡辺が躊躇しながらも、とうとう高田純次へ。これを成功させると館内からは大拍手。
渡辺のバックドロップを広田が着地してボ・ラギノールを決めたが、伊藤が場外から足を引っ張る。さらに渡辺の足も引っ張り、二人とも場外へ。伊藤がリングへ入ると、場外めがけてスライディングキックを敢行。
リングへ戻ると伊藤がフットスタンプからのセントーン。渡辺がカット。
伊藤がセカンドロープからのフットスタンプ狙い。広田が反対側へ転げ逃げると、渡辺がセカンドロープでスタンバイ。広田はどちらのコーナー側にも行けず、中央へ立ち上がると、いとなべがサンドイッチラリアット。
さらに伊藤のフットスタンプ、渡辺がボディプレス。そして、伊藤がパワーボム。渡辺がセカンドからのダイビングボディプレス。渡辺がフォールに行くも伊藤がエルボーでカット。ここで伊藤が二人まとめてのダイビングフットスタンプ。
二人まとめてフォールして3カウント。…だが、ここで、「ウイナー渡辺智子」のコールが入る。広田に直接、覆いかぶさっていたのは渡辺だったため、渡辺の勝利が宣告された。
「直接勝敗にかかわっていたのは伊藤選手のフットスタンプですが押さえ込んでいたのは渡辺選手なので、渡辺選手の勝利となります」とリングアナからの説明が入った。
広田は大の字となり、セコンド陣が広田の体を持って引き上げた。
・インフォメーション
二上会長がリングへ上がり、2・14バレンタインデーの新木場大会詳細を発表。2月は宮崎と炎華が誕生日。誕生日の希望カードとして、炎華対YuuRi、宮崎有妃&伊藤竜二対世羅りさ&宮本裕向が発表された。
二上会長は「こちらは100パー、ハードコアですね、血が出ると思います。血が出るのを見るのが嫌な方、見に来てください」とPRした。
◆第5試合 DUALSHOCK WAVE〜WAVE認定タッグ選手権試合 30分1本勝負
《王者組》SAKI&︎世羅りさ(5分49秒、片エビ固め)田中きずな︎&炎華
※羅紗鋏 。第33代王者組が初防衛に失敗。SAKI&世羅りさ組が第34代王者となる。


カラミネンスが一騎打ちを経て、再結成となり、王者である田中きずな&炎華の前に再び立った。新王者にとって初防衛戦で強敵すぎる前王者組とのリターンマッチとなった。
かと思えば、いきなり、松本都のテーマ曲が流れ、まずは松本都が登場。場内を一周する間に、二上会長が足蹴にするも、関係なしとばかりにコーナーに立つ。そんな喧騒の中、次にSAKI&世羅が登場。ポージングを決めるも、間を割って松本都が中央に。カラミネンスとともに、「セコンド松本都」とコールされた。
一方、WAVEタッグ王者ベルトを腰に巻き、田中きずな&炎華が入場。12・24川崎の戴冠から1か月半、王者としての成長を見せられるか。
きずな&炎華は南側中央でお辞儀をしてからリングイン。そして「セコンドGAMI」とコールされた。
「気に入らんな、なんでコスチューム来てるんや?」と二上会長が松本都を挑発。「アルモニーがんばれ」という場内の声援に、二上会長も「アルモニーがんばれ」とかぶせる。
「交互に入場曲使おうよって言ってたのに、なぜこの入場曲になるの? なんでこんなやつ連れてきたかわからない」とSAKIが世羅ともめている間に、きずな&炎華が奇襲をかける。SAKIをとらえると、クロスラインから「せーのー!」エルボー。
きずなはワキ固め。炎華がボディアタック。SAKIがコーナーに振るもこれをかいくぐり、炎華がドロップキックから側転エルボー。SAKIもアトミックドロップ。世羅が入ると、誰のかわからないキャリーを持ち出し殴打を狙う。しかし背後から都が「私の!」とキャリーを奪う。世羅がコーナーへ振るが炎華がコルバタで返す。
きずながドロップキック4連発。さらにコーナーから回転式の腕ひしぎ。SAKIがカット。二上会長がキャリーをリングに入れて「世羅。壊せ!」とアピール。
。世羅は、まずキャリーで殴打してから、きずなの体の上にセット。コーナーからのスプラッシュニーを狙うが、きずながキャリーとともに逃げる。
ならばと、世羅がキャリーを破壊しようとするが、都が乱入し世羅にスタナー。SAKIにもスタナーを決めて、キャリーを奪還。炎華がミサイルキック。きずなも続く。
きずながHEATクラッチを狙うが2カウント。SAKIがきずなを羽交い絞め。「絶対に持っとけよ」とラリアット狙い。かいくぐられるも、同士討ちにならずSAKI&世羅は「セーフ」のポーズ。
カラミネンスはサンドイッチ式のエルボー&キックできずな、炎華をそれぞれ倒す。
そしてきずなへダブルのランニング式ブレンバスターも2。世羅が羅紗挟を決めて3カウントを奪った。
試合後、阿部由美子社長がリングに上がり認定証を授与。ベルトを手渡した。世羅が「世維になってる」と勝利者の箇所が「世維りさ」となっていることを指摘。苦笑する阿部由美子社長。
世羅がマイク。「どうも、世維りさです。ベルト取り返したぞー。カラミネンスで掲げていたやつね、3月17日、waveと昼夜で大阪でカラミネンス興行ございます。ここでベルトの防衛戦をやりたいんじゃー。大阪ですけど、すでに最前列完売、指定席残りわずかとなってます。完売を目指しているので、ここにいるみなさんお越しください」と大会をPRした。
・バックステージ
SAKI「なんかセコンドのくだりとか聞いていないんだけど…」
世羅「ごめん、言い忘れてたわ。昨日、思い出しちゃったのよ。GAMIさんがユーチューブでめちゃくちゃすごいセコンド用意するからなってって言ってたんだけど、忘れてたんだー。それで、あんなヤツしかいなかったんだけど、キャリーくらいは使い道あるかなって」
SAKI「使っちゃダメなんだけどね…」
とコメントの最中に都がキャリーを持って乱入。
都「私が来てくれて嬉しかったでしょ!」
世羅「キャリーが来たくらいにしか思わなかった。私は正々堂々とやろうと約束したけど、GAMIさんがこれをOKしますって。世羅の試合はキャリーを使っていいと、むしろ使えとOK言われたから。そこはわかってほしい」
SAKI「それでてめえのキャリー使わないのずるくない?」
世羅「それは終わっちゃうから、キャリー論争が。誰のキャリーも犠牲になっていないでしょ。松本都のキャリーだったら誰だっていいから。それでベルトを奪還したから。COLOR’Sとプロミネンスの合同興行で防衛戦やりましょう。176BOXのどこかに松本都をどこかにしばりつけた状態で防衛戦やるのでみなさん来てください!」
◆第6試合 Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合 30分1本勝負
《王者組》△宮崎有妃(30分時間切れ引き分け)梅咲遥△《挑戦者/ZAN1 優勝者》
※第21代王者が初防衛に成功。

12・24川崎
でReginaを獲得した宮崎。その初防衛戦に立ちはだかったのがZAN1クイーンの梅咲。現在、ディアナ王者でもある梅咲だが二冠となるか、または宮崎の初防衛となるか。
まずは梅咲が宮崎の握手に警戒しながらも握手を返すが、はずかし固めの体勢へ。これを梅咲は回避。
手四つ合戦から宮崎がアームホイップ。コーナーでニーを顔面に当てる。リング中央でキャメルクラッチの体勢から梅咲のリボンを外し、自らの頭に取り付ける。セコンド・青木の「かわいい」の声に反応する宮崎。キャメルクラッチから逆片エビに移行して絞り上げる。ロープに逃れた梅咲へ、宮崎が全体重を浴びせて踏み潰し。そして腕へ体重を乗せての攻撃。「リボン返しなさいよ」とセコンドの高瀬がクレーム。
宮崎は腕固めからギロチンを落とす。
そして、再度、はずかし固めの体勢に行くが、これを梅咲が回避してエルボーを連打。宮崎はコーナーに押し込んでの串刺しラリアット。
3度目のはずかし固めも一回転して回避した梅咲はミサイルキック。丸め込みの応酬から、梅咲は場外へエスケープ。宮崎が追いかけるが宮崎は逃げ惑う。
「わかった、今日は辞めます、はずかし固め」と言い、リングに上がる。梅咲は「やらない? 本当?」と戸惑いながらもリングへ。「ごめんね、仲直りの握手をしよう」と宮崎。「リボン返そうか」とリボンを返却。ここで梅咲も信用したのか、握手を握り返そうとすると、やはりフェイント。はずかし固めを決めようとするが、これを梅咲は張り手で脱出すると、ドロップキック。
その後、エプロン上での攻防となり、エルボー合戦。梅咲は場外へ向けてのジャーマンの体勢へ。宮崎がロープをつかんで阻止。逆に宮崎がブレンバスターを狙うが、体を入れ替えて、梅咲がコルバタを決めると、そのまま宮崎は場外へ。
梅咲は宮崎をイスに座らせてのカウンターキック。宮崎もボディスラムからイスに座らせてのキックでお返し。
リングへ戻り、宮崎がミサイルキック。宮崎がコーナーにセットしようとするも、梅咲が立ち上がり、気が付けば、宮崎が宙づりの状態に。低空ドロップキック。そしてランニングネックブリーカー。さらにコルバタを狙うが宮崎は持ち上げるとライガ―ボム。トップロープからムーンサルトを狙うもこれは自爆。
梅咲は下半身への低空ドロップキックから足4の字へ。意表を突いた攻撃に宮崎の動きが止まる。長時間、足4の字が決まったが宮崎もなんとかロープへ。梅咲はロープに足を絡ませてのドロップキックからミサイルキック。さらに足へのフットスタンプを放つ。そして再度、足4の字を決めにかかる。自ら技を解くと、鉄柱に宮崎を持っていき、足を絡めにかかる。
再びリングへ戻り、宮崎はエルボー。梅咲もエルボーで返す。
20分経過。エルボー合戦から、宮崎は目つきで流れを変え、コーナーに押し込んでの串刺しラリアットを連打。場外へ落とす。
自らも場外へ降りると、梅咲をエプロンへ立たせて助走つきのラリアット。さらに2発目を狙ったが、梅咲がフロントスープレックスで回避。トップロープに上ると、プランチャを敢行。
かろうじて場外カウントギリギリに宮崎がリングへ生還すると、梅咲がトップロープに上がり、旋回式ボディプレス。続いて、ジャーマン狙いに行くが宮崎も腰を落とす。両者、エルボー合戦から梅咲がローリングエルボー。宮崎もラリアット。
両者ダウン。カウント9で両者立ち上がる。25分経過。梅咲がローリングエルボーからランニングエルボー。そしてジャーマンで投げるも2。
宮崎も投げっぱなしジャーマン。トップロープからのムーンサルトプレスも2。
そしてベンゾボム。これも梅咲は2で返す。残り時間3分。
梅咲がマックも2。マヒストラルに行くがこれも2。
宮崎が持ち上げ、直伝デスバレーを決める。これで防衛かとも思われたが、フォールに行かず、「カメラの準備をしろー!」と宣言。残り1分。はずかし固めがこのタイミングでついに成功。残り時間は30秒。
再度、宮崎は直伝デスバレーで切って落とす。トドメになるかと思われたが、梅咲はこれもカウント2で返す。ここでドロー。タイムアップのゴングとなった。
宮崎がマイクを持つ。
「わかるか、おまえのアブノーマルの試合っていうのは私にとってはノーマルで、普通の試合のほうがアブノーマルなんだよ! 梅咲ともう試合自体はこの子の二十歳のお祝いに、ワンマッチ興行をやったあの頃がもう3年前で、なんならその前から細々と恥ずかし固めの抗争、勝手にやってて。まさか後楽園のメインでベルトを賭けて闘うことができるってめちゃめちゃ良くないですか。いまの時代、3年も4年もかけてやり続け…、私たちの中ではストーリーがあったんだよ。私たちはそうやってともに成長してきて、2024年2月4日、これがゴールじゃないよ。だってなぜ、山に登るんですか。そこに山があるから、なぜ、はずかし固めをするんですか。…そこに梅咲遥がいるからだー。オマエがどんどん上り続けようが後ろを振り返れよ。私がいるからなー。次はCATCH THE WAVE2024、優勝してまた戦おうよ」
こうして両者が握手。梅咲がリングを降りた。
「次期挑戦者なんですけど、私は別に勝ち続けようとか、そのほうが私のベルトを持つのが長いとか関係なく、若い子にチャンスを挙げてメインのシングル、チャンピオンシップ、どれだけの重みかわかってほしくて決めてきました。どうにかしたいと思ってました。櫻井裕子、リング上がってこい! 網倉ケガして、清水もケガして、私の目にはSAKIちゃんしかCOLOR‘Sを背負ってないんじゃないかと思っています。(櫻井に)もっとやんなきゃいけないんじゃないのか。もっと頑張っていけないんじゃないのか。どう思いますか。
いつまでも、前座の試合でニコニコやってる裕子、それでいいんですか」
ここで本部席の二上会長にタイトル戦の了承を確認。
「ラスト1分ではずかし固めをしなければOKです」
と、二上会長は条件付きで了承。
「私はきれいな試合なんて臨んでないよ。キャリアとか強さとか、そんなの無駄なんだよ。裕子が頑張って、考えて、このベルトを腰に巻かなきゃいけない。COLOR’Sは4人でCOLOR’Sなんだから。わかるよね。3月大阪どうですか」
再び二上会長、「ラスト1分ではずかし固めをしなければ3・17大阪OKですよ」。
「普通そうですよね、このベルト、価値をあげるの、あなたの頑張りにかかっています。よろしくおねがいします」
「よろしくお願いします」と櫻井もコメントし、両者が握手。
「勝って防衛したかったけど、対戦相手は梅咲遥だからこうなってしまいました。本日は後楽園ホールご来場ありがとうございます。次の後楽園は5月5日、またみなさんの顔をしっかり見せてください。覚えておきますよー。3月17日、裕子とのチャンピオンシップもご来場ください」
こうして最後は宮崎の「これがwaveだー!」でエンディングとなった。
・バックステージ
宮崎「気が付いたら20分くらい経ってて、夢中になり過ぎて。本当は序盤ではずかし固めをやろうと思っていたんですけど、あんなギリギリでやっていなかったことを思いつくなんて思わなかったけど。でも梅咲遥ちゃんは18歳くらいの時からwaveに参戦してくれてて。昔はみなさん見てた通り、女の子だったんですよ、高い声だけが売りの。それがプロフェッショナルレスラーにしっかりなってて、言うなればたった3年じゃないですか。責任とか一杯背負ってきたんだなってすごく思います。だからこそ、ZAN1で一番人気にもなるし、やっぱりすごいなって思いました。でも本当に、同じ30分でも24歳の30分と45歳の30分は体のこたえ具合が違うんであの子のほうがぴんぴんしているんじゃないですか。勝てなかったけど、ベルトは防衛したんで、次は櫻井裕子、楽しみです」
2024.01.13

「Detras de Lazona vol.15」

1、チャレンジwave(15分1本勝負)
○青木いつ希(1分58秒、片エビ固め)炎華●
※エルボー。


二度目となるシングル戦であるが、今回は炎華がWAVEタッグチャンピオンという立場。
「お願いします」と握手を求める炎華に、いつものように会場全体に響き渡る「よろしくお願いします!」で答える青木。
炎華はゴングと同時にドロップキックを3連発。4発目を空振りさせた青木は重いエルボーを胸板にヒットさせる。炎華はコルバタで流れを変えるも2カウント。
果敢に挑む炎華はボディスラムを狙うが、逆に青木に持ち上げられ、軽々投げられる。さらにボディプレス。炎華は2カウントで必死に返す。
。再び青木はボディスラムの体勢に入るが、炎華は丸め込みを連発し回避。首固め、スクールボーイ、さらにはジャックナイフ固めまで決めるが3カウント目は奪えず。
ここで青木が強烈なエルボーを胸板に打ち込みフォールに行くと、そのまま3カウントが入る。なんと1分58秒という短時間決着となった。
2、チャレンジwave(15分1本勝負)
○チェリー(3分38秒、地獄へようこそ)田中きずな●

こちらも二度目となるシングルマッチ。炎華対青木戦同様、きずながチャンピオンであることに大きな違いがある。果たしてどれだけの成長を見せられるか。
まずは両者の握手からスタート。「きずな」「チェリー」コールが交差するなか、ロックアップ。きずなが押し込むがチェリーが体を入れ替えチョーク攻撃。
レフェリーが制止する。チェリーが突進すると、きずなはネックブリーカーで返す。さらに、ボディスラムで投げてからの腕ひしぎでたたみかける。チェリーは体を上に起こして、逆にきずなの腕を取りに行く。腕ひしぎが決まったものの、きずなは足をエプロンに出してロープブレイク。チェリーがストンピング。さらにボディへのパンチ。そして、足できずなの左腕を固めての逆片エビ固めという複合技。きずながロープへ余っているほうの足を伸ばす。
チェリーがロープに振ると、きずなはドロップキックでお返し。そして、エルボーを連打しチェリーをコーナーへ追い込む。チェリーもきずなをコーナーへ振ってのお返しを狙う。きずなはコーナーに座るとチェリーを誘い込み、一回転しての腕ひしぎ。
これをなんとかロープで逃れたチェリーは、きずなの突進に腰をかがめる。ここから地獄へようこそへ持っていき、腕を絞ってのギブアップとなった。勝負タイムは3分38秒。炎華、きずなとともに短時間決着に、広田も控室から飛び出して「早くない?」と思わず驚きの表情。Tommyレフェリーが「早く着替えろ」と控室へ帰るように促した。
3、シークレットwave(15分1本勝負)
○狐伯(07秒、首固め)松本都●

対戦相手の詳報が全くない、狐伯対正真正銘Xとの対決。狐伯は先に入場。そして、「Xはこの選手です」のコールとともに登場したのは松本都!
「みなさん、こんばんわー! waveのファンのために歌います―!」と都はオリジナル曲である「カルトピア」を熱唱。「みなさん、こんばんわー! waveのファンのために歌います―!」と都はオリジナル曲である「カルトピア」を熱唱。
アミスタがさながらライブ会場へと変貌する。
しかし、歌っている最中に狐伯が奇襲をかけ試合開始。そのままカサドーラで丸め込むとなんとカウント3! 勝負タイムなんと7秒!
「終わったの?」と広田が再び控室から飛び出す。
ここでついにシビレを切らした二上会長がマイク。「ちょっと待って、X! お前7秒ってなんやねん、X! まだ3試合終わって、6時17分や(館内爆笑=この日の試合開始は6時)。1本目から3本目まで全員出て来い。全員、説教やる。汗かけ汗! 早よあがれー(第1試合、第2試合の選手がリングの周りへ)。青木、まさか着替えてないやろな―(青木「着替えてないです」)。全員リングに上がれ!(6人がリングへ、横一列に並ぶ) 今日は私は機嫌が悪いねん、昨日の夜から(青木「何があったんですか?」)。言ってええんかー、実は昨日の夜な…」と言いかけたところで周りが慌てて止めに入る。
気を取り直した二上会長、「いいですか、イベントには尺ってものがあるんです」
青木「肩がついて3カウント取られたら負けは負けだ。そう教わってきました」
二上会長「そういうのは総合格闘技、ハイブリッド団体でやってくれ(場内・笑)。チェリーさん、そんなすっとんきょうな顔して。コスチュームはかわいいけどな。もう一回やれ、もう一回や。(次の試合の)広田、まだ着替え終わってないでしょ?(控室の広田「まだでーす」)倉ちゃん、まだ準備できてないでしょ?(控室の倉垣「まだですー!」)えーと、まずはリングの除菌から。今日、機械が壊れたんで手で吹いてください。宮崎の試合終わった後、6人タッグ!」都「やだやだ」二上会長「やだやだってオマエ7秒しかやってないやんけ!(場内爆笑。青木「そうだそうだ!」)
二上会長「お前の入場、誰の試合よりも長かったわ! じゃあ、勝ち組と負け組による6人タッグね。6人タッグで」
野中リングアナ「時間はどうしますか?」
二上会長「無制限」
都「2試合分ギャラをくれるっていうのは?」
二上会長「何を言ってんの? Xは7秒やで。なんで7秒に2試合分のギャラ渡さなあかんねん。さ、それでは除菌作業お願いします。それから次の試合ね」
青木「お前のせいだ。オマエが負けたからだ」都「オマエだよ!」とやり取りが続く中、除菌作業が行われた。
4、スクランブルwave(20分1本勝負)
○宮崎有妃&倉垣翼(1分28秒、首固め)旧姓・広田さくら●&梅咲遥

▽再試合(時間無制限1本勝負)
宮崎有妃&○倉垣翼(17分24秒、エビ固め)旧姓・広田さくら●&梅咲遥
※ハヤブサ直伝ファルコンアロー。


除菌作業が終わり、本来のメインへ突入。
この試合は、宮崎と梅咲による2・3後楽園Regina戦、2度目の前哨戦。そして梅咲&広田組の“ピンクエルボー”が久々の結成となる。いっぽうの宮崎&倉垣組と言えば知る人ぞ知る“平成6年組”。デビュー時の団体では同期の間柄でもあった。ある意味、両チームとも、お互いをよく知る者同士のタッグとなるが、果たして結末は?
まずは入場時、広田&梅咲でダブルエルボーポーズ。広田が「大丈夫だから、見とけよ」と梅崎に伝え、先発を買って出る。いっぽう平成6年組は宮崎。奇跡対決からスタート。
両者がロックアップ合戦で一瞬は組み合うが、すぐにロックを外す。そして何度も繰り返されると、観客が手拍子で後押し。
20回ほど繰り広げられ、「ええ加減にせー」と宮崎がストンピング。宮崎がコーナーに振ると、広田がフェースクラッシャーで返す。
そしてプロレスLOVEポーズを取る。このポーズ中に宮崎がすかさず首固めで丸め込む。するとカウント3! またもや短時間決着となってしまった。
困り果てた二上会長、再びマイク。「今日は何や、秒殺祭りか? 野中、時間何分?」
野中「1分28秒」
二上会長「おい、松本都の入場のほうが長いやないか」(場内爆笑)
広田「…つ、強かったっす」
宮崎「自分、チャンピオンなんで」
二上会長「オマエらロックアップしかしとらんやろ!」
広田「(客席に礼をして)ありがとうございましたー!」
二上会長「ちがーう! やり直し。やり直してください。再試合で」

ということで再試合。再び宮崎と広田によるロックアップ。すぐにロックを外し、また組み合う動作を何度も繰り返す。先ほどの試合とまったく同じ展開にたまらず二上会長、「おい、ええってもう。チェンジ」
広田「なんでですか」
二上会長「ロックアップ、もうそんなせんでええ」
宮崎「自分、チャンピオンなんで」
二上会長「それももうええ。倉ちゃんとちょちょたん、チェンジ」
ということで、二上会長の機転により、倉垣と梅咲にチェンジで試合再開。二人もロックアップからスタート。一瞬、場内がザワッとしたが、倉垣がバックに回ると「オーッ」という安堵の声が上がる。そして腕の取り合いへ。
倉垣のヘッドロックに梅咲はヒジを脇腹に打ち込むが、技は解けず。ならばとロープに飛ばしてドロップキックからフットスタンプの波状攻撃。さらには広田を呼び込むと、シーソー式ボ・ラギノールでまずは広田が発射。さらに梅咲もシーソー式ボ・ラギノールで連続発射する。
倉垣は片腕一本で梅咲をコーナーに振るとラリアット。さらに宮崎もコーナーらラリアットで続く。倉垣はもう一度、コーナーラリアット連発からのファイヤーポーズ。
これに対して、梅咲もコルバタで反撃。倉垣はバックブリーカーで持ち上げるが、梅咲が着地。フライングネックブリーカーからフットスタンプと続けるもカウント2。広田へタッチ。ピンクエルボーによる連携を狙ったが、倉垣はそのまま二人を持ち上げ、一人でダブルバックドロップ。宮崎にタッチ。
宮崎は広田の腕を取る。Tommyレフェリーの「回れ」に広田は宮崎の周囲を回る。今度は前転するもすぐさま後転してしまい、結果は同じ腕を取ったままに。
ここで広田、「なんですかー、宮崎さん。さっきから梅咲を意識して。さっきからチラチラして。いまは私集中でしょう。いいでしょ、そんなに梅咲とやりたいんだったら、こうやってやったらさあ、梅咲でしょうよ」と言うと広田は自ら髪の毛を後ろに束ねだす。そして、
強引に結んで梅咲もどきに。しかし場内は大ブーイング。「なんでブーイングなんだよー」と言いながらも、広田は「へええーーん!」と梅咲の即席物まねをしながらエルボーを連打。
しかし本物と違って、威力は全くなし。ならばと、「梅咲! ご所望だよ、出てこーい!」と梅咲を呼び込むと、ダブルの高田純次。しかし、完成形のところで、宮崎は足で二人ともカット。
「まさか、この技が破られるということは…、おまえが代わりにやろうって言うのかー」とおなじみのセリフが飛び出したことろで、背後から倉垣がカット。宮崎と倉垣はそれぞれホイップして、梅咲と広田を鉢合わせ。しかし二度目は逆に、梅咲と広田が宮崎と倉垣を鉢合わせにさせると、ダブルのボ・ラギノール。
ここで、宮崎が梅咲を恥ずかし固めに捕らえようとするも、1回転して潜り抜けて阻止。背中へのドロップキックを打ち込んだが、コーナーへ上ったところで、宮崎が捕まえ、コーナー上での股裂きへ
梅咲が「助けて―、広田さん」と助けを求めるも、広田はコーナーで仕込み中。宮崎が再度、恥ずかし固めの体勢へ持っていったところで、広田が宮崎の顔面へ水吹き。宮崎の目が見えなくなったところで広田が恥ずかし固めに自らかかりに行く。
リングの隅から「辞めて」「やだやだ」と、声だけ発する梅咲。「ちょっと待っておかしいな。こんな枝みたいな腕だっけ」と宮崎は広田の腕を触り、疑問を感じる。さらに顔を触り、「すごいシワ。梅咲ってこんなシワあったっけ? (ここで気づき)…オマエ広田だなー。やるかボケー」と自ら技を解く。
ここから宮崎と梅咲が向かい合い、ともにスイッチ入る。梅咲がエルボー。宮崎もエルボー返し。梅咲はリストロックからものすごい衝撃エルボー4連発。宮崎は袈裟斬りチョップ。
梅咲はドロップキック。宮崎は追走式エルボー。梅咲は丸め込みで宮崎の動きを止めると、フットスタンプ。さらに低空ドロップキック。そしてミサイルキック。宮崎もなんとか立ち上がるが、梅咲がバックに回る。ジャーマン狙いに行くも、宮崎はロープへにじり寄りブレイクに。梅咲はブレンバスター。しかし宮崎もすぐさまラリアットで返す。衝撃な展開の連続で、ついにダブルノックダウン。それでも両者立ち上がり、それぞれ広田と倉垣へタッチ。広田がエルボーを連打も倉垣の追走式ラリアットに返される。
倉垣はバックドロップで投げようとするが、広田は前方回転エビで切り返そうとする。これをぶっこ抜かれ、バックドロップに投げられる。
倉垣はブレンバスターを狙うが、広田は丸め込みで返すと、自らロープに走る。宮崎がエプロンで広田を捕まえ、スタナーで助太刀。宮崎&倉垣が対角線のコーナーから走ってサンドイッチラリアット。
倉垣はムーンサルト狙いでトップロープへ上がる。しかし、天井に気を取られているスキに広田が背後からボ・ラギノールスープレックス。さらにシャイニングウイザード。バックを取ると、ヘナ―らを狙うが倉垣が押しつぶす。カウント2。倉垣はカットに来た梅咲に前蹴り、宮崎も広田に追走ラリアット。さらに宮崎はセカンドロープからミサイルキック。倉垣も反対側のコーナーからミサイルキックと連続攻撃。広田はかろうじて2で返す。
倉垣は、広田へ前後からのラリアットを放つもFFDで逆転フォールを食らうが、2カウントでなんとか返す。宮崎が梅咲、倉垣が広田を抱え上げ、宮崎がえびす落とし、倉垣はメタルウイングを決めたがカウント2。ここでトドメとして、ハヤブサ直伝ファルコンアローを決めて3カウントとなった。
5、延長戦(時間無制限1本勝負)
<負け組>○松本都&田中きずな&炎華(9分46秒、リングアウト勝ち)狐伯●&チェリー&青木いつ希<勝ち組>
※第1試合から第3試合まで短時間決着だったため、勝った選手と負けた選手がそれぞれトリオを組んでメイン後に再試合。


負け組は松本都の「カルトピア」に合わせて入場。きずなと炎華の声が小さいと「なにやってんの? ちゃんと歌ってよ」とマイクを手渡す。きずな&炎華はマイクを持ち、二人で「カルトピア」をなんとか熱唱。いっぽう勝ち組チームは狐伯のテーマに乗り3選手が入場。
まずは負け組の都&きずな&炎華が奇襲。これに対して、青木がきずな&炎華を捕まえると、スタナー&DDTを一人で二人へのダブル攻撃。さらに都へラリアット。
辛うじて都が2.9で返す。ストンピングの連打に「痛い痛い」と悲鳴を挙げる都。「こいつうるせえ、マジで」と攻めあぐねている青木へ、都は三日月蹴りで足をすくうと「ハッピー・ニューイヤー!」と叫びながらのかかと落とし
さらにシャイニングウイザードから、きずな&炎華がクロスライン。そして「せーの!」からのエルボー。青木は2で返すと、炎華はコルバタ。青木は場外へ。リングへ上がろうとすると、都の妨害に合って上がれず。
別の場所からリングへ上がろうとするが、今度はきずなが阻止しようとするも、なんとか潜り抜け、強引にリングインに成功。きずなはネックブリーカー。
二発目を狙ったが、これは都が担ぎ上げてのブロックバスター。チェリーへタッチ。
第2試合と同じように、地獄へようこそを繰り出すが、炎華、都がカットに入る。きずながチェリーへエルボー連打。チェリーが反撃に転じると、きずなはワキ固めで返す。チェリーがロープへ逃れる。
今度は炎華がチェリーへドロップキック。コーナーに追い込むとスペースローリングエルボーからのドロップキック。2カウント。チェリーは青木を呼び込むと、クロスライン。そのまま、チェリーは青木を前に倒してその上にニー。
2カウント。ならばと、炎華の上にきずな、さらにその上に都を乗せ、千枚漬け状態に。そして、キャメルクラッチと逆エビを3人に決める。
さらに狐伯が炎華へドロップキックから低空ドロップキック。2カウント。ブレンバスター。ここで都が飛び出し、狐伯の足を引っかける。狐伯が転倒すると、炎華の鎌固めからきずなのドロップキックの合体技を決める。
さらに、きずながミサイルキックから炎華のウルトラコルバタ。狐伯が場外へ転落すると、炎華がプランチャ。そのまま場外での攻防が繰り広げられる。
都はY字プランチャをエプロンから狐伯に決める。そして、都が先にリングへ戻ると、戻ってこようとする青木をガムテープでロープとぐるぐる巻きに固定。炎華も狐伯をへきずなもチェリーへしがみつく。
このままカウントが進み、ついに場外20カウント。都だけがリングに残ったままとなり、リングアウト勝利が宣告された。
最後、リングインを邪魔された青木と狐伯は都へパンチでお仕置きするも後の祭り。リングアウトで殊勲の勝利を収めた都が締めのマイクをつかむ。
「今日はX(都)がいいとこ見せて勝ちましたよー。(きずな、炎華へ)大丈夫、こういうのもプロレスだから、今日は勉強になったね。そういうことで、今年3回目の試合でずっと負け続けていたんですけど、今日は舎弟二人の力も合って勝てました。(きずな、炎華へ)今度、世羅とSAKIとやるんでしょう?(青木「まだ決まってないよ」とツッコミ)めっちゃいい所見せて勝つところ期待しているからね」
そして最後はきずな&炎華による「これがwaveだ!」で大会のエンディングとなった。
2024.01.08

『NAGOYA WAVE~キン☆シャチ~vol.25』